JPH0312272Y2 - - Google Patents

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JPH0312272Y2
JPH0312272Y2 JP1985120164U JP12016485U JPH0312272Y2 JP H0312272 Y2 JPH0312272 Y2 JP H0312272Y2 JP 1985120164 U JP1985120164 U JP 1985120164U JP 12016485 U JP12016485 U JP 12016485U JP H0312272 Y2 JPH0312272 Y2 JP H0312272Y2
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heating plate
window hole
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heating
support frame
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、加熱板をテーブルの一部に備える飲
食テーブルすなわちヒートプレート付飲食テーブ
ルに関し、特に、焼肉等の調理加工用の加熱板を
テーブルの一部に備えるヒートプレート付飲食テ
ーブルに関する。
(ロ) 従来の技術 加熱板及びコンロを、テーブルの窓孔内に配設
した飲食テーブルは、焼肉、お好み焼等のよう
に、飲食客が飲食店において調理を行ないつつ飲
食を楽しむことができるので、広く使用されてい
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来の飲食テーブルにおいては、調理のための
加熱をガスバーナによつており、調理中に発生す
る油煙、臭い等のほかに、燃焼ガスを生じるため
に、室内の換気を行う上で換気装置が大形化して
問題であつた。しかも、ガスバーナについては小
形化が難く、したがつて、団体客以外の例えば個
人客の場合は、燃費が嵩み問題であつた。
そこで、ニクロム線等の電熱線による電熱装置
を備える飲食テーブルが提案されたが、この飲食
テーブルは、加熱むらを生じ易く、しかも、電気
的絶縁が熱効率との関係で難しく、問題である。
本考案は、従来の飲食テーブルにみられるよう
な大形の換気装置を要することなく、燃費が嵩む
ことがない上に、電気的絶縁が容易で加熱むらを
生じない飲食テーブルを提供することを目的とし
ている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、面状発熱体を加熱源として使用する
ことによつて、上記目的を達成する飲食テーブル
を提供するものである。
すなわち、本考案によれば、加熱板をテーブル
の窓孔部に備える飲食テーブルにおいて、テーブ
ルの窓孔部内には、底部及び内側に突き出た受枠
を備える側壁部を有する支持枠体が、その頂部外
方に突き出て形成されている鍔部を該窓孔部の縁
に載置して取り付けられており、該支持枠体側壁
部の受枠には、下面に導体部及び該導体部に接続
する皮膜抵抗発熱体部が被着形成されている加熱
板が取り外し可能に載置されており、該支持枠体
の底部には、スプリングを介して、電源に接続す
る接続部材が加熱板の下面導体部の下方に上下方
向に移動可能に設けられており、前記受枠は、加
熱板の下面導体部がスプリングの弾力により電源
に接続する接続部材と接触可能な高さに設けられ
ていることを特徴とする飲食テーブルが提供され
る。
本考案において、テーブルに設けられる窓孔
は、テーブルの天板を貫通して設けられる。該窓
孔の個数は、該テーブルで飲食する客の員数及び
その調理の内容に応じて適宜の個数に設けられ
る。したがつて、例えば個人用とする場合には、
該テーブルで飲食する客に対応して窓孔が設けら
れることになる。窓孔の大きさ及び形状は加熱板
の大きさ及び形状に応じて円、楕円、正方形、長
方形、その他の形状に適宜決定される。
本考案において、加熱板は、皮膜抵抗体の形状
に応じて、円形、楕円形、正方形、長方形に形成
される。加熱板の材料は、耐食性に優れればセラ
ミツク、ステンレス、その他耐食性合金等の如何
なる材料を使用することができる。ステンレス、
その他耐食性の合金等の導電材料を加熱板とする
ときは、皮膜抵抗体と加熱板との間の電気的絶縁
をはかるために、加熱板の裏面をほうろう引きに
形成する等して、皮膜抵抗体と加熱板の間に、ガ
ラス、セラミツク、釉薬等の耐熱性の電気的絶縁
層が形成される。もとより、加熱板をセラミツク
材料等の電気的絶縁材料製とする場合は、皮膜抵
抗体を加熱板の裏面に直接形成することができ
る。
本考案において、皮膜抵抗体部形成用の皮膜材
料としては、主に、炭素皮膜抵抗材料及び厚膜抵
抗材料が使用されるが、加熱板の裏面上に被着さ
れて発熱性の皮膜を形成するものであれば、如何
なる型式の皮膜抵抗材料も使用でき、被着手段も
皮膜材料の形態及び性状に応じて適宜選択でき
る。例えば、炭素皮膜抵抗材料及び厚膜抵抗材料
等の皮膜抵抗材料は、加熱板の裏面上に、スプレ
ー、刷手又はローラ等による塗布、転写又はスク
リーン印刷等により、直接又は電気絶縁層介して
被覆させ、これを適当な雰囲気で焼成又は焼付け
て、加熱板の裏面上に、例えば厚さ10〜20μm程
度の比較的厚い抵抗皮膜に形成される。
本考案において使用される炭素皮膜抵抗材料と
しては、炭素の微粉と熱硬化性樹脂の溶液からな
る抵抗インク等のコンポジシヨン皮膜抵抗材料等
がある。また、本考案において使用される厚膜抵
抗材料としては、市販のものであつてよく、例え
ば、金属粉末、金属酸化物粉末及びガラス質粉末
の混合物に有機樹脂バインダ、溶剤等を加えて塗
布するのに適当な粘度に調製されたのが使用され
る。金属粉末としては、例えば、銀、金、パラジ
ウム、ロジウム、タンタル、タングステン等が使
用され、金属酸化物粉末としては、例えば、パラ
ジウム、ロジウム、ルテニウム、テルウム、イン
ジウム、アンチモン、銅、錫、ニツケル、トリウ
ム等の酸化物の粉末が使用され、ガラス粉末に
は、例えば、硼珪酸ガラスが用いられる。このよ
うな厚膜抵抗材料としては、例えば、RuO2
RuO2−PhO2、RuO2−Ag、Ag−Pd、Pt又はAg
−Pd−PbO等を主成分としたものが市販されて
いる。
本考案において、導体部、接続材料、皮膜抵抗
体部は、その表面が、ほうろう或は釉薬によつ
て、絶縁される。ここに使用されるほうろう及び
釉薬は、皮膜抵抗体の融点より低い融点を有する
ことが不可欠であり、皮膜抵抗材料の種類に応じ
て適宜選ばれる。
本考案において、皮膜抵抗体部を電源に接続さ
れるために、少くとも一対の導体部が皮膜抵抗体
部に接続される。導体部を電源に接続するため
に、導体部と電線等の電源を結んで導線等の接続
部材が設けられる。
本考案において、面上に形成される皮膜抵抗体
部の形状は、導体間を接続するものであれば、蛇
行形、渦形、正方形、長方形等種々の形状に形成
することができる。しかし、平行する少くとも一
対の導体間を最短距離に結んで正方形、長方形に
形成するのが、加熱速度、温度の均一さ等の点か
ら好ましい。
本考案において、導体部は、導電性塗料又は、
テープ電線等で形成することができる。
(ホ) 作用 本考案は、飲食テーブルに設けられる加熱板の
裏面に、皮膜抵抗からなる面発熱体を電源に接続
して設けたので、電源を入れることによつて、加
熱体の皮膜抵抗体に電気が通じ、その発熱によ
り、加熱板が高温に加熱されることになり、加熱
板上の食材を調理することができる。
しかも、本考案の加熱板は、適宜の大きさ、形
状に形成することができるので、団体用、個人用
等の種々の形態とすることができる。
(ヘ) 実施例 添付図面を参照して、本考案の実施の態様の例
について説明するが、本考案は、以下の説明及び
例示により何ら制限されるものではない。
第1図は、本考案の飲食テーブルの一実施例で
あり、窓孔に設けられた加熱板を中心に示す部分
断面図であり、第2図は、第1図の加熱板に設け
られた皮膜抵抗部を中心に示す背面図である。
飲食テーブル1は、テーブル部2に窓孔3を有
している。窓孔3の縁4に支持枠体5は、鍔部6
を載置して固定されている。支持枠体5は例えば
ステンレス製であつて、仕切壁7の下方がヒータ
コントロール収容部8となつており、支切壁7上
には断熱部材9が設けられている。断熱部材9
は、加熱板10から熱が支持枠5を介してテーブ
ル部2に伝わるのを防げて、テーブル部2がこの
熱により変色又は変形等を起さないようにしてい
る。
本例において、加熱板10はセラミツク材料か
ら形成されている。加熱板10の周縁11は、取
り扱いに際し、破損しないように、例えば、ステ
ンレス製の金属包囲枠12で囲まれている。加熱
板10の金属包囲枠12で囲まれた部分は、窓孔
3内に加熱板10を配置するときに、支持板13
に載置された受枠14上に位置するように設けら
れている。
加熱板10の背面には、皮膜抵抗体15が被着
されている。皮膜抵抗体15は、セラミツク製加
熱板背面に厚膜抵抗材料を塗布し焼付け、その上
に釉薬層16を設けて焼付けて形成される。加熱
板10は、自由に取り外せるように受枠14に載
置されており、簡単に取り外して、水洗等によ
り、清浄にすることができる。加熱板10の電気
的接続は、電極部材17を加熱板10の皮膜抵抗
体15に接続する導電部18に接触させて行う。
電極部材17は、スプリング19に下端で接して
おり、加熱板10の導電部18に絶えず接触がは
かられるようになつている。
電極部材17は断熱材9内に電極挿入孔20,
21が形成されており、電極部材17を電極挿入
孔20,21に挿入してセツトすることができ
る。
加熱板10の背面22には、皮膜抵抗体15が
被着されており、この皮膜抵抗体15には、導電
部18の櫛形の導体部23及び24のが設けられ
ている。この皮膜抵抗体及び導体部23及び24
の領域は、ほうろう、釉薬等の皮膜により絶縁さ
れている。しかし、櫛形の導体部23及び24の
一部は、接続用の電極部材17に随時接触できる
ように、ほうろう、釉薬の皮膜が付されていな
い。この櫛形の導体部の端部23′,23″,23
及び24′,24″,24は、夫々互い違いに
噛み合うように配置されていて、夫々皮膜抵抗体
15に接続している。この導体部23及び24
は、導電塗料を焼付けて形成されるか、或は導電
テープ等の導電材料を使用して形成される。
したがつて、加熱板10を一定の向きでテーブ
ル部2の窓孔3に配置すれば、電極部材17と接
触させることができる。
本例において、加熱板10は、必要に応じて取
り外すことができる。このように、加熱板10を
取り外して、窓孔3内の清掃及び加熱板の洗浄等
を行うことができる。
本例においては、加熱板10をセラミツク製と
したが、もとより、ステンレス等の金属又は合金
製とすることができる。この場合、電気的絶縁を
確保するために、ステンレス等の金属又は合金製
の加熱板10の背面には、予めほうろう、釉薬掛
けが施され、その上に抵抗皮膜が形成される。
(ト) 考案の効果 本考案は、加熱板背面に、面発熱体を電源に接
続して設けたので、電源を入れるスイツチ動作に
より加熱することができる。したがつて、従来の
加熱板付きの飲食テーブルに比して、ガス等によ
る危険もなく、加熱板のみを取り外すことができ
るので、清掃、加熱板の洗浄等が容易に行えるこ
とになり衛生的である。また、本考案は、電気的
に接続すれば加熱が可能なために、適宜の箇所に
テーブルを配置させることができる。
また、加熱板の大きさが適宜の大きさにできる
ので、個人、団体等種々の飲食客層に応じたテー
ブルを製造することができる。
本考案は、電気加熱によるものであるから、従
来の加熱板付きの飲食テーブルに比して、燃焼ガ
スを生じない分、排ガス量が少くなり、室内の換
気をする上で換気装置を小形化でき、経済的であ
る。
以上のように、本考案の飲食テーブルは、従来
の飲食テーブルに比して、多くの利点を有し、そ
のもたらす影響は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の飲食テーブルの一実施例で
あり、窓孔に設けられた加熱板を中心に示す部分
断面図であり、第2図は、第1図の加熱板に設け
られた皮膜抵抗体部を中心に示す背面図である。 図中の符号については、1は飲食テーブル、2
はテーブル部、3は窓孔、4は窓孔の縁、5は支
持枠体、6は鍔部、7は支切壁、8はヒータコン
トローラ収容部、9は断熱部材、10は加熱板、
11は周縁、12は金属包囲枠、13は支持板、
14は受枠、15は皮膜抵抗体、16は釉薬層、
17は電極部材、18は導電部、19はスプリン
グ、20,21は電極挿入孔、22は加熱板の背
面、23,24は導体部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱板をテーブルの窓孔部に備える飲食テーブ
    ルにおいて、テーブルの窓孔部内には、底部及び
    内側に突き出た受枠を備える側壁部を有する支持
    枠体が、その頂部外方に突き出て形成されている
    鍔部を該窓孔部の縁に載置して取り付けられてお
    り、該支持枠体側壁部の受枠には、下面に導体部
    及び該導体部に接続する皮膜抵抗発熱体部が被着
    形成されている加熱板が取り外し可能に載置され
    ており、該支持枠体の底部には、スプリングを介
    して、電源に接続する接続部材が加熱板の下面導
    体部の下方に上下方向に移動可能に設けられてお
    り、前記受枠は、加熱板の下面導体部がスプリン
    グの弾力により電源に接続する接続部材と接触可
    能な高さに設けられていることを特徴とする飲食
    テーブル。
JP1985120164U 1985-08-05 1985-08-05 Expired JPH0312272Y2 (ja)

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JP1985120164U JPH0312272Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JPS6229135U JPS6229135U (ja) 1987-02-21
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JPS5675610U (ja) * 1979-11-14 1981-06-20

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