JP2002523292A - 車両の剛体車軸装架 - Google Patents
車両の剛体車軸装架Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、車両の剛体車軸1の懸架部材2に関する。懸架部材2は、2つの連結部8a、8bによって揺動回転可能に車軸1に連結され、2つの連結部9a、9bによって揺動回転可能に車両の枠組みに連結される。懸架部材2は、長手方向および横断方向での車軸1の運動を防ぎ、安定化効果を与える。懸架部材は、少なくとも1つの別体の連結装置10によって一体に保持されるよう設計された2つの別体の伸長部材7a、7bで構成される。
Description
【0001】 (発明の観点および技術の現状) 本発明は、請求項1の前段部分に記載された車両の剛体車軸用の懸架部材に関
するものである。
するものである。
【0002】 従来の車軸は、通常、車両の長手方向に延在する上下反作用ロッドと、横断方
向反作用ロッドとによって車両に懸架される。このような反作用ロッドは、それ
ぞれ、車軸に揺動回転可能(支持点を中心として回転可能)に連結される第1端
部、および車両の枠組みに揺動回転可能に連結される第2端部を有する。反作用
ロッドは、車両の枠組みに対する長手方向および横断方向での車軸の運動を防ぐ
ように設計される。車軸ばね装置が空気圧ばね装置から成る場合、車軸と車両枠
組みとの間にスタビライザ(安定化装置)も配設される。
向反作用ロッドとによって車両に懸架される。このような反作用ロッドは、それ
ぞれ、車軸に揺動回転可能(支持点を中心として回転可能)に連結される第1端
部、および車両の枠組みに揺動回転可能に連結される第2端部を有する。反作用
ロッドは、車両の枠組みに対する長手方向および横断方向での車軸の運動を防ぐ
ように設計される。車軸ばね装置が空気圧ばね装置から成る場合、車軸と車両枠
組みとの間にスタビライザ(安定化装置)も配設される。
【0003】 DE−19521874は、車両の剛体車軸の懸架部材に言及している。その
懸架部材は、2つの連結部で車軸に揺動回転可能に連結されるとともに、2つの
連結部で車両枠組みに揺動回転可能に連結されている。その懸架部材は、車両枠
組みに対する長手方向および横断方向での車軸運動を防いで安定化効果を与える
ように設計されている。斯様な懸架部材によれば、従来の剛体車軸懸架装置の横
断方向反作用ロッド(リアクションロッド)を、スタビライザと同様に、無くす
ことができる。その懸架部材は、単一部片として作られているが、そのような構
成は製造経費を高くする。
懸架部材は、2つの連結部で車軸に揺動回転可能に連結されるとともに、2つの
連結部で車両枠組みに揺動回転可能に連結されている。その懸架部材は、車両枠
組みに対する長手方向および横断方向での車軸運動を防いで安定化効果を与える
ように設計されている。斯様な懸架部材によれば、従来の剛体車軸懸架装置の横
断方向反作用ロッド(リアクションロッド)を、スタビライザと同様に、無くす
ことができる。その懸架部材は、単一部片として作られているが、そのような構
成は製造経費を高くする。
【0004】 (発明の概要) 本発明の目的は、序文で言及した懸架部材、すなわち、従来の車軸懸架装置の
横断方向反作用ロッドとスタビライザに取って代わることができ、同時に低コス
トで製造することのできる懸架部材を提供することである。
横断方向反作用ロッドとスタビライザに取って代わることができ、同時に低コス
トで製造することのできる懸架部材を提供することである。
【0005】 この目的は、序文で言及した懸架部材、すなわち、少なくとも1つの別体連結
装置によって一体に保持された2つの別体伸長部材で構成された懸架部材によっ
て達成される。本来的に単純な2つの別体伸長部材が、同様にそれ自体本来的に
単純な構造である別体連結装置によって互いに結合されて構成された懸架部材に
より、前述した種類の懸架部材を低コストで製造することができる。
装置によって一体に保持された2つの別体伸長部材で構成された懸架部材によっ
て達成される。本来的に単純な2つの別体伸長部材が、同様にそれ自体本来的に
単純な構造である別体連結装置によって互いに結合されて構成された懸架部材に
より、前述した種類の懸架部材を低コストで製造することができる。
【0006】 本発明の好適実施形態によると、伸長部材が、装着状態で互いに交差するよう
配向される。つまり、伸長部材は、車両に対してほぼ対角線をなす。伸長部材は
、その長手方向において剛体であり、連結装置によって互いに保持されているの
で、懸架部材の存在面で剛体要素を形成し、それによって長手方向および横断方
向での車軸の運動を効果的に防止する。伸長部材は、その実質的に中間に位置す
る領域で交差することが好ましい。このことは、車軸および枠組み(すなわち、
車両の2つのフレーム・サイド部材)に対する伸長部材の連結が、車軸に作用す
る力をほぼ対称的な方法で吸収できることを意味する。連結装置は、交差領域に
おいて伸長部材同士を互いに連結するように設計するのが好ましい。前記交差領
域に連結装置を配置するのは非常に有利である。その理由は、伸長部材同士が実
質的にその箇所で互いに接触するからであり、その属性として、伸長部材間の距
離に跨がって架橋する構造を連結装置に組み込む必要がなく、したがって単純な
構造にすることができる。このような連結装置は、最も単純な形態では、交差領
域で2つの伸長部材を貫通して設けた穴を通るボルトであってよい。
配向される。つまり、伸長部材は、車両に対してほぼ対角線をなす。伸長部材は
、その長手方向において剛体であり、連結装置によって互いに保持されているの
で、懸架部材の存在面で剛体要素を形成し、それによって長手方向および横断方
向での車軸の運動を効果的に防止する。伸長部材は、その実質的に中間に位置す
る領域で交差することが好ましい。このことは、車軸および枠組み(すなわち、
車両の2つのフレーム・サイド部材)に対する伸長部材の連結が、車軸に作用す
る力をほぼ対称的な方法で吸収できることを意味する。連結装置は、交差領域に
おいて伸長部材同士を互いに連結するように設計するのが好ましい。前記交差領
域に連結装置を配置するのは非常に有利である。その理由は、伸長部材同士が実
質的にその箇所で互いに接触するからであり、その属性として、伸長部材間の距
離に跨がって架橋する構造を連結装置に組み込む必要がなく、したがって単純な
構造にすることができる。このような連結装置は、最も単純な形態では、交差領
域で2つの伸長部材を貫通して設けた穴を通るボルトであってよい。
【0007】 別の好適実施形態によると、伸長部材は、垂直方向で弾発性があるように設計
される。このような垂直方向での弾発性は、車両枠組みに対する車軸の安定化効
果を有する懸架部材の達成を可能にする。このような伸長部材の好適形態は、従
来の板ばねである。従来の板ばねは、その長手方向で実質的に剛体であり、通常
、第1の横断方向でも実質的に剛体であるような厚さを呈する。それにもかかわ
らず、斯かる伸長部材は第1の横断方向にほぼ直角である第2の横断方向、すな
わち垂直方向で実質的に小さな厚さを呈し、それによって第2の横断方向で弾発
性を有する。垂直方向での板ばねの厚さは、板ばねの中央部分で最大であるのが
有効である。これによって、懸架部材に主たる剛体中央部分が与えられ、それに
よって前記連結装置は、その保持性能に悪影響を与えるようなばね運動を受けな
い。板ばねの厚さは、中央部分から端部まで連続的に減少してよい。かくして、
板ばねの垂直方向厚さは、端部で最小となり、ばね運動は、端部と、車軸および
車両の枠組みとの揺動回転可能な連結部で最大になる。したがって、ほぼ放物線
状の経路に沿って中央部分から端部まで減少する垂直方向厚さを有する従来の板
ばねを使用することができる。このような板ばねは、大量に製造され、有利な価
格で購入できる。
される。このような垂直方向での弾発性は、車両枠組みに対する車軸の安定化効
果を有する懸架部材の達成を可能にする。このような伸長部材の好適形態は、従
来の板ばねである。従来の板ばねは、その長手方向で実質的に剛体であり、通常
、第1の横断方向でも実質的に剛体であるような厚さを呈する。それにもかかわ
らず、斯かる伸長部材は第1の横断方向にほぼ直角である第2の横断方向、すな
わち垂直方向で実質的に小さな厚さを呈し、それによって第2の横断方向で弾発
性を有する。垂直方向での板ばねの厚さは、板ばねの中央部分で最大であるのが
有効である。これによって、懸架部材に主たる剛体中央部分が与えられ、それに
よって前記連結装置は、その保持性能に悪影響を与えるようなばね運動を受けな
い。板ばねの厚さは、中央部分から端部まで連続的に減少してよい。かくして、
板ばねの垂直方向厚さは、端部で最小となり、ばね運動は、端部と、車軸および
車両の枠組みとの揺動回転可能な連結部で最大になる。したがって、ほぼ放物線
状の経路に沿って中央部分から端部まで減少する垂直方向厚さを有する従来の板
ばねを使用することができる。このような板ばねは、大量に製造され、有利な価
格で購入できる。
【0008】 本発明の別の好適実施形態によれば、連結装置は、連結点で伸長部材の周囲に
延在する閉構造を形成するような設計になされる。これによって、伸長部材間に
極めて確実な連結部の達成が可能になり、したがって互いに側方へ動くという危
険がない。このような連結装置は、実質的に垂直に配向された少なくとも2つの
締め付け部材によって互いに連結可能な上部装置と下部装置を含むことができる
。これら上部および下部装置は、平坦形状でよく、その場合、平坦形状の上部装
置は、最上位の伸長部材の頂面に当接し、平坦形状の下部装置は、最下位の伸長
部材の下側に当接する。これら平坦形状の装置には、貫通ボルトを受け入れるよ
うに設計された穴を設けることができ、それによって貫通ボルトを締め付けると
、伸長部材を互いに確実に保持する十分な把持力が得られるまで、前記平坦形状
の装置が互いに強制接近せしめられる。
延在する閉構造を形成するような設計になされる。これによって、伸長部材間に
極めて確実な連結部の達成が可能になり、したがって互いに側方へ動くという危
険がない。このような連結装置は、実質的に垂直に配向された少なくとも2つの
締め付け部材によって互いに連結可能な上部装置と下部装置を含むことができる
。これら上部および下部装置は、平坦形状でよく、その場合、平坦形状の上部装
置は、最上位の伸長部材の頂面に当接し、平坦形状の下部装置は、最下位の伸長
部材の下側に当接する。これら平坦形状の装置には、貫通ボルトを受け入れるよ
うに設計された穴を設けることができ、それによって貫通ボルトを締め付けると
、伸長部材を互いに確実に保持する十分な把持力が得られるまで、前記平坦形状
の装置が互いに強制接近せしめられる。
【0009】 以下、本発明の好適実施形態について、添付図面を引用して説明する。
【0010】 (本発明の好適実施形態の説明) 図1は、車両の剛体車軸1を示している。車軸1は、本発明による懸架部材2
を含む懸架構成体によって懸架される。懸架部材2は、通常は剛体車軸1用の従
来の懸架構成体にある長手方向上部反作用ロッドおよび横断方向反作用ロッドに
置き換えられるものである。車軸1の懸架構成体は、空気圧ばね装置3を具備す
るが、この空気圧ばね装置3は、従来の懸架構成体の場合、スタビライザを必要
とする。これは、空気圧ばね装置3が、例えば板ばねが働くような態様では、車
軸1に安定化効果を与えないからである。かくして、本発明の懸架部材2は、ス
タビライザを省略できる。しかし、懸架構成体は、懸架部材2のみならず、2つ
の長手方向下部反作用ロッド4も具備する。これらの長手方向反作用ロッド4は
、それぞれ、車両枠組み(すなわち、車両の側部枠部材6の各々)から下方に伸
長する締着装置5によって車両枠組みに揺動回転可能に連結された第1端部と、
車軸1に揺動回転可能に連結された第2端部とを有する。下部反作用ロッド4は
、各側部枠部材6の下位にほぼ垂直に配置され、後者に対して概ね平行に延在す
る。懸架部材2は、2本の同等の棒形部材の形態を有する2本の伸長部材を含む
。この伸長部材は、垂直方向で弾性を有し、従来の長手方向上部反作用ロッドが
通常配置される位置に概略一致するように配置された板ばね7a、7bである。
板ばね7a、7bは、互いに交差するように配向され、連結部8a、8bによっ
て車軸1に揺動回転可能に連結される第1端部と、第2連結部9a、bによって
車両の側部枠部材6に揺動回転可能に連結された第2端部とを有する。板ばね7
a、7bは、それらの端部間の実質的に中央に位置する部分で交差する。連結装
置10は、交差する領域で板ばね7a、7bを一体に保持するように構成されて
いる。
を含む懸架構成体によって懸架される。懸架部材2は、通常は剛体車軸1用の従
来の懸架構成体にある長手方向上部反作用ロッドおよび横断方向反作用ロッドに
置き換えられるものである。車軸1の懸架構成体は、空気圧ばね装置3を具備す
るが、この空気圧ばね装置3は、従来の懸架構成体の場合、スタビライザを必要
とする。これは、空気圧ばね装置3が、例えば板ばねが働くような態様では、車
軸1に安定化効果を与えないからである。かくして、本発明の懸架部材2は、ス
タビライザを省略できる。しかし、懸架構成体は、懸架部材2のみならず、2つ
の長手方向下部反作用ロッド4も具備する。これらの長手方向反作用ロッド4は
、それぞれ、車両枠組み(すなわち、車両の側部枠部材6の各々)から下方に伸
長する締着装置5によって車両枠組みに揺動回転可能に連結された第1端部と、
車軸1に揺動回転可能に連結された第2端部とを有する。下部反作用ロッド4は
、各側部枠部材6の下位にほぼ垂直に配置され、後者に対して概ね平行に延在す
る。懸架部材2は、2本の同等の棒形部材の形態を有する2本の伸長部材を含む
。この伸長部材は、垂直方向で弾性を有し、従来の長手方向上部反作用ロッドが
通常配置される位置に概略一致するように配置された板ばね7a、7bである。
板ばね7a、7bは、互いに交差するように配向され、連結部8a、8bによっ
て車軸1に揺動回転可能に連結される第1端部と、第2連結部9a、bによって
車両の側部枠部材6に揺動回転可能に連結された第2端部とを有する。板ばね7
a、7bは、それらの端部間の実質的に中央に位置する部分で交差する。連結装
置10は、交差する領域で板ばね7a、7bを一体に保持するように構成されて
いる。
【0011】 図2は、懸架部材2の詳細構成を示す。これは、2つの同等の棒形伸長部材ま
たは板ばね7a、7bから成り、この板ばね7a、7bは連結装置10によって
その中央部分で一体に保持される。垂直方向での板ばね7a、7bの厚さは、そ
の中央部分で最大である。したがって、板ばねは、連結装置10の領域で実質的
に剛体であり、その箇所ではばね能力をほとんど示さない。板ばね7a、7bの
厚さは、その中央部分から端部まで事実上連続的に減少する。したがって、板ば
ね7a、7bの弾発性運動は、主に板ばね7a、7bの端部で発生する。板ばね
7a、7bは、長手方向で実質的に剛構造体であり、水平横断方向においても、
実質的に剛体であるような厚さになされている。したがって、板ばね7a、7b
および連結装置10で構成される懸架部材2は、車両の長手方向および横断方向
における車軸1の水平移動を効果的に防止する。しかし、懸架部材2が車軸1の
垂直方向運動を妨げることはなく、車軸に対する懸架部材2の連結部8a、8b
が相互間で弾発的に抑制されることによって、懸架部材2が車軸1に安定化効果
を与える。
たは板ばね7a、7bから成り、この板ばね7a、7bは連結装置10によって
その中央部分で一体に保持される。垂直方向での板ばね7a、7bの厚さは、そ
の中央部分で最大である。したがって、板ばねは、連結装置10の領域で実質的
に剛体であり、その箇所ではばね能力をほとんど示さない。板ばね7a、7bの
厚さは、その中央部分から端部まで事実上連続的に減少する。したがって、板ば
ね7a、7bの弾発性運動は、主に板ばね7a、7bの端部で発生する。板ばね
7a、7bは、長手方向で実質的に剛構造体であり、水平横断方向においても、
実質的に剛体であるような厚さになされている。したがって、板ばね7a、7b
および連結装置10で構成される懸架部材2は、車両の長手方向および横断方向
における車軸1の水平移動を効果的に防止する。しかし、懸架部材2が車軸1の
垂直方向運動を妨げることはなく、車軸に対する懸架部材2の連結部8a、8b
が相互間で弾発的に抑制されることによって、懸架部材2が車軸1に安定化効果
を与える。
【0012】 連結装置10は、板ばね7a、7bの交差領域に配置され、平坦形状の上部装
置11および平坦形状の下部装置12を有する。平坦形状の上部装置11は、上
板ばね7aの頂面に配置され、平坦形状の下部装置12は、下板ばね7bの下側
に配置される。平坦形状の上部装置11、下部装置12は、それぞれ、垂直方向
に延在する2本のボルト13、14を受け入れる2つの対応穴を有し、平坦形状
の上部装置11、下部装置12が板ばね7a、7bに対して把持できるように、
平坦形状の下部装置12の穴にはねじを設けることが好ましい。連結装置10は
、単純であるが確実かつ安定した板ばね7a、7bの連結部を提供する。
置11および平坦形状の下部装置12を有する。平坦形状の上部装置11は、上
板ばね7aの頂面に配置され、平坦形状の下部装置12は、下板ばね7bの下側
に配置される。平坦形状の上部装置11、下部装置12は、それぞれ、垂直方向
に延在する2本のボルト13、14を受け入れる2つの対応穴を有し、平坦形状
の上部装置11、下部装置12が板ばね7a、7bに対して把持できるように、
平坦形状の下部装置12の穴にはねじを設けることが好ましい。連結装置10は
、単純であるが確実かつ安定した板ばね7a、7bの連結部を提供する。
【0013】 懸架部材2の利点は、主に、単純な連結装置10によって互いに容易に連結で
きる比較的廉価な2つの板ばね7a、7bで形作できることである。したがって
、懸架部材2は、低コストで生産できる。
きる比較的廉価な2つの板ばね7a、7bで形作できることである。したがって
、懸架部材2は、低コストで生産できる。
【0014】 本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で自由
に変更可能である。例えば、前記別体の伸長部材は、互いに平行に配置してもよ
い。その場合、平行配置した伸長部材を、例えば2つの横断連結装置で連結でき
る。
に変更可能である。例えば、前記別体の伸長部材は、互いに平行に配置してもよ
い。その場合、平行配置した伸長部材を、例えば2つの横断連結装置で連結でき
る。
【図1】 本発明による懸架部材によって車軸が懸架されて成る車両の剛体車軸の上面図
。
。
【図2】 本発明による懸架部材の斜視図。
Claims (10)
- 【請求項1】 車両の剛体車軸(1)の懸架部材(2)が、2つの第1連結
部(8a、8b)によって揺動回転可能に車軸(1)に連結され、2つの第2連
結部(9a、9b)によって揺動回転可能に車両の枠組み(6)に連結され、そ
れによって懸架部材(2)が、長手方向および横断方向での車軸(1)の運動を
防止して安定化効果を与えるようになされており、懸架部材(2)が少なくとも
1つの別体連結装置(10)によって一体に保持されるようになされた2つの別
体伸長部材(7a、7b)で構成されていることを特徴とする車両の剛体車軸懸
架部材。 - 【請求項2】 前記伸長部材(7a、7b)が、互いに交差するように配向
されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の剛体車軸懸架部材。 - 【請求項3】 前記伸長部材(7a、7b)が、それらの実質的に中央に位
置する部分で交差していることを特徴とする請求項2に記載の車両の剛体車軸懸
架部材。 - 【請求項4】 伸長部材(7a、7b)を、それらの交差する領域で互いに
連結するように、連結装置(10)が構成されていることを特徴とする請求項2
または3に記載の車両の剛体車軸懸架部材。 - 【請求項5】 前記伸長部材(7a、7b)が、垂直方向で弾発性を有する
ように成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項
に記載の車両の剛体車軸懸架部材。 - 【請求項6】 前記伸長部材が板ばね(7a、7b)を含むことを特徴とす
る請求項5に記載の車両の剛体車軸懸架部材。 - 【請求項7】 前記板ばね(7a、7b)の垂直方向厚さが、板ばね(7a
、7b)の中央部分で最大であることを特徴とする請求項6に記載の車両の剛体
車軸懸架部材。 - 【請求項8】 板ばね(7a、7b)の厚さが、前記中央部分から端部まで
実質的に連続して減少することを特徴とする請求項7に記載の車両の剛体車軸懸
架部材。 - 【請求項9】 連結装置(10)が、伸長部材(7a、7b)の周囲に延在
するように成されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか
一項に記載の車両の剛体車軸懸架部材。 - 【請求項10】 連結装置(10)が、実質的に垂直に配向された少なくと
も2つの締め付け部材(13、14)によって互いに連結可能な上部(11)お
よび下部(12)平坦形状装置を含むことを特徴とする請求項9に記載の車両の
剛体車軸懸架部材。
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