JP2002538904A - 発汗抑制システム - Google Patents

発汗抑制システム

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JP2002538904A
JP2002538904A JP2000604906A JP2000604906A JP2002538904A JP 2002538904 A JP2002538904 A JP 2002538904A JP 2000604906 A JP2000604906 A JP 2000604906A JP 2000604906 A JP2000604906 A JP 2000604906A JP 2002538904 A JP2002538904 A JP 2002538904A
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    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/325Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for iontophoresis, i.e. transfer of media in ionic state by an electromotoric force into the body

Abstract

(57)【要約】 DC電源(28)、制御装置及び電極の組(12、24)を具備し、イオン導入による発汗抑制を人体のある領域に提供することによる発汗抑制又は多汗症治療装置(10)である。一般に前記電極同士は互いに非常に近接し絶縁部材(18)によって分離されるように据付けられる。前記電極は一般に発汗抑制素子を担い、前記制御装置を通した電流シグナルに反応する。前記電極は一般にアルミニウムで形成され、アルミニウムイオンの有効な浸透増加のために粗い表面を有する。前記制御装置は前記DCシグナルをACの波形に変換する。前記装置はさらにパッドの組(22、24)を具備し、前記パッドはいずれも電極の一方と隣接して配置され、好ましくは前記領域の浸透性を増加させるためにサリチル酸ナトリウムを伴う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
本発明は一般には多汗症治療装置に関する。さらには特に、単純及び経済的な
方法で人体の領域に対して発汗抑制剤をイオン導入の利用によって向上させ、簡
便に及びすばやく提供する方法及び装置に関する。
【0002】 過剰な発汗の治療は通常2つの方法のうち1つがなされている。発汗が穏やか
な個人の場合には、発汗抑制剤の適用によって効果的な治療がされる場合がある
。見苦しい過剰な発汗に悩まされている人達の場合には、イオン導入治療が恐ら
く必要である。イオン導入治療には汗孔を閉じるためにイオンを電気的に皮膚に
導入することが含まれる。
【0003】 手、手のひら及び腋窩を治療するイオン導入装置は米国特許第4,325,36
7号に記載されている。この装置は、電源はもちろん、通常互いに非常に近接す
るアルミニウム合金電極の組を収容する支持構造である。電極は、例えば、手の
ひらが当該装置上に置かれ、電極の両方は非常に近接するように配置される。水
分吸収パッドは、電極の両方と使用者の皮膚との間に置かれる。作動時において
は、パッドには水で湿らされ、使用者の手がそのパッド上に置かれる。電極から
電流が流れてパッド上を通り、そしてイオン導入治療が提供される。
【0004】 別のイオン導入装置は米国特許第5,224,927号に示されている。この装
置において電極の組の間を流れる電流は、組織の損傷を緩和するために、非常に
低い周波数で周期的に反転する。こちらも、両方の電極と使用者の皮膚との間に
水分吸収パッドが置かれる。作動時には、治療部は両性又は陽性の適切なイオン
界面活性剤で前処理され、水が浸透されたパッド又はイオン界面活性剤が浸透さ
れたパッドを通して、ACシグナルの低周波数の形態の電流が治療部に流される
【0005】 よく知られるドライオニック小型イオン導入装置においては、米国特許第4,
325,267号及び第5,224,927号の両方に種々の態様が用いられてお
り、一連のイオン導入による治療を通して重症の多汗症に対して長期治療を提供
する。発汗を効果的に止める治療時間の通常−平均は正確に7時間である。治療
の型は、正確に30分の個々の治療セッションを数日のコースを通して一連に展
開することを要求する。実際のセッションの長さと、セッション間の時間は、使
用者の電流への耐性に依存する。それぞれの治療の間、例えば電極のアルミニウ
ムイオンのような、金属イオンがエクリン汗孔深くに放射される。一連の治療に
よる累積的な効果として6週間までには発汗を止めることが期待できる。さらに
は、このドライオニック装置は電圧が60ボルトに増幅され、安全に制御された
回路に依存している。
【0006】 一方、このドライオニック装置は非常に重度の発汗者が対象であり、このよう
な膨大で時間を費やす装置は、軽症の過剰な発汗を煩うだけの人には恐らく望ま
しくない治療である。ほとんどのそれらの個人は、よく知られ種類が多い常備用
の重度の発汗を抑制する局所用発汗抑制剤を小売店で選ぶ。しかしながら、小売
店の局所用汗抑制剤には浸透エクリン孔ブロックを行う化学的発汗抑制剤が皮膚
に充分に浸透しないという問題が伴う。したがって、それらの局所用発汗抑制剤
は限られた有効性しかない。小売店の局所用発汗抑制剤はそれらを使用する約5
0%にしか効果がないという報告がある。それらの残りの50%はそのような発
汗抑制剤からほとんど又は全く益を受けることがない。小売店が購入した発汗抑
制剤から幾らかの益を受けた人においてもその有効性は20%から40%にすぎ
ない。
【0007】 この故に、当該技術においては、短期間で人体に対して発汗抑制剤の深い浸透
を施すことのできるシステムが長い間必要とされてきた。出力率が低く、それゆ
え個々に相違する使用者の電流に対する耐性でも作動するような装置も必要とさ
れている。さらには毎日の実施できる装置も必要とされている。それらすべて及
びそれら以外についてもが本発明の実現するところである。
【0008】
【発明の開示】
簡潔に一般的な用語で言えば、本発明は過剰な発汗及び多汗症の治療における
発汗抑制剤の人体中へのイオン導入処理の改良を示したものである。
【0009】 第1の態様においては、本発明は組織の特定の領域に対するイオン導入効果に
よる発汗治療装置である。本装置には電源、制御部、及び電極の組が含まれる。
電極は通常互いに非常に近接しており絶縁部材によって分離されている。電極は
発汗抑制素子を持ち、制御部を通じて電流の電源に応答する。電極の1つは、本
質的にカソードとして作用するように配置されて電源に接続されている。もう一
方の電極は、本質的にアノードとして作用するように配置されて電源に接続され
ている。さらにこの装置はパッドの組をも含む。これらのパッドはどちらも電極
の一方に近接するように配置され、サリチル酸ナトリウムを伴う。電極は、治療
されるべき組織が絶縁部材を横切るように延びてパッドの組の両方とほぼ接する
ことができるように、型及び配置がなされている。
【0010】 サリチル酸ナトリウムのような適切なサリチル酸塩を伴うことにより、パッド
は処理される組織の浸透性が向上するように提供される。サリチル酸ナトリウム
は組織の浸透性を向上させ、電極によって組織中深くに放射された発汗抑制素子
中に含まれるイオンの電気的駆動を促進し皮膚のたんぱく質を促して、発汗を止
める。このようにして本装置は効率が向上する。サリチル酸塩及び発汗抑制剤は
当然に交換可能である。
【0011】 本発明のさらに詳細な態様においては、パッドはさらにアルミニウムを基剤と
する発汗抑制剤を伴う。もう一方の面では、パッドの発汗抑制剤はアルミニウム
−クロロハイドレート又はアルミニウム−ジルコニウムのいずれか1つで構成さ
れる。さらに別の態様においては、電極は主に不規則で滑らかでない表面を有す
る金属の薄板で形成される。この滑らかでない表面によって電極の表面領域全体
を大きくすることになり、イオン導入法による浸透が可能な発汗抑制イオンを多
くすることとなる。さらに別の態様として、薄板は主にアルミニウム、アルミニ
ウム合金、マグネシウム、又はマグネシウム合金によって構成される。さらに別
の態様として、電極は主に金属のサンドブラスト加工された薄板で構成される。
別の態様においては、電極は酸化アルミニウムで構成される電極であって主に金
属の薄板上に金属粉を形成して構成される。
【0012】 別の態様においては、本発明は生物体の選択的領域に対してイオン導入法治療
の適用を強化する装置に関する。この装置には通常互いに近接する第1と第2の
電極が絶縁部材によって分離されている。この装置も、電極の一方と近接して配
置されるパッドの組を含む。どのパッドも発汗抑制剤を伴う。電極は治療される
べき領域が、絶縁部材を横切るように延び、パッドの両方にほぼ接触するように
型と配置がなされる。さらにこの装置は、第1の方向として第1の電極から第2
の電極への領域を通して電流を導電する電源及び、皮膚の損傷を防止する相対的
に低い周波数であって、正確に1秒あたり20回から正確に3分毎に1回の間で
、電極の極性によって電流が第1の方向とは逆の第2の方向に流れ、断続的に反
転する制御部を含む。
【0013】 パッドに発汗抑制剤が含まれることと、電極の極性を反転させて治療領域を通
じて流れる電流の方向を反転させることとにより、本装置は、イオン発汗抑制剤
のより大きい浸透を総セット時間中当該領域に対して提供することができる。そ
の理由はパッドが持つ正に荷電された発汗抑制剤は、電極を流れるAC信号のう
ち正の半分がパッドに組合されている電極を駆動した場合に、発汗抑制剤の正の
素子は反発して皮膚に放射される。
【0014】 さらに詳細な態様は、発汗抑制剤はアルミニウムを基剤とする。さらに別の態
様として、当該発汗抑制剤はアルミニウム−クロロハイドレートかアルミニウム
−ジルコニウムのいずれか一方から成る。さらに別の態様として、発汗抑制剤に
含まれるアルミニウム−クロロハイドレート又はアルミニウム−ジルコニウムの
百分率は2%以上である。さらに別の態様として、パッドはサリチル酸ナトリウ
ムを伴う。さらなる態様としては、発汗抑制剤は抗コリン作動性である。
【0015】 第3の態様においては、本発明は生物体の選択された領域に対してイオン導入
治療を作用させるために必要な薬剤を提供するアプリケータに関する。このアプ
リケータは発電機によって提供されるAC波形に応答する。このアプリケータに
は通常互いに近接する第1及び第2の電極が据付けられている。この電極は絶縁
部材によって分離されており、AC波形に応答する。このアプリケータはパッド
の組をも含む。パッドは両方とも発汗抑制剤を伴い、電極の一方と近接するよう
に配置される。電極は、治療される領域が絶縁部材を横断して延びてほぼパッド
の両方に接触することができるように、型と配置がされる。
【0016】 本発明のさらに詳細な態様として、第1及び第2の電極はAC波形に応答して
、電極が互いに正反対の極性を持つようにされる。さらに別の態様として、発汗
抑制剤を含む物質から構成される。さらに別の態様として、パッドは繊維で形成
され、発汗抑制剤が当該パッド中に浸漬するようにされる。さらに別の態様とし
て、発汗抑制剤はアルミニウムを基剤とした化合物であり当該発汗抑制剤は抗コ
リン作動性である。
【0017】 第4の態様としては、本発明は、発汗抑制物質を生物体中に浸透させることで
見苦しい発汗を減少させるイオン導入法による美容方法に関する。この方法は治
療すべき対象の表面に導電性のある電極の組を配置するステップからなる。この
方法には、少なくとも1つの発汗抑制基剤と、サリチル酸ナトリウムのような適
切なサリチル酸塩とを、少なくとも1つの電極と治療されるべき対象の表面との
間に配置して、セット継続時間中対象の表面に電流を導電するステップをも含む
。対象上において、第1の電極から第2の電極の方向である第1の方向に電流は
表面を通じて流れる。さらにこの方法には、相対的に低い周波数であって、正確
に毎秒20回から正確に3分毎に1回の間で、周期的に常時逆方向になり、電極
の極性によって電流が第1の方向とは正反対の第2の方向に流れるステップが含
まれる。
【0018】 本発明のさらに詳細な態様においては、治療の継続時間のセット時間は10か
ら20秒の間であり、低周波であり、電極の極性は継続時間のセット時間中に少
なくとも1回反転する。
【0019】 本発明の上述及び別の対象、態様及び応用は後述のさらに詳細な説明に示され
るが、本発明の好ましい実施例が、実施例によって、図面を同時に伴って表わさ
れる。
【0020】
【好ましい実施例の詳細な説明】
図面、特に図1を参照すると、本発明の具体的な形態であって、信頼性があっ
てコンパクトな構成であり、経済的で、相対的に単純な、イオン導入治療装置1
0が表わされている。イオン導入装置10は、適切な生物体の腋窩領域に用いら
れて、この装置が皮膚の対象に接触してイオン導入放射によって適切な発汗抑制
剤が投与される。
【0021】 一方で、イオン導入装置10は好ましい自給式の実施例であって、これは、当
該技術分野の通常の技術において利用されると考えられるより大きな構造及び/
又は物理的な梱包ユニット(図面には示されない)によって理解され得るもので
あり、電極端子のアプリケータを皮膚に接触させることを含み、さらには本発明
の種々の特徴を具体化している。
【0022】 図2から5に参照される、本発明に基づくイオン導入治療装置10にはアプリ
ケータ20及び発電機39を含む。アプリケータ20には金属電極の組12、1
4が固定装置16上に据付けられる。電極12、14はいずれかの金属によって
形成される場合があるが、好ましい実施例においては、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金によって形成される薄板である。別の実施例においては、電極はマグ
ネシウム又はマグネシウム合金によって形成される薄板である。好ましい実施例
において、電極12、14の表面は、発汗を抑制するためになるべくアルミニウ
ムイオンを適用できるように、できるだけ表面領域が多くなるように処理されて
いる。例えば、電極12、14の表面をサンドブラスト加工されるか、電極の表
面を金属粉で形成することがなされる。酸化アルミニウムが電極12、14に付
加される場合もある。使い捨て単位として電極を交換可能とする場合もある。
【0023】 電極12、14は通常互いに近接しており、通常平行板の関係にある。電極1
2、14は相対的に薄い絶縁部材18によって分離される。使用時における装置
10の偶然の短絡を避けるために、絶縁部材18はパッド22、24を充分に分
離する厚さである。加えて、固定装置16はパッド22、24から水分が絶縁部
材18を横切って流れて短絡を引き起すことが確実に無いように構成される。こ
の配置によって、使用者が単に腕を下げるだけで治療の間、イオン導入治療装置
10は腋窩領域に配置され得て所定の位置に保たれる。この配置によって使用者
の手が治療の間、相対的に自由となることにより先行技術に対して顕著な利点を
有するので、この装置は特に使用にあたっては便利である。
【0024】 アプリケータ20はさらに水分を吸収するパッドの組22、24を含む。この
パッド22、24は、治療されるべき領域の皮膚と、電極12、14との間に配
置され、治療されるべき領域の適切な電気的接触を確実にし、より大きな領域に
電気的接触が施される。パッド22、24が適切な多孔質の合成物からなる場合
があり、ポリエステル物質が好ましいことがわかっている。ポリエステル電極パ
ッドは、羊毛のフェルトによって形成するパッドよりも水を容易に吸収する。加
えて、ポリエステルパッドは羊毛のパッドよりも収縮する傾向が少い。さらにい
えば、ポリエステルパッドはより経済的に調達することができ、羊毛フェルトパ
ッドほどバクテリアの活性を維持させることもない。
【0025】 以下にさらに説明されるが、パッド22、24は、発汗抑制剤を伴い、アルミ
ニウム電極と組合され、イオンを皮膚に浸透させて効率的に汗孔をブロックする
。「伴う」ことは、パッドが1)目的の薬剤を含む物質から形成されるか、2)
パッドは目的の薬剤をあらかじめ浸漬したフェルトのような吸収体から形成され
るか、3)1)及び2)の組合せの手段による。好ましい実施例において、パッ
ドはアルミニウム−クロロハイドレート又はアルミニウム−ジルコニウムを伴う
。別の好ましい実施例においては、パッドは発汗抑制剤を伴う。発汗抑制剤に加
えて、パッドはサリチル酸ナトリウムのような適切なサリチル酸塩を伴い、アル
ミニウムイオンの皮膚への浸透又は浸透性と、そうすることによる本装置の効率
を高める。サリチル酸塩は治療効果も有することがわかっている。
【0026】 イオン導入治療装置10の一部である発電機39には、AC電流を発生させる
チップ26、バッテリ電源28、電線30、32、及び電気的接触子の組34、
36の電気的パッケージが含まれる。この電気的パッケージは容器38中に収容
される電気的パッケージと容器38との組合せによって発電機39が形成される
。容器38には、電気的接触子34、36(図2)へのアクセスに供される2つ
の電線スロット40、42(図3及び4)を含む。アプリケータの一部である固
定装置16に含まれる2つの電線44、46(図3)は、容器38上の電線スロ
ット40、42中に挟まれ、電気的接触子中34、36(図2)中に入り、バッ
テリ電源28から電極12、14までを接続する。米国特許第5,224,927
号での開示がここには含まれる。
【0027】 この電子装置パッケージにはスライドスイッチ50をも含む。このスイッチは
容器38の上部プラスチック覆板48から突出している。スイッチ50は、容器
38中でAC発生チップ26に電気的に接続されている。スイッチ50は「0」
(オフ)から、「LO」(低電流又は低イオン配送率)又は「HI」(高電流又
は高イオン配送率)のスイッチ位置に選択的に動かされる。
【0028】 図4においてスイッチ50の機能は以下の通りである。
【0029】 1)「0」位置では、本装置が作動しないように保たれる。 2)「LO」治療位置は、一定であり割合が制御された最低の電流レベルでア
ルミニウムイオンを浸透させる。 3)「HI」治療位置は、「LO」設定の電流レベルに対して典型的に2倍の
アルミニウムイオンを浸透させる。
【0030】 第2のスイッチ(図示されていない)も、サイドスイッチ50と似ており、イ
オン導入治療装置10の低周波AC負荷サイクルの選択的変化を提供する場合が
ある。
【0031】 LEDテストインジケータは容器48中の電気的パッケージから伸び、カバープ
レート48の適切な開放部を通り、使用者によって適切な電気的動作を確認する
ためにイオン導入治療装置10の上部から観察することができる。電気的パッケ
ージはAC発生チップ26中のタイマーに接続されるブザーを含む場合がある。
タイマーには例えば10秒のタイム間隔でブザー音を設定して、使用者に治療時
間の累計を知らせることができる。
【0032】 図6には、本発明の様々な便宜を容易にする低周波のAC負荷サイクル処理 の概要が図示され、明らかにされている。これによると、ステップS1は、イオン
導入治療装置10中の電極12、14のような、反対の極性をもつイオン導入電
極の組に電流を流すことを要求する過程である。ステップ2においては、電気的
な極性と、それによる電極12、14間の電流の方向と、患者への通電は、AC
サイクルあたり2回、周期的に反転する。この電流の反転は、3分毎に1回臨界
範囲が正確に10Hzとなる低周波で起こるか、低周波の制限が正確に0.002
7Hzであることによって、前述又は後述において示された本発明の実施に関係し
た利点を達成する。
【0033】 図7は容器38に含まれる電気的パッケージを図示した基本的なブロック線図
であって、電源54は、回路56の適切な波形や時間調整を方向づけて、前述の
ような低周波のAC負荷サイクルを発生させ、そして、電流を方向づけてイオン
導入電極58からアルミニウムイオンを皮膚中に浸透、すなわち本システムの電
気的負荷を生じさせる。図6及び図7に示されるような様々な電気システムは、
新規技術に関する訓練なしに当該技術の通常の技術によって実施することが可能
であることは明確である。例えば、図7に図示されるシステムは、本発明の好ま
しい実施例であって、図8にさらに詳細に示されるシステムによって実施できで
あろう。
【0034】 図8は、様々な負荷抵坑すなわち患者に対して、調整されて周期性のある可逆
的な電流を提供するシステム全体の好ましい実施例を表わす。本システムにおい
て、電流は、極性と流れる方向とを周期的に非常に低い周波数で反転させる。傾
きに不連続性のない円滑な遷移が電極間でつくられるので、反転の間も患者は感
電を避けることができる。電流の強さと正及び負の負荷サイクルとは実質的に同
一である。本システムは従来のDC電源供給によって利用される。
【0035】 電流が反転するタイミングは、発振機62によって決定されるが、その出力6
4では、波形66に図示されるように、2つのレベルの間での鋭い変移である。
電気出力64は、波形整形回路網68中を流れ、出力波形70によって見られる
ような、電線72上で利用可能な漸進的な電気遷移が生じる。しきい検出サブシ
ステム80による制御のもとで接合部74で決定され、あらかじめ決定されたし
きい値92を越えることによって、発振機62の電気出力、及びそれによる滑ら
かな波形の向きは反転する。しきい値92を下回る電圧波形70は、電線76を
通して適切な電圧−電流変換サブシステム78に流れる。
【0036】 例えば患者のような浮動負荷82を通した電流の電極は、しきい値を越えてい
る時間は反転しているので、波形84に図示されるように、瞬間的電気負荷電流
がゼロである。ラッチサブシステム86は多数のスイッチ88a〜88bを、波
形90によって表わされるように制御し、次にしきい値を越えるまでこの極性を
保つ。この過程によって、符号が逆で大きさが同じになるように電流レベル間の
滑らかな遷移が生じる。波形84の前縁及び後縁エッジにみられるような相対的
に遅い増加及び減衰により、望ましい半サイクルの電気的上昇及び下降傾斜を生
じさせて感電を最小限に抑える。
【0037】 電気的パッケージは固定された電流の反復周波を提供する場合がある。好まし
ければ、自動で信号周波を周期的に変化させることに関して、当該技術分野にお
いてよく知られている方法で上記の電気システムは改変される場合がある。電気
回路の一実施例は、図8に表わされるシステムを適切に実施するために、添付さ
れた図10であって、ここで参照されて実施例として組込まれている。
【0038】 操作においては、パッド22、24はパッドが伴う薬剤を活性化させるために
水に浸される。そしてパッド22、24は固定装置16中に配置され、片側を電
極12、14に近接させる。そして固定装置16は腋窩領域に配置される。スイ
ッチ24は「0」位置から「LO」又は「HI」位置まで前述のように動かされ
る。このようにして電流は、発電機39によって電極12、14に流れ、発汗制
御のためにイオンをエクリン汗せん中に向ける。電極12、14のアルミニウム
イオン及びパッド22、24によって運ばれる薬剤は皮膚のたんぱく質を促し、
さらに汗孔を閉じさせる。
【0039】 本発明の一実施例は、過剰な発汗が穏やかな場合における治療であり、この治
療は10から20秒を1セッションとする。このシステムは少なくとも当該セッ
ション中に1サイクル起こるように最適な動作をする。本発明の別の実施例にお
いては、深刻な発汗過多症の治療であって、この治療は一連の長いセッション又
は10から20秒のセッションを治療時間中に展開する場合があり、「HI」又
は「LO」位置であるかは使用者の電流に対する耐性による。特に電流に敏感な
個人の場合には治療セッションは「LO」位置のみである。電流に対する耐性が
高い人の場合にはセッションは「HI」位置で行うことができる。治療セッショ
ンが完了した時には、イオン導入治療装置10は「0」位置にスイッチされる。
様々なポテンショメータはスイッチ24に代わってさらに正確な電流の調整を提
供する場合がある。
【0040】 しかしながら、本装置の反復使用においては、皮膚に浸透可能なアルミニウム
イオンの量が減少する。その結果、本装置10のある部分の量が減少して効果が
なくなってしまう。本発明によれば、図3に表わされるように、アプリケータ2
0は発電機39から分離できるので、新しいアプリケータ20をその場所に据付
ることが可能である。この見地からすれば、アプリケータは使い捨てユニットで
あると考えることが可能である。パッド22、24中の薬剤がアルミニウム電極
12、14よりも前に消耗する場合もある。この場合には、パッドの組22、2
4がアプリケータ20に据付けられる。
【0041】 本発明のシステムに用いられる遅いACシグナルでは、発汗抑制剤の濃度は店
頭販売での典型的な2パーセントレベルの局所用発汗抑制剤を実質的に越えるよ
うに増加され得る。パッド22、24によって運ばれる正に荷電されたアルミニ
ウムイオン発汗抑制剤はACシグナルの正の半分がパッドに組合された電極12
、14が駆動している場合には、発汗抑制剤の正の金属イオンが反発して皮膚中
に運ばれる。サリチル酸ナトリウムも負の成分すなわちサリチル酸イオンを含む
。しかしながら、ACシグナルがもう半分のシグナルである負に振れたときにサ
リチル酸マイナスイオンが皮膚中に運ばれる。これによって、実質的に発汗抑制
剤の濃度が増加する。
【0042】 本発明の簡単化された配置において両電極は「作動」しているので、本装置は
比較できるDCイオン導入装置と比較して2回分の量の発汗抑制剤を運ぶことが
できる。例えば、もし運ばれる発汗抑制剤が負であって、電極22、24からの
シグナルの一方が負である場合には、パッドは発汗抑制剤を皮膚に運ぶ。同時に
、もう一方の電極は正であって同じ発汗抑制剤は通常流れない。
【0043】 適切なサリチル酸塩を用いることによって皮膚の浸透性は高められる。サリチ
ル酸は電気的に治療部に運ばれて皮膚の抵抗性を低下させて皮膚の浸透性を増加
させ、さらに効果的なイオン導入治療をもたらす。本発明の好ましい実施例にお
いては、サリチル酸はパッドによって発汗抑制剤と一緒に運ばれ、結果的に発汗
抑制剤を伴って治療領域に浸透する。
【0044】 図9を参照すると、さらにコンパクトな第2の構造をしたイオン導入装置10
’が表されており、本発明の特徴が組込まれている。発電機39’の大きさ及び
そこに含まれるバッテリ電源28’を除けば、イオン導入装置10’の構造は図
2から図5のイオン導入装置10’と同一である。2つの装置の相関関係は簡単
のため、関連した要素については第2の構造と第1の構造とはダッシュ記号を除
けば同じ番号が付けられる。
【0045】 イオン導入装置10’の第2の構造は、理想的には毎日の継続的な治療におい
て適当である。第1の構造における装置10(図2)と同じく、アプリケータ2
0’は、第1の構造と同じ方法で発電機39’から外すことができる。バッテリ
電源28’(図9)はAC発電機26’を駆動する9Vのバッテリから構成され
る。第2の構造の好ましい実施例においては、全体にかかる費用を最小限にする
ことを考慮して、第1の構造にある周波数制御部がなく、最終的な使用者に配送
されるに先だって、適切な周波数パラメータ値が製造行程において組込まれる。
【0046】 周波数に関しては、AC発電機26’は少なくとも1の電流の反転周期が10
から20秒の治療周期の間に確実に起こるように構成される。
【0047】 このように、多汗症治療システムの開発及び使用に関連して、本発明は、当該
技術分野において存在した、短い時間周期で人体に発汗抑制剤をイオン導入の応
用によって深く浸透させることを可能とするシステムについての必要を満たし、
相対的に低電力で毎日の使用における導電ができる。もちろん、この発汗制御シ
ステムは発汗が問題となる解剖学的構造のいずれの対象にも適用することができ
る。
【0048】 上述からも明らかであるが、図示及び表現された本発明の特定の形状、様々な
変更は、本発明の範囲や思想から外れることのなく構成することができる。それ
ゆえ、これは本発明が付加請求項によって制限されたり限定されることを意図し
たものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人体の腋窩領域に配置され、発電機及び本発明に基づく構成のアプリケータを
含むイオン導入治療装置である。
【図2】 発電機のサイドカバーが取り外されてアプリケータの一部が内部構造を図示す
るために剥離された、図1のイオン導入装置の好ましい実施例の平面図である。
【図3】 図1のイオン導入装置であって発電機から分離されたアプリケータの斜視図で
ある。
【図4】 発電機の上面図である。
【図5】 アプリケータの上面図である。
【図6】 イオン導入処理のフローチャートである。
【図7】 図1及び図2のイオン導入装置のブロック線図である。
【図8】 波形を含む、イオン導入装置の概略ブロック線図である。
【図9】 内部構造を図示するために発電機の側面カバーが取り外されてアプリケータの
一部が剥離された、イオン導入装置の別の好ましい実施例の平面図である。
【図10】 図8に表わされるシステムを適切に実施するための一実施例を表わした回路図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (88)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組織の一部においてイオン導入効果によって発汗抑制を行うシス
    テムであって、前記装置は、 電源と、 制御部と、 通常互いに近接して据付けられて絶縁部材によって分離される電極
    の組であって、前記電極は発汗抑制素子を運び前記制御部を通して前記電源に応
    答し、前記電極の1つは前記電源に接続されて主にカソードとして作用するよう
    に配置され、前記電極のもう一方は前記電源に接続されて主にアノードとして作
    用するように配置される電極の組と、 パッドの組であって、前記パッドの組は前記電極の一方と近接し、
    前記パッドの組はサリチル酸ナトリウムを運ぶパッドの組とから構成され、 前記電極は、治療されるべき前記組織が前記絶縁部材を横切るように延び同時に
    前記パッドの両方に接触するように型と配置がされることを特徴とする発汗抑制
    装置。
  2. 【請求項2】 前記パッドはさらにアルミニウムを基剤とする発汗抑制剤を運ぶ
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記発汗抑制剤がアルミニウム−クロロハイドレート又はアルミ
    ニウム−ジルコニウムのいずれか一方から成る請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記電極が、不規則であって滑らかでない表面を有する薄板状の
    金属から形成される請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記薄板状の金属がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシ
    ウム、又はマグネシウム合金から成る請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記電極がサンドブラスト加工された薄板状金属で構成される請
    求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記電極が前記薄板金属上に金属紛を形成して構成される請求項
    4に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記電極が酸化アルミニウムで構成される請求項4に記載の装置
  9. 【請求項9】 生物的対象のある領域に対してイオン導入治療を適用する装置で
    あって、前記装置が、 通常互いに近接して据付けられて絶縁部材によって分離される第
    1及び第2の電極と、 パッドの組であって、前記パッドの両方は前記電極の一方に近接
    するように配置され、前記パッドの両方は発汗抑制剤を運び、前記電極の型と配
    置は、治療されるべき領域が前記絶縁部材を横切るように延びて前記パッドの両
    方にほぼ接触するように調整されているパッドの組と、 電流を第1の電極から第2の電極への第1の方向で当該領域に電
    流を流す電源と、 断続的逆流のための制御部であって、正確に1秒あたり20回と
    正確に3分毎に1回との間の、相対的に低い周波で皮膚の損傷を防ぎ、前記電極
    の極性に起因して前記電流が前記第1の方向とは逆の第2の方向に流れる、断続
    的逆流のための制御部とから構成されることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 前記発汗抑制剤がアルミニウムを基剤とする請求項9に記載の
    装置。
  11. 【請求項11】 前記発汗抑制剤がアルミニウム−クロロハイドレート又はアル
    ミニウム−ジルコニウムのいずれか一方から成る請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記発汗抑制剤に含まれる前記アルミニウム−クロロハイドレ
    ート又はアルミニウム−ジルコニウムの百分率が2%以上である請求項11に記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 前記発汗抑制剤が抗コリン作用性である請求項9に記載の装置
  14. 【請求項14】 前記パッドが、さらにサリチル酸ナトリウムを運ぶ請求項9乃
    至13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 【請求項15】 生物的対象のある領域に対してイオン導入治療を作用させるた
    めに必要な薬剤を提供するアプリケータであって、前記アプリケータは、発電機
    によって提供されるAC波形に応答し、前記アプリケータは、 第1及び第2の電極であって、一般に互いに近接して据付けら
    れて絶縁部材によって分離され、前記電極は前記AC波形に対して応答する、第
    1及び第2の電極と、 パッドの組であって、前記パッドの組は前記電極の1つと近接
    して配置され、前記パッドの両方は発汗抑制剤を運び、前記電極の型と配置は、
    治療されるべき領域が前記絶縁部材を横切るように延びて前記パッドの両方に近
    接するように調整される、パッドの組とから構成されるアプリケータ。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2の電極が、前記電極が正反対の極性を持つよ
    うにAC波形に応答する請求項15に記載のアプリケータ。
  17. 【請求項17】 前記パッドが発汗抑制剤を含む物質で構成される請求項15に
    記載のアプリケータ。
  18. 【請求項18】 前記パッドが繊維で形成され、前記発汗抑制剤が前記パッド中
    に充分に浸透される請求項15に記載のアプリケータ。
  19. 【請求項19】 前記発汗抑制剤がアルミニウムを基剤とする薬剤で構成される
    請求項15に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記発汗抑制剤がアルミニウム−クロロハイドレートで構成さ
    れる請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記発汗抑制剤がアルミニウム−ジルコニウムで構成される請
    求項19に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記発汗抑制剤が抗コリン作用性である請求項15に記載の装
    置。
  23. 【請求項23】 前記発汗抑制剤がサリチル酸塩をさらに含む請求項9乃至22
    のいずれか1項に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記電極が不規則であって滑らかでない表面領域を有する薄板
    状金属で形成される請求項15に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記薄板状金属がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシ
    ウム、又はマグネシウム合金のいずれかから成る請求項23に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記電極がサンドブラスト加工された薄板状金属から構成され
    る請求項23に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記電極が前記薄板状金属上に金属粉を形成して構成される請
    求項23に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記電極がアルミニウム酸化物で構成される請求項23に記載
    の装置。
  29. 【請求項29】 生物的対象中に発汗抑制物質をイオン導入によって浸透させる
    方法であって、 導電性の電極の組を前記治療されるべき前記対象の表面に近接
    して配置するステップと、 少なくとも1の発汗抑制物質及びサリチル酸ナトリウムを、少
    なくとも1の前記電極と治療されるべき前記対象の前記表面に置くステップと、 1セットの継続時間中A.C.電流を前記対象の前記表面を通し
    て流し、前記電流は第1の方向である第1の前記電極から第2の前記電極へ前記
    表面を流れるステップとから構成される方法。
  30. 【請求項30】 周期的及び規則的に逆流し、正確に1秒あたり20回と正確に
    3分毎に1回との間の、相対的に低い周波数であり、前記電極の極性に起因して
    前記電流が第1の方向とは逆の第2の方向に流れることを含む請求項29に記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 前記セットの継続時間が10秒と20秒との間であり、前記低
    い周波数は前記電極の前記極性は前記セットの継続時間中に少なくとも1回反転
    する請求項29又は30のいずれかに記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記電極は不規則で滑らかでない表面領域を有する薄板状金属
    で形成される請求項29又は30のいずれかに記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記薄板状金属が、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネ
    シウム、又はマグネシウム合金から成る請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記発汗抑制剤がアルミニウムを基剤とする薬剤から構成され
    る請求項29又は30のいずれかに記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記アルミニウムを基剤とする薬剤がアルミニウム−クロロハ
    イドレート又はアルミニウム−ジルコニウムのいずれか一方から成る請求項34
    に記載の装置。
  36. 【請求項36】 発汗抑制治療システムであって、 電源と、 制御部と、 前記制御部に接続される電極手段と、 前記電極手段に近接し、治療部に運ばれて前記治療部に付加し
    た金属イオンの放射を高めるために使用されるサリチル酸ナトリウムの調整剤と
    から構成される発汗抑制治療システム。
  37. 【請求項37】 前記調整剤がさらにアルミニウムを基剤とする発刊抑制剤を含
    む請求項36に記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記発汗抑制剤がアルミニウム−クロロハイドレート又はアル
    ミニウム−ジルコニウムのいずれか一方で構成される請求項37に記載の装置。
  39. 【請求項39】 前記電極手段が不規則で滑らかでない表面を有する薄板状金属
    で形成される請求項36に記載の装置。
  40. 【請求項40】 前記薄板状金属がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシ
    ウム、又はマグネシウム合金から成る請求項36に記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記電極手段がサンドブラスト加工された薄板状金属で構成さ
    れる請求項39に記載の装置。
  42. 【請求項42】 前記電極手段が前記薄板状金属上に金属粉を形成して構成され
    る請求項39に記載の装置。
  43. 【請求項43】 前記電極手段がアルミニウム酸化物で構成される請求項39に
    記載の装置。
  44. 【請求項44】 発汗抑制のためのシステムにおいて、 イオン導入放射ユニットと、 対象に対して前記イオン導入放射装置によって放射するために
    使用されるサリチル酸塩を含む発汗抑制剤の調整剤との組合せで構成されるシス
    テム。
  45. 【請求項45】 前記イオン導入放射装置が前記調整剤を放射するために低周波
    のA.C.シグナルを提供する請求項44に記載のシステム。
  46. 【請求項46】 前記A.C.シグナルが10Hz〜0.0027Hzの範囲である請
    求項45に記載のシステム。
  47. 【請求項47】 前記調整剤がサリチル酸ナトリウムを含む請求項44、45又
    は46のいずれか1項に記載のシステム。
  48. 【請求項48】 請求項44、45、又は46のいずれか1項に記載のシステム
  49. 【請求項49】 前記調整剤がアルミニウム−クロロハイドレートを含む請求項
    44、45、又は46のいずれか1項に記載のシステム。
  50. 【請求項50】 前記調整剤がアルミニウム−ジルコニウムを含む請求項44、
    45、46のいずれか1項に記載のシステム。
  51. 【請求項51】 イオン導入法による対象への放射に使用するサリチル酸塩を含
    む発汗抑制剤の調整剤を提供し、イオン導入法によって前記対象上の選択した領
    域に対して前記前記調整剤を放射する発汗抑制方法。
  52. 【請求項52】 前記イオン導入放が低周波のA.C.電流による放射を含む請求
    項51に記載の方法。
  53. 【請求項53】 イオン導入放射装置による放射に使用されるサリチル酸を含む
    塩発汗抑制剤の調整剤で構成され、多汗症抑制システムに使用される、交換可能
    な発汗抑制ユニット。
  54. 【請求項54】 前記調整剤がサリチル酸ナトリウムを含む請求項53に記載の
    ユニット。
  55. 【請求項55】 前記調整剤がアルミニウムクロロハイドレートを含む請求項5
    4又は55のいずれかに記載のユニット。
  56. 【請求項56】 前記調整剤がアルミニウム−ジルコニウムを含む請求項54又
    は55のいずれかに記載のユニット。
  57. 【請求項57】 前記調整剤が抗コリン作用性である請求項54又は55のいず
    れかに記載のユニット。
  58. 【請求項58】 前記調整剤はパッドの形成の中に提供される請求項53乃至5
    7のいずれか1項に記載のユニット。
  59. 【請求項59】 イオン導入放射装置による放射に使用されるサリチル酸塩を含
    む発汗抑制剤で構成されるイオン導入法の多汗症治療装置に用いられる混合物。
  60. 【請求項60】 イオン導入放射ユニットと、前記イオン導入放射装置による放
    射に使用されるサリチル酸塩を含み発汗抑制剤の調整剤とを含む多汗症制御シス
    テムにおける混合物。
  61. 【請求項61】 前記イオン導入放射装置による放射のために使用されるサリチ
    ル酸塩を含む発汗抑制剤の混合物と、引延ばされた表面を有する金属の出力電極
    とから構成される、イオン導入法による多汗症抑制装置に使用される組合せ。
  62. 【請求項62】 前記発汗抑制剤をアルミニウムを基剤とする薬剤で構成する請
    求項61に記載の組合せ。
  63. 【請求項63】 前記発汗抑制剤をアルミニウムクロロハイドレートで構成する
    請求項61に記載の組合せ。
  64. 【請求項64】 前記発汗抑制剤をアルミニウム−ジルコニウムで構成する請求
    項61に記載の組合せ。
  65. 【請求項65】 前記発汗抑制剤が抗コリン作用性である請求項61に記載の組
    合せ。
  66. 【請求項66】 前記電極が不規則で滑らかでない表面領域を有する薄板状金属
    で形成される請求項61に記載の組合せ。
  67. 【請求項67】 前記薄板状金属がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシ
    ウム、又はマグネシウム合金から成る請求項66に記載の組合せ。
  68. 【請求項68】 前記電極がサンドブラスト加工された薄板状金属から成る請求
    項66に記載の組合せ。
  69. 【請求項69】 前記電極を前記薄板状金属上に形成された金属粉で構成する請
    求項66に記載の組合せ。
  70. 【請求項70】 前記電極がアルミニウム酸化物を構成する請求項66に記載の
    組合せ。
  71. 【請求項71】 イオン導入放射装置による放射のためのサリチル酸塩を含む発
    汗抑制剤の調整剤で構成され、発汗抑制のためのシステムに使用される、交換可
    能な発汗抑制剤のユニット。
  72. 【請求項72】 前記調整剤がサリチル酸を含む請求項71に記載のユニット。
  73. 【請求項73】 前記調整剤がアルミニウムクロロハイドレートを含む請求項7
    2又は73のいずれかに記載のユニット。
  74. 【請求項74】 前記調整剤がアルミニウム−ジルコニウムを含む請求項72又
    は73のいずれかに記載のユニット。
  75. 【請求項75】 前記調整剤が抗コリン作用性である請求項72又は73のいず
    れかに記載のユニット。
  76. 【請求項76】 前記調整剤がパッドの形成の中に含まれる請求項71乃至75
    のいずれか1項に記載のユニット。
  77. 【請求項77】 イオン導入放射装置による放射のために使用されるサリチル酸
    塩を含む発汗抑制剤で構成されるイオン導入治療装置に使用される混合物。
  78. 【請求項78】 多汗症抑制のためのシステムにおいて、イオン導入放射ユニッ
    トと、前記イオン導入放射装置による放射のために使用されるサリチル酸塩を含
    む発汗抑制剤の調整剤とから構成される組合せ。
  79. 【請求項79】 前記イオン導入放射装置による放射のためのサリチル酸塩を含
    む発汗抑制剤の混合物と、引延ばされた表面を有する金属の出力電極とから構成
    され、イオン導入発汗抑制装置に使用される組合せ。
  80. 【請求項80】 アルミニウムを基剤とした薬剤で前記発汗抑制剤を構成する請
    求項79に記載の組合せ。
  81. 【請求項81】 アルミニウムクロロハイドレートで前記発汗抑制剤を構成する
    請求項79に記載の組合せ。
  82. 【請求項82】 アルミニウム−ジルコニウムで前記発汗抑制剤を構成する請求
    項79に記載の組合せ。
  83. 【請求項83】 前記発汗抑制剤が抗コリン作用性である請求項79に記載の組
    合せ。
  84. 【請求項84】 前記電極が不規則であって滑らかでない表面領域を有する薄板
    状金属で形成される請求項79に記載の組合せ。
  85. 【請求項85】 前記薄板状金属がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシ
    ウム、又はマグネシウム合金から成る請求項84に記載の組合せ。
  86. 【請求項86】 サンドブラスト加工された薄板状金属で前記電極を構成する請
    求項84に記載の組合せ。
  87. 【請求項87】 前記薄板状金属上の形成された粉末状金属で前記電極を構成す
    る請求項84に記載の組合せ。
  88. 【請求項88】 アルミニウム酸化物で前記電極を構成する請求項84に記載の
    組合せ。
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