JP2002523352A - 胃腸活性物質を含有する経口粘膜付着性組成物 - Google Patents

胃腸活性物質を含有する経口粘膜付着性組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、安全および有効量の胃腸活性物質;組成物の約1.5重量%〜約10重量%の粘土成分;および組成物の約0.01重量%〜約1重量%のガム成分を含有する粘膜付着性組成物に関する。これとは別に、粘土成分は、二酸化チタンまたは二酸化珪素成分であることができる。粘膜付着性組成物はまた、組成物の約2重量%までの非イオン性成分、例えばメチルセルロースを含有するのが好ましい。また本発明は、本発明の組成物を経口投与することによるヒトまたは下等動物における胃腸管障害の予防および治療の方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、改善した保持性を有するヒトまたは下等動物の経口投与に適当な胃
腸薬剤組成物に関するものである。本発明の組成物は、種々の胃腸障害、例えば
吐き気、胸やけおよび下痢の治療に広範に使用される。幾つかの特許文献、例え
ばCoveneyらの米国特許第4,940,695号には、(プロクター アンド ギャ
ンブルカンパニーより販売する)Pepto-Bismol(登録商標)のようなビスマスを
含有する胃腸薬剤製品が記載されており、その全体を引用し本明細書に組み入れ
る。さらに、多くのその他の知られている胃腸用組成物がある。しかしながら、
先行技術の胃腸用組成物は、粘膜付着特性が限られている。薬剤組成物による長
期被覆は粘膜およびその下にある組織を刺激または損傷を与える作用因子から保
護し、および/または炎症または損傷組織の治癒を促進するから、そのような長
期被覆が望ましい。さらに、長期被覆は被覆した組織に胃腸活性物質の送出を増
進するためのマトリックス(基質)も提供するから、結果としてより高い効力お
よび/またはより低い副作用をもたらす。
【0002】 従って、胃腸管において優れた被覆形成および効力を増進する粘膜付着性を有
し、消費者に受け入れられる胃腸用組成物の要請がなお残存する。注意深い配合
により、胃腸用組成物は、増進した粘膜付着性並びに消費者に受け入れられる粘
度および感性の両方を持ち合わせて創作されている。これらの粘膜付着性組成物
は、胃腸活性物質、粘土/微粒子成分、ガム成分、および適宜非イオン性成分を
含有する。本発明のこれらの成分および他の配合物は、以下の詳細な説明から容
易に理解されるであろう。特記しない限り、本発明で使用される全てのパーセン
トおよび比率は、重量に基づくものであり、そして全ての測定は室温で行う。本
発明で使用される「ml」はミリリットルの意味であり、「mm」はミリメータ
ーの意味であり、「mg」はミリグラムの意味であり、「nm」はナノメーター
の意味である。
【0003】 発明の要旨 本発明は、安全および有効量の胃腸活性物質;組成物の約1.5重量%〜約1
0重量%の粘土成分;および組成物の約0.01重量%〜約1重量%のガム成分
を含有する粘膜付着性組成物に関する。或いはまた、粘土成分は二酸化チタンま
たは二酸化珪素成分であることができる。粘膜付着性組成物はまた、組成物の約
2重量%までの非イオン性成分、例えばメチルセルロースを含有するのが好まし
い。また本発明は、本発明の組成物を経口投与することによるヒトまたは下等動
物の胃腸管障害の予防および治療方法にも関する。
【0004】 図面の簡単な説明 図(1/1)は、本発明で使用される幾つかの用語および概念を図示するため
に有用である理想的なレオグラムである。この図は、粘度の対数値に対して作用
する剪断応力の対数値をプロットしたものである。Aはゼロ剪断時の粘度を表わ
す。Bは降伏応力を表わし、そしてCは高剪断時の粘度を表わす。
【0005】 発明の詳細な説明 図は、粘度の対数値に対して作用する剪断応力の対数値を示している。図は、
剪断減粘性液体物質の粘度(a viscous shear thinning liquid material)を制
御応力流動計で試験した結果から得られたレオグラムを表示したものである。応
力傾斜試験では、最初に微小の剪断応力をサンプルに作用させ、サンプルに生じ
る剪断速度を測定する間、徐々にではあるが継続的に剪断応力を上昇させる。図
は、液体物質、特に本発明で特許請求する剪断減粘性液体の粘度および流れ特性
に関する用語を定義するために有用である。本発明で使用する用語「剪断減粘性
」は、液体に作用する剪断力が微小なときには、より高粘度を有するが、剪断力
が大きなところではより低い粘度を有する液体をいう。高剪断応力下での剪断減
粘性組成物のこの特徴的な低粘度を、「高剪断時粘度」Cと称する。液体中の構
造は、試験の初期に作用する低い剪断応力によってほとんど乱されることはない
ので、液体組成物(液体配合物)の粘度は広範囲にわたっては変化しない。しか
しながら、剪断応力が増加するに従って、流体の内部構造が壊れるので、剪断速
度が不均衡に増加し、それに対応して粘度が減少するであろう。急速な流動がち
ょうど生じ始めた時の流体に作用する剪断応力を、「降伏応力」、または「降伏
値」Bと称する。
【0006】 「ゼロ剪断粘度」は、液体配合物の内部構造の基準であり、且つ降伏応力より
低い応力が作用するときの粘度Aである。ゼロ剪断粘度は、感度のよい、制御さ
れた応力流動計を使用したクリープコンプライアンス(creep compliance)測定
方法によって正確に測定され得る。この方法は、1994年、Gebhard Schramm
による著書「流動学および流動度測定への実用的な方法(A Practical Approach
to Rheology and Rheometry)」、107頁に記載されており、その全体を引用
し本明細書に組み入れる。約0.9ml体積のサンプル液を流動計(Haake RS15
0)のプレート上に置き、35mm、4°の角度をもつ円錐を測定位置まで下げ
、毎秒約20の平衡化剪断力を約10秒間作用させ、次に2分間無負荷にし、こ
の2分間の最後に、瞬間的な剪断応力を作用させ、5分間一定に保持する(以下
「クリープ応力」と呼ぶ)。このクリープ応力は、降伏応力より低くなければな
らない。クリープ応力が作用する時間をx軸にとり、それに対してサンプルに生
ずる剪断ひずみをy軸にとったグラフを画くと、このグラフは、試験の開始時に
は剪断ひずみの瞬間的に大きな上昇が示されるであろうが、しかし若干の期間湾
曲した曲線を画いた後に、グラフは剪断ひずみが時間に比例して直線的に上昇す
ることを示すであろう。作用したクリープ応力をこの剪断ひずみ−タイム・ライ
ンから計算した勾配で割れば粘度が得られる。クリープ応力が、液体の降伏値を
下回っている限りは、その時のこの方法で測定された粘度は、ゼロ剪断粘度であ
る。本発明で有用なその他の用語は、以下に定義する。さらに、当業者に使用さ
れる用語、並びに一般的な概念は、Laurier L. Schrammによる「コロイドおよび
界面科学の言語(The Language of Colloid and Interface Science)」(米国
化学会誌)(1993年)にさらに記載されており、その全体を引用し本明細書
に組み入れる。
【0007】 本発明で使用する用語「剪断」は、機械的な剪断応力を受けたときの流体の変
形率である。単純な流体剪断においては、流体の連続する層は、互いに相対的に
移動しており、流体の一つの層の変位は、関連する層との距離に比例している。
任意の二層が互いの層から分離距離によって分けられた相対変位を「剪断」また
は「剪断ひずみ」と称する。剪断の時間につれて変化する割合を、「剪断速度」
と称する。
【0008】 流体の中で、変形を起こさせるには一定の力を作用させる必要である。流体中
および減少領域の範囲にある点の周囲の平面領域にとって、平面に平行に作用す
る単位面積あたりの変形力の成分が、「剪断応力」である。
【0009】 粘性物質の「粘度」は、粘度指数ともまた呼ばれ、物質中に作用する剪断応力
を該応力により生ずる剪断速度で割った比として定義される。高粘度物質は、低
粘性物質よりも、流動に対して、または流動を引き起こし得る力に対して、より
高い抵抗を有する。本明細書で示した全ての粘度は、特記しないがきり、毎秒約
50の剪断速度におけるものである。本明細書で記載の粘度は、制御された応力
回転式粘度測定装置、例えば、ドイツ国、カ−ルスル−エ(Karlsruhe)の Haak
e GmbH による Haake RS 150、米国、デラウェア−州、ニュ−カッスル(New Ca
stle, Delaware)の TA Instrumentsによる Carrimed CSL 500の制御された応力
流動計、および米国、ニュ−ジャ−ジ州、ピスカットアウエイ( Piscataway, N
J)の Rheometric Scientificによる Rheometric SR5 で測定することができる
【0010】 本発明は、胃腸管の上皮上に被覆マトリクスを形成するコロイド状懸濁液を包
含する粘膜付着性経口配合物に関する。本発明で使用する用語「コロイド状」は
、TiO2、SiO2および/または粘土の粒子が液相中に分散して、通常約10
ミクロン未満の粒度を有する微細に分割(粉砕および/または磨砕)した固体物
質の粒子、または少なくとも一つの寸法が約1〜1000nmを有する粒子を云
う。本発明の固体粒子の粒度は、コロイド状寸法の、約1nm〜約10ミクロン
、好ましくは1,000nmまたはそれより小さいものである。小さい粒度の使
用は、ムチンへの粒子の改善した吸着または架橋のための表面積が増大する。
【0011】 本発明で使用する用語「コロイド状懸濁液」は、本質的に固体コロイド状粒子
が異なる組成または状態の連続相、例えば水相に分散している系をいう。本発明
のコロイド状懸濁液は、胃腸管の粘膜上皮上に被覆マトリクスを形成する。本発
明のコロイド状懸濁液は、高いゼロ剪断粘度を有するべきである。本発明組成物
のゼロ剪断粘度は、少なくとも約2000パスカル秒、好ましくは約7500パ
スカル秒より大きく、より好ましくは約25,000パスカル秒より大きくすべ
きである。
【0012】 本発明で使用する用語「胃腸管」は、胃および大腸および小腸を含む口腔、咽
頭、食道、上部および下部胃腸管をいう。本発明で使用する用語「胃腸障害」は
、胃腸活性物質の経口投与により治療可能または予防可能である胃腸管の感染、
疾病またはその他の障害を包含する。そのような障害の例は、胸やけ、消化不良
、嘔気、嘔吐、胃不調、下痢、旅行者下痢、腹部の痛み/痙攣、便秘、胃炎、潰
瘍および/または胃食道の逆流疾病を含む。本発明で使用する用語「胃腸分泌液
」は、唾液、胃液、腸液、およびそれらの混合物をいう。
【0013】 本発明で使用する用語「受け入れられる薬剤」は、本発明組成物に存在する成
分がヒトまたは下等動物の経口投与に対して適合し、且つ適当であることを意味
する。本発明で使用する用語「適合し」は、薬剤組成物の各成分が互いに混じり
合っても通常の使用状態下における薬剤組成物の安全性または薬剤効力が実質的
に減少するであろう相互作用が起こらないことを意味する。
【0014】 本発明に使用する用語「粘膜付着性」または「生体付着性」は、粘膜上皮に適
用した天然または合成物質が粘膜層に付着して通常、粘膜層に新規の境界面を創
造することをいう[1988年、1月発行の( CRC Critical Reviews in The D
rug Carrier )5巻、21頁]。一般的に、粘膜付着性は、物理的または化学的
プロセスまたはその両方を経て達成することができる。この機構は、Journal of
Controlled Release、2巻(1982年)、257頁および Journal of Contr
olled Release、18巻(1992年)、249頁に記載されている。上記参考
文献は、その全体を引用し本明細書に組み入れる。本発明の「粘膜付着性」組成
物は、粘膜保持特性を有する。
【0015】 本発明で使用する用語「粘膜保持性」(または保持性)は、胃腸管を通って物
質を輸送する縦状および環状の両方の筋肉繊維収縮、即ち、ぜん動運動、に耐え
る(抵抗する)度合いを含む通常の生理学的推進機構に耐える度合いをいう。ま
た、粘膜保持性は、胃腸管における分泌液の洗浄力および溶解力に耐える組成物
の度合いをいう。本発明者らは、胃腸組織上に被覆を形成し、且つ胃腸分泌液の
剪断力およびすすぎ力に抵抗する液体配合物の傾向を測定する試験を用いた。こ
の試験は、食道粘膜上に結合し且つ保持される胃腸治療用配合物の能力を評価す
る方法に基づくものである[L.R. Fitzpatrickらの 胃腸病学(Gastroenterolog
y)、ラビット食道モデルにおけるスクラルファートおよびビスマスサブサリチ
ル酸配合物の比較( A Comparison of Sucralfate and Bismuth Subsalicylate
Formulation in Rabbit Esophageal Models)、108巻、1995年、A94
頁](この文献はその全体を引用し本明細書に組み入れる)。この方法において
、ラビットまたはラットの新鮮な収集した食道を、長さ約2cmの断片に切る。
その組織を粘膜表面が外側になるようにガラス棒で裏返す。次に、この粘膜表面
を該配合物中に浸すことができる。好ましい流動学的特性を有する配合物は、粘
膜上で広がる傾向があり、そして次に、粘着性の被覆層を形成するであろう。機
械的な力および洗浄力に対する抵抗は、胃腸分泌液中に被覆した組織を垂直に浸
して幾度も往復運動させることにより測定することができる。胃腸分泌液または
唾液中で、30回すすぎ終えてから、組織上に被覆したまま残存する配合物の量
を、配合物が粘膜保持特性を有するかどうかを測定するために有用な数であると
して測定する。これは、配合物の成分用の特定の化学的分析技術用いて測定する
ことにより、または試験前の配合物中に容易に測定できる非拡散性のコロイド状
マーカー物質を配合することにより定量できる。本発明の粘膜保持性組成物は、
模擬唾液で30回すすいだ後で、初期量の80%、好ましくは85%、より好ま
しくは90%またはそれより多量が組織になお付着する。この保持性試験に使用
する模擬唾液は、フサヤマら(Fusayama, T., Katayori, S., Nomoto, S.)の“
互いに接触する金およびアマルガムの腐食(Corrosion of gold and amalgam pl
aced in contact with each other)”(J. Dent. Res. 42、1963、1183-1197)
から適応され、mg/mlベ−スでKCl 0.4;NaCl 0.4;Na2
4 0.013;MgCl2 0.018;K2HPO4 4.2;KH2PO4 3.
2;KOH 0.19;および牛の下顎部ムチン 4.0を含む。誘発粘度比(tr
iggered viscosity ratio)の測定に使用される模擬唾液は、流動学的試験で生
ずる希釈を見込んでさらに濃縮する。それは唾液ムチンを83mg/gとする以
外では、mg/mlベ−スで上記模擬唾液の8.3倍の高濃度の成分を含む。よ
り好ましくは、胃腸障害を治療するときに、本発明組成物は模擬胃分泌液で30
回すすいだ後で、初期量の80%、好ましくは85%、より好ましくは90%ま
たはそれより多量が組織に持続的な付着性を有する。この試験で有用な模擬胃分
泌液は、米国薬局方23、1995年、Pharmacopeiel Convention, Rockville,
MD、2053頁に見られる説明書に従って作ることができ、これらはその全
体を引用し本明細書に組み入れる。
【0016】 本発明で使用する用語「糖タンパク質」は、糖質(炭水化物)基をもつタンパ
ク質を含む複合タンパク質の分類をいう。糖タンパク質は、分解すると酸化銅(I
I)のアルカリ性溶液をしばしば還元できる生成物を生ずる。糖タンパク質として
はムチン、ムコイドおよび軟骨タンパク質が挙げられる。本発明で使用する用語
「ムチン」は、唾液、胃腸分泌液に含まれるもの、および/または胃腸管の表面
に結合するものが挙げられる。ムチンは、体内で生産され、そして粘膜表面に潤
滑および保護を提供する。ムチンは、多くの多糖鎖が結合しているタンパク質主
鎖から成る。乾燥状態において、ムチン物質は70〜80重量%が糖質(炭水化
物)である。ムチンはその高分子量の故に、ムチンは長さ4−6ミクロンほどの
糸状鎖を形成し、そしてそれに吸着するコロイド状懸濁液の微粒子の橋かけに有
効であり得る。
【0017】 受け入れられる感性をもつ懸濁液を提供するために、それらを振ったり、およ
び/またはスプーン、カップまたは他の服用容器に注ぐときに、懸濁液が低粘度
であることが望ましい。このように振ったりおよび注いだりすることで、毎秒約
10〜約1,000の剪断速度が懸濁液にかかる。さらに、飲み込んだときに、
液体は毎秒約10〜約100の剪断速度を受ける。また、胃腸管に十分に広がり
、且つ被覆するためには非常に流動性のよい懸濁液であるのが重要である。
【0018】 特に、毎秒約100の一定の剪断速度を受けるときに、本発明の液体組成物は
、約1.5パスカル秒未満、好ましくは約0.75パスカル秒未満、より好まし
くは約0.5パスカル秒未満の粘度を有する。
【0019】 本発明の配合物(後に「該配合物」という)と粘膜表面、例えば胃腸管との接
触および混合により該配合物が、より高粘度のゲル様混合物への転換を誘発する
ように、本発明の固体微粒子は選択および配合されなければならない。換言すれ
ば、配合物が胃腸分泌液と混合した後に、配合物の粘度が、混合前の配合物か、
または胃腸分泌液混合物単独のいずれかの粘度より大きくなる。
【0020】 配合物の誘発された粘度比の値(「T」)は、組成物が上記のゲル化特徴を示
す度合いを測定するのに有用である。誘発粘度比を測定するための配合および手
法は、以下に述べる。
【0021】 本発明の組成物は、少なくとも約1.2、より好ましく少なくとも約1.4、
および最も好ましくは少なくとも約1.5の誘発粘度比を示すのが望ましく、こ
れらの誘発粘度は下記式により定義される:
【0022】
【数1】 T=η g ηf
【0023】 式中ηgは、ゲルの粘度および 式中ηfは、本発明の配合物の粘度を示す
【0024】 本発明で使用する用語「ゲル」は、ムチン唾液混合物と配合物との組合せから
得られる物質を表わす。本発明の誘発粘度比を測定するために、ムチン唾液混合
物は、ムチンの商業的供給物と唾液の濃縮形態とを混合することによって形成さ
れる。本発明の試験に使用するための、ムチン唾液はmg/mlベ−スでKCl
3.32;NaCl 3.32;Na2SO4 0.108;MgCl2 0.15
0;K2HPO4 34.86;KH2PO4 26.56;KOH 1.57;およ
び牛の下顎部ムチン 83を含む。牛の下顎部ムチンは、米国、ミズリ−洲、セ
ント・ルイス(St. Louis, MO)のSigma Chemical Co.から牛の下顎部ムチンタ
イプI、カタログ番号M4503として商業的に入手可能である。
【0025】 配合物の誘発粘度比は、以下の方法によって測定することができる。最初に、
配合物の粘度(ηf)は、毎秒50の剪断速度を用いた流動計で測定される。ηf の測定のために、0.9mlの配合物を Haake RS150 流動計のプレート上に置
き、温度を通常の室温の範囲、約23℃に調節し、カバーを測定システム上に使
用して試験中にサンプルから水の蒸発を防ぐ。直径35mm、4°の角度をもつ
円錐の測定システムをサンプル上に下ろして毎秒約20の平衡化剪断力を20秒
間作用させ、2分間無負荷にした休止期間の後に毎秒50の一定な剪断速度を6
5秒間作用させる。粘度ηfは、60秒時点で器機から読取られる。
【0026】 ηgの測定のために、上記に定義したムチン唾液混合物0.5mlを4.5m
lの配合物と合わせ、それらの二つを5分間穏やかに一緒に混合する。次に、温
度をヒトの通常の体温、37℃に調節する以外は、混合物をηfの測定で使用し
た同様の流動計のプレート上に載せる。ηfの測定に対するのと同一の流動計測
定プログラムを使用し、誘発粘度係数(比)を上記のようにηfおよびηgから計
算する。
【0027】沈降体積比: 本発明組成物の他の必須要件は、組成物が、約0.90より大きい、好ましく
は約0.95より大きい、より好ましくは約0.98より大きい、さらにより好
ましくは約1の沈降体積比(約48時間後)を有することである。沈降体積比は
、透明ガラス製メスシリンダーに配合物のサンプルを注意深く充填し、蒸発を防
ぐためにシリンダーにふたをして、配合物を平静に且つ大きな振動を与えずに維
持することによって測定する。少なくとも48時間後に、シリンダー中の総占有
体積(Vo)および総体積を下回る、懸濁液の成分の沈降により形成された何れ
かの沈降最終体積(Vu)を測定する[この手法は、米国、ペンシルバニア洲、
マルバ−ン市(Malvern, PA)のLea および Febiger刊行、A. Martin著 「物理
的薬剤(Physical Pharmacy)(1993年、480頁)における第18章「粗
大分散(Coarse Dispersions)」で説明される]。沈降体積比は、そういうわけ
で占有体積に対する最終体積の比(Vu/Vo)である。
【0028】構成成分: 本発明の薬剤組成物は、以下に定義する構成成分の安全および有効量を提供す
るために配合される。特に、本発明で使用する用語「安全および有効量」は、治
療状態を著しく(確実に)変えるのに、或は所望の効果を達成するのに非常に充
分であるが、健全な医療判断の範囲内で深刻な副作用を避ける(適正な効果/危
険比で)十分に少量である、微粒子成分、粘土、ガム成分、および/または胃腸
活性物質の量を意味する。安全および有効量は、治療する個々の状態または病気
、治療する患者の年齢および物理的状態、病気状態の重さ、治療の期間、現今療
法の性質、使用する粒子または活性物質薬剤の特異的な形態、粒子または活性物
質薬剤を適用するそれぞれのビヒクル(媒体)形態、および付き添う内科医およ
び当業者が通常有するの個人の知識範囲内の要因などで変わるであろう。
【0029】粘土: 粘土は、組成物の約1.5重量%〜約10重量%、好ましくは約2.5重量%
〜約6.5重量%、より好ましくは約3.5重量%〜約4.5重量%の量で存在
する。粘土は、アルミニウム、マグネシウム、カリウム、鉄のおよび他のより少
ない豊富さで存在する元素、特にアルカリおよびアルカリ土類金属の層型含水(
構造型水酸基を含む)ケイ酸塩である粘土鉱物の微細な粒子から構成される。好
ましいのは、アルミニウム、マグネシウム、および鉄のケイ酸塩である。より好
ましいのは、アルミニウムのケイ酸塩である。好ましくは、コレライナイト、サ
ポナイトおよびサファーリンのようなスメクタイト鉱物で自然界に産出する、マ
グネシウムアルミニウムケイ酸塩(またはアルミニウムマグネシウムケイ酸塩)
である。本発明で有用な精製されたマグネシウムアルミニウムケイ酸塩は、R .T
. Vanderbilt Company, Inc. により製造されるVeegumとして容易に入手可能で
ある。
【0030】 粘土はまた、石英、方解石、長石および黄鉄鉱のような粘土でない鉱物を種々
の量で含有していてもよい。本発明で有用な好ましい粘土は、水膨張可能な粘土
である。
【0031】 本発明で使用する用語「粘土」は、カオリン鉱物、例えばカオリナイト、チャ
イナクレー、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト;蛇紋石鉱物、例えばリ
ザダイト、ハロイサイト、クリソタイル、アンチゴライト、カルロスツゥラナイ
ト(carlosturanite)、アメスタイト、クロンステダイト、シャモサイト、ベル
ゼーリン(berthierine)、ガリエライト;タルク;ピロフィライト;フェリピ
ロフィライト;スメクタイト例えばモンモリロナイト、バイデライト、ノントロ
ナイト、ヘクトライト、サポナイト、ソーコナイト、メドモンタイト(medmonti
te)、ピメライト(pimelite)、ベントナイト;イライト鉱物例えばレディケー
ト(ledikete)、ブラベサイト、溶脱雲母、ハイドロ雲母、ハイドロ白雲母、含
水イライト、含水雲母、K−雲母、雲母質粘土、およびセリサイト;雲母例えば
ペグマタイト、白雲母、および金雲母;脆性の雲母例えば真珠雲母、および脆雲
母;海緑石;セラドナイト;緑泥石およびバーミキュライト例えばペンニン、ク
リノクロル、シャモサイト、ニマイト(nimite)、バイレイクロレ(baieychlor
e)、ドンバスサイト、クッカイト(cookite)、スドイト(sudoite)、フラン
クリンファーナセイト(franklinfurnaceite);パリゴルスカイトおよび海泡石
鉱物、例えばアタパルジャイト;アロフェンおよびイモゴライト(imogolite)
、混合層粘土鉱物、例えばタルク−緑泥石;およびこれらの混合物が挙げられる
が、これらに限定はしない。
【0032】 好ましい粘土は、カオリン鉱物、スメクタイト、雲母、およびこれらの混合物
からなる群から選択される。より好ましくは、ラポナイト(laponite)、ベント
ナイト、ヘクトライト、サポナイト、モンモリロナイト、およびこれらの混合物
からなる群から選択される。
【0033】 コロイド状粘土、例えばマグネシウムアルミノシリケ−ト、マグネシウムベン
トナイト、アタパルジャイト、ナトリウムベントナイトマグマなどのようないず
れかの利用可能な形態を本発明で使用するために許容できる。
【0034】 本発明で有用である粘土は、採掘されている、自然界で産出する粘土、並びに
合成粘土を包含する。粘土は、薬剤として受け入れられるものでなければならな
い。粘土および本発明で有用な粘土鉱物のより詳細な説明は以下の3つの参考文
献で見ることができ、これらのいずれもその全体を引用して本明細書に組み入れ
られる。:カ−ク・オスマ−化学大辞典(Kirk-Othmer、 Encyclopedia of Chem
ical Technology)、第4版、6巻、381−423頁;Dell, D.J.「パーソナ
ルケア製品におけるスメクタイト粘土(Smectite Clays in Personal Care Prod
ucts)」[Cosmetics & Toiletries、108巻(1993年5月)、79−85
頁]、および Theng B.K.G.、「粘土−ポリマ−複合体の生成および性質」(For
mation and Properties of Clay-Polymer Complexes)、土壌科学の発展(Devel
opments in Soil Science)、第9巻。
【0035】微粒子成分: 本発明の全体を通して、二酸化珪素成分および/または二酸化チタン成分から
なる群から選ばれた微粒子成分は、粘土の代りに置換できる。粘土および微粒子
成分の混合物も使用できる。しかし、粘土が好適である。
【0036】 二酸化珪素(シリカ): 二酸化珪素は、組成物の約2重量%〜約50重量%、好ましくは約3重量%〜
約20重量%、より好ましくは約4重量%〜約9重量%のレベルで存在する。ヒ
ュームド二酸化珪素、沈降二酸化珪素、コロイド状二酸化珪素、コアセルベート
処理物、またはゲルのような入手できる形態の任意のものが本発明で使用するの
許容できる。ヒュームド二酸化珪素は、約5重量%〜約20重量%において特に
効果的である。これらのシリカ粒子は、例えばメチルシロキサンで表面を化学的
に変性して、親水性物質への被膜の組織防御(バリヤー)特性を増強させたもの
がよい。
【0037】 二酸化チタン: 二酸化チタンは、組成物の約2重量%〜約50重量%、好ましくは約3重量%
〜約20重量%、より好ましくは約4重量%〜約9重量%のレベルで存在する。
薬剤等級形態のいずれの二酸化チタンも、これら形態のものが本発明により記載
されたムチン相互作用を達成し、本発明で規定した受け入れられる沈降体積比を
効果的に達成する限り、本発明において使用するのに許容できる。そのような形
態には、ルチル、アナタース結晶形、非晶形、および本発明の目的に受け入れら
れる他の任意の形態が挙げられる。これらの二酸化チタン粒子は、好ましくは化
学的に表面を変性して、例えばアルミナ、シリカ、または他の安定剤で変性して
、親水性物質への被覆の組織防御(バリヤー)特性を増強させたものがよい。
【0038】 二酸化チタンの製造に使用する二つの主なプロセスは、硫酸塩および塩化物で
ある。このプロセスは、処理および被覆を用いた粒子表面の改変により通常行う
。表面特性に作用するある種の添加物が二酸化チタンの改変に使用される。これ
らの添加物は例えば結晶表面にチタン酸亜鉛を形成する亜鉛塩、水性分散液中の
アルミナ被膜、シリカ被膜、およびチタニア被膜である。更に、二酸化チタンは
有機表面処理によりさらに改変することができる。有機表面処理としては、表面
活性剤、飽和および不飽和脂肪酸、オレイン酸、脱水ひまし油酸およびこれらの
化合物の誘導体、およびこれらの混合物が挙げられる。二酸化チタンの表面特性
のさらなる詳細は、H.S. Ritter著、「二酸化チタン顔料の表面特性(Surface P
roperties of Titanium Dioxide Pigment)」[顔料便覧(Pigment Handbook)
(1973)、第3巻、169−84頁、PPG工業化学部(Chemical Divisio
n PPG Industries)]において見られる。
【0039】 小さい粒度の二酸化チタンが好ましく、即ち、約1ミクロン未満の平均粒度を
有する二酸化チタンが好ましい。好ましくは約20nm〜約400nmの平均粒
度、さらにより好ましくは約50nmの平均粒度を有する非コーティング二酸化
チタンが使用される。本発明で有用な均一な球形および非コーティング二酸化チ
タンは、一次粒子の粒度が約50nmの直径を有し、N. Kallay および E. Mati
jevicによる Langmvir 1、195頁、1985年 に開示された方法を経て合成
することができ、これらはその全体を引用し本明細書に組み入れられる。
【0040】ガム成分: 本発明で使用する用語「ガム成分」は、キサンタンガム、グアーガム、イナゴ
マメガム(locust beam gum)、カラゲナン、トラガカントゴムおよびカルボマ
ーからなる群から選択される成分をいう。好ましいのはキサンタンガムである。
キサンタンガムは、R.T.Vanderbilt Corp., Norwalk, CTから「Rhodigel」とし
て入手可能である。ガム成分は、組成物の約0.01重量%〜約1重量%、好ま
しくは約0.05重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約
0.3重量%で本発明中に含むべきである。本発明の組成物は、粘土:ガム成分
比が約10:1〜約100:1の比となるように粘土およびガム成分を含有する
べきある。好ましい粘土:ガム成分比は、約12:1〜約65:1であり、より
好ましくは約35:1〜約45:1である。
【0041】胃腸活性物質: 本発明の組成物はまた、少なくとも一種の安全および有効量の経口薬理的に活
性な胃腸薬剤を含む。例えば、本発明の組成物は、組成物の約0.01重量%〜
約50重量%の胃腸活性物質を含有してよく、好ましくは組成物の約0.1重量
%〜約20重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%、およびもっと
も好ましくは約0.7重量%〜約3重量%の胃腸活性物質を含有できる。本発明
で有用な胃腸薬剤の例示には、制酸剤、抗コリン作用薬、ビスマス化合物、プロ
スタグランジン類似物、H2−受容体拮抗剤、緩下剤、胃保護剤、胃運動性薬剤
(gastrokinetic agent)およびプロキネチック薬剤(prokinetic agents)、プ
ロトンポンプ抑制剤、止瀉薬、潰瘍を引き起こす生物ヘリコバクターピロリ(He
licobacter pylori)の静菌薬剤または殺菌薬剤、局所麻酔剤、局所鎮痛薬、お
よび潰瘍および他の胃腸障害の治療用に有用なポリアニオン性物質が挙げられる
が、これらに限定されない。本発明で使用するのに好ましいのは、制酸剤、H2
−受容体拮抗剤、胃保護剤、プロトンポンプ抑制剤、止瀉薬、および潰瘍および
他の胃腸障害の治療用に有用なポリアニオン性物質である。より好ましいのは、
制酸剤、胃保護剤、および止瀉薬である。
【0042】 本発明で有用な抗コリン作用薬の例示には、アトロピン、クリジニウムおよび
ジシクロミンが挙げられるが、これらに限定しない。本発明で有用な制酸剤の例
示には、水酸化アルミニウムが挙げられるが、これに限定しない。制酸剤のその
他の例示は、21 CFR 331.11で見ることができ、引用により本発明に
組み込まれる。本発明で有用なH2−受容体拮抗剤の例示には、シメチジン、フ
ァモチジン、ニザチジンおよびラニチジンが挙げられるが、これらに限定しない
。本発明で有用なH2−受容体拮抗剤化合物は、1994年3月15日発行のSin
gerらの米国特許第5,294,433号にさらに開示されており、これらはそ
の全体を引用して本発明に組み込まれる。本発明で有用な緩下剤の例示には、ビ
サコジル、ピコスルフェート(picosulfate)、およびカサンチロール(casanth
rol)が挙げられるが、これらに限定しない。緩下剤のその他の例示は、Federal
Registry、50巻、10号、1985年1月15日、2152−2158頁で
見ることができ、引用により本発明に組み込まれる。本発明で有用な胃保護剤の
例示には、スクラルファートおよびスクラルファート湿潤ゲルが挙げられるが、
これらに限定しない。本発明で有用な胃運動性薬剤(gastrokinetic agent)お
よびプロキネチック薬剤(prokinetic agent)の例示には、シサプライド(cisa
pride)、塩酸メトクロプラミドおよびエイサプロード(eisaprode)が挙げられ
るが、これらに限定しない。本発明で有用なプロトンポンプ抑制剤の例示には、
オメプラゾールが挙げられるが、これに限定しない。本発明で有用な止瀉薬の例
示には、ジフェノキシレート、次サリチル酸ビスマス、アタパルジャイトおよび
ロペラミドが挙げられるが、これらに限定しない。本発明で有用な潰瘍を引き起
こす生物ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori)の静菌薬剤または殺菌
薬剤の例示には、アモキシシリン、メトロニダゾール、エリスロマイシンおよび
ニトロフラントインが挙げられるが、これらに限定しない。これらおよび他のH
.ピロリ(H. pylori)治療用薬剤は、1993年10月26日発行のMarshallの
米国特許第5,256,684号に記載されており、これらをその全体を引用し
て本明細書に組み入れられる。本発明で有用な局所麻酔剤の例示には、イドカイ
ンおよびベンゾカインが挙げられるが、これらに限定しない。本発明で有用な局
所鎮痛薬の例示には、メントール、アセトアミノフェン、アスピリン(アセチル
サリチル酸)を含むサリチル酸塩、イブプロフェンおよびナプロクサンが挙げら
れるが、これらに限定しない。これらは、より完全に以下に記載されている:1
988年6月7日発行のSunshineらの米国特許第4,749,720号;198
8年6月7日発行のSunshineらの米国特許第4,749,711号;1988年
6月7日発行のSunshineらの米国特許第4,749,697号;1988年11
月8日発行のSunshineらの米国特許第4,783,465号;1986年10月
28日発行のSunshineらの米国特許第4,619,934号;1985年11月
12日発行のSunshineらの米国特許第4,552,899号であり、これら全て
を引用しその全体を本明細書に組み入れる。本発明で有用な潰瘍および他の胃腸
障害の治療用に有用なポリアニオン性物質の例示には、アミロペクチン、カラゲ
ナン、硫酸塩化デキストリン、ヘキサリン酸イノシトールおよび他の同様の薬剤
が挙げられるが、これらに限定しない。
【0043】 また、いずれかの上記障害に効果的であると知られている植物の抽出物または
他の天然物質が、粘膜付着性マトリクスから与えられることができる。前述の胃
腸活性物質の各例示は、Facts and Comparisons(1998年)242−260
、291−326hおよび601−607頁に適当な投薬量と一緒にさらに記載
されており、これら全てを引用し本明細書に組み入れられる。
【0044】 ビスマス: 本発明で使用するのに好ましい胃腸薬は、ビスマスである。本発明で使用する
ビスマスの量は、ビスマス元素の重量に基づくものである。本発明において、本
発明で使用する用語「ビスマス」は、製薬的に受け入れられる塩の形態のビスマ
ス、有機または他の複合体の形態のビスマスまたはビスマス塩を包含し、これら
は活性成分、およびそれらの混合物としてビスマスを含有する。そのような有機
複合体は、2,2’−スピロビ[1,,32−ベンゾドクサビスモル](2,2'-s
pirobi[1,,32-benzodoxabismole])を含む。好ましいのは、製薬的に受け入れら
れる塩である。そのようなビスマス塩は、アルミン酸ビスマス、次炭酸ビスマス
、次クエン酸ビスマス、クエン酸ビスマス、ビスマスラニチジンシトレート複合
体(bismuth ranitidine citrate complex)、三カリウムジシトラートビスマス
酸塩(tripotassium dicitrato bismuthate)、次没食子酸ビスマス、次硝酸ビ
スマス、酒石酸ビスマス、次サリチル酸ビスマスおよびそれらの混合物が挙げら
れる。クエン酸ビスマス、ビスマスラニチジンシトレート複合体(bismuth rani
tidine citrate complex)、次クエン酸ビスマス、三カリウムジシトラートビス
マス酸塩(tripotassium dicitrato bismuthate)、酒石酸ビスマス、次サリチ
ル酸ビスマスおよびそれらの混合物は、本発明で使用するのに好ましいビスマス
塩である。本発明の組成物に使用する場合、ビスマスは組成物の約0.8重量%
〜約7重量%のビスマスを含有するのが好ましく、より好ましくは約1重量%〜
約3重量%である。
【0045】非イオン性成分: 非イオン性成分は、組成物の約0.0重量%〜約2重量%、好ましくは約0.
05重量%〜約0.5重量%のレベルで任意に存在する。本発明で有用な非イオ
ン性成分は、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アカシア、プロピレングリ
コールアルギナート、アルギン酸ナトリウムおよびデンプングリコール酸ナトリ
ウムからなる群から選択される。好ましいのは、メチルセルロースである。
【0046】任意の粘稠性助剤: 任意の粘稠性助剤は、組成物の約0.1重量%〜約50重量%、好ましくは約
1重量%〜約30重量%、より好ましくは約2重量%〜約20重量%のレベルで
存在する。これらの粘稠性助剤は、低分子量モノおよびポリオールであり、グル
コース(デキストロース)、フルクトース(リブロース)のような単糖類、スク
ロース、ラクトース、マルトース、セルビオースのような二糖類、および他の糖
類、リボース、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、イノシトール、プロ
ピレングリコール、ガラクトース、マンノース、キシロース、ラムノース、グル
タルアルデヒド、転化糖、エタノール、ハニー、マンニトール、ポリエチレング
リコール、グリセロールおよびこれらの混合物からなる群から選択され;好まし
いポリオールは、ハニー、ソルビトール、グリセリン、グリセロールおよびこれ
らの混合物からなる群から選択される。
【0047】 これらの化合物は、組成物に物理的安定性を提供するのを助ける。さらに低分
子量ポリオールのようなこれらの化合物は、粘膜上の広がりの最適な度合いを投
与後に達成するために、投与前に組成物の適当な粘稠性を提供するため好ましい
。特に、これらのポリオールは、分散液中の微粒子が、粘膜の糖タンパク質によ
り架橋するまたは吸着する速度を下げたりまたは遅らせたりするであろう。この
ことは組成物の粘度が増加するのを誘発するまえに、組成物が組織により良い広
がりおよび被覆することを可能にする。
【0048】製薬学的に受け入れられる付形剤: 本発明のコロイド状懸濁液の液相は、一般的に水である。これら組成物は、組
成物の約5重量%〜約98重量%、好ましくは約70重量%〜約95重量%の水
を含有する。
【0049】 任意に、これらの水性組成物はまた、保存剤、乳化剤、沈殿防止剤、希釈剤、
天然または人工甘味料、味覚−マスキング剤、着色剤および香味料の適当な量を
含むことにより、味がよく、感じよく見える最終製品を提供する。また、組成物
は、酸化防止剤、例えばブチル化ヒドロキシアニソールまたはブチル化ヒドロキ
シトルエン、および保存剤、例えばメチルまたはプロピルパラベンまたは安息香
酸ナトリウムもまた含み、貯蔵期間をより伸ばすことができる。抗菌薬もまた本
発明の組成物に任意に添加できる。
【0050】 さらに、本発明で任意に有用なのは、冷却剤、催唾剤、温暖剤からなる群から
選択される感覚性薬剤である。もしこれらの薬剤が存在するならば、組成物の約
0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約1重量%を含
む。適当な冷却剤は、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミドのような
パラメンタンカルボキサミド剤、メントール、3−1−メントキシプロパン−1
,2−ジオール、メントングリセロールアセタール、メンチルラクテート、およ
び環式スルホンおよびスルホキシドが挙げられるが、これらに限定しない。本発
明で有用な催唾剤は、高砂香料株式会社(Takasago Perfumery Co.,Ltd.(東京
、日本))により製造されるJambu(登録商標)が挙げられる。温暖剤は、トウ
ガラシおよびニコチン酸ベンジルのようなニコチン酸エステルが挙げられる。
【0051】 本発明の組成物はまた、好ましくは、しかし適宜(任意に)置換または非置換
の短鎖有機酸またはこれらの水溶性塩、例えばクエン酸(塩)、酒石酸(塩)、
酢酸(塩)、リンゴ酸(塩)、マレイン酸(塩)およびコハク酸(塩)の、約0
.005重量%〜約3重量%、好ましくは約0.07重量%〜約1.5重量%を
含んで、固体粒子を均一に分散させ、それによって安定性を向上させる。経口投
与形態に配合するのに使用できる製薬学的に受け入れられるキャリヤーおよび付
形剤の例は、1975年9月2日発行のRobertの米国特許第3,903,297
号に記載されており、これを引用し本発明に組み入れる。
【0052】 使用法 本発明組成物は、胃腸障害の治療および/または予防用に、安全および有効量
で経口的に投与すべきである。治療および/または予防の方法の例示は、ヒトま
たは下等動物被験体に、本発明の組成物の投与毎に約1ml〜約100ml、好
ましくは約20ml〜約50mlを経口投与することを含み得る。本発明組成物
は必要時に、しかし好ましくは一日につき30回以下、より好ましくは一日につ
き15回以下、および最も好ましくは一日につき8回以下を投与する。本発明組
成物のそのような経口投与は、粘膜およびその下にある組織を刺激または損傷を
与える作用因子から保護し、および/または炎症または損傷した組織の治癒を速
くするのを助けることができる、優れた被覆系(本発明の請求項に記載された粘
土および/または微粒子成分、およびガム成分の組合せ)を提供する。さらに、
この優れた被覆系は、胃腸活性物質の増進した放出が被覆した組織に高い効力お
よび低い副作用をもたらすことができる。
【0053】 製造方法 これらの組成物は、以下の方法により調製される: 高剪断混合器を使用して、粘土および/または微粒子成分を水中に分散させる。
続けて混合しながら、ガム成分を添加する。これらを含有した配合物に非イオン
性成分が含有される場合には、混合しながら一種以上の非イオン性成分を加える
(非イオン性成分の希釈溶液を最初に調製すると有用である)。これらを含有し
た配合物に甘味料が含有される場合には、コーンシロップまたはソルビトールの
ような甘味料をその時に添加する。これらの工程で本体の混合物が形成される。
これとは別に、水および着色剤を混ぜ合わせて、着色プレミックスを形成する。
胃腸活性物質と、香味料、付形剤、保存剤などのような他の任意成分、並びに少
量の水を一緒に混ぜ合わせることにより第二のプレミックスを調製する。本体の
混合物を混合しながら着色プレミックスを添加することにより着色した本体の混
合物をつくる。着色した本体の混合物を穏やかに混合しながら第二のプレミック
スをゆっくり添加する。水を添加して最終バッチ重量にし、均一になるまで混合
する。
【0054】 以下に実施例として、本発明の方法および使用を記載するが、これらに限定す
るものではない。 実施例
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】 実施例11: 吐き気および嘔吐をともなう下痢の男性に、実施例6に示される組成物の30
ml投与量を経口投与した。すぐに、その症状はおさまり、そして男性は再び正
常な状態になった。
【0058】 実施例12: 食事のとり過ぎにより消化不良を起こした女性に、実施例1〜8および10に
示されるいずれかの組成物の40ml投与量を経口投与した。女性の消化不良は
回復した。
【0059】 実施例13: 女性は、日常的に香辛料の入った食物を食べることで、胸やけを起こすことを
知っている。そのため、そのような食物を好き放題とる前に毎度、その女性に実
施例1〜8および10に示されるいずれかの組成物の35ml投与量を経口投与
した。そのような行動は、女性の胃腸管を被覆し、香辛料の入った食物を食べる
ことで起こる胸やけの苦しみを予防する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図(1/1)は、本発明で使用される幾つかの用語および概念を図示するため
に有用である理想的なレオグラムである。この図は、粘度の対数値に対して作用
する剪断応力の対数値をプロットしたものである。Aはゼロ剪断時の粘度を表わ
す。Bは降伏応力を表わし、そしてCは高剪断時の粘度を表わす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/36 A61K 47/36 47/38 47/38 A61P 1/00 A61P 1/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ヴィエンニュー,トッド イーレン カナダ国オンタリオ、エル5エヌ 758、 ミシソーガ、ウィンドスケール、レーン 7170 (72)発明者 メイヤー,クリストファー ロバート アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 メドー、ヒルズ、ドライブ 10030 (72)発明者 デサイ,キショークマー ジヴァンラル アメリカ合衆国オハイオ州、ウエスト、チ ェスター、ラップ、ファーム、ドライブ 8648 Fターム(参考) 4C076 AA12 BB01 CC16 DD28 EE16 EE30 EE32 EE36 FF43 4C086 AA01 HA07 MA03 MA05 MA07 MA17 MA52 NA05 ZA66 4C206 AA01 DA01 DA11 JB07 MA03 MA06 MA37 MA72 NA05 ZA66

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.安全および有効量の胃腸活性物質; b.組成物の約1.5重量%〜約10重量%の粘土;および c.キサンタンガム、グアーガム、イナゴマメガム、カラゲナン、トラガカント
    ゴムおよびカルボマーからなる群から選択される、組成物の約0.01重量%〜
    約1重量%のガム成分を含み、且つ粘土およびガム成分が、約10:1〜約10
    0:1の比率である、経口的な、経口、粘膜保持性、水性液体薬剤組成物。
  2. 【請求項2】 組成物が更にメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロ
    キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
    チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アカシ
    ア、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸ナトリウムおよびデンプング
    リコール酸ナトリウムからなる群から選択される非イオン性成分を含む、請求項
    1記載の薬剤組成物。
  3. 【請求項3】 粘土およびガム成分が、約35:1〜約65:1の比率であ
    る、請求項1記載の薬剤組成物。
  4. 【請求項4】 薬剤組成物が、少なくとも約2000パスカル秒のゼロ剪断
    粘度を有する、請求項1記載の薬剤組成物。
  5. 【請求項5】 薬剤組成物を約48時間後に測定した際に、約0.90より
    大きい沈降体積比を有する、請求項1記載の薬剤組成物。
  6. 【請求項6】 薬剤組成物が、少なくとも約1.2の誘発粘度比を有する、
    請求項1記載の薬剤組成物。
  7. 【請求項7】 組成物の約3.5重量%〜約4.5重量%の粘土を含み、且
    つ、薬剤組成物を約48時間後に測定した際に、約0.95より大きい沈降体積
    比を有する、請求項2記載の薬剤組成物。
  8. 【請求項8】 胃腸活性物質が一種以上のビスマス塩である、請求項2記載
    の薬剤組成物。
  9. 【請求項9】 組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%のガム成分を含
    む、請求項3記載の薬剤組成物。
  10. 【請求項10】 a.安全および有効量の胃腸活性物質; b.二酸化珪素および二酸化チタンからなる群から選択される、組成物の約2重
    量%〜約50重量%の微粒子成分;および c.キサンタンガム、グアーガム、イナゴマメガム、カラゲナン、トラガカント
    ゴムおよびカルボマーからなる群から選択される、組成物の約0.01重量%〜
    約1重量%のガム成分を含む、経口的な、経口、粘膜保持性、水性液体薬剤組成
    物。
  11. 【請求項11】 組成物が更にメチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
    ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピル
    メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アカ
    シア、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸ナトリウムおよびデンプン
    グリコール酸ナトリウムからなる群から選択される非イオン性成分を含む、請求
    項10記載の薬剤組成物。
  12. 【請求項12】 薬剤組成物が少なくとも約2000パスカル秒のゼロ剪断
    粘度を有する、請求項10記載の薬剤組成物。
  13. 【請求項13】 薬剤組成物が毎秒約100の一定の剪断速度を受けたとき
    に、約0.75パスカル秒未満の粘度を有する、請求項10記載の薬剤組成物。
  14. 【請求項14】 薬剤組成物が少なくとも約1.2の誘発粘度比を有する、
    請求項10記載の薬剤組成物。
  15. 【請求項15】 薬剤組成物を約48時間後に測定した際に、約0.90よ
    り大きい沈降体積比を有する、請求項10記載の薬剤組成物。
  16. 【請求項16】 組成物の約5重量%〜約20重量%の微粒子成分を含む、
    請求項11記載の薬剤組成物。
  17. 【請求項17】 組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%のガム成分を
    含む、請求項11記載の薬剤組成物。
  18. 【請求項18】 被験体に請求項1記載の組成物の有効量を、経口または経
    口的に投与することにより胃腸管を上記組成物で被覆することを含む、ヒトまた
    は下等動物被検体における胃腸障害の治療および予防方法。
  19. 【請求項19】 被験体に請求項8記載の組成物の有効量を、経口または経
    口的に投与することにより胃腸管を上記組成物で被覆することを含む、ヒトまた
    は下等動物被験体における胃腸障害の治療および予防方法。
  20. 【請求項20】 被験体に請求項10記載の組成物の有効量を、経口または
    経口的に投与することにより胃腸管を上記組成物で被覆することを含む、ヒトま
    たは下等動物被験体における胃腸障害の治療および予防方法。
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