JP2746354B2 - 固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法及び装置 - Google Patents
固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法及び装置Info
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- JP2746354B2 JP2746354B2 JP18546692A JP18546692A JP2746354B2 JP 2746354 B2 JP2746354 B2 JP 2746354B2 JP 18546692 A JP18546692 A JP 18546692A JP 18546692 A JP18546692 A JP 18546692A JP 2746354 B2 JP2746354 B2 JP 2746354B2
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Description
【0001】
【従来の技術】本発明は、光ファイバ,光コンポーネン
ト及び光増幅中継伝送システム等において、固定検光子
を用いて偏波モード分散を測定する方法及び装置に関す
る。
ト及び光増幅中継伝送システム等において、固定検光子
を用いて偏波モード分散を測定する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の固定検光子を用いた偏波モード分
散測定方法の基本的な概念を図面を参照して説明する。
図9は基本的な偏波モード分散測定方法の構成例を示す
図である。図中、1は広帯域な光スペクトラム幅の光信
号を出射する光源、2aは偏光子、3は測定対象、4は
固定検光子、5は光スペクトラム・アナライザである。
散測定方法の基本的な概念を図面を参照して説明する。
図9は基本的な偏波モード分散測定方法の構成例を示す
図である。図中、1は広帯域な光スペクトラム幅の光信
号を出射する光源、2aは偏光子、3は測定対象、4は
固定検光子、5は光スペクトラム・アナライザである。
【0003】従来の基本的な偏波モード分散測定方法
を、以下に説明する。まず、広帯域な光スペクトラム幅
を有するEDFA(Erドープ光ファイバアンプ),S
LA(半導体レーザアンプ),LED等の光源1の出力
光信号を偏光子2aを通過させる事により直線偏波状態
とし、それを測定対象3に入力する。その測定対象3か
ら出力された出力光信号を検光子4で2つの直線偏波モ
ードを干渉させ、光スペクトラム・アナライザ5で測定
する。
を、以下に説明する。まず、広帯域な光スペクトラム幅
を有するEDFA(Erドープ光ファイバアンプ),S
LA(半導体レーザアンプ),LED等の光源1の出力
光信号を偏光子2aを通過させる事により直線偏波状態
とし、それを測定対象3に入力する。その測定対象3か
ら出力された出力光信号を検光子4で2つの直線偏波モ
ードを干渉させ、光スペクトラム・アナライザ5で測定
する。
【0004】偏波モード分散τは、光スペクトラム・ア
ナライザ5に示される各変数を使用して以下の式(1)
を用いて求められる。 τ=λ1λ2/(cΔλ) …(1) 但し、Δλ(=|λ2−λ1|)は、光スペクトラム・
アナライザ5に示される山から山,あるいは谷から谷ま
での間隔であり、ビート長(位相差:2π)に相当し、
cは光速度を示している。
ナライザ5に示される各変数を使用して以下の式(1)
を用いて求められる。 τ=λ1λ2/(cΔλ) …(1) 但し、Δλ(=|λ2−λ1|)は、光スペクトラム・
アナライザ5に示される山から山,あるいは谷から谷ま
での間隔であり、ビート長(位相差:2π)に相当し、
cは光速度を示している。
【0005】次に、従来の具体的な偏波モード分散測定
方法の一つである干渉法について、図を用いて説明す
る。図10は干渉法を用いる際に使用される装置の構成
例である。図中、2bはλ/4波長板等のπ/2位相素
子、2cはλ/2波長板等のπ位相素子、6はInGa
As−PD等のフォト・ディテクタ、7は測定対象3の
前後に挿入する光学レンズ、8a及び8bはコーナー・
キューブ、9′はハーフミラー、10はフォト・ディテ
クタ6の出力信号を増幅する増幅器である。
方法の一つである干渉法について、図を用いて説明す
る。図10は干渉法を用いる際に使用される装置の構成
例である。図中、2bはλ/4波長板等のπ/2位相素
子、2cはλ/2波長板等のπ位相素子、6はInGa
As−PD等のフォト・ディテクタ、7は測定対象3の
前後に挿入する光学レンズ、8a及び8bはコーナー・
キューブ、9′はハーフミラー、10はフォト・ディテ
クタ6の出力信号を増幅する増幅器である。
【0006】11はコーナー・キューブ8bを前後へ微
少な距離dを往復させる微小振動ステージ、12は増幅
器10からの信号S1と微小振動ステージ11からの前
進・後退を示す信号S2とを演算・記録して装置全体を
同期検波方式とするための記録演算器である。なお、前
記基本的な概念図である図9と同一の部材には同一の符
号を付した。
少な距離dを往復させる微小振動ステージ、12は増幅
器10からの信号S1と微小振動ステージ11からの前
進・後退を示す信号S2とを演算・記録して装置全体を
同期検波方式とするための記録演算器である。なお、前
記基本的な概念図である図9と同一の部材には同一の符
号を付した。
【0007】従来の偏波モード分散測定方法の一つであ
る干渉法による測定手順を図面を参照しながら説明す
る。広帯域な光スペクトラム幅を有するEDFA,SL
A,LED等の光源1の出力光信号を、まず偏光子2a
で直線偏波状態にして、次にλ/4波長板等のπ/2位
相素子2bで任意の偏波状態(通常は円偏波を採用)と
する。
る干渉法による測定手順を図面を参照しながら説明す
る。広帯域な光スペクトラム幅を有するEDFA,SL
A,LED等の光源1の出力光信号を、まず偏光子2a
で直線偏波状態にして、次にλ/4波長板等のπ/2位
相素子2bで任意の偏波状態(通常は円偏波を採用)と
する。
【0008】次に、ハーフミラー9′に入力された光信
号は、2つの直交偏波モードへと分岐され、それぞれ固
定されたコーナー・キューブ8a方向と微小振動ステー
ジ11により微少な距離dを往復するコーナー・キュー
ブ8b方向へと向かい、それぞれのコーナー・キューブ
8a,8bで折り返され、測定対象3に入力される。
号は、2つの直交偏波モードへと分岐され、それぞれ固
定されたコーナー・キューブ8a方向と微小振動ステー
ジ11により微少な距離dを往復するコーナー・キュー
ブ8b方向へと向かい、それぞれのコーナー・キューブ
8a,8bで折り返され、測定対象3に入力される。
【0009】それぞれの単一の直交偏波モードとなった
光信号は測定対象3に入力されたあと、検光子4上で干
渉パターンを生じる。当該干渉パターンの信号はフォト
・ディテクタ6上で電気信号とされ、増幅器10で増幅
された電気信号S1とされた後に記録演算器12へ送ら
れる。
光信号は測定対象3に入力されたあと、検光子4上で干
渉パターンを生じる。当該干渉パターンの信号はフォト
・ディテクタ6上で電気信号とされ、増幅器10で増幅
された電気信号S1とされた後に記録演算器12へ送ら
れる。
【0010】一方、微小振動ステージ11による微少な
動きも、電気信号S2とされて記録演算器12へと送ら
れる。記録演算器12は、電気信号S1及びS2を比較
演算して同期検波し、当該同期検波の結果より偏波モー
ド分散を求める。
動きも、電気信号S2とされて記録演算器12へと送ら
れる。記録演算器12は、電気信号S1及びS2を比較
演算して同期検波し、当該同期検波の結果より偏波モー
ド分散を求める。
【0011】この種の干渉法による偏波モード分散τ
は、微小振動ステージ11により往復させられる可動式
のコーナー・キューブ8bの移動量dより、次の式
(2)のように求めることが可能である。 τ=2d/c …(2) 但し、cは光速度
は、微小振動ステージ11により往復させられる可動式
のコーナー・キューブ8bの移動量dより、次の式
(2)のように求めることが可能である。 τ=2d/c …(2) 但し、cは光速度
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
於いては、次のような問題点が存在した。まず、基本的
な方法を示す図9の方法においては、次のような問題点
が存在した。すなわち、光源1の波長に依存する光パワ
ーの初期特性やその他の部材の偏波モード分散特性が含
まれるため、どの波長におけるピーク値が、測定対象の
偏波依存の光信号成分であるか区別できないので、測定
値がばらつくという問題点があった。
於いては、次のような問題点が存在した。まず、基本的
な方法を示す図9の方法においては、次のような問題点
が存在した。すなわち、光源1の波長に依存する光パワ
ーの初期特性やその他の部材の偏波モード分散特性が含
まれるため、どの波長におけるピーク値が、測定対象の
偏波依存の光信号成分であるか区別できないので、測定
値がばらつくという問題点があった。
【0013】この問題点を図11を用いて説明する。
今、ある広帯域な光信号の各波長λa,λb,λc,λ
dにおいて測定を行ったとする。光源利得波長特性での
λcの波長における測定対象3通過後の光パワーは最も
大きなものと測定される。ところが、λcの波長におい
てはもともと光源1の光スペクトルの初期特性や他の部
材による偏波モード分散特性が含まれているため、実際
の当該波長λcにおける測定対象3による偏波モード分
散による光パワーの変動は、その他の各測定波長λa,
λb,λdの偏波モード分散と比較して小さいにもかか
わらず、実際には前記波長λcは大きく出力され、光源
固有の波長特性のピークの波長と測定対象の波長特性に
おけるピークの波長とを見分けにくいという問題があっ
た。
今、ある広帯域な光信号の各波長λa,λb,λc,λ
dにおいて測定を行ったとする。光源利得波長特性での
λcの波長における測定対象3通過後の光パワーは最も
大きなものと測定される。ところが、λcの波長におい
てはもともと光源1の光スペクトルの初期特性や他の部
材による偏波モード分散特性が含まれているため、実際
の当該波長λcにおける測定対象3による偏波モード分
散による光パワーの変動は、その他の各測定波長λa,
λb,λdの偏波モード分散と比較して小さいにもかか
わらず、実際には前記波長λcは大きく出力され、光源
固有の波長特性のピークの波長と測定対象の波長特性に
おけるピークの波長とを見分けにくいという問題があっ
た。
【0014】次に、図10のような装置で、干渉法を用
いた場合の問題点について図面を参照しながら述べる。
この干渉法は、基本的には時間領域における測定方法で
あるため、偏波軸の一定な、例えば偏波面保存光ファイ
バ(以下、PMFとする)や偏光依存性を有する光部品
等が測定対象3の場合には有用であるが、時間的に偏波
状態が変動する通常の単一モード光ファイバ(以下、S
MFとする)等が測定対象3の場合には、偏波モード分
散の値が過少評価されるという問題点があった。
いた場合の問題点について図面を参照しながら述べる。
この干渉法は、基本的には時間領域における測定方法で
あるため、偏波軸の一定な、例えば偏波面保存光ファイ
バ(以下、PMFとする)や偏光依存性を有する光部品
等が測定対象3の場合には有用であるが、時間的に偏波
状態が変動する通常の単一モード光ファイバ(以下、S
MFとする)等が測定対象3の場合には、偏波モード分
散の値が過少評価されるという問題点があった。
【0015】このことを、図12を用いて説明する。図
12(a)は偏光依存性を有する光部品の偏波モード分
散の測定例を示すグラフであり、図12(b)はSMF
の偏波モード分散の測定例を示すグラフで、図12
(a)及び図12(b)のそれぞれ上のグラフは偏光依
存性を有する光部品及びSMFの偏波の速軸を示すため
のグラフ,下のグラフは偏光依存性を有する光部品及び
SMFの偏波の遅軸を示すためのグラフであり、図12
(a)及び図12(b)のそれぞれにおいて、横軸はコ
ーナー・キューブ8a及び8bによる光路長差で中央が
0、縦軸は観測される光パワーの強度である。
12(a)は偏光依存性を有する光部品の偏波モード分
散の測定例を示すグラフであり、図12(b)はSMF
の偏波モード分散の測定例を示すグラフで、図12
(a)及び図12(b)のそれぞれ上のグラフは偏光依
存性を有する光部品及びSMFの偏波の速軸を示すため
のグラフ,下のグラフは偏光依存性を有する光部品及び
SMFの偏波の遅軸を示すためのグラフであり、図12
(a)及び図12(b)のそれぞれにおいて、横軸はコ
ーナー・キューブ8a及び8bによる光路長差で中央が
0、縦軸は観測される光パワーの強度である。
【0016】図12(a)における偏光依存性を有する
光部品の測定例では、直交する偏波モード間の結合がな
いので、上と下のグラフでそれぞれ一つの山しかないた
めに、偏波モード分散τの値もすぐに求めることが可能
であり、測定誤差も比較的生じにくい。しかし、図12
(b)におけるSMFの測定例においては、直交する偏
波モード間の結合が発生するために、干渉パターンが複
雑になる。
光部品の測定例では、直交する偏波モード間の結合がな
いので、上と下のグラフでそれぞれ一つの山しかないた
めに、偏波モード分散τの値もすぐに求めることが可能
であり、測定誤差も比較的生じにくい。しかし、図12
(b)におけるSMFの測定例においては、直交する偏
波モード間の結合が発生するために、干渉パターンが複
雑になる。
【0017】それ故、偏波状態が少しでも変化して観測
される光パワーの強度が変化すると、例えば、図12
(b)下のグラフの横軸中央0値より少し小さい箇所に
ある山が高くなると、そこが一つのピーク値であるとい
う認識が生じ、誤差が生じ易いという問題点が存在し
た。
される光パワーの強度が変化すると、例えば、図12
(b)下のグラフの横軸中央0値より少し小さい箇所に
ある山が高くなると、そこが一つのピーク値であるとい
う認識が生じ、誤差が生じ易いという問題点が存在し
た。
【0018】ここにおいて、本発明は、前記従来の偏波
モード分散測定方法の問題点に鑑み、高精度で簡易に測
定でき、しかも光信号の全ての偏波状態における測定対
象の偏波モード分散測定方法及び装置を提供せんとする
ものである。
モード分散測定方法の問題点に鑑み、高精度で簡易に測
定でき、しかも光信号の全ての偏波状態における測定対
象の偏波モード分散測定方法及び装置を提供せんとする
ものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題の解決
は、本発明が、次に列挙する新規な特徴的構成手法及び
手段を採用することにより達成される。すなわち、本発
明方法の第1の特徴は、広帯域な光信号を出力する光源
手段を用い、当該広帯域光源手段から出力される光信号
を任意の偏波状態でかつ偏波主軸を任意の方向に制御し
て測定系に挿入された参照用光ファイバ又は測定対象に
入力し、当該参照用光ファイバ又は測定対象から出力さ
れた光信号を固定検光子に入力して、当該固定検光子内
で当該入力された光信号の直交偏波成分同士を干渉させ
て出力して、当該干渉された光信号の光強度の測定によ
り、前記測定対象の測定結果から前記参照用光ファイバ
の測定結果を減算して求められる当該光信号の光波長に
対して余弦波状の周期関数である当該光強度の山(谷)
の数と山(谷)と山(谷)の間隔とを計数することによ
り前記干渉された光信号の直交する偏波軸における偏波
状態の分散を求めて、前記測定対象の偏波モード分散を
求めてなる固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法
である。
は、本発明が、次に列挙する新規な特徴的構成手法及び
手段を採用することにより達成される。すなわち、本発
明方法の第1の特徴は、広帯域な光信号を出力する光源
手段を用い、当該広帯域光源手段から出力される光信号
を任意の偏波状態でかつ偏波主軸を任意の方向に制御し
て測定系に挿入された参照用光ファイバ又は測定対象に
入力し、当該参照用光ファイバ又は測定対象から出力さ
れた光信号を固定検光子に入力して、当該固定検光子内
で当該入力された光信号の直交偏波成分同士を干渉させ
て出力して、当該干渉された光信号の光強度の測定によ
り、前記測定対象の測定結果から前記参照用光ファイバ
の測定結果を減算して求められる当該光信号の光波長に
対して余弦波状の周期関数である当該光強度の山(谷)
の数と山(谷)と山(谷)の間隔とを計数することによ
り前記干渉された光信号の直交する偏波軸における偏波
状態の分散を求めて、前記測定対象の偏波モード分散を
求めてなる固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法
である。
【0020】本発明方法の第2の特徴は、前記方法の第
1の特徴における広帯域な光信号を出力する光源手段
が、出力する波長を変化させることが可能である光源手
段に置き換えてなる固定検光子を用いた偏波モード分散
測定方法である。
1の特徴における広帯域な光信号を出力する光源手段
が、出力する波長を変化させることが可能である光源手
段に置き換えてなる固定検光子を用いた偏波モード分散
測定方法である。
【0021】本発明方法の第3の特徴は、前記方法の第
1又は第2の特徴における測定系が、まず、測定対象を
挿入しない状態で偏波モード分散を予め測定・記録して
置き、ついで、測定対象を挿入した状態で偏波モード分
散を測定・記録し、引続き、前記測定対象を挿入しない
状態の偏波モード分散と測定対象を挿入した状態の偏波
モード分散の双方を比較演算して、測定対象以外の光ス
ペクトル特性を相殺してなる固定検光子を用いた偏波モ
ード分散測定方法である。
1又は第2の特徴における測定系が、まず、測定対象を
挿入しない状態で偏波モード分散を予め測定・記録して
置き、ついで、測定対象を挿入した状態で偏波モード分
散を測定・記録し、引続き、前記測定対象を挿入しない
状態の偏波モード分散と測定対象を挿入した状態の偏波
モード分散の双方を比較演算して、測定対象以外の光ス
ペクトル特性を相殺してなる固定検光子を用いた偏波モ
ード分散測定方法である。
【0022】本発明方法の第4の特徴は、前記方法の第
1、第2又は第3の特徴における固定検光子より出力さ
れる干渉された光信号の測定が、同期検波方式で行って
なる請求項1,2又は3記載の固定検光子を用いる偏波
モード分散測定方法である。
1、第2又は第3の特徴における固定検光子より出力さ
れる干渉された光信号の測定が、同期検波方式で行って
なる請求項1,2又は3記載の固定検光子を用いる偏波
モード分散測定方法である。
【0023】本発明装置の第1の特徴は、広帯域な光信
号を出力する広帯域光源と、当該光源から出力される光
信号の偏波状態を、任意の偏波状態に変換自在でかつ当
該光信号の偏波主軸を任意の方向に制御自在である偏波
制御手段と、当該偏波制御手段からの光信号を測定対象
及び参照用光ファイバを交換して通過させる測定物手段
と、当該測定物手段から出力された光信号を入力して干
渉させる固定検光子と、当該固定検光子から出力される
干渉された光信号を分岐する分岐手段と、当該分岐手段
により分岐された一方の干渉された光信号を入力して広
帯域にわたって光信号を入力して特定の周波数帯域を濾
波する濾波手段と、当該濾波された初期設定のための光
信号の光強度の受信を光受信測定器により行う光受信設
定手段と、前記分岐手段により分岐されたもう一方の干
渉された光信号を入力して広帯域にわたってその光強度
の受信測定を光スペクトラム・アナライザにより行う光
受信測定手段と、当該光受信測定手段による測定結果を
記録し、前記測定対象の測定結果から前記参照用光ファ
イバの測定結果を減算し、当該減算結果からの光波長に
対する光強度のビート信号の山(谷)の数及び山(谷)
と山(谷)の間隔により偏波モード分散を求める記録演
算手段とを具備してなる固定検光子を用いた偏波モード
分散測定装置である。
号を出力する広帯域光源と、当該光源から出力される光
信号の偏波状態を、任意の偏波状態に変換自在でかつ当
該光信号の偏波主軸を任意の方向に制御自在である偏波
制御手段と、当該偏波制御手段からの光信号を測定対象
及び参照用光ファイバを交換して通過させる測定物手段
と、当該測定物手段から出力された光信号を入力して干
渉させる固定検光子と、当該固定検光子から出力される
干渉された光信号を分岐する分岐手段と、当該分岐手段
により分岐された一方の干渉された光信号を入力して広
帯域にわたって光信号を入力して特定の周波数帯域を濾
波する濾波手段と、当該濾波された初期設定のための光
信号の光強度の受信を光受信測定器により行う光受信設
定手段と、前記分岐手段により分岐されたもう一方の干
渉された光信号を入力して広帯域にわたってその光強度
の受信測定を光スペクトラム・アナライザにより行う光
受信測定手段と、当該光受信測定手段による測定結果を
記録し、前記測定対象の測定結果から前記参照用光ファ
イバの測定結果を減算し、当該減算結果からの光波長に
対する光強度のビート信号の山(谷)の数及び山(谷)
と山(谷)の間隔により偏波モード分散を求める記録演
算手段とを具備してなる固定検光子を用いた偏波モード
分散測定装置である。
【0024】本発明装置の第2の特徴は、出力する光信
号の波長を変化させることが可能である波長可変光源
と、当該光源から出力される光信号の偏波状態を、任意
の偏波状態に変換自在でかつ当該光信号の偏波主軸を任
意の方向に制御自在である偏波制御手段と、当該偏波制
御手段からの光信号を測定対象及び参照用光ファイバを
交換して通過させる測定物手段と、当該測定物手段から
出力された光信号を入力して干渉させる固定検光子と、
当該固定検光子から出力される干渉された光信号を分岐
する分岐手段と、当該分岐手段により分岐された一方の
干渉された光信号を入力して初期設定のための光強度の
測定を光受信測定器により行う光受信設定手段と、前記
分岐手段により分岐されたもう一方の干渉された光信号
を入力して光強度の測定を光スペクトラム・アナライザ
により行う光受信測定手段と、当該光受信測定手段によ
る測定結果を記録し、前記測定対象の測定結果から前記
参照用光ファイバの測定結果を減算し、当該減算結果か
らの光波長に対する光強度のビート信号の山(谷)の数
及び山(谷)と山(谷)の間隔により偏波モード分散を
求める記録演算手段とを具備してなる固定検光子を用い
た偏波モード分散測定装置である。
号の波長を変化させることが可能である波長可変光源
と、当該光源から出力される光信号の偏波状態を、任意
の偏波状態に変換自在でかつ当該光信号の偏波主軸を任
意の方向に制御自在である偏波制御手段と、当該偏波制
御手段からの光信号を測定対象及び参照用光ファイバを
交換して通過させる測定物手段と、当該測定物手段から
出力された光信号を入力して干渉させる固定検光子と、
当該固定検光子から出力される干渉された光信号を分岐
する分岐手段と、当該分岐手段により分岐された一方の
干渉された光信号を入力して初期設定のための光強度の
測定を光受信測定器により行う光受信設定手段と、前記
分岐手段により分岐されたもう一方の干渉された光信号
を入力して光強度の測定を光スペクトラム・アナライザ
により行う光受信測定手段と、当該光受信測定手段によ
る測定結果を記録し、前記測定対象の測定結果から前記
参照用光ファイバの測定結果を減算し、当該減算結果か
らの光波長に対する光強度のビート信号の山(谷)の数
及び山(谷)と山(谷)の間隔により偏波モード分散を
求める記録演算手段とを具備してなる固定検光子を用い
た偏波モード分散測定装置である。
【0025】本発明装置の第3の特徴は、前記装置の第
1又は第2の特徴における光源が、光源からの光信号を
変調して出射する変調手段を具備するとともに、光受信
測定手段は、同期検波型光受信測定器である固定検光子
を用いた偏波モード分散測定装置である。
1又は第2の特徴における光源が、光源からの光信号を
変調して出射する変調手段を具備するとともに、光受信
測定手段は、同期検波型光受信測定器である固定検光子
を用いた偏波モード分散測定装置である。
【0026】
【作用】本発明は、上記のような構成手法及び手段を採
用するので、従来のような固定検光子からの干渉光信号
をそのまま演算するのではなく、干渉光信号の余弦波状
の山あるいは谷の数と山と山あるいは谷と谷の間隔とを
計数して、それを演算して全ての偏光状態における測定
対象の高精度でしかも安定した測定を実現できる。
用するので、従来のような固定検光子からの干渉光信号
をそのまま演算するのではなく、干渉光信号の余弦波状
の山あるいは谷の数と山と山あるいは谷と谷の間隔とを
計数して、それを演算して全ての偏光状態における測定
対象の高精度でしかも安定した測定を実現できる。
【0027】更に、本発明方法の第3の特徴によれば、
測定対象以外の偏波モード分散特性を相殺できるので、
一層の高精度な測定を実現することができる。また、本
発明方法の第4の特徴によれば、同期検波方式の採用に
より、光増幅器等を含んだ光雑音を発生するようなもの
が測定対象である場合にも、安定した高精度な測定が可
能となる。
測定対象以外の偏波モード分散特性を相殺できるので、
一層の高精度な測定を実現することができる。また、本
発明方法の第4の特徴によれば、同期検波方式の採用に
より、光増幅器等を含んだ光雑音を発生するようなもの
が測定対象である場合にも、安定した高精度な測定が可
能となる。
【0028】
【実施例】(装置例1) 本発明の第1の装置例を図面につき説明する。図1は本
装置例の構成を示すブロック・ダイアグラムである。図
中、1は広帯域光源、2αは偏光子2a,λ/4波長板
等のπ/2位相素子2b,λ/2波長板等のπ位相素子
2cとから構成される偏波制御装置、3′は参照用光フ
ァイバ、9は光分岐器、13は光受信測定器、14は濾
過する波長を変化させることが可能である波長可変狭帯
域光フィルタ(BPF)である。図中の偏波制御装置2
αの構成は、本装置例においては、偏光子2a,π/2
位相素子2b,π位相素子2cとしているが、他の態様
もとり得る。なお、前記従来例を示す図9及び図10と
同一の部材には同一の符号を付した。
装置例の構成を示すブロック・ダイアグラムである。図
中、1は広帯域光源、2αは偏光子2a,λ/4波長板
等のπ/2位相素子2b,λ/2波長板等のπ位相素子
2cとから構成される偏波制御装置、3′は参照用光フ
ァイバ、9は光分岐器、13は光受信測定器、14は濾
過する波長を変化させることが可能である波長可変狭帯
域光フィルタ(BPF)である。図中の偏波制御装置2
αの構成は、本装置例においては、偏光子2a,π/2
位相素子2b,π位相素子2cとしているが、他の態様
もとり得る。なお、前記従来例を示す図9及び図10と
同一の部材には同一の符号を付した。
【0029】(方法例1) 第1の発明方法の実施手順を、図面を参照しながら説明
する。図2(a),(b),(c)は、本方法の概念を
説明するためのグラフである。図中、いずれも横軸は波
長、縦軸は観測される光パワーの強度である。まず、参
照用光ファイバ3′を測定対象3の代わりに挿入し、光
源1の光信号S3aの光スペクトルの初期特性の光信号
S4bを光スペクトラム・アナライザ5で測定し、記録
演算器12へ測定データを記録する。ここで測定・記録
されるのは、図2(a)のP1に示されるような曲線を
もつグラフである。
する。図2(a),(b),(c)は、本方法の概念を
説明するためのグラフである。図中、いずれも横軸は波
長、縦軸は観測される光パワーの強度である。まず、参
照用光ファイバ3′を測定対象3の代わりに挿入し、光
源1の光信号S3aの光スペクトルの初期特性の光信号
S4bを光スペクトラム・アナライザ5で測定し、記録
演算器12へ測定データを記録する。ここで測定・記録
されるのは、図2(a)のP1に示されるような曲線を
もつグラフである。
【0030】次に、参照用光ファイバ3′に代えて測定
対象3を挿入し、偏波制御装置2αで光信号S3aの偏
波状態を様々に変化させて光信号S3bとして、測定対
象を通過させ、光信号S4の光スペクトルを検光子4を
通過させた後、光スペクトラム・アナライザ5で測定
し、記録演算器12へ測定データを記録する。ここで測
定・記録されるのは、図2(b)のP2に示されるよう
な複雑な曲線である。
対象3を挿入し、偏波制御装置2αで光信号S3aの偏
波状態を様々に変化させて光信号S3bとして、測定対
象を通過させ、光信号S4の光スペクトルを検光子4を
通過させた後、光スペクトラム・アナライザ5で測定
し、記録演算器12へ測定データを記録する。ここで測
定・記録されるのは、図2(b)のP2に示されるよう
な複雑な曲線である。
【0031】ここで記録演算器12において、図2
(a)及び図2(b)に示されるそれぞれの曲線P1及
びP2に対して、概念的にいうとP2−P1という演算
を行って、光源1の光信号S3aの光スペクトルの初期
特性を相殺すれば、図2(c)に示すP3という曲線を
得られるが、これが測定対象3の本来の、平均レベルの
等しい干渉された偏波モード分散を示す光パワーであ
る。
(a)及び図2(b)に示されるそれぞれの曲線P1及
びP2に対して、概念的にいうとP2−P1という演算
を行って、光源1の光信号S3aの光スペクトルの初期
特性を相殺すれば、図2(c)に示すP3という曲線を
得られるが、これが測定対象3の本来の、平均レベルの
等しい干渉された偏波モード分散を示す光パワーであ
る。
【0032】以下に、前記第1の装置例を利用した本発
明方法の詳細な実行手順を、図1を参照しながら説明す
る。まず、参照用光ファイバ3′を挿入し、光源1の出
力光信号S3aを偏波制御手段2αへと入力する。偏波
制御手段2αへ入力された光信号S3aは、まず、偏光
子2aへと入力されて直線偏波状態にされ、次にπ/2
位相素子2bに入力されて直線偏波状態から任意の偏波
状態に変換され、そしてπ位相素子2cに入力されて偏
波主軸を任意の角度にされて、光信号S3bとされる。
そして、固定検光子4をにおいて光信号S4の直交成分
を干渉させて通過させた後、光スペクトラム・アナライ
ザ5で測定し、この測定結果をP1とする。
明方法の詳細な実行手順を、図1を参照しながら説明す
る。まず、参照用光ファイバ3′を挿入し、光源1の出
力光信号S3aを偏波制御手段2αへと入力する。偏波
制御手段2αへ入力された光信号S3aは、まず、偏光
子2aへと入力されて直線偏波状態にされ、次にπ/2
位相素子2bに入力されて直線偏波状態から任意の偏波
状態に変換され、そしてπ位相素子2cに入力されて偏
波主軸を任意の角度にされて、光信号S3bとされる。
そして、固定検光子4をにおいて光信号S4の直交成分
を干渉させて通過させた後、光スペクトラム・アナライ
ザ5で測定し、この測定結果をP1とする。
【0033】ここで、初期の設定動作として次の作業を
行う。まず、前記参照用光ファイバ3′に代えて測定対
象3を挿入し、同様にして光受信測定器13で光信号S
4bを測定する。次に偏波制御装置2α中の偏光子2a
のみを働かせて、光信号S3bを直線偏波状態とする。
そして検光子4通過後の光分岐器9で分岐された光信号
S4aの出力レベルが光受信測定器13で観測される光
強度のパワーが最小値に(消光比が大きく)なるように
波長可変狭帯域光フィルタ14の中心波長を調整し、そ
の後同様に、光受信測定器13で観測される光強度のパ
ワーが最小値に(消光比が大きく)なるように検光子4
及び偏波制御装置2α中のπ/2位相素子2b,π位相
素子2cを調整して設定する。
行う。まず、前記参照用光ファイバ3′に代えて測定対
象3を挿入し、同様にして光受信測定器13で光信号S
4bを測定する。次に偏波制御装置2α中の偏光子2a
のみを働かせて、光信号S3bを直線偏波状態とする。
そして検光子4通過後の光分岐器9で分岐された光信号
S4aの出力レベルが光受信測定器13で観測される光
強度のパワーが最小値に(消光比が大きく)なるように
波長可変狭帯域光フィルタ14の中心波長を調整し、そ
の後同様に、光受信測定器13で観測される光強度のパ
ワーが最小値に(消光比が大きく)なるように検光子4
及び偏波制御装置2α中のπ/2位相素子2b,π位相
素子2cを調整して設定する。
【0034】前記の設定動作が終了したら、その次に、
測定対象3を通過した後の光信号S4a又はS4bの光
スペクトル特性P2を光スペクトラム・アナライザ5で
測定し、記録演算器12でデータを記録し、光源1の初
期特性P1をキャンセルすると、検光子4上に2つの直
交偏波成分が干渉する事により生じるビート信号(数学
的に見ると周期的な関数)が得られる。
測定対象3を通過した後の光信号S4a又はS4bの光
スペクトル特性P2を光スペクトラム・アナライザ5で
測定し、記録演算器12でデータを記録し、光源1の初
期特性P1をキャンセルすると、検光子4上に2つの直
交偏波成分が干渉する事により生じるビート信号(数学
的に見ると周期的な関数)が得られる。
【0035】その山と山,あるいは谷と谷が1ビート長
(位相差=2π)に相当する事から、その山(谷)の数
Nより、偏波モード分散τは、以下の式(3)により求
めることが可能となる。但し、山(谷)の数Nが多けれ
ば多いほど、その数値は平均化されて安定な特性測定が
可能となる。 τ=N{λ1λn/(cΔλn)} …(3) ここで、Δλn=|λn−λ1| λn:N番目の山(谷)の数
(位相差=2π)に相当する事から、その山(谷)の数
Nより、偏波モード分散τは、以下の式(3)により求
めることが可能となる。但し、山(谷)の数Nが多けれ
ば多いほど、その数値は平均化されて安定な特性測定が
可能となる。 τ=N{λ1λn/(cΔλn)} …(3) ここで、Δλn=|λn−λ1| λn:N番目の山(谷)の数
【0036】次に、π位相素子2cを45°回転して測
定対象3に入力する光信号S3bの偏波主軸を90°回
転させて、上記と同様に測定を行うと、山と谷が反転す
るため、ノイズの影響による雑音信号は偏波モード分散
とは関係ないので反転しないでそのままであるから、ノ
イズの影響を取り除くことが出来、高精度の測定が可能
となる。
定対象3に入力する光信号S3bの偏波主軸を90°回
転させて、上記と同様に測定を行うと、山と谷が反転す
るため、ノイズの影響による雑音信号は偏波モード分散
とは関係ないので反転しないでそのままであるから、ノ
イズの影響を取り除くことが出来、高精度の測定が可能
となる。
【0037】(測定例) 次に、本発明方法を適用した測定例を図面に示す。図3
乃至図5は、本発明方法の概念説明図である図2(a)
乃至図2(c)に対応した測定結果のグラフである。測
定対象3としてはSMFを採用し、図3から図5におい
ていずれも横軸は波長(単位はμm)、縦軸は測定され
る光強度のパワー(単位はdBm)である。
乃至図5は、本発明方法の概念説明図である図2(a)
乃至図2(c)に対応した測定結果のグラフである。測
定対象3としてはSMFを採用し、図3から図5におい
ていずれも横軸は波長(単位はμm)、縦軸は測定され
る光強度のパワー(単位はdBm)である。
【0038】まず、図3は測定対象3を挿入しない段階
の、光源1の光スペクトルの初期特性を示すグラフであ
り、測定前或いは測定後に記録演算器12に入力される
ものである。図中の▽で示した箇所が、光源1の初期光
スペクトル特性のもっとも光強度がある測定波長であ
る。
の、光源1の光スペクトルの初期特性を示すグラフであ
り、測定前或いは測定後に記録演算器12に入力される
ものである。図中の▽で示した箇所が、光源1の初期光
スペクトル特性のもっとも光強度がある測定波長であ
る。
【0039】図4は、測定対象3を挿入して実際に測定
された曲線のグラフである。そして、図5が記録演算器
12において、実際に{図4の曲線−図3の曲線}とい
う演算を行って得られたグラフである。このように、光
源1の初期光スペクトル特性に左右されない偏波干渉に
よる光強度の変動を非常に精密に測定することが可能と
なる。
された曲線のグラフである。そして、図5が記録演算器
12において、実際に{図4の曲線−図3の曲線}とい
う演算を行って得られたグラフである。このように、光
源1の初期光スペクトル特性に左右されない偏波干渉に
よる光強度の変動を非常に精密に測定することが可能と
なる。
【0040】(装置例2) 本発明による第2の装置例を図面につき説明する。図6
は本装置例の構成を示すブロック・ダイアグラムであ
る。図中、Bは本装置例の偏波モード分散測定装置1′
は出射する光信号の波長を変化させる事が可能である波
長可変光源である。なお、前記従来例及び第1装置例と
同一の部材には同一の符号を付した。
は本装置例の構成を示すブロック・ダイアグラムであ
る。図中、Bは本装置例の偏波モード分散測定装置1′
は出射する光信号の波長を変化させる事が可能である波
長可変光源である。なお、前記従来例及び第1装置例と
同一の部材には同一の符号を付した。
【0041】本装置例は、前記第1装置例と比較する
と、波長可変狭帯域光フィルタ14が光分岐器と光受信
測定器13との間に存在しないが、これは、光源1′を
波長可変とすることで、同一の動作を行えるからであ
る。
と、波長可変狭帯域光フィルタ14が光分岐器と光受信
測定器13との間に存在しないが、これは、光源1′を
波長可変とすることで、同一の動作を行えるからであ
る。
【0042】すなわち、光受信測定器13と光スペクト
ラム・アナライザ5とで受信性能の特徴を比較すると、
光スペクトラム・アナライザ5においては、一回の測定
において比較的広い波長領域においてもある程度精密な
測定が可能であるが、光受信測定器13においては、一
回の測定においてはある一定の波長領域の光強度しか測
定することが出来ない。
ラム・アナライザ5とで受信性能の特徴を比較すると、
光スペクトラム・アナライザ5においては、一回の測定
において比較的広い波長領域においてもある程度精密な
測定が可能であるが、光受信測定器13においては、一
回の測定においてはある一定の波長領域の光強度しか測
定することが出来ない。
【0043】それ故、広帯域な光スペクトルを有する光
源1を用いた場合には、測定対象3通過後の光信号S4
のある一定の波長領域を波長可変狭帯域光フィルタ14
で通過させて、その光強度を測定する必要があったが、
光源1′のように、出射する光信号S3a自体の波長領
域を制御してしまえば、一回の測定において、光受信測
定器13単体で十分精密な測定が可能となるのである。
源1を用いた場合には、測定対象3通過後の光信号S4
のある一定の波長領域を波長可変狭帯域光フィルタ14
で通過させて、その光強度を測定する必要があったが、
光源1′のように、出射する光信号S3a自体の波長領
域を制御してしまえば、一回の測定において、光受信測
定器13単体で十分精密な測定が可能となるのである。
【0044】(方法例2) 次に、図6に示されるような構成の装置を用いて、偏波
モード分散を求める測定方法を説明する。まず、光信号
の流れから概略を説明する。波長可変光源1′から出射
する光信号S3aを、偏波制御装置2αに入力し、任意
の偏波状態でしかも偏波軸を任意の方向に制御可能とし
て、光信号S3bとする。当該光信号S3bを測定対象
3に入力し、その出射光信号S4を検光子4において当
該光信号S4の直交成分を干渉させて通過させた後、光
分岐器9で分岐する。その一方の光信号S4aは光受信
測定器13へと入力し初期設定のための受信をし、他方
の光信号S4bは光スペクトラム・アナライザ5へと入
力をして測定をする。
モード分散を求める測定方法を説明する。まず、光信号
の流れから概略を説明する。波長可変光源1′から出射
する光信号S3aを、偏波制御装置2αに入力し、任意
の偏波状態でしかも偏波軸を任意の方向に制御可能とし
て、光信号S3bとする。当該光信号S3bを測定対象
3に入力し、その出射光信号S4を検光子4において当
該光信号S4の直交成分を干渉させて通過させた後、光
分岐器9で分岐する。その一方の光信号S4aは光受信
測定器13へと入力し初期設定のための受信をし、他方
の光信号S4bは光スペクトラム・アナライザ5へと入
力をして測定をする。
【0045】次に、詳細な実行手順を説明する。まず、
参照用光ファイバ3′を測定対象3の代わりに挿入し、
光源1の光信号S3aの光スペクトルの初期特性を光ス
ペクトラム・アナライザ5で測定し、記録演算器12へ
測定データを記録する。
参照用光ファイバ3′を測定対象3の代わりに挿入し、
光源1の光信号S3aの光スペクトルの初期特性を光ス
ペクトラム・アナライザ5で測定し、記録演算器12へ
測定データを記録する。
【0046】次に、初期設定をするために、参照用光フ
ァイバ3′に代えて測定対象3を挿入し、偏波制御装置
2αで光信号S3aの偏波状態を様々に変化させて光信
号S3bとして、測定対象を通過させ、光信号S4の光
スペクトルを検光子4を通過させた後、光受信測定器1
3で測定する。
ァイバ3′に代えて測定対象3を挿入し、偏波制御装置
2αで光信号S3aの偏波状態を様々に変化させて光信
号S3bとして、測定対象を通過させ、光信号S4の光
スペクトルを検光子4を通過させた後、光受信測定器1
3で測定する。
【0047】そして、偏波制御装置2α中の偏光子2a
のみを働かせて、光信号S3bを直線偏波状態とする。
そして検光子4通過後の光分岐器で分岐された光信号S
4aの出力レベルが光受信測定器13で観測される光強
度のパワーが最小値に(消光比が大きく)なるように検
光子4及び偏波制御装置2α中のπ/2位相素子2b,
π位相素子2cを調整して設定をする。
のみを働かせて、光信号S3bを直線偏波状態とする。
そして検光子4通過後の光分岐器で分岐された光信号S
4aの出力レベルが光受信測定器13で観測される光強
度のパワーが最小値に(消光比が大きく)なるように検
光子4及び偏波制御装置2α中のπ/2位相素子2b,
π位相素子2cを調整して設定をする。
【0048】その次に、測定対象3を通過した後の光信
号S4bの光スペクトル特性を光スペクトラム・アナラ
イザ5で測定し、記録演算器12でデータを記録し、光
源1の光スペクトルの初期特性をキャンセルすると、検
光子4上に2つの直交偏波成分が干渉する事により生じ
るビート信号(数学的に見ると周期的な関数)が得られ
る。
号S4bの光スペクトル特性を光スペクトラム・アナラ
イザ5で測定し、記録演算器12でデータを記録し、光
源1の光スペクトルの初期特性をキャンセルすると、検
光子4上に2つの直交偏波成分が干渉する事により生じ
るビート信号(数学的に見ると周期的な関数)が得られ
る。
【0049】その山と山,あるいは谷と谷が1ビート長
(位相差=2π)に相当する事から、その山(谷)の数
Nより、偏波モード分散τは、前記の式(3)により求
めることが可能となる。ここで、山(谷)の数Nが多け
れば多いほど、その数値は平均化されて安定な特性測定
が可能となることが、前記方法例1と同様であることは
いうまでもない。
(位相差=2π)に相当する事から、その山(谷)の数
Nより、偏波モード分散τは、前記の式(3)により求
めることが可能となる。ここで、山(谷)の数Nが多け
れば多いほど、その数値は平均化されて安定な特性測定
が可能となることが、前記方法例1と同様であることは
いうまでもない。
【0050】次に、π位相素子2cを45°回転して測
定対象3に入力する光信号S3bの偏波主軸を90°回
転させて、上記と同様に測定を行うと、山と谷が反転す
るため、ノイズの影響による雑音信号は偏波モード分散
とは関係ないので反転しないでそのままであるから、ノ
イズの影響を取り除くことが出来、高精度の測定が可能
となる。
定対象3に入力する光信号S3bの偏波主軸を90°回
転させて、上記と同様に測定を行うと、山と谷が反転す
るため、ノイズの影響による雑音信号は偏波モード分散
とは関係ないので反転しないでそのままであるから、ノ
イズの影響を取り除くことが出来、高精度の測定が可能
となる。
【0051】(装置例3) 本発明による第3の装置例を図面につき説明する。図7
は、本装置例の構成を示すブロック・ダイアグラムであ
る。図中、Cは本装置例の偏波モード分散測定装置、1
3′は同期検波型光受信測定器、15は光源1′に変調
信号Mを与える外部変調器、16は波長計、17は微弱
な光信号を同期検波方式で測定する際に有用な電気的帯
域フィルタである。なお、前記従来例及び第1,第2装
置例と同一の部材には同一の符号を付した。
は、本装置例の構成を示すブロック・ダイアグラムであ
る。図中、Cは本装置例の偏波モード分散測定装置、1
3′は同期検波型光受信測定器、15は光源1′に変調
信号Mを与える外部変調器、16は波長計、17は微弱
な光信号を同期検波方式で測定する際に有用な電気的帯
域フィルタである。なお、前記従来例及び第1,第2装
置例と同一の部材には同一の符号を付した。
【0052】(方法例3) 前記第3の装置例を用いた、本発明方法の実施手順につ
いて説明する。まず、外部変調器15により出力される
変調信号Mにより、波長可変光源1′から出射する光信
号S3aを変調する。当該外部変調器15は記録演算器
12にも変調信号Mを出力する。当該変調された光信号
S3aは、光分岐器9により分岐される。分岐された一
方の光信号S3bは測定対象3へ入力する光信号として
偏波制御装置2αへ入力される。他方の光信号S3c
は、波長モニタ用として、波長計16へと入力される。
いて説明する。まず、外部変調器15により出力される
変調信号Mにより、波長可変光源1′から出射する光信
号S3aを変調する。当該外部変調器15は記録演算器
12にも変調信号Mを出力する。当該変調された光信号
S3aは、光分岐器9により分岐される。分岐された一
方の光信号S3bは測定対象3へ入力する光信号として
偏波制御装置2αへ入力される。他方の光信号S3c
は、波長モニタ用として、波長計16へと入力される。
【0053】次に、参照用光ファイバ3′を測定対象3
の代わりに挿入し、光源1の光信号S3aの光スペクト
ルの初期特性を同期検波型光測定受信器13′で測定
し、記録演算器12へ測定データを記録する。
の代わりに挿入し、光源1の光信号S3aの光スペクト
ルの初期特性を同期検波型光測定受信器13′で測定
し、記録演算器12へ測定データを記録する。
【0054】そして、参照用光ファイバ3′に代えて測
定対象3を挿入し、偏波制御装置2αで光信号S3bの
偏波状態を様々に変化させて光信号S3dとして、測定
対象を通過させ、光信号S4の光スペクトルを検光子4
を通過させた後、同期検波型光受信測定器13′で測定
し、記録演算器12へ測定データを記録する。
定対象3を挿入し、偏波制御装置2αで光信号S3bの
偏波状態を様々に変化させて光信号S3dとして、測定
対象を通過させ、光信号S4の光スペクトルを検光子4
を通過させた後、同期検波型光受信測定器13′で測定
し、記録演算器12へ測定データを記録する。
【0055】測定対象3へ入力されるための分岐光信号
S3bは、偏波制御装置2αへ入力されて、任意の偏波
状態でしかも偏波主軸が任意の方向へ向けられた光信号
S3dとされて、測定対象3へ入力される。
S3bは、偏波制御装置2αへ入力されて、任意の偏波
状態でしかも偏波主軸が任意の方向へ向けられた光信号
S3dとされて、測定対象3へ入力される。
【0056】測定対象3へ入力された光信号S3dは、
測定対象3で偏波モード分散を受けて光信号S4とな
り、検光子4を通過して干渉された光信号S4aとな
り、同期検波型光受信測定器13′へ入力されて光パワ
ーを測定される。その測定された電気的信号S4bが電
気的帯域フィルタ17へと入力され、濾波されてその後
記録演算器12へと記録される。
測定対象3で偏波モード分散を受けて光信号S4とな
り、検光子4を通過して干渉された光信号S4aとな
り、同期検波型光受信測定器13′へ入力されて光パワ
ーを測定される。その測定された電気的信号S4bが電
気的帯域フィルタ17へと入力され、濾波されてその後
記録演算器12へと記録される。
【0057】本例においては、同期検波方式とするため
に、外部変調器15による変調信号Mにより波長可変光
源1′を直接変調し、同時に記録演算器12へと変調信
号Mを供給しているが、波長可変光源1′からの出射す
る光信号を光路中で変調する間接変調方式としてもよい
ことはいうまでもない。
に、外部変調器15による変調信号Mにより波長可変光
源1′を直接変調し、同時に記録演算器12へと変調信
号Mを供給しているが、波長可変光源1′からの出射す
る光信号を光路中で変調する間接変調方式としてもよい
ことはいうまでもない。
【0058】また、本例によれば、波長可変光源1′を
利用しているので、一度に広帯域波長にわたる測定は出
来ないが、その分、前記第1装置例のような狭帯域光フ
ィルタを装置に組み入れなくてもよいので、全体の構成
が簡素になるという利点がある。なお、広帯域波長にわ
たる測定を一度に行いたければ、前記第1装置例のよう
に、光源に広帯域光源を使用し、光受信測定器13′の
前段に狭帯域光フィルタを備えればよいということはい
うまでもない。また、光受信測定器13′を光スペクト
ラム・アナライザ5にすれば、広帯域の波長の光信号に
ついて測定が行える。
利用しているので、一度に広帯域波長にわたる測定は出
来ないが、その分、前記第1装置例のような狭帯域光フ
ィルタを装置に組み入れなくてもよいので、全体の構成
が簡素になるという利点がある。なお、広帯域波長にわ
たる測定を一度に行いたければ、前記第1装置例のよう
に、光源に広帯域光源を使用し、光受信測定器13′の
前段に狭帯域光フィルタを備えればよいということはい
うまでもない。また、光受信測定器13′を光スペクト
ラム・アナライザ5にすれば、広帯域の波長の光信号に
ついて測定が行える。
【0059】(比較例) 本発明による方法と前記従来技術である干渉法の実際の
測定の比較を図8の表に示す。表中のσは、標準偏差で
ある。これにより、従来技術である干渉法における問題
点であった偏波モード分散の値が過少評価されるという
点が、本発明により解消されていることが理解できる。
測定の比較を図8の表に示す。表中のσは、標準偏差で
ある。これにより、従来技術である干渉法における問題
点であった偏波モード分散の値が過少評価されるという
点が、本発明により解消されていることが理解できる。
【0060】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、安定した高
精度な各種光デバイス等の偏波モード分散測定が実現可
能となり、偏波モード分散の小さな光増幅器や光デバイ
ス、長距離光増幅中継伝送システムが実現可能となる等
優れた有用性を発揮する。
精度な各種光デバイス等の偏波モード分散測定が実現可
能となり、偏波モード分散の小さな光増幅器や光デバイ
ス、長距離光増幅中継伝送システムが実現可能となる等
優れた有用性を発揮する。
【図1】本発明の第1の装置例の構成を示すブロック・
ダイアグラムである。
ダイアグラムである。
【図2】(a),(b),(c)は、それぞれ本発明方
法の概念を説明するためのグラフである。
法の概念を説明するためのグラフである。
【図3】本発明方法の概念説明図である図2(a)に対
応した、実際の測定結果を示すグラフである。
応した、実際の測定結果を示すグラフである。
【図4】同上、図2(b)に対応した、実際の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図5】同上、図2(c)に対応した、実際の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の装置例の構成を示すブロック・
ダイアグラムである。
ダイアグラムである。
【図7】本発明の第3の装置例の構成を示すブロック・
ダイアグラムである。
ダイアグラムである。
【図8】本発明による方法と前記従来技術である干渉法
の実際の測定の比較を示す表である。
の実際の測定の比較を示す表である。
【図9】固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法の
基本的な構成例を示す図である。
基本的な構成例を示す図である。
【図10】従来の具体的な偏波モード分散測定方法の一
つである干渉法を用いる際に使用される装置の構成例を
示すブロック・ダイアグラムである。
つである干渉法を用いる際に使用される装置の構成例を
示すブロック・ダイアグラムである。
【図11】図9に示される装置を用いた際の問題点を説
明するためのグラフである。
明するためのグラフである。
【図12】図10に示される装置を用いた際の問題点を
説明するためのグラフである。
説明するためのグラフである。
1…広帯域光源 1′…波長可変光源 2α…偏波制御装置 2a…偏光子 2b…π/2位相素子 2c…π位相素子 3…測定対象 3′…参照用光ファイバ 4…固定検光子 5…光スペクトラム・アナライザ 6…フォト・ディテクタ 7…集光レンズ 8a,8b…コーナー・キューブ 9…光分岐器 9′…ハーフミラー 10…増幅器 11…微小振動ステージ 12…記録演算器 13…光受信測定器 13′…同期検波型光受信測定器 14…波長可変狭帯域光フィルタ 15…外部変調器 16…波長計 17…電気的帯域フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01J 4/00 G01M 11/02
Claims (7)
- 【請求項1】広帯域な光信号を出力する光源手段を用
い、 当該広帯域光源手段から出力される光信号を任意の偏波
状態でかつ偏波主軸を任意の方向に制御して測定系に挿
入された参照用光ファイバ又は測定対象に入力し、 当該参照用光ファイバ又は測定対象から出力された光信
号を固定検光子に入力して、 当該固定検光子内で当該入力された光信号の直交偏波成
分同士を干渉させて出力して、 当該干渉された光信号の光強度の測定により、前記測定
対象の測定結果から前記参照用光ファイバの測定結果を
減算して求められる当該光信号の光波長に対して余弦波
状の周期関数である当該光強度の山(谷)の数と山
(谷)と山(谷)の間隔とを計数することにより前記干
渉された光信号の直交する偏波軸における偏波状態の分
散を求めて、 前記測定対象の偏波モード分散を求めることを特徴とす
る固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法。 - 【請求項2】広帯域な光信号を出力する光源手段は、 出力する波長を変化させることが可能である光源手段に
置き換えることを特徴とする、請求項1記載の固定検光
子を用いた偏波モード分散測定方法。 - 【請求項3】測定系は、 まず、測定対象を挿入しない状態で偏波モード分散を予
め測定・記録して置き、 ついで、測定対象を挿入した状態で偏波モード分散を測
定・記録し、 引続き、前記測定対象を挿入しない状態の偏波モード分
散と測定対象を挿入した状態の偏波モード分散の双方を
比較演算して、 測定対象以外の光スペクトル特性を相殺することを特徴
とする請求項1又は2記載の固定検光子を用いた偏波モ
ード分散測定方法。 - 【請求項4】固定検光子より出力される干渉された光信
号の測定は、同期検波方式で行っていることを特徴とす
る請求項1,2又は3記載の固定検光子を用いる偏波モ
ード分散測定方法。 - 【請求項5】広帯域な光信号を出力する広帯域光源と、 当該光源から出力される光信号の偏波状態を、任意の偏
波状態に変換自在でかつ当該光信号の偏波主軸を任意の
方向に制御自在である偏波制御手段と、 当該偏波制御手段からの光信号を測定対象及び参照用光
ファイバを交換して通過させる測定物手段と、 当該測定物手段から出力された光信号を入力して干渉さ
せる固定検光子と、 当該固定検光子から出力される干渉された光信号を分岐
する分岐手段と、 当該分岐手段により分岐された一方の干渉された光信号
を入力して広帯域にわたって光信号を入力して特定の周
波数帯域を濾波する濾波手段と、 当該濾波された初期設定のための光信号の光強度の受信
を光受信測定器により行う光受信設定手段と、 前記分岐手段により分岐されたもう一方の干渉された光
信号を入力して広帯域にわたってその光強度の受信測定
を光スペクトラム・アナライザにより行う光受信測定手
段と、 当該光受信測定手段による測定結果を記録し、前記測定
対象の測定結果から前記参照用光ファイバの測定結果を
減算し、当該減算結果からの光波長に対する光強度のビ
ート信号の山(谷)の数及び山(谷)と山(谷)の間隔
により偏波モード分散を求める記録演算手段とを具備す
ることを特徴とする固定検光子を用いた偏波モード分散
測定装置。 - 【請求項6】出力する光信号の波長を変化させることが
可能である波長可変光源と、 当該光源から出力される光信号の偏波状態を、任意の偏
波状態に変換自在でかつ当該光信号の偏波主軸を任意の
方向に制御自在である偏波制御手段と、 当該偏波制御手段からの光信号を測定対象及び参照用光
ファイバを交換して通過させる測定物手段と、 当該測定物手段から出力された光信号を入力して干渉さ
せる固定検光子と、 当該固定検光子から出力される干渉された光信号を分岐
する分岐手段と、 当該分岐手段により分岐された一方の干渉された光信号
を入力して初期設定のための光強度の測定を光受信測定
器により行う光受信設定手段と、 前記分岐手段により分岐されたもう一方の干渉された光
信号を入力して光強度の測定を光スペクトラム・アナラ
イザにより行う光受信測定手段と、 当該光受信測定手段による測定結果を記録し、前記測定
対象の測定結果から前記参照用光ファイバの測定結果を
減算し、当該減算結果からの光波長に対する光強度のビ
ート信号の山(谷)の数及び山(谷)と山(谷)の間隔
により偏波モード分散を求める記録演算手段とを具備す
ることを特徴とする固定検光子を用いた偏波モード分散
測定装置。 - 【請求項7】 光源は、光源からの光信号を変調して出
射する変調手段を具備するとともに、光受信測定手段
は、同期検波型光受信測定器であることを特徴とする請
求項5又は6に記載の固定検光子を用いた偏波モード分
散測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18546692A JP2746354B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18546692A JP2746354B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634446A JPH0634446A (ja) | 1994-02-08 |
JP2746354B2 true JP2746354B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=16171279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18546692A Expired - Fee Related JP2746354B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 固定検光子を用いた偏波モード分散測定方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2746354B2 (ja) |
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US6342945B1 (en) * | 1999-03-31 | 2002-01-29 | Corning Incorporated | System and method for measuring polarization mode dispersion suitable for a production environment |
JP3734667B2 (ja) * | 2000-03-14 | 2006-01-11 | アンリツ株式会社 | 偏波モード分散測定方法および偏波モード分散測定システム |
US6856400B1 (en) | 2000-12-14 | 2005-02-15 | Luna Technologies | Apparatus and method for the complete characterization of optical devices including loss, birefringence and dispersion effects |
JP4767086B2 (ja) * | 2005-07-06 | 2011-09-07 | 日本電信電話株式会社 | 2光束干渉計の偏波依存性測定方法および装置 |
KR102139988B1 (ko) * | 2018-07-12 | 2020-07-31 | 한국표준과학연구원 | 수직입사 타원계측기 및 이를 이용한 시편의 광물성 측정 방법 |
CN111982475A (zh) * | 2020-08-24 | 2020-11-24 | 宁波舜宇奥来技术有限公司 | 扩散片的检测装置和控制与处理方法 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP18546692A patent/JP2746354B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0634446A (ja) | 1994-02-08 |
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