JP2002523536A5

JP2002523536A5 -

Info

Publication number: JP2002523536A5
Application number: JP2000566324A
Authority: JP
Filing date: 1999-08-03
Publication date: 2006-10-05

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 i) 以下の成分；
-塩化Mgにともに担持されている、チタン化合物と電子供与化合物を含有する触媒成分；
-有機金属化合物、及び任意に
-電子供与化合物
を接触させて得られるチーグラー-ナッタ触媒(I)の存在下で行なわれて、いずれかの所定の順序で
a)プロピレンを重合して室温でのキシレン不溶性が少なくとも80重量％の結晶性プロピレンポリマーを生成させるか、エチレン及び/又はC₄-C₁₀α-オレフィンとプロピレンを重合して85重量％より多いプロピレンを含有する結晶性プロピレンコポリマーを生成させ、又はエチレンを重合してエチレンホモポリマーを生成させるか、もしくはC₃-C₁₂α-オレフィンとエチレンを重合して20モル％までのC₃-C₁₂α-オレフィンを含有するエチレンコポリマーを生成させ、かつ
b) エチレン及びC₃-C₁₀α-オレフィン及び任意のジエンを共重合して、室温でのキシレン可溶性画分に70重量％までのエチレンを含有する室温でキシレンに部分的に可溶性の弾性コポリマーを生成させる段階；
ii) 重合段階(i)で得られるポリマーを、いずれかの所定の順序で、
a)段階(i)に存在する触媒を失活できる化合物；及び
b)(I)遷移金属M及びπ結合で金属Mと配位結合される少なくとも1つのリガンドを含有する化合物と、(II)例えばアルモキサンから選択される少なくとも1つの助触媒とを接触させて得られる触媒(2)
と接触させる処理段階；
iii) エチレンとC₃-C₁₀α-オレフィンが段階(ii)で処理したポリマーと触媒(2)の存在下で重合される共重合段階
からなるヘテロ相ポリオレフィン組成物の製造法。
【請求項２】共重合段階(iii)で、エチレンと供給されるモノマーの全量のモル比が0.5〜0.7である請求項１に記載の方法。
【請求項３】キシレン可溶性の弾性コポリマー画分(1)(b)が40重量％までのエチレンを含む請求項１又は２に記載の方法。
【請求項４】 C₃-C₁₀α-オレフィンがプロピレン又は1-ブテンである請求項１〜３のいずれか１つに記載の方法。
【請求項５】請求項１〜４のいずれか１つの方法で得られるポリマー組成物。
【請求項６】以下(重量％)；
1) 室温でのキシレン溶解度が80％、好ましくは90％より高いプロピレンホモポリマー、エチレン又はC₄-C₁₀α-オレフィン又はそのコモノマー混合物とのプロピレンコポリマー (該コポリマーは、85％より多いプロピレンを含み、室温でのキシレン不溶性が80％より高い)、又はエチレンホモポリマーもしくはC₃-C₁₂α-オレフィンとのエチレンコポリマー(該コポリマーは20モル％までのC₃-C₁₂α-オレフィンを含む) から選択される結晶性ポリマー画分10〜45％、好ましくは15〜40％；
2) C₃-C₁₀α-オレフィンとのエチレンコポリマーからなる、室温でキシレンに部分的に可溶性の画分(該画分は、室温でキシレンに可溶なC₃-C₁₀α-オレフィンと任意に少量のジエンとのエチレンの弾性コポリマーと、該画分(1)及び(2)の合計に対して1〜15％の室温でキシレンに不溶性のC₃-C₁₀α-オレフィンとエチレンとの結晶性コポリマーとからなる)(該弾性コポリマーは40％までのエチレンを含む) 16〜55％、好ましくは16〜50％；
3) 30〜75％のエチレンのモル含量を有するC₃-C₁₀α-オレフィンとのエチレンコポリマー(該コポリマーは、4より低いMw/Mn比を有する)から選択される弾性コポリマー15〜60％、好ましくは20〜60％
からなり、コポリマー画分(2)の室温でのキシレン可溶性画分の量とポリマー画分(1)の量の比が1.5に等しいか、それより低い請求項５に記載のポリマー組成物。
【請求項７】弾性コポリマー(3)が1.5dl/gより大きい固有粘度値を有する請求項６に記載の組成物。