JP2002537051A - 赤外線発熱体を有するグリドル・プレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 食品をグリル焼きするための調理機器（１０）は、グリドル・プレート（１１）と加熱組立体（２０）とを有し、この加熱組立体（２０）は、均一なプレート温度、急速な初期暖機時間および急速な回復時間を達成する非接触式赤外線発熱体（３０）を有する。発熱体は、組立体内の断熱材（２７）の形成する空所（２９）内に位置する。組立体（２０）をグリドル・プレート（１１）に固定したとき、発熱体（３０）とグリドル・プレート（１１）との間にスペース（２９）が設けられ、赤外線伝熱がグリドル・プレートを加熱することができる。断熱材は、熱損失を最小限に抑え、エネルギ使用量を減らすように比較的高い断熱係数を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の技術分野】

本発明は、調理機器、特に、食品（たとえば、肉パティ、卵、ベーコン、ソー
セージ・リンク、ジャガイモなど）をグリル焼きするためのグリドル・プレート
を包含する調理機器に関する。

【０００２】

【発明の背景】

たとえば、米国特許第３,８４３,３１５号に開示されているように、普通のグ
リドル・プレートは、鋼または鋳鉄から作ってあり、管状のさや式要素によって
加熱される。発熱体は、クランプ装置によってグリドル・プレートの下面と接触
した状態に維持され、伝熱を最大にし、発熱体の過熱を防いでいる。クランプ装
置は、実質的にしばしば複雑な金属製作物であり、調理機器のコストおよび重量
を増大させる。クランプ装置は、グリドル・プレートに設けた穴に螺合させるか
あるいはグリドル・プレートに溶接した非常に多数のスタッドによってグリドル
・プレートに固着される。これもまた、調理機器のコストおよび重量を増大させ
る。

【０００３】 普通のグリドル・プレート加熱システムの別の欠点は、グリドル上に冷たい食
品を置いた後の最初の暖気、熱回収時に、グリドル・プレートの発熱体接触点で
、他の領域よりも多くの伝熱があるということである。これは、不均一なグリド
ル・プレート調理面温度の原因となる。不均一な調理面温度は、局所的な冷熱ス
ポットの形で、焼いている食品の質に影響を与える。

【０００４】 断熱材を発熱体の下に使用して、効果的な伝熱を維持すると共に、熱が付近の
構成要素、制御器あるいは構造体に影響するのを防ぐことができる。断熱材は、
もし含まれていないならば、調理機器のユーザにとって環境危険となり得る。断
熱用の容器はコストを高くする。

【０００５】 本発明は、従来の重くて労力のかかるグリルに比べて、構造が比較的簡単であ
り、安価である改良した調理機器を提供する。 さらに、本発明は、グリドル・プレートの全面にわたって均一な熱分布を与え
、従来のグリルで使用される発熱体に伴う不均一な熱分布を克服する調理機器を
提供する。

【０００６】

【発明の概要】

本発明の調理機器は、グリドル・プレートを加熱する加熱組立体を包含する。
この加熱組立体は、内部に非接触式発熱体が配置してあり、発熱体とグリドル・
プレートとの間にスペースを設けている。 本発明による他の実施例においては、加熱組立体は、空所を有する容器を包含
し、この空所内に発熱体が配置してある。好ましくは、空所は断熱材によって形
成される。容器は、ベースおよび壁で形成される。 本発明の１つの好ましい実施例においては、赤外線発熱体はステープルによっ
て断熱材に固着してある。

【０００７】 本発明の別の実施例においては、調理機器は、下方プラテンと位置決め機構を
包含し、それぞれ、ハウジングに取り付けてある。上方プラテンが、位置決め機
構に取り付けてある。位置決め機構は、下方プラテンに関して調理位置と非調理
位置との間で上方プラテンを移動させるように作動可能である。加熱組立体は、
下方プラテンを加熱するように設けてある。この加熱組立体は、その内部に配置
した非接触式赤外線発熱体を包含し、発熱体と下方プラテンとの間にはスペース
が設けてある。

【０００８】 本発明の他のさらなる実施例、利点および特徴は、添付図面に関連した以下の
説明を参照することによって理解して貰えよう。なお、添付図面で、類似した参
照符号は類似した構成要素を示している。

【０００９】

【好適な実施例の説明】 図１、２を参照して、ここには、本発明による調理機器が全体的に符号１０で
示してある。調理機器１０は、加熱組立体２０によって加熱されるグリドル・プ
レート１１を有する。

【００１０】 グリドル・プレート１１は、適当な金属（たとえば、鋼または鋳鉄）で作った
普通のグリドル・プレートである。グリドル・プレート１１は、たとえば、肉、
鶏肉あるいは魚、ジャガイモその他の野菜類、サンドイッチ、ベーカリ製品など
のようなグリル焼き食品を調理するのに役立つ。

【００１１】 加熱組立体２０は、容器２１と非接触式発熱体３０とを包含する。容器２１は
、グリドル・プレート１１と形状、伝熱機能で適合する任意適当な形状を有し得
る。好ましい実施例においては、容器２１は、ベースまたは底部２２と、４つの
側壁２３、２４、２５、２６とを包含するボックス形状を有する。

【００１２】 断熱材は、少なくとも部分的に容器２１内に配置され、空所２９を形成するよ
うに形づくられている。発熱体３０は、空所２９内に位置する。空所２９は、発
熱体３０の頂部とグリドル・プレート１１の底部との間にスペースを設けるのに
充分に大きい深さを有する。

【００１３】 断熱材は、図１、２においては、断熱層２７、２８を包含するものとして示し
てある。断熱層２７は、底部２２の内面に着座するように配置してある。断熱層
２８は、側壁２３〜２６の内面に着座しており、また、断熱層２７の頂面に着座
している。断熱層２８は、断熱層２７の周縁まわりで、側壁２３〜２６に隣接し
て形成してもよい。また別の実施例では、断熱層２７、２８を、空所２９を構成
する一体構造として形成してもよい。断熱層２８は、発熱体３０の頂部とグリド
ル・プレート１１の底部との間に前述のスペースを設けるに充分な量だけ側壁２
３〜２６上方に延びている。

【００１４】 加熱組立体２０は、容器２１の周縁まわり、好ましくは角隅に配置した４つの
ねじ留め具１２によってグリドル・プレート１１に固着してある。各ねじ留め具
１２は、ねじ山１４を備える植込ボルト１３とそれに嵌合するナット１５とを有
する。植込ボルト１３は、グリドル・プレート１１の底面に固定してある。植込
ボルト１５は、容器２１およびその底部２２を貫いて延びている。植込ボルト１
３に螺合させたとき、ナット１５は、加熱組立体２１をグリドル・プレート１１
の底面にぴったりと固着する。

【００１５】 発熱体３０は、任意適当な非接触式加熱コイルであり、電流によって付勢され
たときに赤外線を発し、グリドル・プレート１１下のかなりの面積をカバーする
パターンで配置することができる。好ましくは、発熱体３０は、断熱層２７の頂
面に蛇行状態で配置したコイルである。赤外線発熱体３０は、約９００〜４,０
００ナノメートル（ｎｍ）の波長範囲の赤外線を放射するような寸法となってい
る。

【００１６】 発熱体３０は、適当なものとしては、Wiegand Appliance of Vernon, Alabama
から入手可能なモデルＲａｇｅ３がある。発熱体３０は、両端でコネクタ・ブロ
ック３１に電気的に接続してある。コネクタ・ブロック３１は底部２２に設けて
あり、電流を受け入れるために容器２１の外部に通じる業界標準連結部（図示せ
ず）を有する。

【００１７】 断熱層２７、２８は、発熱体３０を適当な留め具、たとえばステープルによっ
て層２７に取り付けることができる密度と、容器２１を通しての伝熱を制限する
比較的高い断熱係数とを有する任意適当な断熱材であってもよく、それによって
、発熱体３０からグリドル・プレート１１への伝熱を最大限にすることができる
。断熱層２７、２８は、微孔性断熱材であると適当であるかもしれない。

【００１８】 電気がコネクタ・ブロック３１を経て発熱体３０に供給されたとき、発熱体３
０はその作動温度まで急速に温度上昇し、非常に強い赤外線をあらゆる方向へ放
射する。発熱体３０の急速ヒートアップ時間、初期加熱時間およびグリドル・プ
レート１１の回復時間は、接触式発熱体上の普通のクランプの場合よりもかなり
高い。発熱体３０の蛇行分布と断熱材２７、２８が熱損失を最小限にすることに
より、非常に均一な熱伝達が生じ、グリドル・プレート１１における温度を非常
に均一にする。また、断熱材２７、２８の高断熱係数と急速なヒートアップ時間
とにより、同様の調理作業に対するエネルギ使用量が低くなる。

【００１９】 熱センサ（図示せず）、たとえば熱電対を、グリドル・プレート１１の底部に
設けた穴４０に埋め込んでもよい。このために、穴４０に螺合する取り付けアダ
プタ４１を設ける。この取り付けアダプタ４１は、熱センサさやを赤外線から保
護すると共に、熱センサを取り付ける手段となる。取り付けアダプタ４１は、断
熱層２７および容器底部２２を貫いて外部へ延びており、グリドル・プレート１
１の所望の調理温度を維持するための温度制御システムに電気接続することがで
きる。

【００２０】 本発明の好ましい実施例においては、調理機器は、クラムシェル・グリルある
いは２面式調理装置１００である。クラムシェル・グリル１００は、下方調理プ
ラテンまたはグリドル・プレート１１１を水平に取り付ける支持構造１１０を包
含する。下方プラテン１１１は、その上面に滑らかで平らな調理表面を有する。
１つまたはそれ以上の加熱組立体２０が下方プラテン１１１の下面に取り付けて
あり、下方プラテン１１１を調理温度に加熱する。本実施例において、下方プラ
テン１１１は、一度に多数の食品を収容できるようにかなりの寸法、たとえば３
フィート×２フィートの寸法となっている。３つの加熱組立体２０の全部が、こ
のような大きい下方プラテン１１１について図３に示してある。

【００２１】 上方プラテン組立体１０１は、位置決め機構１０２によって支持構造１１０の
後部に可動状態で取り付けてある。上方プラテン組立体１０１は、ケーシング内
に取り付けた発熱体によって調理温度まで加熱される上方調理プラテン１２０を
包含する。たとえば、上方調理プラテン１２０は、図１、２の組立体２０と同様
に、１つまたはそれ以上の赤外線加熱組立体によって加熱される金属プレートで
あってもよい。上方調理プラテン１２０は、下方調理プラテン１１１より小さい
か、あるいはそれと同等の寸法である。上方プラテン１２０は、それを手作業で
操作できるようにその前面に装着したハンドル１２１を有する。好ましい実施例
においては、２つの別々の上方プラテン組立体が単一の下方プラテン上に装着し
てあり、コック／操作者にとってより大きな融通性を与えることができる。

【００２２】 位置決め機構１０２は、下方プラテン１１１に関して調理位置と非調理位置と
の間で上方プラテン１２０を移動させるように作動できる任意適当な位置決め機
構であってよい。好ましくは、位置決め機構１０２は、その最上方位置から調理
位置まで上方プラテン１２０による２つの異なった運動を容易にするタイプであ
る。当業者にとって明らかなように、この運動は多数の異なった機構によって達
成することができる。

【００２３】 １例として、位置決め機構１０２は、アクチュエータ・クロス・バー・リンク
機構１３９によって２つの垂直方向往復動軸１３３に連結される直線アクチュエ
ータ１３１を包含する。アクチュエータ・クロス・バー・リンク機構１３９は、
直線運動軸受１３７を通って延びる垂直方向往復動軸１３３にダンプされている
。垂直往復動軸１３３は、アーム・ピボット／ストップ・ヘッド１２４に取り付
けられている。カンチレバー・バー１２２は、回転ピボット軸受１２３を通して
アーム・ピボット／ストップ・ヘッド１２４に通って延びている。上方プラテン
１２０がその最上方回転位置（図３参照）にあるとき、直線アクチュエータ１３
１がその最大位置まで延ばされ、垂直往復動軸１３３およびアーム・ピボット／
ストップ・ヘッド１２４が上方へ延ばされ、カンチレバー・バー１２２の後端を
接触回転軸受１３２まで押圧し、上方プラテン１２０の回転運動を水平位置から
ほぼ５４度の角度まで強制する位置まで延ばされる。直線アクチュエータ運動を
逆転すると、上方プラテン１２０は、垂直方向へ、そして上方プラテン１２０の
片持ち重量によって生じた円弧に沿って下降し、回転軸受１３２とカンチレバー
・バー１２２の項部との接触を維持する。カンチレバー・バー１２２および上方
プラテン１２０が下方プラテン１１１と平行になると、アーム・ピボット／スト
ップ・ヘッド１２４の停止部分が、カンチレバー・バー１２２の回転運動を止め
、このポイントからの上方プラテン１２０の純粋な垂直方向運動を生じさせ、さ
らに調理位置の任意の位置まで下方へ移動させる。

【００２４】 直線アクチュエータ組立体は、駆動モータ１３５、直線アクチュエータ１３１
、２つのほぼ垂直方向の往復動軸１３３および上方、下方の位置センサ・スイッ
チ１３８Ａ、１３８Ｂを包含する。起動すると、直線アクチュエータ１３１が上
方プラテン１２０を垂直方向に移動させると共に、上方プラテン１２０の片持ち
重量が、カンチレバー・バー１２２の後部が回転軸受１３２と接触するまで、ア
ーム・ピボット／ストップ・ヘッド１２４との接触を維持する。この運動により
、確実に、上方プラテンのこの移動段階中に上方プラテン１２０が常に下方プラ
テン１１１と平行になる。ひとたびカンチレバー・バー１２２が回転軸受１３２
と接触したならば、上方位置センサ・スイッチ１３８Ａがセットされるポイント
（水平方向から約５４度）まで上方プラテン１２０が上昇するポイントまで垂直
方向運動を回転運動に変える。可聴信号が５秒間発せられてから上方プラテンの
移動が開始し、上方プラテンの移動が差し迫っていることを操作者に知らせる。
一対の起動ボタン１６を同時に押し下げて調理サイクルを開始すると、ユーザ・
インタフェース・コントローラ１１３がモータ位置コントローラ１１５に情報を
送る。この情報をモータ位置コントローラ１１５が使用して直線駆動モータ１３
５を起動させる。直線駆動モータ１３５の回転運動の作用により、電気パルスが
位置決めパルス・エンコーダ１３４によって発生させられる。位置決めパルス・
エンコーダ１３４の発生したパルスは、モータ位置コントローラ１１５が受信す
る。この情報と、下方位置センサ・スイッチ１３８Ｂの起動により、モータ・コ
ントローラ１１５が駆動システム全体を調理用に予め定めた上方プラテン位置に
正確に位置させることができる。

【００２５】 本発明を特に好ましい形態を参照しながら説明してきたが、特許請求の範囲に
おいて定義するような本発明の精神および範囲から逸脱することなく種々の変更
、修正をなし得ることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による調理機器の部分正面部分側断面図である。

【図２】 図１の調理機器の加熱組立体の斜視頂面図である。

【図３】 本発明のクラムシェル・グリル式調理機器実施例の側面図である。

【図４】 図３の概略背面図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１３年１月１２日（２００１．１．１２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 グリドル・プレートと、このグリドル・プレートを加熱する
   ための加熱組立体とを包含し、前記加熱組立体は、非接触式赤外線発熱体を包含
   し、この非接触式赤外線発熱体と前記グリドル・プレートとの間にスペースがあ
   るように前記加熱組立体内に配置されている調理機器。
2. 【請求項２】 請求項１による調理機器において、前記加熱組立体は、さら
   に、前記加熱組立体内の空所を包含し、前記赤外線発熱体が、前記空所内に配置
   されている調理機器。
3. 【請求項３】 請求項２による調理機器において、前記加熱組立体は、さら
   に、金属の容器と、この容器内に配置された断熱材とを包含し、この断熱材が前
   記空所を形成している調理機器。
4. 【請求項４】 請求項３による調理機器において、前記容器は、ベースと少
   なくとも１つの壁とによって形成されている調理機器。
5. 【請求項５】 請求項３による調理機器において、前記容器は、ベースと４
   つの側壁とによって形成されている調理機器。
6. 【請求項６】 請求項５による調理機器において、さらに、前記加熱組立体
   を前記グリドル・プレートの下面に固定する手段を包含する調理機器。
7. 【請求項７】 請求項５による調理機器において、前記加熱組立体は、さら
   に、前記発熱体に電気エネルギを付与して前記グリドル・プレートを加熱するた
   めの赤外線熱を発生させる手段を包含する調理機器。
8. 【請求項８】 請求項６による調理機器において、前記側壁は、前記容器の
   頂部を形成しており、前記断熱材は容器の前記頂部上方へ延びていてシーリング
   面を形成し、前記固定手段は、前記シーリング面を前記グリドル・プレートの前
   記下面と密封接触した状態に保持する調理機器。
9. 【請求項９】 請求項６による調理機器において、前記発熱体はステープル
   によって前記断熱材に固定してある調理機器。
10. 【請求項１０】 請求項６による調理機器において、前記発熱体は、前記断
    熱材上に蛇行状態で配置してある調理機器。
11. 【請求項１１】 請求項６による調理機器において、前記発熱体は、約９０
    ０〜４,０００ナノメートルの波長範囲にある赤外線を発する調理機器。
12. 【請求項１２】 請求項６による調理機器において、前記発熱体は、コイル
    である調理機器。
13. 【請求項１３】 ハウジングと、このハウジングに取り付けた下方プラテン
    と、前記ハウジングに取り付けた位置決め機構と、この位置決め機構に取り付け
    た上方プラテンと、さらに、前記下方プラテンを加熱する加熱組立体を包含し、
    前記位置決め機構は、前記下方プラテンに関して調理位置と非調理位置との間で
    前記上方プラテンを移動させることが作動可能であり、前記加熱組立体の内部に
    非接触式赤外線発熱体が配置してあり、この非接触式赤外線発熱体と前記下方プ
    ラテンとの間にスペースが設けてある調理機器。
14. 【請求項１４】 請求項１３による調理機器において、前記加熱組立体が、
    さらに、内部に空所を包含しており、この空所内に前記赤外線発熱体が配置され
    ている調理機器。
15. 【請求項１５】 請求項１４による調理機器において、前記加熱組立体が、
    さらに、金属の容器と、この容器内に配置された断熱材とを包含し、この断熱材
    が前記空所を形成している調理機器。
16. 【請求項１６】 請求項１５による調理機器において、前記容器が、ベース
    と少なくとも１つの壁によって形成されている調理機器。
17. 【請求項１７】 請求項１５による調理機器において、前記容器が、ベース
    および４の側壁により形成される調理機器。
18. 【請求項１８】 請求項１７による調理機器において、さらに、前記加熱組
    立体を前記下方プラテンの下面に固定する手段を包含する調理機器。
19. 【請求項１９】 請求項１８による調理機器において、前記加熱組立体が、
    さらに、前記発熱体に電気エネルギを付与して前記グリドル・プレートを加熱す
    る赤外線熱を生じさせる手段を包含する調理機器。
20. 【請求項２０】 請求項１８による調理機器において、前記側壁が、前記容
    器の頂部を形成し、前記断熱材が容器の前記頂部上方へ延びていてシーリング面
    を形成し、そして、前記固定手段が、前記グリドル・プレートの前記下面との密
    封接触状態に前記シーリング面を保持する調理機器。
21. 【請求項２１】 請求項１８による調理機器において、前記発熱体が、ステ
    ープルによって前記断熱材に固定されている調理機器。
22. 【請求項２２】 請求項１８による調理機器において、前記発熱体が、前記
    断熱材上に蛇行状態で配置されている調理機器。
23. 【請求項２３】 請求項１８による調理機器において、前記発熱体が、約９
    ００〜４,０００ナノメートルの波長範囲の赤外線を発する調理機器。
24. 【請求項２４】 請求項１８による調理機器において、前記発熱体が、コイ
    ルである調理機器。