JP2002538560A - 移動式販売機 - Google Patents

移動式販売機

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JP2002538560A
JP2002538560A JP2000603000A JP2000603000A JP2002538560A JP 2002538560 A JP2002538560 A JP 2002538560A JP 2000603000 A JP2000603000 A JP 2000603000A JP 2000603000 A JP2000603000 A JP 2000603000A JP 2002538560 A JP2002538560 A JP 2002538560A
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path
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English (en)
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ミン,トラン・キユー
カールソン,ポール・アルバート
レイナル,アレジヤンドロ
オズボーン,ステフアン・エイ
ベイカー,レツクス・エム,ザサード
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Coca Cola Co
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Coca Cola Co
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F11/00Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/34Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which the magazines are of zig-zag form

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 移動式販売機、さらに一般的には限られた空間しか得られない環境に特に適した販売機および冷却分配器。分配器の中の湾曲した経路は相補的な形をした湾曲した表面をもつ回転成形法でつくられたプラスティックスの二つの部分からつくられ、互いに向き合って配置された時、該表面によって該湾曲した経路がつくられる。クレードルおよびインターロック・システムにより選択ボタンを備えないで販売を行なうことができる。空間を殆ど占有しない熱電冷却システムによって効率的な冷却が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】
本発明は販売機、特に車輛の中のように使用できる空間が狭い環境下において
使用される販売機に関する。
【0002】
【本発明の背景】
30年以前から車中において或る種の製品を販売することは極めて一般的に知
られている。例えば1965年3月9日に提出されたRupertの特許(米国
特許3,172,713号)には、乗物の座席構造物と組み合わせて販売機装置
を使用することが記載されている。該発明は、例えば煙草、キャンディー、櫛、
ハンド・ローションのような小物をタクシーの車中で販売することを目的とした
ものであった。この販売機は前方の座席の側面にはめ込まれ、それが後部座席に
座っている乗客と向き合うようになっていた。
【0003】 Rupertの特許の二つの具体化例の中で、空間効率の良い方の具体化例は
個々の販売機が複数並べて配置されたものであった。これらの個々の販売機のど
れか一つに製品を再格納するためには、前方の座席の側面からそれを取出すこと
が必要であった。空間効率がそれほど良くない方の具体化例は、複数の販売品が
入れられるもっと便利な単一の販売機の形をしていた。この空間効率の良くない
方の具体化例に製品を再格納するためには、機械の前面を全部開く必要があった
【0004】 Rupertの特許には、動いている乗物の中で冷却した製品を分配し、遥か
に少量の形で販売することは記載されておらず、またその構想もなかった。
【0005】 いくつかの国では、公共的な輸送手段、特に都市間の輸送は主として長距離バ
スに頼っている。このようなバスの座席は40〜60人分であり、通常手洗い所
が付属している。手洗い所があることによって都市の間を全く停車しないで、或
いは非常に僅かしか停車しないで運行することが可能になる。僅かしかまたは全
く停車しない場合、このような長距離バスの乗客がソフトドリンクのような軽い
飲食物を入手できる機会は殆どない。
【0006】 典型的な販売機は形が大きく、長距離バスのような極めて限られた空間に使用
するは実用的ではない。また典型的な販売機はモータで駆動される圧縮機によっ
て冷却されている。このような冷却システムは大量のエネルギーを消費し、また
嵩が非常に大きく、また大量の熱を発生する。このようなシステムは大容積を占
め、圧縮機を運転するために動力を消費し、圧縮機によって大量の熱を発生する
ためにやはり典型的な長距離バスに対しては実用的ではない。
【0007】 乗客がソフトドリンクを取出すことができ係員に料金を払うようなクーラーを
備え付けるだけでは不便である。このような販売行為の利幅は少ないから、係員
に料金を払うことによるコストは飲料の販売から得られる利益を帳消しにしてし
まうであろう。販売係員と運転手の業務を兼務させることもできるが、運転手が
クーラーからソフトドリンクを取出して販売する責務をもつ場合には安全上の危
険性が生じる。
【0008】
【本発明の概要】
本発明によって認識されている問題は、長距離バスのような移動的な環境に使
用するのに適した冷却用の分配器が存在しないことである。即ちこのような環境
に適した販売機が極めて少ないことである。
【0009】 本発明ではとりわけ長距離バスに使用するのに適した十分に小型の冷却用分配
器を提供することによって従来法における上記の問題が解決される。本発明では
、熱電冷却システムおよび選択ボタンを必要としない販売システムを導入してい
るので、外形をこのように小さくすることができる。
【0010】 販売機産業での利幅は非常に小さく、長距離バスまたは他の車輛の環境下にお
いて販売行為を行なう場合には特にそうである。本発明によれば、大きさが小さ
いばかりではなく非常に経済的に製造できる販売機を提供することによってこの
ような行為の利益率が改善される。このことが可能になったのは部分的には、半
分ずつになった二つの成形されたプラスティックスから、各半分が相補的な形を
した湾曲した表面をもつようにして販売機の本体がつくられるためである。相補
的な形をした湾曲した表面は互いに向き合って配置され、その間に湾曲した経路
が規定されている。販売機の在庫品は相補的な形をした湾曲した表面によって規
定される一つまたはそれ以上の経路の中に格納されている。
【0011】 本発明の一つの目的は二つの部分から成る湾曲した分配経路を一つまたはそれ
以上有し、該二つの部分の第1のものは該二つの部分の第2のものに対し相補的
な形をしているような、好ましくは車輛で使用される分配器および販売機をそれ
ぞれ提供することである。
【0012】 本発明の一つの目的は成形されたプラスティックス、好ましくは回転成形法に
よるプラスティックスからつくられた分配器および販売機をそれぞれ提供するこ
とである。
【0013】 本発明の一つの目的は、熱電装置(thermoelectric devi
ce)によって冷却された、好ましくは車輛で使用される分配器および販売機を
それぞれ提供することである。
【0014】 本発明の一つの目的は、終端にクレードルをもった分配用の経路を有し、クレ
ードルの運動が電気機械的にコントロールされる、好ましくは車輛で使用される
分配器および販売機をそれぞれ提供することである。
【0015】 本発明の一つの目的は、選択ボタンを備えないで操作できるような、好ましく
は車輛で使用される販売機を提供することである。
【0016】 本発明の一つの目的は、表面に複数の孔を有し、その孔の幾つかは分配される
品目を使用者/顧客へと運ぶように動作し、他の孔の少なくとも一つはそれぞれ
分配器および販売機に在庫を格納することができる、好ましくは車輛で使用され
る分配器および販売機をそれぞれ提供することである。
【0017】 本発明の一つの目的は、車輛から供給される電力が許容できない品質をもって
いる場合、冷却システムへの電力を遮断する電力品質回路をもった、好ましくは
車輛で使用される分配器および販売機をそれぞれ提供することである。
【0018】 本発明の一つの目的は、分配器または販売機が取り付けられた例えば車輛のよ
うな基質の振動によって生じる疑似信号を除去するデバウンシング処理された(
debounced)センサー回路を有する、好ましくは車輛で使用される分配
器および販売機をそれぞれ提供することである。
【0019】 本発明のこれ以上の範囲の適用性は下記の詳細な説明から明らかになるであろ
う。しかしこれらの詳細な説明および特定の例は、本発明の好適な具体化例では
あるが、単に例示のためのものである。何故ならば本発明の精神および範囲内に
おける種々の変更および改変は下記の説明から当業界の専門家にとっては明らか
だからである。
【0020】 下記の詳細な説明および添付図面から本発明はさらに完全に理解されるであろ
う。但しこれらの説明および図面は単に例示のために与えられているものであり
、本発明を限定するものではない。
【0021】
【本発明の詳細な説明】
図1は前方部分102、後方部分104、扉106、およびクレードル(揺り
籠状の受け台、cradle)112をもった移動式販売機100を示す。料金
箱および/またはキャッシュカード装置110が前方部分102に配置され、こ
れには扉106の中の孔108を介して到達することができる。前方部分106
は円116に対応する回転軸の周りをピボット回転する。クレードル112は(
軸116に平行な回転軸316(図3)の周りを)ピボット回転し、例えばソフ
トドリンクの容器のような分配する品物を運び出す。クレードルを機械的に制御
する技術は公知であり、例えばMorgan,Jr.等に対する1986年3月
18日付けの米国特許4,576,272号、Morgan,Jr.等に対する
1987年6月30日付けの米国特許4,676,074号、およびColla
rd,Jr.に対する米国特許5,247、798号(Collardの特許)
に記載されている。これらの特許は参考のために添付されている。
【0022】 図2は適当な環境、例えば長距離バス200の中に置かれた移動式販売機10
0を示す。長距離バス200には通路202の片側にそれぞれ座席204がある
。バス200の後部座席204の最後列の後方に、手洗い所の扉208に近接し
て小さな棚206がある。本発明の移動式販売機は小さくて、手洗い所の扉20
8を動かさないでも棚206の上に十分はめ込むことができる。
【0023】 図3は図1の移動式販売機100の分解図である。図3には前方部分102、
後方部分104、扉106およびクレードル112が詳細に描かれている。この
場合も扉106の回転軸は項目116によって示されている。また扉106は、
ロック機構302をもち、また料金機構および/またはキャッシュカード装置1
10の孔に対応する凹み108の内部に孔304をもっているように描かれてい
る。クレードル112の回転軸316も示されている。
【0024】 孔310は料金機構および/またはキャッシュカード装置110を挿入する部
分102の中に示されている。また孔308は容器114を挿入する場所にある
ように描かれている。操作員が湾曲した経路に手を入れて詰まりを直すための孔
310が備えられている。それに対応してクレードル112の回転軸316が前
方部分102に対して孔314の中に示されている。
【0025】 後方部分104は湾曲した表面320をもっているように示されている。この
湾曲した表面320に沿ってそれに対して垂直な湾曲したレール318がある。
前方部分102は、湾曲した表面320に対応して一組の湾曲した面(図3には
描かれていない)並びに一組の湾曲した隆起部分(図3には描かれていない)を
もっている。前方部分102と後方部分104とが互いに向き合って位置した場
合、この湾曲した表面と湾曲した隆起部分とは一緒になって容器114が流れる
対応する数の湾曲した経路を規定する。湾曲した経路の始点は孔308に対応し
ている。湾曲した経路の終点はクレードル112に対応している。
【0026】 湾曲した経路の終点近くに好ましくは平らな表面322があり、これに接触し
て冷却システムがつくられている。冷却システムに関しては図5に関連して後で
さらに詳細に説明する。実質的に平らな表面322は孔325と突起部分324
を有している。後方部分104は前方の脚部326および後方の脚部328(そ
の一つが示されている)をもっている。
【0027】 図4は図1の具体化例の3/4の透視的に切り出した図である。図4にも後方
部分104の湾曲した表面320および湾曲した隆起部分318が描かれている
。前方部分102の対応する湾曲した表面402およびおよび湾曲した突起部分
404は後方部分104の湾曲した表面320および隆起部分318に対し相補
的な形をしているように描かれている。またこの場合も、後方部分104が前方
部分102と向き合って位置している場合、相補的な形をした表面320および
402は相補的な形をした隆起部分318および404と一緒になって複数の湾
曲した経路を規定している。
【0028】 前方部分102の湾曲した隆起部分404が後方部分104の上の湾曲した隆
起部分318と向き合って位置した時、この隆起部分404は隆起部分318と
係合して事実上二つの部材から成る湾曲した導管をつくることが好ましい。図4
においてはファン404および406はそれぞれ導管の底の所に存在するように
描かれている。このファン406および408はコントローラ616(下記に説
明する)によってコントロールされ空気を好ましくは反対方向に吹き込む。隆起
部分404が隆起部分318と係合すると、粗い密封がつくられる。その結果こ
の導管に吹き込まれた空気は導管の全長に沿って逃げることができる。しかし、
空気が動く主な経路は導管の内部ではなく、むしろ空気は単に移動式販売機のキ
ャビティーの内部で撹拌される。随時2個またはそれ以上のファンを使用するこ
とが好ましい。
【0029】 図5は図1の具体化例のクレードルおよび冷却システムの一部を詳細に示す。
湾曲した経路の底は冷却板502によってつくられ、この板は平らであることが
できるが、好ましくは波形の表面503をもち、平らな表面322の上に載って
いる。表面503の波形の曲率半径は容器114の曲率半径に対応し、容器11
4と波形の表面503との間には表面の比較的大きな部分、例えば容器114の
周囲の例えば20%が接触しており、伝導による冷却を促進するようになってい
る。しかしこの波形は容器114が湾曲した経路を通りクレードル112の方へ
流れるのを著しく妨げる程大きくはない。
【0030】 湾曲した経路の端は冷却板502の舌状部504に対応している。この舌状部
504はまた容器114の曲率半径に対応した曲率半径をもっている。従って表
面503の波形と容器114との間に比べ容器と舌状部504との間の方が表面
の接触部分は幾分大きい。この舌状部504は湾曲した経路の下手の所で容器1
14の転がりを停止させる。
【0031】 舌状部504のいずれの側にも対応した曲がった隆起部分(または肩)506
があり、これは実際に舌状部504によって規定される曲がった表面を延長して
いる。しかし曲がった隆起部分506はクレードル112の一部である。顧客が
クレードル112の把手508を掴み、クレードルを回転軸316(この回転軸
の周りにピボット回転するピン510がある)の周りに回転させると、隆起部分
506は容器114を舌状部504から離れるように持ち上げ、顧客が容器11
4を掴むことができる販売機の外側の場所に動かす。
【0032】 クレードル112は、重力の力だけで閉じた位置に戻るように錘りを付けるこ
とができる。別法として、クレードル112は例えばバネを用い閉じた位置に戻
るように傾けることができる。クレードルを閉じた位置に傾けるためのバネの一
例が図10の側方透視図に示されている。図10ではクレードル112は張力バ
ネ1002によって傾けられている。張力バネ1002はプラスティックスまた
は金属の平らな片を丸めてコイル状にすることによりつくることができる。ベイ
ル(bail)1004がバネ1002の中心を通り、販売機の後方部分104
に取り付けられている。クレードル112が回転すると、コイル1002は巻き
戻される。その結果クレードル112を傾けて閉じた位置に戻す実質的に一定な
力が生じる。
【0033】 図5においては、各舌状部504と対応する曲がった隆起部分506との間の
間隙は非対称的である。図5においては右手の間隙512はは左手の間隙513
よりも大きく描かれている。右手の間隙512が大きいと、センサー516、好
ましくは可動アーム517をもった機械的スイッチを舌状部504と右手の曲が
った隆起部分506との間に位置させることができる。スイッチ516は、缶を
舌状部504の中に入れた場合、該可動アーム17が押し下げられスイッチの状
態が閉じるように配置される。クレードルが回転して容器が取出されるか、或い
は格納棚が空になった場合、スイッチ516が傾き、スイッチ516は開いた状
態になる。
【0034】 図5においては、簡単のため一つのスイッチ516だけが描かれている。信号
ラインはスイッチ516からコントローラ616(後で詳細に説明する)へ至る
ように描かれている。
【0035】 図5にはまた可動ピン520を有しそれが三角形または矩形の凹み522の内
部でクレードル112の内部の一つの側面と係合しているソレノイド518が示
されている。この場合も簡単のために、唯1個のソレノイド518および凹み5
22だけが示されている。コントローラ616からの信号はソレノイド518に
入るように示されている。励起されない場合、ソレノイドのピン520は延びて
凹み522と係合している。ピン520が凹み522の中に係合すると、クレー
ドルは僅かに揺れ、スイッチ516を開いた状態にするのに十分なだけ容器を持
ち上げて舌状部504から離す。しかし、三角形の凹み522の大きさは容器の
引き出しができるほどクレードルが回転できないように選ばれている。励起され
た場合には、ソレノイド518のピン520は引き出され、最早凹み522と係
合しなくなり、これによって容器を引き出せるほど十分に回転する。
【0036】 ソレノイド518は後方部分104に取り付けることが好ましい(図7参照)
。三角形の凹み22は、その頂点が販売機の前方を向き、同時に底辺が後方部分
104の方を向くように配置することが好ましい。この販売機を分解する場合、
前方部分102は後方部分104と分離される。このような分解は通常電源を切
って行なわれる。電源を切った場合、ソレノイド520はピン520が完全に引
き出されているデフォルトの位置に戻る。凹みの底辺は後方部分104の方に向
いているから、完全に引き出されたピン520はクレードル112から滑らせて
離すことができる。
【0037】 ピン520を係合させる他の形の凹みを選ぶことができる。しかし、ピン52
0が完全に引き出された場合でも前方部分102を後方部分104から引き離さ
すことができるようにするためには、このような形は三角形の凹み522と似た
ような開口部でなければならない。三角形の凹み522を選択して配置すること
の他の利点は、前方部分102および後方部分104をほぼ直線上に並べしかも
一緒にうまく滑らせることができることである。換言すれば三角形の凹み522
の辺が頂点の方へ先細の形になっているので、前方部分102が後方部分104
と向き合って位置した際にピン520を案内する作用をする。
【0038】 図6は線VI−VI’に沿ってとった図5の断面図である。図6には移動式販
売機の冷却システムが詳細に示されており、これは圧縮機のシステムであること
ができるが、熱電システムであることが好ましい。図6においては、冷却板50
2は図3の装置325の一つを通って延びた接触/ブリッジ604をもつものと
して描かれている。図3には二つの孔が描かれている。その所望の数は特定の状
況における冷却の要求に依存する。冷却板502のブリッジ604は熱電装置6
06と接触した熱伝導体である。この熱電気的な装置606はペルチエ効果に従
い装置の片側の面から他の面へと熱エネルギーを引き出すヒート・ポンプとして
作用する。この場合も冷却機または圧縮機を必要とせずに機能する信頼性をもっ
た冷却装置である熱電気的な冷却装置は公知である。例えば1995年11月2
8日付けのHarrison等の米国特許5,469,708号参照のこと。こ
の特許は参考のために全文が添付されている。ここでも上記のCollardの
特許を繰返し引用するのは、特にそれが熱でん冷却技術を記載しているためであ
る。二つの熱電気的な装置を使用することが好ましいが、図6には簡単のために
一つだけが描かれている。
【0039】 熱電装置606はまた、熱電装置606と接触している側とは反対側につくら
れたヒレ610をもった吸熱材608と接触している。随時好適に使用される絶
縁層が冷却板502と吸熱材608の間に存在している。また随時この絶縁層6
12は熱電装置606に水分が凝縮しないように保護しており、またそうするこ
とが好適である。吸熱材608のヒレ610に空気を通すために随時ファン61
4を取り付け、またそうすることが好適である。また随時吸熱材の上または近所
に温度センサー620を配置し、冷却用のファン614を選択的に作動させるた
めにコントローラ616に連結して操作を行なう。
【0040】 図6はまた本発明の電力品質監視回路622を示している。本発明の販売機は
車輛に使用するのが目的である。熱電装置606およびファン614はかなりの
量の電力を消費する。正常に運転されている車輛では、熱電装置606とファン
604による負荷は問題を生じない。しかし車輛が故障を起こした場合、販売機
による電気的な負荷は問題を生じる可能性がある。
【0041】 車輛用の販売機は贅沢品であって必要品ではない。従って電力品質決定回路6
22は、車輛によって供給される電力が少なすぎる場合、販売機の電源を切る目
的で取り付けられている。また、車輛によって供給される電力が多すぎる場合、
回路622はコントローラ616と共に販売機の電源を切ることができる。
【0042】 回路622は第1のコンパレータ624と第2のコンパレータ626を含んで
いる。コンパレータ624は低い参照電圧および車輛の電圧を受け取る。車輛の
電圧が低い参照電圧よりも低下すると、コントローラはコンパレータ624から
出力の変化を感知する。コンパレータ626は高い参照電圧と車輛の電圧を受け
取る。車輛の電圧が高い参照電圧よりも高くなると、コントローラ616はコン
パレータ626の出力の変化を感知する。
【0043】 コンパレータ624および626からの信号の処理はデバウンシングされ、ヒ
ステリシス(hysterisis)を示す。それはコントローラ616がこれ
らの信号を例えば10ミリ秒毎にサンプリングするという意味でデバウンシング
処理が行なわれる。車輛の電圧が高すぎるか低すぎることを示す5個の連続した
サンプリング値をそれぞれコンパレータ624および626が与えると、コント
ローラはそれぞれ真の過小電圧または真の過大電圧の状態を認識する。そうでな
い場合は過大または過小の指示は過渡的なものとして不問にする。
【0044】 コントローラ616が電圧が低すぎると決定した場合、コントローラは熱電装
置606およびファン614の電源を切り、料金機構を作動しないようにし、図
9Aの段階908におけるように販売機の指示器を制御してあたかも停止してい
るように見せる。ヒステリシスを示すためには、コントローラ616は熱電装置
606およびファン614に対して再び電力を供給し、料金機構を再び作動させ
、少なくとも30秒間指示器を再び励起する。コントローラが真の過大電圧状態
を感知した場合も同等なヒステリシスのシナリオが与えられている。
【0045】 図7は図5の線VII−VII’に沿った断面図である。図5に描かれていな
い(簡単のために)部材、例えば前方部分および後方部分102および104並
びに扉106も図7に描かれていることに注意されたい。図7には、部材104
および102がそれぞれ互いに向き合って位置している場合、湾曲した表面32
0および402の間につくられる湾曲した経路700、および湾曲した隆起部分
319および404が描かれている。18個の容器114を含む場合の例が湾曲
した経路700の中に格納できるものとして描かれている。図7においては、ク
レードル112に対する閉じた位置は実線で示されており、一方クレードル11
2の開いた位置は数字706によって破線で示されている。クレードル112は
、フランジ710が前方部分102の隅714と接触した場合、ピボット・ピン
712の周りのクレードル112の運動を停止させるようにつくられたフランジ
710を含んでいる。回転軸116に平行になったピボット・ピン708は前方
部分102に対して扉106を取り付けるように描かれている。
【0046】 図8は図7のクレードルのインターロック機構をさらに詳細に示している。図
8においては、クレードル112は閉じた位置にあり、スイッチ516の可動ア
ーム517も閉じた位置にある。ソレノイド518は後方部分104の突起部分
802の上に位置しているように示されている。
【0047】 図9A、9Bおよび9Cはコントローラ616によって行なわれる幾つかの処
理を表す流れ図である。このチャートの処理の流れは段階902に始まり、初期
化段階904へと進む。この段階は料金機構、熱電装置(TED)の状態をチェ
ックし、販売すべき製品の値段を決定する段階を含んでいる。例えばコントロー
ラにはポスト・ジャンパー(post jumper)(図示せず)または二重
インライン・パッケージ(dip)スイッチ(図示せず)、即ち低価格の不揮発
性メモリーが備えられており、その配置は販売される製品の値段を表すことがで
きる。
【0048】 初期化段階904から、処理の流れは決定段階906へと進み、販売機に供給
される電力が許容できる品質をもっているかどうかを決定する(図6およびそれ
に関連した詳細な説明参照)。電力が許容できる品質をもっていない場合には、
流れは段階908へ進み、ここで熱電装置およびファンは電源が切られ、料金機
構は作動が止められ、販売機上の指示灯(図示せず)はあたかも販売機に電源が
供給されていないような表示を行なう。流れは段階908から決定段階906へ
戻り、許容できる電力の品質が回復するのを待つ。
【0049】 電力の品質が許容できる場合には、流れは段階906から決定段階910へ進
み、ここで格納棚が売り切れているかどうかが決定される。もし売り切れている
なら、流れは段階912へ進み、ここで必要に応じ売り切れのフラッグSOF1
、SOF2、SOF3を「真」に設定する。前以て初期化段階904においてこ
れらのフラッグは「偽」に設定されていたものである。流れは段階912から決
定段階914へ進み、ここですべての格納棚が売り切れかどうかが決定される。
もしそうなら流れは段階908に戻る。すべての格納棚が売り切れている訳では
ない場合には、流れは段階915へ進み、ここで熱電装置およびファンに電源が
入れられ、料金機構は作動状態になり、販売機はそれに電源が供給されているよ
うに表示される。段階915から流れは決定段階916へ進む。段階910へ戻
った場合、どの格納棚も売り切れていないことが決定されたら、直接流れは段階
915へ進む。
【0050】 段階910における決定はデバウンシングされた処理であること、即ちこの過
程は雑音を除去するのに十分巧みにつくられていることに注意されたい。例えば
コントローラ616は実際には10ミリ秒毎にスイッチ516の状態をサンプリ
ングしており、好ましくはポーリング(polling)方式で或る時間毎にス
イッチ516だけをサンプリングしている。コントローラ616がスイッチから
開いた状態の指示を5回連続して受け取った場合、そのスイッチは真に開いてい
ると考えられる。同様にコントローラ616が閉じた状態の指示を5回連続して
受け取った場合、そのスイッチは真に閉じていると考えられる。車輛の上では道
路の凹凸がサスペンション・システムを通じて車輛の積載物および乗客に伝わる
。このような伝達された雑音はクレードル112を回転させて瞬間的にスイッチ
516を開かせる原因に十分なることができる。特に可動ピン520が延びて三
角形の凹み522と係合している時にクレードル112は僅かに回転し得ること
を考えた場合そうである。
【0051】 決定段階916の所で、製品/容器を分配するために料金機構を通じて顧客が
十分な料金(現金でもキャッシュカードでも良い、以下同様)を投入したかどう
かが決定される。そうでない場合流れは段階906に戻る。十分な料金が投入さ
れている場合、流れは図9Bの段階918へ進み、ここでコントローラ616は
再びスイッチ516のポーリングを行なう。処理の流れはポーリング段階918
から決定段階920へ進み、ここでどのスイッチが開いたかが決定される。どの
スイッチも開いていない場合には流れはポーリング段階918へ戻る。しかし少
なくとも一つのスイッチが開いていたら、流れは段階920から決定段階922
へ進む。
【0052】 段階920での決定は、道路による振動によって誘起されたスイッチの偽の指
示を除去するためのデバウンシング処理された決定である。上記における説明と
同様に、例えば真に開いているスイッチはそれに対してコントローラ616が5
回続けて開いた状態の指示を受け取ったスイッチであり、一方真に閉じているス
イッチはそれに対してコントローラ616が5回続けて閉じた状態の指示を受け
取ったスイッチである。
【0053】 決定段階922においてはNo.1のスイッチが開いているかどうかが決定さ
れる。そうでなければ流れは図5Cの段階924に進み、ここで湾曲した格納棚
1に対する売り切れのフラッグ、即ちSOF1がすでに論理的に「真」の状態に
設定されているかどうかが決定される。No.1のスイッチが開いている場合に
は、即ちNo.1のスイッチが監視する格納棚が売り切れになっている場合には
、流れは図9Cの段階936へ進む。しかしもしSOF1が論理的に偽の状態に
設定されている場合、即ち対応する格納棚が売り切れていない場合には流れは段
階926へ進み、ここでNo.1のソレノイドが励起され、即ちオンの状態にな
り、No.2および3のソレノイドはデフォルトの状態であるオフの状態にされ
る。
【0054】 処理の流れは段階926から段階928へ進み、ここで秒読み用のタイマーを
1.5秒に設定し、秒読みを開始する。流れは段階928から決定段階930へ
進み、ここでタイマーが秒読みを終了したかどうかが決定される。そうでない場
合には流れは段階930へ戻る。終了した場合には流れは図9cの段階932に
進み、ここですべてのソレノイドがオフの状態に設定される。換言すれば顧客が
料金機構に十分な料金を投入してクレードルの一つ、ここではNo,1のクレー
ドルを選ぶと、コントローラ616は顧客に対し製品/容器を取出すのに十分広
くクレードルを回転させる時間として1.5秒の時間を与える。
【0055】 流れは段階932から段階934へ進み、ここで料金はゼロにリセットされる
。流れは段階934から図9Aの段階906へ進む。上記のように、流れは段階
922または段階924から決定段階936へと進むことができ、ここでNo.
2のスイッチが開いているかどうかが決定される。開いていなければ流れは段階
942へ進む。しかしNo.2のスイッチが開いていた場合、流れは決定段階9
38へ進み、ここでNo.2のスイッチに対応した湾曲した格納棚に対する売り
切れのフラッグ、即ちSOF2が「真」の状態に設定されているかどうかが決定
される。第2の格納棚が売り切れていない場合には、流れは段階940へ進み、
ここでNo.2のソレノイドをオンの状態に設定し、即ちNo.2のソレノイド
を励起させ、同時にNo.1および3のソレノイドをオフの状態にする。流れは
段階940から図9Bの段階928へ進む。
【0056】 上記のように、流れは段階936および938から決定段階942へ進み、こ
こでNo.3のスイッチが開いているかどうかが決定される。そうでない場合に
は、流れは図9Bの段階918へ進む。しかしNo.3のスイッチが開いている
場合には流れは決定段階944へ進み、ここで第3のスイッチに対応する湾曲し
た格納棚の売り切れフラッグSOF3が「真」の状態に設定されているかどうか
が決定される。その通りなら、即ち第3のスイッチに対応する湾曲した格納棚が
売り切れていたら、流れは再び図9Bの段階918へ進む。しかし第3の格納棚
が売り切れていなかったら流れは段階946へ進み、ここでNo.3のソレノイ
ドがオンの状態に設定され、即ち励起され、同時にソレノイドNo.1および2
はオフの状態にされる。流れは段階946から図9Bの段階928へ進む。
【0057】 図9A〜9Cの過程により一つの購入価格に対して一つだけの製品/容器を分
配することができる。1.5秒という時間は顧客が複数の製品/容器を取出すの
を防ぐために十分短い値に選ばれている。しかし1.5秒という時間は、滑り易
い指をもった顧客が最初引き出し(クレードル)を動かした後に指から引き出し
が滑り落ちた場合、顧客が料金を失うのを防ぐほど十分に長い時間でもある。販
売機を設置しようとする環境に依存して、1.5秒という時間は増減することが
できる。
【0058】 図9A〜9Cの過程は三つの各々の格納棚の製品/容器の価格が同じであるこ
とを仮定している。しかしこの価格は異なっていることもできる。当業界の専門
家は、図9A〜9Cの過程に対しこのような異なった価格について必要な僅かな
変更を加えるだけで良いことを理解するであろう。
【0059】 スイッチ516の位置はスイッチ516が二重の目的を果たすように選ばれる
。第1に、初期化段階においては、スイッチ516はどの格納棚で製品/容器が
売り切れになっているかを示す指標である。第2に、顧客が十分な料金を投入し
た後では、スイッチ516はどのクレードルが動かされたかを示す指標である。
湾曲した格納棚の売り切れの状態を示すためとどのクレードルが動かされたかを
示すために別々のセンサーを備えることもできよう。しかしコストに極めて左右
され易い販売機産業においては、低価格のプロセッサーを選ぶことが好適である
。適当なプロセッサーの一例はMicrochip Technology I
nc.から市販されているマイクロコントローラのPICmicroTMの種類の
中の型番PIC16C57プロセッサーである。
【0060】 タイマーが時間切れになった後クレードルが開かれた場合、付属したソレノイ
ドは励起を停止して、クレードル112は閉じた位置に戻すことができる。ソレ
ノイド518およびクレードル112は、ソレノイドが励起されているか否かに
無関係に、即ち販売機のデフォルト状態がロックされた配置であるかどうかに拘
わらず、クレードルが常に閉じた位置に戻り得るように一方向継ぎ手またはラチ
ェットとして配置されている。
【0061】 PIC16C57プロセッサーはEPROM/RAMをベースにした8ビット
のCOMSプログラム可能マイクロコントローラである。コントローラ616を
プログラム可能論理配列(PLA)として実装することもできよう。しかし販売
機産業は非常にコストに敏感であるから、現在の所PIC16C57プロセッサ
ーを使用することに比べPLAを実装することはあまり好ましくはない。
【0062】 最低の価格で本発明の移動式販売機100の部材102および104を頑丈に
設計するためには、部材102および104は成形されたプラスティックスでつ
くることが好ましく、さらに好ましくは回転成形された(rotomolded
)プラスティックスからつくられる。プラスティックスの回転成形法は中空の大
きなプラスティックス部材を製造するための公知の技術である。部材102およ
び104の内部の空隙(図示せず)には断熱材料を充填する。同様に扉106は
射出成形法またはさらに好ましくは回転成形法によりつくり、やはり好ましくは
断熱材料を充填する。部材102、104および106の空隙を断熱材料で充填
すると、容器114を冷却された状態に保持することができる。別法として、部
材102、104および106の内側の表面にシートの形の断熱材料を取り付け
ることもできる。
【0063】 扉106は、湾曲した経路700が詰まった時、孔308または孔310に手
が届くだけ十分な程度に扉を開くだけで再格納を行なうことができるように、前
方部分102の前面に配置されている。従来法の販売機では販売機の前方の表面
全体を開く必要があったことを思い出して戴きたい。この場合扉106はクレー
ドル112で邪魔されることなく開くことができる。さらに販売機の全体の面を
開く場合よりも小さい容積で扉106を開くことができ、このことは例えば車輛
の窮屈な空間の中では特に有用である。
【0064】 熱電冷却システムは予め定められた温度に容器を維持するには極めて効率的で
あるが、容器を室温から所望の使用温度まで冷却するにはそれほど効率的ではな
い。従って孔308を通して湾曲した経路700に挿入する前に容器114を予
め冷却しておくことが好適である。
【0065】 容器114が長期間の間冷却板502の波形の表面503と接触していると、
熱電冷却システムによってこれらの容器114が凍結することがある。従って販
売機100の内部に空気を循環させるためにファン902および904が備えら
れている。これによって、冷却板502の波形の表面503と接触した容器11
4の凍結を遅らせ、同時に湾曲した経路700の上方の部分にある容器114に
冷たい空気を送る効果が得られる。この場合も、吸熱材608の上の予め定めら
れた温度を感知するセンサー620に応答し、冷却用のファンを選択的に作動さ
せることによって冷却過程をコントロールすることができる(必須ではないが好
適な方法である)。同様に、センサー620によって感知された温度が予め定め
られた他の温度よりも低下した場合、コントローラ616はファン614を停止
させることができる。
【0066】 以上本発明を販売機(または販売装置)を例として説明した。しかしこの販売
機の多くの態様は冷却分配器(またはクーラー)にも適用できる。例えば二つの
部材として成形された湾曲した経路をベースにした分配器を、販売機ではなくて
クーラーと組み合わせたものをつくることができる。同様に熱電冷却システムに
、関連した販売機システム備えていないインターロック用のコントローラを含む
クレードルをもった分配器を備えることができる。上記の例では3個の湾曲した
格納棚の例を示した。何故ならソフトドリンクの容器分配用としてこれは長距離
バスで典型的に得られる空間の内部に十分はめ込むことができるからである。し
かし任意の数の湾曲した格納棚を実装することができる。
【0067】 本発明は長距離バス、航空機、列車またはリムジンバスのような車輛の上で使
用される冷却分配器または販売機に特に適しているが、小さい台所または事務所
の休憩室、或いは家庭のリクリエーション室またはバーのような非移動性の環境
においても適している。
【0068】 以上本発明の説明を行なったが、多くの方法で本発明を変更できることは明ら
かである。このような変更は本発明の精神および範囲を逸脱するものではなく、
当業界の専門家には明白なようにこのようなすべての変更は本発明の精神および
範囲を逸脱することなく添付特許請求の範囲内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の移動式販売機の3/4の透視図。
【図2】 長距離バスのような環境の中に配置された図1の具体化例の図。
【図3】 図1の具体化例の分解図。
【図4】 図1の販売機の具体化例の3/4の一部を取出した図。
【図5】 図1の具体化例のクレードルおよび冷却システムの一部の詳細図。
【図6】 図5の線VI−VI’に沿った断面図。
【図7】 図5の線VII−VII’に沿った断面図。
【図8】 図7に描かれたクレードルの一態様の詳細図。
【図9A、9Bおよび9C】 本発明の販売機によって行なわれる処理の幾つかを表す流れ図。
【図10】 本発明により閉じた位置へとクレードルを傾ける一具体化例の方法の透視図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月2日(2000.10.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9A
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図9A】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年5月25日(2001.5.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 さらに、 該複数の品目を格納し分配する分配器であって、該複数の品目が該分配器を通
って動く少なくとも一つの経路を含む分配器、 該分配器の中で該複数の品目を冷却状態に保つ冷却装置、 該分配器の該経路を通る該品目の流れをコントロールする販売システムであっ
て、供給される電力が許容できない品質になった時該冷却装置に対する電力を遮
断する電力品質回路を含む販売システムを具備していることを特徴とする請求項
1記載の販売機。
【請求項】 該コントローラは少なくとも一つの手動で認識可能な二重イ
ンライン・パッケージ(DIP)スイッチ、および販売すべき製品の価格を決定
するようにコントローラを動作させ得るポスト・ジャンパーを含んでいることを
特徴とする請求項1記載の販売機。
【請求項】 該複数のクレードルのそれぞれに対し複数のロッキング装置
を含み、電力が失われた場合、該複数のロッキング装置は該複数のクレードルが
ロックされて品目を取出すのを防ぐデフォルトの状態をとることを特徴とする請
求項1記載の販売機。
【請求項】 販売すべき品目の一つの受取人に面した表面、 該表面に対する複数の開口部であって、それぞれ運動をコントロールし得る一
つのクレードルをもち、該品目の一つを運ぶように動作し得る開口部、および 該品目の在庫品の少なくとも一つを補充することができ、該分配器のサービス
を行なうために開けることができる、該表面上にある扉を具備していることを特
徴とする請求項1記載の販売機。
【請求項】 該孔の各々は経路を通じて該扉に連結されていることを特徴
とする請求項7記載の分配器。
【請求項】 該経路は湾曲した経路であることを特徴とする請求項記載
の分配器。
【請求項10】 該電力品質回路は 該販売機を載せている車輛の電気系によって供給され該冷却装置に送られてい
る電力の電圧が参照電圧より低下した時を決定する過小電圧検出器;および 過小電圧状態が決定された時に車輛の電気系から該冷却装置を切り離す誤作動
コントローラを具備していることを特徴とする請求項記載の販売機。
【請求項11】 該誤作動コントローラは該電力が切り離された後予め定め
られた時間に該冷却装置に対して電力を回復させ電力の回復がヒステリシスを示
すように動作し得る請求項10記載の販売機。
【請求項12】 該参照電圧は第1の参照電圧であり、該分配器はさらに 車輛の電気系によって供給される電圧が第2の参照電圧より上昇した場合過大
電圧の状態を感知する過大電圧回路を具備し、 該過大電圧条件が感知された場合該冷却システムを該車輛の電気系から切り離
すように誤作動コントローラを動作させ得ることを特徴とする請求項10記載の
販売機。
【請求項13】 該冷却装置は少なくとも一つの熱電装置およびファンを含
んでいることを特徴とする請求項10記載の販売機。
【請求項14】 さらに 該品目の一つがそれぞれ該少なくとも一つの経路の上の予め定められた位置に
あるかどうかを感知する少なくとも一つの品目センサー、および 該少なくとも一つのセンサーからの信号を受け取り、該車輛の振動によって生
じる疑似信号を処理するために少なくとも一つのサンプリングされた信号の中の
雑音を除去する誤作動コントローラを具備していることを特徴とする請求項
載の販売機。
【請求項15】 該センサーはスイッチであることを特徴とする請求項14 記載の販売機。
【請求項16】 該誤動作コントローラは、該少なくとも一つの品目センサ
ーからの該信号のサンプリングを行ない、予め定められた条件を満足する予め定
められた連続した数のサンプルを該予め定められた条件の真の読みとして取り扱
うように動作することができる請求項14記載の販売機。
【請求項17】 さらに、それぞれ該少なくとも一つの経路の終端にある少
なくとも一つの回転可能なクレードルを具備し、該少なくとも一つの品目センサ
ーはそれぞれ該少なくとも一つのクレードルの回転を感知するように位置してい
ることを特徴とする請求項14記載の販売機。
【請求項18】 該少なくとも一つの品目センサーは、該センサーからの信
号が該コントローラによって使用されて該クレードルが完全に開いた位置まで回
転しているかどうか、また該少なくとも一つの経路において品目が売り切れにな
っているかどうかを決定できるように配置されていることを特徴とする請求項 記載の販売機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 11/00 G07F 11/00 B 11/34 11/34 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 レイナル,アレジヤンドロ アメリカ合衆国マサチユセツツ州02163ボ ストン・スチユーデントメイルセンター・ ハーバードビジネススクール827 (72)発明者 オズボーン,ステフアン・エイ アメリカ合衆国オハイオ州44022モアラン ドヒルズ・ベントレイビルロード458 (72)発明者 ベイカー,レツクス・エム,ザサード アメリカ合衆国ニユーハンプシヤー州 03605レンプスター・ピーオーボツクス158 Fターム(参考) 3E044 AA01 AA20 BA01 DD04 DD10 FB01 FB02 FB03 FB05 FB06 FB07 FB11 FB17 3E046 AA02 BA03 BB03 CA07 CC01 DA01 EA08 EB05 HA01 HA03 HA06

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品目を格納し分配する湾曲した経路を有する分配器において
    、 第1の湾曲した表面を有する第1の部分、および 該第1の湾曲した表面に対し相補的な形をした第2の湾曲した表面をもち該第
    1の湾曲した表面との間に湾曲した経路をつくるようにそれに対して向き合って
    配置されていることを特徴とする分配器。
  2. 【請求項2】 該湾曲した経路を通る該品目の流れをコントロールする販売
    システムをさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の分配器。
  3. 【請求項3】 該湾曲した経路の中で該品目を冷却する冷却システムをさら
    に備えていることを特徴とする請求項1記載の分配器。
  4. 【請求項4】 該冷却システムは熱電冷却装置を含んでいることを特徴とす
    る請求項3記載の分配器。
  5. 【請求項5】 該湾曲した経路を通る該品目の流れをコントロールする販売
    システムをさらに備えていることを特徴とする請求項4記載の分配器。
  6. 【請求項6】 該分配器は車輛の内部の拘束された空間に従った形態をして
    いることを特徴とする請求項1記載の分配器。
  7. 【請求項7】 該湾曲した経路はソフトドリンクの容器の寸法に従った形態
    をしていることを特徴とする請求項1記載の分配器。
  8. 【請求項8】 該第1の部分と該第2の部分は成形されたプラスティックス
    からつくられていることを特徴とする請求項1記載の分配器。
  9. 【請求項9】 複数の品目を格納し、冷却し且つ分配する冷却分配器におい
    て、該冷却分配器は 該複数の品目を格納し且つ分配する分配器であって、該複数の品目の各々が該
    分配器の中を通って動く経路を含み、該経路の一部は該品目に関し相補的な形を
    した波形の表面をもつ熱伝導による冷却を促進するための熱伝導部分を有する分
    配器、および 該経路の熱伝導部分から熱を引き出し該分配器の中の該複数の品目を冷却され
    た状態に保つ熱電冷却装置を具備していることを特徴とする冷却分配器。
  10. 【請求項10】 該湾曲した経路を通る該品目の流れをコントロールする販
    売システムをさらに備えていることを特徴とする請求項9記載の冷却分配器。
  11. 【請求項11】 該分配器は車輛の内部の拘束された空間に従った形態をし
    ていることを特徴とする請求項9記載の分配器。
  12. 【請求項12】 運動をコントロールし得る複数のクレードルを含み、該ク
    レードルの各々は販売すべき品目の一つを顧客へと運ぶように動作する該販売品
    目を格納し分配するための分配器、 該クレードルの開いた状態および閉じた状態をそれぞれ感知するための複数の
    センサー、および 料金が支払われた際該複数のクレードルのどれかを開くことができるコントロ
    ーラを具備し、 該コントローラは該センサーに応答して該クレードルの中の第1のクレードル
    が部分的に開く時を決定し、また該コントローラは該第1のクレードルを完全に
    開かせると同時に、該複数のクレードルの他のものに対しては該品目を取出すの
    に十分な広さまで開くのを防ぎ、これによって一料金当たり1個の品目が分配さ
    れるように制限するように動作し得ることを特徴とする品目を販売するための販
    売機。
  13. 【請求項13】 顧客からの料金の支払いを受け取る支払い装置、および該
    クレードルと選択的に係合して品目を取出すのに十分な程度まで該クレードルが
    回転するのを防ぐ複数の選択的に延び出し得るピンをさらに具備し、 該センサーは、該クレードルが閉じた状態にある時の第1の状態、および該ク
    レードルが部分的に開いた状態にある時の第2の状態をもつスイッチであり、 該料金が支払われた時、該コントローラは 該センサーの一つが該第1の状態から該第2の状態に変化したかどうかを決定
    し、 該変化したセンサーに対応するクレードルを予め定められた時間の間開き、 該予め定められた時間の経過後は該クレードルをすべてロックするように動作
    することを特徴とする請求項12記載の販売機。
  14. 【請求項14】 顧客が所望の品目を指示し得る選択ボタンを備えないで販
    売を行ない得ることを特徴とする請求項12記載の販売機。
  15. 【請求項15】 品目を格納し分配する分配器であって、該分配器は 該品目の一つの受取人に面した表面、 それぞれ該品目の一つを運ぶように動作する該表面にある複数の孔、および 該品目の在庫品の少なくとも一つを補充することができ、該分配器のサービス
    を行なうために開けることができる該表面上の扉を具備していることを特徴とす
    る分配器。
  16. 【請求項16】 該孔の各々は経路を通じて該扉に連結されていることを特
    徴とする請求項15記載の分配器。
  17. 【請求項17】 該経路は湾曲した経路であることを特徴とする請求項16
    記載の分配器。
  18. 【請求項18】 該孔の各々は運動をコントロールし得るクレードルで占め
    られていることを特徴とする請求項15記載の分配器。
  19. 【請求項19】 車輛の上で複数の品目を格納し冷却し且つ販売する車輛用
    販売機において、該車輛用販売機は 該複数の品目を格納し分配する分配器であって、該分配器は該複数の品目が該
    分配器を通って動く少なくとも一つの経路を含む分配器、 該複数の品目を該分配器の中で冷却した状態に保つ冷却装置、および 該分配器の該経路を通る該品目の流れをコントロールする販売システムを具備
    していることを特徴とする車輛用販売機。
  20. 【請求項20】 該経路の一部は、該品目に関し相補的な形をした波形の表
    面をもつ、熱伝導による冷却を促進するための熱伝導部分を有することを特徴と
    する請求項19記載の販売機。
  21. 【請求項21】 顧客が所望の品目を指示し得る選択ボタンを備えないで販
    売を行ない得ることを特徴とする請求項19記載の販売機。
  22. 【請求項22】 該クレードルの運動を指示するばかりでなく、対応する湾
    曲した格納棚の製品が売り切れである場合をも指示するように該スイッチを使用
    するために、該コントローラを動作させ得る請求項13記載の販売機。
  23. 【請求項23】 該コントローラは、手動で変更できる少なくとも一つの二
    重インライン・パッケージ(DIP)スイッチ、および該コントローラを作動さ
    せ販売すべき製品の価格を決定するポスト・ジャンパーを含んでいることを特徴
    とする請求項12記載の販売機。
  24. 【請求項24】 該冷却装置は熱電装置であることを特徴とする請求項19
    記載の車輛用販売機。
  25. 【請求項25】 該販売システムは、車輛から供給される電力が許容できな
    い品質になった時、該冷却装置を停止させる電力品質回路を含んでいることを特
    徴とする請求項19記載の車輛用販売機。
  26. 【請求項26】 車輛上において複数の品目を格納、冷却および分配する移
    動式クーラーにおいて、該移動式分配器は 該複数の品目を格納し分配する分配器であって、該複数の品目が該分配器を通
    って動く少なくとも一つの経路を含む分配器、 該車輛の電気系によって動力を与えられ該複数の品目を該分配器の中で冷却し
    た状態に保つ冷却システム、 車輛の電気系によって供給される電圧が参照電圧より低下した場合過小電圧の
    状態を感知する過小電圧回路、および 該過小電圧状態が感知された時該車輛から該冷却システムを切り離すためのコ
    ントローラを具備していることを特徴とする移動式クーラー。
  27. 【請求項27】 該電力が切り離された後予め定められた時間で該冷却シス
    テムに対して電力を回復させ、電力の回復はヒステリシスを示すように該コント
    ローラを動作させ得ることを特徴とする請求項26記載の移動式クーラー。
  28. 【請求項28】 該参照電圧は第1の参照電圧であり、該分配器はさらに 車輛の電気系によって供給される電圧が第2の参照電圧より上昇した場合過大
    電圧の状態を感知する過大電圧回路を具備し、 該過大電圧条件が感知された場合該冷却システムを該車輛の電気系から切り離
    すようにコントローラを動作させ得ることを特徴とする請求項26記載の移動式
    クーラー。
  29. 【請求項29】 該冷却装置は少なくとも一つの熱電装置およびファンを含
    んでいることを特徴とする請求項26記載の移動式クーラー。
  30. 【請求項30】 車輛上で品目を販売するための移動式販売機において、該
    移動式販売機は 該品目を分配する分配器であって、該複数の品目が該分配器を通って動く少な
    くとも一つの経路を含む分配器、 該品目の一つがそれぞれ該少なくとも一つの経路の上の予め定められた位置に
    あるかどうかを感知する少なくとも一つのセンサー、 該少なくとも一つのセンサーからの信号を受け取り、該車輛の振動によって生
    じる疑似信号を処理するために少なくとも一つのサンプリングされた信号の中の
    雑音を除去するコントローラを具備していることを特徴とする移動式販売機。
  31. 【請求項31】 該センサーはスイッチであることを特徴とする請求項30
    記載の移動式販売機。
  32. 【請求項32】 該コントローラは、該少なくとも一つのセンサーからの該
    信号のサンプリングを行ない、予め定められた条件を満足する予め定められた連
    続した数のサンプルを該予め定められた条件の真の読みとして取り扱うように動
    作することができる請求項30記載の移動式販売機。
  33. 【請求項33】 さらに、それぞれ該少なくとも一つの経路の終端にある少
    なくとも一つの回転可能なクレードルを具備し、該少なくとも一つのセンサーは
    それぞれ該少なくとも一つのクレードルの回転を感知するように位置しているこ
    とを特徴とする請求項30記載の移動式販売機。
  34. 【請求項34】 該少なくとも一つのセンサーは、該センサーからの信号が
    該コントローラによって使用されて該クレードルの回転が決定され、また該少な
    くとも一つの経路において品目が売り切れになっているかどうかを決定できるよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項33記載の移動式販売機。
  35. 【請求項35】 該販売機はさらに、該複数のクレードルに対するロッキン
    グ装置をそれぞれ具備し、電力が失われた際、該複数のロッキング装置は該複数
    のクレードルがロックされて品目の取出しを防止するようなデフォルトの状態に
    なることを特徴とする請求項12記載の移動式販売機。
  36. 【請求項36】 該複数のロッキング装置はソレノイドで励起されるピンで
    あることを特徴とする請求項35記載の移動式販売機。
  37. 【請求項37】 該複数のクレードルは、重力によって閉じた位置へ回転す
    るように該分配器の中でつくられ取り付けられていることを特徴とする請求項1
    2記載の販売機。
  38. 【請求項38】 該複数のクレードルをそれぞれ閉じた位置へと傾ける一定
    の力を及ぼす複数のバネをさらに含んでいることを特徴とする請求項12記載の
    販売機。
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