JP2002534596A - ペクチン酸リアーゼおよび特定の界面活性剤系を含有した洗剤組成物 - Google Patents

ペクチン酸リアーゼおよび特定の界面活性剤系を含有した洗剤組成物

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JP2002534596A JP2000593712A JP2000593712A JP2002534596A JP 2002534596 A JP2002534596 A JP 2002534596A JP 2000593712 A JP2000593712 A JP 2000593712A JP 2000593712 A JP2000593712 A JP 2000593712A JP 2002534596 A JP2002534596 A JP 2002534596A
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    • C11D1/66Non-ionic compounds
    • C11D1/75Amino oxides

Abstract

(57)【要約】 本発明は、優れたクリーニング性能のために、ペクチン酸リアーゼ、並びに、中間鎖分岐アニオン性界面活性剤および/またはアミンオキシド界面活性剤から選択される界面活性剤を含有した洗剤組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、ペクチン酸リアーゼ、並びに、アミンオキシド界面活性剤および/
または中間鎖分岐アニオン性界面活性剤から選択される特定の界面活性剤を含有
した洗剤組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】
洗剤製品の性能は、汚れを除去する能力、および洗浄で物体上への汚れまたは
汚れの分解産物の再付着を防止する能力を含めて、いくつかのファクターにより
判断される。したがって、洗剤組成物は、現在では、ある特別なニーズを満たす
活性成分を複雑な組合せで含有している。特に、現行の洗剤処方物はクリーニン
グおよび布帛ケア効果を発揮する界面活性剤および洗剤酵素を通常含有している
【0003】 植物、木材、カビ‐粘土ベース汚れ、泥汚れおよびフルーツに起因したしみの
除去は、特に低い洗浄温度へのトレンドからみて、今日の最もやっかいなクリー
ニング作業の1つである。これらのしみは、主に炭水化物およびそれらの誘導体
:繊維および細胞壁成分をベースにした繊維状物質の複合混合物を典型的に含有
している。植物ベース汚れはアミロース、糖およびそれらの誘導体を更に伴って
いる。食物汚れは汚れた基材から有効に除去することがしばしば困難である。フ
ルーツおよび/または野菜ジュースに起因する高度に着色したまたは“乾きつい
た”汚れは、除去することが特に難しい。このような汚れの具体例には、オレン
ジジュース、トマトジュース、バナナ、マンゴまたはブロッコリー汚れがある。
実際に、ペクチンポリマーは植物細胞壁の重要な構成成分である。ペクチンは、
交互にホモガラクツロナン(平滑領域)およびラムノガラクツロナン(毛状領域
)から構成される主鎖を有したヘテロ多糖である。平滑領域は1,4‐結合α‐
D‐ガラクツロン酸の直鎖ポリマーである。ガラクツロン酸残基は様々な程度に
カルボキシル基上でメチルエステル化することができ、通常非ランダム式に何ブ
ロックものポリガラクツロン酸が完全にメチルエステル化されている。ペクチン
含有しみがよくみられる基材には、布帛、皿類または硬質表面がある。
【0004】 加えて、枕カバー、Tシャツ、カラーおよびソックスで典型的にみられる毎日
の“体”汚れの複雑な性質は、洗剤による連続した入念なクリーニングの難しさ
をもたらしている。これらの汚れは、コットン含有布帛を構成するコットン繊維
の主要細胞壁、更にはしばしばこのような布帛上に蓄積して黒ずみ黄変する残留
物中の、ペクチン成分との相互作用に一部起因して、完全に除去することが困難
である。しかも、血液および月経液のような体液のしみは、特にしみが時間を経
たとき、汚れ物から有効に除去することがしばしば困難である。毎日の体汚れは
、バスタブ、便器および皿類のようなサニタリーおよびキッチン表面でもみられ
る。
【0005】 アミンオキシド界面活性剤は洗剤業界で非常に長い期間にわたりずっと用いら
れており、特に脂肪/脂質汚れで、良いクリーニング効果を発揮することが知ら
れている。アニオン性界面活性剤も洗剤業界で非常に長い期間にわたりずっと用
いられてきた。近年、WO97/39091およびWO97/38956、並び
に同時係属US出願US97/06485、US97/06474、US97/
06339、US97/06476およびUS97/06338で記載されてい
るような中間鎖分岐アニオン性界面活性剤が開発された。これらの中間鎖分岐ア
ニオン性界面活性剤は、高疎水性、低温溶解性および高耐硬度性と結びつく能力
を有することで特徴づけられる。そのため、特に脂肪性しみおよび体汚れで、良
いクリーニング性を発揮する。これらの中間鎖分岐物は、たとえ20〜5℃もの
低温下であっても、低または冷水洗濯洗浄条件下で特に有用である。これら中間
鎖分岐界面活性剤の2種以上の組合せで、界面活性力が一層高くて、良い低温水
溶解性を有した界面活性剤混合物を提供しうることもわかった。
【0006】 ペクチン分解酵素は、洗浄およびクリーニング操作で用いられたときに汚れ/
しみ除去効果を発揮し、特に広範囲の植物および果実ベースしみの除去を行い、
洗剤組成物の体汚れクリーニング特性を高めることが知られている。ペクチン分
解酵素とは、ペクチン物質およびペクチン関連物質を分解するように働く酵素を
意味する。ペクチン分解酵素は、それらが好む基質、高メチルエステル化ペクチ
ンまたは低メチルエステル化ペクチンおよびポリガラクツロン酸(ペクチン酸)
、およびそれらの反応メカニズム、β‐脱離または加水分解性に応じて分類され
る。ペクチン分解酵素は、主にエンド作用して、ポリマーを鎖内のランダム部位
で切断してオリゴマーの混合物を生じるか、またはそれらはエキソ作用して、ポ
リマーの一端から攻撃して、モノマーまたはダイマーを生じる。ペクチンの平滑
領域上で作用するいくつかのペクチナーゼ活性は、ペクチン酸リアーゼ(EC4.
2.2.2)、ペクチンリアーゼ(EC4.2.2.10)、ポリガラクツロナーゼ(EC3.2
.1.15)、エキソ‐ポリガラクツロナーゼ(EC3.2.1.67)、エキソ‐ポリガラ
クツロン酸リアーゼ(EC4.2.2.9)およびエキソ‐ポリ‐α‐ガラクツロノシ
ダーゼ(EC3.2.1.82)のような、Enzyme Nomenclature(1992)で示された酵素
の分類に含まれている。ペクチン分解酵素は上記酵素活性の天然混合物である。
【0007】 各タイプのペクチン分解酵素は、異なる硬度、pH、温度、界面活性剤および
他の洗剤成分マトリックス条件下で、基質特異性、活性および安定性の独特なプ
ロフィルを有している。ペクチン分解酵素はペクチン物質、特に植物細胞壁を分
解するように特定されている。特に、ペクチン酸リアーゼ酵素は、β‐脱離のメ
カニズムによる、ポリ‐D‐ガラクツロナンでのα‐D‐(1,4)グリコシド
結合の開裂にかかわる。これらのペクチン酸リアーゼ酵素は、更に、ペクチン物
質および他の成分を含む混合しみ/汚れの除去にも役立つ。しかしながら、非ペ
クチン炭水化物、脂質、タンパク質およびそれらの誘導体のような、ペクチン酸
リアーゼに感受的でない汚れ/しみは、その酵素へのペクチン物質の接近を妨げ
て、別な強い洗剤成分を必要とすることがある。
【0008】 アミンオキシド界面活性剤および/または中間鎖分岐アニオン性界面活性剤か
ら選択される界面活性剤を含有した独特な界面活性剤系は、ペクチン酸リアーゼ
酵素クリーニング効力を最大化しうることが、意外にもわかった。ペクチン酸リ
アーゼおよびこのような選択された界面活性剤を含有する洗剤組成物は、脂肪し
みを除去する選択界面活性剤と、このような汚れのペクチン成分、および/また
は洗濯関係では、このような汚れと結合または相互作用するためにそれらの除去
を難しくする布帛のペクチン成分を分解するペクチン酸リアーゼとの相乗効果の
おかげで、優れたクリーニング性を発揮することが、意外にもわかった。この界
面活性剤‐酵素混合系は、特にこれらの植物ベースしみおよび体汚れに対して、
顕著なクリーニング効果を発揮する。とりわけ、脂肪しみのこのような除去は、
低温で中間鎖分岐アニオン性界面活性剤と一緒のときに特に有効であることが、
意外にもわかった。
【0009】 洗剤でペクチン分解酵素の使用は当業界で既に知られている。ペクチン酵素の
使用はコンタクトレンズのクリーニングでも知られている(US4,710,3
13‐J60196724)。ペクチナーゼ活性を有する酵素は、布帛にダメー
ジを与えず、変色も起こさずに、洗濯物から無機汚れ、例えば泥を除去する上で
、洗剤の能力を高めて、無機物質を分散させる上でホスフェートよりも能力が低
いゼオライトおよびポリカーボネートビルダーの使用を可能にしうることが、D
E3635427で記載されている。洗剤処方物で、特に洗濯、皿洗いおよび家
庭クリーニング操作向けにデザインされたもので、ペクチン酵素の使用による効
果は、WO95/25790で認められている。JP60226599は、慣用
的な洗剤活性剤と、セルラーゼおよびヒドロラーゼ、例えばヘミセルラーゼ、ペ
クチナーゼ、アミラーゼまたはプロテアーゼとを含有した洗剤組成物について記
載している。セルラーゼおよびヒドロラーゼの組合せは、酵素活性と一緒に、無
機汚れで良い洗浄効果を発揮すると言われている。WO95/09909はアミ
ラーゼ、リパーゼ、オキシドレダクターゼ、ペクチナーゼまたはヘミセルラーゼ
の群から選択される修飾酵素を含有した酵素製剤について記載している;その修
飾酵素は化学的修飾またはアミノ酸置換で得られるアルカリ性pIおよび/また
は界面活性増加のおかげで改善された性能を有している。修飾ペクチンおよび/
またはペクチン分解および/またはヘミセルロース分解および/または脂肪分解
酵素は製紙産業で、修飾アミラーゼおよび/またはリパーゼは洗濯および皿洗い
で有益に利用されている。
【0010】 特に、ペクチン酸リアーゼは、Erwinia、Pseudomonas、Klebsiella、Streptom
yces、Penicillium、Bacteroides、Thermomonospora、Fusarium、Aspergillusお
よびXanthomonasのような異なる細菌属からクローニングされている。Bacillus
subtilis(Nasser et al.(1993) FEBS,335:319-326)およびBacillus sp.YA‐
14(Kim et al.(1994)Biosci.Biotech.Biochem.58:947-949)からも、ペクチン
酸リアーゼのクローニングが記載されている。Bacillus pumilus(Dave and Vau
ghn(1971)J.Bacteriol.108:166-174)、B.polymyxa(Nagel and Vaughn(1961)Ar
ch.Biochem.Biophys.93:344-352)、B.stearothermophilus(Karbassi and Vaug
hn(1980)Can.J.Microbiol.26:377-384)、Bacillus sp.(Hasegawa and Nagel(1
966)J.Food Sci.31:838-845)およびBacillus sp.RK9(Kelly and Fogarty(1
978)Can.J.Microbiol.24:1164-1172)により産生された、8〜10のpH範囲で
最大活性を有する、ペクチン酸リアーゼの精製が報告されている。WO98/4
5393は、泥汚れに対して顕著な洗浄力を有するプロトペクチナーゼを含有し
た洗剤組成物について開示している。
【0011】 しかしながら、洗剤組成物で優れたクリーニング性能に関する、ペクチン酸リ
アーゼ、並びに、アミンオキシド界面活性剤および/または中間鎖分岐アニオン
性界面活性剤から選択される界面活性剤の相乗的組合せは、以前に認識されてい
なかった。
【0012】
【発明の要旨】
本発明は、ペクチン酸リアーゼ、並びに、アミンオキシド界面活性剤および/
または中間鎖分岐アニオン性界面活性剤から選択される界面活性剤を含有した、
洗濯および/または布帛ケア、皿洗いおよび硬質表面組成物を含めた洗剤組成物
に関する。これらの組成物は、特に植物ベースしみおよび体汚れで、優れたクリ
ーニング性能を発揮する。
【0013】
【発明の具体的な説明】
本発明は、優れたクリーニング性能を発揮させるために、ペクチン酸リアーゼ
、並びに、アミンオキシド界面活性剤および/または中間鎖分岐アニオン性界面
活性剤から選択される界面活性剤を含有した洗剤組成物に関する。
【0014】 各タイプのペクチン分解酵素は、異なる硬度、pH、温度、界面活性剤および
他の洗剤成分マトリックス条件下で、基質特異性、活性および安定性の独特なプ
ロフィルを有している。ペクチン分解酵素はペクチン物質、特に植物細胞壁を分
解するように特定されている。特に、ペクチン酸リアーゼは、ペクチン物質でみ
られるポリガラクツロン酸のα‐1,4‐グルコシド結合を開裂させて、C4お
よびC5間で二重結合を形成させる、ペクチン分解酵素である。 ペクチン酸リアーゼ酵素は、更に、ペクチン物質および他の成分を含む混合し
み/汚れの除去にも役立つ。しかしながら、非ペクチン炭水化物、脂質、タンパ
ク質およびそれらの誘導体のような、ペクチン酸リアーゼに感受的でない汚れ/
しみは、その酵素へのペクチン物質の接近を妨げて、別な強い洗剤成分を必要と
することがある。
【0015】 アミンオキシド界面活性剤および/または中間鎖分岐アニオン性界面活性剤か
ら選択される界面活性剤を含有した独特な界面活性剤系は、ペクチン酸リアーゼ
クリーニング効力を最大化しうることが、意外にもわかった。このような界面活
性剤は、優れたクリーニング、しみ抜き、洗濯および/または布帛ケア関係では
白さ維持、特に脂肪/油しみ抜きを行えることが知られている。理論に拘束され
ることなく、アミンオキシド界面活性剤および/または中間鎖分岐アニオン性界
面活性剤とペクチン酸リアーゼ酵素との組合せは、様々な洗浄条件および適用ニ
ーズに対して、高い基質特異性、高い溶解活性および高いフレキシビリティを発
揮する、と考えられている。このような組合せは、特に食物しみ/汚れおよび体
汚れに対して、汚れおよびしみクリーニング上で性能相乗作用をもたらすことが
わかった。
【0016】 実際に、理論に拘束されることなく、本発明の洗剤組成物で観察される相乗的
クリーニング効果は本発明の選択された界面活性剤の結果であり、ペクチンによ
る布帛に結合した脂肪汚れの除去を促して、ペクチン酸リアーゼが様々な汚れ種
を捕捉したペクチンネットワークを加水分解する、と考えられている。更に、理
論に拘束されることなく、アミンオキシドおよび/または中間鎖分岐アニオン性
界面活性剤は、汚れを乳化して、それらの融点を低下させることにより、特に低
温で、体汚れ、メカニカルおよび脂肪/油のような疎水性汚れの優れた除去を行
っている、と考えられている。ペクチン酸リアーゼ酵素は、いくつかの汚れ、泥
および植物ベース汚れでみられるペクチン含有化合物、およびコットン布帛でみ
られる天然ペクチンを除去することにより、クリーニング作用を更に介助してい
る、と考えられている。改善された疎水性汚れ除去と、他のスポイル物質を捕捉
しうる汚れのペクチン含有化合物の除去との組合せが、本発明の洗剤組成物で観
察される、相乗的な、優れたクリーニング、ホワイトニングおよびしみ抜きに役
立っている、と考えられる。
【0017】ペクチン酸リアーゼ酵素 本発明の洗剤組成物の必須要素はペクチン酸リアーゼ酵素である。 ペクチン酸リアーゼは、EC4.2.2.2として、Enzyme Nomenclature(1992)で示
された酵素の分類内に分類される。その酵素は、ペクチン物質でみられるガラク
ツロン酸のα‐1,4‐グルコシド結合を開裂させて、C4およびC5間で二重
結合を形成させることが知られており、他のペクチン分解活性を実質的に含まず
、即ち25重量%以下、好ましくは15%以下、更に好ましくは5%以下で他の
ペクチン分解酵素活性の酵素化合物を含むにすぎない。
【0018】 ペクチン酸リアーゼは、Erwinia、Pseudomonas、Klebsiella、Streptomyces、
Penicillium、Bacteroides、Thermomonospora、Fusarium、AspergillusおよびXa
nthomonasのような異なる細菌属からクリーニングされている。Bacillus subtil
is(Nasser et al.(1993) FEBS,335:319-326)およびBacillus sp.YA‐14(K
im et al.(1994)Biosci.Biotech.Biochem.58:947-949)からも、ペクチン酸リア
ーゼのクローニングが記載されている。Bacillus pumilus(Dave and Vaughn(19
71)J.Bacteriol.108:166-174)、B.polymyxa(Nagel and Vaughn(1961)Arch.Bio
chem.Biophys.93:344-352)、B.stearothermophilus(Karbassi and Vaughn(198
0)Can.J.Microbiol.26:377-384)、Bacillus sp.(Hasegawa and Nagel(1966)J.
Food Sci.31:838-845)およびBacillus sp.RK9(Kelly and Fogarty(1978)Ca
n.J.Microbiol.24:1164-1172)により産生された、8〜10のpH範囲で最大活
性を有するペクチン酸リアーゼの精製が報告されている。WO98/45393
は、泥汚れに対して顕著な洗浄力を有するプロトペクチナーゼを含有した洗剤組
成物について開示している。
【0019】 本発明で使用に適した別のペクチン酸リアーゼは、ポリガラクツロン酸がWO
98/45393で記載されたような基質として用いられたときに7.0以上の
至適反応pHを有するプロトペクチナーゼ、並びにEP870843のアミノ酸
配列SEQ NO.1を有するか、または1以上のアミノ酸が欠損、付加もしく
は置換されたこのようなアミノ酸配列を有するペクチン酸リアーゼである。
【0020】 1998年11月24日付で国際出願され、WO99/27084で公開され
た、国際同時係属出願PCT/DK98/00515に記載されている、下記の
ようなペクチン酸リアーゼ酵素が好ましい: ‐次の配列:Asn Leu Asn Ser Arg Val Pro(NL
NSRVP)を有する7アミノ酸残基からなる第一アミノ酸配列を含んだペクチ
ン酸リアーゼ; ‐下記のペクチン酸リアーゼ: i)Bacillus agaradhaerens NCIMB40482またはDSM8721に
より産生されるポリペプチド、またはBacillus agaradhaerens DSM8721
の場合と少くとも99%の16S rDNA配列相同性を有したBacillus種によ
り産生されるポリペプチド、または ii)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:2の27‐359
位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも45%相同性である、i)またはii)で規定
されたポリペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、240位のアルギニン、および場合により245位
のアルギニンは保存されており、誘導されたポリペプチドは上記ポリペプチドと
少くとも42%相同性である)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの; ‐下記のペクチン酸リアーゼ: i)Bacillus licheniformis ATCC14580により産生されるポリペプ
チド、またはBacillus licheniformis ATCC14580の場合と少くとも9
9%の16S rDNA配列相同性を有したBacillus種により産生されるポリペ
プチド、または ii)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:4の28‐341
位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも45%相同性である、i)またはii)で規定
されたポリペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、233位のアルギニン、および場合により238位
のアルギニンは保存されており、誘導されたポリペプチドは上記ポリペプチドと
少くとも42%相同性である)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの; ‐下記のペクチン酸リアーゼ: i)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:14の16S r
DNA配列を有するBacillus種により産生されるポリペプチド、またはPCT/
DK98/00515のSEQ ID NO:14と97.3%以上の16S
rDNA配列相同性を有したBacillus種により産生されるポリペプチド、または ii)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:6の181‐50
9位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも50%相同性である、i)で規定されたポリ
ペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、390位のアルギニン、および場合により395位
のアルギニンは保存されており、誘導されたポリペプチドは上記ポリペプチドと
少くとも44%相同性である)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの; ‐下記のペクチン酸リアーゼ: i)Bacillus halodurans種により産生されるポリペプチド、または ii)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:8の42‐348
位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも45%相同性である、i)またはii)で規定
されたポリペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、240位のアルギニン、および場合により245位
のアルギニンは保存されており、誘導されたポリペプチドは上記ポリペプチドと
少くとも40%相同性である)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの; ‐下記のペクチン酸リアーゼ: i)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:13の16S r
DNA配列を有するBacillus種により産生されるポリペプチド、またはPCT/
DK98/00515のSEQ ID NO:13と98.1%以上の16S
rDNA配列相同性を有したBacillus種により産生されるポリペプチド、または ii)PCT/DK98/00515のSEQ ID NO:10の25‐33
5位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも45%相同性である、i)で規定されたポリ
ペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、227位のアルギニン、および場合により232位
のアルギニンは保存されており、誘導されたポリペプチドは上記ポリペプチドと
少くとも41%相同性である)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの。
【0021】 1998年11月24日付で国際出願され、WO99/27083で公開され
た、国際同時係属出願PCT/DK98/00514に記載されている、下記の
ようなペクチン酸リアーゼ酵素も同様に好ましい: i)Bacillus licheniformis ATCC14580により産生されるポリペプ
チド、または ii)PCT/DK98/00514のSEQ ID NO:4の28‐221
位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも60%相同性である、i)またはii)で規定
されたポリペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、133および155位のリジン、および158位の
アルギニンは保存されており、誘導されたポリペプチドはPCT/DK98/0
0514のSEQ ID NO:4の60‐158位と少くとも66%相同性で
ある)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの。
【0022】 本発明の目的にとり更に好ましいペクチン酸リアーゼは、pH>7.0で至適
活性を有するものであって、Streptomyces Fradiae、Streptomyces nitrosporeu
s、Erwinia carotovora、Bacillus spheroides、Thermomonospora fusca、Pseud
omonas solanacearum、Bacteroides thetaiotaomicron、Fusarium solani、Xant
homonas campestris、Bacillus agaradhaerensおよび/またはBacillus licheni
formisから誘導される。 本発明の目的にとり最も好ましいペクチン酸リアーゼは、Bacillus agaradhae
rens NCIMB40482またはDSM8721由来のペクチン酸リアーゼで
ある。 ペクチン酸リアーゼは、好ましくは組成物の0.0001〜2重量%、更に好
ましくは0.0005〜0.1%、最も好ましくは0.001〜0.02%の純
粋酵素レベルで、本発明の洗剤組成物中に配合される。
【0023】 本発明のペクチン酸リアーゼは、触媒ドメインを含んだ酵素コアに加えて、セ
ルロース結合ドメイン(CBD)も含んでおり、その酵素のセルロース結合ドメ
インおよび酵素コア(触媒活性ドメイン)は作働可能に連結されている。セルロ
ース結合ドメイン(CBD)はコードされた酵素の内在性部分として存在してい
ても、または他の起源のCBDが酵素中に導入されて、酵素ハイブリッドを形成
していてもよい。この関係において、“セルロース結合ドメイン”という用語は
、Peter Tomme et al."Cellulose-Binding Domains: Classification and Prope
rties"(セルロース結合ドメイン:分類および性質)in "Enzymatic Degradatio
n of Insoluble Carbohydrates"(不溶性炭水化物の酵素分解),John N.Saddler
and Michael H.Penner (Eds.),ACS Symposium Series,No.618,1996で規定され
たように理解される。この規定では120以上のセルロース結合ドメインを10
ファミリー(I〜X)に分類しており、CBDがセルラーゼ、キシラナーゼ、マ
ンナナーゼ、アラビノフラノシダーゼ、アセチルエステラーゼおよびキチナーゼ
のような様々な酵素でみられることを明らかにしている。CBDは非加水分解性
多糖結合タンパク質として藻類、例えば紅藻Porphyra purpureaでもみられる;T
omme et al.前掲参照。しかしながら、ほとんどのCBDはセルラーゼおよびキ
シラナーゼからであり、CBDはタンパク質のNおよびC末端でみられるか、ま
たは内部にある。酵素ハイブリッドは当業界で知られており(例えば、WO90
/00609およびEO95/16782参照)、ペクチン酸リアーゼ酵素をコ
ードするDNA配列にリンカーでまたはそれなしで連結されたセルロース結合ド
メインについてコードするDNAの断片を少くとも含んだDNA構築物を宿主細
胞中に組み込み、その宿主細胞を増殖させて、融合遺伝子を発現させることによ
り作製してもよい。酵素ハイブリッドは下記式により記載される: CBD‐MR‐X 上記式中CBDは少くともセルロース結合ドメインに相当するアミノ酸配列のN
末端またはC末端領域である;MRは中間領域(リンカー)であって、結合であ
るか、または好ましくは約2〜約100炭素原子、更に好ましくは2〜40炭素
原子の短い連結基であるか、あるいは好ましくは約2〜約100アミノ酸、更に
好ましくは2〜40アミノ酸である;Xは本発明のペクチン酸リアーゼのN末端
またはC末端領域である。
【0024】 上記酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適切
な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄養
性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製また
は非精製形のこれら酵素も用いてよい。現在では、本発明の洗剤組成物で性能効
力を最大化するために、タンパク質/遺伝子工学技術により野生型酵素を修飾す
ることが慣例的である。例えば、変種はこのような組成物の常用成分に対する酵
素の適合性が増すようにデザインされる。一方、酵素変種の至適pH、ブリーチ
またはキラント安定性、触媒活性などが特定のクリーニング用途と合うように調
整されるよう、変種をデザインしてもよい。
【0025】 特に、ブリーチ安定性の面では酸化されやすいアミノ酸について、および界面
活性剤適合性の面では表面電荷について、注意が払われるべきである。このよう
な酵素の等電点は一部の荷電アミノ酸の置換により修正してもよく、例えば等電
点の増加はアニオン性界面活性剤との適合性を改善する上で役立つ。酵素の安定
性は、例えば追加の塩橋を形成させ、金属結合部位を補強してキラント安定性を
増すことにより、更に高められる。
【0026】選択された界面活性剤 本発明の洗剤組成物の第二必須要素は、半極性界面活性剤であるアミンオキシ
ドおよび/または中間分岐アニオン性界面活性剤から選択される特定の界面活性
剤である。
【0027】アミンオキシド界面活性剤 本発明で含有されるとき、本発明の洗剤組成物は、全組成物の0.1〜15重
量%、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは5%以下で、このようなアミ
ンオキシドを通常含有している。
【0028】 本発明の目的に適したアミンオキシドは”Surface active agent and Deterge
nt”,Vol.I and II by Schwartz et alで記載されている。特に、適切なアミン
オキシドは、炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部分、炭素原子約1〜約
3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群より選択される2つの部
分を有した水溶性アミンオキシド;炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部
分、炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群よ
り選択される2つの部分を有した水溶性ホスフィンオキシド;炭素原子約10〜
約18の1つのアルキル部分、炭素原子約1〜約3のアルキルおよびヒドロキシ
アルキル部分からなる群より選択される部分を有した水溶性スルホキシドである
【0029】 半極性ノニオン性洗剤界面活性剤には、下記式を有したアミンオキシド界面活
性剤がある:
【化4】 上記式中Rは約8〜約22の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル
、アルキルフェニル基またはそれらの混合物である;Rは約2〜約3の炭素原
子を有するアルキレン、ヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物である;
xは0〜約3である;各Rは約1〜約3の炭素原子を有するアルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基、あるいは約1〜約3のエチレンオキシド基を有するポリエ
チレンオキシド基である。R基は、例えば酸素または窒素原子を介して互いに
結合されて、環構造を形成してもよい。 好ましいアミンオキシド界面活性剤には、特にC10‐C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC‐C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミ
ンオキシドがある。
【0030】中間鎖分岐界面活性剤 本発明の中間鎖分岐アニオン性界面活性剤は、WO97/38957、WO9
7/39090、WO97/38956、WO97/39901、WO97/3
8972およびWO97/39091で記載されている。 本発明の洗剤組成物中に含有されるとき、本発明の洗剤組成物は、全組成物の
0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜40%、更に好ましくは1〜35%で
、下記式のアルキル長鎖中間鎖分岐界面活性剤化合物を1種以上で通常含有する
: A‐X‐B 上記式中: (I)Aは全部で9〜22、好ましくは12〜約18の炭素を有する疎水性
中間鎖分岐アルキル部分であって、(1)8〜21炭素原子の範囲にある、‐X
‐B部分に結合された最長炭素直鎖;(2)この最長炭素直鎖から分岐する1以
上のC‐Cアルキル部分を有しており;(3)少くとも1つの分岐アルキル
部分が、2位炭素(‐X‐B部分に結合された1位炭素(#1)から数える)か
ら末端炭素−2炭素((ω‐2)位炭素)までの範囲内の位置で、最長炭素直鎖
の炭素に直接結合されている;および(4)これら化合物が2種以上で存在して
いるとき、上記式中のA‐X部分における炭素原子の平均総数は、11より大
きく20まで、好ましくは14.5〜約18、更に好ましくは約15〜約17の
範囲内である; (II)Bはサルフェート、スルホネート、アミンオキシド、ポリオキシアルキ
レン、好ましくはポリオキシエチレンおよびポリオキシプロピレン、アルコキシ
ル化サルフェート、ポリヒドロキシ部分、ホスフェートエステル、グリセロール
スルホネート、ポリグルコネート、ポリホスフェートエステル、ホスホネート、
スルホサクシネート、スルホサクシナメート、ポリアルコキシル化カルボキシレ
ート、グルカミド、タウリネート、サルコシネート、グリシネート、イセチオネ
ート、ジアルカノールアミド、モノアルカノールアミド、モノアルカノールアミ
ドサルフェート、ジグリコールアミド、ジグリコールアミドサルフェート、グリ
セロールエステル、グリセロールエステルサルフェート、グリセロールエーテル
、グリセロールエーテルサルフェート、ポリグリセロールエーテル、ポリグリセ
ロールエーテルサルフェート、ソルビタンエステル、ポリアルコキシル化ソルビ
タンエステル、アンモニオアルカンスルホネート、アミドプロピルベタイン、ア
ルキル化クアット(quat)、アルキル化/ポリヒドロキシアルキル化クアット、
アルキル化クアット、アルキル化/ポリヒドロキシル化オキシプロピルクアット
、イミダゾリン類、2‐イルサクシネート、スルホン化アルキルエステルおよび
スルホン化脂肪酸から選択される親水性部分である;および (III)Xは‐CH‐および‐C(O)‐から選択される。
【0031】 ここで好ましい界面活性剤系は、A部分が下記式を有する分岐一級アルキル
部分である、前記式のアルキル長鎖中間鎖分岐界面活性剤化合物を含んでいる:
【化5】 上記において、この式の分岐一級アルキル部分(R、RおよびR分岐を含む
)における炭素原子の総数は13〜19である;R、RおよびRは各々独立
して水素およびC‐Cアルキル(好ましくはメチル)から選択されるが、但
しR、RおよびRがすべて水素であることはなく、zが0であるとき、少く
ともRまたはRは水素ではない;wは0〜13の整数である;xは0〜13の
整数である;yは0〜13の整数である;zは0〜13の整数である;w+x+
y+zは7〜13である。
【0032】 一般的に、界面活性剤系の中間鎖分岐界面活性剤化合物において、ある箇所の
分岐(例えば、前記式中でR、Rおよび/またはR部分の鎖に沿う位置)は
界面活性剤の主鎖に沿う他の分岐箇所よりも好ましい。下記式は、本発明で有用
なモノメチル分岐アルキルA部分について、中間鎖分岐範囲(即ち、分岐点が
存在する箇所)、好ましい中間鎖分岐範囲、更に好ましい中間鎖分岐範囲を示し
ている。
【化6】 モノメチル置換界面活性剤の場合に、これらの範囲からは鎖の2つの末端炭素原
子および‐X‐B基のすぐ隣の炭素原子を除くことに留意すべきである。
【0033】 下記式は、本発明で有用なジメチル置換アルキルA部分について、中間鎖分
岐範囲、好ましい中間鎖分岐範囲、更に好ましい中間鎖分岐範囲を示している。
【化7】 上記式において、A部分はいかなる四級置換炭素原子(即ち、4つの炭素原子
が1つの炭素原子に直接結合されている)も有していない界面活性剤化合物が好
ましい。
【0034】 本洗剤組成物で使用上最も好ましい中間鎖分岐界面活性剤化合物は、中間鎖分
岐一級アルキルスルホネート、更に一層好ましくはサルフェート界面活性剤であ
る。本発明の目的にとり、界面活性剤系は2種以上の中間鎖分岐一級アルキルサ
ルフェートまたはスルホネート界面活性剤の混合物からなることが好ましい、と
理解すべきである。
【0035】 好ましい中間鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤は下記式のものであ
る:
【化8】 これらの界面活性剤は、好ましくは12〜19の炭素原子を含んだ直鎖一級アル
キルサルフェート主鎖(即ち、サルフェート化炭素原子を含んだ最長の炭素直鎖
)を有しており、それらの分岐した一級アルキル部分は、好ましくは全部で少く
とも14、好ましくは20以下の炭素原子を有している。2種以上のこれらサル
フェート界面活性剤を含んだ界面活性剤系において、分岐一級アルキル部分にお
ける炭素原子の平均総数は、好ましくは11より大きくて20まで、好ましくは
14.5〜約17.5の範囲内である。このように、界面活性剤系は、好ましく
は、炭素原子12以上または炭素原子19以下の最長炭素直鎖を有する分岐一級
アルキルサルフェート界面活性剤化合物を少くとも1種含んでおり、分岐を含ん
だ炭素原子の総数は少くとも14でなければならず、更に分岐一級アルキル部分
について炭素原子の平均総数は11より大きくて20まで、好ましくは14.5
〜約17.5の範囲内である。
【0036】 R、RおよびRは各々独立して水素およびC‐Cアルキル基(好まし
くは水素またはC‐Cアルキル、更に好ましくは水素またはメチル、最も好
ましくはメチル)から選択されるが、但しR、RおよびRがすべて水素であ
ることはない。更に、zが1であるとき、少くともRまたはRは水素ではない
【0037】 Mは、合成の方法に応じて、水素または塩形成カチオンである。塩形成カチオ
ンの例は、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、下記
式を有する四級アルキルアミン:
【化9】 (上記式中R、R、RおよびRは独立して水素、C‐C22アルキレ
ン、C‐C22分岐アルキレン、C‐Cアルカノール、C‐C22アル
ケニレン、C‐C22分岐アルケニレンである)およびそれらの混合物である
。好ましいカチオンは、アンモニウム(R、R、RおよびRは水素であ
る)、ナトリウム、カリウム、モノ、ジおよびトリアルカノールアンモニウム、
およびそれらの混合物である。本発明のモノアルカノールアンモニウム化合物で
は、RがC‐Cアルカノールで、R、RおよびRが水素であり;本
発明のジアルカノールアンモニウム化合物では、RおよびRがC‐C
ルカノールで、RおよびRが水素であり;本発明のトリアルカノールアンモ
ニウム化合物では、R、RおよびRがC‐Cアルカノールで、R
水素である。本発明の好ましいアルカノールアンモニウム塩は、下記式を有する
モノ、ジおよびトリ四級アンモニウム化合物である: HCHCHOH,H(CHCHOH),HN(CH
OH) 好ましいMはナトリウム、カリウムおよび上記Cアルカノールアンモニウム塩
であり、最も好ましいものはナトリウムである。 更に上記式に関して、wは0〜13の整数である;xは0〜13の整数である
;yは0〜13の整数である;zは少くとも1の整数である;w+x+y+zは
8〜14の整数である。
【0038】 好ましい中間鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤は、主鎖に13の炭
素原子を有し、全部で3炭素原子の1、2または3つの分岐単位(即ち、R、R および/またはR)を有したC16総炭素一級アルキルサルフェート界面活
性剤である(そのため、炭素原子の総数は少くとも16である)。好ましい分岐
単位は1つのプロピル分岐単位または3つのメチル分岐単位である。
【0039】 本発明の他の好ましい界面活性剤系は、下記式を有する分岐一級アルキルサル
フェートを1種以上有している:
【化10】 上記において、分岐を含めた炭素原子の総数は15〜18であり、2種以上のこ
れらサルフェートが存在するとき、上記式を有した分岐一級アルキル部分におけ
る炭素原子の平均総数は11より大きくて20まで、好ましくは14.5〜約1
7.5の範囲内である;RおよびRは各々独立して水素またはC‐C
ルキルである;Mは水溶性カチオンである;xは0〜11である;yは0〜11
である;zは少くとも2である;x+y+zは9〜13である;但しRおよび
が双方とも水素であることはない。
【0040】 好ましくは、界面活性剤系は、好ましくはRおよびRが独立して水素また
はメチルであるが、但しRおよびRが双方とも水素であることはなく、x+
yが8、9または10であって、zが少くとも2である、中間鎖分岐一級アルキ
ルサルフェートを、その系の少くとも20重量%、更に好ましくはその系の少く
とも60重量%、更に一層好ましくは少くとも90重量%で含んでおり、これら
のサルフェート界面活性剤における炭素原子の平均総数は好ましくは15〜17
、更に好ましくは16〜17である。
【0041】 更に、好ましい界面活性剤系は、下記式を有する1種以上の中間鎖分岐アルキ
ルサルフェートを、その系の少くとも約20重量%、更に好ましくは少くとも6
0重量%、更に一層好ましくは少くとも90重量%で含んだものである:
【化11】 またはその混合物;上記式中Mは1以上のカチオンを表わす;a、b、dおよび
eは整数であり、a+bは10〜16であり、d+eは8〜14であり、更に a+b=10のとき、aは2〜9の整数、bは1〜8の整数である; a+b=11のとき、aは2〜10の整数、bは1〜9の整数である; a+b=12のとき、aは2〜11の整数、bは1〜10の整数である; a+b=13のとき、aは2〜12の整数、bは1〜11の整数である; a+b=14のとき、aは2〜13の整数、bは1〜12の整数である; a+b=15のとき、aは2〜14の整数、bは1〜13の整数である; a+b=16のとき、aは2〜15の整数、bは1〜14の整数である; d+e=8のとき、dは2〜7の整数、eは1〜6の整数である; d+e=9のとき、dは2〜8の整数、eは1〜7の整数である; d+e=10のとき、dは2〜9の整数、eは1〜8の整数である; d+e=11のとき、dは2〜10の整数、eは1〜9の整数である; d+e=12のとき、dは2〜11の整数、eは1〜10の整数である; d+e=13のとき、dは2〜12の整数、eは1〜11の整数である; d+e=14のとき、dは2〜13の整数、eは1〜12の整数である; 2種以上のこれらサルフェート界面活性剤が界面活性剤系中に存在するとき、上
記式を有した分岐一級アルキル部分における炭素原子の平均総数は11より大き
くて20まで、好ましくは14.5〜約17.5の範囲内である。
【0042】 好ましいモノメチル分岐一級アルキルサルフェートは、3‐メチルペンタデカ
ノールサルフェート、4‐メチルペンタデカノールサルフェート、5‐メチルペ
ンタデカノールサルフェート、6‐メチルペンタデカノールサルフェート、7‐
メチルペンタデカノールサルフェート、8‐メチルペンタデカノールサルフェー
ト、9‐メチルペンタデカノールサルフェート、10‐メチルペンタデカノール
サルフェート、11‐メチルペンタデカノールサルフェート、12‐メチルペン
タデカノールサルフェート、13‐メチルペンタデカノールサルフェート、3‐
メチルヘキサデカノールサルフェート、4‐メチルヘキサデカノールサルフェー
ト、5‐メチルヘキサデカノールサルフェート、6‐メチルヘキサデカノールサ
ルフェート、7‐メチルヘキサデカノールサルフェート、8‐メチルヘキサデカ
ノールサルフェート、9‐メチルヘキサデカノールサルフェート、10‐メチル
ヘキサデカノールサルフェート、11‐メチルヘキサデカノールサルフェート、
12‐メチルヘキサデカノールサルフェート、13‐メチルヘキサデカノールサ
ルフェート、14‐メチルヘキサデカノールサルフェートおよびそれらの混合物
からなる群より選択される。
【0043】 好ましいジメチル分岐一級アルキルサルフェートは、2,3‐メチルテトラデ
カノールサルフェート、2,4‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,5
‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,6‐メチルテトラデカノールサル
フェート、2,7‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,8‐メチルテト
ラデカノールサルフェート、2,9‐メチルテトラデカノールサルフェート、2
,10‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,11‐メチルテトラデカノ
ールサルフェート、2,12‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,3‐
メチルペンタデカノールサルフェート、2,4‐メチルペンタデカノールサルフ
ェート、2,5‐メチルペンタデカノールサルフェート、2,6‐メチルペンタ
デカノールサルフェート、2,7‐メチルペンタデカノールサルフェート、2,
8‐メチルペンタデカノールサルフェート、2,9‐メチルペンタデカノールサ
ルフェート、2,10‐メチルペンタデカノールサルフェート、2,11‐メチ
ルペンタデカノールサルフェート、2,12‐メチルペンタデカノールサルフェ
ート、2,13‐メチルペンタデカノールサルフェートおよびそれらの混合物か
らなる群より選択される。
【0044】 16の炭素原子を含み、1つの分岐単位を有した、下記の分岐一級アルキルサ
ルフェートが、本発明組成物で有用な好ましい分岐界面活性剤の例である: 下記式を有する5‐メチルペンタデシルサルフェート
【化12】 下記式を有する6‐メチルペンタデシルサルフェート
【化13】 下記式を有する7‐メチルペンタデシルサルフェート
【化14】 下記式を有する8‐メチルペンタデシルサルフェート
【化15】 下記式を有する9‐メチルペンタデシルサルフェート
【化16】 下記式を有する10‐メチルペンタデシルサルフェート
【化17】 上記式中Mは好ましくはナトリウムである。
【0045】 17の炭素原子を含み、2つの分岐単位を有した、下記の分岐一級アルキルサ
ルフェートが、本発明による好ましい分岐界面活性剤の例である: 下記式を有する2,5‐ジメチルペンタデシルサルフェート
【化18】 下記式を有する2,6‐ジメチルペンタデシルサルフェート
【化19】 下記式を有する2,7‐ジメチルペンタデシルサルフェート
【化20】 下記式を有する2,8‐ジメチルペンタデシルサルフェート
【化21】 下記式を有する2,9‐ジメチルペンタデシルサルフェート
【化22】 下記式を有する2,10‐ジメチルペンタデシルサルフェート
【化23】 上記式中Mは好ましくはナトリウムである。
【0046】 本発明に含まれる中間鎖分岐物は、WO97/38956で記載されたプロセ
スに従い製造しうる。このようなプロセスでは(主に、中間鎖領域でまたはその
近くでメチル分岐した)中間〜近中間鎖分岐オレフィンを製造する。次いで、こ
のような物質は、分岐鎖洗浄界面活性剤の疎水性部分を供する基本原料として用
いられる。 本プロセスは分岐反応産物を供するようにデザインされ、これは主に(85%
以上)α‐オレフィンであって、後記のオキソ反応経路で疎水性物質に変換され
る。好ましくは、このような分岐α‐オレフィンは約11〜約18(平均)の総
炭素原子を有して、10〜18範囲の平均長さを有した直鎖を含んでいる。分岐
は主にモノメチルであるが、一部ジメチルおよび一部エチルの分岐が存在しても
よい。有利なことに、本プロセスではほとんど(1%以下)gem-分岐を、即ち、
あるにしても、ほとんど“四級”炭素置換を生じない。更に、ほとんど(約20
%以下)vic-分岐も生じない。もちろん、後のオキソプロセスで用いられる全原
料のうち一部(約20%)は未分岐のままでもよい。典型的には、好ましくは、
クリーニング性能および生分解性の観点から、本プロセスでは平均分岐数(最長
鎖ベース)で0.4〜2.5範囲のα‐オレフィンを供するが、分岐物質の中で
、分岐物質の最長鎖の1、2位炭素または末端(オメガ)炭素に分岐は本質的に
存在しない。 分岐鎖α‐オレフィンの形成および精製後に、原料はオキソカルボニル化プロ
セスに付される。このオキソステップでは、二重結合をその最初の位置から移動
させない触媒(例えば、慣用的なコバルトカルボニル;下記Kirk Othmer参照)
が用いられる。これは(最終的に、好ましい界面活性剤を減らす)ビニリデン中
間体の形成を避けて、カルボニル化を#1および#2炭素原子で進行させる。
【0047】洗剤成分 本発明の洗剤組成物は、好ましくは、追加洗剤成分を更に含有する。これら追
加成分の性質そのもの、およびその配合レベルは、組成物の物理的形態、および
それが用いられるクリーニング操作の性質に依存している。 本発明による洗剤組成物には、液体、ペースト、ゲル、バー、錠剤、スプレー
、フォーム、粉末または顆粒がある。顆粒組成物は“コンパクト”形態でもよく
、液体組成物は“濃縮”形態でもよい。錠剤組成物は単相でもまたは多相形態で
もよい。
【0048】 ペクチン酸リアーゼ酵素のクリーニング効果は時間制御放出技術で最適化およ
び最大化しうることが、意外にもわかった。特に、時間制御技術は、ペクチン酸
リアーゼが、洗浄液に異なる溶解性を有する異なる製品相で、阻害/不活化しう
る他の洗剤成分と別にしておかれた錠剤である。ペクチン酸リアーゼ酵素の最良
性能効力は、その酵素が錠剤中に配合されたときに得られて、このような系が有
意の汚れおよびしみクリーニング効果を発揮することが、意外にもわかった。こ
のような時間制御放出技術は、標準洗剤マトリックス中で高度の不安定性を示す
ものを含めて、広範囲のペクチン酸リアーゼを使用可能にすることも、更にわか
った。実際上、ペクチン酸リアーゼおよび緩衝物質は、好ましくは、錠剤の即時
溶解部分中に配合される。理論に拘束されることなく、ペクチン酸リアーゼは阻
害/不活化しうる他の洗剤成分よりも速く放出されて、最良のペクチン酸リアー
ゼ活性が緩衝条件下で洗浄開始時に得られ、利用しうるペクチン酸リアーゼの全
範囲にわたり洗剤中へのペクチン酸リアーゼの処方を行える、と考えられている
【0049】 適切な錠剤は、取扱いおよび輸送に耐えうるほど十分に頑丈であるのみならず
、その少くとも一部が洗浄水中に速やかに溶解して、ペクチン酸リアーゼ酵素を
速やかに放出する、洗剤錠剤である。錠剤の少くとも1相は、自動皿洗いまたは
洗濯機の洗浄サイクルの初めの10分間、好ましくは5分間、更に好ましくは4
分間以内で洗浄水に溶解することが好ましい。好ましくは、洗浄機は自動皿洗い
または洗濯機である。多相錠剤、その1相または洗剤活性成分が溶解する時間は
、最低6回または再現性を保証する上で十分な回数にわたり、水硬度18°Hの
標準65℃洗浄プログラムでBosch製皿洗機を用いて、DIN44990に従い
調べられる。
【0050】 第一態様として、本発明は、ペクチン酸リアーゼ並びにアミンオキシドおよび
/または中間鎖分岐アニオン性界面活性剤から選択される界面活性剤を含有した
洗濯洗剤組成物に関する(例1〜18)。第二態様として、本発明は皿洗いまた
は家庭洗剤組成物に関する(例19〜23)。 本発明の組成物は、例えば、手皿洗い組成物、手および機械洗濯洗剤組成物、
例えば洗濯添加組成物、および汚れた布帛の浸漬および/または前処理向けに適
した組成物、および一般家庭内硬質表面クリーニング操作向けの組成物として処
方される。手皿洗い法向け組成物として処方されるとき、本発明の組成物は、好
ましくは、界面活性剤と、好ましくは有機ポリマー化合物、起泡増強剤、II族金
属イオン、溶媒、ヒドロトロープおよび追加酵素から選択される他の洗剤化合物
とを含有している。 洗濯機洗浄法向けに適した組成物として処方されるとき、本発明の組成物は、
好ましくは、界面活性剤およびビルダー化合物の双方と、好ましくは有機ポリマ
ー化合物、漂白剤、追加酵素、起泡抑制剤、分散剤、ライムソープ分散剤、汚れ
懸濁および再付着防止剤、および腐食抑制剤から選択される1種以上の洗剤成分
とを更に含有している。洗濯組成物は追加洗剤成分として柔軟剤も含有すること
ができる。ペクチン酸リアーゼおよびアミンオキシドを含有したこのような組成
物は、洗濯洗剤組成物として処方されたとき、布帛クリーニング、しみ抜きおよ
びカラー・アピアランス(colour appearance)を行える。 機械皿洗い法向けに適した組成物として処方されるとき、本発明の組成物は、
好ましくは、低起泡性ノニオン性界面活性剤、ビルダー系と、好ましくは有機ポ
リマー化合物、漂白剤、追加酵素、起泡抑制剤、分散剤、ライムソープ分散剤、
汚れ懸濁および再付着防止剤、および腐食抑制剤から選択される1種以上の成分
とを含有している。 本発明の組成物は、固形または液体形態で、洗剤添加製品として用いてよい。
このような添加製品は慣用的な洗剤組成物の性能を補強または増強するためにあ
り、クリーニングプロセスのどの段階で加えてもよい。
【0051】 必要であれば、本洗濯洗剤組成物の密度は、20℃で測定された組成物で、4
00〜1200g/L、好ましくは500〜950g/Lである。 本組成物の“コンパクト”形態は、密度、および組成面では無機フィラー塩の
量で最もよく反映される;無機フィラー塩は粉末形態をとる洗剤組成物の慣用成
分である;慣用的な洗剤組成物では、フィラー塩は実質量、典型的には全組成物
の17〜35重量%で存在する。コンパクト組成物において、フィラー塩は全組
成物の15重量%を超えない、好ましくは組成物の10%を超えない、最も好ま
しくは5%を超えない量で存在する。本組成物で意味されるような無機フィラー
塩は、サルフェートおよびクロリドのアルカリおよびアルカリ土類金属塩から選
択される。好ましいフィラー塩は硫酸ナトリウムである。
【0052】 本発明による液体洗剤組成物は“濃縮形態”でもよく、このような場合に、本
発明による液体洗剤組成物は慣用的な液体洗剤と比較して少量の水を含有してい
る。典型的には、濃縮液体洗剤の水分は、好ましくは洗剤組成物の40重量%未
満、更に好ましくは30%未満、最も好ましくは20%未満である。 ここで使用に適した洗剤化合物は、下記化合物からなる群より選択される。
【0053】界面活性剤系 好ましくは、本発明の洗剤組成物は、本発明の選択界面活性剤に加えて、界面
活性剤がカチオン性、ノニオン性、他のアニオン性および/またはそれらの混合
物から選択できる、別の界面活性剤系を含有している。両性および/または双極
性界面活性剤も適している。 この選択界面活性剤を含めた界面活性剤系は、典型的には0.1〜60重量%
のレベルで存在する。更に好ましい配合レベルは、本発明による洗濯洗剤組成物
の1〜35重量%、最も好ましくは1〜30重量%である。 界面活性剤は、好ましくは、組成物中に存在する酵素成分と適合するように処
方される。液体またはゲル組成物では、界面活性剤は、最も好ましくは、これら
の組成物中において酵素の安定性を促すか、または少くともそれを分解しないよ
うに処方される。
【0054】 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブチレンオキ
シド縮合物が本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として使用に適して
おり、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物には、直鎖また
は分岐鎖配置で炭素原子約6〜約14、好ましくは炭素原子約8〜約14のアル
キル基を有するアルキルフェノールと、アルキレンオキシドとの縮合産物がある
。好ましい態様において、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当た
り約2〜約25モル、更に好ましくは約3〜約15モルのエチレンオキシドに相
当する量で存在する。このタイプの市販ノニオン性界面活性剤には、GAF Cor
porationから販売されているIgepalTMCO-630、すべてRohm & Haas Companyから
販売されているTritonTMX-45、X-114、X-100およびX-102がある。これらの界面
活性剤はアルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエ
トキシレート)と通常称される。
【0055】 一級および二級脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの
縮合産物が、本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として使
用に適している。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分岐、一級または
二級であり、通常約8〜約22の炭素原子を有している。炭素原子約8〜約20
、更に好ましくは炭素原子約10〜約18のアルキル基を有するアルコールと、
アルコール1モル当たり約2〜約10モルのエチレンオキシドとの縮合産物が好
ましい。アルコール1モル当たり約2〜約7モルのエチレンオキシド、最も好ま
しくは2〜5モルのエチレンオキシドが上記の縮合産物中に存在する。このタイ
プの市販ノニオン性界面活性剤の例には、双方ともUnion Carbide Corporation
から販売されているTergitolTM15-S-9(C11‐C15直鎖アルコールとエチレ
ンオキシド9モルとの縮合産物)、TergitolTM24-L-6 NMW(C12‐C14一級
アルコールとエチレンオキシド6モルとの、狭い分子量分布の縮合産物);Shel
l Chemical Companyから販売されているNeodolTM45-9(C14‐C15直鎖アル
コールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物)、NeodolTM23-3(C12‐C 直鎖アルコールとエチレンオキシド3.0モルとの縮合産物)、NeodolTM45-7
(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド7モルとの縮合産物)、Ne
odolTM45-5(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド5モルとの縮合
産物);The Procter & Gamble Companyから販売されているKyroTMEOB(C ‐C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物);Hoechstから
販売されているGenapol LA O3OまたはO50(C12‐C14アルコールとエチレ
ンオキシド3または5モルとの縮合産物)がある。これらの産物におけるHLB
の好ましい範囲は8〜11、最も好ましくは8〜10である。
【0056】 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、約6〜約30の炭素原
子、好ましくは約10〜約16の炭素原子をもつ疎水基と、約1.3〜約10、
好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7の糖単位をもつ
多糖、例えばポリグリコシドの親水基とを有する、1986年1月21日付で発
行されたLlenadoのUS特許4,565,647で開示されたアルキル多糖も有
用である。5または6つの炭素原子を有する還元糖も用いてよく、例えばグルコ
ース、ガラクトースおよびガラクトシル部分をグルコシル部分に代えて用いても
よい(場合により、疎水基が2、3、4位などに結合されて、グルコシドまたは
ガラクトシドではなくグルコースまたはガラクトースを生じる)。例えば、追加
糖単位の1つの位置と先の糖単位の2、3、4および/または6位との間に、糖
間結合が存在してもよい。
【0057】 好ましいアルキルポリグリコシドは下記式を有している: RO(C2nO)(グリコシル) 上記式中Rはアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ
アルキルフェニルおよびそれらの混合物からなる群より選択される(アルキル基
は約10〜約18、好ましくは約12〜約14の炭素原子を有する);nは2ま
たは3、好ましくは2である;tは0〜約10、好ましくは0である;xは約1
.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7
である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。これらの化合物
を製造するためには、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールを最初
に形成させ、その後グルコースまたはグルコース源と反応させてグルコシド(1
位に結合)を形成させる。追加グリコシル単位も、それらの1位と先のグリコシ
ル単位の2、3、4および/または6位、好ましくは主に2位との間で結合させ
てよい。
【0058】 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合により形成された疎水性
ベースとエチレンオキシドとの縮合産物も、本発明の追加ノニオン性界面活性剤
系として使用に適している。これら化合物の疎水性部分は好ましくは約1500
〜約1800の分子量を有して、非水溶性を示す。この疎水性部分へのポリオキ
シエチレン部分の付加は全体的に分子の水溶性を増す傾向があり、産物の液性は
ポリオキシエチレン含有率が縮合産物の全重量の約50%のところまでに留めら
れるが、これは約40モル以内のエチレンオキシドとの縮合に相当する。このタ
イプの化合物の例には、BASFから販売されている、ある種の市販PlurafacTM LF404およびPluronicTM界面活性剤がある。
【0059】 本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、プロピレン
オキシドとエチレンジアミンとの反応から得られる産物と、エチレンオキシドと
の縮合産物も適切である。これら産物の疎水性部分はエチレンジアミンおよび過
剰プロピレンオキシドの反応産物からなり、通常約2500〜約3000の分子
量を有する。この疎水性部分は、縮合産物が約40〜約80重量%のポリオキシ
エチレンを含んで、約5000〜約11,000の分子量を有する程度まで、エ
チレンオキシドと縮合される。このタイプのノニオン性界面活性剤の例には、B
ASFから販売されている、ある種の市販TetronicTM化合物がある。
【0060】 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、アルキルフェノールの
ポリエチレンオキシド縮合物、一級および二級脂肪族アルコールと約1〜約25
モルのエチレンオキシドとの縮合産物、アルキル多糖、およびそれらの混合物が
、使用上好ましい。3〜15のエトキシ基を有するC‐C14アルキルフェノ
ールエトキシレート、2〜10のエトキシ基を有するC‐C18アルコールエ
トキシレート(好ましくはC10平均)、およびそれらの混合物が最も好ましい
【0061】 高度に好ましいノニオン性界面活性剤は、下記式のポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド界面活性剤である:
【化24】 上記式中RはHであるか、あるいはRはC1-4 ヒドロカルビル、2‐ヒドロ
キシエチル、2‐ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、RはC5- 31 ヒドロカルビルであり、Zは直鎖ヒドロカルビル鎖とその鎖に直接結合された
少くとも3つのヒドロキシルとを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、または
そのアルコキシル化誘導体である。好ましくは、Rはメチルであり、Rは直
鎖C11-15アルキルまたはC16-18アルキルまたはアルケニル鎖、例えばココナツ
アルキル、またはそれらの混合物であり、Zは還元アミノ化反応でグルコース、
フルクトース、マルトース、ラクトースのような還元糖から誘導される。
【0062】 用いられる適切なアニオン性界面活性剤は、"The Journal of the American O
il Chemists Society",52 (1975),pp.323-329に従い気体SOでスルホン化さ
れたC‐C20カルボン酸(即ち、脂肪酸)の直鎖エステルを含めた、直鎖ア
ルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート界面活性剤である
。適切な出発物質には、獣脂、パーム油などから誘導されるような天然脂肪物質
がある。
【0063】 特に洗濯適用向けに好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤には、
下記構造式のアルキルエステルスルホネート界面活性剤がある:
【化25】 上記式中RはC‐C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれ
らの組合せであり、RはC‐Cヒドロカルビル、好ましくはアルキル、ま
たはそれらの組合せであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を形
成するカチオンである。適切な塩形成カチオンには、ナトリウム、カリウムおよ
びリチウムのような金属、置換または非置換アンモニウムカチオン、例えばモノ
エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンがある。好
ましくは、RはC10‐C16アルキルであり、Rはメチル、エチルまたは
イソプロピルである。RがC10‐C16アルキルであるメチルエステルスル
ホネートが特に好ましい。
【0064】 他の適切なアニオン性界面活性剤には、式ROSOMの水溶性塩または酸で
あるアルキルサルフェート界面活性剤があり、ここでRは好ましくはC10‐C 24 ヒドロカルビル、好ましくはC10‐C20アルキル部分を有するアルキル
またはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒド
ロキシアルキルであり、MはHまたはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(
例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、アンモニウムまたは置換アンモニウ
ム(例えば、メチル‐、ジメチル‐およびトリメチル‐アンモニウムカチオン、
およびテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカチオンのよう
な四級アンモニウムカチオン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミンのようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオン、お
よびそれらの混合物など)である。典型的には、C12‐C16アルキル鎖は低
い洗浄温度(例えば約50℃以下)で好ましく、C16‐C18アルキル鎖は高
い洗浄温度(例えば約50℃以上)で好ましい。
【0065】 洗浄目的に有用な他のアニオン性界面活性剤も、本発明の洗剤組成物中に含有
させることができる。これらには、石鹸の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、
アンモニウムおよび置換アンモニウム塩、例えばモノ、ジおよびトリエタノール
アミン塩を含む)、C‐C22一級または二級アルカンスルホネート、C
24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号
で記載されたように、アルカリ土類金属シトレートの熱分解産物のスルホン化に
より製造されるスルホン化ポリカルボン酸、C‐C24アルキルポリグリコー
ルエーテルサルフェート(10モル以内のエチレンオキシドを含む);アルキル
グリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロールスルホネート、脂肪オレイ
ルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサ
ルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、アシルイセチオ
ネートのようなイセチオネート、N‐アシルタウレート、アルキルサクシナメー
トおよびスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和お
よび不飽和C12‐C18モノエステル)およびスルホサクシネートのジエステ
ル(特に飽和および不飽和C‐C12ジエステル)、アシルサルコシネート、
アルキルポリグルコシドのサルフェートのようなアルキル多糖のサルフェート(
ノニオン性非サルフェート化合物が以下で記載されている)、分岐一級アルキル
サルフェート、および式RO(CH2CH2O)‐CHCOO(Rは
‐C22アルキルであり、kは1〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成カ
チオンである)のようなアルキルポリエトキシカルボキシレートがある。トール
油中に存在するか、またはそれから誘導される、ロジン、水素添加ロジン、樹脂
酸および水素添加樹脂酸のような、樹脂酸および水素添加樹脂酸も適切である。
【0066】 別な例は、”Surface Active Agents and Detergents”(Vol.I and II,Schwar
tz,Perry and Berch)で記載されている。様々なこのような界面活性剤は、19
75年12月30日付で発行されたLaughlinらのUS特許3,929,678の
第23欄58行目〜第29欄23行目でも一般的に開示されている(参考のため
ここに組み込まれる)。
【0067】 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約1〜約40重
量%、好ましくは約3〜約20%のこのようなアニオン性界面活性剤を含んでい
る。
【0068】 高度に好ましいアニオン性界面活性剤には、式RO(A)SOMの水溶性
塩または酸であるアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤があり、ここ
でRは非置換C10‐C24アルキルまたはC10‐C24アルキル部分を有す
るヒドロキシアルキル基、好ましくはC12‐C20アルキルまたはヒドロキシ
アルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒドロキシアルキルで
あり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mはゼロより大きく、典型的
には約0.5〜約6、更に好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたはカチ
オン、例えば金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム等)、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチオンである。
アルキルエトキシル化サルフェートおよびアルキルプロポキシル化サルフェート
がここでは考えられる。置換アンモニウムカチオンの具体例には、メチル、ジメ
チル、トリメチル‐アンモニウムカチオン、並びにテトラメチルアンモニウムお
よびジメチルピペリジニウムカチオンのような四級アンモニウムカチオン、並び
にエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンのようなアルキルアミンか
ら誘導されるもの、それらの混合物などがある。例示の界面活性剤は、C12
18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12‐C18
(1.0)M)、C12‐C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サル
フェート(C12‐C18E(2.25)M)、C12‐C18アルキルポリエ
トキシレート(3.0)サルフェート(C12‐C18E(3.0)M)および
12‐C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12
18E(4.0)M)であり、Mは便宜上ナトリウムおよびカリウムから選択
される。
【0069】 本発明の洗剤組成物は、カチオン性、両性および半極性界面活性剤、並びにこ
こで既に記載されたもの以外のノニオン性および/またはアニオン性界面活性剤
も含有してよい。
【0070】 本発明の洗剤組成物で使用に適したカチオン性洗浄界面活性剤は、1つの長鎖
ヒドロカルビル基を有するものである。このようなカチオン性界面活性剤の例に
は、アンモニウム界面活性剤、例えばアルキルトリメチルアンモニウムハロゲナ
イド、および下記式を有する界面活性剤がある: 〔R(OR〕〔R(OR 上記式中Rはアルキル鎖中に約8〜約18の炭素原子を有するアルキルまたは
アルキルベンジル基である;各Rは‐CHCH‐、‐CHCH(CH )‐、‐CHCH(CHOH)‐、‐CHCHCH‐およびそれらの
混合物からなる群より選択される;各RはC‐Cアルキル、C‐C
ドロキシアルキル、2つのR基を連結して形成されたベンジル環構造体、‐C
CHOH‐CHOHCORCHOHCHOH(Rは約1000以下の
分子量を有するヘキソースまたはヘキソースポリマーである)、およびyが0で
ないとき水素からなる群より選択される;RはRと同様であるか、またはR +Rの炭素原子の総数が約18以下となるアルキル鎖である;各yは0〜約
10であって、y値の合計は0〜約15である;Xはいずれか適合しうるアニオ
ンである。
【0071】 本発明に適した四級アンモニウム界面活性剤は下記式(I)を有している:
【化26】 上記式中Rは短鎖長アルキル(C‐C10)または下記式(II)のアルキル
アミドアルキルである:
【化27】 (yは2〜4、好ましくは3である); 上記式中RはHまたはC‐Cアルキルである; 上記式中xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0である; 上記式中R、RおよびRは同一であるかまたは異なっており、短鎖アルキ
ル(C‐C)または下記式IIIのアルコキシル化アルキルである; 上記式中Xは対イオン、好ましくはハライド、例えばクロリドまたはメチル硫
酸イオンである;
【化28】 (RはC‐Cであり、zは1または2である)
【0072】 好ましい四級アンモニウム界面活性剤は、RがC、C10またはそれらの
混合物、x=0、R、R=CHおよびR=CHCHOHである、式
Iで定義されたようなものである。
【0073】 高度に好ましいカチオン性界面活性剤は、下記式を有した、本組成物で有用な
水溶性四級アンモニウム化合物である: R (i) 上記式中RはC‐C16アルキルであり、R、RおよびRの各々は独
立してC‐Cアルキル、C‐Cヒドロキシアルキル、ベンジルおよび‐
(C40H(xは2〜5の値を有する)であり、Xはアニオンである。
、RまたはRのうち1以下はベンジルでなければならない。 Rにとり好ましいアルキル鎖長はC12‐C15であり、特にそのアルキル
基はココナツまたはパーム核脂肪から誘導される鎖長の混合物であるか、あるい
はオレフィンビルドアップまたはオキソアルコール合成により合成で誘導される
。R、RおよびRにとり好ましい基はメチルおよびヒドロキシエチル基で
あり、アニオンXはハライド、メト硫酸、酢酸およびリン酸イオンから選択され
る。
【0074】 ここで使用に適した式(i)の四級アンモニウム化合物の例は以下である: ココナツトリメチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド デシルトリエチルアンモニウムクロリド デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド C12-15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ココナツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドまたはブロミド ラウリルジメチル(エテノキシ)アンモニウムクロリドまたはブロミド コリンエステル(RがCH‐CH‐O‐C(=O)‐C12-14アルキルで
あり、R、R、Rがメチルである、式(i)の化合物) ジアルキルイミダゾリン(式(i)の化合物)
【0075】 ここで有用な他のカチオン性界面活性剤は、1980年10月14日付で発行
されたCambreのUS特許4,228,044および欧州特許出願EP000,2
24でも記載されている。
【0076】 典型的なカチオン性布帛柔軟化成分には非水溶性四級アンモニウム布帛柔軟化
活性剤またはそれらに相当するアミン前駆体があり、ジ長鎖アルキルアンモニウ
ムクロリドまたはメチルサルフェートが最も常用されている。 これらの中で好ましいカチオン性柔軟剤には以下がある: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC) 2)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロリド 3)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルサルフェート 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド 9)水素添加タロートリメチルアンモニウムクロリド 10)C12-14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド 11)C12-18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (DSOEDMAC) 13)ジ(タローオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド 14)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート 15)1‐(2‐タローイルアミドエチル)‐2‐タローイルイミダゾリニウム メチルサルフェート
【0077】 生分解性四級アンモニウム化合物が、伝統的に用いられているジ長鎖アルキル
アンモニウムクロリドおよびメチルサルフェートの代わりとして提供されている
。このような四級アンモニウム化合物は、カルボキシ基のような官能基を介在さ
せた長鎖アルキル(アルケニル)基を有している。上記物質およびそれらを含有
した布帛柔軟化組成物は、EP‐A‐0,040,562およびEP‐A‐0,
239,910のような多数の文献で開示されている。
【0078】 四級アンモニウム化合物およびそのアミン前駆体は、下記式(I)または(II
)を有している:
【化29】 上記式中Qは‐O‐C(O)‐、‐C(O)‐O‐、‐O‐C(O)‐O‐、‐
NR‐C(O)‐、‐C(O)‐NR‐から選択される; Rは(CH‐Q‐TまたはTである; Rは(CH‐Q‐TまたはT、あるいはRである; RはC‐Cアルキル、C‐CヒドロキシアルキルまたはHである; RはH、C‐CアルキルまたはC‐Cヒドロキシアルキルである; T、T、T、T、Tは独立してC11‐C22アルキルまたはアルケ
ニルである; nおよびmは1〜4の整数である;および Xは柔軟剤適合性アニオンである。柔軟剤適合性アニオンの非制限例にはクロ
リドまたはメチルサルフェートがある。
【0079】 アルキルまたはアルケニル鎖T、T、T、T、Tは、少くとも11
の炭素原子、好ましくは少くとも16の炭素原子を有していなければならない。
その鎖は直鎖でもまたは分岐でもよい。獣脂は長鎖アルキルおよびアルケニル物
質の便利で安価な供給源である。T、T、T、T、Tが獣脂に典型的
な長鎖物質の混合物を表している化合物が特に好ましい。
【0080】 本水性布帛柔軟化組成物で使用に適した四級アンモニウム化合物の具体例には
: 1)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウム
クロリド 2)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチル,N‐(2‐ヒドロ
キシエチル)アンモニウムメチルサルフェート 3)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ジメ
チルアンモニウムクロリド 4)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)‐N
,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 5)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐エチル)‐N‐(2‐タローイルオキ
シ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 6)N,N,N‐トリ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチルアンモニウム
クロリド 7)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N‐(タローイル‐
N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド) 8)1,2‐ジタローイルオキシ‐3‐トリメチルアンモニオプロパンクロリ
ド および上記物質の混合物がある。
【0081】 ここで含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約25重量
%、好ましくは約1〜約8%のこのようなカチオン性界面活性剤を含む。
【0082】 両性界面活性剤も本発明の洗剤組成物で使用に適している。これらの界面活性
剤は、二級または三級アミンの脂肪族誘導体、あるいはヘテロ環式二級および三
級アミンの脂肪族誘導体として広く記載することができ、ここで脂肪族基は直鎖
でもまたは分岐鎖であってもよい。脂肪族置換基の1つは少くとも約8つの炭素
原子、典型的には約8〜約18の炭素原子を有し、少くとも1つはアニオン性水
溶性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸基を有している。両性界面活性剤
の例については、1975年12月30日付で発行されたLaughlinらのUS特許
3,929,678の第19欄18〜35行目参照。 ここで含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約15重量
%、好ましくは約1〜約10%のこのような両性界面活性剤を含む。
【0083】 双極性界面活性剤もクリーニング組成物で使用に適している。これらの界面活
性剤は、二級および三級アミンの誘導体、ヘテロ環式二級および三級アミンの誘
導体、あるいは四級アンモニウム、四級ホスホニウムまたは三級スルホニウム化
合物の誘導体として広く記載することができる。双極性界面活性剤の例について
は、1975年12月30日付で発行されたLaughlinらのUS特許3,929,
678の第19欄38行目〜第22欄48行目参照。 ここで含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約15重量
%、好ましくは約1〜約10%のこのような双極性界面活性剤を含む。
【0084】 本発明の洗剤組成物は、一級または三級アミンの群から選択される共界面活性
剤(cosurfactant)も更に含有してよい。 ここで使用に適した一級アミンには、式RNHによるアミンがあり、ここ
でRはC‐C12、好ましくはC‐C10アルキル鎖、またはRX(C
であり、Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐であり、R
‐C12アルキル鎖であり、nは1〜5、好ましくは3である。Rアルキ
ル鎖は直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、12以下、好ましくは5未満のエチレン
オキシド部分を介在させてもよい。 上記式による好ましいアミンはn‐アルキルアミンである。ここで使用に適し
たアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチルアミン、1‐デシルアミンおよ
びラウリルアミンから選択される。他の好ましい一級アミンには、C‐C10 オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2‐エチルヘキシルオ
キシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびアミドプロピルアミ
ンがある。
【0085】 ここで使用に適した三級アミンには式RNを有する三級アミンがあ
り、ここでRおよびRはC‐Cアルキル鎖または
【化30】 であり、RはC‐C12、好ましくはC‐C10アルキル鎖であるか、ま
たはRはRX(CH(Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐
である)であり、RはC‐C12であり、nは1〜5、好ましくは2〜3で
ある。RはHまたはC‐Cアルキルであり、xは1〜6である。Rおよ
びRは直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、Rアルキル鎖は12以下、好ましく
は5未満のエチレンオキシド部分を介在させてもよい。
【0086】 好ましい三級アミンは、RがC‐C12アルキル鎖で、RおよびR
‐Cアルキルまたは
【化31】 (上記式中RはHまたはCHであり、x=1〜2である)である、RNである。 下記式のアミドアミンも好ましい:
【化32】 上記式中RはC‐C12アルキルであり、nは2〜4、好ましくはnは3で
あり、RおよびRはC‐Cである。
【0087】 本発明の最も好ましいアミンには、1‐オクチルアミン、1‐ヘキシルアミン
、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミン、C8-10オキシプロピルアミン、N‐
ココ‐1,3‐ジアミノプロパン、ココナツアルキルジメチルアミン、ラウリル
ジメチルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロ
キシエチル)アミン、2モルプロポキシル化ラウリルアミン、2モルプロポキシ
ル化オクチルアミン、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C8-10アミドプ
ロピルジメチルアミンおよびC10アミドプロピルジメチルアミンがある。 本組成物で使用上最も好ましいアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチル
アミン、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミンである。特に望ましいものは、
n‐ドデシルジメチルアミン、ビスヒドロキシエチルココナツアルキルアミン、
7回エトキシル化オレイルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびココア
ミドプロピルアミンである。
【0088】漂白剤 本発明の洗剤組成物は、過酸化水素、PB1、PB4、および粒径400〜8
00ミクロンのペルカーボネートのような漂白剤を更に含有することができる。
これらの漂白剤成分には、1種以上の酸素漂白剤および、選択された漂白剤に応
じて1種以上のブリーチアクチベーターを含めることができる。存在するとき、
酸素漂白化合物は典型的には約1〜約25%のレベルで存在する。 ここで使用の漂白剤成分は、当業界で知られている酸素ブリーチおよびその他
を含めて、洗剤組成物に有用ないかなる漂白剤であってもよい。本発明に適した
漂白剤には、活性化または非活性化漂白剤がある。
【0089】 用いうる酸素漂白剤の1つのカテゴリーには、ポリカルボン酸漂白剤およびそ
の塩がある。このクラスの剤の適切な例には、マグネシウムモノペルオキシフタ
レート六水和物、m‐クロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4‐ノニルアミノ‐
4‐オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカン二酸がある。このような
漂白剤は、US特許4,483,781、US特許出願740,446、欧州特
許出願0,133,354およびUS特許4,412,934で開示されている
。高度に好ましい漂白剤には、US特許4,634,551で記載されたような
6‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸もある。
【0090】 用いうる漂白剤のもう1つのカテゴリーにはハロゲン漂白剤がある。次亜ハロ
ゲン酸漂白剤の例には、例えばトリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌ
ル酸ナトリウムおよびカリウム、N‐クロロおよびN‐ブロモアルカンスルホン
アミドがある。このような物質は、通常最終製品の0.5〜10重量%、好まし
くは1〜5重量%で加えられる。
【0091】 過酸化水素放出剤は、ペルヒドロライズ(perhydrolyze)されて過酸を活性漂白
種として形成して、改善された漂白効果をもたらす、テトラアセチルエチレンジ
アミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS、US
4,412,934に記載)、3,5‐トリメチルヘキサノールオキシベンゼン
スルホネート(ISONOBS、EP120,591に記載)、ペンタアセチル
グルコース(PAG)またはN‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸のフェノー
ルスルホネートエステル(NACA‐OBS、WO94/28106に記載)の
ようなブリーチアクチベーターと併用することができる。同時係属欧州特許出願
第91870207.7号明細書で開示されたようなアシル化シトレートエステ
ル、並びにProcter & Gambleの同時係属特許出願USSN第60/022,78
6号(1996年7月30日付で出願)および第60/028,122号(19
96年10月15日付で出願)明細書で開示されたような下記式の非対称非環式
イミドブリーチアクチベーターも適切なアクチベーターである:
【化33】 上記式中RはC‐C13直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基であ
り、RはC‐C直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基であり、R はC‐C直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基である。
【0092】 本発明による洗剤組成物向けの、ブリーチアクチベーターおよびペルオキシゲ
ン漂白化合物からなる漂白系、およびペルオキシ酸を含めた、有用な漂白剤は、
我々の同時係属出願USSN08/136,626、PCT/US95/078
23、WO95/27772、WO95/27773、WO95/27774お
よびWO95/27775で記載されている。
【0093】 過酸化水素も、洗浄および/またはすすぎプロセスの始めにまたは最中に過酸
化水素を発生しうる酵素系(即ち、酵素およびその基質)を加えることで、存在
させてよい。このような酵素系は、1991年10月9日付で出願されたEP特
許出願91202655.6で開示されている。
【0094】 ブリーチ組成物で使用の含金属触媒には、含コバルト触媒、例えばペンタアミ
ン酢酸コバルト(III)塩、および含マンガン触媒、例えばEPA549271、
EPA549272、EPA458397、US5,246,621、EPA4
58398、US5,194,416およびUS5,114,611で記載され
たものがある。ペルオキシ化合物、含マンガンブリーチ触媒およびキレート化剤
を含んだ漂白組成物は、特許出願94870206.3で記載されている。
【0095】 酸素漂白剤以外の漂白剤も当業界で知られており、ここで利用しうる。特別に
関心のもたれる非酸素漂白剤の1タイプには、スルホン化亜鉛および/またはア
ルミニウムフタロシアニンのような光活性化漂白剤がある。これらの物質は洗浄
プロセス中に基材に付着することができる。日光下で衣類を架けて乾燥させるよ
うな、酸素の存在下における光照射で、スルホン化亜鉛フタロシアニンは活性化
され、その結果基材が漂白される。好ましい亜鉛フタロシアニンおよび光活性化
漂白プロセスは、US特許4,033,718で記載されている。典型的には、
洗剤組成物は約0.025〜約1.25重量%のスルホン化亜鉛フタロシアニン
を含有する。
【0096】ビルダー系 本発明の洗剤組成物はビルダーを更に含んでもよい。アルミノシリケート物質
、シリケート、ポリカルボキシレート、アルキルまたはアルケニルコハク酸、お
よび脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミンペンタメチレン酢
酸のような物質、金属イオン封鎖剤、例えばアミノポリホスホネート、特にエチ
レンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペンタメチ
レンホスホン酸を含めて、いかなる慣用的なビルダー系もここでは使用に適して
いる。リン酸ビルダーもここでは用いてよい。
【0097】 適切なビルダーには、無機イオン交換物質、通常無機水和アルミノシリケート
物質、更に具体的には水和合成ゼオライト、例えば水和ゼオライトA、X、B、
HSまたはMAPがある。 もう1つの適切な無機ビルダー物質は、積層シリケート、例えばSKS‐6(
Hoechst)である。SKS‐6はケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる
結晶積層シリケートである。
【0098】 1つのカルボキシ基を有する適切なポリカルボキシレートには、ベルギー特許
831,368、821,369および821,370で開示されたような、乳
酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体がある。2つのカルボキシ基を
有するポリカルボキシレートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)
二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸の
水溶性塩、並びにドイツ特許公開2,446,686、2,446,687およ
びUS特許3,935,257で記載されたエーテルカルボキシレート、および
ベルギー特許840,623で記載されたスルフィニルカルボキシレートがある
。3つのカルボキシ基を有するポリカルボキシレートには、特に水溶性シトレー
ト、アコニトレートおよびシトラコネート、並びに英国特許1,379,241
で記載されたカルボキシメチルオキシサクシネート、オランダ出願720587
3で記載されたラクトキシサクシネートのようなサクシネート誘導体、および英
国特許1,387,447で記載された2‐オキサ‐1,1,3‐プロパントリ
カルボキシレートのようなオキシポリカルボキシレート物質がある。
【0099】 4つのカルボキシ基を有するポリカルボキシレートには、英国特許1,261
,829で開示されたオキシジサクシネート、1,1,2,2‐エタンテトラカ
ルボキシレート、1,1,3,3‐プロパンテトラカルボキシレートおよび1,
1,2,3‐プロパンテトラカルボキシレートがある。スルホ置換基を有するポ
リカルボキシレートには、英国特許1,398,421、1,398,422お
よびUS特許3,936,448で開示されたスルホサクシネート誘導体、およ
び英国特許1,082,179で記載されたスルホン化熱分解シトレートがあり
、ホスホン置換基を有するポリカルボキシレートは英国特許1,439,000
で開示されている。
【0100】 脂環式およびヘテロ環式ポリカルボキシレートには、シクロペンタン‐シス,
シス,シス‐テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシ
レート、2,3,4,5‐テトラヒドロフラン‐シス,シス,シス‐テトラカル
ボキシレート、2,5‐テトラヒドロフラン‐シス‐ジカルボキシレート、2,
2,5,5‐テトラヒドロフラン‐テトラカルボキシレート、1,2,3,4,
5,6‐ヘキサン‐ヘキサカルボキシレート、並びにソルビトール、マンニトー
ルおよびキシリトールのような多価アルコールのカルボキシメチル誘導体がある
。芳香族ポリカルボキシレートには、メリット酸、ピロメリット酸、および英国
特許1,425,343で開示されたフタル酸誘導体がある。 上記の中で好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3以内のカルボキ
シ基を有したヒドロキシカルボキシレート、更に詳しくはシトレートである。
【0101】 本組成物で使用上好ましいビルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性ア
ルミノシリケートビルダーまたは積層シリケート(SKS‐6)と、クエン酸の
ような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物がある。他の好ましいビ
ルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性アルミノシリケートビルダーと、
クエン酸のような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物がある。本発
明の液体洗剤組成物で使用上好ましいビルダー系は、石鹸およびポリカルボキシ
レートである。
【0102】 顆粒組成物で使用上ビルダー系の一部を形成できる他のビルダー物質には、炭
酸、重炭酸、ケイ酸アルカリ金属のような無機物質、並びに有機ホスホネート、
アミノポリアルキレンホスホネートおよびアミノポリカルボキシレートのような
有機物質がある。他の適切な水溶性有機塩はホモもしくはコポリマー酸またはそ
れらの塩であり、その場合にポリカルボン酸は2以下の炭素原子で互いに離され
た少くとも2つのカルボキシル基を有している。このタイプのポリマーはGB‐
A‐1,596,756で開示されている。このような塩の例は、MW2000
〜5000のポリアクリレート、およびそれらと無水マレイン酸とのコポリマー
であり、このようなコポリマーは20,000〜70,000、特に約40,0
00の分子量を有している。
【0103】 洗浄ビルダー塩は、通常組成物の5〜80重量%、好ましくは10〜70重量
%、最も一般的には30〜60重量%の量で含有される。
【0104】慣用的な洗剤酵素 洗剤組成物は、ペクチン酸リアーゼ酵素に加えて、クリーニング性能、布帛ケ
アおよび/または衛生処理効果を発揮する1種以上の酵素、好ましくはペクチン
リアーゼ酵素を更に含むことができる。
【0105】 上記の酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテア
ーゼ、グルコアミラーゼ、アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパー
ゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、他のペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクター
ゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ
、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β‐グルカナーゼ
、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼまた
はそれらの混合物から選択される酵素がある。好ましい組合せは、1種以上の植
物細胞壁分解酵素と一緒にプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼお
よび/またはセルラーゼのような常用酵素のカクテルを有した洗剤組成物である
【0106】 各タイプのペクチン分解酵素は、異なる硬度、pH、温度、界面活性剤および
他の洗剤成分マトリックス条件下で、基質特異性、活性および安定性の独特なプ
ロフィルを有している。ペクチン分解酵素はペクチン物質、特に植物細胞壁を分
解するように特定されている。特に、ペクチン酸リアーゼ酵素は低メトキシペク
チンのような植物細胞壁のペクチン酸鎖に対して特異的に働き、一方でペクチン
リアーゼは高メトキシペクチンのようなエステル化ペクチン鎖に対してより特異
的に働く。更に、ペクチン酸リアーゼは金属および特にカルシウム感受性であり
、一方ペクチンリアーゼは安定性および至適酵素活性のために金属を要しないこ
とがわかった。広範囲の基質特異性および様々な洗浄条件に対する高いフレキシ
ビリティーは、本発明のペクチン酸リアーゼとペクチンリアーゼとを更に組み合
わせて得られることが、意外にもわかった。これは相乗的なクリーニングおよび
特に植物ベース汚れ/しみおよび体汚れ除去性をもたらす。
【0107】 ペクチンリアーゼ酵素はEC分類EC4.2.2.10に分類され、好ましくは他のペ
クチン系酵素を実質的に含まず、ペクチン酸で作用してα‐1,4‐グリコシド
結合の非加水分解開裂を行い、末端4‐デオキシ‐6‐α‐D‐ガラクトエヌロ
ノシル基を有するオリゴ糖を形成する。本発明のペクチンリアーゼは他のペクチ
ン系酵素を実質的に含まない。“他のペクチン系酵素を実質的に含まない”とは
、ペクチンリアーゼ酵素以外のペクチン系酵素を25%以下、好ましくは15%
以下、更に好ましくは5%以下で含んだペクチンリアーゼ酵素含有組成物を意味
する。酵素活性はK.Horikoshi,Arg.Biol.Chem.,Vol.36(2),286で記載された“ペ
クチンおよびペクチン酸に対するトランスエリミナーゼ活性のアッセイ”に従い
測定しうる。
【0108】 本発明の目的にとり好ましいペクチンリアーゼは、1998年11月24日付
で国際出願され、WO99/27083で公開された、同時係属国際特許出願P
CT/DK98/00514に記載されている、下記のようなペクチンリアーゼ
である: i)Bacillus licheniformis ATCC14580により産生されるポリペプ
チド、または ii)PCT/DK98/00514のSEQ ID NO:2の31‐494
位で示されるようなアミノ酸配列を含んだポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも60%相同性である、i)またはii)で規定
されたポリペプチドのアナログ、または iv)1または複数のアミノ酸の置換、欠損または付加により上記ポリペプチド
から誘導されたもの(但し、PCT/DK98/00514のSEQ ID N
O:2で377および383位のアルギニンは保存されており、誘導されたポリ
ペプチドは上記ポリペプチドと少くとも60%相同性である)、または v)精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
るもの。
【0109】 適切なプロテアーゼは、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から得ら
れるズブチリシン(ズブチリシンBPNおよびBPN′)である。1つの適切な
プロテアーゼはBacillus株から得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有し、
デンマークのNovo Industries A/Sにより開発されて、ESPERASEとして販売さ
れており、以下“Novo”と称される。この酵素および類似酵素の製法はNovoのG
B1,243,784で記載されている。他の適切なプロテアーゼには、Novoの
ALCALASE、DURAZYMおよびSAVINASE、並びにGist-BrocadesのMAXATASE
MAXACAL、PROPERASEおよびMAXAPEM(タンパク質工学処理Maxacal)がある
。タンパク質分解酵素には、修飾細菌セリンプロテアーゼ、例えば1987年4
月28日付で出願された欧州特許出願第87/303761.8号明細書(特に
第17、24および98頁)に記載されて、以下“プロテアーゼB”と称される
ものと、以下“プロテアーゼA”と称される修飾細菌セリンタンパク質分解酵素
に関する1986年10月29日付で公開されたVenegasの欧州特許出願第19
9,404号明細書に記載されたものがある。リジンが27位でアルギニンから
置き換わり、チロシンが104位でバリンから置き換わり、セリンが123位で
アスパラギンから置き換わり、アラニンが274位でトレオニンから置き換わっ
た、Bacillus由来のアルカリセリンプロテアーゼの変種である、以下“プロテア
ーゼC”と称されるプロテアーゼが適切である。プロテアーゼCは、1991年
5月16日付で公開されたWO91/06637に対応するEP9091595
8:4で記載されている。特にプロテアーゼCの遺伝子修飾変種もここに含まれ
る。
【0110】 “プロテアーゼD”と称される好ましいプロテアーゼは、天然でみられないア
ミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、WO95/10591
、および1994年10月13日付で出願されたC.GhoshらのUSSN08/3
22,677の“プロテアーゼ酵素を含有した漂白組成物”と題する特許出願で
記載されたような、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンのナンバリングに
従い、好ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123
、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+
166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+2
17、+218、+222、+260、+265および/または+274からな
る群より選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、+7
6位に相当する位置において、上記カルボニルヒドロラーゼで複数のアミノ酸残
基の代わりに異なるアミノ酸を用いることにより、前駆体カルボニルヒドロラー
ゼから誘導される。次の残基:+33、+62、+67、+76、+100、+
101、+103、+104、+107、+128、+129、+130、+1
32、+135、+156、+158、+164、+166、+167、+17
0、+209、+215、+217、+218および+222のうち1以上と共
に+210位に相当する前駆体酵素上で置き換えられた複数のアミノ酸残基の置
換により誘導されたアミノ酸配列を有する、WO95/10591で記載された
プロテアーゼのカルボニルヒドロラーゼ変種も適切であるが、ここでナンバリン
グされた位置はBacillus amyloliquefaciens由来の天然ズブチリシンまたは他の
カルボニルヒドロラーゼもしくはズブチリシン、例えばBacillus lentusズブチ
リシンの相当アミノ酸残基に対応している(1997年6月4日付で出願された
同時係属特許出願USSN60/048,550)。
【0111】 特許出願EP251446およびWO91/06637で記載されたプロテア
ーゼ、WO91/02792で記載されたプロテアーゼBLAP、およびWO
95/23221で記載されたそれらの変種も、本発明に適している。NovoのW
O93/18140Aで記載されたBacillus sp.NCIMB 40338からの高pHプロ
テアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素および可逆性プロテアーゼ
インヒビターを含有した酵素洗剤は、NovoのWO92/03529Aで記載され
ている。所望であれば、減少した吸着性および向上した加水分解性を有するプロ
テアーゼが、Procter & GambleのWO95/07791で記載されたように入手
できる。ここで適した洗剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、NovoのW
O94/25583で記載されている。他の適切なプロテアーゼは、Unileverの
EP516200で記載されている。
【0112】 タンパク質分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.0
01〜0.2%、更に好ましくは0.005〜0.1%の純粋酵素レベルで、本
発明の洗剤組成物中に配合される。
【0113】 本発明で用いうるセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼがある。好
ましくは、それらは5〜12の至適pHおよび50CEVU(Cellulose Viscosity U
nit)以上の比活性を有する。適切なセルラーゼはBarbesgoardらのUS特許4,
435,307、J61078384およびWO96/02653で開示されて
おり、そこではHumicola insolens、Trichoderma、ThielaviaおよびSporotrichu
mから各々産生される真菌セルラーゼについて開示している。EP739982
は新規なBacillus種から単離されたセルラーゼを記載している。適切なセルラー
ゼはGB‐A‐2,075,028、GB‐A‐2,095,275、DE‐O
S‐2,247,832およびWO95/26398でも開示されている。
【0114】 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolensの株(Humicola grisea var
.thermoidea)、特にHumicola株DSM1800により産生されるセルラーゼで
ある。他の適切なセルラーゼは、約50kDaの分子量、5.5の等電点を有し
て、415のアミノ酸を含んだ、Humicola insolens由来のセルラーゼ;セルラ
ーゼ活性を示す、Humicola insolens,DSM1800に由来した〜43kDエン
ドグルカナーゼであり、好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT特許出願W
O91/17243で開示されたアミノ酸配列を有している。1994年9月2
9日付で公開されたGenencorのWO94/21801で記載されたTrichoderma
longibrachiatum由来のEGIIIセルラーゼも適切なセルラーゼである。特に適切
なセルラーゼはカラーケア効果を有するセルラーゼである。このようなセルラー
ゼの例は、1991年11月6日付で出願された欧州特許出願第9120287
9.2号(Novo)明細書で記載されたセルラーゼである。CarezymeおよびCelluz
yme(Novo Nordisk A/S)が特に有用である。WO91/17244およびWO
91/21801も参照。布帛ケアおよび/またはクリーニング性に適した他の
セルラーゼは、WO96/34092、WO96/17994およびWO95/
24471で記載されている。 上記のセルラーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%の純粋酵素レベル
で、洗剤組成物中に通常配合される。
【0115】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、
ペルサルフェート、過酸化水素など、およびブリーチ増強分子としてフェノール
系基質と組合せて用いられる。それらは、“溶液漂白”のために、即ち洗浄操作
中に基材から落ちた染料または顔料が洗浄液中で他の基材に移動することを防ぐ
ために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界で知られており、それには例
えばホースラディッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、クロロおよびブロモ
ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有
洗剤組成物は、例えばPCT国際出願WO89/099813、WO89/09
813、および1991年11月6日付で出願された欧州特許出願EP9120
2882.6および1996年2月20日付で出願されたEP96870013
.8で開示されている。ラッカーゼ酵素も適切である。
【0116】 エンハンサーは全組成物の0.1〜5重量%のレベルで通常含まれる。好まし
いエンハンサーは置換フェノチアジンおよびフェノキサジン類の10‐フェノチ
アジンプロピオン酸(PPT)、10‐エチルフェノチアジン‐4‐カルボン酸
(EPC)、10‐フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10‐メチル
フェノキサジン(WO94/12621で記載)、および置換シリンゲート類(
C3‐C5置換アルキルシリンゲート類)およびフェノール類である。ナトリウ
ムペルカーボネートまたはペルボレートが好ましい過酸化水素源である。 上記ペルオキシダーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%の純粋酵素レ
ベルで洗剤組成物中に通常配合される。
【0117】 本発明の洗剤組成物中に含有させうる他の酵素にはリパーゼがある。洗剤用に
適したリパーゼ酵素には、英国特許1,372,034で開示されたPseudomona
s stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微生物により産生さ
れるものがある。適切なリパーゼには、リパーゼの抗体と陽性の免疫交差反応を
示して、微生物Pseudomonas fluorescent IAM1057により産生されるもの
がある。このリパーゼは商品名Lipase P ”Amano”として日本、名古屋のAmano
Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、以下”Amano-P”と称される。他
の適切な市販リパーゼには、Amano-CES、Chromobacter viscosum、例えば日本、
田方の東洋醸造社からのChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673由
来のリパーゼ;USAのU.S.Biochemical Corp.およびオランダのDisoynth Co.
からのChromobacter viscosumリパーゼ;Pseudomonas gladioli由来のリパーゼ
がある。特に適切なリパーゼはM1 LipaseおよびLipomax(Gist-Brocades)
並びにLipolaseおよびLipolase Ultra(Novo)のようなリパーゼであり、こ
れらは本発明の組成物と併用されたとき非常に有効であることがわかった。Novo
NordiskのEP258068、WO92/05249およびWO95/2261
5、UnileverのWO94/03578、WO95/35381およびWO96/
00292で記載された脂肪分解酵素も適切である。
【0118】 特別種のリパーゼ、即ち界面活性を要しないリパーゼとみなされているクチナ
ーゼ〔EC3.1.1.50〕も適切である。洗剤組成物へのクチナーゼの添加は、例え
ばWO‐A‐88/09367(Genencor)、WO90/09446(Plant Ge
netic System)、WO94/14963およびWO94/14964(Unilever
)で記載されている。 リパーゼおよび/またはクチナーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%
の純粋酵素レベルで、洗剤組成物中に通常配合される。
【0119】 アミラーゼ(αおよび/またはβ)は、炭水化物ベース汚れの除去のために含
有させることができる。1994年2月3日付で公開されたNovo Nordisk A/Sの
WO94/02597では、変異アミラーゼを配合した洗剤組成物について記載
している。1995年4月20日付で公開されたNovo Nordisk A/SのWO95/
10603も参照。洗剤組成物向けに知られた他のアミラーゼには、α‐および
β‐アミラーゼの双方がある。α‐アミラーゼは当業界で公知であり、US特許
5,003,257、EP252,666、WO91/00353、FR2,6
76,456、EP285,123、EP525,610、EP368,341
および英国特許明細書第1,296,839号(Novo)で開示されたものがある
。他の適切なアミラーゼは、1994年8月18日付で公開されたWO94/1
8314、1996年2月22日付で公開されたGenencorのWO96/0529
5で記載された安定性向上アミラーゼ、および95年4月に公開されたWO95
/10603で開示された、Novo Nordisk A/S市販の直親に追加修飾を有したア
ミラーゼ変種である。EP277216、WO95/26397およびWO96
/23873(すべてNovo Nordisk)で記載されたアミラーゼも適切である。
【0120】 市販α‐アミラーゼ製品の例は、GenencorのPurafect Ox Am、すべてNovo N
ordisk A/S Denmarkから市販されているTermamyl、Ban、FungamylおよびD
uramylである。WO95/26397は、他の適切なアミラーゼ:Phadebas α‐アミラーゼ活性アッセイで測定すると、25〜55℃の温度範囲および8〜
10範囲のpH値で、Termamylの比活性より少くとも25%高い比活性を有す
ることで特徴づけられるα‐アミラーゼについて記載している。WO96/23
873(Novo Nordisk)で記載された上記酵素の変種が適切である。活性レベル
と、熱安定性および高い活性レベルの組合せとの面で、改善された性質を有する
他のデンプン分解酵素は、WO95/35382で記載されている。
【0121】 デンプン分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.00
018〜0.06%、更に好ましくは0.00024〜0.048%の純粋酵素
レベルで、本発明の洗剤組成物中に配合される。
【0122】 上記酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適切
な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄養
性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製また
は非精製形のこれら酵素も用いてよい。現在では、本発明の洗剤組成物で性能効
力を最大にさせるため、タンパク質/遺伝子工学技術により野生型酵素を修飾す
ることが慣例的である。例えば、変種はこのような組成物の常用成分に対する酵
素の適合性が増すようにデザインされる。一方、酵素変種の至適pH、ブリーチ
またはキラント安定性、触媒活性などが特定のクリーニング用途と合うように調
整されるよう、変種をデザインしてもよい。
【0123】 特に、ブリーチ安定性の面では酸化されやすいアミノ酸について、および界面
活性剤適合性の面では表面電荷について、注意が払われるべきである。このよう
な酵素の等電点は一部の荷電アミノ酸の置換により修正してもよく、例えば等電
点の増加はアニオン性界面活性剤との適合性を改善する上で役立つ。酵素の安定
性は、例えば追加の塩橋を形成させ、カルシウム結合部位を補強してキラント安
定性を増すことにより、更に高められる。ほとんどのセルラーゼが別々な結合ド
メイン(CBD)を有するように、特別な注意がセルラーゼに払われねばならな
い。このような酵素の性質はこれらドメインの修飾により変えられる。
【0124】 上記酵素は洗剤組成物の0.0001〜2重量%の純粋酵素レベルで洗剤組成
物中に通常配合される。酵素は、別々な単独成分(1種の酵素を含有した小球、
顆粒、安定化液体など)として、または2種以上の酵素の混合物(例えば、共顆
粒)として加えることができる。
【0125】 加えてよい他の適切な洗剤成分は酵素酸化スカベンジャーであって、これは1
992年1月31日付で出願された同時係属欧州特許出願第92870018.
6号明細書で記載されている。このような酵素酸化スカベンジャーの例は、エト
キシル化テトラエチレンポリアミンである。
【0126】 様々な酵素物質および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I
nternationalのWO9307263AおよびWO9307260A、NovoのWO
8908694A、および1971年1月5日付McCartyらのUS3,553,
139で開示されている。酵素は、1978年7月18日付PlaceらのUS4,
101,457および1985年3月26日付HughesのUS4,507,219
でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのような処
方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付HoraらのUS4,261,
868で開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させることが
できる。酵素安定化技術は、1971年8月17日付GedgeらのUS3,600
,319、1986年10月29日付VenegasのEP199,405およびEP
200,586で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS3,
519,570で記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラー
ゼを与える有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO9401532Aで記載
されている。
【0127】カラーケアおよび布帛ケア効果 あるタイプのカラーケア効果を発揮するテクノロジーも含めることができる。
これらテクノロジーの例は、カラー維持のための金属触媒である。このような金
属触媒は、同時係属欧州特許出願第92870181.2号明細書で記載されて
いる。染料定着剤、シワ防止および水吸収性改善用のポリオレフィン分散剤、香
料、カラーケア処理および香料持続用のアミノ官能基ポリマー(PCT/US9
7/16546)は、カラーケア/布帛ケアテクノロジーの別な例であり、19
96年11月7日付で出願された同時係属特許出願第96870140.9号明
細書で記載されている。
【0128】 布帛柔軟剤も本発明による洗剤組成物中に配合できる。これらの剤はタイプが
無機でもまたは有機でもよい。無機柔軟剤はGB‐A‐1,400,898およ
びUSP5,019,292で開示されたスメクタイトクレーにより例示される
。有機布帛柔軟剤には、GB‐A1,514,276およびEP‐B0,011
,340で開示されたような非水溶性三級アミン、EP‐B‐0,026,52
7およびEP‐B‐0,026,528で開示されたモノC12‐C14四級ア
ンモニウム塩とそれらとの組合せ、およびEP‐B‐0,242,919で開示
されたようなジ長鎖アミドがある。布帛柔軟化系の他の有用な有機成分には、E
P‐A‐0,299,575および0,313,146で開示されたような高分
子量ポリエチレンオキシド物質がある。
【0129】 スメクタイトクレーのレベルは通常2〜20重量%、更に好ましくは5〜15
%の範囲であり、その物質は処方物の残部にドライミックス成分として加えられ
る。非水溶性三級アミンまたはジ長鎖アミド物質のような有機布帛柔軟剤は0.
5〜5重量%、通常1〜3重量%のレベルで配合され、高分子量ポリエチレンオ
キシド物質および水溶性カチオン性物質は0.1〜2重量%、通常0.15〜1
.5%のレベルで加えられる。これらの物質は組成物のスプレードライ部分に通
常加えられるが、一部の場合には、それらをドライミックス粒子として加えるか
、または組成物の他の固形成分上にそれらを溶融液体としてスプレーした方が便
利である。
【0130】キレート化剤 本洗剤組成物は、1種以上の鉄および/またはマンガンキレート化剤も場合に
より含有してよい。このようなキレート化剤は、すべて以下で記載されているよ
うなアミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能性置換芳香族キレー
ト化剤およびそれらの混合物からなる群より選択できる。理論に拘束されること
なく、これら物質の効果は、可溶性キレートの形成により洗浄液から鉄およびマ
ンガンイオンを除去しうる、それらの例外的な能力に一部起因していると考えら
れる。
【0131】 任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、エチレンジア
ミン四酢酸、N‐ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、
エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アン
モニウムおよび置換アンモニウム塩、およびそれらの混合物がある。 アミノホスホネートも、少くとも低レベルの全リンが洗剤組成物で許容される
ときに本発明の組成物でキレート化剤として使用に適しており、それにはDEQUES
Tのようなエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)がある。好ま
しくは、これらのアミノホスホネートは炭素原子約7以上のアルキルまたはアル
ケニル基を含まない。 多官能性置換芳香族キレート化剤も本組成物で有用である。1974年5月2
1日付で発行されたConnorらのUS特許3,812,044参照。このタイプの
好ましい化合物は、酸形の場合、1,2‐ジヒドロキシ‐3,5‐ジスルホベン
ゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0132】 ここで使用上好ましい生分解性キレーターは、1987年11月3日付Hartma
nおよびPerkinsのUS特許4,704,233で記載されたようなエチレンジア
ミン二コハク酸(“EDDS”)、特に〔S,S〕異性体である。 本組成物は、例えばゼオライト、積層シリケートなどのような不溶性ビルダー
と一緒にすると有用なキラントまたはコビルダーとして、水溶性メチルグリシン
二酢酸(MGDA)塩(または酸形)も含有してよい。
【0133】 利用されるならば、これらのキレート化剤は本洗剤組成物の通常約0.1〜約
15重量%である。更に好ましくは、利用されるならば、キレート化剤はこのよ
うな組成物の約0.1〜約3.0重量%である。
【0134】起泡抑制剤 もう1つの任意成分は、シリコーンおよびシリカ‐シリコーン混合物により例
示される起泡抑制剤である。シリコーンはアルキル化ポリシロキサン物質で通常
代表され、シリカはシリカエーロゲル、キセロゲルおよび様々なタイプの疎水性
シリカにより例示される微細形態で通常用いられる。これらの物質は粒子として
配合することができ、起泡抑制剤は水溶性または水分散性で実質上非界面活性の
洗剤不透過性キャリア中に放出可能に配合されることが有利である。一方、起泡
抑制剤は液体キャリアに溶解または分散させて、1種以上の他成分にスプレーす
ることで適用してもよい。
【0135】 好ましいシリコーン起泡抑制剤は、BartollotaらのUS特許3,933,67
2で開示されている。他の特に有用な起泡抑制剤は自己乳化シリコーン起泡抑制
剤であり、1977年4月28日付で公開されたドイツ特許出願DTOS2,6
46,126で記載されている。このような化合物の例はDow Corningから市販
されているDC‐544であって、これはシロキサン‐グリコールコポリマーで
ある。特に好ましい起泡抑制剤は、シリコーン油および2‐アルキル‐アルカノ
ールの混合物からなる起泡抑制剤系である。適切な2‐アルキル‐アルカノール
は、商品名Isofol12Rで市販されている2‐ブチルオクタノールである。 このような起泡抑制剤系は、1992年11月10日付で出願された同時係属
欧州特許出願N92870174.7で記載されている。 特に好ましいシリコーン起泡抑制剤は、同時係属欧州特許出願N゜92201
649.8で記載されている。上記組成物はAerosilのような溶融無孔質シリ
カと組み合せたシリコーン/シリカ混合物を含むことができる。
【0136】 上記された起泡抑制剤は、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.0
1〜1重量%のレベルで通常用いられる。
【0137】その他 汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、蛍光増白剤、研磨剤、殺菌剤、曇り抑制剤、着色剤
および/または封入または非封入香料のような他の成分も、洗剤組成物で用いて
よい。
【0138】 特に適切な封入物質は、GB1,464,616で記載されたような多糖およ
びポリヒドロキシ化合物のマトリックスからなる水溶性カプセルである。他の適
切な水溶性封入物質は、US3,455,838で記載されたような、置換ジカ
ルボン酸の未ゼラチン化デンプン酸エステルから誘導されたデキストリンからな
る。これらの酸エステルデキストリンは、好ましくは、ワキシーメイズ、ワキシ
ーモロコシ、サゴ、タピオカおよびポテトのようなデンプンから製造される。上
記封入物質の適切な例には、National Starch製のN‐Lokがある。N‐Lo
k封入物質は改質メイズスターチおよびグルコースからなる。デンプンは無水オ
クテニルコハク酸のような一官能性置換基を加えることにより改質される。
【0139】 ここで適した再付着防止および汚れ懸濁剤には、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース誘導
体、およびホモもしくはコポリマーポリカルボン酸またはそれらの塩がある。こ
のタイプのポリマーには、ビルダーとして既に記載されたポリアクリレートおよ
び無水マレイン酸‐アクリル酸コポリマー、並びに無水マレイン酸とエチレン、
メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマーがあり、無水マレイン
酸はコポリマーの少くとも20モル%を占めている。これらの物質は、通常組成
物の0.5〜10重量%、更に好ましくは0.75〜8重量%、最も好ましくは
1〜6重量%のレベルで用いられる。
【0140】 好ましい蛍光増白剤は性質上アニオン性であり、その例は4,4′‐ビス(2
‐ジエタノールアミノ‐4‐アニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチ
ルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(2‐モルホリ
ノ‐4‐アニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチルベン‐2,2′‐
ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(2,4‐ジアニリノ‐s‐トリア
ジン‐6‐イルアミノ)スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4
′,4″‐ビス(2,4‐ジアニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチ
ルベン‐2‐スルホン酸一ナトリウム、4,4′‐ビス〔2‐アニリノ‐4‐(
N‐メチル‐N‐2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐s‐トリアジン‐6‐イルア
ミノ〕スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(4
‐フェニル‐2,1,3‐トリアゾール‐2‐イル)スチルベン‐2,2′‐ジ
スルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス〔2‐アニリノ‐4‐(1‐メチル‐
2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ〕スチルベン
‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、2‐スチルビル‐4″‐(ナフト‐1
′,2′,4,5)‐1,2,3‐トリアゾール‐2″‐スルホン酸ナトリウム
および4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニルである。高度に好まし
い増白剤は、EP753567で開示された特定の増白剤である。
【0141】 他の有用なポリマー物質はポリエチレングリコール、特に分子量1000〜1
0000、更に具体的には2000〜8000、最も好ましくは約4000のも
のである。これらは0.20〜5重量%、更に好ましくは0.25〜2.5%の
レベルで用いられる。これらのポリマー、および既に記載されたホモまたはコポ
リマーポリカルボキシレート塩は、白さ維持、布帛アッシュ付着性(fabric ash
deposition)、および遷移金属不純物の存在下で土、タンパク質および酸化性汚
れに対するクリーニング性能を改善する上で有益である。
【0142】 本発明の組成物で有用な汚れ放出剤は、慣用的には、様々な配置をとるテレフ
タル酸とエチレングリコールおよび/またはプロピレングリコール単位とのコポ
リマーまたはターポリマーである。このようなポリマーの例は、一般譲渡された
US特許4116885および4711730、および欧州公開特許出願0,2
72,033で開示されている。EP‐A‐0,272,033による特に好ま
しいポリマーは下記式を有している: (CH(PEG)430.75(POH)0.25〔(T‐PO)2.8 (T‐PEG)0.4 〕T(POH)0.25((PEG)43CH0.75 上記式中PEGは‐(OC)O‐、POは(OCO)、およびTは
(pcOCCO)である。
【0143】 ジメチルテレフタレート、ジメチルスルホイソフタレート、エチレングリコー
ルおよび1,2‐プロパンジオールのランダムコポリマーとして修飾ポリエステ
ルも非常に有用であり、末端基は主にスルホベンゾエート、および二次的にエチ
レングリコールおよび/またはプロパンジオールのモノエステルからなる。目的
はスルホベンゾエート基により両末端でキャップ化されたポリマーを得ることで
あり、本関係においては“主に”上記コポリマーのほとんどがスルホベンゾエー
ト基で末端キャップ化されている。しかしながら、一部のコポリマーは完全には
キャップ化されておらず、したがってそれらの末端基はエチレングリコールおよ
び/またはプロパン‐1,2‐ジオールのモノエステルからなっていてもよく、
“二次的に”このような種からなる。 ここで選択されるポリエステルは約46重量%のジメチルテレフタル酸、約1
6重量%のプロパン‐1,2‐ジオール、約10重量%のエチレングリコール、
約13重量%のジメチルスルホ安息香酸および約15重量%のスルホイソフタル
酸を含んでおり、約3000の分子量を有する。ポリエステルおよびそれらの製
造方法は、EPA311,342で詳細に記載されている。
【0144】 水道水中の遊離塩素が洗剤組成物中に含まれた酵素を急速に不活化することは
、当業界で周知である。したがって、処方物中に全組成物の0.1重量%以上の
レベルでペルボレート、硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウムまたはポリエチレ
ンイミンのような塩素スカベンジャーを用いたときには、洗剤酵素の改善された
スルー・ザ・ウォッシュ(throuth the wash)安定性をもたらす。塩素スカベン
ジャーを含む組成物は、1992年1月31日付で出願された欧州特許出願92
870018.6で記載されている。
【0145】 ポリアクリレートから製造されたようなアルコキシル化ポリカルボキシレート
は、追加の脂肪除去性能を発揮させるためにここでは有用である。このような物
質は、参考のためここに組み込まれるWO91/08281およびPCT90/
01815の第4頁以降で記載されている。化学的に、これらの物質は7〜8つ
のアクリレート単位毎に1つのエトキシ側鎖を有したポリアクリレートからなる
。側鎖は式‐(CHCHO)(CHCHからなり、ここでmは2
〜3、nは6〜12である。側鎖はポリアクリレート“主鎖”にエステル結合さ
れて、“コーム”(comb)ポリマータイプ構造を形成している。分子量は様々であ
るが、典型的には約2000〜約50,000の範囲内である。このようなアル
コキシル化ポリカルボキシレートは、本組成物の約0.05〜約10重量%であ
る。
【0146】分散剤 本発明の洗剤組成物は分散剤も含有することができる。適切な水溶性有機塩は
ホモまたはコポリマー酸、またはそれらの塩であり、そのポリカルボン酸は2以
下の炭素原子で互いに離された少くとも2つのカルボキシル基を有している。こ
のタイプのポリマーはGB‐A‐1,596,756で開示されている。このよ
うな塩の例はMW2000〜5000のポリアクリレート、およびそれらと無水
マレイン酸とのコポリマーであり、このようなコポリマーは1000〜100,
000の分子量を有している。 特に、4000の分子量を有する480Nのようなアクリレートおよびメチル
アクリレートのコポリマーは、組成物の0.5〜20重量%のレベルで、本発明
の洗剤組成物中に加えることができる。
【0147】 本発明の組成物はライムソープペプタイザー化合物を含有してもよく、これは
8以下、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下の下記のようなライムソープ
分散力(LSDP)を有していることが好ましい。ライムソープペプタイザー化
合物は、好ましくは0〜20重量%のレベルで存在する。
【0148】 ライムソープペプタイザーの有効性の数値尺度はライムソープ分散力(LSD
P)により示され、H.C.Borghetty and C.A.Bergman,J.Am.Oil.Chem.Soc.,volum
e 27,pages 88-90(1950)の論文で記載されたようなライムソープ分散試験を用い
て測定される。このライムソープ分散試験法は当業者に広く用いられており、例
えば下記レビュー文献:W.N.Linfield,Surfactant Science Series,Volume 7,p.
3;W.N.Linfield,Tenside Surf.det.,volume 27,pages 159-163(1990);M.K.Nag
arajan,W.F.Masler,Cosmetics and Toiletries,volume 104,pages 71-73(1989)
で記載されている。LSDPとは、333ppm CaCo(Ca:Mg=3
:2)相当硬度の水30ml中でオレイン酸ナトリウム0.025gにより形成
されたライムソープ沈降物を分散させる上で必要な、分散剤対オレイン酸ナトリ
ウムの%重量比のことである。
【0149】 良好なライムソープペプタイザー能力を有する界面活性剤には、あるアミンオ
キシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよびエト
キシル化アルコールがある。 本発明による使用向けに8以下のLSDPを有する例示の界面活性剤には、C 16 ‐C18ジメチルアミンオキシド、平均エトキシル化度1〜5のC12‐C 18 アルキルエトキシサルフェート、特にエトキシル化度3のC12‐C15
ルキルエトキシサルフェート界面活性剤(LSDP=4)、およびBASF Gmb
Hから商品名Lutensol A012およびLutensol A030で各々販売されている、平均エ
トキシル化度12(LSDP=6)または30のC14‐C15エトキシル化ア
ルコールがある。
【0150】 ここで使用に適したポリマーライムソープペプタイザーは、Cosmetics and To
iletries,volume 104,pages 71-73(1989)でみられる、M.K.Nagarajan,W.F.Masle
rによる論文で記載されている。 4‐(N‐オクタノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、
4‐(N‐ノナノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、4‐
(N‐デカノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネートおよびそれ
らの混合物のような疎水性ブリーチ;親水性/疎水性ブリーチ処方物と一緒にし
たノナノイルオキシベンゼンスルホネートも、ライムソープペプタイザー化合物
として用いうる。
【0151】転染阻止 本発明の洗剤組成物は、着色布帛を伴った布帛洗濯操作中に出会う、溶解およ
び懸濁された染料のある布帛から他への転染を阻止するための化合物も含有する
ことができる。
【0152】ポリマー転染阻止剤 本発明による洗剤組成物は、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜
2%、更に好ましくは0.05〜1%のポリマー転染阻止剤も含んでよい。上記
のポリマー転染阻止剤は、着色布帛から洗浄された布帛上への染料の移動を阻止
するために、洗剤組成物中に通常配合される。これらのポリマーは、染料が洗浄
液中で他の物体と付着するようになる機会をもつ前に、着色布帛から洗い落ちた
遊離染料と錯化するかまたはそれを吸着する能力を有している。 特に適切なポリマー転染阻止剤は、ポリアミンN‐オキシドポリマー、N‐ビ
ニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルピロリ
ドンポリマー、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾール、また
はそれらの混合物である。 このようなポリマーの添加は、本発明による酵素の性能も高める。
【0153】 a)ポリアミンN‐オキシドポリマー 使用に適したポリアミンN‐オキシドポリマーは、下記構造式を有する単位を
含んでいる:
【化34】 上記式中Pは重合性単位であり、それにはR‐N‐O基が結合できるか、または
R‐N‐O基は重合性単位の一部を形成しているか、または双方の組合せである
; AはNC(=O)、C(=O)O、C=O、‐O‐、‐S‐、‐N‐であり、
xは0または1である; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基またはそれ
らの組合せであり、それにはN‐O基の窒素が結合できるか、またはN‐O基の
窒素はこれらの基の一部である。
【0154】 N‐O基は下記一般構造で表わすことができる:
【化35】 上記式中R1、R2およびR3は脂肪族基、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基また
はそれらの組合せであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または1で
あり、そこではN‐O基の窒素が結合しているか、またはN‐O基の窒素がこれ
らの基の一部を形成している。
【0155】 N‐O基は重合性単位(P)の一部でも、ポリマー主鎖に結合しても、または
双方の組合せであってもよい。 N‐O基が重合性単位の一部を形成している適切なポリアミンN‐オキシドに
は、Rが脂肪族、芳香族、脂環式またはヘテロ環式基から選択されるポリアミン
N‐オキシドがある。 上記ポリアミンN‐オキシドの1クラスは、N‐O基の窒素がR基の一部を形
成しているポリアミンN‐オキシドのグル−プからなる。好ましいポリアミンN
‐オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジ
ン、キノリン、アクリジンおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式基である場
合である。 上記ポリアミンN‐オキシドのもう1つのクラスは、N‐O基の窒素がR基に
結合されたポリアミンN‐オキシドのグル−プからなる。 他の適切なポリアミンN‐オキシドは、N‐O基が重合性単位に結合されたポ
リアミンオキシドである。 これらポリアミンN‐オキシドの好ましいクラスは、Rが芳香族、ヘテロ環式
または脂環式基であって、N‐O官能基の窒素が上記R基の一部である、一般式
(I)を有したポリアミンN‐オキシドである。これらクラスの例は、Rがピリ
ジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式化合物
である、ポリアミンオキシドである。 ポリアミンN‐オキシドのもう1つの好ましいクラスは、Rが芳香族、ヘテロ
環式または脂環式基であって、N‐O官能基の窒素が上記R基に結合されている
、一般式(I)を有したポリアミンオキシドである。これらクラスの例は、R基
がフェニルのような芳香族である、ポリアミンオキシドである。
【0156】 いかなるポリマー主鎖も、形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であっ
て、転染阻止性を有しているかぎり、用いてよい。適切なポリマー主鎖の例は、
ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。
【0157】 本発明のアミンN‐オキシドポリマーは、典型的には10:1〜1:1000
000のアミン対アミンN‐オキシドの比率を有している。しかしながら、ポリ
アミンオキシドポリマー中に存在するアミンオキシド基の量は、適切な共重合に
よるか、または適度のN‐オキシド化によって変えることができる。好ましくは
、アミン対アミンN‐オキシドの比率は2:3〜1:1000000、更に好ま
しくは1:4〜1:1000000、最も好ましくは1:7〜1:100000
0である。本発明のポリマーには、1つのモノマータイプがアミンN‐オキシド
であって、他のモノマータイプがアミンN‐オキシドであるかまたはそうでない
、ランダムまたはブロックコポリマーを現実には含んでいる。ポリアミンN‐オ
キシドのアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、更に好ま
しくはpKa<6を有する。 ポリアミンオキシドはほぼあらゆる重合度で得ることができる。重合度は、物
質が望ましい水溶性および染料懸濁力を有していれば、重要でない。 典型的には、平均分子量は500〜1,000,000、好ましくは1000
〜50,000、更に好ましくは2000〜30,000、最も好ましくは30
00〜20,000の範囲内である。
【0158】 b)N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー 本発明で用いられるN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンポリマー
は、5000〜1,000,000、好ましくは5000〜200,000の平
均分子量範囲を有する。 本発明による洗剤組成物で使用上高度に好ましいポリマーは、N‐ビニルイミ
ダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーから選択されるポリマーであり、そ
のポリマーは5000〜50,000、更に好ましくは8000〜30,000
、最も好ましくは10,000〜20,000の平均分子量範囲を有している。
平均分子量範囲は、Barth H.G.and Mays J.W.,Chemical Analysis,Vol.113,”Mo
dern Methods of Polymer Characterization”で記載されているような光散乱に
より調べた。高度に好ましいN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコ
ポリマーは5000〜50,000、更に好ましくは8000〜30,000、
最も好ましくは10,000〜20,000の平均分子量範囲を有している。 上記の平均分子量範囲を有することで特徴づけられるN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーは優れた転染阻止性を発揮しながら、それで
処方された洗剤組成物のクリーニング性能に悪影響を与えない。 本発明のN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーは、1:
0.2、更に好ましくは0.8:0.3、最も好ましくは0.6:0.4のN‐
ビニルイミダゾール対N‐ビニルピロリドンのモル比を有している。
【0159】 c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物では、約2500〜約400,000、好ましくは約50
00〜約200,000、更に好ましくは約5000〜約50,000、最も好
ましくは約5000〜約15,000の平均分子量を有するポリビニルピロリド
ン(“PVP”)も利用してよい。適切なポリビニルピロリドンは、製品名PV
P K‐15(10,000の粘度分子量)、PVP K‐30(40,000
の平均分子量)、PVP K‐60(160,000の平均分子量)およびPV
P K‐90(360,000の平均分子量)として、ISP Corporation,New
York,NY and Montreal,Canadaから市販されている。BASF Cooperationから
市販されている他の適切なポリビニルピロリドンには、Sokalan HP165およびSok
alan HP12;洗剤業者に知られているポリビニルピロリドン(例えばEP‐A‐
262,897およびEP‐A‐256,696参照)がある。
【0160】 d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物では、ポリマー転染阻止剤としてポリビニルオキサゾリド
ンも利用してよい。上記のポリビニルオキサゾリドンは、約2500〜約400
,000、好ましくは約5000〜約200,000、更に好ましくは約500
0〜約50,000、最も好ましくは約5000〜約15,000の平均分子量
を有している。
【0161】 e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物では、ポリマー転染阻止剤としてポリビニルイミダゾール
も利用してよい。上記のポリビニルイミダゾールは、約2500〜約400,0
00、好ましくは約5000〜約200,000、更に好ましくは約5000〜
約50,000、最も好ましくは約5000〜約15,000の平均分子量を有
している。
【0162】 f)架橋ポリマー 架橋ポリマーは主鎖がある程度まで連結されたポリマーであり、これらのリン
クは化学的でもまたは物理的性質であってもよく、可能性として活性基は主鎖上
でもまたは側鎖上でもよく、架橋ポリマーはJournal of Polymer Science,volum
e 22,pages 1035-1039で記載されている。一態様において、架橋ポリマーは三次
元硬質構造を形成するように作られ、三次元構造により形成された孔に染料を捕
捉しうる。もう1つの態様では、架橋ポリマーは膨潤により染料を捕捉する。こ
のような架橋ポリマーは同時係属特許出願94870213.9で記載されてい
る。
【0163】洗浄方法 本発明の組成物は、浸漬法、前処理法、別のすすぎ補助組成物を加えてもよい
すすぎステップを伴う方法を含めて、本質的にいかなる洗浄またはクリーニング
方法で用いてもよい。 ここで記載されたプロセスは常法で布帛、皿類またはいずれか他の硬質表面を
洗浄液と接触させることからなり、以下で例示されている。慣用的な洗濯方法は
、有効量の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物を溶解または分配させた水性
液体で汚れた布帛を処理することからなる。好ましい機械皿洗い法は、有効量の
機械皿洗いまたはすすぎ組成物を溶解または分配させた水性液で、汚れ物を処理
することからなる。機械皿洗い組成物の慣用的有効量とは、3〜10Lの洗浄容
量中に溶解または分散される製品8〜60gを意味する。手による皿洗い法によ
ると、汚れた皿は典型的には0.5〜20g(皿25枚の処理当たり)の有効量
の皿洗い組成物と接触させる。好ましい手による皿洗い法には、皿の表面への濃
縮液の適用、または洗剤組成物の多量の希釈液への浸漬がある。慣用的な硬質表
面法では、汚れた硬質品/表面を、例えばスポンジ、ブラシ、布などにより、有
効量の硬質表面クリーナーを溶解または分散させた水性液および/または未希釈
のこのような組成物で処理する。それには洗剤組成物の濃縮液または多量の希釈
液への硬質品の浸漬もある。 本発明のプロセスは、便宜上クリーニングプロセスの過程で行われる。クリー
ニングの方法は、好ましくは5〜95℃、特に10〜60℃で行われる。処理溶
液のpHは、好ましくは7〜12である。
【0164】 下記例は本発明の組成物を例示するための意味であり、必ずしも本発明の範囲
を制限したりまたは限定するような意味ではない。 洗剤組成物において、酵素のレベルは全組成物の重量により純粋酵素で表示さ
れており、別記されないかぎり、洗剤成分は全組成物の重量で表示されている。
そこで略記された成分表示は下記意味を有している: AO :C12-14アルキルジメチルアミンオキシド LAS :ナトリウム直鎖C11-13アルキルベンゼンスルホネート MLAS :中間鎖分岐アルキルベンゼンスルホネート TAS :ナトリウムタローアルキルサルフェート CxyAS :ナトリウムC1x‐C1yアルキルサルフェート CxySAS:ナトリウムC1x‐C1y二級(2,3)アルキルサルフェート MBASx,y:平均でx炭素原子を有するナトリウム中間鎖分岐アルキル サルフェート(平均でy炭素原子が(a)分岐単位に含まれて いる) CxyEz :平均zモルのエチレンオキシドと縮合された C1x‐C1yで主に直鎖の一級アルコール CxyEzS:平均zモルのエチレンオキシドと縮合された C1x‐C1yナトリウムアルキルサルフェート CxEOy :平均でyエトキシル化のCyアルコール QAS :R+(CH)(COH)(R=C12‐C14) SADS :式2‐RC‐1,4‐(SO)(R=C10-18) のナトリウムC14-22アルキルジサルフェート MES :C18脂肪酸のxスルホメチルエステル APA :C8-10アミドプロピルジメチルアミン 石鹸 :獣脂およびココナツ脂肪酸の80/20混合物から誘導される ナトリウム直鎖アルキルカルボキシレート Neodol xy-z :C1x‐C1y直鎖一級アルコールzエトキシレート ノニオン系 :混合エトキシル化/プロポキシル化脂肪アルコール、例えば 平均エトキシル度3.8および平均プロポキシル度4.5の アルコールであるPlurafac LF404 CFAA :C12‐C14アルキルN‐メチルグルカミド TFAA :C16‐C18アルキルN‐メチルグルカミド TPKFA :C12‐C14トップドホールカット(topped whole cut)脂肪酸 シリケート :非晶質ケイ酸ナトリウム (SiO:NaO比=1.6‐3.2:1) ゼオライトA:0.1〜10μm範囲の主粒径を有する 式Na12(AlOSiO12・27HO の水和ナトリウムアルミノシリケート(無水ベースで重量表示) Na‐SKS‐6:式δ‐NaSiの結晶積層シリケート シトレート :クエン酸三ナトリウム二水和物 クエン酸 :無水クエン酸 ボレート :ホウ酸ナトリウム 炭酸塩 :無水炭酸ナトリウム 重炭酸塩 :炭酸水素ナトリウム サルフェート:無水硫酸ナトリウム STPP :トリポリリン酸ナトリウム TSPP :ピロリン酸四ナトリウム MA/AA :4:1アクリレート/マレエートのランダムコポリマー 平均分子量約70,000〜80,000 MA/AA1:6:4アクリレート/マレエートのランダムコポリマー 平均分子量約10,000 AA :平均分子量4500のポリアクリル酸ナトリウムポリマー PAAC :ペンタアミン酢酸コバルト(III)塩 PB1 :無水過ホウ酸ナトリウム一水和物 PB4 :実験式NaBO・4HOの過ホウ酸ナトリウム 四水和物 ペルカーボネート:実験式2.74NaCO・3Hの 無水過炭酸ナトリウム TAED :テトラアセチルエチレンジアミン NOBS :ナトリウム塩形のノナノイルオキシベンゼンスルホネート NACA‐OBS:(6‐ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート DOBS :ナトリウム塩形のデカノイルオキシベンゼンスルホネート DTPA :ジエチレントリアミン五酢酸 HEDP :1,1‐ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP:Monsantoから商品名Dequest 2060で販売されている ジエチルトリアミンペンタ(メチレン)ホスホネート EDDS :エチレンジアミン‐N,N′‐二コハク酸 そのナトリウム塩形の(S,S)異性体 キラント :EEDS、HEDP、DTPA、DETPMPおよび/または それらの混合物から選択されるキラント 光活性化ブリーチ:デキストリン可溶性ポリマー中に封入された スルホン化亜鉛フタロシアニン 光活性化ブリーチ1:デキストリン可溶性ポリマー中に封入された スルホン化アルミノフタロシアニン ペクチン酸リアーゼ:Bacillus agaradhaerens NCIMB40482または DSM8721由来のペクチン酸リアーゼ プロテアーゼ:Novo Nordisk A/Sから商品名Savinase、Alcalase、Durazymで 販売されているタンパク質分解酵素;Gist-Brocadesから 販売されているMaxacal、Maxapem;および 特許WO91/06637および/または WO95/10591および/またはEP251446 で記載されたプロテアーゼ アミラーゼ :Genencorから商品名Purafact Ox Amで販売されている WO94/18314、WO96/05295で記載された デンプン分解酵素;すべてNovo Nordisk A/Sから市販されて いるTermamyl、FungamylおよびDuramyl;および WO95/26397で記載されたもの (Novo Nordiskから商品名Natalaseで販売) リパーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Lipolase、Lipolase Ultraで販売 されている脂肪分解酵素、およびGist-BrocadesによるLipomax セルラーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Carezyme、Celluzyme および/またはEndolaseで販売されているセルロース分解酵素 ペクチンリアーゼ:Bacillus licheniformis ATCC14580で産生された ペクチンリアーゼ CMC :ナトリウムカルボキシメチルセルロース PVNO :平均分子量50,000のポリビニルピリジン‐N‐オキシド PVPVI :平均分子量20,000のビニルイミダゾールおよび ビニルピロリドンのコポリマー 増白剤1 :4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム 増白剤2 :4,4′‐ビス(4‐アニリノ‐6‐モルホリノ‐1,3,5‐ トリアジン‐2‐イル)スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸 二ナトリウムシリコーン消泡剤:10:1〜100:1の 泡調整剤対分散剤の比率で、分散剤としてシロキサン‐ オキシアルキレンコポリマーを配合した、ポリジメチル シロキサン泡調整剤 起泡抑制剤 :顆粒形の、12%シリコーン/シリカ、18%ステアリル アルコール、70%デンプン 不透明剤 :BASF Aktiengesellschaftから商品名Lytron 621で 販売されている水ベースモノスチレンラテックス混合物 SRP1 :アニオン性末端キャップ化ポリエステル SRP2 :ジエトキシル化ポリ(1,2‐プロピレンテレフタレート) 短ブロックポリマー QEA :ビス〔(CO)(CO)〕(CH)‐N‐ C12‐N‐(CH) ビス〔(CO)(CO)〕(n=20〜30) HMWPEO:高分子量ポリエチレンオキシド PEGx :分子量xのポリエチレングリコール PEO :平均分子量5000のポリエチレンオキシド TEPAE :テトラエチレンペンタアミンエトキシレート パラフィン :Wintershallから商品名Winog 70で販売されている パラフィン油 BTA :ベンゾトリアゾール pH :20℃で蒸留水中1%溶液として測定
【0165】例1 下記の高密度およびブリーチ含有洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV VI ブローンパウダー(Blown Powder): ゼオライトA 12.0 ‐ 15.0 12.0 ‐ 15.0 サルフェート ‐ 5.0 ‐ ‐ 5.0 ‐ LAS 1.0 ‐ 2.0 ‐ ‐ ‐ MLAS 2.0 8.0 1.0 ‐ ‐ ‐ MBAS16.5,1.9 ‐ ‐ ‐ 3.0 1.0 3.0 C45AS 3.0 2.0 4.0 3.0 2.0 4.0 QAS ‐ ‐ 1.5 ‐ ‐ 1.5 DETPMP 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 CMC 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 MA/AA 1.0 2.0 2.0 1.0 2.0 2.0 凝集物: AO 0.5 1.0 0.5 0.5 1.0 0.5 QAS 1.0 ‐ ‐ 1.0 ‐ ‐ LAS ‐ 2.0 7.0 ‐ 2.0 7.0 TAS 2.0 2.0 1.0 2.0 2.0 1.0 シリケート 3.0 ‐ 4.0 3.0 ‐ 4.0 ゼオライトA 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 炭酸塩 8.0 8.0 4.0 8.0 8.0 4.0 凝集物: NaSKS‐6 15.0 12.0 5.0 15.0 12.0 5.0 LAS 8.0 7.0 4.0 8.0 7.0 4.0 スプレーオン: 香料 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 C25E3 2.0 ‐ 2.0 2.0 ‐ 2.0 乾燥添加物: QEA 1.0 0.5 0.5 1.0 0.5 0.5 クエン酸/シトレート 5.0 ‐ 2.0 5.0 ‐ 2.0 重炭酸塩 ‐ 3.0 ‐ ‐ 3.0 ‐ 炭酸塩 8.0 15.0 10.0 8.0 15.0 10.0 TAED及び/又はNACA-OBS 6.0 ‐ 5.0 6.0 ‐ 5.0 NOBS ‐ 2.0 ‐ ‐ 2.0 ‐ ペルカーボネート/PB1 14.0 7.0 10.0 14.0 7.0 10.0 MW5,000,000の ‐ ‐ 0.2 ‐ ‐ 0.2 ポリエチレンオキシド ベントナイト粘土 ‐ ‐ 10.0 ‐ ‐ 10.0 クエン酸 4.0 ‐ 1.5 4.0 ‐ 1.5 ペクチンリアーゼ ‐ ‐ 0.001 ‐ ‐ 0.002 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.02 0.01 0.001 0.02 0.01 プロテアーゼ 0.033 0.033 0.033 0.033 0.033 0.033 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.008 0.008 0.008 アミラーゼ 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 セルラーゼ 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 サルフェート ‐ 3.0 ‐ ‐ 3.0 ‐ 密度(g/L) 850 850 850 850 850 850
水分およびその他 100%まで
【0166】例2 下記の洗濯組成物を本発明に従い調製したが、これは顆粒でもまたは錠剤の形
態でもよい。 II III IV ベース調製物 C45AS/TAS 8.0 2.0 3.0 2.0 3.0 MBAS16.5,1.9 4.0 3.0 4.0 1.0 5.0 LAS 4.0 ‐ 4.0 ‐ 2.0 MLAS ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ C25AE3S 0.5 2.0 1.0 ‐ ‐ C25AE5/AE3 2.0 ‐ 5.0 2.0 2.0 QAS ‐ ‐ ‐ 1.0 1.0 ゼオライトA 20.0 18.0 11.0 ‐ 10.0 SKS-6(I)(乾燥添加物) ‐ ‐ 9.0 ‐ ‐ MA/AA 2.0 2.0 2.0 ‐ ‐ AA ‐ ‐ ‐ ‐ 4.0 シトレート ‐ 2.0 ‐ ‐ ‐ クエン酸 2.0 ‐ 1.5 2.0 ‐ DTPA 0.2 0.2 ‐ ‐ ‐ EDDS ‐ ‐ 0.5 0.1 ‐ HEDP ‐ ‐ 0.2 0.1 ‐ PB1 3.0 5.0 10.0 ‐ 4.0 ペルカーボネート ‐ ‐ ‐ 18.0 ‐ NOBS 3.0 4.0 ‐ ‐ 4.0 NACA‐OBS ‐ ‐ 2.0 ‐ ‐ TAED ‐ ‐ 2.0 5.0 ‐ 炭酸塩 15.0 18.0 8.0 15.0 15.0 サルフェート 5.0 12.0 2.0 17.0 3.0 シリケート ‐ 1.0 ‐ ‐ 8.0 プロテアーゼ 0.033 0.033 0.033 0.033 0.033 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.008 0.008 アミラーゼ 0.001 0.001 0.002 0.001 0.001 セルラーゼ 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.002 0.02 0.05 0.005 ペクチンリアーゼ ‐ ‐ 0.002 ‐ ‐ その他 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 香料 0.2 0.3 0.5 0.2 0.1水分およびその他 100%まで その他には増白剤/SRP1/CMC/フォトブリーチ/MgSO/PVPV
I/起泡抑制剤/PEGを含む。
【0167】例3 下記の洗濯組成物を本発明に従い調製したが、これは顆粒でもまたは錠剤の形
態でもよい。 II III IV
ベース調製物 C45AS/TAS 8.0 4.0 3.0 3.0 3.0 MBAS16.5,1.9 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ LAS 2.0 ‐ 2.0 ‐ 3.0 MLAS 6.0 ‐ 5.0 ‐ 4.0 C25AE3S 0.5 2.0 1.0 ‐ ‐ C25AE5/AE3 2.0 ‐ 5.0 2.0 2.0 QAS ‐ ‐ ‐ 1.0 1.0 AO 0.5 1.0 1.0 0.5 0.5 ゼオライトA 20.0 18.0 11.0 ‐ 10.0 SKS-6(I)(乾燥添加物) ‐ ‐ 9.0 ‐ ‐ MA/AA 2.0 2.0 2.0 ‐ ‐ AA ‐ ‐ ‐ ‐ 4.0 シトレート ‐ 2.0 ‐ ‐ ‐ クエン酸 2.0 ‐ 1.5 2.0 ‐ DTPA 0.2 0.2 ‐ ‐ ‐ EDDS ‐ ‐ 0.5 0.1 ‐ HEDP ‐ ‐ 0.2 0.1 ‐ PB1 3.0 5.0 10.0 ‐ 4.0 ペルカーボネート ‐ ‐ ‐ 18.0 ‐ NOBS 3.0 4.0 ‐ ‐ 4.0 NACA‐OBS ‐ ‐ 2.0 ‐ ‐ TAED ‐ ‐ 2.0 5.0 ‐ 炭酸塩 15.0 18.0 8.0 15.0 15.0 サルフェート 5.0 12.0 2.0 17.0 3.0 シリケート ‐ 1.0 ‐ ‐ 8.0 プロテアーゼ 0.033 0.033 0.033 0.033 0.033 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.008 0.008 アミラーゼ 0.001 0.001 0.002 0.001 0.001 セルラーゼ 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 0.0014 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.002 0.02 0.05 0.005 ペクチンリアーゼ ‐ ‐ 0.001 ‐ 0.003 その他 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 香料 0.2 0.3 0.5 0.2 0.1
【0168】例4 下記の高密度洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III 凝集物: QAS 2.0 ‐ 1.0 MES ‐ 2.0 ‐ LAS 6.0 ‐ ‐ TAS ‐ 2.0 ‐ C45AS 6.0 2.0 2.0 MBAS16.5,1.9 4.0 2.0 1.0 ゼオライトA 15.0 6.0 ‐ 炭酸塩 4.0 8.0 4.0 MA/AA 4.0 2.0 ‐ CMC 0.5 0.5 ‐ DETPMP 0.4 0.4 ‐ スプレーオン: C25E3 1.0 1.0 ‐ 香料 0.5 0.5 0.5 凝集物: SKS‐6 7.0 15.0 20.0 LAS 5.8 9.0 15.0 ゼオライト ‐ 0.9 ‐ 水 0.08 0.1 ‐ 乾燥添加物: EDDS/HEDP 0.5 0.3 0.5 NaSKS‐6(I) 5.0 6.0 4.0 シトレート ‐ 1.0 ‐ クエン酸 2.0 ‐ 2.0 NACA‐OBS 4.1 ‐ 5.0 TAED 0.8 2.0 ‐ ペルカーボネート 20.0 20.0 15.0 SRP1 0.3 0.3 ‐ ペクチン酸リアーゼ 0.002 0.01 0.03 プロテアーゼ 0.046 0.046 0.033 リパーゼ 0.008 0.008 0.006 セルラーゼ 0.0014 0.0014 0.001 アミラーゼ 0.01 0.01 ‐ QEA 1.0 ‐ 1.0 シリコーン消泡剤 1.0 0.5 0.5 増白剤1 0.2 0.2 ‐ 増白剤2 0.2 ‐ 0.2 密度(g/L) 850 850 800 水分およびその他 100%まで
【0169】例5 下記の洗濯組成物を本発明に従い調製したが、これは顆粒でもまたは錠剤の形
態でもよい。 II III IV ベース調製物 C45AS/TAS 8.0 5.0 3.0 3.0 3.0 LAS 1.0 ‐ ‐ ‐ 6.0 MLAS 7.0 ‐ 8.0 ‐ 1.0 C25AE3S 0.5 2.0 1.0 ‐ ‐ LAS/NaSKS-6 5.0 17.0 9.0 20.0 15.0 C25AE5/AE3 2.0 ‐ 5.0 2.0 2.0 AO 0.5 0.5 0.3 0.5 1.0 QAS ‐ ‐ ‐ 1.0 1.0 ゼオライトA 20.0 10.0 10.0 ‐ 10.0 SKS‐6 ‐ ‐ 2.0 ‐ ‐ MA/AA 2.0 2.0 2.0 ‐ ‐ AA ‐ ‐ ‐ ‐ 4.0 シトレート ‐ 2.0 ‐ ‐ ‐ クエン酸 2.0 ‐ 1.5 2.0 ‐ DTPA 0.2 0.2 ‐ ‐ ‐ EDDS ‐ ‐ 0.5 0.1 ‐ HEDP ‐ ‐ 0.2 0.1 ‐ PB1 3.0 5.0 10.0 ‐ 4.0 PC ‐ ‐ ‐ 18.0 ‐ NOBS 3.0 4.0 ‐ ‐ 4.0 NACA‐OBS ‐ ‐ 2.0 ‐ ‐ TAED ‐ ‐ 2.0 5.0 ‐ 炭酸塩 15.0 18.0 8.0 15.0 15.0 サルフェート 5.0 12.0 2.0 17.0 3.0 シリケート ‐ 1.0 ‐ ‐ 8.0 プロテアーゼ 0.046 0.046 0.033 0.033 0.033 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.008 0.008 セルラーゼ 0.0014 0.0014 0.001 0.001 0.001 アミラーゼ 0.001 0.001 ‐ 0.0014 0.0014 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.02 0.01 0.015 0.03 ペクチンリアーゼ 0.001 ‐ ‐ ‐ その他 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 香料 0.2 0.3 0.5 0.2 0.1水分およびその他 100%まで その他には増白剤/SRP1/CMC/フォトブリーチ/MgSO/PVPV I/起泡抑制剤/PEGを含む。
【0170】例6 下記の洗濯組成物を本発明に従い調製したが、これは顆粒でもまたは錠剤の形
態でもよい。 II III IV ベース調製物 C45AS/TAS 8.0 3.0 3.0 1.0 3.0 MBAS16.5,1.9 4.0 2.0 4.0 2.0 4.0 LAS 4.0 ‐ 4.0 ‐ 3.0 C25AE3S 0.5 2.0 1.0 ‐ ‐ LAS/NaSKS-6 5.0 17.0 9.0 20.0 15.0 C25AE5/AE3 2.0 ‐ 5.0 2.0 2.0 QAS ‐ ‐ ‐ 1.0 1.0 ゼオライトA 20.0 10.0 10.0 ‐ 10.0 SKS‐6 ‐ ‐ 2.0 ‐ ‐ MA/AA 2.0 2.0 2.0 ‐ ‐ AA ‐ ‐ ‐ ‐ 4.0 シトレート ‐ 2.0 ‐ ‐ ‐ クエン酸 2.0 ‐ 1.5 2.0 ‐ DTPA 0.2 0.2 ‐ ‐ ‐ EDDS ‐ ‐ 0.5 0.1 ‐ HEDP ‐ ‐ 0.2 0.1 ‐ PB1 3.0 5.0 10.0 ‐ 4.0 PC ‐ ‐ ‐ 18.0 ‐ NOBS 3.0 4.0 ‐ ‐ 4.0 NACA‐OBS ‐ ‐ 2.0 ‐ ‐ TAED ‐ ‐ 2.0 5.0 ‐ 炭酸塩 15.0 18.0 8.0 15.0 15.0 サルフェート 5.0 12.0 2.0 17.0 3.0 シリケート ‐ 1.0 ‐ ‐ 8.0 プロテアーゼ 0.035 0.004 0.007 0.035 0.010 アミラーゼ 0.003 0.003 0.006 0.010 0.008 リパーゼ 0.001 0.010 0.004 0.002 0.001 セルラーゼ 0.0008 0.0014 0.0003 0.001 0.001 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.02 0.01 0.015 0.03 その他 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 香料 0.2 0.3 0.5 0.2 0.1水分およびその他 100%まで その他には増白剤/SRP1/CMC/フォトブリーチ/MgSO/PVPV
I/起泡抑制剤/PEGを含む。
【0171】例7 下記の顆粒洗剤を本発明に従い調製した: II III IV ベース顆粒: STPP ‐ 22.0 ‐ 15.0 ゼオライトA 30.0 ‐ 24.0 5.0 サルフェート 5.5 5.0 7.0 7.0 MA/AA 3.0 ‐ ‐ ‐ AA ‐ 1.6 2.0 ‐ MA/AA(1) ‐ 12.0 ‐ 6.0 MLAS 14.0 10.0 9.0 20.0 MBAS16.5,1.9 8.0 7.0 9.0 7.0 C45AE11S ‐ 1.0 ‐ 1.0 MES 0.5 4.0 6.0 ‐ SADS 2.5 ‐ ‐ 1.0 シリケート ‐ 1.0 0.5 10.0 石鹸 ‐ 2.0 ‐ ‐ 増白剤1 0.2 0.2 0.2 0.2 炭酸塩 6.0 9.0 8.0 10.0 PEG4000 ‐ 1.0 1.5 ‐ DTPA ‐ 0.4 ‐ ‐ スプレーオン: AO 1.0 0.5 0.5 0.5 C25E9 ‐ ‐ ‐ 5.0 C45E7 1.0 1.0 ‐ ‐ C23E9 ‐ 1.0 2.5 ‐ 香料 0.2 0.3 0.3 ‐ 乾燥添加物: 炭酸塩 5.0 10.0 13.0 8.0 PVPVI/PVNO 0.5 ‐ 0.3 ‐ プロテアーゼ 0.033 0.033 0.033 0.0016 リパーゼ 0.008 ‐ ‐ 0.008 アミラーゼ 0.0016 ‐ ‐ 0.0016 セルラーゼ 0.0002 0.0005 0.0005 0.0002 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.02 0.03 0.015 DTPA 0.5 0.3 0.5 1.0 PB1 5 3.0 10 4.0 NOBS/TAED 0.5 0.3 0.5 0.6 サルフェート 4.0 5.0 ‐ 5.0 SRP1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 起泡抑制剤 ‐ 0.5 ‐ ‐ スペクル 0.9 ‐ 2.7 1.2 水分およびその他 100%まで
【0172】例8 下記の高密度洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III 凝集物: QAS 2.0 ‐ 1.0 MES ‐ 2.0 ‐ LAS 6.0 ‐ ‐ TAS ‐ 2.0 ‐ C45AS 6.0 2.0 1.0 MBAS16.5,1.9 4.0 2.0 2.0 ゼオライトA 15.0 6.0 ‐ 炭酸塩 4.0 8.0 4.0 MA/AA 4.0 2.0 ‐ CMC 0.5 0.5 ‐ DETPMP 0.4 0.4 ‐ スプレーオン: C25E3 1.0 1.0 ‐ 香料 0.5 0.5 0.5 凝集物: SKS‐6 7.0 15.0 20.0 LAS 5.8 9.0 15.0 ゼオライト ‐ 0.9 ‐ C45AS ‐ 3.0 ‐ 水 0.08 0.1 ‐ 乾燥添加物: EDDS/HEDP 0.5 0.3 0.5 NaSKS‐6 5.0 6.0 4.0 シトレート ‐ 1.0 ‐ クエン酸 2.0 ‐ 2.0 NAC OBS 4.1 ‐ 5.0 TAED 0.8 2.0 ‐ ペルカーボネート 20.0 20.0 15.0 SRP1 0.3 0.3 ‐ ペクチン酸リアーゼ 0.01 0.02 0.001 プロテアーゼ 0.046 0.046 0.033 リパーゼ 0.008 0.008 0.006 セルラーゼ 0.0014 0.0014 0.001 アミラーゼ 0.004 0.004 ‐ QEA 1.0 ‐ 1.0 シリコーン消泡剤 1.0 0.5 0.5 増白剤1 0.2 0.2 ‐ 増白剤2 0.2 ‐ 0.2 密度(g/L) 850 850 800 水分およびその他 100%まで
【0173】例9 下記の顆粒洗剤を本発明に従い調製した: II III IV ベース顆粒: STPP ‐ 22.0 ‐ 15.0 ゼオライトA 30.0 ‐ 24.0 5.0 サルフェート 5.5 5.0 7.0 7.0 MA/AA 3.0 ‐ ‐ ‐ AA ‐ 1.6 2.0 ‐ MA/AA(1) ‐ 12.0 ‐ 6.0 LAS 10.0 7.0 6.0 15.0 C45AS 8.0 7.0 9.0 7.0 C45AE11S ‐ 1.0 ‐ 1.0 MBAS16.5,1.9 4.0 3.0 3.0 5.0 MES 0.5 4.0 6.0 ‐ SADS 2.5 ‐ ‐ 1.0 シリケート ‐ 1.0 0.5 10.0 石鹸 ‐ 2.0 ‐ ‐ 増白剤1 0.2 0.2 0.2 0.2 炭酸塩 6.0 9.0 8.0 10.0 PEG4000 ‐ 1.0 1.5 ‐ DTPA ‐ 0.4 ‐ ‐ スプレーオン: C25E9 ‐ ‐ ‐ 5.0 C45E7 1.0 1.0 ‐ ‐ C23E9 ‐ 1.0 2.5 ‐ 香料 0.2 0.3 0.3 ‐ 乾燥添加物: 炭酸塩 5.0 10.0 13.0 8.0 PVPVI/PVNO 0.5 ‐ 0.3 ‐ プロテアーゼ 0.033 0.033 0.033 0.0016 リパーゼ 0.008 ‐ ‐ 0.008 アミラーゼ 0.0016 ‐ ‐ 0.0016 セルラーゼ 0.0002 0.0005 0.0005 0.0002 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.02 0.03 0.015 DTPA 0.5 0.3 0.5 1.0 PB1 5 3.0 10 4.0 NOBS/TAED 0.5 0.3 0.5 0.6 サルフェート 4.0 5.0 ‐ 5.0 SRP1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 起泡抑制剤 ‐ 0.5 ‐ ‐ スペクル 0.9 ‐ 2.7 1.2 水分およびその他 100%まで
【0174】例10 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV LAS 9.0 7.5 ‐ 3.5 ‐ MLAS 2.0 1.0 ‐ ‐ ‐ AO 0.5 0.5 1.0 0.5 1.0 C25E2.5S ‐ 3.0 17.0 ‐ 15.0 C45E2.25S 11.5 3.0 ‐ 16.0 ‐ C23E9 ‐ 3.0 2.0 2.0 1.0 C23E7 3.2 ‐ ‐ ‐ ‐ CFAA ‐ ‐ 5.0 ‐ 3.0 TPKFA 2.0 ‐ 2.0 0.5 2.0 クエン酸(50%) 6.5 1.0 2.5 4.0 2.5 ギ酸Ca 0.1 0.06 0.1 ‐ ‐ ギ酸Na 0.5 0.06 0.1 0.05 0.05 SCS 4.0 1.0 3.0 1.2 ‐ ボレート 0.6 ‐ 3.0 2.0 3.0 水酸化Na 6.0 2.0 3.5 4.0 3.0 エタノール 2.0 1.0 4.0 4.0 3.0 1,2-プロパンジオール 3.0 2.0 8.0 8.0 5.0 モノエタノールアミン 3.0 1.5 1.0 2.5 1.0 TEPAE 2.0 ‐ 1.0 1.0 1.0 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.002 0.01 0.01 0.005 ペクチンリアーゼ 0.001 0.001 ‐ ‐ ‐ プロテアーゼ 0.03 0.01 0.03 0.02 0.02 リパーゼ ‐ ‐ 0.002 ‐ ‐ アミラーゼ ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ セルラーゼ ‐ ‐ 0.0002 0.0005 0.0001 SRP1 0.2 ‐ 0.1 ‐ ‐ DTPA ‐ ‐ 0.3 ‐ ‐ PVNO ‐ ‐ 0.3 ‐ 0.2 増白剤1 0.2 0.07 0.1 ‐ ‐ シリコーン消泡剤 0.04 0.02 0.1 0.1 0.1 水およびその他 100%まで
【0175】例11 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV VI VII VIII LAS 9.0 12.0 8.5 ‐ 20.0 ‐ ‐ ‐ AO 1.0 1.0 0.5 2.0 5.0 3.0 1.0 1.0 MBAS16.5,1.9 2.0 0.5 1.0 4.0 ‐ 4.0 10.0 4.0 C25AS 2.0 0.5 1.0 4.0 ‐ 6.0 7.0 1.0 C25E3S 1.0 ‐ ‐ 3.0 ‐ 2.0 2.0 4.0 C25E7 6.0 8.0 13.0 2.5 ‐ ‐ 4.0 4.0 TFAA ‐ ‐ ‐ 4.5 ‐ 6.0 8.0 8.0 APA ‐ 1.4 ‐ ‐ 3.0 1.0 2.0 ‐ TPKFA 2.0 ‐ 13.0 7.0 ‐ 15.0 11.0 11.0 クエン酸 2.0 3.0 1.0 1.5 1.0 1.0 1.0 1.0 ドデセニル/テトラ 12.0 10.0 ‐ ‐ 15.0 ‐ ‐ ‐ デセニルコハク酸 菜種脂肪酸 4.0 2.0 1.0 ‐ 1.0 ‐ 3.5 ‐ エタノール 4.0 4.0 7.0 2.0 7.0 2.0 3.0 2.0 1,2‐プロパンジオール 4.0 4.0 2.0 7.0 6.0 8.0 10.0 13.0 モノエタノールアミン ‐ ‐ ‐ 5.0 ‐ ‐ 9.0 9.0 トリエタノールアミン ‐ ‐ 8.0 ‐ ‐ ‐ 0.4 0.3 TEPAE 0.5 ‐ 0.5 0.2 2.0 1.2 1.0 ‐ DETPMP 1.0 1.0 0.5 1.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ペクチン酸リアーゼ 0.01 .001 .001 0.02 0.02 .002 .002 0.02 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.01 .008 ‐ ‐ .003 .003 リパーゼ ‐ .002 ‐ .002 .004 0.01 0.01 0.01 アミラーゼ .004 .004 0.01 .008 ‐ ‐ .004 .003 セルラーゼ ‐ ‐ ‐ .002 ‐ ‐ .002 .001 SRP2 0.3 ‐ 0.3 0.1 1.0 1.5 2.5 2.5 ホウ酸 0.1 0.2 1.0 2.0 4.0 4.0 ‐ ‐ 塩化Ca ‐ 0.02 ‐ 0.01 0.1 0.2 0.3 ‐ 増白剤1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 0.4 ‐ ‐ ‐ 起泡抑制剤 0.1 0.3 ‐ 0.1 0.8 0.7 ‐ ‐ 不透明剤 0.5 0.4 ‐ 0.3 8.0 7.5 8.0 8.2 NaOH 右のpHまで 8.0 8.0 7.6 7.7 ‐ ‐ ‐ ‐ 水およびその他
【0176】例12 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV LAS 9.0 6.0 ‐ 4.0 ‐ C25E2.5S ‐ 3.0 15.0 ‐ 10.0 C45E2.25S 9.0 3.0 ‐ 10.0 ‐ MBAS16.5,1.9 5.0 3.0 3.0 6.0 6.0 C23E9 ‐ 3.0 2.0 2.0 1.0 C23E7 3.2 ‐ ‐ ‐ ‐ CFAA ‐ ‐ 5.0 ‐ 3.0 TPKFA 2.0 ‐ 2.0 0.5 2.0 クエン酸(50%) 6.5 1.0 2.5 4.0 2.5 ギ酸Ca 0.1 0.06 0.1 ‐ ‐ ギ酸Na 0.5 0.06 0.1 0.05 0.05 SCS 4.0 1.0 3.0 1.2 ‐ ボレート 0.6 ‐ 3.0 2.0 3.0 水酸化Na 6.0 2.0 3.5 4.0 3.0 エタノール 2.0 1.0 4.0 4.0 3.0 1,2-プロパンジオール 3.0 2.0 8.0 8.0 5.0 モノエタノールアミン 3.0 1.5 1.0 2.5 1.0 TEPAE 2.0 ‐ 1.0 1.0 1.0 ペクチン酸リアーゼ 0.01 0.002 0.01 0.01 0.5 プロテアーゼ 0.03 0.01 0.03 0.02 0.02 リパーゼ ‐ ‐ 0.002 ‐ ‐ アミラーゼ ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ セルラーゼ ‐ ‐ 0.0002 0.0005 0.0001 SRP1 0.2 ‐ 0.1 ‐ ‐ DTPA ‐ ‐ 0.3 ‐ ‐ PVNO ‐ ‐ 0.3 ‐ 0.2 増白剤1 0.2 0.07 0.1 ‐ ‐ シリコーン消泡剤 0.04 0.02 0.1 0.1 0.1 水およびその他
【0177】例13 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II LAS 26.0 10.0 C45AS 12.0 6.0 C13E8 3.0 3.0 MBAS16.5,1.9 4.0 9.0 オレイン酸 3.0 2.5 クエン酸 5.0 5.0 水酸化Na 0.4 4.0 ギ酸Ca 0.2 0.1 ギ酸Na ‐ 0.5 エタノール 7.0 ‐ モノエタノールアミン 16.5 8.0 1,2‐プロパンジオール 6.0 5.5 キシレンスルホン酸 ‐ 2.0 TEPAE 1.5 0.8 プロテアーゼ 0.05 0.02 ペクチン酸リアーゼ 0.02 0.01 ペクチンリアーゼ ‐ 0.001 PEG ‐ 0.7 増白剤2 0.4 0.1 香料 0.5 0.3 水およびその他
【0178】例14 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV VI VII VIII LAS 5.0 9.0 6.0 ‐ 20.0 ‐ ‐ ‐ C25AS 4.0 1.0 2.0 6.0 ‐ 6.0 10.0 10.0 C25E3S 1.0 ‐ ‐ 3.0 ‐ 2.0 2.0 4.0 C25E7 6.0 8.0 13.0 2.5 ‐ ‐ 4.0 4.0 MBAS16.5,1.9 5.0 5.0 3.0 4.0 5.0 7.0 8.0 5.0 TFAA ‐ ‐ ‐ 4.5 ‐ 6.0 8.0 8.0 APA ‐ 1.4 ‐ ‐ 3.0 1.0 2.0 ‐ TPKFA 2.0 ‐ 13.0 7.0 ‐ 15.0 11.0 11.0 クエン酸 2.0 3.0 1.0 1.5 1.0 1.0 1.0 1.0 ドデセニル/テトラ 12.0 10.0 ‐ ‐ 15.0 ‐ ‐ ‐ デセニルコハク酸 菜種脂肪酸 4.0 2.0 1.0 ‐ 1.0 ‐ 3.5 ‐ エタノール 4.0 4.0 7.0 2.0 7.0 2.0 3.0 2.0 1,2‐プロパンジオール 4.0 4.0 2.0 7.0 6.0 8.0 10.0 13.0 モノエタノールアミン ‐ ‐ ‐ 5.0 ‐ ‐ 9.0 9.0 トリエタノールアミン ‐ ‐ 8.0 ‐ ‐ ‐ 0.4 0.3 TEPAE 0.5 ‐ 0.5 0.2 2.0 1.2 1.0 ‐ DETPMP 1.0 1.0 0.5 1.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ペクチン酸リアーゼ 0.01 .001 .001 0.02 0.02 .002 .002 0.02 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.01 .008 ‐ ‐ .003 .003 リパーゼ ‐ .002 ‐ .002 .004 0.01 0.01 0.01 アミラーゼ .004 .004 0.01 .008 ‐ ‐ .004 .003 セルラーゼ ‐ ‐ ‐ .002 ‐ ‐ 0.2 0.1 SRP2 0.3 ‐ 0.3 0.1 1.0 1.5 2.5 2.5 ホウ酸 0.1 0.2 1.0 2.0 4.0 4.0 ‐ ‐ 塩化Ca ‐ 0.02 ‐ 0.01 0.1 0.2 0.3 ‐ 増白剤1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 0.4 ‐ ‐ ‐ 起泡抑制剤 0.1 0.3 ‐ 0.1 0.8 0.7 ‐ ‐ 不透明剤 0.5 0.4 ‐ 0.3 8.0 7.5 8.0 8.2 NaOH 右のpHまで 8.0 8.0 7.6 7.7 ‐ ‐ ‐ ‐ 水およびその他
【0179】例15 下記の洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV VI VII LAS 10.0 10.0 17.0 16.0 15.0 15.0 12.0 C45AS ‐ 4.5 ‐ ‐ ‐ ‐ 4.0 C45E0.5S ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ C45E3S ‐ ‐ 2.0 ‐ 1.0 1.0 1.0 C45E6.5S 2.0 2.0 ‐ 1.3 ‐ ‐ 0.6 MBAS16.5,1.9 2.0 6.0 6.0 3.0 3.0 5.0 4.0 C‐C14アルキルジメチル ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 0.5 2.0 ヒドロキシエチル 四級アンモニウム塩 獣脂脂肪酸 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 獣脂アルコール ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ エトキシレート(50) STPP 23.0 25.0 24.0 22.0 20.0 15.0 20.0 炭酸塩 15.0 12.0 15.0 10.0 13.0 11.0 10.0 ナトリウムポリ 0.5 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ ‐ アクリレート(45%) MA/AA ‐ ‐ 1.0 1.0 1.0 2.0 0.5 シリケート(1:6比) 3.0 6.0 9.0 8.0 9.0 6.0 8.0 サルフェート 25.0 18.0 20.0 18.0 20.0 22.0 13.0 PB1 5.0 5.0 10.0 8.0 3.0 1.0 2.0 PEG MW〜4000(50%) 1.5 1.5 1.0 1.0 ‐ ‐ 0.5 CMC 1.0 1.0 1.0 ‐ 0.5 0.5 0.5 クエン酸 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ NOBS/DOBS 0.5 1.0 0.5 0.5 1.0 0.7 0.3 TAED 1.5 1.0 2.5 3.0 0.3 0.2 0.5 SRP1 1.5 1.5 1.0 1.0 ‐ 1.0 ‐ SRP2 ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ 1.0 水分 7.5 7.5 6.0 7.0 5.0 3.0 5.0 硫酸Mg ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 0.5 1.5 キラント ‐ ‐ ‐ ‐ 0.8 0.6 1.0 プロテアーゼ 0.035 0.004 0.007 0.035 0.010 0.010 0.007 アミラーゼ 0.003 0.003 0.006 0.010 0.008 0.008 0.006 リパーゼ 0.001 0.010 0.004 0.002 0.001 0.001 0.004 セルラーゼ .0008 .0014 .0003 0.001 0.001 0.001 .0003 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.02 0.01 0.001 0.002 0.015 0.03 スペクル 2.5 4.1 4.2 4.4 5.6 5.0 5.2 その他 1.0 1.0 1.0 1.0 0.5 1.5 1.0
【0180】例16 “ソフトニング・スルー・ザ・ウォッシュ”(softening through the wash)能
力を発揮する、下記の顆粒布帛洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV C45AS ‐ 8.0 ‐ 4.0 LAS 5.0 ‐ 2.0 ‐ MBAS16.5,1.9 2.6 2.0 ‐ ‐ AO ‐ ‐ 2.6 2.0 C68AS 1.3 ‐ 1.3 ‐ C45E7 4.0 ‐ 4.0 ‐ C25E3 ‐ 5.0 ‐ 5.0 ココアルキルジメチル ヒドロキシエチル アンモニウムクロリド 1.4 1.0 1.4 1.0 シトレート 5.0 3.0 5.0 3.0 Na‐SKS‐6 ‐ 11.0 ‐ 11.0 ゼオライトA 15.0 15.0 15.0 15.0 MA/AA 4.0 4.0 4.0 4.0 DETPMP 0.4 0.4 0.4 0.4 PB1 15.0 ‐ 15.0 ‐ ペルカーボネート ‐ 15.0 ‐ 15.0 TAED 5.0 5.0 5.0 5.0 スメクタイト粘土 10.0 10.0 10.0 10.0 HMWPEO ‐ 0.1 ‐ 0.1 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.01 0.001 0.01 プロテアーゼ 0.02 0.01 0.02 0.01 リパーゼ 0.02 0.01 0.02 0.01 アミラーゼ 0.03 0.005 0.03 0.005 セルラーゼ 0.001 ‐ 0.001 ‐ シリケート 3.0 5.0 3.0 5.0 炭酸塩 10.0 10.0 10.0 10.0 起泡抑制剤 1.0 4.0 1.0 4.0 CMC 0.2 0.1 0.2 0.1 その他 100%まで
【0181】例17 下記の洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV LAS 10.3 12.0 8.0 5.0 C45AS 3.9 4.0 4.5 ‐ C45E0.5S 2.0 2.0 ‐ ‐ C45E3S ‐ ‐ ‐ ‐ C45E6.5S 0.5 0.5 0.5 5.0 MBAS16.5,1.9 3.0 1.7 2.4 3.0 C‐C14アルキルジメチル 1.0 ‐ ‐ 0.5 ヒドロキシエチル 四級アンモニウム塩 獣脂脂肪酸 0.5 ‐ ‐ ‐ 獣脂アルコールエトキシレート(50) ‐ ‐ 1.0 0.3 STPP ‐ 41.0 ‐ 20.0 ゼオライトA 26.3 ‐ 21.3 1.0 炭酸塩 23.9 12.4 25.2 17.0 ナトリウムポリアクリレート(45%) 3.4 0.0 2.7 ‐ MA/AA ‐ ‐ 1.0 1.5 シリケート(1:6比) 2.4 6.4 2.1 6.0 サルフェート 10.5 10.9 8.2 15.0 PB1 1.0 1.0 1.0 2.0 PEG MW〜4000(50%) 1.7 0.4 1.0 ‐ CMC 1.0 ‐ ‐ 0.3 クエン酸 ‐ ‐ 3.0 ‐ NOBS/DOBS 0.2 0.5 0.5 0.1 TAED 0.6 0.5 0.4 0.3 SRP1 1.5 ‐ ‐ ‐ SRP2 ‐ 1.5 1.0 1.0 水分 7.5 3.1 6.1 7.3 硫酸Mn ‐ ‐ ‐ 1.0 キラント ‐ ‐ ‐ 0.5 スペクル 0.5 1.0 3.0 0.5 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.01 0.005 0.002 プロテアーゼ 0.035 0.004 0.007 0.035 アミラーゼ 0.003 0.003 0.006 0.010 リパーゼ 0.001 0.010 0.004 0.002 セルラーゼ 0.0008 0.0014 0.0003 0.001 その他 1.0 1.0 1.0 1.0
【0182】例18 下記の固形洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示さ
れている;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV VI VII VIII LAS ‐ ‐ 18.0 10.0 18.0 5.75 5.8 ‐ C28AS 25.0 12.5 ‐ ‐ ‐ 14.75 11.2 19.0 MBAS16.5,1.9 5.0 1.0 1.0 5.0 3.0 2.0 3.0 3.5 ラウリン酸Na 2.5 9.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ゼオライトA 2.0 1.25 ‐ ‐ ‐ 1.25 1.25 1.25 炭酸塩 20.0 3.0 13.0 8.0 10.0 15.0 15.0 10.0 炭酸Ca 27.5 39.0 35.0 ‐ ‐ 40.0 ‐ 40.0 サルフェート 5.0 5.0 3.0 5.0 3.0 ‐ ‐ 5.0 TSPP 5.0 ‐ ‐ ‐ ‐ 5.0 2.5 ‐ STPP 5.0 15.0 10.0 ‐ ‐ 7.0 8.0 10.0 ベントナイト粘土 ‐ 10.0 ‐ ‐ 5.0 ‐ ‐ ‐ DETPMP ‐ 0.7 0.6 ‐ 0.6 0.7 0.7 0.7 CMC ‐ 1.0 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ 1.0 タルク ‐ ‐ 10.0 15.0 10.0 ‐ ‐ ‐ シリケート ‐ ‐ 4.0 5.0 3.0 ‐ ‐ ‐ PVNO 0.02 0.03 ‐ 0.01 ‐ 0.02 ‐ ‐ MA/AA 0.4 1.0 ‐ ‐ 0.2 0.4 0.5 0.4 SRP1 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 ペクチン酸リアーゼ 0.01 0.001 0.005 0.02 0.02 0.01 0.01 0.01 ペクチンリアーゼ ‐ 0.001 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ アミラーゼ ‐ ‐ 0.01 ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ プロテアーゼ ‐ 0.004 ‐ 0.003 0.003 ‐ ‐ 0.003 リパーゼ ‐ 0.002 ‐ 0.002 ‐ ‐ ‐ ‐ セルラーゼ ‐ .0003 ‐ ‐ .0003 .0002 ‐ ‐ PEO ‐ 0.2 ‐ 0.2 0.3 ‐ ‐ 0.3 香料 1.0 0.5 0.3 0.2 0.4 ‐ ‐ 0.4 硫酸Mg ‐ ‐ 3.0 3.0 3.0 ‐ ‐ ‐ 増白剤 0.15 0.1 0.15 ‐ ‐ ‐ ‐ 0.1 光活性化ブリーチ(ppm) ‐ 15.0 15.0 15.0 15.0 ‐ ‐ 15.0
【0183】例19 下記の手による液体皿洗い用組成物を本発明に従い調製した: II III IV VI VII C12-14EO6‐2S 23.0 25.0 24.0 28.0 18.0 23.0 24.0 C12-14アルキルジメチル 2.0 6.0 6.0 7.8 5.0 6.0 6.0 アミンオキシド MBAS16.5,1.9 2.0 3.0 2.0 2.0 2.0 3.0 2.0 C12-14アルキルジメチル 2.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ベタイン C12-14グルコースアミド 3.0 1.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ C11EO9 ‐ 1.0 ‐ 4.0 2.0 ‐ ‐ C9-11EO8 5.0 ‐ 3.0 ‐ ‐ 3.0 3.0 DTPA ‐ 0.1 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ SCS ‐ 1.0 3.5 3.0 2.5 3.5 3.5 キシレンスルホネート ‐ 3.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 水酸化Mg 1.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 塩化Mg 0.4 2.6 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 1,3‐ビス(メチレンアミノ) ‐ ‐ 0.7 1.0 0.3 2.5 0.7 シクロヘキサン N,N‐ジメチルアミノエチル ‐ ‐ 0.2 0.5 0.2 0.2 0.2 メタクリレートホモポリマー クエン酸 ‐ ‐ 3.0 ‐ ‐ ‐ ‐ マレイン酸 ‐ ‐ ‐ 2.5 ‐ ‐ ‐ エタノール 8.0 5.0 7.0 7.0 4.0 7.0 7.0 プロテアーゼ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 0.02 アミラーゼ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 0.005 ‐ ペクチン酸リアーゼ 0.005 0.001 0.02 0.02 0.005 0.01 0.001 ペクチンリアーゼ ‐ 0.001 ‐ ‐ ‐ ‐ 0.001 香料 0.2 0.5 0.5 0.4 0.3 0.5 0.5 水およびその他 100%まで
【0184】例20 下記の液体硬質表面クリーニング組成物を本発明に従い調製した: II III IV ペクチン酸リアーゼ 0.005 0.001 0.02 0.02 0.005 アミラーゼ 0.01 0.002 0.005 ‐ ‐ プロテアーゼ 0.05 0.01 0.02 ‐ ‐ AO 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 過酸化水素 ‐ ‐ ‐ 6.0 6.8 アセチルトリエチルシトレート ‐ ‐ ‐ 2.5 ‐ DTPA ‐ ‐ ‐ 0.2 ‐ ブチルヒドロキシトルエン ‐ ‐ ‐ 0.05 ‐ EDTA* 0.05 0.05 0.05 ‐ ‐ クエン酸/シトレート 2.9 2.9 2.9 1.0 ‐ LAS 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ C12AS 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ C10AS ‐ ‐ ‐ ‐ 1.7 C12(E)S 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ C12,13E6.5ノニオン系 7.0 7.0 7.0 ‐ ‐ Neodol 23-6.5 ‐ ‐ ‐ 12.0 ‐ Dobanol 23-3 ‐ ‐ ‐ ‐ 1.5 Dobanol 91-10 ‐ ‐ ‐ ‐ 1.6 C25AE1.8S ‐ ‐ ‐ 6.0 ‐ Naパラフィンスルホネート ‐ ‐ ‐ 6.0 ‐ 香料 1.0 1.0 1.0 0.5 0.2 プロパンジオール ‐ ‐ ‐ 1.5 ‐ エトキシル化テトラエチレン ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ ペンタイミン 2‐ブチルオクタノール ‐ ‐ ‐ ‐ 0.5 ヘキシルカルビトール** 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ SCS 1.3 1.3 1.3 ‐ ‐ 右のpHに調整 7〜12 7〜12 7〜12 4 ‐水およびその他 残部100%まで Na4エチレンジアミン二酢酸** ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル
【0185】例21 下記の液体硬質表面クリーニング組成物を本発明に従い調製した: II III IV ペクチン酸リアーゼ 0.005 0.001 0.02 0.02 0.005 アミラーゼ 0.01 0.002 0.005 ‐ ‐ プロテアーゼ 0.05 0.01 0.02 ‐ ‐ 過酸化水素 ‐ ‐ ‐ 6.0 6.8 アセチルトリエチルシトレート ‐ ‐ ‐ 2.5 ‐ DTPA ‐ ‐ ‐ 0.2 ‐ ブチルヒドロキシトルエン ‐ ‐ ‐ 0.05 ‐ EDTA 0.05 0.05 0.05 ‐ ‐ クエン酸/シトレート 2.9 2.9 2.9 0.5 ‐ LAS 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ MBAS16.5,1.9 0.5 0.5 0.0 0.5 0.5 C12AS 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ C10AS ‐ ‐ ‐ ‐ 1.7 C12(E)S 0.5 0.5 0.5 ‐ ‐ C12,13E6.5ノニオン系 7.0 7.0 7.0 ‐ ‐ Neodol 23-6.5 ‐ ‐ ‐ 12.0 ‐ Dobanol 23-3 ‐ ‐ ‐ ‐ 1.5 Dobanol 91-10 ‐ ‐ ‐ ‐ 1.6 C25AE1.8S ‐ ‐ ‐ 6.0 ‐ Naパラフィンスルホネート ‐ ‐ ‐ 6.0 ‐ 香料 1.0 1.0 1.0 0.5 0.2 プロパンジオール ‐ ‐ ‐ 1.5 ‐ エトキシル化テトラエチレン ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ ペンタイミン 2‐ブチルオクタノール ‐ ‐ ‐ ‐ 0.5 ヘキシルカルビトール** 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ SCS 1.3 1.3 1.3 ‐ ‐ 右のpHに調整 7〜12 7〜12 7〜12 4 ‐水およびその他 残部100%まで Na4エチレンジアミン二酢酸** ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル
【0186】例22 硬質表面のクリーニングおよび家庭内カビの除去向けの下記スプレー組成物を
本発明に従い調製した: ペクチン酸リアーゼ 0.01 アミラーゼ 0.01 プロテアーゼ 0.01 Naオクチルサルフェート 2.0 Naドデシルサルフェート 3.0 MBAS16.5,1.9 1.0 水酸化Na 0.8 シリケート 0.04 ブチルカルビトール 4.0 香料 0.35水/その他 100%まで ジエチレングリコールモノブチルエーテル
【0187】例23 下記の消毒用組成物を本発明に従い調製した: II III IV 拭取 拭取 スプレー 液体 液体 H22 1.0 1.0 1.5 1.0 1.0 Na四ホウ酸10H2O ‐ ‐ 1.0 ‐ ‐ C10アミンオキシド ‐ ‐ 0.9 0.9 0.9 C12-14アルキルジメチル 0.4 0.4 ‐ ‐ ‐ アミンオキシド MBAS16.5,1.9 0.5 ‐ 0.5 0.5 0.5 C7-10AS ‐ ‐ ‐ 6.0 6.0 C9-11EO10 ‐ ‐ 0.05 ‐ ‐ C8-18脂肪酸 ‐ ‐ 0.1 0.2 0.2 AO ‐ 0.5 ‐ ‐ 0.5 エタノール 9.0 9.0 1.0 2.5 2.5 ベンジルアルコール ‐ ‐ 0.8 ‐ ‐ プロピレンまたはジエチレン 1.0 1.0 1.5 ‐ ‐ グリコールブチルエーテル ポリ(プロピレングリコール) 0.2 0.2 ‐ ‐ ‐ モノブチルエーテル HEDP ‐ ‐ 0.1 ‐ ‐ ブチル化ヒドロキシトルエン 0.01 0.01 0.06 0.03 0.03 サリチル酸 0.03 0.03 ‐ 0.07 0.07 ペクチン酸リアーゼ 0.001 0.001 0.01 0.005 0.005 香料 0.1 0.1 0.3 0.3 0.3 クエン酸 0.7 0.7 ‐ 1.5 1.5 色素 ‐ ‐ ‐ 2.0 2.0 NaOH ‐ ‐ 0.1 ‐ ‐ 水およびその他 残部100%まで
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/34 C11D 1/34 1/52 1/52 1/62 1/62 1/68 1/68 1/75 1/75 1/90 1/90 1/92 1/92 C12N 9/88 C12N 9/88 D06L 1/12 D06L 1/12 (31)優先権主張番号 PCT/US99/00806 (32)優先日 平成11年1月14日(1999.1.14) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 PCT/US99/00790 (32)優先日 平成11年1月14日(1999.1.14) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マイケル、スタンフォード、ショーウェル アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 コンプトン、ロード、685 (72)発明者 ヤン、ツー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ブロムヤード、アベニュ、4348 (72)発明者 ジャン‐リュック、フィリップ、ベティオ ール ベルギー国ベー‐1200、ブリュッセル、ア ブニュ、スレジェ、93 (72)発明者 エリック、シー.ウェルズ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ウェスト、ケンパー、ロード、ナンバー 1601、1440 (72)発明者 ローザ、ラウラ、メーズ アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、イーグル、クリーク、コート、 8815 (72)発明者 アルフレート、ブッシュ ベルギー国ベー‐1840、ロンデルツェー ル、ハンデルスストラート、210 Fターム(参考) 4B050 CC07 LL04 4H003 AB10 AB19 AB21 AB22 AB23 AB27 AB30 AB31 AB34 AB38 AC03 AC05 AC08 AC12 AC14 AC16 AE06 DA01 DA05 DA17 DA19 EA15 EA16 EA20 EA27 EA28 EB08 EB22 EB24 EB32 EB36 EB37 EB42 EC01 EC02 EC03 ED02 EE05 FA04 FA47

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペクチン酸リアーゼ酵素、並びに、中間鎖分岐アニオン性界面活性剤、アミン
    オキシドおよび/またはそれらの混合物からなる群より選択される界面活性剤を
    含有した洗剤組成物であって、 中間鎖分岐アニオン性界面活性剤が下記式を有している: A‐X‐B 上記式中: (I)Aは全部で9〜22、好ましくは12〜約18の炭素を有する疎水性
    中間鎖分岐アルキル部分であって、(1)8〜21炭素原子の範囲にある、‐X
    ‐B部分に結合された最長炭素直鎖;(2)この最長炭素直鎖から分岐する1以
    上のC‐Cアルキル部分を有しており;(3)少くとも1つの分岐アルキル
    部分が、2位炭素(‐X‐B部分に結合された1位炭素(#1)から数える)か
    ら末端炭素−2炭素((ω‐2)位炭素)までの範囲内の位置で、最長炭素直鎖
    の炭素に直接結合されている;および(4)これら化合物が2種以上で存在して
    いるとき、上記式中のA‐X部分における炭素原子の平均総数は、11より大
    きく20まで、好ましくは14.5〜約18、更に好ましくは約15〜約17の
    範囲内である; (II)Bはサルフェート、スルホネート、アミンオキシド、ポリオキシアルキ
    レン、好ましくはポリオキシエチレンおよびポリオキシプロピレン、アルコキシ
    ル化サルフェート、ポリヒドロキシ部分、ホスフェートエステル、グリセロール
    スルホネート、ポリグルコネート、ポリホスフェートエステル、ホスホネート、
    スルホサクシネート、スルホサクシナメート、ポリアルコキシル化カルボキシレ
    ート、グルカミド、タウリネート、サルコシネート、グリシネート、イセチオネ
    ート、ジアルカノールアミド、モノアルカノールアミド、モノアルカノールアミ
    ドサルフェート、ジグリコールアミド、ジグリコールアミドサルフェート、グリ
    セロールエステル、グリセロールエステルサルフェート、グリセロールエーテル
    、グリセロールエーテルサルフェート、ポリグリセロールエーテル、ポリグリセ
    ロールエーテルサルフェート、ソルビタンエステル、ポリアルコキシル化ソルビ
    タンエステル、アンモニオアルカンスルホネート、アミドプロピルベタイン、ア
    ルキル化クアット、アルキル化/ポリヒドロキシアルキル化クアット、アルキル
    化クアット、アルキル化/ポリヒドロキシル化オキシプロピルクアット、イミダ
    ゾリン類、2‐イルサクシネート、スルホン化アルキルエステルおよびスルホン
    化脂肪酸から選択される親水性部分である;および (III)Xは‐CH‐および‐C(O)‐から選択される、洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 中間鎖分岐アニオン性界面活性剤が、A部分が下記式を有する分岐一級アル
    キル部分である前記式のものである: 【化1】 上記において、この式の分岐一級アルキル部分(R、RおよびR分岐を含む
    )における炭素原子の総数は13〜19である;R、RおよびRは各々独立
    して水素およびC‐Cアルキルから選択され、好ましくはメチルであるが、
    但しR、RおよびRがすべて水素であることはなく、zが0であるとき、少
    くともRまたはRは水素ではない;wは0〜13の整数である;xは0〜13
    の整数である;yは0〜13の整数である;zは0〜13の整数である;w+x
    +y+zは7〜13である、請求項1に記載の洗剤組成物。
  3. 【請求項3】 中間鎖分岐アニオン性界面活性剤が下記式のもの: 【化2】 またはその混合物である;上記式中Mは1以上のカチオンを表わす;a、b、d
    およびeは整数であり、a+bは10〜16であり、d+eは8〜14である;
    更に a+b=10のとき、aは2〜9の整数、bは1〜8の整数である; a+b=11のとき、aは2〜10の整数、bは1〜9の整数である; a+b=12のとき、aは2〜11の整数、bは1〜10の整数である; a+b=13のとき、aは2〜12の整数、bは1〜11の整数である; a+b=14のとき、aは2〜13の整数、bは1〜12の整数である; a+b=15のとき、aは2〜14の整数、bは1〜13の整数である; a+b=16のとき、aは2〜15の整数、bは1〜14の整数である; d+e=8のとき、dは2〜7の整数、eは1〜6の整数である; d+e=9のとき、dは2〜8の整数、eは1〜7の整数である; d+e=10のとき、dは2〜9の整数、eは1〜8の整数である; d+e=11のとき、dは2〜10の整数、eは1〜9の整数である; d+e=12のとき、dは2〜11の整数、eは1〜10の整数である; d+e=13のとき、dは2〜12の整数、eは1〜11の整数である; d+e=14のとき、dは2〜13の整数、eは1〜12の整数である; 2種以上のこれらサルフェート界面活性剤が界面活性剤系中に存在するとき、分
    岐一級アルキル部分における炭素原子の平均総数は11〜20、好ましくは14
    .5〜18である、請求項1または2に記載の洗剤組成物。
  4. 【請求項4】 中間鎖分岐アニオン性界面活性剤が炭素原子11〜20、好ましくは16〜1
    8のA‐X部分を有しており、Bがサルフェート基である、請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の洗剤組成物。
  5. 【請求項5】 アミンオキシド界面活性剤が下記式のものである: 【化3】 上記式中Rは約8〜約22の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル
    、アルキルフェニル基またはそれらの混合物である;Rは約2〜約3の炭素原
    子を有するアルキレン、ヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物である;
    xは0〜約3である;各Rは約1〜約3の炭素原子を有するアルキルまたはヒ
    ドロキシアルキル基、あるいは約1〜約3のエチレンオキシド基を有するポリエ
    チレンオキシド基である;R基は、例えば酸素または窒素原子を介して互いに
    結合されて、環構造を形成してもよい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗
    剤組成物。
  6. 【請求項6】 アミンオキシド界面活性剤がC10‐C18アルキルジメチルアミンオキシド
    、C‐C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドおよび/ま
    たはそれらの混合物から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗剤
    組成物。
  7. 【請求項7】 アミンオキシド界面活性剤が全組成物の0.2〜15重量%、好ましくは1〜
    10%、更に好ましくは5%以下のレベルで含有されている、請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の洗剤組成物。
  8. 【請求項8】 中間鎖分岐アニオン性界面活性剤が全組成物の0.1〜50重量%、好ましく
    は0.5〜40%、更に好ましくは1〜35%のレベルで含有されている、請求
    項1〜7のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  9. 【請求項9】 ペクチン酸リアーゼが全組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.0
    005〜0.5%、更に好ましくは0.001〜0.02%の純粋酵素レベルで
    存在している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  10. 【請求項10】 ペクチンリアーゼ酵素を更に含有している、請求項1〜9のいずれか一項に記
    載の洗剤組成物。
  11. 【請求項11】 優れたクリーニング性能のために、請求項1〜10のいずれか一項に記載され
    た洗剤組成物で布帛、皿類または硬質表面をクリーニングする方法。
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