JP2002540311A - 手 袋 - Google Patents

手 袋

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JP2002540311A
JP2002540311A JP2000607502A JP2000607502A JP2002540311A JP 2002540311 A JP2002540311 A JP 2002540311A JP 2000607502 A JP2000607502 A JP 2000607502A JP 2000607502 A JP2000607502 A JP 2000607502A JP 2002540311 A JP2002540311 A JP 2002540311A
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gloves
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plastic
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JP2000607502A
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ブリンクマン,フリッツ
ルーツ,ヘルベルト
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ノルデニア ドイチュラント パシメックス ゲーエムベーハー
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D19/00Gloves
    • A41D19/0055Plastic or rubber gloves
    • A41D19/0068Two-dimensional gloves, i.e. obtained by superposition of two sheets of material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D19/00Gloves
    • A41D19/01Gloves with undivided covering for all four fingers, i.e. mittens

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Gloves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも側方の端縁領域(8)において、外側(9)と内側(10)を形成しながら、かつ手袋開口部(11)を残して互いに堅固に結合されている、少なくとも2つのほぼ合同のプラスチック箔(6、7)と、手の外側面に対応づけることのできる外側上および/または手の内側面に対応づけることのできる内側上の外側に取り付けられた少なくとも1つの吸収性の外側層(12)とを有する、手袋、特にワンウェイ手袋または使い捨て手袋に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、たとえば給油の際またはオイル状態をチェックする際に使用される
ような、手袋、特にワンウェイ手袋または使い捨て手袋に関する。
【0002】 この種のワンウェイ手袋または使い捨て手袋は、知られており、かつプラスチ
ックだけからできている。それらは、たとえばガソリンスタンドで −ロールか
ら供給されるエンドレスの、シートの大きさにミシン目を形成された紙ないしフ
リースに加えて−、たとえば給油またはオイル状態の測定のような、車両におけ
る簡単な作業を快適な方法で実施できるようにするために、ガソリンスタンドの
顧客に提供される。その場合に紙ないしフリースは、給油後に手をきれいにし、
あるいはオイル充填状態を測定する前にオイル測定バーを拭うのに利用される。
【0003】 しかし、公知のワンウェイ手袋または使い捨て手袋の欠点は、それがプラスチ
ックからできていることである。従ってガソリンまたはオイルが手袋に付着する
と、人はガソリンおよび/またはオイルを扱う際に汚れることがある。さらに、
手袋の他に与えられた紙ないしフリースもさらに廃棄しなければならず、それは
望ましくない。
【0004】 上述した欠点となじみにくさに基づいて、本発明の課題は、この種の手袋、特
にこの種のワンウェイ手袋または使い捨て手袋を、簡単かつ安価に形成でき、た
とえばオイル測定バーを拭うなどの汚れ仕事も、別の紙を使用することなく可能
となるように、展開することである。
【0005】 本発明によれば、この課題は、本発明の教示に従って、少なくとも側方の端縁
領域において、外側と内側を形成しながら、かつ手袋開口部を残して、互いに堅
固に結合されている、少なくとも2つのほぼ合同のプラスチック箔と、手の外側
面に対応づけることのできる外側上および/または手の内側面に対応づけること
のできる内側面上の外側に取り付けられた、少なくとも1つの吸収性の外側層と
を有する手袋によって、特にワンウェイ手袋または使い捨て手袋によって、解決
される。
【0006】 従って本発明によれば、その外側上、しかし好ましくは内側上だけの外側に、
紙または(紙)−フリースからなる、好ましくは高吸収性(超吸収性)の外側層
を有する、手袋が提供される。この紙層ないしはフリース層は、極めて薄く形成
することができるので、著しく材料を節約することができる。この材料は、従来
技術に従って紙ないしフリースの供給装置において必要とされている。
【0007】 本発明の好ましい展開においては、吸収性の外側層は、静的に帯荷可能、特に
静電的に帯電可能および/または静磁気的に帯磁可能であるので、この手袋は好
ましくはほこりを拭うのにも適している。というのは、高い静的帯荷能力を有す
る外側層材料を使用することによって、ほこりが特に容易に外側層に集まるから
である。これは、外側層が粉末形状の鉄屑を有する場合に、特に効果的に行われ
る。
【0008】 たとえば本発明を化粧用の手袋としておよび/または医療用の手袋として使用
する場合に、病気をもたらす細菌などの発生を確実に阻止するために、本発明の
好ましい実施形態に基づく外側層は、たとえば添加物として外側層へ供給可能な
消毒剤の形式で、少なくとも1つの消毒するおよび/または滅菌する添加物を有
する。これに関連して著しい利点は、この種の消毒するおよび/または滅菌する
添加物は、極めて正確に調量可能であることに見られ、その場合にたとえば粉に
した香料を(紙)−フリース材料に入れることも考えられる。
【0009】 吸収性の外側層が、上述したように、紙ないしフリースを有し、かつプラスチ
ック箔が溶接可能および/またはシール可能であると、効果的である。好ましく
はプラスチック箔はポリエチレン(PE)からなり、この材料は、所定の前提の
元では空気は透過するが、液体は透過しないことができる、という利点を提供す
る。それとは異なり、ポリプロピレン(PP)は、所定の条件が存在する場合に
は、液体を透過するが、空気は透過しないことができる。
【0010】 本発明の好ましい展開によれば、プラスチック箔の少なくとも1つは、少なく
とも所々細かい孔が形成されている。それによってプラスチック箔が液体の交換
は許さないが、空気の交換は許す限りにおいて、ある程度の呼吸する手袋が提供
される。これは、手袋の中の手が不快に汗ばむことを防止できる、というポジテ
ィブな結果を有する。
【0011】 ほぼ合同のプラスチック箔は、上面で見て、好ましくはほぼ矩形に形成するこ
とができる。簡単な方法で、プラスチック箔は、ホース形状に折り畳まれた、長
手方向に延びるプラスチックの帯から形成されており、その場合に長手方向に延
びる折り畳み端縁が、手袋の中へ導入された手の指の尖端の領域における手袋の
上側を形成し、その場合に折り畳み端縁とは反対側の2つの端縁は、手袋開口部
を形成する。従って手袋は、互いに横に並べられている。
【0012】 この手袋の好ましい発明的な展開によれば、折り畳み端縁とは反対側に位置す
る、手袋開口部を形成する2つの端縁を、互いに対して変位させることができる
。それによって、特に快適に手を手袋へ挿入することが可能になる。というのは
、手袋の利用者は場合によっては、2つのプラスチック箔が場合によっては互い
にくっついてしまう、という事実を、突出している端縁を簡単につまんで、2つ
のプラスチック箔を容易に引き離すことによって、補償できるからである。
【0013】 従って結果として、折り畳み端縁の領域には溶接継ぎ目またはシール継ぎ目を
設ける必要はなく、それが手袋の製造を容易にする。側方の端縁領域においての
み、合同のプラスチック箔は好ましくは接着によって、および/または溶接によ
って、および/またはシールによって、互いに結合されている。しかし、好まし
くは手袋を直角に回動させて、それによってプラスチックの帯から相前後するよ
うに、成形することができる。
【0014】 好ましい実施形態においては、手袋は、手のためのほぼ矩形の内部空間の代わ
りに、あるいはまたほぼ丸いないしは角を丸くされた内部空間の代わりに、少な
くとも領域的に、側方の端縁領域からおよび/または折り畳み端縁から距離をも
って延びる、(指を収容する6つまでの収容領域を有する、あるいはまた2本以
上の指を同時に並べて収容する、収容領域を有する)5本指手袋の形状の、ある
いはミトンの形状の、少なくとも1つの溶接継ぎ目またはシール継ぎ目を有する
ことができる。それによって手袋は、掴み易く、かつ良好に取り扱いできるよう
に形成されている。
【0015】 好ましくは溶接継ぎ目またはシール継ぎ目は、上面で見て、指領域の両側にそ
れぞれ親指を収容するための親指部分を有することができる。従って左手のため
の手袋と右手のための手袋を別々に形成する必要はない。むしろ、各手袋を、吸
収性の外側層が手袋の内側に対応づけられるようにして、右と左にはめることが
できる。
【0016】 さらに、本発明の好ましい実施形態においては、2つの合同のプラスチック箔
に加えて、少なくとも1つの他のプラスチック箔が、外側層とは反対の側に設け
られ、その場合にこの他のプラスチック箔は少なくとも隣接するプラスチック箔
と、他の溶接継ぎ目またはシール継ぎ目を介して結合されており、その溶接継ぎ
目またはシール継ぎ目は、5本指手袋の形状の、あるいはミトンの形状の溶接継
ぎ目またはシール継ぎ目から距離をもって、しかしそれに対してほぼ平行に延び
ている。
【0017】 その場合に他の溶接継ぎ目またはシール継ぎ目は、最初に挙げた溶接継ぎ目ま
たはシール継ぎ目よりも大きい面積を占めることになり、それによってそれぞれ
2つの隣接し合う合同のプラスチック箔の間に、大きさは異なるが、それぞれ手
袋が形成される。従って手袋を、使用快適性を損なうことなく、大きな手にも小
さい手にも問題なく使用することができる。
【0018】 2つ以上のワンウェイ手袋または使い捨て手袋が、好ましくはプラスチック箔
の長手方向に、プラスチック箔上の配置に従って互いに並べて、ないしは互いに
相前後して設けられ、その場合に個々の手袋は、長手方向に対して横方向に延び
る少なくとも1つのライン形状のミシン目によって容易に分離可能である。これ
をもって本発明に基づく手袋を長手方向に巻き上げて、供給装置によって個々に
排出することができる。
【0019】 本発明に基づく手袋をさらに好ましい方法で展開しようとする場合には、手袋
開口部の領域に、手の導入方向に対してほぼ横方向に延びる少なくとも1つの固
定バンドまたは止めバンドを備えたロック止め部を設けることが、推奨される。
従って効果的な方法で、手袋のいわゆる「折り返し」の領域に配置されて、手袋
に手を挿入した後に手袋開口部を閉鎖可能にする、少なくとも1つの固定バンド
または止めバンドが形成される。
【0020】 手袋開口部の領域に、すなわち折り返し領域に、ロック止め部を配置すること
によって、一方で、付加的な材料の消費とは結びつかない。というのは、ロック
止め部のために必要な材料は、1つまたは複数のプラスチック箔によって初めか
ら提供されており、かつそうでない場合にはゴミとなってしまうからである。他
方では、手袋開口部の領域にロック止め部とそれによってもたらされる止め機能
を設けることによって、手袋から手が抜け出すことが確実に防止される。という
のは、そうでなければ支配できずにまわりでぱたぱたしたり、好ましくない条件
が存在する際に、極端な場合には、不用意に裂けてしまう傾向にある折り返し領
域、すなわち手袋開口部の領域が、ロック止め部によって固定可能かつ閉鎖可能
となるからである。
【0021】 特殊な実施形態においては、固定バンドまたは止めバンドは2つの端部を有し
ており、その場合に好ましくは一方の端部は手袋開口部の一方の側に設けられて
おり、かつその場合に他方の端部は手袋開口部の他方の側に設けられている。そ
の場合に手袋開口部に関して特別に良好な閉鎖作用は、一方の端部が他方の端部
の上へ折し可能であって、かつ端部が互いに取り外し可能に固定できる場合に、
得られる。
【0022】 これに関連して、一方の端部を少なくともつの内側の開口領域を有する収容部
分として形成し、他方の端部を開口領域に適合された、開口領域内へ差し込むた
めに設けられた差込み部分として形成することが、推奨される。その場合に好ま
しくは、差込み部分が収容部分上へ折り返し可能であって、かつ差込み部分が開
口領域を有する収容部分内へ差し込まれて、それによって収容部分において取り
外し可能に固定されることによって、収容部分に取り外し可能に固定することが
できる。
【0023】 上述したロックおよび固定原理は、たとえば収容部分が手袋開口部の一方の側
に設けられており、かつ差込み部分が手袋開口部の他方の側に設けられている場
合に、閉鎖すべき手袋開口部の領域にとって効果的に機能する。この種の構成に
おいては、差込み部分を収容部分上へ折り返して、収容部分に取り外し可能に固
定できることが、確実な方法で保証される。
【0024】 その代わりに、あるいはそれに加えて、固定バンドまたは止めバンドは結ぶこ
とができ、および/または締めることができ、および/または接着剤を用いて、
あるいは少なくとも1つの接着点を用いて、あるいは少なくとも1つの接着細片
を用いて、あるいは少なくとも1つのテープを用いて、取り外し可能に固定する
ことができる。
【0025】 本発明の特に発明的な展開においては、外側上に少なくとも1本の支持体バン
ドが設けられている。この支持体バンドは、ひとつには、特に本発明に基づく手
袋が長手方向に巻きほどかれて、供給装置によって個々に放出される場合には、
安定化機能を有する。他方では、支持体バンドは、特に材料を節約する方法で、
外側を形成するプラスチック箔の代わりに支持体バンドが設けられている場合に
、手袋のためのホルダとしても使用することができる。
【0026】 後者の場合には、利用者の手は支持体バンドと内側を形成するプラスチック箔
との間へ挿入され、すなわちその場合には支持体バンドはある程度、手の甲の上
にわたされた、保持バンドないしホルダとして機能する。これに関連して、互い
に対してほぼ平行に配置された2本の支持体バンドが設けられている場合に、特
に効果的な機能が保証される。
【0027】 本発明の他の実施形態、特徴および利点を、以下で、本手袋の2つの実施例の
例で示す図面において図1から図5を用いて説明する。 その場合に、図1は長手方向に横置きで並べて配置された、第1の実施例に基
づく多数のワンウェイ手袋または使い捨て手袋を概略的に示す斜視図であり、図
2は図1の切断線II−IIに沿った表示であり、図3は図1の切断線III−IIIに沿
った表示であり、図4は長手方向に相前後して並べて配置された、第2の実施例
に基づく多数のワンウェイ手袋または使い捨て手袋を概略的に示す斜視図であり
、図5は図4の切断線V−Vに沿った表示である。 図1から図5において、本発明の同一または同様の構成部分または特徴には、
同一の参照符号が付されている。
【0028】 図1において、本発明の第1の実施例に基づくワンウェイ手袋または使い捨て
手袋は、参照符号5で示されている。同手袋は、上面で見て矩形の、2つの合同
のプラスチック箔6、7を有しており、それらプラスチック箔は端縁領域8にお
いて、外側9と内側10を形成しながら手袋開口部11を残して接着によって、
あるいは溶接によって、またはシールによって互いに堅固に結合されている。
【0029】 さらに、手袋5は、本発明によれば内側10の外側に、紙(フリース)からな
る吸収性の外側層12を有している。それに対してプラスチック箔6、7は、ポ
リエチレン(PE)からなり、細かい孔を有しているので、ある程度呼吸をする
手袋5が形成され、その手袋は空気交換を許す。それは、手袋5内の手が不快に
汗ばむことを防止できる、というポジティブな結果を有する。
【0030】 合同のプラスチック箔6、7は、ホースの形状に折り畳まれた、長手方向13
に延びるプラスチックの帯から形成されており、その場合に長手方向13に延び
る折り畳み端縁14が、指群の領域における手袋5の上側を形成し、折り畳み端
縁14とは反対側に位置する2つの端縁15、16が手袋開口部11を形成する
【0031】 図2の表示(図1に基づく切断線II−IIに沿った表示)から理解できるように
、折り畳み端縁14とは反対側に位置する、手袋開口部11を形成する2つの端
縁15、16は、互いに変位して配置されている。それによって特に快適に手を
手袋5へ導入することが可能になる。というのは、手袋5の利用者は、2つのプ
ラスチック箔6、7が場合によっては互いにくっついているという事実を、突出
している端縁16をつまんで、2つのプラスチック箔6,7を容易に引き離すこ
とにより、補償できるからである。
【0032】 側方の端縁領域8において溶接によって、あるいはシールによって互いに結合
されている、合同のプラスチック箔6、7はさらに、領域的に、端縁領域8から
および/または折り畳み端縁14から距離をもって延びる、図1から図3に示す
第1の実施例においてはミトンの形状の、シール継ぎ目17を有している。
【0033】 図1に示すように、多数のワンウェイ手袋または使い捨て手袋5がプラスチッ
クの帯の長手方向13に並べて配置されており、それらはそれぞれ長手方向13
に対してほぼ直角に延びるライン形状のミシン目18によって互いに容易に分離
可能であるが、互いに結合されている。
【0034】 図1〜図3からさらに理解できるように、手袋5の外側9上には、2本の互い
に平行に配置された支持体バンド23a、23bが設けられている。これら支持
体バンド23a、23bは、まず、特に手袋5が長手方向13に(図1と2を参
照)巻きをほどかれて、供給装置によって個々に排出される限りにおいて、安定
化させる機能を有している。さらに、支持体バンド23a、23bは、手袋5の
ためのホルダとして使用することができ、特に本発明に従って、1つの支持体バ
ンド23ないしは複数の支持体バンド23a、23bが、外側9を形成するプラ
スチック箔6の代わりに設けられるようにも、使用することができる。
【0035】 後者の場合には、利用者の手は、支持体バンド23a、23bと内側10を形
成するプラスチック箔7との間へ挿入され、すなわちその場合に支持体バンド2
3a、23bは、手の甲の上にわたされた保持バンドとして機能する。
【0036】 図1から図3とは異なる第2の実施形態においては、手袋50は、手袋5が横
に並べて配置されている第1の実施例とは異なり、長手方向13に相前後して配
置されている。その場合に手袋50の、指群に隣接する上側には、長手方向13
に対して横方向に延びるシール継ぎ目8が設けられている。このシール継ぎ目8
に対して平行に、しかし手袋50の上側とは反対の側に、分離した際に手袋開口
部11を形成するライン形状のミシン目18が設けられている。
【0037】 図4から明らかなように、手袋50のシール継ぎ目17は、上面で見て指領域
(小指、薬指、中指および人差し指によって定義される)の両側に、それぞれ親
指を収容するために用いられる親指部分51と従って長手方向13に関してある
程度鏡対象の手袋50を有する。
【0038】 さらに図4から明らかなように、手袋開口部11の領域に、手の導入方向に対
して横方向に延びる固定バンドまたは止めバンド19を備えたロック止め部が設
けられている。この固定バンドまたは止めバンド19は、2つの端部19a、1
9bを有しており、その場合に一方の端部19aは、手袋開口部11の図4にお
いて左側に、かつその場合に他方の端部19bは、手袋開口部11の図4におい
て右側に設けられている。
【0039】 手袋50のいわゆる「折返し」の領域に配置され、手を手袋50へ導入した後
に手袋開口部11を閉鎖することのできる、これら固定バンドまたは止めバンド
19を設けることによって、一方で、付加的な材料消費と結びつかない。という
のは、固定バンドまたは止めバンド19のために必要な材料は、プラスチック箔
6ないし7によって初めから提供されており、そうでない場合にはゴミにしかな
らないからである。他方で、固定バンドまたは止めバンド19と、それによって
もたらされる、手袋開口部11の領域における止め機能を設けることによって、
手が手袋50から抜け出すのが防止される。というのは、そうでなければ場合に
よっては支配されずに回りでぱたぱたしたり、好ましくない条件が存在するとき
には極端な場合には不用意に裂けてしまう傾向にある折返し領域、すなわち手袋
開口部11の領域が、固定バンドまたは止めバンド19によって固定可能かつ止
めることができるからである。
【0040】 図4の特殊な実施形態においては、一方の端部19aは、手袋開口部11の図
4中左側に設けられており、そして他方の端部19bは手袋開口部11の図4中
右側に設けられている。その場合に手袋開口部11に関して特に良好な閉鎖作用
は、一方の端部19aが他方の端部19b上へ折り返し可能であって、2つの端
部19a、19bが互いに接して、最初はシリコナイズされた被覆によって汚れ
から保護されている2つの接着細片によって取り外し可能に固定できることによ
って得られる。
【0041】 さらに、図5に断面で示すように、手袋50の、静電的に帯電可能で、消毒す
る添加剤を有する外側層12とは反対の側において、2つの合同のプラスチック
箔6、7上へ他のシール継ぎ目21を備えた他の合同のプラスチック箔20が取
り付けられており、そのシール継ぎ目21はシール継ぎ目17よりも大きい面積
を画成するが、シール継ぎ目17に対して距離をもってほぼ平行に延びている。
それによって必然的に、1つの作業工程によって形成される、手袋開口部50を
備えた他の手袋が形成され、その場合にこの手袋は、2つの合同のプラスチック
箔6、7によって形成される手袋よりも大きく形成されている。
【0042】 手袋50をより安定した形状に形成するために、シール継ぎ目17の領域の外
側(図1から図3に示す第1の実施例を参照)ないしはシール継ぎ目21の外側
(図4と5に示す第2の実施例を参照)に、安定化結合部22が設けられており
、その安定化結合部は図示されている第2の実施例においては、シール継ぎ目と
して形成されている。
【0043】 従って、ミシン目18に沿って分離すべき、上面が矩形の部分の、本来の手袋
5ないしは50の外側に残る領域は丈夫であって、手袋を使用する際に破壊され
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 長手方向に横置きで並べて配置された、第1の実施例に基づく多数のワンウェ
イ手袋または使い捨て手袋を概略的に示す斜視図である。
【図2】 図1の切断線II−IIに沿った断面図である。
【図3】 図1の切断線III−IIIに沿った断面図である。
【図4】 長手方向に相前後して並べて配置された、第2の実施例に基づく多数のワンウ
ェイ手袋または使い捨て手袋を概略的に示す斜視図である。
【図5】 図4の切断線V−Vに沿った断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW 【要約の続き】

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも側方の端縁領域において、外側(9)と内側(1
    0)を形成しながら、かつ手袋開口部(11)を残して、互いに堅固に結合され
    ている、ほぼ合同の少なくとも2つのプラスチック箔(6、7)と、 手の外側面に対応づけることのできる外側(9)上および/または手の内側面
    に対応づけることのできる内側(10)上の外側に設けられた、少なくとも1つ
    の吸収性の外側層(12)とを有する、手袋、特にワンウェイ手袋または使い捨
    て手袋(5、50)。
  2. 【請求項2】 外側層(12)は、内側(10)の外側のみに設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  3. 【請求項3】 外側層(12)が、紙ないしフリースを有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の手袋。
  4. 【請求項4】 外側層(12)は、静的に帯荷可能であり、特に静電的に帯
    電可能および/または静磁気的に帯磁可能であることを特徴とする請求項1から
    3までのいずれか1項に記載の手袋。
  5. 【請求項5】 外側層(12)は、粉末形状の鉄屑を有していることを特徴
    とする請求項4に記載の手袋。
  6. 【請求項6】 外側層(12)は、少なくとも1つの消毒するおよび/また
    は滅菌する添加物を有していることを特徴とする請求項1から5までのいずれか
    1項に記載の手袋。
  7. 【請求項7】 プラスチック箔(6、7)は、接着によっておよび/または
    溶接によっておよび/またはシールによって互いに結合されていることを特徴と
    する請求項1から6までのいずれか1項に記載の手袋。
  8. 【請求項8】 プラスチック箔(6、7)は、側方の端縁領域(8)におい
    て互いに結合されていることを特徴とする請求項7に記載の手袋。
  9. 【請求項9】 プラスチック箔(6、7)の少なくとも1つが、ポリエチレ
    ン(PE)および/またはポリプロピレン(PP)および/またはコポリマーか
    らなることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の手袋。
  10. 【請求項10】 プラスチック箔(6、7)の少なくとも1つには、少なく
    とも領域的に、微細な孔が形成されていることを特徴とする請求項1から9まで
    のいずれか1項に記載の手袋。
  11. 【請求項11】 プラスチック箔(6、7)は、上面で見てほぼ矩形または
    ほぼ円形ないし角を丸くされていることを特徴とする請求項1から10までのい
    ずれか1項に記載の手袋。
  12. 【請求項12】 プラスチック箔(6、7)は、ホースの形状の折り畳まれ
    た、長手方向(13)に延びるプラスチックの帯から形成されていることを特徴
    とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の手袋。
  13. 【請求項13】 長手方向(13)に延びる折り畳み端縁(14)は、指群
    の領域における手袋(5、50)の上側を形成し、折り畳み端縁(14)とは反
    対側にある2つの端縁(15、16)が、手袋開口部(11)を形成することを
    特徴とする請求項12に記載の手袋。
  14. 【請求項14】 折り畳み端縁(14)とは反対側にある、手袋開口部(1
    1)を形成する2つの端縁(15、16)が、互いに変位して配置されているこ
    とを特徴とする請求項13に記載の手袋。
  15. 【請求項15】 2つ以上の手袋(5、50)が、プラスチックの帯の長手
    方向(13)に横置きで互いに並べて設けられており、 手袋(5、50)は、長手方向(13)に対して横方向に延びる、ライン形状
    の少なくとも1つのミシン目(18)によって容易に分離できるように互いに結
    合されていることを特徴とする請求項12から14までのいずれか1項に記載の
    手袋。
  16. 【請求項16】 プラスチック箔(6、7)は、長手方向(13)に延びる
    プラスチックの帯から形成されていることを特徴とする請求項1から11までの
    いずれか1項に記載の手袋。
  17. 【請求項17】 指群の領域における手袋(5、50)の上側と、上側に対
    して反対側に位置する手袋開口部(11)が、長手方向(13)に互いに対して
    距離をおいて配置されていることを特徴とする請求項16に記載の手袋。
  18. 【請求項18】 2つ以上の手袋(5、50)が、プラスチックの帯の長手
    方向(13)に互いに相前後して設けられており、 手袋(5、50)は、長手方向(13)に対して横方向に延びるライン形状の
    少なくとも1つのミシン目(18)によって容易に分離可能に、手袋開口部(1
    1)を形成しながら互いに結合されていることを特徴とする請求項16または1
    7に記載の手袋。
  19. 【請求項19】 ミシン目(18)に対して距離をもって、指群の領域にお
    ける手袋の上側を形成する、プラスチック箔(6、7)を互いに結合する少なく
    とも1つの溶接継ぎ目またはシール継ぎ目が設けられていることを特徴とする請
    求項15または18に記載の手袋。
  20. 【請求項20】 ミシン目(18)を介して互いに結合された手袋(5、5
    0)が、長手方向(13)に巻き上げられて、供給装置によって個々に排出可能
    であることを特徴とする請求項15、18または19の少なくとも1項に記載の
    手袋。
  21. 【請求項21】 プラスチック箔(6、7)は、少なくとも領域的に、5本
    指手袋またはミトンを形成しながら、側方の端縁領域(8)および/または折り
    畳み端縁(14)から距離をもって延びる少なくとも1つの溶接継ぎ目またはシ
    ール継ぎ目(17)を有することを特徴とする請求項1から20までのいずれか
    1項に記載の手袋。
  22. 【請求項22】 溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(17)は、上面で見て、
    指領域の両側にそれぞれ親指を収容するために用いられる親指部分(51)を有
    していることを特徴とする請求項21に記載の手袋。
  23. 【請求項23】 プラスチック箔(6、7)に加えて、少なくとも1つの他
    の合同のプラスチック箔(20)が、外側層(12)とは反対の側に設けられて
    おり、 この他のプラスチック箔(20)は、少なくとも隣接するプラスチック箔(6
    )と他の溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(21)を介して結合されており、前記
    溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(21)が溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(17
    )から距離をもって延びていることを特徴とする請求項1から22までのいずれ
    か1項に記載の手袋。
  24. 【請求項24】 他の溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(21)は、溶接継ぎ
    目またはシール継ぎ目(17)よりも大きい面積を占め、あるいは画成すること
    を特徴とする請求項23に記載の手袋。
  25. 【請求項25】 溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(17)によって、および
    /または他の溶接継ぎ目またはシール継ぎ目(21)によって占められ、あるい
    は画成された領域の外側に、少なくとも1つの安定化結合部(22)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から24までのいずれか1項に記載の手袋。
  26. 【請求項26】 安定化結合部(22)は、少なくとも1つの接着継ぎ目と
    して、および/または少なくとも1つの溶接継ぎ目として、および/または少な
    くとも1つのシール継ぎ目として設けられていることを特徴とする請求項25に
    記載の手袋。
  27. 【請求項27】 手袋(5、50)は、手袋開口部(11)の領域に、手を
    導入する方向に対してほぼ横方向に延びる少なくとも1つの固定バンドまたは止
    めバンド(19)を備えた少なくとも1つのロック止め部を有していることを特
    徴とする請求項1から26までのいずれか1項に記載の手袋。
  28. 【請求項28】 固定バンドまたは止めバンド(19)が、2つの端部(1
    9a、19b)を有していることを特徴とする請求項27に記載の手袋。
  29. 【請求項29】 一方の端部(19a)は、手袋開口部(11)の一方の側
    に設けられており、他方の端部(19b)は、手袋開口部(11)の他方の側に
    設けられていることを特徴とする請求項28に記載の手袋。
  30. 【請求項30】 一方の端部(19a)が他方の端部(19b)上へ折り返
    し可能であって、両端部(19a、19b)が互いに取り外し可能に固定できる
    ことを特徴とする請求項28または29に記載の手袋。
  31. 【請求項31】 一方の端部(19a)が、少なくとも1つの内側開口領域
    を有する収容部分として形成されており、他方の端部(19b)は、開口領域に
    適合された、開口領域へ差し込むために設けられた差込み部分として形成されて
    いることを特徴とする請求項28から30までのいずれか1項に記載の手袋。
  32. 【請求項32】 固定バンドまたは止めバンド(19)は、結ぶことができ
    、および/または締めることができ、および/または接着剤によって、または少
    なくとも1つの接着点によって、または少なくとも1つの接着細片によって、ま
    たは少なくとも1つのテープによって、取り外し可能に固定できることを特徴と
    する請求項27から31までのいずれか1項に記載の手袋。
  33. 【請求項33】 外側(9)上に、少なくとも1本の支持体バンド(23)
    が設けられていることを特徴とする請求項1から32までのいずれか1項に記載
    の手袋。
  34. 【請求項34】 互いに対してほぼ平行に配置された2本の支持体バンド(
    23a、23b)が設けられていることを特徴とする請求項33に記載の手袋。
  35. 【請求項35】 支持体バンド(23)が、外側(9)を形成するプラスチ
    ック箔(6)の代わりに設けられていることを特徴とする請求項33または34
    に記載の手袋。
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