JP2002529584A - ほうろう表面の洗浄方法。 - Google Patents

ほうろう表面の洗浄方法。

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、安全なほうろう緩衝系を含む液体酸性組成物でのほうろう表面の洗浄方法であって、該緩衝系は水酸化物および炭酸塩からなる群から選択される陰イオンと、115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを有する塩を含むが、ただし、上記組成物中にはジエチレングリコールのエーテルを含まない、そのような洗浄方法を記載する。上記方法で使用する組成物は、ほうろうに対して安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、液体酸性組成物でのほうろう表面の洗浄方法に関する。
【0002】 発明の背景 ほうろう表面洗浄用組成物は、当該分野で周知である。 ほうろう表面洗浄用、特に、硬質表面洗浄用(例えば、浴室洗浄用)の酸性p
Hの液体組成物は、当該分野で広範に記載されている。
【0003】 実際、良好なセッケン滓の除去性能および石灰かす除去性能を示す処方物とし
てのほうろう表面洗浄用の酸性組成物の使用は公知である。セッケン滓および石
灰かすは、ほうろう表面、特に浴室、台所などにあるほうろう表面に頻繁に析出
する汚れである。
【0004】 しかし、ほうろう表面洗浄剤として使用される酸性組成物の利便性は制限され
ている。特に、ほうろう表面は酸に反応しやすく、ほうろう表面の洗浄に使用さ
れる酸性組成物によって激しく損傷を受け得ることが公知である。 したがって、本発明の目的は、前記ほうろう表面に対して安全である一方で、
種々の汚れに良好な洗浄性能を示す、酸性組成物でのほうろう表面の洗浄方法を
提供することである。
【0005】 本発明において、上記の目的が、安全なほうろう緩衝系を含む液体酸性組成物
でのほうろう表面の洗浄方法によって満たされることを見出した。 ほうろう表面の洗浄方法は、種々のほうろう表面に使用することができること
が有利である。ほうろう表面は、種々の場所(例えば、家庭ではキッチン(シン
クなど)、浴室(浴槽、シンク、シャワータイル、浴室用ほうろう容器など)、
洗浄機、および皿)で見出すことができる。
【0006】 本明細書中に記載の方法のさらなる利点は、ほうろう表面洗浄用の組成物はシ
ミ/汚れの良好な除去性能を示すことである。 より詳細には、液体酸性組成物は、種々の型のシミ/汚れ(特に、油脂性の汚
れ(例えば、油脂性のセッケン滓または台所で見出される油脂性の汚れ)、石灰
かす、カビ、白カビ、およびほうろう表面に見出される他の頑固なシミ)に対し
てシミ/汚れ良好な除去性能を示す。
【0007】 背景技術 欧州特許第B−580838号および同第A−647706号は、界面活性剤
および任意選択的に緩衝液として水酸化アンモニウムを含む硬質表面洗浄組成物
を開示している。しかし、前記出願には、本明細書中に記載の液体酸性組成物で
のほうろう表面の洗浄方法を開示していない。 米国特許第4,501,680号は、有機酸、ジエチレングリコールのエーテ
ル、および界面活性剤の混合物を含む酸性液体洗浄組成物が開示されている。
【0008】 発明の要旨 本発明は、安全なほうろう緩衝系を含む液体酸性組成物でのほうろう表面の洗
浄方法であって、該緩衝系は水酸化物および炭酸塩からなる群から選択される陰
イオンと、115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを有する塩を含み
、ただし、上記組成物中にはジエチレングリコールのエーテルを含まないもので
ある、そのような洗浄方法を包含する。
【0009】 好ましい実施形態では、115pmを超えるイオン半径を有する前記陽イオン
は、カリウムイオン、アンモニウムイオン、セシウムイオン、バリウムイオン、
および第四級アンモニウムイオンからなる群から選択される。 別の好ましい実施形態では、上記組成物は、酸性度供給源をさらに含む。 別の好ましい実施形態では、上記組成物は、界面活性剤をさらに含む。
【0010】 本発明は、ほうろう表面洗浄用の組成物の安全なほうろう緩衝系の使用であっ
て、該緩衝系が水酸化物および炭酸塩からなる群から選択される陰イオン、およ
び115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを有する塩を含み、それに
より上記組成物はほうろうに対して安全である、そのような使用をさらに包含す
る。
【0011】 発明の詳細な説明 硬質表面の処理方法 本発明は、本明細書中に記載の安全なほうろう緩衝系を含む液体酸性組成物で
のほうろう表面の処理法を含む。好ましい実施形態では、上記酸性液体組成物を
、上記ほうろう表面に接触させる。
【0012】 「ほうろう表面」は、本明細書中では、ほうろう製であるか、ほうろうコーテ
ィングされた任意の種類の表面を意味する。 「ほうろう」は、好ましくは金属表面の腐食予防用の、金属(例えば、スチー
ル)表面用のコーティングとして使用されるチタンまたはジルコニウムの白色ほ
うろう、あるいはチタンまたはジルコニウムの白色粉末ほうろうを意味する。
【0013】 ほうろう表面は、典型的には、家庭(例えば、浴室または台所(例えば、タイ
ル、シンク、シャワー、シャワー水洗用たらい、WC、タブ、シンク、取り付け
具、結合金具など))に見出すことができる。さらに、調理器具および皿などは
、ほうろう表面を有し得る。ほうろう表面はまた、その内側および/または外側
の表面にほうろうでコートすることができる家庭内の電気器具に見出すことがで
き、これらには、加熱沸騰器、洗浄機、自動乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫、オーブン
、電子レンジ、食器洗い機などが含まれるが、これらに限定されない。さらに、
ほうろう表面は、工業材料、建築材料などに見出すことができる。上記で適用さ
れているほうろう表面の例は、タンク、パイプライン、反応槽、ポンプ、化学処
理装置、機械装備、熱交換器、熱水タンク、標識、サイロ、または建築用パネル
内外のほうろう表面に見出される。 本発明の液体酸性組成物を、原液の形態または希釈形態で処理すべき表面に接
触させることができる。
【0014】 「希釈形態」とは、液体組成物が使用者によって典型的には水で希釈されるこ
とを意味する。組成物を、使用前に、典型的には組成物の重量の10〜400倍
、好ましくは10〜200倍、より好ましくは10〜100倍の水で希釈する。
通常推奨される希釈レベルは水での組成物の1.2%希釈である。 「原液の形態」とは、液体組成物を処理されるほうろう表面にいかなる希釈も
せずに直接塗布すること(すなわち、本明細書中の液体組成物を、本明細書中に
記載の硬質表面に塗布すること)であることが理解される。
【0015】 本発明によるほうろう表面の好ましい洗浄方法は、汚れ/シミの良好な除去性
能を得るために、塗布後、硬質表面をすすぐことなく希釈形態で組成物を塗布す
ることである。 別の好ましいほうろう表面処理法は、本発明に記載の組成物を、原液の形態ま
たは希釈形態で塗布して、その表面上に放置して作用させ、任意選択的に表面を
適切な器具(例えば、スポンジ)で拭き取り、好ましくはその後、表面を水です
すぐことである。
【0016】 処理されるほうろう表面は、種々の汚れ(例えば、油脂性の汚れ(油脂性のセ
ッケン滓、身体の油脂、台所の油脂、または台所で典型的に見出される食品の焼
けカス/こびりついた食品のカスなど))またはいわゆる「石灰分を含むシミ」
で汚れ得る。「石灰分を含むシミ」とは、本明細書中で、任意の純粋な石灰分の
シミ(すなわち、本質的に無機物の沈着物からなる任意のシミ)ならびに石灰か
すを含むシミ(すなわち、炭酸カルシウムおよび/または炭酸マグネシウムなど
の無機物の沈着物だけでなく、セッケン滓(例えば、ステアリン酸カルシウム)
および他の油脂(例えば、身体の油脂)を含むシミ)を意味する。
【0017】洗浄性能の試験法 希釈洗浄性能を、以下の試験法で評価することができる。即ち、代表的な油脂
/微粒子の人工的な汚れをほうろうタイルに塗布し、その後放置して調製する。
試験組成物および参照組成物を希釈し(例えば、組成物:水=1:50または1
:100)、スポンジに塗布してSheenスクラブ試験機(Sheen sc
rub tester)でタイルを洗浄する。100%洗浄に必要なストローク
数を記録する。最低6回繰り返し、各汚れたタイルについての基準に対して2つ
生成される。 原液の組成物の洗浄性能の評価の試験法は、試験組成物および基準を希釈しな
いで使用すること、および洗浄後のすすぎのサイクルを洗浄水で行うこと以外は
、上記と同一である。
【0018】油脂性のセッケン滓の洗浄性能試験法 この試験法では、ほうろうの白色のタイル(典型的には、24cm×4cm)
を、主にステアリン酸カルシウムおよび市販の人工の身体の汚れに基づく典型的
な油脂性のセッケン滓汚れで(例えば、0.3gを噴霧器で)被覆する。次いで
、汚したタイルを、140℃のオーブンで20分間乾燥させ、室温(約20℃〜
25℃)で一晩放置する。ついで、汚したタイルを、Spontex(商品名)
スポンジに直接注いだ3mlの本発明の液体組成物を用いて洗浄する。組成物の
油脂性セッケン滓の除去能力を、表面を完全に洗浄するのに必要なストローク数
によって測定する。よりストローク数が少ないほど、組成物の油脂性セッケン滓
の洗浄能力が高い。
【0019】液体酸性組成物 本発明の液体酸性組成物は、水溶性組成物であることが好ましい。したがって
、組成物は、全組成物の70重量%〜99重量%、好ましくは75重量%〜95
重量%、より好ましくは85重量%〜95重量%の水を含むことができる。 本発明の液体組成物は酸性であるので、好ましくはpH7未満、好ましくはp
H1〜pH6.5、より好ましくはpH1〜pH5、さらにより好ましくはpH
2〜pH5、最も好ましくはpH2〜pH4である。
【0020】 本発明の組成物は、化学的に安定であり、すなわち、組成物の種々の成分と実
質的に化学反応を起こさず、物理学的に安定である、すなわち、促進経年変化試
験(RAT)で保存した場合(すなわち、50℃で10日間の保存)、相が分離
しないという利点がある。
【0021】 ただし、本発明では、組成物は、ジエチレングリコールのエーテルを含まない
。「ジエチレングリコールのエーテル」は、ジエチレングリコールの低級モノア
ルキルエーテルまたはフェニルエーテル、およびジエチレングリコールのベンジ
ルエーテルならびにその混合物を意味する。「ジエチレングリコールの低級アル
キルエーテル」は、ジエチレングリコールのC2〜6アルキルエーテルを意味する
【0022】緩衝系 必須成分として、本発明の方法で使用される組成物には、緩衝系が含まれる。 この緩衝系には、水酸化物および炭酸塩からなる群から選択される陰イオンと
、115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを有する塩を含む。
【0023】 典型的には、本発明の組成物は、全組成物の0.1重量%〜5重量%、好まし
くは0.1重量%〜4重量%、より好ましくは0.1重量%〜3重量%の緩衝系
を含むことができる。 好ましくは、塩は、その陽イオンが、少なくとも125pm、より好ましくは
少なくとも130pm、さらにより好ましくは少なくとも135pm、最も好ま
しくは少なくとも140pmのイオン半径を有するものである。
【0024】 上記の塩中の適切な陽イオンの例は、カリウムイオン(K+のイオン半径は1
33pmである)、アンモニウムイオン(NH4 +のイオン半径は142pmであ
る)、セシウムイオン(Cs+のイオン半径は167pmである)、バリウムイ
オン(Ba2+のイオン半径は134pmである)、または第四級アンモニウムイ
オンである。
【0025】 115pmを超えるイオン半径を有する他の適切な陽イオンには、Ac3+、A
+、Am3+、Ar+、Au+、Ba2+、Ca+、Cd+、Ce+、Ce3+、Fr+
Hg+、Hg2+、La+、La3+、Pb2+、Ra2+、Rb+、Sr2+、Th4+、T
+、およびZr+が含まれる。 ナトリウムは、イオン半径が112pmであるので、上記緩衝成分における陽
イオンとして適切ではない。 好ましくは、上記塩中の陽イオンは、カリウムイオン、アンモニウムイオン、
セシウムイオン、バリウムイオン、および第四級アンモニウムイオンからなる群
から選択される。より詳細には、上記塩中の陽イオンは、カリウムイオンまたは
アンモニウムイオンである。
【0026】 上記の塩の中の陽イオンは、水酸化物または炭酸塩である。「水酸化物」は、
OH-イオンを意味する。「炭酸塩」は、HCO3 -またはCO3 2-イオンを意味す
る。 上記の緩衝系の一部である適切な塩の例は、水酸化カリウム(KOH)、炭酸
カリウム(K2CO3)、炭酸水素カリウム(KHCO3)、水酸化アンモニウム
(NH4OH)、炭酸アンモニウム((NH42CO3)、炭酸水素アンモニウム
(NH4HCO3)、水酸化セシウム(CsOH)、水酸化バリウム(Ba(OH
2)、炭酸バリウム(BaCO3)、およびその混合物からなる群から選択され
る。
【0027】 好ましくは、塩は、水酸化カリウム(KOH)、炭酸カリウム(K2CO3)、
炭酸水素カリウム(KHCO3)、水酸化アンモニウム(NH4OH)、炭酸アン
モニウム((NH42CO3)、炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)、水酸
化セシウム(CsOH)、水酸化バリウム(Ba(OH)2)、炭酸バリウム(
BaCO3)、およびその混合物からなる群から選択される。より詳細には、塩
は、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、およびその混合物からなる群から選
択される。 好ましくは、緩衝系は、上記の1つまたは複数の塩からなる。
【0028】 本発明では、本明細書中に記載の安全なほうろう緩衝系を含む液体酸性組成物
でのほうろうの洗浄方法が、ほうろう表面に対して安全であるという知見に基づ
く。 本発明の別の態様は、緩衝系が水酸化物および炭酸塩からなる群から選択され
る陽イオンと、115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを有する塩を
含み、それにより組成物はほうろうに対して安全である、ほうろう表面洗浄用の
組成物における安全なほうろう緩衝系の使用である。
【0029】 「ほうろう表面に対して安全」とは、本明細書中に記載の酸性組成物は、他の
酸性組成物が潜在的にほうろう表面を損傷し得るようには、ほうろう表面を損傷
しないことを意味する。 ほうろう表面の損傷は、ほうろう表面の洗浄に使用される酸性組成物に存在す
る小さな陽イオン、すなわち、115pm以下のイオン半径を有する陽イオンに
よって起こり得る。この小さな陽イオンは、ほうろうの結晶格子の表層を通って
浸透し、拡大することができる。小さな陽イオンは、最終的にほうろうの結晶格
子の表層に最初から存在する陽イオンと置換され、および/またはほうろうの結
晶格子の表層を改変し得る。これにより、ほうろう表面はその滑らかさ失い、そ
の結果、艶を失う。艶の喪失は、ほうろう表面の損傷であると認められる。
【0030】 この理論に拘束されることを望まないが、本発明の緩衝系で使用した115p
mを超えるイオン半径の比較的大きな陽イオンは、ほうろうの結晶格子の表層に
浸透し、拡大することができないと考えられる。したがって、本明細書中に記載
のほうろう表面の洗浄方法に使用する組成物は、ほうろう表面に対して安全であ
る。
【0031】 ほうろうの損傷の程度を、以下のほうろう損傷試験法によって同定することが
できる。ほうろう損傷試験法 本発明の組成物の数滴を、ほうろう表面(例えば、ほうろうタイル)にのせ、
その後、表面を時計皿で覆う。15分後、時計皿を取り除き、ほうろう表面を水
(脱塩または水道水)ですすぎ、拭いて乾かす。表面の目視検査(視覚グレード
)または艶の測定により、製品がほうろうに対して安全である(未処理のほうろ
う表面に対して艶の変化がない)か、安全でない(未処理のほうろう表面に対し
て艶が異なる)かを評価することができる。
【0032】任意選択的な酸性度供給源 本発明の組成物を、酸性組成物として処方する。したがって、この組成物は、
非常に好ましい任意選択的成分として酸性度の供給源を含むことができる。 典型的には、本明細書中で使用される酸性度供給源は、当業者に周知の任意の
有機酸または無機酸、あるいはその混合物であり得る。
【0033】 本明細書中での使用に適切な有機酸は、クエン酸、マレイン酸、乳酸、グリコ
ール酸、コハク酸、グルタル酸、およびアジピン酸ならびにその混合物からなる
群から選択されるものである。本明細書中での使用に適切なこの酸の混合物は、
商標名Sokalan(商品名)DCSでBASFから市販されている。本明細
中での使用に好ましい有機酸は、クエン酸である。
【0034】 好ましくは、本明細書中で使用される無機酸は、3未満のpKaを有する。本
明細書中での使用に適切な無機酸は、硫酸、塩素酸、リン酸、硝酸、およびその
混合物からなる群から選択されるものである。本明細書中での使用に好ましい無
機酸は、硫酸である。 存在する場合、本発明の組成物は、全組成物の0.5重量%と10重量%との
間、好ましくは1重量%と8重量%との間、最も好ましくは2重量%と6重量%
との間の酸性度供給源を含む。
【0035】任意選択的な界面活性剤 本発明の液体組成物は、界面活性剤を含み得ることが好ましい。界面活性剤は
、本明細書中では、本発明の組成物の洗浄性能にさらに貢献することが望まれる
。 本明細書中で使用される界面活性剤には、非イオン性界面活性剤、陽イオン界
面活性剤、陰イオン界面活性剤、双イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、およ
びその混合物が含まれる。 したがって、本発明の組成物は、全組成物の15重量%まで、より好ましくは
0.5重量%〜8重量%、さらにより好ましくは0.5重量%〜8重量%、最も
好ましくは0.5重量%〜8重量%の界面活性剤を含み得る。
【0036】 本明細書中での使用に適切な界面活性剤には、アルキレンオキシド基(親水性
)と、分岐鎖または直鎖の脂肪族であり得る有機疎水性化合物(例えば、ゲルベ
または第二級アルコール)、または芳香族アルキルとの縮合によって生成される
化合物として広範に定義することができる化合物のクラスが含まれる。任意の特
定の疎水基と縮合している親水性ラジカルまたはポリオキシアルキレンラジカル
の長さを、親水性エレメントと疎水性エレメントとの間に所望の程度の均衡を有
する水溶性化合物が得られるように容易に調整することができる。したがって、
適切な非イオン性合成洗剤には、以下が含まれる。
【0037】 (i)アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、直鎖また
は分岐鎖のいずれかの6〜20個の炭素原子、好ましくは8〜14個の炭素原子
、より好ましくは8〜12個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルフェ
ノールとエチレンオキシドとの縮合物。このエチレンオキシドは、典型的には、
1モルのアルキルフェノールあたり、3〜25モル、好ましくは10〜25モル
のエチレンオキシドで存在する。このような化合物のアルキル置換基は、重合プ
ロピレン、ジイソブチレン、オクタン、およびノナンから誘導することができる
。この型の非イオン性界面活性剤の例には、Rohm&HaasのTriton
N−57(商品名)、ノニルフェノールエトキシレート(5EO)、およびK
OLBのImbentin O200(商品名)、オクチルフェニルエトキシレ
ート(20EO)が含まれる。
【0038】 (ii)エチレンオキシドと、所望の疎水性エレメントと親水性エレメントと
の間のバランスに依存して組成物を変化させることができるプロピレンオキシド
とエチレンジアミンとの反応に起因する生成物との縮合物から誘導されるもの。
例としては、エチレンオキシド基と、エチレンジアミンと過剰なプロピレンオキ
シドとの反応生成物からなる疎水性塩基(該塩基は、2500〜3000のオー
ダの分子量を有する)との反応に起因する、40重量%〜80重量%のポリオキ
シエチレンを含み、かつ5000〜11000の分子量を有する化合物である。
この型の非イオン性界面活性剤の例には、BASFが販売している市販のTet
ronicTM化合物が含まれる。
【0039】 (iii)直鎖または分岐鎖のいずれかの2〜24個の炭素原子、好ましくは
6〜22個の炭素原子、より好ましくは6〜28個の炭素原子、さらにより好ま
しくは8〜18個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと、2〜35モル、好ま
しくは4〜25モル、より好ましくは5〜18モル、さらにより好ましくは3〜
15モルのエチレンオキシドとの縮合生成物。この型の物質の例としては、1モ
ルのココナッツアルコールあたり5〜18モルのエチレンオキシドを有し、ココ
ナッツアルコール画分は9〜14個の炭素原子を有する、ココナッツアルコール
エチレンオキシド縮合物である。この型の非イオン性界面活性剤の他の例には、
Shellから販売されている市販のDobanol(商品名)、Neodol(
商品名)またはBASFから販売されている市販のLutensol(商標名)
が含まれる。例えば、Dobanol(商品名)23.5(C12〜C13のE
O5)、Dobanol(商品名)91.5(C9〜C11のEO5)、Dob
anol(商品名)91.8(C9〜C11のEO8)、およびLutenso
l(商品名)AO30(C12〜C14のEO30)。
【0040】 (iv)1つのアルキル基が10〜18個の炭素原子の範囲であり、2つのア
ルキル基が1〜3個の炭素原子の範囲であり、このアルキル基は水酸基の置換基
を含むことができる、トリアルキルアミンオキシドおよびトリアルキルホスフィ
ンオキシド。特定の例としては、ドデシルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオ
キシドおよびテトラデシルジメチルホスフィンオキシドである。
【0041】 (v)エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの
縮合によって形成された疎水性塩基との縮合生成物。この化合物の疎水性部分は
、1500〜1800の分子量を有し、かつ非水溶性を示すことが好ましい。こ
の疎水性部分へのポリオキシエチレン部分の付加は、全体として分子の水溶性が
増加する傾向にあり、ポリオキシエチレン含有量が縮合生成物の全重量の50%
(40モルまでのエチレンオキシドとの縮合に相当する)までである場合、生成
物の液体としての性質を保持する。この型の化合物の例には、BASFから販売
されている市販のPluronicTM界面活性剤が含まれる。
【0042】 非イオン性界面活性剤として、6〜30個の炭素原子、好ましくは10〜16
個の炭素原子を含む疎水基、および多糖類、例えば、1.3〜10、好ましくは
1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7個の糖単位を含む親水基を有するポ
リグリコシドを有する、1986年1月21日にLlenadoに付与された米
国特許第4,565,647号に開示された、アルキルポリサッカライドもまた
有用である。5個または6個の炭素原子を含む任意の還元糖(例えば、グルコー
ス、ガラクトース)を使用することができ、ガラクトシル部分をグリコシル部分
に置換することができる。(任意選択的に、疎水基を2位、3位、4位などに付
加して、グルコシドまたはガラクトシドに対してグルコースまたはガラクトース
を得る)。糖間結合は、例えば、追加する糖単位の一つの部位と上記の糖単位の
2位、3位、4位および/または6位との間であり得る。
【0043】 任意選択的に、あまり望ましくないが、疎水性部分と多糖部分とを連結するポ
リアルキレンオキシド鎖が存在することもできる。好ましいアルキレンオキシド
は、エチレンオキシドである。典型的な疎水基には、飽和または不飽和で、分岐
鎖または非分岐鎖の8〜18個、好ましくは10〜16個の炭素原子を含むアル
キル基が含まれる。好ましくは、アルキル基は、3つまでの水酸基を含むことが
でき、および/またはポリアルキレンオキシド鎖は10個まで、好ましくは5個
未満のアルキレンオキシド部分を含むことができる。適切なアルキル多糖類は、
アルキルが、オクチル、ノニルデシル、ウンデシルドデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、およびオクタデシルで
ある、ジ、トリ、テトラ、ペンタ、およびヘキサグルコシド、ガラクトシド、ラ
クトシド、グルコース、フルクトシド、フルクトース、および/またはガラクト
ースである。適切な混合物には、ココナッツアルキルの、ジ、トリ、テトラ、お
よびペンタグルコシドならびに獣脂アルキルの、テトラ、ペンタ、およびヘキサ
グルコシドが含まれる。
【0044】 好ましいアルキルポリグリコシドは、次式を有する。 R2O(Cn2nO)t(グルコシル)x 式中、R2は、アルキル基が10〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原子
を含むアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキル
フェニル、およびその混合物からなる群から選択され;nは2または3、好まし
くは2であり;tは、0〜10、好ましくは0であり;xは1.3〜10、好ま
しくは1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である。グリコシルは、グル
コースから誘導されることが好ましい。これらの化合物を調製するために、アル
コールまたはアルキルポリエトキシアルコールを最初に形成させ、その後グルコ
ースまたはグルコース供給源と反応させてグルコシドを形成させる(1位での付
加)。次いで、さらなるグリコシル単位を、その1位と上記のグリコシル単位の
2位、3位、4位、および/または6位、好ましくは主に2位との間に付加する
ことができる。
【0045】 本明細書中での使用に適切な他の非イオン性界面活性剤には、次の構造式のポ
リヒドロキシ脂肪酸アミドが含まれる。
【0046】
【化1】
【0047】 式中、R1はH、C1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロ
キシプロピル、またはその混合物、好ましくはC1〜C4アルキル、より好ましく
はC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)で
あり;R2は、C5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C7〜C19アルキルま
たはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキルまたはアルケニル、最
も好ましくは直鎖C11〜C17アルキルまたはアルケニル、またはその混合物であ
り;Zは、炭素鎖に少なくとも3つのヒドロキシルが直接結合した直鎖ヒドロカ
ルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまたはそのアルコキシル化誘導
体(好ましくはエトキシル化またはプロポキシル化)である。 好ましくは、Zは、還元アミノ化反応おける還元糖から誘導され、よりこのまし
くはZはグリシチルである。適切な還元糖には、グルコース、フルクトース、マ
ルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、およびキシロースが含まれ
る。上記の個々の糖と同様に、原材料として、高デキストロースコーンシロップ
を利用することができる。これらのコーンシロップから、Zの糖成分の混合物を
得ることができる。これは、他の適切な原材料を決して排除しないと理解される
べきである。好ましくは、Zは、−CH2−(CHOH)n−CH2OH、−CH
(CH2OH)−(CHOH)n-1−CH2OH、−CH2−(CHOH)2(CH
OR’)(CHOH)−CH2OH[式中、nは、3〜5の整数であり、R’は
Hまたは環状もしくは脂肪族単糖類およびそのアルコキシル化誘導体である]か
らなる群から選択される。グリシチル、上記式中でnが4、特に−CH2−(C
HOH)4−CH2OH)が最も好ましい。
【0048】 式(I)では、R1は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イ
ソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、またはN−2−ヒドロキ
シプロピルであり得る。R2−CO−N<は、例えば、コカミド、ステアラミド
、オレアミド、ラウラミド、ミリスタミド、カプリカミド、パルミタミド、獣脂
アミドであり得る。Zは、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル
、1−デオキシマルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチ
ル、1−デオキシマンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどであり得る
【0049】 本明細書中での使用に適切なその他の非イオン性界面活性剤には、次式に対応
するアミンオキシドが含まれる。 RR’R”N→O 式中、Rは、6〜24個の炭素、好ましくは10〜18個の炭素を含む第一級ア
ルキル基であり、R’およびR”は、それぞれ独立して1〜6個の炭素原子を含
むアルキル基である。式中の矢印は、半極性結合の慣用的な表示である。好まし
いアミンオキシドは、第一級アルキル基が少なくとも分子のほとんど、一般的に
は分子の少なくとも70%、好ましくは少なくとも90%が直鎖であり、特に好
ましいアミンオキシドは、Rが10〜18個の炭素を含み、R’およびR”が共
にメチルである。好ましいアミンオキシドの例は、N−ヘキシルジメチルアミン
オキシド、N−オクチルジメチルアミンオキシド、N−デシルジメチルアミンオ
キシド、N−ドデシルジメチルアミンオキシド、N−テトラデシルジメチルアミ
ンオキシド、N−ヘキサデシルジメチルアミンオキシド、N−オクタデシルジメ
チルアミンオキシド、N−エイコシルジメチルアミンオキシド、N−ドコシルジ
メチルアミンオキシド、N−テトラコシルジメチルアミンオキシド、一方または
両方のメチル基がエチルまたは2−ヒドロキシエチル基と置換されている対応す
るアミンオキシドおよびこれらの混合物である。本明細書中での使用に最も好ま
しいアミンオキシドは、N−デシルジメチルアミンオキシドである。
【0050】 本発明の目的に適切なその他の非イオン性界面活性剤は、次式のホスフィンま
たはスルホキシド界面活性剤である。 RR’R”A→O 式中、Aは、リンまたは硫黄原子であり、Rは、6〜24個の炭素、好ましくは
10〜18個の炭素を含む第一級アルキル基であり、R’およびR”は、それぞ
れ独立してメチル、エチル、および2−ヒドロキシエチルからなる群から選択さ
れる。式中の矢印は、半極性結合の慣用的な表示である。
【0051】 好ましい実施形態では、本明細書中で使用される適切な非イオン性界面活性剤
は、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、アルキルアルコールの
ポリエチレンオキシド縮合物、アルキルポリサッカリド、またはその混合物であ
る。3〜25、好ましくは10〜25個のエトキシ基を有するC6〜C20、好ま
しくはC8〜C12アルキルフェノールエトキシレートおよび2〜35個、好まし
くは4〜25個、より好ましくは5〜18個、最も好ましくは3〜15個のエチ
レンオキシド単位を有するC2〜C24、好ましくはC8〜C18アルコールエトキシ
レート、ならびにその混合物が非常に好ましい。
【0052】 本明細書中での使用に適切な双イオン性界面活性剤は、比較的広範囲のpHで
同一の分子上に、陽イオン性および陰イオン性両方の親水基を付与する内部塩を
形成する塩基性基および酸性基を含む。典型的な陽イオン基は、第四級アンモニ
ウム基であるが、ホスホニウム、イミダゾリウム、およびスルホニウム基などの
他の正電荷の基を使用することができる。典型的な陰イオン性親水基は、カルボ
キシレートおよびスルホネートであるが、スルフェート、ホスホネートなどの他
の基を使用することができる。
【0053】 本明細書中での使用に好ましい双イオン性界面活性剤(すなわち、ベタインお
よび/またはスルホベタイン)の一般式は、次式で表わされる。 R1−N+(R2)(R3)R4- 式中、R1は、疎水基であり;R2は、水素、C1〜C6アルキル、ヒドロキシアル
キル、または他の置換C1〜C6アルキル基であり;R3は、R2に結合してNと環
構造も形成することができるC1〜C6アルキル、ヒドロキシアルキル、または他
の置換C1〜C6アルキル基、またはC1〜C6カルボン酸基またはC1〜C6スルホ
ネート基であり;R4は、陽イオン性の窒素原子を親水基に結合させる部分であ
り、典型的には、1〜10個の炭素原子を含むアルキレン、ヒドロキシアルキレ
ン、またはポリアルコキシ基であり;Xは、カルボキシレートまたはスルホネー
ト基、好ましくはスルホネート基である親水基である。
【0054】 好ましい疎水基R1は、アミド基、エステル基などの結合基を含み得る脂肪族
または芳香族の、飽和または不飽和、置換または非置換の炭化水素鎖である。よ
り好ましいR1は、1〜24個、好ましくは8〜18個、より好ましくは10〜
16個の炭素原子を含むアルキル基である。これらの単純なアルキル基は、コス
トおよび安定性の面で好ましい。しかし、疎水基R1はまた、式Ra−C(O)−
NRb−(C(Rc2mのアミドラジカルであり得る。式中、Raは、8〜20
個までの炭素原子を含む脂肪族または芳香族の、飽和または不飽和、置換または
非置換の炭化水素鎖、好ましくは、8〜20個まで、好ましくは18個まで、よ
り好ましくは16個までの炭素原子を含むアルキル基であり、Rbは、水素、1
〜4個の炭素原子を含む短鎖アルキルまたは置換アルキル、好ましくは、メチル
、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換エチルまたはプロピルおよびその混合物か
らなる群から選択される基であり、より好ましくはメチルまたは水素であり、R c は、水素およびヒドロキシ基からなる群から選択され、mは、1〜4、好まし
くは2〜3、より好ましくは3であり、(C(Rc2)部分に1つのヒドロキシ
基のみを含む。
【0055】 好ましいR2は、水素、または1〜4個の炭素原子を含むアルキルまたは置換
アルキル、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換エチルまたは
プロピルおよびその混合物からなる群から選択される基、より好ましくはメチル
である。好ましいR3は、C1〜C4カルボン酸基、C1〜C4スルホネート基、ま
たは1〜4個の炭素原子を含むアルキルもしくは置換アルキル、好ましくは、メ
チル、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換エチルもしくはプロピルおよびその混
合物からなる群から選択される基、より好ましくはメチルである。好ましいR4
は、(CH2n[式中、nは1〜10、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜
3の整数である]である。
【0056】 ベタイン/スルホベタインのいくつかの一般例は、米国特許第2,082,2
75号、同第2,702,279号、および同第2,255,082号(本明細
書中で参照により援用される)に記載されている。
【0057】 特に適切なアルキルジメチルベタインの例には、ココナッツ−ジメチルベタイ
ン、ラウリルジメチルベタイン、デシルジメチルベタイン、2−(N−デシル−
N、N−ジメチルアンモニア)アセテート、2−(N−ココN,N−ジメチルア
ンモニオ)アセテート、ミリスチルジメチルベタイン、パルミチルジメチルベタ
イン、セチルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタインが含まれる。例え
ば、ココナッツジメチルベタインは、Amonyl 265の商品名でSepp
icから市販されている。ラウリルベタインは、商標名Empigen BB/
L(商品名)でAlbright & Wilsonから市販されている。 ベタインのさらなる例は、商標名Mirataine H2C−HA(商品名
)でRhone−Poulencから市販されているラウリルイミノジプロピオ
ネートである。
【0058】 本発明の組成物として使用される特に好ましい双イオン性界面活性剤は、最適
なグリース洗浄性を付与するので、スルホベタイン界面活性剤である。 特に適切なスルホベタイン界面活性剤の例には、獣脂ビス(ヒドロキシエチル
)スルホベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルホベタインが含まれ、こ
れらは、それぞれ商標名Mirataine CBS(商品名)およびRewo
teric AM CAS 15(商品名)でRhone PoulencおよびW
itcoから市販されている。
【0059】 アミドベタイン/アミドスルホベタインのさらなる例には、ココアミドエチル
ベタイン、ココアミドプロピルベタインまたはC10〜C14脂肪族アシルアミドプ
ロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインが含まれる。例えば、C10〜C14 脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインは、商品名
「Varion CAS スルホベタイン」でSherex Companyから
市販されている。
【0060】 本明細書中での使用に適切なアミンは、以下の式RR’R”N[式中、Rは、
1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜20個の炭素原子を含む飽和または不飽
和の、置換または非置換、直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、R’およびR
”は、1〜30個の炭素原子を含む独立した飽和または不飽和の、置換または非
置換、直鎖または分岐鎖のアルキル基または水素である]である。本発明で使用
される特に好ましいアミンは、以下の式RR’R”N[式中、Rは、1〜30個
の炭素原子、好ましくは8〜20個の炭素原子、より好ましくは6〜16個の炭
素原子、最も好ましくは8〜14個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、直鎖
または分岐鎖のアルキル基であり、R’およびR”は、独立して、1〜4個の炭
素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子を含む置換または非置換、直鎖または分
岐鎖のアルキル基、より好ましくはメチル基またはその混合物である]を有する
アミンである。
【0061】 本明細書中での使用に適切なアミンは、例えば、C12ジメチルアミン、ココナ
ッツジメチルアミン、C12〜C16ジメチルアミンである。該アミンは、商品名G
enaminでHoechstから、商品名AromoxでAKZOから、また
は商品名RadiamineでFinaから市販されている。
【0062】 本明細書中での使用に適切な第四級アンモニウム界面活性剤は、式R123
4+-である。式中、Xは、ハロゲン、メチルスルフェート、メチルスルホ
ネート、またはヒドロキシドなどの対陰イオンであり、R1は、1〜30個の炭
素原子、好ましくは12〜20個の炭素原子、より好ましくは8〜20個の炭素
原子を含む飽和または不飽和の、置換または非置換、直鎖または分岐鎖のアルキ
ル基であり、R2、R3、およびR4は、独立して、水素、または1〜4個の炭素
原子、好ましくは1〜3個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、置換または非
置換、直鎖または分岐鎖のアルキル基、より好ましくはメチルである。本明細書
中での非常に好ましい第四級アンモニウム界面活性剤では、R1はC10〜C18
化水素鎖、最も好ましくはC12、C14、またはC16であり、R2、R3、およびR 4 は3つ全てがメチルであり、Xはハロゲン、好ましくはブロミドまたはクロリ
ド、最も好ましくはブロミドである。
【0063】 第四級アンモニウム界面活性剤の例は、ミリスチルトリメチルアンモニウムメ
チルスルフェート、セチルトリメチルアンモニウムメチルスルフェート、ラウリ
ルトリメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミ
ド(STAB)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)、および
ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド(MTAB)である。本明細書中で
非常に好ましいのは、ラウリルトリメチルアンモニウム塩である。このようなト
リメチル第四級アンモニウム界面活性剤は、商品名Empigen CMでHo
echstまたはAlbright & Wilsonから市販されている。
【0064】 本発明の組成物としての使用に適切な陽イオン界面活性剤は、長鎖ヒドロカル
ビル基を有するものである。このような陽イオン界面活性剤の例には、アルキル
ジメチルアンモニウムハロゲニドなどのアンモニウム界面活性剤、および次式を
有する界面活性剤が含まれる。
【0065】
【化2】
【0066】 式中、R2は、アルキル鎖に8〜18個の炭素原子を有するアルキル基またはア
ルキルベンジル基であり;R3は、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、
−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−、およびその混合物からな
る群から選択され;R4は、それぞれ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシ
アルキル、2つのR4基の結合によって形成されるベンジル環構造、−CH2CH
OH−CHOHCOR6CHOHCH2OH[R6は、1000未満の分子量を有
する任意のヘキソースまたはヘキソースポリマーである]、およびyが0でない
場合ハロゲンからなる群から選択され;R5はR4と同一であるか、R2+R5の炭
素原子の総数が18未満であるアルキル鎖であり、yは、それぞれ、0〜10で
あり、yの値の合計が0〜15であり、Xは任意の適合する陰イオンである。
【0067】 本明細書中で有用な他の陽イオン界面活性剤はまた、1980年10月14日
発行のCambreに付与された米国特許第4,228,044号(本明細書中
で参照により援用される)に記載されている。
【0068】 系のpHに依存して陽イオン性または陰イオン性であり得る両性および両性洗
剤は、ドデシルβ−アラニン、N−アルキルタウリン(米国特許第2,658,
072号の技術によるドデシルアラニンとイセチオン酸ナトリウムとの反応によ
って調製されたものなど)、N−高級アルキルアスパラギン酸(米国特許第2,
438,091号の教示にしたがって作製したもの)、および商標名「Mira
nol」で販売されており、米国特許第2,528,378号(この特許は本明
細書中で参照により援用される)に記載の製品などの洗剤である。さらなる合成
洗剤およびその市販の供給源のリストは、McCutcheon's Deter
gents and Emulsifiers、North American編
、1980(本明細書中で参照により援用される)に見出すことができる。
【0069】 本明細書中での使用に適切な陰イオン界面活性剤は、一般に当業者に公知の全
てのものである。好ましくは、本明細書中で使用される陰イオン界面活性剤には
、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェー
ト、アルキルアルコキシル化スルフェート、C6〜C20アルキルアルコキシル化
直鎖または分岐鎖ジフェニルオキシドジスルホネート、ジスルホネート、または
その混合物が含まれる。
【0070】 本明細書中での使用に適切なアルキルスルホネートには、式RSO3Mで表わ
される酸又は水溶性塩が含まれる。式中、Rは、C6〜C20直鎖または分岐鎖の
、飽和または不飽和のアルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ま
しくはC10〜C16アルキル基であり、MはHまたは陽イオン(例えば、アルカリ
金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウ
ムまたは置換アンモニウム(例えば、メチル、ジメチル、およびトリメチルアン
モニウム陽イオン、テトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペルジニウム陽
イオンなどのような第四級アンモニウム陽イオン、並びにエチルアミン、ジエチ
ルアミン、トリエチルアミンなどのようなアルキルアミンから誘導される第四級
アンモニウム陽イオン、およびその混合物)などである。
【0071】 本明細書中での使用に適切なアルキルアリールスルホネートには、式RSO3
Mの水溶性塩または酸が含まれる。式中、Rは、C6〜C20直鎖または分岐鎖の
、飽和または不飽和のアルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ま
しくはC10〜C16アルキル基で置換されたアリール、好ましくはベンジルであり
、MはHまたは陽イオン(例えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム
、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、またはアンモニウム
または置換アンモニウム(例えば、メチル、ジメチル、およびトリメチルアンモ
ニウム陽イオン、およびテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペルジニウ
ム陽イオンなどのような第四級アンモニウム陽イオン、並びにアルキルアミン(
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなど)から誘導される第四級
アンモニウム陽イオン、およびその混合物などである。
【0072】 C14〜C16アルキルスルホネートの例は、Hoechstから販売されている
Hostapur(商品名)SASである。市販のアルキルアリールスルホネー
トの例は、Su.Ma.のラウリルアリールスルホネートである。特に好ましい
アルキルアリールスルホネートは、商品名NansaでAlbrigh & Wi
lsonから販売されているアルキルベンゼンスルホネートである。
【0073】 本明細書中での使用に適切なアルキルスルフェート界面活性剤は、式R1SO4 Mで表わされる。式中、R1は、6〜20個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖
のアルキルラジカルおよびアルキル基に6〜18個の炭素原子を含むアルキルフ
ェニルラジカルからなる群から選択される炭化水素である。MはHまたは陽イオ
ン(例えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム
、カルシウム、マグネシウムなど))、またはアンモニウムまたは置換アンモニ
ウム(例えば、メチル、ジメチル、およびトリメチルアンモニウム陽イオン、お
よびテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペルジニウム陽イオンなどのよ
うな第四級アンモニウム陽イオン、並びにアルキルアミン(エチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミンなど)から誘導される第四級アンモニウム陽イオ
ン、およびその混合物などである。
【0074】 本明細書中で使用される特に好ましい分岐鎖アルキルスルフェートは、Isa
lchem 123 AS(商品名)などのような、全部で10〜14個の炭素原
子を含むものである。Enichemから市販されているIsalchem 1
23 AS(商品名)は、94%分岐鎖のC1213界面活性剤である。この物質
は、CH3−(CH2m−CH(CH2OSO3Na)−(CH2n−CH3[式中
、n+m=8〜9]とも記載することができる。好ましいアルキルスルフェート
はまた、アルキル鎖が全部で12個の炭素原子を含むアルキルスルフェート(す
なわち、2−ブチルオクチル硫酸ナトリウム)である。このようなアルキルスル
フェートは、商品名Isofol 12SでCondeaから市販されている。
特に適切な直鎖アルキルスルフェートには、Hoechstから市販されている
Hostapur(商品名)SASなどのC12〜C16パラフィンスルホネートが
含まれる。
【0075】 本明細書中での使用に適切なアルキルアルコキシル化スルフェート界面活性剤
は、式RO(A)mSO3Mで表わされる。式中、Rは、C6〜C20アルキル成分
を有する非置換C6〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル基、好ましくはC1 2 〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキ
ルまたはヒドロキシアルキルであり;Aは、エトキシまたはプロポキシ単位であ
り;mは、0より大きく、典型的には0.5と6との間、より好ましくは0.5
と3との間であり;Mは、Hまたは例えば金属陽イオン(例えば、ナトリウム、
カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム陽イオン
または置換アンモニウム陽イオンであり得る陽イオンである。アルキルエトキシ
ル化スルフェートならびにアルキルプロポキシル化スルフェートも、本明細書中
で意図される。置換アンモニウム陽イオンの特定の例には、メチル、ジメチル、
トリメチルアンモニウムおよびテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペルジニ
ウムなどのような第四級アンモニウム陽イオン、並びにエチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、その混合物などのようなアルカノールアミンから誘
導される陽イオンが含まれる。例として、界面活性剤は、C12〜C18アルキルポ
リエトキシレート(1.0)スルフェート(C12〜C18E(1.0)SM)、C 12 〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)スルフェート(C12〜C18
(2.25)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)スルフ
ェート(C12〜C18E(3.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレー
ト(4.0)スルフェート(C12〜C18E(4.0)SM)[式中、Mは、ナト
リウムおよびカリウムから適宜選択される]である。
【0076】 本明細書中での使用に適切なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖または分
岐鎖ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、以下の式で表わされる。
【0077】
【化3】
【0078】 式中、Rは、C6〜C20直鎖または分岐鎖で飽和または不飽和のアルキル基、好
ましくはC12〜C18アルキル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基であり、
+は、Hまたは陽イオン(例えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム、マグネシウムなど))である。本明細書中での使用に
特に適切なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖または分岐鎖ジフェニルオキ
シドジスルホネート界面活性剤は、C12分岐鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸
およびC16直鎖ジフェニルオキシドジスルホネートのナトリウム塩であり、それ
ぞれ、商品名Dowfax 2A1およびDowfax 8390でDOWから市
販されている。
【0079】 本明細書中で有用な他の陰イオン界面活性剤には、セッケンの塩(例えば、ナ
トリウム、カリウム、アンモニウムおよびモノ、ジ、トリエタノールアミン塩な
どのような置換アンモニウム塩を含む)、C8〜C24オレフィンスルホネート、
クエン酸のアルカリ土類金属塩の熱分解生成物のスルホン化によって調製される
スルホン化ポリカルボン酸(例えば、英国特許明細書第1,082,179号に
記載)、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェート(10モルま
でのエチレンオキシドを含む)、C1416メチルエステルスルホネートなどのよ
うなアルキルエステルスルホネート、アシルグリセロールスルホネート、脂肪族
オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエー
テルスルフェート、アルキルホスフェート、アシルイセチオネートなどのような
イセチオネート、N−アシルタウレート、アルキススクシメートおおびスルホス
クシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に、飽和および不飽和C12 〜C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステル(特に、飽和および不
飽和C6〜C14ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリサッカリド
のスルフェート(アルキルポリグルコシドのスルフェート(以下に記載の非イオ
ン性非硫酸化化合物)など)、式RO(CH2CH2O)kCH2COO−M+[式
中、RはC8〜C22アルキルであり、kは、0〜10の整数であり、Mは、可溶
性塩形成陽イオンである]などのようなアルキルポリエトキシカルボキシレート
が含まれる。樹脂酸および水素付加樹脂(松脂、水素付加松脂、およびトールオ
イル中に存在するかまたはそれに由来する樹脂酸および水素付加樹脂酸など)も
また適切である。さらなる例は、「Surface Active Agents
and Detergents」(第I巻および第II巻、Schwartz、
Perry and Berch)に記載されている。種々のこのような界面活性
剤はまた、一般に、1975年12月30日発行のLaughlin他に付与さ
れた米国特許第3,929,678号の第23段落第58行目〜第29段落第2
3行目に開示されている。
【0080】 本明細書中で任意選択的成分として使用される好ましい界面活性剤は、非イオ
ン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、双イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤、およびその混合物からなる群から選択される。より好ま
しくは、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤または陰イオン界面活性剤、また
はその混合物である。
【0081】他の任意選択的成分 本明細書中の組成物は、従来のほうろう洗浄成分をさらに含むことができる。
好ましくは、本発明の液体組成物は、目的とされる技術的利点および処理される
表面に応じて種々の任意選択的成分を含むことができる。
【0082】 本明細書中での使用に適切な任意選択的成分には、溶媒、ビルダー、キレート
剤、緩衝液、殺菌剤、ハイドロトロープ、着色剤、安定剤、ラジカル捕捉剤、ビ
ニルピロリドンのホモポリマーまたはコポリマー、ポリサッカリドポリマー、漂
白剤、漂白活性剤、防腐剤、泡調節剤(脂肪酸など)、酵素、汚れ懸濁剤、染料
移行剤、光沢剤、抗粉剤、分散剤、染料移行インヒビター、色素、酸、染料およ
び/または香料が含まれる。
【0083】溶媒 本発明の組成物は、非常に好ましい任意選択的成分として溶媒をさらに含むこ
とができる。 本明細書中では、溶媒は本明細書中の組成物の脂肪性の汚れの洗浄性能に貢献
するので、望ましい。
【0084】 本明細書中での使用に適切な溶媒には、グリコールまたはアルコキシル化グリ
コール、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、分岐鎖脂肪族ア
ルコール、分岐鎖アルコキシル化脂肪族アルコール、直鎖アルコキシル化C1
5アルコール、直鎖C1〜C5アルコール、C8〜C14アルキルおよびシクロアル
キル炭化水素およびハロ炭化水素およびその混合物が含まれるが、上記溶媒は本
明細書中に記載のジエチレングリコールのエーテルではない。
【0085】 本明細書中で使用される適切なグリコールは、式HO−CR12−OH[式中
、R1およびR2は、独立して、HまたはC2〜C10飽和または不飽和脂肪族炭化
水素鎖および/または環状のもの]である。本明細書中で使用される適切なグリ
コールは、ドデカングリコールおよび/またはプロパンジオールである。
【0086】 本明細書中で使用される適切なアルコキシル化グリコールは、式R−(A)n
−R1−OHである。式中、RはH、OH、1〜20個の炭素原子、好ましくは
2〜15個の炭素原子、より好ましくは2〜10個の炭素原子の直鎖状の飽和ま
たは不飽和アルキルであり、R1は、3〜20個の炭素原子、好ましくは3〜1
5個の炭素原子、より好ましくは3〜10個の炭素原子の直鎖状の飽和または不
飽和アルキルであり、Aはアルコキシ基、好ましくはエトキシ、メトキシ、およ
び/またはプロポキシであり、nは1〜5、好ましくは1〜2である。本明細書
中で使用される適切なアルコキシル化グリコールは、メトキシオクタデカノール
および/またはエトキシエトキシエタノールである。
【0087】 本明細書中で使用される適切なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R−(
A)n−OHである。式中、Rは、1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15
個の炭素原子、より好ましくは2〜10個の炭素原子のアルキル置換または非ア
ルキル置換アリール基であり、Aはアルコキシ基、好ましくはブトキシ、プロポ
キシおよび/またはエトキシであり、nは1〜5、好ましくは1〜2の整数であ
る。 適切なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンズオキシエタノールおよび/
またはベンズオキシプロパノールである。
【0088】 本明細書中で使用される適切な芳香族アルコールは、式R−OHである。式中
、Rは、1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜15個の炭素原子、より好まし
くは1〜10個の炭素原子のアルキル置換または非アルキル置換アリール基であ
る。例えば、本明細書中で使用される適切な芳香族アルコールは、ベンジルアル
コールである。
【0089】 本明細書中で使用される適切な分岐鎖脂肪族アルコールは、式R−OHである
。式中、Rは、1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、より
好ましくは5〜12個の炭素原子の分岐鎖状の飽和または不飽和アルキル基であ
る。本明細書中で使用される特に適切な分岐鎖脂肪族アルコールには、2−エチ
ルブタノールおよび/または2−メチルブタノールが含まれる。
【0090】 本明細書中で使用される適切なアルコキシル化分岐鎖脂肪族アルコールは、式
R−(A)nOHである。式中、Rは、1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜
15個の炭素原子、より好ましくは5〜12個の炭素原子の分岐鎖状の飽和また
は不飽和アルキル基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくはブトキシ、プロポ
キシおよび/またはエトキシであり、nは1〜5、好ましくは1〜2の整数であ
る。適切なアルコキシル化分岐鎖脂肪族アルコールには、1−メチルプロポキシ
エタノールおよび/または2−メチルブトキエタノールが含まれる。
【0091】 本明細書中で使用される適切なアルコキシル化直鎖C1〜C5アルコールは、式
R−(A)nOHである。式中、Rは、1〜5個の炭素原子、好ましくは2〜4
個の炭素原子の直鎖状の飽和または不飽和アルキル基であり、Aは、アルコキシ
基、好ましくはブトキシ、プロポキシおよび/またはエトキシであり、nは1〜
5、好ましくは1〜2の整数である。適切なアルコキシル化直鎖C1〜C5アルコ
ールは、ブトキシプロポキシプロパノール(n−BPP)、ブトキシエタノール
、ブトキシプロパノール、エトキシエタノールまたはその混合物である。ブトキ
シプロポキシプロパノールは、商品名n−BPPでDow chemicalか
ら市販されている。
【0092】 本明細書中で使用される適切な直鎖C1〜C5アルコールは、式R−OHである
。式中、Rは、1〜5個の炭素原子、好ましくは2〜4個の炭素原子の直鎖状の
飽和または不飽和アルキル基である。適切な直鎖C1〜C5アルコールは、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、またはその混合物である。
【0093】 他の適切な溶媒には、ブチルトリグリコールエーテル、テラミリックアルコー
ルなどが含まれる。本明細書中で使用される特に好ましい溶媒は、ブトキシプロ
ポキシプロパノール、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール
、メタノール、イソプロパノール、およびその混合物である。 本明細書中での使用に好ましい溶媒は、ブトキシプロポキシプロパノールn−
BPP)である。 典型的には、本発明の組成物は、全組成物の0.1重量%〜8重量%、好まし
くは0.5重量%〜5重量%、より好ましくは1重量%〜3重量%の溶媒を含む
【0094】ビニルピロリドンホモポリマーまたはコポリマー 本発明の組成物は、ビニルピロリドンホモポリマーまたはコポリマーを含むこ
とができる。 典型的には、本発明の組成物は、全組成物の0.01重量%〜5重量%、より
好ましくは0.05重量%〜3重量%、最もより好ましくは0.05重量%〜1
重量%のビニルピロリドンホモポリマーまたはコポリマーを含む。 本明細書中での使用に適切なビニルピロリドンホモポリマーは、以下の反復モ
ノマーを有するN−ビニルピロリドンのホモポリマーである。
【0095】
【化4】
【0096】 式中、n(重合度)は、10〜1,000,000、好ましくは20〜100,
000、より好ましくは20〜10,000の整数である。 したがって、本明細書での使用に適切なビニルピロリドンホモポリマー(「P
VP」)は、1,000〜100,000,000、好ましくは2,000〜1
0,000,000、より好ましくは5,000〜1,000,000、最も好
ましくは50,000〜500,000の平均分子量を有する。
【0097】 適切なビニルピロリドンホモポリマーは、製品名PVP K−15(粘度平均
分子量10,000)、PVP K−30(平均分子量40,000)、PVP
K−60(粘度平均分子量160,000)、およびPVP K−90(平均分
子量360,000)で、ISP Corporation、New York、
NY and Montreal、Canadaから市販されている。BASF
Cooperationから市販されている他の適切なビニルピロリドンホモポ
リマーには、Sokalan HP 165(商品名)、Sokalan HP 1
2(商品名)、Luviskol K30(商品名)、Luviskol K60
(商品名)、 Luviskol K80(商品名)、Luviskol K90
(商品名)、および洗剤分野の当業者に公知の他のビニルピロリドンホモポリマ
ーが含まれる(例えば、欧州特許第A−262,897号および同第A−256
,696号を参照のこと)。 本明細書中での使用に適切なビニルピロリドンのコポリマーには、N−ビニル
ピロリドンとアルキレン不飽和化モノマーとのコポリマー、またはその混合物が
含まれる。
【0098】 本明細書中のコポリマーのアルキレン不飽和化モノマーには、不飽和化ジカル
ボン酸(マレイン酸、クロロマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸
、フェニルマレイン酸、アコニット酸、アクリル酸、N−ビニルイミダゾール、
および酢酸ビニルなど)が含まれる。不飽和酸の任意の無水物(例えば、アクリ
レート、メタクリレート)を、使用することができる。スチレン、スルホン化ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレンなどの芳香
族モノマーおよび類似の周知のモノマーを使用することができる。
【0099】 ビニルピロリドンのコポリマーの分子量は、コポリマーが水溶性で、いくらか
の界面活性を有し、表面の親水性を増加させる様式でコポリマーを含む液体組成
物が硬質表面に吸着する限り、重要ではない。しかし、好ましいN−ピロリドン
とアルキレン不飽和化モノマーとのコポリマー、またはその混合物は、1,00
0と1,000,000との間、好ましくは10,000と500,000との
間、より好ましくは10,000と200,000との間の分子量である。
【0100】 例えば、本明細書中での使用に特に適切なN−ビニルイミダゾールN−ビニル
ピロリドンポリマーは、5,000〜1,000,000、好ましくは5,00
0〜500,000、より好ましくは10,000〜200,000の平均分子
量有を有する。平均分子量範囲を、Barth H.G.and Mays, J.
W.Chemical Analysis、第113巻、「Modern Met
hods of Polymer Characterization」に記載の
光散乱によって測定した。
【0101】 PVP/酢酸ビニルコポリマーなどのこのようなN−ビニルピロリドンとアル
キレン不飽和化モノマーとのコポリマーは、商標名Luviskol(商品名)
シリーズでBASFから市販されている。 本発明の組成物中で使用されるビニルピロリドンのコポリマーにはまた、四級
化したまたは四級化しないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリ
レートまたはメタクリルレートコポリマーが含まれる。
【0102】 本発明の組成物中での使用に適切なこのようなビニルピロリドン/ジアルキル
アミノアルキルアクリレートまたはメタクリレートコポリマー(四級化または非
四級化)は、以下の式によるものである。
【0103】
【化5】
【0104】 式中、nは、20モル%と99モル%との間、好ましくは40モル%と90モル
%との間であり、mは、1モル%と80モル%との間、好ましくは5モル%と4
0モル%との間であり;R1は、HまたはCH3を表し;yは0または1を示し;
2は、−CH2−CHOH−CH2−またはCX2X(Xは2〜18)であり;R 3 は、1〜4個の炭素原子の低級アルキル基、好ましくはメチルもしくはエチル
、または次の式
【0105】
【化6】
【0106】 であり;R4は、1〜4個の炭素原子の低級アルキル基、好ましくはメチルまた
はエチルであり、X-はCl、Br、I、1/2SO4、HSO4、およびCH3SO3 からなる群から選択される。。このポリマーを、フランス特許第2,077,1
43号および同第2,393,573号に記載の方法によって調製することがで
きる。
【0107】 本明細書中での使用に好ましい四級化または非四級化ビニルピロリドン/ジア
ルキルアミノアルキルアクリレートまたはメタクリレートのコポリマーは、1,
000と1,000,000との間、好ましくは10,000と500,000
との間、より好ましくは10,000と100,000との間の分子量である。
【0108】 このようなビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレートまたは
メタクリレートのコポリマーは、商品名コポリマー845、Gafquat 7
34、またはGafquat 755で、ISP Corporation、Ne
w York,NY and Montreal、Canadaから、または商品
名LuviquatでBASFから市販されている。 本明細書中での使用に好ましいビニルピロリドンホモポリマーまたはコポリマ
ーは、ビニルピロリドンホモポリマーである。
【0109】ポリサッカリドポリマー 本発明の組成物は、ポリサッカリドポリマーを含むことができる。 典型的には、本発明の組成物は、全組成物の0.01重量%〜5重量%、より
好ましくは0.05重量%〜3重量%、最も好ましくは0.05重量%〜1重量
%のポリサッカリドポリマーを含むことができる。
【0110】 本明細書中での使用に適切なポリサッカリドには、カルボキシメチルセルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、スクシノグリカンなどのような置換
セルロース物質、およびキサンタンゴム、グアールゴム、イナゴマメゴム、トラ
ガカントゴム、またはその誘導体もしくはその混合物などのような天然に存在す
るポリサッカリドポリマーが含まれる。
【0111】 本明細書中で使用される特定のポリサッカリドポリマーは、キサンタンゴムお
よびその誘導体である。キサンタンゴムおよびその誘導体は、例えば、商品名K
eltrol RD、Kelzan S、またはKelzan TでKelcoか
ら市販されている。他の適切なキサンタンゴムは、商品名Phodopol T
およびRhodigel X747でRhone Poulencから市販されて
いる。 本明細書中で使用されるスクシノグリカンゴムは、商品名Rheozanで、
Rhone Poulencから市販されている。
【0112】染料 本発明の液体組成物は、着色することができる。したがって、組成物は、染料
を含むことができる。本明細書中での使用に適切な染料は、安定な染料である。
「安定」とは、本明細書中では、本明細書中の組成物の酸性環境において化学的
および物理的に安定である化合物を意味する。
【0113】防腐剤 本発明の組成物は、任意選択的な成分として防腐剤をさらに含むことができる
。本明細書中で使用される防腐剤には、硬質表面洗浄組成物用の当業者に公知の
全ての防腐剤が含まれる。 防腐剤は本明細書中の組成物の安定性に寄与するので、本明細書中では防腐剤
の使用が望ましい。 本明細書中での使用に適切な防腐剤は、ジアゾリジニル尿素、クエン酸トリエ
チル、プロピル4−ヒドロキシベンゾエート、ソルビン酸、p−ヒドロキシベン
ゾエートまたはグルタルアルデヒドのNa塩、またはその混合物である。
【0114】ラジカル捕捉剤 本発明の組成物は、ラジカル捕捉剤を含むことができる。 本明細書中での使用に適切なラジカル捕捉剤には、周知の置換モノおよびジヒ
ドロキシベンゼンおよびそのアナログ、アルキルおよびアリールカルボキシレー
トおよびその混合物が含まれる。本明細書での使用に適切なこのようなラジカル
捕捉剤には、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノ
ン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン
、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、n−プロピル−ガレート
、またはその混合物が含まれ、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンが非常
に好ましい。N−プロピル−ガレートなどのこのようなラジカル捕捉剤は、商品
名Nipanox S1でNipa Laboratoriesから市販されてい
る。
【0115】 ラジカル捕捉剤は、使用する場合、本明細書中において、典型的には、全組成
物の10重量%まで、好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在す
る。 ラジカル捕捉剤の存在は、本発明の組成物に化学的安定性を付与し得る。
【0116】香料 本発明の組成物は、香料をさらに含むことができる。 本明細書中での使用に適切な香料には、嗅覚的利点を付与し、かつ/または製
品が有し得る任意の「化学的な」臭いを防ぐ物質が含まれる。香料成分の揮発性
が高く、低温で沸騰する(沸点が低い)この小分画の香料における主な機能は、
洗浄後の表面の臭いに影響を与えるよりも製品自体の臭いを改善することである
。しかし、いくらかの揮発性が低く、沸点が高い香料成分も表面に新鮮で清潔な
印象を与えるので、これらの成分は乾燥した表面に蓄積、かつ存在することが望
ましい。香料成分は、例えば、存在する場合、陰イオン洗剤の組成物中に容易に
溶解することができる。本明細書中で使用される適切な香料成分および組成物は
、当該分野で公知の従来のものである。任意の香料成分または香料の量の選択は
、審美的理由のみに基づく。
【0117】 適切な香料化合物および組成物は、当該分野で見出すことができ、これには1
979年3月20日発行のBrain and Cumminsに付与された米国
特許第4,145,184号、1980年6月24日発行のWhyteに付与さ
れた米国特許第4,209,417号、1985年5月7日発行のMoedde
lに付与された米国特許第4,515,705号、および1979年5月1日発
行のYoungに付与された米国特許第4,152,272号(この特許全体が
本明細書中で参照により援用される)が含まれる。香料の持続の程度は、使用し
た実際の香料物質の百分率におよそ比例する。比較的持続的な香料は、少なくと
も1%、好ましくは少なくとも10%の持続的香料物質を含む。持続的香料物質
は、洗浄過程によって表面に蓄積し、正常な嗅覚を有するヒトによって検出可能
である香気のある化合物である。典型的には、このような物質は、平均的な香料
物質の蒸気圧よりも低い蒸気圧を有する。また、香料物質は、典型的には、20
0を超える分子量であり、平均的な香料物質よりも低いレベルで検出可能である
。本明細書中で有用な香料成分は、その香りの特徴ならびに物理学的および化学
的性質(沸点および分子量など)と共に、「Perfume and Flav
or Chemicals(Aroma Chemicals)」、Steff
en Arctander著、1969年(本明細書中で参照により援用される
)に記載されている。
【0118】 高揮発性で低沸点の香料成分の例は、アネトール、ベンズアルデヒド、ベンジ
ルアセテート、ベンジルアルコール、蟻酸ベンジル、イソボルニルアセテート、
カンフェン、シスシトラル(ネラール)、シトロネラル、シトルネロール、シト
ロネリルアセテート、パラシメン、デカナール、ジヒドロリナロール、ジヒドロ
ミルセノール、ジメチルフェニルカルビノール、ユーカリプトール、ゲラニアル
、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルニトリル、シス−3−ヘキセニ
ルアセテート、ヒドロキシシトロネラル、d−リモネン、リナロール、リナロー
ルオキシド、リナリルアセテート、リナリルプロピオネート、メチルアントラニ
レート、αメチルイオノン、メチルノニルアセトアルデヒド、メチルフェニルカ
ルビニルアセテート、ラエボ−メンチルアセテート、メントン、イソメントン、
ミルセン、ミルセニルアセテート、ミルセノール、ネロール、ネリルアセテート
、ノニルアセテート、フェニルエチルアルコール、α−ピネン、β−ピネン、γ
−テルピネン、α−テルピネオーレ、β−テルピネオール、テルピニルアセテー
ト、およびベルテネックス(パラ第三級ブチルシクロヘキシルアセテート)であ
る。いくつかの天然油もまた、高揮発性香料成分の大部分を占めることができる
。例えば、ラバンジンは、主成分として以下を含む:リナロール、リナリルアセ
テート、ゲラニオール、およびシトロネロール。レモンオイルおよびオレンジテ
ルペンは、いずれも95%のd−リモネンを含む。
【0119】 中程度の揮発性香料成分の例は、アミル桂皮アルデヒド、イソアミルサリチレ
ート、β−カリオフィレン、セドレン、桂皮アルコール、クマリン、ジメチルベ
ンジルカルビニルアセテート、エチルバニリン、オイゲノール、イソオイゲノー
ル、フロールアセテート、3−シス−ヘキセニルサリチレート、ヘキシルサリチ
レート、リリアール(パラ第三級ブチル−α−メチルヒドロ桂皮アルデヒド)、
γ−メチルイオノン、ネロリドール、パチョリアルコール、フェニルヘキサノー
ル、β−セリネン、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、トリエチ
ルシトレート、バニリン、およびベラトルムアルデヒドである。シーダー材テル
ペンは、主にα−セドレン、β−セドレン、および他のC1524セスキテルペン
からなる。
【0120】 低揮発性で高沸点の香料成分の例は、ベンゾフェノン、ベンジルサリチレート
、エチレンブラシレート、ガラキソリド(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒド
ロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル−シクロペンタ−γ−2−ベンゾピ
ラン)、ヘキシル桂皮アルデヒド、リラール(4−(4−ヒドロキシ−4−メチ
ルペンチル)−3−シクロヘキセン−10−カルボキシアルデヒド)、メチルセ
ドリロン、メチルジヒドロジャスモネート、メチル−β−ナフチルケトン、ムス
クインダノン、ムスクケトン、ムスクチベテン、およびフェニルエチルフェニル
アセテートである。
【0121】 任意の特定の香料成分の選択を、主に審美的理由により決定する。 本明細書中の組成物は、全組成物の5重量%まで、好ましくは0.1重量%〜
1.5重量%の香料成分を含むことができる。
【0122】キレート剤 本明細書中で使用される他の任意選択的化合物には、キレート剤が含まれる。 キレート剤は、全組成物の10.0重量%まで、好ましくは、0.01重量%
〜5.0重量%を本明細書中の組成物に組込むことができる。
【0123】 本明細書中で使用される適切なホスホン酸塩キレート剤には、アルカリ金属エ
タン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレン
ホスホネート)、ならびにアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ニ
トリロトリエチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレン
ホスホネート、およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DT
PMP)を含むアミノホスホネート化合物を含むことができる。ホスホネート化
合物は、酸形態またはその酸機能の一部または全てに対して異なる陽イオンの塩
として存在し得る。本明細書中で使用される好ましいホスホネートキレート剤は
、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)およびエタ
ン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)である。このようなホスホネート
キレート剤は、商標名DEQUEST(商品名)でMonsantoから市販さ
れている。
【0124】 多官能基置換芳香族キレート剤はまた、本明細書中の組成物に有用であり得る
。1974年5月21日発行のConnor他に付与された米国特許第3,81
2,044号を参照のこと。酸形態のこの型の好ましい化合物は、1,2−ジヒ
ドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのようなジヒドロキシジスルホベンゼ
ンである。
【0125】 本明細書中での使用に好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,
N’−ジコハク酸、またはそのアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属、アンモ
ニウムもしくは置換アンモニウム塩またはその混合物である。エチレンジアミン
N,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体は、1987年11月3日発行の
Hartman and Perkinsに付与された米国特許第4,704,2
33号に広範に記載されている。エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸は、例
えば、商品名ssEDDSでPalmer Research Laborato
riesから市販されている。
【0126】 本明細書中で使用される適切なアミノカルボキシレートには、酸形態、または
アルカリ金属塩、アンモニウム塩、および置換アンモニウム塩の形態の、エチレ
ンジアミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチ
レントリアミンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレン
ジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプ
ロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、エタノールジグリ
シン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、およびメチルグリシン二酢酸(
MGDA)が含まれる。本明細書中で使用される特に適切なアミノカルボキシレ
ートは、ジエチレントリアミン五酢酸、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)
(例えば、商品名Trilon FSでBASFから市販されている)、および
メチルグリシン二酢酸(MGDA)である。 本明細書中で使用されるさらなるカルボキシレートキレート剤には、サリチル
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸、またはその混合物が
含まれる。
【0127】漂白剤 本明細書中の液体組成物はまた、漂白成分を含むことができる。当業者に公知
の任意の漂白剤が本明細書中での使用に適切であり、これには任意の過酸素漂白
剤ならびに次亜ハロゲン化物漂白剤が含まれる。
【0128】 本明細書中での使用に適切な過酸素漂白剤には、過酸化水素またはその供給源
が含まれる。本明細書中で使用される、「過酸化水素の供給源」は、この化合物
が水と接触した場合に活性酸素を生成する任意の化合物をいう。本明細書中での
使用に適切な水溶性過酸化水素供給源には、過炭酸塩、予備形成された過カルボ
ン酸、過ケイ酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩、有機および無機過酸化物、および/
またはヒドロペルオキシドが含まれる。
【0129】 本明細書中での使用に適切な次亜ハロゲン化物漂白剤には、例えば、アルカリ
金属次亜塩素酸塩のような塩素放出成分が含まれる。本発明の組成物は、この漂
白成分の存在下で安定であるという利点がある。アルカリ金属次亜塩素酸塩が好
ましいが、本明細書では他の次亜塩素酸も使用することができ、例えは、次亜塩
素酸カルシウムおよび次亜塩素酸マグネシウムから選択することができる。好ま
しい次亜塩素酸のアルカリ金属塩は、次亜塩素酸ナトリウムである。
【0130】漂白活性剤 本発明の組成物が過酸素漂白剤を含む好ましい実施形態では、組成物は漂白活
性剤をさらに含むことができる。 「漂白活性剤」は、本明細書中で、過酸化水素などの過酸素漂白剤と反応して
過酸を形成する化合物を意味する。したがって、形成された過酸により、活性化
された漂白剤になる。本明細書中で使用される適切な漂白活性剤には、エステル
、アミド、イミド、または無水物のクラスに属するものである。
【0131】 この型の適切な化合物の例は、英国特許第1,586,769号および同第2
,143,231号に開示されており、この化合物の小球形態の形成方法は、欧
州特許出願第EP−A−62523号に記載されている。本明細書中で使用され
るこの化合物の適切な例は、例えば、米国特許第4,818,425号に記載の
テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、3,5,5−トリメチルヘキサ
ノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジペルオキシドデカン酸、ならび
に例えば、米国特許第4,259,201号に記載のペルオキシアジピン酸のノ
ニルアミドおよびn−ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸(NOBS)である
。置換または非置換のベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム
、ノナノイルカプロラクタム、ヘキサノイルカプロラクタム、デカノイルカプロ
ラクタム、ウンデカノイルカプロラクタム、ホルミルカプロラクタム、アセチル
カプロラクタム、プロパノイルカプロラクタム、ブタノイルカプロラクタム、ペ
ンタノイルカプロラクタム、またはその混合物からなる群から選択されるN−ア
シルカプロラクタムもまた適切である。目的の漂白活性剤の特定のファミリーは
、欧州特許624154号に開示されており、アセチルトリエチルシトレート(
ATC)ファミリーが特に好ましい。アセチルトリエチルシトレートは、最終的
にクエン酸とアルコールに分解されるので環境にやさしいという利点がある。さ
らに、アセチルトリエチルシトレートは、保存の際製品中での加水分解安定性が
良好であり、有効な漂白活性剤である。最終的には、これにより組成物に対して
良好なビルダーとしての能力が得られる。
【0132】組成物の充填形態 本明細書中の組成物は、当業者に公知の種々の適切な洗剤パッケージに充填す
ることができる。液体組成物は、従来の洗剤用プラスチックボトルに充填される
ことが好ましい。
【0133】 1つの実施形態では、本明細書中の組成物は、合成有機重合プラスチック物質
でできた手動によるまたは電気操作による噴霧分散用容器に充填することができ
る。したがって、本発明はまた、噴霧分散ディスペンサー、好ましくは引き金付
き噴霧ディスペンサー、またはポンプ式噴霧ディスペンサーに充填された本発明
の液体洗浄組成物を含む。 実際、上記噴霧型ディスペンサーにより、本発明での使用に適切な液体組成物
を洗浄すべき表面の比較的広い範囲に均一に塗布することができる。このような
噴霧型ディスペンサーは、垂直表面の洗浄に特に適切である。
【0134】 本発明で使用される適切な噴霧型ディスペンサ−には、例えば、Specia
lty Packaging Products,Inc.、またはContin
ental Sprayers,Incから販売されている手動の泡発生トリガ
ー式ディスペンサーが含まれる。これらの型のディスペンサーは、例えば、Du
nnining他に付与された米国特許第4,701,311号およびFoca
rracciに付与された米国特許第4,646,973号および同第4,53
8,745号に開示されている。噴霧型ディスペンサー(Continenta
l Spray Internationalから市販されているT 8500(
商品名)またはCanyon、Northern Irelandから市販され
ているT 8100(商品名))が本明細書中で特に好ましい。このようなディ
スペンサーにより液体組成物は細かい液滴となり、これを処理すべき表面に噴霧
する。実際、使用者がポンプ機構を作動させる時に、使用者によるポンプ機構へ
のエネルギーの伝達を介して、ディスペンサー本体に充填された組成物は、噴霧
型ディスペンサーヘッドを通って放出される。より詳細には、上記噴霧型ディス
ペンサーヘッドでは、組成物を障害物(例えば、格子または錘状体など)に対し
て圧力をかけて、それにより液体組成物を霧状にさせる(すなわち、液滴形成を
補助する)ために衝撃を与える。
【0135】 実施例 表に記載の割合(重量%)で、表に記載の成分を含む組成物を作製した。
【0136】
【表1】
【0137】 Isalchem 123 AS(商品名)はErichemから市販されてい
る分岐鎖アルキルスルフェートである。 Kelzan T(商品名)は、Kelcoから販売されているキサンタンガ
ムである。 Luviskol K60(商品名)は、BASFから販売されているポリビ
ニルピロリドンである。 n−BPPは、Dow Chemicalから市販されているブトキシプロポ
キシプロパノールである。 Dobanol(商品名)は、Shellから市販されているC9〜C11エト
キシル化アルコールである。 Lutensol(商品名)AO 30は、BASFから市販いるC12〜C14
エトキシル化アルコールである。
【0138】 上記の全ての組成物は、ほうろう表面を処理した場合、ほうろうに対して安全
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/60 C11D 7/60 17/08 17/08 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 イアコヴィデス,パノス イタリア国、00144 ローマ、ヴィアッレ、 デッラストロノーミア 99 (72)発明者 オルランディーニ,ラウラ イタリア国、80070 バコーリ、ヴィア、 ファロ 35 (72)発明者 レッシオ,マリアローザ イタリア国、00153 ローマ、ヴィアーレ、 ディ、トラステヴェーレ 203 Fターム(参考) 4H003 AB27 AC08 BA12 DA03 DA08 DA17 DB01 EA16 EA21 EA23 EB04 EB07 EB08 EB28 EB46 ED02 FA21 FA28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安全なほうろう緩衝系を含む液体酸性組成物でのほうろう表
    面の洗浄方法であって、前記緩衝系は水酸化物および炭酸塩からなる群から選択
    される陰イオンと、115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを有する
    塩を含むが、ただし、前記組成物中にはジエチレングリコールのエーテルを含ま
    ないものである、前記洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記陽イオンが、カリウムイオン、アンモニウムイオン、セ
    シウムイオン、バリウムイオン、および第四級アンモニウムイオンからなる群か
    ら選択される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記陽イオンが、少なくとも125pmのイオン半径を有す
    る、前記請求項1または2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記緩衝成分が、水酸化カリウム(KOH)、炭酸カリウム
    (K2CO3)、炭酸水素カリウム(KHCO3)、水酸化アンモニウム(NH4
    H)、炭酸アンモニウム((NH42CO3)、炭酸水素アンモニウム(NH4
    CO3)、水酸化セシウム(CsOH)、水酸化バリウム(Ba(OH)2)、炭
    酸バリウム(BaCO3)、およびその混合物からなる群から選択される、前記
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記組成物が、全組成物の0.1重量%〜5重量%の前記緩
    衝系を含む、前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記組成物が、pH7未満である、前記請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記組成物が、さらに酸性度供給源を含む、前記請求項1な
    いし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記組成物が、全組成物の0.5重量%と10重量%との間
    の前記酸性度供給源を含む、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記組成物が、さらに界面活性剤を含む、前記請求項1ない
    し8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記組成物が、全組成物の15重量%までの前記界面活性
    剤を含む、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ほうろう表面洗浄用の組成物における安全なほうろう緩衝
    系の使用方法であって、前記緩衝系は、水酸化物および炭酸塩からなる群から選
    択される陰イオン、および115pmを超えるイオン半径を有する陽イオンとを
    有する塩を含み、それにより前記組成物がほうろうに対して安全である、前記使
    用方法。
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