JP2002532742A - ビグアニド、チロキサポールおよびポロキサミンを含有するコンタクトレンズ洗浄剤 - Google Patents

ビグアニド、チロキサポールおよびポロキサミンを含有するコンタクトレンズ洗浄剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ビグアニド含有消毒液に関し、これは、ビグアニドを安定化するためのポロキサミンと組み合わせてチロキサポールを含有し、消毒効力および洗浄効力を高めたコンタクトレンズ溶液に特に有用である。本発明の方法は、コンタクトレンズを上記溶液で洗浄し消毒する工程を包含する。具体的には、本発明は、5〜8のpHを有し以下を含有する水溶液にコンタクトレンズを接触させる工程を包含する:(a)有効量の少なくとも1種の重合体ビグアニド殺菌剤;(b)有効量のポロキサミン界面活性剤であって、この界面活性剤は、1個またはそれ以上の共重合体鎖中に、少なくとも約90重量%のポリ(オキシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレン)セグメントを含有する、ポロキサミン界面活性剤;ならびに(c)有効量のチロキサポール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、コンタクトレンズを処理する方法およびそのための組成物に関する
。本発明は、改良された界面活性剤システムを含む水性ビグアニド含有消毒液の
使用を包含し、このシステムは、高分子ビグアニド消毒剤の安定性を改良するた
めのポロキサミン(poloxamine)と組み合わせて、チロキサポールを
含有する。本発明の好ましい実施形態は、コンタクトレンズを同時に洗浄し消毒
する方法および組成物を含む。
【0002】 (発明の背景) 一般に、広く用いられているコンタクトレンズは、以下の3つのカテゴリーに
分類される:(1)アクリルエステルの重合により調製された材料(例えば、ポ
リメタクリル酸メチル(PMMA))から形成されるハードレンズ、(2)シリ
コーンアクリレートおよびフルオロシリコーンメタクリレートから形成される剛
性気体透過性(RGP)レンズ、および(3)ゲル、ヒドロゲルまたはソフト型
レンズ。このハードレンズおよび剛性型レンズは、低い蒸気拡散性により特徴づ
けられ、少量の水性流体のみを吸収するので、コンタクトレンズの手入れ溶液で
使用される成分を結合する傾向が低い。他方、ソフトレンズは、コンタクトレン
ズ溶液中の活性成分を結合する傾向がより高く、従って、ソフトコンタクトレン
ズ(メタクリル酸2−ヒドロキシエチレン(HEMA)のより伝統的なコポリマ
ーから製造したものであろうと、より新しいシリコン含有ヒドロゲル材料から製
造したものであろうと)の処理用に設計された溶液を開発することは、特に困難
である。
【0003】 装着後、コンタクトレンズは、レンズ上に存在し得るか生育し得る有害な微生
物を殺すために、消毒しなければならない。レンズ消毒のための最も人気のある
製品のいくつかは、多目的溶液であり、この溶液を使用して、コンタクトレンズ
を洗浄、消毒および湿潤し、続いて、すすぎ洗いすることなく、直接挿入(目の
上に配置)され得る。コンタクトレンズ手入れ用の単一の溶液を使用する能力は
、明らかに有利である。しかしながら、このような溶液は、コンタクトレンズの
挿入時に溶液の少なくとも一部がレンズ上にあり、目と接触するので、目に特に
やさしくなければならない。
【0004】 Ogunbiyiらに対する米国特許第4,758,595号は、ポリアミノ
プロピルビグアニド(PAPB)(これはまた、ポリヘキサメチレンビグアニド
(PHMB)としても知られている)を含有するコンタクトレンズ溶液が、特に
、ホウ酸緩衝液下で、多目的溶液としての有利な特性を有していることを開示し
た。これらの消毒溶液および保存溶液は、ソフト型コンタクトレンズと共に使用
したときの非常に低い毒性と合わせて、低濃度でのそれらの広範囲の抗菌および
抗真菌活性について、特に注目される。PHMBおよびホウ酸塩を含有する組成
物は、ソフトコンタクトレンズで使用するために約1ppm以下の比較的低いレ
ベルで多目的溶液を含有する種々の製品で、商品化されている。Mowrey−
McKeeらに対する米国特許第5,817,277号;同第5,593,63
7号;および同第5,422,073号は、コンタクトレンズを洗浄し消毒する
ために、界面活性剤(チロキサポール、ポロキサミン、またはポロキサマー)と
組み合わせて、ポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)消毒剤を含有する多
目的溶液を開示している。
【0005】 多目的溶液の洗浄能を改良するのに大きな難題には、その消毒能を同時に改良
または維持することにある。さらに有効な洗浄剤を添加すると、時には、その消
毒剤の効力を低下させる効果を有し、特に、この消毒剤の経時的な安定性を低下
させる。特に、高分子ビグアニドは、時間の経過と共に、完全に安定であるとは
言えず、それゆえ、快適性の理由から望ましい、比較的低い濃度で使用する場合
、有効期限を必要とする。他の難題は、一方では、最大限に有効であり、かつ他
方では、眼内使用での安全であるのみならず、快適であるに十分にやさしい処方
を開発することにあった。
【0006】 さらに効果的な洗浄および消毒が必要な製品の1種には、その使用レジメンの
一部として、この溶液を用いてコンタクトレンズを指で擦る(digital
rubbing)必要がない多目的溶液がある。従来のコンタクトレンズ洗浄剤
または消毒剤(これには、多目的溶液が含まれる)を使うと、レンズ装着者は、
典型的には、コンタクトレンズの取り扱い中、(典型的には、指と掌の間または
指間で)、コンタクトレンズを指または手で擦る必要がある。コンタクトレンズ
を毎日「擦る」必要があると、コンタクトレンズの毎日の手入れに際して、余分
な時間および労力がかかる。コンタクトレンズ装着者の多くは、このようなレジ
メンを実行しなければならないことを好まないか、それを不便と考えている。一
部の装着者は、正しい「擦り」レジメンを怠るかもしれず、その結果、コンタク
トレンズが不快になったり、他の問題が生じ得る。時には、コンタクトレンズを
初めて装着した人に特に起こりがちであるが、激しく擦りすぎて、レンズを損傷
し得る。このことは、交換レンズがすぐに用意できないとき、特に問題であり得
る。
【0007】 「Chemical Disinfecting Solution」として
認定されたコンタクトレンズ溶液は、Premarket Notificat
ion(510k)Guidance Document For Conta
ct Lens Care Products(1997年5月1日)に基づい
て米国食品医薬品局(FDA)が設定した(代表的な細菌および真菌を破壊する
ための)殺生物性能規準を満たすために擦る必要はない。対照的に、「Chem
ical Disinfecting System」と呼ばれるコンタクトレ
ンズ溶液は、Chemical Disinfecting Solution
として認定されていないので、殺生物性能規準に合格するために、擦り付けレジ
メンの必要がある。伝統的に、(消毒し湿潤するために使用されるか、または消
毒し、洗浄して湿潤するために使用される)多目的溶液は、Chemical
Disinfecting Systemとして認定されているが、Chemi
cal Disinfecting Solutionとしては認定されていな
い。
【0008】 伝統的なコンタクトレンズ多目的溶液は、有効な消毒のためのみならず、有効
な洗浄のために、この擦り付けレジメンに依存し得る。それゆえ、擦り付けを必
要としないコンタクトレンズ手入れ溶液を開発するためには、眼内用途に充分に
優しい溶液を維持すると同時に、改良されたまたはより強力な洗浄、および消毒
の両方が必要とされ得る。
【0009】 それゆえ、特に、時間の経過と共に増大した消毒効力を与える多目的コンタク
トレンズ溶液を得ることが望ましい。さらに、眼組織に対する毒性レベルに関し
て快適性または安全性に悪影響を与えることなく、その製品の殺菌効力を維持ま
たは増大させる一方で、改良された洗浄効力を得ることが望ましい。依然として
、開発には難題があるものの、また、擦りレジメンを必要とせず、または少なく
とも、適切な性能を得るために、固有にまたは常にそうする必要がなく、コンタ
クトレンズの有効な洗浄および消毒の両方を示す多目的溶液を開発することが望
まれており、この多目的溶液によって、コンタクトレンズは、レンズをこの溶液
に浸すかおよび/またはレンズをこの溶液ですすぎ洗いし再湿潤することに続い
て、目の上に直接配置できるようになる。
【0010】 (発明の要旨) 本発明は、ビグアニド含有消毒液に関し、これは、高分子ビグアニドを安定化
するためのポロキサミン(poloxamine)と組み合わせてチロキサポー
ルを含有し、消毒効力を高めたコンタクトレンズ溶液、好ましい実施形態では、
消毒効力および洗浄効力の両方を高めたコンタクトレンズ溶液に特に有用である
。本発明は、コンタクトレンズを処理する方法およびそれに使用する組成物を包
含する。具体的には、本発明は、5〜8のpHを有し以下を含有する水溶液にコ
ンタクトレンズを接触させる工程を包含する: (a)有効量の少なくとも1種の重合体ビグアニド殺菌剤; (b)有効量のポロキサミン界面活性剤であって、この界面活性剤は、1個
またはそれ以上の共重合体鎖中に、少なくとも約90重量%のポリ(オキシエチ
レン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレン)セグメントを含有し、ここで
、この界面活性剤の重量平均分子量は、約10,000〜約30,000であり
、ここで、このポリ(オキシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレ
ン)セグメントの少なくとも約70重量%は、ポリ(オキシエチレン)セグメン
トである、ポロキサミン界面活性剤;ならびに (c)有効量のチロキサポール。
【0011】 好ましくは、この組成物はまた、有効量の1種またはそれ以上の金属イオン封
鎖剤を含有する。本発明の方法は、コンタクトレンズを上記溶液で洗浄し消毒す
る工程を包含する。好ましい実施形態では、本発明による製品はまた、殺菌効力
を維持しつつ、洗浄性が高められている。本発明の別の実施形態では、目的のレ
ンズ手入れ溶液は、指で擦るなどを包含するかまたはその必要がないレジメンで
、コンタクトレンズを消毒かつ洗浄し得る。それ自体、本発明は、伝統的な洗浄
消毒液および使用法と比較して、より優れた利便性および/または安全性を含め
た著しい利点を提供する。
【0012】 (発明の詳細な説明) 本発明は、全てのコンタクトレンズ(例えば、従来のハードレンズ、ソフトレ
ンズ、剛性レンズおよび気体透過性ソフトレンズ、ならびにシリコーン(ヒドロ
ゲルおよび非ヒドロゲルの両方を含めて)レンズ)で使用できるが、特に、ソフ
トレンズに有用である。「ソフトレンズ」との用語は、使用中にレンズの含水量
が少なくとも20重量%であるように、一定割合の親水性繰り返し単位を有する
レンズを意味する。本明細書中で使用する「ソフトコンタクトレンズ」との用語
は、一般に、少量の力の下で容易に曲がるコンタクトレンズを意味する。典型的
には、ソフトコンタクトレンズは、メタクリル酸ヒドロキシエチルおよび/また
は他の親水性単量体から誘導された一定割合の繰り返し単位(これは、典型的に
は、架橋剤で架橋されている)を有する重合体から、処方される。しかしながら
、特に、長時間装着するための新しいソフトレンズは、高Dkシリコーン含有材
料から製造されている。
【0013】 本発明は、コンタクトレンズを同時に消毒し洗浄するためのコンタクトレンズ
手入れ溶液(特に、多目的溶液としても適格なもの)に有用である。消毒するた
めに、この溶液は、推奨最低浸漬時間内で、コンタクトレンズの表面にある有害
な微生物を破壊するのに十分な濃度で、1種またはそれ以上の活性成分(例えば
、抗菌剤および/または防腐剤)を含有しなければならない。この推奨最低浸漬
時間は、この溶液の包装使用説明書に含まれている。「消毒液」との用語は、こ
の溶液がまた防腐液としても有用であり得ること、またはこの消毒液が、特定の
処方に依存して、他の目的(例えば、コンタクトレンズの毎日の洗浄、すすぎ洗
いおよび保存)に有用であり得る可能性を除外しない。
【0014】 多目的溶液は、コンタクトレンズ(特に、ソフトコンタクトレンズ)を洗浄し
、消毒し、保存し、そしてすすぎ洗いするのに有用である。多目的溶液は、一部
の装着者(例えば、化学消毒剤または他の化学試薬に特に敏感な装着者)が、こ
のレンズの挿入前に、別の溶液(例えば、無菌生理食塩水溶液)でコンタクトレ
ンズをリンスまたは湿潤するのを好み得る可能性を除外するものではない。「多
目的溶液」との用語はまた、一日単位で使用する訳ではない定期的洗浄剤または
タンパク質を除去するための補助洗浄剤(例えば、酵素洗浄剤であって、これら
は、典型的には、週単位で使用される)を除外するものではない。「洗浄する」
との用語は、この溶液が、特に、もし、指の操作(例えば、溶液を用いた手での
レンズの擦り付け)またはこのレンズと接触するこの溶液を攪拌する補助装置(
例えば、機械的な洗浄補助)と共に使用するなら、コンタクトレンズの表面の緩
く保持された堆積物および他の汚染物質をほぐして除去するのに充分な濃度で、
1種またはそれ以上の洗浄剤を含有することを意味する。臨界ミセル濃度の界面
活性剤含有溶液は、その洗浄有効性を評価する1方法である。
【0015】 伝統的に、市場に出ている多目的溶液は、必要な消毒および洗浄を得るために
、このコンタクトレンズをこの多目的溶液で機械的に擦ることを包含するレジメ
ンが必要であった。このようなレジメンは、Chemical Disinfe
cting Solutionとして認定されていないChemical Di
sinfection Systemに対して、政府の監督官庁(例えば、米国
では、FDA、すなわち、食品医薬品局)下にて、必要である。本発明の1実施
形態では、一方では、湿潤剤として使用するのに充分に優しく、他方では、擦り
レジメンなしで、洗浄および消毒を改良できる洗浄消毒製品を処方することが可
能である。例えば、Chemical Disinfecting Solut
ionとして認定されている製品は、Contact Lens Care P
roducts(1997年5月1日)用にUS FDAが確立した殺生物性能
規準を満たさなければならないが、この規準には、これらのレンズの擦りは含ま
れない。本発明の1実施形態では、コンタクトレンズ消毒製品用のFDAまたは
ISO Stand−Alone Procedureの要件を満たすように、
組成物が処方される。同様に、本発明の組成物は、擦りレジメンを使用すること
なく、洗浄を高めるように処方され得る。このような処方物は、伝統的な消毒製
品および洗浄製品よりも高い患者のコンプライアンスおよび大きな一般的魅力を
保証し得る。
【0016】 本発明による溶液は、生理学的に適合性である。具体的には、この溶液は、コ
ンタクトレンズと共に使用するために、「眼科的に安全」でなければならず、こ
のことは、この溶液で処理したコンタクトレンズが、一般に、リンスすることな
しに目に直接配置するのに適切で安全であること、すなわち、この溶液が、この
溶液で濡らしたコンタクトレンズを経由して毎日目と接触するのに安全で快適で
あることを意味する。眼科的に安全な溶液は、目に適合する張性およびpHを有
し、そしてISO(International Standards Org
anization)の標準およびU.S.FDA(食品医薬品局)の規制に従
って非細胞毒性である材料およびその量を含有する。この溶液は、売り出し前に
て、この製品中に微生物汚染物がないことが、このような製品に必要な程度まで
統計的に立証されなければならないという点で、無菌であるべきである。
【0017】 対象溶液は、少なくとも1種の重合体ビグアニド抗菌剤を含有する。重合体ビ
グアニドは、必要に応じて、非重合体ビグアニドと組み合わせることができる。
代表的な非重合体ビグアニドには、ビス(ビグアニド)、例えば、アレキシジン
またはクロルヘキシジンまたはそれらの塩がある。代表的な重合体ビグアニドに
は、ヘキサメチレンビグアニド(PHMB)が挙げられる。好ましい重合体ビグ
アニド、およびそれらの水溶性塩は、以下の式を有する:
【0018】
【化1】 ここで、Zは、有機二価架橋基であり、これは、この重合体の全体にわたって、
同一または異なり得、nは、平均して、少なくとも3であり、好ましくは、平均
して、5〜20であり、そしてX1およびX2は、独立して、−NH2基および
【数1】 基から選択される。好ましい1群の水溶性重合体ビグアニドは、少なくとも1,
000の数平均分子量を有し、さらに好ましくは、1,000〜50,000の
数平均分子量を有する。遊離塩基の適切な水溶性塩には、塩酸塩、ホウ酸塩、酢
酸塩、グルコン酸塩、スルホン酸塩、酒石酸塩ならびにクエン酸塩が挙げられる
が、これらに限定されない。
【0019】 上で開示されたビグアニドおよび調製方法は、文献で記述されている。例えば
、米国特許第3,428,576号は、ジアミンおよびその塩ならびにジシアン
イミドのジアミン塩からの重合体ビグアニドの調製を記述している。
【0020】 重合体ヘキサメチレンビグアニドは最も好ましく、これは、例えば、その塩酸
塩として、Zeneca(Wilmington,DE)から、Cosmoci
TM CQの商標で、市販されている。このような重合体および水溶性塩は、ポ
リヘキサメチレンビグアニド(PHMB)またはポリアミノプロピルビグアニド
(PAPB)と呼ばれる。本明細書中で使用するポリヘキサメチレンビグアニド
との用語は、次式を有する1種またはそれ以上のビグアニドを包含することを意
味する:
【0021】
【化2】 ここで、X1およびX2は、上で定義したとおりであり、そしてnは、1〜500
である。
【0022】 これらのビグアニドを調製する様式に依存して、上記式の範囲内に入る主な化
合物は、異なるX1基およびX2基または同じ基を有し得、この式の範囲内の他の
化合物は、それより少ない。このような化合物は、公知であり、米国特許第4,
758,595号および英国特許第1,432,345号(これらの特許の内容
は、本明細書中で参考として援用されている)で開示されている。好ましくは、
これらの水溶性塩は、nが2〜15、最も好ましくは、3〜12の平均値を有す
る化合物である。
【0023】 抗菌剤の消毒量とは、使用する処方中の微生物の個体数を少なくとも部分的に
減らす量である。好ましくは、消毒量とは、4時間で2対数桁だけ、さらに好ま
しくは、1時間で1対数桁だけ、代表的な細菌の微生物負担(microbia
l burden)を減らす量である。さらに好ましくは、消毒量とは、推奨す
すぎ洗い時間(FDA Chemical Disinfection Eff
icacy test、1985年7月、Contact Lens Solu
tion Draft Guidelines)の方式に従って使用するとき、
コンタクトレンズに対する微生物負担をなくす量である。典型的には、このよう
な試薬は、約0.00001〜約0.5重量/容量%(w/v)、さらに好まし
くは、約0.00003〜約0.5重量/容量%(w/v)の範囲の濃度で、存
在している。
【0024】 好ましい1実施形態では、重合体ビグアニドは、ビス(ビグアニド)化合物と
組み合わせて、使用される。重合体ビグアニドは、ビス(ビグアニド)(例えば
、アレキシジン)と組み合わせて、0.00001重量%(0.1ppm)程度
の低い濃度で、効果的である。本願出願人と同じ出願人に譲渡された係属中の米
国特許出願第60/065501号(これは、1997年11月12日に出願さ
れ(ドケット番号第P01360)、その内容は、本明細書中で参考として援用
されている)で開示されているように、このような重合体ビグアニドをアレキシ
ジンまたは類似のビグアニドと組み合わせて使用することにより、これらの溶液
の殺菌活性が向上し得、活性範囲が広くなり得ることもまた、発見された。
【0025】 溶液防腐剤として、任意の非ビグアニド消毒剤/殺菌剤が使用できるが、それ
はまた、他の殺菌剤の殺菌活性の範囲を増強、補足または広げるように機能し得
る。これには、約0.00001〜約0.5重量%、さらに好ましくは、約0.
0001〜約0.1重量%の範囲の濃度で、この溶液と相溶性で沈殿しない殺菌
有効量の殺菌剤が含まれる。適切な補完的殺菌剤には、四級アンモニウム重合体
、ソルビン酸、アルキルトリエタノールアミン、およびそれらの混合物が挙げら
れるが、それらに限定されない。眼科用途で使用される重合体四級アンモニウム
塩の代表例には、ポリ[(ジメチルイミニオ)−2−ブテン−1,4−ジイルク
ロライド]、[4−トリス(2−ヒドロキシエチル)アンモニオ]−2−ブテニ
ル−w−[トリス(2−ヒドロキシエチル)アンモニオジクロライド](化学登
録番号7534527−6)(これは、一般に、ONYX Corporati
onから、ポリクォータニウム(polyquaternium)−1(登録商
標)として入手できる)。新規なポリクォータニウムは、1997年11月12
日に出願された係属中の米国特許出願第60/065510号(ドケット番号第
P01587)(その内容は、本明細書中で参考として援用されている)で開示
されている。
【0026】 本発明の組成物で使用する殺菌剤の酸付加塩は、無機酸または有機酸から誘導
され得る。大ていの場合、これらの塩は、水に易溶性で人間に使用するのに適切
なアニオン(例えば、薬学的に受容可能なアニオン)を生じる酸から誘導される
のが好ましい。このような酸の例には、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、酢酸
、D−グルコン酸、2−ピロリジノ−5−カルボン酸、メタンスルホン酸、炭酸
、乳酸およびグルタミン酸がある。その塩酸塩は、好ましい。
【0027】 上で示したように、本発明の溶液は、洗浄効力および快適性の点で公知の利点
を有する少なくとも1種のポロキサミン界面活性剤を含有する。例えば、Rie
dhammerの米国特許第4,820,352号およびそれと同日に出願され
た係属中の米国特許出願第 号(ドケット番号P01839)(これらの
内容は、本明細書中で参考として援用されている)を参照せよ。一般に、ポロキ
サミン界面活性剤は、エチレンジアミンのポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オ
キシエチレン)付加物を含有する。この界面活性剤は、このレンズ手入れ溶液に
溶解性であるべきであり、濁ってはならず、目の組織を刺激してはいけない。好
ましいポロキサミンは、1個またはそれ以上のブロック共重合体鎖中にて、少な
くとも約90重量%のポリ(オキシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプ
ロピレン)セグメント、好ましくは、少なくとも95〜100重量%のポリ(オ
キシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレン)セグメントを含有し
、ここで、該界面活性剤の重量平均分子量は、約4000〜約30,000であ
り、ここで、該セグメントの少なくとも約70%は、ポリ(オキシエチレン)セ
グメントである。このような界面活性剤は、「Tetronic」の登録商標で
、BASF Wyandotte Corp.,Wyandotte,Mich
iganから入手できる。ポロキサミンは、この群の界面活性剤に対してCTF
A Cosmetic Ingredient Dictionaryで採用さ
れた名称である。このような界面活性剤は、「Tetronic」の登録商標で
、BASF Wyandotte Corp.,Wyandotte,Mich
iganから市販されている。好ましいポロキサミンの例には、Tetroni
c(登録商標)707、Tetronic(登録商標)908、Tetroni
c(登録商標)909、Tetronic(登録商標)1508、Tetron
ic(登録商標)1107およびそれらの組合せが挙げられる。
【0028】 このポロキサミン(すなわち、チロキサポール)に他の通常の界面活性剤を添
加すると、その安定性が改良され、それゆえ、この溶液中のビグアニドの長時間
にわたる消毒効力が改良され、特に、高い洗浄力および消毒力を備えた溶液が得
られることが発見された。チロキサポールは、オキシエチル化第三級オクチルフ
ェノール−ホルムアルデヒド重合体である。その調製は、BockおよびRai
neyの米国特許第2,454,541号で開示されている。それは、Rohm & Haas Co.(Philadelphia,Pennsylvani
a)から市販されている。その公知の化学構造で示されるように、チロキサポー
ルは、表面張力低減特性を備えた非イオン性界面活性剤であり、これは、水に自
由に溶解する。
【0029】 このポロキサミンおよびチロキサポールは、それぞれ、この組成物または溶液
の0.01〜10.0重量%、好ましくは、0.1〜5.0重量%、最も好まし
くは、0.5〜1.5重量%の範囲の量で、適切に使用される。
【0030】 任意の追加界面活性剤は、両性、カチオン性、アニオン性または非イオン性で
あり得、これらは、全組成物(溶液)の10重量/容量%(w/v)まで、好ま
しくは、5重量/容量%(w/v)までの量で、(個々にまたは組み合わせて)
存在し得る。好ましくは、任意の追加界面活性剤は、両性または非イオン性界面
活性剤であり、これらは、使用時、洗浄およびコンディショニング特性を与える
。この界面活性剤は、このレンズ手入れ溶液に溶解性で目の組織に非刺激性であ
るべきである。必要に応じて、追加の非イオン性界面活性剤には、脂肪酸のポリ
エチレングリコールエステル、例えば、ココナッツ、ポリソルベート、高級アル
カン(C12〜C18)のポリオキシエチレンまたはポリオキシプロピレンエーテル
が挙げられる。例には、ポリソーベート20(これは、商標Tween(登録商
標)20で入手できる)、ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(Br
ij(登録商標)35)、ポリオキシエチレン(40)ステアレート(Myrj
(登録商標)52)、ポリオキシエチレン(25)プロピレングリコールステア
レート(Atlas(登録商標)G 2612)が挙げられる。
【0031】 本発明による組成物で使用するのに適切な両性界面活性剤には、「Miran
ol」の商品名で市販されている種類の物質が挙げられる。他の有用な種類の両
性界面活性剤の例には、ココアミドプロピルベタインがあり、これは、種々の企
業から市販されている。
【0032】 この組成物で使用するのに適切な他の種々の界面活性剤は、前述の記述を考慮
して、McCutcheon’s Detergents and Emuls
ifiers,North American Edition,McCutc
heon Division,MC Publishing Co.,Glen
Rock,NJ 07452およびthe CTFA Internatio
nal Cosmetic Ingredient Handbook(The
Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Ass
ociation,Washington,D.C.)から容易に確認できる。
【0033】 上で述べたように、必要なチロキサポールおよび任意の通常の追加界面活性剤
と組み合わせて必要なポロキサミンを含有する界面活性剤の濃度は、適切には、
全体で、0.01〜10.0重量/容量%(w/v)であり、好ましくは、0.
1〜5.0重量/容量%(w/v)、最も好ましくは、0.5〜1.5重量/容
量%(w/v)である。
【0034】 好ましい1実施形態では、この溶液の洗浄効力は、全組成物の0.010〜1
.0重量%、好ましくは、0.05〜0.2重量%、最も好ましくは、0.08
〜0.12重量%の量で炭酸塩または炭酸水素塩を含有させることにより、高め
ることができることが発見された。適切には、この炭酸塩または炭酸水素塩は、
アルカリ金属塩であり、これには、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムおよびそれらの混合物が挙げられる。最も
好ましい炭酸塩には、炭酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウムがある。
【0035】 本発明の溶液には、水溶性粘性ビルダー(builders)を含有させるこ
とも望まれ得る。それらの粘滑効果のために、粘性ビルダーは、目に対する衝撃
を緩和するレンズ表面上のフィルムによって、レンズ装着者の快適性を高める傾
向にある。これらの水溶性粘性ビルダーのうちには、ヒドロキシエチルセルロー
スまたはヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポビド
ン、ポリビニルアルコールなどのようなセルロースポリマーが含まれる。このよ
うな粘性ビルダーは、約0.01〜約4.0重量%またはそれ以下の範囲の量で
、使用され得る。
【0036】 本発明の用途では、本発明による溶液中の殺菌剤または他の成分または構成要
素(ingredient)の量は、この溶液を製造した時点で溶液に処方され
導入された量に当たる。
【0037】 ビグアニド殺菌剤および安定化量のポロキサミンに加えて、本発明の溶液は、
緩衝システムを含有する。好ましい実施形態では、この緩衝システムは、少なく
とも1種のリン酸塩緩衝液および少なくとも1種のホウ酸塩緩衝液を含有し、こ
れらの緩衝システムは、pHを1単位変えるのに、0.01〜0.5mM、好ま
しくは、0.03〜0.45mMの0.01N HClおよび0.01〜0.3
mM、好ましくは、0.025〜0.25mMの0.01N NaOHの緩衝能
を有する。緩衝能は、これらの緩衝液の溶液のみによって、測定される。
【0038】 本発明の溶液のpHは、5.0〜8.0、さらに好ましくは、約6.0〜8.
0、最も好ましくは、約6.5〜7.8の範囲内で維持すべきである。用語「緩
衝液」または「緩衝物質」とは、通常、少なくとも1種の他の化合物と組み合わ
せて、緩衝能(すなわち、限度内で、最初のpHの変化がないかまたは比較的に
少なく、酸または塩基(アルカリ)のいずれかを中和する能力)を示す、溶液の
緩衝システムを与える化合物を意味する。「緩衝能」との用語は、この緩衝溶液
1リットル(標準単位)に添加したとき、そのpHを1単位変えるのに必要な強
酸または強塩基(すなわち、それぞれ、水素イオンまたは水酸化物イオン)のミ
リモル数(mM)を意味するように、定義される。この定義から、特定量の酸ま
たはアルカリを添加することにより引き起こされる溶液中のpH変化が小さい程
、その溶液の緩衝能が大きいことが明らかである。例えば、Remington
:The Sceince and Practice of Pharmac
y Mack Publishing Co.,Easton,Pennsyl
vania(19版、1995年)、17章、225〜227ページを参照せよ
。この緩衝能は、これらの緩衝成分の種類および濃度に依存している。この緩衝
能は、6〜8、好ましくは、7.4〜8.4の出発pHから測定される。
【0039】 ホウ酸塩緩衝液には、例えば、ホウ酸およびその塩、例えば、ホウ酸ナトリウ
ムまたはホウ酸カリウムが挙げられる。ホウ酸塩緩衝液には、また、四ホウ酸カ
リウムまたはメタホウ酸カリウムが挙げられ、これらは、溶液中では、ホウ酸ま
たはその塩を生成する。リン酸塩緩衝液には、例えば、リン酸またはその塩、例
えば、リン酸塩緩衝液(M2HPO4、MH2PO4およびMH2PO4の組合せを含
み、ここで、Mは、独立して、KおよびNaのようなアルカリ金属塩である)リ
ン酸塩との用語には、溶液中でリン酸またはその塩を生成する化合物が挙げられ
る。当業者が容易に理解できるように、緩衝システムには、弱酸と弱酸の塩(い
わゆる共役塩基)との組合せが挙げられるが、これらに限定されない。
【0040】 特に好ましい緩衝システムには、ホウ酸と一塩基性および/または二塩基性リ
ン酸塩(例えば、リン酸一ナトリウムおよび/またはリン酸二ナトリウム)との
組合せがある。代替緩衝システムは、例えば、ホウ酸ナトリウムとリン酸との組
合せ、またはホウ酸ナトリウムと一塩基性リン酸塩との組合せである。
【0041】 適切には、この溶液は、約0.05〜2.5重量%のリン酸またはその塩、お
よび0.1〜5.0重量%のホウ酸またはその塩を含有する。このリン酸塩緩衝
液は、(全体で)、0.004〜0.2M(モル濃度)、好ましくは、0.04
〜0.1Mの濃度で、使用される。このホウ酸塩緩衝液は、(全体で)、0.0
2〜0.8M、好ましくは、0.07〜0.2Mの濃度で、使用される。
【0042】 この組成物中では、必要に応じて、他の緩衝物質が使用され得る。例えば、伝
統的に公知の緩衝液には、例えば、クエン酸塩、クエン酸、炭酸水素ナトリウム
、TRISなどが挙げられる。一般に、緩衝液は、約0.05〜2.5重量%、
好ましくは、0.1〜1.5重量%の範囲の量で、使用される。
【0043】 ホウ酸塩緩衝液は、ある種の重合体ビグアニドの効力を高めることで知られて
いる。例えば、Ogunbiyiらの米国特許第4,758,595号は、ポリ
アミノプロピルビグアニド(PAPB)(これはまた、ポリヘキサメチレンビグ
アニド(PHMB)としても知られている)を含有するコンタクトレンズ溶液が
、ホウ酸塩緩衝液と組み合わせたとき、高い効力を有することを開示している。
出願人は、ホウ酸塩緩衝液がまた、一般のビグアニド類(ビス(ビグアニド)(
例えば、アレキシジン)を含める)の効力を高めることを発見した。
【0044】 緩衝剤に加えて、ある場合には、そうでなければレンズと反応し得る金属イオ
ンおよび/またはタンパク質堆積物と結合してレンズ上で集めるために、本発明
の溶液中には、金属イオン封鎖剤を含有させるのが望まれ得る。それらは、通常
、約0.01〜約0.2重量%の範囲の量で添加される。例には、エチレンジア
ミン四酢酸(EDTA)およびその塩(二ナトリウム)、グルコン酸、クエン酸
、酒石酸およびそれらの塩(例えば、ナトリウム塩)が挙げられる。好ましい金
属イオン封鎖剤(これはまた、タンパク質堆積物を除去するのにも有効である)
には、次式(I)で表わされるホスホン酸塩化合物がある:
【0045】
【化3】 ここで、Zは、原子価がnに等しい連結ラジカルであり、ここで、nは、1〜6
、好ましくは、1〜3の整数である。このようなホスホン酸塩化合物は、WO9
7/31659で開示されている。対象水溶液は、適切には、全溶液中にて少な
くとも0.003重量/容量%、好ましくは、全溶液中にて0.005〜2.5
重量/容量%、さらに好ましくは、約0.01〜0.5重量/容量%の対象ホス
ホン酸化合物を含有する。
【0046】 典型的には、本発明のコンタクトレンズ処理用水溶液はまた、0.9%塩化ナ
トリウム溶液または2.5%グリセロール溶液に等しい正常涙液の浸透圧に近づ
けるために、張性剤(tonicity agents)で調整される。これら
の溶液は、生理食塩水を単独でまたは組み合わせて使用して、実質的に等張性に
されるが、そうではなしに、単に、滅菌水と配合して低張性または高張性にされ
ると、そのレンズは、望ましい光学パラメータを失う。それに対応して、過剰の
生理食塩水があれば、刺すような痛みを与えたり目を刺激する高等張性溶液が形
成され得る。適切な張性調節剤の例には、以下が挙げられるが、それらに限定さ
れない:塩化ナトリウムおよび塩化カリウム、デキストロース、グリセリン、塩
化カルシウムおよび塩化マグネシウム。これらの試薬は、典型的には、約0.0
1〜2.5重量/容量%(w/v)、好ましくは、約0.2〜約1.5重量/容
量%(w/v)の範囲の量で、個々に使用される。好ましくは、この張性剤は、
200〜450mOsm/kg、さらに好ましくは、約250〜約350mOs
m/kgの間、最も好ましくは、約280〜約320mOsm/kgの間の最終
浸透圧値を与える量で、使用される。
【0047】 好ましくは、本発明は、「多目的溶液」として処方され、これは、この溶液が
、コンタクトレンズを洗浄、化学消毒、保存およびすすぎ洗いするのに使用され
得ることを意味する。多目的溶液は、好ましくは、75cps未満、好ましくは
、1〜50cps、最も好ましくは、1〜25cpsの粘度を有し、好ましくは
、全組成物中で、少なくとも95重量/容量%の水である。
【0048】 上で述べたように、コンタクトレンズは、そのレンズを対象水溶液と接触させ
ることにより、洗浄され消毒される。これは、レンズを対象溶液に単に浸漬する
ことにより達成され得るものの、この溶液の数滴を、まず、レンズの各面に置き
、このレンズを一定時間(例えば、およそ20秒間)擦るなら、さらに大きな洗
浄が実現できる。このレンズは、次いで、引き続いて、数ミリリットルの対象溶
液に浸けることができる。好ましくは、このレンズは、少なくとも4時間、この
溶液に浸すことが可能である。さらに、このレンズは、好ましくは、任意の擦り
工程後、また、この溶液に浸けた後に再度、新鮮な溶液ですすぎ洗いされる。こ
のレンズは、次いで、この溶液から取り出され、同じ溶液または異なる溶液(例
えば、防腐した等張性生理食塩水溶液)ですすぎ洗いされ、次いで、目に戻され
る。
【0049】 本発明の水溶液は、添加剤を追加してまたは添加剤なしで、ソフトコンタクト
レンズに特に有用である。それにもかかわらず、本発明の溶液は、特定のコンタ
クトレンズ手入れ製品(例えば、湿潤溶液、浸漬溶液、洗浄およびコンディショ
ニング溶液だけでなく、多目的型レンズ手入れ溶液など、およびそれらの混合物
)に処方され得る。最後に、このような溶液は、例えば、小滴の形状で、目から
外したレンズに塗布できるか、または目に入れている間に塗布できる。
【0050】 上で示したように、コンタクトレンズ装着者は、通例、コンタクトレンズの毎
日の洗浄および/または消毒中に、(典型的には、指と掌の間または指間で)コ
ンタクトレンズを指または手で擦る必要がある。本発明の1実施形態では、目か
ら外した時と、レンズの手入れに続いてレンズを再配置する時の間で、特許請求
された特定の溶液で処理している間、擦る必要がない方法が提供される。このよ
うな方法の好ましい実施形態では、ソフトレンズは、多目的溶液または有効多目
的溶液(これは、目から外したレンズを処理するのに必要な唯一の毎日の溶液で
ある)で消毒または消毒と洗浄の両方がなされる。それゆえ、本発明による方法
の1実施形態では、記述された溶液は、以下の工程を包含する方法により、擦る
ことなく、コンタクトレンズを処理するのに使用される: (a)一定の時間にわたって、擦らなかったコンタクトレンズをこの溶液に浸
ける工程;および (b)処理したコンタクトレンズを、装着者の目に直接配置する工程。
【0051】 典型的には、工程(a)は、このコンタクトレンズをこの溶液に浸漬する工程
を包含し得る。浸漬は、必要に応じて、手動手段により、この溶液の容器を振と
うするかまたは同様に攪拌することを包含する。好ましくは、工程(a)は、こ
のコンタクトレンズを容器に一定期間浸けることを包含し、ここで、このコンタ
クトレンズは、この溶液に完全に浸漬される。「直接配置する」との用語は、本
明細書中では、この溶液が、目に「挿入」または配置する前に、希釈されず、ま
たは異なるコンタクトレンズ溶液でレンズからすすぎ洗いされないことを意味す
る。特に好ましい実施形態では、この方法は、多目的として処方された製品を使
用し、ここで、おそらく酵素洗浄剤を除いて、このレンズを毎日洗浄するために
は、他の溶液または製品を必要としない。
【0052】 本発明による方法のさらに他の実施形態では、請求された溶液は、頻繁交換レ
ンズ(FRL)または計画交換レンズ(PRL)(これは、目に使用して約3ヶ
月以内で交換するように計画されているか、または目に使用して約30日以内で
交換するように計画されているか、または目に使用して約2週間以内で交換する
ように計画されている)を洗浄するのに、使用される。好ましくは、このレンズ
は、約0.0〜5モル%のメタクリル酸(MAA)誘導繰り返し単位、10〜9
9モル%のメタクリル酸ヒドロキシエチル繰り返し単位、および約0.5〜5モ
ル%の架橋繰り返し単位を含有する重合体から製造されている。架橋繰り返し単
位は、例えば、エチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン、およ
びトリメチルプロパントリメタクリレートのような単量体から誘導され得る。
【0053】 本発明の説明として、以下にいくつかの実施例を提示する。これらの実施例は
、本発明の局面をさらに例示するためにのみ供されており、本発明を限定するも
のとは解釈すべきではない。
【0054】 (実施例1) 本発明の好ましい処方の一例を、以下の表1で提示する。
【0055】
【表1】 必要量の成分(これには、炭酸ナトリウム、1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸(これはまた、エチドロン酸四ナトリウムとも呼ばれ、Mon
santo(St.Louis,MO)からDeQuest(登録商標)201
6)として市販されている)の必要量を秤量してガラス製ビーカーに入れること
により、この溶液を調製した。この溶液は、このホスホン酸塩および緩衝物質を
溶解させつつ、その水の80%を80℃まで徐々に加熱することにより、調製す
る。次いで、この溶液に、この塩化ナトリウムを添加し、溶解し、続いて、これ
らの界面活性剤を添加する。この溶液を室温まで冷却した後、滅菌フィルターを
通って、溶液中のアレキシジン、PHMBおよび炭酸塩を添加する。得られた溶
液のpHは、約7.3〜7.5の間であった。 (必要なら、この溶液のpHは
、表1で示すように、適切な量の塩酸または水酸化ナトリウムを使用することに
より、調節され得る)。
【0056】 (実施例2) 本実施例は、ポロキサミンおよびチロキサポール界面活性剤を使用する本発明
による溶液の抗菌抗力を説明する。コンタクトレンズの化学消毒用の種々の組成
物の各々の抗菌効力を評価した。抗菌攻撃物は、Pseudomonas ae
ruginosa (ATCC 9027), Staphylococcus
aureus (ATCC 6538), Serratia marces
cens (ATCC 13880), Candida albicans
(ATCC 10231)およびFusarium solani(ATCC
36031)を使用して、調製した。これらの試験微生物を、適切な寒天上で培
養し、この培養物を、無菌DPBST(ダルベッコリン酸緩衝化生理食塩水+0
.05% w/vポリソルベート80)または適切な希釈剤を使用して収穫し、
そして適切な容器に移した。胞子懸濁液を無菌ガラスウールで濾過して、菌糸断
片を除去した。Serratia marcescensを、適切なように、
(例えば、1.2Lフィルターで)濾過して、この懸濁液を透明にした。収穫後
、この懸濁液を、20〜25℃で、最長30分間にわたって、5000×g以下
で遠心分離した。その上澄み液を流し出し、そしてDPBSTまたは他の適切な
希釈剤で再懸濁した。この懸濁液を二度目の遠心分離にかけ、そしてDPBST
または他の適切な希釈剤で再懸濁した。全ての攻撃細菌および真菌細胞懸濁液を
、DPBSTまたは他の適切な希釈剤で、1×107〜108cfu/mlまで調
整した。この適切な細胞濃度は、例えば、予め設定した波長(例えば、490n
m)で、分光光度計を使用して、この懸濁液の濁度を測定することにより、概算
し得る。攻撃微生物あたり最低10mLの試験溶液を含有する1本のチューブを
作製した。試験する溶液の各チューブに、1.0×105〜106cfu/mLの
最終カウントを与えるのに十分な試験微生物の懸濁液を接種したが、この接種物
の容量は、この試料容量の1%を超えなかった。この試料を少なくとも15秒間
にわたって渦流にすることにより、この接種物を確実に分散した。接種した産物
を10〜25℃で保存した。一定時間の消毒後、生菌数を決定するために、接種
した産物から、1.0mLの量のアリコートを取り出した。予定レジメンのすす
ぎ洗い時間が4時間のとき、この細菌に対する時点は、例えば、1時間、2時間
、3時間および4時間であった。16時間(このレジメン時間の4倍)以上の追
加時点で、イースト菌およびカビを試験した。この懸濁液を、少なくとも5秒間
にわたって激しく渦流にすることにより、よく混合した。特定の時間間隔で取り
除いた1.0mLアリコートを、有効中和媒体中にて、適切な一連の10進希釈
にかけた。これらの懸濁液を激しく混合し、そして適切な時間にわたってインキ
ュベートして、この微生物試薬を中和させた。微生物の生菌数は、細菌にはトリ
プチケース(trypticase)大豆(TSA)寒天の3部プレートを作製
し、また、カビおよびイースト菌にはサブローデキストロース(SDA)寒天を
作製することにより、適切に希釈して決定した。この細菌回収プレートを、30
〜35℃で、2〜4日間インキューベートした。このイースト菌を、20〜30
℃で2〜4日間インキュベートし、そしてカビ回収プレートを、20〜25℃で
3〜7日間インキュベートした。コロニー形成単位の平均数は、可算プレート(
countable plates)上で決定した。可算プレートとは、コロニ
ーを100または10-1希釈プレートに対してのみ観察するとき以外、細菌およ
びイースト菌に対して30〜300cfu/プレートであり、そしてカビに対し
て8〜80cfu/プレートを意味する。次いで、特定の時点で、細菌の減少を
計算した。試験微生物の成長に使用して初期接種濃度の概算を得るための媒体の
適合性を立証するために、上で枚挙した微生物を懸濁するのに使用した希釈剤の
同じ容量を使用して、この接種物の同じアリコートを適切な希釈剤(例えば、D
PBST)に分散することにより、接種コントロールを作製した。有効な中和ブ
ロス中でのインキュベーションおよび適切な時間にわたるインキュベーションに
続いて、この接種コントロールは、1.0×105〜1.0×106cfu/ml
でなければならない。
【0057】 これらの溶液を、「Stand−Alone Procedure for
Disiinfecting Products」(本明細書中以下、「スタン
ドアロン試験」)と呼ばれる性能要件に基づいて評価したが、これは、1997
年5月1日付けのPremarket Notification(510(k
))Guidance Document For Contact Lens
Care Products(米国食品医薬品局、眼科器具部門により作成さ
れた)の下で、コンタクトレンズ手入れ製品用の消毒効力試験に基づいている。
この性能要件は、擦り手順を含まない。この性能要件は、コンタクトレンズの消
毒用の現在のISO基準(1995年に改正)に匹敵する。このスタンドアロン
試験は、消毒製品を代表的な範囲の微生物の標準的な接種で攻撃して、この製品
を使用し得る時間間隔に匹敵する所定時間間隔で生存度損失の範囲を確立する。
所定消毒期間についての主な規準(これは、潜在的な最短推奨消毒期間に相当す
る)は、1mLあたりで回収される細菌の数が、所定消毒期間内で、3.0lo
g以上の平均値だけ低下しなければならないことである。1mLあたりで回収さ
れるカビおよびイースト菌の数は、最短推奨消毒時間の4倍の時間にわたって増
加せずに、最短推奨消毒時間内で、1.0log以上の平均値だけ低下しなけれ
ばならない。
【0058】 実施例1による処方(以下の表2では、処方A)および類似の処方(以下の表
2では、処方C)(但し、0.025重量%の量で、Luviquat FC3
70重合体(ポリクォータニウム−16、メチルビニルイミダゾリウムクロライ
ドおよびビニルピロリドン(vinypyrrolidone)から形成された
重合体四級アンモニウム塩であり、これは、BASFから市販されている)を添
加した)を試験し、そしてチロキサポールを含まない類似の溶液(それぞれ、以
下の表2において、比較処方Bおよび比較処方D)と比較した。このポリクォー
タニウム−16は、適切には、この溶液中にて、0.0050〜0.100重量
%の量で存在している。これらの4個の処方中の成分は、以下の表2で要約でき
る。各々、25℃で1ヶ月後および40℃で2ヶ月後の、これらの4個の処方の
安定性(殺菌効力)の結果の要約は、以下の表3で提示する。
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】 これらの結果は、このビグアニド消毒システムの殺菌効力が、チロキサポール
にポロキサミンを組み合わせたものを使用するとき、ポロキサミン単独を有する
溶液の殺菌効力と比較すると、さらに安定であることを示している。全ての溶液
は、40℃と比較して25℃で、この試験に合格することが分かったので、これ
らの比較処方の比較的に低い殺菌効力は、この処方の不安定性によると結論付け
ることができる。以下の表4で要約した追加分析試験を行ったが、これにより、
また、時間の経過と共に、処方Aおよび処方C中のPHMBの量が、それぞれ、
比較処方Bおよび比較処方D中のPHMBの量よりも減少が少ないことが明らか
となった。同様に、以下の表5で要約した分析試験により、また、時間の経過と
共に、処方Aおよび処方C中のビス(ビグアニド)の量が、それぞれ、比較処方
Bおよび比較処方D中のビス(ビグアニド)の量よりも減少が少ないことが明ら
かとなった。これらの分析試験は、初期処方に続いて指示した時間の終わりに、
各処方中の活性種の濃度を決定するために、UV測定を使用した。
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】 上記表4および5から、ポロキサミンに加えてチロキサポールを含有する処方
が、PHMBビグアニドおよびアレキシジンビス(ビグアニド)の両方に対して
、高い安定性を示したことが分かる。
【0063】 本発明は、その特定の実施例に関連して記述されているものの、これは、例示
のみである。従って、上述の記述を考慮して、多くの代替物、改良および異形は
、当業者に明らかとなり、従って、添付の請求の範囲の精神および範囲内に入る
ような全ての代替物、改良および異形を包含することを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AU,BA,BB,BG, BR,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,H R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KP,KR ,LC,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,S K,SL,TR,TT,UA,UZ,VN,YU,ZA Fターム(参考) 2H006 DA08 DA09 4C058 AA09 BB07 JJ07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトコンタクトレンズを多目的溶液で消毒し洗浄する方法
    であって、該方法は、以下の工程を包含する: (a)該レンズを、眼科上安全な溶液中に浸漬して、その結果、最小推奨浸漬
    時間内で、該コンタクトレンズを受容可能な程度に消毒する工程であって、該溶
    液は、5〜8のpHを有し、そして、処方物中に以下の成分: (i)有効量の少なくとも1種のビグアニド殺菌剤、 (ii)有効量のポロキサミン界面活性剤であって、該界面活性剤は、1つ
    またはそれ以上の共重合体鎖中に、少なくとも約90重量%のポリ(オキシエチ
    レン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレン)セグメントを含有し、ここで
    、該界面活性剤の重量平均分子量は、約10,000〜約30,000であり、
    そしてここで、該ポリ(オキシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプロピ
    レン)セグメントの少なくとも約70重量%は、ポリ(オキシエチレン)セグメ
    ントである、ポロキサミン界面活性剤、ならびに (iii)有効量のチロキサポール、 を含有する、工程、 (b)該処理したレンズを、装着者の目に直接配置し、その結果、(i)目に
    配置する前に別の溶液ですすぎ洗いする必要が一般になく、そして(ii)該レ
    ンズの毎日の洗浄には他の溶液を一般に必要としない、工程。
  2. 【請求項2】 前記レンズを前記溶液で擦ることに続いて該レンズを該溶液
    内に浸ける連続工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記方法が、前記レンズを洗浄するために該レンズを指で擦
    る必要がないように、該レンズの完全な洗浄をもたらす、請求項1に記載の方法
  4. 【請求項4】 前記ビス(ビグアニド)が、アレキシジンまたはその塩であ
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記溶液が、約6〜約8のpHおよび約250〜350mO
    sm/kgの間の重量モル浸透圧濃度を有する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ポロキサミン界面活性剤が、Tetronic(登録商
    標)707、Tetronic(登録商標)908、Tetronic(登録商
    標)909、Tetronic(登録商標)1508、Tetronic(登録
    商標)1107、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、リン酸および/またはその塩、ならびにホウ酸およ
    び/またはその塩を含有する緩衝システムを含有する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、0.01〜1.0重量%のアルカリ金属の炭酸塩ま
    たは炭酸水素塩を含有する、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記溶液中に、0.0050〜0.100重量%の
    量で、ポリクォータニウム−16、すなわち、メチルビニルイミダゾリウムクロ
    ライドおよびビニルピロリドンから形成された重合体四級アンモニウム塩を含有
    する、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 約5〜約8のpHを有するコンタクトレンズ処理用水溶液
    であって、該水溶液は、以下を含有する: (a)有効量の少なくとも1種のビグアニド殺菌剤、 (b)有効量のポロキサミン界面活性剤であって、該界面活性剤は、1つまた
    はそれ以上の共重合体鎖中に、少なくとも約90重量%のポリ(オキシエチレン
    )セグメントおよびポリ(オキシプロピレン)セグメントを含有し、ここで、該
    界面活性剤の重量平均分子量は、約10,000〜約30,000であり、そし
    てここで、該ポリ(オキシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレン
    )セグメントの少なくとも約70重量%は、ポリ(オキシエチレン)セグメント
    である、ポロキサミン界面活性剤、ならびに (c)有効量のチロキサポール。
  11. 【請求項11】 さらに、重合体ビグアニドおよびビス(ビグアニド)(ま
    たはその塩)の両方を含有する、請求項10に記載の溶液。
  12. 【請求項12】 前記溶液が、約6〜約8のpHおよび約250〜350m
    Osm/kgの間の重量モル浸透圧濃度を有する、請求項10に記載の溶液。
  13. 【請求項13】 前記ポロキサミン界面活性剤が、Tetronic(登録
    商標)707、Tetronic(登録商標)908、Tetronic(登録
    商標)909、Tetronic(登録商標)1508、Tetronic(登
    録商標)1107、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1
    0に記載の溶液。
  14. 【請求項14】 前記緩衝システムが、リン酸および/またはその塩、なら
    びにホウ酸および/またはその塩を含有するを含有する、請求項10に記載の溶
    液。
  15. 【請求項15】 さらに、0.01〜1.0重量%のアルカリ金属の炭酸塩
    または炭酸水素塩を含有する、請求項10に記載の溶液。
  16. 【請求項16】 さらに、前記溶液中に、0.0050〜0.100重量%
    の量で、ポリクォータニウム−16、すなわち、メチルビニルイミダゾリウムク
    ロライドおよびビニルピロリドンから形成された重合体四級アンモニウム塩を含
    有する、請求項10に記載の溶液。
  17. 【請求項17】 約5〜約8のpHを有するコンタクトレンズ処理用水溶液
    であって、該水溶液は、以下を含有する: (a)0.01〜2.0ppmの少なくとも1種のビグアニド殺菌剤; (b)リン酸および/またはその塩、ならびにホウ酸および/またはその塩を
    含有する緩衝システム; (c)0.01〜1.0重量%のアルカリ金属の炭酸塩または炭酸水素塩; (d)有効量のポロキサミン界面活性剤であって、該界面活性剤は、1つまた
    はそれ以上の共重合体鎖中に、少なくとも約90重量%のポリ(オキシエチレン
    )セグメントおよびポリ(オキシプロピレン)セグメントを含有し、ここで、該
    界面活性剤の重量平均分子量は、約10,000〜約30,000であり、そし
    てここで、該ポリ(オキシエチレン)セグメントおよびポリ(オキシプロピレン
    )セグメントの少なくとも約70重量%は、ポリ(オキシエチレン)セグメント
    である、ポロキサミン界面活性剤;および (e)有効量のチロキサポール。
  18. 【請求項18】 さらに、前記溶液中に、0.0050〜0.100重量%
    の量で、ポリクォータニウム−16、すなわち、メチルビニルイミダゾリウムク
    ロライドおよびビニルピロリドンから形成された重合体四級アンモニウム塩を含
    有する、請求項17に記載の溶液。
  19. 【請求項19】 さらに、重合体ビグアニドおよびビス(ビグアニド)(ま
    たはその塩)の両方を含有する、請求項17に記載の溶液。
  20. 【請求項20】 前記溶液が、約6〜約8のpHおよび約250〜350m
    Osm/kgの間の重量モル浸透圧濃度を有する、請求項17に記載の溶液。
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