JP2002532836A - 加熱のための方法及び装置 - Google Patents

加熱のための方法及び装置

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JP2002532836A
JP2002532836A JP2000587581A JP2000587581A JP2002532836A JP 2002532836 A JP2002532836 A JP 2002532836A JP 2000587581 A JP2000587581 A JP 2000587581A JP 2000587581 A JP2000587581 A JP 2000587581A JP 2002532836 A JP2002532836 A JP 2002532836A
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テランデル,ウルフ
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マグネッテクニク インテルナトフナル イ イスラヴェド アーベー
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Abstract

(57)【要約】 下向きの開口を有する実質的にU字形をした鉄心(1)を含む、横磁束誘導加熱用の加熱装置。脚(2、3)の下向き端部に対して、移動可能なコアジョー(4、5)が接触して配置される。これらは、空気圧ピストン(6、7)により、互いに接近し或いは離れるように移動するよう構成されている。コアジョーの間には加熱物が配置される。コアジョーは互いに接近し或いは離れる際、U字形レール(8、9)とロール(11)により、或いはリニアベアリングにより案内される。この移動によって、加熱すべき物体或いは加熱された物体は、他の部材の間で装置に自由に挿脱される。正しい位置に達すると移動が停止し、2つのコアジョー(4、5)が、U字形のコア(1)の脚(2、3)に対してコアジョーを押圧する、加圧されたベロー(12)によってロックされる。このようにして、可動コアジョーとU字形コアとの間で可能な限り良好に接触して、ロックと固定がなされるので、磁界はできるだけ小さくなるように遮蔽される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、誘導加熱の改良に関し、特に、横磁束誘導加熱(transverse flux i
nduction heating)およびそのための装置に関する。この加熱形式は、他の加熱
形式と同様に、ほぼ例外なく、ある程度、エネルギーと時間の損失、および加熱
すべき物体に及ぼすいくらかのマイナスの影響を伴う、実際に必要とするよりも
高い加熱を制御することが無原則(random)で困難なものと考えねばならない。本
発明の目的は、これを改善し、一層効率的且つ正確な加熱および加熱の良好な制
御を提供することである。
【0002】 誘導加熱が困難な一因は、加熱装置が時間と共に変化するのが避けられないこ
とにある。コア内の強力な磁界は、異なる部品を互いに反発するように磁化する
。電流と磁界は交流なので、部品は相対的に互いに振動し、或いは少なくともそ
うしようとする。これは、時間が経過すると、加熱された物体に近接した端部で
コアがすり減って機械的に摩耗することを意味し、これが、加熱すべき物体の、
或いはその物体を通る磁界の変化を生じさせる。加熱された物体に最も近いコア
の部品も高熱に曝されるので、コアが変化し、そして磁界の分布が変化する。加
熱される物体が異なるならば、例えば、異なるアルミニウムの形材用の押出工具
ならば、これもまた、加熱環境を変化させる。
【0003】 本発明によれば、上記の問題は、加熱を監視し、必要であれば、これを調整す
ることにより対処される。加熱すべき物体に向くコア表面の形状を変更するか、
或いはコアと加熱すべき物体の相対的な位置、または、その組合せを変更するこ
とにより加熱のパラメータを変更して、例えば、加熱ムラを改善するようにして
もよい。磁気コイルへ供給される電流も勿論調整することができる。
【0004】 例えば、金属および合金、特にアルミニウムの押出工具の加熱においては、一
層正確な加熱制御が要求される。これらの工具は、工具を通してアルミニウムを
プレスできるように使用前に加熱されねばならない。さもなければ、アルミニウ
ムは「固く動かなくなり(freezes solid)」、工具は破損するかもしれない。従
来、押出工具は、押出装置に取り付けられて押出しが開始される前に、何時間も
、何日もオーブン内で加熱されていた。押し出された形材に対し、得られる品質
、量共、最初は受け入れられないものである。良好な品質、完全な生産速度が得
られるまで、なおかつアルミニウムと接する工具の表面が、加熱されたアルミニ
ウムと実質的に同じ温度に達するまでしばらく待たねばならない。工具があまり
に冷たい状態で取り付けられると、破損する危険性が大きく、熱応力が上昇し、
プレスからの圧力が非常に大きいことも、ここで述べねばならない。
【0005】 プレスに押出工具を取り付ける前に、誘導手段によって加熱を行なうものであ
る本発明によれば、局部温度分布は、連続押出ししている現行のものと非常に近
いものとなる。これによって、開始時間(starting time)を省き、或いは最小に
して開始を早めることができる。また、工具を頻繁に交換せず、保管の必要性も
小さくすることができ、高価な押出プレスを良好に使用し、開始時の製品不良を
殆どなくすことができる。これは、工具が必要な温度に加熱されることを意味す
るだけではなく、過度に加熱されないことも意味する。例えば、周辺の部品は、
オーブンを使用した場合に自動的にそうなるが、同じ温度に加熱される必要はな
い。より寒い環境では、内方向の予引張応力(pretension)が与えられて強度が増
大する。また、内部の実際に作業する工具面は、使用される直前まで、完全な作
業温度まで加熱される必要はない。その工具面は、作業温度では、周囲空気中で
容易に腐蝕して、工具が使用できなくなるので、これは、非常に効果的である。
【0006】 加熱は、熱カメラ手段によって監視される。例えば、どのように押出工具を加
熱したいかを正確に学習させるために、使用されたばかりの工具を取り出し、熱
装置内に持ち上げて、熱画像を熱カメラに記録させる。この画像は工具が使用さ
れる次の時まで記憶される。次の時には、使用中に適切に機能していた時の工具
が有していたものとできるだけ同じ熱画像、或いは、同じ推定熱分布に近づくよ
うに熱せられる。
【0007】 締り嵌め(crimp fits)(例えば、列車の車軸上の車輪)、はめば歯車の硬化等
の他の用途についても、本発明の制御可能な加熱により、影響や時間を最小にし
、処理された品物の不均一な加熱による応力や温度の影響を低減する方策が見い
だされよう。他の場合、加熱を制御して、例えば、ボールベアリングレース(bal
l bearing races)の均一な加熱が実現できる。
【0008】 本発明によれば、熱の発生の制御は、例えば、加熱すべき物体と加熱装置中の
磁界を閉じる磁気コアとの間に調整手段(adaption means)を使用することにより
実現される。或いは、本発明による一層一般的且つ簡単な、例えば、調整手段の
切替により時間が変化する調整手段を使用してもよい。異なる調整手段の時間を
変えることによって、加熱を制御する可能性は非常によくなる。さらに、勿論、
一般的な調整手段と、特別な調整手段とを組み合わせて使用してもよい。
【0009】 特に、コア、或いはコアジョーは、加熱された物体の凹み内に挿入されるか、
或いは、加熱された物体の開口が十分大きい場合は、実際にこの開口を通過して
延びる移動可能且つ伸長可能な長尺の部分を、コア或いはコアジョーの対応する
開口或いは溝内に含んでもよい。例えば、ボールベアリングレースの如き円形の
物体は、変圧器の二次巻線として機能するので、この方法で非常に均一に加熱さ
れる。物体を加熱する電流は周囲全てが同じなので、加熱は均一になされよう。
いくつかのレースが同時に加熱されてもよいが、一度に1つずつが加熱場所へ供
給され、或いはそこから取り出されてもよい。この方法では、加熱時間は、同時
に加熱されるレースの数と共に増加し、これにより供給速度を速くすることがで
きる。そこに最も長く存在し、次の供給時に取り出されるレースのみを監視する
ことにより、時間と磁界の強度が制御され、正しい温度と加熱条件が正確なもの
とされる。また、この方法では、例えば、冷却して硬化する前に所望の分子の再
組織構成を得るため、加熱された物体が加熱状態を維持しなければならない時間
を無駄にすることなく、高い生産速度が可能である。
【0010】 更なる加熱の自由度が、磁界の強度及び周波数を変えることによって得られる
。低周波は深い加熱をもたらすが、高周波はより表面的な加熱をもたらす。
【0011】 また、特定の部品或いは物体の加熱を低減するために、磁界を遮蔽し或いは短
絡することにより磁気遮蔽をすることが可能である。
【0012】 本発明の更なる効果と特徴は、特許請求の範囲及び図面を参照して述べられた
、以下の実施形態の記載から明白である。
【0013】 図面に示す加熱装置は、磁束ループを閉じるコア(鉄心)(iron core)1を含
んでいる。このコア1は、下向きに解放したほぼU字形をしている。脚部2、3
の下向き端に転置(移動)自在のコアジョー4、5が接触している。これらのコ
アジョー4、5は、空気圧ピストン6、7により互いに接近離去できる。加熱す
べき物体がコアジョー4、5の間に置かれる。コアジョーは、加熱装置の枠組に
設けたローラ上を走行するU字形レール8、9により案内されて互いに接近離去
する。(別の方法としてリニアベアリングを使用することができる。)この移動
は、加熱すべき物体または加熱ずみの物体を自由に加熱装置に入れたり出したり
するのに部分的に役立つ。また、移動によりコアジョーが、加熱すべき物体から
正しい相対的距離に配置され(通常は接触している)正確な加熱条件を達成でき
るようになる。正しい位置に達すると移動は停止され、2個のコアジョー4、5
が、加圧空気用のベロー手段12によりU字形コア1の脚部2、3に互いに押し
つけられる。このようにして一方では錠止作用ができ、また他方では移動可能な
コアジョーとU字形コアとの間に可能な限り良好な接触が得られ、よって磁界が
可能な限り少なくなる用に遮蔽される。
【0014】 加熱すべき物体は、移動可能なロールテーブルなどの上の移動可能なコア部品
の間に挿入することができる。加熱すべき物体は、横方向と上下方向に移動し、
同様に特に円形の場合は回転して熱の供給を調整することができる。
【0015】 加熱すべき物体の各側部で、各コアジョーの周りに、電源にそれぞれ接続され
ているコイル13が配置される。
【0016】 加熱すべき物体の各側部において、物体の加熱過程を監視するため、コイルの
側に熱カメラ(図示せず)が配置されている。例えば、2個または4個のカメラ
が、物体の各側部に配置され、また円周上に分配配置され、且つ互いの方に斜め
に回動するようにしてもよい。多かれ少なかれ、コアジョーおよび調整部材(ad
aption piece)を通して、カメラにより見ることができるように光ファイバを使
用してもよい。
【0017】 前記の移動可能なコア部品は、それらの前端に、それぞれ2本の水平で横方向
に突出したピン14を備えている。これらのピン14には、加熱すべき別の物体
に適応できるよう調整部材15、16を掛けることができる。これらの調整部材
15、16は、コアジョーの上をつかむことができるパネルまたはフランジ17
を備えている。調整部材のフランジ17は、V字型の下向きのへこみ18を備え
、調整部材15、16がピン14の上に掛けられるときに、これらを掴むことが
でき、そのとき斜めの縁がピン14の上を滑って、調整部材15、16はコアジ
ョー4、5の方に引き寄せられる。このように調整部材は、取り付け時に対応す
るコアピースに自動的に引き寄せられるので、たとえ移動の正確性がそこそこで
あっても良好な接触が実現される。調整部材は、上側またはどこかに小穴やその
他の把持手段を備えてもよい。持ち上げや取り付け作業は、手によりまたはロボ
ットにより遂行される。
【0018】 加熱すべき工作物は、加熱する際、まず、コア(鉄心)から絶縁されているキ
ャリッジ(図示せず)の加熱領域に押し込まれる。その後、2個の調整部材15
、16が上から取り付けられる。これらが配置されると、コアジョーが、加熱す
べき物体とコアジョーの調整部材との間が所望の空隙になるまで、或いは接触す
るまで、前方に伸長される。この位置に達すると、コアジョーはU字形鉄心に押
し付けられてロックされる。つぎに、コイルに適切な電流および周波数の交流が
供給されて所望の加熱が実現される。
【0019】 加熱中に熱カメラが加熱の進行を監視し、記録された温度が同じ工具について
記録されていた以前の温度曲線と比較される。工具が以前に使用されていなけれ
ば、類似の工具から得られた温度曲線から始めることができる。好ましくは、各
工具について記憶された温度曲線やその他のパラメータにアクセスできる図示し
ないコンピュータにより監視作業が実施されるので、人は、コンピュータが加熱
の進行を調節できるようにする工具を指示するだけである。調整部材の交換が必
要な場合は、電流が遮断されて、一方の側または反対側の調節部材が、自動的に
、或いは、人に信号を発することにより交換される。その代わりに、またはそれ
に加えて、加熱すべき物体の位置を調節し、或いは変更してもよい。強く望まれ
る場合は、各工具には、間違いの虞を少なくするため、適当な読み取り装置によ
り読み取りできる識別マーキングを設けてもよい。以前に記録してある温度曲線
および一連の温度図から始動して、加熱時間は必要に応じ対応することができる
。従来の加熱からあまりにも大きく偏倚し、または特殊な変化が記録された場合
、これは、間違った工具が指示されたか、或いは挿入されたか、または工具が、
例えば、以前の使用中に割れが生じたが薄くて発見が困難なため気づかずに残っ
ていた割れの形状の損傷を受けたことを示しているので、コンピュータが信号を
発することが好ましい。
【0020】 カメラが、全加熱面の画像や連続画像を得ることは、加熱中に、コイルへの電
流が中断されたり、コアジョーが後退したり、特に調整部材が外れたりすること
によって、例え、部分的に妨害されたとしても可能である。これらの中断は、2
、 3秒間発生するに過ぎないので、加熱時間への影響は無視できる。そのかわり、
得られる情報は減少する。加熱が中断された状態の加熱の進行を非常に素早くカ
メラに記録することにより、加熱された物体における熱伝搬のモデルが得られ、
且つ所望の最終結果の情報とともに、これに基づいてどのように連続した加熱を
すべきかを計算することができる。
【0021】 カメラによる良好な監視可能性と、調整部材などによる多大な調整能力により
、それぞれの場合に適応する加熱が可能となる。例えば、本発明の装置により、
アルミニウムの押出し作業に使用される工具を、前もって、略正確な作業温度に
加熱することができ、その結果、正しい速度でしばらくの間、押し出して温度を
平衡させるための待ち時間の必要がなくなる。アルミニウムの押出成形において
は、最も高温の熱いアルミニウムと接触し、次に、温度が外方へと降下する、工
具中の部分に温度勾配が存在する。最適の場合、工具は(取付け時に、冷却用の
可能な付加物で)工具を機械に入れる前に、既に使用されていたときと同じ温度
関係になるように加熱される。このようにして、工具の破損の危険が最小にされ
る。また、工具が、機械に挿入する前に、加熱時に生ずる高温張引に起因して破
損するとすれば、この破損は加熱時にすでに発生しているのが好ましく、このほ
うが問題の発生が遥かに少なくなる。また、この方法ではエネルギーの消費が最
小となる。このことは、必ずしも加熱が中心部から全体へとなされることを意味
するものではなく、工具が、使用中と同様に加熱時の応力が確実にできるだけ少
なくなるように、最初に工具の主要部が加熱され、次に調整部材が速やかに交換
された後に中心部が最終温度に加熱されることが容易に考えられる。
【0022】 本発明をさらに発展させて、コアジョーを中空にし、コアジョーに関連して、
追加の可動のコアピースをこれらの内側、例えば、特にアルミニウムの押出工具
に関して特に異常ではない工作物のへこんだ加熱面に配置することが考えられる
。これらの内側コアピースは、電気接続の前にロックされ、空隙を無くすため上
部に位置する面と接触するようにコアジョーと同様な方法で上昇させられる。電
流を閉じる前に異なるコア部品を接触させることにより、ブローの危険とガイド
への大きな負担などが除去され、その結果、コア部品の長寿命が実現される。加
熱すべき工作物が大きすぎない場合は、勿論、調整部材は深さ方向に形成される
【0023】 数個の平行な、例えば断面が四辺のコアピースをコアジョー内に使用すること
を考えることができ、そうしたとき、それは、正しい位置にあるとき持ち上げ運
動により圧縮される。例えば、コアジョーの開口は、正方形でもよいが、いくつ
かのコアバーのパッケージが共に押圧され、ロックできるように外形に対して9
0°回転している。バーを同じ長さにすることにより、良好な調節可能性および
調節された位置の良好な見栄えが、外端部に得られる。甚だしいケースでは、い
くつかの分離した小型のコアバーさえ考えられるが、これは、分離して移動でき
、ロックする前に接触する。
【0024】 同様に、コアジョー、また、これらに配されたコアピースには、取り付け可能
な調整部材を設けてもよい。これらの調整部材は、コアピース自体より小型でも
大型でもよく、コアジョー内のコアピースと共に格納式にすることができる。こ
れが不可能な場合、工作物がコアジョーの間に挿入される前に、調整部材を強い
て取り付けてもよい。
【0025】 磁界が生成される前に、U字形コアに対して持ち上げられているコアジョーに
よって、もしそうなっていなければ、これらがU字形コアに対して持ち上げられ
たときに、ブローの危険が解消される。このようにして、コア部品が変形して、
調整がうまく行われず、間違った位置で熱の生成が行われるようになる虞も解消
される。
【0026】 本発明による装置は、例えば、軸に締り嵌めするために中心が加熱される列車
の車輪の如く、他の物体の不均一な加熱を行うこともできる。はめば歯車も歯の
硬化のために、その外縁に沿って加熱することができる。
【0027】 加熱は、異なる調整部材によって、或いは加熱された物体の移動によって局部
的に伝搬させることができる。さらに、異なる部品の加熱も、所望の結果が得ら
れるように同時に伝搬されてもよい。理解されるように、調整部材の交換は、多
めでも2、3分である。調整の順序および調整部材が登録されることが好ましい
。理解されるように、本発明の装置と方法は、自動作業に適している。
【0028】 本発明は、さらに、例えば、締嵌め取付、硬化等の多種類生産用の生産ライン
に用いるのに非常に適しており、ここでは、このようにして正確さが向上し、一
層均一な品質が得られる。
【0029】 調整部材を使用することにより、磁界の調整がなされるばかりでなく、加熱さ
れた物体に直接接触してはならない、装置の実際のコア部品の保護もなされる。
インターフェースの存在により、コアジョーへの熱の伝搬が阻止される。装置の
工作物の受容領域と、コアジョーは、ステンレス鋼のパネル20によって、遮蔽
されている。調整部材15、16は、パネル20内のコアジョー用の開口より大
きいので、パネルを通過してコイル方向へ行く熱放射は回避される。
【0030】 上述の実施形態においては、U字形コアは、真っ直ぐ下に向く開口を有する。
他の形状も勿論可能であり、特に、搬送キャリッジ上の支持台に対して傾いて立
つ工作物に適応するよう幾分傾斜したコアとすることが考えられる。上記のよう
な方法で移動可能な両コアジョーを有することにより、重い工作物の場合に有利
となる。それは、加熱すべき工作物が、キャリッジ上の支持台に傾いて立ち続け
ることができるので、コアジョーがそれに相当する力で持ち上げる必要がないこ
とである。調整手段上の適切に持ち上げる把持点を決めることにより、取付の正
しい角度が自動的に得られよう。
【0031】 コアピースとこれらの中の中央の可動部品の位置決めをする空気ピストンの代
わりに、電気的に駆動されるねじを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加熱装置の概略図
【図2】 調整部材の拡大図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱すべき物体は、加熱中に1個または数個の熱記録カメラ
    によって監視され、加熱は、前記物体について所望の温度条件が得られるまで加
    熱パラメータ或いは加熱条件を調整することにより制御されることを特徴とする
    誘導加熱方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱すべき物体への熱の伝搬は、コアジョーの位置の変
    更、或いは、前記物体の中央に形成された伸長可能なコアインサートの位置を変
    更することにより制御されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱すべき物体への熱の伝搬は、磁界を発生するコア構
    造の調整部材を変更することにより制御されることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 いくつかの前記物体、特に同一の物体は、同時に加熱される
    が、それらは、前記物体が誘導加熱が行われている領域内に同時に挿入されおよ
    び取り出される1つの物体であり、監視されるものが次に取り出される1つの物
    体であり、該物体が正しい温度になるように加熱が制御されることを特徴とする
    請求項1乃至3いずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 次に取り出されるべき2つの前記物体が監視され、取り出さ
    れるべき前記第2の物体が所望の温度に加熱されたとき、加熱は、前記物体が規
    定の時間所望の温度に保つよう低減され、これにより、次に取り出される物体に
    対し、前記所望の最終温度に保つため、前記物体の場所における磁界の形状或い
    は強度を制御(低減)して加熱が適切な水準に維持されることを特徴とする請求
    項1乃至4いずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 押出工具を加熱するのに、前記中央の温度が周辺の温度より
    高くなるように加熱がなされることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 押出工具を加熱するのに、工具を押出に使用した後、前記加
    熱領域に配置して、前記カメラでその温度を記録し、同じ前記工具を後に加熱す
    る際、同じ熱画像或いは分布になるよう加熱が制御され、好ましくは、使用され
    た前記工具が、その内部温度の補間を可能とするだけの十分な時間監視され、引
    き続き次に加熱するのに、前記工具が、使用時のこれら補間された熱条件の方を
    目指して使用されることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記加熱すべき物体に面する端部内のコアジョーが、前記加
    熱すべき物体近傍の磁束を制御する着脱可能な調整手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の誘導手段によって加熱する装置。
  9. 【請求項9】 前記調整部材が前記コアジョーを把持することができるフラ
    ンジまたはパネルを含み、該パネル或いはフランジには、前記コアジョーから横
    に突出したピンを把持することのできる傾斜した側縁を有する下向きの凹所が形
    成され、前記ピンに沿って傾斜した端縁を有するスライドが下方に移動すると、
    コアジョーに引っ張られるそれら自体の重量により、前記調整部材が前記コアジ
    ョーの上部から取り付けられることを特徴とする請求項3記載の装置。
  10. 【請求項10】 コアジョーが、可動コアピースを受容する中央に形成され
    た開口を含み、物体への適合が可能であり、該物体が前記コアジョーに面する表
    面に異なる深さを有するか、或いは、加熱すべき前記物体を通過して前記移動可
    能なコアピースが延びることを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項記載の装
    置。
JP2000587581A 1998-12-04 1999-12-03 加熱のための方法及び装置 Withdrawn JP2002532836A (ja)

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