JP2002536139A - ボールトラック形式のゲーム - Google Patents

ボールトラック形式のゲーム

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JP2002536139A
JP2002536139A JP2000598248A JP2000598248A JP2002536139A JP 2002536139 A JP2002536139 A JP 2002536139A JP 2000598248 A JP2000598248 A JP 2000598248A JP 2000598248 A JP2000598248 A JP 2000598248A JP 2002536139 A JP2002536139 A JP 2002536139A
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ball track
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ブラウン,ウィルフリート
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ブラウン,ウィルフリート
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    • A63F7/22Accessories; Details
    • A63F7/36Constructional details not covered by groups A63F7/24 - A63F7/34, i.e. constructional details of rolling boards, rims or play tables, e.g. frame, game boards, guide tracks
    • A63F7/3622Specially shaped rolling boards for the balls, e.g. ball tracks
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールトラック形式で形成されて、ローラレールを有する個々の構成部品から成るゲーム(遊具)の提供。 【解決手段】 ローラレールには、転回するボールのためのガイドと、下方に配置された接続部品内に導く少なくとも一つの貫通ボアを設ける。接続部品は、基本的に垂直および/または水平方向に対して明らかに傾斜するボール経路を有している。数個の異なった部品(ローラレール、接続部品)から可変的に構成することが可能で、従って高い構造においても高度の安定性を得ることのできるボールトラックを提供するために、ローラレールと接続部品とを並んで組み立てらるか、もしくは上下に組み立てることにより、一つ以上の構成部品上に導かれたボール経路を構成し、その結果、ボール経路が少なくとも転回レールのセクション上を水平方向に伸長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、転回するボールのためのガイドを有する走行トラックと、実質的に
垂直でおよび/または水平方向に対して明らかに傾斜したボール経路を有する接
続部品とを備えた個々の構成部品から成り、前記走行トラックにはボールを他の
構成部品に送る少なくとも一つの貫通孔、または貫通ボアが設けれられているボ
ールトラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数のボールトラックの形状が知られており、市販されている。関連するボー
ルトラックの大半は、一つトラックの上に他のトラックが配置されて、固定され
た走行トラックを有している。殆ど一体的に形成されているこれらのボールトラ
ックは、すぐにプレイできるという利点を備えている。しかし、固定され予め決
められた通路を用いているため、また、トラックの使用が、ボールまたは他の適
当な物体を用いることに限定されているため、ボールトラックのユーザは直ぐに
ボールトラックに興味を失ってしまう。
【0003】 本発明の基礎となる従来技術である実用新案GM7511147のボールトラ
ックには、ボールトラックのレイアウトを変更する一定の自由度がユーザに与え
られているという長所がある。これによってユーザのボールトラックに対する興
味を、とりわけ、プレイする子供の興味を長時間集めることが確実にできる。こ
の場合、想像力や子供の論理的および建設的な思考をより強く促進するため、こ
のような可変的なトラックの教育的価値は多大である。
【0004】 この公知のボールトラックでは、ボールを走行トラックに沿って加速させるた
めに走行トラックが傾斜しており、そのため、走行トラックは一方の方向からし
かプレイできない。さらに、このボールトラックには、数個の走行トラックを互
いの上方に組み立てるように構成されていないという欠点がある。トラックが傾
斜しているため、一つの接続部品を他の部品の上に簡単に積み上げることができ
ず、そのため、特に背の高い構造物において部品を組み立てた場合、ボールトラ
ックは不安定になる。
【0005】 実用新案出願DE29615318では、平行なトラックを用いたボールトラ
ックが記載されている。この固定構造ボールトラックでは、ボールは走行トラッ
ク内のボアを通って円形トラック部上に移動する。このようにして、自由な落下
によってボールが加速されて、下方の水平走行トラック上に導かれる。しかし、
このように単一体の形状のため、レイアウトに関する柔軟性がない。
【0006】 GB2285755の可変的ボールトラックも公知である。しかし、この例で
は、走行トラックと接続部品が単一体として予め製造されている。さらに、組み
立てられた構成部品の走行トラックが傾斜しているため、転回構成部品は、製造
工程において予め決められた方向にしか走行することができない。
【0007】 DE2547070の玩具構築セットは、匹敵する方法で構成されている。こ
の例では、傾斜溝と最低位置において間隙を有する矩形構築ブロックが互いの上
方に配置されている。この例でもまた、構築ブロックが予め製造されているため
、ボールの走行方向は予め決定されている。
【0008】 DE2442904では、中空の円筒形接続部品内に配置するか掛着すること
のできる走行トラックを形成することにより、ボールトラックの可変性を増す試
みが成されている。しかし、この構成は絶えず不安定である。さらに、走行トラ
ックが傾斜して配置されているため、走行トラック上での走行方向を逆にするこ
とが不可能である。
【0009】 最後に、ドイツ実用新案DE1676519では、可変性ボールトラックが開
示されている。しかし、異なった高さの柱上に載置された接続部品内に傾斜状態
で配置され、接続部品が柱に対して垂直軸の周りを回転するトラックに、その可
変性が限定されている。固定ボールトラックと比較すると、この例は、単に、個
々の走行トラックがボールトラックの平面外で回転可能であるという利点を有し
ているだけである。
【0010】
【発明の解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、数個の異なった部品(走行トラックと接続部品)か
ら可変的な方法で組み立てられ、背の高い構造物の場合でも高い安定性が得られ
るボールトラックを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的は、走行トラックと接続部品を互いに取り付けおよび取り外し可能に
することにより、一つ以上の構成部品を超えて伸長するボール経路を形成し、前
記ボール経路がトラックの少なくとも一つのセクションを水平方向に伸長する構
成によって達成される。
【0012】 ボール経路とは、ボールが構成部品に沿って転回する時に取る通路である。
【0013】 水平走行トラックセクションは、可変性に影響を及ぼすことなく、接続部品に
対する安定した接続を可能にする。このように、ボールトラックは、背の高い構
築物の場合でも、つまり、異なった高さの走行トラックセクションを多く備えた
構築物の場合でも、不意にぶつけられたり、取り除けられたりした時に簡単に倒
れるようなことはない。
【0014】 特に、走行トラックの全長にわたって水平方向に伸長するボール経路を形成す
る走行トラックが好ましい。走行トラックまたは走行トラック上のボール経路が
予め決められた傾斜を有していないため、ボールが走行トラックの両方向に走行
することが可能である。ボールトラックの可変性は著しく増加される。一方、ボ
ール経路の構築物を組み立てる際、走行方向を決定しておくことが不要となる。
また、ボールの出発点に関係なく、ボールが、ある時は一方の方向に走行し、あ
る時は他の方向に走行するように、ボールトラックを構成することもできる。
【0015】 原則的に、このようなボールトラックは、接続部品または走行トラックを互い
に接続することを可能にする。従って、接続部品だけで形成された構築物も可能
である。
【0016】 実質的に垂直な軸の周りを回転できるように走行トラックと接続部品を互いに
接続することによって、このボールトラックの可変性をさらに著しく増加させる
ことができる。
【0017】 一定の限度内で、斜めの平面上に構築物を形成することも可能である。この場
合、回転軸は垂直方向から幾分傾いている。略水平な走行トラックの可能傾斜限
度は、ボールトラックがプレイ可能であるという条件で決定される。つまり、ボ
ールが連続して接続部品を通過する際、ボールは走行トラックに沿って所定地点
まで走行し、重力により再度加速するためにこの地点で貫通ボアを通って再び落
下することができるように、前記限度が決定される。
【0018】 接続部品は、実質的に、柱またはブロックの形状に形成されて、垂直な貫通ボ
アまたはボアセクションが設けられていることが好ましい。
【0019】 ボールが接続部品を通過する際に音を生成する音声発生装置を接続部品に設け
ると有利である。音声発生装置は、例えば、ボールによって打ち鳴らされるベル
であり得る。特に、接続部品が木製である場合、ボールがその中を転回すること
のできる共鳴体積を設けて、ボールが例えば壁部に当たった時に音が発生される
ようにすると良い。さらにまた、異なった接続部品内で異なった音を生成するこ
とも可能である。ボール経路によってメロディ全体を一緒にすることもできる。
【0020】 さらに、少なくとも幾つかの接続部品において、少なくとも一つの側部出口孔
を設け、接続部品内のボアの少なくとも一つのセクションが水平方向に対して0
度から90度の傾きを有し、その結果、接続部品の上方ボア内へ落下したボール
がボアを通過する際に水平成分を有する加速を受けるのが良い。
【0021】 このようにして、より長いボール経路にでも略平坦な走行トラックを使用する
ことが可能となる。水平走行トラック上で、ボールと走行トラック間に無視でき
ない程度の摩擦が起きるため、ボールの速度が失われる。より長いボール経路を
形成するために、ボールはこの間再び加速されなければならない。ボールは、接
続部品内の垂直なボアと傾斜したまたは曲線状のボア内を通過する際、必要な速
度を得る。このようにして、(水平な)走行トラックは、原則的に、両方の側か
らの走行を確実に行えるようにする。
【0022】 垂直ボアセクションを分岐することによって形成される二つの側部出口孔を少
なくとも幾つかの接続部品に設けることにより、ボール経路をより興味深い形状
に形成することができる。したがって、このような接続部品から少なくとも二方
向にボール経路を連続させることが可能である。接続部品に入ってきたボールが
どちらの側の側部出口孔を通過するかについての決定は、形状によって、偶然に
任せることもできるし、あるいは、手または遠隔的に適切な装置によって影響を
加えることができる。また、ボールが一方または他方の側部出口孔を交互に通過
するように、通過するボールによって駆動されるタイプの傾斜機構を有する装置
を用いることも可能である。
【0023】 側部出口孔は、少なくとも、二つの走行トラックの一方が他方の上方に横たわ
ることができて、一方の側部出口孔を出たボールを上方の走行トラックに方向転
換するのに十分な高さに構成されているのが好ましい。
【0024】 少なくとも幾つかの接続部品がその下方領域において水平方向に伸長する通路
を有することによって、可変性がさらに増加される。このような方法で、ボール
は直接に次々に二つ以上の接続部品を通過または落下することが可能である。
【0025】 ボールトラックの一つの有利な形状において、幾つかの接続部品は、好ましく
は走行トラックの(垂直)厚さによって決定される所定のモジュラー寸法の倍数
である整数に対応する異なった有効高さを有している。このように、特に小さな
子供にとって、ボールトラックを組み立てる際、接続部品上に確実に走行トラッ
クを水平に着座させることは容易である。
【0026】 少なくとも幾つかの走行トラックが、少なくとも3個の貫通ボアをそれぞれ有
することによって、ボールトラックの可変性をさらに増加させることができる。
また貫通ボアを追加することによって、一つの同じ走行トラックを異なったボー
ル経路に用いることができる。前記追加ボアは、さらなる走行トラックが設けら
れたさらなる平面を形成するために用いたり、あるいは、一つ以上の接続部品を
介してまたは自由勾配のより長い経路を介して直接経路に到達する他の平面への
接続経路として使用することができる。本来、二つの異なったボール経路を一つ
の走行トラック上で合成することができる。例えば、走行トラックの異なった端
部における異なったボール経路が、前記走行トラック上で合流する場合、前記二
つのボール経路は走行トラックの中央に対向するボアにおいて統合される。
【0027】 ボールトラックの走行トラックの全長を出来るだけ使用できるようにするため
に、少なくとも幾つかの走行トラックが、少なくとも一つの端部セクション上に
二つのボアを有しているのが良い。このように、第一走行チャネルを用いて、ボ
ール経路の走行長さを著しく減少させることなく、もう一つのボール経路を構築
するために走行トラックの端部に位置するボアを用いることができる。
【0028】 少なくとも幾つかの走行トラックが、その両端部セクションにおいて、互いに
接近するように配置された貫通ボアを有することにより、ボールトラックの可変
性をさらに増加させることができる。しかし、その短い間隙は、少なくとも二つ
の接続部品が密接する貫通ボア上において互いに隣り合うよう配置するのに十分
な程、大きくなければならない。
【0029】 ボールトラックの可変性を増加させるために、幾つかのトラックが、一つの貫
通ボア、または、前記トラックの長さに応じて略中央に配置された二つの貫通ボ
アを有しているのが良い。
【0030】 さらに、貫通ボアを閉鎖するために、一つの(何れかの)貫通ボア上に架橋部
品を設けることができる。従って、構築工程において不要となった、または厄介
になった貫通ボアを閉鎖することが可能となる。さらに有利なことに、架橋部品
がボールのためのガイドを少なくとも一側に有しているため、貫通ボアによって
阻止されたボールの走行を架橋部品によって延長することができる。ガイドが走
行トラックに対して偶発的に捩れないように、ガイド鼻部を架橋部品上に設ける
のが有利である。前記ガイド鼻部は、走行トラックと係合し架橋部品が捩れるの
を防止する。
【0031】 一つの有利な形状において、トラック内のボールガイドは、好ましくはトラッ
クの中央長手方向線に沿って伸長している連続スロットによって形成されている
。この形状は、非常に安価に実現できるという利点がある。スロットの幅は、ボ
ールの速度に影響する一方、転回工程の安定性にも影響する。
【0032】 幾つかの接続部品の側部出口孔の傾斜とスロットの幅を一致させることにより
、走行速度を殆ど無段階的に調節することができる。遅い走行速度とそれによっ
てボールの長い走行時間を実現することが好ましい。このように、特に長いボー
ル経路によって、ボールを視覚的に追うことが可能となる。
【0033】 あるいは、切断またはトラックの上方側に成形されたチャネルによって、ボー
ルガイドを形成することもできる。
【0034】 突出部と切り欠き部を、走行トラック上と接続部品上に設けることによって安
定性をさらに増加させることができる。これら突出部と切り欠き部は、走行トラ
ックと接続部品が組み立てられた状態にある時、互いに係合するため、組み立て
られたトラックと接続部品の相対的横方向移動を防止することができる。
【0035】 その結果、殆ど無限の可変性にもかかわらず、非常に安定した構造物を得るこ
とが可能となる。
【0036】 突起部と切り欠き部は、トラックと接続部品の垂直貫通ボアとボアセクション
のそれぞれに対して同心的に配置されているのが好ましい。この構成により、接
続部品とその下方に位置する構造物を妨害することなく、接続部品上に横たわる
走行トラックを接続部品の垂直軸の周りで回転させて、一つの位置に配置するこ
とが可能となる。
【0037】 一つの好ましい形状において、突起部と切り欠き部を円形または環状に構成し
、それによって、一緒に組み立てられたトラックと接続部品が、所望もしくは所
定の角度で、突起部と切り欠き部の共通円形軸の周りを相対的に回転可能となる
。このようにして、構造物全体の安定性を損なうことなく、組み立てられた構造
物内の個々の走行トラックが、それに接続された接続部品の垂直軸の周りを回転
することが可能となる。
【0038】 さらなる改良が次のような構成によって可能となる:接続部品が、その上側に
上方孔を取り囲む環状切り欠き部を有して、それらの下面には、それらと同軸の
円筒状または中空円筒状の突出部が設けられ、その外径はトラックの貫通ボアの
上方孔の直径以下であって、この直径は、上方に設けられた切り欠き部の内径に
対応しているのが好ましい。これらの安定接続部品によって、ブロックを交換可
能に積み重ねることができる。さらに、接続部品の円筒状または中空円筒状の突
起物を、トラックの貫通ボア内に掛けることができる。これにより、非常に安定
した回転可能接続を行うことができる。
【0039】 少なくとも幾つかの貫通ボアを設けた場合、走行トラックの下面に前記ボアと
同心の環状突起部を設け、前記突起部の外形を接続部品の環状突起部の内径と等
しくすることにより、ボールトラックの安定性をさらに増加させることができる
。これによって、走行トラックの下面の環状突起が、接続部品の上側の環状切り
欠き部内に嵌合するように確実に配置することができる。
【0040】 ボールトラックの一つの好ましい形状において、一つ以上の貫通ボアを有する
接続プレートが設けられ、ボアの下端部上の突起部を含むそのサイズは、走行ト
ラックの貫通ボアの寸法に対応している。接続プレートは、構造物全体内または
接続部品のみのタワー構造物内において、接続部品の段状構造を構築し接続する
ために用いることができる。
【0041】 接続プレートは、モジュラー寸法または走行トラックの(垂直)厚さの倍数で
ある整数に対応する有効高さを有している。このようにして、ボールトラックを
組み立てる際、走行トラックの水平構造を容易に得ることができる。
【0042】 ボールトラックの一つの好ましい形状において、略水平な走行トラックに加え
て、少なくとも一つの走行トラックが設けられている。前記追加走行トラックの
端部セクションは、水平方向に伸長して貫通ボアまたは接続ボアが設けられ、傾
斜転回通路セクションによって接続されて、その長さと傾斜は、水平端部セクシ
ョン間の高さの差が、走行トラック厚さによって決定されるモジュラー寸法の倍
数である整数に対応している。このようにして、水平端部セクションとそこに形
成された突起部と切り欠き部の固定係合によってしっかりと接続されている追加
傾斜走行トラックは、全体的構造の安定性を損なうことなく、構造物内に組み入
れられている。既存のモジュラー寸法に対応した高さの差があるために、これら
の接続トラックの構築を開始する際、傾斜経路セクションとして形成されたトラ
ックを用いることなく、走行トラックまたは走行トラックセクションの水平構造
を再度変更することが可能である。
【0043】 ボールトラック上で数個のボールを同時に用いてプレイできるように、接続ト
ラックの上側で走行チャネルの両側に少なくとも一対のガイドを固定し、走行ト
ラックの貫通ボアに対向するガイドの端部をガイドの他端部よりも幾分チャネル
から遠ざけることが有利である。多量のボールを迅速に連続して使用する環境に
おいて、もしくは、接続部品の側部孔からボールが同時に出て互いにぶつかった
場合に、ボールは、飛び上がって、その後、ガイドによって走行チャネル上に戻
される。特に、多数のボールを用いた場合、ガイドなしでは、二つ以上のボール
が互いにぶつかり合い、飛び上がって、側方から走行トラックの外に飛び出てし
まう可能性がある。
【0044】 区分け部品によって、本発明の多様性をさらに増すことができる。前記区分け
部品は、走行トラックと接続部品内の貫通孔よりも小さい通路を有している。異
なったサイズのボールを用いてボールトラックをプレイした場合、あるボールは
区分け部品内の通路を通過することができるが、他のボールは通過するのを阻止
される。
【0045】 このような区分け部品は、例えば、より小さな貫通穴を有する走行トラックで
あり得る。このような走行トラックがボール経路内に形成されていると、より小
さな径のボールはより小さな貫通孔を通って落下し、より大きな径を有するボー
ルは(殆ど妨害されることなく)走行トラックに沿ってさらに走行する。
【0046】 もちろん、このような区分け部品は、接続部品または架橋部品を用いて実現す
ることもできる。
【0047】 走行トラックおよび/または接続部品上に位置することが可能で、受け入れ位
置と開放位置を備えた受け入れ手段を有する傾斜部品を設けることによって、ボ
ールトラックの多様性をさらに増すことができる。受け入れ手段は、受け入れ位
置で、少なくとも一つの転回部品を受け入れることが可能で、開放位置で、少な
くとも一つの転回部品を開放することが可能である。
【0048】 受け入れ手段の安定均衡が、受け入れ位置において、一つ以上の転回部品を受
け入れる際に不安定となり、その結果、受け入れ手段が開放位置に移動するよう
な形状も特に有利である。この傾斜部品は、受け入れ手段が受け入れ位置にある
時、ボールが傾斜部品の受け入れ手段へ落下または転回できるように、ボール経
路内に組み入れられている。傾斜部品は、受け入れ手段が一定数のボールを受け
入れた時、自動的に開放位置に移動して受け入れたボールの少なくとも幾つかを
開放するように構成されている。開放位置内への自動的な移動は、例えば、受け
入れ位置がボールの重さによってある地点において不安定になることによって起
きる。その結果、受け入れ手段は、ボールの重さのために安定的になった開放位
置に自動的に移動する。少なくとも幾つかのボールが走行トラック上に再び開放
された後、開放位置は再度不安定になり、受け入れ手段は、再び安定になった受
け入れ位置に再度戻る。
【0049】 傾斜部品に二つの受け入れ手段を設けることによって傾斜部品をさらに改良す
ることができる。この傾斜部品では、傾斜部品の第一状態において、第一受け入
れ手段は受け入れ位置にあり、第二受け入れ手段は開放位置にある。傾斜部品の
第二状態においては、第一受け入れ手段は開放位置にあり、第二受け入れ手段は
受け入れ位置にある。このような傾斜部品の形状により、受け入れられたボール
は二つの異なった方向に開放される。この場合、傾斜部品は二つのバランス点を
有している。開始時には、傾斜部品はどちらの位置を取ってもよい。その後、ボ
ールは、受け入れ位置内にある受け入れ手段内へ案内される。この受け入れ手段
が、一定数の(あるいは、一定重量の)ボールを受け入れると直ぐに、この受け
入れ手段の受け入れ位置が不安定になり、受け入れ手段は開放位置に移動する。
同時に、初めに開放位置にあった第二受け入れ手段は、受け入れ位置に移動され
る。第一受け入れ手段は受け入れたボールを開放すると、次に第二受け入れ手段
もまた、一定数のボールを受け入れるまで到着するボールを受け入れる。その後
、これら二つの受け入れ手段は再び役割を交代する。
【0050】 明らかに、この二つの受け入れ手段は、開放位置に移動する前に、異なった数
のボールを受け入れるように構成することもできる。このような傾斜部品により
、例えば、二つのボールを一方の方向へ導き、一つのボールを他の方向に導くこ
とを交互に行うことができる。
【0051】 さらに、傾斜部品は、例えば区分け部品に結合させることができる。この場合
、傾斜部品には、第一および第二受け入れ手段の間に小さなボールのみが通行可
能な通路を設けることができる。そして、より大きなボールが経路を塞ぐまで、
一方向にボールが導かれ、この後続のボールによって傾斜部品の倒伏が起きる。
【0052】 二つの受け入れ手段を備えた傾斜部品の他の形状では、二つの受け入れ装置を
互いに分離する、例えば可動フラップ状の可動分離装置を設けている。分離装置
が移動性を備えているため、一つの受け入れ手段の受け入れ容量を、他方の受け
入れ手段の受け入れ容量を犠牲にすることによって増加させることができる。一
つのボールがこのように一つの受け入れ手段内に落下すると、分離装置が純粋に
そのボールの重量によって移動し、こうして一方の受け入れ手段の受け入れ容量
を増加させる。このように、同じサイズの傾斜部品を用いて、受け入れ手段が開
放位置に移動する前に、より多くのボールを受け入れ手段に受け入れることがで
きるようになる。このような構成の代わりに、ボールの重さのみによって移動で
きないが、例えば手によって調整可能な分離手段を形成することもできる。傾斜
部品は、個々の要求に応じて簡単に調整することができる。例えば、一方の受け
入れ装置が開放位置内へ移動する前に丁度一つのボールを受け入れる一方、他方
の受け入れ装置は少なくとも三つのボールがその中にある時のみ開放位置に移動
するように分離部品を調整することができる。
【0053】 円錐状面に沿って伸長する渦巻き状通路上にボールを案内する渦巻き部品を設
けることによって、可変性をさらに増すことができる。このような部品は、ボー
ルトラックの可視的魅力をも増加させる。したがって、より一層の興味を刺激し
、プレーヤーは教育的に価値のある玩具により長い時間、没頭する。
【0054】 特に有利な渦巻き部品の形状において、渦巻き状通路が外接する円錐の高さは
、モジュラー寸法の倍数である整数に対応している。このようにして、渦巻き部
品をボールトラック内に簡単に一体化させることができる。
【0055】 渦巻き部品が少なくとも二つの位置を取る場合、収容位置において、渦巻き通
路は実質的に垂直成分を有していず、プレイ位置において、渦巻き通路は円錐状
面に沿って伸長していることが、ある応用例にとっては有利である。このように
、収容位置では、渦巻き部品が占めるスペースは小さい。ボールトラックを構築
するために渦巻き部品を用いる場合、渦巻き部品を収容位置からプレイ位置まで
移動しなければならない。したがって、渦巻き部品は、プレイ位置が得られるま
で、例えば、入れ子式に伸長される。
【0056】 渦巻き部品が二つ以上のプレイ位置を有することによって可変性をさらに増す
ことができる。これらプレイ位置は、渦巻き通路によって描かれる円錐内で異な
った高さを有し、各高さはモジュラー寸法の倍数である整数に相当しているのが
好ましい。このような渦巻き部品を用いて、ボールの速度を要求に応じて変更す
ることができる。渦巻き通路が外接する円錐の高さが調整可能であるため、渦巻
き部品上のボール経路の傾斜を変更し、これによってボールの速度を変更するこ
とが可能である。
【0057】 特に実現が容易な渦巻き部品では、渦巻き部品によって渦巻き状通路上のボー
ルが加速を得て、この加速は、ボールが移動する渦巻き状通路の外側を限定する
ガイドによってボールに付与される径方向内側方向に向かう成分のみを(遠心力
に対する反力として)実質的に有している。渦巻き通路が周囲を取り巻いている
円錐が下方向にテーパー状になった形状では、しばしば、ボール用の追加案内部
品を必要としない。さらに、このような形状によって、ボールが渦巻き部品から
径方向外側へ出て行かないことが保証される。従って、例えば、(正しい方向に
投げられた場合には)ボールを手によって渦巻き部品内に投げ入れることができ
る。この代わりに、走行トラックを通って到着することによりボールを渦巻き部
品内に落下させることができる。渦巻き状通路の外側によってボールが確実に案
内されるため、このような渦巻き部品は殆ど無限にプレイすることができる。
【0058】 渦巻き部品のさらに他の形状では、略水平で真直ぐな走行トラックセクション
と渦巻きセクションを有している。渦巻き部品は、後続の接続部品を含む走行ト
ラックの代わりに、ボールトラック内に一体化させることができる。さらに、渦
巻き部品は、その中央に、後続の接続部品または後続の走行トラックとの接続を
確実に可能にする水平セクションを有しているのが好ましい。
【0059】 渦巻き部品は、両側からプレイできるように構成されている形状が特に好まし
い。この場合、渦巻き部品の渦巻き状通路は、下方向にテーパーが付けられた円
錐形と上方向にテーパーが付けられた円錐形の両方を描いている。
【0060】 閉鎖可能なブロック装置を備えたブロック部品を用いることにより、可変性を
さらに増すことが可能となる。明らかに他のボールトラック内で使用可能なこの
ブロック部品は、ボールを走行中に停止させることができる。ブロック装置を開
口すると、ボールは走行を続けることができる。ブロック装置が、転回するボー
ルによってトリガできる開口機構を有しているのが有利である。これは、例えば
、隣接する走行トラックのボールコース内に突出した一種のクラッパ等によって
実現できる。ボールが隣接する走行トラックに沿って転回すると、開口機構がト
リガされ、停止していたボールがそのボール経路上の走行を再開する。隣接した
走行トラックは、両側方とブロック部品の上方または下方に伸長することができ
る。しかし、開口機構は、ブロック部品の下方を走行するボールによってトリガ
されるように構成されているのがよい。
【0061】 ブロック装置のブロック機構は、機構がトリガされた時に、ブロック装置が開
いて丁度一つのボールを通過させるように構成されているのが特に好ましい。ボ
ール経路は、さらなるボールが機構をトリガして再び一つのボールが開放される
まで、全てのボ−ルに対して閉鎖されている。
【0062】 明らかに、区分け部品、傾斜部品、ブロック部品および渦巻き部品を個々に形
成したり、あるいは、他のボールトラック内で様々な組み合わせで共に形成する
こともできる。従って、例えば、導入部で説明したように、渦巻き部品を固定ボ
ールトラック内に一体化させることも可能である。
【0063】 走行トラックは必ずしも直線状に伸長している必要がないのも明らかである。
例えば、曲線状または円形の走行トラックや、円弧を描く走行トラックもまた、
長所を備えている。円弧状の走行トラックが、既存のモジュラー角度の倍数であ
る円周角度を含むことによって、走行トラックの可変性をさらに増すことができ
る。このモジュラー角度は、360度の約数であるのがよい。従って、60度お
よび120度の円弧状走行トラックを用いるのがよい。
【0064】 走行トラックの少なくとも幾つかをフォーク状に形成してボール経路を分岐す
ることにより、ボールトラックの可変性をさらに増加させることができる。どち
らのボール経路を取るかについての選択は、偶然に任されるか、または方向転換
部品を用いて手によって決定することができる。
【0065】
【発明の実施の形態】
さらなる本発明の利点、特徴、アプリケーションの可能性については、以下の
好ましい実施例の説明と添付の図面を参照することにより、明らかとなる。
【0066】 走行トラック1、2、3の三つの異なった変形例を図1乃至図3に示している
。これら走行トラックは、長手方向に伸長するスロットと、ある場合には、下面
側に同軸で下面まで伸長する中空シリンダ16を備えた複数の貫通孔15と、ガ
イド17とを有している。中空シリンダの外径は、貫通孔の直径と対応している
。典型的な走行トラックは約25cmから50cmの長さを有している。貫通ボ
アの直径は、走行トラックの幅の25%から75%の間であるのが好ましい。走
行トラックの幅は、ボールの直径に応じて、4cmから15cmの範囲である。
貫通ボアは、それぞれ、走行トラックの端部セクション上で密接した対として存
在している。しかし、二つの接続部品を隣り合うように貫通ボア上に配置するこ
とができる。例えば、タブまたは半円筒形タイプのガイド17が、トラックの中
心方向に向けて貫通ボアの近傍に嵌合されて、トラックの端部方向よりもトラッ
クの中心方向において、より短い距離だけ互いから離間している。このようにし
て、走行チャネル上で、ボールが確実に案内される。
【0067】 明らかに、前述したサイズ範囲は、絶対的に決められたものではなく、単に実
用上有利な範囲として判明したものである。走行トラックは前記範囲外の寸法も
取り得るのは当然である。
【0068】 図2は、略中央に貫通ボア15がさらに設けられた走行トラックを示している
。このもう一つの貫通ボアは本ボールトラックの可変性を著しく増長する。略中
央にさらに二つの貫通ボア15を有する走行トラックは特に利点がある。これら
二つの追加貫通ボアは、各貫通ボア上にそれぞれ接続部品を同時に配置するのに
十分な程、間隙をあけて配置されているのがよい。
【0069】 図1および図2のトラックが平坦であるのに対して、図3に示したトラックは
、二つの平坦端部セクション24、26と、水平方向に対して傾斜している一つ
の中央トラックセクション25を有している。
【0070】 図4では、貫通ボア18を備えた略矩形の接続部品4を示している。この接続
部品の厚さは、走行トラックの厚さに対応している。この部品は、地上に配置さ
れてその下面にシリンダまたは中空シリンダを有する接続部品と走行トラックを
安定させる働きもある。
【0071】 図5aおよび図5bでは、接続部品5が示されている。接続部品5は、図4の
特徴に加えて、貫通ボア18と同軸の中空シリンダ16が設けられ、この中空シ
リンダは接続部品の下面に嵌合されている。貫通ボア18は、下面に向けて段状
にテーパーが付けられているため、テーパー状ボアの直径は、中空シリンダ16
の内径に対応し、もう一方のボアは中空シリンダの外径に対応している。この接
続部品は、ボールが貫通ボア18と中空シリンダ16の両方を通過する一方、中
空シリンダ16を走行トラック内と接続部品内の両方に配置できるような形状に
形成されている。このような方法で組み立てられた部品は、互いに対して水平方
向にずれるようなことはない。しかし、両部品を、中空シリンダとボアの軸に対
応する軸の周りで互いに反対方向に回転させることは可能である。
【0072】 図6で参照番号6で示されている接続部品は、異なった有効高さを有している
点においてのみ、図5に示した接続部品と異なっている。
【0073】 図7には、一つの接続部品が示されて、上方ボアセクション18に接続した側
部孔が示されている。接続部品内のボアのボアセクション20は、水平方向に対
して傾斜している。さらなるボアセクション27は、ボアセクション20と比較
して、より一層傾斜している。ボアセクション27を垂直に伸長させることも明
らかに可能である。曲線状にすることも可能な傾斜ボアセクション20により、
接続部品内の上方ボアを通って落下するボールが、接続部品を通過する際に、水
平速度成分を確実に得ることが出来る。この接続部品は、走行トラックの厚さの
倍数である整数に対応する高さを有している。接続部品7は、少なくとも、ボー
ルが接続部品7を通過して、走行トラックに沿って決められた地点まで通過する
のに十分な水平方向に向けた加速を得ることができる程度の高さを有するという
条件をさらに充たさなければならない。側部孔は、シリンダを有する接続部品7
を走行トラックの貫通ボア内に挿入するのに十分な高さを有しており、さらなる
走行トラックを、接続部品7に隣接した第一走行トラック上に横たえるか挿入す
ることができる。そして、接続部品を通過するボールは第二走行トラック上に案
内される。
【0074】 図8に示した接続部品8は、上方ボアセクション18とトンネル型の通路21
を有している。ボアセクション18はこの接続部品ではテーパー状にされていな
い。この接続部品は、走行チャネル上を転回するボールがトンネル型通路を通っ
て横切ることができるように、原則的に走行トラック1、2のどこに配置されて
いてもよい。上方ボア18によって、この接続部品から進展するさらなる走行ト
ラックおよび/または接続部品を上方に構築することができる。
【0075】 接続部品8と比較すると、図9で参照番号9で示されている接続部品は、さら
に下面に嵌合されたシリンダ22を有している。シリンダ22は、トンネル型通
路21内のその側面上にチャネル28を有する。チャネルの幅は走行レールの走
行チャネル14の幅に対応して、チャネルは、トンネル型通路21と平行に伸長
している。このシリンダは走行トラック1、2、3の貫通ボアにラッチ嵌合し、
その結果、走行チャネル14を通って走行するボールが、シリンダ22によって
閉鎖されている貫通ボア内へ落下することなく、接続部品9のトンネル型通路2
1を通って転回することができる。
【0076】 図10は、二つの側部出口孔19を備えた接続部品を示している。装置23に
より、ボールは、上方ボアセクション18を通って接続部品10内に入り、水平
速度成分を有する二つの側部出口孔19の一方を通って確実に出て行く。一方の
側部出口孔19と他方の側部出口孔19の間を通って落下するボールを切り替え
る方向転換機構が、装置23に設けられている。この機構もまた、同様に、固定
した状態で取り付けることができるため、ボールは二つの側部出口孔19の一方
を無作為に使用することができる。もしくは、この機構を手作業で移動できるか
、または遠隔的に移動できるように取り付けることによって、ユーザがどちらの
側部出口孔19をボールが使用するかを決定することもできる。
【0077】 図11は、上方ボアセクションと、側部出口孔19と、傾斜または曲線ボアセ
クション20と、トンネル型通路21を有する接続部品11を示している。この
部品は、数個のボール経路を備えたボールトラックの構築の補助をすることがで
きる。一つのボール経路によって、走行トラック上のボールが、トンネル型通路
21内へ転回し、組み立てられた状態の接続部品11の下方に位置するボア穴内
へ落下するかあるいは、走行トラックまたはさらなる接続部品のボアセクション
18へ落下する間、さらなるボール経路から、一つのボールが接続部品11の上
方ボアセクション18を通って入り、水平加速によって側部出口孔19から出て
行く。このような接続部品の二つの異なった形状が図17aと図17bに示され
ている。トンネル型通路の形状が若干異なっていることを別として、図17aと
図17bは、垂直出口32、32’のサイズに違いがあるという点において異な
っている。図17bに示した接続部品は、仕分け部品としても作用し、そのため
、例えば走行トラックが貫通ボア上に配置される際、出口32’のサイズよりも
小さなサイズのボールだけが走行トラックを通過することができ、残りのボール
の大部分は妨害されることなく走行トラック上に残留してトンネル型通路を完全
に通過する。上方ボアセクション18が側部出口孔19に接続されて3個の側部
トンネル型孔を設けた実施例も実現可能であることは明らかである。このような
接続部品49が、第22a、22b、22cに示されている。従って、一つのボ
ールを三方の異なった側部からこの接続部品49に横方向に供給することができ
、その後、このボールは下方出口孔から接続部品49を出て行く。この部品は、
略中央に少なくとも一つの貫通ボアが配置された走行トラック上に配置できると
いう利点がある。この場合、例えば、ボールが、ボール経路によって上方ボア1
8と走行トラック上の側部出口穴19を通って案内される一方、さらなるボール
経路が同じトラック上に作られ、中央に配置された走行トラックの貫通ボアを通
って下方向に導かれている。
【0078】 図12と図13に示されている接続プレートもまた、上方ボアセクション18
と、それに向かって軸方向に伸長して下面に貼着されている中空シリンダ16を
有している。これらの接続プレートを用いることによって、例えば二つ以上の隣
接する接続部品の横方向相対的移動を防止することができる。このような接続プ
レートは、接続部品の段上構造を構築する役目も行う。さらに、列に配置された
3個のボアセクションを設けた接続プレートも利点がある。また、図13に示し
た接続プレートに、略中央に配置されたさらなるボア18’を設けることも利点
がある。このような接続プレートが図23に示されている。例えば、側部孔を設
けた一つの接続部品を中央ボア18’上に配置することもできるし、接続部品内
に落下したボールを側部孔を通って外側穴18の内の一つに案内するように接続
部品の向きを定めることもできる。
【0079】 図14に、ボールトラックの非常に簡単な形状を示している。二つの下方接続
部品7が、下面に位置する中空のシリンダまたはシリンダによって、接続部品4
に係合されている。このようにして、基板上に安定した立設が確実に行われる。
下面に位置する中空シリンダの助けによって、走行トラック1が下方接続部品7
の上方ボア孔内にラッチで嵌合されている。しかし、走行トラック1上にはさら
なる接続部品7が配置されている。そして、今、上方接続部品7の上方孔内に一
つのボールを投げ入れることができる。この接続部品を通過する時、ボアセクシ
ョンが傾斜または曲線を描いているため、ボールに水平加速がつく。その後、ボ
ールは、走行トラック1の次の貫通穴内に落下するまで、走行トラック1の走行
チャネルに沿って転回する。
【0080】 接続部品7が下方に配置された走行トラック1の接続によって、ボールが確実
に下方接続部品7内に落下する。ここで、再び、ボールは水平加速を得て、側部
孔から接続部品7を出て行く。
【0081】 図15は、ボールトラックの複雑な形状を示している。複数の異なったボー経
路が単一構造で実現されている。全ての走行レールが接続部品または他の走行レ
ール上に水平に横たわっている。このように、中空または固体のシリンダとボア
セクション18によって回転可能に固定することにより、非常に安定した構造が
可能となる。原則として、ボールトラックの高さは限定されていない。十分な走
行トラックと接続部品が得られるでのあれば、メートルの高さの構造が可能であ
る。ボールトラックは、必ずしも木から製造されている必要はない。また、ボー
ルトラックは、例えば、プレキシガラス等の透明の材料で製造されることも考え
得る。このように、カラーボール等の転回可能部品が用いられると、可視的な効
果が得られる。
【0082】 図16a、図16bに示した架橋部品は、走行トラック上の貫通ボアを架橋す
る働きがある。例えば、既に構築されたボールトラック内でボール経路を変更す
る場合、走行トラックの貫通ボアが非常に障害になる。このボア内に架橋部品を
設けると、ボールはボア上を超えて走行トラックに沿って通過することができる
。このような形状の架橋部品には、架橋部品が貫通ボアを通って落下するのを防
止する保持アーム30が設けられている。さらに、架橋部品または案内路が走行
トラックに対して平行になるような向きに配置され、使用中の架橋部品の捻れを
確実に排除するように、架橋部品には、ボールを送る案内路と突起部31が設け
られている。明らかに、図9に示した接続部品も架橋部品として用いることがで
きる。この場合、架橋部品は、同時に、さらなる走行トラックのための支持ポイ
ントとして機能することができる。
【0083】 図18aと図18bと図19に、傾斜部品33が示されている。傾斜部品33
は、ベアリングピボット36上に載置されるように、ガイドタブ35によって、
走行トラック内または適当な接続部品34上に配置可能である。傾斜部品は、長
手方向に略U字型の横断面を有している。ボールは、U字型の翼面と面40、4
1によって形成された傾斜ボックスの面41に到着するように傾斜部品内に案内
される。この例では、略半円筒形であるランダム部品42によって、ボールは傾
斜ベース内に案内される。傾斜ボックスの形状によって、すなわち、傾斜ボック
スの重量によって、傾斜部品は、空の状態である時に、受け入れ位置にあり、そ
のため、図18aと図18b内のベアリングピボット36の周りを傾斜部品が時
計周りに傾斜する。ボールは、傾斜ベースに到着し、先ず、若干傾斜した面40
上に横たわる。傾斜部品33内のボールの数が増えた場合、これまでにない多く
のボールが、図面における一つまたは複数のベアリングピボット36の左側の位
置を取らなければならない。その後の一定数のボールから、傾斜部品の受け入れ
位置が不安定になって、ベアリングピボット36の周りを左方向に反時計方向に
傾き、少なくとも幾つかのボールが開放される。1/4シリンダ39は、傾斜部
品33内で複数のボールが互いに押し合うのを防止する。非対象的な形状を有す
る案内部品38によって、ボールが開放された際にボールが例えば走行トラック
上に連続して開放される。傾斜部品は、傾斜部品33の傾斜能力がプレーヤーに
わかるような視覚的特長37を有している。視覚的特長は、例えば、カラーマー
キングを用いて形成することができる。
【0084】 傾斜部品が不安定になって少なくとも幾つかのボールを再度開放するまでに傾
斜部品が受け取ることのできるボールの数は、とりわけ、傾斜ボックスの重量に
よって決定される。従って、上級者のユーザは、必要に応じて傾斜ボックス内に
錘を付けることによって、傾斜部品33の受け入れ能力に影響を与えることがで
きる。
【0085】 今まで説明してきたように、傾斜部品33は、たいてい、走行トラック上に配
置されるように設計されている。しかし、傾斜部品33を図20aおよび図20
bに示した特別な接続部品34上に配置することもできる。接続部品34は、ガ
イドタブ35を受け入れるガイドスロット43と、ベアリングピボット36を受
け入れる刻み目を有している。
【0086】 図24aおよび図24bは、二つの受け入れ手段を備えた傾斜部品50を示し
、それぞれ、受け入れ手段の一方は受け入れ位置にあり、他方は開放位置にある
。どのように機能するかを明らかにするために、図25に、二つの受け入れ装置
を備えた傾斜部品50が設けられたボールトラックを示している。図示した位置
では、上方走行トラックの中央ボアを通過するボールが右側受け入れ手段内に落
下している。この位置が不安定になると直ぐに、傾斜部品が時計方向に傾斜し、
その結果、右側受け入れ手段が開放位置内に移動し受け入れたボールを右方向の
下方走行トラック上に開放し、その間、左側受け入れ装置は受け入れ位置に移動
するため、現在、上方走行トラックの中央穴を通って落下しているボールは左側
受け入れ手段内に到着する。特に図24aおよび図24bから解るように、傾斜
部品50は、ベアリングピボット52によって回転もしくは回動可能な分離壁5
1を有している。さらに、分離壁51の完全な開口を防止するために、分離壁の
回動半径を制限する二つの停止材53が設けられている。ここで示した構成では
、分離壁は、単純にボールの固有の重量に基づいて移動することができる。例え
ば、図24aに示した位置では、ボールは右側受け入れ装置内へ落下する。ボー
ルは、重力によって分離壁51に対して押し付けられ、分離壁51は、左方向に
停止材53に対して図24bに示した位置内へ移動する。受け入れ手段の受け入
れ能力は、傾斜部品を過度に大きな寸法にすることなく、この巧妙な構成を用い
ることによって容易に増加させることができる。右側受け入れ手段が、その最大
受け入れ能力に達し、不安定になって開放位置内へ移動した後、続くボールが左
側受け入れ手段内に到着する。再び、分離壁51がボールの重量の力によって単
独で移動するが、この時は右方向に右側停止材53まで移動する。この位置で、
左側受け入れ手段の受け入れ能力が増加すると同時に、右側受け入れ手段の受け
入れ能力が減少する。しかし、右側受け入れ手段はいずれにしても開放位置にあ
り、ボールをまったく受け入れることができないため、その受け入れ能力が小さ
くなることはさして重要でない。
【0087】 図21aおよび図21bにおいて、渦巻き部品55を示している。渦巻き部品
55は、ボールガイド14と貫通ボア15を備えた走行トラックセクションと、
円錐状渦巻き型通路上のボールを案内する渦巻きセクションとから構成されてい
る。図示した渦巻き部品55の製造は非常に単純である。略レードル型の本体内
には、走行トラックに平行な走行トラックセクション(レードルのハンドルに対
応している)と、渦巻き形状の渦巻きセクション(実際のひしゃくに対応してい
る)上を走行する連続チャネルが設けられている。選択された好適な材料(例え
ば、木)を使用することにより、図21bに示したように渦巻きセクションの内
側部を下方向に移動することが可能である。適した支持部品48を用いることに
よって、渦巻きセクションをその“伸長”位置に固定させることができる。ここ
に示した実施例には、支持部材48を固定して取り付け、収容位置に支持部品4
8を受け入れる働きをする窪み46を渦巻きセクションの下面に設けているとい
うさらなる利点がある。従って、渦巻き部品の最も内側の“リング”を、外側“
リング”に対する円周方向に幾分回転させて、支持部品48を窪み46内に入れ
ることが可能である。固定部品47は支持部品48の不意の移動を防止する。
【0088】 渦巻き部品45は、安定性を与える。ガイド部品17’は、ボールが渦巻き部
品に進入および退去する際の特に重要なトラック上の走行時に、ボールを案内す
る。渦巻き部品上のボールがチャネル内ではなくトラック上を走行するため、さ
らに横たわっている壁によってボールが保持されていることは特に注目に値する
。また、遠心力によって、ボールがトラックから内側に外れることが防止されて
いる。この非常に単純なボール案内路の設計によって、このような渦巻き部品を
“投げ込みファンネル”として用いることも可能である。すなわち、ボールが渦
巻きセクション内へ出来れば正しい方向に投げ込まれた場合、ボールは自動的に
適当な経路を見つけて、渦巻き形状の内部へ案内される。また、側部孔または傾
斜部品を備えた接続部品は、出口孔がボールの渦巻き状コース上の略仮想接線方
向に配向されるように、渦巻き部品の上方に配置することができる。
【0089】 ブロック部品と、ブロック部品がどのように機能するかを図26と図29に示
している。ここで示した実施例のブロック部品は、特別に設計された接続部品と
見なすことができ、且つ、そのように作用する本体54と、クラッパ66、67
の形状のトリガ装置とから構成されている。図29aと図29bでは、ボールト
ラックにおけるこのようなブロック部品の二つの典型的な構成を示している。こ
こでは、ボールが本体54の上方孔内に到着するように少なくとも一つのボール
経路が伸長していると考える。ボールは、本体54内のクラッパのサドル60に
よって保持されている。下方に横たわる走行トラック上をボールが通過してクラ
ッパ66、67を反らす時だけ、一つのボールが本体の側部孔を通って開放され
る。その後、クラッパ66、67が後方に揺動して、本体54を通る通路が再び
閉鎖される。二つの典型的構成からも明らかなように、本体54の下を伸長する
通路は、水平中央セクションを備えた走行トラック2か、あるいは傾斜中央セク
ションを備えた走行トラック3であり得る。明らかに、クラッパ66、67は、
必要に応じて、隣接する走行トラックから異なった距離だけ離間するように調整
されなければならない。
【0090】 図26aと図26bは、ブロック部品の本体54を詳細に示している。本体は
、上方ボア18と側部出口孔19とを有している。さらに、下方ボアもまた存在
し、この下方ボアを介して、クラッパ66、67を本体54内に案内し揺動状態
で懸装することができる。本体54もまた、ブロック部品がどのように働いてい
るかをユーザが監視できるようにする視覚的特徴37’を有している。クラッパ
の揺動懸装状態が、識別マーク37’によって示される。クラッパ66、67は
、クラッパアーム58と、ピボット57と、サドル60とから構成されている。
ピボット57は、本体54内でクラッパ66、67を揺動懸装させる働きがある
。明確にするために、図28では、組み立てられた状態のブロック部品を介した
図が示されている。本体54の上方孔18内に到着したボールは、先ず、丸く窪
んだサドル面61を有するサドル60に着地する。この時、ボールはしっかりと
保持されて側部出口孔19から外れることはない。クラッパが、手により、ある
いは、好ましくは他のボールによって、図28の矢印方向に逸らされると、サド
ル61が、本体54のセクション64に抗してセクション63に当たるまで、左
側に移動する。この位置で、サドル61の“中空部”は、ボールが側部出口孔1
9を通って出て行くのに十分な程度に傾斜する。クラッパ66、67は後方に揺
動し、後続のボールのために、後続ボールが再びクラッパを反らして同じ工程を
繰り返すまで、通路が閉鎖される。
【0091】 ここで示したブロック部品の実施例は、一つのボールだけが確実にブロック部
品を出て行くための特に巧妙な形状を有している。このように、ブロック部品は
、少なくとも二つのボールが本体54内に配置されている時のみ、クラッパ66
、67の駆動により一つのボールが側部孔19を通って本体54から確実に出て
行くように、本発明に従って構成されている。サドル60の傾斜は、それ自体、
本体内の最も低いボールを側部出口孔に移動させるのに十分ではないが、むしろ
、さらなるボールの重量による力がさらに必要である。このボールは、サドル6
0が本体の表面64の方向にわずかに側方へ揺動した時に、下方のボールに作用
して下方ボールを押し付ける。サドルが後方に揺動した時、サドル60の縁部6
3は本体54から横方向へボールを押し出す。ボールがその初期位置まで戻るこ
とは、後続ボールの重量の力によって防止されているため、不可能である。
【0092】 サドル60は、図27cに示した形状を有している。断面図において、サドル
は略矩形を呈している。サドルにおいて、最上面61は、前述したように、曲線
を描くように窪んでいるためボールが確実に保持される一種の中空またはキャビ
ティが形成されている。図27cから明らかなように、出口孔に面した側の矩形
の高さは、その反対側の高さよりも高く、したがって、d2<d1で表される。サ
ドル60の上面の縁部セクション62、63は曲線ではない。また、図27cか
ら明らかなように、出口孔に面するサドル60の面65は、完全に垂直に伸長す
るように形成されていないが、傾斜している。この傾斜は、本体54の傾斜ベア
リング面64に適合する。
【0093】 図示したクラッパ66、67の両実施例では、クラッパの揺動範囲を増加させ
る働きをする刻み目が設けられ、これによってクラッパ66、67が大きく逸れ
た時のみ、本体54の中空シリンダ16上のクラッパが停止される。特に小さな
ボールが使用されている場合や、クラッパ66が走行トラックの貫通ボア15の
直接上方に配置されている場合、実際そうであるように、例えば図29bにおい
て、クラッパ66が先端突起部59を有しているのが有利である。このように、
クラッパ66が逸れる範囲が増加される。
【0094】 前述したように、走行トラックは必ずしも直線的に伸長する必要はない。従っ
て、曲線状の走行トラックも明らかに可能である。例えば、図30aおよび30
b図に示したような円形の走行トラックを使用することができる。円形走行トラ
ックは、6個の貫通ボア15を有しているのが特に好ましい。これらボアは、円
周方向に同じ距離をおいて配置されているため、走行トラックは一つの貫通穴か
ら次の貫通穴まで60度の円弧を描いている。図30aに示した実施例では、一
方が他方の上に配置された二つの貫通ボア15を接続し、したがって、円形通路
の直径を現している非曲線走行トラックセクションをさらに有している。非曲線
走行トラックセクションは中央に配置されたさらなる貫通ボア15を有している
【0095】 前述の円形走行トラックを、異なった円弧状走行トラックから組み立てること
も可能である。このような円弧状走行トラックを図31と図32に示している。
これらの円弧状走行トラックは、少なくとも一つの端部セクションに半円状切り
込み15’と、略中央に配置された中空の半円筒形部16’を有するという利点
を備えている。このように、これらの走行トラックは、例えば、接続部品上で堅
固に結合することができる。図31は、60度の円弧状走行トラック70を示し
、図32は、120度の円弧状走行トラック71を示している。可変性を増加さ
せるために、走行トラック71は略中央に配置されているボア15を有している
。走行トラックを強化するために、連続スロットによって分離された走行トラッ
クの二つの部分を接続するタブ69が設けられている。タブ69が転回するボー
ルを妨害しないように、明らかに注意が必要である。円形走行トラックと円弧状
走行トラックは、それぞれ、図30bおよび図32bに示したように、ガイドを
有することができる。
【0096】 これらの走行トラックにより円形構造が可能となり、この構造において、例え
ば、図33bに示したように、個々の平面内の円形通路を互いに対して横方向に
ずらすことができる。あるいは、波形トラックコースを形成することもでき、波
形トラックコースは前記構造と組み合わせてもよい。さらなる曲線走行トラック
を用いることによって、最も変化に富むレイアウトを形成する際、創造上の制限
を殆ど無くすことができる。したがって、例えば、一つ以上のアルファベット文
字を表すレイアウトのボールトラックを実現することができる。
【0097】 円形走行トラック68の半径と、円弧状走行トラック70、71の湾曲部の半
径は、それぞれ、少なくとも幾つかの走行トラックの有効長さに対応するという
利点がある。走行トラックの有効長さは、走行トラックの貫通ボアに必ずしも隣
接していなくてもよい二つの貫通ボア15間の距離であることと理解できる。6
0度の円弧状走行トラックは、必然的に、同じ有効長さを有している。
【0098】 さらに、二つの円弧状走行トラックを互いに直接連結してトラックを重ね合わ
せることも可能である。一般的に、トラックの厚みのお陰で、克服すべき高さの
差異がボールに必要な水平方向速度成分を与えるのに十分であるため、接続部品
を省くことができる。特に、円弧状走行トラックは、ボールが一つの円弧状走行
トラックから次の円弧状走行トラックへ横切るのを容易にする刻み目72を有し
ているのが好ましい。これは、図34aと図34bに示されている。
【0099】 図35aと図35bは、それぞれ、分岐円弧を示している。両方の例では、方
向転換部品73がY字型走行トラックの略中央に配置され、この部品によって異
なったボール経路間の前後の切り替えを行うことができる。Y字型走行トラック
の二つの貫通ボア間の距離は、ここでは、これら走行トラックが60度の円弧状
走行トラックとしてボール経路内に設置できるように選択されている。しかし、
原則的に、この走行トラックは、ボール経路内の所望のどの位置にでも構築する
ことができる。弧を描くように移動させたり、方向転換機構73を方向転換させ
ることによって、ボールコースを変更する。原則的に、この走行トラックは全て
の側からプレイ可能である。しかし、ある例では、戻ってくるボールが方向転換
機構73を駆動することが必要である。図35bにおいて、方向転換機構73は
、回動するよう構成されたバーとして形成されている。バーは、回転点の周りを
回動するように一側において取り付けられている。さらに、バー73の過剰に広
い方向転換を防止するために、端部停止材75が設けられている。図35aの実
施例の方向転換部品73は、回転軸74の周りを回動可能なくさび73を有して
いる。回転軸74は、トラックの平面内に配置されているため、回転軸74は略
水平方向に伸長している。このような分岐は、円弧状走行トラックだけに用いら
れるものでないことは明らかである。
【0100】 本ボールトラックを用いることにより、創造性に対する限界が実質的になくな
ることが明らかに立証されている。どのようなレイアウトの構造も可能である。
また、接続部品を走行トラックに繋ぐべきかどうか、走行トラックを走行トラッ
ク上に配置するかどうか、または接続部品を接続部品上に配置するかどうかにつ
いては、ユーザが決定できる。本発明によって得られる可変性により、全ての年
齢の子供が、また、多くの場合、大人であっても、ボールトラックを楽しむこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aと図1bは、4個の貫通ボアを備えた平坦走行トラックのそれぞれ斜視
側面図と平面図である。
【図2】 図2aと図2bは、5個の貫通ボアを備えた走行トラックのそれぞれ斜視側面
図と平面図である。
【図3】 図3aと図3bは、4個の貫通ボアを備えて、その中央トラックセクションが
傾いている走行トラックのぞれぞれ斜視側面図と平面図である。
【図4】 図4aと図4bは、一つの貫通ボアを備えた接続部品または安定部品のそれぞ
れ斜視図と断面図である。
【図5】 図5aと図5bは、走行トラックと同じ厚さを有し、一つの貫通ボアと、その
下面に同軸上に固定された中空シリンダとを備えた接続部品のそれぞれ斜視図と
断面図である。
【図6】 図6aと図6bは、走行トラックの厚さの2倍の厚さを有し、一つの貫通ボア
と、その下面に同軸上に固定された中空シリンダを備えた接続部品のそれぞれ斜
視図と断面図である。
【図7】 図7aと図7bは、上方ボアセクションと側部孔を備えた接続部品のそれぞれ
斜視図と断面図である。
【図8】 図8aと図8bは、突起部を有していないトンネル部品のそれぞれ斜視図と断
面図である。
【図9】 図9aと図9bは、突起部を有するトンネル部品のそれぞれ斜視図と断面図で
ある。
【図10】 図10aと図10bは、二つの側部孔を備えた接続部品のそれぞれ斜視図と断
面図である。
【図11】 図11aと図11bは、上方孔と側部孔を備えたトンネル部品のそれぞれ斜視
図と断面図である。
【図12】 図12aと図12bは、二つの貫通ボアを備えた接続プレートのそれぞれ斜視
図と断面図である。
【図13】 図13aと図13bは、4個の貫通ボアを備えた接続プレートのそれぞれ斜視
図と断面図である。
【図14】 図14は、単純に組み立てられたボールトラックを示している。
【図15】 図15は、複雑に組み立てられたボールトラックを示している。
【図16】 図16aと図16bは、架橋部品のそれぞれ斜視図と断面図である。
【図17】 図17aと図17bは、図11に示したものと同様のトンネル部品と、対応す
る区分け部品を示している。
【図18】 図18aと図18bは、接続部品を有しない傾斜部品と接続部品を有する傾斜
部品を示した二つの斜視図である。
【図19】 図19は、傾斜部品の平面図である。
【図20】 図20aと図20bは、傾斜部品を受け入れるのに適した接続部品のそれぞれ
斜視図と断面図である。
【図21】 図21aと図21bは、渦巻き部品のそれぞれ平面図と側面図である。
【図22】 図22aと図22bと図22cは、それぞれ一つの上部孔と三つの側部孔を備
えたトンネル部品の斜視側面図と、下方から見た斜視図と、断面図である。
【図23】 図23は、5個の貫通ボアを有する接続プレートの斜視図である。
【図24】 図24aと図24bは、それぞれ、二つの受け入れ装置と一つの分離装置を備
えた傾斜部品の斜視側面図である。
【図25】 図25は、二つの受け入れ手段を備えた傾斜部品を有する組み立てられたボ
ールトラックの斜視図である。
【図26】 図26aと図26bは、ブロック部品の本体のそれぞれ斜視図と断面図である
【図27】 図27aと図27bと図27cは、それぞれブロック装置のクラッパの二つの
異なった実施例を示した斜視図と、クラッパサドルの詳細拡大図である。
【図28】 図28は、組み立てられたブロック部品の図である。
【図29】 図29aと図29bは、それぞれ、ブロック部品を備えたボールトラックの斜
視図である。
【図30】 図30aと図30bは、円形走行トラックのそれぞれ平面図と斜視図である。
【図31】 図31aと図31bは、60度の円弧状走行トラックのそれぞれ平面図と斜視
図である。
【図32】 図32aと図32bは、120度の円弧状走行トラックのそれぞれ平面図と斜
視図である。
【図33】 図33aと図33bは、それぞれ、円形走行トラックおよび/または円弧状走
行トラックを有するボールトラックの斜視図である。
【図34】 図34aと図34bは、刻み目を入れた60度の円弧状走行トラックのそれぞ
れ平面図と斜視図である。
【図35】 図35aと図35bは、それぞれ、ポイント部品の斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA ,ZW

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転回するボールのためのガイドを有する走行トラック(1、2
    、3)と、実質的に垂直および/または水平方向に対して明らかに傾斜している
    ボール通路を有する接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11)とを備え
    た個々の構成部品から成り、前記走行トラックに、ボールを他の構成部品上に移
    動させるための少なくとも一つの貫通孔または貫通ボアが設けられているボール
    トラックにおいて、 一つ以上の構成部品を超えて導かれるボール経路を形成するために、前記走行
    トラック(1、2、3)と前記接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11
    )が、互いの内部および上部に嵌合することができ、前記ボール経路が少なくと
    も走行トラックの一つのセクション上に水平方向に伸長していることを特徴とす
    るボールトラック。
  2. 【請求項2】 前記走行トラック(1、2、3)と前記接続部品(4、5、6
    、7、8、9、10、11)が、略垂直な軸の周りを回転可能な状態で、共に接
    続可能であることを特徴とする請求項1に記載のボールトラック。
  3. 【請求項3】 前記接続部品が、実質的に柱またはブロック(4、5、6、7
    、8、9、10、11)の形状を有し、垂直な貫通ボア(18)またはボアセク
    ション(18)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のボ
    ールトラック。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの接続部品が、ボールが接続部品を通過する時
    に音声を発生する音声発生手段を有していることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一つに記載のボールトラック。
  5. 【請求項5】 前記接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11)の少な
    くとも幾つかが、少なくとも一つの側部出口孔(19)を有し、接続部品内のボ
    アの少なくとも一つのセクション(20)が、水平方向に対して0度から90度
    の範囲の傾斜角度を有しているため、垂直ボアセクション(18)内に落下する
    ボールが、ボアを通過する際、水平成分を含む加速度を得ることを特徴とする請
    求項4に記載のボールトラック。
  6. 【請求項6】 前記接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11)の少な
    くとも幾つかが、垂直ボアセクション(18)の分岐によって形成される二つの
    側部出口孔(19)を有していることを特徴とする請求項5に記載のボールトラ
    ック。
  7. 【請求項7】 前記側部出口孔(19)の中点が、走行トラックの厚さと側部
    出口孔の半径の合計によって決定される距離だけ接続部品の下方縁部から離れて
    いることを特徴とする請求項5または6に記載のボールトラック。
  8. 【請求項8】 前記接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11)の幾つ
    かが、下方領域に、水平方向に伸長する通路(21)を有していることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか一つに記載のボールトラック。
  9. 【請求項9】 前記接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11)の少な
    くとも幾つかが、所定のモジュラー寸法の倍数である整数に対応する異なった有
    効高さを有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載のボ
    ールトラック。
  10. 【請求項10】 前記モジュラー寸法が、走行トラック(1、2、3)の(垂
    直方向の)厚さによって決定されることを特徴とする請求項9に記載のボールト
    ラック。
  11. 【請求項11】 前記トラック(1、2、3)の少なくとも幾つかが、少なく
    とも3個の貫通ボア(15)または孔をそれぞれ有していることを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれか一つに記載のボールトラック。
  12. 【請求項12】 前記走行トラック(1、2、3)の少なくとも幾つかが、少
    なくとも一つの端部セクション上に、共に近接する二つのボア(15)を有して
    いることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一つに記載のボールトラック
  13. 【請求項13】 前記トラック(1、2、3)が、少なくとも3個の貫通ボア
    (15)または孔をそれぞれ有していることを特徴とする請求項12に記載のボ
    ールトラック。
  14. 【請求項14】 前記トラックの幾つかが、それらの長さに対する略中央に配
    置された貫通ボア(15)を有していることを特徴とする請求項1乃至13のい
    ずれか一つに記載のボールトラック。
  15. 【請求項15】 前記レールの幾つかが、それらの長さに対する略中央に配置
    された二つの貫通孔またはボア(15)を有していることを特徴とする請求項1
    2または13に記載のボールトラック。
  16. 【請求項16】 前記トラック内のボールガイドが、好ましくはトラックの長
    手方向の中央線に沿って伸長する連続スロット(14)によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一つに記載のボールトラック。
  17. 【請求項17】 前記走行トラック(1、2、3)上と前記接続部品(4、5
    、6、7、8、9、10、11)上に突起部(16)と切り欠き部(15、18
    )が設けられて、前記突起部と切り欠き部は、走行トラックと接続部品が組立状
    態にある時に交互に互いに係合し、その結果、組み立てられたトラックと接続部
    品の横方向の相対的移動が防止されることを特徴とする請求項1乃至16のいず
    れか一つに記載のボールトラック。
  18. 【請求項18】 前記突起部(16)と切り欠き部(15,18)は、垂直貫
    通ボア(15、18)、または走行トラック(1、2、3)と接続部品(4、5
    、6、7、8、9、10、11)のボアセクションと同心で配置されていること
    を特徴とする請求項17に記載のボールトラック。
  19. 【請求項19】 前記突起部と切り欠き部が、円形または環状に構成されて、
    その結果、走行トラック(1、2、3)と接続部品(4、5、6、7、8、9、
    10、11)が共に組み立てられた時に、突起部(16)と切り欠き部(15、
    18)の円の共通軸の周りを互いに対して回転できることを特徴とする請求項1
    8に記載のボールトラック。
  20. 【請求項20】 前記接続部品(4、5、6、7、8、9、10、11)が、
    その上方側に、上方孔を取り囲む環状切り欠き部(18)と、その下面に、前記
    接続部品と同軸の円筒形または中空円筒形突起部(16)を有し、その外形はト
    ラック(1、2、3)の貫通ボア(15)の上方孔の直径以下であり、これらは
    、好ましくは、上方に配置した切り欠き部の内径に対応していることを特徴とす
    る請求項1乃至19のいずれか一つに記載のボールトラック。
  21. 【請求項21】 前記走行トラック(1、2、3)は、少なくとも数個の貫通
    ボア(15)を有する場合には、その下面に、このボアと同心に配置された環状
    突起部を有し、前記突起部の外径が接続部品の環状切り欠き部の内径に等しいこ
    とを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一つに記載のボールトラック。
  22. 【請求項22】 一つ以上の貫通ボア(18)を有する接続プレート(12、
    13)が設けられて、 ボアの下方端部上に設けられた突起部を含むそのサイズが、走行トラック(1
    、2、3)の貫通ボア(15)の寸法に対応していることを特徴とする請求項1
    乃至21のいずれか一つに記載のボールトラック。
  23. 【請求項23】 接続プレート(12、13)が、走行トラック(1、2、3
    )の(垂直方向の)厚さの倍数である整数に対応している有効高さを有している
    ことを特徴とする請求項22に記載のボールトラック。
  24. 【請求項24】 少なくとも一つの走行トラック(3)が設けられて、 水平方向に伸長して貫通ボアまたは接続ボアが設けられている走行トラックの
    端部セクションは、傾斜ローラトラックセクションによって接続されており、 傾斜ローラトラックセクションの長さと傾斜は、水平端部セクション間のレベ
    ル差が走行トラックの厚さによって決定されるモジュラー寸法の倍数である整数
    に対応するような寸法であることを特徴とする請求項1乃至23のいずれか一つ
    に記載のボールトラック。
  25. 【請求項25】 接続トラックの上側に、少なくとも一対のガイド(17)が
    走行チャネルの何れかの側に嵌合され、前記ガイドが走行トラック(1、2、3
    )の貫通ボア(15)に面したガイドの端部において、ガイドの他方の端部より
    もよりチャネルから離れていることを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一
    つに記載のボールトラック。
  26. 【請求項26】 貫通孔またはボアを閉鎖するために、その上に配置できる少
    なくとも一つの架橋部品が設けられていることを特徴とする請求項1乃至25の
    いずれか一つに記載のボールトラック。
  27. 【請求項27】 前記架橋部品が、少なくとも一方の側に、案内部品を有して
    いることを特徴とする請求項26に記載のボールトラック。
  28. 【請求項28】 前記架橋部品には少なくとも一つの案内突起部(31)が設
    けられていることを特徴とする請求項26または27に記載のボールトラック。
  29. 【請求項29】 少なくとも一つの区分け部品が設けられて、前記区分け部品
    は、走行トラックおよび接続部品(32)の貫通孔よりも小さな貫通孔またはボ
    ア(32’)を有しているため、より小さなサイズの転回部品またはボールがそ
    の中を通過する一方、より大きな寸法の転回部品またはボールが通過するのを阻
    止されることを特徴とする請求項1乃至28のいずれか一つに記載のボールトラ
    ック。
  30. 【請求項30】 傾斜部品(33)が設けられて、前記傾斜部品は、走行トラ
    ックおよび/または接続部品上に自在に配置することが可能で受け入れ位置と開
    放位置を備えた受け入れ手段を有し、前記受け入れ手段は、受け入れ位置におい
    て少なくとも一つの転回部品を受け入れ、開放位置において少なくとも一つの転
    回部品を開放することを特徴とする請求項1乃至29のいずれか一つに記載のボ
    ールトラック。
  31. 【請求項31】 前記受け入れ手段は、受け入れ位置において安定したバラン
    スを取り、一つ以上の転回部品を受け入れることによって不安定になり、その結
    果、受け入れ手段は開放位置に移動することを特徴とする請求項30に記載のボ
    ールトラック。
  32. 【請求項32】 前記傾斜部品は二つの受け入れ手段を有し、傾斜部品の第一
    状態において、第一受け入れ手段が受け入れ位置にある一方、第二受け入れ手段
    は開放位置にあり、傾斜部品(33)の第二状態において、第一受け入れ手段が
    解放位置にある一方、第二受け入れ手段は受け入れ位置にあることを特徴とする
    請求項30または31に記載のボールトラック。
  33. 【請求項33】 渦巻き部品(35)が設けられて、前記渦巻き部品は、渦巻
    き状通路上の好ましくは円錐状に伸長する渦巻き部品(35)を通って案内され
    る転回部品、好ましくはボールを受け入れる働きをすることを特徴とする請求項
    1乃至32のいずれか一つに記載のボールトラック。
  34. 【請求項34】 前記渦巻き状通路が外接する円錐の高さが、モジュラー寸法
    の倍数である整数であることを特徴とする請求項33に記載のボールトラック。
  35. 【請求項35】 前記渦巻き部品35が少なくとも二つの位置を有し、収容位
    置において、渦巻き状通路は実質的に垂直成分を有していず、プレイ位置におい
    て、渦巻き状通路は円錐状に伸長することを特徴とする請求項33または34に
    記載のボールトラック。
  36. 【請求項36】 前記渦巻き部品が、渦巻き状通路が外接する円錐の高さが異
    なり、好ましくはモジュラー寸法の倍数である整数にそれぞれ相当する二つ以上
    のプレイ位置を有していることを特徴とする請求項35に記載のボールトラック
  37. 【請求項37】 前記ボールは、渦巻き部品(35)を介して渦巻き状通路上
    に加速度を得て、ボール移動のための渦巻き状通路の外側を形成するガイドによ
    ってボール上に付与された径方向内側に向かう成分のみを(遠心力に対する反力
    として)実質的に有しているることを特徴とする請求項33乃至36のいずれか
    一つに記載のボールトラック。
  38. 【請求項38】 渦巻き部品(55)が、実質的に水平で真直ぐな走行トラッ
    クセクションと、渦巻き状セクションを有していることを特徴とする請求項33
    乃至37のいずれか一つに記載のボールトラック。
  39. 【請求項39】 前記渦巻き部品(55)が、両方の側からプレイ可能に設計
    されていることを特徴とする請求項33乃至38のいずれか一つに記載のボール
    トラック。
  40. 【請求項40】 少なくとも時折、ボール経路を閉鎖するブロック部品(54
    、66、67)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至39のいずれか
    一つに記載のボールトラック。
  41. 【請求項41】 前記ブロック部品(54、66、67)がトリガ手段(66
    ,67)を有し、トリガ手段が駆動された時に、ボールがブロック部品を乗り越
    えることができることを特徴とする請求項40に記載のボールトラック。
  42. 【請求項42】 前記ブロック部品には、本体(54)とその内部に移動可能
    に配置されたトリガ手段(66、67)が設けられていることを特徴とする請求
    項40または41に記載のボールトラック。
  43. 【請求項43】 トリガ手段(66、67)は、好ましくは下方の隣接する走
    行トラック上を転回するボールによってトリガされるように構成されていること
    を特徴とする請求項42に記載のボールトラック。
  44. 【請求項44】 前記トリガ手段は、クラッパ(58)と、例えばジャーナル
    (57)状の回動可能サスペンションと、サドル(60)とを有していることを
    特徴とする請求項43に記載のボールトラック。
  45. 【請求項45】 前記サドル(60)が、中空部またはキャビティ(61)を
    有していることを特徴とする請求項44に記載のボールトラック。
  46. 【請求項46】 前記本体(54)が、上方入り口孔(18)と、側部出口孔
    (19)とを有していることを特徴とする請求項44または45に記載のボール
    トラック。
  47. 【請求項47】 横方向横断面において、前記サドルが実質的に矩形状で、そ
    の上面が選択的に曲線状に窪んでいて、出口孔に面するサドルの側の矩形の高さ
    2が、出口孔から離間しているサドルの側の矩形の高さd1よりも高いことを特
    徴とする請求項46に記載のボールトラック。
  48. 【請求項48】 少なくとも一つの走行トラックが、垂直方向走行軸の周りで
    曲線を描くセクションを有していることを特徴とする請求項1乃至47のいずれ
    か一つに記載のボールトラック。
  49. 【請求項49】 少なくとも一つの走行トラック(68)が、円形であること
    を特徴とする請求項48に記載のボールトラック。
  50. 【請求項50】 少なくとも一つの走行トラック(70、71)が、円弧状で
    あることを特徴とする請求項48または49に記載のボールトラック。
  51. 【請求項51】 少なくとも一つの走行トラック(70、71)が、60度ま
    たは120度の円弧であることを特徴とする請求項50に記載のボールトラック
  52. 【請求項52】 少なくとも一つの円弧状走行トラック(70、71)が、少
    なくとも一方の端部セクションにおいて、好ましくは同心の中空半円筒形(16
    ’)によって取り囲まれている実質的に半円形のボア(15’)を有しているこ
    とを特徴とする請求項50または51に記載のボールトラック。
  53. 【請求項53】 前記円形走行トラックおよび/または円弧状走行トラックに
    は、貫通ボアが設けられて、好ましくは、前記貫通ボアは、rが走行トラックの
    湾曲の半径でπが数piである時、おおよそ0.333×π×rで表される円の
    経路に沿って一定の距離だけ離間していることを特徴とする請求項49乃至52
    のいずれか一つに記載のボールトラック。
  54. 【請求項54】 湾曲の半径rが少なくとも一つの走行トラックの有効長さに
    対応し、前記有効長さが、走行トラック上に配置された必ずしも隣接していない
    二つの貫通ボア(15)間の距離と対応することを特徴とする請求項53に記載
    のボールトラック。
  55. 【請求項55】 少なくとも一つの走行トラックが分岐されていることを特徴
    とする請求項1乃至54のいずれか一つに記載のボールトラック。
  56. 【請求項56】 分岐されている少なくとも一つの走行トラックが、方向転換
    部品73を有して、前記方向転換部品によってボールがどちらのボール経路を通
    行するかが決定できることを特徴とする請求項55に記載のボールトラック。
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