JP2002538738A - ディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法 - Google Patents

ディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法

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JP2002538738A JP2000603248A JP2000603248A JP2002538738A JP 2002538738 A JP2002538738 A JP 2002538738A JP 2000603248 A JP2000603248 A JP 2000603248A JP 2000603248 A JP2000603248 A JP 2000603248A JP 2002538738 A JP2002538738 A JP 2002538738A
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Abstract

(57)【要約】 ディジタル技術を用いたディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法。この方法は、ビデオ画像の色部の1つの色の彩度を、同じビデオ画像の色部の他の色の彩度に影響を及ぼすことなく、デジタル的に変えるために、その値が独自に定義された色制御関数から計算される簡単なルックアプテーブル(LUT)を使用することを特色とする。ディジタルビデオ入力画像は、1行ずつ、1画素ずつ走査される。このビデオ入力画像の色部から定義される各入力画像の画素値は、色LUT内の値を使って演算操作を行うために番地が指定される。その画像のある1つの色の変更が望まれるごとに、その同じ画像の他の色に影響を及ぼすことなくその色の望まれた変更を含む新しいディジタル出力画像が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野と背景) 本発明は、ディジタルビデオ画像の色の制御に関する。特に、この発明は、デ
ィジタル技術を使って、ディジタルビデオ画像の1つの色のインテンシティを、
同じ画像の他の色のインテンシティに影響を及ぼすことなく選択的に制御する方
法に関する。 ビデオ画像の表示においては、画像の色の制御は、現在、ビデオ画像の色部の
彩度および/または色相成分を増大または減小させることにより行われている。
以後「彩度」という語は、ビデオ画像の色部中の1つの色成分のインテンシティ
を指す。彩度はまた色相の鮮やかさとも呼ぶことができる。以後「彩度」という
語は、ビデオ画像の色部中の2つの色成分の間の角度を指す。ビデオ画像の色部
の彩度および/または色相成分を増大または減小させることにより画像の個々の
色を制御しようとする現在の方法は、同じビデオ画像の色のすべてに影響を及ぼ
す。ビデオ画像のある1つの色を、同じビデオ画像の他の色に影響を及ぼすこと
なく、選択的にすなわち独立に制御する方法を持つことが望まれている。
【0002】 選択的色制御の必要性の実例は、ディジタルビデオ画像を表示する表示システ
ムを用いる用途、例えばテレビジョンにある。以後、個々の色は、基本色の1次
結合で表される。ここに基本色は赤、緑、青、黄、シアンおよびマゼンタを含む
。このような用途においては、ユーザは一般的にビデオ画像の個々の色、例えば
ビデオ画像の色部の1つの色成分を、その画像の色のその他の色に影響を及ぼす
ことなく、調節することまたは変えることを欲する。例えば、ユーザは、テレビ
ジョンシステムの制御装置の色のインテンシティおよび/または色相制御ボタン
またはダイアルを押すかまたは回すことにより、テレビの画面に表示されている
ビデオ画像の唯1つの色、赤、緑、青、黄、マゼンタ、またはシアンだけを調節
することを望むかも知れない。このやり方による色の制御は、ユーザが変えたい
と望む1つの色だけでなく、そのテレビ画像の全ての色に影響を及ぼす。 今まで、発明者は、ディジタルビデオ画像の色を選択的にすなわち独立に制御
する方法を教示する先行技術を知らない。 したがって、ディジタルビデオ画像の色を選択的にすなわち独立に制御する方
法が必要であり、それを持つことは役に立つであろう。さらに、現在のディジタ
ルビデオ画像表示システムに適用するための、効率的で復元力のあるこのような
ビデオ画像の色の制御方法が必要とされている。
【0003】 (発明の要旨) 本発明は、ディジタル技術を使って、ディジタルビデオ画像の色を、同じ画像
の全ての色に影響を及ぼすことなく、選択的に制御する方法に関する。 本発明は、ビデオ画像、例えばCrCb, UV, またはIQ,の色部の1つの色の彩度
を、同じビデオ画像の色部の他の色の彩度に影響を及ぼすことなくデジタル的に
増減するために、その値が独自に定義された色制御関数から計算される簡単なル
ックアプテーブル(LUT)を使用する無類の方法を特長とする。ディジタルビデ
オ入力画像は、1行ずつ、1画素ずつ走査される。このビデオ入力画像の色部か
ら定義される各入力画像の画素値は、各色のLUT内の値を使って演算操作を行う
ために番地が指定される。その画像のある1つの色の変更が望まれるごとに、そ
の同じ画像の他の色に影響を及ぼすことなくその色の望まれた変更を含む新しい
ディジタル出力画像が生成される。この方法をビデオ画像に適用すると、ビデオ
成分、例えばYCrCbをRGB (赤、緑、青)成分に変換する必要が無くなる。 この方法は、ビデオ画像の視聴者に、ビデオ画像の各色を選択的に制御するこ
とが可能になるという恩恵を与える。本発明の方法を用いる選択的な色制御は、
ビデオ画像の視聴者が、ビデオ画像の色を制御する従来の方法では現在成し遂げ
ることができない2つのことを行うことを可能にした。第1に、与えられたビデ
オ画像の個々の色をその画像の被写体の実際の色に非常に正確に設定または調節
すること、そして第2に、与えられた画像の色を非常に正確に修正したり変えた
りしてそのビデオ画像に特別の効果を作り出すこと。ビデオ画像の色制御のこれ
らの能力は、ビデオ画像がイメージの実際の色を表すこと、およびビデオ画像に
特別の効果を作り出す能力を持つことが決定的に重要であるテレビや映画産業に
直ちに利用可能である。
【0004】 本発明のディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法の好ましい実施例は、下
記の主要なステップを含む: (1) 画素を含むディジタルビデオ入力画像を受け
取る、(2) そのディジタルビデオ入力画像とターゲット出力画像の特性を調べる
、(3) 各色の制御のために各色のルックアプテーブルの組を定義する、(4) 対応
する組のLUT中の値を計算するために使用される、各色の制御関数の組を定義す
る、(5) 対応する組の色制御関数の中に使用される色制御パラメータの組を定義
し、特性づけをする、(6) 対応する組のLUTに初期値を挿入する: Pushbutton Re
set、(7) 対応する組のLUTに新しい値を計算し、指定する: Pushbutton Contro
l、(8) 新しい色成分Cr'およびCb'を含む出力ビデオにたいして、値を計算し指
定する、および(9) 個々の色の変更を含む出力ビデオ画像をディスプレイに表示
する。 本発明によれば、ディジタルビデオ入力画像の1つの色を選択的に変える方法
が提供される。この方法のステップはデータプロセッサにより実行される。この
方法は、(a) 画素を含むディジタルビデオ入力画像を受け取る; (b) そのディジ
タルビデオ入力画像とターゲット出力画像の特性を調べる; (c) 制御しようと
するディジタルビデオ入力画像の1つの色を選択する; (d) 各色に応じて1組
の色のルックアプテーブルを定義する; (e) その組の色ルックアプテーブルの
中の値を計算するための、各色に応じて1組の色制御関数を定義する; (f) そ
の組の色制御関数中の色制御パラメータに値を指定する; (g) その組の色ルッ
クアプテーブルに初期値を挿入する; (h) その組の色ルックアプテーブルの中
の新しい値を決定する; (i) その組の色ルックアプテーブルの中のその新しい
値からターゲット出力画像中の画素の値を決定する; および(j) そのターゲッ
ト出力画像をビデオ表示装置に表示する。ターゲット出力画像は、ディジタルビ
デオ入力画像の1つの色の変化を含み、そのディジタルビデオ入力画像の他のす
べての色は変わらないままである。
【0005】 本発明によれば、ディジタルビデオ画像の1つの色を選択的に制御する方法が
提供される。この方法のステップはデータプロセッサにより実行される。この方
法は下記のステップを含む: (a) 画素を含む,ディジタルビデオ入力画像を受
け取る; (b) そのディジタルビデオ入力画像とターゲット出力画像の特性を調
べる; (c) ディジタルビデオ入力画像の制御されるべき1つの色を選択する;
(d) 1つの色により1組の色のルックアプテーブルを定義する; (e) その組の色
のルックアプテーブル中の値を計算するために、1つの色により1組の色の制御
関数を定義する; (f) その組の色の制御関数の中の色制御パラメータに値を指
定する。この色制御パラメータは複数のタンジェントと複数のインテジャブレー
クポイントを含み、複数のタンジェントの各々はディジタルビデオ入力画像中の
各色の彩度を制御するために使用され、前記複数のインテジャブレークポイント
の各々はディジタルビデオ入力画像の各色の色曲線の傾きが変化する点である; (g) 上記の組の色ルックアプテーブルに初期値を挿入する; (h) 上記の組の色
ルックアプテーブル中の新しい値を決定する; (i) 上記の組の色ルックアプテ
ーブル中の新しい値の一次結合から、ターゲット出力画像中の画素の値を計算す
る; および(j) ターゲット出力画像をビデオ表示装置に表示する、ターゲット
出力画像はディジタルビデオ入力画像の1つの色の変化を含み、ディジタルビデ
オ入力画像の他のすべての色は変わらないままである。 本発明はハードウェアによっても、またはソフトウェアによっても実現できる
。例えば、ハードウェアとしては、本発明はチップまたは回路として実現できる
。ソフトウェアとしては、本発明は、任意の適宜なオペレーティングシステムを
用いるコンピュータによって実行される複数のソフトウェアの命令として実現で
きる。どの場合にも、本発明の方法のステップは、本発明の実現に依らず、多数
の命令を実行するための計算プラットフォームなどの、データプロセッサにより
実行されると説明できる。
【0006】 (好ましい実施例の説明) 本発明は、この明細書において、例としてだけ、添付の図面を参照しつつ説明
されている。 本発明は、ディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法に関する。説明のため
に、次の本発明の好ましい実施例の説明は、ディジタルビデオ画像の色部のCrCb
形式に向けられている。本発明の方法は、UVやIQのような、ディジタルビデオ画
像の他の形式にも適用できる。 本発明による、ディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法のステップと実行
されることは、図面とそれに付随する説明を参照することにより、より良く理解
される。本発明は、その適用において、下記の説明、図面、または例において説
明されるこの方法の細部に限定されない。この発明は、他の実施例でもよいし、
またはいろいろな関係するやり方で実行されることもできる。またこの明細書で
用いられている言葉使いは説明のためのものであり、限定と見なされるべきでな
いことは理解されるべきである。
【0007】 図1は、本発明による、ディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法の好まし
い実施例の流れ図である。図1において、このディジタルビデオ画像の選択的色
制御の方法の、一般的に適用可能な、主要なステップの各々は番号が付けられて
おり、枠に囲まれている。下記の説明中に現れる表記や記号は、図1中に使用さ
れているものと一致している。図1の説明の中には、関係する語、数式、および
図1中に示されているディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法の番号が付け
られたステップをさらに詳しく表す1つまたは複数のサブステップが含まれてい
る。サブステップは丸括弧中の英字で示されており、また掛け算は星印(*)に
よって示される。 それでは図1を参照しつつ、本発明による、ディジタルビデオ画像の選択的色
制御の方法は次のとおりである。 ステップ1において、画素を主要素として含み、色成分を持つ、ディジタルビ
デオ入力画像が、データープロセッサーにより受け取られる。 ステップ2において、入力画像とその目標出力画像が特性記述される。サブス
テップ(a)において、CrおよびCbが、時刻tにおけるディジタルビデオ入力画像
の2つの色成分として定義される。CrまたはCbは、行(線)または列(画素)を
含む入力画像格子座標系を持つ入力画像格子(図示されていない)中に位置を示
すことができる。入力画像中の、(i,j)として表される、CrまたはCbの画素位置
座標が行iおよび列jであるように、入力画像格子の各場所は、行番号iと列番号j
の座標でどこであるかわかる。サブステップ(b)において、色成分CrおよびCbの
値が、入力画像格子に指定される。ディジタルビデオ入力画像の各色成分、Crお
よびCbは、1行ずつ、1画素ずつ、走査される。入力画像の各画素値は、個々の
色のLUT中の値によって操作されるべきアドレスを割り当てられる。Cr(i,j)およ
びCb(i,j)は、それぞれ、位置座標が(i,j)である入力画像の色成分CrおよびCbの
ディジタル化された画素値として定義される。サイズがM行×N列の入力画像の色
成分CrまたはCbにたいしては、画素の位置座標(i,j)は次のような入力画像サイ
ズに限定される: i: 0, 1, 2, ... M-1; およびj: 0, 1, 2, ... N-1。 ステップ2のサブステップ(c)において、Cr'およびCb'が、それぞれ、入力画
像の色成分CrおよびCbから計算された、時刻tにおけるディジタルビデオ出力画
像の2つの色成分として定義される。Cr'またはCb'は、行(線)または列(画素
)を含む出力画像格子座標系を持つ出力画像格子(図示されていない)中に位置
を示すことができる。出力画像中の、(k,l)として表される、Cr'またはCb'の画
素位置の座標が行kおよび列lであるように、出力画像格子の各場所は、行番号k
と列番号lの座標でどこであるかわかる。Cr'(k,l)およびCb'(k,l)は、それぞれ
、位置座標が(k,l)である出力画像の色成分Cr'およびCb'のディジタル化された
画素値として定義される。本発明の方法の好ましい実施例においては、サイズが
M行×N列の入力画像の色成分CrまたはCbにたいして、画素の位置座標(k,l)は次
のような入力画像サイズに限定される: k: 0, 1, 2, ... M-1; およびl: 0, 1,
2, ... N-1、ここに入力画像と出力画像の色成分にたいして同じメモリアレイ
が使用される。この場合には、出力画像の画素位置座標、kおよびl、は対応する
入力画像の画素位置座標に等しい、すなわちk=iおよびl=jである。したがって、
出力画像の色画素値、Cr'(k,l)およびCb'(k,l)、はそれぞれCr'(i,j)およびCb'(
i,j)と書いても同等である。
【0008】 ステップ3では、1組の色ルックアプテーブルLUT(Look-Up-Table)が定義され
る。このLUTの値は、個々の色のディジタル化された選択的制御のために使用さ
れる。ここで各色は入力画像の色成分CrおよびCbの1次結合で構成される。出力
画像の色成分,Cr'およびCb',の各々は、入力画像の色成分,CrおよびCb,の両
方に関係づけられる。またそれに対応して、出力画像の色画素値,Cr'(i,j)およ
びCb'(i,j),の各々は、入力画像の色成分,Cr(i,j)およびCb(i,j),の両方に関
係づけられる。本発明の好ましい実施例の一般的な場合には、1組の4つのLUT
が、個々の色の選択的制御のために、下記のように定義される: LUTCr'_Color_Cr(m): 出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分Crに関係
づける. LUTCr'_Color_Cb(m): 出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分Cbに関係
づける. LUTCb'_Color_Cb(m): 出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分Cbに関係
づける.および LUTCb'_Color_Cr(m): 出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分Crに関係
づける。
【0009】 'm'は同時に2つのものを現す:(1)入力画像の色画素の値、Cr(i,j)またはCb(
i,j)、および(2)色成分の選択された1個の色の彩度を変えるために使用される
ある色LUTのインデックス。mのダイナミックレンジは、ディジタル化された入力
画像の色の黒レベルと色の白レベルの間に決定され、ビデオ入力画像の色部のあ
る与えられた色成分の1画素あたりのビット数(例えば6,8または10ビット
)の関数である。例として、本発明の方法のこの好ましい実施例においては、色
のダイナミックレンジは8ビット、このとき−128〜+127の範囲になる、
と仮定されている。Ocと定義されるオフセット制御、この例ではOc=+128、をmに
加えることにより、色のダイナミックレンジが0〜255になる。この場合には
、色の黒レベルは0であり、色の白レベルは255である。
【0010】 ビデオ入力画像の特定の色成分の1次結合によれば、任意の数の異なる色を、
本発明の方法に含ませることができる。説明のために、以後、6つの異なる色、
赤、緑、青、黄、マゼンタおよびシアンが定められ、含められる。赤色と緑色は
、色成分Crにより制御される。青色と黄色は、色成分Cbにより制御される。マゼ
ンタとシアンの各々は、色成分CrおよびCbの1次結合により制御される。 サブステップ(a)において、入力画像の色成分CrとCbによる赤色の選択的制御
のために、下記の1組のLUTが定義される。 サブステップ(b)において、入力画像の色成分CrとCbによる緑色の選択的制御
のために、下記の1組のLUTが定義される。 サブステップ(c)において、入力画像の色成分CrとCbによる青色の選択的制御
のために、下記の1組のLUTが定義される。 サブステップ(d)において、入力画像の色成分CrとCbによる黄色の選択的制御
のために、下記の1組のLUTが定義される。 サブステップ(e)において、入力画像の色成分CrとCbによるマゼンタ色の選択
的制御のために、下記の1組のLUTが定義される。 サブステップ(f)において、入力画像の色成分CrとCbによるシアン色の選択的
制御のために、下記の1組のLUTが定義される。
【0011】 ステップ4において、各組の個々のLUTにおける値を計算するために使用する
ために、複数の色制御関数が定義されている。次に、複数組の各色の制御関数が
、入力画像の色成分、Cr(i,j)およびCb(i,j)、の値の1次結合を演算することに
よる個々の色のディジタル化された選択的制御のために使用される。本発明の好
ましい実施例の一般的な場合には、各色の選択的制御のために、1組の4つの色
制御関数が下記のように定義される。 LUTCr'Color_Cr(m) = TangentCr'_Color_Cr * [LUTCr'_Color_Cr(m) - MCr'_Color_Cr] + MCr'_Color_Cr: 出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分C
rに関係づける. LUTCr'_Color_Cb(m) = TangentCr'_Color_Cb * [LUTCr'_Color_Cb(m) - MCr'_Color_Cb] + MCr'_Color_Cb: 出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分C
bに関係づける. LUTCb'_Color_Cb(m) = TangentCb'_Color_Cb * [LUTCb'_Color_Cb(m) - MCb'_Color_Cb] + MCb'_Color_Cb: 出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分C
bに関係づける.および LUTCb'_Color_Cr(m) = TangentCb'_Color_Cr * [LUTCb'_Color_Cr(m) - MCb'_Color_Cr] + MCb'_Color_Cr: 出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分C
rに関係づける。 これらの組の色制御関数における色制御パラメータTangentCr'_Color_Cr, TangentCr'_Color_Cb, TangentCb'_Color_Cb, TangentCb'_Color_Cr および MCr'_Color_Cr', MCr'_Color_Cb, MCb'_Color_Cb, およびMCb'_Color_Cr はステ
ップ5に定義されている。また記号 * は掛け算を表す。説明のために、ステッ
プ3と一致するように、6つの異なる色、赤、緑、青、黄、マゼンタおよびシア
ンの6組の色制御関数がこの後に定義され、説明されている。
【0012】 サブステップ(a)において、入力画像の色成分CrおよびCbによる赤色の選択的
制御のための1組の色制御関数は、 サブステップ(b)において、入力画像の色成分CrおよびCbによる緑色の選択的
制御のための1組の色制御関数は、
【0013】 サブステップ(c)において、入力画像の色成分CrおよびCbによる青色の選択的
制御のための1組の色制御関数は、 サブステップ(d)において、入力画像の色成分CrおよびCbによる黄色の選択的
制御のための1組の色制御関数は、 サブステップ(e)において、入力画像の色成分CrおよびCbによるマゼンタ色の
選択的制御のための1組の色制御関数は、 サブステップ(f)において、入力画像の色成分CrおよびCbによるシアン色の選
択的制御のための1組の色制御関数は、
【0014】 ステップ5には、TangentおよびInteger Break Point色制御パラメータが定義
され、説明されている。 サブステップ(a)には、Tangent色制御パラメータ、TangentCr'_Color_Cr、
TangentCr'_Color_Cb、TangentCb'_Color_Cb、TangentCb'_Color_Cr、がゼロよ
り大きいかまたはゼロに等しい、実数の正のパラメータとして定義されている。
Tangent色制御パラメータは、ビデオ入力画像の選択された1個の色Colorの彩度
すなわちインテンシティを、そのビデオ入力画像の他の色に影響を及ぼすことな
く、選択的に制御するために、色制御関数の中の自由パラメータとして使われる
。各組の色制御関数(ステップ4で定義されている)中には、対応する1組の4
つのTangent色制御パラメータがある。そして、各組の中において、2つのTange
nt色制御パラメータTangentCr'_Color_CrとTangentCr'_Color_Cbは、出力画像の
色成分Cr'を入力画像の色成分CrとCbに関係づけるための色制御関数中に現れ、
そして2つのTangent色制御パラメータTangentCb'_Color_CbとTangentCb'_Color
_Crは、出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分CrとCbに関係づけるための色制
御関数中に現れる。
【0015】 6つの色の選択的制御を含む、本発明の方法の好ましい実施例においては、6
つの色、赤,緑,青,黄,マゼンタ,シアンにそれぞれ対応する24の独立なTa
ngent色制御パラメータ、すなわち、赤色の制御のためにTangentCr'_Red_Cr,Ta
ngentCr'_Red_Cb,TangentCb'_Red_Cb,およびTangentCb'_Red_Cr; 緑色の制
御のためにTangentCr'_Green_Cr,TangentCr'_Green_Cb,TangentCb'_Green_Cb
,およびTangentCb'_Green_Cr; 青色の制御のためにTangentCr'_Blue_Cr,Tan
gentCr'_Blue_Cb,TangentCb'_Blue_Cb,およびTangentCb'_Blue_Cr; 黄色の
制御のためにTangentCr'_Yellow_Cr,TangentCr'_Yellow_Cb,TangentCb'_Yello
w_Cb,およびTangentCb'_Yellow_Cr; マゼンタ色の制御のためにTangentCr'_M
agenta_Cr,TangentCr'_Magenta_Cb,TangentCb'_Magenta_Cb,およびTangentCb ' _Magenta_Cr; およびシアン色の制御のためにTangentCr'_Cyan_Cr,TangentCr ' _ Cyan_Cb,TangentCb'_Cyan_Cb,およびTangentCb'_Cyan_Crがある。
【0016】 サブステップ(b)には、Integer Break Point色制御パラメータ MCr'_Color_Cr
,MCr'_Color_Cb,MCb'_Color_Cb,MCb'_Color_Cr が定義されている。各Intege
r Break Point色制御パラメータは、選択された色Colorの色関数(すなわち色座
標系において正しく描かれるような色曲線)が傾きに変化を示す点または値を表
わす。Integer Break Pointパラメータの値は、ビデオ入力画像の色部の形式、
例えばCrCb, UVまたはIQ、に従って選択される。色成分CrおよびCbを含む、本発
明の方法の好ましい実施例においては、Integer Break Pointの値は0〜255
の範囲内である。 各組の色制御関数(ステップ4で定義されている)中には、対応する1組の4
つのInteger Break Point色制御パラメータがある。そして、各組の中において
、2つのInteger Break Point色制御パラメータMCr'_Color_CrとMCr'_Color_Cb
は、出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分CrとCbに関係づけるための色制御
関数中に現れ、そして2つのInteger Break Point色制御パラメータMCb'_Color_
CbとMCb'_Color_Crは、出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分CrとCbに関係づ
けるための色制御関数中に現れる。
【0017】 6つの色の選択的制御を含む、本発明の方法の好ましい実施例においては、6
つの色、赤,緑,青,黄,マゼンタ,シアンにそれぞれ対応する24の独立なIn
teger Break Point色制御パラメータ、すなわち、赤色の制御のためにMCr'_Red_
Cr,MCr'_Red_Cb,MCb'_Red_Cb,およびMCb'_Red_Cr; 緑色の制御のためにMCr ' _Green_Cr,MCr'_Green_Cb,MCb'_Green_Cb,およびMCb'_Green_Cr; 青色の
制御のためにMCr'_Blue_Cr,MCr'_Blue_Cb,MCb'_Blue_Cb,およびMCb'_Blue_Cr
; 黄色の制御のためにMCr'_Yellow_Cr,MCr'_Yellow_Cb,MCb'_Yellow_Cb,お
よびMCb'_Yellow_Cr; マゼンタ色の制御のためにMCr'_Magenta_Cr,MCr'_Mage
nta_Cb,MCb'_Magenta_Cb,およびMCb'_Magenta_Cr; およびシアン色の制御の
ためにMCr'_Cyan_Cr,MCr'_ Cyan_Cb,MCb'_Cyan_Cb,およびMCb'_Cyan_Crがあ
る。 本発明に方法においては、TangentおよびInteger Break Point色制御パラメー
タを使用することの新規な利点は、別個の色制御関数の組を使用することが、あ
る特定の色関数(曲線)の傾き(タンジェント)を、ディジタルビデオ入力画像
の指定された色部のある特定の色のダイナミックレンジ内で、初期値からある1
つのinteger break pointまで、または2つのinteger break pointの、または
ある1つのinteger break pointから上限値までを含むいくつかの異なる択1的
なやり方で、同じディジタルビデオ入力画像の各色部の他の色成分の傾き(タン
ジェント)に影響を及ぼすことなく、変える(制御する)ことを意味することで
ある。1つの色成分の彩度すなわちインテンシティはその色成分の色曲線の接線
に直接に関係づけられるので、ディジタルビデオ入力画像の色成分CrおよびCbに
演算を行うための複数組の各色の制御関数を用いることは、そのディジタルビデ
オ入力画像の指定された色部のその他の色成分の彩度すなわちインテンシティに
影響を及ぼすことなく、1つの選択された色成分の彩度すなわちインテンシティ
に影響を及ぼすことなく、1つの選択された色成分の彩度すなわちインテンシテ
ィを変えるまたは制御することを意味する。
【0018】 各色Colorに対するInteger Break Point色制御パラメータの値は、1度指定さ
れると、所定のディジタルビデオ入力画像の1つの色Colorの選択的な変更を求
めるすべての要求においてデータプロセッサにより繰り返し使用される。それに
たいして、各の色Colorに対するTangent色制御パラメータの値は、所定のディジ
タルビデオ入力画像の1つの色Colorの選択的な変更を求める各要求において新
しく指定され、データプロセッサにより使用される。本発明の方法の好ましい実
施例の実用的な実現の点から、各色のためのInteger Break Pointパラメータお
よびTangentパラメータの値は、データプロセッサ(例えば、テレビまたはビデ
オのシステムコントローラ)の初期設定を終了または調節する時点で工場設定さ
れる。テレビまたはビデオのシステムコントローラを視聴者が使用している間も
、視聴者の選択的色変更の要求によって変えられない。それにたいして、Tangen
tパラメータの値は、視聴者の選択的色変更の要求がある度に、Tangentパラメー
タの初期工場設定の範囲内で変えられる。例えば、Tangentパラメータの値の変
更は、各色の変化を引き起こす役割を与えられた、テレビまたはビデオシステム
のコントローラの1部としてのボタンを視聴者が押すという形でもよい。さらに
この例において、テレビまたはビデオシステムのコントローラ上の指定された押
しボタンは、2つの選択可能な押しの機能、選択された色の彩度を増大するため
の機能および選択された色の彩度を減小するための機能、を持ってもよい。この
ような選択可能な機能は、選択された色の彩度をそれぞれ増大または減小するた
めの、コントローラ装置上の "+" または "-" によって示されてもよい。 ステップ6では、Pushbutton Resetと名づけられている、各組の個々の色のLU
Tへの初期値の挿入が行われる。Pushbutton Resetの機能は、データプロセッサ
(例えばテレビまたはビデオシステムのコントローラ)がオンにされたとき、各
組の個々のLUTには初期値が設定される(すなわち、ビデオ画像の選択的色制御
のために使用されるコントローラの押しボタンのリセット)。この初期値は、デ
ータプロセッサ(コントローラ)がその前にオフにされたときに各色のLUTに最
後に入っていた1組の値を含んでもよい。
【0019】 一般的な場合、既知の色ダイナミックレンジ,m1 と m2 の間の m にたいして
、各色Colorに対応する各組の色LUTに、下記のように初期値が挿入される: m =
m1 〜 m2 ,ただし m はステップ3に説明されている,にたいして、次のよう
に指定する: 各々が m1 = 0 〜 m2 = 255 の色ダイナミックレンジを持つ、ビデオ入力画像
の色部の6つの色成分を含む、本発明の方法の好ましい実施例では、各組の各色
LUTに下記のように初期値が挿入される: m = 0 〜 255 にたいして、次のよう
に指定する:
【0020】 Pushbutton Resetステップの効果は、各組の個々の色のLUTとパラメータ m の
間に最初に線形関係を与えることである。ここで、一般化された色制御関数の組
、 LUTCr'_Color_Cr(m) = TangentCr'_Color_Cr * [LUTCr'_Color_Cr(m) -
MCr'_Color_Cr] + MCr'_Color_Cr, LUTCr'_Color_Cb(m) = TangentCr'_Color_C
b * [LUTCr'_Color_Cb(m) - MCr'_Color_Cb] + MCr'_Color_Cb, LUTCb'_Color_
Cb(m) = TangentCb'_Color_Cb * [LUTCb'_Color_Cb(m) - MCb'_Color_Cb] + MCb ' _Color_Cb, およびLUTCb'_Color_Cr(m) = TangentCb'_Color_Cr * [LUTCb'_Col
or_Cr(m) - MCb'_Color_Cr] + MCb'_Color_Cr を参照することにより、各式の傾
きは対応するTangent色制御パラメータで、1であり、また各式のy切片は対応
するInteger Break Point色制御パラメータで、ゼロである。したがって、各組
の個々の色のLUTに挿入される初期値は、m の定義によりビデオ入力画像格子中
の番地(i,j)に位置するビデオ入力画像の色画素の値Cr(i,j)およびCb(i,j)を表
わす m の値に等しい。同時に、ある特定の色のLUT中の値の位置インデックスも
表す m の定義にしたがって、これらの初期LUT値は、各色のLUT中に位置インデ
ックス m を持つ。
【0021】 ステップ7には、Pushbutton Color Controlと名づけられてもいる、各組の個
々の色のLUTのための新しい値の計算と指定がある。Pushbutton Color Control
の機能は、Pushbutton Resetステップの完了後データプロセッサ(例えば、テレ
ビまたはビデオ システムのコントローラ)が‘オン’モードにあるとき、視聴
者による選択された色の変更要求(例えば、その選択された色のための押しボタ
ンを押すことによる)により、新しい1組の値が、対応する各組の選択された色
のLUTに挿入されるようにすることである。ステップ7は次のステップ(ステッ
プ8)のための準備であり、ビデオ入力画像の色成分CrおよびCbの一次結合に演
算を行う特定の色制御関数の計算が含まれる。 ステップ7は、視聴者が、前回のディジタルビデオ画像の色の変更が完了した
後に、そのディジタルビデオ画像の同じ色または別の色を変えたいと望むときに
も実行される。この非初回の視聴者による選択された色の変更要求(例えば、そ
の選択された色のための押しボタンを押すことによる)は、Pushbutton Resetス
テップ(ステップ6)の操作により、この非初回の選択された1つの色の色LUT
の組の値を初期化する、データプロセッサによる応動を引き起こす。それにより
、新しく選択された1つの色の色LUTの組に対する前回の変更が消去される。こ
のPushbutton Resetステップの完了に続いて、データプロセッサは、そのディジ
タルビデオ画像の新しく選択された色の変更を実現するために、そのディジタル
ビデオ画像のその新しく選択された色の色LUTの組に新しい値を計算して挿入す
ることにより、Pushbutton Color Controlステップを実行する。
【0022】 ステップ7において、一般的な場合には、選択された1つの色の変更のために
、minitial から mfinal までの m の値 − ここに minitial および mfinal
は、この実施例におけるように 0〜255 の値を含む、一般的な色ダイナミックレ
ンジ m1 〜 m 内の既知の値、または既知のInteger Break Pointの値であり、
かつ minitial および mfinal の値は各色のLUT中の値の計算のために変わるが
できる ― にたいして、各組の色LUTのうちの各色のLUTに下記のように新しい
値が挿入される: m = minitial 〜 mfinal にたいして、次のように指定する: LUTCr'_Color_Cr(m) = TangentCr'_Color_Cr * [LUTCr'_Color_Cr(m) - MCr'_Color_Cr] + MCr'_Color_Cr, 出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分Cr
に関係づける. m = minitial 〜 mfinal にたいして、次のように指定する: LUTCr'_Color_Cb(m) = TangentCr'_Color_Cb * [LUTCr'_Color_Cb(m) - MCr'_Color_Cb] + MCr'_Color_Cb, 出力画像の色成分Cr'を入力画像の色成分Cb
に関係づける. m = minitial 〜 mfinal にたいして、次のように指定する: LUTCb'_Color_Cb(m) = TangentCb'_Color_Cb * [LUTCb'_Color_Cb(m) - MCb'_Color_Cb] + MCb'_Color_Cb, 出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分C
bに関係づける. および m = minitial 〜 mfinal にたいして、次のように指定する: LUTCb'_Color_Cr(m) = TangentCb'_Color_Cr * [LUTCb'_Color_Cr(m) -
MCb'_Color_Cr] + MCb'_Color_Cr, 出力画像の色成分Cb'を入力画像の色成分C
rに関係づける. TangentおよびInteger Break Point 色制御パラメータはステ
ップ5において定義されかつ説明されている、また角括弧で囲われた項の中の各
対応する色制御関数の初期値はPushbutton Reset(ステップ6)により指定され
る。
【0023】 各組の各色のLUTへの新しい値の挿入の一般的な場合には、各組の各色の制御
関数の計算から得られた値が、これらの値の色ダイナミックレンジ m1 〜 m2
の指定された値に対する比較により、有効または無効と見なされる。有効な値は
色ダイナミックレンジ m1 〜 m2 内側にあり、無効な値は色ダイナミックレンジ
m1 〜 m2 の外側にある。無効な値は、有効なカットオフ値と入れ替えられる。
ある値が有効であるか無効であるかを決定するため、および無効な値を入れ替え
るために、次のLUTカットオフ条件およびカットオフ値が用いられる: ある色制
御関数の値< 0, (無効な値)ならば、その色制御関数の値 = m1 , (有効な値)、
または、ある色制御関数の値> m2 ,(無効な値)ならば、その色制御関数の値
= m2 , (有効な値)。カットオフ値は、色ダイナミックレンジ(ステップ3)か
ら決定される。またダイナミックレンジ m はディジタル化されたビデオ入力画
像の黒色のレベルと白色のレベルの間に決定され、かつビデオ入力画像の色部の
所定の色成分の1画素あたりのビット数(例えば6,8または10ビット)の関
数である。 各々が m1 = 0 〜 m2 = 255 の色ダイナミックレンジを持つ、ビデオ入力画像
の色部CrおよびCbの一次結合である6つの色成分を含む、本発明の方法の好まし
い実施例では、各組の各色のLUTに下記のように初期値が挿入される:
【0024】 ここで、4つの赤色のLUTの組の各LUT中の新し値の計算のために、赤色のカット
オフ値は次のように指定される:赤色制御関数の値< 0, (無効な値)ならば、赤
色制御関数の新しい値 = 0, (有効な値)、または、赤色制御関数の値> 255 ,(
無効な値)ならば、赤色制御関数の新しい値 = 255, (有効な値)。
【0025】 ここで、4つの緑色のLUTの組の各LUT中の新し値の計算のために、緑色のカット
オフ値は次のように指定される:緑色制御関数の値< 0, (無効な値)ならば、緑
色制御関数の新しい値 = 0, (有効な値)、または、緑色制御関数の値> 255 ,(
無効な値)ならば、緑色制御関数の新しい値 = 255, (有効な値)。
【0026】 ここで、4つの青色のLUTの組の各LUT中の新し値の計算のために、青色のカット
オフ値は次のように指定される:青色制御関数の値< 0, (無効な値)ならば、青
色制御関数の新しい値 = 0, (有効な値)、または、青色制御関数の値> 255 ,(
無効な値)ならば、青色制御関数の新しい値 = 255, (有効な値)。
【0027】 ここで、4つの黄色のLUTの組の各LUT中の新し値の計算のために、黄色のカット
オフ値は次のように指定される:黄色制御関数の値< 0, (無効な値)ならば、黄
色制御関数の新しい値 = 0, (有効な値)、または、黄色制御関数の値> 255 ,(
無効な値)ならば、黄色制御関数の新しい値 = 255, (有効な値)。
【0028】 ここで、4つのマゼンタ色のLUTの組の各LUT中の新し値の計算のために、マゼン
タ色のカットオフ値は次のように指定される:マゼンタ色制御関数の値< 0, (
無効な値)ならば、マゼンタ色制御関数の新しい値 = 0, (有効な値)、または、
マゼンタ色制御関数の値> 255 ,(無効な値)ならば、マゼンタ色制御関数の新
しい値 = 255, (有効な値)。
【0029】 ここで、4つのシアン色のLUTの組の各LUT中の新し値の計算のために、シアン色
のカットオフ値は次のように指定される:シアン色制御関数の値< 0, (無効な
値)ならば、シアン色制御関数の新しい値 = 0, (有効な値)、または、シアン色
制御関数の値> 255 ,(無効な値)ならば、シアン色制御関数の新しい値 = 255
, (有効な値)。
【0030】 Pushbutton Resetステップの効果は、各組の個々の色のLUTとパラメータ m の
間に実際的または実用的な新しい機能的な関係を与えることである。ここで、一
般化された色制御関数の組、LUTCr'_Color_Cr(m) = TangentCr'_Color_Cr * [LU
TCr'_Color_Cr(m) - MCr'_Color_Cr] + MCr'_Color_Cr, LUTCr'_Color_Cb(m) =
TangentCr'_Color_Cb * [LUTCr'_Color_Cb(m) - MCr'_Color_Cb] + MCr'_Color
_Cb, LUTCb'_Color_Cb(m) = TangentCb'_Color_Cb * [LUTCb'_Color_Cb(m) - M Cb' _Color_Cb] + MCb'_Color_Cb, およびLUTCb'_Color_Cr(m) = TangentCb'_Col
or_Cr * [LUTCb'_Color_Cr(m) - MCb'_Color_Cr] + MCb'_Color_Cr, を参照す
ることにより、各式の傾きは対応するTangent色制御パラメータであり、ゼロよ
り大きいかまたはゼロに等しい値から変化する。また各式のy切片は対応するIn
teger Break Point色制御パラメータであり、この例では色のダイナミックレン
ジ 0 〜 255 の中で変化する。したがって、各組の選択された色成分のLUTに挿
入される新しい値は、ビデオ入力画像の格子中の番地(i,j)に位置する、ビデオ
入力画像の色画素値Cr(i,j)またはCb(i,j)を表わす値 m の線形関数である。同
時に、ある特定の色のLUT中の値の位置インデックスも表す m の定義により、こ
れらの新しいLUTの値は、各色のLUT中に位置インデックス m を持つ。
【0031】 ステップ8では、新しい色成分Cr'(k,l)およびCb'(k,l)を含む目標出力ビデオ
画像に対する値の計算と指定が行われる。一般的な場合には、入力画像の色成分
Cr(i,j)およびCb(i,j)の一次結合を各色のLUTを用いて計算することにより、新
しい色成分Cr'(k,l)およびCb'(k,l)を含む出力画素値が得られる。 本発明の方法のこの好ましい実施例では、サイズがM行 × N列の入力画像の色
成分CrまたはCbにたいして、出力画像の色画素の位置座標(k,l)は、次のように
入力画像のサイズに制限される:行数k: 0, 1, 2, ... M-1; および列数l: 0, 1
, 2, ... N-1、ただし入力画像の色成分と出力画像の色成分にたいして同じメモ
リ配列が使用されている。この場合には、出力画像の画素の位置座標k とl は、
入力画像の画素の位置座標iとjに等しい、すなわちk=iおよびl=jである。したが
って、出力画像の色成分Cr'(k,l)およびCb'(k,l)はそれぞれCr'(i,j)およびCb'(
i,j)と書いてもよい。 一般的な場合には、新しい色成分Cr'(i,j)およびCb'(i,j)を持つ出力画像の画
素値は、各色のLUTを、次のように、入力画像の色成分Cr(i,j)およびCb(i,j)の
一次結合に作用させることにより得られる: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = u1 * LUTCr'_Color_Cr[Cr(i,j)] + v1 * LUTCr'_Color_Cb[Cb(i
,j)] + w1, および Cb'(i,j) = u2 * LUTCb'_Color_Cr[Cr(i,j)] + v2 * LUTCb'_Color_Cb[Cb(i
,j)] + w2 , ここでu1, v1, w1 およびu2, v2, w2 は、ゼロより大きいかまたはゼロに等しい
実数値をとるパラメータである。
【0032】 ステップ8において、ビデオ入力画像の色部の6つの色成分を持つ、本発明の
方法の好ましい実施例では、新しい色成分Cr'(i,j)およびCb'(i,j)を持つ出力画
像の画素値は、各色のLUTを使って、次のように、入力画像の色成分Cr(i,j)およ
びCb(i,j)の一次結合を計算することにより得られる:赤色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x1 * LUTCr'_Red_Cr[Cr(i,j)] + y1 * LUTCr'_Red_Cb[Cb(i,j)]
+ z1, および Cb'(i,j) = x2 * LUTCb'_Red_Cr[Cr(i,j)] + y2 * LUTCb'_Red_Cb[Cb(i,j)]
+ z2 , ここでx1, y1, z1 およびx2, y2, z2 は、ゼロより大きいかまたはゼロに等しい
実数値をとるパラメータである。 本発明の方法の好ましい実施例の特別の例では、単一の色赤が入力画像の色成
分Crによって選択的に制御される。したがって、選択的な赤色の制御のために、
新しい色成分Cr'(i,j)を持つ出力画像の画素値は、Crに関係づけられた赤色のLU
Tを、次のように、ただ1つの入力画像の色成分Cr(i,j)に作用させることにより
得られる:赤色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x1 * LUTCr'_Red_Cr[Cr(i,j)] + z1, ここで、赤色の制御のための一般式において、パラメータy1およびx2, y2, z2
はゼロに等しい。
【0033】緑色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x3 * LUTCr'_Green_Cr[Cr(i,j)] + y3 * LUTCr'_Green_Cb[Cb(i
,j)] + z3, および Cb'(i,j) = x4 * LUTCb'_Green_Cr[Cr(i,j)] + y4 * LUTCb'_Green_Cb[Cb(i
,j)] + z4 , ここでx3, y3, z3 およびx4, y4, z4 は、ゼロより大きいかまたはゼロに等しい
実数値をとるパラメータである。 本発明の方法の好ましい実施例の特別の例では、単一の色緑が入力画像の色成
分Crによって選択的に制御される。したがって、選択的な緑色の制御のために、
新しい色成分Cr'(i,j)を持つ出力画像の画素値は、Crに関係づけられた緑色のLU
Tを、次のように、ただ1つの入力画像の色成分Cr(i,j)に作用させることにより
得られる:緑色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x * LUTCr'_Green_Cr[Cr(i,j)] + z, ここで、緑色の制御のための一般式において、パラメータyおよびx, y, z はゼロに等しい。
【0034】青色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x * LUTCr'_Blue_Cr[Cr(i,j)] + y * LUTCr'_Blue_Cb[Cb(i
,j)] + z, および Cb'(i,j) = x * LUTCb'_Blue_Cr[Cr(i,j)] + y * LUTCb'_Blue_Cb[Cb(i
,j)] + z , ここでx5, y5, z5 およびx6, y6, z6 は、ゼロより大きいかまたはゼロに等しい
実数値をとるパラメータである。 本発明の方法の好ましい実施例の特別の例では、単一の色青が入力画像の色
成分Cbによって選択的に制御される。したがって、選択的な青色の制御のために
、新しい色成分Cb'(i,j)を持つ出力画像の画素値は、Cbに関係づけられた青色の
LUTを、次のように、ただ1つの入力画像の色成分Cb(i,j)に作用させることによ
り得られる:青色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cb'(i,j) = y * LUTCb'_Blue_Cb[Cb(i,j)] + z , ここで、青色の制御のための一般式において、パラメータx5, y5, z5 およびx はゼロに等しい。
【0035】黄色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x7 * LUTCr'_Yellow_Cr[Cr(i,j)] + y7 * LUTCr'_Yellow_Cb[Cb
(i,j)] + z7, および Cb'(i,j) = x8 * LUTCb'_Yellow_Cr[Cr(i,j)] + y8 * LUTCb'_Yellow_Cb[Cb
(i,j)] + z8 , ここでx7, y7, z7 およびx8, y8, z8 は、ゼロより大きいかまたはゼロに等しい
実数値をとるパラメータである。 本発明の方法の好ましい実施例の特別の例では、単一の色黄が入力画像の色成
分Cbによって選択的に制御される。したがって、選択的な黄色の制御のために、
新しい色成分Cb'(i,j)を持つ出力画像の画素値は、Cbに関係づけられた黄色のLU
Tを、次のように、ただ1つの入力画像の色成分Cb(i,j)に作用させることにより
得られる:黄色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cb'(i,j) = y8 * LUTCb'_Yellow_Cb[Cb(i,j)] + z8 , ここで、黄色の制御のための一般式において、パラメータx7, y7, z7 およびx8
はゼロに等しい。
【0036】マゼンタ色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x * LUTCr'_Magenta_Cr[Cr(i,j)] + y * LUTCr'_Magenta_C
b[Cb(i,j)] + z, および Cb'(i,j) = x10 * LUTCb'_Magenta_Cr[Cr(i,j)] + y10 * LUTCb'_Magenta
_Cb[Cb(i,j)] + z10 , ここでx9, y9, z9 およびx10, y10, z10 は、ゼロより大きいかまたはゼロに等
しい実数値をとるパラメータである。シアン色の制御: i = 0 〜 M-1 およびj = 0 〜 N-1 にたいして: Cr'(i,j) = x11 * LUTCr'_Cyan_Cr[Cr(i,j)] + y11 * LUTCr'_Cyan_Cb[Cb(i
,j)] + z11 , および Cb'(i,j) = x12 * LUTCb'_Cyan_Cr[Cr(i,j)] + y12 * LUTCb'_Cyan_Cb[Cb(i
,j)] + z12 , ここでx11, y11, z11 およびx12, y12, z12 は、ゼロより大きいかまたはゼロに
等しい実数値をとるパラメータである。
【0037】 ステップ9において、新しい1組の色成分Cr'(i,j)およびCb'(i,j)から得られ
た、個別に選択された色の変更を特徴とする、新しいディジタルビデオ出力画像
が、テレビまたはビデオの表示画面に表示される。入力画像の色成分Cr(i,j)お
よびCb(i,j)のうちの、変えるために選択された1つの色以外の、残りの全ての
色は、この処理によっては変えられず、選択された1つの色の変化と共に表示に
現れる。 本発明は、その一般的な実施例および特殊な実施例と関連させて説明されてい
るが、この分野に習熟した人々には、多数の別の実施、部分的変更、変形が思い
浮かぶであろうことは明かである。したがって、添付のクレームの精神と広い範
囲内に含まれるすべてのこのような別の実施、部分的変更、変形を包含すること
が意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディジタルビデオ画像の選択的色制御の方法の好ましい実施例の
流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5B057 BA11 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB16 CE17 CH07 5C066 AA11 BA01 CA05 CA17 EA05 EB01 GA01 GB01 KE01 5C082 AA02 BA12 BB51 BD09 CA12 CB05 DA71 DA87 MM09 MM10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルビデオ入力画像の1つの色を選択的に制御する方
    法であって、そのステップはデータプロセッサによって実行され、下記のステッ
    プを含む: (a)画素を含むディジタルビデオ入力画像を受け取る; (b)そのディジタルビデオ入力画像とターゲット出力画像の特性を調べる; (c)ディジタルビデオ入力画像の制御されるべき1つの色を選択する; (d)1つの色により1組の色ルックアプテーブルを定義する; (e)前記の組の色ルックアプテーブルの中の値を計算するために、1つの色
    により1組の色制御関数を定義する; (f)前記の組の色制御関数の中の色制御パラメータに値を指定する; (g)前記の組の色ルックアプテーブルに初期値を挿入する; (h)前記の組の色ルックアプテーブルの中の新しい値を決定する; (i)前記の組の色ルックアプテーブルの中の前記新しい値から前記ターゲッ
    ト出力画像中の画素の値を決定する;および (j)前記ターゲット出力画像をビデオ表示画面に表示する、前記ターゲット
    出力画像はディジタルビデオ入力画像の1つの色の変化を含み、ディジタルビデ
    オ入力画像のすべての他の色は変わらないままである。
  2. 【請求項2】 1つの色は基本色の一次結合を表し、前記基本色は赤、緑、
    青、黄、シアン、およびマゼンタを含む、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記1組の色ルックアプテーブルのうちの前記色ルックアプ
    テーブルが、ディジタルビデオ入力画像の色成分の前記画素の値の関数であり、
    そのディジタルビデオ入力画像の前記色成分が色のダイナミックレンジを持つ、
    請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記色制御パラメータが複数のタンジェントを含み、前記複
    数のタンジェントの各々がそのディジタルビデオ入力画像中の1つの色の彩度を
    制御するために使用される、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記複数のタンジェントの前記各々が1つの色に従って値を
    指定され、前記複数のタンジェントの前記各々の前記値が実数でかつゼロよりも
    大きいかまたはゼロに等しい、請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 前記色制御関数が複数のインテジャブレークポイントを含み
    、前記複数のインテジャブレークポイントの各々が,ディジタルビデオ入力画像
    中の各色の色曲線の傾きが変化する点である、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のインテジャブレークポイントの前記各々が、各色
    に従って値を指定され、前記複数のインテジャブレークポイントの前記各々の前
    記値がディジタルビデオ入力画像の色成分の色ダイナミックレンジ内にある、請
    求項6の方法。
  8. 【請求項8】 前記1組の色制御関数の各々が前記色制御パラメータの関数
    であり、前記色制御パラメータが前記タンジェントと前記インテジャブレークポ
    イントを含む、請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 前記1組の色制御関数の前記各々が、ディジタルビデオ入力
    画像の色成分の前記画素、前記タンジェント、および前記インテジャブレークポ
    イントの線形関数および非線形関数から構成されるグループから選択される、請
    求項8の方法。
  10. 【請求項10】 前記1組の前記色ルックアプテーブルの各々に挿入される
    前記初期値が、ディジタルビデオ入力画像の色成分の前記画素値を含む、請求項
    1の方法。
  11. 【請求項11】 データプロセッサがオンにされたとき、前記1組の前記色
    ルックアプテーブルの各々に挿入される前記初期値が、データプロセッサが最近
    にオフにされたときに前記複数の色ルックアプテーブルの前記各々に最後に残っ
    ていた値を含む、請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 前記1組の前記色ルックアプテーブル中の新しい値を決定
    するステップが、下記のステップを含む: (i)前記1組の前記色制御関数の各々から値を計算する、前記値は有効およ
    び無効な前記値から構成されるグループから選択され、前記有効な値の各々がデ
    ィジタルビデオ入力画像の色のダイナミックレンジの内側にあり、前記無効な値
    の各々がディジタルビデオ入力画像の前記色のダイナミックレンジの外側にある
    、 (ii)前記無効な値をカットオフ値で入れ替える、前記カットオフ値がディ
    ジタルビデオ入力画像の前記色のダイナミックレンジの内側にある前記有効な値
    を含む、 (iii)前記有効な値を前記1組の前記各色のルックアプテーブルに挿入す
    る。
  13. 【請求項13】 前記1組の前記色ルックアプテーブル中の新しい値から前
    記ターゲット出力画像中の画素の値を決定するステップが、前記1組の前記色ル
    ックアプテーブル中の前記新しい値の一次結合から前記ターゲット出力画像中の
    前記画素の前記値を計算するステップを含む、請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 ディジタルビデオ入力画像が色のダイナミックレンジを含
    み、前記色ダイナミックレンジが前記ディジタルビデオ入力画像の黒のレベルか
    ら白のレベルまでの間として決定され、前記色のダイナミックレンジが各色のビ
    ット数に従って選択される、請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 前記ディジタルビデオ入力画像のサイズが前記その出力画
    像のサイズに等しい、請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 データプロセッサがディジタルビデオ入力画像の1つの色
    の選択的制御の要求を受けたとき、前記ターゲット出力画像中の前記画素の前記
    値が前回の1つの色の前記選択的制御の前記要求から決定される、請求項1の方
    法。
  17. 【請求項17】 ディジタルビデオ入力画像の各色を選択的に制御する方法
    、そのステップはデータプロセッサにより実行され、下記のステップを含む: (a)画素を含む,ディジタルビデオ入力画像を受け取る; (b)そのディジタルビデオ入力画像とターゲット出力画像の特性を調べる; (c)ディジタルビデオ入力画像の制御されるべき1つの色を選択する; (d)1つの色により1組の色ルックアプテーブルを定義する; (e)前記1組の色ルックアプテーブルの中の値を計算するために、1つの色
    により1組の色制御関数を定義する; (f)前記1組の色制御関数の中の色制御パラメータに値を指定する、前記色
    制御パラメータは複数のタンジェントと複数のインテジャブレークポイントを含
    み、前記複数のタンジェントの各々はディジタルビデオ入力画像中の各色の彩度
    を制御するために使用され、前記複数のインテジャブレークポイントの各々はデ
    ィジタルビデオ入力画像の各色の色曲線の傾きが変化する点である; (g)前記1組の色ルックアプテーブルに初期値を挿入する; (h)前記1組の色ルックアプテーブル中の新しい値を決定する; (i)前記1組の色ルックアプテーブル中の前記新しい値の一次結合から、前
    記ターゲット出力画像中の前記画素の値を計算する; および (j)前記ターゲット出力画像をビデオ表示装置に表示する、前記ターゲット
    出力画像はディジタルビデオ入力画像の1つの色の変化を含み、そのディジタル
    ビデオ入力画像の他のすべての色は変わらないままである。
  18. 【請求項18】 各色が基本色の一次結合であり、前記基本色が赤、緑、青
    、黄、シアン、およびマゼンタを含む、請求項17の方法。
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