JP2002530636A - 非接触式回転角検出のための測定装置 - Google Patents

非接触式回転角検出のための測定装置

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JP2002530636A
JP2002530636A JP2000582767A JP2000582767A JP2002530636A JP 2002530636 A JP2002530636 A JP 2002530636A JP 2000582767 A JP2000582767 A JP 2000582767A JP 2000582767 A JP2000582767 A JP 2000582767A JP 2002530636 A JP2002530636 A JP 2002530636A
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measuring device
rotation angle
stator
magnet
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ライヒル アスタ
クロッツビューヒャー トーマス
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Robert Bosch GmbH
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    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
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    • G01D5/142Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、回転角γの非接触式検出のための測定装置であって、軟磁性体材料からなる支持プレート(14)で構成されており、このプレートがロータとして用いられている。この支持プレート(14)に対する1つの面には、スリット(21)とスペーサ(22)で分離された2つのセグメント(16,17)が配設されている。支持プレート(14)はシャフト(11)に固定されておりその突起(12)ないしこのシャフト(11)自体は導磁性材料からなっている。支持プレート(14)上には磁石(15)が設けられており、この磁石は回転角γよりも小さく構成されている。この磁石は一体型もしくは多分割型で構成されてもよい。磁石(15)の配置構成によって、測定装置によって検出される測定曲線に様々な区分を形成することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念による、非接触式の回転角検出のための測定装
置に関している。ドイツ連邦共和国特許出願 DE-OS 196 34 381.3 からは、3つ
の面内で相互に重なるように設けられているセンサが公知である。ロータは、中
央の面を形成し、この場合は、永久磁石に対する支持プレートからなっている。
この支持プレート自体は、磁気を通さない材料からなっており、それによって磁
束は、他の2つの面を介して、すなわちステーターを介して延在し、ステーター
の2つの面の間に配置されているスペーサを用いて制御される。ローターに固定
されているシャフトないしシャフトの突起は、磁束に対して影響を与えない。こ
のようなセンサを用いれば、比較的大きな角度範囲が極性の入替えなしで測定可
能となるが、しかしながら軸方向でみた3つの並行面での構造形態によって構造
が比較器大きくなってしまう。
【0002】 さらにフラット領域における接触路のアンダーシラブル(“Untersilben”)に
よって屈曲した測定ラインの達成されるポテンショメータも公知である。
【0003】 発明の利点 それに対して請求項1の特徴部分に記載された本発明による、非接触式回転角検
出のための測定装置が有する利点は、センサが軸方向で比較的小さなサイズしか
有さないことである。このセンサは2つの面でのみ構成される。永久磁石の支持
プレート、すなわちロータは、同時に磁束の案内のためにも用いられる。さらに
ローターのおかれているシャフトないし軸は磁束の案内に取入れられる。これに
よって付加的な磁束案内要素は節約できる。さらにこのような構造によって部材
数とそれに伴う組付けコストも低減できる。
【0004】 磁石の長さの変換ないしは個別の区分への分割によっては、簡単な形式で1つ
またはそれ以上のフラットな部分を有する測定特性曲線が形成され得る。
【0005】 このセンサは、その簡単な構造が故に、比較的僅かな組付けコストでもって様
々なシステム、例えばスロットル測定装置やアクセルペダル値センサのペダルモ
ジュールシステムに集積化が可能であるし、またスロットル弁センサやボディサ
スペンション装置などの独立したセンサとして利用されてもよい。
【0006】 本発明の別の有利な実施例や構成例は従属請求項に記載されている。
【0007】 図面 図面には本発明の実施例が示されており、この実施例は以下の明細書で詳細に説
明する。この場合、 図1〜図4には、第1実施例の様々な断面図が示されており、すなわち 図1は図3のX方向から見た縦断面図であり、 図2は、図4のラインB−Bに沿った断面図であり、 図3は、図1のY方向からみた平面図であり、 図4は、図3のラインA−Aに沿った縦断面図であり、 図5及び図6は、回転角が0度すなわち磁気誘導値B=0のもとでの磁束を表わ
した図であり、 図7及び図8は、回転角がαである、すなわち磁気誘導値B=最大のもとでの相
応の磁束を表わした図であり、 図9及び図10は、角度範囲がβにおける、すなわち磁気誘導値B=最大のもと
での平坦領域における磁束が示されている図であり、 図11は、全回転角γ(=α+β)に亘る磁気誘導値Bの相応の経過が示されて
いる図であり、 図12から図23には、さらなる実施例が示されており、この場合、 図12から図15は、二分割された磁石を有する実施例が示されている図であり
、 図16から図19は、第1のスリットフォームを有する磁石が示されている図で
あり、 図20から図23は、スリットを備えた二分割の磁石が支持されている実施例の
図であり、 図24から図30は、回転角度に亘って磁束経過が示されている図であり、 図31及び図32は、放射状に磁化された磁石を備えた構成例が示されている図
である。
【0008】 実施例の説明 図1から4には、符号10でセンサが示されており、このセンサはシャフト11
を有し、図には示されていない構成部材と結合されてその回転移動が検出される
。シャフト11の端面側には、突出部12が設けられており、その肩部13が支
持プレート14の中央に載置されている。この支持プレート14は同時にロータ
として用いられている。これらのシャフト11,突出部12,支持プレート14
は、個別の構成部材としても唯一の構成部材としても構成が可能である。支持プ
レート14上には、半径方向で中心点(すなわちシャフト11の突出部分)とで
きるだけ大きな間隔をおいて環状の永久磁石15が設けられている。この場合間
隔が大きければ大きいほど、測定信号の分解能が向上する。永久磁石15は、扇
型区分(セクタ)として、または環状リングの一部として構成されてもよい。但
しその角度領域αは、監視ないしは測定すべき構成部材の所定の最大回転角γよ
りは小さい。図2ないし図3に示されているように、永久磁石15の角度領域α
は、この実施例では約100゜である。この場合の動作測定領域の全体γは約1
80゜である。差分角度βは、図11に示されている平坦部分Pを引き起こす。
永久磁石15はさらに、軸方向つまり支持プレート12と直角方向に分極される
。この支持プレート14は、導磁性の特に軟磁性材料からなっている。本発明に
よれば、シャフト11と突出部12または少なくともその一部も導磁性の特に軟
磁性材料からなっている。
【0009】 永久磁石15上の第2の面には、支持プレート14と並行に僅かな間隔をおい
てステーターが設けられている。このステーターは2つのセグメント16,17
からなっている。セグメント16は、この場合弓状部19と共に突出部12を囲
繞している。この実施例ではこの弓状部19が円弧状に形成されている。しかし
ながらその他の輪郭形状も可能である。この場合重要なことは、突出部12とセ
グメント16の間で導磁性の接続が可能となることである。シャフト11と弓状
部19の間の間隙20は、それ故にできるだけ僅かに形成される。これらの2つ
のセグメント16,17の間には、貫通型のすきまが形成される。このすきまは
図1〜図4による実施例の場合では、同じように形成された2つの外部区分21
と中央の弓状部19領域に存在するスペーシング間隙22を有している。このス
ペーシング間隙22のもとでは、セグメント16と17の間、すなわち当該実施
例の場合弓状部19の領域内に、永久磁石15によって形成される磁束ができる
だけ生じないようにすることが重要である。そのためこのスペーシング間隙22
は、空気かもしくは非磁性材料で充填されてもよい。故にこのスペーシング間隙
は前述したような作用を達成するために、外部区分21よりも大きく形成されな
ければならない。前述した空気の代わりに、その他の非磁性材料が選択されても
よい。外部区分21とこのスペーシング間隙は、異なる材料で充填されてもよい
。少なくとも前記外部区分21の一方には、そのほぼ中央に磁界に反応する素子
、例えばフィールドプレート、磁気トランジスタ、コイル、磁気抵抗素子、ホー
ル素子などが配置される。この場合重要なことは、磁界に反応する構成要素の出
力信号が磁気誘導値Bにできるだけ線形に依存する特性を有していることである
。図1〜図4には、それぞれ唯一の磁界反応素子25(このケースではホール素
子)を用いた測定の様子が示されている。この例では、素子25が外部区分21
のできるだけ中央に設けられている。それに対して、いわゆる冗長的な測定(安
全な測定)の実施のために、例えば2つの外部区分21のそれぞれに1つの素子
25を設けることも可能である。また1つの外部区分に2つのそしを設けること
も考えられ得る。図3にも示されているように1つの外部区分21だけに磁界反
応性の素子25を設けた場合、対向する外部区分21は、スペーシング間隙22
と同じ大きさを有し、それによって非導磁性作用を持たせるものであってもよい
【0010】 図11には、前記素子25、例えばホール素子内の磁気誘導値Bの特性曲線経
過がシャフト11の回転角γに亘って示されている。この図から明らかなことは
、回転角γが0゜のもとでは誘導値Bも0となることである。それに対して最大
の回転角すなわちγ=maxの際には最大誘導値に達する。当該実施例のケース
では最大回転角すなわちγ=180゜の際に達成される。回転角0゜の場合のセ
ンサ10の位置は、図5及び図6に示されている。図からもわかるように、磁束
は永久磁石15から空隙100を介してセグメント17に達し、そこから僅かな
空隙20を介して(これはステーターに対するローターの可動性のために用いら
れる)突出部12に達し、さらにそこから支持プレート14を介して永久磁石1
5に戻る。特に図6から明らかなように、この磁束は次のように制御されている
。すなわち回転角が0゜のもとでは素子25を通過せず、それによって素子25
内で磁気誘導Bが何も起こらないように制御される。ここにおいてシャフト11
とそれに伴う支持プレート14が永久磁石15と共に回転すると、素子25を貫
通する磁束が拡大し、図11に示されている線形な測定ラインHが生じる。図5
〜図10では、ローターの回転移動が反時計回りであることに注意されたい。測
定ラインHの終了部位、すなわち時点Bにおいては、永久磁石15がちょうど外
部領域の間隙21を完全に通り抜ける。このことはさらに永久磁石15が完全に
セグメント16の下方にあることも意味する。回転角α後の位置Bは、外部領域
の間隙21を介した永久磁石15の最大磁束の位置をも表わしている。全回転領
域γを達成するための角度範囲β分のさらなる回転のもとでは、外部領域の測定
間隙21と測定素子25においてはもはや誘導度Bの変化はない。それによって
図11の線図に示されているような平坦領域Pが生じる。角度β分だけのさらな
る回転後、すなわち全回転領域γ後の時点Cにおける終端位置は、図10と11
に示されている。特に図8と図10からは、間隙21の通過の際に、ほぼ全ての
磁束が素子25によって案内されていることが明らかであり、それによって素子
25においては最大限可能な磁気誘導度Bが作用している。さらにこれらの図8
と図10の両方から明らかなことは、スペーシング間隙22によって、間隙21
を介したほぼ完全な磁束線の経過が素子25によて生じている。この場合は可能
な限り、スペーシング間隙22を介した磁束は生じない。
【0011】 本発明にとって重要なことは、永久磁石15が全測定領域γよりも小さいかな
いしは磁束案内部材として用いられるセグメント17よりも小さいことである。
これまでの実施例においては永久磁石15が一体型で構成され、永久磁石の始端
が回転領域の開始端であるように支持プレート14に配置されていたが、ここに
おいて図12〜図15の実施例では、永久磁石が二分割で構成されている。この
二分割型の構造によって、センサ10の回転領域βに相応する平坦領域Pは、2
つの線形に経過する特性曲線区分の間に位置するようになる(図30参照)。環
状ないしはセグメント状の永久磁石部分15a及び15bのサイズは、種々異な
る大きさであってもよいし、同じ大きさであってもよい。これらの2つの部分は
、同方向に磁化されている。それによってこここでは測定領域βが2つの永久磁
石部分15a及び15bの間に存在し、平坦領域Pは測定ラインAの経過に移行
する。そのため図30に類似した特性曲線が得られる。図30には、2つの永久
磁石部分15a及び15bが同じ大きさである場合での特性曲線が示されている
。またさらには2つ以上の永久磁石部分、例えば3つもしくは4つの永久磁石部
分が配置されてケースも可能である。それによって、測定ライン内で相応に望ま
れる数の平坦部を形成することが可能である。1つの永久磁石の代わりに、支持
プレート上に複数の磁化領域を形成することも可能である。このような実施形態
もここに述べられている全ての実施例に対して適用可能なものである。1つまた
は複数の平坦領域、あるいは本来の測定特選曲線経過からずれた区分を用いて、
複数の制御を実施することも可能である。
【0012】 2つの磁石部分15aないし15bの分離が存在していたこれまでの実施例に
対して、これらの部分を小さなウエブによって相互に接続させることも可能であ
る。これに相応する実施例は、図16〜図19に示されている。このウエブ50
は図17において内側に存在しており、すなわちこのウエブは、2つの永久磁石
部分15a,15bの内径部分を相互に接続している。もちろんこの接続ウエブ
50は、外径部分に配置してもよいし中央に配置してもよい。この接続ウエブ5
0に基づいて、測定特性曲線は、回転角βの領域においてもはや図11に示され
ているようなこれまでの実施例でのフラットな平坦領域の代わりに、接続ウエブ
50の領域に依存して線図の回転領域βにおける領域は、勾配(グラジエント)
を有するようになる。この勾配は、特に半径方向の幅に関して影響を受ける。こ
のことは、永久磁石部分よりも広幅なウエブも可能であることを意味し、それに
よってこの領域では、永久磁石部分の領域よりも急峻な特性曲線経過が達成でき
る。
【0013】 図20〜図23の実施例でも図12〜図15に示されているのと類似した2分
割の永久磁石が示されている。ここでの2つの永久磁石部分61aと61bは、
同じ大きさ、つまり同じ角度領域を有している。このことは、角度領域α1とα
2が等しいことを意味する(α1=α2)。これらの2つの永久磁石部分61a
と61bは、これらの2つの部分の間で角度領域βが存在するように配置されて
いる。さらに付加的に角度領域βにおいては支持プレート14内にスリット62
が形成されている。このスリット62は、線形に経過する特性曲線と測定領域β
の平坦領域Pとの間で比較的シャープな移行部を達成するために用いられる。さ
らに図20と図21から明らかなことは、支持プレート14aが完全な円盤であ
る必要がないことであり、これは永久磁石部分61aと61bの載置面としての
み、及びシャフト11ないしその突出部12におけるロータとしての固定のため
にのみ用いられる。
【0014】 これまでの実施例では磁束がシャフト11の導磁性突出部12を介して制御さ
れていたのに対して、図24〜図29とそれに所属する線図30においてはセン
サ70の構成が示されている。この場合は、磁束が、シャフトおよび/またはシャ
フトの突出部を介して延在するのではなく、磁束案内部として用いられるステー
ターセグメント17aに設けられた還流部分72を介して制御される。図24か
らはシャフト11aの上に、これまでの実施例での支持プレート14ないし14
aと同じような特性を有している、支持プレート14bが存在していることが明
らかである。このローターとして用いられている支持プレート14b上の第2の
面には、2つのセグメント16a及び17aからなるステーターが設けられてい
る。この2つのセグメント16aと17aの間のスリット21a内には、磁界に
反応する素子25aが配置されている。この磁界反応素子25aとしては、他の
実施例のもとで説明した素子と同じようなものが用いられる。セグメント17a
には、還流部分72が設けられている。この還流部分72は、セグメント17a
の環状の外套面全てを含んでいる。これは、支持プレート14bを越えて突出し
ている長さを有してる。2つのセグメント16aと17aは、導磁性材料から形
成される。図25からはさらに支持プレート14b上に存在する永久磁石が2つ
の部分71aと71bからなっているのが明らかである。これらの2つの部分7
1a,72bは、同じ大きさであり、このことは、角度領域α1とα2が等しい
ことを意味する(α1=α2)。測定領域βもこれらの2つの永久磁石部分71
a,71bの間に存在している。図24と図25には、回転角γ=0゜で誘導度
B=0である位置が示されている。シャフト11aと支持プレート14bの反時
計回りの回転のもとでは、第1の磁石部分61aが間隙21aを越えて移動し、
常に増加する度量がセグメント16aの領域内に存在する。図26と図27には
、測定領域βが間隙21a上にある場合の位置状態を示している。磁石部分71
aがセグメント16aの下方内を移動する限り、図30に示しているように特性
曲線は線形に上昇する(グラジエント)。磁石部分71aが間隙21aを越える
と同時に平坦領域Pが開始される。これは測定領域βに相応する。そして磁石部
分71bがセグメント16aの下方内へ移動すると同時に測定曲線は再び線形に
上昇し、磁石部分71bが完全に、つまり磁石部分71aと71bの2つがセグ
メント16aの下方内に位置すると同時に最大の誘導値B=maxが生じる。図
28と図29には、最大の回転角度位置γ=maxと最大の誘導値B=maxの
もとでのセンサ70の位置が示されている。
【0015】 これまでの実施例で説明してきたセンサは、例えばスロットル弁調整ユニット
内への組込みに適している。このようなユニットを用いれば、エンジン制御のた
めのスロットル弁の回転角が把握可能となる。この場合にはステーターのセグメ
ント16,17をスロットル弁調整ユニットのカバー内に設けることもできる。
このカバーはプラスチックからなっているので、射出成形手法のもとでセグメン
ト16と17をカバー内に設けることも可能である。またステーターの2つのセ
グメント16,17をカバー内にクリップ留めしてもよい。
【0016】 図31と図32には、永久磁石ないし永久磁石部分が半径方向に磁化されてい
る、角度センサ80の構成が示されている。この角度センサ80のもとでは、一
方のセグメント95がブリッジ96を介して外側の環状に囲繞するケーシング部
分93に接続している。第2のセグメント97は、ケーシング部分93との接続
部を有していない。つまりセグメント97とケーシング部分93の間では、導磁
的な接続は形成されない。それにより、ブリッジ96に基づいて、検出すべき角
度領域は限定される。すなわち約200゜の角度を超えた測定は不可能である。
有利には、この構成のもとではセグメント95と、ブリッジ96と、ケーシング
部分93は、一体型の構成要素として軟磁性材料、例えばスタック状の変成プレ
ートや焼結材料から形成されてもよい。もちろんここでも、セグメント95と9
7を対称的ではなくて非対称に構成することも可能である。これらの2つのセグ
メント95と97の間のスリット98内には、前述してきた実施例において構成
されているような磁界に反応する素子99が配置されている。図31の図面では
、スリット100内に配置された永久磁石91aと91bがセグメント97を取
り囲んでいる。このことは、永久磁石が少なくとも2つの永久磁石部分91a、
91bからなっているか、るいはセグメント97よりも小さい角度領域を囲繞す
る唯1つの永久磁石からなっていることを意味する。この永久磁石ないし2つの
永久磁石部分の分極方向は、半径方向に定められている。このことは、磁化方向
がセグメント97からケーシング部分93へ配向されるかその逆に配向されてい
ることを意味している。図31と図32の図面からは、この永久磁石ないし2つ
の永久磁石部分91a,91bが、回転するシャフトと接続を形成する支持プレ
ート上に存在していることは明らかではない。この場合図31は、回転角γ=0
のもとでの永久磁石の位置状態を示し、図32は、最大の回転角度位置γ=ma
xのもとでの位置状態を示している。この場合回転期間中に生じる測定ラインは
、図30に示されている特性曲線に類似するように相応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図3のX方向から見た縦断面図である。
【図2】 図4のラインB−Bに沿った断面図である。
【図3】 図1のY方向からみた平面図である。
【図4】 図3のラインA−Aに沿った縦断面図である。
【図5】 回転角が0度すなわち磁気誘導値B=0のもとでの磁束を表わした図である。
【図6】 回転角が0度すなわち磁気誘導値B=0のもとでの磁束を表わした図である。
【図7】 回転角がαである、すなわち磁気誘導値B=最大のもとでの相応の磁束を表わ
した図である。
【図8】 回転角がαである、すなわち磁気誘導値B=最大のもとでの相応の磁束を表わ
した図である。
【図9】 角度範囲がβにおける、すなわち磁気誘導値B=最大のもとでの平坦領域にお
ける磁束が示されている図である。
【図10】 角度範囲がβにおける、すなわち磁気誘導値B=最大のもとでの平坦領域にお
ける磁束が示されている図である。
【図11】 全回転角γ(=α+β)に亘る磁気誘導値Bの相応の経過が示されている図で
ある。
【図12】 二分割された磁石を有する実施例が示されている図である。
【図13】 二分割された磁石を有する実施例が示されている図である。
【図14】 二分割された磁石を有する実施例が示されている図である。
【図15】 二分割された磁石を有する実施例が示されている図である。
【図16】 第1のスリットフォームを有する磁石が示されている図である。
【図17】 第1のスリットフォームを有する磁石が示されている図である。
【図18】 第1のスリットフォームを有する磁石が示されている図である。
【図19】 第1のスリットフォームを有する磁石が示されている図である。
【図20】 スリットを備えた二分割の磁石が支持されている実施例の図である。
【図21】 スリットを備えた二分割の磁石が支持されている実施例の図である。
【図22】 スリットを備えた二分割の磁石が支持されている実施例の図である。
【図23】 スリットを備えた二分割の磁石が支持されている実施例の図である。
【図24】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図25】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図26】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図27】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図28】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図29】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図30】 回転角度に亘って磁束経過が示されている図である。
【図31】 放射状に磁化された磁石を備えた構成例が示されている図である。
【図32】 放射状に磁化された磁石を備えた構成例が示されている図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月12日(2000.12.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 BA06 DA05 DD03 GA52 KA01 2F077 CC02 JJ01 JJ07 JJ23 VV01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステーター(16,17)とローター(14)の間の非接触
    式の回転角γ検出のための測定装置であって、 ステーター(16,17)とローター(14)の間に空隙が存在し、ステータ
    ー(16,17)が少なくとも2つのセグメント(16,17)からなり、前記
    セグメントは非導磁性の間隙(21,22)によって分離されており、少なくと
    も1つの間隙(21)内には少なくとも1つの磁界反応性の素子(25)が存在
    しており、前記ステーターの少なくとも一部(17)はローター(14)と導磁
    的な接続を形成していない形式の測定装置において、 磁石(15)が、測定すべき回転角γよりも小さく構成されていることを特徴
    とする、非接触式回転角検出のための測定装置。
  2. 【請求項2】 導磁性材料からなるステーター(93,95,96,97)
    とローター(91a,91b)の間の非接触式の回転角γ検出のための測定装置
    であって、 ステーター(93,95,96,97)とローター(91a,91b)の間に
    空隙(100)が存在し、前記ステーター(93,95,96,97)内に少な
    くとも1つの空隙(98)が形成されており、この場合少なくとも1つの空隙(
    99)内に少なくとも1つの磁界反応性の素子(99)が存在しており、前記ロ
    ーター(91a,91b)内には少なくとも1つの磁石の少なくとも1つのセグ
    メントが配設されており、前記ステーター(93,95,96)は、複数の部材
    (93,95,96,97)から構成されており、この場合少なくとも1つの部
    材(97)は、残りの部材(93,95,96)との導磁的な接続を持たず、そ
    れによって磁石(91a,91b)の磁束の分割が行われ、その際磁束の少なく
    とも最初の部分が磁界反応性素子(99)を通過する形式の測定装置において、 磁石(91a,91b)が、測定すべき回転角γよりも小さく構成されている
    ことを特徴とする、非接触式回転角検出のための測定装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石(15,91a,91b)は、非磁性材料からなる
    区分によって分離されている複数の部分からなっている、請求項1または2記載
    の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記磁石(51a,51b)の少なくとも2つの部分がウエ
    ブ(50)を用いて相互に接続されている、請求項3記載の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記ローターは、導磁性の材料からなっている、請求項1ま
    たは3または4記載の測定装置。
  6. 【請求項6】 前記セグメントの1つ(16)に、少なくとも1つの還流部
    分(72)が配設されており、該還流部分(72)は、前記ローター(14)を
    越えて突出している、請求項1または請求項3から5いずれか1項記載の測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記セグメントの1つ(16)に、少なくとも1つの還流部
    分(72)が配設されており、前記ローター(14)は該還流部分(72)を越
    えて突出している、請求項1または請求項3から5いずれか1項記載の測定装置
  8. 【請求項8】 前記ローター(14)のシャフト(11)は、導磁性材料か
    らなる少なくとも1つの領域(12)を有し、該領域(12)は、少なくともロ
    ーター(14)から該ローターとの導磁的接続を持つステーターの部分(16)
    まで突出し、前記ステーターの2つの部分(16,17)の間には少なくとも1
    つの第1の間隙(22)が存在し、該間隙は磁石(15)の磁束を阻止し、さら
    に別のさらなる間隙(21)の少なくとも1つを介して磁束が延在するように制
    御されており、前記第1の間隙(22)は、さらなる間隙(21)よりも大きい
    、請求項1から5いずれか1項記載の測定装置。
  9. 【請求項9】 前記シャフト(11)と、特に突出部(12)と、ローター
    (14)が軟磁性材料からなっている、請求項8記載の測定装置。
  10. 【請求項10】 前記ステーターの1つの部分(16)は、突起部(19)
    を有し、該突起部内に前記シャフト(11)特にその突出部(12)が突出して
    いる、請求項1または8または9記載の測定装置。
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