JP2002527530A - フィッシャー−トロプシュワックスの水素異性化油をPt/H−モルデナイトにより脱ロウして製造されるイソパラフィン基油 - Google Patents

フィッシャー−トロプシュワックスの水素異性化油をPt/H−モルデナイトにより脱ロウして製造されるイソパラフィン基油

Info

Publication number
JP2002527530A
JP2002527530A JP2000568933A JP2000568933A JP2002527530A JP 2002527530 A JP2002527530 A JP 2002527530A JP 2000568933 A JP2000568933 A JP 2000568933A JP 2000568933 A JP2000568933 A JP 2000568933A JP 2002527530 A JP2002527530 A JP 2002527530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
catalyst
range
boiling point
waxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000568933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4384815B2 (ja
Inventor
クラーク,ジャネット,レニー
ウィッテンブリンク,ロバート,ジェイ
リャン,ダニエル,フランシス
シュヴァイツァー,アルバート,エドワード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ExxonMobil Research and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exxon Research and Engineering Co filed Critical Exxon Research and Engineering Co
Publication of JP2002527530A publication Critical patent/JP2002527530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4384815B2 publication Critical patent/JP4384815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G65/00Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only
    • C10G65/02Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only
    • C10G65/04Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only including only refining steps
    • C10G65/043Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only including only refining steps at least one step being a change in the structural skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2400/00Products obtained by processes covered by groups C10G9/00 - C10G69/14
    • C10G2400/10Lubricating oil
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S208/00Mineral oils: processes and products
    • Y10S208/95Processing of "fischer-tropsch" crude

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 高粘度指数および低流動点の潤滑油基油は、650−750゜Fの範囲の初留点を有する高純度かつワックス質パラフィンフィッシャー−トロプシュ合成炭化水素留分を水素異性化し、続いて水素異性化油を触媒白金成分およびH−モルデナイト成分からなる脱ロウ触媒を用いて接触脱ロウすることによって製造される。該炭化水素留分は、好ましくは触媒コバルト成分を含む触媒を用いるスラリーフィッシャー−トロプシュによって合成される。本方法、高純度かつワックス質パラフィン原料およびPt/H−モルデナイト脱ロウ触媒のこの組合わせにより、プレミアム潤滑油基油が比較的高収率で製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 開示の背景発明の分野 本発明は、ワックス質フィッシャー−トロプシュ合成炭化水素から製造される
プレミアム合成潤滑油基油を製造する方法に関する。より詳しくは、本発明は、
ワックス質パラフィンフィッシャー−トロプシュ合成炭化水素留分を水素異性化
し、次いで水素異性化油をPt/H−モルデナイト脱ロウ触媒を用いて接触脱ロ
ウすることによって製造されるイソパラフィン潤滑油基油に関する。
【0002】発明の背景 自動車エンジンの設計における最近の傾向から、高い粘度指数(VI)と低い
流動点とを有する高品質のクランクケースおよびトランスミッション用潤滑油が
求められている。高粘度指数のものは、典型的には粘度指数向上剤を添加剤とし
て油に用いて達成されるものの、添加剤は高価なものであり、また高いエンジン
温度とせん断速度により劣化する傾向がある。石油誘導原料から低流動点の潤滑
油を製造する方法には、典型的には原油を常圧および/または減圧蒸留して潤滑
油範囲で沸騰する留分を回収し、潤滑油留分を溶剤抽出して芳香族を除去し、そ
してラフィネートを形成し、ラフィネートを水素化してヘテロ原子化合物および
芳香族を除去し、続いて水素化ラフィネートを溶剤または接触脱ロウのいずれか
をして油の流動点を低減することが含まれる。より最近では、優れた品質の潤滑
油は、水素化スラックワックスおよびフィッシャー−トロプシュワックスから製
造できることが見出された。
【0003】 フィッシャー−トロプシュワックスは、フィッシャー−トロプシュ炭化水素合
成プロセスによって製造されるワックス質炭化水素を表すのに用いられる用語で
あり、その際HとCOとの混合物からなる合成ガス原料が、フィッシャー−ト
ロプシュ触媒の存在下に炭化水素を形成するのに効果的な条件下で反応する。米
国特許第4,963,672号には、連続的して水素化、水素異性化および溶剤
脱ロウを行うことにより、ワックス質フィッシャー−トロプシュ炭化水素を高粘
度指数および低流動点を有する潤滑油基油に転化するプロセスが開示される。好
ましい実施形態には、連続的に(i)ワックスを過酷に水素化して不純物を除去
し、かつ部分的に1050゜F+ワックスを転化し、(ii)水素化ワックスを
、フッ化アルミナ触媒に担時した貴金属を用いて水素異性化し、(iii)水素
異性化油を水素精製し、(iv)水素異性化油を分留して潤滑油留分を回収し、
そして(v)潤滑油留分を溶剤脱ロウして基油を製造することが含まれる。ヨー
ロッパ特許公報EP0668342A1号には、ワックス質フィッシャー−トロ
プシュラフィネートを水素添加し、そして次に水素異性化し、次いで脱ロウする
ことにより、潤滑油基油を製造する方法が提案されている。水素添加は、分解が
起こることなく行われて、水素異性化温度が低下され、そして触媒寿命が伸ばさ
れる。このいずれも、当業者に知られていることであるが、ワックス質原料中に
含酸素化合物およびヘテロ原子が存在することによって悪影響される。EP07
76959A2号には、狭沸点範囲のフィッシャー−トロプシュ炭化水素を水素
転化し、水素転化流出物を重質および軽質留分に分留し、次いで重質留分を脱ロ
ウして、少なくとも150の粘度指数を有する潤滑油基油を形成することが記載
されている。
【0004】 発明の概要 高粘度指数および低流動点を有するプレミアム合成イソパラフィン潤滑油基油
が、650−750゜Fの範囲の初留点を有する高純度パラフィンワックス質フ
ィッシャー−トロプシュ合成炭化水素原料(650−750゜F+)から、該原
料を水素異性化し、そして650−750゜F+水素異性化油を、触媒白金成分
および水素型モルデナイト(以下Pt/H−モルデナイトという)からなる脱ロ
ウ触媒を用いて接触脱ロウすることによって製造される。潤滑油とは、配合潤滑
油、グリースおよびその類似物を意味する。完全配合潤滑油は、一種以上の潤滑
油添加剤と本発明の基油との混合物を形成することによって製造されるが、石油
またはPAO(ポリアルファオレフィン)誘導の基油のいずれかを用いる配合潤
滑油と少なくとも同等の性能、また多くの場合優れた性能を発揮することが見出
されている。650−750゜F+とは、フィッシャー−トロプシュプロセスに
より合成された炭化水素の留分が、650−750゜Fの範囲の初留点を有し、
好ましくは少なくとも1050゜Fの終点まで連続的に沸騰し、より好ましくは
1050゜Fを超える終点まで連続的に沸騰することを意味する。フィッシャー
−トロプシュ合成炭化水素原料は、この650−750゜F+物質を含むもので
あるが、以下“ワックス質原料”として引用されよう。ワックス質とは、室内の
温度および圧力の標準条件で凝固する物質が含まれることを意味する。ワックス
質原料は、また少なくとも350゜FのT90−T10温度幅を有する。温度幅
とは、ワックス質原料について90重量%および10重量%における沸点間の温
度差(゜F)をいう。Pt/H−モルデナイトからなる脱ロウ触媒を本発明の方
法で用いることにより、典型的には石油誘導物質(例えば水素化スラックワック
ス)を用いて得られるが、同じ流動点で基油が高い収率で製造されることが見出
された。
【0005】 したがって、本発明は、フィッシャー−トロプシュ合成ワックス質原料から高
粘度指数低流動点潤滑油基油を製造する方法に関する。その際、先ず(i)ワッ
クス質原料を水素異性化して水素異性化油が形成され、次いで(ii)水素異性
化油をPt/H−モルデナイトからなる脱ロウ触媒の存在下に水素と反応させる
ことにより、これを接触脱ロウして流動点が低減され、そして基油を含む脱ロウ
油が製造される。水素異性化は、適切な水素異性化触媒、好ましくは少なくとも
一種の触媒金属成分(触媒に水素添加/脱水素機能を付与する)と、酸性金属酸
化物成分(触媒に酸水素異性化機能を付与する)とを含む二元機能触媒の存在下
に、ワックス質原料を水素と反応させることによって達成される。好ましくは、
水素異性化触媒には、第VIB族金属成分、第VIII族非貴金属成分および非
晶質アルミナ−シリカ成分からなる触媒金属成分が含まれる。水素異性化および
脱ロウのいずれも、650−750゜F+炭化水素のいくらかを650−750
゜F範囲以下で沸騰する炭化水素(650−750゜F−)に転化する。この低
沸点物質は、脱ロウ前の水素異性化油中に残留するであろうが、脱ロウ油から除
去される。除去は、フラッシングまたは分留によって達成される。全水素異性化
油を脱ロウすることは、それが脱ロウ前に除去される場合より、大きな脱ロウ反
応器を必要とし、またより多くの低沸点物質が650−750゜F+脱ロウ油か
ら除去されねばならないことを意味する。残りの650−750゜F+脱ロウ油
は、典型的には狭いカットに分留されて、異なる粘度の基油が製造され、一方全
脱ロウ油は、所望により基油として用いられるであろう。高粘度指数および低流
動点とは、全650−750゜F+脱ロウ油が、流動点が−10℃未満、好まし
くは−20℃未満において、少なくとも110、好ましくは少なくとも120の
粘度指数を有することを意味する。したがって、潤滑油基油とは、本発明の方法
によって製造された650−750゜F+脱ロウ油のすべてまたは一部分を意味
する。
【0006】 脱ロウは、650−750゜F+水素異性化油の40重量%以下、好ましくは
30重量%以下が、650−750゜F−物質に転化されるように実施される。
上に引用された米国特許第4,963,672号に開示される方法と対照的に、
ワックス質原料中の窒素および硫黄化合物の非常に低い濃度またはゼロ濃度、な
らびに非常に低い含酸素化合物レベルに起因して、水素添加または水素化は、水
素異性化に先立って必要とされず、また好ましくは、本発明を実施する際には、
ワックス質原料は水素異性化に先立って水素化されない。フィッシャー−トロプ
シュワックスを水素化する必要性をなくすことは、比較的純粋のワックス質原料
(例えばコバルト触媒成分を含む触媒を用いてスラリーフィッシャー−トロプシ
ュプロセスで製造される)を用いることによって達成される。また、好ましい実
施形態においては、存在するであろういかなる含酸素化合物によっても被毒およ
び失活に対する耐性のある水素異性化触媒を用いて達成される。
【0007】 詳細な説明 ワックス質原料は、好ましくは炭化水素合成プロセスによって形成される全6
50−750゜F+留分からなり、また実務者により測定される650゜Fと7
50゜Fの間の正確なカットポイントと、合成に用いられる触媒とプロセス変数
によって決定される好ましくは1050゜Fを超える正確な終点とを有する。ワ
ックス質原料は、また所望により低沸点物質(650−750゜F−)を含むで
あろう。この低沸点物質は、潤滑油基油として有用ではないものの、本発明の方
法にしたがって処理される場合には、燃料油として有用である。ワックス質原料
は、また90%超、典型的には95%超、好ましくは98重量%超のパラフィン
炭化水素からなり、その殆どはノルマルパラフィンである。そして、このことは
、本発明に文脈の“パラフィン”が意味するところである。それは、極微量の硫
黄および窒素化合物(例えば1wppm未満)を有し、また2,000wppm
未満、好ましくは1,000wppm未満、より好ましくは500wppm未満
の酸素を含酸素化合物の形状で有する。芳香族含有量は、たとえあるにしても0
.5重量%未満、より好ましくは0.3重量%未満、さらにより好ましくは0.
1重量%未満である。ワックス質原料は、このような特性を持ち、また本発明の
方法において有効であるが、触媒コバルト成分を有する触媒を用いるスラリーフ
ィッシャー−トロプシュプロセスを採用して製造された。本発明を実施する際に
は、スラリーフィッシャー−トロプシュ炭化水素合成プロセスが、ワックス質原
料を合成するのに用いられるのが好ましい。特に、触媒コバルト成分を含むフィ
ッシャー−トロプシュ触媒を用いて、より多くの望ましい高分子量パラフィンを
製造するための高いアルファをもたらすプロセスである。
【0008】 ワックス質原料の(T90−T10)温度幅は、少なくとも350゜Fである
が、好ましくは少なくとも400゜F、より好ましくは少なくとも450゜Fで
あり、そして350゜Fから700゜F以上の範囲であろう。ワックス質原料は
、触媒コバルト成分およびチタニアの組成物からなる触媒を用いてスラリーフィ
ッシャー−トロプシュプロセスから得られるが、上記のパラフィン性、純度、沸
点範囲(490゜Fおよび600゜FのT10とT90との温度幅を有する)を
満足するように製造され、また10重量%超の1050゜F+物質および15重
量%超の1050°F+物質を有し、さらに初留点および終点がそれぞれ500
゜F〜1245゜Fおよび350゜F〜1220゜Fを有した。これらの試料は
、いずれもその全沸騰範囲に亘って連続的に沸騰した。350゜Fの低沸点は、
反応器からの凝縮された炭化水素塔頂蒸気いくらかを、反応器から除去される炭
化水素濾液に加えることによって得られた。これらのワックス質原料は、いずれ
も本発明の方法で用いるのに適切なものであり、その際それらは、650〜75
0゜Fの範囲(連続的に沸騰する)の初留点、1050゜F以上の終点、および
350゜Fを超えるT90−T10温度幅を有する物質を含むものであった。
【0009】 モルデナイトの水素形態、すなわちよく知られているH−モルデナイトは、ア
ルカリ金属形態をアンモニアなどの水素前駆体とイオン交換し、次いで焼成する
ことによって調製されるであろうし、またはそれはHClなどの酸を用いて、H
−モルデナイトに直接転化されるであろう。H−モルデナイト自体、および白金
などの一種以上の貴金属との複合物は、商業的に入手可能である。白金は好まし
い貴金属であり、したがって特に白金およびH−モルデナイトからなる脱ロウ触
媒が好ましい。触媒金属成分およびH−モルデナイト成分に加えて、触媒には、
また一種以上の金属酸化物成分(例えば一種以上のモレキュラーシーブを含めて
、触媒担体物質として通常用いられるもの)が含まれよう。これらの物質には、
例えばいかなる酸化物または酸化物の混合物も含まれるであろう。例えば、触媒
的に酸性でないシリカ、ならびにシリカ−アルミナ、他のゼオライト、シリカ−
アルミナ−フォスフェート、チタニア、ジルコニア、バナジアおよび他の第II
IB、IV、VまたはVI族酸化物などの酸性酸化物である。ここに引用される
族は、Sargent−Welch Periodic Table of t
he Elements(Sargent−Welch Scientific
Companyによって1968年に著作権が所有された)に見られる族をい
う。貴金属成分は、H−モルデナイトを含む一種以上の他の触媒成分に対して、
それらが全て一緒に混合されて押出し成形されるかまたはピル化される前か後か
のいずれかで、複合化または混合され、析出され、内部または表面に含浸され、
吸蔵され、またはさもなければ添加されるであろう。貴金属は、よく知られるよ
うに、またモルデナイトのイオン交換点で水素とイオン交換されるであろう。一
種以上の触媒貴金属成分が、モルデナイト自身と複合化されるか、担持されるか
、またはイオン交換されるのが好ましい。貴金属充填量は、H−モルデナイトと
貴金属の総重量を基準にして、好ましくはPtからなる貴金属について、約0.
1〜1.0重量%、好ましくは0.3〜0.7重量%の範囲であろう。別の貴金
属Pdは、Ptとの組合わせで用いられよう。脱ロウは、固定、流動またはスラ
リー床の触媒を用いて達成されるであろう。典型的な脱ロウ条件には、約400
〜600゜Fの範囲の温度、500〜900psigの圧力、貫流反応器に対し
て1500〜3500SCF/BのH2処理速度、および0.1〜10、好まし
くは0.2〜2.0のLHSVが含まれる。以下の実施例3に示されるように、
Pt/H−モルデナイト脱ロウ触媒と本発明の水素異性化されたワックス質原料
との組合わせにより、所定の転化レベルにおいて、同じ触媒と石油誘導ワックス
質原料との組合わせより、低い流動点がもたらされた。これは予測されないとこ
ろである。
【0010】 ワックス質原料、および本発明の方法によりワックス質原料から製造される潤
滑油基油のいずれにおいても、ヘテロ原子、含酸素化合物、ナフテンおよび芳香
族化合物の含有量が、石油系の油およびスラックワックスから誘導される潤滑油
基油より少ない。石油系の油およびスラックワックスから誘導される基油(ナフ
テンおよび芳香族化合物などのかなりの量(例えば少なくとも10重量%)の環
式炭化水素を含む)とは異なり、本発明の方法によって製造される基油には、少
なくとも95重量%の非環式イソパラフィンが、残りのノルマルパラフィンと共
に含まれる。本発明の基油は、脂肪族の非環式イソパラフィンが主としてメチル
分枝を含み、また5個を超える炭素原子の分枝を殆ど含まない(例えば1重量%
未満)という点でPAO基油とは異なる。したがって、本発明の基油組成は、通
常の石油系の油またはスラックワックス、もしくはPAOから誘導されるものと
は相違する。本発明の基油は、実質的(≧99+重量%)に完全飽和のパラフィ
ンかつ非環式炭化水素からなる。硫黄、窒素および金属は、1wppm未満の量
で存在し、またX線やAntek窒素試験により検知されない。ごく少量の飽和
および不飽和の環構造が存在するであろうが、それらは、濃度が非常に低いため
に現在知られている分析方法によって、基油中に確認されないであろう。本発明
の基油は、種々の分子量をもつ炭化水素の混合物であるが、水素異性化および脱
ロウ後に残っている残留ノルマルパラフィンの含有量は、好ましくは5重量%未
満、より好ましくは1重量%未満であり、また油分子は、少なくとも50%は少
なくともひとつの分枝(その少なくとも半分はメチル分枝)を含むであろう。残
りの分枝の少なくとも半分、より好ましくは少なくとも75%は、エチル基であ
り、また分枝の総数の25%未満、好ましくは15%未満は、3以上の炭素原子
を有する。分枝炭素原子の総数は、炭化水素分子を構成する全炭素原子に対して
、典型的には25%未満、好ましくは20%未満、より好ましくは15%以下(
例えば10〜15%)である。PAO油は、アルファオレフィン、典型的には1
−デセンの反応生成物であり、また分子の混合物からなる。しかし、本発明の基
油の分子(短い分枝の比較的長い骨格鎖からなるより線状の構造を有する)と対
比すると、PAO基油の伝統的教科書の記述は、星型分子であり、また特にトリ
デカン(中心部に結合した3つのデカン分子として説明される)である。PAO
分子は、本発明の基油を組成する炭化水素分子より、少なくまた長い分枝を有し
ている。したがって、本発明の基油を組成する分子には、少なくとも95重量%
の非環式イソパラフィン(比較的線状の分子構造を有する)が含まれ、また分枝
中に存在する全炭素原子数に対して、分枝の半分未満、また25%未満は2個以
上の炭素原子を有する。本発明の基油、およびこれらの基油に基づく潤滑油は、
他の基油から形成される潤滑油とは異なり、また多くの場合優れたものであるこ
とから、実務者においては、他の基油が本発明の基油の少なくとも20重量%、
好ましくは少なくとも40重量%、より好ましくは少なくとも60重量%と混合
されることにより、たとえ本発明の基油のみが用いられる場合より少ないとして
も、多くの殆どの場合に優れた特性が依然としてもたらされることが明らかであ
ろう。これらの追加される基油は、(i)炭化水素質基油、(ii)合成基油お
よびその混合油からなる群れから選択されるであろう。炭化水素質基油とは、通
常の鉱油、シェール油、タール、石炭液化油、鉱油誘導のスラックワックスから
誘導される主として炭化水素タイプの基油を意味し、一方合成基油には、PAO
、ポリエステルタイプおよび他の合成油が含まれよう。
【0011】 当業者に知られているように、潤滑油基油は、一般的な潤滑油範囲で沸騰する
潤滑品質をもつ油であり、また潤滑油およびグリースなどの種々の潤滑剤を調製
するのに有用である。完全配合潤滑油(以下“潤滑油”)は、基油に有効量の少
なくとも一種の添加剤、またはより典型的には一種以上の添加剤を含む添加剤パ
ッケージを添加することにより調製される。その際、添加剤は、下記のの少なく
とも一種である。すなわち、清浄剤、分散剤、酸化防止剤、耐摩耗剤、流動点降
下剤、粘度指数向上剤、摩擦調整剤、抗乳化剤、消泡剤、腐食防止剤、およびシ
ール膨潤防止剤である。これらのうち、殆どの配合潤滑油に共通の添加剤には、
清浄剤、分散剤、酸化防止剤、耐摩耗添加剤および粘度指数向上剤が含まれ、さ
らに油の目的とする用途に応じて、任意の他の添加剤が含まれる。一種以上の添
加剤、または一種以上のこれらの添加剤を含む添加剤パッケージの有効量を、基
油に混和するか、添加するかまたは混合して、一種以上の規格が満足される。例
えば、内燃機関のクランクケース、自動変速装置、タービンまたはジェット、作
動油などのよく知られる用途の潤滑油に関する規格である。様々な製造業者によ
り、これらの添加剤パッケージが販売されるが、添加剤パッケージは、基油また
は基油の混合油に添加されて、異なる応用または所望の用途に必要な性能規格を
満足するための完全配合潤滑油が製造される。また、添加剤パッケージに存在す
る種々の添加剤の正確な素性は、典型的には製造業者の企業秘密として保持され
ている。したがって、添加剤パッケージには、多くの異なる化学タイプの添加剤
が含まれるであろうし、また多くの場合に含まれる。そして、特定の添加剤また
は添加剤パッケージを用いる本発明の基油の性能は、演繹的に予測できないであ
ろう。その性能が、同じ添加剤を同レベルで用いる通常の油およびPAO油のそ
れと異なることは、それ自体、本発明の基油の化学が先行技術の基油のそれと異
なることの証明である。本発明の基油から製造される完全配合潤滑油は、PAO
または通常の石油誘導基油のいずれかに基づく配合油と少なくとも同等の性能、
また多くの場合優れた性能を発揮することが見出されている。用途によっては、
本発明の基油を使用することにより、低濃度の添加剤が所定の性能レベルに対し
て必要とされるか、または性能を改善した潤滑油が同様の添加剤レベルで製造さ
れるということが意味されよう。
【0012】 ワックス質原料の水素異性化を通して、650−750゜F+留分のこの範囲
以下で沸騰する物質(650−750゜F−の低沸点物質)への転化率は、反応
域を通る原料のワンススルーを基準にして、約20〜80重量%、好ましくは3
0〜70%、より好ましくは約30〜60%の範囲であろう。ワックス質原料に
は、典型的には水素異性化の前に650−750゜F−物質が含まれ、そしてこ
の低沸点物質の少なくとも一部分は、また低沸点成分に転化されるであろう。原
料に存在するいかなるオレフィンや含酸素化合物も、水素異性化の間に水素添加
される。水素異性化反応器における温度および圧力は、典型的には300〜90
0゜F(149〜482℃)および300〜2500psigの範囲であり、ま
た好ましい範囲は、それぞれ550〜750゜F(288〜400℃)および3
00〜1200psigであろう。水素処理速度は、500〜5000SCF/
Bの範囲であり、また好ましい範囲は、2000〜4000SCF/Bであろう
。水素異性化触媒には、一種以上の第VIII族金属触媒成分、好ましくは非貴
金属触媒成分、ならびに酸性金属酸化物成分が含まれ、触媒に水素添加/脱水素
機能および酸水素化分解機能の両方を付与して炭化水素が水素異性化される。触
媒は、また一種以上の第VIB族金属酸化物助触媒、および一種以上の第IB族
金属成分を水素化分解抑制剤として有するであろう。好ましい実施形態において
は、触媒的に活性な金属には、コバルトおよびモリブデンが含まれる。より好ま
しい実施形態においては、触媒には、また銅成分が含まれて、水素化分解が低減
されるであろう。酸性酸化物成分、すなわち担体には、X、Yおよびベータシー
ブなどの種々のモレキュラーシーブと同様、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリ
カ−アルミナ−フォスフェート、チタニア、ジルコニア、バナジア、および他の
第II、IV、VまたはVI族酸化物が含まれるであろう。酸性金属酸化物成分
には、シリカ−アルミナおよび特に非晶質シリカ−アルミナ(バルク担体におけ
るシリカ濃度(表面シリカに対する)が約50重量%未満、好ましくは35重量
%未満である)が含まれるのが好ましい。特に好ましい酸性酸化物成分には、シ
リカ含有量が10〜30重量%の範囲である非晶質シリカ−アルミナが含まれる
。シリカ、粘土および他の物質などの追加成分は、結合剤としてまた利用もされ
るであろう。触媒の表面積は、約180〜400m/g、好ましくは230〜
350m/gの範囲であり、また細孔容積、かさ密度および側面粉砕強度は、
それぞれ0.3〜1.0mL/g(好ましくは0.35〜0.75mL/g)、
0.5〜1.0g/mL、および0.8〜3.5kg/mmの範囲である。特に
好ましい水素異性化触媒には、約20〜30重量%のシリカからなる非晶質シリ
カ−アルミナ成分と共に、コバルト、モリブデンおよび任意に銅成分が含まれる
。これらの触媒の調製法は、よく知られており、また文書化されている。例証で
あるが、制限されない調製法の実施例およびこのタイプの触媒の使用については
、例えば米国特許第5,370,788号および同第5,378,348号に見
出されよう。上述されるように、水素異性化触媒は、最も好ましくは失活および
イソパラフィン形成の選択性の変化に対して耐性があるものである。硫黄および
窒素化合物、そしてまた含酸素化合物の存在によって、ワックス質原料における
これら物質のレベルにおいてさえ、多くのさもなければ有効な水素異性化触媒の
選択性は変化し、さらに触媒は非常に急速に失活するであろうことが見出された
。このような例の一つには、フッ化アルミナなどのハロゲン化アルミナに担時し
た白金、または他の貴金属が含まれ、その際ハロゲン化アルミナからフッ素が、
ワックス質原料中の含酸素化合物の存在によって剥ぎ取られる。本発明を実施す
る際に特に好ましい水素異性化触媒には、コバルトおよびモリブデンの両触媒成
分ならびに非晶質アルミナ−シリカ成分の組成物が含まれるが、最も好ましくは
モリブデン成分が添加される前に、コバルト成分が非晶質シリカ−アルミナ上に
析出され、そして焼成されるものである。この触媒には、非晶質アルミナ−シリ
カ担体成分上に担持した10〜20重量%のMoO3および2〜5重量%のCo
Oが含まれ、その際担体成分のシリカ含有量は、この担体成分に対して10〜3
0重量%、好ましくは20〜30重量%の範囲である。この触媒は、良好な選択
性保持力と、フィッシャー−トロプシュにより製造されるワックス質原料中に見
出される含酸素化合物、硫黄および窒素化合物による失活に対する良好な耐性と
を有することが見出された。この触媒の調整法は、米国特許第5,756,42
0号および同第5,750,819号に開示されており、その開示内容は、引用
して本明細書に含まれる。この触媒は、また水素化分解を低減する第IB族金属
成分を含むことが一層さらに好ましい。ワックス質原料の水素異性化によって形
成される全水素異性化油は脱ロウされるか、または低沸点の650−750゜F
−成分が、脱ロウに先立ってラフフラッシングまたは分留によって除去されて、
650−750゜F+成分のみが脱ロウされるであろう。この選択は実務者によ
って決定される。低沸点成分は燃料油として用いられよう。
【0013】 適切なフィッシャー−トロプシュ反応タイプの触媒には、例えば一種以上の第
VIII族触媒金属(Fe、Ni、Co、RuおよびReなど)が含まれるもの
の、本発明の方法においては、触媒にはコバルト触媒成分が含まれることが好ま
しい。一実施形態においては、触媒には、触媒的有効量のCo、ならびにRe、
Ru、Fe、Ni、Th、Zr、Hf、U、MgおよびLaの一種以上が適切な
無機担体物質、好ましくは一種以上の耐火性金属酸化物からなるものに担時され
て含まれる。Co含有触媒の好ましい担体には特にチタニアが含まれる。有用な
触媒およびその調整方法は、よく知られたものであり、また例証的かつ限定しな
い実施例は、例えば米国特許第4,568,663号、同第4,663,305
号、同第4,542,122号、同第4,621,072号および同第5,54
5,674号に見出されよう。スラリー炭化水素合成プロセスにおいては、これ
は本発明を実施する際には好ましいプロセスであるが、HおよびCOの混合物
からなる合成ガスは、第三相として反応器中のスラリーを通って上方にバブリン
グされるが、その際反応器には、粒状のフィッシャー−トロプシュタイプの炭化
水素合成触媒がスラリー液体(反応条件において液体である合成反応の炭化水素
生成物を含む)中に分散懸濁されて含まれる。水素対一酸化炭素のモル比は、約
0.5〜4の広範囲に亘るであろうが、より典型的には約0.7〜2.75、好
ましくは約0.7〜2.5の範囲内にあろう。フィッシャー−トロプシュ炭化水
素合成反応の化学量論的モル比は、一般に約2.0であるが、スラリー炭化水素
合成プロセスにおいては、典型的には約2.1/1であり、また合成反応以外の
ものの場合には、所望とする水素の量が合成ガスから得られるように増加される
であろう。スラリープロセスの条件は、触媒および所望とする生成物によって幾
分変動するであろう。本発明を実施する際には、炭化水素合成反応は、水性ガス
シフト反応が殆どまたは全く起こらない条件下で実施されるのが好ましいが、よ
り好ましくは炭化水素の合成中に、水性ガスシフト反応が全く起こることなく実
施される。また、反応は、少なくともアルファ0.85、好ましくは少なくとも
0.9、より好ましくは少なくとも0.92が達成されて、望ましいより高分子
量の炭化水素を多く合成する条件下で行われるのが好ましい。このことは、触媒
コバルト成分を含む触媒を用いるスラリープロセスにより達成された。当業者に
おいては、アルファとはSchultz−Floryの動力学アルファを意味す
ることが知られている。担時コバルト成分からなる触媒を用いるスラリー炭化水
素合成プロセスにおいて、大部分がC5+パラフィン(例えばC5+−C200 )、好ましくはC10+パラフィン(より好ましくはC20+)からなる炭化水
素を形成するのに有効な典型的な条件には、例えば温度、圧力およびガス空間速
度が、それぞれ約320〜600゜F、80〜600psiおよび100〜40
,000V/hr/V(触媒の単位容積当り単位時間当りのCOとHとのガス
状混合物の標準容積(0℃、1気圧)として表される)の範囲にあることが含ま
れる。反応条件において液体である炭化水素は、濾過手段を用いて反応器から除
去される。
【0014】 図面は、統合炭化水素合成プロセスの流れ概略図であり、そこには本発明を実
施する際に有用な、ワックス質原料の水素異性化および脱ロウが含まれる。図面
を参照すると、内部に三相スラリー12を含むスラリー炭化水素合成反応器10
は、合成ガスを下部のプレナム域から注入するためのスラリー底部のガス分配板
14、およびボックス16として示される液体濾過手段(スラリー中に浸漬され
る)を有する。合成ガスは、スラリー液体(反応条件において液体である合成炭
化水素を含む)と共に、ライン18を経て反応器中に通され、また合成炭化水素
は、濾液としてライン20を経て連続的に除去され、そしてガス状の反応器流出
物は、テールガスとしてライン22を経て塔頂から除去される。濾液は水素異性
化装置38に通される。反応器において、合成ガスのHとCOとは、粒状触媒
の存在下に反応して、所望の炭化水素(その大部分はスラリー液体からなる)、
およびガス反応生成物(その大部分は水蒸気とCOとからなる)が形成される
。12中の白マルは、合成ガスとガス生成物との気泡を表し、一方黒マルは、粒
状のフィッシャー−トロプシュ炭化水素合成触媒を表す。ガス状の塔頂流出物に
は、水蒸気、CO、ガス状の炭化水素生成物、未反応合成ガスおよび少量の含
酸素化合物が含まれる。塔頂流出物は、それぞれホットおよびコールド熱交換器
(24および26)を通され、そこで冷却されて水および炭化水素の一部分が凝
縮され、そしてそれぞれホットおよびコールドセパレータ(28および30)に
通されて、凝縮炭化水素液体が回収される。したがって、ガス塔頂流出物は、ラ
イン22を経てホット熱交換器24を通されて、水蒸気およびより重質の炭化水
素のいくらかが液体として凝縮され、次いでガスと液体との混合物がライン32
を経てセパレータ28に通され、そこで水と液体炭化水素とが、残りのガスから
分離液体相として分離される。水相はライン34を経て除去され、また炭化水素
液体はライン36を経て除去され、そして濾過手段16からの濾液と共に、水素
異性化装置38に通される。ホットセパレータ28から分離された炭化水素液体
には、室内の温度および圧力の標準条件において凝固する炭化水素が含まれるが
、これは水素異性化装置38へのワックス質原料の一部分として有用である。未
凝縮ガスは、セパレータ28からjyされ、そしてライン40を経てコールド熱
交換器26を通されて、さらなる水蒸気とより軽質の炭化水素とが液体として凝
縮され、次いでガスと液体との混合物がライン42を経てコールドセパレータ3
0に通され、そこで液体が未凝縮ガスから二つの分離相として分離される。水は
ライン44を経て除去され、また炭化水素液体はライン46を経て除去されてラ
イン48に通される。未凝縮ガスはライン50を経て除去される。水素または水
素含有処理ガスは、水素異性化装置の底部にライン52を経て通される。水素異
性化装置には、二元機能水素異性化触媒の固定床54が含まれる。流下する炭化
水素は、水素異性化されて、水素異性化炭化水素とガスとの混合物が、反応器か
らライン48を経て除去され、そしてライン46からの軽質炭化水素と共に分留
装置56の通され、そこで軽質成分が、燃料油留分(例えばライン58を経て除
去されるナフサ留分、およびライン60を経て除去されるジェット/ディーゼル
燃料油留分)として分離され、また38からの未反応水素および軽質炭化水素ガ
スが、ライン62を経てテールガスとして除去される。重質の水素異性化油は、
潤滑油範囲で沸騰する所望の炭化水素(650−750゜Fの範囲の初留点を有
する)からなるが、分留装置の底部からライン64を経て除去される。したがっ
て、この実施形態においては、水素異性化油の軽質部分は、脱ロウの前に潤滑油
物質から分離される。このことによって、脱ロウ装置およびこれに続く減圧パイ
プスチルの両方に対する負荷が大幅に低減される。潤滑油留分は、ライン64を
経て接触脱ロウ装置66に通されるが、そこにはPt/H−モルデナイトからな
る脱ロウ触媒の固定床68が含まれる。水素または水素含有処理ガスは、ライン
70を経て66に通され、そして水素異性化油と反応してその流動点が低減され
、またプレミアム潤滑油基油を含む脱ロウ油が製造される。該脱ロウ油は、脱ロ
ウ反応における未反応水素およびガス生成物と共に、ライン72を経て除去され
、そして減圧パイプスチル74にライン72を経て通される。水素異性化におけ
る場合と同様に、接触脱ロウにより、また基油物質のいくらかの低沸点物質への
分解が起こって、軽質留分が形成される。減圧パイプスチルにおいては、軽質留
分は脱ロウ基油から分離され、そしてライン76を経て装置から除去され、また
脱ロウ潤滑油基油がライン78を経て装置から除去される。便宜上単一の基油流
れのみが示されるが、より典型的には異なる粘度の複数個の基油が減圧分留によ
り製造される。未反応水素および軽質炭化水素ガスは、ライン80を経て塔頂か
ら除去される。
【0015】 本発明は、以下の実施例を引用してさらに説明されるであろう。これらの実施
例のすべてにおいて、T90−T10温度幅は350゜Fを超える。
【0016】
【実施例】実施例1 フィッシャー−トロプシュ合成ワックス質炭化水素を、スラリー反応器におい
て、HおよびCOの混合物(2.11〜2.16のH対COモル比を有する
)からなる合成ガス原料から形成した。スラリーには、チタニアに担持されたコ
バルトおよびレニウムを含むフィッシャー−トロプシュ炭化水素合成触媒粒子が
、炭化水素スラリー液体中に分散して含まれ、また合成ガスが、スラリーを流上
してバブリングされた。スラリー液体には、合成反応の炭化水素生成物(反応条
件において液体である)が含まれた。これらの反応条件には、温度425゜F、
圧力290psigおよびガス原料線速度12〜18cm/秒が含まれた。ワッ
クス質原料は、反応条件では液体でありまたスラリーであるが、濾過によって反
応器から排出された。ワックス質原料の沸点分布を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】実施例2 実施例1で製造されたワックス質原料を、分留することなく水素異性化したが
、その結果、表1に示す700゜F以下で沸騰する物質が29重量%含まれた。
ワックス質原料は、二元機能水素異性化触媒の存在下に、水素と反応させて水素
異性化されたが、その際該触媒には、コバルト(CoO、3.2重量%)および
モリブデン(MoO、15.2重量%)が、非晶質シリカ−アルミナコゲル酸
性成分(その15.5重量%はシリカであった)に担時して含まれた。触媒は、
266m/gの表面積および0.64mL/gの細孔容積(P.V.H2O
を有した。この触媒は、コバルト成分を担体上に析出および焼成し、次いでモリ
ブデン成分を析出および焼成して調製された。水素異性化の条件は、表2に示さ
れ、また700゜F+留分の原料転化率(次に定義される)として50重量%が
目標として選択された。 700゜F+転化率=[1−(生成物中の重量%700゜F+)/(原料中の
重量%700゜F+)]×100
【0019】
【表2】
【0020】 表に示されるように、700゜F+ワックス質原料の50重量%が700゜F
−沸点の生成物に転化された。700゜F−水素異性化油を分留して、曇り点と
凝固点とを低減した燃料油生成物が回収された。
【0021】 表3には700゜F+水素異性化油の性状が示される。
【0022】
【表3】
【0023】比較例 アラビアンライト常圧残渣を、分留して重質後端部を除去し、表4に示す性状
の700−1026゜F原料を残した。この原料を、流上反応器において実施例
3のPt/H−モルデナイト触媒を用いて、しかもより過酷な条件により接触脱
ロウして流動点を低減した。H圧は、0.5LHSVおよび温度570゜Fに
おける名目処理ガス速度5000SCF/Bで、1350psigであった。脱
ロウ結果もまた表4に示す。
【0024】
【表4】
【0025】 脱ロウ油を分留して、反応器中に生成された軽質燃料油留分がアラビアンライ
ト700゜F+脱ロウ基油から分離された。その低温特性を表6に示したが、併
せて本発明の方法にしたがって、下記実施例3から調製されたF−Tワックス基
油の性状を示した。
【0026】実施例3 表3に示す700゜F+水素異性化油を、0.5重量%Pt/H−モルデナイ
ト触媒を用いて接触脱ロウして、流動点を低減し、そして高粘度指数潤滑油基油
を形成した。この実験では、小さな流上パイロットプラント装置を用いた。脱ロ
ウ条件には、1LHSVおよび温度550゜Fにおける名目処理ガス速度250
0SCF/Bで、750psigのH圧が含まれた。反応器から出る脱ロウ油
生成物を、標準15/5蒸留を用いて分留して、脱ロウで製造された低沸点燃料
油留分を除去し、そして700゜F+生成物をハイバック蒸留に附して、狭カッ
ト留分を得、さらに低温特性を730−950゜Fおよび950゜F+部分につ
いて測定した。結果を表5に要約する。
【0027】
【表5】
【0028】 表6において、本発明にしたがって調製されたフィッシャー−トロプシュ基油
の性状を、アラビアンライト原料から誘導された潤滑油基油のものと比較する。
【0029】
【表6】
【0030】 上記の二つの基油の性状から次のことが明確に示される。すなわち、水素化す
ることなしに、フィッシャー−トロプシュワックスの水素異性化油を、本発明の
方法にしたがってPt/H−モルデナイト脱ロウ触媒を用いて接触脱ロウするこ
とにより、高粘度指数かつ低流動点の基油(すなわち、ほぼ同じ原料転化率レベ
ルにおいて、通常の石油誘導潤滑油留分より低い流動点および高い粘度指数を有
する)が得られる。さらに、石油基の基油は、通常650−750゜F物質につ
いて多数個の特定狭沸点留分すなわちカットとして脱ロウされて、各特定カット
の基油収率が最適化される。ここに示されるデータにより、この手順は、フィッ
シャー−トロプシュワックス質原料を用いる本発明の方法を使用する場合には、
必要でないことが明らかにされている。
【0031】 本発明を実施する際には、種々の他の実施形態および変更形態は、上記した本
発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者に自明であろうしまた当業
者により容易に実施できるであろうと考えられる。したがって、本明細書に添付
される請求の範囲は、上述された正確な内容に限定されるものではなく、むしろ
これら請求は、本発明が関連する分野の当業者によりそれらの等価物として扱わ
れるすべての特徴および実施形態を含めて、本発明に帰属する特許を受けること
ができる新規性の特徴をすべて包含するものとみなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を実施する際に有用なプロセスの流れ概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 45/62 C10G 45/62 45/64 45/64 67/02 67/02 (72)発明者 ウィッテンブリンク,ロバート,ジェイ アメリカ合衆国,テキサス州 77345,キ ングウッド,リバーチェイス トレイル 6018 (72)発明者 リャン,ダニエル,フランシス アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70820, バトン ルージュ,ガブリエル オークス ドライブ 6211 (72)発明者 シュヴァイツァー,アルバート,エドワー ド アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70815, バトン ルージュ,ウエスト マグナ カ ータ プレイス 2069 Fターム(参考) 4G069 AA03 BA03A BA03B BA04B BA07A BA07B BC24A BC59B BC64B BC67A BC67B BC69A BC75A BC75B CC06 CC14 CC23 DA06 DA08 FB09 4H029 CA00 DA00 DA11 DA13 DA14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソパラフィン潤滑油基油を製造するための製造方法であっ
    て、該基油は、 (i)フィッシャー−トロプシュ炭化水素合成プロセスから得られ、かつ650
    −750゜F範囲に初留点を有するワックス質のノルマルパラフィン炭化水素留
    分を、水素異性化して該650−750゜F範囲に初留点を有する水素異性化油
    を形成する工程と、 (ii)該水素異性化油を、触媒白金成分および酸性モリブデナイト成分を含む
    触媒の存在下に水素と反応させることによって接触脱ロウして、その流動点を下
    げ、該650−750゜F範囲以上および以下で沸騰する炭化水素を含む脱ロウ
    油を形成する工程と、 (iii)該低沸点物質を該脱ロウ油から除去して、該基油を形成する工程と、
    によって得られることを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ワックス質原料は、スラリーフィッシャー−トロプシュ
    プロセスから得られることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ワックス質原料は、少なくとも95重量%のノルマルパ
    ラフィンを含み、該基油は少なくとも95重量%の非環式イソパラフィンを含む
    ことを特徴とする請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記スラリーフィッシャー−トロプシュプロセスは、触媒コ
    バルト成分を含む炭化水素合成触媒を用いることを特徴とする請求項3記載の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記水素異性化は、前記ワックス質原料を、触媒金属成分お
    よび酸性金属酸化物成分ならびに水素異性化機能および水素添加/脱水素機能の
    両方を有する水素異性化触媒の存在下に、水素と反応させることを含む請求項4
    記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ワックス質原料は、前記650−750゜F範囲以下の
    初留点を有する炭化水素を含むことを特徴とする請求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ワックス質原料は、少なくとも1050゜Fの終点を有
    し、前記650−750゜Fから該終点にかけて連続的に留出することを特徴と
    する請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ワックス質原料は、また前記650−750゜F範囲以
    下の初留点を有する炭化水素を含むことを特徴とする請求項5記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ワックス質原料は、1wppm未満の窒素化合物、1w
    ppm未満の硫黄および1,000wppm未満の酸素を含酸素化合物の形態で
    有することを特徴とする請求項5記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記水素異性化触媒は、含酸素化合物による失活に対して
    耐性があることを特徴とする請求項9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ワックス質原料は、少なくとも350゜FのT90
    10温度幅を有することを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 イソパラフィン潤滑油基油を、HとCOとの混合物から
    なる合成ガスから製造するための製造方法であって、 (a)HとCOとの該混合物を、炭化水素スラリー液体、前記触媒およびガス
    気泡からなるスラリーにおいて、触媒コバルト成分を含むフィッシャー−トロプ
    シュ炭化水素合成触媒の存在下に、高純度かつ大部分がノルマルパラフィンのワ
    ックス質炭化水素を形成するのに効果的な反応条件で反応させ、その際その反応
    条件で液体である該炭化水素の少なくとも一部分は、該スラリー液体を構成し、
    650−750゜F範囲の初留点、および少なくとも350゜FのT90−T 温度幅を有し、該パラフィンは大部分がノルマルパラフィンからなる工程と、
    (b)該650−750゜F範囲に初留点を有する該ワックス質合成炭化水素の
    少なくともその留分を、二元機能水素異性化触媒の存在下に水素と反応させ、該
    650−750゜F範囲と該650−750゜F範囲以下とに初留点を有する炭
    化水素を含む水素異性化油を形成する工程と、 (c)前記範囲に初留点を有する前記水素異性化油の少なくともその部分を、酸
    性モリブデナイト成分および触媒白金成分からなる触媒の存在下に水素と反応さ
    せることによって接触脱ロウしてその流動点を下げ、前記範囲以上および以下の
    初留点を有する炭化水素を含む脱ロウ油を形成する工程と、 (d)前記範囲に初留点を有する該脱ロウ油の少なくとも一部分を、該基油とし
    て回収する工程と、 を含むことを特徴とする製造方法。
  13. 【請求項13】 前記650−750゜F範囲に初留点を有し、工程(b)
    において水素と反応される前記ワックス質合成炭化水素留分は、少なくとも10
    50゜Fの終点を有することを特徴とする請求項12記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記650−750゜F範囲に初留点を有する該水素異性
    化油の40重量%以下は、前記脱ロウによって、該範囲以下の初留点を有する炭
    化水素に転化されることを特徴とする請求項13記載の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記水素異性化触媒は、第VIII族非貴金属触媒成分お
    よび酸性担体からなることを特徴とする請求項14記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記触媒は、また第VIB族触媒金属成分を含むことを特
    徴とする請求項15記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記水素異性化触媒は、コバルトおよびモリブデン触媒金
    属成分を含み、前記担体は、30重量%以下のシリカを有するアルミナ−シリカ
    を含むことを特徴とする請求項16記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記水素異性化触媒は、前記モリブデン成分を添加する前
    に、前記コバルト成分を添加して焼成することによって調製されることを特徴と
    する請求項12記載の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記水素異性化油は、前記脱ロウの前に、分留されて前記
    650−750゜F範囲以下の初留点を有する水素異性化油の少なくとも一部分
    が除去され、該650−750゜F範囲以下の初留点を有する脱ロウ油は、全脱
    ロウ油から除去されて、少なくとも120の粘度指数と−10℃未満の流動点と
    を有する基油が形成されることを特徴とする請求項12記載の製造方法。
JP2000568933A 1998-09-04 1999-08-27 フィッシャー−トロプシュワックスの水素異性化油をPt/H−モルデナイトにより脱ロウして製造されるイソパラフィン基油 Expired - Lifetime JP4384815B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/148,381 1998-09-04
US09/148,381 US6179994B1 (en) 1998-09-04 1998-09-04 Isoparaffinic base stocks by dewaxing fischer-tropsch wax hydroisomerate over Pt/H-mordenite
PCT/US1999/019533 WO2000014184A2 (en) 1998-09-04 1999-08-27 ISOPARAFFINIC BASE STOCKS BY DEWAXING FISCHER-TROPSCH WAX HYDROISOMERATE OVER Pt/H-MORDENITE

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002527530A true JP2002527530A (ja) 2002-08-27
JP4384815B2 JP4384815B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=22525530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000568933A Expired - Lifetime JP4384815B2 (ja) 1998-09-04 1999-08-27 フィッシャー−トロプシュワックスの水素異性化油をPt/H−モルデナイトにより脱ロウして製造されるイソパラフィン基油

Country Status (10)

Country Link
US (2) US6179994B1 (ja)
EP (1) EP1144552A3 (ja)
JP (1) JP4384815B2 (ja)
AR (1) AR021787A1 (ja)
AU (1) AU752602B2 (ja)
BR (1) BR9913412B1 (ja)
CA (1) CA2340627C (ja)
MY (1) MY120258A (ja)
NO (1) NO20011000L (ja)
WO (1) WO2000014184A2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004528427A (ja) * 2001-03-05 2004-09-16 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 潤滑剤基油の製造方法
JP2005154760A (ja) * 2003-11-04 2005-06-16 Idemitsu Kosan Co Ltd 潤滑油基油及びその製造方法、並びに該基油を含有する潤滑油組成物
JP2005520032A (ja) * 2001-10-19 2005-07-07 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド フィッシャー・トロプシュ生成物からの、改良されたシール膨潤性を有する蒸留物燃料混合物
JP2006502305A (ja) * 2002-10-08 2006-01-19 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 重質潤滑剤基材として有用な重質炭化水素組成物
JP2006521416A (ja) * 2002-12-11 2006-09-21 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 高粘度指数の基材油、基油、および潤滑油組成物を用いた低ブルックフィールド粘度を有する機能性流体、ならびにその製造方法および使用
JP2008507610A (ja) * 2004-07-22 2008-03-13 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 高度に選択性かつ活性の蝋水素化異性化触媒を使用して蝋質供給材料から製造されたホワイトオイル
WO2011024650A1 (ja) * 2009-08-31 2011-03-03 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 炭化水素合成反応装置、及び炭化水素合成反応システム、並びに液体炭化水素の回収方法
JP2012180535A (ja) * 2003-11-04 2012-09-20 Idemitsu Kosan Co Ltd 潤滑油基油及びその製造方法、並びに該基油を含有する潤滑油組成物

Families Citing this family (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6475960B1 (en) 1998-09-04 2002-11-05 Exxonmobil Research And Engineering Co. Premium synthetic lubricants
US6080301A (en) 1998-09-04 2000-06-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Premium synthetic lubricant base stock having at least 95% non-cyclic isoparaffins
US6268401B1 (en) * 2000-04-21 2001-07-31 Exxonmobil Research And Engineering Company Fischer-tropsch wax and crude oil mixtures having a high wax content
AU2001255280B2 (en) * 2000-05-02 2005-12-08 Exxonmobil Research And Engineering Company Wide cut fischer-tropsch diesel fuels
US6773578B1 (en) * 2000-12-05 2004-08-10 Chevron U.S.A. Inc. Process for preparing lubes with high viscosity index values
ATE302258T1 (de) * 2001-02-13 2005-09-15 Shell Int Research Schmierölzusammensetzung
AR032932A1 (es) * 2001-03-05 2003-12-03 Shell Int Research Procedimiento para preparar un aceite de base lubricante y un gas oil
MY139353A (en) * 2001-03-05 2009-09-30 Shell Int Research Process to prepare a lubricating base oil and a gas oil
DE10126516A1 (de) * 2001-05-30 2002-12-05 Schuemann Sasol Gmbh Verfahren zur Herstellung von mikrokristallinen Paraffinen
EP1487942B2 (en) 2002-02-25 2011-08-24 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process to prepare a catalytically dewaxed gas oil or gas oil blending component
EP1645615A1 (en) * 2002-03-05 2006-04-12 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Lubricating base oil comprising a medicinal white oil
ES2270038T3 (es) * 2002-06-24 2007-04-01 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Proceso para preparar aceites blancos medicinales y tecnicos.
EP1516037A1 (en) * 2002-06-26 2005-03-23 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Lubricant composition
WO2004007647A1 (en) * 2002-07-12 2004-01-22 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process to prepare a heavy and a light lubricating base oil
JP4629435B2 (ja) * 2002-07-18 2011-02-09 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 微結晶蝋及び中間蒸留物燃料の製造方法
EP1382639B1 (en) * 2002-07-19 2012-11-14 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Use of white oil as plasticizer in a polystyrene composition
US7704379B2 (en) * 2002-10-08 2010-04-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Dual catalyst system for hydroisomerization of Fischer-Tropsch wax and waxy raffinate
US20040108245A1 (en) * 2002-10-08 2004-06-10 Zhaozhong Jiang Lube hydroisomerization system
US7087152B2 (en) * 2002-10-08 2006-08-08 Exxonmobil Research And Engineering Company Wax isomerate yield enhancement by oxygenate pretreatment of feed
US7282137B2 (en) * 2002-10-08 2007-10-16 Exxonmobil Research And Engineering Company Process for preparing basestocks having high VI
US20040129603A1 (en) * 2002-10-08 2004-07-08 Fyfe Kim Elizabeth High viscosity-index base stocks, base oils and lubricant compositions and methods for their production and use
US7344631B2 (en) 2002-10-08 2008-03-18 Exxonmobil Research And Engineering Company Oxygenate treatment of dewaxing catalyst for greater yield of dewaxed product
US6846778B2 (en) * 2002-10-08 2005-01-25 Exxonmobil Research And Engineering Company Synthetic isoparaffinic premium heavy lubricant base stock
US20040065584A1 (en) * 2002-10-08 2004-04-08 Bishop Adeana Richelle Heavy lube oil from fischer- tropsch wax
US7201838B2 (en) * 2002-10-08 2007-04-10 Exxonmobil Research And Engineering Company Oxygenate treatment of dewaxing catalyst for greater yield of dewaxed product
US6951605B2 (en) * 2002-10-08 2005-10-04 Exxonmobil Research And Engineering Company Method for making lube basestocks
US7220350B2 (en) * 2002-10-08 2007-05-22 Exxonmobil Research And Engineering Company Wax isomerate yield enhancement by oxygenate pretreatment of catalyst
US7125818B2 (en) * 2002-10-08 2006-10-24 Exxonmobil Research & Engineering Co. Catalyst for wax isomerate yield enhancement by oxygenate pretreatment
US20040108250A1 (en) * 2002-10-08 2004-06-10 Murphy William J. Integrated process for catalytic dewaxing
US7132042B2 (en) * 2002-10-08 2006-11-07 Exxonmobil Research And Engineering Company Production of fuels and lube oils from fischer-tropsch wax
US7077947B2 (en) * 2002-10-08 2006-07-18 Exxonmobil Research And Engineering Company Process for preparing basestocks having high VI using oxygenated dewaxing catalyst
US6949180B2 (en) * 2002-10-09 2005-09-27 Chevron U.S.A. Inc. Low toxicity Fischer-Tropsch derived fuel and process for making same
US20080029431A1 (en) * 2002-12-11 2008-02-07 Alexander Albert G Functional fluids having low brookfield viscosity using high viscosity-index base stocks, base oils and lubricant compositions, and methods for their production and use
US20040154957A1 (en) * 2002-12-11 2004-08-12 Keeney Angela J. High viscosity index wide-temperature functional fluid compositions and methods for their making and use
US20040119046A1 (en) * 2002-12-11 2004-06-24 Carey James Thomas Low-volatility functional fluid compositions useful under conditions of high thermal stress and methods for their production and use
US7465846B2 (en) 2003-03-10 2008-12-16 Sasol Technology (Proprietary) Limited Extraction of oxygenates from a hydrocarbon stream
MY137366A (en) * 2003-03-10 2009-01-30 Sasol Tech Pty Ltd Extraction of oxygenates from a hydrocarbon stream
US6962651B2 (en) * 2003-03-10 2005-11-08 Chevron U.S.A. Inc. Method for producing a plurality of lubricant base oils from paraffinic feedstock
MY140279A (en) 2003-03-10 2009-12-31 Sasol Tech Pty Ltd Production of linear alkyl benzene and linear paraffin
CA2518597C (en) * 2003-03-10 2012-01-17 Sasol Technology (Proprietary) Limited Production of linear alkyl benzene
US20040256287A1 (en) * 2003-06-19 2004-12-23 Miller Stephen J. Fuels and lubricants using layered bed catalysts in hydrotreating waxy feeds, including fischer-tropsch wax, plus solvent dewaxing
US7727378B2 (en) * 2003-07-04 2010-06-01 Shell Oil Company Process to prepare a Fischer-Tropsch product
ATE498670T1 (de) * 2003-07-04 2011-03-15 Shell Int Research Verfahren zur herstellung eines fischer-tropsch- produkts
JP2008501838A (ja) * 2004-06-08 2008-01-24 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 基油の製造方法
US20050284797A1 (en) * 2004-06-25 2005-12-29 Genetti William B Integrated plant process to produce high molecular weight basestocks from fischer-tropsch wax
US20060111233A1 (en) * 2004-11-19 2006-05-25 Fina Technology, Inc. Removal of nitrogen and sulfur contamination from catalysts by hot hydrogen stripping
US7510674B2 (en) * 2004-12-01 2009-03-31 Chevron U.S.A. Inc. Dielectric fluids and processes for making same
CN101090957A (zh) * 2004-12-28 2007-12-19 国际壳牌研究有限公司 由费-托合成产品制备基油的方法
US7851418B2 (en) 2005-06-03 2010-12-14 Exxonmobil Research And Engineering Company Ashless detergents and formulated lubricating oil containing same
KR100747826B1 (ko) 2005-10-06 2007-08-08 엘지전자 주식회사 영상 디스플레이 기기용 스탠드
US20070093398A1 (en) 2005-10-21 2007-04-26 Habeeb Jacob J Two-stroke lubricating oils
US20070151526A1 (en) * 2005-12-02 2007-07-05 David Colbourne Diesel engine system
US8299005B2 (en) 2006-05-09 2012-10-30 Exxonmobil Research And Engineering Company Lubricating oil composition
US7863229B2 (en) 2006-06-23 2011-01-04 Exxonmobil Research And Engineering Company Lubricating compositions
US8747650B2 (en) 2006-12-21 2014-06-10 Chevron Oronite Technology B.V. Engine lubricant with enhanced thermal stability
JP5518468B2 (ja) * 2007-03-30 2014-06-11 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 緩衝器用作動油
KR101396804B1 (ko) * 2007-03-30 2014-05-20 제이엑스 닛코닛세키에너지주식회사 윤활유 기유 및 이의 제조 방법 및 윤활유 조성물
US20080260631A1 (en) 2007-04-18 2008-10-23 H2Gen Innovations, Inc. Hydrogen production process
EP2474601B1 (en) * 2007-12-05 2015-02-11 Nippon Oil Corporation Lubricant oil composition
US8152869B2 (en) 2007-12-20 2012-04-10 Shell Oil Company Fuel compositions
WO2009080673A2 (en) 2007-12-20 2009-07-02 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Fuel compositions
WO2009080679A1 (en) * 2007-12-20 2009-07-02 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process to prepare a gas oil and a base oil
WO2009080681A2 (en) * 2007-12-20 2009-07-02 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process to prepare a gas oil fraction and a residual base oil
GB2455995B (en) * 2007-12-27 2012-09-26 Statoilhydro Asa A method of producing a lube oil from a Fischer-Tropsch wax
JP5800449B2 (ja) * 2008-03-25 2015-10-28 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 潤滑油基油及びその製造方法並びに潤滑油組成物
FR2931833B1 (fr) * 2008-05-28 2011-06-10 Inst Francais Du Petrole Procede de production de distillats moyens par hydrocraquage de charges issues du procede fischer-tropsch avec un catalyseur a base d'un materiau amorphe
US20110024328A1 (en) * 2009-07-31 2011-02-03 Chevron U.S.A. Inc. Distillate production in a hydrocarbon synthesis process.
RU2620813C1 (ru) * 2016-07-06 2017-05-30 Акционерное общество "Газпромнефть-Омский НПЗ" Катализатор для гидроизомеризации дизельного топлива

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3539498A (en) 1966-06-20 1970-11-10 Texaco Inc Catalytic dewaxing with the use of a crystalline alumino zeolite of the mordenite type in the presence of hydrogen
US4057488A (en) 1976-11-02 1977-11-08 Gulf Research & Development Company Catalytic pour point reduction of petroleum hydrocarbon stocks
DE3125062C2 (de) 1981-06-26 1984-11-22 Degussa Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Herstellung von abriebfesten Schalenkatalysatoren und Verwendung eines so erhaltenen Katalysators
US4542122A (en) 1984-06-29 1985-09-17 Exxon Research And Engineering Co. Cobalt catalysts for the preparation of hydrocarbons from synthesis gas and from methanol
US4568663A (en) 1984-06-29 1986-02-04 Exxon Research And Engineering Co. Cobalt catalysts for the conversion of methanol to hydrocarbons and for Fischer-Tropsch synthesis
US4599162A (en) * 1984-12-21 1986-07-08 Mobil Oil Corporation Cascade hydrodewaxing process
US4919788A (en) * 1984-12-21 1990-04-24 Mobil Oil Corporation Lubricant production process
US4724066A (en) * 1985-01-22 1988-02-09 Mobil Oil Corporation Composites of microporous aluminum phosphates and zeolites and conversions over these catalysts
US4975177A (en) * 1985-11-01 1990-12-04 Mobil Oil Corporation High viscosity index lubricants
US5037528A (en) * 1985-11-01 1991-08-06 Mobil Oil Corporation Lubricant production process with product viscosity control
US5545674A (en) 1987-05-07 1996-08-13 Exxon Research And Engineering Company Surface supported cobalt catalysts, process utilizing these catalysts for the preparation of hydrocarbons from synthesis gas and process for the preparation of said catalysts
US4943672A (en) 1987-12-18 1990-07-24 Exxon Research And Engineering Company Process for the hydroisomerization of Fischer-Tropsch wax to produce lubricating oil (OP-3403)
US5110445A (en) * 1990-06-28 1992-05-05 Mobil Oil Corporation Lubricant production process
EP0668342B1 (en) 1994-02-08 1999-08-04 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Lubricating base oil preparation process
EP0776959B1 (en) 1995-11-28 2004-10-06 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Process for producing lubricating base oils
US5833839A (en) * 1995-12-08 1998-11-10 Exxon Research And Engineering Company High purity paraffinic solvent compositions, and process for their manufacture
US5750819A (en) 1996-11-05 1998-05-12 Exxon Research And Engineering Company Process for hydroconversion of paraffin containing feeds
US5756420A (en) 1996-11-05 1998-05-26 Exxon Research And Engineering Company Supported hydroconversion catalyst and process of preparation thereof
US5882505A (en) * 1997-06-03 1999-03-16 Exxon Research And Engineering Company Conversion of fisher-tropsch waxes to lubricants by countercurrent processing
US6090989A (en) 1997-10-20 2000-07-18 Mobil Oil Corporation Isoparaffinic lube basestock compositions
US6165949A (en) * 1998-09-04 2000-12-26 Exxon Research And Engineering Company Premium wear resistant lubricant

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004528427A (ja) * 2001-03-05 2004-09-16 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 潤滑剤基油の製造方法
JP4796279B2 (ja) * 2001-10-19 2011-10-19 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド フィッシャー・トロプシュ生成物からの、改良されたシール膨潤性を有する蒸留物燃料混合物
JP2005520032A (ja) * 2001-10-19 2005-07-07 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド フィッシャー・トロプシュ生成物からの、改良されたシール膨潤性を有する蒸留物燃料混合物
JP2006502305A (ja) * 2002-10-08 2006-01-19 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 重質潤滑剤基材として有用な重質炭化水素組成物
JP2006521416A (ja) * 2002-12-11 2006-09-21 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 高粘度指数の基材油、基油、および潤滑油組成物を用いた低ブルックフィールド粘度を有する機能性流体、ならびにその製造方法および使用
JP2012180535A (ja) * 2003-11-04 2012-09-20 Idemitsu Kosan Co Ltd 潤滑油基油及びその製造方法、並びに該基油を含有する潤滑油組成物
JP2005154760A (ja) * 2003-11-04 2005-06-16 Idemitsu Kosan Co Ltd 潤滑油基油及びその製造方法、並びに該基油を含有する潤滑油組成物
JP2008507610A (ja) * 2004-07-22 2008-03-13 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 高度に選択性かつ活性の蝋水素化異性化触媒を使用して蝋質供給材料から製造されたホワイトオイル
JP2012102335A (ja) * 2004-07-22 2012-05-31 Chevron Usa Inc 高度に選択性かつ活性の蝋水素化異性化触媒を使用して蝋質供給材料から製造されたホワイトオイル
WO2011024650A1 (ja) * 2009-08-31 2011-03-03 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 炭化水素合成反応装置、及び炭化水素合成反応システム、並びに液体炭化水素の回収方法
AU2010287744B2 (en) * 2009-08-31 2013-07-04 Cosmo Oil Co., Ltd. Hydrocarbon synthesis reaction apparatus, hydrocarbon synthesis reaction system, and liquid hydrocarbon recovery method
JP5417446B2 (ja) * 2009-08-31 2014-02-12 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 炭化水素合成反応装置、及び炭化水素合成反応システム、並びに液体炭化水素の回収方法
EA021624B1 (ru) * 2009-08-31 2015-07-30 Джэпэн Ойл, Гэз Энд Металз Нэшнл Корпорейшн Устройство для реакции синтеза углеводородов, реакционная система для синтеза углеводородов и способ извлечения жидких углеводородов
US9120981B2 (en) 2009-08-31 2015-09-01 Japan Oil, Gas And Metals National Corporation Hydrocarbon synthesis reaction apparatus, hydrocarbon synthesis reaction system, and liquid hydrocarbon recovery method

Also Published As

Publication number Publication date
EP1144552A2 (en) 2001-10-17
US6179994B1 (en) 2001-01-30
CA2340627A1 (en) 2000-03-16
US6375830B1 (en) 2002-04-23
NO20011000D0 (no) 2001-02-27
NO20011000L (no) 2001-05-04
JP4384815B2 (ja) 2009-12-16
AU5693899A (en) 2000-03-27
MY120258A (en) 2005-09-30
AU752602B2 (en) 2002-09-26
BR9913412A (pt) 2001-05-22
CA2340627C (en) 2009-09-22
WO2000014184A3 (en) 2001-12-13
BR9913412B1 (pt) 2011-02-08
WO2000014184A2 (en) 2000-03-16
EP1144552A3 (en) 2002-04-10
AR021787A1 (es) 2002-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4384815B2 (ja) フィッシャー−トロプシュワックスの水素異性化油をPt/H−モルデナイトにより脱ロウして製造されるイソパラフィン基油
JP5033280B2 (ja) 高級合成潤滑剤基油
JP4542902B2 (ja) フィッシャー−トロプシュ・ワックスからの燃料および潤滑油の製造
JP4573436B2 (ja) 脱ロウ処理を含まない合成潤滑剤および潤滑剤基油の製造方法
US6332974B1 (en) Wide-cut synthetic isoparaffinic lubricating oils
JP2002524610A (ja) 高級合成潤滑油
WO1997021788A1 (en) Biodegradable high performance hydrocarbon base oils
JP2007517969A (ja) 合成燃料および潤滑剤の製造プロセス
CA2397810C (en) Quenching dewaxing reactor with heavy dewaxate recycle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150