JP2002540420A - 製造環境に適した偏光モード分散を測定するシステム及び方法 - Google Patents

製造環境に適した偏光モード分散を測定するシステム及び方法

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JP2002540420A
JP2002540420A JP2000608155A JP2000608155A JP2002540420A JP 2002540420 A JP2002540420 A JP 2002540420A JP 2000608155 A JP2000608155 A JP 2000608155A JP 2000608155 A JP2000608155 A JP 2000608155A JP 2002540420 A JP2002540420 A JP 2002540420A
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デイビッド ダブリュ. アレン
アラン エフ. エヴァンズ
ジェローム ジー. ラキ
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Abstract

(57)【要約】 ファイバ内の偏光モード分散(PMD)を測定するシステムであって、ファイバに入力された光の偏光状態を制御する偏光子と、ファイバから出力された光の偏光状態を測定する偏光アナライザと、を使用するシステムである。ジョーンズ・マトリックス分析は、3つの入力する偏光状態から得られるデータと、プローブ放射の2つの波長とに適用される。性能は、発光ダイオードの如きインコヒーレント光源を2つの帯域フィルタと共に使用することで改良される。しかしながら、レーザ光源と光検出器とは、ファイバをアラインメント合わせさせるために使用される。当該システムは、短い長さのファイバにおけるPMDの値の測定し、試験用ファイバが切り出された長いファイバのPMDの値にマッピングする際に特に有益である。好ましくは、検査ファイバに実験的に誘発されたねじれの多様な値に対して該PMDが測定され、短い長さのPMDの値は、1つのモデルに従って計算されるようにファイバにおけるゼロ内部ねじれに関連付けられる。該ファイバはまた、測定の間にも負荷をかけられ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は、1999年3月31日出願の米国仮特許出願第60/127,107号の利益を
請求するものである。 本発明は、光学測定装置及び方法に関し、特に複屈折を差分群遅延のような基
準で測定する装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバは、その非常に大きい帯域幅(すなわちデータ伝送容量)、ノイズ
に対する免疫、及び比較的安いコストのために長距離電気通信システムのより好
ましい伝送媒体である。石英系光ファイバの減衰が低減されて、アンプまたはリ
ピータを必要とすることなく数百キロメートルに亘ってデータを送信することが
可能なほど低レベルになった。比較的短い距離に亘るファイバ通信システムのデ
ータ伝送容量は、送信器及び受信器で使用されるエレクトロニクス及び光エレク
トロニクスの速度によって大部分決定される。現在、最も高度な市販の光学受信
器及び送信器は約10ギガビット/秒(Gb/s)に制限されているが、40G
b/sシステムも考慮されている。
【0003】 しかし、典型的な通信におけるより長い距離に亘って、さまざまなタイプの分
散は有用な帯域幅を制限するであろう。かなり大きい断面積の円筒光ファイバは
、異なる空間パワー分布を呈する多数の導波路モードを送信できる。モード分散
と呼ばれる効果では、伝搬速度は基本モードと、より高次のモードとの間で異な
る。ファイバ上の送信器に影響を受けた光信号は、ファイバによってサポートで
きる全てのモードの分布を通常含む。モード分散のために、長いファイバの断面
を横切った後の異なるモードは、僅かに異なる時間に受信器に到達する。伝送率
は、伝送長に沿って積分される分散によって制限される。
【0004】 モード分散を避けるために、長距離伝送を目的とする現在の多くのファイバ通
信システムは、単一モードファイバに依存する。コアとクラッドとを有する単純
なファイバの場合、コアとクラッドとの間の屈折率の違いに関係して単一モード
ファイバのコアは非常に小さく、ファイバは基本モードのみをサポートする。よ
り高次のモードは全て、長距離通信と関連する距離を超えると急速に減衰せしめ
られる。屈折率分布を有するファイバ、若しくは、多数のクラッド層を有するフ
ァイバの説明はより複雑であるが、単一モードファイバの作り方及び試験方法は
周知である。
【0005】 実際、円形対称の単一モードファイバは、最低次モードの2つの偏光状態に対
応する2つの基本横モードをサポートする。公正な近似値に対して、これらの2
つの最低次モードはファイバの円形幾何学において縮退しており、且つ同じ伝搬
速度を有する為、偏光依存分散は存在しない。しかしながら、後で説明されるよ
うに、偏光依存分散は現実的なファイバにおいて起こり得る。
【0006】 従来、単一モードファイバの長距離に亘る高ビットレート伝送は、色分散によ
って制限され、また、群速度分散として特徴付けられた。光キャリア信号に刻み
込まれたデータ信号は、パルス信号のスペクトル分解によって、若しくは、アナ
ログ信号のデータ帯域幅によって生成されることが考慮されるかどうかに関係な
く、光信号に有限の帯域幅をもたらす。光信号の伝搬速度若しくは伝搬定数は、
通常主にコアの屈折率に依存し、光周波数に従って変化する。結果として、光信
号の異なる周波数成分は異なる時刻に受信器に到達するであろう。シリカの場合
およそ1300nmであるゼロ付近分散の波長で動作することによって、若しく
は、分散を補償する別の方法によって、色分散が最小にされ得る。
【0007】 円形に対称な設計にもかかわらず、現実の光ファイバは概して複屈折を有する
。これは2つの最低次軸方向モードが縮退していないことを意味し、任意の点に
おけるファイバは速い軸と遅い軸とを有するものとして特徴付けられている。フ
ァイバの速い軸及び遅い軸それぞれに連関された電場ベクトルと共にファイバに
沿って伝わる2つのモードは、相対的により速く、若しくはより遅く伝搬する。
結果としてファイバを横切る信号の群速度は、光信号の偏光状態の関数となる。
複屈折は、内部若しくは外部の原因から生じ得る。ファイバは、わずかに物理的
に非円形に線引きされても生じる。ファイバは、曲がり、横方向の負荷、異方性
の応力またはねじれがファイバに与えられるように敷設される。複屈折の相互作
用は、ファイバのねじれ、曲がり若しくはその他の原因でも生じる2つのモード
の結合によって複雑化する。結合は直交モードの間を移動するエネルギーを生ぜ
しめる。しかし、モード結合を伴ってさえ、群遅延は広がり続け、結果として重
要な偏光モード遅延、若しくは、偏光モード分散(PMD)を生ずる。モード結
合の原因は完全には理解されていないが、各サイト間の平均距離(モード結合長
)で、ランダムに起こるモード結合サイトの統計モデルによってモデル化され、
ここで各サイト間の距離は通常およそ5mと100mの間の値と仮定される。正
確なモード結合長は、ファイバの配備に依存し、通常、固有のファイバ複屈折に
特有ではない。
【0008】 約10Gb/sを超える偏光モード分散は、他のタイプの分散よりファイバビ
ットレートを制限すると推定される。偏光モード分散はまた、合成2次ひずみ及
び信号減衰を導くことでケーブル・テレビ(CATV)システムを劣化させる。
一部のファイバ製造業者は、ファイバに適用される小さい連続するねじれを有
するファイバを線引きするため、異方性の製造では、速いモードと遅いモードと
が常に伝搬モードについての整合が許容されない。このことにより、2つのモー
ド間の伝播遅延の差異は減じられ、結果としてPMDは引き下げられる。長距離
に亘る正味のPMDを引き下げる更なる技術は、生じるねじれの方向を周期的に
逆転させることである。
【0009】 従来、偏光モード分散は、統計的記述を必要とする時間依存量として扱われて
きた。PMDは、低い張力下で大きい直径のスプールに巻かれた長い長さ(1k
m以上)のファイバにおいて通常測定される。より小さい輸送スプールへ巻かれ
たより高い張力によって引き起こされる曲げ及び応力は、複屈折とモード結合と
に影響を及ぼし、従って平均のPMDが経験される。しかしながら、この種の試
験を始めるには、時間と資源とが要求される。更に、輸送スプール若しくは生産
ラインから切断されるファイバの1kmの断片は、それ以外には使用されないが
、この試験は1kmのファイバの損失程度であり、標準の25kmのスプールに
対してわずか4%のロスである。
【0010】 したがって、長い長さのファイバを試験する必要がない現実の環境において経
験されることが期待される偏光モード分散の効果を測定することが望まれる。更
に、偏光モード分散の効果を正確に且つ決定論的に測定することが望まれる。
【0011】
【発明の概要】
本発明は光ファイバの偏光モード分散を測定する方法と装置を含み、好ましく
は2つの基本的偏光モードの間の差分群遅延として定量化される。 本発明の1つの特徴は、光ファイバの複屈折を測定するべく配置された偏光計
に光を与える光学的帯域通過フィルタと連動して1つ以上のインコヒーレント光
源が使用されることである。該偏光計は、ファイバがそれを通過する光の偏光状
態にいかに影響を及ぼすかを測定し、好ましくは偏光モード遅延若しくは偏光モ
ード分散の測定によってそれを測定する。
【0012】 可視レーザー光は、視覚的にアラインメント取りされてファイバへと切り替え
られ得る。インコヒーレント光源の波長に相当する波長のレーザ光も、ファイバ
へと切り替えられてアラインメント取りを達成するべく電気的に検出される。光
を偏光モード分散の測定に影響及ぼすことなく代わりに偏光計及びアラインメン
ト検出器に切り替える試験下で、光スイッチはファイバの出力に位置され得る。
【0013】 ファイバは、その長さに沿ったねじれの選択された量に従い得る。測定された
ねじれ依存偏光モード分散は、ファイバのいくつかの光学特性を決定するために
用いられる。ファイバは、また、試験の間、負荷の選択された量に従うか、若し
くは、応力を加えられる。 短い長さのファイバに対して測定される偏光モード分散の値は、経験に基づい
てより長いファイバの値へとマップされ、偏光モード結合長は、この2つのファ
イバ長の中間の長さである。該マッピングは、モード結合長を測定するために使
用され得る。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、短い長さのファイバで改良された測定システムによって実行される
偏光モード分散の測定を可能にする。ファイバ長は通常約1mに保持され、モー
ドが環境の影響によってランダムに混合される長さ、すなわちモード結合長未満
である。短い長さの値は、電場におけるそれらの挙動を予測するために非常に長
い長さのファイバにマップされ得る。
【0015】 基本的なジョーンズ・マトリックス測定値技術で、2つの直交する偏光モード
間の差分群遅延Δτnは、ω1とωnとの間の周波数範囲に亘って測定される。こ
こに記載されている通常の環境下で、関心のある広範囲の限界を定める2つの端
周波数ωn-1及びωn、例えば1300nm及び1550nmの波長だけは測定さ
れる必要がある。差分群遅延Δτnは、2つの周波数の各々に対して測定される
ジョーンズ・マトリックスTから得られる。ジョーンズ・マトリックスTは2つ
の直交入力信号の偏光状態に関する複素数であり得る要素を有する2H2マトリ
ックスであり、該入力信号は測定されたいくつかの光成分を横切った後の出力信
号の対応する偏光状態への入力信号であって、2成分ベクトルとして表される。
ジョーンズ・マトリックスの測定に使用される光計測回路の実施例は、図1の線
図において例示される。約1mの長さを有する試験用ファイバ(FUT)10は、
テーブルの上にまっすぐに配置される。2つの狭帯域光源12及び14は、4H1光
スイッチ16によって、単一モード入力ファイバ18へと選択的に切り替えられる。
第1のレンズ20は、制御可能な偏光子22を経て入力ファイバからの光をコリメー
トする。第2のレンズ24は、入力ファイバ18からFUT10の入力端まで偏光を導
く。レンズ20及び24のうちの1つは、1つのレンズがファイバ10及び18の両方に
焦点を合わせることで除去され得る。FUT10による光出力は、偏光アナライザ
に入力する単一モード出力ファイバ28、若しくは、カリフォルニア州パロアルト
のヒューレット・パッカード社製HP8509Bの如き偏光計30へ、1H2の光
スイッチ26によって切り替えられる。1H2スイッチ26の両側におけるファイバ
は、出力ファイバ28として参照される。
【0016】 偏光計はポアンカレ(Poincare)球上の点として表わされる検出信号の偏光状
態を測定する。ポアンカレ球の赤道は線形偏光を表し、両極は2つの円偏光を表
し、且つ、これらの間の表層は楕円偏光を表す。各々の光周波数に対して、偏光
子22が3つの異なる角位置にセットされて、若しくは、3つの異なって配置され
た偏光子22はビーム経路に挿入されて、FUT10に入る直線偏光状態の周知の一
連のセットを作り出す。偏光アナライザ30は結果として生じる混合出力の偏光状
態ベクトルを測定し、h、V及びqとして表現する。共通に使用される一組の角
度は、01、601及び1201であるが、01、451及び901で容易に代
用することができる。
【0017】 ジョーンズ・マトリックスは、ここに記載されているような方法によって、偏
光のこれらの6つの状態から乗法的定数の範囲内で算出され得る。3つの測定さ
れた状態からの一組の複合比率は、測定された状態ベクトルのxおよびy値から
算出され、k1=hx/hy;k2=vx/vy;k3=qx/qy及びk4=(k3−k2 )/(k1−k3)である。複合スカラー乗数βの範囲内で、伝送ジョーンズ・マ
トリックスTは以下により与えられる。
【0018】
【数1】
【0019】 これが固有値分析であるので、βのようなスカラ定数は重要でない。線形入力偏
光子22が好まれるが、数種類の偏光子は入力偏光状態をセットするために必要と
されると共に偏光計30が出力偏光状態を測定する。 図示された偏光アナライザ30は、1310と1550nm付近で発する2つの
ファブリーペロー・レーザの間で選択可能な光出力を含む。このレーザ光源は、
4H1のスイッチ16を経てFUT10へ切り替えられる。しかしながら、後述する
ように、主要な測定に対しては他の光源が望まれる。光スイッチ16及び26の両方
が市販のスイッチ、例えば、1つのポートを他のいくつかのポートのいずれにで
も選択的に結合する機械的に可動な光ファイバに基づいて実行され得る。
【0020】 2つの周波数で測定されるジョーンズ・マトリックスが、行列積T(ωn)T- 1 (ωn-1)を計算するために使われる。これ自体は2H2行列であり、T-1は逆
行列を示し、TT-1=1であって、且つ、1は対角化された単位行列である。従
って、差分群遅延は、以下のように算出される。
【0021】
【数2】
【0022】 ここでρ1とρ2とは、行列積T(ωn)T-1(ωn-1)の複素固有値であり、且つ
、Argは、引数関数を示す。
【0023】
【数3】
【0024】 固有値は行列積T(ωn)T-1(ωn-1)の対角化されたバージョンの2つの対角
要素であり、対角化は量子力学および光学では周知の固有値分析技術によって実
行される。 DGD(差分群遅延)Δτnは、fiber=s複屈折、若しくは測定の波長範囲内の
波長の偏光モード分散の1つの単位であり、ファイバの測定された長さに対して
標準化される。
【0025】 実際、出力ファイバ20および出力光経路において関連付けられた構成要素の効
果を除去するために、偏光子22と偏光アナライザ30との間の経路は、ファイバ・
ジョーンズ・マトリックスFを有するFUT10を経由する経路と、残りのジョー
ンズ・マトリックスRを有する出力経路との2つの部分に分割される。1回の測
定は、FUT10及び出力ファイバ20の両方を含む経路全体に対するジョーンズ・
マトリックスMから成る。従ってFUT10は除去され、偏光子22及び関連付けら
れる光学的な20及び24は、FUT10の出力端に対応する位置に持ってこられる。
残りのジョーンズ・マトリックスRは、出力ファイバ28と、出力経路内のその他
の部分とに対して測定される。従って、固有値ρ1及びρ2は、行列積
【0026】
【数4】
【0027】 に基づいてFUT10に対してのみ計算される。この技術は少なくとも50アト秒
(50H10-18秒)の分解能を伴い、12フェムト秒(12H10-15秒)未満
の差分群遅延を測定できるものとされる。 図1の測定回路は、いくつかの方法で改良される。偏光アナライザ30に含まれ
る従来のレーザの代わりに、発光ダイオード(LED)が光源12、14として使わ
れる。例えば1310nm及び1550nmの2つの波長で放射する商用のLE
Dが利用可能である。レージングせずに比較的広いスペクトルを有するLED12
及び14の出力は、例えばLED12及び14それぞれの光出力ピーク近くを中心とす
るおよそ10nmの帯域幅の3dBスペクトルの誘電薄膜干渉フィルタである光
帯域通過フィルタ40及び42それぞれによってフィルタリングされる。別の非干渉
性光源が使われ得る。2つの波長で充分な光を発する場合、単一の光源が2つの
波長に対して使われる。LED12、14および帯域通過フィルタ40、42の組合せは
、干渉性ノイズの課題を減じる。干渉性ノイズは、FUT12と出力ファイバ20と
の間の端結合接続で起こり、ここで2つのファイバは、反射を減らすための小さ
なギャップによって分けられた2つの側面を有する。レーザは、約30cmのコ
ヒーレンス長を有する。結果として、ギャップ内のコヒーレント信号の多数の反
射は、建設的に若しくは破壊的に干渉してノイズを引き起こす。
【0028】 およそ200μm(システムにおける最小のエアギャップの2倍)未満のコヒ
ーレンス長の光を生成するインコヒーレント光源からの光では、この光が多重反
射して強め合い干渉することができない。偏光アナライザ30からのソース光の代
わりにLED12及び14を使用することが好ましい。LEDはレーザ放射せず、そ
のため非常に短いコヒーレンス長を有する。LEDは比較的広い放射波長を有す
るが、帯域通過フィルタ40及び42は、正確な偏光測定を可能にするべく帯域幅を
受け入れ可能な値へと減じる。しかしながら、フィルタ40及び42の帯域通過は干
渉性ノイズを導けるほど狭くてはならない。
【0029】 干渉性ノイズを減らす別の方法は、少なくとも11によって出力ファイバ28の入
力の側面角度とは異なる角度で、FUT10の出力端をクリーブすることである。
この種の様々なギャップにおいて共鳴するとは思われない。好ましくは、FUT
10は垂直にクリーブされて、出力ファイバ28の入力端は図1の傾斜する線によっ
て示される如く、11の周りでクリーブされる。
【0030】 異なるファイバの配置及び出力経路に対するジョーンズ・マトリックスRの測
定で要求される配置は、ファイバの出力端、FTU10の一方の端、及び出力ファ
イバ20の入力端において、図示されていない変形過程によって実行される。出力
ファイバ28は、測定の間の様々な偏光モード分散を引き起こさないように、厳格
に保持されるべきである。ベンチ・メンテナンスの後に通常行われる大まかな配
置は、4H1光スイッチ16を経てFUT10へ、若しくは残りの測定の間、出力フ
ァイバ28へ、可視レーザの出力切り替えることで容易にされる。赤外線単一モー
ドファイバ10、18、及び28において可視光は比較的高い損失で伝搬し、ファイバ
に光を放たせ、白熱光若しくは出力光の一方が初期配置に対して視覚的に観測さ
れる。LED12及び14から出力される光の光学的強度は、偏光アナライザ30のレ
ーザ光源からのレーザ光と比較して相対的に低い。最適な配置のために、4H1
スイッチ16と1H2スイッチ26は、ファイバにおいて単一モード波長の偏光アナ
ライザのレーザ光源からの光を光パワー検出器46へと切り替え、該過程は検出器
46の信号を最大化するべく調整される。1H2光スイッチ26の偏光モード分散へ
の寄与は比較的安定したままであり、残りのマトリックスRに1度含まれるとF
UT10のジョーンズ・マトリックスFの測定を妨げないことが認められた。もち
ろん、すでに少なくとも1つの検出器を含む偏光アナライザ30に検出器46を取り
入れることは可能である。
【0031】 偏光アナライザ30のレーザ光源は、位相エイリアシングの検出にも使用され得
る。この効果は、測定値がポアンカレ球上にマップされた実質的に位相角度であ
り、これらの位相角度は1801の因子の範囲内で曖昧であるという事実から生
じる。可能なエイリアシングを検出するために、LED12及び14の2つとは多少
異なる波長を有するアナライザのレーザ光源、若しくは、別のレーザのどちらか
が、さらに別のジョーンズ・マトリックスの測定に使用される。波長に関連付け
られる3つのDGD値がほぼ一定であれば、測定はおそらく有効である。もし、
真中の波長の値が異なれば、測定された偏光モード分散はエイリアシングの為に
人為的に低くなっている可能性が十分にある。
【0032】 図1に代わる装置は、HP偏光アナライザの代わりに、回転自在の半波長板を
利用した偏光計を含み、ニュージャージ州ニュートンのトール(Thor)研究
所から市販されているPA430のようなモデルがある。ファイバ28の入力端及
び該偏光計は横方向に移動可能なステージに配置される。ファイバ28は、スイッ
チ26を介在させること無く、光パワーメータ46に直接に接続されている。ファイ
バ28をFUT10の出力に置いたステージで、FUT10の2つの端におけるステー
ジは、パワーメータ46の援助によってFUT10を配置するべく調整される。そし
て横ステージは偏光計を自由空間を間にFUT10の出力に近接して面する位置に
動かす。更に、DGD測定は前述の如く実行される。該装置はより多くの安定性
を提供し、残りのマトリックスRに対する説明の必要性をなくす。偏光計のさら
に別の型、例えば光パルス試験器が利用可能である。
【0033】 ファイバのねじれの効果は、FUT10の一端をFUT10の長手方向軸について
回転できるねじり装置50に取り付けることで計測される。FUT10の他端は固定
されて、図示されていないクランプによってねじられる。FUT10の長さは短く
、且つ、モード混合長未満であるように選ばれるので、偏光モード分散上に引き
起こされたねじれの効果は決定的であり、モード混合からの最小限の効果を伴う
光弾性効果を通して予測される得る。
【0034】 ねじり装置50は、ファイバ自体の複屈折に寄与するファイバ上への異方性の力
を最小にするように設計されなければならない。試作設計は、ファイバを握持す
る2つの円筒形クリップを含む。ファイバに追加の複屈折を誘発しないように十
分穏やかに回転されるように円周上にファイバを保持するのに十分確実に、ジグ
は約2cm間隔で置かれるクリップを保持する。ファイバの一端に取りつけられ
るジグが固定されると共に、ファイバの他端に取りつけられる別のジグは、例え
ば各方向へ5回巻くことのできる回転可能なステージへ取りつけられる。
【0035】 ねじり装置50は多くの異なる目的のために使用される。ねじり装置50はファイ
バに蓄積されたねじれの効果とスプーリングの間に受けたねじれの効果とを測定
できる。従来、この試みでは100mのファイバを使用していた。ねじり装置は
、製造環境でしばしば起こるようにFUT10のインストールで不注意にねじれを
誘発した場合の調整ツールとして使用され得る。本検討において明らかになるが
、ねじり装置は、時にビート長として報告されるファイバの固有複屈折と、ねじ
れによって誘発された複屈折とを分ける際に使用され得る。
【0036】 ゼロねじれに関連付けられ、且つ、短いファイバで測定されるPMDの値は、
長いファイバに対するPMDの最良の予測値である。低ねじれ領域の正味ゼロの
ねじれの値は、製造の際のねじれと、ねじれ角度θの関数として未完成の短い長
さのファイバ(線引き工程で本質的なねじれのないファイバ)に誘発される若し
くは与える偏光モード分散Δτtwistに対するモデルを使うことで実験的に誘発
されたねじれと、の両方を考えて得られ、
【0037】
【数5】
【0038】 ここでΔτ0は正味ゼロのねじれのDGDの値、θ0はねじれのオフセット角度、
及び、Δβはファイバの固有複屈折であり、これはビート長さLBに逆比例する
。適用されたねじれの関数として測定された偏光モード分散の例が図2のグラフ
に示されており、1ターンは3601のねじれである。実験的なデータは黒丸に
よって示される。データは2つのパラメータΔτ0(曲線60のピーク)と、固有
複屈折Δkとによる上記の方程式で曲線60に適合され、Δkはビート長L=9.
75mに対応する。しかしながら、効果的な誘発されたねじれは、実際の機械的
なねじれである0.92に等しいと想定され、差異は反対方向の光弾性効果によ
るものである。曲線を上述の式に適合することによって与えられる補間は、正味
ゼロのねじれの偏光モード分散Δτ0の、より正確な値を提供する。
【0039】 この曲線において実験的に誘発される、若しくは、与える、ねじれオフセット
θ0は既にアラインメント合わせされている。内部ねじれは操作手によって誘発
され、0.75ターン/mの値が普通である。ファイバを巻きつける動作はファ
イバをねじり、ねじりが操作手によって逆転されない。0.3ターン/mの値が
代表的である。ファイバの製造は不注意により正味の一方向性の回転を導き得る
。0.1ターン/mの正味の一方向性回転を有する為に、およそ3ターン/mの
振幅で(時計回り、それから反時計回りの)回転振動子を伴って製造されるファ
イバが典型的である。線引き工程の間に誘発される回転に対する光弾性力が回復
しないという点で回転とねじれは異なる。
【0040】 ファイバの固有複屈折の決定に際して誘発されるねじれを説明するために、引
き続く工程は以下の通りである。前述の強度配置が実行された後で、偏光モード
分散は多数のねじれの値に対して測定されるべきである。各測定の間にFUT10
の入力側は再配置され、任意の回転オフセットを相殺する。偏光アナライザで測
定されるように偏光モード分散の最大値を呈するねじれ角度θは、正味ゼロのね
じれ位置θ0として取られる。901のねじれが相殺される必要があることは普
通であり、少なくともこの一部はファイバの据え付けの間に誘発されると考えら
れる。偏光モード分散の最初に測定された値を使用することは、通常図2に示さ
れる依存に従う非常に低い値に結果としてなる。
【0041】 偏光モード試験及びねじれの実験のために要求される反復的な測定が容易に自
動化され得ることは、もちろん評価される。さらにねじれの式は、ねじれ配置及
びねじれデータの生成を組み合わせるために未知の角度オフセットθ0へと一般
化され得る。また、それがFUT10として使用されるファイバと独立であると仮
定されるので、残りの偏光モード分散、すなわち残りのジョーンズ・マトリック
スRがまれにのみ試験されることが必要であることも認められる。
【0042】 図2に記載の如く実験的に観測され、上述の式によって予測されるねじれ依存
は、光弾性効果が比較的小さく、従って、ねじりがファイバに顕著な応力を引き
起こさないと想定される。他の表現では、固有複屈折は光弾性効果と比較して大
きいと仮定される。応力効果を取り入れる式のより完全なバージョンは、以下に
よって与えられる。
【0043】
【数6】
【0044】 ここで、gは光弾性定数であり、gNは周波数に関するgの導関数Mg/Mωで
ある。Δτのいかなる負値も正値に変えられなければならない。この式も、Δβ
.ωτ0の関係を利用する。角度θがrad/m、Δτがs/m、及びωがrad
/sで表わされるとき、シリカの為の値はg.0.14及びgN.1.036H
10-17が代表的である。非常に小さい値の固有複屈折Δkに対して、観察され
たねじれ依存Δτtwistは、非常に低い値から始まって差分角度の値が正であっ
ても負であっても、ねじれ差分角度θ−θ0と共に単調に増加する。非ねじれD
GDが測定され得ないほど低い固有複屈折を有するファイバに対して、ゼロねじ
れDGDは側面の勾配のより大きな値から計算され得る。固有複屈折及び光弾性
効果の中間の領域において、図2のピークは鋭く上昇する尾部によって囲まれて
いる。
【0045】 短い長さのファイバ、すなわちモード結合長よりも著しく短いファイバに対し
て測定される偏光モード分散は、測定されないモード結合が本質的な効果を有す
る長いファイバの値と何とか関連付けられることが必要である。関連付けは経験
的に展開されるマップによって実行される。1kmの長さのファイバは、例えば
前述の従来の過程に従って、偏光モード分散について試験される。長い長さの測
定は、温度、ファイバ・リールの直径、リール上のファイバの張力及びファイバ
が埋め込まれるケーブルのタイプの所与の条件のいくつかのセットの下で実行さ
れる。1mの長さのファイバは1kmのファイバ、若しくは同じスプールの一端
から(または可能なら工程を繰り返して両端から)切断されて、短い長さは上述
の本発明の方法に従って偏光モード分散について試験される。マッピングはねじ
れをゼロにすることなく実行され得るが、好ましくは、製造の間に導かれるいか
なる作り出されたねじれも、ねじれ配置によって除去される。従って、測定され
た短い長さの偏光モード分散係数ΔτSHORTは、測定された長い長さの偏光モー
ド分散係数ΔτLONGと対にされる。これらが2つの状況における差分時間遅延の
観察された依存であるので、長い長さのDGDがファイバの長さの平方根に標準
化されると共に、実際には短い長さのDGDは測定されるファイバの長さへと標
準化される。多数のサンプル、おそらく各マップに対して200から1000の
サンプルが測定される。各サンプルは、ファイバ特有の輸送リールから得られる
。標準化された長い及び短い長さの差分群遅延は、以下によって関係付けられる
であろう。
【0046】
【数7】
【0047】 ここで、LMCLは、平均のモード結合長である。その結果、配置状況が短い長さ
のDGDをさらに変えない限り、大きい部分のマッピングは単に配置の特定の型
に対する平均のモード結合長の長さを定める。上述の式の関係は、1kmより長
い長さに対して保たれると予想される。15のファイバに対する事前のマッピング
は、図3の黒丸によって記録されるデータによって示される。図示データの直線
の適合は、2.9mの平均のモード結合長LMCLに相当する。この値は、ファイ
バの短い長さLSHORTがモード結合長LMCL未満であり、且つ、長い長さLLONG
モード結合長より長いという条件を満たす。マッピングは上述の式の関係の妥当
性を示す。
【0048】 少なくとも同様の通常の製造法によって製造されるファイバの次のスプールは
、短い長さの値に対してのみ試験される。経験的なマッピングは、長い長さの値
に依存する敷設挙動を予測するために用いられる。 図1に示される偏光モード分散を測定する装置は、また、敷設環境におけるケ
ーブリングの効果を測定するために用いられる。FUT10は、負荷ジグの間に配
置され、図4において図示されて、図4はテーブル70と負荷ブロック72とを含む
。可変負荷Lは、横方向負荷をファイバ10に課すべく負荷ブロック72へ適用され
、図1の装置はDGD、すなわちΔτ0を測定するために用いられる。実験は負
荷をかける効果を実証するべく、負荷の多くの異なる値に対して繰り返される。
【0049】 この種の測定は、負荷なしで、且つ、低いDGD、中位のDGD、及び高いD
GDを呈する3つのファイバで実行された。負荷が2400g/mまで増加する
時、低いDGDファイバが非常に大きい相対的な増加を示し、中位のDGDファ
イバは適度な増加のみを示し、及び、高いDGDファイバは減少を呈する。 実施例において言及されるファイバ長は、説明のためのみである。試験用ファ
イバは1mの長さが好ましいが、実験的な設備は過度に不都合のない5mに広げ
られてもよい。1mより短い長さは、可能であるが、偏光モード分散の小さい値
の測定の際に困難をもたらす。30cmの長さを使用する試みは測定された値の
小ささのため、難しいと判明した。2m未満の長さが都合良く設定されるが、1
mが好ましい。従来は、1kmの長さのファイバが偏光モード分散のために測定
されたが、多くの状況において十分な偏光モード混合は100mを超える長さに
おいて達成される。これらの長さは25kmの典型的なスプール長と比較される
が、スプール長は4kmから50kmまで変動する。
【0050】 このように、本発明が光ファイバの複屈折特性、例えば差分群遅延を測定する
効果的で単純な装置及び方法を提供することが理解される。本発明は、また、フ
ァイバの長い長さを計測する必要性を取り除き、ファイバの長い長さの複屈折の
挙動を予測する方法をも提供する。 本発明において、本発明の精神、若しくは観点から逸脱することなく多様な修
正例及び変形例が作られ得ることは、当業者にとって明らかである。従って、本
発明の修正例及び変形例は、添付の請求の範囲及びそれらと等価な範囲内であっ
て、本発明に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 短い長さの光ファイバにおいて偏光モード分散を測定するシステムを
示す図である。
【図2】 ファイバの差分群遅延のねじれ依存のグラフである。
【図3】 偏光モード分散の短い長さと長い長さの値の間のマッピングのグラフ
である。
【図4】 ロードセルの軸方向の断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月7日(2000.3.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】 基本的なジョーンズ・マトリックス測定値技術で、2つの直交する偏光モード
間の差分群遅延Δτnは、ω1とωnとの間の周波数範囲に亘って測定される。こ
こに記載されている通常の環境下で、関心のある広範囲の限界を定める2つの端
周波数ωn-1及びωn、例えば1300nm及び1550nmの波長だけは測定さ
れる必要がある。差分群遅延Δτnは、2つの周波数の各々に対して測定される
ジョーンズ・マトリックスTから得られる。ジョーンズ・マトリックスTは2つ
の直交入力信号の偏光状態に関する複素数であり得る要素を有する2×2マトリ
ックスであり、該入力信号は測定されたいくつかの光成分を横切った後の出力信
号の対応する偏光状態への入力信号であって、2成分ベクトルとして表される。
ジョーンズ・マトリックスの測定に使用される光計測回路の実施例は、図1の線
図において例示される。約1mの長さを有する試験用ファイバ(FUT)10は、
テーブルの上にまっすぐに配置される。2つの狭帯域光源12及び14は、4×1
スイッチ16によって、単一モード入力ファイバ18へと選択的に切り替えられる。
第1のレンズ20は、制御可能な偏光子22を経て入力ファイバからの光をコリメー
トする。第2のレンズ24は、入力ファイバ18からFUT10の入力端まで偏光を導
く。レンズ20及び24のうちの1つは、1つのレンズがファイバ10及び18の両方に
焦点を合わせることで除去され得る。FUT10による光出力は、偏光アナライザ
に入力する単一モード出力ファイバ28、若しくは、カリフォルニア州パロアルト
のヒューレット・パッカード社製HP8509Bの如き偏光計30へ、1×2の光
スイッチ26によって切り替えられる。1×2スイッチ26の両側におけるファイバ
は、出力ファイバ28として参照される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】 偏光計はポアンカレ(Poincare)球上の点として表わされる検出信号の偏光状
態を測定する。ポアンカレ球の赤道は線形偏光を表し、両極は2つの円偏光を表
し、且つ、これらの間の表層は楕円偏光を表す。各々の光周波数に対して、偏光
子22が3つの異なる角位置にセットされて、若しくは、3つの異なって配置され
た偏光子22はビーム経路に挿入されて、FUT10に入る直線偏光状態の周知の一
連のセットを作り出す。偏光アナライザ30は結果として生じる混合出力の偏光状
態ベクトルを測定し、h、V及びqとして表現する。共通に使用される一組の角
度は、0°、60°及び120°であるが、0°、45°及び90°で容易に代
用することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】 これが固有値分析であるので、βのようなスカラ定数は重要でない。線形入力偏
光子22が好まれるが、数種類の偏光子は入力偏光状態をセットするために必要と
されると共に偏光計30が出力偏光状態を測定する。 図示された偏光アナライザ30は、1310と1550nm付近で発する2つの
ファブリーペロー・レーザの間で選択可能な光出力を含む。このレーザ光源は、 4×1 のスイッチ16を経てFUT10へ切り替えられる。しかしながら、後述する
ように、主要な測定に対しては他の光源が望まれる。光スイッチ16及び26の両方
が市販のスイッチ、例えば、1つのポートを他のいくつかのポートのいずれにで
も選択的に結合する機械的に可動な光ファイバに基づいて実行され得る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 2つの周波数で測定されるジョーンズ・マトリックスが、行列積T(ωn)T- 1 (ωn-1)を計算するために使われる。これ自体は2×2行列であり、T-1は逆
行列を示し、TT-1=1であって、且つ、1は対角化された単位行列である。従
って、差分群遅延は、以下のように算出される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】 固有値は行列積T(ωn)T-1(ωn-1)の対角化されたバージョンの2つの対角
要素であり、対角化は量子力学および光学では周知の固有値分析技術によって実
行される。 DGD(差分群遅延)Δτnは、ファイバの複屈折、若しくは測定の波長範囲
内の波長の偏光モード分散の1つの単位であり、ファイバの測定された長さに対
して標準化される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】 実際、出力ファイバ28および出力光経路において関連付けられた構成要素の効
果を除去するために、偏光子22と偏光アナライザ30との間の経路は、ファイバ・
ジョーンズ・マトリックスFを有するFUT10を経由する経路と、残りのジョー
ンズ・マトリックスRを有する出力経路との2つの部分に分割される。1回の測
定は、FUT10及び出力ファイバ28の両方を含む経路全体に対するジョーンズ・
マトリックスMから成る。従ってFUT10は除去され、偏光子22及び関連付けら
れる光学的な20及び24は、FUT10の出力端に対応する位置に持ってこられる。
残りのジョーンズ・マトリックスRは、出力ファイバ28と、出力経路内のその他
の部分とに対して測定される。従って、固有値ρ1及びρ2は、行列積
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】 に基づいてFUT10に対してのみ計算される。この技術は少なくとも50アト秒
50×10-18)の分解能を伴い、12フェムト秒(12×10-15)未満
の差分群遅延を測定できるものとされる。 図1の測定回路は、いくつかの方法で改良される。偏光アナライザ30に含まれ
る従来のレーザの代わりに、発光ダイオード(LED)が光源12、14として使わ
れる。例えば1310nm及び1550nmの2つの波長で放射する商用のLE
Dが利用可能である。レージングせずに比較的広いスペクトルを有するLED12
及び14の出力は、例えばLED12及び14それぞれの光出力ピーク近くを中心とす
るおよそ10nmの帯域幅の3dBスペクトルの誘電薄膜干渉フィルタである光
帯域通過フィルタ40及び42それぞれによってフィルタリングされる。別の非干渉
性光源が使われ得る。2つの波長で充分な光を発する場合、単一の光源が2つの
波長に対して使われる。LED12、14および帯域通過フィルタ40、42の組合せは
、干渉性ノイズの課題を減じる。干渉性ノイズは、FUT10と出力ファイバ28
の間の端結合接続で起こり、ここで2つのファイバは、反射を減らすための小さ
なギャップによって分けられた2つの側面を有する。レーザは、約30cmのコ
ヒーレンス長を有する。結果として、ギャップ内のコヒーレント信号の多数の反
射は、建設的に若しくは破壊的に干渉してノイズを引き起こす。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】 異なるファイバの配置及び出力経路に対するジョーンズ・マトリックスRの測
定で要求される配置は、ファイバの出力端、FTU10の一方の端、及び出力ファ
イバ20の入力端において、図示されていない変形過程によって実行される。出力
ファイバ28は、測定の間の様々な偏光モード分散を引き起こさないように、厳格
に保持されるべきである。ベンチ・メンテナンスの後に通常行われる大まかな配
置は、4×1光スイッチ16を経てFUT10へ、若しくは残りの測定の間、出力フ
ァイバ28へ、可視レーザの出力切り替えることで容易にされる。赤外線単一モー
ドファイバ10、18、及び28において可視光は比較的高い損失で伝搬し、ファイバ
に光を放たせ、白熱光若しくは出力光の一方が初期配置に対して視覚的に観測さ
れる。LED12及び14から出力される光の光学的強度は、偏光アナライザ30のレ
ーザ光源からのレーザ光と比較して相対的に低い。最適な配置のために、4×1 スイッチ16と1×2スイッチ26は、ファイバにおいて単一モード波長の偏光アナ
ライザのレーザ光源からの光を光パワー検出器46へと切り替え、該過程は検出器
46の信号を最大化するべく調整される。1×2光スイッチ26の偏光モード分散へ
の寄与は比較的安定したままであり、残りのマトリックスRに1度含まれるとF
UT10のジョーンズ・マトリックスFの測定を妨げないことが認められた。もち
ろん、すでに少なくとも1つの検出器を含む偏光アナライザ30に検出器46を取り
入れることは可能である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】 偏光アナライザ30のレーザ光源は、位相エイリアシングの検出にも使用され得
る。この効果は、測定値がポアンカレ球上にマップされた実質的に位相角度であ
り、これらの位相角度は180°の因子の範囲内で曖昧であるという事実から生
じる。可能なエイリアシングを検出するために、LED12及び14の2つとは多少
異なる波長を有するアナライザのレーザ光源、若しくは、別のレーザのどちらか
が、さらに別のジョーンズ・マトリックスの測定に使用される。波長に関連付け
られる3つのDGD値がほぼ一定であれば、測定はおそらく有効である。もし、
真中の波長の値が異なれば、測定された偏光モード分散はエイリアシングの為に
人為的に低くなっている可能性が十分にある。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】 ここでΔτ0は正味ゼロのねじれのDGDの値、θ0はねじれのオフセット角度、
及び、Δβはファイバの固有複屈折であり、これはビート長さLBに逆比例する
。適用されたねじれの関数として測定された偏光モード分散の例が図2のグラフ
に示されており、1ターンは360°のねじれである。実験的なデータは黒丸に
よって示される。データは2つのパラメータΔτ0(曲線60のピーク)と、固有
複屈折Δβとによる上記の方程式で曲線60に適合され、Δβはビート長L=9.
75mに対応する。しかしながら、効果的な誘発されたねじれは、実際の機械的
なねじれである0.92に等しいと想定され、差異は反対方向の光弾性効果によ
るものである。曲線を上述の式に適合することによって与えられる補間は、正味
ゼロのねじれの偏光モード分散Δτ0の、より正確な値を提供する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】 ファイバの固有複屈折の決定に際して誘発されるねじれを説明するために、引
き続く工程は以下の通りである。前述の強度配置が実行された後で、偏光モード
分散は多数のねじれの値に対して測定されるべきである。各測定の間にFUT10
の入力側は再配置され、任意の回転オフセットを相殺する。偏光アナライザで測
定されるように偏光モード分散の最大値を呈するねじれ角度θは、正味ゼロのね
じれ位置θ0として取られる。90°のねじれが相殺される必要があることは普
通であり、少なくともこの一部はファイバの据え付けの間に誘発されると考えら
れる。偏光モード分散の最初に測定された値を使用することは、通常図2に示さ
れる依存に従う非常に低い値に結果としてなる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】 ここで、gは光弾性定数であり、g’は周波数に関するgの導関数∂g/∂ω
ある。Δτのいかなる負値も正値に変えられなければならない。この式も、Δβ =ωτ0 の関係を利用する。角度θがrad/m、Δτがs/m、及びωがra
d/sで表わされるとき、シリカの為の値はg=0.14及びg’=1.036 ×10-17 が代表的である。非常に小さい値の固有複屈折Δβに対して、観察さ
れたねじれ依存Δτtwistは、非常に低い値から始まって差分角度の値が正であ
っても負であっても、ねじれ差分角度θ−θ0と共に単調に増加する。非ねじれ
DGDが測定され得ないほど低い固有複屈折を有するファイバに対して、ゼロね
じれDGDは側面の勾配のより大きな値から計算され得る。固有複屈折及び光弾
性効果の中間の領域において、図2のピークは鋭く上昇する尾部によって囲まれ
ている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AE,AL,A M,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY ,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,H U,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ラキ ジェローム ジー. アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14870 ペインテッドポスト ウェストヒルロー ド 10024 【要約の続き】

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験用のファイバを測定する偏光モード分散測定システムであ
    って、 第1の波長及び第2の波長で光を発する少なくとも1つのインコヒーレント光
    源と、 少なくとも3つの偏光状態に調節可能な光偏光子と、 前記第1及び第2の波長の各々の光を通過し、且つ、前記少なくとも1つの光
    源及び前記光偏光子の間の光経路において挿入可能であって、前記偏光子からの
    光出力は前記試験用ファイバによって受光される2つの帯域通過フィルタと、 及び、 前記試験用ファイバの光出力を受光し、前記試験用ファイバから受光された光
    の偏光状態を測定する偏光子と、 を含むことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの光源は、それぞれ前記第1及び第2の波
    長で光を発する、第1及び第2の発光ダイオードと、前記第1及び第2の発光ダ
    イオードの光出力をそれぞれ受光する前記第1及び第2の帯域通過フィルタとを
    含み、 前記第1及び第2の帯域通過フィルタの出力のそれぞれを受光する2つの第1
    スイッチ入力を有し、第1スイッチ出力に選択的に接続可能な第1光スイッチを
    さらに含み、前記偏光子が前記第1スイッチ出力を受光することを特徴とする請
    求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 試験用ファイバから出力される光を受光する第2スイッチ入力
    と、 選択的に前記第2スイッチ入力に接続可能であって、前記第1スイッチ出力
    の出力が前記偏光計によって受光される少なくとも2つの第2スイッチ出力と、 を含む第2光スイッチと、 及び、 前記第2スイッチ出力の第2出力を受け取る光検出器と、 を更に含むことを特徴とする請求項2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の発光ダイオードに関連する帯域幅の範囲内
    で発するレーザをさらに含み、前記第1スイッチはレーザの出力を受光し、前記
    第1スイッチ出力に選択的に接続可能な第3の第1スイッチ入力を含むことを特
    徴とする請求項3記載のシステム。
  5. 【請求項5】 可視波長で発する可視レーザをさらに含み、前記第1スイッチ
    は可視レーザの出力を受光し、第1スイッチ出力に選択的に接続可能である第4
    スイッチを含むことを特徴とする請求項3記載のシステム。
  6. 【請求項6】 試験用ファイバから出力する光を受光するスイッチ入力と、 前記スイッチ入力に選択的に接続可能であって、第1の前記スイッチ出力の出
    力は偏光計により受光される少なくとも2つのスイッチ出力と、及び、 第2の前記スイッチ出力の出力を受け取る光検出器と、 を含む光スイッチをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の波長に関連付けられる帯域幅の範囲内で発
    しているレーザと、 前記レーザ及び前記2つの帯域通過フィルタのそれぞれの出力を受光する少な
    くとも2つの入力を含み、試験用ファイバへ光を与える出力に選択的に接続可能
    であるスイッチと、 をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  8. 【請求項8】 可視波長で光を発する可視レーザ放出光と、 レーザ及び2つの帯域通過フィルタのそれぞれの出力を受け取る少なくとも2
    つの入力を含み、試験用ファイバに光を与える出力に選択的に接続可能なスイッ
    チと、 をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  9. 【請求項9】 試験用ファイバに沿って選択された量のねじれを引き起こすこ
    とが可能なねじり装置をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 試験用ファイバ上に選択された負荷を生じさせ得るロードセ
    ルをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  11. 【請求項11】 光ファイバにおける複屈折特性を測定する方法であって、 (a)インコヒーレント光を帯域通過フィルタを通過せしめて、プローブ光を
    形成するステップと、 (b)プローブ光の偏光状態を定めるステップと、 (c)偏光の定められた状態のプローブ光を試験用ファイバを通過せしめるス
    テップと、 (d)ファイバを出た後に、前記偏光の定められた状態のプローブ光の偏光状
    態を検出するステップと、 (e)前記(a)から前記(d)までの一連のステップを繰り返して試験用フ
    ァイバの複屈折特性を決定するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 試験用ファイバをコヒーレント光とアラインメント合わせす
    るステップをさらに含む請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記決定するステップは、2つの帯域通過フィルタによって
    通過せしめられた2つの光波長に対して測定された偏光状態と、偏光状態の3つ
    のセットとを使用するステップであることを特徴とする請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記決定するステップは、ジョーンズ・マトリックス分析を
    使用するステップであることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記複屈折特性は、差分群遅延であることを特徴とする請求
    項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 (f)試験用ファイバをねじれ値までねじるステップ をさらに含み、前記決定するステップは、前記ねじれ値に対応する複屈折特性の
    値を決定することを特徴とする請求項11記載の方法。
  17. 【請求項17】 (g)複数のねじれ値に対して前記(a)から前記(f)ま
    でのステップを繰り返すステップと、 (h)試験用ファイバの呈する複屈折特性を複数の複屈折特性の値から選択す
    るステップと、 をさらに含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 前記選択された複屈折特性は差分群遅延であることを特徴と
    する請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記選択された差分群遅延は、複数の差分群遅延値から決定
    される最大値であることを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 複数の負荷を試験用ファイバに与えて、各々の負荷の複屈折
    特性を測定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記複屈折特性は、差分群遅延であることを特徴とする請求
    項11記載の方法。
  22. 【請求項22】 偏光モード分散を測定する方法であって、 (a)インコヒーレント光源から伝送波長で伝送ピークを有する帯域通過フィ
    ルタを経由して、光の選択可能な偏光状態を通す偏光システムへと光を通すステ
    ップと、 (b)前記偏光システムからの光を試験用ファイバを通過せしめるステップと
    、 (c)試験用ファイバから出力する光の偏光状態を測定するステップと、 (d)前記偏光システムの光の3つの偏光状態の全ての組み合わせと、2つの
    伝送波長とに対して、前記(a)から前記(c)のステップを少なくとも6回実
    行するステップと、 (e)ステップ(d)で測定される6つの偏光状態から偏光モード分散を算出
    するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 前記偏光システムへ入射するレーザ光源と、試験用ファイバ
    からの出力を受光する光検出器と、を試験用ファイバにアラインメント合わせす
    るステップを含むことを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 少なくとも4kmのファイバのスプールを試験する方法であ
    って、 約5mの長さのファイバをスプールから切断して、前記5mのファイバを試験
    用ファイバとするステップと、 前記試験用ファイバの偏光モード分散を測定するステップと、 前記試験用ファイバに対して測定される前記偏光モード分散を経験的に得られ
    たマッピングを経てスプール上に残っているファイバに関連付けるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 前記経験的に得られたマッピングは、 (a)少なくとも4kmのファイバを含む第1のスプールに巻きつけられた第
    1ファイバから、少なくとも100mの長さの第1ファイバを切断するステップ
    と、 (b)前記少なくとも100mのファイバにおける偏光モード分散の第1の値
    を測定するステップと、 (c)第1のファイバから約5mの長さを切るステップと、 (d)約5mのファイバにおける偏光モード分散の第2の値を測定するステッ
    プと、 (e)前記偏光モード分散の第2の値に偏光モード分散の前記第1の値を関連
    づけるステップと、 (f)前記ファイバの他のスプールで前記(a)から前記(e)のステップを
    繰り返して、偏光モード分散の第1及び第2の値の間にマッピングを形成するス
    テップと、 からなることを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 偏光モード分散の第1の値を測定する前記ステップ(b)は
    、 試験用ファイバを外部からねじって連続したねじりを与えて、偏光モード分散
    のそれぞれのねじれ値を測定するステップと、 前記偏光モード分散の第1の値に対して、ファイバにおいて内部に経験的に生
    じるねじれの予め定められた量に関連付けられるねじれ値のそれぞれから得られ
    る値を選択するステップと、 を含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記選択された値は、それぞれのねじれ値から得られる最大
    値であることを特徴とする請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記選択するステップは、それぞれのねじれ値をそれぞれの
    ねじれ値の数未満の複数のパラメータで記述可能な関係式に適応させて、パラメ
    ータから偏光分散の前記第1の値を算出することを含むことを特徴とする請求項
    27記載の方法。
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