JP2002535734A - シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーを混入する改善された角輝度マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料 - Google Patents

シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーを混入する改善された角輝度マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料

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Abstract

(57)【要約】 透明な半結晶質ポリマーを含む新規なマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料が提供される。本発明のマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料は、大きい入射角及び大きい観察角度ですぐれた再帰反射輝度を提供する。シンジオタクチックビニル芳香族ポリマー、特にシンジオタクチックポリスチレン及びそのコポリマーは、十分な寸法安定性及び耐湿性を付与し、耐紫外線性にすることができるので、好ましい半結晶質ポリマーである。これらのマイクロプリズム再帰反射フィルムを含む信号表示材料は、オフ角のイルミネーション及び交通整理の視認及び他の信号表示用途に改善された性能を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、再帰反射フィルムまたはシート材料、より詳しくは、微小複製キュ
ーブコーナー(マイクロプリズム)パターンを含む再帰反射フィルムまたはシー
ト材料に関する。
【0002】 背景技術 マイクロプリズム反射要素を利用する再帰反射フィルムまたはシート材料が、
交通整理の信号表示など、信号表示用途に広く用いられる。マイクロプリズム再
帰反射器は一般に、略平面の表側の表面と裏側の表面から突き出るキューブコー
ナー要素の配列とを有するシートを含む。キューブコーナー要素は、相互に接続
された、略三面構造体を含み、それらの各々が、単一のコーナーを形成するよう
に出会うほぼ相互に垂直な側面を有し、従ってキューブコーナーとして特徴づけ
られる。使用時に、再帰反射器は、表側の表面を入射光及び意図された観察者の
両方の予測位置に概して向けて配置して配列される。表側の表面に入射する光が
シートに入り、シートの本体を通過し、実質的に光源に向かう方向に表側の表面
を出るように前記要素の面によって内部反射される。これは再帰反射と称される
。光線は、空気など、非常に異なった屈折率の意図的に閉じ込められた媒体を有
する界面からの全内部反射(TIR)のために、または、蒸着アルミニウムなど
、反射被膜のどちらかにより、キューブ面で一般に反射される。
【0003】 概して、マイクロプリズマティックス(microprismatics)は
、高効率で光源に向かって光を反射し返す。更に、マイクロプリズマティックス
は、再帰反射光を、特定のキューブコーナーの光学設計によって決定された領域
または「光の円錐」に広げることができる。これは、ゼロ度(完全再帰反射のベ
クトルと定義される)以外の観察角度の反射光の検出を可能にする。キューブコ
ーナーの光学形状及び高屈折率を有する構造材料の組合せは入射角性(entr
ance angularity)を最大にするのに役立ち、すなわち、十分な
再帰反射性能が観察される入射角(entrance angle)、または入
射角(angle of incidence)を最大にするのに役立つ。入射
角は、フィルムまたはシート材料の平面の表側の表面に垂直なベクトルを有する
入射光のベクトルによって作られる角度を指す。高分子構造材料は、それらの物
理的な性質のために好ましい。従って、これらの適用に一般に用いられる高分子
材料の分野で、1.50より大きい屈折率が注目され、望ましい。信号表示用途
のためのいろいろなキューブコーナー光学構造体には、米国特許第3,684,
348号(ロウランド)、米国特許第4,588,258号(フープマン)、米
国特許第5,138,488号(シュチェック)、及び米国特許第4,775,
219号(アプレドーンら)に記載されている構造体などがある。米国特許第3
,712,706号(スタム)は、マイクロプリズム構造体からの再帰反射光の
発散の特定量が、光学欠陥部分により常に存在していると見なす。この特許にお
いて、光学欠陥部分による前記発散は最小であり、光学要素の配列は、回折に帰
因する再帰反射光の角発散が主要な発散因子であるように形成される。
【0004】 米国特許第3,817,596号(タナカ)は、光学キューブコーナー要素の
2つのタイプの再帰反射器を備えることによって再帰反射光を拡散しようとし、
第1の種類は、3つの反射面をそれらに対して垂直な線が互いに直交するように
配置し、第2の種類は、3つの反射面をそれらに対して垂直な線が、それらの光
学軸が互いに直交する間に歪んで交差するように配置する。
【0005】 米国特許第4,775,219号(アプレドーンら)は、物品によって再帰反
射された光を望ましいパターンまたは発散プロフィルに分散させるように個々に
調整されてもよい再帰反射物品を提供する。これを達成するために、反射要素の
3つの側面を平行したV形溝の3つの交差するセットによって形成し、前記セッ
トの少なくとも1つが、反復パターンで、同じセットの別の溝の側面の角度と異
なる溝の側面の角度を有する。
【0006】 PCT出願第96/30786号(ニールセン)は、前記のスタムの特許に記
載された回折現象による円錐中の高度の変化を減少させるために、光路内にある
再帰反射シート材料の表面をテキスチャー化することによって、光を再帰反射さ
れた円錐中に再分散しようとする。
【0007】 キューブコーナー光学素子を、再帰反射物品の性能を更に向上させる構造材料
とを組み合わせることが、業界の第一の関心の的になっている。ポリカーボネー
ト及びアクリルがキューブコーナー再帰反射器において一般に利用される光学高
級材料であるが、ポリブチレートもまた利用され、3つすべてが良好な光学性質
を提供し、従来の形成技術で容易に加工される。微小複製キューブコーナー材料
を熱可塑性樹脂から製造するためのいろいろな複製技術が、本技術分野に周知で
ある。これらのいくつかは、米国特許第3,810,804号(ロウランド)、
米国特許第4,244,683号(ロウランド)、米国特許第4,332,84
7号(ロウランド)、米国特許第4,486,363号(プリコーン及びヒーナ
ン)、米国特許第4,601,861号(プリコーン及びロバーツ)、米国特許
第5,706,132号(ネステガードら)、欧州特許出願第796,716号
(フジイら)、欧州特許出願第818,301号(フジイら)に詳述されている
【0008】 ポリカーボネート(PC)は、1.586の相対的に高い等方性屈折率を有し
、マイクロプリズムシート材料に大きい入射角で光を放射する供給源により有効
に再帰反射するので、マイクロプリズムに好ましい材料であった。スネルの法則
に従い、材料の屈折率が高くなると、屈折の臨界角(θ)は小さくなり、従っ
て、特定のキューブコーナー要素内でTIRを達成することができる入射角はよ
り大きくなる(図1)。光が徐々により大きな入射角でキューブコーナー再帰反
射器に入るときにより小さい再帰反射性が生じるので、より大きい観察角度で輝
度を増強する間にも高入射の再帰反射性を増強する材料が信号表示用途において
特に重要である。これは都市の交通信号表示用途に特に当てはまり、道路のイル
ミネーション照明、内部照明信号表示、自動車のヘッドライト、及び他の光源の
競合が、再帰反射交通整理装置、標識等の視認性を著しく低下させることがあり
、安全保険料が中距離とより広い観察角度での図形の視認性に付加される。入射
角性を改善することができる高屈折率の材料を見いだすためになされてきたほど
には、より大きな観察角度で輝度を増強することができる材料を見いだすことに
は割合に研究がなされていない。
【0009】 従って、先行技術のマイクロプリズム再帰反射材料は、より広い観察角度でま
たは中距離から見られるとき、光学輝度の欠点を有する。同様に、最もしばしば
それらが製造される3つのポリマーのタイプは比較的高価であり、湿気に暴露さ
れるときに寸法不安定性となりやすい。マイクロプリズム再帰反射材料にさもな
ければ用いられてもよい多くの他の周知の高分子材料は、紫外光、熱、湿気、及
び摩耗などの「耐候性」に含められる1つ以上の因子に対する十分な耐性に欠け
る。従って、先行技術の材料の屈折率と少なくとも同等の屈折率、従来の加工性
、十分な耐候性、湿気に対する改善された寸法安定性を有し、且つ低コストであ
るポリマーから作製された、より広い観察角度で改善された性能を有するマイク
ロプリズム再帰反射材料が本技術分野において必要とされている。
【0010】 以下に記載したように、これら及び他のニーズが本発明によって満たされる。
【0011】 発明の要旨 本発明は、マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料、及び前記マ
イクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料を含む信号表示材料である。
【0012】 本発明の1つの態様において、透明な半結晶質ポリマーを含むマイクロプリズ
ム再帰反射フィルムまたはシート材料が提供される。好ましくは、半結晶質ポリ
マーはシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーであり、より好ましくは、半結
晶質ポリマーはスチレン部分を少なくとも80重量%有するシンジオタクチック
ビニル芳香族ポリマーであり、最も好ましくは、半結晶質ポリマーはシンジオタ
クチックポリスチレンコポリマーである。本発明の特に好ましい実施態様におい
て、マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料は、スチレン部分を少
なくとも80重量%含み、パラ−メチルスチレン部分を少なくとも5重量%、更
に含むシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーを含む透明な半結晶質ポリマー
を含む。
【0013】 本発明の別の態様において、透明な半結晶質ポリマーを含むマイクロプリズム
再帰反射フィルムまたはシート材料を含む、信号表示材料が提供され、それは、
ポリカーボネートからなるマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料
を含む同等の信号表示材料に対して増強された再帰反射輝度を有する。好ましく
は、透明な半結晶質ポリマーを含むマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシ
ート材料を含む信号表示材料は、ポリカーボネートからなるマイクロプリズム再
帰反射フィルムまたはシート材料を含む同等の信号表示材料に対して、約30°
より大きい入射角で、または約0.20より大きい観察角度で、増強された再帰
反射輝度を有した。
【0014】 好ましい実施態様の詳細な説明 触媒技術における最近の開発により、いわゆる「シンジオタクチック」配置を
有する鎖セグメントを含む、ポリスチレンなど、ビニル芳香族ポリマーの合成を
可能にした。シンジオタクチック性は、モノマーの二重結合に含有される炭素原
子の1つが2つの異なった置換基を持つときに成長ポリマー鎖にビニルモノマー
を加えることができる1つのパターンを指す。頭−尾結合のこのようなモノマー
の重合は、主鎖の炭素原子1個おきが立体異性の部位であるポリマー鎖をもたら
す。このような炭素原子は、「擬似不斉(pseudoasymmetric)
」または「キラル」炭素原子と称される。各々の擬似不斉炭素原子は、2つの区
別できる配置の1つに存在することができる。相当するビニルモノマーが成長ポ
リマー鎖に加えられるときにこのような炭素原子の配置に依存して、得られた鎖
はアタクチック、アイソタクチック、またはシンジオタクチックであり得る。
【0015】 例えば、置換基X及びYを持つ頭−尾結合主鎖の擬似不斉(pseudosy
mmetric)炭素原子を考えてみる。ポリマー主鎖が、主鎖の炭素原子間の
結合が平面のジグザグパターンを形成するように方向づけられている場合、各々
のX及びY置換基は前記主鎖によって規定される平面の上または下のどちらかに
ある。すべてのX置換基が主鎖の一方の側にあり、すべてのY置換基が他方の側
にある場合、ポリマー鎖はアイソタクチック配置を有すると言われる。X及びY
置換基が主鎖の上と下に不規則に分散されている場合、ポリマー鎖はアタクチッ
ク配置を有すると言われる。X及びY置換基が主鎖の上と下に交互にある場合、
ポリマーはシンジオタクチック配置を有すると言われる。換言すれば、シンジオ
タクチックポリマー鎖の側基は、主鎖が単一平面にあるように配列されるときに
主鎖の上と下に対称且つ反復的に配列される。例えば、シンジオタクチックポリ
スチレンのケースでは、フェニル基(側基)は、完全に伸長された炭素−炭素主
鎖のジグザグパターンによって規定された平面の上と下に交互に配置される。シ
ンジオタクチック性は、ルディン著、「The Elements of Po
lymer Science and Engineering」、アカデミッ
クプレス、128〜132ページ(1982年)に記載されている。
【0016】 シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーは、十分な寸法安定性、熱安定性、
及び/または耐湿性を示すいろいろな物品を作製するために用いられている。オ
ーバーレイフィルムにおけるシンジオタクチックポリスチレンの使用は、例えば
、代理人整理番号53059USA8Aの、12/09/96に出願された、譲
受人の係属中の米国特許出願第08/761,912号に記載されている。微小
複製テクスチャーまたはパターンを上に有する剥離ライナーなど、剥離ライナー
におけるシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーの使用は、本出願と同日に出
願された、代理人整理番号53467USA3Aの、譲受人の係属中の出願に記
載されている(その内容を本願明細書に引用したものとする)。
【0017】 シンジオタクチック、ビニル芳香族ポリマー及びこれらのポリマーの作製方法
は、米国特許第5,496,919号(ナカノ)、米国特許第5,188,93
0号(フナキら)、米国特許第5,476,899号(フナキら)、米国特許第
5,389,431号(ヤマサキ)、米国特許第5,346,950号(ネギら
)、米国特許第5,318,839号(アライら)、米国特許第5,273,8
30号(ヤグチら)、米国特許第5,219,940号(ナカノ)、米国特許第
5,166,238号(ナカノら)、米国特許第5,145,950号(フナキ
ら)、米国特許第5,127,158号(ナカノ)、及び米国特許第5,082
,717号(ヤグチら)に記載されている。日本特許公開公報187708/1
987もまた、参照のこと。
【0018】 シンジオタクチックポリスチレン(sPS)は、マイクロプリズム再帰反射フ
ィルムまたはシートの構造材料としてポリカーボネートに2つの著しい類似性を
有する。sPSは、1.585の高い等方性屈折率、nを有する。これは、1.
586のポリカーボネートの等方性屈折率とほとんど同一である。更に、sPS
を、非常に高い透明性を有するフィルム及びシートに加工することができる。し
かしながら、著しい相違は、sPSが半結晶質ポリマーであるということである
。これは、sPSを、若干の結晶構造体、または微結晶が形成されるように加工
することができることを意味する。更に、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP
)、及びポリエチレンテレフタレート(PET)などの他の周知の半結晶質ポリ
マーについてのケースと同様、sPSの微結晶を球晶と呼ばれるより大きい構造
体に組織することができることは周知である。
【0019】 半結晶質ポリマーは不透明、半透明、または曇っている傾向があるとしばしば
言われるが、この一般化には多くの例外がある。透明な半結晶質ポリマーの例に
は、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、有核または二軸延伸PP、二軸延伸PE
T、二軸延伸ポリエチレンナフタレート(PEN)、二軸延伸ポリアミド6、ポ
リエチレンの延伸フィルムの他、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、
ポリフッ化ビニル、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリエチレン−alt−
クロロトリフルオロエチレン、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン11、ナイロ
ン12、ナイロン4/6、ナイロン6/6、ナイロン6/9、ナイロン6/10
、ナイロン6/12、及びナイロン6/Tなど)、ポリアリールエーテル(ポリ
フェニレンエーテル及びその環置換ポリフェニレンオキシドなど)、ポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK)、及び熱可塑性ポリエステル(PET、PEN、
ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、及びポリ−1,4−
シクロヘキサンジメチレンテレフタレート)の特定の構造体(特にフィルム)な
どがあるがこれらに限定されない。
【0020】 ポリマーが、半結晶質であるが、透明性を保ついろいろな理由があり得る。本
質的に、結晶度が不透明性をもたらすために、光が、高分子材料によって屈折さ
れるか、反射されるか、または吸収されなくてはならない。添加剤を含まない高
純度のポリマーについて、最も一般に、半結晶質ポリマーの不透明性の原因であ
るのは屈折のメカニズムである。屈折がポリマーの微結晶とポリマーの非晶質相
との間の界面で起きるために、微結晶と非晶質相の屈折率は異なっていなければ
ならない。更に、結晶実体の大きさは少なくとも、入射光の波長と同じ大きさの
程度でなければならない。更に、屈折が不透明性または、半透明性または曇りな
ど、透明性からの容易に観察される偏りを生じるために、屈折された入射光の量
は有意でなければならない。屈折された光の率は、存在している結晶度の量、並
びに屈折率の差及び結晶実体の大きさに依存する。
【0021】 従って、半結晶質ポリマーは、少なくとも3つの要因の何れか1つのために透
明なままである場合がある。(1)その結晶の屈折率がその非晶質の屈折率にぴ
ったりと一致する。(2)その結晶実体の大きさが可視光の波長より小さい。ま
たは(3)存在している結晶度の全量が実質的な量の屈折を生じるには小さすぎ
る。これらの要因について知識がある者は、それらの間の相互作用が、「透明性
」のためにそれらの何れか1つの必要とされるレベルを具体的に定量化すること
を不可能にすることを理解するであろう。
【0022】 しかしながら、上に言及された個々のケースのいくつかについて、これらの要
因の1つは、その特定の半結晶質ポリマー組成物の透明性の維持において優先す
る。従って、概して、その結晶の屈折率がその非晶質相の屈折率にほとんど完全
に一致するので、ポリ−4−メチル−1−ペンテンは透明なままである。有核ポ
リプロピレンは、核剤が冷却時に結晶の成長の非常に多くの中心を同時に作るの
で、個々の結晶実体が可視光の波長のオーダーの大きさを実現することができな
いという事実から、その透明性を得る。二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、完
成フィルムほど著しく透明ではない前駆フィルムを延伸することによって製造さ
れる。広く受け入れられている理論は、前駆フィルム中の結晶実体が延伸工程の
間に分解及び再配列され、それらがもう可視光を屈折させるのに十分大きくない
と考える。他方、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは一般に、大き
な量の結晶度を生じる間に結晶実体を可視光を屈折させるのに十分な大きさに成
長させない条件で透明且つほとんど完全に非晶質の前駆フィルムを延伸すること
によって一般に製造される。上に言及された多くの他のポリマーフィルムの透明
性は、それらを作製する溶融ポリマーを「急冷する」、または急速に冷却する条
件に帰せられ、結晶実体の量及び大きさが最小に保持される。押出キャスチング
後のフィルムの急冷の技術は本技術分野に周知であり、チルドロール上へのキャ
スチング、水槽中へのキャスチング、空気衝突、及び他の技術などを含める。
【0023】 しかしながら、何れの透明な半結晶質ポリマーも、その結晶実体のすべてが光
学波長より著しく小さいわけではないか、またはその結晶相の屈折率がその非晶
質の屈折率に正確に一致しない場合、光を屈折させる特定の有限な傾向を有する
ことを指摘することは重要である。従って、ほとんどすべての透明な半結晶質ポ
リマー構造体は、それらの上に入射する光の少量を屈折させる、または「散乱さ
せる」それらの能力において純粋に非晶質のポリマー構造体とは異なる。
【0024】 マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料の構造材料としてのsP
Sの使用は、結晶実体がキューブコーナー要素に衝突する光の一部を分散させる
ので、高屈折率のポリマーの利点と弱拡散反射体の利点とを組み合わせる新規な
キューブコーナー物品をもたらすことがわかった。前記ポリマー樹脂の製造条件
及び組成に依存して、広範囲の結晶特徴を有するsPSマイクロプリズマティッ
クスを作製することができ、光学性質の広い範囲をもたらすことができる。1つ
の極端なケースでは、sPSマイクロプリズマティックスを、大きな結晶実体を
有し、高度に結晶性であり、従って不透明な外観を有するように作製することが
できる。しかしながら、低レベルの結晶度を有するsPSマイクロプリズマティ
ックスは、非常に透明である。
【0025】 本発明の好ましいsPS再帰反射物品は概して、再帰反射のために通常必要と
される高度の透明性を有することを特徴とし、更に、結晶構造体の(大きさ及び
密度の両方の点から)分布を有すると考えられる。十分な透明性、高屈折率、及
び小さいがゼロではない量の光の散乱の得られた組合せは、sPSを、より広い
観察角度で再帰反射の輝度を増大させるための理想的な材料にする。驚くべきこ
とに、sPSは、ポリカーボネートの屈折率と完全には等しくない屈折率を有す
るにもかかわらず、高い入射角ですぐれた性能を提供することも、観察された。
これらの現象を、図2、3、及び4に示す。
【0026】 図2及び3において、sPSマイクロプリズマティックスの輝度は、0.33
°及び0.5°の観察角度でPCについて得られた輝度をはるかに上回り、この
優位は、入射角の受容可能な全範囲にわたり維持される。多くの観察角度で得ら
れたデータ(示されない)は、この状態が0.33°より大きいすべての観察角
度で存続することを示す。図4は、0.2°の最も小さい実験的に受容可能な観
察角度について、sPS材料は、約30°より小さい入射角についてPCを下回
るが、より大きい入射角について、sPSマイクロプリズマティックの輝度はP
Cの輝度に一致するか、またはそれを超える。明らかに、これらの3つの図が意
味するのは、低い入射角について、再帰反射光が、sPSにより、PCによるよ
り広い「光の円錐」に分散され、輝度がたいていの観察角度においてより高いが
、最小の観察角度において幾分より低く、他方、大きい入射角について、sPS
は驚くべきことに、最小の観察角度で性能を低下させることなく、再帰反射され
た光の円錐を広げる、ということである。これは、より大きい入射角について、
sPSが(すべての観察角度について総合した)全再帰反射強度の絶対的な増加
を提供していることがあることを意味する。これは、屈折率の何れの利点もない
ポリマーについて非常に意外な結果である。最低で、データは、光源と非常に正
確に一直線に合わせられた(0.2°より近い)観察者以外のすべての観察者に
ついて再帰反射された強度の増加を示すと解されなくてはならず、それはほとん
ど同様に有利である。加工の最適化が、PCに対してsPSの性能を更に改善す
ることがあると考えられる。
【0027】 何れかの特定の理論に縛られることを望まないが、sPSキューブコーナー要
素に入る光は、図5に概略的に示されるように、結晶マイクロ構造体によってわ
ずかに散乱され、再帰反射光の発散の増大を引き起こすと推測することは妥当に
思われる。すなわち、より大きい観察角度に光の円錐を広げるために光学構造体
(の形状)の変化に依存する、米国特許第3,712,716号(スタム)、米
国特許第3,817,596号(タナカ)、米国特許第4,775,219号(
アプレドーンら)、及びPCT特許出願第96/30786号(ニールセン)に
開示されているシステムと対照的に、光が構造材料それ自体の性質によってより
大きい観察角度に向かって分散されると考えられる。この効果は、何れの所与の
キューブコーナー形状についても、sPSキューブコーナー再帰反射構造体を、
PCの場合より大きい観察角度でより明るくする。
【0028】 光を広げるための上に示唆したメカニズムが本質的に正しいと仮定すると、透
明な物品に形成することができる前述の半結晶質ポリマーの何れも、この発明に
詳述した利点に似た光学的利点を提供するように作製することができる。ポリマ
ー加工の当業者は、核剤、延伸−配向、溶融急冷の使用、または結晶実体の大き
さ及び量を操作するための他の技術によって、上に記載しなかった更に別の半結
晶質ポリマーも、似た利点を提供するように作製することができることは理解さ
れよう。しかしながら、高屈折率、良好な加工特徴、熱的安定性、疎水性、及び
温度及び湿度の両方に対する寸法安定性のその組合せは、sPSを好ましいキュ
ーブコーナー再帰反射材料にする。
【0029】 sPSはシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーのより広いクラスの一部で
あり、本発明に有用なこのような樹脂は、分子量とその分布、モノマー及びコモ
ノマーの本性、コモノマーの含有量、シンジオタクチック性、グラフトまたは長
鎖枝分かれ等のレベルなど、広範囲の組成の特徴を有することができる。
【0030】 本発明に有用なシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーには、ポリ(スチレ
ン)、ポリ(アルキルスチレン)、ポリ(アリールスチレン)、ポリ(スチレン
ハリド)、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニルエステルベンゾエート)
、ポリ(ビニルナフタレン)、ポリ(ビニルスチレン)、及びポリ(アセナフタ
レン)のシンジオタクチックの種類、並びにこれらの構造単位を含有する水素化
ポリマー及び混合物またはコポリマーなどがあるがこれらに制限されない。ポリ
(アルキルスチレン)の例には、以下の異性体、すなわち、ポリ(メチルスチレ
ン)、ポリ(エチルスチレン)、ポリ(プロピルスチレン)、及びポリ(ブチル
スチレン)の異性体などがある。ポリ(アリールスチレン)の例には、ポリ(フ
ェニルスチレン)の異性体などがある。ポリ(スチレンハリド)については、例
には、以下の異性体、すなわち、ポリ(クロロスチレン)、ポリ(ブロモスチレ
ン)、及びポリ(フルオロスチレン)の異性体などがある。ポリ(アルコキシス
チレン)の例には、以下の異性体、すなわち、ポリ(メトキシスチレン)及びポ
リ(エトキシスチレン)の異性体などがある。これらの例のうち、好ましいスチ
レン基ポリマーは、ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(m−メ
チルスチレン)、ポリ(p−第三ブチルスチレン)、ポリ(p−クロロスチレン
)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ(p−フルオロスチレン)の他、スチレ
ン及びp−メチルスチレンのコポリマーである。これらのポリマーのうち、ポリ
スチレン、ポリ(p−フルオロスチレン)、ポリ(p−メチルスチレン)の他、
スチレン及びp−メチルスチレンのコポリマーが最も好ましい。
【0031】 シンジオタクチック性を、炭素同位体方法(13C−NMR)を用いてNMR
分析によって定性的に及び定量的に確認することができる。13C−NMR法に
よって確認される立体規則性を、シンジオタクチック配置を有するポリマーの重
量パーセントを用いて、またはシンジオタクチック配列で互いに連続的に連結し
た構造単位(ダイアッド及びペンタッド)の比率を用いて示すことができる。第
1のアプローチを用いて、本発明の好ましいシンジオタクチックポリマーは、シ
ンジオタクチック鎖セグメントを約20〜100重量パーセント、好ましくは3
0〜98重量%、より好ましくは85〜95重量パーセント含有する。第2のア
プローチを用いて、好ましいシンジオタクチックポリマーは、ラセミダイアッド
の比率が少なくとも75%、好ましくは少なくとも85%であり、ラセミペンタ
ッドの比率が少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%であるようなシン
ジオタクチック性を有する。
【0032】 ある場合には、シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーは、望ましい性質を
マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料に与えるためにいろいろな
他のモノマーまたはポリマー種とグラフト化、共重合、またはブレンドされても
よい。例えば、マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料は、シンジ
オタクチックビニル芳香族ポリマーと、任意に、他の種類のシンジオタクチック
及び/または非シンジオタクチックポリマーとのポリマーブレンドを含んでもよ
い。フィルムまたはシート材料がブレンドの相分離によって不透明にならないよ
うなブレンドの調合に注意しなくてはならない。この制限条件内で、他の種類の
ポリマーが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、またはポリペンテン
などのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、またはポリエチレンナフタレートなどのポリエステルの他、ポリアミド、
ポリチオエーテル、ポリスルホン、ポリウレタン、ポリエーテルスルホン、ポリ
イミド、商品名TEFLONTMとして販売されているようなハロゲン化ビニル
ポリマー、これらの組合せ等のうちから選択されてもよい。ポリマーブレンドに
ついては、他の種類のポリマーを好ましくは0.01〜50重量部、シンジオタ
クチックビニル芳香族ポリマー100重量部当たりに用いてもよい。いくつかの
実施態様において、シンジオタクチックポリスチレンをいろいろな量のアイソタ
クチックまたはアタクチックポリスチレンとブレンドしてもよい。
【0033】 本発明において用いられる好ましいシンジオタクチックポリスチレンポリマー
は実質的に完全に非置換スチレンモノマーから誘導されてもよいが、アルキル、
アリール、及び他の置換基をその一部が含有してもよいいろいろな量の他の共重
合性モノマーが、より好ましくはポリマー中に混入される。コモノマーをポリマ
ーに混入することは、溶融体からの結晶化の速度を遅くすると共に、その微結晶
の大きさを制限するのに役立つ。従って、より攻撃的でない急冷条件が、ホモポ
リマーのケースよりも、ポリマーを透明なフィルムまたはシート材料に加工する
ために必要とされる。例えば、好ましいシンジオタクチックポリスリレンのコポ
リマーは、スチレンモノマーを約100重量部及び1つ以上の他の共重合性モノ
マーを約20重量部まで含むモノマーから誘導されてもよく、それらは、擬似不
斉を有しても有さなくてもよい。シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーの群
を規定するときに上に記載したホモポリマーのためのモノマーのほかに、このよ
うな他のモノマーの代表的な例には、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン
、ヘキセンオクテン及びデセンなどのオレフィンモノマー、ブタジエン及びイソ
プレンなどのジエンモノマー、環状オレフィンモノマー、環状ジエンモノマー、
またはメチルメタクリレート、無水マレイン酸、及びアクリロニトリルなど、極
性ビニルモノマーなどがある。
【0034】 特に好ましいシンジオタクチックポリスリレンのコポリマーは、スチレン10
0重量部、パラメチルスチレン1〜20重量部、好ましくは5〜15重量部から
誘導される。パラメチルスチレンモノマーのこのような量をポリスチレンコポリ
マー中に混入することが、得られたマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシ
ート材料の透明性を改善することがわかった。スチレン100重量部及びパラメ
チルスチレン7重量部から誘導された特に好ましいビニル芳香族、シンジオタク
チックポリスリレンのポリマーの1つの例は、ダウケミカルカンパニー製の商品
名QUESTRATM406の市販品である。
【0035】 本発明のフィルム及びシート材料で利用されたビニル芳香族、シンジオタクチ
ックポリマーの分子量は、多くの適用において重要ではない。広い範囲内の分子
量を有するポリマーを用いて有利な結果をもたらすことがある。概して、重量平
均分子量(M)は少なくとも10,000、好ましくは50,000〜3,0
00,000、より好ましくは、50,000〜約400,000であってもよ
い。同じく、分子量の分布は多くの適用において重要ではなく、狭くても広くて
もよい。例えば、M:Mnの比は1.0対10であってもよく、そこにおいて
、Mは数平均分子量である。
【0036】 本発明のマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料は、フィルムま
たはシート材料の物理的な性質を増強するために1つ以上の添加剤を任意に含ん
でもよい。例えば、フィルムまたはシート材料は、着色剤、無機充填剤、紫外線
(「UV」)吸収剤、光安定剤、フリーラジカル捕獲剤、酸化防止剤、帯電防止
剤の他、粘着防止剤、潤滑剤、架橋剤などの加工助剤、他の添加剤及びそれらの
組合せを含んでもよい。着色剤は一般に、シンジオタクチックポリマー100重
量部に対して、約0.01〜0.5重量パーセントで加えられる。
【0037】 信号表示及び他の屋外の適用で用いられる大部分のポリマーフィルムは、UV
吸収(UVA)添加剤及び/または励起状態失活剤、ヒドロ過酸化物分解剤、ま
たはフリーラジカル捕獲剤として作用する他の化合物を有する基礎樹脂を配合す
ることによって、UV分解に対して安定化される。ヒンダードアミン光安定剤(
HALS)は、特に良好なラジカル捕獲剤であることがわかった。UVA添加剤
は、スペクトルのUV領域の放射線を吸収することによって作用する。他方、H
ALSは、紫外線に露光する間にポリマー母材中に生成されたラジカルを急冷す
ることによって挙動する。UV安定性を改善するために用いられる材料のタイプ
の検討を、R.ガクター、H.マラー著及びP.クレムチュク編、「Plast
ics Additives Handbook」194〜95ページ(ニュー
ヨーク、ハンサー出版、第3版)に見いだすことができる。
【0038】 UV吸収剤は一般に、シンジオタクチックポリマー100重量部に対して約0
.5〜2.0重量パーセントで加えられる。適したUV吸収剤の具体例には、ニ
ューヨーク州、アードスレーのチバ・ガイギーコーポレーション製のTINUV
INTM327、328、900、及び1130、及びTINUVIN−PTM などのベンゾトリアゾールの誘導体、ニュージャージー州、クリフトンのBAS
Fコーポレーション製のUVINULTMM40、408、及びD−50などの
ベンゾフェノンの化学誘導体、ペンシルベニア州、ピッツバーグのネヴィルシン
セーズオーガニクス社製のSYNTASETM230、800、及び1200、
ニュージャージー州、クリフトンのBASFコーポレーション製のUVINUL TM N35、及び539などのジフェニルアクリレートの化学誘導体、サンドズ
コーポレーション製のSanduvor VSUなどのオキサニリド、サイタッ
クインダストリーズ製のCyasorb UV1164などのトリアジンの他、
サリチレート誘導体などがある。
【0039】 用いられてもよい光安定剤には、シンジオタクチックポリマー100重量部に
対して、約0.5〜2.0重量パーセントで一般に用いられる、ヒンダードアミ
ンなどがある。ヒンダードアミン光安定剤の例には、すべてニューヨーク州、ア
ードスレーのチバ.ガイギーコーポレーション製のTINUVINTM144、
292、622、及び770、及びCHIMASSORBTM944の他、2,
2,6,6−テトラアルキルピペリジン化合物などがある。フリーラジカル捕獲
剤もまた、シンジオタクチックポリマー100重量部に対して、一般に、約0.
01〜0.5重量パーセントで用いられてもよい。
【0040】 適した酸化防止剤には、モノホスフィット及びジホスフィットなど、リン酸化
防止剤、及びフェノール酸化防止剤などがある。本発明のマイクロプリズム再帰
反射フィルムまたはシート材料に使用するための適したモノホスフィットには、
トリス(2,4−tert−ブチル−フェニル)ホスフィット)及びトリス(モ
ノ−またはジ−ノニルフェニル)ホスフィットなどがあるがこれらに制限されな
い。本発明に使用するのに適したジホスフィット酸化防止剤には、ジステアリル
ペンタエリトリトールジホスフィット、及びジオクチルペンタエリトリトールジ
ホスフィットなどがあるがこれらに制限されない。フェノール酸化防止剤の代表
例には、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジフ
ェニル−4−メトキシフェノール及び2,2’−メチレンビス(6−tert−
ブチル−4−メチルフェノール)などがある。同様に本発明の酸化防止剤として
使用するのに適しているのは、ニューヨーク州、アードスレーのチバガイギーコ
ーポレーション製のIRGANOXTM1010、1076、1035、142
5、またはMD−1024、またはIRGAFOSTM168などのヒンダード
フェノール樹脂である。
【0041】 好ましい実施態様において、マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート
材料は、フィルムまたはシート材料の透明性を増強するために有効なIRGAN
OXTM1425酸化防止剤の量を含有する。この酸化防止剤は、シンジオタク
チックポリスチレンポリマーの融点と大体同じである、約260℃の融点を有す
る。この材料は、ポリマーが溶融状態から固化するときにシンジオタクチックポ
リスチレンの結晶度の率を低減させることによって透明性を増強すると考えられ
る。特に、この酸化防止剤は、シンジオタクチックビニル芳香族ポリマー100
重量部当たり、約0.0001〜2重量部、好ましくは約0.001〜1重量部
、及び最も好ましくは約0.01〜0.5重量部の量で存在しているのが好まし
い。
【0042】 他の加工助剤の少量、一般にシンジオタクチックビニル芳香族ポリマー100
重量部当たり1重量部以下を添加して、ポリマーの加工性を改善することができ
る。有用な加工助剤には、コネチカット州、ノーウォークのグリコ社製の脂肪酸
エステル、または脂肪酸アミド、ニュージャージー州、ホーボーケンのヘンケル
コーポレーション製の金属ステアリン酸塩、またはニュージャージー州、サマー
ビルのホークストセラニーズコーポレーション製のWAX ETMなどがある。
【0043】 必要ならば、シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーはまた、得られたフィ
ルムまたはシート材料の全性質を最適にする難燃剤などの物質を含有してもよい
【0044】 本発明のマイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料に使用するのに
適した無機充填剤には、例えば、IA族、IIA族、IVA族、VIA族、VI
IA族、VIII族、IB族、IIB族、IIIB族またはIVB族の元素の酸
化物、水酸化物、硫化物、窒化物、ハロゲン化物、炭酸塩、酢酸塩、リン酸塩、
亜リン酸塩、有機カルボキシル酸塩、ケイ酸塩、チタン酸塩またはホウ酸塩、並
びにそれらの水和化合物などがある。例えば、IA族の元素を含む適した無機充
填剤には、フッ化リチウム及びホウ砂(ホウ酸ナトリウムの水和物の塩)などが
ある。IIA族の元素を含む適した無機充填剤には、炭酸マグネシウム、リン酸
マグネシウム、酸化マグネシウム及び塩化マグネシウムなどがある。前述の族の
元素を含む他の適した無機充填剤は、その内容を本願明細書に引用した、米国特
許第5,188,930号(フナキら)に開示されている。
【0045】 しかしながら、このような無機充填剤の使用は、それらがマイクロプリズム再
帰反射フィルムまたはシート材料の光学性能に与えることがある効果によって決
定される。屈折率、粒子の大きさ、及び配合量のすべてが、本発明の光学性能に
影響を与える可能性があり、それは無機充填剤の使用を制限するのに役立つこと
は等業者には明白であろう。
【0046】 しかしながら、このような粒状無機充填剤を、ポリカーボネート、ポリメチル
メタクリレート、またはアタクチックポリスチレンなどの高屈折率の非晶質ポリ
マーに加え、無充填半結晶質sPSについて上に記載した屈折の効果に似た屈折
の効果を生じることができる。従って、適切な粒子大きさ及び適切な配合量の粒
状無機充填剤を、sPS中の結晶実体と同様に光学屈折要素として用いることが
できる。更に、このような粒状無機充填剤を、本明細書に記載した屈折効果を増
大または最適にするためにsPSなどの半結晶質ポリマー中で用いることができ
る。更に、このような効果はまた、sPS、または他の透明な半結晶質ポリマー
を、適切に分散された不相溶ポリマーの適切な量と、ポリマーブレンドの形で配
合することによって達成されてもよい。
【0047】 しかしながら、純(無充填及びブレンドされていない)sPS、またはそれら
のコポリマーは、本明細書に記載した再帰反射物品のその実用性を(光学的に及
び加工の容易さの両方で)更に差別化するいろいろな他の有利な性質を提供し、
これらを以下に記載する。
【0048】 sPSは本質的に低い表面エネルギー(29.4ダイン/cm)を有し、それ
は、微小複製のために用いた道具から、最小限の労力で、除去することを可能に
する。この性質は、金型の離型を促進する目的のために本技術分野に周知の潤滑
剤及び添加剤を使用することによって更に改善され得る。商用の微小複製加工に
おいて一般に使用される道具または金型からポリマーをきれいに及び容易に離型
できないのは、多くの他の非晶質及び半結晶質ポリマーの実用性をひどく制限し
ている。
【0049】 sPSは、低い吸湿膨張係数(CHE)及び十分な熱的安定性を有し、それは
、周囲温度及び湿度の極値に暴露されるときにsPSマイクロプリズムフィルム
を寸法安定性にする。
【0050】 更に、米国特許出願第08/761,912号(オジェダ)(その内容を本願
明細書に引用したものとする)に開示されているように、sPSマイクロプリズ
ムフィルムをUV阻止被膜で被覆すること、または透明なUV吸収剤添加オーバ
ーレイフィルム(米国特許第4,895,428号(ネルソンら))をマイクロ
プリズムフィルムまたはシート材料にラミネートすることにより、それを環境及
びUV劣化から保護することによってその実用性を増強する。前者は、製造プロ
セスを単純化し、最終製品のコストを低減するので、商用により好ましい。
【0051】 本発明のマイクロプリズム再帰反射フィルム及びシート材料を、多数の加工技
術の何れか1つ(モールディング、エンボス、キャスティングなど)、及び本技
術分野に開示されたマイクロプリズム光学道具のいろいろな形式の何れかを用い
て作製する。
【0052】 マイクロプリズム再帰反射フィルムまたはシート材料の厚さは制限されないが
、加工条件によって対処されなくてはならない。すなわち、異なった厚さのシー
トは、結晶実体の大きさ及び結晶度の同じレベルを達成する異なった急冷条件を
必要とする。いくつかの適用において、再帰反射フィルムまたはシート材料が柔
軟であることが望ましく、他のケースでは、剛性が意図された用途に必要とされ
る。これら及び加工装置の能力が、最適な厚さを決定する。
【0053】 米国特許第4,025,159号(マクグラス)に開示されているように、裏
材または封止用フィルムは、格子状のパターンで不連続な位置に熱封止すること
によってマイクロプリズムシート材料に適用され、キューブコーナーフィルムの
有効性を低減させることがある異物(湿気、空気によって運ばれた汚染物質、夾
雑物など)の混入を妨ぐことができる。このフィルムはまた、キューブコーナー
に隣接している空気層を保持するのに役立ち、従ってキューブコーナー要素を金
属化することを必要とせずにTIRを可能にする。
【0054】 以下の実施例は限定することを意図するものではなく、本発明のいろいろな特
徴を示す。
【0055】 比較例C1 ポリカーボネート(PC)の再帰反射キューブコーナーフィルムを、マイクロ
構造化ニッケル道具を用いて圧縮成形した。利用したマイクロ構造化ニッケル道
具は、約88マイクロメータ(0.0035インチ)のマイクロキューブプリズ
ム窪みを有する。マイクロキューブ窪みは、米国特許第4,588,258号(
フープマン)に概して示されるように、光学軸を一次溝から8.15度傾斜また
は傾きを付けてキューブコーナー要素の整合対として形成された。ニッケル道具
の厚さは約508マイクロメータ(0.020インチ)であった。
【0056】 等方性の、厚さ500μmのPC(ベイヤー2407)溶融キャスト試験片を
、マイクロ構造化ニッケル道具と磨き鋼板との間の成形装置内に置き、エンボス
加工(パターン化)表面及び向かい合った平滑な表面を提供する。
【0057】 試験片を、2分間、400°F(204℃)のプラテン温度及び25kpsi
の圧力を用いて作製した。次に、加圧した試験片を、冷水中に急速に浸漬するこ
とによってただちに急冷した。
【0058】 角輝度の測定値を、0°の方位角を用いて、米国連邦試験方法規格370に従
って、米国特許第5,138,488号(シュチェック)に記載されている方法
を用いて非封止試験片で得た。角輝度のデータを表1に示し、図2〜4で「PC
」と記した曲線としてプロットする。
【0059】
【表1】 表1 入射角及び観察角度の関数としてのPC輝度(cp)
【0060】 実施例1 シンジオタクチックポリスチレン(sPS)キューブコーナーフィルムを、比
較例C1に記載された手順によって厚さ250μmの溶融−キャスト試験片を圧
縮成形することによって作製したが、ただし、プラテン温度は500°F(26
0℃)であった。用いたsPS樹脂は報告によれば重量平均分子量が275,0
00であり、コモノマーとして14重量%のパラ−メチルスチレン(pMS)を
含有した。前記樹脂はダウケミカルカンパニー(ミシガン州、ミッドランド)か
ら得られた。溶融−キャスト試験片は、示差走査熱量測定(DSC)によって測
定したとき、198℃の結晶化の開始点温度、T(開始点)、193℃の結晶
化のピーク温度、T(ピーク)、及び243℃の融点ピーク温度、Tを示し
た。
【0061】 角輝度の測定を比較例C1と同様に行った。データを表2に示す。
【0062】
【表2】 表2 入射角及び観察角度の関数としてのsPS輝度(cp)
【0063】 実施例2 sPSキューブコーナーフィルムを、実施例1と同様に作製した。この実施例
において、用いたsPS樹脂(ミシガン州、ミッドランドのダウケミカルカンパ
ニー製のQuestra 406)は報告によれば、重量平均分子量が325,
000であり、コモノマーとして7%のpMSを含有した。溶融−キャスト試験
片上でのDSC測定は、197℃のT(開始点)、185℃のT(ピーク)
、及び247℃のTを示した。
【0064】 角輝度測定を比較例C1と同様に行った。データを表3に示し、図2〜4で「
sPS」と記した曲線としてプロットする。
【0065】
【表3】 表3 入射角及び観察角度の関数としてのsPS輝度(cp)
【0066】 比較例C2〜C3 sPSキューブコーナーフィルムを実施例1と同様に作製した。これらの実施
例において、用いたsPS樹脂はsPSホモポリマー(比較例C2)及び4重量
%のpMSを含有するsPSコポリマー(比較例C3)であった。前記樹脂はダ
ウケミカルカンパニー(ミシガン州、ミッドランド)から得られ、それぞれ、報
告によれば重量平均分子量が275,000であった。比較例C2の溶融−キャ
スト試験片でのDSC測定は、230℃のT(開始点)、226℃のT(ピ
ーク)、及び263℃のTを示した。比較例C3の溶融−キャスト試験片での
DSC測定は、217℃のT(開始点)、212℃のT(ピーク)、及び2
54℃のTを示した。
【0067】 両方のフィルムが、再帰反射信号表示材料に有用であるための十分な透明性に
欠け、それで、角輝度の測定を行わなかった。
【0068】 これらの2つの比較例は、急冷条件を、用いられるポリマー樹脂に適合させな
くてはならないことを示すのに役立つ。それぞれ、低いコモノマー含有量のホモ
ポリマー及びコポリマーとして、比較例C2及びC3の樹脂は実施例1及び2の
樹脂より速く結晶化し、従って、本発明の透明なフィルムに形成されるためによ
り攻撃的な急冷条件を必要とする。
【0069】 本発明は、上に記載された特定の実施例に限定されると考えられるべきではな
く、添付したクレームにおいて公正に示される本発明のすべての態様に及ぶもの
と理解されるべきである。この発明の他の実施態様は、この明細書を考察してま
たはここに開示された発明の実施から、本発明の真の範囲及び精神から外れるこ
となく、当業者には明白であろう。本発明が適用可能であるいろいろな改良、省
略、同等の加工、並びに多数の構造体は、本明細書を検討するとき、本発明を実
施する当業者に容易に明らかであろう。添付したクレームは、このような改良及
び装置に及ぶものとする。
【図面の簡単な説明】
本発明は、添付した図面と併せて、本発明のいろいろな実施態様の以下の詳細
な説明を考察してより完全に理解されよう。
【図1】 (キューブコーナー要素の構造材料の等方性屈折率の関数である
)臨界角度より小さい入射角のキューブコーナー要素の全内部反射(TIR)の
コンセプトを示す略図である。
【図2】 0°の方位角(orientation angle)及び0.
33°の観察角度のケースについて、実施例2のシート材料がすべての入射角で
すぐれていることを示す、実施例2及び比較例C1の再帰反射シート材料の度単
位の入射角の関数としての燭の輝度のグラフの比較である。
【図3】 0°の方位角及び0.5°の観察角度のケースについて、実施例
2のシート材料がすべての入射角ですぐれていることを示す、実施例2及び比較
例C1の再帰反射シート材料の度単位の入射角の関数としての燭の輝度のグラフ
の比較である。
【図4】 0°の方位角及び0.2°の非常に小さい観察角度のケースにつ
いて、比較例2のシート材料が約30°より小さい入射角ですぐれていることを
示し、実施例2のシート材料が約30°より大きい入射角で同等〜すぐれている
性能を示す、実施例2及び比較例C1の再帰反射シート材料の度単位の入射角の
関数としての燭の輝度のグラフの比較である。
【図5】 実施例2のシート材料の光学挙動の観察角度への依存、すなわち
、sPSの半結晶質構造体から散乱する光が、より大きい観察角度により、実施
例2のキューブコーナー要素から再帰反射された光の再分散を引き起こし、小さ
い入射角のケースについて、より大きい観察角度で輝度の増大、最も小さい観察
角度で輝度の減少をもたらす。 本発明は、図面に例示される特定の実施態様または以下の詳細な説明に開示さ
れた実施態様に限定されるものではないことが理解されるべきである。反対に、
添付されたクレームによって規定されるように、本発明の精神及び範囲内に含ま
れるすべての改良、同等物、及び代替物に及ぶことを意図するものである。実施
態様は、当業者が本発明の原理及びやり方を正当に評価し理解することができる
ように選択及び記載される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ロナルド・アール・タバー アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 Fターム(参考) 2H042 EA01 EA04 EA05 EA16 EA17 4F071 AA22 AC11 AE05 AH19 BB03 BC01 BC17 4J002 BB032 BB122 BB172 BC012 BC031 BC041 BC052 BC062 BC072 BC082 BC112 BC122 BD152 CC053 CF062 CF072 CF082 CK022 CL002 CM042 CN012 CN032 FD04 FD05 FD073 GP00 GP01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンジオタクチックビニル芳香族モノマーから誘導されたポ
    リマーを含む、再帰反射フィルム。
  2. 【請求項2】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーが透明な半結
    晶質ポリマーである、請求項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーがスチレン部
    分を少なくとも80重量%含む、請求項1に記載のフィルム。
  4. 【請求項4】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーが、パラ−メ
    チルスチレン部分を少なくとも5重量%、更に含む、請求項3に記載のフィルム
  5. 【請求項5】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーがシンジオタ
    クチックポリスチレンである、請求項1に記載のフィルム。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つのマイクロプリズム表面を有する請求項1に
    記載のフィルム。
  7. 【請求項7】 キューブコーナーの形状を有する再帰反射表面を有する、請
    求項1に記載のフィルム。
  8. 【請求項8】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーがシンジオタ
    クチック鎖セグメントを少なくとも20重量%有する、請求項1に記載のフィル
    ム。
  9. 【請求項9】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーがシンジオタ
    クチック鎖セグメントを30重量%〜98重量%有する、請求項1に記載のフィ
    ルム。
  10. 【請求項10】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーがシンジオ
    タクチック鎖セグメントを85重量%〜95重量%有する、請求項1に記載のフ
    ィルム。
  11. 【請求項11】 前記シンジオタクチックビニル芳香族ポリマー100重量
    部当たりUV吸収材料を約0.5〜2.0重量部、更に含む、請求項1に記載の
    フィルム。
  12. 【請求項12】 酸化防止剤を更に含む、請求項1に記載のフィルム。
  13. 【請求項13】 前記酸化防止剤が、前記シンジオタクチックビニル芳香族
    ポリマー100重量部当たり約1×10−4〜約2重量部の量で存在している、
    請求項12に記載のフィルム。
  14. 【請求項14】 前記酸化防止剤が、前記シンジオタクチックビニル芳香族
    ポリマー100重量部当たり約0.001〜約1重量部の量で存在している、請
    求項12に記載のフィルム。
  15. 【請求項15】 前記酸化防止剤が、前記シンジオタクチックビニル芳香族
    ポリマー100重量部当たり約0.01〜約0.5重量部の量で存在している、
    請求項12に記載のフィルム。
  16. 【請求項16】 前記酸化防止剤がヒンダードフェノール樹脂である、請求
    項12に記載のフィルム。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のフィルムを含む、標識。
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