JP2002532536A - 口及び肺に適用されるエアロゾル調製物 - Google Patents
口及び肺に適用されるエアロゾル調製物Info
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Abstract
Description
239号の継続として、1999年2月17日に出願された特許出願第09/2
51464号の一部継続出願である。
を投与するための送達システムの改良に関する。特に、本発明は、口腔又は肺に
適用される薬剤であって、エアロゾルの手段によって口の中へ投与される薬剤に
関する。
な努力が払われているにも拘わらず、大きな躍進は成し遂げられていない。ペプ
チド及び蛋白質に関して、安全で効果的な経口調製物を得るという目標について
は、ほとんど進展がないといってもよい。蛋白質及びペプチドの経口調製物を発
展させる上で大きな障壁となっているものに、固有透過性(intrinsic permeabil
ity)の不足、ルーメン及び細胞の酵素分解、クリアランスの速さ及び、胃腸(gas
trointestinal: GI)管の化学的安定性などがある。これらの障壁に取り組むため
の薬学的アプローチは、従来の小さな有機薬剤分子に対しては成功しているが、
有効ペプチドや蛋白質調製物では成功していない。挑戦することは有意義である
けれども、特にインスリンを使用する糖尿病治療の分野において、潜在的な治療
的利益は依然として大きい。
を研究してきた。口腔及び鼻腔は、科学者にとって大いに関心のある箇所である
。口膜と鼻膜は両方とも、その他の投与ルートと比べて利点がある。例えば、こ
れらの膜を通じて投与された薬剤は、作用の発現が速く、治療的血漿レベルをも
たらし、肝代謝の第1パス効果を回避し、好ましくないGI環境へ薬剤が曝露さ
れないようにすることができる。また、膜部位へのアクセスが容易なので、薬剤
の適用、位置決め、取出しを容易に行なえる追加の利点がある。さらに、大分子
のものが時間をかけてこれら膜の中を送達される利点がある。
下面の膜と、口腔底部があり、頬粘膜(口腔粘膜)は頬のライニングを構成してい
る。舌下粘膜は比較的透過性にすぐれるから、多くの薬剤に関して吸収が速く、
生物学的利用能(bioavailability)についても許容される。さらに、薬剤を舌下
粘膜の所へもっていくことが容易であるので、都合が良い。このルートは、大量
の薬剤を送達させるために、臨床的に研究されてきた。
白質のイオン化と関係があると考えられる。1000ダルトンより小さい分子は
、粘膜を速やかに通過すると考えられる。分子サイズが増すにつれて、透過性は
急激に低下する。脂質溶解性化合物は、脂質非溶解性分子よりも透過しやすい。
吸収が最大となるのは、イオン化されていないか、電荷がニュートラルのときで
ある。それゆえ、荷電分子は、口粘膜を通じて吸収する際の最大の課題となる。
非常に大きな分子である。これらの大分子は、脂質溶解性が大変乏しく、事実上
、不浸透性である。大分子(>2000ダルトン)の生体膜への吸収又は運搬を容
易にする物質は、エンハンサー(enhancers)として知られている [Lee et al., C
ritical Reviews in Therapeutic drug Carrier Systems, 8, 115, 1991, 1992]
。エンハンサーは、キレート化剤、胆汁酸塩、脂肪酸、合成親水性化合物、合成
疎水性化合物、及び生物分解性のポリマー化合物として特徴づけられている。
これらメカニズムには、少なくとも蛋白質及びペプチド薬剤については、(1)粘
膜層の粘性及び/又は弾性を低下させること、(2)膜の脂質二重層の流動性を増
すことにより、経細胞輸送(transcellular transport)を容易にすること、(3)
薬剤の熱力学的活性を高めること、が挙げられる [Critical Rev, 117-125, 199
1, 1992]。
薬剤の粘膜投与を容易にすることに効果的なものもあることがわかった。しかし
ながら、浸透促進効果が市場要求レベルに達したものは殆んどなかった。この理
由として、刺激(irritation)に関して満足し得る安全プロファイルの欠如、バリ
ヤー機能の低下、粘膜毛様体クリアランス保護メカニズムの欠陥などが挙げられ
る。特に、胆汁酸塩及び幾つかの蛋白質溶解剤は、極端に苦く、味が不快なこと
が知られている。このため、ヒトが毎日それらを摂取することは殆ど不可能であ
る。胆汁酸塩ベースの送達システムの味を改良するために、幾つかの方法が行わ
れたが、どれ1つとして、ヒトが経口消費する上で商業的に満足し得るものはこ
れまでなかった。これまでの方法では、口腔粘膜用パッチ、二層タブレット、制
御放出タブレット、プロテアーゼ阻害剤が用いられたり、口腔に適用されるフィ
ルムパッチデバイス、及び種々のポリマーマトリックスが使用されている。
ッチやタブレットなどの局部的送達システムの形態で、大量の胆汁酸及びその塩
を使用することである。プロテアーゼ阻害剤及びポリマーコーティングを使用し
ているけれども、その技術では、蛋白質性薬剤を所望の治療濃度で送達させるこ
とができなかった。さらにまた、パッチの局部的作用により、口の中に組織損傷
を生じる問題があった。これまでは、胆汁酸又はエンハンサーのどちらか一方を
、プロテアーゼ阻害剤及び生体分解性ポリマー物質と組み合わせて使用し、大分
子を、口、鼻、直腸又は膣のルートを経て送達しようとするものが殆んどであっ
た。しかしながら、これら調製物を用いた場合、蛋白質性薬剤を治療レベルに到
達させることは極めて難しい。1種類のエンハンサーでは、大分子がさらに分解
することなく粘膜を通過できるようにするために、所定の時間内にて、口、鼻、
直腸及び膣などの腔内で強固な細胞結合を分離させることはできない。この問題
があるため、上記システムを商業的規模で用いることができない。
へのアクセスが簡単で、かつ侵襲(invasive)することなく行われ、これは、急速
な薬剤吸収と薬剤作用の速やかな発現を促進する。GI管や他の器官に較べて、
口腔環境は酵素活性が低く、pHは中性である。
管の粘膜ライニングに大分子を浸透させるために、現在では、エンハンサーとの
組合せから成る混合ミセル(mixed micelles)の中に蛋白質性薬剤が包み込まれた
システムが作り出されている。
物中における生理学的ペプチド又は蛋白質の量は、典型的には、投与されるペプ
チド又は蛋白質が生理学的活性(治療的血漿レベル)を作り出すのに有効な量の薬
剤又は薬物を提供できる量である。活性物質の生物学的利用能が100%であり
得ないことを考慮すると、所定投薬量より若干多い量を含めることが望ましい。
製物を投与することによって改善されるものと考えられる。この噴射剤として、
例えば、テトラフルオロエタン、ヘプタフルオロエタン、ジメチルフルオロプロ
パン、テトラフルオロプロパン、ブタン、イソブタン、ジメチルエーテル、その
他の非CFC及びCFC噴射剤が挙げられる。 これらは、定量スプレー器具を通じて送達されることが望ましい。定量インヘ
ラー(定量噴霧式吸入器;Metered dose inhaler; MDI)は知られており、幾種
類かの薬物について、肺への薬物送達の一般的な形態である。本発明の調製物は
噴射剤を含んでおり、多くの調製物の吸収、安定性及び性能に関する品質の改良
を企図している。組成物は、ポアへの浸透を高めると共に、血漿が治療レベルに
達するように薬剤の吸収を促進できるように選択される。アトマイザー又はイン
ヘラーを用いることの利点の1つとして、器具は自己収納式であるので汚染の可
能性が最少に抑えられることを挙げることができる。
び噴射剤は、i) ミセル形態の蛋白質性薬剤、ii) 水、iii) 濃度が調製物全体の
1〜20wt./wt.%であるアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェート、iv) 少なくとも3種のミセル生成化合物であって、該化合物は、レシチン、ヒアル
ロン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミー
ル抽出物、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイ
ン、モノオレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントー
ル、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグ
リシンの薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリ
ジン、トリオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテ
ルのアナローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエ
ーテルのアナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合
物からなる群から選択され、各ミセル生成化合物の量は、調製物全体の1〜20
wt./wt.%の濃度で存在し、合計濃度が調製物の50wt./wt.%未満であるミセル
生成化合物、v) フェノール及びメチルフェノールからなる群から選択され、濃
度が調製物全体の1〜10wt./wt.%であるるフェノール化合物、並びに、vi)
噴射剤であって、C1−C2ジアルキルエーテル、ブタン、フルオロカーボン噴
射剤、水素含有フルオロカーボン噴射剤、クロロフルオロカーボン噴射剤、水素
含有クロロフルオロカーボン噴射剤及びその混合物からなる群から選択される噴
射剤を含んでいる。
、調製物全体の2〜5wt./wt.%である。 他の実施例において、アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートはラウ
リル硫酸ナトリウムである。
ァチジルコリン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン、ホスファチジル
エタノールアミン、セファリン及びライソレシチンからなる群から選択されるこ
とが望ましい。
ン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、ポリドカノールアルキルエーテル
、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、ポリオキシエチレンエーテル、トリ
オレイン、及びその混合物からなる群から選択され、そのミセル生成化合物の濃
度は、約1〜約5wt./wt.%である。 蛋白質性薬剤(例えばインスリン)対噴射剤の比は、5:95乃至25:75で
ある。
パン、ジメチルフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ジメチルエーテル
、n−ブタン及びイソブタンからなる群から選択される。
ディスペンサーに容れられる。 インスリンを含有するその他組成物については、胃腸管のチャンネルを開く少
なくとも一種の無機塩を含んでもよく、インスリンを放出するために追加の刺激
を与えることもできる。無機塩の例として、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩及び亜鉛塩などを挙げることができ、特に、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化亜鉛及び炭酸水素ナトリウムなどを挙げることができ
るが、これらに限定されるものではない。
分解と酸化を防止するために、通常は、少なくとも一種の抗酸化剤を加えられる
ことは理解されるであろう。当該分野の専門家であれば、着色剤、着香剤、及び
その他の化合物でも治療的作用をもたらさない量であれば、調製物の中に含まれ
てもよいことは理解されるであろう。代表的な着香剤として、メントール、ソル
ビトール及び果実香料を挙げることができる。
(deteroxime mesylate)、メチルパラベン、エチルパラベン、アスコルビン酸及
びその混合物からなる群から選択される。望ましい抗酸化剤はトコフェロールで
ある。
めに、少なくとも一種のプロテアーゼ阻害剤が調製物に加えられる。既知のプロ
テアーゼ抑制剤では、調製物の1〜3wt./wr.%の濃度が最も効果的である。
ロチニン、及び、例えばバシトラシンメチレンジサリシレートなどのバシトラシ
ン誘導体を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。これらの
中でバシトラシンは、濃度1.5〜2wt./wt.%で用いられるときに、最も有効で
ある。大豆トリプシンとアプロチニンはまた、調製物の約1〜2wt./wt.%濃度
で使用される。
される。選択される分子量は、一般的には、約1000以上であり、特に約10
00〜2000000である。望ましい薬剤として、インスリン、ヘパリン、低
分子量ヘパリン、ヒルログ(hirulog)、ヒルゲン(hirugen)、ヒルジン(huridine)
、インターフェロン、インターロイキン、サイトカイン、モノクローナル抗体、
ポリクローナル抗体、イムノグロビン、化学療法剤、ワクチン、糖蛋白、細菌性
トキソイド、ホルモン、カルシトニン、インスリン様成長因子(IGF)、グルガ
ゴン様ペプチド(GLP−1)、大分子抗生物質、蛋白質基の血栓溶解化合物、血
小板阻害剤、DNA、RNA、遺伝子治療剤、アンチセンスオリゴヌクレオチド
、オピオイド、麻酔剤、催眠剤、ステロイド及び鎮痛剤が挙げられる。
て: a)蛋白質性薬剤組成物を、水性媒体中で、アルカリ金属C8−C22アルキ
ルサルフェート、少なくとも3種のミセル生成化合物と混合して、ミセル蛋白質
性薬剤組成物を生成するステップを有しており、前記ミセル化合物は、レシチン
、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、
カモミール抽出物、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モ
ノオレイン、モノオレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、
メントール、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコ
ラニルグリシンの薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン
、ポリリジン、トリオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレ
ンエーテルのアナローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールア
ルキルエーテルのアナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及び
その混合物からなる群から選択され; b)フェノール化合物を加えるステップを有し、該フェノール化合物は、フェ
ノール、m−クレゾール及びその混合物からなる群から選択され、フェノール化
合物の添加は、アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートを加える前、又
はアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートを加えている間、又はアルカ
リ金属C8−C22アルキルサルフェートを加えた後、又は少なくとも1種のミ
セル生成化合物を加える前、又は少なくとも1種のミセル生成化合物を加えてい
る間、又は少なくとも1種のミセル生成化合物を加えた後に行われ、次に、 d)調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を充
填するステップ、を有しており、 組成物は、少なくとも3種のミセル生成化合物を有しており、各々のミセル
生成化合物の量は、調製物全体の1〜20wt./wt.%の濃度で存在しており、ア
ルカリ金属アルキルサルフェート及びミセル生成化合物の合計濃度は、調製物の
50wt./wt.%未満である。
ルサルフェート及び少なくとも1種のミセル生成化合物と混合して、ミセル蛋白
質性薬剤組成物を生成するステップを有し、前記ミセル生成化合物は、レシチン
、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、
カモミール抽出物、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モ
ノオレイン、モノオレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、
メントール、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコ
ラニルグリシンの薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン
、ポリリジン、トリオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレ
ンエーテルのアナローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールア
ルキルエーテルのアナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及び
その混合物からなる群から選択され; b)ステップaの間又はステップaの後に、ステップaで加えられた化合物と
は異なるミセル生成化合物を少なくとも1種加えるステップと; c)ステップaの間又はステップaの後に、フェノール、m−クレゾール及び
その混合物からなる群から選択されるフェノール化合物を加えるステップと;次
に、 d)調製物をエアロゾルディスペンサーの中に入れ、ディスペンサーに噴射剤
を充填するステップと、を有しており、 組成物は少なくとも3種のミセル生成化合物を含み、ミセル生成化合物は、各
々が、調製物全体の1−20wt./wt.%の濃度で存在し、アルカリ金属アルキル
サルフェートとミセル生成化合物の合計濃度は、調製物の50wt./wt.%未満で
ある。
キルサルフェートと、所望により少なくとも1種のミセル生成化合物とを混合し
て、ミセル形態の蛋白質性薬剤組成物を生成するステップと、 b')ステップa'で加えられた化合物とは異なる少なくとも1種のミセル生成
化合物を、ゆっくりした速度で加え、激しく混合することにより、混合ミセル組
成物を生成するステップと、 c')ステップa'及びb'で生じた混合ミセル組成物をフェノール化合物と混
合するステップと、次に、 d')調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を
充填するステップ、を有している。
キルサルフェートと、所望により少なくとも1種のミセル生成化合物とを混合し
、激しく混合することにより、混合ミセル組成物を生成するステップと、 b")ステップa"で得られた混合ミセル組成物をフェノール化合物と混合する
ステップと、次に、 c")調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を
充填するステップ、を有している。
リル硫酸ナトリウムである。 さらに他の実施例において、調製物は、ミセル生成化合物の組合せを含んでお
り、該組合せは、i) ヒアルロン酸ナトリウム、モノオレイン及び飽和リン脂質
、ii) 飽和リン脂質、モノオレイン及びグリコール酸、iii) ヒアルロン酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンエーテル及びレシチン、iv) ポリオキシエチレンエ
ーテル、トリヒドロキシオキソコラニル及びレシチン、v) ポリドカノール9ラ
ウリルエーテル、ポリリジン及びトリオレイン、vi) 飽和リン脂質、ポリオキシ
エチレンエーテル及びグリコール酸、並びに、vii) トリヒドロキシオキソコラ
ニルグリシン、レシチン及びケノデオキシコレートからなる群から選択される。 激しい混合は、例えば、磁気攪拌機又はプロペラ攪拌機などの高速攪拌機や、
超音波処理(sonication)によって行なうことができる。
音波処理することにより行われ、ミセル生成化合物のうちの1種はレシチンであ
る。
提供するものであり、蛋白質性薬剤が入れられた水溶液と噴射剤は、単一の相で
ある。
を口の中へスプレーすることにより前記調製物を投与する方法を提供するもので
ある。
噴射剤を、ヒトの口腔内へスプレーすることにより、吸入することなく、口腔内
へ蛋白質性薬剤を投与する方法を提供するものであって、混合ミセル薬剤調製物
及び噴射剤は、 i) ミセル形態の蛋白質性薬剤、ii) 水、iii) 濃度が調製物全体の1〜20wt
./wt.%であるアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェート、iv) 少なくと
も3種のミセル生成化合物であって、該化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、ヒ
アルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物、
キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノオ
レエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリヒ
ドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬
学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、トリ
オレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナロ
ーグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルのア
ナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合物からなる
群から選択され、各ミセル生成化合物の量は、調製物全体の1〜20wt./wt.%
の濃度で存在し、合計濃度が調製物の50wt./wt.%未満であるミセル生成化合
物、v) フェノール及びメチルフェノールからなる群から選択され、濃度が調製
物全体の1〜10wt./wt.%であるるフェノール化合物、並びに、vi) C1−C
2ジアルキルエーテル、ブタン、フルオロカーボン噴射剤、水素含有フルオロカ
ーボン噴射剤、クロロフルオロカーボン噴射剤、水素含有クロロフルオロカーボ
ン噴射剤及びその混合物からなる群から選択される噴射剤、を含んでいる。
レーする前に、振るようにする。
ための改良された方法を提供するものである。薬剤とは、蛋白質、ペプチド、ホ
ルモン、ワクチン及び薬物等を広範囲に含むものである。巨大分子薬剤の分子量
は、1000以上、特に1000〜2000000の範囲が望ましい。
ロゲン、エストロゲン、プロスタグランジン、ソマトトロピン、ゴナドトロピン
、エリトロポエチン、インターフェロン、インターロイキン、ステロイド及びサ
イトカインを挙げることができる。本発明で投与されることのできるワクチンと
して、細菌性ワクチンとウイルス性ワクチンがあり、例えば、肝炎、インフルエ
ンザ、結核、カナリア痘、水疱瘡、麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、肺炎、BCG
、HIV及びAIDSに対するワクチンがある。本発明を用いて投与されること
のできる細菌トキソイドには、ジフテリア、破傷風、シュードモナス及びミコバ
クテリウム結核が挙げられる。特異的な心臓血管又は血栓溶解剤の例として、ヘ
パリン、ヒルゲン、ヒルロス及びヒルジンを挙げることができる。本発明におい
て有効に投与されることのできる大分子には、モノクローナル抗体、ポリクロー
ナル抗体及びイムノグロビンがある。
理学的状態を調整するのに十分な量であればよいことは、理解されるべきである
。投与される薬剤の濃度又は量は、薬剤毎に決められているパラメータと、例え
ば鼻、口、肺等への投与方法に依存する。例えば、鼻へ投与される調製物では、
鼻孔の刺激は炎症を回避するために、成分によってはかなり低い濃度を要求され
る傾向がある。鼻へ投与される適当な調製物の場合、経口調製物を10〜100
倍に希釈することが望ましい場合がときどきある。
フェート、少なくとも3種のミセル生成化合物、及び、所望によるフェノール化
合物を混合することにより調製される。ミセル生成化合物は、アルカリ金属アル
キルスルフェートの添加と同時又は添加した後に加えられる。混合ミセルは、成
分をどのように混合しても生成されるが、より小さいサイズのミセルを生成する
ために激しく混合することが望ましい。
ルスルフェートを含む第1ミセル組成物が作られる。第1ミセル組成物は次に、
少なくとも3種のミセル生成化合物と混合され、混合ミセル組成物が生成される
。 他の方法において、ミセル組成物は、薬学的に活性な薬剤、アルカリ金属アル
キルスルフェート及び少なくとも1種のミセル生成化合物を混合し、次に、残り
のミセル生成化合物を加え、激しく混合することにより調製される。
増殖から保護するために加えられる。或いはまた、フェノール及び/又はm−ク
レゾールは、ミセル生成成分と共に加えてもよい。グリセリンのような等張剤も
また、混合ミセル状組成物の調製後に加えられる。調製物は、次に、エアロゾル
ディスペンサーに入れられ、ディスペンサーには噴射剤が充填される。 噴射剤は、圧力下にあり、ディスペンサー内で液体状である。本発明では、本
発明の組成物がディスペンサーの中にあるとき、水性相は、噴射剤の相と分離し
ている。しかしながら、成分の割合は、水成相と噴射剤の相が一つの相になるよ
うに、簡単な実験によって調節されるのが望ましい。2相である場合、内容物の
一部を例えば定量弁を介して分配する前に、ディスペンサーを振る必要がある。
分配量の薬剤は、定量弁から微細なスプレー状態で噴射される。
ボン、ジメチルエーテル及びジエチルエーテルである。さらに望ましい噴射剤は
、HFA134a(1,1,1,2テトラフルオロエタン)である。
るインスリンとそのアナローグについて説明する。 前述したように、本発明の組成物は、薬剤調製物は混合ミセルの形態であるこ
とが要求される。
、粉末インスリンに、水、次に塩酸(典型的には5M)を添加し、粉末が溶けて、
透明な溶液が得られるまで撹拌することによって作ることができる。溶液は、次
に水酸化ナトリウムで中和される。アルキル硫酸ナトリウムは、低速で攪拌しな
がら、単独で或いは少なくとも1種のミセル生成化合物と共に加えられる。アル
キル硫酸ナトリウムとしてのアルキル硫酸ナトリウムの水溶液における典型的濃
度は、溶液の約3〜20wt./wt.%である。一般的に、インスリンはミセル溶液
中に存在し、その量は、最終調製物の約2〜4wt./wt.%の濃度である。
て激しく混合され、混合ミセルリポソーム溶液が生成される。他のミセル生成化
合物が加えられてもよい。1種又は2種以上のミセル生成化合物が加えられる。
ミセル生成化合物として、例えば、レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の薬
学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物、キュウリ抽出物
、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノオレエート、モノ
ラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリヒドロキシオキソ
コラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許容され
る塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、トリオレイン、ポリ
オキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナローグ、ポリドカ
ノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルのアナローグ、ケノ
デオキシコレート、及びデオキシコレートからなる群から選択されるものを挙げ
ることができる。混合は、高速ミキサー又は超音波処理機を用いて行なうことに
より、調製物の中に均一なミセル粒子サイズ分布を確実に得ることができる。
のエアロゾルディスペンサーへの充填前に加えられる。前述したように、例えば
等張剤、着香剤、抗酸化剤、塩、プロテアーゼ阻害剤、その他の薬学的に許容さ
れる化合物などのその他成分を加えることもできる。調製物がエアロゾルディス
ペンサーに入れられた後、ディスペンサーには、既知の方法で噴射剤が充填され
る。
.%の濃度で存在する。
カリ土類金属及びヒアルロン酸アルミニウムである。望ましい塩は、ヒアルロン
酸ナトリウムである。ヒアルロン酸又はヒアルロン酸の薬学的に許容される塩の
濃度は、調製物全体の1〜5wt./wt.%である。より望ましい範囲は、調製物全
体の1.5〜3.5wt./wt.%である。
スプレーされる時、微細な霧状ではなく泡状となる組成物を回避するために、特
定の成分の量を限定する必要があることは理解されるであろう。口腔を通じて吸
収させる場合、注射による投与又は消化管経由の投与に通常必要とされる投与量
の2倍又は3倍に増やすのが望ましいことがある。
きである。口腔に適用される調製物の望ましい組合せは次の通りである:i) ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10ラウリルエーテル、オキソコラニル
グリシンナトリウム及びレシチン、ii) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノー
ル10ラウリルエーテル、ホスファチジルコリン及びオレイン酸、iii) ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10ラウリルエーテル、ヒアルロン酸ナトリ
ウム及びレシチン、iv) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール9ラウリルエ
ーテル、トリオレイン及びポリリジン、v) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンエーテル(10ラウリル)、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン及
びレシチン、vi) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール20ラウリルエーテ
ル、マツヨイグサ油及びレシチン、並びに、vii) ラウリル硫酸ナトリウム、ト
リヒドロキシオキソコラニルグリシン、レシチン及びケノデオキシコレート。
物は、薬物の劣化を防止し、貯蔵寿命を延ばすために、低温で保存することが望
ましい。
考えられている。一般的に、混合ミセル組成物中のミセル粒子のサイズは、約1
〜10nm又はそれより小さく、1〜5nmが望ましい。このような混合ミセル
は、口腔又はGI管内の膜のポアより小さい傾向にある。このように、混合ミセ
ルのサイズが極めて小さくなると、被包された分子は口腔の粘膜を通じて透過し
易くなると考えられている。
ズは、薬剤が沈着(deposition)する場所に部分的に依存する。例えば、肺の中に
沈着する場合、望ましい粒子サイズは約5μmより小さく、口腔で吸収する場合
、望ましい粒子サイズは約6〜10μmである。
与されるペプチド又は蛋白質が生理学的活性(治療的血漿レベル)を作り出すのに
有効な薬剤及び薬物の量である。どんな活性物質も生物学的利用能が100%に
なることはあり得ず、投与された活性薬物が完全に吸収されるものでないことを
考慮すると、所望の投与量より若干多くの量を含めることが望ましい。
とによって改善される。この噴射剤として、例えば、テトラフルオロエタン、ヘ
プタフルオロエタン、ジメチルフルオロプロパン、テトラフルオロプロパン、ブ
タン、イソブタン、ジメチルエーテル、その他の非CFC及びCFC噴射剤が挙
げられる。これらは、定量スプレー器具を通じて送達されることが望ましい。定
量インヘラーは知られており、幾つかの薬物にとっては、肺への薬物送達形態と
して一般的である。器具自体は自己収納式であるので、アトマイザー又はインヘ
ラーを使用する利点の1つとして、汚染の可能性が最少に抑えられることを挙げ
ることができる。
ゾル容器内の調製物は単一相になることができ、噴射剤と、調製物の残部は、互
いによく混じり合っている。この場合において、単一相は、一般的に何か月も安
定した状態に維持される。他の組合せでは、調製物は2相になっていてもよく、
一方の相が噴射剤、他方の相が調製物の残部である。調製物が口の中にスプレー
される前に、調製物を激しく振ることにより、定量供給式アプリケータ(エアロ
ゾル容器)から送達されるショット毎の薬剤量は均一になる。
質を改良することが企図される。また、ポアを通る浸透が向上し、薬物の吸収が
促進されて、血漿が治療レベルに達するように、組成物が選択される。
とによって行われるので、液滴は肺の中へ引き込まれることなく、口の中にとど
まっている。
明の範囲に含まれない。
低速で攪拌した。インスリンが完全に溶解するまで、この溶液に5M HCl(
pH2)溶液を滴下した。この溶液を、pHが7〜8になるまで5M NaOH
溶液を滴下して中和した。この溶液に、フェノール7mgとm−クレゾール7m
gを加えて、十分に混合した。溶液1ミリリットル当たり、200ユニットのイ
ンスリンになるまで、溶液を蒸留水で希釈した。次に、その1ミリリットルをガ
ラス製バイアルへ移し、Pamasol(商標名)2008の半自動式ガス充填装置を用
いて、HFA134a噴射剤を10.8g充填した。
ようにしてもらった。第1日目、患者に10ユニットのインスリン(エリ・リリ
ー(Eli Lilly)から入手可能で、効き目の速い標準のインスリン)を注射した。第
2日目、患者は、この実験のインスリン60ユニットを、吸入なしで、口の中に
投与した(6ユニットを10パフ)。バイヤー社(Bayer)のグルコメータ・エリー
ト(Elite)を用いて、血糖値を所定時間間隔で測定し、3時間にわたり血糖値の
状態をモニターした。平均結果(ミリモル/リットルで表す)を表1に示している
。
の吸収促進剤を含まない調製物をスプレーしても、注射法とは異なり、糖尿病患
者の血糖値を下げることはできなかった。このように、前記調製物とスプレー法
による投与との組合せは、代謝効果を全くもたらさなかった。
液を低速で攪拌した。インスリンが完全に溶解するまで、5M HCl(pH2)
溶液を滴下した。この溶液をゆっくりと撹拌しながら、pHが7〜8になるまで
5M NaOH溶液を滴下して中和した。次に、この溶液に、ラウリル硫酸ナト
リウム7mg、ポリオキシエチレンエーテル(10ラウリル)7mg及びトリヒド
ロキシオキソコラニルグリシン7mgを加えて、完全に溶かした。次に、水アル
コール溶液にレシチン7mgを溶解した液(7mg/mL)を、高速(例えば20
00rpm)で撹拌しながら加えた。溶液は30分間撹拌した後、10℃で保存
した。得られた混合ミセル溶液は約200ユニットのインスリンを含んでいた。
この混合物にフェノール5mg、m−クレゾール5mg及びグリシン10mgを
加えた。
れた。次にPamasol2008自動ガス充填装置を用いて、HFA134a噴射剤
をバイアルに充填した。エアロゾルバイアルの1回の操作(actuation)で2ユニ
ットのインスリンが送達されるように、噴射剤の量を9mLのショットサイズに
調節した。バイアルの弁は、1回の操作で100μL(2ユニットのインスリン
が含まれる)噴霧されるように設計されている。ガラスバイアルの中で噴射剤を
含む調製物は、単一の相であり、均質であった。
ンパクター・マークII(商標名)により求めた。インパクターは、メタノールで洗
浄し、30℃で空気乾燥した。グラスファイバーフィルターを収集プレートに載
置した。アクチュエータをインパクターのマウスピースに取り付けて、USPの
導入ポート及びジェットステージの上で組み立てた。真空ポンプを接続し、空気
流量を毎分28.3リットルに設定した。バイアルは、使用前に10秒間振り動
かし、2回の操作で廃棄する。ショットの送達は、アクチュエータをマウスピー
スの中に投入し、25回繰り返すことによって行なった。10mL中に0.6m
LのEDTAを含有するpH8.7の水でマウスピースを洗って、沈着したイン
スリンを集めた。フィルターを取り除いて、シンチレーションバイアルの中に入
れ、15分間超音波処理が施された。次に、インスリンの量をRP−HPLCを
用いて分析した。結果を表2(1回の操作で2ユニット)及び表3(1回の操作で
4ユニット)に示している。
ステージ3〜8ではインスリンの沈着は認められなかった。これは、大部分の粒
子が約6μmより大きいことを意味する。これにより、深肺部には調製物の沈着
なく、調製物の大部分は口腔に沈着されるであろうことが示唆される。
ール管(thiel tubes)にショットを放ち、サンプル収集の前と後に、管の重さを
測定した。操作1回当たり2ユニットのショットの重量は、0.075〜0.08
3グラムであり、約±5%以内であった。操作1回当たり4ユニットのショット
の重量は0.076〜0.083グラムであり、約±5%以内であった。操作1回
当たり6ユニットのショットの重量は0.070〜0.082グラムであり、約±
8%以内であった。 HPLC分析では、送達された量は、1回の操作につき2ユニットのショット
は2.01〜2.07ユニットであり、1回の操作につき4ユニットのショットは
3.9〜4.4ユニットであり、1回の操作につき6ユニットのショットは5.8
〜6.3ユニットであった。
ようにしてもらった。第1日目、患者に10ユニットのインスリン(エリ・リリ
ーから入手可能で、効き目の速い標準のインスリン)を注射した。第2日目、患
者は、この実験のインスリン60ユニットを、吸入なしで、口の中に投与した(
6ユニットを10パフ)。RIA法により、血漿インスリン値を所定時間間隔で
測定し、3時間にわたりモニターした。平均結果(マイクロモル/ミリリットル
で表す)を表4に示している。また、バイヤー社のグルコメータ・エリートを用
いて、血糖値を所定時間間隔で測定し、3時間にわたり血糖値の状態をモニター
した。平均結果(ミリモル/リットルで表す)を表5に示している。
た。 さらに実験を行ない、40ユニットをスプレー投与(4ユニットを10パフ)し
た場合と、10ユニットを注射した場合とについて、前述の血漿値と血糖値を測
定した。その結果を表6(血漿値)と、表7(血糖値)に示した。
あった。
低速で攪拌した。インスリンが完全に溶解するまで、この溶液に5M HCl(
pH2)溶液を滴下した。この溶液を、ゆっくりと撹拌しながら、pHが7〜8
になるまで5M NaOH溶液を滴下して中和した。この溶液に、インスリン溶
液1ミリリットルにつきラウリル硫酸ナトリウム30.4mg、インスリン溶液
1ミリリットルにつきポリドカノール9ラウリルエーテル30.4mg及びイン
スリン溶液1ミリリットルにつきポリリジン10.0mgを加えて、十分に混合
した。次に、インスリン溶液1ミリリットルにつき15.2mgを、高速(例えば
2000rpm)で撹拌しながら加えた。溶液は30分間撹拌した後、10℃で
保存した。得られた溶液は、混合ミセル溶液である。この混合物に、インスリン
溶液1ミリリットルにつきm−クレゾール15.2mgを加えた。
8自動ガス充填装置を用いて、各バイアルにHFA134a噴射剤10.8gを
充填した。バイアルの弁は、1回の操作で100μL(インスリン6ユニットが
含まれる)噴霧されるように設計されている。ガラスバイアルの中で噴射剤を含
む調製物は、単一の相であり、均質であった。
ようにしてもらった。第1日目、患者に10ユニットのインスリン(エリ・リリ
ーから入手可能で、効き目の速い標準のインスリン)を注射した。第2日目、患
者は、この実験のインスリン60ユニットを、吸入なしで、口の中に投与した(
6ユニットを10パフ)。RIA法により、血漿インスリン値を所定時間間隔で
測定し、3時間にわたりモニターした。平均結果は、マイクロモル/ミリリット
ルで表わされ、表8に示している。また、バイヤー社のグルコメータ・エリート
を用いて、血糖値を所定時間間隔で測定し、3時間にわたり血糖値の状態をモニ
ターした。平均結果は、ミリモル/リットルで表わされ、表9に示している。
低速で攪拌した。インスリンが完全に溶解するまで、この溶液に5M HCl(
pH2)溶液を滴下した。この溶液を、pHが7〜8になるまで5M NaOH
溶液を滴下して中和した。溶液1ミリリットルにつきインスリン600ユニット
となるまで、この溶液を蒸留水で希釈した。1ミリリットル分を、10mL容量
のガラスバイアルに移し、次に、Pamasol(商標名)2008半自動式ガス充填装
置を用いて、HFA134a噴射剤10.8gを充填した。この調製物は本発明
の範囲外である。
組成物は均質にならなかった。
ール管(thiel tubes)にショットを放ち、サンプル収集の前と後に管の重さを測
定した。操作1回当たり6ユニットの場合について、ショットを5回続けて行な
い、重量を測定したところ、0.094g、0.110g、0.200g、0.15
0g及び0.050gであり、平均の約±60%以内であった。これは、実験2(
本発明の範囲内のもの)の±8%と比較される。
ニット、ショット45〜50の平均送達量は操作1回当たり7.1ユニット、シ
ョット85〜90の平均送達量は操作1回当たり8.6ユニットであった。 これらの試験結果によれば、ミセル生成成分を含まない組成物は不均一な送達
を示した。
リットルを、ガラスビーカに入れた。この溶液に、ラウリル硫酸ナトリウム7m
g、ポリオキシエチレンエーテル7mg(10ラウリル)、トリヒドロキシオキソ
コラニルグリシン7mg及びレシチン7mgを加えた。これらが完全に溶けるま
で、撹拌した。溶液に、フェノール7mg及びm−クレゾール7mgを加え、十
分に混合した。
に移した。バイアルには、定量供給弁が設けられている。バイアルには、次に、
Pamasol(商標名)2008ガス充填装置を用いて、HFA134a噴射剤を充填
した。 噴射剤の量は、1回の操作につきインスリン10ユニット(操作1回につき1
00μLのショット)が送達されるように、1個のバイアルにつき9mLに調節
された。ガラスバイアルの中に噴射剤を含む調製物は、単一の相であり、均質で
あった。
ようにしてもらった。第1日目、各患者に7ユニットのインスリン(エリ・リリ
ーから入手可能で、効き目の速い標準のインスリン)を注射した。第2日目、各
患者は、この実験のインスリン70ユニットを、吸入なしで、口の中に投与した
(10ユニットを7パフ)。血液サンプルを集めて、バイヤー社のグルコメータ・
エリートを用いて、血漿グルコース値を所定時間間隔で測定し、3時間にわたり
モニターした。平均結果は、ミリモル/ミリリットルで表わされ、表10に示し
ている。また、RIA法により、インスリン値を所定時間間隔で測定し、3時間
にわたりモニターした。平均結果は、マイクロモル/リットルで表わされ、表1
1に示している。
トルをガラスビーカの中に入れた。この溶液に、ラウリル硫酸ナトリウム15m
g、ケノデオキシコレート15mg、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン1
5mg及びレシチン7mgを加えた。これらは完全に溶解するまで攪拌した。フ
ェノール7mg及びm−クレゾール7mgを溶液に加えて十分に混合した。
に移した。バイアルには、定量供給弁が設けられている。次に、Pamasol(商標名
)2008ガス充填装置を用いて、HFA134a噴射剤をバイアルに充填した
。弁の操作1回につきインスリン10ユニット(操作1回につき100μLのシ
ョット)が送達されるように、噴射剤の量は、1個のバイアルにつき9mLに調
節された。ガラスバイアルの中の噴射剤を含む調製物は、単一の相であり、均質
であった。
ようにしてもらった。第1日目、各患者に7ユニットのインスリン(エリ・リリ
ーから入手可能で、効き目の速い標準のインスリン)を注射した。 インスリンを投与してから15分経過後、各患者に250カロリーのSustacal
(商標名)飲料を与え、10分以内に飲んでもらった。第2日目、各患者に対し、
この実験のインスリン70ユニット(10ユニットを7パフ)を口の中へ、吸入す
ることなく投与した。インスリンを投与してから15分経過後、各患者に250
カロリーのSustacal(商標名)飲料を与え、10分以内に飲んでもらった。 血液サンプルを集め、バイヤー社のグルコメーター・エリートを用いて、血漿
グルコース値を所定時間間隔で測定し、4時間にわたりモニターした。平均結果
は、ミリモル/ミリリットルで表わされ、表12に示している。
び噴射剤は、i) ミセル形態の薬剤、ii) 水、iii) 濃度が調製物全体の1〜20
wt./wt.%であるアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェート、iv) 少なく
とも3種のミセル生成化合物であって、該化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、
ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物
、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノ
オレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリ
ヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの
薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、ト
リオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナ
ローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルの
アナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合物からな
る群から選択され、各ミセル生成化合物の量は、調製物全体の1〜20wt./wt.
%の濃度で存在し、合計濃度が調製物の50wt./wt.%未満であるミセル生成化
合物、v) フェノール及びメチルフェノールからなる群から選択され、濃度が調
製物全体の1〜10wt./wt.%であるるフェノール化合物、並びに、vi) 噴射剤
であって、C1−C2ジアルキルエーテル、ブタン、フルオロカーボン噴射剤、
水素含有フルオロカーボン噴射剤、クロロフルオロカーボン噴射剤、水素含有ク
ロロフルオロカーボン噴射剤及びその混合物からなる群から選択される噴射剤を
含んでいる。
選択される分子量は、一般的には、約1000以上であり、特に約1000〜2
000000である。望ましい薬剤として、インスリン、ヘパリン、低分子量ヘ
パリン、ヒルログ(hirulog)、ヒルゲン(hirugen)、ヒルジン(huridine)、インタ
ーフェロン、インターロイキン、サイトカイン、モノクローナル抗体、ポリクロ
ーナル抗体、イムノグロビン、化学療法剤、ワクチン、糖蛋白、細菌性トキソイ
ド、ホルモン、カルシトニン、インスリン様成長因子(IGF)、グルガゴン様ペ
プチド(GLP−1)、大分子抗生物質、蛋白質基の血栓溶解化合物、血小板阻害
剤、DNA、RNA、遺伝子治療剤、アンチセンスオリゴヌクレオチド、オピオ
イド、麻酔剤、催眠剤、ステロイド及び鎮痛剤が挙げられる。
て: a)薬剤組成物を、水性媒体中で、アルカリ金属C8−C22アルキルサルフ
ェート、少なくとも3種のミセル生成化合物と混合して、ミセル薬剤組成物を生
成するステップを有しており、前記ミセル化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、
ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物
、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノ
オレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリ
ヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの
薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、ト
リオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナ
ローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルの
アナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合物からな
る群から選択され; b)フェノール化合物を加えるステップを有し、該フェノール化合物は、フェ
ノール、m−クレゾール及びその混合物からなる群から選択され、フェノール化
合物の添加は、アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートを加える前、又
はアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートを加えている間、又はアルカ
リ金属C8−C22アルキルサルフェートを加えた後、又は少なくとも1種のミ
セル生成化合物を加える前、又は少なくとも1種のミセル生成化合物を加えてい
る間、又は少なくとも1種のミセル生成化合物を加えた後に行われ、次に、 d)調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を充
填するステップ、を有しており、 組成物は、少なくとも3種のミセル生成化合物を有しており、各々のミセル
生成化合物の量は、調製物全体の1〜20wt./wt.%の濃度で存在しており、ア
ルカリ金属アルキルサルフェート及びミセル生成化合物の合計濃度は、調製物の
50wt./wt.%未満である。
ェート及び少なくとも1種のミセル生成化合物と混合して、ミセル薬剤組成物を
生成するステップを有し、前記ミセル生成化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、
ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物
、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノ
オレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリ
ヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの
薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、ト
リオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナ
ローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルの
アナローグ、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合物からな
る群から選択され; b)ステップaの間又はステップaの後に、ステップaで加えられた化合物と
は異なるミセル生成化合物を少なくとも1種加えるステップと; c)ステップaの間又はステップaの後に、フェノール、m−クレゾール及び
その混合物からなる群から選択されるフェノール化合物を加えるステップと;次
に、 d)調製物をエアロゾルディスペンサーの中に入れ、ディスペンサーに噴射剤
を充填するステップと、を有しており、 組成物は少なくとも3種のミセル生成化合物を含み、ミセル生成化合物は、各
々が、調製物全体の1−20wt./wt.%の濃度で存在し、アルカリ金属アルキル
サルフェートとミセル生成化合物の合計濃度は、調製物の50wt./wt.%未満で
ある。
フェートと、所望により少なくとも1種のミセル生成化合物とを混合して、ミセ
ル形態の蛋白質性薬剤組成物を生成するステップと、 b')ステップa'で加えられた化合物とは異なる少なくとも1種のミセル生成
化合物を、ゆっくりした速度で加え、激しく混合することにより、混合ミセル組
成物を生成するステップと、 c')ステップa'及びb'で生じた混合ミセル組成物をフェノール化合物と混
合するステップと、次に、 d')調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を
充填するステップ、を有している。
フェートと、所望により少なくとも1種のミセル生成化合物とを混合し、激しく
混合することにより、混合ミセル組成物を生成するステップと、 b")ステップa"で得られた混合ミセル組成物をフェノール化合物と混合する
ステップと、次に、 c")調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を
充填するステップ、を有している。
提供するものであり、薬剤が入れられた水溶液と噴射剤は、単一の相である。
噴射剤を、ヒトの口腔内へスプレーすることにより、吸入することなく、口腔内 へ薬剤 を投与する方法を提供するものであって、混合ミセル薬剤調製物及び噴射
剤は、 i) ミセル形態の薬剤、ii) 水、iii) 濃度が調製物全体の1〜20wt./wt.%
であるアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェート、iv) 少なくとも3種の
ミセル生成化合物であって、該化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン
酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物、キュウリ
抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノオレエート
、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリヒドロキシ
オキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許
容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、トリオレイン
、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナローグ、ポ
リドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルのアナローグ
、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合物からなる群から選
択され、各ミセル生成化合物の量は、調製物全体の1〜20wt./wt.%の濃度で
存在し、合計濃度が調製物の50wt./wt.%未満であるミセル生成化合物、v) フ
ェノール及びメチルフェノールからなる群から選択され、濃度が調製物全体の1
〜10wt./wt.%であるるフェノール化合物、並びに、vi) C1−C2ジアルキ
ルエーテル、ブタン、フルオロカーボン噴射剤、水素含有フルオロカーボン噴射
剤、クロロフルオロカーボン噴射剤、水素含有クロロフルオロカーボン噴射剤及
びその混合物からなる群から選択される噴射剤、を含んでいる。
Claims (28)
- 【請求項1】 混合ミセルエアロゾル薬剤調製物と噴射剤であって、i) ミ
セル形態の蛋白質性薬剤、ii) 水、iii) 濃度が調製物全体の1〜20wt./wt.%
であるアルカリ金属C8−C22アルキルサルフェート、iv) 少なくとも3種の
ミセル生成化合物であって、該化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン
酸の薬学的に許容される塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物、キュウリ
抽出物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノオレエート
、モノラウレート、ルリヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリヒドロキシ
オキソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許
容される塩、グリセリン、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、トリオレイン
、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナローグ、ポ
リドカノールアルキルエーテル、ポリドカノールアルキルエーテルのアナローグ
、ケノデオキシコレート、デオキシコレート、及びその混合物からなる群から選
択され、各ミセル生成化合物の量は、調製物全体の1〜20wt./wt.%の濃度で
存在し、合計濃度が調製物の50wt./wt.%未満であるミセル生成化合物、v) フ
ェノール及びメチルフェノールからなる群から選択され、濃度が調製物全体の1
〜10wt./wt.%であるるフェノール化合物、並びに、vi) C1−C2ジアルキ
ルエーテル、ブタン、フルオロカーボン噴射剤、水素含有フルオロカーボン噴射
剤、クロロフルオロカーボン噴射剤、水素含有クロロフルオロカーボン噴射剤及
びその混合物からなる群から選択される噴射剤を含んでいる。 - 【請求項2】 アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートの濃度は、
調製物全体の2−5wt./wt.%である請求項1に記載の調製物。 - 【請求項3】 アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートはラウリル
硫酸ナトリウムである請求項1に記載の調製物。 - 【請求項4】 アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートはラウリル
硫酸ナトリウムである請求項2に記載の調製物。 - 【請求項5】 レシチンは、飽和ホスファチジルコリン、不飽和ホスファチ
ジルコリン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン、ホスファチジルエタ
ノールアミン、セファリン及びライソレシチンからなる群から選択される請求項
1に記載の調整物。 - 【請求項6】 ミセル生成化合物の1種は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の
薬学的に許容される塩、ポリドカノールアルキルエーテル、トリヒドロキシオキ
ソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許容さ
れる塩、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナロー
グ、ケノデオキシコレート、及びその混合物からなる群から選択され、そのミセ
ル生成化合物の濃度は、約1〜約5wt./wt.%である請求項1に記載の調製物。 - 【請求項7】 噴射剤は、テトラフルオロエタン、テトラフルオロプロパン
、ジメチルフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ジメチルエーテル、n
−ブタン及びイソブタンからなる群から選択される請求項1に記載の調製物。 - 【請求項8】 噴射剤は、テトラフルオロエタン、テトラフルオロプロパン
、ジメチルフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ジメチルエーテル、n
−ブタン及びイソブタンからなる群から選択される請求項2に記載の調製物。 - 【請求項9】 調製物は、i) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール1
0ラウリルエーテル、オキソコラニルグリシンナトリウム及びレシチン、ii) ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10ラウリルエーテル、ホスファチジル
コリン及びオレイン酸、iii) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10ラ
ウリルエーテル、ヒアルロン酸ナトリウム及びレシチン、iv) ラウリル硫酸ナト
リウム、ポリドカノール9ラウリルエーテル、トリオレイン及びポリリジン、v)
ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンエーテル(10ラウリル)、トリ
ヒドロキシオキソコラニルグリシン及びレシチン、vi) ラウリル硫酸ナトリウム
、ポリドカノール20ラウリルエーテル、マツヨイグサ油及びレシチン 並びに
、vii) ラウリル硫酸ナトリウム、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、レ
シチン及びケノデオキシコレートからなる群から選択される組合せを含んでいる
請求項1に記載の調製物。 - 【請求項10】 薬剤は、インスリン、ヘパリン、低分子量ヘパリン、ヒル
ログ(hirulog)、ヒルゲン、ヒルジン、インターフェロン、インターロイキン、
サイトカイン、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、イムノグロビン、化
学療法剤、ワクチン、糖蛋白、細菌性トキソイド、ホルモン、カルシトニン、イ
ンスリン様成長因子(IGF)、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、大分子抗生
物質、蛋白質基の血栓溶解化合物、血小板阻害剤、DNA、RNA、遺伝子治療
剤、アンチセンスオリゴヌクレオチド、オピオイド、麻酔剤、催眠剤、ステロイ
ド及び鎮痛剤からなる群から選択される請求項1に記載の調製物。 - 【請求項11】 薬剤はインスリンである請求項2に記載の調製物。
- 【請求項12】 蛋白質性薬剤対噴射剤の比は、5:95乃至25:75で
ある請求項1に記載の調製物。 - 【請求項13】 定量供給式器具に入れられる請求項1に記載の調製物。
- 【請求項14】 経皮膜を通じて送達するのに適した薬学的組成物を調製す
る方法であって: a)蛋白質性薬剤組成物を、水性媒体中で、アルカリ金属C8−C22アルキ
ルサルフェート、少なくとも1種のミセル生成化合物及びフェノール化合物と混
合して、ミセル蛋白質性薬剤組成物を生成するステップを有しており、前記ミセ
ル生成化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される
塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物、キュウリ抽出物、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノオレエート、モノラウレート、ルリ
ヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン
、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許容される塩、グリセリン
、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、トリオレイン、ポリオキシエチレンエ
ーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナローグ、ポリドカノールアルキルエ
ーテル、ポリドカノールアルキルエーテルのアナローグ、ケノデオキシコレート
、デオキシコレート、及びその混合物からなる群から選択され、フェノール化合
物は、フェノール、m−クレゾール及びその混合物からなる群から選択され; b)調製物をエアロゾルディスペンサーに入れ、ディスペンサーに噴射剤を充
填するステップを有しており、 組成物は、少なくとも3種のミセル生成化合物を含み、ミセル生成化合物の量
は各々が、調製物全体の1〜20wt./wt.%の濃度で存在し、アルカリ金属アル
キルサルフェート及びミセル生成化合物の合計濃度は、調製物の50wt./wt.%
未満である。 - 【請求項15】 a)水性媒体中で、蛋白質性薬剤組成物を、アルカリ金属
C8−C22アルキルサルフェート及び少なくとも1種のミセル生成化合物と混
合して、ミセル蛋白質性薬剤組成物を生成するステップを有しており、前記ミセ
ル生成化合物は、レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される
塩、グリコール酸、乳酸、カモミール抽出物、キュウリ抽出物、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸、モノオレイン、モノオレエート、モノラウレート、ルリ
ヂサ油、マツヨイグサ油、メントール、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン
、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許容される塩、グリセリン
、ポリグリセリン、リシン、ポリリジン、トリオレイン、ポリオキシエチレンエ
ーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナローグ、ポリドカノールアルキルエ
ーテル、ポリドカノールアルキルエーテルのアナローグ、ケノデオキシコレート
、デオキシコレート、及びその混合物からなる群から選択され; b)ステップaの間又はステップaの後に、ステップaで加えられた化合物と
は異なるミセル生成化合物を少なくとも1種加えるステップと; c)ステップaの間又はステップaの後に、フェノール、m−クレゾール及び
その混合物からなる群から選択されるフェノール化合物を加えるステップと;次
に、 d)調製物をエアロゾルディスペンサーの中に入れ、ディスペンサーに噴射剤
を充填するステップと、を有しており、 組成物は少なくとも3種のミセル生成化合物を有しており、ミセル生成化合物
は、各々が、調製物全体の1−20wt./wt.%の濃度で存在し、アルカリ金属ア
ルキルサルフェートとミセル生成化合物の合計濃度は、調製物の50wt./wt.%
未満である、請求項14に記載の方法。 - 【請求項16】 アルカリ金属アルキルサルフェートはラウリル硫酸ナトリ
ウムである請求項14に記載の方法。 - 【請求項17】 噴射剤は、テトラフルオロエタン、テトラフルオロプロパ
ン、ジメチルフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ジメチルエーテル、
n−ブタン及びイソブタンからなる群から選択される請求項14に記載の方法。 - 【請求項18】 調製物は、i) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール
10ラウリルエーテル、オキソコラニルグリシンナトリウム及びレシチン、ii)
ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10ラウリルエーテル、ホスファチジ
ルコリン及びオレイン酸、iii) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10
ラウリルエーテル、ヒアルロン酸ナトリウム及びレシチン、iv) ラウリル硫酸ナ
トリウム、ポリドカノール9ラウリルエーテル、トリオレイン及びポリリジン、
v) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンエーテル(10ラウリル)、ト
リヒドロキシオキソコラニルグリシン及びレシチン、vi) ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ポリドカノール20ラウリルエーテル、マツヨイグサ油及びレシチン 並び
に、vii) ラウリル硫酸ナトリウム、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、
レシチン及びケノデオキシコレートからなる群から選択される組合せを含んでい
る請求項14に記載の方法。 - 【請求項19】 蛋白質性薬剤は、インスリン、ヘパリン、低分子量ヘパリ
ン、ヒルログ、ヒルゲン、ヒルジン、インターフェロン、インターロイキン、サ
イトカイン、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、イムノグロビン、化学
療法剤、ワクチン、糖蛋白、細菌性トキソイド、ホルモン、カルシトニン、イン
スリン様成長因子(IGF)、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、大分子抗生物
質、蛋白質基の血栓溶解化合物、血小板阻害剤、DNA、RNA、遺伝子治療剤
、アンチセンスオリゴヌクレオチド、オピオイド、麻酔剤、催眠剤、ステロイド
及び鎮痛剤からなる群から選択される請求項14に記載の方法。 - 【請求項20】 定量スプレーディスペンサーから、混合ミセル薬剤調製物
及び噴射剤を、ヒトの口腔内へスプレーすることにより、吸入することなく、口
腔内へ蛋白質性薬剤を投与する方法であって、 混合ミセル薬剤調製物及び噴射剤は、i) ミセル形態の蛋白質性薬剤、ii) 水
、iii) 濃度が調製物全体の1〜20wt./wt.%であるアルカリ金属C8−C22
アルキルサルフェート、iv) 少なくとも3種のミセル生成化合物であって、該化
合物は、レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の薬学的に許容される塩、グリ
コール酸、乳酸、カモミール抽出物、キュウリ抽出物、オレイン酸、リノール酸
、リノレン酸、モノオレイン、モノオレエート、モノラウレート、ルリヂサ油、
マツヨイグサ油、メントール、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、トリヒ
ドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許容される塩、グリセリン、ポリグ
リセリン、リシン、ポリリジン、トリオレイン、ポリオキシエチレンエーテル、
ポリオキシエチレンエーテルのアナローグ、ポリドカノールアルキルエーテル、
ポリドカノールアルキルエーテルのアナローグ、ケノデオキシコレート、デオキ
シコレート、及びその混合物からなる群から選択され、各ミセル生成化合物の量
は、調製物全体の1〜20wt./wt.%の濃度で存在し、合計濃度が調製物の50w
t./wt.%未満であるミセル生成化合物、v) フェノール及びメチルフェノールか
らなる群から選択され、濃度が調製物全体の1〜10wt./wt.%であるフェノー
ル化合物、並びに、vi) C1−C2ジアルキルエーテル、ブタン、フルオロカー
ボン噴射剤、水素含有フルオロカーボン噴射剤、クロロフルオロカーボン噴射剤
、水素含有クロロフルオロカーボン噴射剤及びその混合物からなる群から選択さ
れる噴射剤を含んでいる。 - 【請求項21】 薬剤は、インスリン、ヘパリン、低分子量ヘパリン、ヒル
ログ、ヒルゲン、ヒルジン、インターフェロン、インターロイキン、サイトカイ
ン、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、イムノグロビン、化学療法剤、
ワクチン、糖蛋白、細菌性トキソイド、ホルモン、カルシトニン、インスリン様
成長因子(IGF)、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、大分子抗生物質、蛋白
質基の血栓溶解化合物、血小板阻害剤、DNA、RNA、遺伝子治療剤、アンチ
センスオリゴヌクレオチド、オピオイド、麻酔剤、催眠剤、ステロイド及び鎮痛
剤からなる群から選択される請求項20に記載の調製物。 - 【請求項22】 薬剤はインスリンである請求項20に記載の方法。
- 【請求項23】 アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートはラウリ
ル硫酸ナトリウムである請求項21に記載の方法。 - 【請求項24】 アルカリ金属C8−C22アルキルサルフェートはラウリ
ル硫酸ナトリウムである請求項22に記載の方法。 - 【請求項25】 ミセル生成化合物の1種は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸
の薬学的に許容される塩、ポリドカノールアルキルエーテル、トリヒドロキシオ
キソコラニルグリシン、トリヒドロキシオキソコラニルグリシンの薬学的に許容
される塩、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエーテルのアナロ
ーグ及びケノデオキシコレートからなる群から選択され、そのミセル生成化合物
の濃度は、約1〜約5wt./wt.%である請求項20に記載の方法。 - 【請求項26】 噴射剤は、テトラフルオロエタン、テトラフルオロプロパ
ン、ジメチルフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ジメチルエーテル、
n−ブタン及びイソブタンからなる群から選択される請求項21に記載の方法。 - 【請求項27】 噴射剤は、テトラフルオロエタン、テトラフルオロプロパ
ン、ジメチルフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ジメチルエーテル、
n−ブタン及びイソブタンからなる群から選択される請求項22に記載の方法。 - 【請求項28】 調製物は、i) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール
10ラウリルエーテル、オキソコラニルグリシンナトリウム及びレシチン、ii)
ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10ラウリルエーテル、ホスファチジ
ルコリン及びオレイン酸、iii) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリドカノール10
ラウリルエーテル、ヒアルロン酸ナトリウム及びレシチン、iv) ラウリル硫酸ナ
トリウム、ポリドカノール9ラウリルエーテル、トリオレイン及びポリリジン、
v) ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンエーテル(10ラウリル)、ト
リヒドロキシオキソコラニルグリシン及びレシチン、vi) ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ポリドカノール20ラウリルエーテル、マツヨイグサ油及びレシチン 並び
に、vii) ラウリル硫酸ナトリウム、トリヒドロキシオキソコラニルグリシン、
レシチン及びケノデオキシコレートからなる群から選択される組合せを含んでい
る請求項28に記載の方法。
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