JP2002529728A - 光ファイバ・ブラッグ・グレーティングを備えたひずみセンサ - Google Patents
光ファイバ・ブラッグ・グレーティングを備えたひずみセンサInfo
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Abstract
Description
ひずみ検出素子として組み込んだ多素子ひずみセンサに関する。
用されている。ひずみローゼットは一般的に、共通基板上に装着された2つまた
は3つの非共線ひずみ計を含む。ひずみ計は一般的に相互に45°または60°
に配置され、それぞれ矩形またはデルタ・ローゼットを形成する。
(strain field)に関する様々な情報を提供するために使用することができる。
例えば、ひずみローゼットは、主軸に沿ったひずみ成分およびそれに直角なひず
み成分を測定するため、および主軸の方向が未知である場合にはそれを決定する
ために、使用することができる。
気ひずみ計(例えば抵抗ひずみ計)を使用してきた。周知の矩形ひずみローゼッ
トを図1に図式的に示す。これは、相互に45°に配置された3つの抵抗ひずみ
計S1、S2、S3を含む。ひずみ計は、取扱いを容易にするため、およびそれ
らの相互の方向付けを維持するために、実質的に平面の共通基板上に装着される
。最適結果のために、個々のひずみ計は一箇所にできるだけ近接して配置される
。各センサに別個の電気接続が必要である。
物として温度センサまたはひずみ計として使用することができ、多数の利点を提
供する。ファイバ・ブラッグ・グレーティング(FBG)および検出素子として
のその使用は、Dunphyらの「Optical Fibre Bragg
Grating Sensors: A Candidate for Sma
rt Structure Applications」の10章のFibre
Optic Smart Structures(Eric Udd編集、1
995年、John Wiley & Sons, Inc.出版、ISBN
0−471−55448−0)に記載されている。
低い屈折率を有するクラッド材22によって取り囲まれている、ある長さの光フ
ァイバで形成される。光ファイバは一般的に単一モード・ファイバ(モノ・モー
ド)であり、コアの直径は、選択された光源に対して、光がコアに沿って単一モ
ードだけで伝搬できるように充分に小さい。単一モードは、実質的にコア/クラ
ッド境界によって誘導される。グレーティングの「線」11は、コアの屈折率N
cの一連の規則的な間隔の摂動である。グレーティングはファイバの長さLに沿
って伸長し、ここでLは一般的に1mmから20mmの範囲であり、FBGの長
手軸Zに沿ったコアの屈折率の変動を、図2(b)に示す。FBGを生成するた
めに、様々な技術を使用することができる。これらの技術の1つでは、位相マス
クでファイバをマスキングし、それを強い紫外光にさらすことによって、コアに
屈折率の摂動を形成する。別の技術では、2つの交差する半値UVレーザ・ビー
ムによって生じる干渉パターンにファイバをさらすことによって、屈折率の摂動
を形成する。屈折率の摂動の間隔Xは、2つの半値ビームが交差する角度によっ
て決定される。これらの技術によって生成されるコア屈折率の摂動は一般的に、
1000分の1またはそれ以下という程度である。
保護被覆を有する。ファイバをUV光にさらしてグレーティングを形成する前に
、保護被覆を除去する。露光後、ファイバのむき出し部分を再被覆して、その耐
久性を回復する。
グレーティング領域を通過し、透過出力信号82を形成する。しかし、周期的な
屈折率の摂動は、入力信号のうち波長λbつまりブラッグ波長を有する成分の強
いブラッグ反射を生じる。ここで、 λb=2XNc である。したがって、回転可能な検出器を使用して、反射信号のピークまたは透
過信号のトラフを見つけることができる。したがってピークまたはトラフを発生
する波長は、グレーティングの線間隔Xの指標になる。
ッグ波長にずれが発生する。適正な概算で、ブラッグ波長は、長手軸に沿ったひ
ずみに比例する。好都合なことに、グレーティング・センサは本質的に、長手軸
に整列しないひずみ場の効果を拒絶する傾向がある。
で、測定値は、入力光の強度のゆらぎによって影響されない。
るその他の利点を提供する。例えば、それは電磁干渉が起こりにくく、軽量かつ
小型であり、高い温度耐性および放射耐性を示し、厳しい環境でも耐久性がある
。
ゼットは周知であり、そこでは各FBGが、他のFBGのものとは別個の、それ
自体の入力および出力ファイバを有する。検出領域は適切に小型であるかもしれ
ないが(つまりFBGは一箇所に近接して配置される)、3組の関連ファイバは
不都合である。
れらの公称ブラッグ波長が充分に異なることを前提として、それらを直列に接続
することが知られている。1つのそのような構成を、図3に図式的に示す。ここ
では、光源70が信号を出力し、その一部分80が、双方向カプラCを介して、
一列のファイバ・ブラッグ・フレ1A、1B、1Cに入力される。3つのFBG
はそれぞれ異なる公称ブラッグ波長λBA、λBB、およびλBCを有し、カプラに戻
る反射信号81は基本的に、これらの3つの波長の光だけで構成される。反射信
号81の一部分は、カプラCを介して光検出器71に入力される。この例では、
光源70は広帯域光源であり、光検出器71は回転可能な狭帯域検出器である。
したがって、検出器が波長の範囲全体を走査すると、3つのブラッグ波長に対応
する強度のピークが検出され、したがって各FBGが経験したひずみを決定する
ことができる。こうして、図3では、ファイバ・ブラッグ・グレーティングは多
重化される。
ラッグ波長を測定することができることは、理解されるであろう。
ーゼットは周知であり、一例を図4に図式的に示す。ここで、ひずみローゼット
の光ファイバ構成要素は、第1ファイバ・ブラッグ・グレーティング1Aに接続
された入力部分50を含む単一の連続ファイバから形成される。第1ファイバ・
ブラッグ・グレーティングは接続ループ6によって第2FBG1Bに接続され、
これが今度は第2ループ6によって第3FBG1Cに接続される。FBGは公称
軸に対して0°、45°、および90°に配置され、ローゼットは薄膜の封止材
9に封止される。光ファイバの厚さは、図では、分かりやすくするために誇張さ
れている。
ゼットの全体的なサイズは、ループ状に形成された接続長のファイバ6のために
、結果的にかなり大きくなる。ローゼットの全体的なサイズを最小限にするため
に、ループをできるだけ小さくすることが望ましいが、最小曲げ半径は、有意の
曲げ損失を避けるのに充分な大きさでなければならない。最高200μmまでの
クラッド径を有する典型的な光ファイバの場合、損失の無い最小曲げ半径は約1
cmである。こうして、この大きい最小曲げ半径のために、多重化FBGセンサ
を必要な形態に構成すると、結果的に大きく扱いにくい装置になる。
pplied Optics誌1997年12月20日付第36巻第36号PP
9437−9447のS.Magneらの「State of Strain
Evaluation With Fibre Bragg Grating
Rosettes」に記載されている。これらのデルタ・ローゼットの1つの例
を図5に図式的に示す。3つのFBGつまり1A、1B、1Cが、接続ファイバ
6の長さに形成された2つのループLによって直列に接続され、FBGは相互に
60°に配置される。再び、接続ループLの最小サイズはファイバの最小曲げ半
径によって決定され、結果的に約8cmのサイズを有するローゼットになる。
、ファイバ6の接続部分は、大まかに1つのFBGの端から別のFBGの「入力
」端につなげなければならない。光ファイバの接続部分は、かなりの損失を導入
することなく1cm未満の半径に曲げることができないという事実は、従来、接
続部分の構成に対する重大な制約であり、これは次に、数センチメートル平方よ
り小さい実用的FBGひずみローゼットの製造が不可能であることを意味してき
た。
ずみローゼットを含む、より小型の多素子ひずみセンサを製造することが望まし
い。例えば、より小型委の装置は、構造物の強度を犠牲にすることなく、組み込
むことができる。
を直列に接続するある長さの光ファイバとを含み、各グレーティングが実質的に
まっすぐであり、前記2つのグレーティングが非平行であり、異なる公称ブラッ
グ波長を持ち、前記接続長の光ファイバが曲げを有している、ひずみセンサにお
いて、 前記接続長の一部分にテーパが付けられ、前記テーパ付き部分が縮小断面積を
有する細長いくびれ部分を含み、かつ 前記曲げが前記くびれ部分に形成されることを特徴とするひずみセンサを提供
する。
手軸に沿ったひずみの成分のみに応答する。それらはひずみの様々な成分に応答
するように非平行に配置され、ひずみローゼットの一部として、例えば実質的に
共通平面内に相互に60°、45°、または90°の角度で配置することができ
る。
を含む。光ファイバにテーパを付けるのは周知の工程であり、一般的にファイバ
の一部分を火炎で加熱し、次いでその部分を引き延ばすか引っ張って、縮小断面
積のテーパくびれまたは頚部を形成することを含む。一般的に、テーパくびれは
実質的に均等な断面積で細長く伸び、断面積の減少が発生するファイバの領域は
テーパ遷移部分として知られる。つまり、テーパ付き部分は一般的に2つのテー
パ遷移部分およびテーパくびれ部分を含み、テーパ遷移部分はテーパくびれをフ
ァイバの非テーパ付き部分に接続する。
く曲げることができる、という事実を利用する。こうして、1つのグレーティン
グから他のグレーティングへの接続長のファイバの経路選択を、実質的にテーパ
くびれ部分に形成された曲げによって達成することができ、最小曲げ半径の低下
により、経路選択に対する制約が少くなる。
の半径の曲げを形成することによって、1つのFBGから次のFBGへの接続長
部の経路をより直接にすることができ、装置のサイズを縮小することが可能にな
る。
半径が小さくなり、したがって接続をより直接的にすることができる。しかし、
希望する波長の光を装置に沿って伝搬することを可能にするためには、テーパく
びれ部分の断面を充分に大きくしなければならない。
長を戻る光を検出するように配置された光検出器を使用することができ、または
代替的に、グレーティングを透過し、第2FBGの端に接続されたファイバの出
力長に沿って出力される光を測定するように配置することができる。
ことができ、各接続長のファイバにテーパ付き部分を組み込むことができる。
0ミクロン以下のテーパくびれ直径の場合、最小曲げ半径はわずか1mmにする
できる。
バひずみローゼット(光ファイバ・センサの利点を兼ね備えた)の構造を可能に
する。
びれの縮小断面積は、非テーパ付き単一モード・ファイバの公称断面積の半分未
満にすることができる。
上述の通り、単一モード(モノ・モードとしても知られる)ファイバは、コアよ
り低い屈折率を有するクラッド材のシースによって包囲されたコアを含む。コア
は一般的に、基本モードだけが非テーパ付きファイバを伝搬できるように充分に
小さい直径の円形である。この基本モードは、コアとクラッドの境界によって非
テーパ付きファイバ内を誘導される。コア径は一般的に15ミクロンより小さい
が、他のサイズも知られている。くびれ部分の断面積を少なくとも2分の1に縮
小すると、基本モードは実際にはテーパくびれのコア材とクラッド材の界面によ
って閉じ込めて誘導することが、もうできなくなる。この状況では、基本モード
は、テーパくびれを伝搬していくときに、クラッド材の外部境界(一般的に封止
材もしくは注封材または空気との界面)によって誘導され、コアはもはや役割を
果たさなくなる。最初、基本モードは、ファイバのコアによって誘導され、ファ
イバの非テーパ付き部分に沿って伝搬する。テーパ遷移領域に入ると、それは徐
々に減少するコアの断面積に遭遇する。コアが小さすぎて基本モードを誘導でき
ない地点に達し、次いで基本モードは「包囲突破(break out)」して、クラッ
ドの外部境界によって誘導される。つまり伝搬する光の場が今やくびれの断面全
体に及ぶ。
アとクラッドの境界によって弱く閉じ込められていた基本モードが、テーパ付き
領域ではクラッドと空気の境界によって強く閉じ込められるので、非テーパ付き
ファイバより曲げ損失を受けにくいことが知られている。例えば、Electr
onics Letters誌1991年12月5日付第27巻第25号PP2
334−2335のOakleyらの論文「Miniature High P
erformance Loop Reflector」に、非テーパ付きファ
イバが10ミクロンのコア径と、125ミクロンのクラッド径と、1250ナノ
メートルの遮断波長とを有しており、当初30ミクロンと報告されたテーパくび
れのクラッド径で、単一モード・ファイバのテーパ付きくびれ領域に、測定可能
な損失(つまり、この例の場合には0.05dB未満)を導入することなく、直
径1.5mmの曲げを形成することができることが報告されている。テーパくび
れの真のクラッド径は、後日発表された訂正で報告された通り、実際は15ミク
ロンであった。対照的に、低損失と両立する非テーパ付きファイバの最小曲げ直
径は、約4cmであった。
ード場の分離を充分に保証するように光ファイバを引き伸ばすことによって、テ
ーパくびれ部分に、無視できる追加損失で、急な曲げを組み込むことができるこ
とが突き止められた。一般的に、テーパくびれの直径が小さければ小さいほど、
許容できない損失を導入することなく、きつい曲げを達成することができる。好
都合なことに、テーパくびれ部分は50ミクロン未満の直径を持つことができる
。
つことができる。一般的に、テーパくびれの直径が小さければ小さいほど、許容
できない損失を導入することなく、よりきつい曲げを達成することができる。し
かし、最小直径は、くびれで誘導しようと意図する光の波長によって決定される
。
はFBGの間を、2mmまたはそれ以下の半径のくびれの曲げによってつなぐこ
とができ、したがって、装置の全体的サイズを、従来の構成に比較して著しく縮
小することができる。
ファイバから形成することができ、クラッド材はある屈折率を有し、テーパ部分
はクラッド材の屈折率より低い屈折率を有する第1媒体の第1本体(body)内に
収容することができ、この第1本体はテーパ付部分の表面に直接接触する。
強い誘導が維持され、相当の損失を生じることなく、急な曲げを形成することが
可能になる。収容はくびれ部分を妨害や汚染からも保護し、また第1本体を収容
する第2ボディへの適正な接着を達成することができる。
完全または部分的に覆うか、被覆するか、または封止することができる。
はくびれに強い光誘導を維持するのに充分低い屈折率を持ち、結果的に、曲げた
くびれに余分な損失を生じない。シリコーン・ゴムはくびれ部分を保護し、曲げ
たくびれに著しいひずみを伝達させない。したがって可撓性シリコーン・ゴムは
、センサが監視しているひずみのために、曲げたテーパくびれ部分の損失が受け
入れられないほど増加するのを防止する。
容(封止)することができる。第2媒体は、ブラッグ・グレーティングにひずみ
を伝達することができる、エポキシ樹脂などの実質的に剛性材料の本体であるこ
とが好ましい。
実施形態では、ファイバ・ブラッグ・グレーティングおよび接続部分を収容する
封止体内に、テーパくびれ部分を包囲するガス層またはガス・ポケットを捕獲す
る。ポケットは、テーパ付き部分を完全に包囲するように伸長することができる
。光はくびれ部分のクラッド材とガスとの界面によって強く誘導され、無損失曲
げを形成することができる。ガスは例えば空気とすることができ、かつ/または
ポケットが本質的に真空を内包するように低圧とすることができる。
パ付き部分を包囲しそれに沿って伸長する管状スリーブを含むことができる。ス
リーブは、FBGおよび/または接続長部の非テーパ付き部分まで伸長し、それ
と緩い封着を形成することができ、装置が封止(注封)される構成で、スリーブ
は封止材がテーパくびれ部分に接触するのを防止することができる。
た単一の光ファイバで形成することができ、これは単一モード・ファイバとする
ことができる。
触するシリコーン・ゴム(透明)の本体を含み、剛性材料の本体がシリコーン・
ゴムの本体およびフバグレーティングの両方を封止することが好ましい。したが
って、剛性材料はブラッグ・グレーティングの表面と接触するが、テーパくびれ
部分の表面からはシリコーン・ゴムによって分離される。
ッグ・グレーティングに伝達することができるが、シリコーン・ゴムの可撓性封
止/被覆体のため、曲げくびれ部分には伝達されない。
に挟み込むことが好ましい。FBGだけを板に接着し、テーパくびれ部分は支承
しないことが望ましい。こうして、板に加えられたひずみはFBGに伝達するこ
とができるが、曲げられたテーパ付接続部には伝達できない。こうして、ひずみ
がセンサに加えられたときに、曲げまたは各曲げにおける損失の増加を防止する
か、または少なくとも微小にすることができる。
ることが好ましい。次いで、少量の接着剤を使用してFBGを板に接着すること
ができる。板が最小可能な距離(FBGの直径によって設定される)だけ分離さ
れる場合でも、縮小された直径を有するテーパくびれ部分は板によって捕獲され
ず、空中で支承されずに残され、光誘導を向上することができる。こうして、セ
ンサは積層構造を持つことができる。
イバの接続部分6によって直列に接続される。接続部分は、接続長部のテーパ部
分のくぼみ部分に形成された10mm未満の半径の曲げBを組み込む。FBGは
公称軸に対し0°、45°および90°に配置されるが、接続部分の急な曲げに
より、FBG間の経路を先行技術の構成より直接的にすることが可能になる。大
径のループが不要である。
6は、損失を最小限にするために、連続した単一長の単一モード・ファイバで構
成される(つまり、継手や接続部が無い)。各接続部分は、テーパ遷移部分61
およびくびれ部分62から成るテーパ付き部分を含む。くびれ部分の断面積は、
単一モードの光がくびれの残留コアによって事実上誘導できないように、充分に
縮小されている。コアは、テーパ遷移部分全体にわたって断面積611を縮小す
る。
々の事例で、FBG1A、1B、1Cを接続する光ファイバの接続長部6はテー
パ付き部分を含み、テーパ付き部分のくびれには曲げBが形成され、曲げは10
mm未満の最小曲率半径を有する。
て接続される。
ローゼットを示す。
た2つのFBGを組み込んだひずみセンサの一部分を示す。
を組み込んだ接続長6部によって接続された、名目上平面的なひずみセンサを示
す。FBGをこのように重ね合わせることによって、センサのサイズはさらに縮
小される。FBGを含むファイバの直径は小さいので、交差したFBGを薄膜内
に注封して、扱いやすい、事実上二次元のひずみセンサを形成することができる
。
曲率半径を有する事実上小さいループである実施形態を示す。
的構成を示す。
ファイバの直径は解説のために誇張されている。この例では、2つのFBG1A
、Bおよび接続長部6が、クラッド22によって包囲されたコア21を有する、
単一連続長の光ファイバで形成される。第1FBG1Aの一端で、ファイバはテ
ーパ遷移部分61、611全体にわたって、ほぼ一定の断面積のテーパくびれ部
分62まで漸減する。くびれ部分の第2端で、ファイバは第2FBG1Bの一端
に接続する第2テーパ遷移部分全体にわたってテーパが付けられる。
で構成される。接続長の広がりは、破線D1によって限られることが示される。
テーパ遷移部分内で、コア21は、それがくびれ部分で光の誘導に有意の役割を
果たさなくなる程度まで漸減する611。
空気のポケットまたは層が管7の内側に捕獲され、したがってその全長にわたっ
て、テーパ付き部分が、低屈折率を有するガスによって被覆される。1つのFB
Gから次のFBGまでテーパ付き部分に沿って伝搬する光は、クラッド材と空気
の界面によって強く閉じ込められて誘導され、テーパ付き部分をガスによって包
囲するように構成するので、テーパくびれ部分のきつい曲げさえも、損失無く形
成することができる。
、多少の接触が受け入れられる。
材であってクラッド22より低い屈折率を持つように選択された封止材内に装置
を封止(注封または収容としても知られる)することによって形成されている。
封止材9はFBGに直接接触するが、テーパ付き部分への接触は管7および捕獲
された空気によって防止される。明らかに、硬化前の封止材の粘度が充分に高い
場合には、管7は、FBGに対して適正な封着を形成する必要なく、テーパ部分
を包囲する領域から材料を排除することができる。
さの単一モード光ファイバで形成される。接続長部は、くびれ部分62によって
接続される2つのテーパ遷移部分61、611から成るテーパ付き部分の両側の
、その両端にあるファイバの2つの非テーパ付き部分63から成る。接続長部を
FBGの間に経路選択するために、くびれ部分62に単一の曲げBが形成され、
この曲げは2mm未満の最小半径を有する。
率を持つ材料30で被覆される。この例では、被覆はテーパ付き部分を完全には
覆わず、その表面65の一部分は被覆されない。
定し、取り扱いを容易にすることもできる。
3つのFBGを備えたひずみローゼットを示す。単一長のファイバ50は、直列
に接続されたセンサへの入力リードおよびそこからの出力リードとして作用する
。FBG間の経路選択は、接続長部のテーパ付きくぼみ部分62における2つの
曲げBによって達成され、接続部分の全長は、クラッド22より低い屈折率を有
する材料30で封止される。この例では、接続長部の封止は、ファイバ・ブラッ
グ・グレーティング自体の一部分を覆うように伸長する。
られている。この終端面は、入力/出力ファイバ50内を戻る唯一の光が、グレ
ーティングによって反射されるその特性ブラッグ波長の光であることを確実にす
る。ファイバ・ブラッグ・グレーティング列の一端に非反射終端手段を組み込む
ことによって、装置のファイバ・リードの数が最小化される。
薄膜材は硬化したときに実質的に剛性であり、ひずみをFBGに伝達し、クラッ
ド材22のそれより低い屈折率を持つ。
付き部分を封止し、それらの表面と直接接触する。
の光ファイバに沿って2つのFBG1a、1bが直列に形成されている。つまり
、それは別個のクラッドを持たない。破線D1によって界接されることが示され
る接続長部は、テーパ遷移部61およびくびれ部62から成るテーパ付き部分を
含む。くびれ部分は半径1mmの曲げBを含み、ループとして形成される。テー
パ付き部分全体は、注封材9の内側に補足されたガスのポケット内に封止される
。ガス・ポケットは、注封工程中に封止材9がテーパ部分と接触するのを防止す
る閉囲構造71によって閉囲される。
るひずみローゼットを示す。光ファイバは単一モード・ファイバであり、ファイ
バのテーパ付部分のくびれ部分62にFBG1a、1b、1cが形成される。さ
らに、くびれ部分はFBGを接続し、半径1mm未満の曲げを組み込んでいる。
FBGをくびれ部分に形成することにより、ローゼットのサイズを、従来の構成
に比較して、劇的に縮小することができる。ローゼットは、適切な材料9で封止
される。
bが相互に対して角度θで配置され、材料9の薄膜内に収容された、さらなる実
施形態を示す。FBGは連続長の光ファイバに形成され、破線D1によって界接
される接続長部は、1cmもの最小半径を有する曲線状に配置された非テーパ付
き部分63を含む。D2によって界接される接続長のテーパ付き部分は、くびれ
部62に2つの急な曲げBを組み込み、FBG間の接続長部の経路選択は、実質
的に曲げBによって達成される。接続長部のテーパ付き部分61、62全体が、
封止材9に形成された気泡内に閉囲される。
1および第2FBG1a、1bは、2つのテーパ付き部分61と62の間の非テ
ーパ付き部分63を含む接続長部によって接続される。非テーパ付き部分63は
実質的にまっすぐであり、曲げはテーパくびれ部分62に形成され、テーパ遷移
部分は、硬化したときに実質的に可撓性であって構成光ファイバより低い屈折率
を持つ材料91で封止される。第2接続長部は第2および第3FBGを接続し、
これも可撓性材料91で封止される。装置の周囲に実質的に剛性の薄膜9が形成
され、FBGおよび可撓性の封止部分91の外部表面と直接接触する。実質的に
剛性の材料9はひずみをFBGに伝達することができ、可撓性部分91はテーパ
付き部分にある程度のひずみの軽減をもたらす。また可撓性材料91は、剛性封
止材から得られるより低い屈折率を持つことができる。
封止すると、結果的に追加損失が生じない。
、薄膜に形成されたアパーチャまたは空隙101内に配置された、さらなる実施
形態を示す。これらの空隙は、封止工程中にテーパくびれ部分から薄膜材料を排
除することによって形成することができ、あるいは代替的に、封止材が硬化した
後でそれをエッチングで除去することによって形成することができる。適切な材
料のさらなる薄膜を薄膜9の両側に接着することができ、こうして空隙101内
にガスを捕獲することができる。これは、くびれ部分の表面がガスに接触するよ
うに配置することによって、テーパくびれ部分の曲げに光の強い誘導が維持され
る装置を製造する便利な方法である。
・ブラッグ・グレーティング1a、1b、1cが2つの平行な剛板PT、PBの間
にサンドイッチ状に挟み込まれる。頂板PTと底板PBの間隔は、それらがFBG
と密に接触するような状態である(間隔は非テーパ付ファイバの直径に等しい)
。FBGは各々板に接着され、板のひずみはFBGに伝達することができる。テ
ーパくぼみ部分62は縮小直径を有し、したがって板と接触しない。テーパくぼ
み部分はシリコーン・ゴムやエポキシ樹脂で封止されないが、板の間の空間の空
気によって包囲される。板のひずみをテーパくぼみ部分に直接伝達することはで
きない。テーパくぼみ部分は90°の曲げを組み込み、第1および第3FBG1
a、1cのこのテーパ遷移部分の「正面」を向いた表面61fを図で見ることが
できる。
複合材またはセメント・ベースの材料などの複合材料で形成される構造物または
構成部品に埋め込むセンサとして、使用することができる。
および強化のために封止する必要がある。特に、保護被膜を除去して本質的に脆
弱であり、テーパ付けまたは引張り工程によって直径が著しく縮小された曲げテ
ーパくびれ部分については、これは不可欠である。テーパくびれ部分の曲げもま
た、制御されない歪みにさらされると損失が非常に高くなり、テーパ遷移領域の
歪みには特に敏感である。さらに、包囲材料が充分に低い屈折率を持たない場合
、曲げられたくびれ部の導波能力の部分的または完全な低下により、光は失われ
る。
に当てることができるようにするために、封止が必要である。
成する材料より実質的に低い屈折率を有するエポキシ等の成形材で封止すること
ができる。
領域は、光ファイバのクラッドを形成する材料より実質的に低い屈折率を有する
エポキシによって包囲され、包囲するエポキシは成形中に塗布するか、または代
替的に、封止前に被覆することができる。
れるテーパ付き部分は、曲げられたくびれ部が管壁に多少接触することは受け入
れられるが実質的に接触しないように、薄い可撓管内に収容される。
封止材として、あるいは被覆材として使用することができる。
曲げられたテーパ付き部分には第1材料を被覆し、センサは第2材料で封止する
など、多数の異なる材料を使用することができる。
した各特徴は、開示および/または図示したその他の特徴とは独立して本発明に
組み込むことができる。
Claims (17)
- 【請求項1】 第1および第2ファイバ・ブラッグ・グレーティングと、前
記グレーティングを直列に接続するある長さの光ファイバとを備え、各グレーテ
ィングが実質的にまっすぐであり、前記2つのグレーティングが非平行であり、
かつ異なる公称ブラッグ波長を持ち、光ファイバの前記接続長部に曲げを有して
いる、ひずみセンサにおいて、 前記接続長部の一部分にテーパが付けられ、前記テーパ付き部分が縮小断面積
を有する細長いくびれ部分を含み、かつ 前記曲げが前記くびれ部分に形成されることを特徴とするひずみセンサ。 - 【請求項2】 前記接続長部が単一モード光ファイバで形成され、前記縮小
断面積が前記単一モード・ファイバの非テーパ付き部分の公称断面積の半分未満
である、請求項1に記載のひずみセンサ。 - 【請求項3】 前記接続長部がクラッド材で包囲されたコアを有する光ファ
イバで形成され、前記クラッド材がある屈折率を有し、前記センサがさらに前記
クラッド材の屈折率より低い屈折率を有する第1媒体の第1本体をさらに含み、
前記第1本体が前記テーパ付き部分の表面を収容しかつそれと接触する、請求項
1または2に記載のひずみセンサ。 - 【請求項4】 前記第1本体が前記テーパ付き部分の表面を覆う被覆を含む
、請求項3に記載のひずみセンサ。 - 【請求項5】 前記テーパ付き部分および前記ファイバ・ブラッグ・グレー
ティングを封止する第2媒体の第2本体を含み、前記第2媒体が前記第1本体に
よって前記テーパ付き部分の表面から分離される、請求項3または4に記載のひ
ずみセンサ。 - 【請求項6】 前記ファイバ・ブラッグ・グレーティングおよび接続部分を
収容する封止本体と、前記封止本体内に捕獲され前記テーパ付き部分を包囲する
ガスのポケットとを含む、請求項1または2に記載のひずみセンサ。 - 【請求項7】 前記テーパ付き部分を包囲し、それに沿って伸長し、ガス・
ポケットを含む管状スリーブを含む、請求項6に記載のひずみセンサ。 - 【請求項8】 前記第1および第2ファイバ・ブラッグ・グレーティングな
らびに前記接続長部が連続光ファイバで形成される、請求項1ないし7のいずれ
か1つに記載のひずみセンサ。 - 【請求項9】 前記連続光ファイバが単一モード・ファイバである、請求項
8に記載のひずみセンサ。 - 【請求項10】 前記2つのファイバ・ブラッグ・グレーティングが実質的
に共平面であり、ひずみローゼットの少なくとも一部分を形成するように構成さ
れる、請求項1ないし9のいずれか1つに記載のひずみセンサ。 - 【請求項11】 シリコーン・ゴムがくびれ部分の表面と接触するように、
前記くびれ部分を被覆または封止するシリコーン・ゴムの本体と、シリコーン・
ゴムの前記本体および前記ファイバ・ブラッグ・グレーティングを封止する実質
的に剛性材料の本体とを含む、請求項1ないし10のいずれか1つに記載のひず
みセンサ。 - 【請求項12】 実質的に平行に配置された2つの実質的に剛性の板を含み
、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティングおよび接続長部が前記板の間に板と
平行に配置され、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティングが各々板に堅固に接
着される、請求項1ないし11のいずれか1つに記載のひずみセンサ。 - 【請求項13】 前記板が、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティングの公
称直径に実質的に等しい距離だけ分離される、請求項12に記載のひずみセンサ
。 - 【請求項14】 前記くびれ部分が前記板に堅固に接着されない、請求項1
2または13に記載のひずみセンサ。 - 【請求項15】 請求項1ないし14項のいずれか1つに記載のひずみセン
サと、 グレーティングに光を入力するために配置された光源と、 前記グレーティングによって反射された光または前記グレーティングを透過し
た光を検出するように配置された光検出器と、を含み、 前記光源および光検出器が、ブラッグ波長の指標を提供するように作動可能で
ある、検出装置。 - 【請求項16】 添付図面の図2、3、および6ないし18に関連して明細
書内で実質的に説明された、ひずみセンサ。 - 【請求項17】 添付図面の図2、3、および6ないし18に関連して明細
書内で実質的に説明された検出装置。
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