JP2002504622A - 硬質表面クリーニング用液状組成物 - Google Patents

硬質表面クリーニング用液状組成物

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JP2002504622A JP2000533517A JP2000533517A JP2002504622A JP 2002504622 A JP2002504622 A JP 2002504622A JP 2000533517 A JP2000533517 A JP 2000533517A JP 2000533517 A JP2000533517 A JP 2000533517A JP 2002504622 A JP2002504622 A JP 2002504622A
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ジェイムズ ゴードン,ニール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングした表面に優れた清浄化効果をもたらす硬質表面クリーニング用液状組成物を開示する。 【解決手段】 式(I): 【化1】 で表わされるポリアルコキシレングリコールジエステル(式中、置換基R1及びR2はそれぞれ独立に、1〜36個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であり、nは10〜400の整数である)、及び式(II):RabcN又はRabc+Xで表わされる両性界面活性剤(式中、Raは6〜22個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であり、Rb及びRcはそれぞれ独立に同一又は異なりC1〜C6アルキルカルボン酸基で、Xは水素原子である)を含有する硬質表面クリーニング用液状組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、そのまま又は水で希釈した状態で使用して、特に油状汚れに対して
改良されたクリーニング効果をもたらす硬質表面クリーニング用液状組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】
硬質表面のクリーニングに特に適した液状組成物は当該技術分野において開示
されている。種々の表面及び汚れに対して優れたクリーニング効果をもたらす組
成物に多大の注力がなされてきた。しかしながら、これまでの組成物は消費者の
視点からは充分なものではなく、特に硬質表面を処理する際の汚れ除去に関し充
分なものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、固体表面、特に油で汚れた表面に対して改良された洗浄性能
をもたらす硬質表面クリーニング用液状組成物を調剤することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的は、特定の再汚染防止剤、すなわちここで定義されるポリアルコキシ
キレングリコールジエステル及び特定の界面活性剤すなわちここで定義される両
性界面活性剤を含む液状組成物を提供することにより達成されることが明らかに
なった。それにまた、本発明の組成物は、そのまま又は希釈した状態で使用した
場合の双方で、これら二つの必須成分の一つのみを含有する同様な組成物に比べ
改良されたクリーニング性能を示す。
【0005】 有利なことには、本発明の組成物は、上薬をつけた磁器タイル、上薬なしの磁
器タイル、ビニル、ワックスなしビニル、リノリウム、メラミン、ガラス、プラ
スチック、プラスチック化木材のような種々の材料で作られた清浄な硬質表面を
クリーニングするのに、そのまま又は例えば希釈濃度1:400(組成物:水)
に希釈した状態の双方で使用してもよい。
【0006】 本発明のさらなる利点は、本発明組成物によれば、台所油のような典型的な油
しみを包含する種々のタイプのしみ/汚れに対して、さらにまた典型的に台所に
見られる焦げた食物残さ/粘着性の食物残さのような他の頑固な汚れに対しても
優れた洗浄性能が得られることにあり、この性能は最初のクリーニング作業及び
次回の(その後の)クリーニング作業において使用しても発揮される。
【0007】 ポリアルコキシキレングリコールジエステル及び両性界面活性剤を含む本発明
組成物における他の利点は、クリーニングした表面に良好な光沢をもたらす性能
を有することにある。それにまた本発明組成物で洗浄した表面には、その後、例
えばすすぎ操作中に水と接触した場合、水の跡及び/又は石灰垢付着でさえも少
ないことが観察されることである。有利なことには、表面にもたらされる光沢効
果は数回のすすぎサイクルの後でも持続し、水の跡及び/又は石灰垢付着に対し
て長期間の持続的な防護をもたらし、その結果、長期持続性の光沢表面を提供す
ることである。
【0008】 また本発明の他の利点は、ポリアルコキシキレングリコールジエステルの存在
が要求される粘度をもたらし、その結果、本発明組成物を任意の他の増粘成分を
添加する必要なく効率的に垂直表面に使用できることである。また、本発明は、
費用効率の優れた方法で、垂直表面を含む任意の硬質表面に使用するのに適した
硬質表面クリーニング用組成物を提供する。
【0009】 好ましい態様において本発明組成物はさらに他の再汚染防止成分、好ましくは
ビニルピロリドン−ホモ又はコポリマーを含有する。驚くべきことには、ここで
定義する両性界面活性剤を含有する液状の硬質表面クリーニング用組成物中に、
ビニルピロリドン−ホモポリマー又はコポリマーと一緒に、ここで定義するよう
なポリアルコキシキレングリコールジエステルを使用すると、次回の(その後の
)クリーニングにおいてさらに容易に硬質表面クリーニングができるという知見
が得られた。より具体的には、ビニルピロリドン−ホモポリマー又はコポリマー
、特に四級化又は非四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリ
レート又はメタクリレートコポリマーと一緒に、ここで定義するようなポリアル
コキシキレングリコールジエステルを使用すると、次回の(その後の)クリーニ
ング性能において相乗効果をもたらすという知見が得られた。
【0010】発明の要旨 本発明は 式:
【化7】 で表わされるポリアルコキシレングリコールジエステル(式中、置換基R1及び R2はそれぞれ独立に、1〜36個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換、 飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であり、nは10〜40
0の整数である)、及び 式:
【化8】 で表わされる両性界面活性剤(式中、置換基Raは6〜22個の炭素原子を有す る、置換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素
鎖であり、置換基Rb及びRcはそれぞれ独立に同一又は異なりC1〜C6アルキ
ルカルボン酸基で、Xは水素原子である) を含有する液状の硬質表面クリーニング組成物を包含する。
【0011】 本発明はまた、上に定義された液状組成物を硬質表面に接触させる硬質表面の
クリーニング方法を包含する。
【0012】発明の詳細説明 液状組成物: 本発明組成物は第一の必須成分として、以下に定義するポリアルコキシレング
リコールジエステル又はその混合物を含有する。 普通、本発明組成物は、総組成物の0.001〜20重量%、好ましくは0.
01〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、最も好ましくは0.2〜
2重量%の該ポリアルコキシレングリコールジエステル又はその混合物を含有す
る。
【0013】 本発明に好適に用いられるポリアルコキシレングリコールジエステルは、次式
の構造を有する。
【化9】 式中、置換基R1及びR2はそれぞれ独立に、1〜36個の炭素原子を有する、置
換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であ
り、nは10〜400の整数である。
【0014】 好ましくは、置換基R1及びR2はそれぞれ独立に、1〜36個、好ましくは1
〜30個、より好ましくは1〜24個、さらにより好ましくは1〜22個、最も
好ましくは1〜18個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換の、線状若しく
は分枝状のアルキル基又はアルケニル基、又は、36個以下の、好ましくは6〜
36個、より好ましくは6〜30個の炭素原子を有するアリール基である。nは
20〜400、より好ましくは40〜300、さらにより好ましくは40〜20
0、最も好ましくは40〜150の整数である
【0015】 本発明で使用するポリアルコキシレングリコールジエステルは、少なくとも2
00、より好ましくは400〜10,000、最も好ましくは800〜6,00
0の分子量を有する。 本発明で使用する好適なポリアルコキシレングリコールジエステルは、O’O
−ジステアリルポリエチレングリコールジエステル(分子量6000)又はO’
O−ジオレイルポリエチレングリコールジエステル(分子量560)である。 このようなポリアルコキシレングリコールジエステルは、Akzo Nobel よりKES
SCO PEG 6000DS(登録商標)という名称で、Lonza よりPegosperse(登録商標)
という名称で、Huls よりMarlosol FS(登録商標)という名称で、商品として入
手可能である。
【0016】 本発明組成物は第二の必須成分として、以下に定義する両性界面活性剤又はそ
の混合物を含有する。 ここで用いられる好適な両性界面活性剤は式:
【化10】 で表わされる。 式中、置換基Raは6〜22個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換、飽和 若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であり、置換基Rb及びRc
それぞれ独立に同一又は異なりC1〜C6アルキルカルボン酸基で、Xは水素原
子である。
【0017】 好ましくは、置換基Raは、6〜22個、より好ましくは8〜20個、最も好 ましくは10〜18個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換の、飽和若しく
は不飽和の、線状若しくは分枝状のアルキル基、アルケニル基、アルキル−アリ
ール基である。 好ましくは、置換基Rb及びRcはそれぞれ独立に、同一又は異なり、C1〜C
4アルキルカルボン酸基、より好ましくは2個のC2アルキルカルボン酸基でる
。アルキルカルボン酸基のどちらか一つ若しくは双方が例えば酸形態で結合して
いても良いし、例えば塩形態で解離した塩であってもよい。塩形態においてカル
ボン酸基は、例えばナトリウム又はカリウムのような任意の一般的な金属対イオ
ンと結合していてもよい。
【0018】 本発明の組成物のpHに依存して、このような両性界面活性剤は、通常、中性
若しくは酸性pH(pH7以下)例えばpH6.5において両性形態即ちRabc+X、又は、通常アルカリ性pH(pH7より上)例えばpH11において
ジアニオン性形態即ちRabcN、のどちらかの形態で存在する。
【0019】 本発明に用いる好ましい両性界面活性剤は、Akzo Nobel からモノナトリウム 塩としてAmpholak YCA/P(登録商標):
【化11】 という商品名で販売されているココイミノジプロピオネートである。 ココイミノジプロピオネートは、また、Akcros からAmpholan U203(登録商標
)という商品名で入手可能である。
【0020】 本発明に用いる他の好ましい両性界面活性剤は、Cospha からDeriphat(登録 商標)160-Cという商品名で販売されているラウリルイミノジプロピオネートで ある。
【0021】 普通、本発明組成物は、総組成物の0.001〜20重量%、好ましくは0.
01〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、最も好ましくは0.2〜
4重量%のこのような両性界面活性剤又はその混合物を含有する。
【0022】 ポリアルコキシレングリコールジエステルとここに記載されたような両性界面
活性剤を液状組成物中で組み合わせることにより、それによってクリーニングさ
れた硬質表面に改良されたクリーニング効果がもたらされる知見が得られた。
【0023】 より具体的には、本発明の効果は、活性成分、即ちポリアルコキシレングリコ
ールジエステル及び両性界面活性剤の低い総濃度において優れたクリーニング性
能が得られることにある。特に好適な態様において、本発明組成物は、総組成物
の0.1〜20重量%のポリアルコキシレングリコールジエステル及び好ましく は0.2〜10重量%、より好ましくは0.3〜5重量%、最も好ましくは0. 3〜2重量%の両性界面活性剤を含有する。驚くべきことには、本発明組成物を
クリーニングすべき硬質表面にそのまま接触させたときのみならず、例えば希釈
濃度が水:組成物で(400:1)の濃度までの希釈した形態で接触させたとき
にも、優れたクリーニング性能、特に油クリーニング性能がもたらされる。
【0024】 有利なことには、本発明組成物は、優れた最初のクリーニング性能を発揮する
のみならず、優れた次回のクリーニング性能をも発揮する。 ここで「クリーニング性能」とは、台所油のような典型的な油しみ又は典型的
に台所に見られる焦げた食物残さ/粘着性の食物残さ(例えば焦げた牛乳)のよ
うな汚れを包含する種々のタイプの汚れに対する浄化のことをいう。
【0025】 最初の希釈クリーニング性能は下記の試験方法で評価できる。代表的な油/粒
状人工汚れを塗り、熟成することによりエナメル、ビニル又はセラミックのタイ
ルを調製する。試験組成物及び標準組成物を希釈し(例えば組成物:水の比が1
:50又は1:100)、スポンジに塗布し、Sheen scrub testerでタイルをク
リーニングするのに使用する。100%清浄にするのに必要なストロークの回数
を記録する。各汚れたタイルについて標準について繰り返し実施しつつ各測定結
果を得るのに最小6回の反復実験を行う。
【0026】 次回の希釈クリーニング性能は以下の実験方法により評価する。最初のクリー
ニングについての詳述した手順に引き続き、最初の試験で使用したタイルを更に
クリーニング又はすすぐことなく再び汚す。試験組成物で最初のクリーニングを
したタイルの同じ部分を同じ試験組成物でクリーニングするように注意してクリ
ーニング手順をSheen scrub testerを使用して繰り返す。100%清浄にするの
に必要なストロークの回数を記録する。各汚れたタイルについて標準について繰
り返し実施しつつ各測定結果を得るのに最小6回の反復実験を行う。この再汚染
及び洗浄操作を5回まで繰り返す。
【0027】 そのままの液状組成物のクリーニング性能を評価する試験方法は、試験組成物
及び標準組成物を希釈しないで用い、及びクリーニング後にすすぎサイクルを清
浄な水で行なう以外は上述と同じである。
【0028】 前述のポリアルコキシレングリコールジエステル又はその混合物は、両性界面
活性剤を含有する本発明の液状クリーニング組成物中に存在する場合、本発明組
成物で最初にクリーニングした表面への石灰垢付着及び/又は水の跡の付着の形
成を減少又は防止し、その結果、長期持続性の光沢をもたらすことが明らかにな
った。
【0029】 理論に拘束されるものではないが、ここで記述の再汚染防止剤はまた使用者の
皮膚に薄膜を形成する能力があり、改良された皮膚への優しさをもたらす。
【0030】 ポリアルコキシレングリコールジエステルの使用に関する付加的な利点は、そ
れらは硬質表面に付着して表面を親水性にするので、表面そのものが滑らかにな
り(これは該表面を触ることによってわかる)、これは表面が完全に清浄になっ
たと知覚させることに貢献する。
【0031】 また本発明の他の利点は、両性界面活性剤をポリアルコキシレングリコールジ
エステルを含有する液状クリーニング組成物に添加した場合、該組成物の粘性を
改良することである。また、再汚染防止剤は増粘剤として働き、よってそれらを
含有する本発明の液状組成物は、ブルックフィールド・レオメーターでスピンド
ル番号2で測定したとき、20℃で1〜1500cps、好ましくは10〜80
0cps、さらに好ましくは30〜600cpsの粘度を有する。
【0032】 硬質表面のクリーニングに特に適した本発明の組成物は液状組成物である。本
発明の液状組成物は好ましくは水性組成物として調製されるが、必ずしも水性組
成物として調製される必要はない。水性組成物は普通、総組成物の50〜99重
量%、好ましくは60〜95重量%、より好ましくは80〜95重量%の水を含
有する。
【0033】 本発明の液状組成物は0〜14の全pH範囲、好ましくは1〜13の範囲で調
製してよい。普通、本発明組成物は、7〜12の中性から高アルカリのpH範囲
、好ましくは9〜11、より好ましくは9.5〜11のpH範囲に調製する。本
発明組成物のpHは、有機酸若しくは無機酸のような酸性化剤、又は、NaOH
、KOH、K2CO3、NaCO3のようなアルカリ性化剤のような当業者に良く 知られた任意の手段で調整することができる。ここで用いるのに好ましい有機酸
はpkaが6未満のものである。好ましい有機酸は、クエン酸、乳酸、グリコー
ル酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸及びそれらの混合物からなる群より選
ばれる。該酸の混合物はBASFからSokalan (登録商標)DCSという商品名で商品 として入手可能である。
【0034】 有利なことには本発明組成物は物理的に安定で、即ち、20℃で4ヶ月間、よ
り典型的には20℃で6ヶ月間貯蔵しても相分離しない。
【0035】任意成分 本発明の液状組成物は、目的とする技術的利益及び処理すべき表面により、種
々の任意成分を含有していてもよい。
【0036】 ここで使用する任意成分には、他の再汚染防止成分、他の界面活性剤、ビルダ
ー、キレート化剤、ポリマー、溶媒、緩衝剤、殺菌剤、ヒドロトロープ、着色剤
、安定剤、ラジカルスカベンジャー、漂白剤、漂白活性剤、脂肪酸のような制泡
剤、酵素、汚れ沈殿防止剤、染料転移剤、増白剤、発じん防止剤、分散剤、染料
転移防止剤、顔料及び/又は香料が包含される。
【0037】他の再汚染防止成分 本発明の組成物の好ましい態様においては、ポリアルコキシレングリコールジ
エステルに加えて、さらに他の再汚染防止成分又はその混合物を含有する。
【0038】 本発明組成物に、ポリアルコキシレングリコールジエステルに加えて使用され
る好ましい再汚染防止成分は、当業者に知られた再汚染防止成分を包含し、なか
でも以下に定義するビニルピロリドンホモポリマー又はコポリマー、ポリサカラ
イドポリマー、ポリアルコキシレングリコール、モノ−又はジ−末端封鎖−ポリ
アルコキシレングリコール、又はその混合物を包含する。
【0039】 普通、本発明の組成物はこのような他の再汚染防止成分/ポリマー又はその混
合物をポリアルコキシレングリコールジエステルに加えて、総組成物の20重量
%以下、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、
最も好ましくは0.2〜2重量%含有してもよい。
【0040】 ここで使用するのに好適なビニルピロリドンホモポリマーは、下記繰り返し単
位を有するN−ビニルピロリドンホモポリマーである。
【化12】 式中、n(重合度)は、10〜1,000,000、好ましくは20〜100,
000、より好ましくは20〜10,000の整数である。
【0041】 従って、本発明に使用するのに好適なビニルピロリドンホモポリマー(「PV
P」は平均分子量が、1,000〜100,000,000、好ましくは2,0
00〜10,000,000、より好ましくは5,000〜1,000,000
、最も好ましくは50,000〜500,000である。
【0042】 好適なビニルピロリドンホモポリマーはISP社(ニュヨーク州、ニューヨーク 及びカナダ、モントリオール)からPVP K-15(登録商標)(粘度分子量10,0
00)、 PVP K-30(登録商標)(平均分子量40,000)、 PVP K-60(登録
商標)(平均分子量160,000)、 PVP K-90(登録商標)(平均分子量3 60,000)という商品名で入手可能である。BASF社から商品として入手可能
な他の好適なビニルピロリドンホモポリマーはSokalan HP 165(登録商標)及び
Sokalan HP 12(登録商標)を包含し;洗剤分野の当業者に知られた(例えばE
P−A−262,897号及びEP−A−256,696号を参照)ビニルピロ
リドンホモポリマーである。
【0043】 本発明で使用するのに好適なビニルピロリドンコポリマーは、N−ビニルピロ
リドンと、アルケニル的に不飽和モノマーとのコーポリマー又はその混合物であ
【0044】 ここで、コポリマーのアルケニル的に不飽和モノマーは、マレイン酸、クロロ
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、フェニルマレイン酸、アコ
ニット酸、アクリル酸、N−ビニルイミダゾール、ビニルアセテートのような不
飽和ジカルボン酸を包含する。例えばアクリレート、メタクリレートのような任
意の不飽和酸無水物を使用することができる。スチレン、スルホン化スチレン、
アルファ−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレンのような芳香
族モノマー及び類似のよく知られたモノマーも使用することができる。
【0045】 ビニルピロリドンコポリマーの分子量は、コポリマーが水溶性で、幾分界面活
性を有し、それを含有する液状組成物又は溶液(即ち希釈使用条件下)から硬質
表面に、表面の親水性を上げるように吸着される限り、特に重要ではない。しか
しながらN−ビニルピロリドンとアルケニル的に不飽和モノマーとの好適なコー
ポリマー又はその混合物は、1,000〜1,000,000、好ましくは10
,000〜500,000、より好ましくは10,000〜200,000の範
囲の分子量を有する。
【0046】 例えば、本発明に使用する特に好ましいN−ビニルイミダゾール−N−ビニル
ピロリドンーポリマーは、5,000〜1,000,000、好ましくは5,0
00〜500,000、さらに好ましくは10,000〜200,000の範囲
の平均分子量を有する。平均分子量の範囲はBarth H.G. 及びMays J.W.の Chemi
cal Analysis Vol 113,"Modern Methods of Polymer Characterization"に記載 の光散乱法で決定される。
【0047】 PVP/ビニルアセテート−コポリマーと同様に、N−ビニルピロリドンとア
ルケニル的に不飽和モノマーとのコーポリマーは、BASFからLuviskol(登録商標
)シリーズという商品名で入手可能である。 本発明組成物に好適に使用できる他のビニルピロリドンのコポリマーは、四級
化又は非四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキル−アクリレート又
はメタクリレート−コポリマーである。
【0048】 本発明組成物に使用するのに好適なビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキ
ル−アクリレート又はメタクリレート−コポリマー(四級化又は非四級化)は下
記式:
【化13】 で表わされる。 式中、nは20〜99モル%で好ましくは40〜90モル%で、mは1〜80モ
ル%で好ましくは5〜40モル%で;R1はH又はCH3;yは0又は1;R2は −CH2−CHOH−CH2−又はCX2Xここでx=2〜18;R3は炭素数1〜
4個の低級アルキル基、好ましくはメチル又はエチル、又は
【0049】
【化14】 で表わされる基であり、R4は炭素数1〜4個の低級アルキル基、好ましくはメ チル基又はエチル基であり;X-はCl、Br、I、1/2SO4、HSO4及び CH3SO3からなる群より選ばれる。このポリマーはフランス特許2,077,1
43号及び2,393,573号に記載の方法で調製することができる。
【0050】 本発明に使用する好ましい四級化又は非四級化ビニルピロリドン/ジアルキル
アミノアルキル−アクリレート又はメタクリレート−コポリマーは、分子量1,
000〜1,000,000、好ましくは10,000〜500,000、より
好ましくは10,000〜100,000の範囲である。
【0051】 このようなビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキル−アクリレート又は
メタクリレート−コポリマーは、ISP Corporation New York, NY 及びMontreal,
Canadaから商品名copolymer 845(登録商標), Gafquat 734(登録商標)又はG
afquat 755(登録商標)で、 BASFから商品名Luviquat(登録商標)で商品とし て入手可能である。 ここで最も好ましいのは、BASFより入手可能なビニルピロリドンとジメチルア
ミノエチルメタクリレートとの四級化共重合体(polyquaternium-11)である。
【0052】 両性界面活性剤、ポリアルコキシレングリコールジエステル及び第二再汚染防
止剤好ましくはビニルピロリドンホモポリマー若しくはコーポリマーを含有する
組成物である本発明の好適な態様においては、硬質表面を最初にこの組成物で処
理したとき、さらに改善された次回のクリーニング性能が得られる。理論に拘束
されることを望むものではないが、第一再汚染防止剤即ちポリアルコキシレング
リコールジエステル及び第二再汚染防止剤好ましくはビニルピロリドンホモポリ
マー若しくはコーポリマーは共に、これらによってクリーニングされた硬質表面
に、吸湿性層を残すように吸着する性質を有するものと推量される。得られた吸
湿性層は周辺環境の水の蒸気を引きよせ保持することができ、一度処理した表面
への汚れの付着をより効率的に減少させ、及び/又はその後付着した汚れの除去
を促進し、即ち、本発明の第一又は第二再汚染防止剤抜きの同様な組成物で同様
に汚れた硬質表面を最初にクリーニングした場合に比べ、次回のクリーニング操
作で汚れ落しにより少ない労力(より少ないこすり落とし及び/又は拭き取り及
び/又は化学作用)ですむようになる。
【0053】 とりわけ驚くべきことには、両性界面活性剤を含有する液状組成物中に、ここ
で定義するポリアルコキシレングリコールジエステル及びビニルピロリドンホモ
ポリマー若しくはコーポリマーを使用することに伴い、次回のクリーニング性能
において相乗効果が存在するという知見が得られた。即ち、両性界面活性剤を含
有する液状組成物中に、ここで定義するポリアルコキシレングリコールジエステ
ル及びビニルピロリドンホモポリマー若しくはコーポリマーを組み合わせること
によりもたらされる次回のクリーニング性能は、例えば同様の組成物で再汚染防
止剤の総濃度においてこれらの1成分のみを含有する組成物によってもたらされ
る次回のクリーニング性能に比べ優れている。
【0054】 本発明組成物のより好ましい態様において、ここで定義するポリアルコキシレ
ングリコールジエステル及びここで定義するビニルピロリドンホモポリマー若し
くはコーポリマーは、ポリアルコキシレングリコールジエステル:ビニルピロリ
ドンホモポリマー若しくはコーポリマーの重量比で1:100〜100:1、好
ましくは1:10〜10:1、より好ましくは1:2〜2:1で存在する。
【0055】 ここで使用する他の好適なポリマーは、カルボキシメチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロースのような置換セルロース材料、コハク酸グルカン及び
キサンタンガム、グァーガム、ローカストビーンガム、トラガントガムのような
天然ポリサッカライドポリマー又はこれらの誘導体又はこれらの混合物を包含す
るポリサッカライドポリマーである。
【0056】 特に、ここで使用されるポリサッカライドポリマーはキサンタンガム及びその
誘導体である。キサンタンガム及びその誘導体は商品として入手可能であり、例
えばKelcoから商品名Keltrol RD(登録商標)、 Kelzan S(登録商標)、Kelzan
T(登録商標)で入手可能である。
【0057】 本発明で使用する好ましい追加的な再汚染防止剤成分としてはさらに、以後に
定義するポリアルコキシレングリコール、モノ−及びジ−末端封鎖ポリアルコキ
シレングリコール又はこれらの混合物が挙げられる。 ここで使用するのに好適なポリアルコキシレングリコールは次式H−O−(C
2−CHR2O)n−Hにより表わされる。 ここで使用するのに好適なモノ−末端封鎖ポリアルコキシレングリコールは次
式R1−O−(CH2−CHR2O)n−Hにより表わされる。 ここで使用するのに好適なジ−末端封鎖ポリアルコキシレングリコールは次式
1−O−(CH2−CHR2O)n−R3により表わされる。
【0058】 これら式中、置換基R1及びR3はそれぞれ独立に、1〜30個の炭素原子を有
する置換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状炭化水素鎖
、又は1〜30個の炭素原子を有する線状若しくは分枝状の置換若しくは非置換
のアミノ基含有炭化水素鎖で、R2は水素原子又は1〜30個の炭素原子を有す る線状又は分枝鎖状炭化水素で、nは0より大きい整数である。
【0059】 好ましくはR1及びR3はそれぞれ独立に、1〜30個、好ましくは1〜16個
、より好ましくは1〜8個、最も好ましくは1〜4個の炭素原子を有する置換若
しくは非置換、線状若しくは分枝状のアルキル基、アルケニル基又はアリール基
、又は、1〜30個、より好ましくは1〜16個、さらにより好ましくは1〜8
個、最も好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアミノ基を含有する、線状若し
くは分枝状の、置換若しくは非置換のアルキル基、アルケニル基又はアリール基
である。好ましくはR2は水素原子又は1〜30個、より好ましくは1〜16個 、さらにより好ましくは1〜8個の炭素原子を有する線状又は分枝鎖状のアルキ
ル基、アルケニル基又はアリール基で、最も好ましくはR2はメチル基又は水素 原子である。好ましくはnは1より大きい整数で、より好ましくは5〜1000
、より好ましくは10〜100、さらにより好ましくは20〜60で、最も好ま
しくは30〜50である。
【0060】 本発明に使用する好ましいポリアルコキシレングリコール、モノ−、ジ−末端
封鎖ポリアルコキシレングリコールは少なくとも200、より好ましくは400
〜5000、最も好ましくは800〜3000分子量を有する。 本発明に使用する好ましいモノ−末端封鎖ポリアルコキシレングリコールは2
−アミノプロピルポリエチレングリコール(分子量2000)、メチルポリエチ
レングリコール(分子量1800)のようなものを包含する。このようなモノ−
末端封鎖ポリアルコキシレングリコールはHoeschtからポリグリコールシリーズ 又はHunstmanから商品名XTJ(登録商標)で商品として入手可能である。本発明 に使用する好ましいポリアルコキシレングリコールはポリエチレングリコール(
分子量2000)のようなポリエチレングリコールである。
【0061】 本発明に使用する好ましいジ−末端封鎖ポリアルコキシレングリコールは、O
,O’−ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール(分子量2000
)、O,O’−ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール(分子量4
00)、O,O’−ジメチルポリエチレングリコール(分子量2000)、ジメ
チルポリエチレングリコール(分子量2000)又はこれらの混合物である。本
発明に使用する好ましいジ−末端封鎖ポリアルコキシレングリコールは、ジメチ
ルポリエチレングリコール(分子量2000)である。例えばジメチルポリエチ
レングリコールはHoeschtからポリグリコールシリーズ例えばPEG DME-2000とし て、又はHuntsmanから商品名Jeffamine(登録商標)及び XTJ(登録商標)で入 手可能である。
【0062】界面活性剤 本発明の液状組成物は、ここで定義する両性界面活性剤に加えてさらなる界面
活性剤又はその混合物を含有することが好ましい。該界面活性剤は本発明の組成
物中に総組成物の0.1〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量%、より好
ましくは1〜10重量%の量存在していてもよい。
【0063】 本発明において界面活性剤は、本発明組成物のクリーニング性能にさらに貢献
するので望ましい。ここで使用する界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニ
オン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン界面活
性剤、及びこれらの混合物を包含する。
【0064】 特に好ましい界面活性剤は非イオン性界面活性剤である。本発明に使用するの
に好適な非イオン性界面活性剤は、アルキレンオキシド類(本来親水性)と有機
疎水性化合物との縮合により製造される化合物として広く定義できるクラスの化
合物を包含し、それは分枝若しくは線状の脂肪族(例えばゲルベ又は第二アルコ
ール)又は本来アルキル芳香族化合物であってよい。任意の特定疎水性基と縮合
する親水性基又はポリオキシアルキレン基の長さは、所望の親水性及び疎水性部
分のバランス度を有する水溶性化合物を得るように容易に調節することができる
。例えば、良く知られたクラスの非イオン性合成洗剤は市場で商品名「Pluronic
」で流通している。これらの化合物は、プロピレンオキシドとプロピレングリコ
ールとの縮合で形成された疎水性ベースとエチレンオキシドとを縮合させること
により調製できる。分子の疎水性部分はもちろん水不溶性を示し、分子量約15
00〜1800を有する。この疎水性部分へのポリオキシエチレン基の付加は分
子全体の水溶性を増加させやすく、製品の液状の性質はポリオキシエチレン含有
量が縮合生成物の総重量の約50%の点まで維持される。
【0065】 他の好適な非イオン性合成洗剤には: (i)アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、約6〜12
個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖形状のアルキル基を有するアルキルフェ
ノールと、エチレンオキシドとの縮合生成物でエチレンオキシドがアルキルフェ
ノール1モル当たり10〜25モルのエチレンオキシドの量で存在するもの。こ
の化合物のアルキル置換基は重合したプロピレン、ジイソブチレン、オクタン及
びノナン由来のものであっても良い;
【0066】 (ii)プロピレンオキシドとエチレンジアミン生成物との反応によって得られ
る生成物と、エチレンオキシドとの縮合によって得られる、疎水性要素と親水性
要素との所望のバランスにより組成が変化する化合物。例として、エチレンジア
ミンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物により構成され分子量が250
0〜3000程度の疎水性ベースとエチレンオキシド基との反応によって得られ
る、約40〜約80重量%のポリオキシエチレンを含有し、分子量が約5000
〜約11000の化合物が挙げられる;
【0067】 (iii)8〜18個の炭素原子を有し直鎖又は分枝鎖形状の脂肪族アルコール
と、エチレンオキシドとの縮合生成物、例えば、ココナッツアルコール1モル当
たり10〜30モルのエチレンオキシドを有し、ココナッツアルコール部分が1
0〜14個の炭素原子を有するココナッツアルコールエチレンオキシド縮合物;
【0068】 (iv)トリアルキルアミンオキシド及びトリアルキルホスフィンオキシドで、
1個のアルキル基が10〜18個の範囲の炭素原子を持ち、2個のアルキル基が
1〜3個ずつの範囲の炭素原子を持ち;アルキル基はヒドロキシル置換基を含む
ことができる;特定例としてドデシル−ジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキ
シド及びテトラデシルジメチルホスフィンオキシドが挙げられる。
【0069】 非イオン性界面活性剤として有用なものにはまた、米国特許4,565,64
7号(レナド、1986年1月21日発行)に開示の、約6〜約30個、好まし
くは約10〜約16個の炭素原子を含む疎水性基と、約1.3〜約10個、好ま
しくは約1.3〜約3個、最も好ましくは約1.3〜約2.7個のサッカライド
単位を含有する親水性基のポリグリコシドのようなポリサッカライドとを含有す
るアルキルポリサッカライドがある。5又は6個の炭素原子を含有する任意の還
元性サッカライド、例えばグルコース、ガラクトースを使用することができガラ
クトシル基はグルコシル基により置換されても良い(所望により2−、3−、4
−位等に疎水性基を結合させると、グルコシド又はガラクトシドの代わりにグル
コース又はガラクトースが得られる)。サッカライド間の結合は例えば、追加す
るサッカライド単位の一つの位置とすぐ前のサッカライド単位の2−、3−、4
−及び/又は6−位との間で行なうことができる。
【0070】 任意的であまり望ましくはないが、疎水性基とポリサッカライド基をつなげる
ポリアルキレンオキシド鎖があってよい。好ましいアルキレンオキシドはエチレ
ンオキシドである。典型的な疎水性基は約8〜約18、好ましくは約10〜約1
6個の炭素原子を含有する飽和若しくは不飽和、分枝鎖又は非分枝鎖のアルキル
基である。好ましくはアルキル基は約3以下のヒドロキシル基を含有することが
でき、及び/又はポリアルキレンオキシド鎖は約10以下、好ましくは5未満の
アルキレンオキシド基を含有することができる。好ましいアルキルポリサッカラ
イドは、オクチル、ノニルデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラ
デシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、及びオクタデシルポリサ
ッカライドで、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−及びヘキサグルコシド、ガラ
クトシド、ラクトシド、グルコース、フルクトシド、フルクトース及び/又はガ
ラクトースが挙げられる。好適な混合物はココナッツアルキル、ジ−、トリ−、
テトラ−及びペンタグルコシド及びタロウアルキルテトラ−、ペンタ−、及びヘ
キサグルコシドを含有する。
【0071】 好ましいアルキルポリグリコシドは式:
【化15】 を有する。式中R2は、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒ ドロキシアルキルフェニル及びこれらの混合物からなる群より選ばれ、アルキル
基は約10〜約18、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を含有する;nは
2又は3で好ましくは2である;tは0〜約10で好ましくは0であり;xは約
1.3〜約10で好ましくは約1.3〜約3で、最も好ましくは約1.3〜約2
.7である。glycosylは好ましくはグルコースから誘導される。これらの化合物
を調製するには、アルコール又はアルキルポリエトキシアルコールを最初に形成
し、次にグルコース又はグルコース源と反応させグルコシドを形成させる(1−
位に結合する)。追加するglycosyl単位はその1位とすぐ前のglycosyl単位の2
−、3−、4−、及び/又は6−位、好ましくは主に2−位との間で結合するこ
とができる。
【0072】 好ましくはないが、プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によ
って形成された疎水性ベースとエチレンオキシドとの縮合生成物もまた本発明に
使用するのに適している。これらの化合物の疎水性部分は好ましくは分子量約1
500〜約1800を有し水不溶性を示す。この疎水性部分へのポリオキシエチ
レン基の付加は分子全体としての水溶性を増加させ、生成物の液状の性質はポリ
オキシエチレン含有量が縮合生成物の総重量の約50%の点まで維持され、これ
は約40モルまでのエチレンオキシドとの縮合に相当する。このタイプの化合物
の例にはBASFにより提供されている商品として入手可能なPluronic(登録商標)
がある。
【0073】 また好ましくはないが、本発明において非イオン性界面活性剤として使用する
のに適しているのは、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応で得られ
る生成物とエチレンオキシドとの縮合生成物である。これらの生成物の疎水性基
はエチレンジアミンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物からなり、普通
、約2,500〜約3,000の分子量を有する。この疎水性基は縮合生成物が
約40〜約80重量%のポリオキシエチレンを含有し、約5,000〜約11,
000の分子量を有する程度までエチレンオキシドと縮合される。このタイプの
非イオン性界面活性剤にはBASFにより提供されている商品として入手可能なTetr
onic(登録商標)を包含する。
【0074】 本発明において使用するのに好適な他の非イオン性界面活性剤には、構造式:
【化16】 のポリヒドロキシ脂肪酸アミドが包含される。
【0075】 式中:R1はH、C1−C4炭化水素基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキ シプロピル基又はこれらの混合物であり、好ましくはC1−C4アルキルで、より
好ましくはC1又はC2アルキルで、最も好ましくはC1アルキル(メチル)であ る;R2はC5−C31炭化水素基で、好ましくは直鎖C7−C19アルキル若しくは アルケニル基で、より好ましくは直鎖C9−C17アルキル若しくはアルケニル基 、最も好ましくは直鎖C11−C17アルキル若しくはアルケニル基又はこれらの混
合物である;Zは、少なくとも3個のヒドロキシル基が直接結合した直鎖状炭化
水素鎖を有するポリヒドロキシ炭化水素基、又はそのアルコキシ化誘導体(好ま
しくはエトキシ化又はプロポキシ化誘導体)である。Zは好ましくは還元糖から
還元アミノ化反応により誘導され;より好ましくはZはグリシチル基である。好
ましい還元糖にはグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラク
トース、マンノース及びキシロースである。原料として高級ブドウ糖トウモロコ
シシロップを上にリストした個々の糖と同様に使用することができる。これらの
トウモロコシシロップはZに用いる糖成分の混合物をもたらす。他の好適な原料
を除外することを意図するものではないことを理解されるべきである。Zは、−
CH2−(CHOH)n−CH2OH、−CH(CH2OH)−(CHOH)n-1−C
2OH、−CH2−(CHOH)2(CHOR’)(CHOH)−CH2OHからなる
群より選ばれ、式中nは3及び5を含める3〜5の整数で、R’はH又は環状若
しくは脂肪族モノサッカライド及びそれらのアルコキシ化誘導体である。最も好
ましくはnが4のグリシチル基、特に−CH2−(CHOH)4−CH2OHである
【0076】 式(I)中、R1は例えばN−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イソ プロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、又はN−2−ヒドロキシプ
ロピルであってよい。R2−CO−N<は例えばコカアミド、ステアラミド、オレ
アミド、ラウラミド、ミリスチルアミド、カプリンアミド、パルミチルアミド、
牛脂アミド等である。Zは、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチ
ル、1−デオキシマルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチ
チル、1−デオキシマンニチル、1−デオキシマルトトリオチチル等であってよ
い。
【0077】 本発明の一つの態様において使用する好適な界面活性剤はアルキルフェノール
のポリエチレンオキシド縮合物、第1級及び第2級脂肪族アルコールと約1〜約
25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、アルキルポリサッカライド及びこ
れらの混合物である。最も好ましいのは3〜15個のエトキシ基を有するC8− C14アルキルフェノールエトキシ化物及び2〜10個のエトキシ基を有するC8 −C18アルコールエトキシ化物(好ましくは平均C10)、及びこれらの混合物で
ある。
【0078】 非イオン性界面活性剤は本発明組成物に用いるのに好適な任意的界面活性剤で
ある。 特に好ましい界面活性剤はまたアニオン性界面活性剤を包含する。本発明に用
いるのに好適なアニオン性界面活性剤は、約8〜約24個、好ましくは約10〜
約20個の炭素原子を含有するアルカリ金属(例えばナトリウム又はカリウム)
脂肪酸、又はその石鹸である。
【0079】 石鹸を製造するのに使用される脂肪酸は、例えば植物又は動物由来のグリセラ
イド(例えば、パーム油、ココナッツ油、ババスヤシ油、大豆油、ヒマシ油、牛
脂、鯨油、魚油、牛脂、グリース、ラード及びこれらの混合物)ような天然源か
ら得られる。脂肪酸はまた合成的に調製できる(例えば石油原料油の酸化又はFi
scher-Tropch法による)。アルカリ金属石鹸は脂肪及び油の直接鹸化、又は別途
製造された遊離脂肪酸の中和により製造することができる。ココナッツ油及び牛
脂由来の脂肪酸混合物のナトリウム及びカリウム塩、即ち牛脂及びココナッツの
ナトリウム及びカリウム石鹸が特に有用である。
【0080】 ここで脂肪酸混合物に関して使用される用語「牛脂」は、典型的には2.5%
のC14、29%のC16、23%のC18、2%のパルミトレイン酸、41.
5%のオレイン酸及び3%のリノール酸(リストした最初の3個の脂肪酸は飽和
脂肪酸である)の炭素鎖長の概略分布を有する。種々の動物牛脂及びラード由来
の脂肪酸のような同様な分布の他の混合物もまた牛脂という用語に包含される。
牛脂はまた、硬化(水素化)して不飽和脂肪酸残基の一部又は全部が飽和脂肪酸
残基に変換することもできる。ここで使用される用語「ココナッツ」は、典型的
には約8%のC8、7%のC10、48%のC12、17%のC14、9%のC
16、2%のC18、7%のオレイン酸及び2%のリノール酸(リストした最初
の6個の脂肪酸は飽和脂肪酸である)の炭素鎖長の概略分布を有する。パーム種
子油及びババスヤシ油のような同様な炭素鎖長分布を有する他の混合物もまたコ
コナッツという用語に包含される。
【0081】 ここで使用するのに好適なアニオン性界面活性剤には、約8〜約22個の炭素
原子を含有するアルキル残基並びにスルホン酸エステル残基及び硫酸エステル残
基からなる群より選ばれる残基を分子構造中に有する有機硫酸化反応生成物の水
溶性塩、特にアルカリ金属塩を包含する。
【0082】 これらの合成洗剤の重要な例には、アルキル硫酸のナトリウム、アンモニウム
又はカリウム塩、特に牛脂又はココナッツ油のグリセライドを還元することによ
り製造される高級アルコールを硫酸化して得られるもの; アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム又はカリウム塩で、アルキル基が約
9〜約15個の炭素原子を含有し、引用して本明細書に含める特に米国特許2,
220,099号及び2,477,383号に記載のタイプのもの; アルキルグリセロールエーテルスルホン酸ナトリウム塩、特に牛脂及びココナ
ッツ油由来の高級アルコールエーテルのようなもの; ココナッツ油脂肪酸モノグリセライドの硫酸ナトリウム塩及びスルホン酸ナトリ
ウム塩; 1モルの高級脂肪族アルコール(例えば牛脂又はココナッツ油アルコール)と
約3モルのエチレンオキシドとの反応生成物の硫酸エステルのナトリウム若しく
はカリウム塩; 1分子当たり約4単位のエチレンオキシドを有し、アルキル残基が約9個の炭
素原子を含有するアルキルフェノールエチレンオキシドエーテル硫酸ナトリウム
若しくはカリウム塩; イセチオン酸でエステル化した脂肪酸の反応生成物で水酸化ナトリウムにより
中和されたもので、例えば脂肪酸がココナッツ油由来のもの; メチルタウリンの脂肪酸アミドのナトリウム若しくはカリウム塩で脂肪酸が例
えばココナッツ油由来のもの; 並びに、その他当該技術分野で知られているもの、多くは引用し本明細書に含
める米国特許2,486,921号、2,486,922号及び2,396,2
78号に詳しく説明されている;がある。
【0083】 ここで使用するのに好適な双性イオン性洗剤は、広範囲のpH値においてカチ
オン性及びアニオン性の双方の親水基の分子を与える内部塩を形成する塩基性基
及び酸性基の双方を分子内に含有するベタイン及びベタインのような洗剤が含ま
れる。これらの洗剤の一般的ないくつかの例は、引用し本明細書に含める米国特
許2,082,275号、2,702,279号及び2,255,082号に記
載されている。
【0084】 好ましい双性イオン性洗剤化合物は式:
【化17】 を有する。 式中R1は8〜22個の炭素原子を含有するアルキル基、R2及びはR3は1〜3 個の炭素原子を含有する、R4は1〜3個の炭素原子を含有するアルキレン鎖、 Xは水素原子及びヒドロキシル基からなる群より選ばれる基、Yはカルボキシル
基及びスルホニル基からなる群より選ばれ、R1、R2及びR3基の合計は14〜 24個の炭素原子を有する。
【0085】香料 本発明に使用する好ましい香料には、嗅覚感性的利益及び/又は製品が有する
かも知れない任意の「化学的」匂いをすべて含む材料を包含する。これらの香料
の少割合量の高揮発性、低沸点(低い沸点を有する)の香料成分の主機能は、ク
リーニングした表面の後に残る香気に影響を与えることではなく、製品自体の香
気を改良することにある。しかしながら、揮発性がより弱く高沸点の香料成分は
、表面に新鮮で清浄な印象を与えるから、これらの成分が乾燥表面に付着し存在
することが好ましい。香料成分は組成物中に、例えば両性界面活性剤によりに容
易に溶解することができる。本発明に使用するのに適した香料成分及び組成物は
当該技術分野で知られた従来のものである。香料成分の選択又は香料の量は感覚
的な考慮にもっぱら基づく。
【0086】 好ましい香料化合物及び組成物は、米国特許4,145,184号(ブレイン
及びコミンス、1979年3月20日発行);米国特許4,209,417号(
ホワイト、1980年6月24日発行);米国特許4,515,705号(モエ
デル、1985年5月7日発行);米国特許4,152,272号(ヤング、1
979年5月1日発行);を包含する当該技術分野で見出すことができ、これら
の特許は全て引用し本明細書に含める。一般的に香料の付着程度は概略、使用さ
れる付着性香料成分の百分率に比例する。比較的付着性のある香料は少なくとも
約1%、好ましくは約10%の付着性香料成分を含有する。付着性香料成分はク
リーニング操作により表面に付着し、人の普通の嗅覚で感知できる芳香を放つ化
合物である。このような成分は典型的には平均的香料成分の蒸気圧よりも低い蒸
気圧を有する。また、それらは典型的には約200以上の分子量を有し、平均的
香料成分よりも低い濃度で感知できる。本発明で有用な香料成分は、香気特性、
沸点、分子量のようなそれらの物理的化学的性質と共に、引用し本明細書に含め
る「Perfume and Flavor Chemicals(Aroma Chemicals)」(Steffen Arctander、 1969年著者により公表)与えられている。
【0087】 高揮発性、低沸点の香料成分の例は:アネトール、ベンズアルデヒド、ベンジ
ルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルホルメート、イソ−ボルニルアセ
テート、カンフェン、シスシトラール(ネラール)、シトロネラル、シトロネロ
ール、シトロネリルアセテート、パラ−シメン、デカナール、ジヒドロリナロー
ル、ジヒドロミルセノール、ジメチルフェニルカルビノール、ユーカリプトール
、ゲラニアール、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルニトリル、シス
−3−ヘキシルアセテート、ヒドロキシシトロネラール、d−リモネン、リナロ
オール、リナロオールオキシド、リナリルアセテート、リナリルプロピオネート
、アントラニル酸メチル、アルファ−メチルイオノン、メチルノニルアセトアル
デヒド、メチルフェニルカルビニルアセテート、左旋光性メンチルアセテート、
メントン、イソ−メントン、ミルセン、ミルセニルアセテート、ミルセノール、
ネロール、ネリルアセテート、ノニルアセテート、フェニルエチルアルコール、
アルファ−ピネン、ベータピネン、ガンマ−テルピネン、アルファ−テルピネオ
ール、ベータテルピネオール、テルピニルアセテート及びvertenex(パラ−ター
シャリ−ブチルシクロヘキシルアセテート)である。天然油の幾つかもまた高濃
度の高揮発性香料成分を含有する。例えば、lavandinは主成分として:リナロオ
ール;リナルアセテート;ゲラニオール及びシトロネロールを含有する。レモン
油及びオレンジテルペンは共に約95%のd−リモネンを含有する。
【0088】 中揮発性香料成分の例として:アミルケイ皮アルデヒド、イソ−アミルサリチ
レート、ベータ−カリオフィレン、セドレン、ケイ皮アルコール、クマリン、ジ
メチルベンジルカルビニルアセテート、エチルバニリン、オイゲノール、イソ−
オイゲノール、フロールアセテート、ヘリオトロピン、3−シス−ヘキセニルサ
リチレート、ヘキシルサリチレート、lilial(パラ−タシャリーブチル−アルフ
ァ−メチルヒドロケイ皮アルデヒド)、ガンマ−メチルイオノン、ネロリドール
、パチュウリアルコール、フェニルヘキサノール、ベータセリネン、トリクロロ
メチルヘニルカルビニルアセテート、トリエチルクエン酸エステル、バニリン及
びベラトルアルデヒドが挙げられる。シーダ材テルペンは主にアルファ−セドレ
ン、ベータセドレン及び他のC15H24セスキテルペンから構成される。
【0089】 低揮発性、高沸点香料成分の例として:ベンゾフェノン、ベンジルサリチレー
ト、エチレンブラシレート、galaxolide(1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロ-4,6,6,7,8
,8-ヘキサメチル-シクロペンタ-ガンマ-2-ベンゾピラン)、ヘキシルケイ皮アル
デヒド、lyral(4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-10-カル
ボキシアルデヒド)、メチルセドリロン、メチルジヒドロジャスモネート、メチ ル−ベータ−ナフチルケトン、ジャコウインダノン、ジャコウケトン、ジャコウ
チベッテン、及びフェニルエチルフェニルアセテートが挙げられる。
【0090】 特定の香料成分の選択は本質的に感覚的な要件により決められる。 本発明の組成物は、全組成物の5.0重量%以下、好ましくは0.1〜1.5
重量%の香料成分又はその混合物を含有する。
【0091】キレート剤 本発明に使用する他の任意化合物にはキレート剤又はその混合物が包含される
。キレート剤は本発明の組成物中に、総組成物の0.0〜10.0重量%、好ま
しくは0.1〜5.0重量%の範囲で含有させることができる。
【0092】 本発明で使用するのに好適なホスホネートキレート剤は、エタン−1−ヒドロ
キシル−ジホスホン酸アルカリ金属塩(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレ
ンホスホネート)、同様に、アミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATM
P)、ニトリロトリメチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラ
メチレンホスホネート、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート
(DTPMP)を含むアミノホスホネート化合物を包含する。ホスホネート化合
物は、酸形態又は酸官能基の幾つか若しくは全てに異なるカチオンが結合した塩
の形態で存在してもよい。本発明で使用するのに好ましいホスホネートキレート
剤はジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)及びエタ
ン−1−ヒドロキシル−ジホスホネート(HEDP)である。このようなホスホ
ネートキレート剤はMonsantoから商品名DEQUEST(登録商標)で商品として入手 できる。
【0093】 多官能性−置換−芳香族キレート剤もまた本発明の組成物に有用である。米国
特許3,812,044号(1974年5月21日発行、コンノアら)を参照。
酸形態のこのタイプの好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジス
ルホベンゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0094】 本発明に使用する好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミン−N,N
’−ジコハク酸又はそのアルカリ金属塩、若しくはアルカリ土類塩、若しくはア
ンモニウム塩、若しくは置換アンモニウム塩、若しくはこれらの混合物である。
エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体は米国特許4
,704,233号(1987年11月3日、ハートマン及びパーキンス)に外
延的に記載されている。エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸は、例えばPa
lmer Research LaboratoriesからssEDDS(登録商標)という商品名で商品として 入手可能である。
【0095】 本発明に使用するのに適したアミノカルボキシレートには、エチレンジアミン
テトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレントリア
ミンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミント
リアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネー
ト、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、エタノール−ジグリシン、プ
ロピレンジアミンテトラ酢酸(PDTA)及びメチルグリシン−ジ−酢酸(MG
DA)、これらの酸形態又はアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム
塩の形態の双方を包含する。本発明に使用するのに特に好適なアミノカルボキシ
レートには、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、プロピレンジアミンテトラ酢酸
(PDTA)これは例えばBASFより商品名Trilon FS(登録商標)で商品として 入手可能である、及びメチルグリシン−ジ−酢酸(MGDA)が挙げられる。 さらに、本発明に使用するカルボキシレートキレート剤には、サリチル酸、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸又はこれらの混合物を包含す
る。
【0096】ビルダー 本発明の液状組成物はまた任意成分としてビルダー又はその混合物を含有して
いてもよい。本発明に使用する好ましいビルダーはポリカルボキシレート及びポ
リホスフェート並びにこれらの塩を包含する。普通本発明の組成物は総組成物の
20.0重量%以下、好ましくは0.1〜10.0重量%、より好ましくは0.
5〜5.0重量%のビルダー又はその混合物を含有する。
【0097】 本発明に使用するのに適して好ましいポリカルボキシレートは、25℃/0.
1Mイオン強度で測定した最高LogKaが3〜8の間で、25℃/0.1Mイ
オン強度で測定したLogKCa+LogKMgの合計が4より高く、25℃/
0.1Mイオン強度で測定したLogKCa=LogKMg±2ユニットである
有機ポリカルボキシレートである。
【0098】 このような適して好ましいポリカルボキシレートは式:
【化18】 のクエン酸塩及び錯体である。 式中、AはH又はOH;BはH又は−O−CH(COOX)−CH2(COOX );XはH又は塩形成カチオンである。例えば上記一般式において式A及びBが
両方ともHのとき、化合物はオキシジコハク酸及びその水溶性塩となる。AがO
HでBがHのとき、化合物は酒石酸モノコハク酸(TMS)及びその水溶性塩と
なる。AがHでBが−O−CH(COOX)−CH2(COOX)のとき、化合 物は酒石酸ジコハク酸(TDS)及びその水溶性塩となる。これらのビルダーの
混合物は特に本発明に使用するのに好ましい。特に、TMS〜TDSのこれらの
ビルダーは米国特許4,663,071号(1987年5月5日にブッシュらに
発行)に開示されている。
【0099】 さらに、本発明に使用するのに適した他のエーテルポリカルボキシレートには
、マレイン酸無水物とエチレン又はビニルメチルエーテルとの共重合体、1,3
,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸が包含される。
【0100】 他の有用なポリカルボキシレートビルダーには、 構造式:
【化19】 で表されるヒドロキシポリカルボキシレートエーテルを包含する。 式中Mは水素原子又は生成塩が水溶性のカチオン、好ましくはアルカリ金属、ア
ンモニウム又は置換アンモニウムのカチオンで、nは約2〜約15(好ましくは
nは約2〜約10、より好ましくはnは平均約2〜約4)で、各Rは同一又は異
なり、水素原子、C1-4アルキル又はC1-4置換アルキル(好ましくはRは水素原
子)である。
【0101】 好ましいポリカルボキシレートエーテルはまた環状化合物を包含し、特に、引
用し本明細書に含める米国特許3,923,679号;3,835,163号; 4,158,635号、4,120,874号及び4,102,903号に記載
されているような脂環族化合物を包含する。 この環状化合物中で好ましいのはジピコリン酸及びケリドン酸である。
【0102】 本発明で使用するのにまた好ましいポリカルボキシレートは、メリット酸、コ
ハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、ベンゼンペン
タカルボン酸、及びカルボキシメチルオキシコハク酸、及びそれらの溶解性塩で
ある。 ここでさらに好ましいカルボキシレートビルダーは、引用し本明細書に含める
米国特許3,723,322号(ディール、1973年3月28日発行)に開示 されたカルボキシル化炭水化物を包含する。
【0103】 上述の基準に合致せずやや好ましくないがここで使用するのに適したカルボキ
シレートは、ポリ酢酸のアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩で
ある。ポリ酢酸ビルダー塩の具体例として、エチレンジアミンテトラ酢酸及びニ
トリロトリ酢酸の、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、及び置換
アンモニウム塩が挙げられる。
【0104】 他の適するがやや好ましくないポリカルボキシレートはまた、メチルイミノジ
酢酸、アラニンジ酢酸、メチルグリシンジ酢酸、ヒドロキシプロピレンイミノジ
酢酸及び他のアルキルイミノ酢酸ビルダーのようなアルキルイミノ酢酸ビルダー
として知られているものである。
【0105】 本発明組成物に好ましいのはまた、引用し本明細書に含める米国特許4,56 6,984号(ブッシュ、1986年1月28日発行)に開示された3,3−ジ
カルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオネート及び関連化合物である。
有用なコハク酸ビルダーはC5−C20アルキルコハク酸及びその塩が含まれる
。このタイプで特に好ましいのはドデセニルコハク酸である。アルキルコハク酸
は普通、一般式R−CH(COOH)CH2(COOH)で表わされ、即ちコハ ク酸の誘導体であり、式中、上述特許に記載されているように、Rは炭化水素例
えばC10−C20、好ましくはC12−C16アルキル又はアルケニル、又はRはヒド
ロキシル、スルホ、スルホキシ又はスルホン置換基で置換されていてもよい。
【0106】 コハク酸塩ビルダーは好ましくはナトリウム、カルウム、アンモニウム及びア
ルカノールアンモニウム塩を包含する水溶性塩の形態で使用される。
【0107】 コハク酸塩ビルダーの特定例には:ラウリルスクシネート、ミリスチルスクシ
ネート、パルミチルスクシネート、2−ドデセニルスクシネート(好ましい)、
2−ペンタドデセニルスクシネートのようなものを包含する。ラウリルスクシネ
ートはこのグループの好ましいビルダーで、欧州特許願86200690.5/
0 200 263(1986年11月5日公開)に記載されている。
【0108】 有用なビルダーの例にはまた、カルボキシメチルオキシマロン酸、カルボキシ
メチルオキシコハク酸、シス−シクロ−ヘキサンヘキサカルボン酸、シス−シク
ロ−ペンタンテトラカルボン酸、水溶性ポリアクリル酸のそれぞれナトリウム及
びカリウム塩及びマレイン酸無水物とビニルメチルエーテル又はエチレンとの共
重合体を包含する。
【0109】 他の適したポリカルボキシレートは、引用し本明細書に含める米国特許4,1 44,226号(クラッチフィールドら、1979年3月13日発行)に開示さ
れたポリアセタールカルボキシレートである。これらのポリアセタールカルボキ
シレートは、重合条件下で、グリオキシル酸のエステルと重合開始剤とを一緒に
することにより調製できる。得られたポリアセタールカルボキシレートエステル
は次に、アルカリ溶液中での速い解重合に対してポリアセタールカルボキシレー
トを安定化するため、化学的に安定な末端基に結合され対応する塩に変換され、
界面活性剤に加えられる。
【0110】 ポリカルボキシレートビルダーはまた、引用し本明細書に含める米国特許3, 308,067号(ディール、1967年3月7日発行)に開示されている。こ
のような材料は、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニット
酸、シトラコン酸及びメチレンマロン酸のような脂肪族カルボン酸のホモ−及び
コポリマーの水溶性塩を包含する。
【0111】 本発明で使用するのに適したポリホスホネート塩は、ポリホスフェート(トリ
ポリホスフェート、ピロホスフェート、及びガラスポリマー状メタホスフェート
で例示される)、ホスホネートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノール
アンモニウム塩である。本発明で使用する最も好ましいビルダーはクエン酸塩で
ある。
【0112】二価イオン: 本発明の組成物はさらに二価イオン又はその混合物を含有していてもよい。当
業者に知られた二価イオンを本発明に使用することが出来る。本発明に使用する
のに好ましい二価イオンは、カルシウム、亜鉛、カドニウム、ニッケル、銅、コ
バルト、ジルコニウム、クロム、及び/又はマグネシウムで、より好ましくはカ
ルシウム、亜鉛及び/又はマグネシウムである。該二価イオンは、例えば塩化物
、酢酸塩、硫酸塩、ギ酸塩及び/又は硝酸塩又は錯化金属塩のような塩の形態で
添加してもよい。例えばカルシウムは塩化カルシウムの形態で、マグネシウムは
酢酸マグネシウム又は硫酸マグネシウムとして、亜鉛は塩化亜鉛として添加して
もよい。普通このようなイオンは総組成物の3%以下、好ましくは0.001〜
1重量%の濃度で存在してもよい。
【0113】制泡剤 本発明の組成物はさらに、2−アルキルアルカノール又はその混合物のような
制泡剤を好適な任意成分として含有していてもよい。本発明に使用するのに特に
適しているのは、6〜16個好ましくは8〜12個の炭素原子及び末端ヒドロキ
シル基を含有するアルキル鎖を有する2−アルキルアルカノールで、該アルキル
鎖はα位で、1〜10個の炭素原子、好ましくは2〜8個、より好ましくは3〜
6個の炭素原子を含むアルキル鎖によって置換されてものである。このような適
した化合物は商品として入手でき、例えばIsofol(登録商標)12(2−ブチルオ
クタノール)又はIsofol(登録商標)16 (2−ヘキシルデカノール)のようなIso
fol(登録商標)シリーズがある。
【0114】 他の制泡剤は、約8〜約24個、好ましくは約10〜約20個の炭素原子を含
有する脂肪酸アルカリ金属(例えばナトリウム又はカリウム)又はその石鹸を包
含してもよい。
【0115】 脂肪酸は、石鹸を製造するのに用いられるもので、例えば植物又は動物由来の
グリセライド(例えばパーム油、ココナッツ油、ババスヤシ油、大豆油、ヒマシ
油、牛脂、鯨油、魚油、牛脂、グリース、ラード及びこれらの混合物)のような
天然源から得られる。脂肪酸はまた合成的に調製することができる(例えば石油
原料の酸化、又はFischer-Tropsch反応で)。アルカリ金属石鹸は脂肪とオイル の直接鹸化又は別製造工程で調製された遊離脂肪酸の中和により製造することが
できる。
【0116】 特に有用なのは、ココナッツ油及び牛脂由来の脂肪酸混合物のナトリウム及び
カリウム塩で、即ち、牛脂及びココナッツのナトリウム及びカリウム石鹸である
。ここで脂肪酸混合物に関して使用される用語「牛脂」は、典型的には2.5%
のC14、29%のC16、23%のC18、2%のパルミトレイン酸、41.
5%のオレイン酸及び3%のリノール酸(リストした最初の3個の脂肪酸は飽和
脂肪酸である)の炭素鎖長の概略分布を有する。種々の動物獣脂及びラード由来
の脂肪酸のような同様な分布の他の混合物もまた牛脂という用語に包含される。
牛脂はまた、硬化(即ち水素化)され不飽和脂肪酸残基の部分又は全部が飽和脂
肪酸残基に変換される。ここで使用される用語「ココナッツ」は、典型的には約
8%のC8、7%のC10、48%のC12、17%のC14、9%のC16、
2%のC18、7%のオレイン酸及び2%のリノール酸(リストした最初の6個
の脂肪酸は飽和脂肪酸である)の炭素鎖長の概略分布を有する。パーム種子油及
びババスヤシ油のような同様な炭素鎖長分布を有する他の混合物もまたココナッ
ツ油という用語に包含される。
【0117】 他の好ましい制泡剤は、シリコーン、及びシリカ−シリコーン混合物で例示さ
れる。シリコーンは普通アルキル化ポリシロキサン材料で、シリカは普通、シリ
カエーロゲル及びキセロゲル及び種々の形態の疎水性シリカで例示される細粉砕
形態のものが使用される。これらの材料は、制泡剤が優先的に放出できるように
、水溶性又は水分散性で実質的に非界面活性洗剤が浸透しないキャリア中に粒子
として含有させることが出来る。また制泡剤は液体キャリア中に溶解又は分散さ
せ1以上の他の成分に噴霧して適用することもできる。
【0118】 好ましいシリコーン制泡剤は米国特許3933672号(バルトロータら)に
開示されている。他の特に有用な制泡剤は、ドイツ特許願DTOS 2 646
126号(1977年4月28日公開)に記載の自己乳化性シリコーン制泡剤
である。このような化合物の具体例はDC−544で、Dow Corningから商品と して入手可能で、これはシロキサン−グリコール共重合体である。
【0119】 特に好ましいシリコーン制泡剤は、同時継続中の欧州特許願92201649
.8号に記載されている。該組成物は、Aerosil(登録商標)のようなフューム ド非多孔質シリカとの組み合わせでシリコーン/シリカ混合物を包含する。 特に好ましい制泡剤は、シリコーンオイルと2−アルキル−アルカノールとの
混合物を含有する制泡剤系である。 本発明の組成物は、総組成物の4重量%以下、好ましくは0.1〜1.5重量
%、最も好ましくは0.1〜0.8重量%の制泡剤又はその混合物を含有する。
【0120】溶媒 本発明の組成物はさらに溶媒又はその混合物を含有していてもよい。ここで使
用される溶媒には硬質表面クリーニング組成物の技術分野の当業者に知られてい
るもの全てを包含する。ここで使用するのに好ましい溶媒には、4〜14個、好
ましくは6〜12個、より好ましくは8〜10個の炭素原子を有するエーテル及
びジエーテル、グリコール若しくはアルコキシ化グリコール、アルコキシ化芳香
族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分枝鎖アルコール、アルコキシ化脂肪
族分枝鎖アルコール、アルコキシ化線状C1−C5アルコール、線状C1−C5
アルコール、C8−C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素及びハロ炭化水
素、C6−C16グリコールエーテル並びにこれらの混合物を包含する。
【0121】 本発明に使用するのに適したグリコールは式HO−CR1R2−OHのもので
、式中R1及びR2は独立に、H又はC2−C10飽和若しくは不飽和脂肪族炭
化水素鎖及び/又は環状炭化水素である。ここで使用するのに適したグリコール
はドデカングリコール及び/又はプロパンジオールである。
【0122】 本発明に使用するアルコキシ化グリコールは式R−(A)n−R1−OHのも
ので、式中Rは、H、OH、炭素原子数1〜20個、好ましくは2〜15個、よ
り好ましくは2〜10の線状の飽和若しくは不飽和アルキルであり、式中R1は
、H又は炭素原子数1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは2〜1
0の線状の飽和若しくは不飽和アルキルで、Aはアルコキシ基好ましくはエトキ
シ、メトキシ、及び/又はプロポキシ基で、nは1〜5、好ましくは1〜2であ
る。ここで使用するのに適したアルコキシ化グリコールは、メトキシオクタデカ
ノール及び/又はエトキシエトキシエタノールである。
【0123】 本発明に使用するのに適したアルコキシ化芳香族アルコールは式R(A)n−O
Hで表わされ、式中Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは
2〜10個の炭素原子の、アルキル置換若しくは非アルキル置換アリール基であ
り、式中Aはアルコキシ基、好ましくはブトキシ、プロポキシ及び/又はエトキ
シ基で、nは1〜5、好ましくは1〜2の整数である。適したアルコキシ化芳香
族アルコールはベンゾキシエタノール及び/又はベンゾキシプロパノールである
【0124】 本発明で使用するのに適した芳香族アルコールは、式R−OHで表わされ、式
中Rは、1〜20個、好ましくは1〜15個、より好ましくは1〜10個の炭素
原子の、アルキル置換若しくは非アルキル置換アリール基である。例えば本発明
で使用するのに適した芳香族アルコールはベンジルアルコールである。
【0125】 本発明で使用するのに適した脂肪族分枝鎖アルコールは、式R−OHで表わさ
れ、式中Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは5〜12個
の炭素原子の、分枝鎖の飽和又は不飽和アルキル基である。ここで使用するのに
特に適した脂肪族分枝鎖アルコールは2−エチルブタノール及び/又は2−メチ
ルブタノールである。
【0126】 本発明で使用するのに適した脂肪族分枝鎖アルコールは、式R(A)n−OHで
表わされ、式中Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは5〜
12個の炭素原子の分枝鎖状の飽和若しくは不飽和アルキル基で、式中Aはアル
コキシ基、好ましくはブトキシ、プロポキシ及び/又はエトキシ基で、nは1〜
5、好ましくは1〜2の整数である。適したアルコキシ化脂肪族分枝鎖アルコー
ルは1−メチルプロポキシエタノール及び/又は2−メチルブトキシエタノール
を包含する。
【0127】 本発明で使用するのに適したアルコキシ化線状C1−C5アルコールは、式R
(A)n−OHで表わされ、式中Rは、1〜5個、好ましくは2〜4個の炭素原子
の線状の飽和若しくは不飽和アルキル基で、式中Aはアルコキシ基、好ましくは
ブトキシ、プロポキシ及び/又はエトキシ基で、nは1〜5、好ましくは1〜2
の整数である。適したアルコキシ化脂肪族線状C1−C5アルコールは、ブトキ
シ−プロポキシ−プロパノール(n−BPP)、ブトキシエタノール、ブトキシ
プロパノール、エトキシエタノール又はこれらの混合物である。ブトキシ−プロ
ポキシ−プロパノールは、Dow chemicalから商品名n-BPP(登録商標)として入 手可能である。
【0128】 本発明で使用するのに適した線状C1−C5アルコールは式R−OHで表わさ
れ、式中Rは、1〜5個、好ましくは2〜4個の炭素原子の線状の飽和若しくは
不飽和アルキル基である。適した線状C1−C5アルコールはメタノール、エタ
ノール、プロパノール又はこれらの混合物である。
【0129】 他の適した溶媒にはブチルジグリコールエーテル(BDGE)、ブチルトリグ
リコールエーテル、t−アミルアルコールのようなものが含まれる。ここで使用
される特に好ましい溶媒は、ブトキシ−プロポキシ−プロパノール、ブチルジグ
リコールエーテル、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール、
メタノール、イソプロパノール及びこれらの混合物である。
【0130】 普通、本発明組成物は、総組成物の20重量%以下、好ましくは0.5〜10
重量%、より好ましくは1〜8重量%の溶媒又はこれらの混合物を含有する。
【0131】漂白剤成分 本発明の液状組成物はまた漂白剤成分を含有していてもよい。当業者に知られ
た任意の過酸化漂白剤と同様に塩素放出成分を包含する任意の漂白剤がここで使
用するのに適している。
【0132】 ここで使用するのに適した過酸化漂白剤には、過酸化水素又はその発生源が含
まれる。ここで使用される過酸化水素発生源とは、該発生源が水と接触したとき
活性酸素を生成する任意の化合物のことをいう。ここで使用するのに適した水溶
性過酸化水素源には、過炭酸塩、プレフォームされた過カルボン酸、過ケイ酸塩
、過硫酸塩、過ホウ酸塩、有機及び無機過酸化物及び/又はヒドロ過酸化物を包
含する。
【0133】 ここで使用するのに適した塩素放出成分には、次亜塩素酸アルカリ金属塩が含
まれる。有利なことには本発明組成物はこの漂白剤成分の存在下で安定である。
次亜塩素酸アルカリ金属塩が好ましいが、他の次亜塩素酸塩化合物もまたここで
使用することができ、次亜塩素酸カルシウム及び次亜塩素酸マグネシウムから選
ぶことが出来る。ここで使用するのに好ましい次亜塩素酸アルカリ金属塩は次亜
塩素酸ナトリウムである。
【0134】漂白活性剤 過酸化漂白剤を含有する本発明組成物は、さらに漂白活性剤又はその混合物を
含有していてもよい。ここで「漂白活性剤」とは、過酸化水素のような過酸化漂
白剤と反応して過酸を形成させる化合物のことをいう。このようにして形成され
た過酸は活性化漂白剤となる。ここで使用するのに適した漂白活性剤は、エステ
ル、アミド、イミド又は無水物のクラスに属するものを包含する。このタイプの
適した化合物の例は英国特許GB1586769号及びGB2143231号に
開示され、漂白活性剤を粒状形態に形成する方法は欧州公開特許願EP−A−6
2523号に記載されている。本発明に使用するのに適したこのような化合物の
例は、例えば米国特許4818425号に記載のテトラアセチルエチレンジアミ
ン(TAED)、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ジペルオキシドデカン酸、例えば米国特許4259201号に記
載のペルオキシアジピン酸のノニルアミド及びノナノイルオキシベンゼンスルホ
ネート(NOBS)である。
【0135】 置換若しくは非置換のベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタ
ム、ノナノイルカプロラクタム、ヘキサイノイルカプロラクタム、デカノイルカ
プロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ホルミルカプロラクタム、アセ
チルカプロラクタム、プロパノイルカプロラクタム、ブタノイルカプロラクタム
、ペンタノイルカプロラクタム又はこれらの混合物からなる群より選ばれるN−
アシルカプロラクタムもまた適している。重要な漂白活性剤の特定ファミリーは
EP624154号に開示され、そのファミリー中で特に好ましいのはアセチル
トリエチルクエン酸(ATC)である。アセチルトリエチルクエン酸は、最後に
はクエン酸とアルコールとに分解するので環境に優しいという利点を有している
。さらにアセチルトリエチルクエン酸は、貯蔵における製品中での加水分解安定
性を有し、効率的な漂白活性剤である。最後に、アセチルトリエチルクエン酸は
組成物に良好なビルダー容量をもたらす。
【0136】組成物の包装形態 本発明組成物は、当業者に知られた種々の適した洗剤用包装材により包装する
ことができる。液状組成物は好ましくは従来の洗剤プラスチックボトルに充填す
る。
【0137】 一つの態様において、本発明組成物は、普通、合成有機ポリマープラスチック
材料で作られる手動式スプレイディスペンサー容器に充填してもよい。従って本
発明はまた、スプレイディスペンサー好ましくは引き金式スプレイディスペンサ
ー又はポンプ式スプレイディスペンサーに充填された本発明液状クリーニング組
成物を包含する。
【0138】 また該スプレイ型ディスペンサーは、クリーニングすべき表面の比較的広い領
域に、使用するのに適した本発明の液状クリーニング組成物を均質に適用するこ
とができる。このようなスプレイ型ディスペンサーは垂直表面をクリーニングす
るのに特に適している。
【0139】 本発明によれば使用するのに適したスプレイ型ディスペンサーは、例えばSpec
ialty Packing Products, Inc. 又は Continental Sprayers, Inc.により販売 されている手動式の泡−引き金−型−ディスペンサーを包含する。これらのタイ
プのディスペンサーは例えば米国特許4,701,311号(ダニングら)及び
米国特許4,646,973号及び米国特許4,538,745号(双方ともフ
ォカラッチ)に開示されている。
【0140】 ここで使用するのに特に好ましいのは、Continental Spray Internationalか ら商品として入手可能なT8500(登録商標)又はCanyon(北アイルランド)から 商品として入手可能なT8100(登録商標)のようなスプレイ型ディスペンサーで ある。このようなディスペンサーにおいては、液状組成物は微細な液滴に分割さ
れ処理すべき表面上に向けられた噴霧となる。このようなスプレイ型ディスペン
サーでは、使用者がポンプ機構を動かし、使用者がポンプ機構に伝えたエネルギ
ーにより、ディスペンサー本体に充填された組成物がスプレイ型ディスペンサー
ヘッドに向けられる。より詳細には、該スプレイ型ディスペンサーヘッドにおい
て、組成物が、障害物例えば格子又は円錐又は同様なものに対して押し当てられ
、液状組成物を噴霧させるのを補助する即ち液滴の形成を助ける衝撃が与えられ
る。
【0141】硬質表面のクリーニング方法: 本発明はまた、前述のポリアルコキシレングリコールジエステル及び両性界面
活性剤を含有する液状組成物を硬質表面に接触させる硬質表面をクリーニングす
る方法を包含する。
【0142】 ここで「硬質表面」とは、典型的には、台所、浴室のような家庭内又は自動車
の内外装に見出すことの出来る任意の種類の表面のことをいい、例えば、陶器、
ビニール、ワックスなしビニール、リノリウム、メラミン、ガラス、任意のプラ
スチック、プラスチック化木材、金属又は任意のペンキを塗られた、ワニスを塗
られた、シールされた表面のような、異なる材料で作られた、床、壁、タイル、
窓、流し、シャワー、シャワープラスチック化カーテン、洗面器、トイレ、皿、
取り付け具、家具類のようなものがある。硬質表面はまた、冷蔵庫、冷凍機、洗
濯機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、食器洗い機などの家庭器具を包含す
るがこれらに限定されない。
【0143】 本発明の液状組成物はクリーニングすべき表面にそのまま又は希釈状態で接触
させてもよい。ここで「希釈状態」とは、該液状組成物が使用者により普通、水
で希釈されることを意味する。組成物は使用前に普通、その重量の10〜400
倍、好ましくは10〜100倍より好ましくは10〜100倍の水による希釈濃
度に希釈される。通常の推奨希釈濃度は水中に該組成物を1.2%に希釈する。
【0144】 本発明の好適な硬質表面クリーニング方法において、該組成物が希釈形態で用
いられたとき、優れた最初及び次回のクリーニング効果及び優れた最終表面外観
をも得るために、該組成物を適用した後、表面をすすぐ必要はない。 次の実施例により本発明をさらに詳述する。
【0145】
【実施例】
表に載せた成分を表に示す割合で混合することにより下記に示す組成物を調製
した。全ての割合は全組成物の重量%である。これらの組成物によりクリーニン
グされた硬質表面において、そのまま及び希釈条件例えば希釈濃度50:1〜2
00:1(水:組成物)の双方で優れたクリーニング効果及び優れた光沢が得ら
れた。
【0146】
【表1】
【0147】
【表2】
【0148】 PVP K60(登録商標)及びPVP K90(登録商標)は、ビニルピロリドンホモポリマ
ー(平均分子量160,000)で、ISP Corporation, New York, NY及びMontr
eal, Canadaから商品として入手可能である。 Kessco 6000DS(登録商標)は、O,O’−ジステアリルポリエチレングリコー ルジエステルで、 Akzo Nobelからから商品として入手可能である。 Marlosol FS(登録商標)は、O,O’−ジオレイルポリエチレングリコールジ エステルで、 Hulsから商品として入手可能である。 Isofol 12(登録商標)は、2−ブチルオクタノールである。 Dobanol(登録商標) 23-3はC12-C13 EO 3非イオン性界面活性剤で、SHELLから 商品として入手可能である。 C8-ASはオクチルスルフェートで、Albright and Wilson から商品名Empimin ( 登録商標)LV 33で入手可能である。 NaPSはパラフィンスルホン酸ナトリウムである。 NaLASは直鎖アルキルベンゼンスルホネートである。 NaCSはクメンスルホン酸ナトリウムである。 AO21はC12-14 EO 21アルコールエトキシレートである。 Isalchem(登録商標)ASは分枝鎖アルコールアルキルスルフェートでEnichemか ら商品として入手可能である。
【0149】 組成物AからLは、そのまま又は希釈条件で使用したときの双方で優れた最初
のクリーニング性能をもたらすのみならず、優れた次回のクリーニング性能をも
たらす。従ってクリーニング工程が促進される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 エヴェール,マルク フランソワ テオフ ィル ベルギー国、1853 ストロンベーク−ベフ ェール、ラケンセストラート 37 Fターム(参考) 4H003 AB14 AB19 AB27 AC08 AC12 AD02 BA12 DA05 DA07 DA08 DA17 EA16 EA21 EB04 EB07 EB08 EB22 EB28 EB36 EB42 EB46 ED02 FA21 FA28 FA30

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 で表わされるポリアルコキシレングリコールジエステル(式中、置換基R1及び R2はそれぞれ独立に、1〜36個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換、 飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であり、nは10〜40
    0の整数である)、及び 式: 【化2】 で表わされる両性界面活性剤(式中、Raは6〜22個の炭素原子を有する、置 換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖であ
    り、Rb及びRcはそれぞれ独立に同一又は異なりC1〜C6アルキルカルボン酸
    基で、Xは水素原子である) を含有する硬質表面クリーニング用液状組成物。
  2. 【請求項2】 総組成物の0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜
    10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、さらにより好ましくは0.2〜
    2重量%のポリアルコキシレングリコールジエステル又はその混合物を含有する
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 該ポリアルコキシレングリコールジエステルにおいて、置換
    基R1及びR2はそれぞれ独立に、1〜36個、好ましくは1〜30個、より好ま
    しくは1〜24個、さらにより好ましくは1〜22個、最も好ましくは1〜18
    個の炭素原子を有する、置換若しくは非置換の、線状若しくは分枝状のアルキル
    基又はアルケニル基、又は、36個以下の、好ましくは6〜36個、より好まし
    くは6〜30個の炭素原子を有するアリール基であり、nは20〜400、より
    好ましくは40〜300、さらにより好ましくは40〜200、最も好ましくは
    40〜150の整数である請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 該ポリアルコキシレングリコールジエステルが、O,O’−
    ジステアリルポリエチレングリコールジエステル、O,O’−ジオレイルポリエ
    チレングリコールジエステル又はその混合物である請求項1〜3のいずれかに記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 総組成物の0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜
    10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、さらにより好ましくは0.2〜
    4重量%の両性界面活性剤又はその混合物を含有する請求項1〜4のいずれかに
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】 該両性界面活性剤において、置換基Raが、6〜22個、よ り好ましくは8〜20個、最も好ましくは10〜18個の炭素原子を有する、置
    換若しくは非置換の、飽和若しくは不飽和の、線状若しくは分枝状のアルキル基
    、アルケニル基、又はアルキル−アリール基であり、置換基Rb及びRcはそれぞ
    れ独立に、同一又は異なり、C1〜C4アルキルカルボン酸基、より好ましくは
    2個のC2アルキルカルボン酸基で、さらに好ましくは該両性界面活性剤がココ
    イミノジプロピオネート及び/又はラウリルイミノジプロピオネートである請求
    項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 付加的な再汚染防止成分又はその混合物、好ましくはビニル
    ピロリドンホモポリマー又はコポリマー、ポリサッカライドポリマー、ポリアル
    コキシレングリコール、モノ−又はジ−末端封鎖−ポリアルコキシレングリコー
    ル又はその混合物をさらに含有する請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 該付加的な再汚染防止成分又はその混合物が、組成物中に、
    総組成物の20重量%以下、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは
    0.1〜5重量%、最も好ましくは0.2〜2重量%の濃度で含有される請求項
    7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 該ビニルピロリドンホモポリマーが、下記繰り返し単位 【化3】 (式中、nは10〜1,000,000、好ましくは20〜100,000、よ
    り好ましくは20〜10,000の整数である)を有するN−ビニルピロリドン
    ホモポリマーである請求項7又は8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 該ビニルピロリドンコポリマーが、マレイン酸、クロロマ
    レイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、フェニルマレイン酸、アコニ
    ット酸、アクリル酸、N−ビニルイミダゾール、ビニルアセテート、及びその無
    水物、スチレン、スルホン化スチレン、アルファ−メチルスチレン、ビニルトル
    エン、t−ブチルスチレンとN−ビニルピロリドンとのコポリマー、及び/又は
    四級化若しくは非四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキル−アクリ
    レート又はメタクリレート−コポリマー又はその混合物からなる群より好ましく
    選ばれるアルケニル的に不飽和モノマーとのコーポリマーである請求項7〜9の
    いずれかに記載の組成物。
  11. 【請求項11】 該ポリサッカライドポリマーが、カルボキシメチルセルロ
    ース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
    ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、スクシノグルカン、及びキサンタンガ
    ム、グァーガム、ローカストビーンガム、トラガントガム若しくはそれらの誘導
    体のような自然発生ポリサッカライドポリマー、又はその混合物である請求項7
    〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項12】 該ポリアルコキシレングリコールが、式: 【化4】 及び/又は該モノ末端封鎖−ポリアルコキシレングリコールが式: 【化5】 及び/又は該ジ末端封鎖−ポリアルコキシレングリコールが式: 【化6】 (式中、置換基R1及びR3はそれぞれ独立に、1〜30個の炭素原子を有する、
    置換若しくは非置換、飽和若しくは不飽和、線状若しくは分枝状の炭化水素鎖、
    又は、1〜30個の炭素原子を有する、線状若しくは分枝状の、飽和若しくは不
    飽和の、アミノ含有炭化水素鎖であり、R2は水素原子又は1〜30個の炭素原 子を有する線状若しくは分枝状の炭化水素鎖で、nは0より大きい整数である)
    で表わされる請求項7〜11のいずれかに記載の組成物。
  13. 【請求項13】 水性液組成物が1〜13、好ましくは7〜12、より好ま
    しくは9〜11のpHを有する請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
  14. 【請求項14】 好ましくは非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤
    、双性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びその混合
    物からなる群より選ばれる他の界面活性剤又はその混合物を、総組成物の0.1
    〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量%、さらに好ましくは1〜10重量
    %の濃度で、さらに含有する請求項1〜13のいずれかに記載の組成物。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の液状組成物を硬質表面
    に接触させる硬質表面のクリーニング方法。
  16. 【請求項16】 該組成物を水で希釈した後、硬質表面に接触させる請求項
    15に記載の硬質表面のクリーニング方法。
  17. 【請求項17】 該組成物が該表面に接触した後、該表面をリンスしない請
    求項16に記載の硬質表面のクリーニング方法。
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