JP2002531291A - 有機性銀塩を含んだ実質的に感光性をもたない細長い描画材料に対するラベル・プリント法 - Google Patents

有機性銀塩を含んだ実質的に感光性をもたない細長い描画材料に対するラベル・プリント法

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パルマー,マシユー・リチヤード
チースリカ,クリステイナ・マリア
ホルステン,バーソロミユーズ
テイレマンス,デイビツド
ジヤンセン,ギ
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アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ
エツセルテ・エヌ・ブイ
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Abstract

(57)【要約】 実質的に感光性をもたない細長い描画材料を用い所望の光学密度と所望の色調を得るラベル・プリント法であって、該方法は、支持材および熱感性要素を有する細長い描画材料を選び、カラムCの中に配置された励起し得る加熱要素をもったプリントヘッドを含む加熱式プリンターの処理ユニットに画像データを供給し、ゼロでない該画像データをプリントすべきピクセル毎に少なくとも1個の励起パルスに変換し、該選ばれた細長い描画材料に隣接してプリント・ライン毎に該加熱要素を励起して画像をつくり、該描画材料を移送システムの移送方向に関して該プリントヘッドを過ぎその近傍へ移送する工程を含む方法において、加熱要素の表面1mm2当たり50〜200mJの加熱エネルギーを使用して1個の画像ドットを生成させ;該熱感性要素は実質的に感光性をもたない有機性銀塩、それと熱的に作用する関係をもつ該銀塩に対する還元剤および接合剤を含み、且つ該熱感性要素は熱応答性のマイクロカプセルの中にカプセル化された有機性銀塩を含んでいないことを特徴とする方法、並びにその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (本発明の分野) 本発明は実質的に感光性をもたない細長い描画(imaging)材料を使用
してラベルをプリントする方法に関する。
【0002】 (本発明の背景) 熱的画像生成法即ちサーモグラフィーは熱エネルギーを用いて画像を生成させ
る記録方法である。直接加熱式プリント法では記録材料を画像に従って加熱して
目に見える画像のパターンをつくる。例えば画像の信号を電気パルスに変え、次
いでこれをドライバー回路を介して微小な加熱抵抗器要素から成る加熱プリント
ヘッドに選択的に移送し、このようにしてジュール効果によって電気エネルギー
を熱に変える。この熱によりサーモグラフィー材料の中で画像が生じる。
【0003】 サーモグラフィーによりラベルをプリントする方法は公知であり、米国特許4
,370,370号、ヨーロッパ特許A479 578号および同A656 2
64号には無色または淡色の染料前駆体のロイコ染料系のような単一シート材料
をベースにしたテープが記載され、日本特許60−01077A号にはジアゾ系
の同様なテープが記載され、またヨーロッパ特許A656 264号および米国
特許4,943,555号には2枚のシートによる染料移送システムが記載され
ている。
【0004】 ヨーロッパ特許736 799A号には、(a)中に有機性の銀塩がカプセル
化された熱応答性のマイクロカプセル、(b)有機性銀塩に対する現像剤および
(c)水溶性の接合剤を含む少なくとも一つの記録層を備えた支持材を具備して
いる記録材料が記載されている。この発明の実施例には単位面積当たりの記録エ
ネルギーは60mJ/mm2であることが記載されている。
【0005】 テープを用いてラベルをつくるプリント装置はヨーロッパ特許A332 91
8号および同A0267 890号に記載されている。これらのプリンターはそ
れぞれカセットを収納するためのカセット収納容器またはテープ保持ケースをも
つプリント装置を含んでいる。ヨーロッパ特許A0267 890号では、テー
プ保持ケースはインクリボンと基質テープを収納しており、後者は接着剤により
裏地層に固定された上側の描画層を含んでいる。ヨーロッパ特許A322 91
8号およびヨーロッパ特許A322 919号には、テープ保持ケースはインク
リボン、透明な描画テープおよび両面接着テープを含み、該両面接着テープはプ
リント後その接着剤を被覆した片側において描画テープに固定され、また接着剤
を被覆された他の側から引き剥がすことができる裏地層をもっている。これら両
方の装置では画像転写媒体(インクリボン)および描画テープ(基質)は同じカ
セットの中に入っている。
【0006】 ヨーロッパ特許622 217号には、有機性銀塩および還元剤を含む熱感性
の層を支持材の上に備え、励起し得る加熱要素をもった加熱ヘッドによって画像
に従って加熱される直接加熱描画要素により画像をつくる方法において、該加熱
要素の励起は式 P ≦ Pmax = 3.3W/mm2 + (9.5W/mm2 × Δ) に従って賦活時間対全体の行プリント時間の比を表す行のデューティー・サイク
ルΔを用い行毎に行われることを特徴とする方法が記載されている。ここでPma x は該行プリント時間の間に該加熱要素によって消費される時間平均された電力
密度の該加熱要素のすべてに亙る最大値(W/mm2で表す)である。
【0007】 ロイコ染料をベースにした単一シートの直接加熱材料を用いてつくられたラベ
ルは、光に露出した際退色するという良く知られた傾向をもち、加熱式染料転写
システムは組み立てるのに費用がかかり、ドナーのリント布を捨てることによる
廃棄物が生じ、環境上の難点になっている。
【0008】 (本発明の目的) 従って本発明の目的は、単一シートの描画テープから退色しないラベルをつく
るラベル・プリント法を提供することである。
【0009】 また本発明の他の目的は、単一シートの描画テープから優れた光安定性と画像
の色調をもつラベルをつくるラベル・プリント法を提供することである。
【0010】 本発明の他の目的および利点は下記の説明から明らかになるであろう。
【0011】 (本発明の概要) 驚くべきことには、有機性銀塩をベースにした単一シートの実質的に感光性を
もたない透明な描画材料は褪色せず、優れた光安定性および画像の色調(col
our tone)をもっていることが見出だされた。また驚くべきことには、
画像密度はドットをつくるのに用いられる加熱エネルギーに依存することが見出
だされた。ここで「ドット・エネルギー」という言葉は加熱電力がどのように供
給されるかには無関係に使用される。
【0012】 上記目的は、実質的に感光性をもたない細長い描画材料を用い所望の光学密度
と所望の色調を得るラベル・プリント法であって、該方法は − 支持材および熱感性要素を有する細長い描画材料を選び、 − カラムCの中に配置された励起し得る(energizable)加熱要
素をもったプリントヘッドを含む加熱式プリンターの処理ユニットに画像データ
を供給し、 − ゼロでない該画像データをプリントすべきピクセル毎に少なくとも1個の
励起パルス(activation pulse)に変換し、 − 該選ばれた細長い描画材料に隣接してプリント・ライン毎に該加熱要素を
励起して画像をつくり、 − 該描画材料を移送システムの移送方向に関して該プリントヘッドを過ぎそ
の近傍へ移送する工程を含む方法において、 加熱要素の表面1mm2当たり50〜200mJの加熱エネルギーを使用して
1個の画像ドットを生成させ;該熱感性要素は実質的に感光性をもたない有機性
銀塩、それと熱的に作用する関係をもつ該銀塩に対する還元剤および接合剤を含
み、且つ該熱感性要素は熱応答性のマイクロカプセルの中にカプセル化された有
機性銀塩を含んでいないことを特徴とする方法によって達成される。
【0013】 また本発明に従えば、 − 支持材および熱感性要素を有する実質的に感光性
をもたない細長い描画材料の選択器、 − カラムCの中に配置された励起し得る加熱要素をもったプリントヘッドを
含む加熱式プリンターの処理ユニットに対する画像データ供給源、 − ゼロでない該画像データをピクセル毎に少なくとも一つの励起パルスに変
換する変換器、 − 該実質的に感光性をもたない細長い描画材料の近くで該加熱要素をプリン
ト・ライン毎に励起して画像をつくる励起装置、 − 移送システムを用いて移送方向に該描画材料を該プリントヘッドを過ぎて
その近傍へ移送する移送システム、 − 加熱要素の表面積1mm2当たり50〜200mJの熱エネルギーを用い
る画像ドット生成器を具備し、 該熱感性要素は実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含み、且つ該熱感性要
素は熱応答性のマイクロカプセルの中にカプセル化された有機性銀塩を含んでい
ないことを特徴とするラベルをプリントするための装置が提供される。実質的に
感光性をもたない描画材料を用いると、所望の色調はCIELABのa*および
b*値で定義されるような中間的な色調であり、所望の光学密度Dvisは1.2よ
り大きく、さらに望ましくは1.5よりも大きい。
【0014】 次に本発明の好適具体化例を詳細に説明する。
【0015】 (本発明の詳細な説明) 次に添付図面を参照して本発明の具体化例を詳細に説明する。
【0016】 定義 本発明を説明するのに使用されるいくつかの言葉を適宜図面を参照しながら下
記に定義する。
【0017】 ラベルとは或る物体に添付し得るシート材料であり、情報を含んでおり、また
平行な二つの縁を有し、これらの縁の間隔は平行な縁に対し垂直に測定して12
cm以下である(図1〜4の例参照)。
【0018】 ドット・エネルギーとは1個のドットを生成させるのに使用される熱エネルギ
ーである。
【0019】 プリントヘッドPHは少なくとも一つのカラムCを具備し、該カラムは区画S
を第1の数の個数だけ有し(例えばs=3)、各区画は加熱要素Hiを第2の数
の個数(例えばse=10)だけ有している(図8参照)。
【0020】 認知し得るプリントされた文字はプリントされたドットから構成され、各ドッ
トはプリント用のピクセル(画素)を表している。いわゆるラベル行LLはラベ
ル上の認知し得る文字(テキスト、記号等)の少なくとも一つの行から成ってい
る。ラベル行LLの例としては”A”、”ABC123”、”1988.08.
12”、”Preliminary proposal!”等がある(他の例は
図3〜4に示されている)。
【0021】 ラベル行LLは細長い描画材料の移動方向(図2、3、6、9において矢印Y
で示す)に対し平行であってもなくてもよい。例えば横長のラベルではラベル行
LLは実質的にこの移動方向に平行であり、縦長のラベルではラベル行LLは該
移動方向に対して垂直である。各ラベル行は多数のプリント・ラインPLから構
成されていることができる。プリント・ラインPLの例には”−−−−−−−−
”および”−− −−−− −”等がある。
【0022】 プリント・ラインPLは加熱要素HiのカラムCによりプリントされる。プリ
ント・ラインPLはカラムCに対し実質的に平行であるが、ラベル行LLに対し
は平行であってもなくてもよい。各プリント・ラインは励起パルスの一つのプリ
ント・サイクルによりつくられ、このサイクルの中で一つのカラムのすべての加
熱要素が少なくとも1回励起されることができる。プリント・ラインPLをプリ
ントするのに要する時間が行プリント時間LTである。
【0023】 各励起パルスは「オフの状態」(論理的なゼロ”0”に対応)または「オンの
状態」(論理的な1”1”に対応)のいずれかをとることができる。
【0024】 行のデューティー・サイクルΔは、プリント・ラインをつくる際に励起され得
る加熱要素の行プリント時間全体に対する励起時間の比である。
【0025】 プリント・ラインはいくつかのプリント部分ラインから成っていることができ
る。各プリント部分ラインSLのプリントは時間分割または時間段階或いはカラ
ム時間(一つのカラムの少なくとも一つの区画のすべての加熱要素が1回励起さ
れ得る時間)の時間がかかる。カラムのデューティー・サイクル∇は、一つのプ
リント部分ラインのすべての加熱要素のカラム時間の間におけるすべての励起時
間の和をカラム時間で割った比である。
【0026】 移送システムは動くベルト、モーターで駆動されるドラム、キャプスタン等か
ら成っていることができる。
【0027】 実質的に感光性をもたないとは意図的に感光性をもたせたものではないことを
意味する。
【0028】 本発明の目的に対し水性媒質という言葉の中の水性という記述には、水と混合
し得る有機溶媒、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノー
ル、イソアミルアルコール等のようなアルコール;エチレングリコールのような
グリコール;グリセリン;N−メチルピロリドン;メトキシプロパノール;およ
び2−プロパノンおよび2−ブタノンのようなケトンと水との混合物で、水を水
性媒質の50重量%より、好ましくは65重量%より、特に好ましくは80重量
%より多く含む混合物が含まれる。
【0029】 熱応答性をもつマイクロカプセルの中にカプセル化された有機性の銀塩はヨー
ロッパ特許736 799A号に記載されているが、これを本発明の熱感性要素
に使用することは避けた方が好適である。このカプセルはその中に含まれる物質
を室温において外部から分離する隔壁をもっているが、この壁は圧力がかけられ
るか加熱された場合破壊されることなく該物質に対し透過性をもつようになる。
このマイクロカプセルは界面重合法、内部重合法および外部重合法のいずれでも
製造することができる。
【0030】 界面重合法は予め有機溶媒中に溶解させるか分散させた有機性銀塩を含む芯に
なる物質を水溶性の重合体を含む水性溶液中で乳化させ、次いで芯になる物質か
ら成る乳化された油滴の周りに重合体の壁をつくる方法である。
【0031】 ロイコ染料は染料から誘導される無色または僅かに着色した化合物である。無
色または淡色の染料前駆体から成るロイコ染料系は、無色のトリアリールメタン
、フタル酸インドリル、ジフェニルメタン、2−アニリノフルオラン、7−アニ
リノフルオラン、キサンテンおよびヨーロッパ特許A754 564号記載のス
ピロ化合物を含んでいる。しかしこれらは本発明の熱感性要素には使用しないこ
とが好ましい。
【0032】 本発明において「加熱溶媒」という言葉は、50℃よりも低い温度においては
記録層の中で固体状態であるが、加熱されると記録層に対する可塑剤になるかお
よび/または有機性銀塩または還元剤に対する液体溶媒になる加水分解しない有
機材料を意味する。
【0033】 ラベルのプリント 驚くべきことに本発明においては、有機性銀塩をベースにした実質的に感光性
をもたない細長い描画材料の画像形成挙動は、対照例1〜11と本発明の実施例
12〜33とを比較すれば分かるように、画像密度および画像の色調が画像形成
中にかけられる条件に厳密に依存するという点において、他の感光性をもたない
細長い描画材料の挙動とは異なっていることが見出された。広く使用されている
ロイコ染料含有描画材料においては、画像の密度はサーモグラフィーによる現像
操作中隣接した加熱要素にかけられた加熱エネルギー、いわゆるドット・エネル
ギーにより体系的に変化することはないが、有機性銀塩をベースにした実質的に
感光性をもたない細長い描画材料により得られる画像密度は、驚くべきことには
主としてサーモグラフィーによる現像操作中隣接した加熱要素にかけられた加熱
エネルギーに依存するように思われる。ドット・エネルギーは加熱電力と加熱用
のパルスの長さとの積であるから、このことは驚くべきことには画像密度が加熱
電力にほとんど無関係であることを意味する。さらに、加熱要素によって得られ
る温度、従ってサーモグラフィーによる現像操作中加熱要素の近傍において有機
性銀塩をベースにした実質的に感光性をもたない細長い描画材料が到達する温度
は主として加熱電力によって決定される。このことは、画像密度がサーモグラフ
ィーによる現像操作中加熱要素の近傍において有機性銀塩をベースにした実質的
に感光性をもたない細長い描画材料によって到達される温度に殆ど無関係である
ことを意味する。さらに、このドット・エネルギーを励起された1個またはそれ
以上の加熱要素に供給し、特定の画像密度で、即ち1個またはそれ以上の加熱用
パルスの中および1個またはそれ以上のパルスがかけられている間に与えられる
特定の加熱電力(即ち駆動電圧の二乗を加熱要素の抵抗で除した値)でドットを
つくることができる。
【0034】 もっと淡い色調を得るためには、必要とされる特定のドット・エネルギーに対
し加熱電力をできるだけ低くし、カラムのデューティー・サイクル∇をできるだ
け高くすることが好ましい。
【0035】 或るエネルギー閾値より上では画像密度はドット・エネルギーが増加すると共
に最大画像密度まで増加することが本発明の実施例1〜11で示されている。こ
の最大画像密度に対応するドット・エネルギーは、特定の有機性銀塩に対する還
元剤の選択、色調賦与剤の選択、および熱感性要素の中の接合剤対有機性銀塩の
比に依存することが見出された。これよりも高いエネルギーでは、ドット・エネ
ルギーがさらに増加すると画像密度は減少する。接合剤対銀塩の比および特定の
還元剤および色調賦与剤の濃度が与えられると、その材料の画像密度生成能力は
主としてその中に含まれる実質的に感光性をもたない銀塩の単位面積当たりの重
量に依存することが見出された。
【0036】 ラベルのプリント法 本発明のラベル・プリント法においては、画像ドット1個をつくるための熱エ
ネルギーは加熱要素の表面積1mm2当たり50〜200mJ、好ましくは66
〜150mJ、特に好ましくは66〜120mJの範囲にある。
【0037】 本発明のラベル・プリント法は、或る選ばれた細長い描画材料を用いて光学密
度および色調を得るための加熱電力、カラム時間および/またはカラムのデュー
ティー・サイクル∇を決定する供給電圧を選択するための段階をさらに含んでい
る。
【0038】 共通の加熱プリントヘッドの作動温度は300〜400℃の範囲にあり、1個
のピクセル(画素)当たりの加熱時間は1.0msよりも短くすることができ、
良好な熱伝達を保証するための加熱プリントヘッドと記録材料との接触圧力は例
えば200〜1000g/mm2である。加熱要素の励起は電力を変調するか、
或いは一定電力でパルス長を変調して行うことができる。材料の中に組み込まれ
た電気抵抗をもつリボンを用い画像に従って直接加熱材料を加熱する方法を行う
ことができる。ピクセルに従って変調された超音波を用い細長い描画材料を画像
またはパターンに従って加熱する方法を行うこともできる。
【0039】 本発明のラベル・プリント法の好適具体化例においては、励起させ得る加熱要
素を少なくとも二つの区画Sに組分けする。本発明のラベル・プリント法の他の
好適具体化例においては、プリントヘッドは励起し得る加熱要素のカラムを2個
以上含んでいる。本発明のラベル・プリント法のさらに他の好適具体化例におい
ては、プリント・ライン毎の加熱要素の励起は区画毎に行われる。
【0040】 本発明のラベル・プリント法の他の好適具体化例においては、画像のドットを
つくるための特定の熱エネルギーを得るために、加熱電力はできるだけ少なくし
、カラムのデューティー・サイクル∇はできるだけ高くする。電力を少なくしデ
ューティー・サイクルを増加させるのと同じ効果をもつ本発明の可能な具体化例
には、例えばカラム時間を一定に保ちながらデューティー・サイクルを増加させ
る方法、デューティー・サイクルを一定に保ちながら電圧を低くしカラム時間を
増加させる方法、電圧を低くしデューティー・サイクルを増加させ且つカラム時
間を増加させる方法がある。
【0041】 本発明のラベル・プリント法の他の好適具体化例においては、得られるカラム
時間の範囲、得られる移送速度の範囲、得られる電圧の範囲に関する少なくとも
一つの細長い描画材料の特性が環境設定メモリーに保存されている。
【0042】 本発明のラベル・プリント法の他の好適具体化例においては、環境設定メモリ
ーには得られる最高電圧、得られる最低のカラムのデューティー・サイクル∇、
および予め定められた移送速度に関する細長い描画材料の特性を含む少なくとも
一つの細長い描画材料の特性が保存されている。
【0043】 本発明のラベル・プリント法の他の好適具体化例においては、加熱要素1個当
たりの加熱電力は P ≦ Pmax = 3.3W/mm2 + (9.5W/m
2 × ∇)に従っている。ここでPmaxは該カラム−行プリント時間の間に該
加熱要素によって消費される時間平均された電力密度の該加熱要素のすべてに亙
る最大値(W/mm2で表す)である。
【0044】 本発明のラベル・プリント法の他の好適具体化例においては、カラムは移動方
向に対し0〜100°、特に好ましくは90〜99°の角度をなしている。
【0045】 本発明のラベル・プリント法の他の好適具体化例においては、加熱ヘッドには
直流電源から電力が送られる。この直流電源は1個またはそれ以上の電池である
ことが特に好適である。
【0046】 本発明のラベル・プリント法のさらに他の好適具体化例においては、選ばれた
細長い描画材料を用いて光学密度および色調を得るための供給電圧、カラム時間
および/またはカラムのデューティー・サイクル∇の選択は − 細長い描画材料の材料を示す信号を発生させ、 − 選ばれた細長い描画材料に対する光学密度および色調に対応する供給電圧
、カラム時間およびカラムのデューティー・サイクル∇について環境設定メモリ
ーの値を検索する 段階を含んでいる。
【0047】 このような選択はマイクロプロセッサーのポート・ラインを切り換えて制御参
照電圧或いは電源の中のフィードバック経路を変えることによって達成できるで
あろう。別法として、或る種の可変電圧調整器を使用することができよう。この
ような選択の可能性に関する好適具体化例のいくつかを図5.1〜5.4を参照
して下記に詳細に説明する。
【0048】 ラベル・プリント法の装置 図1〜14を用い本発明のラベル・プリント装置を説明する。例えば図1.1
はラベル1を示す。本発明のラベル・プリンターでプリント操作が開始される時
、或る長さ(例えば20mm)の描画材料がラベル・プリンター装置のプリント
ヘッドと切断機との間に延びている。タブ・カット(tab cut)により仕
上げられたラベルがつくられる。いわゆる「ストリップ・ラベル」モードの場合
、タブ・カットは一連の場所で行われる。このようにして個々のタブ・カットに
より分離された一連のラベル1をもつ連続した細長い描画材料をプリントする可
能性が得られる(例えば図1.2に示されるようにプリントされた位置2が中央
に来るようにして)。
【0049】 図2から分かるように、このようなラベル・プリンターに対するプリントヘッ
ドPH(5)は選択的に励起される(即ち加熱される)多数の加熱要素30を具
備している。プリントヘッド(5)は加熱要素30のカラム35を具備し、その
高さは一般にプリントできる画像の最大の幅に対応している。すべての加熱要素
は、必要に応じ同時に励起できるように配列されている。
【0050】 プリントヘッド5には多数の加熱要素の配列が備えられ、この配列は細長い描
画材料の供給方向Y(6)に垂直は方向を向き、細長い描画材料はプリントヘッ
ドPHにより画像に従って加熱される。本発明のラベル・プリンターの好適具体
化例においては、カラムは移動方向に対し0〜100°、特に好ましくは90〜
99°の角度をなしている。このことは図2においてVまたはV’として示され
るカラムの方向(参照番号9)により示される(これは本発明を限定するもので
はない)。
【0051】 プリントヘッドの加熱要素を選択的に励起すると、図3.1(並びに図1.2
および4.1〜4.10)に示すような正常の画像12、或いは図3.2に示す
ような逆転した画像13が生じる。逆転した画像は、図3.2の矢印Yによって
示される細長い描画材料の供給方向に平行な線11に関し、正常な画像を180
°だけ回転させることによって得られる。矢印Uで示される方向(図2の8)を
もつラベル行LLは細長い描画材料の移動方向Y(6)に平行であってもなくて
もよいことを指摘しておくべきであろう。。例えば横長のラベルではラベル行の
方向Uは移動方向Yに実質的に平行であるが、縦長のラベルではラベル行の方向
Uは移動方向Yに実質的に垂直である。
【0052】 前述のように、図3.1はプリントされたラベルの模式図であって正常な文字
12がプリントされており、図3.2は逆転した文字13がプリントされたラベ
ルの模式図である。
【0053】 図4.1〜4.10は最高4個のラベル行(21〜24)をもったラベルのい
くつかの例である。図4から明らかなように、例えば一つの(小、中、または大
の)テキスト、或いは二つの(小または中の)テキスト、あるいは四つの(小さ
い)テキストを細長い描画材料3の上に同時にプリントすることができる。
【0054】 プリントヘッド5は、例えばそれに沿った長さがそれぞれ(約)0.142m
mで0.016mmの間隔をおいた30個の加熱要素を具備している場合、全「
プリントの高さ」は(約)4.7mmになるであろう。このような具体化例にお
いては、例えば12mmのラベルの高さと4.7mmのプリントの高さとの食い
違い(図4.5参照)により、両側に約4mmのプリントされない区域、即ち空
いた縁が生じる。ラベルの高さが例えば6mm、9mm、19mm、または32
mm、或いは120mmの場合でさえ空いた縁は生じる。
【0055】 プリントされたラベルの必要な大きさまたはスタイルの関数として加熱要素の
電子的な制御を変化させる。変化させ得るのは文字の高さ(正常または中、小、
大)、文字の幅(正常、広い、非常に広い)、文字のフォント(正常、ボールド
、アウトライン、イタリック、囲み、アンダーライン、陰影付き、反転)、テキ
ストの配置(左寄せ、中央、右寄せ)、ラベルの形、即ち縦長または横長等であ
る。
【0056】 本発明の好適具体化例においては、例えば狭いフォントに対しては単一のドッ
トをもった一組の文字を用い、正常のフォントに対しては移動方向Yの方へ並ん
だ二つのドットをもった文字の組を用い、幅広いフォントに対しては移動方向の
列の中で4個のドットをもった文字の組を使用する。さらに、例えば2種のプリ
ントの高さを使用することができる。即ち大文字および数に対しては最大限の高
さを、その他に対しては標準の高さを使用する。他の好適な具体化例においては
、囲み、アンダーライン等をつくるのに1種のアルゴリズムを使用する。他の大
きさのプリントには異なったプリントヘッドの形状が必要である。
【0057】 図5.0はラベル・プリンター150のカセット収納室40の模式図である。
このカセット収納室40の中には加熱プリントヘッド5およびプラテン・ロール
44が収納され、これらは一緒になって当業界に公知の方法でプリント位置Pを
規定している。プリントヘッド5はピボット点48の周りでピボット回転するこ
とができ、それがプラテン・ロール44と接触しまたプラテン・ロールから離れ
てカセットを取り出したり中に入れたりすることができるようなっている。
【0058】 カセット収納室の中に挿入されたカセットは参照番号50で示されている。カ
セットは巻枠に巻き付けられたプリントされるべき細長い描画材料52を含んで
いる。プリントされるべき細長い描画材料3は図示されていない案内機構により
カセットを通り、出口oを通ってプリント位置を通過した直ぐ後でカセットを出
て切断位置Cに至る。このプリントされるべき細長い描画材料はその描画層31
がプリントヘッドと接触した状態でプリント位置Pを通過する。
【0059】 図5.0および6に例示されたラベル・プリンター150においては、プラテ
ン・ロール44は、それが回転するとプリントが行われる間プリントされるべき
細長い描画材料をプリント位置Pを通して案内するように駆動される。これによ
って材料はプリントされ、プリント位置Pから切断位置Cへと供給される。切断
位置Cはプリント位置Pの近くにカセットの壁に隣接して備えられている。プラ
テン・ロールを駆動することにより描画材料はカセットから引き出されるから、
細長い描画材料を前進させる他の機構は不必要である。切断位置Cはプリント位
置Pの近くに配置されている。切断位置Cを規定しているカセットの壁の部分は
参照番号62で示されている。この壁の部分62の中には溝孔64がつくられて
いる。プリントされるべき細長い描画材料はプリント位置Pから切断位置Cへ運
ばれ、ここでは溝孔64の両側にあるそれに面した壁の部分で支えらる。
【0060】 ラベル・プリンター150は参照番号60で示される切断機構を含んでいる。
この切断機構60は刃66をもったカッター移送部材を含んでいる。この刃は細
長い描画材料を切断して次いで溝孔69の中に入れる役目をする。図5.0は切
断する準備ができた状態における切断機構を示す。これによって細長い描画材料
の先導自由縁部は、捕捉されたり曲げられる危険なく切断位置Cを通って駆動さ
れることができる。
【0061】 上記のように、本発明の好適具体化例においては、選ばれた細長い描画材料を
用いて所望の光学密度を得るために、供給電圧、カラム時間および/またはカラ
ムのデューティー・サイクル∇を選択する。このような選択はマイクロプロセッ
サーのポート・ラインを切り換えて電源へのフィードバック経路の制御用参照電
圧を変えることによって達成される。別法として或る種の可変電圧調節器を使用
することができよう。カセットのはめ込み機能によってマイクロスイッチを作動
させ、図5.1および5.2に示すように電圧を変化せせることができよう。
【0062】 図5.1は、図5.0のI−IIの線に沿った部分的な模式的断面図を示す。
図5.1では参照番号80はカセット収納室40の床を示す。参照番号50は、
実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細長い描画材料3を含んだ図5.0
に示した型のカセットを示す。参照番号82はスイッチを示し、参照番号84は
スイッチ82の作動部材である。スイッチ82は標準的な低価格の二点式スライ
ド・スイッチであることができ、通常カセット収納室の床80の下方に、作動部
材84が溝孔86を通ってカセット収納室の床の上方へ突き出すように取り付け
られている。スイッチ82の作動部材84は図5.1においては第1の位置にあ
るように示されている。この位置は実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む
細長い描画材料3に対する位置である。実質的に感光性をもたない有機性銀塩を
含む細長い描画材料3を保持するカセット50はその側面に凹み88をもってお
り、この凹みはスイッチ82が実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細長
い描画材料のプリント・モードの位置にある場合、スイッチ82の作動部材84
を収納するような位置にある。スイッチ82は入力端90を介してマイクロプロ
セッサーのチップ170に連結されている。この時マイクロプロセッサーのチッ
プ170はラベル・プリンターが実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細
長い描画材料のための位置にあるか、或いは他の型の、例えばロイコ染料をベー
スにした細長い描画材料をプリントするモードにあるかを決定するためにその情
報を使用する。
【0063】 スイッチ82の作動部材84は、この他の型の細長い描画材料をプリントする
モードを示す第2の位置に動かすことができる。これを図5.2に示す。この他
の型の細長い描画材料に対する位置においては、この他の型の細長い描画材料を
含むカセットが存在するかどうかが識別される。このようにしてこの他の型の細
長い描画材料を収納したカセットは、この他の型の描画材料に対するその位置に
おいて作動部材84が入り込む位置にある凹みをもっているであろう。しかしこ
れは図示されていない。図5.2には正しくない形のカセットが挿入されるのを
スイッチ82の作動部材84がいかにして防ぐかが示されている。ここで参照番
号50は実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細長い描画材料を有する図
5.1に示されたカセットを示し、凹み88は第1の位置において作動部材84
が入り込むことを意図した位置にある。この具体化例においては、ラベル・プリ
ンター150が実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細長い描画材料にプ
リントを行うモードか、或いは他の細長い描画材料にプリントを行うモードのい
ずれで操作すべきかを識別することができ、また使用者が正しくない型の材料を
挿入するのを防ぐことができる。
【0064】 図5.1および5.2に示した配置は、実質的に感光性をもたない有機性銀塩
を含む細長い描画材料のカセットの底に備えられた凹みは、スイッチ82の位置
に無関係にスイッチ82の作動部材84を収容できるほど十分大きくなるように
変更することができるものと理解されたい。
【0065】 図5.3および5.4は、特定の加熱プリント・モードを選ぶことができる別
の方法を示す。これらの図は図5.0の線I−IIに沿った模式的断面図である
。図5.3では参照番号50は実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細長
い描画材料を含んだカセットを示し、参照番号81はカセット収納器50の床を
示す。カセット50はスイッチ82の作動部材102を収容するように配置され
た凹み100をもっている。この作動部材102は作動部材102を底部部材1
06から遠い方へ偏らせるバネ104によって弾力的に支えられている。従って
作動部材102と底部部材106との間は電気的に接触していない。図5.4に
おいては参照番号51は他の型の(例えばロイコ染料をベースにした)細長い描
画材料を含むカセットを示す。このカセット51は凹みをもたず、従って作動部
材102は底部部材106の方へと下方に押されている。作動部材102の接触
面108は底部部材106の接触面110と接触している。これによってカセッ
ト(50または51の番号がつけられたカセット)の存在と種類を示す信号がマ
イクロプロセッサーに送られる。従ってマイクロプロセッサーはプリントヘッド
の操作を変更することができる(図12も参照されたい)。
【0066】 図6においては、本発明の加熱式プリンター150がいかに動作するかが模式
的に示されている。この装置は支持材および有機性銀塩から成る熱感性要素を含
んだ一般的にシートの形をした細長い描画材料の上に一度に1行のピクセルをプ
リントすることができる。細長い描画材料は回転し得るプラテン・ロール44の
上に載せられ、このロールは駆動機構(図示せず)によって駆動され、プラテン
・ロールは連続的に前進させられ、細長い描画材料3は静止した加熱プリントヘ
ッド5を通過する。このプリントヘッドはプラテン・ロールを圧し、ドライバー
回路からの出力を受け取る。加熱プリントヘッドは通常ライン・メモリー(図示
せず)の中に存在する画像データ中のピクセルの数と同数の多数の加熱要素を含
んでいる。画像に従った加熱要素の加熱は、幾何学的に互いに並置された加熱用
抵抗器により出力密度が逐次構成されるように1行毎の単位で行われる。これら
の抵抗器はそれぞれ加熱用のパルスによって励起することができ、そのエネルギ
ーは対応する画像要素の必要な密度に従って制御される。
【0067】 必要な密度が増加すると共に出力エネルギーは増加し、描画要素上のハードコ
ピーの画像の光学密度は増加する。これとは対照的に入力画像データの値が小さ
いと加熱エネルギーは減少し、低い光学密度をもった画像が得られる。
【0068】 細長い描画材料の経路の近くでプリントヘッドの上手にあるセンサー47は、
細長い描画材料3の特定の型を示す信号を発生する。細長い描画材料の経路の近
くでプリントヘッドの下手にある他のセンサー49は、プリントされた画像の品
質を示す信号を発生する。
【0069】 図7は図2で部材PHとして示されたプリントヘッド5の詳細断面図であり、
ヒートシンクの取り付け台71、温度センサー72、接着層73、セラミックス
基質74、釉薬をかけた(glazen)ビーズ75、加熱要素76および耐摩
耗性の層77を含んでいる。プリントヘッドは厚いフィルムまたは薄いフィルム
を処理する技術を使ってつくることができる。
【0070】 次に本発明の具体化例に使用されるプリントヘッドの模式図を示す図8を参照
する。このプリントヘッドPHは多数の加熱要素30,Hiから成るカラム35
を含む加熱プリントヘッドである。プリントヘッドは好ましくは加熱要素の幅(
W)がただ1種であり、カラムは細長い描画材料の長手方向に垂直な方向に延び
ている。加熱要素のカラムの高さ(H)はこのラベル・プリント装置を用いてプ
リントされる細長い描画材料の最大の幅に等しいことが好ましい。1種よりも多
い幅をもつ細長い描画材料を使用する場合、プリントヘッドのカラムは一般にプ
リントされるべき細長い描画材料の最大の幅に等しい高さをもっているであろう
【0071】 プリントヘッド5は区画S(36〜38)を第1の数の個数(例えばs=3)
だけもち、各区画は加熱要素Hi(30)を第2の数の個数(例えばse=10
)だけもっている。プリントヘッドの加熱要素は図8から分かるように三つの区
画Sa、SbおよびScに選択的に分割されている。加熱要素の各区画は順次励
起することができる。この例においては一度に励起されるプリントヘッドの加熱
要素の最大の数は加熱要素の全数の1/3に等しい。
【0072】 加熱要素の寸法、(空間的な)分解能およびアドレス指定能力に関しては、加
熱要素の幅が例えば115μm、加熱要素の高さが例えば142μm、自由距離
が16μmであり、その結果高さのピッチが158μmであることを先ず述べて
おかなければならない。従ってこの具体化例においては、(垂直方向または高さ
或いは)長手方向の分解能は160dpiであり、これは加熱要素のピッチが1
58μmであることと矛盾しない。移動方向におけるドットの重なり合いが40
%の場合、分解能は移動方向において320dpi、横方向で160dpiであ
る。
【0073】 下記に説明する図9に示されたような本発明の他の好適な具体化例においては
、各プリント・ラインPLは逐次的な時間分割(または部分ラインまたは時間段
階)を第3の数の個数(例えばsl=3)だけ行ってプリントされる。さらに他
の好適具体化例においては、各加熱要素は一つのプリント・サイクル(または行
プリント時間)の中で第4の数の回数(例えば2)だけ励起される。
【0074】 図9.1〜9.3はプリント・サイクルについてさらに深く説明を行うための
図であり、この場合ら各ラベル行(例えば”F”、参照番号21)は多数のプリ
ント・ラインPL(例えば”I”および”II”、参照番号25、26)を含み
、各プリント・ラインPLのプリントは第3の数の個数(例えばsl=3)の逐
次的な「プリント部分ラインSL」(または時間分割または時間段階、例えばs
l1,1〜sl1,3、参照番号27〜29)に分けて行うことが好ましい。
【0075】 この図を仔細に観察することにより次のような重要な特性を識別することがで
きる。
【0076】 ・ 各プリント・ラインPL(25、26)のプリントは第3の数の個数(例
えばsl=3)の時間分割(または部分ラインまたは時間段階)に分けて行われ
る。
【0077】 ・ 各プリント部分ラインSL(27、28、29)のプリントは少なくとも
一つの区画36、37、38の各加熱要素30を1回励起することによって得ら
れる。
【0078】 ・ 各プリント部分ラインSLのプリントは一つの時間分割または時間段階ま
たはカラム時間の時間がかかる(従ってこの時間は一つのカラムの少なくとも一
つの区画のすべての加熱要素を1回励起できる時間である)。
【0079】 ・ 各加熱要素30は対応する行プリント時間の間一つのプリント・サイクル
内で選択的に第4の数の回数だけ励起される。
【0080】 次に、直接加熱プリントモードにおけるプリントヘッドの操作に対するストロ
ボ・パルスのタイミングを示す図10.1を参照する。プリントヘッドの各区画
Sa、SbおよびScはプリントの情報の各組に対し順次例えば2回パルス的に
加熱される(励起される)。下記にさらに詳細に説明するように、一層好ましく
はプリントヘッドのこの3個の区画Sa、Sb、Scの内二つが一度にパルス的
に加熱または励起される。線VSaはプリントヘッドの第1の区画Saの励起を
表し、線VSbはプリントヘッドの第2の区画Saの励起を表し、線VScはプ
リントヘッドの第3の区画Saの励起を表す。
【0081】 プリントヘッドの第1の区画に関して説明すると、励起されるべき加熱要素は
同じ組のプリントヘッドの情報に対し順次2回励起される。各パルス、即ち励起
期間は時間T(例えば1.53ms)だけ続き、プリントヘッドの第1の区画の
選ばれた加熱要素の第1の励起と第2の励起との間の時間はT’(例えば2.3
0ms)である。各組のプリント情報はプリントヘッドに対し2回供給されるか
ら、第1の区画に第1および第2のストロボ・パルスがかけられる間、プリント
ヘッドのその第1の区画Saの中で正確に同じ加熱要素が励起されることを述べ
ておかなければならない。
【0082】 予め定められた行プリント時間(例えば11.5ms)以内で、プリントヘッ
ドの第2の区画Sbの加熱要素も励起される。この加熱要素も各組のプリント情
報に対し順次2回励起される。第1の区画Saに対する第2のストロボ・パルス
はプリントヘッドの第2の区画Sbの第1のストロボ・パルスと一致している。
プリントヘッドの第2の区画Sbに対する二つの励起期間即ちストロボ・パルス
はそれぞれ第1の区画Saの励起期間即ちストロボ・パルスと長さが等しい。同
様に、プリントヘッドの第3の区画Scについては、第1の区画Saに対する第
2のストロボ・パルスはプリントヘッドの第2の区画Sbの第1のストロボ・パ
ルスと一致している。プリントヘッドの第2の区画Scに対する二つの励起期間
即ちストロボ・パルスはそれぞれ第1の区画Sbの励起期間即ちストロボ・パル
スと長さが等しい。この場合もプリントヘッドの最3の区画に対する励起期間(
ストロボ・パルス)は長さが第1および第2の区画SaおよびSbのものと等し
い。第3の区画の第2のストロボ・パルスは第1の区画Saの第1のストロボ・
パルスと一致している。
【0083】 図10.2には本発明による励起パルスが示されている。ここでは、供給電圧
およびカラム時間および/またはカラムのデューティー・サイクル∇は、画像の
1ドットをつくるために加熱要素の表面積1mm2当たり50〜200mJの範
囲の熱エネルギーを生じるような値をもっている。このようにすることにより、
単一シートの細長い描画材料から優れた光安定性および画像の色調をもったラベ
ルをプリントするラベル・プリント法が提供される。
【0084】 図11はラベル・プリンター150を示す。このラベル・プリンターは多数の
データ入力キー、特にラベルとしてプリントすべきデータを入力するための数、
文字および穿孔に対するキー156および入力データを編集するための機能キー
158を含んだキーボード154を具備している。これらの機能キーは例えば入
力データの大きさまたはフォントを変えることができる。キーボードはまたプリ
ント・キー160を含んでいる。これは、ラベルを印刷したいと思う時、細長い
描画材料供給キー162と共に操作される。またキーボードはラベル・プリント
装置にスイッチを入れたり切ったりするためのオン/オフ・キー164を含んで
いる。カーソル・キーによって表示装置168の上にカーソルを動かすことがで
きる。
【0085】 またラベル・プリンター150は、入力した時にデータを表示する液晶表示装
置168(例えばLCD)をもっている。この表示装置により使用者がプリント
すべきラベルの全部または一部を見ることができ、これによってプリントする前
にラベルの編集が容易になる。また、表示装置は例えばエラー・メッセージまた
はプリント・キーを押さなければならないことを示すメッセージのような使用者
に対するメッセージを表示することができる。図12から分かるように、表示装
置は表示装置駆動装置によって駆動される。
【0086】 図12はラベル・プリンター150を制御する基本的な制御回路を示す。この
回路は読取り専用メモリー(ROM)172を有するマイクロプロセッサー・チ
ップ170、マイクロプロセッサー174およびRAM176により模式的に示
されているランダム・アクセス・メモリー格納装置を含んでいる。ROMはキー
ボード54を介して選ぶことができる文字および/または記号を定義するデータ
を格納する。またROMは種々のアルゴリズムを格納している。例えばフォント
・データを再構築するアルゴリズムを格納することができ、この場合データ圧縮
技術を使用することができる。および/または大きさまたはプリント・スタイル
のアルゴリズムを格納し、文字等の所望の大きさおよび/またはスタイルに対す
るプリント情報を発生させることができる。
【0087】 マイクロプロセッサーはROMの中に格納されたソフトにより制御され、この
ように制御された場合コントローラとして動作する。マイクロプロセッサー・チ
ップ174はキーボード154からラベル・データを受取るように連結されてい
る。マイクロプロセッサー・チップは表示装置の駆動装置174を介して表示装
置168を駆動するためのデータを出力し、ラベル上にプリントすべき画像(ま
たはその一部)および/または使用者に対するメッセージまたは指示を表示する
。またマイクロプロセッサー・チップは、画像を細長い描画材料の上にプリント
してラベル1をつくるプリントヘッドを駆動するデータを出力する。またマイク
ロプロセッサー・チップは、ラベル・プリント装置を第1のモード(例えば実質
的に感光性をもたない有機性銀塩を含む細長い描画材料を用いてプリントを行う
プリントモード)または第2のモード(例えばロイコ染料をベースにした細長い
描画材料でプリントするプリントモード)のいずれで動作させるかを示す入力を
受取る。この入力は、第1のプリントモードが選択された場合の一つの位置、お
よび第2のプリントモードが選択された場合の異なった位置をもったスイッチ8
2に連結することができる。
【0088】 特に、マイクロプロセッサー・チップはプリントヘッドの動作を制御するため
のプリント情報を発生するように配置されている。このプリント情報はROMの
中に格納されたデータおよび格納されたアルゴリズムに従ってキーボードを介し
使用者が入力したデータからつくられる。特に、キーボードのキーが押されると
、関連した文字コードがカーソルの位置でRAMの編集バッファーに格納される
。プリント・キーが押されると、RAMの編集バッファーの中にある各文字コー
ドが読み出され、各文字に対しROMの中に格納されている関連したプリントデ
ータを抽出するのに用いられる。次いでプリントデータはプリント情報を規定す
るように処理される。この処理には一つまたはそれ以上のアルゴリズムを適用す
ることができる。このプリント情報は多数の組のプリント情報を含んでいる。各
組のプリント情報は一つのデータのカラムに対応している。これらのデータのカ
ラムは逐次プリントヘッドに供給される。データの各カラムはプリントヘッドに
2回供給される。各データのカラムはプリントヘッド中の各加熱要素の状態、即
ち各加熱要素がオンまたはオフのいずれの状態にあるかを規定する。或る具体化
例においては、プリントヘッドは二つまたはそれ以上、例えば三つの区画に分割
されている(Sa、Sb、Scとして示す)。この場合各組のプリント情報はプ
リントヘッドの一つの区画だけに関連しているであろう。
【0089】 最後に、マイクロプロセッサー・チップはまた細長い描画材料をラベル・プリ
ント装置の中を通して駆動するモーター41を制御する。マイクロプロセッサー
・チップはまた切断機構60を制御し、ラベルをつくるために画像がプリントさ
れた後、細長い描画材料を或る長さに切断することができる。
【0090】 細長い描画材料3にプリントできる各文字、記号などに関するデータはROM
172に格納される。ROMに格納されたデータはn個のドットのフォント・デ
ータの形をしていることができ、これはそれぞれ文字をn×mのビットマップ(
正方形でない文字の場合)またはn×nのビットマップ(正方形の文字の場合)
により、或いはアウトライン・フォント(ベジエ(Bezier)曲線で描いた
文字)として表す。必要な格納容量を減少させるために、フォント・データは簡
単な圧縮された形で格納することが好ましい。即ち、文字は棒(矩形)および曲
線の一部を表す形で格納される。ミラー関数(mirror function
)を使用することもできる。即ち、或る文字を構成する矩形の大きさおよび位置
、幅(即ち厚さ)、円弧の半径角度(通常は90°または180°)および位置
をROMに格納することができる。文字が「H」のように対称的な場合、その文
字の半分は他の半分を鏡映することによってつくることができる。同様に「C」
は[D」と同じ曲線を含んでいるので、同じ定義が使用できるが、但し片方の場
合には反転(鏡映)させる。プリントを行う間、または表示の目的に対して、格
納された文字の情報を呼び出し、適当なドット・パターンに拡大する。このよう
な格納法は比例により或る大きさの文字をつくる一つの方法である。
【0091】 ラベル・プリンター150は種々のキーを用いてラベル1をつくり、表示装置
に表示することができる。特に、ROM172は個々のキー156に付随した英
数字および同様な文字に関する情報、並びに機能キー158に関連した機能の情
報を格納している。一つのキー156が押されると、関連した文字等に関するデ
ータがROM142の中で検索され、次いでRAM176に格納される。RAM
に格納されたデータはその文字を識別するコードの形であることができる。マイ
クロプロセッサー174は、RAMに格納されたデータに従ってピクセル・デー
タを発生させ、このデータは或る一つの形においてカラム毎の形で送られてプリ
ントヘッドを励起し、他の形で表示装置に送られて表示される。機能に関するデ
ータは一つまたはそれ以上の機能キーが励起されるのに応答してROMから検索
することができる。これらのデータはフラッグの形をしていることができる。ピ
クセル・データはマイクロプロセッサー174によって生成され、プリントヘッ
ド5に送られ、表示装置168はRAM176に格納された一つまたはそれ以上
の機能に関するデータを考慮して作動する。理解できるように、キーボードのキ
ー156、158はそれに関連した予め定められた機能をもっており、これによ
って特定の機能に関連した予め定められたデータがROM172から検索される
【0092】 次に図12、13および14を参照して本発明の好適具体化例をさらに説明す
る。図13は本発明のラベル・プリンター150のデータ処理の流れ図である。
図14は本発明のラベル・プリンター150の論理データのタイミングを表す図
である。個々でLATCH 188およびSTROBE 194はアクティブ状
態がHレベル(HIGH)、否定状態がLレベル(LOW)である。
【0093】 データはDATA(参照番号182)およびCLOCK(184)を用いる同
期クロックによりマイクロプロセッサー174から逐次的におくられてくる。デ
ータがプリントヘッドのドライバーの入力データ・レジスター186の中にダウ
ンロードされた場合、否定状態のSTROBEによって未だ終わっていない以前
のストロボ(STROBE)サイクルが終結する。
【0094】 LATCH(188)は入力データ・レジスター186の中の新しいデータ(
参照番号182)を捕捉し、これを一時的にDATA LATCH AND H
OLD MEANS 190に格納するのに使われる。これ以後これらのデータ
はSTROBE GATING (ストロボ ゲーティング)192で示される
適当な論理ゲートにアクセスできるようになる。次に必要な時間の間STROB
E信号194が出される(assert)。Hレベルのデータに対しては、ST
ROBE 194、さらに正確にはSTROBE GATING 192に信号
が出された場合、出力装置(個々では例えばFET−トランジスター)はオンに
され、電流がVPH電圧レール198からプリントヘッドの抵抗加熱要素39(
例えばR1〜R30)通って流されるる。データ182がLレベルの場合、付属
したSTROBE GATING 192、従って付属したドライバー196は
オンにならない。
【0095】 図14を参照すればデータ列182の時間の長さ(例えば1msより短い範囲
)は一般にストロボ194の時間の長さ(一般に1msより長い範囲)よりも遥
かに短く、従って加熱要素39の加熱時間より、或いはドット200の出力時間
よりも短い。さらにLATCH信号188は、すべての新しいデータ182を受
取った後(時間間隔ta参照)、およびSTROBE信号194が終結した後に
(時間間隔tb参照)与えられる。また次のSTROBE信号194は前のLA
TCH信号188の終了後しばらくして開始される(時間間隔tc参照)。
【0096】 また、出力ドライバー196はプリントヘッドの一部であるか、或いは(図1
2に示すように)プリント回路板PCB上の別の集積回路ICの一部であること
ができる。
【0097】 ラベルをつくるための有機性銀塩を含む実質的に感光性をもたない細長い 描画材料 ラベルをつくるために本発明において使用される好適な実質的に感光性をもた
ない細長い描画材料は、支持材、熱感性要素および接着層を含んでいる。接着層
は、随時使用される保護箔を剥がした場合、支持材の上で熱感性要素と同じ側に
ある最も外側になる層であるか、或いは熱感性要素が備えられていない支持材の
側の最も外側になる層である。接着層は取付け条件下においてそれが取付けられ
る物体の表面と接触した場合接着を行う層である。この物体はその表面が例えば
プラスティックス、紙、金属、木材、ガラス、セラミックス等である固体である
。このような接着は接着層とそれを取付ける物体との間で一緒に働く効果であり
、取付けの条件に影響される。従って接着層の選択はそれを取付ける物体の表面
の状態、即ち粒子、吸着された溶媒または水、酸化された層、グリース等、接着
過程を妨害する物質の存在の有無、および取付けを行う条件、例えば熱、圧力、
溶媒等を用いるか否かに依存する。この接着層は例えば単一成分または多成分の
、冷間、高温熔融または圧感性の樹脂状接着剤であることができる。保護箔は例
えばプラスティックス、金属製またはガラス状物質をベースにし例えばシリコー
ン層を被覆した紙製であることができる。
【0098】 描画層の支持材にはさらにラベル上の画像に対し着色した背景を与えるための
染料または顔料で着色された透明な層が備えられている。本発明に使用される細
長い描画材料は透明であること、即ち可視光を著しく散乱させないでそれを透過
させ得ることが好ましい。
【0099】 熱感性要素 本発明に使用される実質的に感光性をもたない細長い描画材料は、実質的に感
光性をもたない有機性銀塩を含み、好ましくはさらに熱的に作用し合う関係にあ
る還元剤および接合剤を含んでいる熱感性要素を含有している。この熱感性要素
は熱応答性マイクロカプセル中にカプセル化された有機性銀塩を含まず、また好
ましくは無色または僅かに着色した染料前駆体のロイコ染料系を含んでいない。
さらに、熱感性要素は異なった層の中に成分を分散させ得る層システムを含んで
いることができるが、但しその際実質的に感光性をもたない有機性銀塩および還
元剤は互いに熱的に作用し合う関係にある、即ち熱的に現像を行う過程中還元剤
は実質的に感光性をもたない有機性銀塩の粒子の中に拡散し、実質的に感光性を
もたない有機性銀塩の還元が起こり得ることが条件である。
【0100】 有機性銀塩 本発明に使用される実質的に感光性をもたない細長い描画材料の熱感性要素に
用いられる実質的に感光性をもたない好適な有機性銀塩は、脂肪酸として知られ
る脂肪族カルボン酸の銀塩であるが、ここで脂肪族の炭素鎖は少なくとも12個
の炭素原子を含むことが好ましい。このような銀塩は「銀石鹸」と呼ばれる。本
発明の描画材料には異なった有機性銀塩の組み合わせも使用できる。
【0101】 有機性還元剤 実質的に感光性をもたない有機性銀塩の還元を行うための適当な有機性還元剤
は、O、NまたはCに結合した活性水素原子を少なくとも1個含む有機化合物で
ある。
【0102】 還元剤の選択は描画材料の熱感性および画像の階調に影響を及ぼす。例えば没
食子酸塩を使用する描画材料は高い階調をもっている。本発明の好適な具体化例
においては、熱感性要素は3,4−ジヒドロキシフェニル化合物を含み、この内
3,4−ジヒドロキシ安息香酸エチル、3,4−ジヒドロキシ安息香酸ブチルお
よび3,4−ジヒドロキシ安息香酸が特に好適である。
【0103】 接合剤 本発明に使用される実質的に感光性をもたない細長い描画材料の熱感性要素は
、シートまたはウエッブの形の支持材の上に接合剤を溶解した有機溶媒から被覆
することができるか、或いは水溶性または水分散性の接合剤を用いて水性層から
被覆することができる。
【0104】 有機溶媒から被覆される適当な接合剤は、すべての種類の天然産、変性天然産
または合成された樹脂または樹脂混合物で、有機重金属塩をその中に均一に分散
させ得るものまたはその混合物である。
【0105】 適当な水溶性のフィルム生成可能接合剤には次のものがある:ポリビニルアル
コール、ポリアルリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリメ
タクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、蛋白質性の接合
剤、例えばゼラチンおよびフタロイルゼラチンのような変性ゼラチン、ポリサッ
カリド、例えば澱粉、アラビアゴムおよびデキストリン、並びに水溶性のセルロ
ース誘導体。適当な水に分散させ得る接合剤は水に不溶な重合体である。
【0106】 接合剤対有機性銀塩の重量比が減少すると、画像の階調は増大する。接合剤対
有機性銀塩の重量比は0.2〜6であり、0.5〜3の範囲の重量比が特に好適
である。
【0107】 上記の接合剤またはその混合物をワックス、即ち「加熱溶媒」と一緒に使用し
て高温における有機性銀塩の還元の反応速度を改善することができる。
【0108】 色調賦与剤(toning agent) 画像の中間の黒色の色調を高い密度で、また中間の灰色の色調を低い密度で得
るために、本発明に使用される実質的に感光性をもたない描画材料は1種または
それ以上の色調賦与剤を含んでいることができる。色調賦与剤は加熱過程の間実
質的に感光性をもたない有機性銀塩および還元剤と熱的に作用する関係になけれ
ばならない。サーモグラフィーまたはフォトサーモグラフィーの分野で公知の任
意の色調賦与剤を使用することができる。
【0109】 安定剤およびかぶり防止剤 貯蔵寿命を改善し、かぶりを減少させるために、本発明に使用される実質的に
感光性をもたない描画材料の中に安定剤およびかぶり防止剤を混合することがで
きる。本発明に使用される実質的に感光性をもたない描画材料に使用される適当
な安定剤化合物は下記一般式I
【0110】
【化1】
【0111】 で表される。ここでQは芳香族の複素環式5または6員環をつくるのに必要な原
子であり、Aは水素、チオレート基の負の電荷を相殺する対抗イオン、または対
称的なまたは非対称的なジスルフィドをつくる基から成る群から選ばれる。
【0112】 表面活性剤および分散剤 表面活性剤および分散剤は特定の分散媒質に不溶な成分の分散を助ける。本発
明に使用される実質的に感光性をもたない描画材料は1種またはそれ以上の表面
活性剤および/または分散剤を含むことができ、該表面活性剤は陰イオン性、非
イオン性または陽イオン性であることができる。適当な分散剤は天然の重合体物
質、合成重合体物質、および微粉末粒子、例えばシリカのような微粉末になった
非金属性の粉末である。
【0113】 支持材 本発明に使用される実質的に感光性をもたない描画材料の支持材は透明または
不透明であることができ、三酢酸セルロースのようなセルロースエステル、ポリ
プロピレン、ポリカーボネートまたはポリエチレンテレフタレートのようなポリ
エステルから得られる透明な樹脂フィルムからつくられた薄い可撓性の担体であ
ることが好ましい。支持体はシート、リボンまたはウエッブの形であることがで
き、必要に応じ被覆された熱感性要素に対する接着性を改善するために下塗りが
なされていることができる。支持体は染料または含量で着色され、画像に対する
透明な着色した背景をつくることができる。
【0114】 保護層 本発明の好適具体化例においては、熱感性要素には保護層が備えられている。
一般にこれは熱感性要素を大気中の湿気および引っ掻き等による表面の損傷から
保護し、またプリントヘッドまたは熱源が記録層と直接接触するのを防ぐ。熱感
性要素に対する保護層は、熱源と接触しており、圧力をかけて熱源を通り過ぎて
運ばれなければならないが、その際局部的な変形に対する抵抗性および良好な滑
り特性をもっていなければならない。滑り層は最も外側の層になっており、溶解
した潤滑材料および/または随時最も外側の層から突き出した粒子状の材料、例
えばタルクから成っていることができる。適当な潤滑材料の例は重合体接合剤を
含みまたは含まない表面活性剤、液状潤滑剤、固体の潤滑剤、またはこれらの混
合物である。
【0115】 被覆法 本発明に使用される実質的に感光性をもたない描画材料の任意の層の被覆は、
任意の被覆法、例えば米国、NY 10010、ニューヨーク、Suite 9
09、220 East 23rd Street、VCH Publishe
rs Inc.1992年発行、Edward D.CohenおよびEdga
r B. Gutoff編、Modern Coating and Dryi
ng Technology に記載された方法で行うことができる。被覆は乾
燥した、半乾燥の、或いは乾燥しない層に対し上塗り法を用い、水性または溶媒
の媒質から被覆を行うことができる。
【0116】 下記の実施例および対照例により本発明を例示する。これらの実施例において
特記しない限りすべての割合は重量による。
【0117】 対照実施例1〜11 ラベルをつくるためのロイコ染料をベースにした細長い描画材料 これらの実験に使用されたラベル・プリント装置は加熱ヘッドをもったプリン
ターであり、この加熱ヘッドは公称の抵抗値が102.6オーム、寸法が115
μm×142μmの加熱要素をもっている。このプリンターは行プリント時間1
1.5msでプリントを行い、電源は6個の1.2ボルトの電池であり、直流モ
ーターで駆動される移送速度7.3mm/秒の移送用ドラムをもっている。 不透明の白色の裏地層をもつBROTHER P−TOUCH TYPETM
−K231白黒用ロイコ染料をベースにした細長い描画材料に、行プリント時間
全体に亙り均一に分布した三つの加熱用のパルスを用い、表1記載の電圧および
パルス時間でプリントを行った。画像の密度Dvis、およびASTM Norm
E308に従って決定された得られたプリントのCIELAB L*、a*およ
びb*値を下記表1に与える。
【0118】
【表1】
【0119】 これらの表はドット・エネルギーと共に増加するDvisの可能な下限値を示し
、a*およびb*値はドット・エネルギーに依存しないことを示している。
【0120】 耐光性試験におけるプリントへの人工太陽光の露出 ドイツD−63558 Gelnhausen、Atlas Materia
l Testing Technology BV、SUNTESTTM CPS
装置を用い、BROTHER P−TOUCH TYPETM M−K231のロ
イコ染料をベースにした細長い描画材料を、1983年8月付けのDIN 54
024号に従って着色およびプリントの耐光性を決定した。この方法はISO
文書 38/1 N 767、59〜73頁記載の方法と同等である。この試験
においては、プリントを標準的な方法で顔料により着色した試料と共にガラス・
フィルターを通して人工太陽光に露出し、また標準的な方法で顔料により着色し
た試料の褪色により決定し国際羊毛スケール(International W
ool−sacle)の数で表した種々の照射量の人工太陽光に露出した。背景
の密度Dmin、最大密度Dmax、および種々の国際羊毛スケールの露出を行った後
決定した材料の白色の背景に対する黒色のプリントのCIELABのa*および
b*値を表2に示す。
【0121】 図2から明らかなように、国際羊毛スケールの6より下の露出度においてDma x がかなり低下し、それに伴ってCIELABのa*値は著しく増加し、反射にお
ける画像の色調は赤の方へ移動することを示し、これは褐色の画像の色調が増加
するように見える。またDminが増加し、それに伴ってCIELABのb*値は著
しく増加し、このことは背景の画像の色調が黄色の方へ移動することを示す。
【0122】
【表2】
【0123】 本発明の実施例1〜11 熱感性要素の製造 下塗りをした厚さ63μmのポリエチレンテレフタレートの支持材に、ドクタ
ー・ナイフの刃を用いて溶媒/分散媒質として2−ブタノンを含む組成物を被覆
し、50℃で1時乾燥した後に下記の組成をもつ熱感性要素を得た。 ベヘン酸銀 3.379g/m3 PIOLOFORMTM LL4160、WACKER CHEMIE製ポリブ チルブチラール 3.379g/m3 BAYSILONTM MA、BAYER製シリコーン油 0.128g/m3 7−(エチルカルボナート)ベンゾ[e][1,3]オキサジン−2,4− ジオン、色調賦与剤 0.189g/m3 3,4−ジヒドロキシ安息香酸エチル、還元剤 0.738g/m3 テトラクロロフタル酸無水物 0.203g/m3 3’−デカノイルアミノ−1−フェニル−1H−テトラゾール−5−チオール* 0.073g/m3 TINUVINTM 320、CIBA−GEIGY製 0.129g/m3 DESMODURTM N100、 BAYER製ヘキサメチレンジイソシアネート 0.348g/m3
【0124】
【化2】
【0125】 保護層を用いる熱感性要素の上塗り被覆 下記の組成をもつ保護層を用いて上記の熱感性要素の上塗りを行った。 PIOLOFORMTM LL4160、WACKER CHEMIE製ポリブ チルブチラール 1.539g/m3 BAYSILONTM MA、BAYER製シリコーン油 0.006g/m3 MICRODOLTM SUPER、 Norwegian Talc AS製タルク 0.092g/m3 TINUVINTM 320、CIBA−GEIGY製 0.129g/m3 TEGOGLIDETM 410、Goldschmidt製 0.02 g/m3 DESMODURTM N100、 BAYER製ヘキサメチレンジイソシアネート 0.154g/m3 直接加熱プリント法 これらの実験に使用された直接加熱式プリンターはやはり加熱ヘッドをもった
プリンターであるが、加熱ヘッドの公称抵抗値は1850オームであり、加熱要
素の寸法は85×85μmであり、行プリント時間は11.5msであり、細長
い描画材料は処理速度7.36mm/秒で移送される。加熱用パルスの数、プリ
ントヘッドの電圧およびパルス時間は完全に可変である。 行プリント時間当たり1回のパルスを当て、下記表3に示すような電圧およびパ
ルス時間において上記の実質的に感光性をもたない材料のプリントを行った。画
像密度DvisおよびASTM Norm E308に従って決定された得られた
プリントのCIELAB L*、a*およびb*の値を下記表3に示す。
【0126】
【表3】
【0127】 本発明の実施例1〜11の実験では、ドット・エネルギーが増加すると共に画
像密度Dvisが増加することが示される。しかしDvisの値は使用した最高のドッ
ト・エネルギーの所で安定した後減少するように見える。層の透過の目安である
L*値は、Dvisが増加することに一致して、ドット・エネルギーが増加すると共
に減少する。
【0128】 CIELAB値に基づいた色の中間性はa*およびb*が0であることに対応し
、負のa*値はそれが一層負になるにつれて緑を帯びた画像の色調が一層緑にな
ることを示し、正のa*値はそれが正の値として大きくなるにつれて赤を帯びた
画像の色調が一層を赤くなることを示し、負のb*値はそれが一層負になるにつ
れて青を帯びた画像の色調が一層青になることを示し、正のb*値はそれが正の
値として大きくなるにつれて黄色を帯びた画像の色調が一層黄色になることを示
す。
【0129】 従ってドット・エネルギーが増加すると共にa*およびb*が減少し、最高のド
ット・エネルギーに対して0に近い値になることは、ドット・エネルギーの増加
と共に画像が次第に中間色になることを示している。
【0130】 本発明の実施例12〜33 実質的に感光性をもたない細長い描画材料 本発明の実施例12〜33に使用された実質的に感光性をもたない細長い描画
材料は、本発明の実施例1〜11に使用された保護層を上塗した熱感性要素を支
持材に被覆し、熱感性要素および保護層を被覆したのとは反対側の支持材の側に
、先ず光学密度0.38の顔料として二酸化チタンを含む白色のアクリル性水性
インクの層を5.5g/m2で被覆し、次いで白色の圧感性の水性分散物を26
g/2の被覆重量で上塗りすることにより製造した。二つの層を一緒にした光学
密度は0.65である。次いで第2の層を加圧してシリコーン層を被覆したグラ
シン紙のシリコーンを被覆した側を65g/m2の割合で積層化する。シリコー
ン層は剥離用の箔の作用をする。
【0131】 直接加熱式ラベル・プリント装置を用いるプリント 対照実施例1〜11のプリント実験に使用したラベル・プリンターを本発明の
実施例12〜33にも使用した。この実験では上記のようにしてつくられた実質
的に感光性をもたない細長い描画材料に、表4記載のような電圧およびパルス時
間で、行プリント時間に亙って均一に分布した3個の加熱用パルスを用いてプリ
ントを行った。画像密度DvisおよびASTM Norm E308に従って決
定された得られたプリントのCIELAB L*、a*およびb*の値を下記表4
に示す。 加熱電力(プリントヘッドの電圧の二乗に比例する)には無関係に、従って加熱
要素が到達する温度および材料が局所的に得る温度に無関係に、使用したドット
・エネルギーの順序で結果を配列した。これらの結果は次の二つの点で驚くべき
結果である。即ち本発明の実施例1〜11とは対照的に、画像密度はドット・エ
ネルギーの増加と共に減少し、さらに、本発明の実施例12〜33の実験に使用
した異なった加熱電力により加熱現像過程の間における温度はかなり変動してい
るにも拘らず、画像密度Dvisは主としてかけたドット・エネルギーに依存し、
ドット・エネルギーの増加と共に減少することが見出だされた。
【0132】
【表4】
【0133】 さらに、L*、a*およびb*はやはりドット・エネルギーに依存し、L*はドッ
ト・エネルギーの増加と共に増加して光学密度が減少することを示し、a*およ
びb*は、低いドット・エネルギーの所における色の中間性を示す0の区域の値
から、ドット・エネルギーが増加した中間性の低い色調へとドット・エネルギー
と共に増加することが見出だされた。
【0134】 耐光性試験におけるプリントへの人工太陽光の露出 有機性銀塩を含む細長い描画材料を用いてつくったプリントを、DIN 54
004号に従ってAtlas Material Testing Tech
nology BV、SUNTESTTM CPS装置のガラス・フィルターを通
し人工の太陽光に露出した。背景の密度Dmin、最大密度Dmax、および国際羊毛
スケールの数で表した特定の紫外線照射量により表示した材料の白色背景に対す
るCIELABのa*およびb*値を表5に示す。
【0135】 図5から明らかなように、国際羊毛スケールで7の露出度においてDmaxまた
はCIELABのa*およびb*の値に著しい変化はない。即ち画像の色調に褪色
または変化はない。またBROTHER P−TOUCH TYPETM M−K
231のロイコ染料をベースにした細長い描画材料に比べ、Dminの増加は著し
く少なく、CIELABのb*値の増加は遥かに少ない。
【0136】
【表5】
【0137】 このことは、有機性銀塩をベースにした細長い描画材料を用いると、従来から
使用されて来たロイコ染料をベースにした細長い描画材料に比べ、人工太陽光に
露出した際Dmaxにおいて画像の色調に褪色または変化がなく、Dminの増加度お
よび背景の褪色度が減少している点において有利であることを示している。
【0138】 本発明の実施例34〜51 ドット・エネルギー一定の場合におけるパルスの回数および加熱電力の影響 本発明の実施例14および15に対するドット・エネルギーは約80mJ/m
2であり、本発明の実施例20および21に対するドット・エネルギーは約1
10mJ/mm2、本発明の実施例28および29に対するドット・エネルギー
は約154mJ/mm2であった。これらの本発明の実施例はドット・エネルギ
ーが画像密度Dvisの主要な決定因子であることを示している。本発明の実施例
34〜51は、本発明の実施例1〜11と同じ材料について、1ピクセル当たり
のドット・エネルギーを約74mJ/mm2にし、本発明の実施例1〜11で使
用した直接加熱式プリンターを用いて行った。これらの実験においてパルスの数
(11.5msの行プリント時間に亙り均一に分布したパルス)、パルスの長さ
および加熱電力を変化させたが、本発明の実施例34〜39では単一パルスを、
本発明の実施例40〜45では2個のパルスを、本発明の実施例46〜51では
3個のパルスを使用した。本発明の実施例34〜51で得られた画像密度は本発
明の実施例1〜11の実験で得られた最高画像密度にほぼ対応している。
【0139】 本発明の実施例34〜39は、加熱電力を、従ってパルスの長さを変化させて
単一の等エネルギー・パルスの中で加熱エネルギーを供給して行った。異なった
プリント条件下において得られたDvis、L*、a*およびb*の値を表6に示す。
【0140】
【表6】
【0141】 プリント特性には僅かな変化が観測された。しかし11.5msの行プリント
時間に亙り均一に分布した2個の加熱用パルスの中で加熱エネルギーを与えた場
合(本発明の実施例40〜45)、表7に示すDvis、L*、a*およびb*の値が
得られた。
【0142】
【表7】
【0143】 行プリント時間当たり2個のパルスを用いてプリントした場合、加熱電力を減
少させ同時にパルスの長さを増加させると画像密度Dvisが著しく増加すること
が観測された。また、a*およびb*も値が0近くまで減少することによって分か
るように、加熱電力を減少させ同時にパルスの長さを増加させると画像の色調の
中間性がかなり改善される。 本発明の実施例46〜51においては、11.5msの行プリント時間に亙り均
一に分布した3個の加熱用パルスの中で加熱エネルギーを与え、表8に示すDvi s 、L*、a*およびb*の値を得た。表8に示されたDvis、L*、a*およびb*の
値は2個のパルスの場合と同じように加熱電力と共に変化するが、変化の程度は
小さかった。
【0144】
【表8】
【0145】 結論として、多重パルスの場合或るドット・エネルギーが与えられた際、画像
密度および画像の色調に対してはできるだけ低い加熱電力を用い、それに対応し
て長い加熱パルスを用いることが有利である。行プリント時間当たり2個のパル
スを用いる場合このことは特に有利である。単一パルスの場合画像密度および画
像の色調は加熱電力に殆ど依存しないが、この方法はあまり興味がもたれる方法
ではない。何故ならこの方法は、DC電源での消費が大きく、プリント期間中加
熱ヘッドの温度のふらつきが大きいために実質的に感光性をもたない細長い描画
材料の移送に信頼性が少なく、また加熱ヘッドの摩耗が大きいので、技術的な理
由で有利でないからである。
【0146】 以上本発明の好適な具体化例を詳細に説明したが、特許請求の範囲に定義され
た本発明の精神を逸脱することなく多くの変更を加え得ることは当業界の専門家
には明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1.1および1.2】 本発明を使用してつくり得るラベルを示す。
【図2】 細長い描画材料の上に位置したプリントヘッド。
【図3.1】 正常な文字画像がプリントされたラベルの平面図。
【図3.2】 逆向きの文字画像がプリントされたラベルの平面図。
【図4.1〜4.10】 1〜4行のラベル行をもったラベルの若干の例。
【図5.0】 カセットが装填された加熱式ラベル・プリント装置の図。
【図5.1〜5.4】 有機銀塩を含む細長い描画材料または他の細長い描画材料を選択するための選
択スイッチを示す線I−IIに沿った部分的断面図。
【図6】 細長い描画材料の直接加熱式プリンターの模式的断面図。
【図7】 プリントヘッドの詳細な断面図。
【図8】 本発明に使用されるプリントヘッドの模式図。
【図9.1〜9.3】 多数のプリント・ラインPLを含み、各プリント・ラインが三つのプリント部
分ラインを含むラベル行を示す図。
【図10.1】 プリントヘッドに対する励起パルスのタイミング。
【図10.2】 本発明の励起パルス。
【図11】 細長い描画材料の直接加熱式プリンターの透視図。
【図12】 プリンターの制御回路の簡単化されたブロック図。
【図13】 本発明のラベル・プリンターのデータの流れ図。
【図14】 本発明のラベル・プリンターのデータのタイミングの図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パルマー,マシユー・リチヤード イギリス・ケンブリツジシヤー シービー 4 4エスビー・コツテンハム・メールズ クローズ13 (72)発明者 チースリカ,クリステイナ・マリア イギリス・ケンブリツジシヤー シービー 11 4ビーワイ・サフロンウオルデン・ブ ラツクランズクローズ10 (72)発明者 ホルステン,バーソロミユーズ ベルギー・ビー−2640モルトセル・セプテ ストラート27・アイピー−エムオー3800・ アグフア−ゲヴエルト・ナームローゼ・フ エンノートシヤツプ (72)発明者 テイレマンス,デイビツド ベルギー・ビー−2640モルトセル・セプテ ストラート27・アイピー−エムオー3800・ アグフア−ゲヴエルト・ナームローゼ・フ エンノートシヤツプ (72)発明者 ジヤンセン,ギ ベルギー・ビー−2640モルトセル・セプテ ストラート27・アイピー−エムオー3800・ アグフア−ゲヴエルト・ナームローゼ・フ エンノートシヤツプ Fターム(参考) 2C065 AB01 AD02 AF01 CZ03 CZ13 2H026 AA07 AA28 BB46 EE05 FF05 FF29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に感光性をもたない細長い描画材料を用い所望の光学
    密度と所望の色調を得るラベル・プリント法であって、該方法は − 支持材および熱感性要素を有する細長い描画材料を選び、 − カラムCの中に配置された励起し得る加熱要素をもったプリントヘッドを
    含む加熱式プリンターの処理ユニットに画像データを供給し、 − ゼロでない該画像データをプリントすべきピクセル毎に少なくとも1個の
    励起パルスに変換し、 − 該選ばれた細長い描画材料に隣接してプリント・ライン毎に該加熱要素を
    励起して画像をつくり、 − 該描画材料を移送システムの移送方向に関して該プリントヘッドを過ぎそ
    の近傍へ移送する工程を含む方法において、 加熱要素の表面1mm2当たり50〜200mJの加熱エネルギーを使用して
    1個の画像ドットを生成させ;該熱感性要素は実質的に感光性をもたない有機性
    銀塩、それと熱的に作用する関係をもつ該銀塩に対する還元剤および接合剤を含
    み、且つ該熱感性要素は熱応答性のマイクロカプセルの中にカプセル化された有
    機性銀塩を含んでいないことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該選ばれた細長い描画材料を用いて該光学密度および該色調
    を得るために、加熱電力、カラム時間および/またはカラムのデューティー・サ
    イクル∇を決定する供給電圧を選ぶ段階をさらに含むことを特徴とする請求項1
    記載のラベル・プリント法。
  3. 【請求項3】 該加熱要素を励起する場合、該画像のドットを生成させるた
    めの特定の熱エネルギーを得るために、該加熱電力をできるだけ少なくし、該カ
    ラムのデューティー・サイクル∇をできるだけ高くすることを特徴とする請求項
    2記載のラベル・プリント法。
  4. 【請求項4】 該励起し得る加熱要素は少なくとも二つの励起し得る加熱要
    素の区画Sに組分けされていることを特徴とする請求項1記載のラベル・プリン
    ト法。
  5. 【請求項5】 該プリントヘッドは励起し得る加熱要素のカラムを二つ以上
    含んでいることを特徴とする請求項1記載のラベル・プリント法。
  6. 【請求項6】 該熱感性要素はさらにそれに対し熱的に作用する関係にある
    それに対する還元剤および接合剤を含んでいることを特徴とする請求項1記載の
    ラベル・プリント法。
  7. 【請求項7】 プリント・ライン毎の加熱要素の励起は区画毎に行われるこ
    とを特徴とする請求項1記載のラベル・プリント法。
  8. 【請求項8】 環境設定メモリーは得られるカラム時間の範囲、得られる移
    送速度の範囲、得られる電圧の範囲に関する少なくとも一つの細長い描画材料の
    特性を含んでいることを特徴とする請求項1記載のラベル・プリント法。
  9. 【請求項9】 該少なくとも一つの細長い描画材料の特性は得られる最高電
    圧、得られる最低のカラムのデューティー・サイクル∇および予め定められた移
    送速度に関する細長い描画材料の特性を含んでいることを特徴とする請求項8記
    載のラベル・プリント法。
  10. 【請求項10】 加熱要素の該励起を行う場合の加熱要素1個当たりの加熱
    電力は P ≦ Pmax = 3.3W/mm2 + (9.5W/mm2 × ∇)、 但し式中Pmaxは該カラム−行プリント時間の間に該加熱要素によって消
    費される時間平均された電力密度の該加熱要素のすべてに亙る最大値(W/mm 2 で表す)である、 に従って行われることを特徴とする請求項1記載のラベル・プリント法。
  11. 【請求項11】 該選ばれた細長い描画材料を用いて該光学密度および該色
    調を得るための供給電圧、カラム時間および/またはカラムのデューティー・サ
    イクル∇の該選択は − 該細長い描画材料を示す信号を発生させ、 − 該選ばれた細長い描画材料に対する該光学密度および該色調に対応する供
    給電圧、カラム時間および/またはカラムのデューティー・サイクル∇を該環境
    設定メモリーから検索する段階を含んでいることを特徴とする請求項8記載のラ
    ベル・プリント法。
  12. 【請求項12】 − 支持材および熱感性要素を有する実質的に感光性をも
    たない細長い描画材料の選択器、 − カラムCの中に配置された励起し得る加熱要素をもったプリントヘッドを
    含む加熱式プリンターの処理ユニットに対する画像データ供給源、 − ゼロでない該画像データを印刷すべきピクセル毎に少なくとも一つの励起
    パルスに変換する変換器、 − 該実質的に感光性をもたない細長い描画材料の近くで該加熱要素をプリン
    ト・ライン毎に励起して画像をつくる励起装置、 − 加熱要素の表面積1mm2当たり50〜200mJの熱エネルギーを用い
    る画像ドット生成器、 − 移送システムを用いて移送方向に該描画材料を該プリントヘッドを過ぎて
    その近傍へ移送する移送システム、 − 加熱要素の表面積1mm2当たり50〜200mJの熱エネルギーを用い
    る画像ドット生成器を具備し、 該熱感性要素は実質的に感光性をもたない有機性銀塩を含み、且つ該熱感性要
    素は熱応答性のマイクロカプセルの中にカプセル化された有機性銀塩を含んでい
    ないことを特徴とするラベルをプリントするための装置。
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