JP2002537243A - ホスホコリン結合プロドラッグ誘導体 - Google Patents

ホスホコリン結合プロドラッグ誘導体

Info

Publication number
JP2002537243A
JP2002537243A JP2000599364A JP2000599364A JP2002537243A JP 2002537243 A JP2002537243 A JP 2002537243A JP 2000599364 A JP2000599364 A JP 2000599364A JP 2000599364 A JP2000599364 A JP 2000599364A JP 2002537243 A JP2002537243 A JP 2002537243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
group
compound
alkyl
phosphocholine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000599364A
Other languages
English (en)
Inventor
ブルース・エイチ・モリモト
ピーター・エル・バーカー
Original Assignee
スーパージェン インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スーパージェン インコーポレイテッド filed Critical スーパージェン インコーポレイテッド
Publication of JP2002537243A publication Critical patent/JP2002537243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/091Esters of phosphoric acids with hydroxyalkyl compounds with further substituents on alkyl
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/50Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
    • A61K47/51Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent
    • A61K47/54Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an organic compound
    • A61K47/543Lipids, e.g. triglycerides; Polyamines, e.g. spermine or spermidine
    • A61K47/544Phospholipids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P23/00Anaesthetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0019Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 一般式I: 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水溶性を含むだけでなく、真のプロドラッグとしての機能をも含む
ホスホコリン結合誘導体の新規クラスに関し、これは、ホスホコリンまたはホス
ホコリンコンジナーが治療剤の種々の官能基に結合することを可能にし、薬剤の
放出速度を調節可能にする能力を有する。
【0002】
【従来の技術】
哺乳動物に薬剤および治療剤を輸送するための通常の手段は、多くの場合、水
溶解性のような薬剤の化学的および物理的特徴によって厳しく制限される。例え
ば、多くの生物学的に活性な薬剤の経口輸送は、活性剤の制限された分解による
僅かな生物学的利用可能性およびその後の吸収に関して選択される経路である。
【0003】 水難溶性治療剤治療剤は、特に、経口投与が困難である。製剤は、多くの場合
、CREMOPHOR(登録商標)ELのような種々の乳化剤を含む必要がある。しかし、C
REMOPHOR(登録商標)は、ポリ(オキシエチレン)-40-ヒマシ油であり、低血
圧、呼吸困難、血管性水腫または全身性の蕁麻疹を引き起こす場合がある。これ
らの過敏反応は、生命を脅かす状態を導くことがあり、深刻な過敏症を避けるた
めに、全ての患者が、コルチコステロイド、ジフェンヒドラミンおよびH2アン
タゴニストで前投薬されることが推奨されている。
【0004】 別の乳化剤は、麻酔薬であるプロポフォールで投与される。このエマルション
は、大豆油、グリセロールおよび卵ホスファチドを含み、現在のプロポフォール
製剤に関して微生物混入の問題を生じ、熱、感染または敗血症に由来する生命を
脅かす病気または死を引き起こすことがある。これは、手術後または集中治療室
(ICU)患者にとって特に問題がある。米国特許第5714120号は、防腐
剤の添加により微生物の混入を最小化する方法を記載しているが、この製剤は、
USP基準による抗微生物保護化製品ではなく、かつ、外因的汚染が問題を残し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かくして、当該技術分野において、潜在的な治療剤を可溶性にすることにより
、乳化剤の必要性を回避し、より安全かつ効果的な治療剤を与える方法および組
成物が必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
一つの態様では、本発明は、潜在的な治療剤を可溶性にする方法を与え、この
方法は、一以上の適合可能な基を備えた治療剤とホスホコリンまたはホスホコリ
ンコンジナーとの間に、一以上の第一級アルコール基を備えた一以上のリンカー
部を挿入する工程を含む。
【0007】 別の態様では、本発明は、薬剤の生物学的利用可能性を増大する方法を与え、
この方法は、一以上のリンカー部を用いて薬剤を誘導し、中間体を生成し、回収
し、前記中間体と ホスホコリンまたはホスホコリンコンジナーを前記リンカー
に結合し、最終的な誘導体を生成し、哺乳動物に最終的な誘導体を投与する工程
を含み、この誘導型の薬剤は、非誘導型の薬剤よりも水性媒体に顕著に可溶性で
ある。
【0008】 さらに別の態様では、本発明は、リンカーを介してプロポフォール、鎮静薬ま
たは麻酔薬に結合した単離したホスホコリンを含む組成物を提供する。
【0009】 別の態様では、本発明は、パクリタキセルにリンカーを介して結合した単離さ
れたホスホコリン、および生理学的に許容できるビヒクル、キャリアー、バイン
ダー、防腐剤、安定剤、香料、その他、許容された薬学的実施に要求されるもの
を含む、癌を患っている哺乳動物を処置するための薬学的製剤を提供する。
【0010】 ここに記載された化合物の水溶性は、水における化合物の飽和溶液を調製し、
溶液の既知の量を取り出し、かつ、HPLCまたはLC−MSのような、標準的
な分析技術を用いて溶液中の化合物の量を定量するような、当該技術分野で周知
のいくつかの方法によって評価される。
【0011】 本発明のこれらのおよびその他の態様は、本発明の記載、特許請求の範囲、お
よび図面を参照することにより、当業者にとって明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
広い態様の本発明は、治療剤に、リンカーを介して結合した、ホスホコリンま
たはホスホコリンコンジナーに関する。
【0013】 第一級アルコールまたはフェノールを含む治療剤のホスホコリン誘導体は、ホ
スファターゼおよび哺乳動物のエステラーゼによって容易に切断される。生物学
的活性剤のホスホコリン誘導体の調製は、既に報告されている(例えば、米国特
許第5703063号)。しかしながら、ホスホコリンが第二級の、または立体
障害を有するアルコールに結合される場合は、ホスホコリンの加水分解または除
去が速やかに行われないか、または、ほとんど行われない。
【0014】 本発明は、有利に、ホスホコリンと治療剤の第二級アルコールとの間にリンカ
ーを挿入することを与える。ここで、ホスホコリンは、リンカーの第一級アルコ
ールまたはフェノール官能基を介してリンカーに結合する。この製剤は、ホスホ
コリンリンカー結合の酵素切断を容易にし、リンカーの第一級アルコールまたは
フェノールをフリーにする。このリンカーは、次いで、自発的に、除去し、治療
剤をフリーにし、分解されたリンカーから不活性分子が生じる。
【0015】 生物学的活性剤の乏しい水溶性は、多くの場合、これらの化合物の貧弱な生物
学的利用性の理由である。ここに記載された化合物は、同じ経路で投与された場
合に、非誘導治療剤と比較して、5から10倍以上増大した生物学的活性および
/または水溶性を示す。好ましくは、この化合物は、非誘導治療剤と比較して、
百倍から十万倍の範囲の増大した生物学的活性および/または水溶性を示す。か
くして、ここに記載された化合物は、他の水不溶性化合物の増大した生物学的利
用性について有益である。
【0016】 ホスホコリンコンジナーは、O-ホスホセリン;O-ホスホトレオニン;O-ホ
スホチロシンおよびこれらのモノ-およびジ-N-メチル誘導体;O-ホスホエタノ
ールアミンおよびこれらのモノ-およびジ-N-メチル誘導体を含むが、これらに
限定されない。
【0017】 本発明の化合物は、ホスホコリンまたはホスホコリンコンジナーを含むことが
できるが、これらは、一般式Iのホスホコリンを有する化合物として以下に記載
される。
【化4】 式中、 リンカー(LINKER)は、(i)置換または非置換アルキル、(ii)置換または非
置換アルケニル、(iii)置換または非置換アルカノイル、(iv)置換または非
置換アルケノイル(この二重結合はcisである)かつ、(v)(オルトまたはパラ
)カルボニル置換アリールからなる群から選択された一以上の基であり、 置換基は、独立した基か、あるいは、互いに結合して環を形成し、 Xは、一以上のO、N、またはS原子を含む一以上の置換または非置換基であ
り、 置換基は、独立した基か、あるいは、互いに結合して環を形成し、 治療剤は、アルコール含有水不溶性ステロイドおよびその他のアルコール含有
化合物からなる群から選択される。
【0018】 リンカーの(オルトまたはパラ)カルボニル置換アリールは、オルト-CR1 2 -置換アリール-CO、置換アリール-オルト-CR34-CO、置換アリール-オ
ルト-CR34-CR56-CO、置換アリール-オルト-CR3=CR4-CO(ここ
で二重結合はシスである)、オルト-CR12-置換アリール-CR56-CO、お
よび置換アリール-(オルトまたはパラ)-COからなる群から選択される。
【0019】 アリール置換基は、フェノールホスホコリンの酵素切断速度を加速または減速
するために任意に選択されてもよい。酵素切断速度を加速する置換基の例は、フ
ェノールホスホコリンに対してオルトおよび/またはパラ位における、ニトロ、
アルキルまたはアリールスルホニル、アルキルまたはアリールケト、アルキルま
たはアリールオキシカルボニルである。フェノールホスホコリンの酵素切断速度
を減速する置換基の例は、フェノールホスホコリンに対してオルトおよび/また
はパラ位のアルキル、アルコキシ、アルキルチオである。
【0020】 アリールは、ベンゼン、ナフタレン、ピリジン、ピロール、チオフェン、フラ
ン、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、ピリミジン、インドール、ベン
ズイミダゾール、ベンズチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェンおよびキ
ノリンからなる群から選択され、これらはそれぞれ、水素、C1-8−アルキル、
1-8−アルコキシ、F、Cl、Br、C1-8−アルコキシカルボニル、アミノ、
置換アミノ、ニトロ、C1-8−アルキルチオ、C1-8−アルキルスルホキシド、お
よびC1-8−アルキルスルホノからなる基の一以上を有する。
【0021】 一つの実施態様では、本発明は、一般式式Iにおいて、(i)前記アルキルが
式CR12を有し、(ii)前記アルケニルが式CR1=CR3−CR4を有し、(i
ii)前記アルカノイルが式CR12−CR34−CR56−COを有し、(iv)
前記アルケノイルが式CR12−CR3=CR4−COを有し、かつ、前記二重結
合がシスであり、かつ、(v)前記置換されたアリールが式アリール−CR12
を有し、かつ、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6が同一または異なり、以下からなる群、す
なわち、 (i)水素; (ii)直鎖、分枝、および不飽和のC1-12−アルキル; (iii)置換されたC1-8−アルキルであって、ここで置換基は以下のY1−2
4、すなわち、 Y1はヒドロキシ、 Y2はC1-8−アルコキシ、 Y3はカルボ-C1-8-アルコキシ、 Y4はC1-8−アルキルアミノ、 Y5はジ−C1-8−アルキルアミノ、 Y6はC6-12−アリールアミノ、 Y7はC6-12−アリールオキシ、 Y8はアミノ、 Y9はアミノ−C2−C8−アルコキシ、 Y10はC1-8−アルキルチオ、 Y11はC6-12−アリールチオ、 Y12はアセトアミド、 Y13はメルカプト、 Y14はベンズアミド、 Y15はカルボキシアミド、 Y16はフタルイミド、 Y17はグアニジノ、 Y18はウレイド、 Y19はイソチオウレイド、 Y20はカルボキシ、 Y21は(C6-12)アリール−(C1-8)アルキル、 Y22は(C6-12)アリール−(C2-8)アルケニル、 Y23は芳香族ヘテロシクロ(C1-8)アルキル、および Y24は芳香族ヘテロシクロ(C2-8)アルケニル からなる群から選択され、Y23およびY24の複素環基は、5−10の環原子
を有し、かつ、二つまでのO、NまたはSヘテロ原子を有する; (iv)置換されたY21または置換されたY23であって、置換基は、Y1、
Y2、Y4、Y5、Y7、Y8、Y12、Y14、Y17−Y20、そして以下
のY25−Y29からなる群から選択され、ここで Y25はハロゲン、 Y26はC1-8−アルキル、 Y27はアミノ−C1-8−アルキル、 Y28はC6-12−アロイル、および Y29はC1-8−アルカノイルである から選択される。
【0022】 他に言及しなければ、(i)アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、それ
ぞれ、単結合、二重結合および三重結合を有する直鎖および分枝状の炭化水素鎖
を示し、(ii)C6-12−アリール基は、フェニルまたはナフチルのような非置換
芳香環を示し、(iii)ヘテロはヘテロ原子O、NまたはSを示し、(iv)芳香
族複素環は、5ないし10の環原子を有し、4つまでのヘテロ原子を含み、(v
)ハロゲンまたはハロは、F、Cl、Br、またはI原子を示し、かつ、(vi)
アルコキシはOに結合したアルキル基を示す。
【0023】 C1-8−アルキルまたはC2-8アルケニル基の例は、メチル、エチル、プロピル
、イソプロピル、ブチル、t-ブチル、sec-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘ
キシル、ビニル、アリル、ブテニル等を含み、芳香族複素環基は、ピリジル、チ
エニル、フリル、インドイル、ベンズチエニル、イミダゾイル、チアゾリル、キ
ノリルおよびイソキノイルからなる群から選択される。
【0024】 ここに記載したR基を含む化合物は、Sigma Chemical Company(St.Louis,MO)
、Aldrich Chemical Company(Milwaukee, WI)、Acros Organic Chemicals(Pitts
burgh, PA)、Fluka Chemical Corporation(Milwaukee, WI)のような多くの販売
元から購入することができる。商業的販売元から直接入手できない他の全ての化
合物は、合成有機化学の当業者により、商業的に入手可能な出発物質から調製す
ることができる。
【0025】 好ましいリンカーは、R1が水素であり、R2、R3、R4、R5およびR6が同一
または異なり、上記の基から選択される化合物である。
【0026】 最も好ましいリンカーは、R1およびR2が水素であり、R3、R4、R5および
6は、同一または異なり、上記の基から選択される、上記式の化合物である。
【0027】 一以上の適切な官能基(X)が存在する場合には、治療剤分子当たり一以上の
リンカーが存在することができる。このような場合、一つの治療剤の複数のホス
ホコリンの除去の順番は多くのファクター、すなわち(i)立体効果、(ii)リ
ンカーの性質、(iii)Xの性質に依存する。複数のホスホコリンの除去の順序
に影響する立体効果は、特定のホスホコリン結合治療剤の直接の立体環境によっ
て決定される。立体的に込み合ったホスホコリン結合治療剤は、立体的に込み合
っていないホスホコリン結合治療剤よりも、より遅く酵素的に切断されることが
予想される。リンカーの置換基は、より速く自己脱離する中間体リンカー治療剤
の幾何学的形態を立体的に好むことによりリンカーの脱離を誘導するかもしれな
い。リンカーの性質における変化は、種々のリンカーの分解の動力学における固
有の差異を含み、上記または下記のような置換されたフェニルベースリンカーの
置換基の性質を含む。Xの性質の変化は、残余基としてのXの電子的効果を含む
。一般的に、Xが電子的に不足するほど、残余基がより好ましく、かくして、脱
離がより速く、電子的に豊富なXと比べて治療剤をより速く再生する。
【0028】 Xは、治療剤内のO、(O)CO、NR8、NR8CO、NR8CONR9、NR8(
SO2)、NR8CS、NR8CSNR9、ONR8、ONR8CO、NR8(O)、NR 8 (O)CO、窒素複素環、アミドおよび尿素からなる群から選択される一以上の
O、NまたはS原子を含む基から選択される。
【0029】 R8およびR9は、同一または異なり、以下の群、すなわち (i)水素; (ii)直鎖、分枝、および不飽和C1-12アルキル; (iii)置換されたC1-8−アルキルであって、ここで置換基はY1−Y13お
よびY15−Y25からなる群から選択される; (iv)置換されたY21または置換されたY23であって、置換基は、Y1、
Y2、Y4、Y5、Y7、Y8、Y12、Y14、Y17−Y20、そしてY2
5−Y29からなる群から選択される からなる群から選択される。
【0030】 治療剤に一以上のXが存在してもよく、かくして、一以上のホスホコリンが治
療剤に結合してもよい。
【0031】 R8およびR9は、互いに結合して、以下を形成してもよい。 (i)3ないし6の炭素原子の環、または (ii)2ないし5の炭素原子および一つのOまたはSヘテロ原子または置換さ
れたヘテロ原子NR7の環;ここでR7は、Y21、Y26およびY28−31か
らなる群から選択される。
【0032】 R8および/またはR9は、治療剤分子に結合されて、それによって、1ないし
5の炭素原子および1または2のO、SまたはNR7ヘテロ原子のアルキレンブ
リッジを形成してもよい;ここでR7は、Y21、Y26およびY28−31、
およびこれらの薬学的に許容できる塩からなる群から選択される。
【0033】 ホスホコリンリンカーから利益を得る治療剤の例 多くの生物学的に活性な化合物が、低い水溶性と弱い生物利用可能性を有する
。かかる化合物の一つのファミリーは、ステロイドであり、一般的に、弱い生物
利用可能性である。ステロイドは、テストステロン、強心性ステロイド、および
生物活性を備えた他のステロイドを含む。
【0034】 テストステロンは、内因性テストステロンが低レベルである男性に治療的に処
方される。輸送は問題があるが、例えば、剃った陰嚢に直接適用されるテストス
テロン含浸パッチの使用を必要とする。それゆえ、テストステロンの水溶性ホス
ホコリン結合プロドラッグは、治療剤の迂回輸送に有益である。
【0035】 例えば、ジギトキシゲニン、ジゴキシゲニンおよびウアバゲニンのような強心
性ステロイドは、現在治療的に用いられている。しかしながら、その低レベルの
経口利用可能性が、投与を困難にし、有毒量の可能性を主治医の重要な問題とす
る。ホスホコリン結合ステロイドは、静脈内、鼻腔内、経口、気管内により輸送
される、または、パッチによる投与等の可能性を有する。
【0036】 生物学的活性を有する別のステロイドは、ホスホコリンリンカーを用いた輸送
の候補である。デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、エチオコラノロン
、プレグネノロン、エストラジオール、エストロン、デキサメタゾンおよびヒド
ロコルチゾンは、ホスホコリンリンカーを用いた誘導により利益を得ることがで
きるステロイドの僅かな例である。
【0037】 抗腫瘍性剤、例えば、パクリタキセルおよびその他のタキサン(taxane)、エト
ポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチンおよびトポイソメラーゼIインヒビタ
ー様カンプトセシン、イリノテカン(irinotecan)(Pharmacia & Upjohn, Kalama
zoo, MI)、トポテカン(SmithKline Beecham, Philadelphia, PA)、CPT11(
Bristol-Myers Squibb, Princeton, NJ);抗ウイルス剤、ヌクレオシドアナログ
とプロテアーゼインヒビターを含み、例えば、ネルフィナヴィル(Agouron, LaJo
lla, CA)、サキナビル(Roche, Nutlev, NJ)、クリキシバン(Merck, West Point,
PA)、リトナビル(Abbott, N.Chicago,IL);抗生物質、特にマイトマイシン、ブ
レオマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、アクチノマイシンおよびアン
ホテリシン;麻酔剤、全身麻酔または鎮静に使用する例えばプロポフォールおよ
びバルビチュエート;鎮痛剤、例えばモルヒネ、コデインおよびジコノチド(Neu
rex, Menlo Park, CA);治療ペプチドまたはペプチド類似物であって、Dアミノ
酸、Lアミノ酸またはアミノ酸アナログからなり、酵素インヒビター、レセプタ
ーリガンド、またはタンパク−タンパク相互作用の中断剤として作用するもの、
例えばシクロスポリンA;治療ポリペプチドまたはタンパク、例えば、レプチン
、成長ホルモン、カリシトニン、バソプレシン、レニン、プロラクチン、チロイ
ドおよびパラチロイドホルモン、コルチコトロピン、コルチコトロピン放出因子
、卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、ゴナドトロピン、心房性ペプチドであっ
て、天然から単離されたものまたは組み換えDNA技術により生成されたもの;
核酸、例えば遺伝子治療のためのアンチセンスオリゴヌクレオチドまたは核酸で
あって、リボ−またはデオキシリボヌクレオチドまたはヌクレオチドアナログか
らなるもの。他に言及しなければ、ここに記載された化合物は、Sigma Chemical
Company(St. Louis, MO, Calbiochem-Novabiochem (San Diego, CA), Research
Biochemic als Inc. (Natick, MA), またはAlexis Corp.(San Diego, CA)のような、多数の
商業的販売元から購入することができる。
【0038】 本発明の使用に特に好ましい治療剤は、プロポフォールおよび関連する麻酔/
鎮静化合物である。これらの化合物は、本発明にかかる一以上のリンカを介して
ホスホコリンまたはホスホコリンコンジナーに結合され、麻酔化合物として使用
される。これらの誘導された薬剤は、その増大した水溶性のためにより有効であ
ることが期待される。
【0039】 薬学的組成物における式Iの化合物 本発明の誘導されたプロドラッグは、哺乳動物を処置するために使用される薬
学的製剤に取り込まれる。一以上の活性成分として、本発明にかかるホスホコリ
ン結合プロドラッグ誘導体を含む薬学的製剤は、さらに、任意に、薬学的に許容
できるキャリアー、希釈剤、フィラー、塩、および、当該技術分野で周知のその
他の物質を、利用される投与形態に依存して含むことができる。本発明の化合物
は、経口投与用の錠剤、カプセルまたはエリキシル剤;直腸投与用の坐剤;注入
可能な投与用の無菌溶液または懸濁液;目または鼻孔間投与用の無菌溶液などの
ような組成物に利用されてもよい。
【0040】 本発明の化合物を用いた治療を必要とする動物は、最適な効果を与える投与量
を投与される。投与量および投与方法は、動物により異なり、体重、食事、同時
の薬物療法、および医学分野の当業者が認識するその他の因子に依存する。
【0041】 薬学的組成物として式Iの化合物の典型的な製剤を以下に記載する。必要な有
効量は、投薬形態の複数を投与することにより達成できることから、個々の投与
または投薬形態に含まれる活性成分のユニット含量は、本発明のホスホコリン結
合プロドラッグ誘導体の種々の用途の有効量を、それ自身で構成する必要はない
と考えられる。
【0042】 約0.5ないし100mgの化合物または化合物の混合物が、双性イオンホス
ホコリンまたは薬学的に許容できる塩として、生理学的に許容できるビヒクル、
キャリアー、バインダー、防腐剤、安定剤、香料等、許容された薬学的実施によ
り要求されるものとともに混合される。かかる組成物における活性成分の量は、
示唆された範囲の適切な投与量が得られるものである。
【0043】 錠剤、カプセル等に含まれる通常のアジュバントは、アカシア、コーンスター
チまたはゼラチンのようなバインダー;ミクロクリスタリンセルロースのような
賦形剤;コーンスターチまたはアルギン酸のような崩壊剤;ステアリン酸マグネ
シウムのような潤滑剤;ペパーミント、ヒメコウジまたはチェリーのような甘味
剤である。投薬形態がカプセルである場合、上記物質に加えて、脂肪油のような
液体キャリアーを含んでもよい。
【0044】 種々のタイプの他の物質は、投薬ユニットの物質的な形態の修飾剤として、ま
たはコーティングとして用いられてもよい。シロップまたはエリキシル剤は、活
性化合物、ショ糖のような甘味剤、プロピルパラベンのような防腐剤、着色剤お
よびチェリーのような香料を含んでもよい。注入用無菌組成物は、通常の薬学的
方法に従って製剤化されうる。例えば、水または天然に生じる植物油、例えば、
ゴマ、ピーナツまたはコットンシード油、あるいはエチルオレアート等の合成脂
肪ビヒクルにおける活性化合物の溶解または懸濁物が望ましい。
【0045】 バッファー、防腐剤、酸化防止剤等は、許容可能な薬学的実施に従って取り込
むことができる。
【0046】 式Iの生成物は、以下の一般的な合成スキームを用いて調製することができる
。置換基の定義は、注意書きを除いて式Iと同じである。以下の試薬の例は、本
発明を例示するものであって、限定するものではない。
【0047】 一般的な合成スキーム THP−O−リンカー−COOH + H−X−治療剤 [ここで、 治療剤=明細書に定義されている、アルコール含有水不溶性ステロイドまたは
その他のアルコール含有化合物; X=明細書に定義されている、O、NまたはS含有基; リンカー=明細書に定義されている、非置換または置換されたアルキルまたは
フェニル;そして、リンカーの第一級アルコール部はテトラヒドロピラン(TH
P)または別のアルコール保護基で保護されている。]
【化5】
【0048】 式Iの好ましい生成物は、以下に記載する方法を用いても調製できる。置換基
の定義は、注意書きを除いて式Iと同じである。
【化6】
【0049】 治療剤としてプロポフォールを用いることによる式Iの化合物の以下の例を、
方法AまたはBにおいて以下の実施例1に例示する。本発明のホスホコリン結合
プロドラッグ誘導体の生物学的活性を実施例2に例示する。両方の実施例は、限
定することなく、本発明をさらに例示することを意図している。置換基の定義は
、注意書きを除いて、式Iと同じである。
【0050】
【実施例】
実施例1 方法A ホスホコリン結合プロポフォール(鎮静/麻酔){2',6'-ジイソプロピルフェ
ニル 4-(2-トリメチルアンモニウムエチルオキシ)ホスホノブチラート}の調
製 エチル4-ヒドロキシクロトナート(トランス)(Kende, Org.Syn.Col.Vol.VII
, p221)を、Bernady(J.Org.Chem.44,1438,1979)に従って、2,3-ジヒドロピラ
ンと触媒トルエンスルホン酸で処理し、エチル4-[2-テトラヒドロピラニル]オ
キシクロトナート(トランス)を得た。この化合物を、テトラヒドロフラン中の
0.1M LiOHでさらに処理し、酸性化およびワークアップの後に、遊離酸
(4-[2-テトラヒドロピラニル]オキシクロトン酸)を得た。このカルボン酸を
、N,N-ジシクロヘキシル-カルボジイミドを用いて、エステル結合を介して、
2,6-ジイソプロピルフェノールに結合させた。シリカゲルでクロマトグラフィ
ー精製した後に、このエステルをメタノール中で、触媒量のDowex50Wイオン交換
樹脂を用いて処理し、テトラヒドロピラニル保護基の除去を行った。得られたア
ルコールを、クロロホルム中のトリエチルアミンの存在下で、2-クロロ-2-オ
キソ-1,3,2-ジオキサホスホランで処理した。この反応の完了後、単離された
リン酸塩中間体をアセトニトリルに溶解し、トリメチルアミンでチャージされ、
80℃で72時間熱した。トリメチルアミンの除去後、溶媒を真空で除き、残渣
をエチルアセタートと水との間に分けた。水相の凍結および凍結乾燥により、4
-O-ホスホコリンが得られた。この化合物は、水中で水素添加され、表題の化合
物が得られた。LC/MS、NMRおよび燃焼データが入手できる。
【0051】 方法B ホスホコリン結合プロポフォール(鎮静/麻酔){2',6'-ジイソプロピルフェ
ニル 3-[オルト-(O-トリメチルアンモニウムエチルホスホノオキシ)]プロピオ
ナート}の調製 60mLの乾燥クロロホルム中の3gの2-ヒドロキシケイ皮酸の溶液に、7
.6mL(eq)のトリエチルアミンを加えた。この溶液を、アイスバスで冷却
し、5.7g(2.2eq)の2-クロロ-1,3,5-ジオキサホスホラン-2-オ
キシドを0℃で滴下して加えた。この反応液を室温で30分間攪拌した。20m
Lのクロロホルム中の2,6ジイソプロピルフェノール(プロポフォール)の溶
液を加え、この反応液を室温で16時間攪拌した。この反応液を水で3回洗浄し
、乾燥させた(MgSO4)。溶液の濾過および蒸発により、10.5gの粗製
の2',6'-ジイソプロピルフェニル 3-[オルト-(O-エチレンホスホノオキシ)]
プロピオナートを得た。この中間体を、圧力容器において、80℃、72時間、
アセトニトリル中の過剰のトリメチルアミンで処理した。過剰のトリメチルアミ
ンの除去とアセトニトリルの蒸発により、2',6'-ジイソプロピルフェニル 2-
ヒドロキシシンナマートの粗製のホスホコリン誘導体が得られた。この中間体を
、クロマトグラフィー(シリカゲル、CHCl3/MeOH/H2O 40:55
:5)により精製し、約100mgの物質を得た。5%Pd/Cを用いて、水性
エタノール中におけるこの中間体の水素化により、表題の化合物を得た。LC/
MSおよびNMRデータが入手できる。
【0052】 実施例2 マウスの睡眠兆候 鎮静活性を調べる方法は、Simonらにより記載された方法(J.Pharmacol.Paris
,13:241-252,1982)である。 マウス(グループ当たり10匹)を、Plexiglassカゴ(20x10x10cm
)に入れ、二秒間i.v.ボーラスとして上記のように調製した試験物質、プロポフ
ォールを投与した。睡眠の潜在性および鎮静/睡眠の発生を、1時間にわたって
注目した。睡眠は、発光反射の欠損により示される。グループ内の動物を続けて
試験し、試験はブラインドで行った。この試験物質を5段階の投与量で評価した
。同一の実験条件下で投与された未修飾のプロポフル(16mg/kg)を、対
照化合物として用いた。催眠活性のLD50は、以下のLichtfieldとWilcoxinの方
法(J.Pharmacol.Exp.Ther.96:99-113,1949)に従って算出された。
【0053】 マウスにおける致死量50(LD50) この方法は、所定の動物種の50%に死を引き起こす試験物質の急性の投与量
を調べるもので、LichtfieldとWilcoxinにより記載された方法である。 自由に水をとることはできるが、食事を与えずに18時間経過した後、マウス
に、2秒間、i.v.ボーラスとして試験物質を投与した。局所反応と死亡数を含む
病的状態の外観を、7日間注目した。この間、動物は食事および水を自由にとる
ことができた。
【0054】 グループ当たり10匹のマウスを調べた。この試験は、ブラインドで行った。 この試験物質は、5段階の投与量で評価した。 対照物質および対照群は、この試験に関しては用いなかった。 LD50を、上記LichtfieldとWilcoxinの方法(J.Pharmacol.Exp.Ther.96:99-11
3,1949)に従って、この試験の最後に算出した。
【0055】 本発明の変形は、当業者に示唆され、特許請求の範囲に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/48 A61K 9/48 45/00 45/00 47/48 47/48 A61P 23/00 A61P 23/00 25/20 25/20 43/00 123 43/00 123 C07F 9/09 C07F 9/09 V // A61K 31/05 A61K 31/05 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN ,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C076 AA01 AA11 AA22 AA36 AA53 AA95 BB01 BB11 BB29 CC01 CC03 FF31 GG50 4C084 AA17 MA05 NA13 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 DA34 MA01 MA03 MA04 MA05 MA17 MA23 MA31 MA35 MA37 MA52 MA55 NA15 ZA04 ZA05 ZB11 4C206 CA17 MA02 MA05 MA37 MA43 MA51 MA55 MA57 NA13 ZA04 ZA05 4H050 AA01 AB20

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I: 【化1】 [式中、 リンカーは、(i)置換または非置換アルキル、(ii)置換または非置換アル
    ケニル、(iii)置換または非置換アルカノイル、(iv)二重結合がcisである、
    置換または非置換アルケノイル、および、(v)(オルトまたはパラ)カルボニ
    ル置換アリールからなる群から選択された一以上の基であり、 置換基は、独立した基か、あるいは、互いに結合して環を形成し、 Xは、一以上のO、N、またはS原子を含む一以上の置換または非置換基であ
    り、 置換基は、独立した基か、あるいは、互いに結合して環を形成し、 治療剤は、アルコール含有水不溶性ステロイドおよびその他のアルコール含有
    化合物からなる群から選択される。] を有する化合物。
  2. 【請求項2】 (i)前記アルキルが式CR12を有し、(ii)前記アルケ
    ニルが式CR1=CR3−CR4を有し、(iii)前記アルカノイルが式CR12
    CR34−CR56−COを有し、(iv)前記アルケノイルが式CR12−CR 3 =CR4−COを有し、二重結合がシスであり、かつ、(v)前記置換されたア
    リールが式アリール−CR12を有し、かつ、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6が同一または相違し、以下のもの: (i)水素; (ii)直鎖、分枝、および不飽和のC1-12−アルキル; (iii)置換されたC1-8−アルキルであって、ここで置換基は以下のY1−Y2
    4、すなわち、 Y1はヒドロキシ、 Y2はC1-8−アルコキシ、 Y3はカルボ-C1-8-アルコキシ、 Y4はC1-8−アルキルアミノ、 Y5はジ−C1-8−アルキルアミノ、 Y6はC6-12−アリールアミノ、 Y7はC6-12−アリールオキシ、 Y8はアミノ、 Y9はアミノ−C2−C8−アルコキシ、 Y10はC1-8−アルキルチオ、 Y11はC6-12−アリールチオ、 Y12はアセトアミド、 Y13はメルカプト、 Y14はベンズアミド、 Y15はカルボキシアミド、 Y16はフタルイミド、 Y17はグアニジノ、 Y18はウレイド、 Y19はイソチオウレイド、 Y20はカルボキシ、 Y21は(C6-12)アリール−(C1-8)アルキル、 Y22は(C6-12)アリール−(C2-8)アルケニル、 Y23は芳香族ヘテロシクロ(C1-8)アルキル、および Y24は芳香族ヘテロシクロ(C2-8)アルケニル からなる群から選択され、Y23およびY24の複素環基は、5−10の環原子
    を有し、かつ、二つまでのO、NまたはSヘテロ原子を有する; (iv)置換されたY21または置換されたY23であって、置換基は、Y1、Y
    2、Y4、Y5、Y7、Y8、Y12、Y14、Y17−Y20、そして以下の
    Y25−Y29からなる群から選択され、ここで Y25はハロゲン、 Y26はC1-8−アルキル、 Y27はアミノ−C1-8−アルキル、 Y28はC6-12−アロイル、および Y29はC1-8−アルカノイルである; から選択される、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1およびR2;R1およびR3;R2およびR3;R3およびR4 ;R3およびR5;並びに、R5およびR6が互いに結合して、 (i)3ないし6の炭素原子の環、または (ii)2ないし5の炭素原子および一つのOまたはSヘテロ原子または置換さ
    れたヘテロ原子NR7の環を形成し; ここでR7は、Y21、Y26、Y28、Y29および以下のY30−31、
    すなわち Y30はC3-8−アルケニル、および Y31はC6-12−アリールである からなる群から選択される、請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 一以上のO、NまたはS原子を含む基が、治療剤内のO、(
    O)CO、NR8、NR8CO、NR8CONR9、NR8(SO2)、NR8CS、NR 8 CSNR9、ONR8、ONR8CO、NR8(O)、NR8(O)CO、窒素複素環、
    アミドおよび尿素からなる群から選択され、かつ、 R8およびR9が、同一または相違し、以下の群、すなわち (i)水素; (ii)直鎖、分枝、および不飽和C1-12アルキル; (iii)置換されたC1-8−アルキルであって、ここで置換基はY1−Y13お
    よびY15−Y25からなる群から選択される; (iv)置換されたY21または置換されたY23であって、置換基は、Y1、
    Y2、Y4、Y5、Y7、Y8、Y12、Y14、Y17−Y20、そしてY2
    5−Y29からなる群から選択される からなる群から選択される、請求項2記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R8およびR9が、互いに結合して、 (i)3ないし6の炭素原子の環、または (ii)2ないし5の炭素原子および一つのOまたはSヘテロ原子または置換さ
    れたヘテロ原子NR7の環;ここでR7は、Y21、Y26およびY28−Y31
    からなる群から選択される を形成する、請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R8、R9またはこれらの両方が、治療剤分子に結合し、それ
    によって、1ないし5の炭素原子および1または2のO、SまたはNR7ヘテロ
    原子のアルキレンブリッジを形成し;ここでR7は、Y21、Y26、Y28−
    31、およびこれらの薬学的に許容できる塩からなる群から選択される、請求項
    4記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R8、R9またはこれらの両方が、治療剤分子に結合し、それ
    によって、1ないし5の炭素原子および1または2のO、SまたはNR7ヘテロ
    原子のアルキレンブリッジを形成し;ここでR7は、Y21、Y26、Y28−
    31、およびこれらの薬学的に許容できる塩からなる群から選択される、請求項
    5記載の化合物。
  8. 【請求項8】 (オルトまたはパラ)カルボニル置換アリールが、オルト-
    CR12-置換アリール-CO、置換アリール-オルト-CR34-CO、置換アリ
    ール-オルト-CR34-CR56-CO、置換アリール-オルト-CR3=CR4-C
    O(ここで二重結合はシスである)、オルト-CR12-置換アリール-CR56-
    CO、および置換アリール-(オルトまたはパラ)-COからなる群から選択され
    る、請求項2記載の化合物。
  9. 【請求項9】 アリールが、ベンゼン、ナフタレン、ピリジン、ピロール、
    チオフェン、フラン、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、ピリミジン、
    インドール、ベンズイミダゾール、ベンズチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチ
    オフェンおよびキノリンからなる群から選択され、これらはそれぞれ、水素、C 1-8 −アルキル、C1-8−アルコキシ、F、Cl、Br、C1-8−アルコキシカル
    ボニル、アミノ、置換アミノ、ニトロ、C1-8−アルキルチオ、C1-8−アルキル
    スルホキシド、およびC1-8−アルキルスルホノからなる基の一以上を有する、
    請求項2記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R1が水素である、請求項2記載の化合物。
  11. 【請求項11】 R1とR2が水素である、請求項2記載の化合物。
  12. 【請求項12】 治療剤が、プロポフォールおよび関連する麻酔または鎮静
    化合物からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
  13. 【請求項13】 水不溶性ステロイドが、(i)テストステロン、(ii)ジ
    ギトキシゲニン、ジゴキシゲニンおよびウアバゲニンからなる群から選択された
    強心性ステロイド、(iii)デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、(iv
    )エチオコラノロン、(v)プレグネノロン、(vi)エストラジオール、(vii)
    エストロン、(viii)デキサメタゾンおよび(ix)ヒドロコルチゾンからなる群
    から選択される、請求項1記載の化合物。
  14. 【請求項14】 生理学的に許容できるキャリアー、希釈剤、フィラー、塩
    、バッファー、防腐剤、酸化防止剤、バインダー、賦形剤、崩壊剤、潤滑剤およ
    び甘味剤からなる群から選択された成分の一以上をさらに含む、請求項1記載の
    化合物。
  15. 【請求項15】 経口投与用の錠剤、カプセルまたはエリキシル剤;直腸投
    与用の坐剤;注入可能な投与用の無菌溶液または懸濁液;目または鼻孔間投与用
    の無菌溶液に取り込まれた請求項1記載の化合物。
  16. 【請求項16】 一般式I: 【化2】 [式中、 リンカーは式CR12−CR3=CR4−CO(R1、R3およびR4が水素であ
    り、二重結合がトランスである)の置換されたアルケニルであり、 XはOであり、 治療剤は、2',6'-ジイソプロピルフェノールである] を有する化合物。
  17. 【請求項17】 一般式I: 【化3】 [式中、 リンカーは式CR12−CR34−CR56−CO(R1、R2、R3、R4、R 5 およびR6が水素である)の置換されたアルカノイルであり、 XはOであり、 治療剤は、2',6'-ジイソプロピルフェノールである] を有する化合物。
  18. 【請求項18】 一以上のアルコール基を備えた治療剤とホスホコリンまた
    はホスホコリンコンジナーとの間に、一以上の第一級アルコール基を備えた一以
    上のリンカー部を挿入する工程を含む、可能性のある治療剤を可溶性にする方法
  19. 【請求項19】 一以上のリンカー部を用いて薬剤を誘導し、中間体を生成
    し、回収し、前記中間体と ホスホコリンまたはホスホコリンコンジナーを前記
    リンカーに結合し、最終的な誘導体を生成し、哺乳動物に最終的な誘導体を投与
    する工程を含み、この誘導型の薬剤は、非誘導型の薬剤よりも水性媒体に顕著に
    可溶性である、薬剤の生物学的利用可能性を増大する方法。
  20. 【請求項20】 薬剤がプロポフォールである、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 パクリタキセルにリンカーを介して結合した単離されたホ
    スホコリン、および、許容された薬学的実施により要求される、生理学的に許容
    できるビヒクル、キャリアー、バインダー、防腐剤、安定剤、香料を含む、癌を
    患っている哺乳動物を処置するための薬学的製剤。
JP2000599364A 1999-02-18 2000-02-16 ホスホコリン結合プロドラッグ誘導体 Pending JP2002537243A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12048399P 1999-02-18 1999-02-18
US60/120,483 1999-02-18
PCT/US2000/004140 WO2000048572A1 (en) 1999-02-18 2000-02-16 Phosphocholine linked prodrug derivatives

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002537243A true JP2002537243A (ja) 2002-11-05

Family

ID=22390592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000599364A Pending JP2002537243A (ja) 1999-02-18 2000-02-16 ホスホコリン結合プロドラッグ誘導体

Country Status (7)

Country Link
US (2) US7060290B1 (ja)
EP (1) EP1161226B1 (ja)
JP (1) JP2002537243A (ja)
AT (1) ATE267586T1 (ja)
AU (1) AU3000800A (ja)
DE (1) DE60011053T2 (ja)
WO (1) WO2000048572A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013530967A (ja) * 2010-06-23 2013-08-01 四川大学華西医院 置換フェノールを含むヒドロキシ酸エステルのリン酸エステル化合物、その製造方法及びそれを用いた中枢抑制薬
JP2013530966A (ja) * 2010-06-23 2013-08-01 四川大学華西医院 置換フェノールを含むヒドロキシ酸エステル化合物、その製造方法及びそれを用いた中枢抑制薬

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003026632A2 (en) 2001-09-26 2003-04-03 Theravance, Inc. Substituted phenol compounds useful for anesthesia and sedation
PL373850A1 (en) * 2002-04-08 2005-09-19 Guilford Pharmaceuticals, Inc. Pharmaceutical compositions containing water-soluble prodrugs of propofol and methods of administering same
EP1587818A4 (en) 2003-01-21 2010-10-13 Merck Sharp & Dohme 17-CARBAMOYLOXY CORTISOL DERIVATIVES AS SELECTIVE GLUCOCORTICOID RECEPTOR MODULATORS
ZA200504940B (en) * 2003-01-28 2006-09-27 Xenoport Inc Amino acid derived prodrugs of propofol, compositions and uses thereof
US7230003B2 (en) 2003-09-09 2007-06-12 Xenoport, Inc. Aromatic prodrugs of propofol, compositions and uses thereof
EP1744785A1 (en) * 2004-04-30 2007-01-24 Kopran Research Laboratories Limited Hydroxyalkyl derivatives of biologically active compounds
DE602005010270D1 (de) 2004-07-12 2008-11-20 Xenoport Inc Von aminosäuren abgeleitete prodrugs von propofolzusammensetzungen und anwendungen davon
WO2006017351A1 (en) * 2004-07-12 2006-02-16 Xenoport, Inc. Prodrugs of propofol, compositions and uses thereof
JP2008525501A (ja) 2004-12-23 2008-07-17 ゼノポート,インコーポレイティド セリンアミノ酸誘導のプロポフォールのプロドラッグ、その使用及び結晶体
US7208611B2 (en) 2005-02-23 2007-04-24 Xenoport, Inc. Platinum-containing compounds exhibiting cytostatic activity, synthesis and methods of use
AU2006327892B2 (en) * 2005-12-19 2011-12-22 Methylgene Inc. Histone deacetylase inhibitors for enhancing activity of antifungal agents
US8796330B2 (en) * 2006-12-19 2014-08-05 Methylgene Inc. Inhibitors of histone deacetylase and prodrugs thereof
JP2010513326A (ja) 2006-12-19 2010-04-30 メシルジーン インコーポレイテッド ヒストンデアセチラーゼの阻害薬及びそのプロドラッグ
NZ580752A (en) 2007-05-09 2012-03-30 Pharmacofore Inc Stereoisomers propofol therapeutic compounds
CA2685813A1 (en) 2007-05-09 2008-11-20 Pharmacofore, Inc. Therapeutic compounds
AU2009305563C1 (en) 2008-10-17 2015-09-03 Signature Therapeutics, Inc. Pharmaceutical compositions with attenuated release of phenolic opioids
US9493477B2 (en) 2009-09-08 2016-11-15 Signature Therapeutics, Inc. Compositions comprising enzyme-cleavable ketone-modified opioid prodrugs and optional inhibitors thereof
US9238020B2 (en) 2010-04-21 2016-01-19 Signature Therapeutics, Inc. Compositions comprising enzyme-cleavable phenol-modified tapentadol prodrug
EP2560486B1 (en) 2010-04-21 2018-11-21 Signature Therapeutics, Inc. Compositions comprising enzyme-cleavable amphetamine prodrugs and inhibitors thereof
US20110262355A1 (en) 2010-04-21 2011-10-27 Jenkins Thomas E Compositions comprising enzyme-cleavable opioid prodrugs and inhibitors thereof
WO2012096886A1 (en) 2011-01-11 2012-07-19 Signature Therapeutics, Inc. Compositions comprising enzyme-cleavable oxycodone prodrug
ES2584634T3 (es) 2011-01-11 2016-09-28 Signature Therapeutics, Inc. Composiciones que comprenden un profármaco de oxicodona escindible enzimáticamente
AU2012225337B2 (en) 2011-03-09 2016-04-28 Signature Therapeutics, Inc. Active agent prodrugs with heterocyclic linkers
WO2012122420A2 (en) 2011-03-09 2012-09-13 Pharmacofore, Inc. Opioid prodrugs with heterocyclic linkers
JP6049712B2 (ja) 2011-07-08 2016-12-21 ザ ユニバーシティ オブ ノース カロライナ アット チャペル ヒルThe University Of North Carolina At Chapel Hill 抗癌治療及び画像化並びに骨障害治療のための金属ビスホスホネートナノ粒子
JP6547755B2 (ja) * 2014-10-15 2019-07-24 日油株式会社 ホスホリルコリン基含有化合物およびホスホリルコリン複合体
SI3229810T1 (sl) * 2014-11-17 2021-01-29 Cellestar Biosciences, Inc. Analogi fosfolipidnega etra kot vehikli zdravil, usmerjenih proti raku
US10335406B2 (en) 2015-10-01 2019-07-02 Elysium Therapeutics, Inc. Opioid compositions resistant to overdose and abuse
US9808452B2 (en) 2015-10-01 2017-11-07 Elysium Therapeutics, Inc. Polysubunit opioid prodrugs resistant to overdose and abuse
EP3439666A4 (en) * 2016-05-20 2019-12-11 The University of Chicago NANOPARTICLES FOR CHEMOTHERAPY, TARGETED THERAPY, PHOTODYNAMIC THERAPY, IMMUNOTHERAPY AND ANY COMBINATION THEREOF
WO2018170465A1 (en) 2017-03-17 2018-09-20 Elysium Therapeutics, Inc. Polysubunit opioid prodrugs resistant to overdose and abuse
US11826426B2 (en) 2017-08-02 2023-11-28 The University Of Chicago Nanoscale metal-organic layers and metal-organic nanoplates for x-ray induced photodynamic therapy, radiotherapy, radiodynamic therapy, chemotherapy, immunotherapy, and any combination thereof
US11547714B2 (en) 2020-02-05 2023-01-10 Epalex Corporation Fospropofol salts, methods and compositions
US11478490B1 (en) 2021-03-30 2022-10-25 Epalex Corporation Fospropofol formulations
US11628178B2 (en) 2019-03-26 2023-04-18 Epalex Corporation Fospropofol methods and compositions
US11439653B1 (en) 2021-03-30 2022-09-13 Epalex Corporation Fospropofol formulations

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5534499A (en) * 1994-05-19 1996-07-09 The University Of British Columbia Lipophilic drug derivatives for use in liposomes
WO1998011906A1 (en) * 1996-09-17 1998-03-26 Amur Pharmaceuticals, Inc. Phospholipid drug derivatives
JPH10509976A (ja) * 1994-11-30 1998-09-29 アムール リサーチ コーポレーション ホスホコリン薬物誘導体
US5830432A (en) * 1997-03-31 1998-11-03 Amur Pharmacuticals, Inc. Phospholipid drug derivatives

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5776915A (en) * 1997-08-12 1998-07-07 Clarion Pharmaceuticals Inc. Phosphocholines of retinoids
EP1150685A4 (en) * 1999-02-03 2005-06-15 Supergen Inc SURFACTANTS BASED ON PHOSPHOCHOLINE AND USES THEREOF

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5534499A (en) * 1994-05-19 1996-07-09 The University Of British Columbia Lipophilic drug derivatives for use in liposomes
JPH10509976A (ja) * 1994-11-30 1998-09-29 アムール リサーチ コーポレーション ホスホコリン薬物誘導体
WO1998011906A1 (en) * 1996-09-17 1998-03-26 Amur Pharmaceuticals, Inc. Phospholipid drug derivatives
US5830432A (en) * 1997-03-31 1998-11-03 Amur Pharmacuticals, Inc. Phospholipid drug derivatives

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013530967A (ja) * 2010-06-23 2013-08-01 四川大学華西医院 置換フェノールを含むヒドロキシ酸エステルのリン酸エステル化合物、その製造方法及びそれを用いた中枢抑制薬
JP2013530966A (ja) * 2010-06-23 2013-08-01 四川大学華西医院 置換フェノールを含むヒドロキシ酸エステル化合物、その製造方法及びそれを用いた中枢抑制薬

Also Published As

Publication number Publication date
DE60011053T2 (de) 2005-05-25
US7060290B1 (en) 2006-06-13
EP1161226A4 (en) 2002-04-10
US20060166903A1 (en) 2006-07-27
EP1161226A1 (en) 2001-12-12
ATE267586T1 (de) 2004-06-15
EP1161226B1 (en) 2004-05-26
DE60011053D1 (de) 2004-07-01
AU3000800A (en) 2000-09-04
WO2000048572A1 (en) 2000-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002537243A (ja) ホスホコリン結合プロドラッグ誘導体
EP2307342B1 (en) Diglycidic ether derivative therapeutics and methods for their use
JP2020169186A (ja) リンパ指向プロドラッグ
DE60124322T2 (de) Selektive modulatoren des androgenrezeptors und methoden zu deren verwendung
US20130045204A1 (en) Fluorinated bisphenol ether compounds and methods for their use
US8569536B2 (en) C-nitroso-derived nitroxyl donors
US20170022244A1 (en) Bone-selective osteogenic oxysterol bisphosphonate analogs
US20220105093A1 (en) Pharmaceutical compositions and combinations comprising inhibitors of the androgen receptor and uses thereof
US20230061134A1 (en) Methods and compositions for stimulation and enhancement of regeneration of tissues
EA006388B1 (ru) Сложные эфиры апорфина и их применение в терапии
US20090042935A1 (en) Novel iv formulation of tipifarnib
KR20210002573A (ko) 간 질환에 호중구 엘라스타제 저해제의 사용
CA2896073A1 (en) Stimulation and enhancement of regeneration of tissues
WO2023020135A1 (zh) 阿比特龙衍生物及其制备与应用
KR100813666B1 (ko) 콜레스테롤 합성 저해제로서 아토르바스타틴의 프로드럭
WO2018057624A1 (en) Methods and compositions for stimulation and enhancement of regeneration of tissues
EP3932490A1 (en) Antipruritic agent using pac1 receptor antagonist
CN111247148B (zh) Wnt通路调节剂
WO1990013298A1 (en) Use of steroidal compounds as anti-fungal agents
CZ200377A3 (cs) 7-Hydroxyepiandrosteron s neuroprotektivním účinkem
RU2695062C2 (ru) Новые производные 3,5-дивинил-пиразола для медицинского применения
EP3085698A1 (en) Pain-related compound and medicinal composition
WO2024226872A2 (en) Substituted bicyclic heterocycle compounds, compositions, and uses thereof
WO2022122042A1 (zh) 阿比特龙衍生物及其制备方法
CN118356428A (zh) 含有烟酰胺的药物组合物及其用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928