JP2002523708A5

JP2002523708A5 -

Info

Publication number: JP2002523708A5
Application number: JP2000567828A
Authority: JP
Filing date: 1999-08-30
Publication date: 2006-11-02

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
流体を通させる動作中にはそれぞれの軸方向および半径方向の変位が異なってしまうような、流体を通すための隣接する第１及び第２の環状要素をシールするための変位シールであって、
円周方向の分割部を持ち且つ均一な厚さを有する、全体的にリングの形を成すように同一の広がりを持つ腹部によって一体的に結合された第１及び第２の軸方向に相対するループを有し、
前記第１のループは、断面がアーチ状であり、半径方向外側及び内側の封止領域を含んでおり、前記軸方向の変位を許容するために前記第１の要素内で軸方向に延在する第１の環状溝に受け入れられるよう形成されており、
前記第２のループは、切断面がアーチ状であり、半径方向外側及び内側の封止領域を含んでおり、前記軸方向の変位を許容するために前記第２の要素内で軸方向に延在する第２の環状溝に受け入れられるよう形成されており、
前記腹部は、曲げ慣性モーメントを減ずるため、前記第１及び第２のループの前記外側及び内側の領域の間に半径方向に配置されて前記シールがねじれることができるようにし、前記半径方向の変位を許容することを特徴とするシール。
【請求項２】
前記第１及び第２のループは軸方向外側に凸であり且つ互いに軸方向に隔たっており、前記腹部は前記第１及び第２のループの間で軸方向に延在している請求項１に記載のシール。
【請求項３】
前記腹部は、前記第１及び第２の内側の領域から半径方向外側に隔たっていると共に、前記第１及び第２の外側の領域から半径方向内側に隔たっている請求項２に記載のシール。
【請求項４】
前記腹部は、前記第１及び第２の内側の領域に一体的に結合されている請求項３に記載のシール。
【請求項５】
前記第１及び第２のループは半円である請求項３に記載のシール。
【請求項６】
前記第１及び第２のループ並びに前記腹部は、金属シートよりなる請求項３に記載のシール。
【請求項７】
前記第１の環状要素は、前記第１のループをスライド接触状態で受け入れる軸方向に面する第１の環状溝を有し、
前記第２の環状要素は、前記第１の要素と同軸に配置され、前記第２のループをスライド接触状態で受け入れる軸方向に面する第２の環状溝を有する、請求項３に記載のシール。
【請求項８】
前記第１及び第２の要素は、前記第１及び第２の溝で軸方向に隔てられており、また、前記腹部は、前記第１及び第２の要素の間で軸方向に延在している請求項７に記載のシール。
【請求項９】
前記腹部は、断面が半径方向内側で凹形状であって、前記第１及び第２の要素の間の半径方向の差動運動を妨げない請求項８に記載のシール。
【請求項１０】
前記第１の要素は、高温燃焼ガスを通すガスタービンエンジン燃焼室外側ライナーであり、また、前記第２の要素は、前記燃焼ガスに起因する半径方向及び軸方向の差動運動を許容するために、前記シールのリングによって前記外側ライナーに封止し結合されるガスタービンエンジンのタービンノズル外側バンドである請求項９に記載のシール。