JP2002529286A - ポリマー発泡体材料を備える液体を吸収するための可撓性マット - Google Patents

ポリマー発泡体材料を備える液体を吸収するための可撓性マット

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JP2002529286A JP2000582229A JP2000582229A JP2002529286A JP 2002529286 A JP2002529286 A JP 2002529286A JP 2000582229 A JP2000582229 A JP 2000582229A JP 2000582229 A JP2000582229 A JP 2000582229A JP 2002529286 A JP2002529286 A JP 2002529286A
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Abstract

(57)【要約】 防水性部材と高内相油中水型エマルジョンを重合することにより形成されるポリマー発泡体シートを含む床および他の表面上の液体を吸収するための保護用可撓性マットが開示される。マットはまた、すべり防止材料および/または少なくとも1枚の液体透過性シートも含みうる。マットは、親水性および疎水性液体を吸収することにとって適切である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、床および他の表面上で用いられる保護作用のある可撓性吸収性マッ
トに関する。
【0002】 発明の背景 床、カーペット、敷物、家具、室内装飾および他の表面のような表面の保護は
大きな商業的関心の対象である。同様に、関心の対象には、保護の方向が逆転す
る、たとえば、環境による汚染から物品またはヒトを保護することのような例も
ある。使い捨ておよび使い捨てでないものの両方の、フィルム、タオル、敷物、
および他の織布または不織布を含む保護カバーが広く用いられてきた。一般的に
、それらの材料は、すべての側面においては満足されていない。たとえば、多く
のものは適切な流体吸収性を提供せず、こぼれた流体を吸い取れず、保持し得な
い。他のものは容易に破れるか磨り減り、一般的に使用のための必要な機械的強
度に欠ける。さらに他のものは、高価であり、洗濯および再使用を必要としうる
。一部の構造物は、光、放射能またはある種の化学物質に暴露されたとき十分な
安定性に欠け、そのことはさらにそれらの用途を限定する。
【0003】 「ポリマー・フォーム」、ACSシンポジウム・シリーズ669、ケマニ(K
hemani),K.C.編集、アメリカン・ケミカル・ソーサイアティ、ワシ
ントン,D.C.、1997年において記載されているような発泡体または気泡
性ポリマーを含むマットは当該技術において周知である。たとえば、1987年
4月18日に発行された米国特許第4,822,669号(ロガ(Roga))
は、水に対して不透過性のフィルムと積層された不織布繊維の頂部層とポリウレ
タン発泡体の底部層を有する低コスト吸収性マットを開示する。この例における
発泡体の機能は、快適さの理由のために弾力性マットを提供することに関係があ
ると思われる。発泡体はさらに、滑らない底部表面を提供する。1991年7月
2日に発行された米国特許第45,028,468号(テイラー(Taylor
))は、使用者の疲労を少なくするための弾力性または発泡対材料を有する手術
室における使用のための使い捨てカバーを有する手術用マットを開示する。19
95年8月2日に発行された米国特許第5,658,637号(ボルツ(Vol
z))は、大き目の気泡のポリウレタン発泡体の層を有する自動車における使用
にとって適切なスリップ抵抗性の洗濯可能な床敷きマットを開示する。他の同様
の参照文献には、1974年12月24日に発行された米国特許第3,856,
610号(ブルニール(Bruneel))、1983年12月20日に発行さ
れた米国特許第4,421,809号(ビッシュ(Bish)ら)、1979年
3月6日に発行された米国特許第4,143,194号(ビークズネ(Wihk
sne))、1981年8月15日に発行された米国特許第4,285,075
号(ネルソン(Nelson))および1986年9月2日に発行された米国特
許第4,609,580号(ロケット(Rockett)ら)が含まれる。この
段落における引用は、すべて参照により本明細書に組み込まれる。
【0004】 そのような製品における吸収性発泡体の使用は、そのことが緩衝性付与の利益
を授与もしながら接触した(こぼれた)液体の吸収性も提供しうる両方の点で有
用であろう。このことはさらに、保護に加えて、こぼれの拭き取りも含んで、そ
のようなマットの有用性を拡張しうるであろう。吸収性発泡体を含む製品もまた
公知である。吸収性発泡体の1つのタイプは、高内相エマルジョン(High
Internal Phase Emulsion)(本明細書で以後「HIP
E」と称される)を重合することにより調製される。そのような発泡体(本明細
書で以後HIPE発泡体と称される)は、たとえば、1993年11月9日に発
行された米国特許第5,260,345号(デズマレーズ(DesMarais
)ら)、1993年12月7日に発行された米国特許第5,268,224号(
デズマレーズら)、1995年2月7日に発行された米国特許第5,387,2
07号(ダイヤー(Dyer)ら)、および1997年7月22日に発行された
米国特許第5,650,222号(デズマレーズら)において記載されている(
それらのそれぞれは参照により本明細書に組み込まれる)。家庭でのこぼれた液
体を拭き取るためのそのようなHIPEを用いて作られた吸収製品は、当該技術
において公知であり、1986年8月19日に発行された米国特許第4,606
,958号(ハック(Haq)ら)を含む。手術用ドレープおよび包帯もまた、
1998年8月18日に発行された米国特許第5,795,921号(ダイヤー
(Dyer)ら)において記載されているように血液を吸収するために改良され
たHIPE発泡体から形成されうる。HIPE発泡体は、大きな吸収能力と流体
保持の長所を提供する。しかしながら、それらの発泡体は、典型的には、単独で
用いられるのに十分に耐久性ではなく、利点を引き出すために基材または他の非
ポリマー性発泡体材料に組み込まれなければならない。1998年3月13日に
出願された米国特許出願シリアル番号第60/077,955号(デズマレーズ
ら)(P&Gケース7055P)は、すでにあったバージョンに対して通常を超
える靭性と強度を有するHIPE発泡体のバージョンを開示する。HIPE発泡
体以外の吸収性発泡体は、当該技術において周知である。しかしながら、そのよ
うな発泡体には、流体を有効に保持するために必要な微細な微小構造が欠けてい
る。たとえば、ポリウレタンフォームのようなそのような発泡体を用いて作られ
たマットは、垂直位置に持ち上げられたならば、液体を吐き出してしまうであろ
う。さらに、ポリウレタンフォームは、見苦しい黄色への変色なしに広く有用で
あるための光への暴露について十分に安定ではない。
【0005】 発明の概要 本発明は、 a)防水性裏打ち層または処理、 b)油中水型エマルジョンの重合により形成されるHIPE発泡体シートであっ
て、 1)油相にして、 a)約85から約98重量%の油相であって、モノマー成分は、 i)約25℃以下のTgを有するホモポリマーを形成することが可能な実質
的に水に不溶性の単官能性モノマーを前記モノマー成分の約45重量%から約7
0重量%、 ii)スチレンにより与えられるものとほぼ等しい靭性を付与することが可
能な実質的に水に不溶性の単官能性コモノマーを前記モノマー成分の約25重量
%から約45重量%、 iii)ジビニルベンゼンおよびその類似体(analog)からなる群よ
り選択される第1の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成分の
約3重量%から約25重量%、 iv)多官能性アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリ
ルアミドおよびそれらの混合物からなる群より選択される第2の実質的に水に不
溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成分の0重量%から約15重量% 含み、 v)靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対第1および
第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも約1:1で
ある ところのモノマー成分、 b)前記油相に可溶性であり、安定な油中水型エマルジョンを形成するために
好適な乳化剤成分の約2から約15重量% 含む油相、 2)水相の約0.1から約20重量%の水溶性電解質を含む水相 を有し、 3)少なくとも約12:1の水相対油相の体積対重量比 を有する油中水型エマルジョン を備える床および他の表面についての使用のために液体を吸収するための可撓性
マットを包含する。
【0006】 マットは、任意に、少なくとも1つの液体透過性シートおよび滑らない材料の
ような付属部材を含みうる。
【0007】 本明細書のすべてのパーセンテージ、比および割合は、別段の特定のない限り
重量による。引用されるすべての刊行物は、関係のある部分について、参照によ
り本明細書に組み込まれる。
【0008】 発明の詳細な説明 ここでの保護性半耐久性吸収性マットの重要な部材には、典型的にはシート形
態の可撓性かつ吸収性のHIPE発泡体が含まれる。HIPE発泡体の可撓性は
、使用の容易さ(柔順さ)と(使用者がマット上で立ち、すわり、またはひざを
つくときの)快適さの両方のために所望される。可撓性は、シートの厚さ、HI
PE発泡体を含むそのさまざまの部材、およびHIPE発泡体のガラス転移温度
すなわちTgに由来する。可撓性を与えるためには、一般的に、HIPEのTg
は、意図される用途の温度に近いか下回ることが好ましい。しかしながら、一部
の事例においては、Tgが意図される用途の温度より高い、より硬質のマットが
所望されうる。
【0009】 HIPE発泡体は、親水性にし、水性流体について吸収性にするために表面処
理されうる。ポリマー発泡体の化学組成は典型的には、その上きわめて親油性に
するので、ポリマー発泡体は、同時に親水性と親油性の両方を提供しうる。その
ような二重性は一般的に極めて広い用途にとって好ましいが、しかしながら、特
定の事例においては、親水性は所望されないかもしれない。HIPE発泡体は、
典型的には、大きな吸収能力を有しており、たとえば、g/g能力の観点で通常
表現される、比較的大きな量の液体を吸収するために比較的少ない発泡体しか必
要とされない。また、HIPE発泡体は、液体を急速にかつ完全に吸収しうる。
このことは、発泡体の気泡サイズの調節(modification)と表面の
親水性の組み合わせにより達成される。さらに、HIPE発泡体は、シートが垂
直次元に転置(transpose)されるとき、または(使用者のひざのよう
な)別の物体がマットの表面上に置かれるとき、他の吸収性発泡体を含む他の材
料より優秀に吸収された流体を保持するであろう。
【0010】 本発明のHIPE発泡体は、マットに組み込むための比較的薄い材料のシート
を提供するためにスライスされうる。そのようなスライスの厚さは、典型的には
、約0.5mmないし5mm、好ましくは約1.5mmないし3mmであり、そ
のような範囲は、一般的に、可撓性でスライスするのに容易でもありながら、十
分な吸収能力と機械的強度を提供することが見出されている。HIPE発泡体は
また、上記米国特許第5,387,207号において記載されているように、「
濡れるまで薄い」状態でも用いられうる。HIPE発泡体はまた、参照により本
明細書に組み込まれる1998年10月6日に発行された米国特許第5,817
,704号(シブリー(Shiveley)ら)においてより完全に記載されて
いるように不均質特性も有しうる。たとえば、そのような不均質HIPE発泡体
から作られるマットは、特定のあらかじめ決められた形態または位置および使用
に対して柔順さを提供するようにほとんどの領域で硬質であり、他の領域で可撓
性でありうる。同様に、それらの発泡体から作られたマットは、製品のエッジで
の漏れを減少させるために内部領域で親水性であり、エッジ近くで疎水性である
かもしれない。加えて、HIPE発泡体の2以上のシートが製品の中で層状にな
っている本発明のマットを形成することは有用であろう。たとえば、上方層は、
流体吸収の速度にとって好ましいより大きな気泡の発泡体を含みうる。下方層は
、そのとき、流体保持の持続性にとって好ましいより小さな気泡の発泡体を含み
うる。好ましい態様において、そのような設計は、比較的高いレベルの液体を含
むときでさえ触れてみて実質的に乾燥したままであるマットを提供する。マット
がドア通路で用いられるかまたは自動車の中で用いられる場合、このことは特に
有用でありうる。というのは、使用者の靴はマットそれ自体を越えて他の領域に
濡れを持ち込まないからである。以前の保護マットにおいては、一旦マットが比
較的少量の液体を吸収するときでさえこのことはしばしば問題である。
【0011】 本発明においては、ポリマー発泡体シートの厚さは個別のシートの範囲内で変
化し得るものであり、それにより、こぼれの制御および保護について付加的な物
理的バリアを提供する。たとえば、ポリマー発泡体シートの外側エッジは、流体
がマットにより完全に吸収されるまで流体の含有を提供するためにシートの内部
より厚くなるように成形されうるであろう。
【0012】 本発明のマットは、最終用途に最適に適合するように所望のようにまたは必要
とされるように成形される単一物品のポリマー発泡体シートでありうる。マット
はまた、所望のサイズを与えるように接着剤により結合されるか互いにリンクさ
れうる2以上のポリマー発泡体シートも含みうる。さらに、マットは、使用者に
より所望の形態および大きさに切断されうる。マットは、ミシン目またはほかの
分割要素とともに製造されうることもまた考えられ、それにより、使用者が使用
のときに使用者の必要に基づいて所望の大きさを容易に選択することを可能とす
る。マットはまた、たとえば靴およびブーツの挿入物のような特定の用途のため
に特定して切断もされうる。上記のように、本発明のマットは、使用者の必要に
合致するいずれの大きさにも作られうる。以下の寸法、すなわち、5”×5”、
8”×10”、11”×11”、15”×19”、24”×36”、36”×6
0”などを有するマットは特に有用である。
【0013】 I.用途 本発明のマットは、きわめて多方面の用途を持ち、水、雨、湿気、汚物、泥、
(血液、粘液、糞便などを含む)体液、油、グリース、トランスミッションとブ
レーキ用の流体、および他の親水性または疎水性液体から表面を保護することを
含む広範な用途を含む。それらのマットは、たとえば、野外、靴とブーツの中、
家庭で、車庫、リペアショップ(修繕の店)、自動車、オフィス、自動販売機の
ある場所、台所、冷蔵庫、解凍された食品の下で、レストラン、学校、手術室、
救急処置室、アスレチックおよびフィットネス施設、シャワー、学校、ヘルスケ
ア施設、こぼれた液体の清浄化について、特に多量のこぼれた液体、および工業
において用いられうる。マットの使用者の利益には、耐久性表面の保護、すなわ
ち、低頻度の専門家による洗浄、損傷の防止、使用可能な寿命を長くするための
表面の外観/機能のメンテナンス、多量のこぼれの拭き取り、及び汁の漏れる肉
および野菜由来の汚染により引き起こされうる食品の損失の減少が含まれる。
【0014】 上記のように、それらのマットの大きさ、形態および厚さは、製品の所望の最
終用途に基づいて変更されうる。したがって、以下の事例が本発明のマットのた
めの潜在的な用途の発明を限定しないリストである。濡れた/泥つきの/汚れた
足、ペット、かさ、雪などのためのドアマット、靴の挿入物(インサート)、自
動車のシートおよびカーペットのプロテクター、自動車のトランクのライナー、
子供用の高いいすの下敷き、子供または大人が工作をしている間のいす/テーブ
ルの下敷き、おむつの取替えの間の乳児の下敷き、シンクの前敷きまたは下敷き
、漏れまたはあふれうるアプライアンスの下敷きまたは前敷き、棚のライナーと
しての冷蔵庫の中敷または解凍している肉の下敷き、油の容器の下のパントリー
の中敷、オイル、ガソリンの漏れとこぼれのためのガレージの中敷、鉢植えの下
敷き、ペットの食事/水のボウルの下敷き、リッターボックスの下敷き、ペット
の籠のライナー、夜尿症または失禁のための保護用上掛け、こぼれの洗浄、浴室
マット、トイレの周りの敷物、濡れた表面からの保護のためのスタジアムクッシ
ョンまたは毛布および絶縁材、使い捨て吸収性コースターおよびプレースマット
、食事/飲用領域での使用、トリベット、清浄のための2対以上のペーパータオ
ルを必要とするこぼれまたは漏れのための使用。
【0015】 II.ポリマー発泡体シート特性 本発明のHIPE発泡体は、かなりの程度まで発泡体の最終特性を制御するモ
ノマーの特定の組み合わせで構成されている。用いられるモノマーのタイプは、
以下の3つの一般的なカテゴリー、すなわち、(1)得られるポリマーについて
所望のTgを保つ働きをするモノマー、(2)本明細書で「靭性付与モノマー」
と称される得られるポリマーに「靭性」を付与する役割をするモノマー、および
(3)本明細書で架橋剤と称される得られるポリマーの中に架橋を付与すること
について有用な、ジ、トリ、テトラ、およびより多官能性のモノマーに入る。そ
れらの架橋剤は、多くの発泡体の適用のために必要とされる所望の圧縮強度また
は弾性率および/または弾性を達成することにおいて特に重要である。十分な分
子の柔軟性(flexibility)を欠きながら強度を付与するコモノマー
は、Tgを増加させる傾向がある。1例はジビニルベンゼンであり、Tgをも増
加させながらより大きなレベルがポリマーの強度を増加させうる架橋剤である。
Tgは、通常、いずれのポリマーの使用にとっても重要である。一部の用途にお
いては、相対的に高いTgが所望されうるけれども、多くの用途は、一般的に、
より高いTgよりも組成により達成することがより困難であるより低いTgを必
要とする可撓性の程度を要求する。また、HIPE発泡体については、脱水プロ
セスは、きわめて高いTgの発泡体(>100℃)の場合において顕著に複雑化
しうる。
【0016】 本発明のポリマー発泡体は比較的連続気泡型である。このことは、発泡体の個
々の気泡が、隣接する気泡と完全に、遮断されていない連絡をしていることを意
味する。そのような実質的に連続気泡型の発泡体構造における気泡は、発泡体構
造の中で1つの気泡から別の気泡に接続する気泡間開口すなわち「ウインドウ」
を有する。
【0017】 それらの実質的に連続気泡型の発泡体構造は、一般的に、網状の特徴を有し、
個々の気泡は、複数の相互に連絡する3次元的に分岐したウエブにより規定され
る。それらの分岐したウエブを作り上げるポリマー材料のストランドは、「スト
ラット」と称されうる。本明細書で用いられる発泡体材料は、サイズとして少な
くとも1μmである発泡体構造における気泡の少なくとも80%が少なくとも1
つの隣接する気泡と開放連絡しているならば、「連続気泡型」である。このこと
は、発泡体のSEMの精査により測定されうる。
【0018】 A.ガラス転移温度 典型的には、本発明の発泡体の重要なパラメーターは、ガラス転移温度(Tg
)である。Tgは、ポリマーのガラス状態およびゴム状態の間の転移の中間点を
表す。使用の温度より高いTgを有する発泡体は、きわめて強力でありうるが、
またきわめて硬質でもあり、潜在的に破損しやすいであろう。発泡体の所望のT
gを決定するとき、特定の発泡体の最終用途は重要な要因であるけれども、70
℃未満のTgを有する発泡体が有用であり、約−40°から約50℃のTgを有
する発泡体が好ましく、より好ましくは約0°から約40℃であり、最も好まし
くは約10°から約30℃である。ダイナミック・メカニカル・アナリシス(D
MA)によりTgを定量するための方法は、参照により本明細書に組み込まれて
いる1998年5月19日に発行された米国特許第5,753,359号(ダイ
ヤーら)のテスト・メソッドの部分において記載されている。
【0019】 B.発泡体密度 本発明の発泡体のもう1つの潜在的に重要な特性は、その密度である。「発泡
体密度」(すなわち、空気中での立方センチメートルの発泡体体積あたりの発泡
体のグラム)は、別段の示唆のない限り乾燥基準でここでは特定される。単位体
積の発泡体構造あたりの固体発泡体材料の質量の定量を提供するいずれか適切な
重力測定的手順が発泡体密度を測定するために用いられうる。たとえば、上記米
国特許第5,387,207号(ダイヤーら)のテスト・メソッドの部分におい
てより完全に記載されているASTM重力測定手順は、密度定量のために用いら
れうる1つの方法である。発泡体は、空気の密度未満から作り出されるポリマー
のかさ密度のわずか下までの範囲の実質的にいずれの密度でも作られうるけれど
も、本発明の発泡体は、それが約80mg/cc未満、一般的には約75ないし
約38mg/cc、およびより一般的には、約63ないし48mg/ccの拡張
された状態での乾燥密度を有するとき最も有用である。正確な選択は、考えられ
ている用途の性質に依存するし、それらの範囲で変化しうる。
【0020】 C.気泡のサイズ 発泡体の気泡、特に相対的にモノマーの存在しない水相の液滴を取り囲むモノ
マーを含む油相を重合することにより作り出される気泡は、高頻度に形態として
実質的に球状であろう。そのような球状気泡の大きさすなわち「直径」は、一般
的に発泡体を特徴決定するために通常用いられるパラメーターである。ポリマー
発泡体の所定の試料における気泡はほぼ同じ大きさのものである必要はないので
、平均気泡サイズ、すなわち平均気泡直径がしばしば特定される。
【0021】 多数の技術が発泡体の平均気泡サイズを定量するために利用可能である。しか
しながら、発泡体の中の気泡サイズを定量するための最も有用な技術には、発泡
体試料の走査電子顕微鏡写真に基づく単純な測定が含まれる。(図1参照) ここで与えられる気泡サイズの測定は、たとえば図1において示されるような
発泡体の数平均気泡サイズに基づく。本発明の発泡体は、一般的に、約150μ
mを超えない、より一般的には約50から130μm、およびもっとも一般的に
は、約80μmから120μmの数平均気泡サイズを有する。2層の発泡体が本
発明の製品において用いられる場合、上方発泡体層は好ましくは約50ないし1
30μmの気泡サイズを有し、下方発泡体層は、(下方とは、不透過性バックシ
ートに近接することを意味する)好ましくは約15ないし50μmの気泡サイズ
を有する。下方発泡体層は「濡れるまで薄い」状態にあり、十分な自由体積はそ
の層の完全な膨張を可能とする。
【0022】 III.防水性部材 本発明のマットはまた、防水性部材も含む。この防水性部材は、ポリマー発泡
体シートの裏側に付着しており、したがって、シートの一方の側に液体不透過性
バリアを作り出す。本明細書で用いられる液体不透過性とは、親水性か疎水性か
のいずれかの液体により貫通されえない物体を称する。ここでの使用にとって適
切な防水性部材は、当該技術において一般的に公知のいずれかの組成物または物
体である。たとえば、防水性材料は、1986年9月2日に発行された米国特許
第4,609,580号(ロケットら)、1989年4月18日に発行された第
4,822,669号(ロガ(Roga))、および1992年1月21日に発
行された第5,082,707号(ファジオ(Fazio))において記載され
ており、それらのすべては参照により本明細書に組み込まれる。防水性部材は、
接着剤または当該技術において通常公知の他の手段の使用により、ポリマー発泡
体シートの裏側に、または積層により発泡体シートの裏側に接着されるシート形
態それ自体にコートされうる。
【0023】 シート形態の防水性部材は液体に対して不透過性であり、好ましくは薄いプラ
スチックフィルムを含む。しかしながら他の可撓性液体不透過性材料もまた用い
られうる。本明細書で用いられる「可撓性」という術語は、柔順であり、ポリマ
ーシートの一般的形態および輪郭に容易に合致する材料を称する。防水シートに
は、織布または不織布材料、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリウレタ
ンのフィルムのようなポリマーフィルムまたはフィルムでコートされた不織布材
料のような複合材料が含まれうる。適切な防水シートは、約0.012mm(0
.5ミル)から約0.051mm(2.0ミル)の厚さを有するポリエチレンフ
ィルムである。典型的なポリエチレンフィルムは、名称P18−1401の下で
オハイオ州シンシナチのクロペイ(Clopay)・コーポレーションにより、
名称XP−39385の下でインディアナ州テールホート(Terre Hau
te)のトレデガー(Tredegar)・フィルム・プロダクツにより製造さ
れている。ここでの使用にとって好ましいのは、名称P18−3161の下でク
ロペイにより製造されるポリプロピレン/エチレンビニルアセテートフィルムで
ある。防水シートは、より布らしい外観を提供するためにエンボス加工および/
またはつや消し仕上げされうる。防水シートのサイズはポリマーフィルムシート
の形態およびサイズにより規定され、ポリマーフィルムシートに適合するように
大きさが設定される。
【0024】 防水シートは、ポリマー発泡体シートの裏側に位置し、たとえば、1986年
9月2日に発行された米国特許第4,609,580号(ロケットら)における
開示のような当該技術において公知のいずれかの方式でポリマー発泡体シートに
付着する。ポリマー発泡体シートの一部が防水シートに付着しない本発明の態様
もまた考えられる。防水シートは、接着剤の均一連続層、接着剤のパターン化さ
れた層、接着剤の分離した線、螺旋、または点の配列によりポリマー発泡体シー
トに固定されうる。満足であることが見出されている接着剤は、名称HL−12
58またはH−2031の下でミネソタ州セントポールのH.B.フラー・カン
パニーにより製造されており、感圧ホットメルト接着剤は、名称H160の下で
ハートランド・アドヒーシブにより製造されている。接着手段は、好ましくは、
1986年3月4日に発行された米国特許第4,573,986号(ミネトラら
)において開示されている接着剤のフィラメントの開放パターンネットワークを
含み、それは、参照により本明細書に組み込まれている。フィラメントの開放パ
ターンネットワークの典型的な接着手段には、1975年10月7日に発行され
た米国特許第3,911,173号(スプラーグ(Sprague),ジュニア
)、1978年11月22日に発行された米国特許第4,785,996号(ズ
バイエカー(Zwieker)ら)、および1989年6月27日に発行された
米国特許第4,842,666号(ウェレニッツ(Werenicz))におい
て示される装置および方法により例示されるような螺旋パターンに旋回された数
本線の接着剤フィラメントが含まれる。それらの特許のそれぞれは、参照により
本明細書に組み込まれる。代わりに、接着手段には、熱結合、圧力結合、超音波
結合、動的機械的結合、またはいずれか他の適切な接着手段または当該技術にお
いて公知であるそれらの接着手段の組み合わせが含まれうる。
【0025】 ポリマー発泡体シートの裏側にコートされる防水性部材は、コートされるか、
スプレーされるか、またはいずれかの方法でシート表面に均一に付与されるのに
適切な形態にある当該技術において公知のいずれかの防水性組成物でありうる。
そのような組成物には、限定はされないが、商業的に入手可能であり、3M社に
より製造されるスコッチガード(Scotchgard)ブランドの製品におい
て用いられているようなフルオロカーボンポリマーが含まれる。本質的には、内
部はそうでないが、表面を疎水性にしうるいずれのポリマー処理も十分に採用さ
れる。
【0026】 防水成分は、マットがマット上での歩行または起立を含む広くさまざまの状況
において用いられるようにポリマー発泡体シートの全部または一部に適用される
スリップしないかまたはすべりに抵抗する材料および/またはプロセスでもあり
うるかまたは含みうる。スリップしない材料は、当該技術において公知であり、
以下が含まれる、すなわち、ウレタン、ポリウレタン、ポリエーテルポリウレタ
ン、ポリエステルポリウレタン、ナイロン、およびアメリカン・ホーム・プロダ
クツにより製造されるアンチ・スキッドである。たとえば、スリップしないかま
たは滑らない材料および/またはプロセスは、1986年9月2日に発行された
米国特許第4,609,580号(ロケットら)、1986年9月2日に発行さ
れた米国特許第4,609,580号(ロケットら)、および1996年3月1
9日に発行された第5,500,267号(カニング(Canning))、1
997年9月2日に発行された米国特許第5,662,758号(ハミルトン(
Hamilton)ら)、1996年11月8日に出願された米国特許出願シリ
アル番号第08/744,850号(ハミルトンら)においてより完全に記載さ
れており、それらのすべては参照により本明細書に組み込まれる。
【0027】 IV.任意の部材 A.液体透過性シート 本発明のマットは、任意に、ポリマー発泡体シートの表側に付着する少なくと
も1枚の液体透過性シートを含みうる。ここで用いられる液体透過性という術語
は、親水性か疎水性かのいずれかで液体がその厚さを容易に貫通することを許容
する物体の能力を称する。適切な液体透過性シートは、開孔された不織布を含む
織布および不織布材料(たとえば、繊維の不織ウエブ)、開孔形成された熱可塑
性フィルム、開孔されたプラスチックフィルム、およびハイドロフォーミングさ
れた熱可塑性フィルムのようなポリマー材料、多孔性発泡体、連続気泡型発泡体
、網状熱可塑性フィルム、および熱可塑性スクリムのような広範な材料から製造
されうる。液体透過性シートは、実質的に多孔性であり、液体が容易にそれを通
過し、下にあるポリマー発泡体シートに流入することを可能とするポリエステル
、ポリオレフィン、レーヨンなどのようないずれかの材料を含みうる。適切な織
布および不織布材料は、天然繊維(たとえば木材または綿繊維)、合成繊維(ポ
リエステル、ポリプロピレンまたはポリエチレン繊維のようなポリマー繊維)ま
たは天然繊維と合成繊維の組み合わせから構成されうる。液体透過性シートが不
織ウエブを含むとき、ウエブは、広範な公知技術により製造されうる。たとえば
、ウエブは、スパンボンド、スパンレース、梳綿、ウエットレイ、溶融ブロー、
水力交絡、ハイドロフォーミング、水力開孔、上記の組み合わせなどで作られう
る。
【0028】 液体透過性シートは、ポリマー発泡体シートの表側に位置し、好ましくはポリ
マー発泡体シートと完全に結合し、またはポリマー発泡体シートの吸収能力に悪
影響を与えない当該技術において公知のいずれかの方法で防水部材シートの一部
と結合する。たとえば、液体透過性シートのエッジは、熱結合接着剤を用いてバ
ックシートのエッジにシールされうる。代わりに、液体不透過性シートは、接着
剤およびスポットボンディングのような技術を用いてポリマー発泡体シートに接
着されうる。
【0029】 B.他の任意コンポーネント さまざまの他の任意コンポーネントが、ここでは、触感、外観および/または
マットの吸収特性を変えるために利用されうる。ポリマー発泡体シート、防水シ
ートおよび(もし存在するならば)液体透過性シートは、デザインとともに模様
をつけられるかまたはプリントされうる。ここで潜在的に有用な他の成分には、
加えられうる、着色、活性炭およびシクロデキストリンのような臭気吸収剤、香
料、抗菌剤、抗微生物剤などが含まれる。他の品目もまた使用時に機能性を広げ
るために加えられうる。たとえば、自動車のシート上のヘッドレストの上に用い
られるとき、弾性またはベルクロ(Velcro)タイプのバンドが適所にマッ
トを固定するための補助として加えられる。マットの使用について機能性を補助
するがその吸収能力を妨げないいずれの付加的なコンポーネントもここでの使用
にとって適切である。
【0030】 V.ポリマー発泡体の調製 A.一般論 本発明のポリマー発泡体は、HIPEの重合により調製される。HIPEを形
成するために用いられる水相と油相の相対量は、得られる発泡体の密度を決定す
る。多くの他のパラメーターの中でも、密度は、得られるポリマー発泡体の機械
的特性および性能特性にとって重要である。エマルジョンの中の水対油の比もま
た、気泡サイズおよび発泡体を形成するストラットの寸法に影響を与えうる。H
IPE発泡体を調製するために用いられるエマルジョンは、一般的に、少なくと
も約12:1、好ましくは少なくとも約13:1の水相体油相の体積対重量比を
有する。典型的には、体積対重量比は、約13:1から約25:1、より典型的
には約15:1から約20:1である。
【0031】 それらのポリマー発泡体を得るためのプロセスは、 (A)油中水型エマルジョンを形成する工程であって、 (1)油相にして (a)油相の約85重量%から98重量%のモノマー成分であって、 (i)約25℃以下のTgを有するホモポリマーを形成することが可能な
実質的に水に不溶性の単官能性モノマーを前記モノマー成分の約45重量%から
約70重量%、 (ii)スチレンにより与えられるものとほぼ等価の靭性を付与すること
が可能な実質的に水に不溶性の単官能性コモノマーを前記モノマー成分の約25
重量%から約45重量%、 (iii)ジビニルベンゼンおよびその類似体からなる群より選択される
第1の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成分の約3重量%か
ら約25重量%、 (iv)ジオールのジアクリレートおよびジメタクリレートおよびそれら
の類似体からなる群より選択される第2の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤
を前記モノマー成分の約0重量%から約15重量%、 含み、および (v)靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対第1お
よび第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも約1:
1である ところのモノマー成分、 (b)前記油相において可溶性であり、安定な油中水型エマルジョンを形成
するために好適な乳化剤成分を約2重量%から約15重量% 含む油相、 (2)水相の約0.1重量%から約20重量%の水溶性電解質を含む水相 を有し、 (3)少なくとも約12:1の水相対油相の体積対重量比 を有するように形成するところの工程、および (B)ポリマー発泡体を形成するために油中水型エマルジョンの油相におけるモ
ノマー成分を重合させる工程 を具備する。
【0032】 本明細書で用いられる「単官能性」という術語は、1つの重合可能な部分を有
することを称する。本明細書で用いられる「多官能性」という術語は、2以上の
重合可能な部分を有することを称する。
【0033】 ポリマー発泡体材料は、乾燥した疎水性発泡体を提供するためにその後繰り返
し脱水され、洗浄されうる。発泡体は、塩化カルシウムおよび同様の塩、HIP
Eを安定化させるために用いられた残留乳化剤、および当業者に周知の他の濡れ
性剤を含む多数の親水化剤のいずれかを用いて適切な表面処理により親水性にさ
れうる。親水化処理は、たとえば、1995年2月7日に発行された米国特許第
5,387,207号(ダイヤーら)において記載されており(特に22欄から
24欄を参照されたい)、それは参照により本明細書に組み込まれる。
【0034】 それらの発泡体はついでシートに成形されうる。それらのシートは、任意に、
たとえば圧力ニップを連続的に通して薄い状態に圧縮され、ロールに巻き取られ
うる。圧縮可能なシートは、巻いた状態から解かれ、所望のように適用されるま
で比較的薄い圧縮された状態を維持し得るものであり、その活性化温度(通常ほ
ぼポリマーのTg)を超えて加熱されるか、または参照により本明細書に組み込
まれる1998年6月23日に発行された米国特許第5,770,634号(ダ
イヤーら)において記載されているように周囲温度に応じてたとえば数週間また
は数ヶ月のような比較的長期間保管(stand for)させられる。発泡体
がその元の膨らんだ厚さの33%以下に圧縮され、その後その表面上に人工的な
拘束なしに維持され、発泡体が22℃で21日後50%を超えない程度まで再膨
張するとき、発泡体は、「濡れるまで薄い」と定義される。このことを測定する
ための方法は、参照により本明細書に組み込まれる1998年6月23日に発行
された米国特許第5,770,634号(デズマレーズら)において記載されて
いる。
【0035】 1.油相成分 HIPEの連続油相は、固体発泡体構造を形成するために重合するコモノマー
を含む。このモノマー成分は、好ましくは、70℃未満、一般的には約−40℃
から約50℃、より一般的には、約0°から約40℃、および最も一般的には約
10°から約30℃のTgを有するコポリマーを形成することが可能であるよう
に組成決定(formulate)される。
【0036】 油相のモノマー成分は、典型的には、Tgを低下させる単官能基モノマー、靭
性を付与するモノマー、少なくとも1種の多官能基架橋剤、少なくとも1種の乳
化剤を含みうる。加えて、油相は、付加的な任意成分も含みうる。任意の油相成
分には、抗酸化剤、可塑化剤、フィラー粒子、難燃剤、着色料(染料または顔料
)、蛍光剤、キレート剤、乳白剤、鎖移行剤(chain transfer
agent)が含まれる。モノマー成分は以下に詳細に記載される。
【0037】 単官能基モノマーおよびコモノマーおよび多官能基架橋剤の特定のタイプおよ
び量の選択は、材料をここでの発明における使用にとって適切にする構造と機械
的特性の所望の組み合わせを有するHIPE発泡体の製造(realizati
on)にとって重要であろう。
【0038】 a.Tg低下単官能基モノマー 油相の1成分には、本明細書で以後「Tg低下モノマー」と記述されるそのア
タクチックな非晶質ホモポリマーが約40℃以下のTgを有する少なくとも1種
の単官能性コモノマーが含まれる(ブランドアップ(Brandup),J、イ
ンマーガット(Immergut),E.H.、「ポリマー・ハンドブック」第
2版、ウイリー・インターサイエンス、ニューヨーク州ニューヨーク、1975
年、III−139)。それらのモノマーは、得られるポリマー発泡体構造にゴ
ム状の特性を付与する傾向がある。
【0039】 特に、p−n−オクチルスチレンのようなC4 〜C12アルキルスチレン、イソ
プレン、ブタジエン、1,3,7−オクタトリエン、およびピペリレンを含むこ
こでの使用にとって適切な他のTg低下モノマーは、上記米国特許第5,770
,634号(デズマレーズら)において開示されている。それらの単官能性モノ
マーは、一般的に、モノマー成分の45重量%から約70重量%、より好ましく
は、約20重量%から約60重量%を構成しうる。
【0040】 b.靭性を付与するコモノマー HIPEの油相において利用されるモノマー成分はまた、得られるポリマー発
泡体構造にスチレンにより与えられるのとほぼ等価の靭性を付与することが可能
な1以上の単官能性コモノマーを含みうる。より靭性の大きい発泡体は、実質的
に損傷なしに変形する能力を示す。それらの単官能性コモノマータイプには、関
連するホモポリマーが典型的な靭性をもつものとして周知であるスチレン系コモ
ノマー(たとえば、スチレンおよびエチルスチレン)またはメチルメタクリレー
トのような他のモノマータイプが含まれうる。このタイプの好ましい単官能性コ
モノマーは、スチレンおよびエチルスチレンを含むスチレン系モノマーである。
単官能性「靭性付与」コモノマーは、通常、モノマー成分の約25から約45重
量%、好ましくは約30重量%から40重量%、最も好ましくは約35重量%を
構成する。ある種の事例においては、「靭性付与」コモノマーはまた、得られる
ポリマーに所望のゴム様特性をも付与しうる。そのようなコモノマーについては
、モノマー成分の中に含まれうる量は、組み合わせられる典型的なモノマーとコ
モノマーの量であろう。1例は、4−オクチルスチレンである。
【0041】 c.多官能性架橋剤 モノマー成分は、少なくとも1種の多官能性架橋剤を含む。単官能性モノマー
およびコモノマーについては、特定のタイプおよび量の架橋剤の選択は、構造的
および機械的特性の所望の組み合わせを有するポリマー発泡体の製造にとって重
要である。
【0042】 多官能性架橋剤は、ジビニルベンゼンおよびその類似体のような2以上の活性
化されたビニル基を含む広範なモノマーから選択されうる。ここで有用なジビニ
ルベンゼンの類似体には、限定されないが、トリビニルベンゼン、ジビニルトル
エン、ジビニルキシレン、ジビニルナフタレン、ジビニルアルキルベンゼン、ジ
ビニルフェナントレン、ジビニルビフェニル、ジビニルジフェニルメタン、ジビ
ニルベンジル、ジビニルフェニルエーテル、ジビニルジフェニルスルフィド、ジ
ビニルフラン、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホン、およびそれらの混合物
が含まれる。ジビニルベンゼンは、典型的には、約55:45の比率でエチルス
チレンとの混合物として商業的に入手可能である。それらの比率は、一方または
他方の成分について油相を増やすように変えられうる。低いTgを提供するため
には、同時にモノマー混合物中のスチレンの量を減らしながら、エチルスチレン
成分を有する混合物を増やすことが有益である。架橋剤は、一般的には、モノマ
ー成分(100%基準で)の約3から約25重量%、より好ましくは約4から約
20重量%、最も好ましくは約5重量%から約15重量%の割合でHIPEの油
相中に含まれうる。
【0043】 架橋剤はまた、上記米国特許第5,770,634号(デズマレーズら)にお
いて開示されているもののような多官能性アクリレートまたはメタクリレートか
らも選択されうる。この第2の架橋剤は、一般的に、モノマー成分の0から約1
5重量%の割合でHIPEの油相中に含まれうる。
【0044】 本発明のために要求される靭性および耐久性を達成するために、靭性付与モノ
マー対架橋剤の比は、少なくとも約1:1、好ましくは約2:1、および最も好
ましくは少なくとも約4:1であることが好ましい。
【0045】 d.乳化剤 HIPEの油相のもう1つの本質的な成分は、乳化剤成分である。適切な乳化
剤は、当業者に周知である。特に好ましい乳化剤には、スパン(Span)20
(登録商標)、スパン40(登録商標)、スパン60(登録商標)、およびスパ
ン80(登録商標)が含まれる。それらは通常、それぞれ、ラウリン酸、ミリス
チン酸、ステアリン酸、およびオレイン酸から誘導されたソルビタンのエステル
である。実際には、それらは、有意な比率のジおよびトリ置換エステルならびに
望ましからぬイソソルバイドエステル、ポリオール成分および製造プロセスの間
に作り出された他の化合物も含む。たとえば蒸留により、可能な限り、特にイソ
ソルバイド画分を除去することが好ましいであろう。他の好ましい乳化剤には、
モノオレエート、モノミリステート、モノパルミテート、およびモノイソステア
レート酸から誘導されるジグリセロールエステルが含まれる。好ましい共乳化剤
は、ジタロウジメチルアンモニウムメチルサルフェートおよびその同族体である
。他の好ましい乳化剤および共乳化剤は、1997年7月22日に発行された米
国特許第5,650,222号(デズマレーズら)において記載されており、参
照により本明細書に組み込まれる。それらの乳化剤の混合物もまた特に有用であ
る。
【0046】 任意の2次乳化剤が、典型的には約50:1から約1:4、好ましくは約30
:1から約2:1の1次対2次乳化剤の重量比で乳化剤成分の中に含まれうる。
示唆されているように、当業者は、いずれの適切な乳化剤も本発明の発泡体を作
るためのプロセスにおいて用いられうることを認識するであろう。
【0047】 HIPEを作るために用いられる油相は、約85から約98重量%のモノマー
成分および約2から約15重量%の乳化剤成分を含む。好ましくは、油相は、約
90から約97重量%のモノマー成分および約3から約10重量%の乳化剤成分
を含む。油相はまた他の任意成分も含みうる。1つのそのような任意成分は、参
照により組み込まれている1994年3月1日に発行された米国特許第5,29
0,820号(バス(Bass)ら)および参照により本明細書に組み込まれる
1996年5月23日に出願されたWO97/44368(ウイルコム(Wil
lkomm)およびヒンゼ(Hinze))において記載されているような当業
者に周知の一般的タイプの油溶性重合開始剤である。
【0048】 e.任意成分 油相は任意成分を含みうる。そのような任意成分には、特に、ヒンダードアミ
ンライトスタビライザー(HALS)またはヒンダードフェノリックスタビライ
ザー(HPS)として分類されるタイプの抗酸化剤が含まれる。そのような抗酸
化剤は、加工処理におけるいずれか便利な工程の間に付与されうる。もう1つの
任意成分は、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケートまたはジオクチルア
ジペートのような可塑化剤である。
【0049】 さらにもう1つの任意成分は、フィラー粒子であり、それは、ポリマーに靭性
を与え、および/または断熱特性を増強しうる。例となるフィラー粒子には、ア
ルミニウム、二酸化チタン、(きわめて微細な不溶性粒子として加えられる)カ
ーボンブラック、黒鉛、炭酸カルシウム、タルク、不溶性の架橋された難燃性ポ
リマーなどが含まれる。他の任意成分には、着色料(染料または顔料)、香料、
ゼオライトのようなキレート剤、蛍光剤、乳白剤、鎖移行剤などが含まれる。そ
のような添加剤は典型的には存在するとききわめて低レベルで(たとえば、5%
未満)加えられ、油相に可溶性である必要はないが、その中に攪拌により懸濁さ
れうる。
【0050】 2.水相成分 HIPEの不連続水性内相は、一般的に、1種類以上の溶解した成分を含む水
溶液である。水相の1つの必須の溶解成分は、水溶性電解質である。溶解された
電解質は、主に油溶性であるモノマー、コモノマー、及び架橋剤が水相にもまた
溶解する傾向を最小化する。このことは、今度は、ポリマー材料が、重合の間に
水相液滴により形成される油/水界面で気泡のウインドウを満たす程度を最小化
させると信じられる。したがって、電解質の存在および水相の得られるイオン強
度は、得られる好ましいポリマー発泡体が連続気泡型でありうるかどうかおよび
どの程度そうかを決定すると信じられる。
【0051】 水相にイオン強度を付与することが可能ないずれの電解質も用いられうる。好
ましい電解質は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水溶性ハライド、たと
えばクロライド、硝酸塩および硫酸塩のような1価、2価または3価の無機塩で
ある。例には、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウムおよび硫酸マ
グネシウムが含まれる。塩化カルシウムは、HIPEを調製する上での使用にと
って最も好ましい。一般的に、電解質は、水相の約0.1重量%から約20重量
%の範囲の濃度でHIPEの水相において用いられる。より好ましくは、電解質
は、水相の約1重量%から約10重量%で含まれる。
【0052】 HIPEはまた、典型的には、有効量の重合開始剤をも含む。そのような開始
剤成分は、一般的に、HIPEの水相に加えられ、いずれか通常の水溶性フリー
ラジカル開始剤でありうる。それらには、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウム、過酸化水素、過酢酸ナトリウム、過炭酸ナトリウムなどの
ような過酸化物化合物が含まれる。通常の酸化還元開始剤系もまた用いられうる
。そのような系は、重亜硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸または2価の鉄の
塩のような還元剤と前述の過酸化物化合物とを組み合わせることにより形成され
る。
【0053】 開始剤は、油相中に存在する重合可能なモノマーの総モル数に基づいて約20
モルパーセントまで存在しうる。より好ましくは、開始剤は、油相中の重合可能
なモノマーの総モル量に基づいて約0.001から約10モルパーセントの量で
存在する。
【0054】 3.親水化界面活性剤および水和可能な塩 HIPE発泡体構造を形成するポリマーは、好ましくは、極性官能基が実質的
に存在しない。このことは、ポリマー発泡体が、性質上相対的に疎水性であるこ
とを意味する。重合後の残留乳化剤および/または塩の除去は、米国特許第5,
633,291号において記載されているものを含むいずれかの手段により必要
とされるだけなされるであろう。代わりに、発泡体は、重炭酸ナトリウムの水溶
液で洗浄され、それは残留塩化カルシウムを不溶性重炭酸カルシウムに変え、そ
のことは一般的に、発泡体の水への親和性を大きく減少させる。
【0055】 B.HIPE発泡体を得るための加工処理条件 発泡体調製は、典型的に、1)安定な高内相エマルジョン(HIPE)を形成
する工程、2)固体ポリマー発泡体構造を形成するために適切な条件の下でこの
安定なエマルジョンを重合/硬化させる工程、3)任意に、ポリマー発泡体構造
から元の残留水相、乳化剤および塩を除去するために固体ポリマー発泡体構造を
洗浄する工程、4)その後、このポリマー発泡体構造を脱水する工程、および5
)任意に発泡体を親水化する工程を含む。
【0056】 C.HIPEの形成 以下は、ここでの使用のためのHIPE発泡体の調製の方法を例示する。
【0057】 1.エマルジョンの調製 無水塩化カルシウム(36.32kg)および過硫酸カリウム(189g)が
378Lの水の中に溶解される。これは、エマルジョンを形成するための連続プ
ロセスにおいて用いられる水相流を提供する。油相は、下記の表1において記述
されるように所望の比率で選ばれたモノマーを混合することにより調製される。
【0058】 油相(25℃)と水相(30〜90℃)の分離した流れが分当たり約9.1k
gの組み合わせられた速度で動的混合装置に供給される。動的混合装置の中での
組み合わせられた流れの徹底的な混合がピンインペラにより達成される。ピンイ
ンペラは、約2.5cmの直径を有する約36.8cmの長さのシリンダー状シ
ャフトを備える。シャフトは6列のピンを持ち、3列は33ピンを有し、3列は
32ピンを有し、それぞれは、2.5cmの長さまでシャフトの中心軸から外側
に伸びて0.5cmの直径を有する。ピンインペラはシリンダー状スリーブの中
に載置され、それは動的混合装置を形成し、ピンは、シリンダー状スリーブの壁
から1.5mmのクリアランスを有する。
【0059】 動的混合装置から出て行く流出分の少量は回収され、再循環ゾーンに入る(9
6年7月18日に公開されたPCT U.S.96/00082および96年1
月11日に出願されたEPO96/905110.1を参照されたい)。再循環
ゾーンの中のワウケシャ(Waukesha)ポンプは、動的混合ゾーンに、少
量の部分を油相と水相の流れのエントリーポイントに回復させる。組み合わせら
れた混合と再循環の装置の設定は、4部の水対1部の油の比で油相と水相で満た
される。動的混合装置は、装置を完全に充填しながら空気が出て行くことを可能
とするために通気される。充填の間の流量は、7.6g/secの油相および3
0.3cc/secの水相である。エマルジョンが所望される水対油の比を達成
するように形成されるとき、それらの流量は変えられる。
【0060】 一旦装置の設定が終わると通気は閉じられる。ついで攪拌が動的ミキサーの中
で始まり、インペラが所望の速度(たとえば300RPM)で回転し、再循環が
約30cc/secの速度で始まる。そのとき、水相の流量は、約1分の時間に
わたって65cc/secの速度に定常的に増加し、油相流量は、約3分の時間
にわたって5g/secに減少し、または所望の水対油の比を得るように必要と
されるように変化する。再循環速度は、約3分の時間の間約150cc/sec
に定常的に増加する。この時点での動的ミキサーおよび静的混合ゾーン(THA
インダストリーズモデルナンバー101−212)により作り出される背圧は、
約1PSI(7kPa)であり、それは、システムの全背圧を表す。その後、ワ
ウケシャポンプの速度は、約75cc/secの再循環速度を生み出すように定
常的に減少する。
【0061】 2.エマルジョンの重合 この時点でスターティックミキサーからのHIPEの流れは、ケーキを焼くた
めに用いられるスプリングフォームパンに極めてよく似た取り外し可能な側面を
有する直径102cmおよび高さ31.8cmの丸いポリエチレンタブの中に集
められる。その基部で直径31.8cmのパイプ状のポリエチレン挿入物が基部
の中心に固く固着され、高さ31.8cmである。HIPE含有タブは、重合と
発泡体の形成をもたらすために、約18時間65℃で維持された部屋の中に保た
れる。
【0062】 3.発泡体の洗浄と脱水 硬化されたポリマー発泡体は、硬化タブから取り出される。この時点で発泡体
は、重合されたモノマーの重量の約12〜30倍の(溶解した乳化剤、電解質、
開始剤残渣、および開始剤を含む)残留水相を有する。発泡体は、鋭利なレシプ
ロソーブレード(往復運動するのこぎりの歯)で厚さ1〜5mmであるシートに
スライスされる。それらのシートは次いで、重合された材料の重量の約6倍まで
発泡体の残留水相含有量を徐々に減少させる減圧装置を備えた1連の2つの多孔
性ニップロールで圧縮に供される。この時点で、シートは次いで、60℃で1%
ペゴスパース200MLの水溶液および0.5%CaCl2 溶液で再度飽和され
、約2倍の水相含有量まで減圧装置を備えた1連の3つの多孔性ニップロールで
圧搾される。発泡体のCaCl2 含有量は、約0.5ないし2%である。
【0063】 次いで、発泡体は、重合した材料の約9重量%から約17重量%まで水分含有
量を減少させるために加熱トンネルの中で乾燥させられる。この時点で、発泡体
はきわめて可撓性である。
【0064】 以下の例はさらに本発明のマットを例示するが、しかし本発明を限定すること
を意図するものではない。
【0065】 例1 表1は、本発明による5種類のポリマー発泡体および対照材料として用いられ
る1種類の従来のポリマー発泡体の組成を列挙する。
【表1】
【0066】 例1の発泡体1〜5のすべては、対照の発泡体に対して有意により耐久性であ
り、より抵抗性である。
【0067】 例2 表1の第1の発泡体が、2mmの厚さに切断され、本明細書で上記のようにペ
ゴスパース200MLで処理され、乾燥される。1ml厚さのポリプロピレン/
エチレンビニルアセテート(「PP/EVA」)(クロペイP18−3161)
と以下の2側面接着剤フィルム、すなわち、1ml厚さのハートランドH160
フルコート/0.5ml厚さのポリエチレンテレフタレート/0.7ハートラン
ドH160パターンコートとを互いに積層する。ポリマー発泡体をシートに切断
する。PP/EVA/接着剤フィルムラミネートをシートに切断する。発泡体と
PP/EVA/接着剤フィルムラミネートを互いに積層する。接着剤を流動化さ
せ、結合強度を高めることを可能とするために、10分間140°Fにその構造
を加熱する。たとえば、4”×4”、11”×11”、12”×12”、24”
×36”、15”×19”、36”×60”などのような形成されるマットの所
望のサイズにしたがってルールダイ(rule die)によりその構造を切断
する。15”を超える幅を有する大きなマットを、3Mファブリックテープまた
は3M医療用紙テープを用いて互いに貼り合わせる(seam)。審美的理由の
ために、(および露出する表面を確定するために)模様をマットの頂部表面にス
クリーン印刷する。(パターンは、たとえば、記述された指示を含みうる。パタ
ーンはまた、たとえば、食事が給仕されるプレートまたはボウルの下の保護プレ
ースマットを提供する目的のためにレストランおよび/または小さな子供のいる
家庭での使用を容易にするためにパズル、三目並べのダイアグラム、点を結んだ
絵柄なども含みうる。)次いでマットは、どの場所でも、本明細書でより詳細に
先に記述されたいずれの機能についても容易に用いられる。
【0068】 例3 上記例2において記載されたのと同様なマットが、冷蔵庫の扉の中のトレイの
形に切断され、その中に配置される。たとえば、このマットの頂部の上に、ミル
クまたはオレンジジュースのガロンジョッキが置かれる。マットは、ジョッキ由
来の凝縮液および漏れを吸収し、冷蔵庫のトレイ表面を保護する。同様に、マッ
トは、冷蔵庫の区画、棚、カビーホール(小区画)などに、必要なように適合す
るように切断されうる。マットが食品および飲料からの滲出物で十分に汚れたと
きは、マットは取り外され、取り替えられうる。
【0069】 例4 上記例2におけるものと同様の大きなマットが以下の商業的活動のいずれかの
中で地面に置かれる。すなわち、スリップを引き起こしうる血液および他の流体
を捕捉するための手術の間の手術室、床の上の診察室の中の医者のオフィスおよ
び診察ベッド上、スリップを防ぎ、環境に汚染物質が流出することを防ぐために
、ガソリンおよびディーゼル燃料、トランスミッションの流体、モーターオイル
、差動装置の流体、エンジンの冷却剤などを集めるために自動車の修理ガレージ
の床上、施設の周りに水の足跡をつけることを防ぐためにヘルスクラブおよび学
校の屋外シャワーで、汚れ、塵埃、油、破片、水などをなくし、衛生を維持し、
スリップしやすい領域に対して保護を与えるために工業施設において、たとえば
、航空機の整備が燃料のこぼれを導きうる格納庫のある甲板上の航空母艦につい
ての機械装備のある艦船について、たとえば、撒き散らされた、獣脂および油お
よび食品滲出物を集めるために床および食品準備領域についてレストランにおい
てである。マットは、スリップしやすい表面、事故、および不衛生な状況を引き
起こしうる望ましからぬ液体からマットの下の地面を保護する。
【0070】 例5 上記例2において記載されているものと同様のマットが家庭およびオフィスの
周りに配置される。たとえば、泥、汚れなどを集めるために出口の前の床上に、
猫のリター、ペットの毛、ペットフード、給水ボウルなどを集めるためにペット
がよくくる場所の周りに、たとえば、他の食品を相互に汚染し、散らかりに導き
うる、食肉の解凍および/または電子レンジでの調理の間に出てくる流体を集め
るために食事を準備する場所で、乳児のおむつを交換するテーブルで、廃物缶の
底部で、浴室のシンク、シャワー、便器の周りに、洗濯場所の周りに、家具上で
、幼児を含む失禁睡眠者のための吸収層として機能するためにマットレスのパッ
ドの頂部上で、靴およびブーツの中でである。マットは、スリップしやすい表面
、汚れた表面、不快な臭気、事故、および不衛生な状態を引き起こしうる望まし
からぬ液体および/または水分からマットの下にある表面を保護する。
【0071】 例6 例1の第5番において記載されている組成は、上記用途のいずれかにおいて用
いられる発泡体層の難燃性の例を作るために、2−エチルヘキシルアクリレート
を2,3−ジブロモアクリレートに置換して改良される。そのような材料のため
の洗浄処理には、1998年7月17日に出願されたともに係属する出願の米国
特許出願シリアル番号第09/118,613号(ダイヤー)において記載され
ているような交換塩(alternate salt)が含まれうる。
【0072】 例7 例2と同様なマットが、2つの異なる発泡体層を用いて調製される。上方層は
、得られる発泡体において相対的に大きな気泡を作り出すように300RPMの
ピンミキサーインペラ速度を用いて調製された例1 5番において記載される組
成物から調製される発泡体を含む。これは、得られる発泡体において相対的に小
さな気泡を作り出すように1500RPMのピンミキサーインペラ速度を用いて
調製される例1 2番において記載される組成物から調製される第2層上に配置
される。ついで、この下方発泡体層は、ポリエチレンシートの不透過層に固定さ
れる。このことは、上方層に急速に流体を獲得し、次いで、能力が充足していな
い限り下方層に顕著に分配し、したがって、上方層が相対的に触れると乾いたま
まであるマットを提供する。
【0073】 例8 マットは、3%の付加的なジグリセロールモノオレエート(DGMO)を用い
る50%イソプレン、20%スチレン、15%1,6−ヘキサンジオールジアク
リレートおよび15%メチルメタクリレートを含む油相および4%塩化カルシウ
ムおよび0.15%過硫酸カリウムを含む水相から調製される。エマルジョンは
以前の例のように、しかし25℃で形成され、内部加圧に耐えることが可能なタ
ブにおいて集められる。タブは、窒素を用いて2気圧に加圧され、65℃オーブ
ンの中に2日間配置される。得られる発泡体は通常のように加工処理される。加
工処理の間、発泡体は、pH4.5に調節され、0.5%ペゴスパース200M
L、0.5%塩化カルシウム、および0.1%キマソーブ(Chimassor
b)944(チバ(Ciba)・スペシャルティ・ケミカルズの製品)を含む水
溶液で洗浄される。発泡体は脱水され、従来のように乾燥される。得られる発泡
体シートは、靭性を有し、可撓性でもありながら、実質的に生分解性である。さ
らにもう1つの例において、同じ組成が、さらに難燃性を付与するために、イソ
プレンの代わりにクロロプレンを含むように修正される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図面の図1は、例1、表1、第1番による本発明において有用な代表的なポリ
マー発泡体の切断断面の走査電子顕微鏡写真(本明細書で以後「SEM」)(3
0倍の倍率)である。
【図2】 図面の図2は、図1の発泡体の顕微鏡写真(100倍の倍率)である。
【図3】 図面の図3は、図1の発泡体の顕微鏡写真(100倍の倍率)である。
【図4】 図面の図4は、図1の発泡体の顕微鏡写真(1000倍)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ダイアー、ジョン・コリンズ アメリカ合衆国、オハイオ州 45241 シ ンシナティ、シェアブルック・ドライブ 3760 (72)発明者 ホーテル、トーマス・シー アメリカ合衆国、オハイオ州 45242 シ ンシナティ、メイヤーズ・レーン 5371 (72)発明者 ウェステンドルフ、ロクサーヌ・ドラゴ アメリカ合衆国、オハイオ州 45252 シ ンシナティ、ディアホロー・ドライブ 10296 Fターム(参考) 4F100 AK12B AK12J AK25B AK25J AL01B AR00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CA02B DG12C DG15C DJ01B EJ05B GB08 GB71 JA05B JD05A JD14 JK16A JM01B YY00A 4J011 AA05 AC06 DA01 DB18 KA01 4J100 AB01P AB02Q AB03Q AB16R AL59S AM23S AQ15R AS02P AS03P AS04P AS21P CA06 EA00 FA20 GA18 GD07

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床および他の表面上での使用のために液体を吸収するための
    可撓性マットであって、 a)防水性部材、 b)表側と裏側を有するポリマー発泡体シートであって、裏側が液体不透過性
    となるように前記防水性部材が裏側に接着されているポリマー発泡体シートを備
    え、 前記ポリマー発泡体シートは、 1)油相にして、 a)約85重量%から約98重量%のモノマー成分であって、 i)約25℃以下のTgを有するホモポリマーを形成することが可能な実
    質的に水に不溶性の単官能性モノマーを前記モノマー成分の約45重量%から約
    70重量%、 ii)スチレンにより与えられるものとほぼ等価の靭性を付与することが
    可能な実質的に水に不溶性の単官能性コモノマーを前記モノマー成分の約25重
    量%から約45重量%、 iii)ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジ
    ビニルキシレン、ジビニルナフタレン、ジビニルアルキルベンゼン、ジビニルフ
    ェナントレン、ジビニルビフェニル、ジビニルジフェニルメタン、ジビニルベン
    ジル、ジビニルフェニルエーテル、ジビニルジフェニルスルフィド、ジビニルフ
    ラン、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホン、およびそれらの混合物からなる
    群より選択される第1の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成
    分の約3重量%から約25重量%、および iv)多官能性アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタク
    リルアミドおよびそれらの混合物からなる群より選択される第2の実質的に水に
    不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成分の0から約15重量% 含み、 v)靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対第1およ
    び第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも約1:1
    である ところのモノマー成分、 b)前記油相に溶解性であり、安定な油中水型エマルジョンを形成するため
    に好適な乳化剤成分を油相の約2重量%から約15重量% 含む油相、および 2)約0.1重量%から約20重量%の水溶性電解質を含む水相 を有し、 3)少なくとも約12:1の水相対油相の体積対重量比 を有する重合された油中水型エマルジョンを含むマット。
  2. 【請求項2】 靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対
    第1および第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも
    約2:1である請求項1記載のポリマー発泡体シート。
  3. 【請求項3】 靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対
    第1および第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも
    約3:1である請求項1記載のポリマー発泡体シート。
  4. 【請求項4】 靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対
    第1および第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも
    約5:1である請求項1記載のポリマー発泡体シート。
  5. 【請求項5】 エマルジョンの油相が、スチレンにより与えられるものとほ
    ぼ等価の靭性を付与することが可能な単官能性コモノマーを約30%から約40
    %含む請求項1記載のポリマー発泡体シート。
  6. 【請求項6】 防水性部材が、ポリマー発泡体シートの裏側にコートされて
    いる防水性組成物である請求項1記載のマット。
  7. 【請求項7】 防水性部材が、ポリマー発泡体シートの裏側に接着されてい
    る防水性シートの形態で存在する請求項1記載のマット。
  8. 【請求項8】 ポリマー発泡体シートが、約0.5mmから約5mmの厚さ
    を有する請求項7記載のマット。
  9. 【請求項9】 マットが、5”×5”、8”×10”、11”×11”、1
    5”×19”、24”×36”、および36”×60”からなる群より選択され
    るサイズを有する請求項8記載のマット。
  10. 【請求項10】 防水性部材がさらにすべり抵抗性材料を含む請求項8記載
    のマット。
  11. 【請求項11】 親水性液体を吸収するためのフロアマットとして用いられ
    る請求項9記載のマット。
  12. 【請求項12】 親水性液体を吸収するためにキッチンの表面上で用いられ
    る請求項9記載のマット。
  13. 【請求項13】 疎水性液体を吸収するためにガレージの中で用いられる請
    求項9記載のマット。
  14. 【請求項14】 床および他の表面上での使用のために液体を吸収するため
    の可撓性マットであって、 a)防水性部材、 b)少なくとも1枚の液体透過性シート c)表側と裏側を有するポリマー発泡体シートにして、裏側が液体不透過性と
    なるように防水性部材が裏側に接着されているポリマー発泡体シートを備え、前
    記ポリマー発泡体シートは、 1)油相にして、 a)約85重量%から約98重量%のモノマー成分であって、 i)約25℃以下のTgを有するホモポリマーを形成することが可能な実
    質的に水に不溶性の単官能性モノマーを前記モノマー成分の約45重量%から約
    70重量%、 ii)スチレンにより与えられるものとほぼ等価の靭性を付与することが
    可能な実質的に水に不溶性の単官能性コモノマーを前記モノマー成分の約25重
    量%から約45重量%、 iii)ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジ
    ビニルキシレン、ジビニルナフタレン、ジビニルアルキルベンゼン、ジビニルフ
    ェナントレン、ジビニルビフェニル、ジビニルジフェニルメタン、ジビニルベン
    ジル、ジビニルフェニルエーテル、ジビニルジフェニルスルフィド、ジビニルフ
    ラン、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホン、およびそれらの混合物からなる
    群より選択される第1の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成
    分の約3重量%から約25重量%、および iv)多官能性アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタク
    リルアミドおよびそれらの混合物からなる群より選択される第2の実質的に水に
    不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成分の0から約15重量% 含み、 v)靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対第1および第
    2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも約1:1であ
    る ところのモノマー成分、 b)油相に溶解性であり、安定な油中水型エマルジョンを形成するために好
    適な乳化剤成分を油相の約2重量%から約15重量% 含む油相、および 2)約0.1重量%から約20重量%の水溶性電解質を含む水相 を有し、 3)少なくとも約12:1の水相対油相の体積対重量比 を有する重合された油中水型エマルジョンを含むマット。
  15. 【請求項15】 靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)
    対第1および第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくと
    も約2:1である請求項14記載のポリマー発泡体シート。
  16. 【請求項16】 靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)
    対第1および第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくと
    も約3:1である請求項14記載のポリマー発泡体シート。
  17. 【請求項17】 靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)
    対第1および第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくと
    も約5:1である請求項14記載のポリマー発泡体シート。
  18. 【請求項18】 エマルジョンの油相が、スチレンにより与えられるものと
    ほぼ等価の靭性を付与することが可能な単官能性コモノマーを約30%から約4
    0%含む請求項14記載のポリマー発泡体シート。
  19. 【請求項19】 液体透過性シートがポリマー発泡体シートの表側に接着さ
    れ、織布および不織布材料、天然繊維、合成繊維およびそれらの組み合わせから
    なる群より選択される請求項14記載のマット。
  20. 【請求項20】 防水性部材が、ポリマー発泡体シートの裏側にコートされ
    ている防水性組成物である請求項19記載のマット。
  21. 【請求項21】 防水性部材がポリマー発泡体シートの裏側に接着されてい
    る防水性シートの形態で存在する請求項19記載のマット。
  22. 【請求項22】 ポリマー発泡体シートが約0.5mmから約5mmの厚さ
    を有する請求項21記載のマット。
  23. 【請求項23】 防水性部材がさらにすべり抵抗性材料を含む請求項21記
    載のマット。
  24. 【請求項24】 親水性液体を吸収するためのフロアマットとして用いられ
    る請求項23記載のマット。
  25. 【請求項25】 疎水性液体を吸収するためにガレージにおいて用いられる
    請求項23記載のマット。
  26. 【請求項26】 靴またはブーツのインサートとして用いられる請求項23
    記載のマット。
  27. 【請求項27】 マットが、5”×5”、8”×10”、11”×11”、
    15”×19”、24”×36”、および36”×60”からなる群より選択さ
    れるサイズを有する請求項23記載のマット。
  28. 【請求項28】 床および他の表面上での使用のために液体を吸収するため
    の可撓性マットを製造するための方法であって、 (A)油中水型エマルジョンを形成することにより表側と裏側を有するポリマー
    発泡体シートを作る工程であって、該エマルジョンを (1)油相にして (a)油相の85重量%から98重量%のモノマーであって、 (i)約25℃以下のTgを有するホモポリマーを形成することが可能な実
    質的に水に不溶性の単官能性モノマーを前記モノマー成分の約45重量%から約
    70重量%、 (ii)スチレンにより与えられるものとほぼ等価の靭性を付与することが
    可能な実質的に水に不溶性の単官能性コモノマーを前記モノマー成分の約25重
    量%から約45重量%、 (iii)ジビニルベンゼンおよびその類似体からなる群より選択される第
    1の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤を前記モノマー成分の約3重量%から
    約25重量%、 (iv)ジオールのジアクリレートおよびジメタクリレートおよびそれらの
    類似体からなる群より選択される第2の実質的に水に不溶性の多官能性架橋剤を
    前記モノマー成分の約0重量%から約15重量% 含み、 (v)靭性を付与することが可能な単官能性コモノマー(ii)対第1およ
    び第2の多官能性架橋剤の合計(iii+iv)の重量比が少なくとも約1:1
    である ところのモノマー成分、 (b)前記油相に溶解性であり、安定な油中水型エマルジョンを形成するため
    に好適な乳化剤成分を油相の約2重量%から約15重量% を含む油相、および (2)水溶性電解質を約0.1重量%から約20重量%の水相を含む水相 から、 (3)少なくとも約12:1の水相対油相の体積対重量比 を有するように形成するところの工程、 (B)ポリマー発泡体シートを形成するために油中水型エマルジョンの油相にお
    けるモノマー成分を重合させる工程、 (C)ポリマー発泡体シートの裏側に防水性部材を接着する工程 を具備する方法。
  29. 【請求項29】 ポリマー発泡体シートに少なくとも1枚の液体透過性シー
    トを付着させる工程をさらに具備する請求項28記載の方法。
JP2000582229A 1998-11-12 1999-11-08 ポリマー発泡体材料を備える液体を吸収するための可撓性マット Withdrawn JP2002529286A (ja)

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