JP2002513565A - 修飾セルラーゼを含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物 - Google Patents

修飾セルラーゼを含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物

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JP2002513565A JP2000547216A JP2000547216A JP2002513565A JP 2002513565 A JP2002513565 A JP 2002513565A JP 2000547216 A JP2000547216 A JP 2000547216A JP 2000547216 A JP2000547216 A JP 2000547216A JP 2002513565 A JP2002513565 A JP 2002513565A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、修飾酵素、並びにこの修飾酵素を含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物に関する。この修飾酵素は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結された、セルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列から構成されている。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら、しみ抜きおよび白さ維持を含めた優れた全体的クリーニングを行う。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら、毛玉防止、毛玉取り、カラーアピアランス、布帛柔軟性および布帛耐すり切れ性質および効果を含めた布帛ケアを更に施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結され
た、セルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素
を含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】
洗剤組成物は、現在では、活性成分および特にセルラーゼのような洗剤酵素の
複雑な組合せからなる。
【0003】 セルラーゼの活性は、セルロース繊維または基質がセルラーゼにより攻撃され
るというものであって、セルラーゼの具体的機能に依存しており、それにはエン
ド‐またはエキソ‐セルラーゼおよび各々のヘミセルラーゼがある。セルロース
構造は、それより小さくて、そのためそれより可溶性または分散性のフラクショ
ンに解重合または開裂される。特に布帛に対するこの活性は、クリーニング、再
生、柔軟化、および布帛構造への一般的に改善された手触り特徴をもたらす。こ
れは、繊維の主鎖が滑らかになり、毛玉形成に使われにくく、他の繊維とからま
りにくく、その光反射および放射で光散乱しにくくなるような、繊維の表面から
小繊維の開裂の結果であると以前は考えられていた。
【0004】 特定セルラーゼ組成物の活性について、同様の効果のためにより少ない使用量
または短い暴露時間ですむような改善がずっと行われてきた。洗剤分野において
、典型的な洗剤洗浄環境で働くセルラーゼは、洗浄サイクルの終了前に望ましい
セルラーゼ性能に達するような活性で利用されている。しかしながら、セルラー
ゼは望まれた性能を発揮した後にも反応し続けるため、セルロースの開裂は続く
ことになる。したがって、引張強度ロスの潜在的リスクがある。しかしながら、
布帛の引張強度ロスは使用/着用による機械的作用の不可避的な結果でもあり、
特に布帛に金属化合物が混在していれば、更に洗濯プロセスで漂白成分によるダ
メージも原因となるうることに留意すべきである。
【0005】 セルラーゼEGIは、高い酵素濃度でも、布帛へのいかなるネガティブなイン
パクトもなしに、クリーニング効果を発揮することが知られている。 本発明の主目的は、しみ抜きおよび白さ維持を含めた優れた全体的クリーニン
グを行いながら、布帛へのいかなるネガティブな作用も防げる、洗濯洗剤および
/または布帛ケア組成物を処方することである。本発明の別な目的は、毛玉防止
、毛玉取り、カラーアピアランス(colour appearance)、布帛柔軟性および布帛
耐すり切れ性質および効果を含めた布帛ケアを施しながら、布帛へのいかなるネ
ガティブな作用も防げる、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物を処方するこ
とである。
【0006】 上記の目的は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結
された、セルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾
酵素を含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物を処方することにより
満たされた。
【0007】 WO91/10732は、Bacillus spp.NICMB 40250の株により産生されて、
セルラーゼ活性を示す酵素、特に75、56または45kD分子量エンドグルカ
ナーゼ、あるいは例えば洗剤適用向けに高い比活性で特徴づけられて、柔軟性、
汚れ除去および色鮮明化をもたらす酵素について開示している。上記エンドグル
カナーゼから誘導されるコア領域を別なセルラーゼ酵素から誘導されるCBDと
組み合わせた、または別なセルラーゼ酵素から誘導されるコア領域を上記エンド
グルカナーゼから誘導されるCBDと組み合わせた、セルラーゼ酵素の新規誘導
体が、改善された結合性質を有するセルラーゼ酵素を構築するために、そこでは
考えられている。
【0008】 WO94/07998は、CBD、触媒活性ドメイン(CAD)およびCBD
をそのCADに連結させる領域からなる、ファミリー45に分類されたセルラー
ゼのセルラーゼ変種について記載しており、そこでは1以上のアミノ酸残基が付
加、欠損または置換されており、および/または別のCBDがCADの反対端に
付加されている。これらの酵素はアルカリ活性、ざらつき減少、洗剤成分との適
合性、粒状汚れ除去、色鮮明化、けば取り、毛玉取り、ざらつき減少、アニオン
性界面活性剤およびペルオキシダーゼ漂白系への感受性のような改善された性質
を有しており、洗剤組成物で有用である。
【0009】 WO95/16782は、Trichoderma longibrachiatumにおける新規端部切
取りセルラーゼタンパク質またはその誘導体のクローニングおよび高レベル発現
に関する。異なるコア領域といくつかのCBDとの組合せは繊維/布帛関連で記
載されている。
【0010】 例えばセルラーゼタンパク質分子の分子量または見掛けサイズを増すか、ある
いはセルラーゼを不溶化または固定化することにより、移動性を減少させたセル
ラーゼを含有するセルロース分解酵素製品が、WO97/01629で開示され
ている。セルラーゼ成分の移動性は、例えば現存するまたは新たに導入されたC
BDを介した、不溶性または可溶性キャリアへの吸着により減少させてもよい。
【0011】 しかしながら、これら文献ではいずれも、布帛へのネガティブなインパクトの
ない改善されたクリーニング効果のために、セルロース結合ドメインを含むアミ
ノ酸配列に連結されたセルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列から構
成される修飾酵素を含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物について
開示していないのである。
【0012】
【発明の要旨】
本発明は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結され
た、セルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素
に関する。本発明はその修飾酵素を含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組
成物にも更に関する。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も
防ぎながら、しみ抜きおよび白さ維持を含めた優れた全体的クリーニングを行う
。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら、毛玉防
止、毛玉取り、カラーアピアランス、布帛柔軟性および布帛耐すり切れ性質およ
び効果を含めた布帛ケアを更に施す。
【0013】 第三の態様において、本発明は、クリーニングおよび/または布帛ケアのため
の、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物の使用に関する。
【0014】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、好ましくは、カチオン性
界面活性剤、タンパク質分解酵素、漂白剤、ビルダー、特にゼオライトAおよび
トリポリリン酸ナトリウム、および/またはクレーから選択される洗剤成分を更
に含んでいる。
【0015】
【発明の具体的な説明】
本発明は、セルロース結合ドメインを含むアミノ酸配列に連結された、セルロ
ース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素、並びにこ
の修飾酵素を含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物に関する。
【0016】 セルロース分解酵素 本発明のセルロース分解酵素は、415アミノ酸残基を含み、分子量約50k
Daおよび等電点pI 5.5を有し、セルロース結合ドメインを含まないこと
で特徴づけられる、Humicola insolensまたはTrichoderma reseiから誘導される
セルラーゼEGIであるが、他の真菌および細菌もこのエンドグルカナーゼを産
生するために使える。セルラーゼEGIは、カルボキシメチルセルロース(CM
C)に対する作用を有しているが、細菌微結晶セルロース(BMCC)に対する
活性は有していない。セルラーゼEGIの酵素作用は、セルロースの加水分解か
らグルコース単位およびセロビオースの形成をもたらす。上記のセルラーゼEG
IはNovo Nordisk A/Sから商品名”Endolase”で販売されている。図1はEGI
のアミノ酸配列を示している。
【0017】 セルラーゼEGIは、高い酵素濃度でも、布帛へのいかなるネガティブなイン
パクトもなしに、毛玉取り性能を含めたクリーニング効果を本質的に発揮する。
セルラーゼEGIのクリーニング性能は、その酵素へのセルロース結合ドメイン
の付加により実質的に高められることが、意外にもわかった。理論に拘束される
ことなく、CBDがセルラーゼEGIを布帛に直接向けることで、布帛上の酵素
濃度をその酵素が有効となるところまで増加させている、と考えられる。実際に
、この酵素はセルロース布帛またはテクスタイルと結合する上で(未修飾酵素と
比較して)高い親和性を有するように修飾されているため、その修飾酵素は布帛
とより近いおよび/またはより持続的な接触を行えると考えられている。 上記の修飾セルロース分解酵素は、洗剤組成物の0.0001〜2重量%、更
に好ましくは0.0001〜0.5%、最も好ましくは0.0005〜0.1%
の純粋修飾酵素レベルで、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に通常配合
される。
【0018】 上記の酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適
切な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄
養性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製ま
たは非精製形のこれら酵素も用いてよい。現在では、本発明の洗濯洗剤および/
または布帛ケア組成物で性能効力を最大にさせるため、タンパク質/遺伝子工学
技術により野生型酵素を修飾することが慣例的である。例えば、変種はこのよう
な組成物の常用成分に対する酵素の適合性が増すようにデザインされる。一方、
酵素変種の至適pH、ブリーチまたはキラント安定性、触媒活性などが特定のク
リーニング用途と合うように調整されるよう、変種をデザインしてもよい。
【0019】 特に、ブリーチ安定性の面では酸化されやすいアミノ酸について、および界面
活性剤適合性の面では表面電荷について、注意が払われるべきである。このよう
な酵素の等電点は一部の荷電アミノ酸の置換により修正してもよく、例えば等電
点の増加はアニオン性界面活性剤との適合性を改善する上で役立つ。酵素の安定
性は、例えば追加の塩橋を形成させ、金属結合部位を補強してキラント安定性を
増すことにより、更に高められる。
【0020】 問題とされる触媒活性アミノ酸配列は、問題とされる成熟酵素の全アミノ酸配
列の全部‐または実質的に全部‐を含むかまたはからなるか、あるいは全配列と
実質的に同様の触媒(酵素)性質を留めた全配列の一部からなる。
【0021】 問題とされるタイプの修飾酵素(酵素ハイブリッド)並びにその製造および精
製に関する詳細な記載は、当業界で公知である〔例えば、WO90/00609
、WO94/24158およびWO95/16782、並びにGreenwood et al.
,Biotechnology and Bioengineering,44(1994)pp.1295-1305参照〕。酵素ハイブ
リッドの製法はWO91/10732で記載されており、そこではBacillus NIC
B 40250エンドグルカナーゼから誘導されるコア領域を別なセルラーゼ酵素から
誘導されるCBDと組み合わせた、または別なセルラーゼ酵素から誘導されるコ
ア領域をBacillus NICB 40250エンドグルカナーゼから誘導されるCBDと組み
合わせた、セルラーゼ酵素の新規誘導体が構築されている。WO95/1678
2は、Trichoderma longibrachiatumにおける、異なるコア領域といくつかのC
BDとの組合せ、およびこれら新規端部切取りセルラーゼタンパク質またはその
誘導体のクローニングおよび高レベル発現について記載している。
【0022】 それらは、例えば、対象の酵素をコードするDNA配列に、リンカーでまたは
それなしで連結された、セルロース結合ドメインについてコードするDNAの断
片から少くとも構成されるDNA構築体を宿主細胞中に導入し、形質転換された
宿主細胞を増殖させて、融合遺伝子を発現させることにより製造される。こうし
て得られる‐当業界では“融合タンパク質”とよく称される‐限定されないが、
1つの関連したタイプの組換え産物(酵素ハイブリッド)は、下記一般式のうち
1つで記載される: A‐CBD‐MR‐X‐B A‐X‐MR‐CBD‐B 文字式において、CBDは少くともセルロース結合ドメイン(CBD)自体を含
んだアミノ酸配列である; MR(中間領域;連結領域)は結合でも、または1〜約100のアミノ酸残基、
特に2〜40のアミノ酸残基、例えば2〜15のアミノ酸残基からなる連結基で
もよい。MRは、原則として、代わりに非アミノ酸リンカーであってもよい(下
記参照)。 Xは、EGIセルロース分解酵素をコードするDNA配列によりコードされるポ
リペプチドのアミノ酸残基の上記された触媒(酵素)活性配列を含んだアミノ酸
配列である。 部分AおよびBは独立して任意である。存在するとき、部分AまたはBはCBD
またはX部分の末端伸長部分を構成しており、1以上のアミノ酸残基を通常含ん
でいる。
【0023】 そのため、特に、問題とされるタイプの酵素ハイブリッドにおけるCBDが酵
素ハイブリッドのC末端、N末端または内側に位置していることは、上記から明
らかであろう。同様に、問題とされるタイプの酵素ハイブリッドにおけるX部分
も酵素ハイブリッドのN末端、C末端または内側に位置している。
【0024】 本発明の関連で対象の酵素ハイブリッドには、例えば2以上のCBDが互いに
直接連結されるか、またはスペーサーもしくはリンカー配列(適切な長さのアミ
ノ酸残基の配列から典型的になる)で互いに離されるように、2以上のCBDを
もった酵素ハイブリッドがある。問題とされるタイプの酵素ハイブリッドにおけ
る2つのCBDは、例えば、上記のように‐MR‐X‐部分で互いに離されてい
てもよい。1以上のセルロース結合ドメインを、セルラーゼコア領域のN末端お
よび/またはC末端部分に連結させてもよい。CBDのいかなる部分も選択、修
飾、端部切取りなどしうる。
【0025】 好ましくは、タンパク質分解に対する安定性に関して、問題とされるタイプの
酵素ハイブリッドの構築で注意が払われる。2およびマルチドメインタンパク質
は、そのドメインをつなぐリンカー領域のタンパク質分解開裂を特にうけやすい
。このような開裂を起こすプロテアーゼには、例えば、広い基質特異性をよく示
すことが知られたズブチリシンがある〔例えば、Gron et al.,Biochemistry,31(
1992),pp.6011-6018;Teplyakov et al.,Protein Engineering,5(1992),pp.413-
420参照〕。真核生物におけるリンカー残基のグリコシル化は、タンパク質分解
を防ぐ1つの自然法である。もう1つは、周辺プロテアーゼに好まれにくいアミ
ノ酸を用いることである。そのリンカーの長さは、プロテアーゼによるアクセス
性に関連した役割も果たす。どの“解決策”が最適であるかは、酵素ハイブリッ
ドが機能するはずの環境に依存している。新たな酵素ハイブリッド分子を構築す
るときには、好ましくはリンカー安定性に注意が払われる。
【0026】プラスミド 2以上のポリペプチドの断片から誘導されるアミノ酸配列を有した融合タンパ
ク質を発現させられるプラスミドの製法は、当業界で周知である(例えば、WO
90/00609およびWO95/16782参照)。発現カセットは適切な細
胞宿主でエピソーム維持のために複製系内に導入しても、または複製系なしで供
して、それを宿主ゲノム中に組み込んでもよい。そのDNAは、形質転換、マイ
クロインジェクションなどのような公知の技術に従い、宿主中に導入してもよい
【0027】 融合遺伝子が適切な宿主中に導入されたら、その宿主は融合遺伝子を発現させ
るために増殖させられる。通常、融合遺伝子の分泌を行わせるシグナル配列を加
えることが更に望まれる。有用な遺伝子の典型例は: 1) シグナル配列‐(プロペプチド)‐炭水化物結合ドメイン‐リンカー‐
対象の酵素配列、または 2) シグナル配列‐(プロペプチド)‐対象の酵素配列‐リンカー‐炭水化
物結合ドメイン であって、上記においてプロペプチド配列は通常5〜100、例えば5〜25の
アミノ酸残基を含んでいる。組換え産物はグリコシル化しても、または非グリコ
シル化でもよい。
【0028】 セルロース結合ドメイン(CBD) 本関係において、“CBDを含むアミノ酸配列、セルロース結合ドメインまた
はCBD”という用語は、セルロース基質へセルラーゼを結合させられるアミノ
酸配列を示した意味である(例えば、P.Kraulis et al.,Determination of the
three-dimensional structure of the C terminal domain of cellobiohydrolas
e I from Trichoderma reesei.A study using nuclear magnetic resonance and
hybrid distance geometry-dynamically simulated annealing(Trichoderma r
eesei由来セロビオヒドロラーゼIのC末端ドメインの三次元構造の決定.核磁
気共鳴およびハイブリッドディスタンスジオメトリー‐動的シミュレート化アニ
ーリングを用いた研究).Biochemistry,28:7241-7257,1989で記載のとおり)。
セルロース結合ドメインの分類および性質はP.Tomme et al.,the symposium “E
nzymatic degradation of insoluble polysaccharides”(不溶性多糖類の酵素
分解)(ACS Symposium Series 618,edited by J.N.Saddler and M.H.Penner,ACS
,1995)で示されている。
【0029】 セルロース結合(および他の炭水化物結合)ドメインは、基質加水分解向け活
性部位を含む触媒ドメインおよび問題とされる炭水化物基質への結合向け炭水化
物結合ドメインから典型的に構成される、特に加水分解酵素(ヒドロラーゼ)に
おいて、2以上のポリペプチドアミノ酸配列領域からなる大きなポリペプチドま
たはタンパク質の内在性部分として存在するポリペプチドアミノ酸配列である。
このような酵素は2以上の触媒ドメインと1,2または3つの炭水化物結合ドメ
インとを含み、更にそれらは炭水化物結合ドメインを触媒ドメインと連結させる
1以上のポリペプチドアミノ酸配列領域を含むことがあり、後者のタイプの領域
は通常“リンカー”と称される。
【0030】 セルロース結合ドメインを有する加水分解酵素の例はセルラーゼ、キシラナー
ゼ、マンナナーゼ、アラビノフラノシダーゼ、アセチルエステラーゼおよびキチ
ナーゼである。“セルロース結合ドメイン”は藻類、例えば紅藻Porphyra purpu
reaにおいて非加水分解性多糖結合タンパク質の形でもみられる〔P.Tomme et al
.,Cellulose-binding domains - Classification and Properties in Enzymatic Degradation of Insoluble Carbohydrates (セルロース結合ドメイン‐不溶性
炭水化物の酵素分解における分類および性質),John N.Saddler and Michael H.
Penner (Eds.),ACS Symposium Series,No.618(1996)参照〕。しかしながら、(
“セルロース結合ドメイン”としてP.Tomme et al.(前掲)により分類および言
及された)公知CBDのほとんどはセルラーゼおよびキシラナーゼに由来してい
る。
【0031】 本関係において、“セルロース結合ドメイン”という用語は後者の文献(P.To
mme et al.,前掲)と同様に理解されるような意味である。P.Tommeらの文献では
120以上の“セルロース結合ドメイン”を10ファミリー(I〜X)に分類し
ており、それは基質結合のメカニズムに関して異なる機能または役割を有するこ
とがある。しかしながら、新たなファミリー例および追加ファミリーは将来に現
れるであろうと予想される。
【0032】 CBDが存在するタンパク質/ポリペプチド(例えば、酵素、典型的にはセル
ラーゼのような加水分解酵素)において、CBDはNおよびC末端にあるか、ま
たは内部にある。 CBD自体を構成するポリペプチドまたはタンパク質(例えば、加水分解酵素
)の部分は、典型的には約30以上で約250未満のアミノ酸残基からなる。例
えば、P.Tomme et al(前掲)でファミリーIに掲載および分類されたCBDは
33〜37アミノ酸残基からなり、ファミリーIIaに掲載および分類されたもの
は95〜108アミノ酸残基からなり、ファミリーVIに掲載および分類されたも
のは85〜92アミノ酸残基からなるが、ファミリーVIIに掲載および分類され
た(Clostridium thermocellum由来セルラーゼから誘導される)1つのCBDは
240アミノ酸残基からなる。したがって、CBD自体を構成するアミノ酸配列
の分子量は、典型的には約4〜約40kDの範囲、通常約35kD以下である。
【0033】 セルロース結合ドメインは、H.Stalbrand et al.,Applied and Environmental
Microbiology,Mar.1995,pp.1090-1097;E.Brun et al.,(1995) Eur.J.Biochem.
231,pp.142-148;J.B.Coutinho et al.,(1992) Molecular Microbiology,6(9),p
p.1243-1252で記載されたような組換え技術で作製できる。
【0034】 例えばセルラーゼのセルロース結合ドメインを単離するために、いくつかの遺
伝子工学アプローチが使える。1つの方法では制限酵素を用いて遺伝子の一部を
除去し、次いで残りの遺伝子‐ベクター断片をフレーム内で融合させて、特定遺
伝子断片について端部切取りされたタンパク質をコードする変異遺伝子を得る。
もう1つの方法では、DNAの5′および3′末端から外側でまたは遺伝子内の
制限ギャップから内側でヌクレオチドを系統的に欠損させるために、Ba131
のようなエキソヌクレアーゼの使用を伴う。これらの遺伝子欠損法では短縮遺伝
子分子をコードした変異遺伝子をもたらし、その発現産物が基質結合(例えば、
セルロース結合)能力について評価される。結合能力を評価する上で適した基質
にはセルロース物質、例えばAvicelTMおよびコットン繊維がある。他の物質には
、問題とされるタンパク質のポリペプチド鎖の残部からCBD、例えば末端CB
Dを開裂させうる選択的なまたは特定のプロテアーゼの使用がある。
【0035】 (上記で)既に示されたように、基質結合(炭水化物結合)領域をコードする
ヌクレオチド配列がcDNAまたは染色体DNAとして同定されると、それは対
象の酵素または酵素活性アミノ酸配列をコードするDNA配列にそれを融合させ
るために様々な手法で操作される。炭水化物結合アミノ酸配列をコードするDN
A断片および対象の酵素または酵素活性アミノ酸配列をコードするDNA配列は
、次いでリンカーでまたはそれなしで連結される。次いで、得られた連結DNA
は発現を行わせるために様々な手法で操作される。好ましい微生物発現宿主には
、あるAspergillus種(例えば、A.nigerまたA.oryzae)、Bacillus種、およびEs
cherichia coli またはSaccharomyces cerevisiaeのような生物がある。
【0036】 本発明の目的にとり好ましいCBDは、Trichoderma reeseiからのCBD C
BHII、Cellulomonas fimiからのCBD CenC、CenAおよびCex、T
richoderma reeseiからのCBD CBHI、Clostridium cellulovoransからの
CBD Cellulozome、Thermonospora fuscaからのCBD E3、Clostridium s
tecorarium(NCIMB11754)XynAからのCBDダイマー、Bacillus agaradheren
s(NCIMB40482)からのCBD、および/またはHumicola insolensからのCBDフ
ァミリー45からなる群より選択される。本発明の目的にとり更に好ましいCB
Dは、Cellulomonas fimiからのCBD CenC、Clostridium cellulovorans
からのCBD Cellulozomeおよび/またはNovo Nordisk A/Sから商品名“Carezy
me”で販売されている真菌Humicola insolensセルラーゼ由来のCBDである。C
arezymeは、約43kDaの分子量を有して、セルロース分解活性を示す、Humic
ola insolens DSM1800に由来したファミリー45のエンドグルカナーゼ
である。
【0037】 連結領域 “リンカー”、“連結領域”または“中間領域‐MR”という用語は、CBD
に隣接して、セルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列にそれをつなげ
る領域を示す意味である。存在するとき、この連結は化学的にまたは組換え技術
により行える。
【0038】 異なる起源のCBDを有した酵素の発現について記載する組換え技術の例は、
S.Karita et al.,(1996) Journal of Fermentation and Bioengineering,Vol.81
,No.6,pp.553-556で記載されている。好ましい連結領域はアミノ酸連結領域(ペ
プチド)であって、その一部例はN,R.Gilkes et al.,Microbiol.Rev.55,1991,pp
.303-315で記載されている。連結領域は1〜約100のアミノ酸残基、特に2〜
40のアミノ酸残基、例えば2〜15のアミノ酸残基からなる。上記のように、
周辺プロテアーゼに好まれにくいアミノ酸を用いることが好ましい。適切なアミ
ノ酸連結領域は、Humicola insolensファミリー45セルラーゼリンカー、Klebs
iella pneumoniaeのNifA遺伝子-CiPリンカー、E.coli OmpA遺伝子-
CiPリンカー、E3セルラーゼThermonospora fuscaリンカーおよびCenA
セルラーゼリンカー、好ましくはHumicola insolensファミリー45セルラーゼ
リンカーおよびE3セルラーゼThermonospora fuscaリンカーである。
【0039】 “非アミノ酸”と称される非アミノ酸/タンパク質化合物も、CBDへの触媒
活性アミノ酸配列の連結に使える: 1)適切な非アミノ酸連結領域は、1996年1月のShearwater polymers,Inc.
カタログで記載されたポリエチレングリコール誘導体、例えば求核性PEG、カ
ルボキシルPEG、求電子活性化PEG、スルフヒドリル選択的PEG、ヘテロ
官能性PEG、ビオチンPEG、ビニル誘導体、PEGシランおよびPEGリン
脂質である。特に、適切な非アミノ酸連結領域は、ヘテロ官能性PEG、Shearw
aterからの(X‐PEG‐Y)ポリマー、例えばPEG(NPC)2、PEG‐
(NH2)2、t‐BOC‐NH‐PEG‐NH2、t‐BOC‐NH‐PEG
‐CO2NHS、OH‐PEG‐NH‐tBOC、FMOC‐NH‐PEG‐C
O2NHSまたはPEG(NPC)、SigmaからのMW3400、Aldrichから
の水中グルタルジアルデヒド50wt%溶液、Sigmaからのジサクシニミジルス
ベレート(DSS)、Sigmaからのγ‐マレイミド酪酸N‐ヒドロキシサクシン
イミドエステル(GMBS)、Sigmaからの1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)およびSigmaからのジメチルス
ベリミデート塩酸塩(DMS)である。 2)他の適切な非アミノ酸連結領域は、1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド、N‐エチル‐5‐フェニルイソキサゾリウム‐3‐
スルホネート、1‐シクロヘキシル‐3‐(2‐モルホリノエチル)カルボジド
メト‐p‐トルエンスルホネート、N‐エトキシカルボニル‐2‐エトキシ‐1
,2‐ジヒドロキノリンまたはグルタルアルデヒドである。 3)Pierce Companyの1999/2000Pierce Products Catalogueで“架橋
試薬”の見出しで記載されたクロスリンカー:SMPH、SMCC、LC‐SM
CC化合物、好ましくはSulfo-KMUS化合物も適切である。 好ましい化学連結領域は、ShearwaterからのPEG(NPC)2、(NH2)
2‐PEG、t‐BOC‐NH‐PEG‐NH2、MAL‐PEG‐NHS、V
S‐PEG‐NHSポリマーおよび/またはPierceからのSulfo-KMUS化合物
である。
【0040】洗剤成分 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、少くとも1種の追加洗剤
および/または布帛ケア成分を含まねばならない。これら追加成分の性質そのも
の、およびその配合レベルは、組成物の物理的形態、およびそれが用いられるク
リーニング操作の性質に依存する。 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、好ましくは、カチオン性
界面活性剤、タンパク質分解酵素、漂白剤、ビルダー、特にゼオライトAおよび
トリポリリン酸ナトリウム、および/またはクレーから選択される洗剤成分を更
に含む。これらの洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、布帛へのいかなる
ネガティブな作用も防ぎながら、しみ抜きおよび白さ維持を含めて改善された全
体的クリーニングを行える。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな
作用も防ぎながら、毛玉防止、毛玉取り、カラーアピアランス、布帛柔軟性およ
び布帛耐すり切れ性質および効果を含めて改善された布帛ケアを更に施す。
【0041】 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物には、液体、ペースト、
ゲル、固形石鹸、錠剤、スプレー、フォーム、粉末または顆粒形態がある。顆粒
組成物は“コンパクト”形態でもよく、液体組成物は“濃縮”形態でもよい。
【0042】 本発明の組成物は、例えば、手および機械洗濯洗剤組成物、例えば洗濯液添加
組成物および汚れた布帛の浸漬および/または前処理向けに適した組成物、すす
ぎ液添加布帛柔軟剤組成物として処方してよい。布帛の前または後処理物には、
ゲル、スプレーおよび液体布帛ケア組成物がある。柔軟剤の存在下または不在下
におけるすすぎサイクルも考えられる。
【0043】 洗濯機洗浄法で使用に適した組成物として処方されるとき、本発明の組成物は
、好ましくは、界面活性剤およびビルダー化合物の双方と、好ましくは有機ポリ
マー化合物、漂白剤、追加酵素、起泡抑制剤、分散剤、ライムソープ分散剤、汚
れ懸濁および再付着防止剤、および腐食抑制剤から選択される1種以上の洗剤成
分を更に含有している。洗濯組成物は追加洗剤成分として柔軟剤も含有すること
ができる。
【0044】 本発明の組成物は、固体または液体形態で洗剤添加製品としても使える。この
ような添加製品は慣用的洗剤組成物の性能を補強または増強させるためにある。 必要であれば、本洗濯洗剤組成物の密度は20℃で測定された組成物で400
〜1200g/L、好ましくは600〜950g/Lである。
【0045】 本組成物の“コンパクト”形態は、密度と、組成面では無機フィラー塩の量で
最もよく反映される;無機フィラー塩は粉末形態をした洗剤組成物の慣用成分で
ある;慣用的な洗剤組成物では、フィラー塩は実質量、典型的には全組成物の1
7〜35重量%で存在する。コンパクト組成物では、フィラー塩は全組成物の1
5重量%を超えない、好ましくは組成物の10%を超えない、最も好ましくは5
%を超えない量で存在する。本組成物で意味されるような無機フィラー塩は、サ
ルフェートおよびクロリドのアルカリおよびアルカリ土類金属塩から選択される
。好ましいフィラー塩は硫酸ナトリウムである。
【0046】 本発明による液体洗剤組成物は“濃縮形態”でもよく、このような場合に、本
発明による液体洗剤組成物は慣用的な液体洗剤と比較して少量の水を含有してい
る。典型的には、濃縮液体洗剤の水分は、好ましくは洗剤組成物の40重量%未
満、更に好ましくは30%未満、最も好ましくは20%未満である。
【0047】 界面活性剤系 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、界面活性剤がノニオ
ン性および/またはアニオン性および/またはカチオン性および/または両性お
よび/または双極性および/または半極性界面活性剤から選択できる、界面活性
剤系を含んでいる。カチオン性界面活性剤を更に含有した本発明の洗濯洗剤およ
び/または布帛ケア組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら
、しみ抜きおよび白さ維持を含めて改善された全体的クリーニングを行えること
が、意外にもわかった。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用
も防ぎながら、毛玉防止、毛玉取り、カラーアピアランス、布帛柔軟性および布
帛耐すり切れ性質および効果を含めて改善された布帛ケアを更に施す。
【0048】 界面活性剤は典型的には0.1〜60重量%のレベルで存在する。更に好まし
い配合レベルは、本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物の1〜3
5重量%、最も好ましくは1〜30重量%である。
【0049】 界面活性剤は、好ましくは、組成物中に存在する酵素成分と適合するように処
方される。液体またはゲル組成物では、界面活性剤は、これらの組成物中で酵素
の安定性を促すか、またはそれを少くとも分解しないように処方されることが、
最も好ましい。
【0050】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用に適したカチオン性洗
浄界面活性剤は、1つの長鎖ヒドロカルビル基を有するものである。このような
カチオン性界面活性剤の例には、アンモニウム界面活性剤、例えばアルキルトリ
メチルアンモニウムハロゲナイド、および下記式を有する界面活性剤がある: 〔R(OR〕〔R(OR 上記式中Rはアルキル鎖中に約8〜約18の炭素原子を有するアルキルまたは
アルキルベンジル基である;各Rは‐CHCH‐、‐CHCH(CH )‐、‐CHCH(CHOH)‐、‐CHCHCH‐およびそれらの
混合物からなる群より選択される;各RはC‐Cアルキル、C‐C
ドロキシアルキル、2つのR基を連結して形成されたベンジル環構造体、‐C
CHOH‐CHOHCORCHOHCHOH(Rは約1000以下の
分子量を有するヘキソースまたはヘキソースポリマーである)、およびyが0で
ないとき水素からなる群より選択される;RはRと同様であるか、またはR +Rの炭素原子の総数が約18以下となるアルキル鎖である;各yは0〜約
10であって、y値の合計は0〜約15である;Xはいずれか適合しうるアニオ
ンである。
【0051】 本発明に適した四級アンモニウム界面活性剤は下記式(I)を有している:
【化1】 式I 上記式中Rは短鎖長アルキル(C‐C10)または下記式(II)のアルキル
アミドアルキルである:
【化2】 式II (yは2〜4、好ましくは3である); 上記式中RはHまたはC‐Cアルキルである; 上記式中xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0である; 上記式中R、RおよびRは同一であるかまたは異なっており、短鎖アルキ
ル(C‐C)または下記式IIIのアルコキシル化アルキルである;
【化3】 式III (RはC‐Cであり、zは1または2である) 上記式中Xは対イオン、好ましくはハライド、例えばクロリドまたはメチル硫
酸イオンである。
【0052】 好ましい四級アンモニウム界面活性剤は、RがC、C10またはそれらの
混合物、x=0、R、R=CHおよびR=CHCHOHである、式
Iで定義されたようなものである。
【0053】 高度に好ましいカチオン性界面活性剤は、下記式を有した、本組成物で有用な
水溶性四級アンモニウム化合物である: R (i) 上記式中RはC‐C16アルキルであり、R、RおよびRの各々は独
立してC‐Cアルキル、C‐Cヒドロキシアルキル、ベンジルおよび‐
(C40H(xは2〜5の値を有する)であり、Xはアニオンである。
、RまたはRのうち1以下はベンジルでなければならない。 Rにとり好ましいアルキル鎖長はC12‐C15であり、特にそのアルキル
基はココナツまたはパーム核脂肪から誘導される鎖長の混合物であるか、あるい
はオレフィンビルドアップまたはオキソアルコール合成により合成で誘導される
。R、RおよびRにとり好ましい基はメチルおよびヒドロキシエチル基で
あり、アニオンXはハライド、メト硫酸、酢酸およびリン酸イオンから選択され
る。
【0054】 ここで使用に適した式(i)の四級アンモニウム化合物の例は以下である: ココナツトリメチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド デシルトリエチルアンモニウムクロリド デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド C12-15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ココナツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドまたはブロミド ラウリルジメチル(エテノキシ)アンモニウムクロリドまたはブロミド コリンエステル(RがCH‐CH‐O‐C(=O)‐C12-14アルキルで
あり、R、R、Rがメチルである、式(i)の化合物) ジアルキルイミダゾリン(式(i)の化合物)
【0055】 ここで有用な他のカチオン性界面活性剤は、1980年10月14日付で発行
されたCambreのUS特許4,228,044および欧州特許出願EP000,2
24でも記載されている。
【0056】 典型的なカチオン性布帛柔軟化成分には非水溶性四級アンモニウム布帛柔軟化
活性剤またはそれらに相当するアミン前駆体があり、ジ長鎖アルキルアンモニウ
ムクロリドまたはメチルサルフェートが最も常用されている。 これらの中で好ましいカチオン性柔軟剤には以下がある: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC) 2)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロリド 3)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルサルフェート 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド 9)水素添加タロートリメチルアンモニウムクロリド 10)C12-14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド 11)C12-18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (DSOEDMAC) 13)ジ(タローオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド 14)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート 15)1‐(2‐タローイルアミドエチル)‐2‐タローイルイミダゾリニウム メチルサルフェート
【0057】 生分解性四級アンモニウム化合物が、伝統的に用いられているジ長鎖アルキル
アンモニウムクロリドおよびメチルサルフェートの代わりとして提供されている
。このような四級アンモニウム化合物は、カルボキシ基のような官能基を介在さ
せた長鎖アルキル(アルケニル)基を有している。上記物質およびそれらを含有
した布帛柔軟化組成物は、EP‐A‐0,040,562およびEP‐A‐0,
239,910のような多数の文献で開示されている。
【0058】 四級アンモニウム化合物およびそのアミン前駆体は、下記式(I)または(II
)を有している:
【化4】 上記式中Qは‐O‐C(O)‐、‐C(O)‐O‐、‐O‐C(O)‐O‐、 ‐NR‐C(O)‐、‐C(O)‐NR‐から選択される; Rは(CH‐Q‐TまたはTである; Rは(CH‐Q‐TまたはT、あるいはRである; RはC‐Cアルキル、C‐CヒドロキシアルキルまたはHである; RはH、C‐CアルキルまたはC‐Cヒドロキシアルキルである; T、T、T、T、Tは独立してC11‐C22アルキルまたはアルケ
ニルである; nおよびmは1〜4の整数である;および Xは柔軟剤適合性アニオンである。 柔軟剤適合性アニオンの非制限例にはクロリドまたはメチルサルフェートがあ
る。
【0059】 アルキルまたはアルケニル鎖T、T、T、T、Tは、少くとも11
の炭素原子、好ましくは少くとも16の炭素原子を有していなければならない。
その鎖は直鎖でもまたは分岐でもよい。 獣脂は長鎖アルキルおよびアルケニル物質の便利で安価な供給源である。T 、T、T、T、Tが獣脂に典型的な長鎖物質の混合物を表している化合
物が特に好ましい。
【0060】 本水性布帛柔軟化組成物で使用に適した四級アンモニウム化合物の具体例には
: 1)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウム クロリド 2)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチル,N‐(2‐ヒドロ キシエチル)アンモニウムメチルサルフェート 3)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ ジメチルアンモニウムクロリド 4)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)‐ N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 5)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐エチル)‐N‐(2‐タローイルオキシ ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 6)N,N,N‐トリ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチルアンモニウム クロリド 7)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N‐(タローイル‐ N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド) 8)1,2‐ジタローイルオキシ‐3‐トリメチルアンモニオプロパンクロリド
および上記物質の混合物がある。
【0061】 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は典
型的には0.2〜約25重量%、好ましくは約1〜約8%のこのようなカチオン
性界面活性剤を含む。
【0062】 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブチレンオキ
シド縮合物は本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として使用に適して
おり、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物には、直鎖また
は分岐鎖配置で炭素原子約6〜約14、好ましくは炭素原子約8〜約14のアル
キル基を有するアルキルフェノールと、アルキレンオキシドとの縮合産物がある
。好ましい態様において、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当た
り約2〜約25モル、更に好ましくは約3〜約15モルのエチレンオキシドに相
当する量で存在する。このタイプの市販ノニオン性界面活性剤には、GAF Cor
porationから販売されているIgepalTMCO-630、すべてRohm & Haas Companyから
販売されているTritonTMX-45、X-114、X-100およびX-102がある。これらの界面
活性剤はアルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエ
トキシレート)と通常称される。
【0063】 一級および二級脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの
縮合産物が、本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として使
用に適している。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分岐、一級または
二級であり、通常約8〜約22の炭素原子を有している。炭素原子約8〜約20
、更に好ましくは炭素原子約10〜約18のアルキル基を有するアルコールと、
アルコール1モル当たり約2〜約10モルのエチレンオキシドとの縮合産物が好
ましい。アルコール1モル当たり約2〜約7モルのエチレンオキシド、最も好ま
しくは2〜5モルのエチレンオキシドが上記の縮合産物中に存在する。このタイ
プの市販ノニオン性界面活性剤の例には、双方ともUnion Carbide Corporation
から販売されているTergitolTM15-S-9(C11‐C15直鎖アルコールとエチレ
ンオキシド9モルとの縮合産物)、TergitolTM24-L-6 NMW(C12‐C14一級
アルコールとエチレンオキシド6モルとの、狭い分子量分布の縮合産物);Shel
l Chemical Companyから販売されているNeodolTM45-9(C14‐C15直鎖アル
コールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物)、NeodolTM23-3(C12‐C 直鎖アルコールとエチレンオキシド3.0モルとの縮合産物)、NeodolTM45-7
(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド7モルとの縮合産物)、Ne
odolTM45-5(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド5モルとの縮合
産物);The Procter & Gamble Companyから販売されているKyroTMEOB(C ‐C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物);Hoechstから
販売されているGenapol LA O3OまたはO50(C12‐C14アルコールとエチレ
ンオキシド3または5モルとの縮合産物)がある。これらの産物におけるHLB
の好ましい範囲は8〜11、最も好ましくは8〜10である。
【0064】 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、約6〜約30の炭素原
子、好ましくは約10〜約16の炭素原子をもつ疎水基と、約1.3〜約10、
好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7の糖単位をもつ
多糖、例えばポリグリコシドの親水基とを有する、1986年1月21日付で発
行されたLlenadoのUS特許4,565,647で開示されたアルキル多糖も有
用である。5または6つの炭素原子を有する還元糖も使用でき、例えばグルコー
ス、ガラクトースおよびガラクトシル部分がグルコシル部分の代わりに使用でき
る(場合により、疎水基が2、3、4位などに結合されて、グルコシドまたはガ
ラクトシドの代わりにグルコースまたはガラクトースを与える)。例えば、追加
糖単位の1つの位置と先の糖単位の2、3、4および/または6位との間に、糖
間結合が存在していてもよい。
【0065】 好ましいアルキルポリグリコシドは下記式を有している: RO(C2nO)(グリコシル) 上記式中Rはアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ
アルキルフェニルおよびそれらの混合物からなる群より選択される(アルキル基
は約10〜約18、好ましくは約12〜約14の炭素原子を有する);nは2ま
たは3、好ましくは2である;tは0〜約10、好ましくは0である;xは約1
.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7
である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。これらの化合物
を製造するためには、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールを最初
に形成させ、その後グルコースまたはグルコース源と反応させてグルコシド(1
位に結合)を形成させる。追加グリコシル単位も、それらの1位と先のグリコシ
ル単位の2、3、4および/または6位、好ましくは主に2位との間で結合させ
てよい。
【0066】 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合により形成された疎水性
ベースとエチレンオキシドとの縮合産物も、本発明の追加ノニオン性界面活性剤
系として使用に適している。これら化合物の疎水性部分は好ましくは約1500
〜約1800の分子量を有して、非水溶性を示す。この疎水性部分へのポリオキ
シエチレン部分の付加は全体的に分子の水溶性を増す傾向があり、産物の液性は
ポリオキシエチレン含有率が縮合産物の全重量の約50%のところまでに留めら
れるが、これは約40モル以内のエチレンオキシドとの縮合に相当する。このタ
イプの化合物の例には、BASFから販売されている、ある種の市販PlurafacTM LF404およびPluronicTM界面活性剤がある。
【0067】 本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、プロピレン
オキシドとエチレンジアミンとの反応から得られる産物と、エチレンオキシドと
の縮合産物も、使用に適している。これら産物の疎水性部分はエチレンジアミン
および過剰プロピレンオキシドの反応産物からなり、通常約2500〜約300
0の分子量を有する。この疎水性部分は、縮合産物が約40〜約80重量%のポ
リオキシエチレンを含んで、約5000〜約11,000の分子量を有する程度
まで、エチレンオキシドと縮合される。このタイプのノニオン性界面活性剤の例
には、BASFから販売されている、ある種の市販TetronicTM化合物がある。
【0068】 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、アルキルフェノールの
ポリエチレンオキシド縮合物、一級および二級脂肪族アルコールと約1〜約25
モルのエチレンオキシドとの縮合産物、アルキル多糖、およびそれらの混合物が
、使用上好ましい。3〜15のエトキシ基を有するC‐C14アルキルフェノ
ールエトキシレート、2〜10のエトキシ基を有するC‐C18アルコールエ
トキシレート(好ましくはC10平均)、およびそれらの混合物が最も好ましい
【0069】 高度に好ましいノニオン性界面活性剤は、下記式のポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド界面活性剤である:
【化5】 上記式中RはHであるか、あるいはRはC1-4 ヒドロカルビル、2‐ヒドロ
キシエチル、2‐ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、RはC5- 31 ヒドロカルビルであり、Zは直鎖ヒドロカルビル鎖とその鎖に直接結合された
少くとも3つのヒドロキシルとを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、または
そのアルコキシル化誘導体である。好ましくは、Rはメチルであり、Rは直
鎖C11-15アルキルまたはC16-18アルキルまたはアルケニル鎖、例えばココナツ
アルキル、またはそれらの混合物であり、Zは還元アミノ化反応でグルコース、
フルクトース、マルトース、ラクトースのような還元糖から誘導される。
【0070】 用いられる適切なアニオン性界面活性剤は、"The Journal of the American O
il Chemists Society",52 (1975),pp.323-329に従い気体SOでスルホン化さ
れたC‐C20カルボン酸(即ち、脂肪酸)の直鎖エステルを含めた、直鎖ア
ルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート界面活性剤である
。適切な出発物質には、獣脂、パーム油などから誘導されるような天然脂肪物質
がある。
【0071】 特に洗濯適用向けに好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤には、
下記構造式のアルキルエステルスルホネート界面活性剤がある:
【化6】 上記式中RはC‐C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれ
らの組合せであり、RはC‐Cヒドロカルビル、好ましくはアルキル、ま
たはそれらの組合せであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を形
成するカチオンである。適切な塩形成カチオンには、ナトリウム、カリウムおよ
びリチウムのような金属、置換または非置換アンモニウムカチオン、例えばモノ
エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンがある。好
ましくは、RはC10‐C16アルキルであり、Rはメチル、エチルまたは
イソプロピルである。RがC10‐C16アルキルであるメチルエステルスル
ホネートが特に好ましい。
【0072】 他の適切なアニオン性界面活性剤には、式ROSOMの水溶性塩または酸で
あるアルキルサルフェート界面活性剤があり、ここでRは好ましくはC10‐C 24 ヒドロカルビル、好ましくはC10‐C20アルキル部分を有するアルキル
またはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒド
ロキシアルキルであり、MはHまたはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(
例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、アンモニウムまたは置換アンモニウ
ム(例えば、メチル‐、ジメチル‐およびトリメチル‐アンモニウムカチオン、
およびテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカチオンのよう
な四級アンモニウムカチオン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミンのようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオン、お
よびそれらの混合物など)である。典型的には、C12‐C16アルキル鎖は低
い洗浄温度(例えば約50℃以下)で好ましく、C16‐C18アルキル鎖は高
い洗浄温度(例えば約50℃以上)で好ましい。
【0073】 洗浄目的に有用な他のアニオン性界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤および/ま
たは布帛ケア組成物中に含有させることができる。これらには、石鹸の塩(例え
ば、ナトリウム、カリウム、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩、例えばモ
ノ、ジおよびトリエタノールアミン塩を含む)、C‐C22一級または二級ア
ルカンスルホネート、C‐C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明
細書第1,082,179号で記載されたように、アルカリ土類金属シトレート
の熱分解産物のスルホン化により製造されるスルホン化ポリカルボン酸、C
24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(10モル以内のエチレン
オキシドを含む);アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロー
ルスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノール
エチレンオキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホ
スフェート、アシルイセチオネートのようなイセチオネート、N‐アシルタウレ
ート、アルキルサクシナメートおよびスルホサクシネート、スルホサクシネート
のモノエステル(特に飽和および不飽和C12‐C18モノエステル)およびス
ルホサクシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C‐C12ジエステル
)、アシルサルコシネート、アルキルポリグルコシドのサルフェートのようなア
ルキル多糖のサルフェート(ノニオン性非サルフェート化合物が以下で記載され
ている)、分岐一級アルキルサルフェート、および式RO(CHCHO) ‐CHCOO(RはC‐C22アルキルであり、kは1〜10の整数
であり、Mは可溶性塩形成カチオンである)のようなアルキルポリエトキシカル
ボキシレートがある。トール油中に存在するか、またはそれから誘導される、ロ
ジン、水素添加ロジン、樹脂酸および水素添加樹脂酸のような、樹脂酸および水
素添加樹脂酸も適切である。
【0074】 別な例は、”Surface Active Agents and Detergents”(Vol.I and II,Schwar
tz,Perry and Berch)で記載されている。様々なこのような界面活性剤は、19
75年12月30日付で発行されたLaughlinらのUS特許3,929,678の
第23欄58行目〜第29欄23行目でも一般的に開示されている(参考のため
本明細書に組み込まれる)。
【0075】 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約1〜約40重
量%、好ましくは約3〜約20%のこのようなアニオン性界面活性剤を含んでい
る。
【0076】 高度に好ましいアニオン性界面活性剤には、式RO(A)SOMの水溶性
塩または酸であるアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤があり、ここ
でRは非置換C10‐C24アルキルまたはC10‐C24アルキル部分を有す
るヒドロキシアルキル基、好ましくはC12‐C20アルキルまたはヒドロキシ
アルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒドロキシアルキルで
あり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mはゼロより大きく、典型的
には約0.5〜約6、更に好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたはカチ
オン、例えば金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム等)、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチオンである。
アルキルエトキシル化サルフェートおよびアルキルプロポキシル化サルフェート
がここでは考えられる。置換アンモニウムカチオンの具体例には、メチル、ジメ
チル、トリメチル‐アンモニウムカチオン、並びにテトラメチルアンモニウムお
よびジメチルピペリジニウムカチオンのような四級アンモニウムカチオン、並び
にエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンのようなアルキルアミンか
ら誘導されるもの、それらの混合物などがある。例示の界面活性剤は、C12
18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12‐C18
(1.0)M)、C12‐C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サル
フェート(C12‐C18E(2.25)M)、C12‐C18アルキルポリエ
トキシレート(3.0)サルフェート(C12‐C18E(3.0)M)および
12‐C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12
18E(4.0)M)であり、Mは便宜上ナトリウムおよびカリウムから選択
される。
【0077】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、両性、双極性および半極
性界面活性剤、並びにここで既に記載されたもに以外のノニオン性および/また
はアニオン性界面活性剤も含有してよい。
【0078】 両性界面活性剤も本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用に適
している。これらの界面活性剤は、二級または三級アミンの脂肪族誘導体、ある
いはヘテロ環式二級および三級アミンの脂肪族誘導体として広く記載することが
でき、ここで脂肪族基は直鎖でもまたは分岐鎖であってもよい。脂肪族置換基の
1つは少くとも約8つの炭素原子、典型的には約8〜約18の炭素原子を有し、
少くとも1つはアニオン性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸基を
有している。両性界面活性剤の例については、1975年12月30日付で発行
されたLaughlinらのUS特許3,929,678の第19欄18〜35行目参照
。 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は典
型的には0.2〜約15重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような両性界
面活性剤を含む。
【0079】 双極性界面活性剤も洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用に適してい
る。これらの界面活性剤は、二級および三級アミンの誘導体、ヘテロ環式二級お
よび三級アミンの誘導体、あるいは四級アンモニウム、四級ホスホニウムまたは
三級スルホニウム化合物の誘導体として広く記載することができる。双極性界面
活性剤の例については、1975年12月30日付で発行されたLaughlinらのU
S特許3,929,678の第19欄38行目〜第22欄48行目参照。 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は典
型的には0.2〜約15重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような双極性
界面活性剤を含む。
【0080】 半極性ノニオン性界面活性剤は、炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部
分、炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群よ
り選択される2つの部分を有した水溶性アミンオキシド;炭素原子約10〜約1
8の1つのアルキル部分、炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシア
ルキル基からなる群より選択される2つの部分を有した水溶性ホスフィンオキシ
ド;炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部分、炭素原子約1〜約3のアル
キルおよびヒドロキシアルキル部分からなる群より選択される部分を有した水溶
性スルホキシドを含めた、特定カテゴリーのノニオン性界面活性剤である。
【0081】 半極性ノニオン性洗剤界面活性剤には、下記式を有したアミンオキシド界面活
性剤がある:
【化7】 上記式中Rは約8〜約22の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル
、アルキルフェニル基またはそれらの混合物である;Rは約2〜約3の炭素原
子を有するアルキレン、ヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物である;
xは0〜約3である;各Rは約1〜約3の炭素原子を有するアルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基、あるいは約1〜約3のエチレンオキシド基を有するポリエ
チレンオキシド基である。R基は、例えば酸素または窒素原子を介して互いに
結合されて、環構造を形成していてもよい。 これらのアミンオキシド界面活性剤には、特にC10‐C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC‐C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミ
ンオキシドがある。 ここで含有されるとき、本発明のクリーニング組成物は典型的には0.2〜約
15重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような半極性ノニオン性界面活性
剤を含む。
【0082】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、一級または三級アミンの
群から選択される共界面活性剤(cosurfactant)を更に含んでもよい。 ここで使用に適した一級アミンには、式RNHによるアミンがあり、ここ
でRはC‐C12、好ましくはC‐C10アルキル鎖、またはRX(C
であり、Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐であり、R
‐C12アルキル鎖であり、nは1〜5、好ましくは3である。Rアルキ
ル鎖は直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、12以下、好ましくは5未満のエチレン
オキシド部分を介在させてもよい。 上記式による好ましいアミンはn‐アルキルアミンである。ここで使用に適し
たアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチルアミン、1‐デシルアミンおよ
びラウリルアミンから選択される。他の好ましい一級アミンには、C‐C10 オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2‐エチルヘキシルオ
キシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびアミドプロピルアミ
ンがある。
【0083】 ここで使用に適した三級アミンには式RNを有する三級アミンがあ
り、ここでRおよびRはC‐Cアルキル鎖または
【化8】 であり、RはC‐C12、好ましくはC‐C10アルキル鎖であるか、ま
たはRはRX(CH(Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐
である)であり、RはC‐C12であり、nは1〜5、好ましくは2〜3で
ある。RはHまたはC‐Cアルキルであり、xは1〜6である。Rおよ
びRは直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、Rアルキル鎖は12以下、好ましく
は5未満のエチレンオキシド部分を介在させてもよい。
【0084】 好ましい三級アミンは、RがC‐C12アルキル鎖で、RおよびR
‐Cアルキルまたは
【化9】 (上記式中RはHまたはCHであり、x=1〜2である)である、RNである。 下記式のアミドアミンも好ましい:
【化10】 上記式中RはC‐C12アルキルであり、nは2〜4、好ましくはnは3で
あり、RおよびRはC‐Cである。
【0085】 本発明の最も好ましいアミンには、1‐オクチルアミン、1‐ヘキシルアミン
、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミン、C8-10オキシプロピルアミン、N‐
ココ‐1,3‐ジアミノプロパン、ココナツアルキルジメチルアミン、ラウリル
ジメチルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロ
キシエチル)アミン、2モルプロポキシル化ラウリルアミン、2モルプロポキシ
ル化オクチルアミン、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C8-10アミドプ
ロピルジメチルアミンおよびC10アミドプロピルジメチルアミンがある。 本組成物で使用上最も好ましいアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチル
アミン、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミンである。特に望ましいものは、
n‐ドデシルジメチルアミン、ビスヒドロキシエチルココナツアルキルアミン、
7回エトキシル化オレイルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびココア
ミドプロピルアミンである。
【0086】 慣用的な洗剤酵素 洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、修飾セルロース分解酵素EGIに
加えて、クリーニング性能および/または布帛ケア効果を発揮する1種以上の酵
素、特にプロテアーゼを更に含むことができる。プロテアーゼを更に含有した本
発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、布帛へのいかなるネガティブ
な作用も防ぎながら、しみ抜きおよび白さ維持を含めて改善された全体的クリー
ニングを行えることが、意外にもわかった。これらの組成物は、布帛へのいかな
るネガティブな作用も防ぎながら、毛玉防止、毛玉取り、カラーアピアランス、
布帛柔軟性および布帛耐すり切れ性質および効果を含めて改善された布帛ケアを
更に施す。
【0087】 上記の酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテア
ーゼ、グルコアミラーゼ、アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパー
ゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、
オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プ
ルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β‐グルカナーゼ、ア
ラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼまたはそ
れらの混合物から選択される酵素がある。 好ましい組合せは、1種以上の植物細胞壁分解酵素と一緒にした、プロテアー
ゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼおよび/またはセルラーゼのような常用
酵素のカクテルを有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物である。
【0088】 適切なプロテアーゼは、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から得ら
れるズブチリシン(ズブチリシンBPNおよびBPN′)である。1つの適切な
プロテアーゼはBacillus株から得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有し、
デンマークのNovo Industries A/Sにより開発されて、ESPERASEとして販売さ
れており、以下“Novo”と称される。この酵素および類似酵素の製法はNovoのG
B1,243,784で記載されている。他の適切なプロテアーゼには、Novoの
ALCALASE、DURAZYMおよびSAVINASE、並びにGist-BrocadesのMAXATASE
MAXACAL、PROPERASEおよびMAXAPEM(タンパク質工学処理Maxacal)がある
。タンパク質分解酵素には、修飾細菌セリンプロテアーゼ、例えば1987年4
月28日付で出願された欧州特許出願第87/303761.8号明細書(特に
第17、24および98頁)に記載されて、以下“プロテアーゼB”と称される
ものと、以下“プロテアーゼA”と称される修飾細菌セリンタンパク質分解酵素
に関する1986年10月29日付で公開されたVenegasの欧州特許出願第19
9,404号明細書に記載されたものがある。リジンが27位でアルギニンから
置き換わり、チロシンが104位でバリンから置き換わり、セリンが123位で
アスパラギンから置き換わり、アラニンが274位でトレオニンから置き換わっ
た、Bacillus由来のアルカリセリンプロテアーゼの変種である、以下“プロテア
ーゼC”と称されるものが適切である。プロテアーゼCは、1991年5月16
日付で公開されたWO91/06637に対応するEP90915958:4で
記載されている。特にプロテアーゼCの遺伝子修飾変種もここに含まれる。
【0089】 “プロテアーゼD”と称される好ましいプロテアーゼは、天然でみられないア
ミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、WO95/10591
、および1994年10月13日付で出願されたC.GhoshらのUSSN08/3
22,677の“プロテアーゼ酵素を含有した漂白組成物”と題する特許出願で
記載されたような、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンのナンバリングに
従い、好ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123
、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+
166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+2
17、+218、+222、+260、+265および/または+274からな
る群より選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、+7
6位に相当する位置において、上記カルボニルヒドロラーゼで複数のアミノ酸残
基の代わりに異なるアミノ酸を用いることにより、前駆体カルボニルヒドロラー
ゼから誘導される。次の残基:+33、+62、+67、+76、+100、+
101、+103、+104、+107、+128、+129、+130、+1
32、+135、+156、+158、+164、+166、+167、+17
0、+209、+215、+217、+218および+222のうち1以上と共
に+210位に相当する前駆体酵素上で置き換えられた複数のアミノ酸残基の置
換により誘導されたアミノ酸配列を有する、WO95/10591で記載された
プロテアーゼのカルボニルヒドロラーゼ変種も適切であるが、ここでナンバリン
グされた位置はBacillus amyloliquefaciens由来の天然ズブチリシンまたは他の
カルボニルヒドロラーゼもしくはズブチリシン、例えばBacillus lentusズブチ
リシンの相当アミノ酸残基に対応している(1997年6月4日付で出願された
同時係属特許出願USSN60/048,550)。
【0090】 多置換プロテアーゼ変種も好ましいプロテアーゼである。これらのプロテアー
ゼ変種は、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの1、3、4、8、9、1
0、12、13、16、17、18、19、20、21、22、24、27、3
3、37、38、42、43、48、55、57、58、61、62、68、7
2、75、76、77、78、79、86、87、89、97、98、99、1
01、102、104、106、107、109、111、114、116、1
17、119、121、123、126、128、130、131、133、1
34、137、140、141、142、146、147、158、159、1
60、166、167、170、173、174、177、181、182、1
83、184、185、188、192、194、198、203、204、2
05、206、209、210、211、212、213、214、215、2
16、217、218、222、224、227、228、230、232、2
36、237、238、240、242、243、244、245、246、2
47、248、249、251、252、253、254、255、256、2
57、258、259、260、261、262、263、265、268、2
69、270、271、272、274および275位に相当するアミノ酸残基
位置の置換と共に、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの103位に相当
するアミノ酸残基位置で、他の天然アミノ酸残基によるアミノ酸残基の置換をう
けており、そのプロテアーゼ変種が103および76位に相当する位置でアミノ
酸残基の置換をうけているとき、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの2
7、99、101、104、107、109、123、128、166、204
、206、210、216、217、218、222、260、265または2
74位に相当するアミノ酸残基位置以外の1以上のアミノ酸残基位置でもアミノ
酸残基の置換があり;および/または、すべてThe Procter & Gamble Companyか
ら1998年10月23日付で出願されたPCT出願のPCT/US98/22
588、PCT/US98/22482およびPCT/US98/22486で
記載されたようなBacillus amyloliquefaciensズブチリシンの62、212、2
30、232、252および257位に相当する1以上のアミノ酸残基位置で別
な天然アミノ酸残基によるアミノ酸残基の置換をうけた多置換プロテアーゼ変種
もある。
【0091】 特許出願EP251446およびWO91/06637で記載されたプロテア
ーゼ、WO91/02792で記載されたプロテアーゼBLAP、およびWO
95/23221で記載されたそれらの変種も、本発明に適している。NovoのW
O93/18140Aで記載されたBacillus sp.NCIMB 40338からの高pHプロ
テアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素および可逆性プロテアーゼ
インヒビターを含有した酵素洗剤は、NovoのWO92/03529Aで記載され
ている。所望であれば、減少した吸着性および向上した加水分解性を有するプロ
テアーゼが、Procter & GambleのWO95/07791で記載されたように入手
できる。ここで適した洗剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、NovoのW
O94/25583で記載されている。他の適切なプロテアーゼは、Unileverの
EP516200で記載されている。
【0092】 タンパク質分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.0
01〜0.2%、更に好ましくは0.005〜0.1%の純粋酵素レベルで、本
発明の洗剤組成物中に配合される。
【0093】 他のセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼがある。好ましくは、そ
れらは5〜12の至適pHおよび50CEVU(Cellulose Viscosity Unit)/mg以上
の活性を有する。適切なセルラーゼはBarbesgoardらのUS特許4,435,3
07、J61078384およびWO96/02653で開示されており、そこ
ではHumicola insolens、Trichoderma、ThielaviaおよびSporotrichumから各々
産生される真菌セルラーゼについて開示している。EP739982は新規なBa
cillus種から単離されたセルラーゼを記載している。適切なセルラーゼはGB‐
A‐2,075,028、GB‐A‐2,095,275、DE‐OS‐2,2
47,832およびWO95/26398でも開示されている。
【0094】 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolensの株(Humicola grisea var
.thermoidea)、特にHumicola株DSM1800により産生されるセルラーゼで
ある。他の適切なセルラーゼは、セルラーゼ活性を示す、Humicola insolens,D
SM1800に由来した〜43kDエンドグルカナーゼであり、好ましいエンド
グルカナーゼ成分は、PCT特許出願WO91/17243で開示されたアミノ
酸配列を有している。1994年9月29日付で公開されたGenencorのWO94
/21801で記載されたTrichoderma longibrachiatum由来のEGIIIセルラー
ゼも適切なセルラーゼである。特に適切なセルラーゼはカラーケア効果を有する
セルラーゼである。このようなセルラーゼの例は、1991年11月6日付で出
願された欧州特許出願91202879.2(Novo)で記載されたセルラーゼで
ある。CarezymeおよびCelluzyme(Novo Nordisk A/S)が特に有用である。WO
91/17244およびWO91/21801も参照。布帛ケアおよび/または
クリーニング性に適した他のセルラーゼは、WO96/34092、WO96/
17994およびWO95/24471で記載されている。 上記のセルラーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%の純粋酵素レベル
で、洗剤組成物中に通常配合される。
【0095】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、
ペルサルフェート、過酸化水素など、およびブリーチ増強分子としてフェノール
系基質と組合せて用いられる。それらは、“溶液漂白”のために、即ち洗浄操作
中に基材から落ちた染料または顔料が洗浄液中で他の基材に移動することを防ぐ
ために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界で知られており、それには例
えばホースラディッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、クロロおよびブロモ
ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有
洗剤組成物は、例えば、PCT国際出願WO89/099813、WO89/0
9813、並びに1991年11月6日付で出願された欧州特許出願EP912
02882.6および1996年2月20日付で出願されたEP9687001
3.8で開示されている。ラッカーゼ酵素も適切である。
【0096】 エンハンサーは全組成物の0.1〜5重量%のレベルで通常含まれる。好まし
いエンハンサーは置換フェノチアジンおよびフェノキサジン類の10‐フェノチ
アジンプロピオン酸(PPT)、10‐エチルフェノチアジン‐4‐カルボン酸
(EPC)、10‐フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10‐メチル
フェノキサジン(WO94/12621で記載)、および置換シリンゲート類(
C3‐C5置換アルキルシリンゲート類)およびフェノール類である。ナトリウ
ムペルカーボネートまたはペルボレートが好ましい過酸化水素源である。 上記のペルオキシダーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%の純粋酵素
レベルで、洗剤組成物中に通常配合される。
【0097】 本発明の洗剤組成物中に含有させうる他の好ましい酵素にはリパーゼがある。
洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許1,372,034で開示されたPs
eudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微生物によ
り産生されるものがある。適切なリパーゼには、リパーゼの抗体と陽性の免疫交
差反応を示して、微生物Pseudomonas fluorescent IAM1057により産生さ
れるものがある。このリパーゼは商品名Lipase P ”Amano”として日本、名古屋
のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、以下”Amano-P”と称さ
れる。他の適切な市販リパーゼには、Amano-CES、Chromobacter viscosum、例え
ば日本、田方の東洋醸造社からのChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRL
B 3673由来のリパーゼ;USAのU.S.Biochemical Corp.およびオランダのDisoy
nth Co.からのChromobacter viscosumリパーゼ;Pseudomonas gladioli由来のリ
パーゼがある。特に適切なリパーゼはM1 LipaseおよびLipomax(Gist-Broc
ades)並びにLipolaseおよびLipolase Ultra(Novo)のようなリパーゼであ
り、これらは本発明の組成物と併用されたとき非常に有効であることがわかった
。Novo NordiskのEP258068、WO92/05249およびWO95/2
2615、UnileverのWO94/03578、WO95/35381およびWO
96/00292で記載された脂肪分解酵素も適切である。
【0098】 特別種のリパーゼ、即ち界面活性を要しないリパーゼと考えられるクチナーゼ
〔EC3.1.1.50〕も適切である。洗剤組成物へのクチナーゼの添加は、例えばW
O‐A‐88/09367(Genencor)、WO90/09446(Plant Geneti
c System)、WO94/14963およびWO94/14964(Unilever)で
記載されている。 リパーゼおよび/またはクチナーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%
の純粋酵素レベルで、洗剤組成物中に通常配合される。
【0099】 アミラーゼ(αおよび/またはβ)は、炭水化物ベース汚れの除去のために含
有させることができる。1994年2月3日付で公開されたNovo Nordisk A/Sの
WO94/02597では、変異アミラーゼを配合したクリーニング組成物につ
いて記載している。1995年4月20日付で公開されたNovo Nordisk A/SのW
O95/10603も参照。クリーニング組成物向けに知られた他のアミラーゼ
には、α‐およびβ‐アミラーゼの双方がある。α‐アミラーゼは当業界で公知
であり、US特許5,003,257、EP252,666、WO91/003
53、FR2,676,456、EP285,123、EP525,610、E
P368,341および英国特許明細書第1,296,839号(Novo)で開示
されたものがある。他の適切なアミラーゼは、1994年8月18日付で公開さ
れたWO94/18314、1996年2月22日付で公開されたGenencorのW
O96/05295で記載された安定性向上アミラーゼ、および95年4月に公
開されたWO95/10603で開示された、Novo Nordisk A/S市販の直親に追
加修飾を有したアミラーゼ変種である。EP277216、WO95/2639
7およびWO96/23873(すべてNovo Nordisk)で記載されたアミラーゼ
も適切である。
【0100】 市販α‐アミラーゼ製品の例は、GenencorのPurafect Ox Am、すべてNovo N
ordisk A/S Denmarkから市販されているTermamyl、Ban、FungamylおよびD
uramylである。WO95/26397は、他の適切なアミラーゼ:Phadebas α‐アミラーゼ活性アッセイで測定すると、25〜55℃の温度範囲および8〜
10範囲のpH値で、Termamylの比活性より少くとも25%高い比活性を有す
ることで特徴づけられるα‐アミラーゼについて記載している。WO96/23
873(Novo Nordisk)で記載された上記酵素の変種が適切である。活性レベル
と、熱安定性および高い活性レベルの組合せとの面で、改善された性質を有する
他のデンプン分解酵素は、WO95/35382で記載されている。
【0101】 デンプン分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.00
018〜0.06%、更に好ましくは0.00024〜0.048%の純粋酵素
レベルで、本発明の洗剤組成物中に配合される。
【0102】 上記の酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適
切な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄
養性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製ま
たは非精製形のこれら酵素も用いてよい。天然酵素の変異体も定義に含まれる。
変異体は、例えば、タンパク質および/または遺伝子工学、天然酵素の化学的お
よび/または物理的修飾により得られる。酵素の産生に係わる遺伝物質がクロー
ニングされた宿主生物による酵素の発現も常法である。
【0103】 上記酵素は洗剤組成物の0.0001〜2重量%の純粋酵素レベルで洗剤組成
物中に通常配合される。酵素は、別々な単独成分(1種の酵素を含有した小球、
顆粒、安定化液体など)として、または2種以上の酵素の混合物(例えば、共顆
粒)として加えることができる。
【0104】 添加できる他の適切な洗剤成分は酵素酸化スカベンジャーであって、これは1
992年1月31日付で出願された同時係属欧州特許出願第92870018.
6号明細書で記載されている。このような酵素酸化スカベンジャーの例は、エト
キシル化テトラエチレンポリアミンである。
【0105】 様々な酵素物質および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I
nternationalのWO9307263AおよびWO9307260A、NovoのWO
8908694A、および1971年1月5日付McCartyらのUS3,553,
139で開示されている。酵素は、1978年7月18日付PlaceらのUS4,
101,457および1985年3月26日付HughesのUS4,507,219
でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのような処
方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付HoraらのUS4,261,
868で開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させることが
できる。酵素安定化技術は、1971年8月17日付GedgeらのUS3,600
,319、1986年10月29日付VenegasのEP199,405およびEP
200,586で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS3,
519,570で記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラー
ゼを与える有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO9401532Aで記載
されている。
【0106】 カラーケアおよび布帛ケア効果 カラーケア効果のタイプを発揮するテクノロジーも含めることができる。これ
らテクノロジーの例は、カラー維持のための金属触媒である。このような金属触
媒は、同時係属欧州特許出願第92870181.2号明細書で記載されている
。染料定着剤、シワ防止および水吸収性改善用のポリオレフィン分散剤、香料、
カラーケア処理および香料持続用のアミノ官能基ポリマーは、カラーケア/布帛
ケアテクノロジーの別な例であり、1996年11月7日付で出願された同時係
属特許出願第96870140.9号明細書で記載されている。
【0107】 布帛柔軟剤も本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に配合で
きる。これらの剤はタイプが無機でもまたは有機でもよい。無機柔軟剤はGB‐
A‐1,400,898およびUSP5,019,292で開示されたスメクタ
イトクレーにより例示される。有機布帛柔軟剤には、GB‐A1,514,27
6およびEP‐B0,011,340で開示されたような非水溶性三級アミン、
EP‐B‐0,026,527およびEP‐B‐0,026,528で開示され
たモノC12‐C14四級アンモニウム塩とそれらとの組合せ、およびEP‐B
‐0,242,919で開示されたようなジ長鎖アミドがある。布帛柔軟化系の
他の有用な有機成分には、EP‐A‐0,299,575および0,313,1
46で開示されたような高分子量ポリエチレンオキシド物質がある。
【0108】 本発明の目的にとり好ましい柔軟化合物はスメクタイトクレーである。スメク
タイトクレーを更に含有した本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は
、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら、しみ抜きおよび白さ維持を
含めて改善された全体的クリーニングを行えることが、意外にもわかった。これ
らの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら、毛玉防止、毛
玉取り、カラーアピアランス、布帛柔軟性および布帛耐すり切れ性質および効果
を含めて改善された布帛ケアを更に施す。
【0109】 スメクタイトクレーのレベルは通常2〜20重量%、更に好ましくは5〜15
%の範囲であり、その物質は処方物の残部にドライミックス成分として加えられ
る。非水溶性三級アミンまたはジ長鎖アミド物質のような有機布帛柔軟剤は0.
5〜5重量%、通常1〜3重量%のレベルで配合され、高分子量ポリエチレンオ
キシド物質および水溶性カチオン性物質は0.1〜2重量%、通常0.15〜1
.5%のレベルで加えられる。これらの物質は組成物のスプレードライ部分に通
常加えられるが、一部の場合には、それらをドライミックス粒子として加えるか
、または組成物の他の固形成分上にそれらを溶融液体としてスプレーした方が便
利である。
【0110】 漂白剤 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に好ましくは含有される追
加の任意洗剤成分は漂白剤である。漂白剤を更に含有した本発明の洗濯洗剤およ
び/または布帛ケア組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用も防ぎながら
、しみ抜きおよび白さ維持を含めて改善された全体的クリーニングを行えること
が、意外にもわかった。これらの組成物は、布帛へのいかなるネガティブな作用
も防ぎながら、毛玉防止、毛玉取り、カラーアピアランス、布帛柔軟性および布
帛耐すり切れ性質および効果を含めて改善された布帛ケアを更に施す。 漂白剤には、過酸化水素、PB1、PB4、および粒径400〜800ミクロ
ンのペルカーボネートがある。これらの漂白剤成分には、1種以上の酸素漂白剤
、および選択された漂白剤に応じて1種以上のブリーチアクチベーターを含める
ことができる。存在するとき、酸素漂白化合物は典型的には約1〜約25%のレ
ベルで存在する。 ここで使用の漂白剤成分は、当業界で知られている酸素ブリーチおよびその他
を含めて、クリーニング組成物に有用ないかなる漂白剤であってもよい。本発明
に適した漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤である。
【0111】 使用可能な酸素漂白剤の1つのカテゴリーには、ポリカルボン酸漂白剤および
その塩がある。このクラスの剤の適切な例には、マグネシウムモノペルオキシフ
タレート六水和物、m‐クロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4‐ノニルアミノ
‐4‐オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカン二酸がある。このよう
な漂白剤は、US特許4,483,781、US特許出願740,446、欧州
特許出願0,133,354およびUS特許4,412,934で開示されてい
る。高度に好ましい漂白剤には、US特許4,634,551で記載されたよう
な6‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸もある。
【0112】 使用可能な漂白剤のもう1つのカテゴリーにはハロゲン漂白剤がある。次亜ハ
ロゲン酸漂白剤の例には、例えばトリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシア
ヌル酸ナトリウムおよびカリウム、N‐クロロおよびN‐ブロモアルカンスルホ
ンアミドがある。このような物質は、通常最終製品の0.5〜10重量%、好ま
しくは1〜5重量%で加えられる。
【0113】 過酸化水素放出剤は、ペルヒドロライズ(perhydrolyze)されて過酸を活性漂白
種として形成して、改善された漂白効果をもたらす、テトラアセチルエチレンジ
アミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS、US
4,412,934に記載)、3,5‐トリメチルヘキサノールオキシベンゼン
スルホネート(ISONOBS、EP120,591に記載)、ペンタアセチル
グルコース(PAG)またはN‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸のフェノー
ルスルホネートエステル(NACA‐OBS、WO94/28106に記載)の
ようなブリーチアクチベーターと組合せて使える。同時係属欧州特許出願第91
870207.7号明細書で開示されたようなアシル化シトレートエステルも適
切なアクチベーターである。
【0114】 本発明による洗剤組成物で使用向けの、ブリーチアクチベーターおよびペルオ
キシゲン漂白化合物からなる漂白系、およびペルオキシ酸を含めた、有用な漂白
剤は、我々の同時係属出願USSN08/136,626、PCT/US95/
07823、WO95/27772、WO95/27773、WO95/277
74およびWO95/27775で記載されている。
【0115】 過酸化水素も、洗浄および/またはすすぎプロセスの始めにまたは最中に過酸
化水素を発生しうる酵素系(即ち、酵素およびその基質)を加えることで、存在
させてもよい。このような酵素系は、1991年10月9日付で出願されたEP
特許出願91202655.6で開示されている。
【0116】 ブリーチ組成物で使用の含金属触媒には、含コバルト触媒、例えばペンタアミ
ン酢酸コバルト(III)塩、および含マンガン触媒、例えばEPA549271、
EPA549272、EPA458397、US5,246,621、EPA4
58398、US5,194,416およびUS5,114,611で記載され
たものがある。ペルオキシ化合物、含マンガンブリーチ触媒およびキレート化剤
を含めた漂白組成物は、特許出願94870206.3で記載されている。
【0117】 酸素漂白剤以外の漂白剤も当業界で知られており、ここで利用しうる。特別に
関心のもたれる非酸素漂白剤の1タイプには、スルホン化亜鉛および/またはア
ルミニウムフタロシアニンのような光活性化漂白剤がある。これらの物質は洗浄
プロセス中に基材に付着することができる。日光下に衣類を架けて乾燥させるよ
うな、酸素の存在下における光照射で、スルホン化亜鉛フタロシアニンは活性化
され、その結果基材が漂白される。好ましい亜鉛フタロシアニンおよび光活性化
漂白プロセスは、US特許4,033,718で記載されている。典型的には、
洗剤組成物は約0.025〜約1.25重量%のスルホン化亜鉛フタロシアニン
を含有する。
【0118】 ビルダー系 本発明による組成物はビルダー系を更に含んでもよい。ビルダーを更に含有し
た本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、布帛へのいかなるネガテ
ィブな作用も防ぎながら、しみ抜きおよび白さ維持を含めて改善された全体的ク
リーニングを行えることが、意外にもわかった。これらの組成物は、布帛へのい
かなるネガティブな作用も防ぎながら、毛玉防止、毛玉取り、カラーアピアラン
ス、布帛柔軟性および布帛耐すり切れ性質および効果を含めて改善された布帛ケ
アを更に施す。好ましいビルダーはゼオライトAおよびトリポリリン酸ナトリウ
ムである。 アルミノシリケート物質、シリケート、ポリカルボキシレート、アルキルまた
はアルケニルコハク酸、および脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミンペンタメチレン酢酸のような物質、金属イオン封鎖剤、例えばアミノポ
リホスホネート、特にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチ
レントリアミンペンタメチレンホスホン酸を含めて、いかなる慣用的なビルダー
系もここでは使用に適している。リン酸ビルダーもここでは用いてよい。
【0119】 適切なビルダーには、無機イオン交換物質、通常無機の水和したアルミノシリ
ケート物質、更に具体的には水和合成ゼオライト、例えば水和ゼオライトA、X
、B、HSまたはMAPがある。 もう1つの適切な無機ビルダー物質は、積層シリケート、例えばSKS‐6(
Hoechst)である。SKS‐6はケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる
結晶積層シリケートである。
【0120】 1つのカルボキシ基を有する適切なポリカルボキシレートには、ベルギー特許
831,368、821,369および821,370で開示されたような、乳
酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体がある。2つのカルボキシ基を
有するポリカルボキシレートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)
二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸の
水溶性塩、並びにドイツ特許公開2,446,686、2,446,687およ
びUS特許3,935,257で記載されたエーテルカルボキシレート、および
ベルギー特許840,623で記載されたスルフィニルカルボキシレートがある
。3つのカルボキシ基を有するポリカルボキシレートには、特に水溶性シトレー
ト、アコニトレートおよびシトラコネート、並びに英国特許1,379,241
で記載されたカルボキシメチルオキシサクシネート、オランダ出願720587
3で記載されたラクトキシサクシネートのようなサクシネート誘導体、および英
国特許1,387,447で記載された2‐オキサ‐1,1,3‐プロパントリ
カルボキシレートのようなオキシポリカルボキシレート物質がある。
【0121】 4つのカルボキシ基を有するポリカルボキシレートには、英国特許1,261
,829で開示されたオキシジサクシネート、1,1,2,2‐エタンテトラカ
ルボキシレート、1,1,3,3‐プロパンテトラカルボキシレートおよび1,
1,2,3‐プロパンテトラカルボキシレートがある。スルホ置換基を有するポ
リカルボキシレートには、英国特許1,398,421、1,398,422お
よびUS特許3,936,448で開示されたスルホサクシネート誘導体、およ
び英国特許1,082,179で記載されたスルホン化熱分解シトレートがあり
、ホスホン置換基を有するポリカルボキシレートは英国特許1,439,000
で開示されている。
【0122】 脂環式およびヘテロ環式ポリカルボキシレートには、シクロペンタン‐シス,
シス,シス‐テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシ
レート、2,3,4,5‐テトラヒドロフラン‐シス,シス,シス‐テトラカル
ボキシレート、2,5‐テトラヒドロフラン‐シス‐ジカルボキシレート、2,
2,5,5‐テトラヒドロフラン‐テトラカルボキシレート、1,2,3,4,
5,6‐ヘキサン‐ヘキサカルボキシレート、並びにソルビトール、マンニトー
ルおよびキシリトールのような多価アルコールのカルボキシメチル誘導体がある
。芳香族ポリカルボキシレートには、メリット酸、ピロメリット酸、および英国
特許1,425,343で開示されたフタル酸誘導体がある。 上記の中で好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3以内のカルボキ
シ基を有したヒドロキシカルボキシレート、更に詳しくはシトレートである。
【0123】 本組成物で使用上好ましいビルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性ア
ルミノシリケートビルダーまたは積層シリケート(SKS‐6)と、クエン酸の
ような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物がある。好ましいビルダ
ー系には、ゼオライトAのような非水溶性アルミノシリケートビルダーと、クエ
ン酸のような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物がある。本発明の
液体洗剤組成物で使用上好ましいビルダー系は、石鹸およびポリカルボキシレー
トである。
【0124】 顆粒組成物で使用上ビルダー系の一部を形成できる他のビルダー物質には、炭
酸、重炭酸、ケイ酸アルカリ金属のような無機物質、並びに有機ホスホネート、
アミノポリアルキレンホスホネートおよびアミノポリカルボキシレートのような
有機物質がある。他の適切な水溶性有機塩はホモもしくはコポリマー酸またはそ
れらの塩であり、その場合にポリカルボン酸は2以下の炭素原子で互いに離され
た少くとも2つのカルボキシル基を有している。このタイプのポリマーはGB‐
A‐1,596,756で開示されている。このような塩の例は、MW2000
〜5000のポリアクリレート、およびそれらと無水マレイン酸とのコポリマー
であり、このようなコポリマーは20,000〜70,000、特に約40,0
00の分子量を有している。
【0125】 洗浄ビルダー塩は、通常組成物の5〜80重量%、好ましくは10〜70重量
%、最も一般的には30〜60重量%の量で含有される。
【0126】 キレート化剤 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、1種以上の鉄および/ま
たはマンガンキレート化剤も場合により含有してよい。このようなキレート化剤
は、すべて以下で記載されているようなアミノカルボキシレート、アミノホスホ
ネート、多官能性置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群より
選択できる。理論に拘束されることなく、これら物質の効果は、可溶性キレート
の形成により洗浄液から鉄およびマンガンイオンを除去しうる、それらの例外的
な能力に一部起因していると考えられる。
【0127】 任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、エチレンジア
ミン四酢酸、N‐ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、
エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アン
モニウムおよび置換アンモニウム塩、およびそれらの混合物がある。 アミノホスホネートも、少くとも低レベルの全リンが洗剤組成物で許容される
ときに本発明の組成物でキレート化剤として使用に適しており、それにはDEQUES
Tのようなエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)がある。好ま
しくは、これらのアミノホスホネートは炭素原子約7以上のアルキルまたはアル
ケニル基を含まない。 多官能性置換芳香族キレート化剤も本組成物で有用である。1974年5月2
1日付で発行されたConnorらのUS特許3,812,044参照。このタイプの
好ましい化合物は、酸形の場合、1,2‐ジヒドロキシ‐3,5‐ジスルホベン
ゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0128】 ここで使用上好ましい生分解性キレーターは、1987年11月3日付Hartma
nおよびPerkinsのUS特許4,704,233で記載されたようなエチレンジア
ミン二コハク酸(“EDDS”)、特に〔S,S〕異性体である。 本組成物は、例えばゼオライト、積層シリケートなどのような不溶性ビルダー
と一緒にすると有用なコビルダー、またはキラントとして、水溶性メチルグリシ
ン二酢酸(MGDA)塩(または酸形)も含有してよい。
【0129】 利用されるならば、これらのキレート化剤は本洗剤組成物の通常約0.1〜約
15重量%である。更に好ましくは、利用されるならば、キレート化剤はこのよ
うな組成物の約0.1〜約3.0重量%である。
【0130】 起泡抑制剤 もう1つの任意成分は、シリコーンおよびシリカ‐シリコーン混合物により例
示される起泡抑制剤である。シリコーンはアルキル化ポリシロキサン物質で通常
代表され、シリカはシリカエーロゲル、キセロゲルおよび様々なタイプの疎水性
シリカにより例示される微細形態で通常用いられる。これらの物質は粒子として
配合することができ、起泡抑制剤は水溶性または水分散性で実質上非界面活性の
洗剤不透過性キャリア中で放出しうるように配合されることが有利である。一方
、起泡抑制剤は液体キャリアに溶解または分散させて、1種以上の他成分にスプ
レーすることで適用してもよい。
【0131】 好ましいシリコーン起泡抑制剤は、BartollotaらのUS特許3,933,67
2で開示されている。他の特に有用な起泡抑制剤は自己乳化シリコーン起泡抑制
剤であり、1977年4月28日付で公開されたドイツ特許出願DTOS2,6
46,126で記載されている。このような化合物の例はDow Corningから市販
されているDC‐544であって、これはシロキサン‐グリコールコポリマーで
ある。特に好ましい起泡抑制剤は、シリコーン油および2‐アルキル‐アルカノ
ールの混合物からなる起泡抑制剤系である。適切な2‐アルキル‐アルカノール
は、商品名Isofol12Rで市販されている2‐ブチルオクタノールである。この
ような起泡抑制剤系は、1992年11月10日付で出願された同時係属欧州特
許出願N92870174.7で記載されている。 特に好ましいシリコーン起泡抑制剤は、同時係属欧州特許出願N゜92201
649.8で記載されている。上記組成物はAerosilのような溶融無孔質シリ
カと組み合せたシリコーン/シリカ混合物を含むことができる。
【0132】 上記された起泡抑制剤は、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.0
1〜1重量%のレベルで通常用いられる。
【0133】 その他 汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、蛍光増白剤、研磨剤、殺菌剤、曇り抑制剤、着色剤
および/または封入または非封入香料のような他成分も用いてよい。
【0134】 特に適切な封入物質は、GB1,464,616で記載されたような多糖およ
びポリヒドロキシ化合物のマトリックスからなる水溶性カプセルである。 他の適切な水溶性封入物質は、US3,455,838で記載されたような、
置換ジカルボン酸の未ゼラチン化デンプン酸エステルから誘導されたデキストリ
ンからなる。これらの酸エステルデキストリンは、好ましくは、ワキシーメイズ
、ワキシーモロコシ、サゴ、タピオカおよびポテトのようなデンプンから製造さ
れる。上記封入物質の適切な例には、National Starch製のN‐Lokがある。
N‐Lok封入物質は改質メイズスターチおよびグルコースからなる。デンプン
は無水オクテニルコハク酸のような一官能性置換基を加えることにより改質され
る。
【0135】 ここで適した再付着防止および汚れ懸濁剤には、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース誘導
体、およびホモもしくはコポリマーポリカルボン酸またはそれらの塩がある。こ
のタイプのポリマーには、ビルダーとして既に記載されたポリアクリレートおよ
び無水マレイン酸‐アクリル酸コポリマー、並びに無水マレイン酸とエチレン、
メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマーがあり、無水マレイン
酸はコポリマーの少くとも20モル%を占めている。これらの物質は、通常組成
物の0.5〜10重量%、更に好ましくは0.75〜8重量%、最も好ましくは
1〜6重量%のレベルで用いられる。
【0136】 好ましい蛍光増白剤は性質上アニオン性であり、その例は4,4′‐ビス(2
‐ジエタノールアミノ‐4‐アニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチ
ルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(2‐モルホリ
ノ‐4‐アニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチルベン‐2,2′‐
ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(2,4‐ジアニリノ‐s‐トリア
ジン‐6‐イルアミノ)スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4
′,4″‐ビス(2,4‐ジアニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチ
ルベン‐2‐スルホン酸一ナトリウム、4,4′‐ビス〔2‐アニリノ‐4‐(
N‐メチル‐N‐2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐s‐トリアジン‐6‐イルア
ミノ〕スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(4
‐フェニル‐2,1,3‐トリアゾール‐2‐イル)スチルベン‐2,2′‐ジ
スルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス〔2‐アニリノ‐4‐(1‐メチル‐
2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ〕スチルベン
‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、2‐スチルビル‐4″‐(ナフト‐1
′,2′,4,5)‐1,2,3‐トリアゾール‐2″‐スルホン酸ナトリウム
および4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニルである。高度に好まし
い増白剤は、同時係属欧州特許出願95201943.8の特定の増白剤である
【0137】 他の有用なポリマー物質はポリエチレングリコール、特に分子量1000〜1
0000、更に具体的には2000〜8000、最も好ましくは約4000のも
のである。これらは0.20〜5重量%、更に好ましくは0.25〜2.5%の
レベルで用いられる。これらのポリマー、および既に記載されたホモまたはコポ
リマーポリカルボキシレート塩は、白さ維持、布帛アッシュ付着性(fabric ash
deposition)、および遷移金属不純物の存在下で土、タンパク質および酸化性汚
れに対するクリーニング性能を改善する上で有益である。
【0138】 本発明の組成物で有用な汚れ放出剤は、慣用的には、様々な配置をとるテレフ
タル酸とエチレングリコールおよび/またはプロピレングリコール単位とのコポ
リマーまたはターポリマーである。このようなポリマーの例は、一般譲渡された
US特許4116885および4711730、および欧州公開特許出願0,2
72,033で開示されている。EP‐A‐0,272,033による特に好ま
しいポリマーは下記式を有している: (CH(PEG)430.75(POH)0.25〔(T‐PO)2.8 (T‐PEG)0.4 〕T(POH)0.25((PEG)43CH0.75 上記式中PEGは‐(OC)O‐、POは(OCO)、およびTは
(pcOCCO)である。
【0139】 ジメチルテレフタレート、ジメチルスルホイソフタレート、エチレングリコー
ルおよび1,2‐プロパンジオールのランダムコポリマーとして修飾ポリエステ
ルも非常に有用であり、末端基は主にスルホベンゾエート、および二次的にエチ
レングリコールおよび/またはプロパンジオールのモノエステルからなる。目的
はスルホベンゾエート基により両末端でキャップ化されたポリマーを得ることで
あり、本関係においては“主に”上記コポリマーのほとんどがスルホベンゾエー
ト基で末端キャップ化されている。しかしながら、一部のコポリマーは完全には
キャップ化されておらず、したがってそれらの末端基はエチレングリコールおよ
び/またはプロパン‐1,2‐ジオールのモノエステルからなっていてもよく、
“二次的に”このような種からなる。 ここで選択されるポリエステルは約46重量%のジメチルテレフタル酸、約1
6重量%のプロパン‐1,2‐ジオール、約10重量%のエチレングリコール、
約13重量%のジメチルスルホ安息香酸および約15重量%のスルホイソフタル
酸を含んでおり、約3000の分子量を有する。ポリエステルおよびそれらの製
造方法は、EPA311,342で詳細に記載されている。
【0140】 水道水中の遊離塩素が洗剤組成物中に含まれた酵素を急速に不活化することは
、当業界で周知である。したがって、処方物中に全組成物の0.1重量%以上の
レベルでペルボレート、硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウムまたはポリエチレ
ンイミンのような塩素スカベンジャーを用いたときには、洗剤酵素の改善された
スルー・ザ・ウォッシュ(throuth the wash)安定性をもたらす。塩素スカベン
ジャーを含む組成物は、1992年1月31日付で出願された欧州特許出願92
870018.6で記載されている。
【0141】 ポリアクリレートから製造されたようなアルコキシル化ポリカルボキシレート
は、追加の脂肪除去性能を発揮させるためにここでは有用である。このような物
質は、参考のため本明細書に組み込まれるWO91/08281およびPCT9
0/01815の第4頁以降で記載されている。化学的に、これらの物質は7〜
8つのアクリレート単位毎に1つのエトキシ側鎖を有したポリアクリレートから
なる。側鎖は式‐(CHCHO)(CHCHからなり、ここでm
は2〜3、nは6〜12である。側鎖はポリアクリレート“主鎖”にエステル結
合されて、“コーム”(comb)ポリマータイプ構造を形成している。分子量は様々
であるが、典型的には約2000〜約50,000の範囲内である。このような
アルコキシル化ポリカルボキシレートは、本組成物の約0.05〜約10重量%
である。
【0142】 分散剤 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は分散剤も含有することがで
きる。適切な水溶性有機塩はホモまたはコポリマー酸、またはそれらの塩であり
、そのポリカルボン酸は2以下の炭素原子で互いに離された少くとも2つのカル
ボキシル基を有している。このタイプのポリマーはGB‐A‐1,596,75
6で開示されている。このような塩の例はMW2000〜5000のポリアクリ
レート、およびそれらと無水マレイン酸とのコポリマーであり、このようなコポ
リマーは1000〜100,000の分子量を有している。特に、4000の分
子量を有する480Nのようなアクリレートおよびメチルアクリレートのコポリ
マーは、組成物の0.5〜20重量%のレベルで、本発明の洗濯洗剤および/ま
たは布帛ケア組成物中に加えることができる。
【0143】 本発明の組成物はライムソープペプタイザー化合物を含有してもよく、これは
8以下、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下の下記のようなライムソープ
分散力(LSDP)を有していることが好ましい。ライムソープペプタイザー化
合物は、好ましくは0〜20重量%のレベルで存在する。
【0144】 ライムソープペプタイザーの有効性の数値尺度はライムソープ分散力(LSD
P)により示され、H.C.Borghetty and C.A.Bergman,J.Am.Oil.Chem.Soc.,volum
e 27,pages 88-90 (1950)の論文で記載されたようなライムソープ分散試験を用
いて測定される。このライムソープ分散試験法は当業者に広く用いられており、
例えば下記レビュー文献:W.N.Linfield,Surfactant Science Series,Volume 7,
p.3;W.N.Linfield,Tenside Surf.det.,volume 27,pages 159-163 (1990);M.K.
Nagarajan,W.F.Masler,Cosmetics and Toiletries,volume 104,pages 71-73 (19
89)で記載されている。LSDPとは、333ppm CaCo(Ca:Mg
=3:2)相当硬度の水30ml中でオレイン酸ナトリウム0.025gにより
形成されたライムソープ沈降物を分散させる上で必要な、分散剤対オレイン酸ナ
トリウムの%重量比のことである。
【0145】 良好なライムソープペプタイザー能力を有する界面活性剤には、あるアミンオ
キシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよびエト
キシル化アルコールがある。 本発明による使用向けに8以下のLSDPを有する例示の界面活性剤には、C 16 ‐C18ジメチルアミンオキシド、平均エトキシル化度1〜5のC12‐C 18 アルキルエトキシサルフェート、特にエトキシル化度3のC12‐C15アルキ
ルエトキシサルフェート界面活性剤(LSDP=4)、およびBASF GmbHか
ら商品名Lutensol A012およびLutensol A030で各々販売されている、平均エトキ
シル化度12(LSDP=6)または30のC14‐C15エトキシル化アルコ
ールがある。
【0146】 ここで使用に適したポリマーライムソープペプタイザーは、Cosmetics and To
iletries,volume 104,pages 71-73 (1989)でみられる、M.K.Nagarajan,W.F.Masl
erによる論文で記載されている。 4‐(N‐オクタノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、
4‐(N‐ノナノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、4‐
(N‐デカノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネートおよびそれ
らの混合物のような疎水性ブリーチ;親水性/疎水性ブリーチ処方物と一緒にし
たノナノイルオキシベンゼンスルホネートも、ライムソープペプタイザー化合物
として使える。
【0147】 転染阻止 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、好ましくは、着色布帛を
伴った布帛洗濯操作中に出会う、溶解および懸濁された染料のある布帛から他へ
の転染を阻止するための化合物も含有することができる。
【0148】 ポリマー転染阻止剤 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、0.001〜10重
量%、好ましくは0.01〜2%、更に好ましくは0.05〜1%のポリマー転
染阻止剤も含む。上記のポリマー転染阻止剤は、着色布帛から洗浄された布帛上
への染料の移動を阻止するために、クリーニング組成物中に通常配合される。こ
れらのポリマーは、染料が洗浄液中で他の物体と付着するようになる機会をもつ
前に、着色布帛から洗い落ちた遊離染料と複合化するかまたはそれを吸着する能
力を有している。 特に適切なポリマー転染阻止剤は、ポリアミンN‐オキシドポリマー、N‐ビ
ニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルピロリ
ドンポリマー、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾール、また
はそれらの混合物である。このようなポリマーの添加は、本発明による酵素の性
能も高める。
【0149】 a)ポリアミンN‐オキシドポリマー 使用に適したポリアミンN‐オキシドポリマーは、下記構造式を有する単位を
含んでいる:
【化11】 上記式中Pは重合性単位であり、それにはR‐N‐O基が結合できるか、または
R‐N‐O基は重合性単位の一部を形成しているか、または双方の組合せである
; AはNC(=O)、C(=O)O、C=O、‐O‐、‐S‐、‐N‐であり、
xは0または1である; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基またはそれ
らの組合せであり、それにはN‐O基の窒素が結合できるか、またはN‐O基の
窒素はこれらの基の一部である。
【0150】 N‐O基は下記一般構造で表すことができる:
【化12】 上記式中R1、R2およびR3は脂肪族基、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基また
はそれらの組合せであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または1で
あり、そこではN‐O基の窒素が結合しているか、またはN‐O基の窒素がこれ
らの基の一部を形成している。
【0151】 N‐O基は重合性単位(P)の一部でも、ポリマー主鎖に結合しても、または
双方の組合せであってもよい。 N‐O基が重合性単位の一部を形成している適切なポリアミンN‐オキシドに
は、Rが脂肪族、芳香族、脂環式またはヘテロ環式基から選択されるポリアミン
N‐オキシドがある。 上記ポリアミンN‐オキシドの1クラスは、N‐O基の窒素がR基の一部を形
成しているポリアミンN‐オキシドのグル−プからなる。好ましいポリアミンN
‐オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジ
ン、キノリン、アクリジンおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式基である場
合である。上記ポリアミンN‐オキシドのもう1つのクラスは、N‐O基の窒素
がR基に結合されたポリアミンN‐オキシドのグル−プからなる。他の適切なポ
リアミンN‐オキシドは、N‐O基が重合性単位に結合されたポリアミンオキシ
ドである。 これらポリアミンN‐オキシドの好ましいクラスは、Rが芳香族、ヘテロ環式
または脂環式基であって、N‐O官能基の窒素が上記R基の一部である、一般式
(I)を有したポリアミンN‐オキシドである。これらクラスの例は、Rがピリ
ジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式化合物
である、ポリアミンオキシドである。 ポリアミンN‐オキシドのもう1つの好ましいクラスは、Rが芳香族、ヘテロ
環式または脂環式基であって、N‐O官能基の窒素が上記R基に結合されている
、一般式(I)を有したポリアミンオキシドである。これらクラスの例は、R基
がフェニルのような芳香族である、ポリアミンオキシドである。
【0152】 いかなるポリマー主鎖も、形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であっ
て、転染阻止性を有しているかぎり、用いてよい。適切なポリマー主鎖の例は、
ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。
【0153】 本発明のアミンN‐オキシドポリマーは、典型的には10:1〜1:1000
000のアミン対アミンN‐オキシドの比率を有している。しかしながら、ポリ
アミンオキシドポリマー中に存在するアミンオキシド基の量は、適切な共重合に
よるか、または適度のN‐オキシド化によって変えることができる。好ましくは
、アミン対アミンN‐オキシドの比率は2:3〜1:1000000、更に好ま
しくは1:4〜1:1000000、最も好ましくは1:7〜1:100000
0である。本発明のポリマーには、1つのモノマータイプがアミンN‐オキシド
であって、他のモノマータイプがアミンN‐オキシドであるかまたはそうでない
、ランダムまたはブロックコポリマーを現実には含んでいる。ポリアミンN‐オ
キシドのアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、更に好ま
しくはpKa<6を有する。ポリアミンオキシドはほぼあらゆる重合度で得るこ
とができる。重合度は、物質が望ましい水溶性および染料懸濁力を有していれば
、重要でない。典型的には、平均分子量は500〜1,000,000、好まし
くは1000〜50,000、更に好ましくは2000〜30,000、最も好
ましくは3000〜20,000の範囲内である。
【0154】 b)N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー 本発明で用いられるN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンポリマー
は、5000〜1,000,000、好ましくは5000〜200,000の平
均分子量範囲を有する。本発明による洗剤組成物で使用上高度に好ましいポリマ
ーは、N‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーから選択され
るポリマーであり、そのポリマーは5000〜50,000、更に好ましくは8
000〜30,000、最も好ましくは10,000〜20,000の平均分子
量範囲を有している。平均分子量範囲は、Barth H.G.and Mays J.W.,Chemical A
nalysis,Vol.113,”Modern Methods of Polymer Characterization”で記載され
ているような光散乱により調べた。高度に好ましいN‐ビニルイミダゾール N
‐ビニルピロリドンコポリマーは5000〜50,000、更に好ましくは80
00〜30,000、最も好ましくは10,000〜20,000の平均分子量
範囲を有している。上記の平均分子量範囲を有することで特徴づけられるN‐ビ
ニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーは優れた転染阻止性を発揮
しながら、それで処方された洗剤組成物のクリーニング性能に悪影響を与えない
。本発明のN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーは、1:
0.2、更に好ましくは0.8:0.3、最も好ましくは0.6:0.4のN‐
ビニルイミダゾール対N‐ビニルピロリドンのモル比を有している。
【0155】 c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物では、約2500〜約400,000、好ましくは約50
00〜約200,000、更に好ましくは約5000〜約50,000、最も好
ましくは約5000〜約15,000の平均分子量を有するポリビニルピロリド
ン(“PVP”)も利用してよい。適切なポリビニルピロリドンは、製品名PV
P K‐15(10,000の粘度分子量)、PVP K‐30(40,000
の平均分子量)、PVP K‐60(160,000の平均分子量)およびPV
P K‐90(360,000の平均分子量)として、ISP Corporation,New
York,NY and Montreal,Canadaから市販されている。BASF Cooperationから
市販されている他の適切なポリビニルピロリドンには、Sokalan HP165およびSok
alan HP12;洗剤業者に知られているポリビニルピロリドン(例えばEP‐A‐
262,897およびEP‐A‐256,696参照)がある。
【0156】 d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物では、ポリマー転染阻止剤としてポリビニルオキサゾリド
ンも利用してよい。上記のポリビニルオキサゾリドンは、約2500〜約400
,000、好ましくは約5000〜約200,000、更に好ましくは約500
0〜約50,000、最も好ましくは約5000〜約15,000の平均分子量
を有している。
【0157】 e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物では、ポリマー転染阻止剤としてポリビニルイミダゾール
も利用してよい。上記のポリビニルイミダゾールは、約2500〜約400,0
00、好ましくは約5000〜約200,000、更に好ましくは約5000〜
約50,000、最も好ましくは約5000〜約15,000の平均分子量を有
している。
【0158】 f)架橋ポリマー 架橋ポリマーは主鎖がある程度まで連結されたポリマーであり、これらのリン
クは化学的でもまたは物理的性質であってもよく、可能性として活性基は主鎖上
でもまたは側鎖上でもよく、架橋ポリマーはJournal of Polymer Science,volum
e 22,pages 1035-1039で記載されている。一態様において、架橋ポリマーは三次
元硬質構造を形成するように作られ、三次元構造により形成された孔に染料を捕
捉しうる。もう1つの態様では、架橋ポリマーは膨潤により染料を捕捉する。こ
のような架橋ポリマーは同時係属特許出願94870213.9で記載されてい
る。
【0159】洗浄方法 本発明の組成物は、浸漬法、前処理法、別のすすぎ補助組成物を加えてもよい
すすぎステップを伴う方法、および後処理方法を含めて、本質的にいかなる洗浄
、クリーニングおよび/または布帛ケア方法で用いてもよい。 ここで記載されたプロセスは常法で布帛を洗濯液と接触させることからなり、
以下で例示されている。慣用的な洗濯方法は、有効量の洗濯洗剤および/または
布帛ケア組成物を溶解または分配させた水性液体で汚れた布帛を処理することか
らなる。本発明のプロセスは、便宜上クリーニングプロセスの過程で行われる。
クリーニングの方法は、好ましくは5〜95℃、特に10〜60℃で行われる。
処理溶液のpHは、好ましくは7〜12である。
【0160】 下記例は本発明の組成物を例示するための意味であり、必ずしも本発明の範囲
を制限したりまたは限定するような意味ではない。洗剤組成物において、酵素の
レベルは全組成物の重量により純粋酵素で表示されており、別記されないかぎり
、洗剤成分は全組成物の重量で表示されている。そこで略記された成分表示は下
記意味を有している: LAS :ナトリウム直鎖C11-13アルキルベンゼンスルホネート TAS :ナトリウムタローアルキルサルフェート CxyAS :ナトリウムC1x‐C1Yアルキルサルフェート CxySAS:ナトリウムC1X‐C1Y二級(2,3)アルキルサルフェート CxyEz :平均zモルのエチレンオキシドと縮合された C1X‐C1Yで主に直鎖の一級アルコール CxyEzS:平均zモルのエチレンオキシドと縮合された C1X‐C1Yナトリウムアルキルサルフェート QAS :R(CH)(COH)(R=C12‐C14) QAS1 :R(CH)(COH)(R=C‐C11) APA :C8-10アミドプロピルジメチルアミン 石鹸 :獣脂およびココナツ脂肪酸の80/20混合物から誘導される ナトリウム直鎖アルキルカルボキシレート STS :ナトリウムトルエンスルホネート CFAA :C12‐C14アルキルN‐メチルグルカミド TFAA :C16‐C18アルキルN‐メチルグルカミド TPKFA :C12‐C14トップドホールカット(topped whole cut)脂肪酸
DEQA :ジ(タローオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド DEQA(2):ジ(ソフトタローイルオキシエチル)ヒドロキシエチル メチルアンモニウムメチルサルフェート DTDMAMS:ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート SDASA:1:2比のステアリルジメチルアミン:トリプル・プレスド (triple pressed)ステアリン酸 シリケート :非晶質ケイ酸ナトリウム (SiO:NaO比=1.6‐3.2) ゼオライトA:0.1〜10μm範囲の主粒径を有する 式Na12(AlOSiO12・27HOの 水和ナトリウムアルミノシリケート(無水ベースで重量表示) Na‐SKS‐6:式δ‐NaSiの結晶積層シリケート シトレート :425〜850μmの粒径分布を有する、活性86.4%の クエン酸三ナトリウム二水和物 クエン酸 :無水クエン酸 ボレート :ホウ酸ナトリウム 炭酸塩 :粒径200〜900μmの無水炭酸ナトリウム 重炭酸塩 :粒径分布400〜1200μmの無水炭酸水素ナトリウム サルフェート:無水硫酸ナトリウム 硫酸Mg :無水硫酸マグネシウム STPP :トリポリリン酸ナトリウム TSPP :ピロリン酸四ナトリウム MA/AA :4:1アクリレート/マレエートのランダムコポリマー 平均分子量約70,000〜80,000 MA/AA1:6:4アクリレート/マレエートのランダムコポリマー 平均分子量約10,000 AA :平均分子量4500のポリアクリル酸ナトリウムポリマー PB1 :実験式NaBO・Hの無水過ホウ酸ナトリウム一水和 物 PB4 :実験式NaBO・3HO・Hの 過ホウ酸ナトリウム四水和物 ペルカーボネート:実験式2NaCO・3Hの無水過炭酸ナトリウム
TAED :テトラアセチルエチレンジアミン NOBS :ナトリウム塩形のノナノイルオキシベンゼンスルホネート NACA‐OBS:(6‐ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート DTPA :ジエチレントリアミン五酢酸 HEDP :1,1‐ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP:Monsantoから商品名Dequest 2060で販売されている ジエチルトリアミンペンタ(メチレン)ホスホネート EDDS :エチレンジアミン‐N,N′‐二コハク酸 そのナトリウム塩形の(S,S)異性体 光活性化ブリーチ:デキストリン可溶性ポリマー中に封入された スルホン化亜鉛フタロシアニン 光活性化ブリーチ1:デキストリン可溶性ポリマー中に封入された スルホン化アルミノフタロシアニン プロテアーゼ:Novo Nordisk A/Sから商品名Savinase、Alcalase、Durazymで 販売されているタンパク質分解酵素;Gist-Brocadesから販売されて いるMaxacal、Maxapem;および特許WO91/06637および/ またはWO95/10591および/またはEP251446で記載 されたプロテアーゼ アミラーゼ :Genencorから商品名Purafact Ox Amで販売されている WO94/18314、WO96/05295で記載されたデンプン 分解酵素;すべてNovo Nordisk A/Sから市販されているTermamyl、 FungamylおよびDuramyl;およびWO95/26397で 記載されたもの リパーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Lipolase、Lipolase Ultraで販売 されている脂肪分解酵素、およびGist-BrocadesによるLipomax CBD‐エンドラーゼ:Sigmaから商品名Cellulose Binding Domainで販売 されているClostridium cellulovoransからのCBD cellulozome に、SigmaからのPEG(NPC)2MW3400で連結された、 Novo Nordisk A/Sから商品名Endolaseで販売されている酵素から 誘導されたセルロース分解酵素コア;および/または :Novo Nordisk A/Sから商品名Carezymeで販売されている セルロース分解酵素のCBDに、Humicola insolensファミリー 45セルラーゼリンカーで連結されている、Novo Nordisk A/S から商品名Endolaseで販売されている酵素から誘導されたセル ロース分解酵素コア;および/または :Cellulomonas fimiのCenCセルラーゼのCBDにCenA セルラーゼリンカーで連結されている、Novo Nordisk A/Sから 商品名Endolaseで販売されている酵素から誘導されたセルロース 分解酵素コアのN末端 セルラーゼ:Novo Nordisk A/Sから商品名Carezymeおよび/またはCelluzyme で販売されているセルロース分解酵素;および/またはGenencor によるTrichoderma reseeiからのClazinase、Puradex HAI、EGIII セルラーゼ CMC :ナトリウムカルボキシメチルセルロース PVP :平均分子量60,000のポリビニルポリマー PVNO :平均分子量50,000のポリビニルピリジン‐N‐オキシド PVPVI :平均分子量20,000のビニルイミダゾールおよび ビニルピロリドンのコポリマー 増白剤1 :4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニル二ナトリ ウム 増白剤2 :4,4′‐ビス(4‐アニリノ‐6‐モルホリノ‐1,3, 5‐トリアジン‐2‐イル)スチルベン‐2,2′‐ジスル ホン酸二ナトリウム シリコーン消泡剤:10:1〜100:1のフォーム調整剤対分散剤の比率で、 分散剤としてシロキサンオキシアルキレンコポリマーを配合した、 ポリジメチルシロキサンフォーム調整剤 起泡抑制剤 :顆粒形の、12%シリコーン/シリカ、18%ステアリル アルコール、70%デンプン 不透明剤 :BASF Aktiengesellschaftから商品名Lytron 621で 販売されている水ベースモノスチレンラテックス混合物 SRP1 :アニオン性末端キャップ化ポリエステル SRP2 :ジエトキシル化ポリ(1,2‐プロピレンテレフタレート) 短ブロックポリマー QEA :ビス〔(CO)(CO)〕(CH)‐N‐ C12‐N‐(CH) ビス〔(CO)(CO)〕(n=20〜30) PEI :1800の平均分子量および窒素あたり7エチレンオキシ残 基の平均エトキシル化度を有したポリエチレンイミン SCS :ナトリウムクメンスルホネート HMWPEO:高分子量ポリエチレンオキシド PEGx :分子量xのポリエチレングリコール PEO :平均分子量5000のポリエチレンオキシド TEPAE :テトラエチレンペンタアミンエトキシレート
【0161】例1 下記の高密度洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: I II III IV V VI LAS 8.0 8.0 8.0 2.0 6.0 6.0 TAS - 0.5 - 0.5 1.0 0.1 C46(S)AS 2.0 2.5 - - - - C25AS - - - 7.0 4.5 5.5 C68AS 2.0 5.0 7.0 - - - C25E5 - - 3.4 10.0 4.6 4.6 C25E7 3.4 3.4 1.0 - - - C25E3S - - - 2.0 5.0 4.5 QAS - 0.8 - - - - QAS1 - - - 0.8 0.5 1.0 ゼオライトA 18.1 18.0 14.1 18.1 20.0 18.1 クエン酸 - - - 2.5 - 2.5 炭酸塩 13.0 13.0 27.0 10.0 10.0 13.0 Na‐SKS‐6 - - - 10.0 - 10.0 シリケート 1.4 1.4 3.0 0.3 0.5 0.3 シトレート - 1.0 - 3.0 - - サルフェート 26.1 26.1 26.1 6.0 - - 硫酸Mg 0.3 - - 0.2 - 0.2 MA/AA 0.3 0.3 0.3 4.0 1.0 1.0 CMC 0.2 0.2 0.2 0.2 0.4 0.4 PB4 9.0 9.0 5.0 - - - ペルカーボネート - - - - 18.0 18.0 TAED 1.5 0.4 1.5 - 3.9 4.2 NACA‐OBS - 2.0 1.0 - - - DETPMP 0.25 0.25 0.25 0.25 - - SRP1 - - - 0.2 - 0.2 EDDS - 0.25 0.4 - 0.5 0.5 CFAA - 1.0 - 2.0 - - HEDP 0.3 0.3 0.3 0.3 0.4 0.4 QEA - - - 0.2 - 0.5 プロテアーゼ 0.009 0.009 0.01 0.04 0.05 0.03 アミラーゼ 0.002 0.002 0.002 0.006 0.008 0.008 CBD‐エンドラーゼ 0.0007 0.01 0.0007 0.008 0.0008 0.001 セルラーゼ - - 0.0007 - 0.0007 0.0001
リパーゼ 0.006 - - 0.01 0.01 0.01 光活性化ブリーチ(ppm) 15 15 15 - 20 20 PVNO/PVPVI - - - 0.1 - - 増白剤1 0.09 0.09 0.09 - 0.09 0.09 香料 0.3 0.3 0.3 0.4 0.4 0.4 シリコーン消泡剤 0.5 0.5 0.5 - 0.3 0.3 密度g/L 850 850 850 850 850 850 その他 100%まで
【0162】例2 ヨーロッパ式機械洗浄条件下で特に有用な下記の顆粒洗濯洗剤組成物を本発明
に従い調製した: I II III IV V VI LAS 5.5 7.5 5.0 5.0 6.0 7.0 TAS 1.25 1.9 - 0.8 0.4 0.3 C24AS/C25AS - 2.2 5.0 5.0 5.0 2.2 C25E3S - 0.8 1.0 1.5 3.0 1.0 C45E7 3.25 - - - - 3.0 TFAA - - 2.0 - - - C25E5 - 5.5 - - - - QAS 0.8 - - - - - QAS1 - 0.7 1.0 0.5 1.0 0.7 STPP 19.7 - - - - - ゼオライトA - 19.5 25.0 19.5 20.0 17.0 NaSKS-6/クエン酸(79:21) - 10.6 - 10.6 - - Na‐SKS‐6 - - 9.0 - 10.0 10.0 炭酸塩 6.1 21.4 9.0 10.0 10.0 18.0 重炭酸塩 - 2.0 7.0 5.0 - 2.0 シリケート 6.8 - - 0.3 0.5 - シトレート - - 4.0 4.0 - - サルフェート 39.8 - - 5.0 - 12.0 硫酸Mg - - 0.1 0.2 0.2 - MA/AA 0.5 1.6 3.0 4.0 1.0 1.0 CMC 0.2 0.4 1.0 1.0 0.4 0.4 PB4 5.0 12.7 - - - - ペルカーボネート - - - - 18.0 15.0 TAED 0.5 3.1 - - 5.0 - NACA‐OBS 1.0 3.5 - - - 2.5 DETPMP 0.25 0.2 0.3 0.4 - 0.2 HEDP - 0.3 - 0.3 0.3 0.3 QEA - - 1.0 1.0 1.0 - プロテアーゼ 0.009 0.03 0.03 0.05 0.05 0.02 リパーゼ 0.003 0.003 0.006 0.006 0.006 0.004 CBD‐エンドラーゼ 0.01 0.005 0.005 0.005 0.01 0.008 セルラーゼ 0.0006 - 0.0005 - - 0.0007
アミラーゼ 0.002 0.002 0.006 0.006 0.01 0.003 PVNO/PVPVI - - 0.2 0.2 - - PVP 0.9 1.3 - - - 0.9 SRP1 - - 0.2 0.2 0.2 - 光活性化ブリーチ(ppm) 15 27 - - 20 20 光活性化ブリーチ1(ppm) 15 - - - - - 増白剤1 0.08 0.2 - - 0.09 0.15 増白剤2 - 0.04 - - - - 香料 0.3 0.5 0.4 0.3 0.4 0.3 シリコーン消泡剤 0.5 2.4 0.3 0.5 0.3 2.0 密度g/L 750 750 750 750 750 750 その他 100%まで
【0163】例3 ヨーロッパ式機械洗浄条件下で特に有用な下記の洗剤処方物を本発明に従い調
製した: I II III IV ブローンパウダー(Blown Powder): LAS 6.0 5.0 11.0 6.0 TAS 2.0 ‐ ‐ 2.0 ゼオライトA 24.0 ‐ ‐ 20.0 STPP ‐ 27.0 24.0 ‐ サルフェート 4.0 6.0 13.0 ‐ MA/AA 1.0 4.0 6.0 2.0 シリケート 1.0 7.0 3.0 3.0 CMC 1.0 1.0 0.5 0.6 増白剤1 0.2 0.2 0.2 0.2 シリコーン消泡剤 1.0 1.0 1.0 0.3 DETPMP 0.4 0.4 0.2 0.4 スプレーオン: 増白剤 0.02 ‐ ‐ 0.02 C45E7 ‐ ‐ ‐ 5.0 C45E2 2.5 2.5 2.0 ‐ C45E3 2.6 2.5 2.0 ‐ 香料 0.5 0.3 0.5 0.2 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.3 ‐ 乾燥添加物: QEA ‐ ‐ ‐ 1.0 EDDS 0.3 ‐ ‐ ‐ サルフェート 2.0 3.0 5.0 10.0 炭酸塩 6.0 13.0 15.0 14.0 クエン酸 2.5 ‐ ‐ 2.0 QAS1 0.5 ‐ ‐ 0.5 Na‐SKS‐6 10.0 ‐ ‐ ‐ ペルカーボネート 18.5 ‐ ‐ ‐ PB4 ‐ 18.0 10.0 21.5 TAED 2.0 2.0 ‐ 2.0 NACA‐OBS 3.0 2.0 4.0 ‐ CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.01 0.005 0.01 セルラーゼ 0.0004 ‐ ‐ 0.0008 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.004 アミラーゼ 0.003 0.003 0.003 0.006 増白剤1 0.05 ‐ ‐ 0.05
その他 100%まで
【0164】例4 下記の顆粒洗剤処方物を本発明に従い調製した: I II III IV V VI ブローンパウダー: LAS 23.0 8.0 7.0 9.0 7.0 7.0 TAS ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ C45AS 6.0 6.0 5.0 8.0 ‐ ‐ C45AES ‐ 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ C45E35 ‐ ‐ ‐ ‐ 2.0 4.0 ゼオライトA 10.0 18.0 14.0 12.0 10.0 10.0 MA/AA ‐ 0.5 ‐ ‐ ‐ 2.0 MA/AA1 7.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ AA ‐ 3.0 3.0 2.0 3.0 3.0 サルフェート 5.0 6.3 14.3 11.0 15.0 19.3 シリケート 10.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 炭酸塩 15.0 20.0 10.0 20.7 8.0 6.0 PEG4000 0.4 1.5 1.5 1.0 1.0 1.0 DTPA ‐ 0.9 0.5 ‐ ‐ 0.5 増白剤2 0.3 0.2 0.3 ‐ 0.1 0.3 スプレーオン: C45E7 ‐ 2.0 ‐ ‐ 2.0 2.0 C25E9 3.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ C23E9 ‐ ‐ 1.5 2.0 ‐ 2.0 香料 0.3 0.3 0.3 2.0 0.3 0.3 凝集物: C45AS ‐ 5.0 5.0 2.0 ‐ 5.0 LAS ‐ 2.0 2.0 ‐ ‐ 2.0 ゼオライトA ‐ 7.5 7.5 8.0 ‐ 7.5 炭酸塩 ‐ 4.0 4.0 5.0 ‐ 4.0 PEG4000 ‐ 0.5 0.5 ‐ ‐ 0.5 その他(水など) ‐ 2.0 2.0 2.0 ‐ 2.0 乾燥添加物: QAS ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ クエン酸 ‐ ‐ ‐ ‐ 2.0 ‐ PB4 ‐ ‐ ‐ ‐ 12.0 1.0 PB1 4.0 1.0 3.0 2.0 ‐ ‐ ペルカーボネート ‐ ‐ ‐ ‐ 2.0 10.0 炭酸塩 ‐ 5.3 1.8 ‐ 4.0 4.0 NOBS 4.0 ‐ 6.0 ‐ ‐ 0.6 メチルセルロース 0.2 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ Na‐SKS‐6 8.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ STS ‐ ‐ 2.0 ‐ 1.0 ‐ クメンスルホン酸 ‐ 1.0 ‐ ‐ ‐ 2.0 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.02 0.01 0.02 0.02 リパーゼ 0.004 ‐ 0.004 ‐ 0.004 0.008 アミラーゼ 0.003 ‐ 0.002 ‐ 0.003 ‐ CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.01 0.0005 0.01 0.01 0.0005 セルラーゼ ‐ ‐ 0.0005 0.0007 ‐ 0.0008 PVPVI ‐ ‐ ‐ ‐ 0.5 0.1 PVP ‐ ‐ ‐ ‐ 0.5 ‐ PVNO ‐ ‐ 0.5 0.3 ‐ ‐ QEA ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ SRP1 0.2 0.5 0.3 ‐ 0.2 ‐ シリコーン消泡剤 0.2 0.4 0.2 0.4 0.1 ‐ 硫酸Mg ‐ ‐ 0.2 ‐ 0.2 ‐ その他 100%まで
【0165】例5 着色衣類の洗浄で特に有用な下記の無ブリーチ洗剤処方物を本発明に従い調製
した: I II III ブローンパウダー: ゼオライトA 15.0 15.0 ‐ サルフェート ‐ 5.0 ‐ LAS 3.0 3.0 ‐ DETPMP 0.4 0.5 ‐ CMC 0.4 0.4 ‐ MA/AA 4.0 4.0 ‐ 凝集物: C45AS ‐ ‐ 11.0 LAS 6.0 5.0 ‐ TAS 3.0 2.0 ‐ シリケート 4.0 4.0 ‐ ゼオライトA 10.0 15.0 13.0 CMC ‐ ‐ 0.5 MA/AA ‐ ‐ 2.0 炭酸塩 9.0 7.0 7.0 スプレーオン: 香料 0.3 0.3 0.5 C45E7 4.0 4.0 4.0 C25E3 2.0 2.0 2.0 乾燥添加物: MA/AA ‐ ‐ 3.0 Na‐SKS‐6 ‐ ‐ 12.0 シトレート 10.0 ‐ 8.0 重炭酸塩 7.0 3.0 5.0 炭酸塩 8.0 5.0 7.0 PVPVI/PVNO 0.5 0.5 0.5 プロテアーゼ 0.03 0.02 0.05 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.01 0.005 セルラーゼ 0.0008 0.001 ‐ シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 サルフェート ‐ 9.0 ‐ 密度(g/L) 700 700 700 その他 100%まで
【0166】例6 下記の洗剤処方物を本発明に従い調製した: I II III IV ベース顆粒: ゼオライトA 30.0 22.0 24.0 10.0 サルフェート 10.0 5.0 10.0 7.0 MA/AA 3.0 ‐ ‐ ‐ AA ‐ 1.6 2.0 ‐ MA/AA1 ‐ 12.0 ‐ 6.0 LAS 14.0 10.0 9.0 20.0 C45AS 8.0 7.0 9.0 7.0 C45AES ‐ 1.0 1.0 ‐ シリケート ‐ 1.0 0.5 10.0 石鹸 ‐ 2.0 ‐ ‐ 増白剤1 0.2 0.2 0.2 0.2 炭酸塩 6.0 9.0 10.0 10.0 PEG4000 ‐ 1.0 1.5 ‐ DTPA ‐ 0.4 ‐ ‐ スプレーオン: C25E9 ‐ ‐ ‐ 5.0 C45E7 1.0 1.0 ‐ ‐ C23E9 ‐ 1.0 2.5 ‐ 香料 0.2 0.3 0.3 ‐ 乾燥添加物: 炭酸塩 5.0 10.0 18.0 8.0 PVPVI/PVNO 0.5 ‐ 0.3 ‐ プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.02 リパーゼ 0.008 ‐ ‐ 0.008 アミラーゼ 0.002 ‐ ‐ 0.002 CBD‐エンドラーゼ 0.01 0.0005 0.01 0.0005 セルラーゼ 0.0002 0.0005 ‐ ‐ NOBS ‐ 4.0 ‐ 4.5 PB1 1.0 5.0 1.5 6.0 サルフェート 4.0 5.0 ‐ 5.0 SRP1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 起泡抑制剤 ‐ 0.5 0.5 ‐ その他 100%まで
【0167】例7 下記の顆粒洗剤処方物を本発明に従い調製した: I II III ブローンパウダー: ゼオライトA 20.0 ‐ 15.0 STPP ‐ 20.0 ‐ 硫酸ナトリウム ‐ ‐ 5.0 炭酸塩 ‐ ‐ 5.0 TAS ‐ ‐ 1.0 LAS 6.0 6.0 6.0 C68AS 2.0 2.0 ‐ シリケート 3.0 8.0 ‐ MA/AA 4.0 2.0 2.0 CMC 0.6 0.6 0.2 増白剤1 0.2 0.2 0.1 DETPMP 0.4 0.4 0.1 STS ‐ ‐ 1.0 スプレーオン: C45E7 5.0 5.0 4.0 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.1 香料 0.2 0.2 0.3 乾燥添加物: QEA ‐ ‐ 1.0 炭酸塩 14.0 9.0 10.0 PB1 1.5 2.0 ‐ PB4 18.5 13.0 13.0 TAED 2.0 2.0 2.0 QAS ‐ ‐ 1.0 光活性化ブリーチ 15ppm 15ppm 15ppm Na‐SKS‐6 ‐ ‐ 3.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.007 リパーゼ 0.004 0.004 0.004 アミラーゼ 0.006 0.006 0.003 CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.01 0.005 セルラーゼ 0.0002 ‐ ‐ サルフェート 10.0 20.0 5.0 密度(g/L) 700 700 700 その他 100%まで
【0168】例8 下記の洗剤処方物を本発明に従い調製した: I II III ブローンパウダー: ゼオライトA 15.0 15.0 15.0 サルフェート ‐ 5.0 ‐ LAS 3.0 3.0 3.0 QAS ‐ 1.5 1.5 DETPMP 0.4 0.2 0.4 EDDS ‐ 0.4 0.2 CMC 0.4 0.4 0.4 MA/AA 4.0 2.0 2.0 凝集物: LAS 5.0 5.0 5.0 TAS 2.0 2.0 1.0 シリケート 3.0 3.0 4.0 ゼオライトA 8.0 8.0 8.0 炭酸塩 8.0 8.0 4.0 スプレーオン: 香料 0.3 0.3 0.3 C45E7 2.0 2.0 2.0 C25E3 2.0 ‐ ‐ 乾燥添加物: シトレート 5.0 ‐ 2.0 重炭酸塩 ‐ 3.0 ‐ 炭酸塩 8.0 15.0 10.0 TAED 6.0 2.0 5.0 PB1 14.0 7.0 10.0 PEO ‐ ‐ 0.2 ベントナイト粘土 ‐ ‐ 10.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 CBD‐エンドラーゼ 0.005 0.01 0.0005 セルラーゼ ‐ 0.0007 0.001 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 サルフェート ‐ 3.0 ‐ 密度(g/L) 850 850 850 その他 100%まで
【0169】例9 下記の洗剤処方物を本発明に従い調製した: I II III IV LAS 18.0 14.0 24.0 20.0 QAS 0.7 1.0 ‐ 0.7 TFAA ‐ 1.0 ‐ ‐ C23E56.5 ‐ ‐ 1.0 ‐ C45E7 ‐ 1.0 ‐ ‐ C45E3S 1.0 2.5 1.0 ‐ STPP 32.0 18.0 30.0 22.0 シリケート 9.0 5.0 9.0 8.0 炭酸塩 11.0 7.5 10.0 5.0 重炭酸塩 ‐ 7.5 ‐ ‐ PB1 3.0 1.0 ‐ ‐ PB4 ‐ 1.0 ‐ ‐ NOBS 2.0 1.0 ‐ ‐ DETPMP ‐ 1.0 ‐ ‐ DTPA 0.5 ‐ 0.2 0.3 SRP1 0.3 0.2 ‐ 0.1 MA/AA 1.0 1.5 2.0 0.5 CMC 0.8 0.4 0.4 0.2 PEI ‐ ‐ 0.4 ‐ サルフェート 20.0 10.0 20.0 30.0 硫酸Mg 0.2 ‐ 0.4 0.9 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.02 0.02
アミラーゼ 0.008 0.007 ‐ 0.004 リパーゼ 0.004 ‐ 0.002 ‐ CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.01 0.0005 0.005 セルラーゼ ‐ ‐ 0.003 0.001 光活性化ブリーチ 30ppm 20ppm ‐ 10ppm
香料 0.3 0.3 0.1 0.2 増白剤1/2 0.05 0.02 0.08 0.1 その他 100%まで
【0170】例10 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる): I II III IV V LAS 11.5 8.8 ‐ 3.9 ‐ C25E2.5S ‐ 3.0 18.0 ‐ 16.0 C45E2.25S 11.5 3.0 ‐ 15.7 ‐ C23E9 ‐ 2.7 1.8 2.0 1.0 C23E7 3.2 ‐ ‐ ‐ ‐ CFAA ‐ ‐ 5.2 ‐ 3.1 TPKFA 1.6 ‐ 2.0 0.5 2.0 クエン酸(50%) 6.5 1.2 2.5 4.4 2.5 ギ酸Ca 0.1 0.06 0.1 ‐ ‐ ギ酸Na 0.5 0.06 0.1 0.05 0.05
SCS 4.0 1.0 3.0 1.2 ‐ ボレート 0.6 ‐ 3.0 2.0 2.9 水酸化Na 5.8 2.0 3.5 3.7 2.7 エタノール 1.75 1.0 3.6 4.2 2.9 1,2-プロパンジオール 3.3 2.0 8.0 7.9 5.3 モノエタノールアミン 3.0 1.5 1.3 2.5 0.8 TEPAE 1.6 ‐ 1.3 1.2 1.2 プロテアーゼ 0.03 0.01 0.03 0.02 0.02
リパーゼ ‐ ‐ 0.002 ‐ ‐ アミラーゼ ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.01 0.005 0.01 0.005 セルラーゼ 0.001 ‐ ‐ 0.0005 ‐ SRP1 0.2 ‐ 0.1 ‐ ‐ DTPA ‐ ‐ 0.3 ‐ ‐ PVNO ‐ ‐ 0.3 ‐ 0.2 増白剤1 0.2 0.07 0.1 ‐ ‐ シリコーン消泡剤 0.04 0.02 0.1 0.1 0.1 水およびその他 100%まで
【0171】例11 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる): I II III IV LAS 10.0 13.0 9.0 ‐ C25AS 4.0 1.0 2.0 10.0 C25E3S 1.0 ‐ ‐ 3.0 C25E7 6.0 8.0 13.0 2.5 TFAA ‐ ‐ ‐ 4.5 APA ‐ 1.4 ‐ ‐ TPKFA 2.0 ‐ 13.0 7.0 クエン酸 2.0 3.0 1.0 1.5 ドデセニル/テトラ 12.0 10.0 ‐ ‐ デセニルコハク酸 菜種脂肪酸 4.0 2.0 1.0 ‐ エタノール 4.0 4.0 7.0 2.0 1,2‐プロパンジオール 4.0 4.0 2.0 7.0 モノエタノールアミン ‐ ‐ ‐ 5.0 トリエタノールアミン ‐ ‐ 8.0 ‐ TEPAE 0.5 ‐ 0.5 0.2 DETPMP 1.0 1.0 0.5 1.0 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.01 0.008 リパーゼ ‐ 0.002 ‐ 0.002 アミラーゼ 0.004 0.004 0.01 0.008 CBD‐エンドラーゼ 0.0005 0.0008 0.003 0.002 セルラーゼ ‐ 0.0007 0.0007 ‐ SRP2 0.3 ‐ 0.3 0.1 ホウ酸 0.1 0.2 1.0 2.0 塩化Ca ‐ 0.02 ‐ 0.01
増白剤1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 起泡抑制剤 0.1 0.3 ‐ 0.1 不透明剤 0.5 0.4 ‐ 0.3 NaOH(右のpHまで) 8.0 8.0 7.6 7.7 水およびその他 100%まで
【0172】例12 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる): I II III IV LAS 25.0 ‐ ‐ ‐ C25AS ‐ 13.0 18.0 15.0 C25E3S ‐ 2.0 2.0 4.0 C25E7 ‐ ‐ 4.0 4.0 TFAA ‐ 6.0 8.0 8.0 APA 3.0 1.0 2.0 ‐ TPKFA ‐ 15.0 11.0 11.0 クエン酸 1.0 1.0 1.0 1.0 ドデセニル/テトラ 15.0 ‐ ‐ ‐ デセニルコハク酸 菜種脂肪酸 1.0 ‐ 3.5 ‐ エタノール 7.0 2.0 3.0 2.0 1,2‐プロパンジオール 6.0 8.0 10.0 13.0 モノエタノールアミン ‐ ‐ 9.0 9.0 TEPAE ‐ ‐ 0.4 0.3 DETPMP 2.0 1.2 1.0 ‐ プロテアーゼ 0.08 0.02 0.01 0.02
リパーゼ ‐ ‐ 0.003 0.003 アミラーゼ 0.004 0.01 0.01 0.01
CBD‐エンドラーゼ 0.0003 0.0006 0.004 0.003 セルラーゼ 0.0003 ‐ ‐ ‐ SRP2 ‐ ‐ 0.2 0.1 ホウ酸 1.0 1.5 2.5 2.5 ベントナイト粘土 4.0 4.0 ‐ ‐ 増白剤1 0.1 0.2 0.3 ‐ 起泡抑制剤 0.4 ‐ ‐ ‐ 不透明剤 0.8 0.7 ‐ ‐ NaOH(右のpHまで) 8.0 7.5 8.0 8.2 水およびその他 100%まで
【0173】例13 下記の液体洗剤組成物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる): I II LAS 27.6 18.9 C45AS 13.8 5.9 C13E8 3.0 3.1 オレイン酸 3.4 2.5 クエン酸 5.4 5.4 水酸化Na 0.4 3.6 ギ酸Ca 0.2 0.1 ギ酸Na ‐ 0.5 エタノール 7.0 ‐ モノエタノールアミン 16.5 8.0 1,2‐プロパンジオール 5.9 5.5 キシレンスルホン酸 ‐ 2.4 TEPAE 1.5 0.8 プロテアーゼ 0.05 0.02 CBD‐エンドラーゼ 0.0003 0.0006 セルラーゼ ‐ 0.0002 PEG ‐ 0.7 増白剤2 0.4 0.1 香料 0.5 0.3 水およびその他 100%まで
【0174】例14 “洗浄による柔軟化”能力を発揮する下記の顆粒布帛洗剤組成物を本発明に従
い調製した: I II C45AS ‐ 10.0 LAS 7.6 ‐ C68AS 1.3 ‐ C45E7 4.0 ‐ C25E3 ‐ 5.0 ココアルキルジメチルヒドロキシエチル 1.4 1.0 アンモニウムクロリド シトレート 5.0 3.0 Na‐SKS‐6 ‐ 11.0 ゼオライトA 15.0 15.0 MA/AA 4.0 4.0 DETPMP 0.4 0.4 PB1 15.0 ‐ ペルカーボネート ‐ 15.0 TAED 5.0 5.0 スメクタイト粘土 10.0 10.0 HMWPEO ‐ 0.1 プロテアーゼ 0.02 0.01 リパーゼ 0.02 0.01 アミラーゼ 0.03 0.005 CBD‐エンドラーゼ 0.01 0.0009 セルラーゼ 0.005 0.001 シリケート 3.0 5.0 炭酸塩 10.0 10.0 起泡抑制剤 1.0 4.0 CMC 0.2 0.1 水/その他 100%まで
【0175】例15 下記のすすぎ液添加布帛柔軟剤組成物を本発明に従い調製した: I II DEQA(2) 20.0 20.0 CBD‐エンドラーゼ 0.001 0.001 セルラーゼ ‐ 0.0005 HCl 0.03 0.03 消泡剤 0.01 0.01 青色色素 25ppm 25ppm CaCl 0.20 0.20 香料 0.90 0.90 水およびその他 100%まで
【0176】例16 下記の布帛柔軟剤および乾燥機添加布帛コンディショナー組成物を本発明に従
い調製した: I II III IV V DEQA 2.6 19.0 - - - DEQA(2) - - - - 51.8 DTMAMS - - - 26.0 - SDASA - - 70.0 42.0 40.2 IV=0のステアリン酸 0.3 - - - - Neodol 45-13 - - 13.0 - - 塩酸 0.02 0.02 - - - エタノール - - 1.0 - - CBD‐エンドラーゼ 0.0001 0.001 0.0005 0.005 0.0003 セルラーゼ 0.001 ‐ 0.0007 ‐ 0.0003 香料 1.0 1.0 0.75 1.0 1.5 Glycoperse S-20 - - - - 15.4 グリセロールモノステアレート - - - 26.0 - ジゲラニルサクシネート - - 0.38 - - シリコーン消泡剤 0.01 0.01 - - - 電解質 - 0.1 - - - 粘土 - - - 3.0 - 色素 10ppm 25ppm 0.01 - - 水およびその他 100% 100% - - -
【0177】例17 下記の固形洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: I II III VI V III VI V LAS ‐ ‐ 19.0 15.0 21.0 6.75 8.8 ‐ C28AS 30.0 13.5 ‐ ‐ ‐ 15.75 11.2 22.5
ラウリン酸Na 2.5 9.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ゼオライトA 2.0 1.25 ‐ ‐ ‐ 1.25 1.25 1.25
炭酸塩 20.0 3.0 13.0 8.0 10.0 15.0 15.0 10.0
炭酸Ca 27.5 39.0 35.0 ‐ ‐ 40.0 ‐ 40.0
サルフェート 5.0 5.0 3.0 5.0 3.0 ‐ ‐ 5.0
TSPP 5.0 ‐ ‐ ‐ ‐ 5.0 2.5 ‐ STPP 5.0 15.0 10.0 ‐ ‐ 7.0 8.0 10.0
ベントナイト粘土 ‐ 10.0 ‐ ‐ 5.0 ‐ ‐ ‐ DETPMP ‐ 0.7 0.6 ‐ 0.6 0.7 0.7 0.7
CMC ‐ 1.0 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ 1.0
タルク ‐ ‐ 10.0 15.0 10.0 ‐ ‐ ‐ シリケート ‐ ‐ 4.0 5.0 3.0 ‐ ‐ ‐ PVNO 0.02 0.03 ‐ 0.01 ‐ 0.02 ‐ ‐ MA/AA 0.4 1.0 ‐ ‐ 0.2 0.4 0.5 0.4
SRP1 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3
アミラーゼ ‐ ‐ 0.01 ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ プロテアーゼ ‐ 0.004 ‐ 0.003 0.003 ‐ ‐ 0.003
リパーゼ ‐ 0.002 ‐ 0.002 ‐ ‐ ‐ ‐ CBD‐エンドラーゼ .0008 .0003 .0002 .0003 .0003 .0002 .0005 .0005
セルラーゼ ‐ ‐ ‐ .0005 ‐ .0002 .0004 ‐ PEO ‐ 0.2 ‐ 0.2 0.3 ‐ ‐ 0.3
香料 1.0 0.5 0.3 0.2 0.4 ‐ ‐ 0.4
硫酸Mg ‐ ‐ 3.0 3.0 3.0 ‐ ‐ ‐
増白剤 0.15 0.1 0.15 ‐ ‐ ‐ ‐ 0.1
光活性化ブリーチ(ppm) ‐ 15.0 15.0 15.0 15.0 ‐ ‐ 15.0
【0178】例18 下記の前または後処理組成物を本発明に従い調製した: I II III IV DEQA(2) ‐ ‐ 20.0 20.0 CBD‐エンドラーゼ 0.0008 0.002 0.001 0.001 セルラーゼ 0.0005 ‐ 0.0005 ‐ HCl ‐ ‐ 0.03 0.03 消泡剤 ‐ ‐ 0.01 0.01 青色色素 25ppm 25ppm 25ppm 25ppm CaCl ‐ ‐ 0.20 0.20
香料 0.90 0.90 0.90 0.90 水/その他 100%まで
【0179】
【配列表】
(1)SEQ ID NO:1の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:415アミノ酸 (B)型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子型:タンパク質 (xi)配列の記載:SEQ ID NO:1
【化13】
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジャン‐リュック、フィリップ、ベティオ ール ベルギー国ベー‐1200、ブリュッセル、ア ブニュ、スレジェ、93 (72)発明者 ジョアン、スメツ ベルギー国ベー‐3210、ルビーク、ボーレ ンバーグ、79 (72)発明者 スタントン、レイン、ボイヤー アメリカ合衆国オハイオ州、フェアーフィ ールド、フォール、リバー、コート、12 Fターム(参考) 4B050 CC02 CC03 CC07 CC08 DD02 DD03 KK01 KK02 KK03 LL04 4H003 AB19 AB27 AB31 AC05 AC08 AE05 BA27 DA01 EA09 EA12 EA15 EA16 EA20 EA27 EA28 EB08 EB12 EB13 EB19 EB22 EB24 EB26 EB28 EB32 EB37 EB38 EB42 EC01 EC02 EC03 EE05 FA21 FA43 FA47 4L031 AA02 AB32 AB33 AB35 BA39

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース結合ドメインを含むアミノ酸配列に連結された、下記性質: (a)Humicola insolensまたはTrichoderma reseei由来 (b)約50kDaの概算分子量 (c)5.5の等電点および (d)415アミノ酸保有 を示すセルロース分解酵素EGIから誘導される触媒活性アミノ酸配列を含んで
    なる、修飾酵素。
  2. 【請求項2】 セルロース結合ドメインを含むアミノ酸配列が、Cellulomonas fimiからのC
    BD CenC、CenA、Cex、Trichoderma reeseiからのCBD CBH
    I、Clostridium cellulovoransからのCBD Cellulozome、Thermonospora fus
    caからのCBD E3、Clostridium stecorarium XynAからのCBDダイマ
    ー、Bacillus agaradherensからのCBD、Humicola insolensからのCBDファ
    ミリー45および/またはそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1
    に記載の修飾酵素。
  3. 【請求項3】 セルロース結合ドメインを含むアミノ酸配列が、Humicola insolensからのC
    BDファミリー45、Cellulomonas fimiからのCBD CenCおよび/また
    はClostridium cellulovoransからのCBD Cellulozomeから選択される、請求
    項2に記載の修飾酵素。
  4. 【請求項4】 セルロース分解酵素EGIの触媒活性アミノ酸配列と、セルロース結合ドメイ
    ンを含むアミノ酸配列との間に連結領域を更に含んでいる、請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の修飾酵素。
  5. 【請求項5】 連結領域がアミノ酸連結領域である、請求項4に記載の修飾酵素。
  6. 【請求項6】 連結領域が非アミノ酸連結領域、好ましくはPEG(NPC)2、(NH2)
    2‐PEG、t‐BOC‐NH‐PEG‐NH2、MAL‐PEG‐NHSおよ
    び/またはVS‐PEG‐NHSポリマーから選択されるポリマーである、請求
    項4に記載の修飾酵素。
  7. 【請求項7】 洗濯洗剤および/または布帛ケア成分と、請求項1〜6のいずれか一項に記載
    された修飾酵素とを含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  8. 【請求項8】 修飾酵素が全組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.0001〜0
    .5%、更に好ましくは0.0005〜0.1%の純粋修飾酵素レベルで存在し
    ている、請求項7に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  9. 【請求項9】 ビルダー成分、好ましくはゼオライトAおよび/またはトリポリリン酸ナトリ
    ウムを更に含んでいる、請求項7または8に記載の洗濯洗剤および/または布帛
    ケア組成物。
  10. 【請求項10】 スメクタイトクレーを更に含んでいる、請求項7〜9のいずれか一項に記載の
    洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  11. 【請求項11】 カチオン性界面活性剤を含んでいる、請求項7〜10のいずれか一項に記載の
    洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  12. 【請求項12】 カチオン性界面活性剤が2つの長いアルキル鎖長を含んでいる、請求項11に
    記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  13. 【請求項13】 タンパク質分解酵素を更に含んでいる、請求項7〜12のいずれか一項に記載
    の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  14. 【請求項14】 漂白剤を更に含んでいる、請求項7〜13のいずれか一項に記載の洗濯洗剤お
    よび/または布帛ケア組成物。
  15. 【請求項15】 添加、前処理、後処理、浸漬処理および/またはすすぎ処理組成物の形態であ
    る、請求項7〜14のいずれか一項に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組
    成物。
  16. 【請求項16】 布帛クリーニングおよび/または布帛汚れ除去および/または布帛白さ維持の
    ための、請求項7〜15のいずれか一項に記載された洗濯洗剤および/または布
    帛ケア組成物と布帛を接触させるステップを含んでなる方法。
  17. 【請求項17】 毛玉防止、毛玉取り、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐すり切れ
    性質および効果を含めた布帛ケアのための、請求項7〜15のいずれか一項に記
    載された洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物と布帛を接触させるステップを
    含んでなる方法。
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