JP2002531491A - ヒドロコロイドおよびセルロースエーテルを含む持続放出性錠剤 - Google Patents

ヒドロコロイドおよびセルロースエーテルを含む持続放出性錠剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、治療上有効量の製薬学的に活性な成分およびそのための持続放出性担体を含む、ホストに投与するための固形持続放出性製薬錠剤に関する。前記持続放出性担体は、(a)キサンタンガム、グアーガム、およびアルギン酸またはその製薬学的に許容され得る塩からなる群より選択されるヒドロコロイドおよび(b)セルロースエーテルを含む。前記ヒドロコロイドおよびセルロースエーテルは、前記製薬学的に活性な成分の放出を遅延させる相乗効果量で存在する。前記ヒドロコロイドは、錠剤の約0.3重量%から約7.0重量%の範囲の量で存在する。前記セルロースエーテルは、前記錠剤の3%から約20%の範囲の量で存在する。そしてセルロースエーテルは33重量%以上の量で前記担体中に存在し、前記担体は、前記錠剤の35重量%未満の量で存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、治療薬の制御された放出をする製剤に関し、特に持続放出性の製剤
に関し、そこでは、担体は、相乗効果を有する量のヒドロコロイドとセルロース
エーテルを含む。
【0002】 発明の背景 製剤医薬または他の活性成分を含む持続性すなわち遅延性放出組成物は、より
高濃度の医薬を含むように設計され、長時間にわたってヒトまたは動物の胃腸消
化管に持続性すなわち遅延性の放出をもたらすような方式で調製される。良好に
吸収される経口性の持続性すなわち遅延性放出治療薬投与形態は、通常の速効投
薬形態よりも固有の利点を有する。その利点には、医薬のより少ない頻度の投与
および結果としての患者の処方の遵守、より長く持続する薬剤の血中レベルの応
答、より少なく摂取された薬剤により治療作用をもたらす可能性および副作用の
緩和が含まれる。長時間の医薬の遅くて一定した放出を提供することにより、吸
収された医薬の濃度の急上昇が、よりスムーズでより持続性の血中レベルの応答
をもたらすことにより緩和または消去される。
【0003】 この目的のために、遅延性製剤化は、いくつかの基準に合致しなければならな
い、すなわち、均一で一定の溶解を起こし、長時間有効でなければならない。そ
のような製剤化は作る上で単純であり、製造方法は再現性があり、多数の異なる
物質について用いられることもまた重要である。
【0004】 錠剤のような固形経口投与剤の形態の持続放出性製剤を調製するために、さま
ざまの親水性ポリマーが利用されてきた。
【0005】 例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、制御された放出をする製剤
のためのポリマーとして用いられてきた。例えば、ローウィーへの米国特許第4
,259,341号、ローウィーらへの米国特許第3,870,190号、ショ
アーへの米国特許第4,226,849号、ショアーへの米国特許第4,357
,469号は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのみからなるかまたは他の
セルロース誘導体と混合される親水性マトリックスを有する錠剤の調製に関する
。加えて、ショアーらへの米国特許第4,369,172号および第4,389
,393号は、関係する担体が単独またはメチルセルロースおよび/またはカル
ボキシメチルセルロースナトリウムと混合されたヒドロキシプロピルメチルセル
ロースを含む持続放出性製剤に関する。米国特許第4,167,448号および
米国特許第4,126,672号におけるシェス(Sheth)は、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースを含む製剤組成物の使用に関する。
【0006】 制御された放出製剤において用いられてきたもう1つのポリマーは、キサンタ
ンガムである。
【0007】 バレンタインらへの米国特許第5,292,534号および米国特許第5,4
27,799号は、キサンタンガムが製剤の20重量%〜50重量%で存在する
キサンタンガムと薬物、例えばナイアシンを含む持続放出性製剤を開示する。
【0008】 パンカニアらへの米国特許第5,415,871号は、キサンタンガム、例え
ばイブプロフェンまたはフラービプロフェンのような製薬学的に活性な成分およ
び他の任意の賦形剤を含む持続放出性製剤組成に関する。この製剤化において、
本質的にキサンタンガムからなる担体は、少なくとも50重量%キサンタンガム
である。カランチへの米国特許第5,047,248号もまた、製薬学的に活性
な物質および10重量パーセント〜80重量パーセントのマトリックスからなる
製薬学的組成物を開示し、そこでは、マトリックスは、31%〜100%キサン
タンガムからなる。カランチらは、キサンタンガムと、例えばメチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロースのような水に水和し、溶けるポリマー、またはp
H依存性溶解性を有するポリマー、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース
のような水にゆっくり水和し、溶解するポリマーのような他の天然もしくは合成
ポリマーを組み合わせることを示唆するけれども、しかしながら、これまで誰も
、カランチらでさえ、ある濃度でキサンタンガムとヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースが相乗効果を示し、それにより有意によりすぐれた持続放出性特性を有
する製薬学的担体を形成することを考慮または示唆しない。このことは、本発明
者が見出した本発明の側面である。
【0009】 さらに、本発明は、製剤技術における重要な必要を充足する。セルロースエー
テルならびにヒドロコロイドが制御された放出製剤において担体として用いられ
るとき、それらは通常高濃度で存在し、それらは錠剤の主要構成成分である。不
運であるが、大きなポリマー含量は、ドライブレンドと比較したとき錠剤化特性
に悪影響を与え得るし、湿潤顆粒化技術が顆粒を形成するために用いられるとき
困難を引き起こし得る。理想的には、それらの問題の多くは、持続放出性担体が
低濃度で存在するならば緩和されるであろう。というのは、このことは、錠剤の
大きさを小さなままにすることを可能とし、錠剤を摂取について管理可能とし、
ならびに錠剤の圧縮性を向上させる賦形剤の錠剤への付加を可能とするからであ
る。さらに、低濃度の持続放出性担体は、薬剤が例えば、錠剤当たり500mg
を超える大きな投与量で存在する組成物における薬剤を製剤化する能力を高める
であろう。本発明は、ヒドロコロイドとセルロースエーテルを組み合わせること
によりこの目標を達成する。
【0010】 持続放出性担体が良好に機能するために、その中のセルロースエーテルまたは
ヒドロコロイドは、ゲルを形成し、薬剤の放出を制御するために水と接触すると
き、速やかに水和しなければならない。しかしながら、形成されるゲルは、保護
ゲルの急速な溶解または浸食を防ぐために硬くなければならない。不運にも、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースのさまざまの形態を含むセルロースエーテル
の多くのポリマーは、硬いゲルを形成するが、しかし、担体として有用であるの
に十分に速やかに水和しない。現在まで、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
のメトセル(Methocel)Kバージョンのみが多くの製剤組成物において
担体として用いられてきたがしかし、多くの事例において、それは高濃度で用い
られねばならない。他方、キサンタンガムのようなヒドロコロイドは親水性であ
り、したがって、きわめて急速に水和する。しかし、それらは強力なゲルを形成
しえず、錠剤の周りにゲルの浸食または溶解を引き起こし、それにより、放出を
制御するために高濃度のそのようなポリマーを必要とする。しかしながら、本発
明者は、ヒドロコロイドとセルロースエーテルの相乗作用を持つ組み合わせがこ
の問題を克服し、調剤者が特定の薬剤のための放出プロフィールを決定すること
を可能とすることを見出した。
【0011】 発明の概要 したがって、本発明は、ホストに対する投与のための持続放出性製剤錠剤に関
し、前記錠剤は、製薬学的に有効量の活性成分および持続放出担体を含み、前記
担体は、キサンタンガム、グアーガムおよびアルギン酸またはその製薬学的に許
容され得る塩からなる群より選択されるヒドロコロイドおよび(b)セルロース
エーテルを含み、前記ヒドロコロイドとセルロースエーテルは前記製薬学的に活
性な成分の放出を遅延させるのに十分な相乗効果量で存在し、前記担体は、前記
錠剤の約40重量%未満で存在し、前記ヒドロコロイドは、前記錠剤の0.3%
から約7.0%の範囲の量で存在し、前記セルロースエーテルは、錠剤の3重量
%から約25重量%の範囲の量で存在し、前記セルロースエーテルは、担体の少
なくとも約33重量%で存在する。
【0012】 発明の詳細な説明 本発明は、製薬学的に活性な成分の持続放出性製剤化に関し、そこでは、関連
する製薬学的担体は、本明細書で定義される相乗効果量で存在するセルロースエ
ーテルポリマーおよびヒドロコロイドを含む。
【0013】 例えば、活性成分、ヒドロコロイド、潤滑剤および他の成分のような本発明の
製剤において必要とされる成分のパーセントは、水または他の構成成分の存在を
考えずに乾燥重量基準で計算される。
【0014】 「持続放出性」により、本発明の目的のためには、治療上活性の医薬または薬
物が、治療上有益な血中レベル(しかし有毒レベルを下回る)の医薬が、たとえ
ば、4、8、12、16、または24時間の投与形態を提供するような長時間に
わたって維持されるように制御された速度で製剤から放出されることが意味され
る。
【0015】 本発明の製剤は、単位投与形態における製薬組成物を含む。本明細書で用いら
れる「単位投与形態」という用語は、ヒトを含む動物に対する一体的投与として
適切な物理的に別々の単位を称し、それぞれの単位は、本明細書で記載される担
体、潤滑剤および製剤の他の成分と関連して所望の効果を生み出すように計算さ
れたあらかじめ決定された量の活性材料を含む。
【0016】 本発明の製剤は、持続放出性製剤における使用にとって適切な広範な薬物また
は活性医薬に適用可能である。
【0017】 代表的な活性医薬には、抗酸剤、抗炎症物質、冠状動脈拡張剤、脳血管拡張剤
、向精神薬、抗躁剤、興奮剤、抗ヒスタミン剤、下剤、うっ血除去剤、ビタミン
、胃腸鎮静剤、下痢止め製剤、狭心症用薬物、不整脈治療用拡張剤、血圧降下剤
、血管収縮剤および偏頭痛治療薬、凝血防止剤および血栓防止剤、鎮痛剤、解熱
剤、催眠薬、鎮静剤、嘔吐防止剤、吐き気止め、痙攣防止剤、神経筋肉薬物、高
血糖値および低血糖値治療薬、甲状腺用調剤および甲状腺抑制調剤、利尿薬、抗
痙攣剤、子宮弛緩薬、ミネラルおよび栄養添加物、抗肥満剤、筋肉増強剤、増血
剤、喘息治療薬、去痰剤、咳止め、粘液溶解剤、抗尿毒症薬(anti−uri
cemic drug)および他の薬物または局所鎮痛剤、局部麻酔のような口
中で局所的に作用する物質、またはそれらの組み合わせなどが含まれる。本発明
の製剤は、2種類以上の活性成分を含み得る。
【0018】 可能な薬物の中で、以下が発明を限定しない例示として引用される、すなわち
、ナイアシン、ゲフェネジン、シュードエフェドリン、フェニルプロパノールア
ミン、デキストロメトルファン、ジクロフェナックまたはその塩、硝酸イソソル
バイド、フェロジピン、コハク酸メトプロロール、レボドーパ、カルビドーパ、
グリパジドおよびナプロキセンなどである。
【0019】 医薬は、製薬学的に有効な量で存在する。医薬は、錠剤の約0.5重量%から
約90重量%の範囲の量で存在することが好ましい。
【0020】 本発明の製薬学的担体は、すでに記載された量でセルロースエーテルとヒドロ
コロイドを含む。
【0021】 本発明における使用のためのセルロースエーテルは、商業的に入手可能である
親水性ポリマーである。本発明の錠剤に加えられるセルロースエーテルの例には
、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシ
エチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシブチ
ルメチルセルロース、ヒドロキシブチルエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースおよびその塩が含まれる。
【0022】 さらに、本発明は、そのさまざまの形態におけるヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースの使用を含む。
【0023】 ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、アメリカ合衆国のザ・ダウケミカル
Co.由来のMETHOCEL E、F、JおよびK、英国のブリティッシュセ
ラニーズLtd.由来のHPM、および日本の信越株式会社由来のメタルースS
Hを含むいくつかの商品名の下でさまざまのグレードで商業的に入手可能である
。所定の商品名の下で入手可能なさまざまのグレードは、メトキシ含量およびヒ
ドロキシプロポキシ含量ならびに分子量における差異を表す。ASTM D−2
363−72に記載される方法により定量するとき、メトキシ含量は、16.5
重量%から30重量%の範囲をとり、ヒドロキシプロポキシ含量は、0から32
重量%の範囲を取る。ヒドロキシプロピルメチルセルロースのそれらのさまざま
の形態のすべてが本発明において用いられると考えられる。例えば、本発明は、
19〜24%のメトキシ含量および7〜12%のヒドロキシプロポキシル含量を
有するそのさまざまの形態におけるメトセルK、28〜30%のメトキシ含量お
よび7〜12%のヒドロキシプロポキシル含量を有するそのさまざまの形態にお
けるメトセルE、27〜30%のメトキシ含量および4〜7.5%のヒドロキシ
プロポキシル含量を有するそのさまざまの形態におけるメトセルF、27.5〜
31.5%のメトキシ含量および約0%のヒドロキシプロポキシル含量を有する
そのさまざまの形態におけるメトセルAの使用を考える。
【0024】 さまざまのヒドロキシプロポキシメチルセルロースの商業的な等級は、20℃
での2%水溶液の粘度に基づいている。粘度は、15cpsから30,000c
psの範囲を取り、「メトセルセルロースエーテル製品のハンドブック(Han
dbook of Methocel Cellulose Ether Pr
oducts)」(ザ・ダウケミカルCo.、1974年)におけるデータから
計算して約10,000から150,000を超える範囲の数平均分子量を表す
【0025】 ヒドロキシプロピルメチルセルロースの例には、9〜12重量%のヒドロキシ
プロポキシル含量および50,000未満の数平均分子量を有するヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースであるメタロース60 5H50、28〜30重量%の
メトキシル含量、4000cpsの粘度、7〜12のヒドロキシプロポキシル重
量%および93,000の数平均分子量を有するメトセルE4M、10,000
cpsの粘度、28〜30重量%のメトキシル含量、7〜12重量%のヒドロキ
シプロポキシルを有するメトセル E10M、89,000の数平均分子量、4
,000の粘度、19〜24重量%のメトキシ含量、および7〜12重量%のヒ
ドロキシプロポキシル含量を有するメトセル K4M、124,000の数平均
分子量、19〜24重量%のメトキシル含量および7〜12重量%のヒドロキシ
プロポキシル含量を有するメトセル K15M、および100,000cpsの
粘度、および19〜24重量%のメトキシル含有量を有し、7〜12重量%のヒ
ドロキシプロポキシル含量であるK100M、それぞれ5,000、12,00
0、20,000および75,000cpsの粘度を有するメトセル J5M、
J12M、J20MおよびJ75Mなどが含まれる。本発明の製剤においてもま
た用いられ得るさまざまのヒドロキシプロピルメチルセルロース材料は、ショア
ーへの米国特許第3,870,790号、ショアーへの第4,226,849号
、ショアーへの第4,357,469号、ショアーらへの第4,369,172
号、ショアーらへの第4,389,393号、ローウィーへの第4,259,3
14号、デービスらへの第4,540,566号、ショーへの第4,556,6
78号において記載され、そのすべての内容は参照により本明細書に組み込まれ
る。本発明の製剤は、1種類のセルロースエーテルまたはセルロースエーテルの
組み合わせを含み得る。
【0026】 担体の他の必須成分はヒドロコロイドである。それは親水性ポリマーであり、
すなわち水に溶解性である。本発明はあらゆるヒドロコロイドの使用を考えてお
らず、ある種のヒドロコロイドのみが本発明において有用である。それは、グア
ーガム、アルギン酸およびその製薬学的に許容され得る塩、例えばアルギン酸ナ
トリウム、およびキサンタンガムである。本発明の製剤は、1種類のヒドロコロ
イドまたはヒドロコロイドの組み合わせを含み得る。
【0027】 好ましいヒドロコロイドはキサンタンガムである。キサンタンガムは、高分子
天然炭化水素であり、特に、微生物キサントモナス・カンペトリス(Xanth
omonas campetris)の発酵プロセスにより作り出される多糖で
ある。キサンタンガムポリマーの分子量は大体2百万台にあるがしかし、1千3
百万〜5千万ほどでもあると報告されている。それらの報告された差異は、多分
、ポリマー鎖の間の会合現象によるであろう。本発明において用いられるキサン
タンガムは、好ましくは、乾燥して遊離した流動性の顆粒状または粉末形態で存
在し、好ましい平均粒子サイズは、850〜74ミクロンの範囲にある。
【0028】 ヒドロコロイドとセルロースエーテルは、相乗効果量で存在する。本明細書で
規定され、本明細書で以下より詳細に説明されるように、本発明のセルロースエ
ーテルとヒドロコロイドが指定された量で存在するとき、錠剤により示される持
続放出性能力は、単なる添加効果を超える。特に、本発明の製剤は、担体が指定
された量でヒドロコロイドとセルロースエーテルを含むとき、それら自体のいず
れか一方よりすぐれた薬物放出プロフィールを示す。もう1つの態様において、
本発明の製剤は、ヒドロコロイドまたはセルロースエーテルのみの成分の一方の
みを含む製剤より遅い薬物放出を示し得る。代わりに、もしヒドロコロイドかセ
ルロースエーテルのいずれかがきわめて良好な薬剤放出プロフィールを示すなら
ば、本発明の製剤もまた同じかまたは実質的に同じ薬剤プロフィールを示すが、
全体としてより少ない量のセルロースエーテルおよびヒドロコロイドを利用する
ことになる。本明細書で用いられる、相乗効果量という用語は、一方または他方
のみを含む製剤に対して本発明の製剤においてそれらの一方または他方の優れた
結果をもたらす組み合わせのキサンタンガムおよびヒドロコロイドの量である。
担体は、好ましくは、少なくとも33重量%のセルロースエーテルを含み、より
好ましくは約50重量%のセルロースエーテルを超え、さらにより好ましくは約
60重量%を超え、さらにより好ましくは約66重量%を超え、さらにより好ま
しくは、約75重量%を超えるセルロースエーテルを含む。さらに、好ましい態
様において、本発明の錠剤は、約3重量%から約25重量%のセルロースエーテ
ルを含み、より好ましくは、約3重量%から約15重量%のセルロースエーテル
を含む。
【0029】 ヒドロコロイドは、錠剤の約0.3重量%から約10重量%、より好ましくは
約1重量%から約5重量%の範囲の量で存在する。それは、担体中に66重量%
以下で存在し、より好ましくは、約5重量%から約40重量%、最も好ましくは
、担体の10重量%から約33重量%で存在する。
【0030】 本明細書で規定されるヒドロコロイドおよびセルロースエーテルは、薬剤と結
びつく製薬学的担体を含む。製薬学的担体は、錠剤の多くとも約40重量%であ
ることが好ましく、より好ましくは錠剤の多くとも35重量%であり、最も好ま
しくは多くとも錠剤の約30重量%である。好ましくは、担体は、約3%から約
25%の範囲の量で存在し、最も好ましくは、錠剤の約6重量%から約20重量
%である。
【0031】 さらに、セルロースエーテルとヒドロコロイドは、好ましくは約1:0.01
から約1:2、より好ましくは1:0.05から約1:0.4の指定された範囲
における重量比で存在することが好ましい。
【0032】 本発明で用いられるセルロースエーテルとヒドロコロイドは商業的に入手可能
である。
【0033】 本発明の製剤はまた、任意成分も含む。例えば、必要ではないけれども、好ま
しい態様において、本発明の製剤は、加えて、経口用錠剤についての製剤技術に
おいて典型的に用いられる潤滑剤を含む。本明細書で用いられる「潤滑剤」とい
う用語は、錠剤の圧縮と放出の間に起こるダイ壁とパンチ面との間の摩擦を減少
させ得る材料を称する。潤滑剤は、パンチ面とダイ壁への錠剤材料の粘着を防ぐ
。本明細書で用いられる「潤滑剤」という用語は、粘着防止剤を含む。潤滑剤の
例には、例えばカルシウム、マグネシウム、または亜鉛のようなアルカリ土類金
属塩および遷移金属塩のステアリン酸塩、ステアリン酸、ポリエチレンオキシド
、タルク、水素化植物油、および植物油誘導体、シリカ、シリコーン、高分子量
ポリアルキレングリコール、たとえば高分子量ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールのモノエステル、約8〜22炭素原子、好ましくは16〜20炭
素原子を含む飽和脂肪酸が含まれる。好ましい潤滑剤は、ステアリン酸塩、ステ
アリン酸、タルクなどである。
【0034】 形成および/または放出の間の錠剤の粘着を回避するために、本発明の製剤は
、潤滑作用のある有効量の潤滑剤を利用することを考える。好ましくは、潤滑剤
は、錠剤の約0.1重量%から約5重量%、より好ましくは約1重量%から約4
重量%の範囲の量で存在する。
【0035】 もう1つの任意成分は、不活性フィラーである。フィラーは、実質的に水に可
溶性であるかまたは水に不溶性であり得る。必要かまたは所望されればフィラー
は用いられるが、しかしながら本発明の製剤にとっては必要ではない。本発明の
製剤において用いられるフィラーは、経口用錠剤についての製剤技術において典
型的に用いられるものである。例には、硫酸カルシウム、リン酸二カルシウム、
リン酸三カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウムなどのようなカル
シウム塩、リン酸グリセロール、クエン酸塩、それらの混合物などが含まれる。
しかしながら、本発明の持続放出性製剤の不活性フィラーは、好ましくは、単糖
、二糖または多価アルコールおよび/または前述のいずれかの混合物を含む製薬
学的に許容され得る糖を含む。その例には、シュークロース、デキストロース、
ラクトース、微結晶性セルロース、フルクトース、キシリトール、ソルビトール
、それらの混合物などが含まれる。存在するならば、フィラーは、約1重量%か
ら約90重量%の範囲の量で存在する。
【0036】 着色料、保存料(例えば、メチルパラベン)、人工甘味料、香料、抗酸化剤な
どのような製剤においてもまた典型的に用いられる他の任意成分もまた存在し得
る。人工甘味料には、限定されないが、サッカリンナトリウム、アスパルテーム
、グリシリジン酸二カリウム、ステビア、タウマチンなどが含まれる。香料には
、限定されないが、レモン、ライム、オレンジおよびメントールが含まれる。着
色料には、限定されないが、FD&CイエローNo.6、フードレークなどのよ
うなたとえばFD&Cカラーのようなさまざまの食品着色料が含まれる。抗酸化
剤の例には、アスコルビン酸、メタ重亜硫酸ナトリウムなどが含まれる。それら
の任意成分は、存在するならば、好ましくは錠剤の約0.1重量%から約5重量
%の範囲の量で存在し、最も好ましくは、錠剤の約3%(w/w)未満である。
【0037】 本発明の製剤は、医薬を潤滑剤、セルロースエーテル、ヒドロコロイド、およ
び他の任意成分と混合することにより調製される。成分は、ホバートミキサー、
V−ブレンダー、遊星ミキサー、ツインシェルブレンダーなどのような製剤技術
において通常利用される典型的なブレンダーにおいて混合される。成分は、典型
的にはほぼ周囲温度で互いに混合される。付加的な加熱は必要ないが、しかしな
がら、そこからの温度のわずかな修正はなされ得るであろう。混合は、約10℃
から約45℃の範囲の温度でなされることが好ましい。
【0038】 製剤の中の成分は、好ましくは、製剤技術において周知の技術を用いて大きな
バッチの中で互いに混合され、混合物が薬剤について均質となるまでよく混合さ
れる。
【0039】 薬剤について「均質」という用語は、さまざまの成分が本発明について実質的
に均一であることを表すために用いられる、すなわち、実質的に均質な混合物が
形成される。
【0040】 混合物が均質であるとき、混合物の単位投与量は、製剤技術において典型的に
利用される錠剤化機械を用いて錠剤形態に圧縮される。特に、混合物は錠剤プレ
スのダイに供給され、十分な圧力が固形錠剤を形成するために掛けられる。その
ような圧力は変化し得るものであり、典型的には約1,000psiから約6,
000psiの範囲にあり、好ましくは約2,000psiの力である。本発明
による固形製剤は、錠剤への水性媒体の中途での浸入を防ぐために十分な硬さに
圧縮される。好ましくは、製剤は、錠剤形態に圧縮され、その硬度は、シュロイ
ニガー(Schleuniger)硬度試験により定量して5〜20Kp、より
好ましくは8〜20Kp台である。
【0041】 1つの変形において、混合が潤滑剤の欠如の下に最初に実施されることを除い
て上記工程のすべてが反復される。混合物が薬剤について均質であるとき、その
ときは潤滑剤が加えられ、混合は、潤滑剤が混合物中に実質的に均一に分散され
るまで続けられる。次いで混合は停止され、混合物は、本明細書で上記したよう
にその後即座に錠剤に圧縮される。
【0042】 本発明の製剤を調製するためのもう1つの手順は、湿潤顆粒化プロセスによる
ものであり、そこでは、潤滑剤を除くすべての成分は、実質的に均一な混合物を
形成するために十分な量の顆粒化溶媒と混合される。顆粒化ベヒクルは、成分に
ついて不活性であるものであり、低い沸点、すなわち、好ましくは約120℃未
満の沸点を有する。それは好ましくは、例えばイソプロピルアルコールまたはエ
タノールのような1〜4炭素原子を含むアルコールまたは水などのようなOH基
を含む溶媒である。水性分散液もまた利用され得る。好ましい態様において、用
いられる顆粒化ベヒクルのタイプは、持続放出性ポリマーの同一性に依存する。
例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが利用されるとき、顆粒化ベヒク
ルは、水またはアルコールであることが好ましい。
【0043】 実質的に均一に混合された混合物は、任意に、例えば、その粒子のサイズを減
少させるためにスクリーン、ふるいなどを通過させて粉末化されうる。スクリー
ンまたはふるいなどは、好ましくは、約140メッシュ未満、より好ましくは約
100メッシュ未満、さらにより好ましくは約40メッシュ未満および最も好ま
しくは約20メッシュ未満である。
【0044】 次いで、混合物は乾燥される。この工程において、溶媒は、当業者に公知の物
理的手段、例えば蒸発により混合物から除去される。得られる顆粒は、例えば、
所望のサイズに粒子のサイズをさらに減少させるためにスクリーンまたはふるい
を通過させて再び粉末化される。次いで潤滑剤が加えられ、顆粒は、均一混合物
すなわち薬剤について均質な混合物を提供するために混合され、次いで、得られ
る混合物は、錠剤を形成するように圧縮される。好ましい変形において、混合物
は、顆粒化ベヒクルにおいて同時に顆粒化され、流動床顆粒化プロセスを用いる
ようにして乾燥され得る。
【0045】 錠剤が形成されて後、錠剤は、所望であれば、製薬において通常用いられる材
料でコートされる。コートされるならば、コーティングは、当該技術において公
知の技術によりなされる。しかしながら、本発明の製剤は、好ましくはコートさ
れない。
【0046】 製薬学的な錠剤について典型的に見られる所望の硬さともろさを有する錠剤製
品が得られる。硬さは、好ましくは5〜25Kp、より好ましくは8〜20Kp
である。錠剤形態における本発明の製剤は、きわめて良好な薬剤放出プロフィー
ルを有する。特に、医薬が、正確な錠剤のサイズ、活性成分の性質、活性成分の
水溶性、硬さおよび具体的な担体の組成に依存して36時間までの時間にわたっ
て有用であるようにそれはあらかじめ決められた制御され、維持された作用およ
び正常な遅延パターンを有する。例えば、本発明の方法によれば、放出時間が所
望のように2〜4時間、8〜10時間、15〜18時間、20〜24時間などで
ある制御された放出食餌補充がなされ得る。さらに、それぞれの製剤の放出プロ
フィールは実質的に均一である。最終的に、本発明により調製された錠剤は、硬
くて緻密であり、もろさが少なく、長時間にわたる制御され、持続する放出を提
供する。本発明により調整される固形乾燥形態は安定であり、その放出速度は長
期の貯蔵にわたって(あるとしても)有意な程度には変化しない。
【0047】 持続放出性医薬は、固形で、便利なことに単位投与形態で提供される。特に錠
剤形態の経口投与のための固形単位投与形態で持続放出性医薬を提供することが
好ましい。好ましくは、製剤が胃腸管に沿って進行するとき、身体の中で摂取の
後ゆっくりとまたは規定された速度により製薬学的に活性な成分を放出すること
が意図される。この点において、胃腸管は、腹部の消化管、すなわち、食道の低
部末端、胃および腸であるとみなされる。
【0048】 本発明による製剤の投与は、当業者に公知の特定の活性成分の通常の投与に対
応する。患者に投与される薬剤の正確な量は、患者の年齢、症状の重度および過
去の医療履歴を含む多数の要因に依存し、とりわけ、投与する内科医の適切な判
断に常に存在する。適切な投与としてのガイドラインについては、内科医机上参
考書(Physicians Desk Reference)に参照がなされ
る。
【0049】 セルロースエーテルと組み合わせての相乗効果量のヒドロコロイドの存在は、
きわめて良好な薬剤放出プロフィールを提供する。提供される量で用いられると
き、薬剤放出プロフィールは、同じ量のヒドロコロイドまたはセルロースのみの
いずれかを用いる薬剤放出プロフィールより実質的に優れている。セルロースエ
ーテルとヒドロコロイドの組み合わせが、いずれかの成分のみより薬剤の放出を
有意に優れて遅延させるとき、相乗効果の1つの側面が例示される。もう1つの
態様において、特にセルロースエーテルの濃度がヒドロコロイドより有意に大き
いとき、本発明の製剤は、驚くべきことに、より多くの量で存在するセルロース
エーテルとは同様ではなく、むしろより少ない量で存在するヒドロコロイドによ
り近接する薬剤プロフィールを示す。代わりに、ヒドロコロイドとセルロースエ
ーテルが相乗効果量で存在する本発明の製剤の薬剤放出プロフィールは、いずれ
かの成分単独の薬剤放出プロフィールと同様であり得るが、これは、他の成分が
単独で用いられるときよりも全体として実質的により少ない材料のヒドロコロイ
ドおよびセルロースエーテルを用いて達成される。それらの結果は他の長所を導
く。
【0050】 それらにはより小さな錠剤の使用が含まれ、そのことは、より経済的であり、
服用がより容易である。さらに、通常大きな錠剤となる多くの投与量の薬剤が、
より小さな持続型放出投与形態で調製され得る。
【0051】 さらに、本明細書で上記された相乗効果量のセルロースエーテルとヒドロコロ
イドの組み合わせは、異なる持続型放出ポリマーを用いて得られ得る薬剤プロフ
ィールを与えるが、しかしそれらの場合において用いられるポリマーの量は顕著
に少ないことが見出された。
【0052】 別段の指示のない限り、すべてのパーセンテージは、錠剤に対する重量パーセ
ンテージである。
【0053】 以下の発明を限定しない例は、さらに、本発明を例示する。
【0054】 例1 ナイアシン(1000mg)、キサンタンガム(72mg)、METHOCE
L E10M(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)(36mg)、ケイ化さ
れた微小結晶性セルロース(80mg)およびタルク(12mg)が、室温で1
20分間ブレンダーの中で徹底的に混合される。上記混合物が錠剤プレス機を用
いて圧縮される。
【0055】 例2 ゲフェネジン(600mg)、デキストロメトルフェンヒドロビロミド(31
.5mg)、ケイ化された微小結晶性セルロース(107.2mg)、METH
OCEL E10M(74.7mg)、キサンタンガム(8.3mg)、タルク
(16.4mg)およびアエロジル(8.3mg)が、室温で120分間Vブレ
ンダー上で互いに混合された。次いで、均質混合物が錠剤を形成するように圧縮
された。
【0056】 例3 ゲフェネジン(600mg)、METHOCEL E10M(48mg)、キ
サンタンガム(4.8mg)、ケイ化された微小結晶性セルロース(139.2
mg)およびタルク(8mg)が120分間Vブレンダー上で乾燥混合され、次
いで、800mg錠剤に圧縮された。その放出プロフィールが媒体として水を用
いてUSP(米国薬局方)による装置(IまたはII)により定量された。放出
プロフィールは図1において示されている。
【0057】 比較例1 ゲフェネジン(600mg)、キサンタンガム(48ml)、ケイ化されたM
CC(144mg)およびタルク(8mg)が互いに混合された。しかしながら
、その製剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含んでいなかった。混合
物は薬物に圧縮された。放出プロフィールは例3におけるように定量され、図1
において示される。
【0058】 比較例2 ゲフェネジン(600mg)、METHOCEL E10M(48mg)、ケ
イ化されたMCC(144mg)およびタルク(8mg)が互いに混合された。
その製剤はキサンタンガムを含んでいなかった。混合物は薬物に圧縮された。放
出プロフィールは、例3におけるように定量され、図1において示される。
【0059】 結果: 例1および比較例1および比較例2の3つの製剤の放出プロフィールは、図1
において示される。例3は6重量%のMETHOCEL E10Mおよび0.6
%のキサンタンガムを含み、一方、比較例1は6重量%のキサンタンガムを含み
、比較例2は、6%のMETHOCEL E4Mを含んだ。明瞭に理解されるよ
うに、ヒドロキシプロピルセルロースおよびキサンタンガムの両方を含む薬剤は
、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはキサンタンガムのいずれかのみが
存在したときの製剤に対してゲフェネジンの放出を有意に遅延させた。特に、本
発明の製剤は、薬物をよりゆっくりと放出させることを可能とした。
【0060】 例4 ゲフェネジン(600mg)、METHOCEL E4M(48mg)、キサ
ンタンガム(8mg)、ケイ化された微小結晶性セルロース(136mg)、お
よびタルク(8mg)が120分間Vブレンダー上で互いに混合された。混合物
は、800mg錠剤に圧縮された。その放出プロフィールは、例3におけるよう
に定量され、図2において描かれている。
【0061】 比較例3 ゲフェネジン(600mg)、キサンタンガム(48mg)、ケイ化された微
小結晶性セルロース(144mg)、およびタルク(8mg)がヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースの欠如下で120分間Vブレンダー上で互いに混合された
。混合物は、800mg錠剤に圧縮された。放出プロフィールは、例3における
ように定量され、図2において示される。
【0062】 比較例4 ゲフェネジン(600mg)、METHOCEL E4M CR(48mg)
、ケイ化された微小結晶性セルロース(144mg)、およびタルク(8mg)
が例4におけるように互いに混合された。混合物はキサンタンガムを含んでいな
かった。混合物は800mgの錠剤に圧縮された。放出プロフィールは例3にお
けるように定量され、図2において示される。
【0063】 結果: 例4および比較例3および比較例4の製剤の放出プロフィールは図2において
示されている。例3は、6%のMETHOCEL 4EMおよび1重量%のキサ
ンタンガムを含んでいたが、一方、比較例3は、6重量%のキサンタンガムを含
み、比較例4は、6%のMETHOCEL 4EMを含んでいた。明瞭に示され
るように、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびキサンタンガムの両方を
含む薬品製剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはキサンタンガムの
いずれかを含む製剤のいずれよりもよりすぐれた放出プロフィールを示した。特
に、本発明の製剤は、薬物を有意によりゆっくりと放出した。
【0064】 例5&6ならびに比較例5&6 本明細書で以下に記載される錠剤化される製剤組成を用いて、ゲフェネジンの
800mg錠剤が例4におけるように調製された。
【表1】
【0065】 放出プロフィールは例3におけるように定量され、図3において示される。本
発明の製剤において、ヒドロキシプロピルメチルセルロースはキサンタンガムよ
り有意に大きな量で存在したけれども、この製剤の放出プロフィールは、驚くべ
きことに、キサンタンガムのみを含む製剤のプロフィールに非常によく似ており
、それは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのみを含む製剤のプロフィール
より遅い薬物放出プロフィールを有していた。
【0066】 例7&8ならびに比較例7&8 ゲフェネジンの800mg錠剤が、以下の製剤組成を用いて例4におけるよう
に調製された。
【表2】
【0067】 放出プロフィールは例3におけるように定量され、図4において示される。
【0068】 また、以前の例におけるように、ヒドロキシプロピルメチルセルロースとキサ
ンタンガムの組み合わせを含む製剤についての薬物放出プロフィールは、キサン
タンガムのみを含む製剤と同様であった。このことは驚くべきことである。とい
うのは、本発明の製剤は、ほとんどヒドロキシプロピルメチルセルロースを含ん
でいたからである。HPMCに加えられる少量のキサンタンガムは、放出プロフ
ィールを有意に改善する。
【0069】 例9および比較例9 ナイアシンを含む錠剤が以下の成分を混合することによりまたは120分間V
ブレンダーにより調製された。
【表3】
【0070】 それぞれの混合物は錠剤に圧縮された。その放出プロフィールは、例3におい
て記載されるように定量され、図5において示される。明瞭に示されるように、
両方の放出プロフィールは同様であった。しかしながら、本発明の製剤の放出プ
ロフィールは、少量のHPMCを用いて達成された。実際、本発明の製剤におい
て利用されるHPMCとキサンタンガムの量は、比較例において利用されるHP
MC未満であった。
【0071】 例10 ナイアシン(500mg)、メトセルK15M(90mg)、キサンタンガム
(7.5mg)、ケイ化された微小結晶性セルロース(76.25mg)および
リン酸二カルシウム(76.25mg)が120分間ブレンダーの中で互いに徹
底的に混合された。上記混合物は錠剤に圧縮された。放出プロフィールは例3に
おいて記載されたように定量され、以下に要約される。
【表4】
【0072】 例11 ナイアシン(500mg)、METHOCEL E10M(登録商標)(10
5mg)、キサンタンガム(15mg)およびケイ化された微小結晶性セルロー
ス(130mg)、およびタルク(15mg)が120分間Vブレンダーの中で
互いに混合された。上記混合物は錠剤に圧縮された。放出プロフィールは、例3
において記載されたように定量され、それは以下の放出プロフィールを与えた。
【表5】
【0073】 例12 例11における手順が、37.5mgのキサンタンガムおよびケイ化された微
小結晶性セルロース(100mg)がそこで利用された量の代わりに利用された
ことを除いて反復された。放出プロフィールが例3において記載されたように定
量され、以下に要約される。
【表6】
【0074】 例13 例12の手順が、30mgのキサンタンガムおよび107.5mgのケイ化さ
れた微小結晶性セルロースがそこで利用された量の代わりに用いられたことを除
いて反復された。放出プロフィールが例3におけるように定量された。それは以
下の放出プロフィールを与えた。
【表7】
【0075】 例14〜33および比較例11〜12 ゲフェネジン(600mg)が、8mgのタルクおよびMETHOCEL(登
録商標)、キサンタンガムおよびケイ化された微小結晶性セルロースと120分
間Vブレンダーの中で混合された。さまざまの製剤組成が以下に表にまとめられ
ている。示されるように、METHOCELの量とタイプは製剤に応じて変化し
、そこでは、それぞれの錠剤におけるMETHOCELの量は32mg(4重量
%に対応する)から64mg(8重量%に対応する)まで変化した。さらに、キ
サンタンガムの量は、2.4mg(錠剤の0.3重量%に対応する)から24m
g(錠剤の3重量%に対応する)の範囲で変化した。残部はケイ化された微小結
晶性セルロースであり、それは、800mgの錠剤重量とするような量で加えら
れた。
【0076】 混合物は錠剤とされた。それぞれについての放出プロフィールは例3において
記載されたように定量され、それぞれの放出プロフィールは、以下に要約されて
いる。
【0077】 比較目的のために、ゲフェネジン(600mg)が800mgの全重量を与え
るように48mgまたは80mg(10%)キサンタンガムおよび7.5mgケ
イ化微小結晶性セルロースと120分間Vブレンダー上で混合された。混合物は
、錠剤を与えるように圧縮された。放出プロフィールは、上記のように試験され
た。製剤組成ならびに放出プロフィールは、以下の表中に記載されている。
【表8】
【0078】
【表9】
【0079】 例34 ゲフェネジン(600mg)、メトセルE10M(48mg)、キサンタンガ
ム(2.4mg)、微小結晶性セルロース(141.3mg)、タルク(8.0
0mg)および着色料(0.3mg)がダブルコーンブレンダー(double
cone blender)の中で120分間混合される。混合物は、600
mg錠剤に圧縮される。
【0080】 例35 ゲフェネジン(400mg)、フェニルプロパノールアミン塩酸塩(75mg
)、キサンタンガム(38.8mg)、メトセルE10M(62mg)、微小結
晶性セルロース(133.34mg)、タルク(10.8mg)および着色料(
2mg)が例34において記載されたように互いに混合され、錠剤に圧縮される
【0081】 例36 ゲフェネジン(600mg)、シュードエフェドリン塩酸塩(120mg)、
メトセルE10M(110mg)、キサンタンガム(25mg)、微小結晶性セ
ルロース(31.5mg)、タルク(13.5mg)が、例34において記載さ
れたように互いに混合され、錠剤(900mg)に圧縮される。
【0082】 上記の好ましい態様および例は、本発明の範囲および精神を例示するために与
えられた。それらの態様および例は、他の態様および例を当業者に明らかにする
であろう。他の態様および例は、本発明の思索の中にある。それゆえ、本発明は
、特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、担体がキサンタンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび
相乗効果を有する量におけるそれらの組み合わせであるときの水中でのゲフェネ
ジン(guaifenesin)の放出プロフィールを示す。
【図2】 図2は、担体が、キサンタンガム、図1において描写されているのとは異なる
タイプのヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび相乗効果量のそれらの組み
合わせであるときの水中でのゲフェネジンの放出プロフィールを示す。
【図3】 図3は、担体が、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよ
び相乗効果量におけるさまざまの濃度のそれらの組み合わせであるときの水中で
のゲフェネジンの放出プロフィールを示す。
【図4】 図4は、担体が、キサンタンガム、2つのタイプのヒドロキシプロピルメチル
セルロースおよびキサンタンガムとヒドロキシプロピルメチルセルロースの相乗
効果量の組み合わせである水中でのゲフェネジンの放出プロフィールを示す。
【図5】 図5は、担体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび相乗効果量のヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースとキサンタンガムであるときの水中でのナイ
アシン(niacin)の放出プロフィールを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 イナムダール、カビタ インド国 400059 ムンバイ、アンデリ ー・イースト、サハール・ロード、ジャ イ・ビジャイ・ソサイエティ 3ビー/32 Fターム(参考) 4C076 AA38 BB01 DD64 EE30M EE31 EE32M EE36M FF31

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療上有効量の製薬学的に活性な成分とそのための持続放出
    性担体を含む、ホストに対して投与するための固形持続放出性製薬錠剤であって
    、前記持続放出性担体は(a)キサンタンガム、グアーガムおよびアルギン酸ま
    たはその製薬学的に許容され得る塩、および(b)セルロースエーテルを含み、
    前記担体は、錠剤の約40重量%未満で前記製剤中に存在し、前記ヒドロコロイ
    ドおよびセルロースエーテルは、前記製薬学的に活性な成分の放出を遅延させる
    ように相乗効果量で存在し、前記ヒドロコロイドは、錠剤の約0.3重量%から
    7.0重量%の範囲の量で存在し、前記セルロースエーテルは、前記錠剤の3重
    量%から20重量%の範囲の量で存在し、前記セルロースエーテルは、担体の約
    33重量%以上の量で担体中に存在することを特徴とする錠剤。
  2. 【請求項2】 ヒドロコロイドが錠剤の約5重量%未満の量で存在する請求
    項1記載の錠剤。
  3. 【請求項3】 ヒドロコロイドが錠剤の約1重量%未満の量で存在する請求
    項2記載の錠剤。
  4. 【請求項4】 ヒドロコロイドとセルロースエーテルの量の合計が、錠剤の
    約25重量%未満である請求項1記載の錠剤。
  5. 【請求項5】 ヒドロコロイドの量の合計が、錠剤の約20重量%未満であ
    る請求項4記載の錠剤。
  6. 【請求項6】 セルロースエーテル対ヒドロコロイドの重量比が約1:0.
    01から約1:2の範囲にある請求項1記載の錠剤。
  7. 【請求項7】 セルロースエーテル対ヒドロコロイドの重量比が約1:0.
    05から約1:0.4の範囲にある請求項6記載の錠剤。
  8. 【請求項8】 ヒドロコロイドがキサンタンガムである請求項1記載の錠剤
  9. 【請求項9】 セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロース
    である請求項1記載の錠剤。
  10. 【請求項10】 賦形剤が付加的に存在する請求項1記載の錠剤。
  11. 【請求項11】 セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロー
    スであり、ヒドロコロイドがキサンタンガムである請求項1記載の錠剤。
  12. 【請求項12】 キサンタンガムが錠剤の0.1%から約5%の範囲の量で
    存在する請求項11記載の錠剤。
  13. 【請求項13】 キサンタンガムが錠剤の0.3%から約3%の範囲の量で
    存在する請求項11記載の錠剤。
  14. 【請求項14】 ヒドロキシプロピルメチルセルロース対キサンタンガムの
    重量比が1:0.01から約1:2の範囲である請求項11記載の錠剤。
  15. 【請求項15】 ヒドロキシプロピルメチルセルロース対キサンタンガムの
    重量比が1:0.05から約1:0.4の範囲である請求項14記載の錠剤。
  16. 【請求項16】 担体が錠剤の多くとも約20%を含む請求項11記載の錠
    剤。
  17. 【請求項17】 潤滑作用を有する有効量で潤滑剤を付加的に含む請求項1
    記載の錠剤。
  18. 【請求項18】 錠剤形態における持続放出性投与形態で製薬学的に活性な
    薬物またはその製薬学的に許容され得る塩を投与する方法であって、前記方法は
    、治療上有効量の製薬学的に活性な成分およびそのための持続放出性担体の固形
    単位投与量を患者に投与することを含み、前記持続放出性担体は、(a)キサン
    タンガム、グアーガム、およびアルギン酸またはその製薬学的に許容され得る塩
    からなる群より選択されるヒドロコロイドおよび(b)セルロースエーテルを含
    み、前記ヒドロコロイドおよびセルロースエーテルは前記製薬学的に活性な成分
    の放出を遅延させる相乗効果量で存在し、前記担体は、錠剤の約40重量%未満
    で存在し、前記ヒドロコロイドは、錠剤の約0.3重量%から約7.0重量%の
    範囲の量で存在し、前記セルロースエーテルは、前記錠剤の3重量%から約20
    重量%の範囲の量で存在し、前記セルロースエーテルは、約33重量%以上の量
    で担体中に存在することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 ヒドロコロイドが約5重量%未満の量で存在する請求項1
    8記載の方法。
  20. 【請求項20】 ヒドロコロイドが約3重量%未満の量で存在する請求項1
    9記載の方法。
  21. 【請求項21】 ヒドロコロイドがキサンタンガムである請求項18記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロー
    スである請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】 セルロースエーテル対ヒドロコロイドの比が1:0.01
    から約1:2の範囲にある請求項18または22記載の方法。
  24. 【請求項24】 錠剤が加えて、潤滑作用について有効量の潤滑剤を含む請
    求項18記載の方法。
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