JP2002526349A - 折畳可能な車両用コンテナ - Google Patents
折畳可能な車両用コンテナInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、互いに積み重ねられた二つの海陸両用コンテナが、ISO規格により規定されている海陸両用コンテナの寸法および構造を有し、一つの海陸両用コンテナを二段構成で形成するような寸法および構造を有する車両輸送のための海陸両用コンテナである。本発明に係る海陸両用コンテナは、輸送中車両を載せるための運搬台(1)と、このような海陸両用コンテナで輸送可能な最大高さを高くするため、および、輸送中前記車両を固定するため、車両の車輪を陥入させる前記運搬台上のレール凹部(4)と、積載容量が30トンとなるように更なる海陸両用コンテナの積載を可能にする補強構造で前記運搬台の角に設けられた4つの梁材(2)と、積載を目的とし一つの海陸両用コンテナを、他の海陸両用コンテナに連結するため、および隣接した海陸両用コンテナまたは輸送手段に連結するための、標準規格により規定されているその個数および位置がISO規格に準じているコネクタ(7)とから成る。
Description
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、輸送、特に海上輸送の分野に関するものである。更に明確には、本
発明は、海陸両用コンテナによる輸送の分野に関するものである。
発明は、海陸両用コンテナによる輸送の分野に関するものである。
【0002】 長年に渡って、海上輸送は海陸両用コンテナでの輸送を基本としてきた。海陸
両用コンテナは、ISO規格により規定された寸法および強度を有する標準規格
ユニットである。海陸両用コンテナが標準規格寸法を有することにより、荷役作
業および輸送を均一化できる。海陸両用コンテナは、互いに積み重ねたり、一つ
の海陸両用コンテナを他の海陸両用コンテナや、荷役作業台に連結するように結
合させたりすることができる。今日、海上輸送には、ISO規格に準じた海陸両
用コンテナが使用されている。
両用コンテナは、ISO規格により規定された寸法および強度を有する標準規格
ユニットである。海陸両用コンテナが標準規格寸法を有することにより、荷役作
業および輸送を均一化できる。海陸両用コンテナは、互いに積み重ねたり、一つ
の海陸両用コンテナを他の海陸両用コンテナや、荷役作業台に連結するように結
合させたりすることができる。今日、海上輸送には、ISO規格に準じた海陸両
用コンテナが使用されている。
【0003】 発明の背景 海陸両用コンテナは、ISO規格により規定された保管スペースである。その
規格は、海陸両用コンテナの標準規格による外寸法および積載量を規定している
。海陸両用コンテナの幅は、8フィートでなければならず、高さは、9フィート
6インチまたは8フィート6インチのいずれかでなければならない。海陸両用コ
ンテナの構造は、少なくとも30トンの運搬が可能なものでなければならない。
また、一つの海陸両用コンテナを海上輸送中には他の海陸両用コンテナに、若し
くは、陸上輸送に際してはトラックに迅速に結合するための、又は、積載時には
海陸両用コンテナを迅速に持ち上げるための標準規格によるコネクタが各角に備
わっていなければならない。
規格は、海陸両用コンテナの標準規格による外寸法および積載量を規定している
。海陸両用コンテナの幅は、8フィートでなければならず、高さは、9フィート
6インチまたは8フィート6インチのいずれかでなければならない。海陸両用コ
ンテナの構造は、少なくとも30トンの運搬が可能なものでなければならない。
また、一つの海陸両用コンテナを海上輸送中には他の海陸両用コンテナに、若し
くは、陸上輸送に際してはトラックに迅速に結合するための、又は、積載時には
海陸両用コンテナを迅速に持ち上げるための標準規格によるコネクタが各角に備
わっていなければならない。
【0004】 海陸両用コンテナでの車両の輸送中、車両(殆どの場合、自家用車)は、海陸
両用コンテナの中で相対的に狭い面積を占有し、しかも、標準規格による一つの
海陸両用コンテナ内には同時に一車両までしか載置することはできない。これに
より、海陸両用コンテナでの車両輸送コストが高くなっている。車両輸送用の標
準規格による海陸両用コンテナの体積の余剰分は、主に、車両の高さに対する海
陸両用コンテナの高さによるものである。しかしながら、前述のように、二つの
車両を一つの海陸両用コンテナに載置することはできない。
両用コンテナの中で相対的に狭い面積を占有し、しかも、標準規格による一つの
海陸両用コンテナ内には同時に一車両までしか載置することはできない。これに
より、海陸両用コンテナでの車両輸送コストが高くなっている。車両輸送用の標
準規格による海陸両用コンテナの体積の余剰分は、主に、車両の高さに対する海
陸両用コンテナの高さによるものである。しかしながら、前述のように、二つの
車両を一つの海陸両用コンテナに載置することはできない。
【0005】 発明の要約 本発明は、一台の車両を輸送するための高さの低い海陸両用コンテナであり、
この海陸両用コンテナを二つ重ねて連結すると、標準規格による海陸両用コンテ
ナの寸法を有する新たなユニットが形成され、前記一対の海陸両用コンテナは、
保管および荷役作業を目的として一つの海陸両用コンテナとみなされ、よって標
準規格による一つの海陸両用コンテナとみなすことができる海陸両用コンテナと
することにより上記問題を解決するものである。この海陸両用コンテナの発明の
更なる利点は、側壁を備えておらず、空で運搬する場合には折り畳めることであ
る。本発明に係る折り畳まれた8個の海陸両用コンテナを互いに積み重ねて連結
することにより、海陸両用コンテナの標準規格の規定全てに準じた一つのユニッ
トができる。折り畳まれ、互いに連結されている場合、このような8個の海陸両
用コンテナは、そのような一つの海陸両用コンテナとみなすことができる。
この海陸両用コンテナを二つ重ねて連結すると、標準規格による海陸両用コンテ
ナの寸法を有する新たなユニットが形成され、前記一対の海陸両用コンテナは、
保管および荷役作業を目的として一つの海陸両用コンテナとみなされ、よって標
準規格による一つの海陸両用コンテナとみなすことができる海陸両用コンテナと
することにより上記問題を解決するものである。この海陸両用コンテナの発明の
更なる利点は、側壁を備えておらず、空で運搬する場合には折り畳めることであ
る。本発明に係る折り畳まれた8個の海陸両用コンテナを互いに積み重ねて連結
することにより、海陸両用コンテナの標準規格の規定全てに準じた一つのユニッ
トができる。折り畳まれ、互いに連結されている場合、このような8個の海陸両
用コンテナは、そのような一つの海陸両用コンテナとみなすことができる。
【0006】 本発明は、車両輸送のための海陸両用コンテナであり、該海陸両用コンテナは
、互いに二つ積み重ねられたとき、ISO規格により規定されている海陸両用コ
ンテナの寸法および構造を有する一つの海陸両用コンテナを二段構成で形成する
ような寸法および構造を有する。本発明に係る海陸両用コンテナは、高さ4フィ
ート9インチ、幅8フィート、長さ20フィートまたは40フィートである。互
いに積み重ねられ連結された二つの前記海陸両用コンテナは、ハイキューブ(H
IGH CUBE)の公知の寸法である、標準規格の高さ9フィート6インチを
有する一つの海陸両用コンテナを構成する。その幅は8フィートで、長さは20
フィートまたは40フィートである。本発明に係る海陸両用コンテナは、輸送中
車両を載せるための運搬台と、このような海陸両用コンテナで輸送可能な最大高
さを高くするため、および、輸送中前記車両を固定するため、車両の車輪を陥入
させる前記運搬台上のレール凹部と、積載容量が30トンとなるように更なる海
陸両用コンテナの積載を可能にする補強構造(force structure
)で前記運搬台の角に設けられた4つの梁材と、積載を目的とし一つの海陸両用
コンテナを、他の海陸両用コンテナに連結するため、および隣接した海陸両用コ
ンテナまたは輸送手段に連結するための、標準規格により規定されているその個
数および位置がISO規格に準じているコネクタとから成る。
、互いに二つ積み重ねられたとき、ISO規格により規定されている海陸両用コ
ンテナの寸法および構造を有する一つの海陸両用コンテナを二段構成で形成する
ような寸法および構造を有する。本発明に係る海陸両用コンテナは、高さ4フィ
ート9インチ、幅8フィート、長さ20フィートまたは40フィートである。互
いに積み重ねられ連結された二つの前記海陸両用コンテナは、ハイキューブ(H
IGH CUBE)の公知の寸法である、標準規格の高さ9フィート6インチを
有する一つの海陸両用コンテナを構成する。その幅は8フィートで、長さは20
フィートまたは40フィートである。本発明に係る海陸両用コンテナは、輸送中
車両を載せるための運搬台と、このような海陸両用コンテナで輸送可能な最大高
さを高くするため、および、輸送中前記車両を固定するため、車両の車輪を陥入
させる前記運搬台上のレール凹部と、積載容量が30トンとなるように更なる海
陸両用コンテナの積載を可能にする補強構造(force structure
)で前記運搬台の角に設けられた4つの梁材と、積載を目的とし一つの海陸両用
コンテナを、他の海陸両用コンテナに連結するため、および隣接した海陸両用コ
ンテナまたは輸送手段に連結するための、標準規格により規定されているその個
数および位置がISO規格に準じているコネクタとから成る。
【0007】 本発明に係る海陸両用コンテナの両方に車両を積載した後、一方の海陸両用コ
ンテナを他方の海陸両用コンテナ上に載置し、それらを互いに連結する。二つの
海陸両用コンテナは、二段構成でハイキューブ型海陸両用コンテナに準じた一つ
の海陸両用コンテナとなり、二台の車両を収容することができる。ハイキューブ
型海陸両用コンテナは、長さ20フィートまたは40フィート、幅8フィート、
高さ9フィート6インチで、積載重量30トンである。
ンテナを他方の海陸両用コンテナ上に載置し、それらを互いに連結する。二つの
海陸両用コンテナは、二段構成でハイキューブ型海陸両用コンテナに準じた一つ
の海陸両用コンテナとなり、二台の車両を収容することができる。ハイキューブ
型海陸両用コンテナは、長さ20フィートまたは40フィート、幅8フィート、
高さ9フィート6インチで、積載重量30トンである。
【0008】 運搬台の4つの梁材は、運搬台上に折り畳むことも可能である。各梁材が細長
いレール凹部内に設けられた軸を基点として折り畳まれ、90°折り畳まれると
、細長いレール凹部内の軸と共に梁材を取り外し、その梁材を運搬台に結合する
ことができる。この状態で、それらは、折り畳まれた海陸両用コンテナの一つの
ユニットを形成し、高さは14.25インチである。折り畳まれ互いに積み重ね
られ連結された8個の海陸両用コンテナは、一つの海陸両用コンテナに関するI
SO規格の規定に準じた一ユニットを形成する。この8個の空の海陸両用コンテ
ナは、一つの海陸両用コンテナとして運搬できる。各梁材には、車両輸送に使用
するため、梁材を垂直位置に戻すのを助ける補助バネが設けられている。
いレール凹部内に設けられた軸を基点として折り畳まれ、90°折り畳まれると
、細長いレール凹部内の軸と共に梁材を取り外し、その梁材を運搬台に結合する
ことができる。この状態で、それらは、折り畳まれた海陸両用コンテナの一つの
ユニットを形成し、高さは14.25インチである。折り畳まれ互いに積み重ね
られ連結された8個の海陸両用コンテナは、一つの海陸両用コンテナに関するI
SO規格の規定に準じた一ユニットを形成する。この8個の空の海陸両用コンテ
ナは、一つの海陸両用コンテナとして運搬できる。各梁材には、車両輸送に使用
するため、梁材を垂直位置に戻すのを助ける補助バネが設けられている。
【0009】 本発明の海陸両用コンテナはまた、車両を運搬台に積載するため一対の傾斜昇
降台を備えることもできる。これらの昇降台は、輸送中海陸両用コンテナ内に折
り畳まれる。勿論、海陸両用コンテナは、その前後に扉を備えていてもよく、こ
れらの扉は、適切な場合には、梁材と共に折り畳むことができる。
降台を備えることもできる。これらの昇降台は、輸送中海陸両用コンテナ内に折
り畳まれる。勿論、海陸両用コンテナは、その前後に扉を備えていてもよく、こ
れらの扉は、適切な場合には、梁材と共に折り畳むことができる。
【0010】 本発明により、海陸両用コンテナ一個分の容積で二台の車両を収容できるため
、車両の安価な海上輸送が可能となる。更に、8個の空の海陸両用コンテナを一
つの海陸両用コンテナとして返送することにより更なるコスト削減が可能となる
。
、車両の安価な海上輸送が可能となる。更に、8個の空の海陸両用コンテナを一
つの海陸両用コンテナとして返送することにより更なるコスト削減が可能となる
。
【0011】 図面の説明 本発明を、図1〜図7に詳細に記載する。これらの図は、説明することのみを
目的としたものであり、本発明の範囲を何ら限定することを意図しているもので
はない。
目的としたものであり、本発明の範囲を何ら限定することを意図しているもので
はない。
【0012】 図1は、側方から海陸両用コンテナを示す。
【0013】 図2は、互いに連結された一対の海陸両用コンテナを示す。
【0014】 図3は、折り畳まれた梁材と共に、上面から海陸両用コンテナを示す。
【0015】 図4は、海陸両用コンテナの背面図を示す。
【0016】 図5は、海陸両用コンテナの梁材の折り畳み方を示す。
【0017】 図6は、補助バネを備えた梁材を示す。
【0018】 図7は、折り畳まれた空の海陸両用コンテナの運搬方法を示す。
【0019】 図1は、側方から海陸両用コンテナを示している。海陸両用コンテナは、輸送
するため車両を積載する運搬台(1)から成る。その海陸両用コンテナの四隅に
は、ISO規格により規定されている積載量まで更なる海陸両用コンテナを支持
するために梁材(2)が設けられている。梁材は、軸(5)を基点にして折り畳
むことができる一方で、梁材と共に折り畳むことのできる斜棒材(3)により支
持されている。運搬台上には、積載車両の車輪を陥入させるレール凹部(4)が
あり、車両を運搬台に固定することができる。ISO規格により、海陸両用コン
テナの全ての角に、および、全ての外向き方向に、海陸両用コンテナを、隣接し
た海陸両用コンテナや、積載用機械装置、および荷役陸上輸送手段(handl
ing surfaces)、例えば、トラックに連結することを可能にする標
準規格手段であるコネクタ(7)が備えられている。海陸両用コンテナには、フ
ォークリフトを使用して海陸両用コンテナを積載するための溝(10)が設けら
れている。運搬台の底面から梁材の先端までの海陸両用コンテナ(18)の高さ
は、4フィート9インチまたは1435mmである。
するため車両を積載する運搬台(1)から成る。その海陸両用コンテナの四隅に
は、ISO規格により規定されている積載量まで更なる海陸両用コンテナを支持
するために梁材(2)が設けられている。梁材は、軸(5)を基点にして折り畳
むことができる一方で、梁材と共に折り畳むことのできる斜棒材(3)により支
持されている。運搬台上には、積載車両の車輪を陥入させるレール凹部(4)が
あり、車両を運搬台に固定することができる。ISO規格により、海陸両用コン
テナの全ての角に、および、全ての外向き方向に、海陸両用コンテナを、隣接し
た海陸両用コンテナや、積載用機械装置、および荷役陸上輸送手段(handl
ing surfaces)、例えば、トラックに連結することを可能にする標
準規格手段であるコネクタ(7)が備えられている。海陸両用コンテナには、フ
ォークリフトを使用して海陸両用コンテナを積載するための溝(10)が設けら
れている。運搬台の底面から梁材の先端までの海陸両用コンテナ(18)の高さ
は、4フィート9インチまたは1435mmである。
【0020】 図2は、互いに連結された一対の海陸両用コンテナを示している。それらの海
陸両用コンテナが車両と共に積載される場合、海陸両用コンテナ(2)の梁材が
運搬台に対して垂直に位置し、梁材は下方海陸両用コンテナ(1a)上の上方海
陸両用コンテナ(1b)を支持することができ、コネクタ(7)によりそれらを
連結することができる。車両は、運搬台のレール凹部(4)にその車輪が固定さ
れた状態で運搬台上に載置される。二つの海陸両用コンテナが、海陸両用コンテ
ナのISO規格に準じた寸法および耐性を備えた一つのユニットを構成している
。
陸両用コンテナが車両と共に積載される場合、海陸両用コンテナ(2)の梁材が
運搬台に対して垂直に位置し、梁材は下方海陸両用コンテナ(1a)上の上方海
陸両用コンテナ(1b)を支持することができ、コネクタ(7)によりそれらを
連結することができる。車両は、運搬台のレール凹部(4)にその車輪が固定さ
れた状態で運搬台上に載置される。二つの海陸両用コンテナが、海陸両用コンテ
ナのISO規格に準じた寸法および耐性を備えた一つのユニットを構成している
。
【0021】 図3は、折り畳まれた梁材と共に上面から海陸両用コンテナを示している。運
搬台(1)は、車両荷重に相応する5トンの荷重を支持することができる。車両
は、搬路(trade’s)(11)上に運ばれ、車両の車輪が運搬台のレール
凹部(4)に陥入させられ固定される。運搬台の四隅には、梁材(2)が立てら
れるが、この図面中では折り畳まれた状態で示されている。この海陸両用コンテ
ナを使用するため梁材を直立に配置し運搬台に固定することにより、これらの梁
材は標準規格に準じた30トンの荷重を支持することができる。
搬台(1)は、車両荷重に相応する5トンの荷重を支持することができる。車両
は、搬路(trade’s)(11)上に運ばれ、車両の車輪が運搬台のレール
凹部(4)に陥入させられ固定される。運搬台の四隅には、梁材(2)が立てら
れるが、この図面中では折り畳まれた状態で示されている。この海陸両用コンテ
ナを使用するため梁材を直立に配置し運搬台に固定することにより、これらの梁
材は標準規格に準じた30トンの荷重を支持することができる。
【0022】 図4は、海陸両用コンテナの背面図を示している。昇降台は、上下に移動する
ように海陸両用コンテナに設けられる(13)。昇降台は、必要であれば、取り
外すこともでき、また、海陸両用コンテナ内で垂直に位置するように折り畳むこ
ともできる。車両は、昇降台上を運搬台(1)まで走行し、車輪は、運搬台のレ
ール凹部(4)に陥入し固定される。必要な場合にはいつでも、昇降台は梁材(
2)と共に折り畳むこともできる。
ように海陸両用コンテナに設けられる(13)。昇降台は、必要であれば、取り
外すこともでき、また、海陸両用コンテナ内で垂直に位置するように折り畳むこ
ともできる。車両は、昇降台上を運搬台(1)まで走行し、車輪は、運搬台のレ
ール凹部(4)に陥入し固定される。必要な場合にはいつでも、昇降台は梁材(
2)と共に折り畳むこともできる。
【0023】 図5は、海陸両用コンテナの梁材の折り畳み方を示している。海陸両用コンテ
ナが空の場合、梁材を折り畳み、8個の海陸両用コンテナを互いに重ねて連結す
ることにより、標準規格による一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有す
る一つのユニットとなるように連結することが可能である。折り畳む際、梁材は
、固定ピン(14)と、運搬台に梁材を連結していた標準規格コネクタ(7)と
から開放される。梁材は、上軸(5a)を中心に回転しながら水平位置(2a)
に折り畳まれる。その軸が次の位置(5b)に達するまでその軸は細長いレール
凹部(6)内を降下させられ、梁材は運搬台上の位置(2b)まで下げられる。
この状態において、梁材が運搬台と結合されると、折り畳まれた海陸両用コンテ
ナの高さは14.25インチとなり、このような8個の海陸両用コンテナで、I
SO規格に準じた一つの海陸両用コンテナの高さとなる。
ナが空の場合、梁材を折り畳み、8個の海陸両用コンテナを互いに重ねて連結す
ることにより、標準規格による一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有す
る一つのユニットとなるように連結することが可能である。折り畳む際、梁材は
、固定ピン(14)と、運搬台に梁材を連結していた標準規格コネクタ(7)と
から開放される。梁材は、上軸(5a)を中心に回転しながら水平位置(2a)
に折り畳まれる。その軸が次の位置(5b)に達するまでその軸は細長いレール
凹部(6)内を降下させられ、梁材は運搬台上の位置(2b)まで下げられる。
この状態において、梁材が運搬台と結合されると、折り畳まれた海陸両用コンテ
ナの高さは14.25インチとなり、このような8個の海陸両用コンテナで、I
SO規格に準じた一つの海陸両用コンテナの高さとなる。
【0024】 図6は、補助バネを備えた梁材を示している。梁材(2)は、折り畳まれる際
、梁材と共に回転するひざ部(knee)(16)を有する。板とバネから成る
板バネ(17)は、運搬台に取り付けられており、梁材が垂直に位置する場合に
は緩められる。梁材が折り畳まれるとき、ひざ部(16)が回転し、板バネ(1
7)を押圧する。押圧された板バネは、梁材が垂直位置に立ち戻るのを助けるた
めの補助バネである。梁材を折り畳むとき、高速コンテナ緊締装置(fast
twist lock)(14)が解除され、梁材が所定の軸(17)を中心に
して運搬台上の水平位置まで押し倒される。
、梁材と共に回転するひざ部(knee)(16)を有する。板とバネから成る
板バネ(17)は、運搬台に取り付けられており、梁材が垂直に位置する場合に
は緩められる。梁材が折り畳まれるとき、ひざ部(16)が回転し、板バネ(1
7)を押圧する。押圧された板バネは、梁材が垂直位置に立ち戻るのを助けるた
めの補助バネである。梁材を折り畳むとき、高速コンテナ緊締装置(fast
twist lock)(14)が解除され、梁材が所定の軸(17)を中心に
して運搬台上の水平位置まで押し倒される。
【0025】 図7は、折り畳まれた空の海陸両用コンテナの運搬方法を示している。各海陸
両用コンテナの梁材(2)が折り畳まれた後、運搬台(1)が互いに積み重ねら
れ標準規格コネクタ(7)で共に連結される。互いに重ねられた8個の海陸両用
コンテナが、ISO規格に準じた一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有
する一ユニットを形成する。
両用コンテナの梁材(2)が折り畳まれた後、運搬台(1)が互いに積み重ねら
れ標準規格コネクタ(7)で共に連結される。互いに重ねられた8個の海陸両用
コンテナが、ISO規格に準じた一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有
する一ユニットを形成する。
【図1】側方から海陸両用コンテナを示す。
【図2】互いに連結された一対の海陸両用コンテナを示す。
【図3】折り畳まれた梁材と共に、上面から海陸両用コンテナを示す。
【図4】海陸両用コンテナの背面図を示す。
【図5】海陸両用コンテナの梁材の折り畳み方を示す。
【図6】補助バネを備えた梁材を示す。
【図7】折り畳まれた空の海陸両用コンテナの運搬方法を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月1日(2000.11.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 折畳可能な車両用コンテナ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、輸送、特に海上輸送の分野に関するものである。更に明確には、本
発明は、海陸両用コンテナによる輸送の分野に関するものである。
発明は、海陸両用コンテナによる輸送の分野に関するものである。
【0002】 長年に渡って、海上輸送は海陸両用コンテナでの輸送を基本としてきた。海陸
両用コンテナは、ISO規格により規定された寸法および強度を有する標準規格
ユニットである。海陸両用コンテナが標準規格寸法を有することにより、荷役作
業および輸送を均一化できる。海陸両用コンテナは、互いに積み重ねたり、一つ
の海陸両用コンテナを他の海陸両用コンテナや、荷役作業台に連結するように結
合させたりすることができる。今日、海上輸送には、ISO規格に準じた海陸両
用コンテナが使用されている。
両用コンテナは、ISO規格により規定された寸法および強度を有する標準規格
ユニットである。海陸両用コンテナが標準規格寸法を有することにより、荷役作
業および輸送を均一化できる。海陸両用コンテナは、互いに積み重ねたり、一つ
の海陸両用コンテナを他の海陸両用コンテナや、荷役作業台に連結するように結
合させたりすることができる。今日、海上輸送には、ISO規格に準じた海陸両
用コンテナが使用されている。
【0003】 発明の背景 車両輸送用のコンテナを構成するため、様々な試みが為されてきた。
【0004】 WO81/01997には、車両を海上輸送するための車両収容装置が記載さ れている。前記車両収容装置は、複数の車両を載せ得る支持板と、支持板の両側 に搭載された一対の金属レールと、各レールの両端部近傍の上面および下面に取 り付けられた結合ジョイントとを有する。開示されている前記装置は、ISO規 格668 1AAAおよび1CCに準じていないため不都合である。
【0005】 米国特許第5639174号明細書は、一台以上の車両を載せるための積み重 ね可能なカーゴユニットを開示している。前記積み重ね可能なカーゴユニットは 、車両をユニットに載せたり降ろしたりするための翼状に配置できる昇降台(w ing able ramp)と、下フレームと、車両を支持することのできる 前記フレームの一以上の細長部材と、下フレームに固定されたターミナス(te rminus)と、ターミナスに回転可能且つ摺動可能に連結された遊動滑車と 、前記遊動滑車に回転可能且つ摺動可能に連結された、支柱の一端のイヤー(e ar)とを有する。開示されているカーゴユニットは、船、トラック、および列 車といった重車両を載せるのに有用である。前記カーゴユニットを構成する構造 的特徴としては、クレーンのような付属装置の操作を必要とする昇降台が挙げら れる。また、その発明がどのISO規格に関するものであるか明らかでない。
【0006】 現在、海陸両用コンテナの寸法および強度は、全世界における輸送標準規格の 均一性を保持するため、ISO規格により規定されている。
【0007】 海陸両用コンテナのISO規格は、保管スペースを規定している。その規格は
、海陸両用コンテナの標準規格による外寸法および積載量を規定している。
、海陸両用コンテナの標準規格による外寸法および積載量を規定している。
【0008】 そのデータは、ISO規格668:1988/AMD.1.1993.E(第 3頁、表2)に規定されている。
【0009】 コンテナに関するデータは、以下のように規定されている: (a) 1AAA(“ハイキューブ(HIGH CUBE)”40フィート): 外長、L=12,192mm(40フィート) 外幅、W=2,438mm(8フィート) 外高、H=2,896(9フィート6インチ) 最大積載重量、総重量(GrW)=30,480Kg(67,200Lbs)
重量、自重(TARE)=3,900Kg(8,600Lbs) (b) 1CC(20フィート): 外長、L=6,058mm(19フィート101/4インチ) 外幅、W=2,438mm(8フィート) 外高、H=2,591(8フィート6インチ) 最大積載重量、総重量(GrW)=24,000Kg(52,910Lbs)
重量、自重(TARE)=2,200Kg(4,850Lbs) コンテナに関するデータ並びに規定されているテストおよびマーキングに関す る更なる標準規格は、ISO1496/V−1977(E)−1およびISO1 496/1である。
重量、自重(TARE)=3,900Kg(8,600Lbs) (b) 1CC(20フィート): 外長、L=6,058mm(19フィート101/4インチ) 外幅、W=2,438mm(8フィート) 外高、H=2,591(8フィート6インチ) 最大積載重量、総重量(GrW)=24,000Kg(52,910Lbs)
重量、自重(TARE)=2,200Kg(4,850Lbs) コンテナに関するデータ並びに規定されているテストおよびマーキングに関す る更なる標準規格は、ISO1496/V−1977(E)−1およびISO1 496/1である。
【0010】 我々の発明では、コンテナを8個まで互いに重ね連結することが可能である。
【0011】 海上/陸上輸送設備(列車およびトラック)にコンテナを結合させるため、お よび一つのコンテナを他のコンテナに連結するため、標準規格による連結装置が 使用される(「コンテナ緊締装置(twist lock)」(「コネクタ」) )。この連結装置は、コンテナの8つの角部に設けられた特定の装置(「隅金具 (corner fitting)」)に接続される。これらの装置はまた、ク レーンによるコンテナの積み込み及び積み下ろしにも使用される。空または荷を 搭載したコンテナを持ち上げるための更なる可能性としては、フォークリフトに よる方法が挙げられる。これを目的として、専用機構がコンテナの基台に設けら れている(フォークリフトポケット)。その位置および寸法は、ISO規格66 8に規定されている。
【0012】 このデータから、以下の結論が得られる。すなわち、折り畳まれた8個のコン テナを連結し(「ハイキューブ」40フィートの高さを得るため)、最大許容積 載重量が30,480Kgの場合、8個のコンテナの荷重が累積され、最下部の コンテナの四隅の荷重は約30,480Kg×8/4=61,000Kgとなる 。
【0013】 得られたコンテナの四隅における荷重により、静的および動的荷重に対して必 要な構造強度が決まる。
【0014】 海陸両用コンテナでの車両の輸送中、車両(殆どの場合、自家用車)は、海陸
両用コンテナの中で相対的に小さな体積を占有し、しかも、標準規格による20 フィートコンテナ内には同時に一車両まで、また、40フィートの標準規格によ るコンテナには2車両までしか 載置することはできない。これにより、海陸両用
コンテナでの車両輸送コストが高くなっている。車両輸送用の標準規格による海
陸両用コンテナの体積の余剰分は、主に、車両の高さに対する海陸両用コンテナ
の高さによるものである。しかしながら、前述のように、コンテナ内に配置でき る車両数は限られている 。
両用コンテナの中で相対的に小さな体積を占有し、しかも、標準規格による20 フィートコンテナ内には同時に一車両まで、また、40フィートの標準規格によ るコンテナには2車両までしか 載置することはできない。これにより、海陸両用
コンテナでの車両輸送コストが高くなっている。車両輸送用の標準規格による海
陸両用コンテナの体積の余剰分は、主に、車両の高さに対する海陸両用コンテナ
の高さによるものである。しかしながら、前述のように、コンテナ内に配置でき る車両数は限られている 。
【0015】 よって、本発明の目的は、最大数の車両を積載できる改善された海陸両用コン テナを構成することであった。本発明に係る海陸両用コンテナは、製造および取 扱いが簡素化され、車両運搬コストを削減し、更に、本発明で説明するようにI SO規格668に準じたものである。
【0016】 発明の要約 本発明は、20フィートコンテナで一台の車両、40フィートコンテナで二台 の車両を輸送するための海陸両用コンテナであり、 この海陸両用コンテナを二つ
重ねて連結すると、標準規格による海陸両用コンテナの寸法を有する新たなユニ
ットが形成され、前記一対の海陸両用コンテナは、保管および荷役作業を目的と
して一つの海陸両用コンテナとみなされ、よって標準規格による一つの海陸両用
コンテナとみなすことができる海陸両用コンテナを提供することにより上記問題
を解決するものである。この海陸両用コンテナの発明の更なる利点は、側壁を備
えておらず、空で運搬する場合には折り畳めることである。本発明に係る折り畳
まれた8個の海陸両用コンテナを互いに積み重ねて連結することにより、海陸両
用コンテナの標準規格の規定全てに準じた一つのユニットができる。
重ねて連結すると、標準規格による海陸両用コンテナの寸法を有する新たなユニ
ットが形成され、前記一対の海陸両用コンテナは、保管および荷役作業を目的と
して一つの海陸両用コンテナとみなされ、よって標準規格による一つの海陸両用
コンテナとみなすことができる海陸両用コンテナを提供することにより上記問題
を解決するものである。この海陸両用コンテナの発明の更なる利点は、側壁を備
えておらず、空で運搬する場合には折り畳めることである。本発明に係る折り畳
まれた8個の海陸両用コンテナを互いに積み重ねて連結することにより、海陸両
用コンテナの標準規格の規定全てに準じた一つのユニットができる。
【0017】 本発明は、自家用車を海上および陸上輸送するための海陸両用コンテナシステ ムを提供するものであり、以下のような特徴を有する。前記システムは、互いに 重ねられ配置された一対の海陸両用コンテナを備え、二段構成で一ユニットの海 陸両用コンテナを形成する。前記コンテナがそれぞれ、車両を載せるための運搬 台1を備えており、前記ユニットは、ISO規格668/1AAA、668/1 CCおよびISO 1469/Vに準じた寸法および構造を有する。各コンテナ は、前記運搬台上に車両の車輪を陥入させるためのレール凹部4と、4つの梁材 2と、運搬台の角に設置された少なくとも一つの板バネと、梁材を折り畳んだと きに板バネを押圧するように各梁材に連結されたひざ部(knee)とを有する 。梁材は、運搬台の角に設けられ、更なる海陸両用コンテナの積載を可能にし、 コネクタ7により一つのユニットを形成する。梁材は、折り畳まれていない状態 、または細長いレール凹部内の所定の軸を中心にして運搬台上に折り畳まれた状 態で位置する。細長いレール凹部は、海陸両用コンテナを空で運搬する際、梁材 を運搬台に結合させるため前記軸の移動を可能にする。前記の押圧された板バネ は、梁材を押し上げるための補助バネとして使用される。
【0018】 本発明は、車両輸送のための海陸両用コンテナに関するものであり、該海陸両
用コンテナは、互いに二つ積み重ねられたとき、ISO規格により規定されてい
る海陸両用コンテナの寸法および構造を有する一つの海陸両用コンテナを二段構
成で形成するような寸法および構造を有する。本発明に係る海陸両用コンテナ( 単一コンテナ) は、高さ1435mm(4フィート9インチ)、幅2,438m m( 8フィート)、長さ6,058mm(20フィート)または12,192m m( 40フィート)である。互いに積み重ねられ連結された二つの前記海陸両用
コンテナは、ハイキューブ(HIGH CUBE)の公知の寸法である、標準規
格の高さ2,896mm(9フィート6インチ)を有する一つの海陸両用コンテ
ナを構成する。その幅は2,438mm(8フィート)で、長さは6,058m m( 20フィート)または12,192mm(40フィート)である。本発明に
係る海陸両用コンテナは、輸送中車両を載せるための運搬台と、このような海陸
両用コンテナで輸送可能な最大高さを高くするため、および、輸送中前記車両を ラッシング(lashing) 固定するため、車両の車輪を陥入させる前記運搬
台上のレール凹部と、最大許容積載量(有効搭載量)となるように更なる海陸両
用コンテナの積載を可能にする補強構造(force structure)で
前記運搬台の角に設けられた4つの梁材と、積載を目的とし一つの海陸両用コン
テナを、他の海陸両用コンテナに連結するため、および隣接した海陸両用コンテ
ナまたは輸送手段に連結するための、標準規格により規定されているその個数お
よび位置がISO規格に準じているコネクタとから成る。
用コンテナは、互いに二つ積み重ねられたとき、ISO規格により規定されてい
る海陸両用コンテナの寸法および構造を有する一つの海陸両用コンテナを二段構
成で形成するような寸法および構造を有する。本発明に係る海陸両用コンテナ( 単一コンテナ) は、高さ1435mm(4フィート9インチ)、幅2,438m m( 8フィート)、長さ6,058mm(20フィート)または12,192m m( 40フィート)である。互いに積み重ねられ連結された二つの前記海陸両用
コンテナは、ハイキューブ(HIGH CUBE)の公知の寸法である、標準規
格の高さ2,896mm(9フィート6インチ)を有する一つの海陸両用コンテ
ナを構成する。その幅は2,438mm(8フィート)で、長さは6,058m m( 20フィート)または12,192mm(40フィート)である。本発明に
係る海陸両用コンテナは、輸送中車両を載せるための運搬台と、このような海陸
両用コンテナで輸送可能な最大高さを高くするため、および、輸送中前記車両を ラッシング(lashing) 固定するため、車両の車輪を陥入させる前記運搬
台上のレール凹部と、最大許容積載量(有効搭載量)となるように更なる海陸両
用コンテナの積載を可能にする補強構造(force structure)で
前記運搬台の角に設けられた4つの梁材と、積載を目的とし一つの海陸両用コン
テナを、他の海陸両用コンテナに連結するため、および隣接した海陸両用コンテ
ナまたは輸送手段に連結するための、標準規格により規定されているその個数お
よび位置がISO規格に準じているコネクタとから成る。
【0019】 本発明に係る海陸両用コンテナの両方に車両を積載した後、一方の海陸両用コ
ンテナを他方の海陸両用コンテナ上に載置し、それらを互いに連結する。二つの
海陸両用コンテナは、ISO規格668に準じた一ユニットの海陸両用コンテナ となる。
ンテナを他方の海陸両用コンテナ上に載置し、それらを互いに連結する。二つの
海陸両用コンテナは、ISO規格668に準じた一ユニットの海陸両用コンテナ となる。
【0020】 運搬台の4つの梁材は、運搬台上に折り畳むことも可能である。各梁材が細長
いレール凹部内に設けられた軸を基点として折り畳まれ、90°折り畳まれると
、細長いレール凹部内の軸と共に梁材を取り外し、その梁材を運搬台に結合する
ことができる。この状態で、それらは、折り畳まれた海陸両用コンテナの一つの
ユニットを形成し、高さは362mm(14.25インチ)である。折り畳まれ
互いに積み重ねられ連結された8個の海陸両用コンテナは、一つの海陸両用コン
テナに関するISO規格668の規定に準じた一ユニットを形成する。この8個
の空の海陸両用コンテナは、一つの海陸両用コンテナとして運搬できる。各梁材
には、車両輸送に使用するため、梁材を垂直位置に戻すのを助ける補助バネが設
けられている。
いレール凹部内に設けられた軸を基点として折り畳まれ、90°折り畳まれると
、細長いレール凹部内の軸と共に梁材を取り外し、その梁材を運搬台に結合する
ことができる。この状態で、それらは、折り畳まれた海陸両用コンテナの一つの
ユニットを形成し、高さは362mm(14.25インチ)である。折り畳まれ
互いに積み重ねられ連結された8個の海陸両用コンテナは、一つの海陸両用コン
テナに関するISO規格668の規定に準じた一ユニットを形成する。この8個
の空の海陸両用コンテナは、一つの海陸両用コンテナとして運搬できる。各梁材
には、車両輸送に使用するため、梁材を垂直位置に戻すのを助ける補助バネが設
けられている。
【0021】 定義 本明細書および添付の請求項において、用語「コネクタ」は、「隅金具(co rner fitting)」のことである。
【0022】 本明細書および添付の請求項において、用語「固定ピン」は、「コンテナ緊締 装置(twist lock)」のことである。
【0023】 図面の説明 本発明を、図1〜図7に詳細に記載する。これらの図は、説明することのみを
目的としたものであり、本発明の範囲を何ら限定することを意図しているもので
はない。
目的としたものであり、本発明の範囲を何ら限定することを意図しているもので
はない。
【0024】 図1は、側方から海陸両用コンテナを示す。
【0025】 図2は、互いに連結された一対の海陸両用コンテナを示す。
【0026】 図3は、折り畳まれた梁材と共に、上面から海陸両用コンテナを示す。
【0027】 図4は、海陸両用コンテナの背面図を示す。
【0028】 図5は、海陸両用コンテナの梁材の折り畳み方を示す。
【0029】 図6は、補助バネを備えた梁材を示す。
【0030】 図7は、折り畳まれた空の海陸両用コンテナの運搬方法を示す。
【0031】 図1は、側方から海陸両用コンテナを示している。海陸両用コンテナは、輸送
するため車両を積載する運搬台1から成る。その海陸両用コンテナの四隅には、
ISO規格により規定されている積載量まで更なる海陸両用コンテナを支持する
ために梁材2が設けられている。梁材は、軸5を基点にして折り畳むことができ
る一方で、梁材と共に折り畳むことのできる斜棒材3により支持されている。運
搬台上には、積載車両の車輪を陥入させるレール凹部4があり、車両を運搬台に
固定することができる。ISO規格により、海陸両用コンテナの全ての角に、お
よび、全ての外向き方向に、海陸両用コンテナを、隣接した海陸両用コンテナや
、積載用機械装置、および荷役陸上輸送手段(handling surfac
es)、例えば、トラックに連結することを可能にする標準規格手段であるコネ
クタ(隅金具)7が備えられている。海陸両用コンテナには、フォークリフトを
使用して海陸両用コンテナを積載するための溝10が設けられている。運搬台の
底面から梁材の先端までの海陸両用コンテナ18の高さは、4フィート9インチ
または1435mmである。
するため車両を積載する運搬台1から成る。その海陸両用コンテナの四隅には、
ISO規格により規定されている積載量まで更なる海陸両用コンテナを支持する
ために梁材2が設けられている。梁材は、軸5を基点にして折り畳むことができ
る一方で、梁材と共に折り畳むことのできる斜棒材3により支持されている。運
搬台上には、積載車両の車輪を陥入させるレール凹部4があり、車両を運搬台に
固定することができる。ISO規格により、海陸両用コンテナの全ての角に、お
よび、全ての外向き方向に、海陸両用コンテナを、隣接した海陸両用コンテナや
、積載用機械装置、および荷役陸上輸送手段(handling surfac
es)、例えば、トラックに連結することを可能にする標準規格手段であるコネ
クタ(隅金具)7が備えられている。海陸両用コンテナには、フォークリフトを
使用して海陸両用コンテナを積載するための溝10が設けられている。運搬台の
底面から梁材の先端までの海陸両用コンテナ18の高さは、4フィート9インチ
または1435mmである。
【0032】 図2は、互いに連結された一対の海陸両用コンテナを示している。それらの海
陸両用コンテナが車両と共に積載される場合、海陸両用コンテナ2の梁材が運搬
台に対して垂直に位置し、梁材は下方海陸両用コンテナ1a上の上方海陸両用コ
ンテナ1bを支持することができ、コネクタ(隅金具)7によりそれらを連結す
ることができる。車両は、運搬台のレール凹部4にその車輪が固定された状態で
運搬台上に載置される。二つの海陸両用コンテナが、海陸両用コンテナのISO
規格に準じた寸法および耐性を備えた一つのユニットを構成している。
陸両用コンテナが車両と共に積載される場合、海陸両用コンテナ2の梁材が運搬
台に対して垂直に位置し、梁材は下方海陸両用コンテナ1a上の上方海陸両用コ
ンテナ1bを支持することができ、コネクタ(隅金具)7によりそれらを連結す
ることができる。車両は、運搬台のレール凹部4にその車輪が固定された状態で
運搬台上に載置される。二つの海陸両用コンテナが、海陸両用コンテナのISO
規格に準じた寸法および耐性を備えた一つのユニットを構成している。
【0033】 図3は、折り畳まれた梁材と共に上面から海陸両用コンテナを示している。運
搬台1は、車両荷重に相応する5トンの荷重を支持することができる。車両は、
搬路(trade’s)11上に運ばれ、車両の車輪が運搬台のレール凹部4に
陥入させられ固定される。運搬台の四隅には、梁材2が立てられるが、この図面
中では折り畳まれた状態で示されている。この海陸両用コンテナを使用するため
梁材を直立に配置し運搬台に固定することにより、これらの梁材はISO規格の 規定に準じた 荷重を支持することができる。
搬台1は、車両荷重に相応する5トンの荷重を支持することができる。車両は、
搬路(trade’s)11上に運ばれ、車両の車輪が運搬台のレール凹部4に
陥入させられ固定される。運搬台の四隅には、梁材2が立てられるが、この図面
中では折り畳まれた状態で示されている。この海陸両用コンテナを使用するため
梁材を直立に配置し運搬台に固定することにより、これらの梁材はISO規格の 規定に準じた 荷重を支持することができる。
【0034】 図4は、海陸両用コンテナの(両側から)背面図を示している。梁材2は折り 畳まれていない(垂直位置にある)。車両は運搬台1に入り、 車輪は、運搬台の
レール凹部4に陥入し固定される(図1に見られる)。
レール凹部4に陥入し固定される(図1に見られる)。
【0035】 図5は、海陸両用コンテナの梁材の折り畳み方を示している。海陸両用コンテ
ナが空の場合、梁材を折り畳み、8個の海陸両用コンテナを互いに重ねて連結す
ることにより、標準規格による一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有す
る一つのユニットとなるように連結することが可能である。折り畳む際、梁材は
、固定ピン(コンテナ緊締装置)14と、運搬台に梁材を連結していた標準規格
コネクタ(隅金具)7とから開放される。梁材は、上軸5aを中心に回転しなが
ら水平位置2aに折り畳まれる。その軸が次の位置5bに達するまでその軸は細
長いレール凹部6内を降下させられ、梁材は運搬台上の位置2bまで下げられる
。この状態において、梁材が運搬台と結合されると、折り畳まれた海陸両用コン
テナの高さは362mm(14.25インチ)となり、このような8個の海陸両
用コンテナで、ISO規格668に準じた一つの海陸両用コンテナの高さとなる
。
ナが空の場合、梁材を折り畳み、8個の海陸両用コンテナを互いに重ねて連結す
ることにより、標準規格による一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有す
る一つのユニットとなるように連結することが可能である。折り畳む際、梁材は
、固定ピン(コンテナ緊締装置)14と、運搬台に梁材を連結していた標準規格
コネクタ(隅金具)7とから開放される。梁材は、上軸5aを中心に回転しなが
ら水平位置2aに折り畳まれる。その軸が次の位置5bに達するまでその軸は細
長いレール凹部6内を降下させられ、梁材は運搬台上の位置2bまで下げられる
。この状態において、梁材が運搬台と結合されると、折り畳まれた海陸両用コン
テナの高さは362mm(14.25インチ)となり、このような8個の海陸両
用コンテナで、ISO規格668に準じた一つの海陸両用コンテナの高さとなる
。
【0036】 図6は、補助バネを備えた梁材を示している。梁材2は、折り畳まれる際、梁
材と共に回転するひざ部(knee)16を有する。板とバネから成る板バネ1 7 は、運搬台に取り付けられており、梁材が垂直に位置する場合には緩められる
。梁材が折り畳まれるとき、ひざ部16が回転し、板バネ17を押圧する。押圧
された板バネは、梁材が垂直位置に立ち戻るのを助けるための補助バネである。
梁材を折り畳むとき、高速コンテナ緊締装置(fast twist lock
)14が解除され、梁材が所定の軸17を中心にして運搬台上の水平位置まで押
し倒される。
材と共に回転するひざ部(knee)16を有する。板とバネから成る板バネ1 7 は、運搬台に取り付けられており、梁材が垂直に位置する場合には緩められる
。梁材が折り畳まれるとき、ひざ部16が回転し、板バネ17を押圧する。押圧
された板バネは、梁材が垂直位置に立ち戻るのを助けるための補助バネである。
梁材を折り畳むとき、高速コンテナ緊締装置(fast twist lock
)14が解除され、梁材が所定の軸17を中心にして運搬台上の水平位置まで押
し倒される。
【0037】 図7は、折り畳まれた空の海陸両用コンテナの運搬方法を示している。各海陸
両用コンテナの梁材2が折り畳まれた後、運搬台1が互いに積み重ねられ標準規
格コネクタ(隅金具)7で共に連結される。互いに重ねられた8個の海陸両用コ
ンテナが、ISO規格に準じた一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有す
る一ユニットを形成する。
両用コンテナの梁材2が折り畳まれた後、運搬台1が互いに積み重ねられ標準規
格コネクタ(隅金具)7で共に連結される。互いに重ねられた8個の海陸両用コ
ンテナが、ISO規格に準じた一つの海陸両用コンテナの寸法および強度を有す
る一ユニットを形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側方から海陸両用コンテナを示す。
【図2】互いに連結された一対の海陸両用コンテナを示す。
【図3】折り畳まれた梁材と共に、上面から海陸両用コンテナを示す。
【図4】海陸両用コンテナの背面図を示す。
【図5】海陸両用コンテナの梁材の折り畳み方を示す。
【図6】補助バネを備えた梁材を示す。
【図7】折り畳まれた空の海陸両用コンテナの運搬方法を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに重ねられた一対の海陸両用コンテナが、ISO規格に準
じた一つの海陸両用コンテナの寸法および構造を二段構成で形成するような寸法
および構造を有する、車両を海上輸送するための海陸両用コンテナであって、前
記海陸両用コンテナは、車両を載せるための運搬台と、車両の車輪を陥入させ前
記車両を前記運搬台に固定するための前記運搬台上のレール凹部と、一つの海陸
両用コンテナ上への更なる海陸両用コンテナの積載を可能にする、前記運搬台の
角に設けられた4つの梁材と、一つの海陸両用コンテナを他の海陸両用コンテナ
または輸送手段に連結するための、その個数および位置がISO規格の規定に準
じたコネクタとから成る、車両を輸送するための海陸両用コンテナ。 - 【請求項2】 前記海陸両用コンテナは、前記運搬台の底面から前記梁材の先
端までの高さが4フィート9インチで、幅8フィート、長さ20フィートであり
、その強度は30トンの積載を可能にする、ISO規格の規定に準じた請求項1
に記載の車両を輸送するための海陸両用コンテナ。 - 【請求項3】 前記運搬台の角に設けられた梁材は、細長いレール凹部内の所
定の軸を中心にして前記運搬台上に折り畳むことができ、前記細長いレール凹部
は、前記海陸両用コンテナを空で運搬する際、前記梁材を前記運搬台に結合させ
るため前記軸の移動を可能にする請求項1および2に記載の車両を輸送するため
の海陸両用コンテナ。 - 【請求項4】 前記梁材が折り畳まれているとき、前記運搬台の底面から折り
畳まれた前記梁材の上端部までの前記海陸両用コンテナの高さは14.25イン
チであり、前記海陸両用コンテナを互いに重ねて積載し連結したとき、折り畳ま
れ共に接合された8個の海陸両用コンテナが、ISO規格に準じた一つの海陸両
用コンテナの寸法および構造を有する一つのユニットを形成する請求項3に記載
の車両を輸送するための海陸両用コンテナ。 - 【請求項5】 前記運搬台の角に板バネが設置されており、前記梁材を折り畳
むとき前記板バネを押圧するように各梁材にひざ部が連結されており、前記の押
圧された板バネは、前記梁材を立ち上がらせるための補助バネである請求項3お
よび4に記載の車両を輸送するための海陸両用コンテナ。 - 【請求項6】 前記運搬台上には、車両を運転して積み込み及び積み下ろしす
るための昇降台が連結されており、前記昇降台は、前記海陸両用コンテナが積載
されているとき、前記梁材に沿って垂直に折り畳むことができ、前記海陸両用コ
ンテナが積載されていないときは、前記運搬台に沿って水平に折り畳まれる請求
項1〜4に記載の車両を輸送するための海陸両用コンテナ。 - 【請求項7】 高さが40フィートである請求項1〜6に記載の車両を輸送す
るための海陸両用コンテナ。 - 【請求項8】 明細書および添付図面に記載の車両を輸送するための海陸両用
コンテナ。
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