JP2000329626A - 温度張力測定ファイバグレーティングセンサ - Google Patents

温度張力測定ファイバグレーティングセンサ

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JP2000329626A
JP2000329626A JP11136445A JP13644599A JP2000329626A JP 2000329626 A JP2000329626 A JP 2000329626A JP 11136445 A JP11136445 A JP 11136445A JP 13644599 A JP13644599 A JP 13644599A JP 2000329626 A JP2000329626 A JP 2000329626A
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ひとつのファイバグレーティングセンサで温
度と張力を分離して、高精度で測定できるファイバグレ
ーティングセンサを提供する。 【解決手段】 1本の光ファイバの被覆層5を一部除去
して露出させた裸光ファイバ1のコアに、その長さ方向
にこのコアの屈折率が周期的に変化してなるグレーティ
ング部4A,4Bを複数形成し、これら複数のグレーテ
ィング部4A,4Bを形成した裸光ファイバ1の外周上
に合成樹脂層11を一体に設け、張力が印加された際
に、この合成樹脂層11の長さ方向の位置によって、グ
レーティング部4A,4Bのグレーティングピッチの変
化量が相互に異なるようになっている温度張力測定ファ
イバグレーティングセンサを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物や船、飛行
機などの構造物の局所的な温度や張力の測定に利用され
るセンサに係り、ファイバグレーティングの反射光ピー
クあるいは透過損失ピークの温度依存性および張力依存
性を利用してひとつのファイバグレーティングで温度お
よび張力を測定可能とする温度張力測定ファイバグレー
ティングセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】ファイバグレーティングは光ファイバの
長さ方向に、コアの屈折率やコア径の周期的な変化など
の摂動を形成したグレーティング部を有するものであ
る。そして、この周期的な変化の周期(グレーティング
ピッチ)を比較的狭く設計することによって、光ファイ
バのコアに伝送される光のうち、特定波長帯の光が反射
される特性が得られる。その結果、反射光の波長スペク
トルにおいては、特定波長帯の反射光のピーク(以下、
反射光ピークという)が生じる。また、透過光の波長ス
ペクトルにおいては、前記反射光ピークに対応する波長
帯に透過損失のピーク(以下、透過損失ピークという)
が得られる。
【0003】この種のファイバグレーティングは、温度
変化に応じてグレーティング部のコアの実効屈折率が変
化することから、反射光ピークあるいは透過損失ピーク
の中心波長(以下、特に断りがない場合は、まとめてピ
ークの中心波長というものとする。)が変化することを
利用して温度センサとして用いることができる。前記中
心波長は、通常、ピークの最大値の半値を与える波長範
囲の中心の波長をいう。また、ファイバグレーティング
に応力(張力)が印加され、光ファイバの長さが変化す
ることにより、そのグレーティングピッチが変化するこ
とから、前記中心波長が変化することを利用して、張力
センサとして用いることができる。
【0004】そして、例えば各種の建築物や構造物にフ
ァイバグレーティングを用いたファイバグレーティング
センサを埋め込んで、その波長スペクトルのピークの中
心波長を検出することによって、グレーティング部が位
置する測定点の温度や歪みを光学的に遠隔測定する測定
系を構築することができる。
【0005】他のセンシング技術では測定点が増加する
とその増加数に応じて測定器を増加させる必要があり、
コストが高くなるが、ファイバグレーティングセンサ
は、時間分割技術や波長分割技術を用いると、測定器な
どの高価なものを増加させなくても、比較的安価なファ
イバグレーティングの数を増やすことによって複数の測
定点の温度や張力を測定することができ、コストの観点
から非常に有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファイバグレーティングセンサにおいては、上述のよう
なピークの中心波長の変化が温度変化によるものなのか
張力変化によるものなのかを分離して検出することが困
難であった。したがって、温度と張力の両方を高精度で
測定できるものが求められていた。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、温度と張力を分離して測定できるファイバグレーテ
ィングセンサを提供することを課題とする。さらに、ひ
とつのファイバグレーティングセンサで、温度と張力の
両方を高精度で測定できるものを提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明においては以下のよう解決手段を提案する。第
1の発明は、1本の光ファイバの被覆層を一部除去して
露出させた裸光ファイバのコアに、その長さ方向にこの
コアの屈折率が周期的に変化してなるグレーティング部
が複数形成されてなり、これら複数のグレーティング部
を形成した裸光ファイバの外周上に合成樹脂層が一体に
設けられ、前記光ファイバに張力が印加された際に、前
記合成樹脂層の長さ方向の位置によって、前記複数のグ
レーティング部のグレーティングピッチの変化量が相互
に異なるようになっていることを特徴とする温度張力測
定ファイバグレーティングセンサである。第2の発明
は、1本の光ファイバの被覆層を一部除去して露出させ
た裸光ファイバのコアに、その長さ方向にこのコアの屈
折率が周期的に変化してなるグレーティング部が複数形
成されてなり、これら複数のグレーティング部を形成し
た裸光ファイバの外周上の少なくともひとつのグレーテ
ィング部の上に、厚さ0.5mm以上の合成樹脂層が設
けられ、前記光ファイバに張力が印加された際に、前記
複数のグレーティング部のグレーティングピッチの変化
量が相互に異なるようになっていることを特徴とする温
度張力測定ファイバグレーティングセンサである。第3
の発明は、第1または第2の発明のファイバグレーティ
ングセンサにおいて、合成樹脂層の外面に負の線膨張係
数を有する材料からなる補強材が一体化されていること
を特徴とする温度張力測定ファイバグレーティングセン
サである。本発明において単に光ファイバという場合
は、裸光ファイバの上に被覆層が設けられた光ファイバ
素線もしくは光ファイバ心線などを包含するものとす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はファイバグレーティングの
一例を示した説明図であって、図中符号1はシングルモ
ード型の裸光ファイバである。この裸光ファイバ1は、
高屈折率のコア1aとその周囲に同心円状に設けられた
低屈折率のクラッド1bとから構成されている。そし
て、コア1a(光ファイバ)の長さ方向の一部には、局
所的にコア1aの屈折率が長さ方向に周期的に変化して
いるグレーティング部4が設けられている。
【0010】コア1aはゲルマニウム添加石英ガラスか
らなり、クラッド1bは純石英ガラスまたはフッ素添加
石英ガラスから形成されている。グレーティング部4
は、例えば以下のようにして、ゲルマニウム添加石英ガ
ラスに特定波長帯の紫外光を照射すると、その屈折率が
上昇する、いわゆるフォトリフラクティブ効果を利用し
て製造することができる。
【0011】まず、裸光ファイバ1の外周上に紫外線硬
化型樹脂などからなる被覆層が設けられた光ファイバ素
線を用意し、この被覆層の一部を除去して裸光ファイバ
1を露出させる。一方、石英ガラスなどの光を透過する
材料からなり、その片面に所定の周期で複数の格子が形
成された位相マスクを用意し、前記裸光ファイバ1の側
面に、その格子の形成面が対峙するように配置する。そ
して、この位相マスクを介して波長240nm付近の紫
外光を照射すると、位相マスクの格子によって干渉縞を
生じ、紫外光の強度パターンが形成される。その結果、
前記干渉縞が生じた部分のコア1aの屈折率が変化し、
干渉部分の周期に対応した周期でコアの屈折率が周期的
に変化しているグレーティング部4が得られる。
【0012】図2(a),図2(b)は本発明の温度張
力測定ファイバグレーティングセンサ(以下、FGセン
サと記す)の第1の実施形態例を示したもので、図2
(a)は図2(b)に示したA−Aにおける断面図、図
2(b)は側断面図である。このFGセンサにおいて
は、裸光ファイバ1の上に紫外線硬化型樹脂などからな
る被覆層5が設けられた光ファイバ素線(光ファイバ)
の途中の被覆層5を除去して露出させた裸光ファイバ1
に、ふたつの反射型のグレーティング部4A,4Bが設
けられたファイバグレーティングが用いられている。
【0013】裸光ファイバ1の長さ方向において、グレ
ーティング部4Aは露出した裸光ファイバ1の中央付近
に設けられ、グレーティング部4Bは一方の被覆層5の
終端近くに設けられている。また、グレーティング部4
A,4Bにおいて得られるピークの中心波長が異なるよ
うに、グレーティング部4A,4Bのグレーティングピ
ッチは異なっている。図3はこのFGセンサの反射光の
波長スペクトルを示したもので、ピークaがグレーティ
ング部4Aの反射光ピーク、ピークbがグレーティング
部4Bの反射光ピークである。
【0014】そして、露出した裸光ファイバ1と、この
裸光ファイバ1の両側の被覆層5の終端を含む部分は、
断面半円の柱状の補強材7とともに円管状の合成樹脂製
チューブ(一括被覆層)9内におさめらている。補強材
7の側面の曲面部7aは合成樹脂製チューブ9の内壁に
接触しており、ファイバグレーティングは、補強材7の
側面の平面部7bと合成樹脂製チューブ9の内壁とに囲
まれた空間の中心付近に配置されている。そして、裸光
ファイバ1の外面および被覆層5の外面と、平面部7a
および合成樹脂製チューブ9の内壁との間には合成樹脂
層11が充填されて、補強構造12が構成されている。
換言すると、合成樹脂層11の外面に補強材7が一体化
されている。
【0015】合成樹脂製チューブ9は合成樹脂層11と
補強材7とを一体化するために設けられているもので、
ポリエチレンなどからなる熱収縮チューブを用いると、
FGセンサの作製時の操作性が良好で、かつ合成樹脂製
チューブ9内に隙間が形成されにくく、好ましい。この
例において、補強材7はミラクロンPH−33(日本ガ
イシ製)を用いている。
【0016】合成樹脂製チューブ9の外径は、スペース
効率の観点から好ましくは1〜10mm、さらに好まし
くは1.5〜3mmとされる。合成樹脂製チューブ9の
厚さは特に限定しないが、通常0.1〜0.6mmとさ
れる。0.1mm未満の場合は合成樹脂製チューブ9を
設けた効果が得られず、0.6mmをこえると合成樹脂
層11のグレーティング部4A,4Bに対する作用に影
響する場合がある。この例において、合成樹脂製チュー
ブ9の内径は4.3mm、外径は4.8mmで、合成樹
脂製チューブ9の厚さは0.25mmである。
【0017】また、合成樹脂製チューブ9(合成樹脂層
11)の長さ(以下、単に長さという場合は裸光ファイ
バ1の長さ方向の長さとする。)は3〜500mm、好
ましくは5〜50mmである。3mm未満の場合は グ
レーティング部4A,4Bに印加される張力の大きさの
差が小さくなり、感度が低下する場合がある。500m
mをこえるとスペース効率が低下するため不都合であ
る。この例において合成樹脂製チューブ9の長さは40
mmである。
【0018】この例において、裸光ファイバ1の外径は
約125μm、被覆層5を含む外径は約250μmであ
る。また、合成樹脂製チューブ9内の被覆層5が除去さ
れた裸光ファイバ1の長さは30mm、裸光ファイバ1
の両側の合成樹脂製チューブ9内の被覆層5,5の長さ
は、それぞれ5mmである。
【0019】グレーティング部4A,4Bの長さ(グレ
ーティング長)は、好ましくはそれぞれ0.5〜10m
mとされるが、グレーティング部4A,4Bの特性によ
って適宜調整される。この例においてはグレーティング
部4Aのグレーティング長が2mm、グレーティング部
4Bのグレーティング長が2mmである。グレーティン
グ部4A,4Bのグレーティングピッチは反射型の特性
を得るために、1μm以下、好ましくは0.34〜0.
58μmとされるが、上述のようにグレーティング部4
Aとグレーティング部4Bのグレーティングピッチは相
互に異なっている。
【0020】グレーティング部4A,4B間の距離は4
〜400mm、好ましくは8〜30mmとされる。8m
m未満の場合はグレーティング部4A,4B間の張力の
印加量の差が小さくなり、不都合な場合がある。30m
mをこえると温度差が無視できなくなり、グレーティン
グ部4A,4Bの温度が均一にならず、不都合な場合が
ある。また、グレーティング部4B側の合成樹脂製チュ
ーブ9の端部からグレーティング部4Bまでの距離は、
この例において10mmである。この距離はグレーティ
ング部4A,4Bに印加される張力によるグレーティン
グピッチの変化量の差によって適宜調整される。
【0021】合成樹脂層11としてはポリエチレンなど
が用いられる。また、合成樹脂層11は、FGセンサを
埋め込む被測定物の材料のヤング率よりも大きいヤング
率を有する材料から構成すると、グレーティング部4
A,4Bが張力以外の測定点における歪みの影響を受け
難く、好ましい。被測定物の材料が多岐に渡るため、合
成樹脂層11のヤング率の範囲を限定することは困難で
あるが、通常は1MPa以上、実質的には10〜100
MPaとされる。
【0022】また、被測定物内にFGセンサを設置する
際に、光ファイバの被覆層5のみを被測定物内に埋め込
み、合成樹脂製チューブ9と合成樹脂層11が被測定物
に接触しないように、被測定物内に空洞などを設けて設
置することができれば、同様にグレーティング部4A,
4Bが張力以外の測定点における歪みの影響を受け難
く、好ましい。この場合は被測定物のヤング率を考慮し
て合成樹脂層11のヤング率を決定する必要はなく、例
えば合成樹脂層11のヤング率は0.1MPa以上、実
質的には1〜1000MPaとされる。この例におい
て、合成樹脂層11はポリエチレンならなり、そのヤン
グ率は55MPaである。
【0023】裸光ファイバ1の外周上の合成樹脂層11
の厚さは、その材料やFGセンサの特性などによって適
宜調整されるが、少なくとも0.1mm以上、好ましく
は0.2〜1.0mmとする。この例において、合成樹
脂層11の厚さは最小値が0.4mm、最大値が0.6
mmである。
【0024】補強材7としてはセラミックスなどが用い
られる。また、補強材7の線膨張係数が負であると、合
成樹脂層11と一体化したときの線膨張係数が裸光ファ
イバ1を構成する石英ガラスと近くなり、好ましい。す
なわち、合成樹脂の線膨張係数は、石英ガラスよりも大
きいため、温度変化によって、グレーティング部4A,
4Bのピークの中心波長は、コア1aの実効屈折率の変
化のみならず、合成樹脂層11の膨張、収縮の影響を受
けて変化する。この影響は、予め測定しておくことによ
って補正可能である。しかし、この例においては、合成
樹脂層11の線膨張係数と補強材7の線膨張係数とが打
ち消し合うことによって、これらの合成樹脂層11と補
強材7とを一体化したときの線膨張係数が裸光ファイバ
1の材料の線膨張係数と実質的に等しくなっている。よ
って、合成樹脂層11の温度変化に伴う膨張、収縮を補
正する必要がなく、さらに測定精度を向上させることが
できる。
【0025】石英ガラスの線膨張係数は5×10-7〜6
×10-7程度であり、またポリエチレンなどの合成樹脂
の線膨張係数は例えば1×10-4〜4×10-4程度であ
るため、補強材7の材料の線膨張係数は−20×10-5
〜−4×10-5であると好ましい。この例において、合
成樹脂層11の線膨張係数は4×10-4であり、補強材
7はセラミックスであり、その線膨張係数は−5×10
-5である。補強材7は必須の構成ではないが、このよう
に合成樹脂層11の線膨張係数を調整できる他、FGセ
ンサの機械的な強度が向上するため、補強材7を設ける
と好ましい。
【0026】このFGセンサは以下のようにして製造す
ることができる。まず、加熱前の合成樹脂製チューブ9
内に補強材7をおさめる。一方、ファイバグレーティン
グの裸光ファイバ1とその両側の被覆層5の終端を、合
成樹脂層11を構成するチューブ内におさめ、さらにこ
のチューブを合成樹脂製チューブ9内におさめる。つい
で、合成樹脂製チューブ9の外部から加熱すると、合成
樹脂製チューブ9が収縮するとともに、合成樹脂層11
を構成するチューブが溶融して合成樹脂製チューブ9内
の隙間に充填され、合成樹脂層11となる。そして、こ
の合成樹脂が硬化するにともなって補強材7、合成樹脂
層11、ファイバグレーティングおよび合成樹脂製チュ
ーブ9が一体化し、補強構造12が得られる。
【0027】このFGセンサにおいては、グレーティン
グ部4A,4Bが形成された裸光ファイバ1の外周上に
合成樹脂層11が一体に設けられており、合成樹脂層1
1内の裸光ファイバ1は、合成樹脂層11に均一な保持
力で保持されている。よって、測定点における歪みによ
って補強構造12から引き出された光ファイバ素線に張
力がかかると、この張力は合成樹脂層11内で徐々に減
衰する。その結果、合成樹脂層11の長さ方向における
中心付近において、裸光ファイバ1に印加される張力が
小さくなり、合成樹脂層11の端部に向かって印加され
る張力が大きくなる張力の強度分布が形成される。
【0028】そして、グレーティング部4A,4Bは、
合成樹脂層11の長さ方向における中心付近と端部付近
に設けられているため、グレーティング部4A,4Bに
印加される張力の大きさが異なるものとなる。その結
果、グレーティング部4,4Bのグレーティングピッチ
の変化量が異なり、波長スペクトルにおけるピークの中
心波長の変化量が相互に異なるものとなる。
【0029】一方、温度変化に対しては、グレーティン
グ部4A,4Bは近接しており、同じ屈折率変化によっ
て同じ中心波長の変化量を示す。よって、グレーティン
グ部4A,4Bにおける反射光の波長スペクトルあるい
は透過光の波長スペクトルをモニタしたとき、それぞれ
のピークの中心波長の変化量が異なる場合は張力が印加
されたことになり、前記変化量が同じである場合は温度
変化が生じたことになる。
【0030】測定点において、温度変化と歪みが同時に
発生した場合はそれぞれのピークの中心波長の差から張
力を測定し、張力変化分を差し引いた後の中心波長の変
化から温度を測定することによって、温度と張力を同時
に測定することができる。この例において、グレーティ
ング部の数はふたつであるが、複数であって、温度に対
する中心波長の変化量がほぼ等しく、かつ張力に対する
中心波長の変化が相互に異なっていれば特に限定するも
のではない。
【0031】このように、このFGセンサにおいては、
波長スペクトルのピークの中心波長の変化が温度による
ものなのか張力によるものなのかを判別することができ
る。よって、温度と張力を分離して測定でき、これらの
測定精度が向上する。また、ひとつのFGセンサで温度
と張力を測定できるため、コストおよびスペース効率の
点で有利である。また、このFGセンサを構成する補強
構造12は、合成樹脂層11,補強材7,合成樹脂製チ
ューブ9からなるコンパクトな構成であるため、設置場
所を選ばず、適用可能箇所が広範囲となる。また、簡単
な構成であり、低コストである。
【0032】図4は本発明のFGセンサの第2の実施形
態例を示した側断面図である。このFGセンサにおいて
は、裸光ファイバ1の上に紫外線硬化型樹脂などからな
る被覆層5が設けられた光ファイバ素線の途中の被覆層
を2箇所除去して露出させた裸光ファイバ1,1に、そ
れぞれ反射型のグレーティング部4C,4Dが設けられ
たファイバグレーティングが用いられている。
【0033】グレーティング部4Cを形成した裸光ファ
イバ1の外周上には、第1の実施形態例の補強構造12
と同様の構成の補強構造12Cが設けられている。この
グレーティング部4Cは合成樹脂製チューブ9(合成樹
脂層11)の長さ方向の中心付近に位置している。
【0034】この例において、合成樹脂製チューブ9の
内径と外径は第1の実施形態例と同様である。また、合
成樹脂製チューブ9(合成樹脂層11)の長さについて
の好ましい範囲も第1の実施形態例と同様である。さら
に、合成樹脂製チューブ9内の被覆層5が除去された裸
光ファイバ1の長さ、裸光ファイバ1の両側の合成樹脂
製チューブ9内の被覆層5の長さは第1の実施形態例と
同様である。
【0035】グレーティング部4C,4Dのグレーティ
ング長、グレーティングピッチおよび相互間の距離は、
それぞれ第1の実施形態例のグレーティング部4A,4
Bと同様である。合成樹脂層11の厚さ、ヤング率など
の条件は第1の実施形態例と同様である。
【0036】一方、グレーティング部4Dを形成した裸
光ファイバ1の上には、被覆層5の材料と同様の紫外線
硬化型樹脂などによって形成された再被覆層5Aが設け
られている。再被覆層5Aの外径は、被覆層5の外径と
ほぼ等しく、この例においては約250μmとされてい
る。この再被覆層5Aは、例えば裸光ファイバ1にグレ
ーティング部4Dを形成した後、この裸光ファイバ1の
上に未硬化の紫外線硬化型樹脂を塗布し、そこに紫外光
を照射して硬化させて形成したものである。
【0037】このファイバグレーティングにおいては、
グレーティング部4Cの上には補強構造12Cを構成す
る比較的厚い合成樹脂層11が設けられているため、測
定点における歪みに対してグレーティング部4Cにかか
る張力が小さく、グレーティング部4Dの上には光ファ
イバ素線の被覆層5と同程度の薄い再被覆層5Aが設け
られているため、測定点における歪みに対してグレーテ
ィング部4Dにかかる張力が大きくなる。その結果、グ
レーティング部4C,4Dにおけるグレーティングピッ
チの変化量を異ならしめることができる。グレーティン
グ部4Cに印加される張力の大きさは、合成樹脂層11
の材料のヤング率、合成樹脂層11の厚さおよび長さな
どを変更することによって調節することができる。
【0038】また、測定点における温度変化に対するグ
レーティング部4C,4Dの波長スペクトルのピークの
中心波長の変化量は、裸光ファイバ1の外周上に設けら
れているものが合成樹脂層11と再被覆層5Aであり、
それぞれ異なるため、等しくはない。しかしながら、合
成樹脂層11による影響はそれ程大きいものではなく、
予め温度変化に対する合成樹脂層11と再被覆層5Aの
グレーティング部4C,4Dに対する影響を調べておく
ことによって補正可能な範囲である。よって、この構成
においても、温度と張力を分離して測定することがで
き、上述の第1の実施形態例と同様の効果が得られる。
【0039】図5は本発明の第3の実施形態例を示した
もので、第2の実施形態例と異なる点は、ふたつのグレ
ーティング部4E,4Fの両方の上に、合成樹脂層11
のヤング率が異なる以外は補強構造12Cと同様の構成
の補強構造12E,12Fが設けられている点である。
グレーティング部4E,Fは、それぞれ合成樹脂製チュ
ーブ9,9(合成樹脂層11,11)の長さ方向の中心
付近に位置している。グレーティング部4E,4Fは、
第2の実施形態例のグレーティング部4C,4Dと同様
のものである。
【0040】この例において、ふたつの補強構造12
E,12Fを構成する部材のサイズは第2の実施形態例
の補強構造12Cと等しくなっている。ただし、ふたつ
の合成樹脂層11,11の材料は、例えばポリエチレン
などからなり、同じであるが、そのヤング率は異なって
いる。この例においては、補強構造12Eを構成する合
成樹脂層11のヤング率が10MPa、補強構造12F
を構成する合成樹脂層11のヤング率が100MPaで
ある。これら合成樹脂層11,11のヤング率の差はF
Gセンサの特性によって適宜調整することができるが、
通常20〜200MPaとされる。
【0041】このファイバグレーティングにおいては、
グレーティング部4E,4Fの外周上に設けられた合成
樹脂層11,11のヤング率が異なっているため、測定
点の歪みに対してグレーティング部4E,4Fにかかる
張力がそれぞれ異なるものとなる。すなわち、ヤング率
が大きいもの程グレーティング部に印加される張力が小
さく、ヤング率が大きいもの程グレーティング部に印加
される張力が大きくなる。よって測定点の歪みに対し
て、グレーティング部4E,4Fにおけるグレーティン
グピッチの変化量が異なり、波長スペクトルの中心波長
の変化量が、相互に異なるものとなる。一方、温度変化
に対するグレーティング部4E,4Fの波長スペクトル
の中心波長の変化量はほぼ等しくなるため、第1の実施
形態例と同様に温度と張力を分離して測定することがで
きる。
【0042】また、このFGセンサにおいては、補強構
造12E,12Fを構成する合成樹脂層11を、ヤング
率が同じ材料から形成し、合成樹脂層11,11の長さ
を相互に異なるものとすることによっても同様の効果を
得ることができる。すなわち、上述のようにグレーティ
ング部が合成樹脂層11の長さ方向の中心付近に位置す
る程、測定点の歪みに対してグレーティング部にかかる
張力の大きさが小さくなる。したがって、一方の長さを
長くして、その中心付近にグレーティング部を配置する
ことによって、他方の合成樹脂層11内のグレーティン
グ部よりも測定点の歪みに対するグレーティングピッチ
の変化量を小さくし、ふたつのグレーティング部の波長
スペクトルのピークの中心波長の変化量に差異を設ける
ことができる。これら合成樹脂層11,11の長さの差
はFGセンサの特性によって適宜調整することができる
が、通常5〜300mmとされる。
【0043】図6は、本発明のFGセンサを用いた測定
系の一例を示した模式図である。この測定系は、第一測
定点ないし第四測定点において、温度と張力を測定する
もので、1本の光ファイバ素線13に、その長さ方向に
そって、図2に示した補強構造12を備えたFGセンサ
が、4つ間隔をあけて形成されている。
【0044】第一測定点の補強構造12内にはグレーテ
ィング部4G,4Hが形成され、第二測定点の補強構造
12内にはグレーティング部4I,4Jが形成され、第
三測定点の補強構造12内にはグレーティング部4K,
4Lが形成され、第四測定点の補強構造12内にはグレ
ーティング部4M,4Nが形成されている。これらグレ
ーティング部4G,…,4Nのそれぞれの反射光ピーク
の中心波長は、それぞれ所定波長ずつ異なるように設定
されている。また、この光ファイバ素線13の第四測定
点側の端部は常法によって無反射終端とされている。一
方、第一測定点側の光ファイバ素線13の端部は3dB
カプラを介して光源とスペクトルアナライザに接続され
ている。
【0045】そして、光源から光ファイバ素線13に比
較的広い波長帯の光を入射して、反射光の波長スペクト
ルをスペクトルアナライザで検出すると、図7に示した
ように、グレーティング部4G,…,4Nにそれぞれ対
応するピークg,…,nが得られる。そして、ピーク
g,hの中心波長の変化を測定することによって、第一
測定点の温度と張力を測定することができる。同様にし
てピークi,…,nの中心波長の変化を測定することに
よって第二測定点ないし第四測定点の温度と張力を測定
することができる。
【0046】したがって、ひとつの光源とスペクトルア
ナライザによって、複数の測定点における測定可能な測
定系を構成でき、低コストである。この測定系において
は反射光の波長スペクトルを検出したが、第四測定点側
の光ファイバ素線13の端部にスペクトルアナライザを
接続して、グレーティング部4G,…,4Nの透過光の
波長スペクトルを検出し、透過損失ピークの中心波長の
変化を測定することによっても同様に温度と張力を測定
することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明のFGセンサ
においては、波長スペクトルのピークの中心波長の変化
が温度によるものなのか張力によるものなのかを判別す
ることができる。よって、温度と張力を分離して測定で
き、これらの測定精度が向上する。また、ひとつのFG
センサで温度と張力を測定できるため、コストおよびス
ペース効率の点で有利である。また、コンパクトな構成
であるため、設置場所を選ばず、適用可能箇所が広範囲
となる。また、簡単な構成であり、低コストである。さ
らに、合成樹脂層の外面に負の線膨張係数を有する材料
からなる補強材が一体化することによって、合成樹脂層
と補強材とを一体化したときの線膨張係数が裸光ファイ
バを構成する石英ガラスと近くなり、合成樹脂層の温度
変化に伴う膨張、収縮を補正する必要がなく、さらに測
定精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファイバグレーティングの一例を示した説明
図であって、図中符号1は
【図2】 本発明の温度張力測定ファイバグレーティン
グセンサの第1の実施形態例を示したもので、図2
(a)は図2(b)に示したA−Aにおける断面図、図
2(b)は側断面図である。
【図3】 FGセンサの反射光の波長スペクトルを示し
たグラフである。
【図4】 本発明のFGセンサの第2の実施形態例を示
した側断面図である。
【図5】 本発明のFGセンサの第3の実施形態例を示
した側断面図である。
【図6】 本発明のFGセンサを用いた測定系の一例を
示した模式図である。
【図7】 図6に示した測定系において得られる反射光
の波長スペクトルの一例を示したグラフである。
【符号の説明】
1…裸光ファイバ、1a…コア、1b…クラッド、4
A,4B,4C,4D,4E,4F…グレーティング
部、5…被覆層、11…合成樹脂層、12,12C,1
2E,12F…補強構造、13…光ファイバ素線(光フ
ァイバ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F056 VF01 VF02 VF09 VF11 VF16 VF20 2F103 BA37 BA47 CA03 CA06 EC08 ED00 FA15 2H050 AC82 AC84 AD00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の光ファイバの被覆層を一部除去し
    て露出させた裸光ファイバのコアに、その長さ方向にこ
    のコアの屈折率が周期的に変化してなるグレーティング
    部が複数形成されてなり、 これら複数のグレーティング部を形成した裸光ファイバ
    の外周上に合成樹脂層が一体に設けられ、前記光ファイ
    バに張力が印加された際に、前記合成樹脂層の長さ方向
    の位置によって、前記複数のグレーティング部のグレー
    ティングピッチの変化量が相互に異なるようになってい
    ることを特徴とする温度張力測定ファイバグレーティン
    グセンサ。
  2. 【請求項2】 1本の光ファイバの被覆層を一部除去し
    て露出させた裸光ファイバのコアに、その長さ方向にこ
    のコアの屈折率が周期的に変化してなるグレーティング
    部が複数形成されてなり、 これら複数のグレーティング部を形成した裸光ファイバ
    の外周上の少なくともひとつのグレーティング部の上
    に、厚さ0.5mm以上の合成樹脂層が設けられ、前記
    光ファイバに張力が印加された際に、前記複数のグレー
    ティング部のグレーティングピッチの変化量が相互に異
    なるようになっていることを特徴とする温度張力測定フ
    ァイバグレーティングセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のファイバグレ
    ーティングセンサにおいて、合成樹脂層の外面に負の線
    膨張係数を有する材料からなる補強材が一体化されてい
    ることを特徴とする温度張力測定ファイバグレーティン
    グセンサ。
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