JP2002538668A - Fft解析ウィンドウ変位補償を有するcofdm復調器 - Google Patents

Fft解析ウィンドウ変位補償を有するcofdm復調器

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Abstract

(57)【要約】 1つの記号に対応するウィンドウにおいて受信信号を解析し、各記号がいくつかの位相および振幅変調キャリヤを搬送し、これらキャリヤのうちのいくつかは、周波数が所定の方法で1つの記号から次の記号へ偏移されてパイロットを形成する高速フーリエ変換回路(14)と、各キャリヤが受けたひずみを、いくつかの連続する記号(S)から受け取られるパイロットに対応するアンカー(A)から補間する二次元フィルタ(18)と、最適位置に対してウィンドウ移動を訂正する手段(12)とを含むCOFDM復調器。復調器は、ひずみに関連する記号と、ひずみを補間するために使用されるアンカーに関連する記号とに対してそれぞれ実行されるウィンドウ移動訂正に従って各ひずみを訂正する手段(42)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、COFDM(「符号化直交周波数分割多重」)復調器、より詳細に
は、無線伝送に使用されるそのような復調器に関する。
【0002】 図1は、COFDM変調の原理を説明するためのものである。伝送されるデー
タ・パケットが、N個のそれぞれの周波数に関連するN個の複素係数の形に変換
される。周波数の数Nは2の冪であり、例えば8192(ディジタル・テレビ拡
散)に等しい。各複素係数が、係数に関連する周波数を示すポイントにおいて周
波数軸から始まる図1に示されるベクトルに対応する。
【0003】 N個の係数は逆高速フーリエ変換(IFFT)によって処理されて、IFFT
は変調キャリヤの合計から形成される「記号」を生成し、各キャリヤは関連する
複素係数によって決定される振幅と位相を有する。このようにして生成された記
号は伝送されて、受信器がそれを逆処理、即ち高速フーリエ変換(FFT)を実
行して最初の複素係数に復元する。
【0004】 図1に示されるように、いくつかの規則正しく分布するベクトルP1、P2、
P3などが既知の一定の値を有する。これらのベクトル、または対応するキャリ
ヤはパイロット・キャリヤと呼ばれる。これらは伝送信号によって受けられるひ
ずみを反映しパイロット間に位置する未知のベクトルにおいて実行される訂正を
補間するために使用される。
【0005】 図2はいくつかの連続記号Sn−1、Snなどの伝送を示す。示されるように
、これらの記号の各々は対応する記号の端部のコピーである保護間隔Gの前にあ
る。保護間隔は、受信レベルにおける伝送のエコーに起因する記号間変調ひずみ
を回避するために使用される。また、図2は伝送記号のエコーSEn−1、GE
n−1などを示す。このエコーは主信号に対して保護間隔Gの期間より短い期間
だけ遅延される。
【0006】 通常、各記号Sはその記号と同じ長さのウィンドウWにおける受信器のFFT
回路によって解析される。保護間隔がない場合には、主信号の記号と一致する解
析ウィンドウWがエコー信号の2つの記号にまたがるだろう。これはFFTにお
いて訂正することが困難であるエラーの原因となるだろう。
【0007】 保護間隔Gは、もしそれがエコー遅延より大きいならば、それが主信号ならび
にエコーにおいて同じ記号に属する部分とだけ一致するように解析ウィンドウW
の調整限界を規定する。解析ウィンドウが記号およびその保護間隔にまたがると
いうことは、結局、特に上述のパイロット・キャリヤによって訂正される位相偏
移の原因となる。
【0008】 図3は、解析ウィンドウWを調整するために受信の始めで記号始めを発見する
フランス特許第2,743,967号に記載されているような従来のCOFDM
復調器に使用される方法を示す。受信信号と1つの記号の分だけ遅延されるこの
同じ信号との間の訂正プロダクトが実行される。これによって遅延信号の各保護
間隔が受信信号の同一部分、即ち受信信号内の対応する記号の端部と一致する時
間を検出することができる。
【0009】 訂正プロダクトCが最初ゼロで、遅延信号の各保護間隔の始めから漸進的に増
加し始まる。最大値が保護間隔の端部で達せられて、その後に訂正プロダクトC
は減少し始まり値がゼロとなる。エコー信号がある場合に、訂正ピークはより小
さくて、エコー方向に移動し、そのためそれらは解析ウィンドウが始まる場所を
全く良く示す。
【0010】 しかし、信号は非常にしばしば雑音が多くて、十分な精度で訂正ピークの位置
を決定することが困難である。この目的のために、上述のフランス特許に記載さ
れている回路によって、回路設定においてチャネルのパルス応答を解析すること
によって位置を改善することができる。もちろん、受信信号は動作中に周波数ま
たは位相のドリフトを受けることがあり、そのためにウィンドウの位置は、以下
に説明されるように規則正しく変更される必要がある。
【0011】 図4は上述のフランス特許に記載されているようなCOFDM復調器のアーキ
テクチャを図示する。それは無線伝送ディジタル・テレビ信号を受信するシステ
ムである。無線伝送において、記号は高周波キャリヤによって搬送されて、その
周波数は示されていないチューナーによって下げられる。図4のアーキテクチャ
の要素10が記号をこのキャリヤから抽出し、それらをディジタルに変換する。
要素12が、図3に関連して説明されるように解析ウィンドウの位置を決定し、
必要な場合には、解析ウィンドウの位置を再調整する。FFTは、12において
決定されたウィンドウによって14において実行される。FFTによって規定さ
れる係数は16において待つように置かれて、係数が受けたひずみを18におい
て補間する。複素数であるひずみは20において係数を訂正するために使用され
る。
【0012】 チャネルのパルス応答が、受信されたひずみのあるパイロットにもとづいて2
2において計算される。このパルス応答によって、解析ウィンドウの位置が正し
いかどうか、またはそれを修正する必要があるかどうかを決定する。パルス応答
のパワーが最大である場合に、最適なウィンドウ位置が得られる。
【0013】 前に示したように、各記号は既知の同一特性のパイロットを含む(一般に、そ
れらは、受信器によって知られる法によって、ユニティ振幅、およびゼロまたは
180°の位相を有する)。復調器によって受信されたパイロットは、パイロッ
トが受けたひずみを反映する。ひずみの値はA=p/Eであり、ここでp は位置pの受信パイロットの値であり、Eは対応する伝送パイロットの値で
ある。ひずみAは現在「アンカー」と称される。これらのアンカーは、パイロ
ットを有しない位置kにおけるひずみ(以後、dと表わされる、k≠p)を補
間によって計算するために使用される。
【0014】 20におけるエラー訂正は、受信された係数とそれぞれの補間されたひずみの
比を計算することから成る。D=R/d、ここで、Dは訂正された値で
あり、Rは受信された値である。
【0015】 パイロットがデータを搬送しない場合には、それらの数を制限することが必要
である。しかし、パイロットの数が小さくなるほどに、2つの連続するパイロッ
ト間の補間エラーが多くなる。この状況を改善するために、パイロットは1つの
記号から次の記号へいくつかの位置だけ移動されて、二次元補間がいくつかの連
続する記号において実行される。以後に記述される例において、各記号は12の
位置ごとに1つのパイロットを含み、パイロットは1つの記号から次の記号へ3
つの位置だけ移動される。
【0016】 図5はこの二次元補間を図示する。それはアレイを示し、その行が連続する記
号に対応し、最後の受信記号が最後の行に在る。アレイの列が連続する記号キャ
リヤ位置または周波数に対応する。ハッチングをかけられた正方形が受信アンカ
ーに対応する。パイロットの1つの記号から次の記号への移動に因って、近くの
アンカーがいくつかの列(本例では3つの列ごと)に現れる。
【0017】 すべてのひずみはアンカーを含む列において最初に補間される。そして、有限
のインパルス応答フィルタ24が各行のなくなったひずみを補間する。
【0018】 上述の例で、記号n−3のひずみは、記号nが受信される時に補間され得る。
さらに、記号n−3のいくつかのひずみ補間は、前の記号のアンカーを記号n−
6まで戻って必要とするだろう。したがって、この方法は記号n−1〜n−3を
完全に格納する必要があり、また記号n−4〜n−6のアンカーだけを格納する
必要がある。
【0019】 記号nにおける位置kの補間されたひずみは次のように表わされる。
【数1】 ここで、Aは受信アンカーであり、s=(nモジュロ4−k/3モジュロ4)モ
ジュロ4である。
【0020】 例として、この式で、図5における記号n−3の3番目の位置における補間さ
れたひずみは、3/4An−4+3/4Aと表わされる。
【0021】 図6は図5の方法を実施するひずみ補間回路18を図示する。図4の遅延回路
16は、3つの連続する記号Sn−1、Sn−2、Sn−3をシフト・レジスタ
内に格納する。列においてひずみを補間するのに必要な6個の連続する記号の受
信アンカーAn−1〜An−6は、6個のカスケード接続されたシフト・レジス
タ26内に格納される。レジスタ16および第1のレジスタ26が現在記号S を受け取る。4入力マルチプレクサ28が、第1の入力で4分の1を掛けた記号
のアンカーを、第2の入力で第1のレジスタ26によって規定されて2分の
1を掛けたアンカーAn−1を、第3の入力で第2のレジスタ26によって規定
されて4分の3を掛けたアンカーAn−2を、および第4と最後の入力で第3の
レジスタ26によって規定されたアンカーAn−3を受け取る。
【0022】 マルチプレクサ30が、第1の入力で第4のレジスタ26によって規定されて
4分の3を掛けたアンカーAn−4を、第2の入力で第5のレジスタ26によっ
て規定されて2分の1を掛けたアンカーAn−5を、第3の入力で第6のレジス
タ26によって規定されて4分の1を掛けたアンカーAn−6を、および最後の
入力で値ゼロを受け取る。32において、マルチプレクサ28および30の出力
の合計がフィルタ24に与えられる。マルチプレクサ28および30は、補間さ
れたひずみの位置kによってマルチプレクサの適当な入力を選択する同じ選択信
号SELによって制御される。
【0023】 前に示したように、FFT解析ウィンドウの位置は、設定段階において一回だ
け決定される。しかし、それはウィンドウ位置が良好であることを規則正しく確
認し、必要な場合にこの位置を再調整するために与えられる。しかし、解析ウィ
ンドウの位置が修正された場合に、記号キャリヤの各々の位相が相関的に修正さ
れて、この位相修正は訂正する必要があるひずみとして現れる。位相修正が現在
記号nに対して生じた場合に、この現在記号のアンカーは前にある記号のアンカ
ーと同じ位相基準を有しないだろう。それによって記号nのアンカーを含むひず
みを補間することが不可能だろう。
【0024】 図7は、この現象をさらに詳細に図示するためのものである。この図面はゼロ
から番号付けされた連続する記号における同じ位置のアンカーの位相変動を示し
、これはアンカーが4つの記号ごとに同じ位置で発見される図5の例の文脈内に
在る。
【0025】 受信記号は固定解析ウィンドウで規則正しく進んでいると想定されており、こ
れは、記号0、4、8、および12に対して示されるように、アンカー位相の増
加の原因となる。補間された位相がアンカーの位相値を結ぶ直線上に位置する丸
印をつけられている。
【0026】 第7番目の記号において、解析ウィンドウは間隔τだけ進み、記号位相の進み
に追いつく。この結果、位相は四角で表示されたように展開するはずであり、す
なわち、記号5および6について規則正しく増加し続け、記号7について急に降
下し、そして再び規則正しく増加する。位相降下は記号8のアンカーにおいて初
めて知覚できて、記号5〜7に対して補間されたエラーが記号4および8のアン
カーの位相値を結ぶ直線上に位置しており、間違っている。この結果、記号5〜
7は失われて、この損失は、記号がビデオ信号に対応する場合に特にテレビ画面
上で、かなりしばしば知覚できる。
【0027】 受信器および送信器が固定位置に在る場合に、大抵の場合にそうであるように
、解析ウィンドウ再調整がめったに起きず、そのような信号妨害が許容できるこ
とがある。
【0028】 しかし、列車のような移動車両で受信器を使用することが考えられる。この場
合に、ウィンドウ再調整がしばしば起きるので、この原因となる妨害が許容でき
なくなる。
【0029】 本発明の目的は、解析ウィンドウの再調整に因るいかなる妨害も抑圧できるC
OFDM復調器を提供することである。
【0030】 この目的を達成するために、本発明は、1つの記号に対応するウィンドウにお
いて受信信号を解析する高速フーリエ変換回路であって、各記号はいくつかの位
相および振幅変調キャリヤを搬送し、これらキャリヤのうちのいくつかは、周波
数が所定の方法で1つの記号から次の記号へ偏移されてパイロットを形成する高
速フーリエ変換回路と、各キャリヤが受けたひずみを、いくつかの連続する記号
から受け取られるパイロットに対応するアンカーから補間する二次元フィルタと
、最適位置に対してウィンドウ移動を訂正する手段とを含むCOFDM復調器を
提供する。復調器は、ひずみに関連する記号およびひずみを補間するために使用
されるアンカーに関連する記号に対してそれぞれ実行されるウィンドウ移動訂正
に従って各ひずみを訂正する手段を含む。
【0031】 本発明の実施形態によれば、ウィンドウ移動を訂正する手段は、受信信号と1
つの記号の分だけ遅延されたこの同じ記号の間の相関プロダクトによって得られ
る相関信号に同期する位相ロック・ループを含み、各記号はその記号の端部のコ
ピーに対応する保護間隔の前にある。
【0032】 本発明の実施形態によれば、各ひずみは、フーリエ変換後の周波数において、
前にある記号と後にある記号における同じ位置の2つのアンカーの加重和であり
、これらのアンカーに対して前にある記号と後にある記号に対する解析ウィンド
ウが受ける移動に対応するそれぞれの位相が加算されており、そしてこれらのア
ンカーに対してひずみに関連する記号に対する解析ウィンドウが受ける移動に対
応する位相が減算されている。
【0033】 本発明の前述の目的、特徴、および利点が、添付図面と関連する特定の実施形
態についての以下の非限定的な説明で詳細に論じる。
【0034】 FFT解析ウィンドウが受信信号に関して修正される場合に二次元補間方法に
起因する補間エラーを回避するために、本発明は解析ウィンドウの位置修正に、
各周波数に対して、起因する位相偏移を補間計算に含むことを規定する。
【0035】 図5および6の従来の例において、補間されたひずみdn,kは次のように表
わされる。
【数2】 ここで、Aは受信アンカーであり、s=(nモジュロ4−k/3モジュロ4)モ
ジュロ4である。
【0036】 本発明によって、ひずみdn,kは次の関係によって計算される。
【数3】 ここで、fは位置kに対応する周波数であり、各wはwの添え字によって表示
される記号に対して使用された解析ウィンドウの時間単位で表わされる絶対位置
に対応する。
【0037】 この関係を適用することは結果的に従来の関係(1)を適用することになり、
2つのアンカーに対してその2つのアンカーに関連する記号に対する解析ウィン
ドウが受ける移動に対応するそれぞれの位相を前に加算しており、そうして得ら
れた値に対して補間ひずみに関連する記号に対する解析ウィンドウが受ける移動
に対応する位相を減算している。
【0038】 この関係が例として図7の記号6に対する補間に適用された場合に、wn−S =w=0、w=w=0、およびwn−S+4=w=τである。言い換え
れば、記号8のアンカーがτだけ増加される一方で、記号4のアンカーが変更さ
れない。これによってこのアンカーがまた記号0〜4の受信補間アンカーと正し
い位置関係になり、四角によって表示されるように記号6に対するアンカーを正
確に補間することが可能となる。
【0039】 この例にまさしく示されるように、本発明は、図3に関連して説明したように
、解析ウィンドウの位置が始めで従来通り決定されて時々再調整される図4のタ
イプの復調器において使用され得る。
【0040】 しかし、解析ウィンドウを調整するこの従来の方法は複雑であり、今まではD
SP(ディジタル信号プロセッサ)を使用する必要があった。この方法は、始め
からの正確なウィンドウ位置を得ること、引き続いて起こる調整に対するいかな
る必要も抑制すること、または少なくとも引き続いて起こる調整をできるだけ後
に延期することが重要なので、使用されていた。
【0041】 逆に言えば、本発明によって、各アンカーは解析ウィンドウの現在位置によっ
て訂正されるので、解析ウィンドウは永続的に移動していることがある。このよ
うに、図3に関連して説明された相関信号Cに同期される位相ロック・ループ(
PLL)によって解析ウィンドウの位置を調整することが考えられる。
【0042】 図8はこの方法を使用するCOFDM復調器のアーキテクチャを示す。このア
ーキテクチャは図4のそれと類似しており、同じ要素が同じ参照数字で示される
。図4のひずみ補間回路18は、ここでは本発明によってひずみ補間回路18’
に置換される。ウィンドウ位置を設定する回路12が、図3に関連して説明され
た相関信号Cに同期するPLL40によって永続的に制御される。PLLはディ
ジタルであることが好ましく、そのときそれは対応する記号に対して解析ウィン
ドウの絶対位置を示す累算器を含み、この位置は値wとして直接的に利用され得
る。連続する値wは42において変換されて、ひずみ補間回路18’によって使
用できる。
【0043】 図9は補間回路18’および変換回路42をさらに詳細に示す。回路18’は
図6のそれと類似しており、同じ参照が同じ要素を示す。回路18’は、複素数
乗算器44がマルチプレクサ28および30の各々の出力において挿入されたと
いうことで回路18と異なる。
【0044】 回路42は6個のカスケード・シフト・レジスタ46を含み、それらのうちの
第1のレジスタは、各記号に対して、解析ウィンドウ移動値wを受け取る。した
がって、レジスタ46は6つの連続する記号に対する値wを格納し、これはシフ
ト・レジスタ26に格納されたアンカーAにもとづいている。マルチプレクサ4
8は、4つの入力において第1から第4のレジスタ46の入力をそれぞれ受け取
る。マルチプレクサ50は、3つの第1の入力において最後の3つのレジスタ4
6のそれぞれの出力を、第4の入力においてゼロの値を受け取る。マルチプレク
サ48および50は、マルチプレクサ28および30と同じ選択信号SELによ
って制御される。
【0045】 マルチプレクサ48および50の各々の後には、それぞれのマルチプレクサの
出力に対して第3のレジスタ46の出力を減算する減算器52がある。減算器5
2の出力は、54において2πfによって乗じられ、かつ56において極デカ
ルト変換を受けた後に複素数の形でそれぞれの乗算器44に与えられる。
【0046】 マルチプレクサの最後の入力が選択された場合に、補間回路18’によって与
えられる値は、訂正される必要がない受信アンカーである。この場合に、マルチ
プレクサ48に関連する減算器52は、マルチプレクサ28によって与えられた
受信アンカーを変更しない複素値1に対応してゼロの値を与える。この受信アン
カーは加算器32によっても変更されず、それはゼロの値をマルチプレクサ30
に関連する乗算器44から受け取る。
【0047】 一般に、従来のCOFDM復調器が
【数4】 タイプの複素数による乗算器をFFT回路の出力において含み、ここでTは保護
間隔Gの半分の期間である。実際は、解析ウィンドウは通常記号の始めよりはむ
しろ保護間隔の中央で始まり、この乗算は結果として生ずる移動に対して補償す
ると想定されている。この乗算器は、本発明によって要求される乗算を実行する
ために有利に時分割使用されることがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 COFDM伝送システムにおける位相および振幅変調キャリヤを示す図である
【図2】 COFDM復調器によって受け取られる信号および信号のFFT解析のウィン
ドウを示す図である。
【図3】 従来のCOFDM復調器における記号始め検出方法を示す図である。
【図4】 従来のCOFDM復調器のアーキテクチャを示す図である。
【図5】 二次元ひずみ補間方法を示す図である。
【図6】 図5の補間の実施を可能にする回路を示す図である。
【図7】 従来の復調器におけるFFT解析ウィンドウ再調整に関連する問題を示す図で
ある。
【図8】 本発明によるCOFDM復調器のアーキテクチャを示す図である。
【図9】 図8の復調器の要素をさらに詳細に示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの記号に対応するウィンドウにおいて受信信号を解析し
    、各記号がいくつかの位相および振幅変調キャリヤを搬送し、これらキャリヤの
    うちのいくつか(P)は、周波数が所定の方法で1つの記号から次の記号へ偏移
    されてパイロットを形成する高速フーリエ変換回路(14)と、 いくつかの連続する記号(S)から受け取られたパイロットに対応するアンカ
    ー(A)から、各キャリヤが受けたひずみを補間する二次元フィルタ(18)と
    、 最適位置に対してウィンドウ移動を訂正する手段(12)とを含み、 ひずみに関連する記号と、ひずみを補間するために使用されるアンカーに関連
    する記号とに対してそれぞれ実行されるウィンドウ移動訂正に従って各ひずみを
    訂正する手段(42)を含むことを特徴とするCOFDM復調器。
  2. 【請求項2】 ウィンドウ移動を訂正する手段が、受信信号と1つの記号に
    よって遅延されるこの同じ信号との間の相関プロダクトによって得られる相関信
    号(C)に同期される位相ロック・ループ(40)を含み、各記号が、記号の端
    部のコピーに対応する保護間隔(G)の前にあることを特徴とする請求項1に記
    載の復調器。
  3. 【請求項3】 各ひずみが、フーリエ変換後の周波数フィールドにおいて、
    前にある記号と後にある記号における同じ位置の2つのアンカーの加重和であり
    、これらのアンカーに対して、前にある記号と後にある記号に対する解析ウィン
    ドウが受ける移動に対応するそれぞれの位相が加算されており、これらのアンカ
    ーに対して、ひずみに関連する記号に対する解析ウィンドウが受ける移動に対応
    する位相が減算されていることを特徴とする請求項1に記載の復調器。
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