JP2006273094A - ブラケット - Google Patents

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郁男 沼▲崎▼
Yumi Nakajima
由美 中島
Yuji Minagawa
祐二 皆川
Yoshimi Takahashi
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Abstract

【課題】 エアスプリングを採用する車両において、リジットアクスルに対して確実且つ容易に取り付けることができると共に、Vロッドを取り付けることが可能なブラケットの提供を目的とする。
【解決手段】 Vロッド取付用ブラケット11は、リジットアクスル4とVロッド10の頂点部10aとを連結し、平板部60と、ロッド支持部61と、を備える。平板部60は、リジットアクスル4の上面部4aに接する下面部を有し、リジットアクスル4の下方から跨ぐUボルト68を用いることよりリジットアクスル4の上面部4aに固定される。ロッド支持部61は、平板部60の端部から下方に向かって延びVロッド10の頂点部10aが連結される。Vロッド10は、ロッド支持部61にVロッド10の頂点部10aが連結された状態で、複数のロッドの中で最も低い位置に配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のエアサスペンション構造に用いるブラケットに関する。
積荷を後方に積載する貨物車(以下、トラックと称す)及びバスなどの大型車両では、走行安定性の向上及び積荷保護の観点から、サイドフレームとリジットアクスルとが交差する位置に左右一対のエアスプリングの採用が増加傾向にある。
このエアスプリングとVロッドとをリジットアクスルに対して固定する従来のブラケットとして、特許文献1に記載のブラケットがある。
特許文献1のブラケットは、略コ字形断面を有し、一方の立上り部がVロッドの頂点部位である他端に連結されると共に、他方の立上り部がリジットアクスルの車幅方向の略中央の位置で固定されている。
上記ブラケットによれば、サイドフレームに対するリジットアクスルの車幅方向の移動を規制することができる。
特開2003−291619号公報
特許文献1のブラケットは、その他方の立上り部がリジットアクスルの前側面に対して溶接等により接合されている。すなわち、リジットアクスルの車幅方向の移動を規制するVロッドからの荷重は、ブラケットを介してリジットアクスルの前側面、即ち、リジットアクスルとブラケットとの接合部分に対して集中的に伝達される。このため、過度な車幅方向の荷重がVロッドから入力された場合には、例えば、ブラケットの変形などにより、リジットアクスルとVロッドとの連結剛性が確保されない恐れがある。また、溶接による接合では、その取付作業が煩雑となってしまう。
そこで、本発明は、エアスプリングを採用する車両において、リジットアクスルに対して確実且つ容易に取り付けることができると共に、Vロッドを取り付けることが可能なブラケットの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るブラケットは、サイドフレームとリジットアクスルのスプリングシートとの間にエアスプリングを有し、リジットアクスルは、Vロッドを含む複数のロッドによって車体側に係止され、Vロッドは、リジットアクスル側に連結される中央の頂点部と頂点部から相反する方向に広がって延びサイドフレーム側に連結される一対の連結端部とを有しサイドフレームに対するリジットアクスルの車幅方向の位置規制を行う車両下部構造において、リジットアクスルとVロッドの頂点部とを連結し、平板部と、ロッド支持部と、を備える。平板部は、リジットアクスルの上面に接する下面を有し、リジットアクスルの下方から跨ぐ締結部材によってリジットアクスルの上面に固定される。ロッド支持部は、平板部のうちVロッドが配置される側の端部から下方に向かって延びVロッドの頂点部が連結される。Vロッドは、ロッド支持部にVロッドの頂点部が連結された状態で、複数のロッドの中で最も低い位置に配置される。
上記構成では、ブラケットは、その平板部がリジットアクスルの下方から跨ぐ締結部材によってリジットアクスルに対して固定されると共に、そのロッド支持部がVロッドの頂点部に連結される。すなわち、ブラケットの平板部は、その下面とリジットアクスルの上面とが接した状態で、リジットアクスルの下方から跨ぐ締結部材によってリジットアクスルに締結固定されるため、リジットアクスルの車幅方向の移動を規制するVロッドからの荷重が、ブラケットと締結部材とによって、リジットアクスルの全体にわたって良好に伝達される。従って、リジットアクスルとVロッドとの連結剛性を十分に確保することができる。
また、ブラケットとリジットアクスルとの固定は、リジットアクスルの下方から跨ぐ締結部材によって行われるため、締結部材を締め付けるという極めて簡単な作業で、リジットアクスルに対してブラケットを取り付けることが可能となる。
上記構成では、Vロッドは、その頂点部が平板部の端部から下方に向かって延びるロッド支持部に連結されると共に、その頂点部がロッド支持部に連結された状態で、複数のロッドの中で最も低い位置で配置される。従って、サイドフレームとリジットアクスルとにより区画形成された領域にはVロッドが配設されることがないため、この領域に車両下部に配置される大型の装置、例えば、エンジン等を配置することができ、他の装置や部品の配置上の制約を緩和することができ、レイアウト上の自由度が増す。
また、ブラケットは、リジットアクスルに形成された孔部と、ブラケットの平板部の下面から突出し孔部に挿入される突起部と、を備えてもよく、孔部に突起部を挿入することによって、ブラケットの平板部がリジットアクスルに対して位置決めされてもよい。
上記構成では、サイドフレームに対してリジットアクスルを組み付ける際、リジットアクスルの孔部にブラケットの突起部を挿入させることによって、容易にリジットアクスルの車両前後方向及び車幅方向の位置決めを行うことが可能となる。従って、極めて簡単な作業で、サイドフレームに対してリジットアクスルを適正な位置に取り付けることができる。
本発明によれば、簡単な構成によって、ブラケットをリジットアクスルに対して確実且つ容易に取り付けることができると共に、Vロッドを容易に取り付けることができる。また、サイドフレームとリジットアクスルとにより区画形成された領域を他の部品の配置スペースとして有効に活用することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係るエアサスペンション構造を採用するトラックの要部拡大斜視図、図2はサイドフレーム、エアスプリング、アッパーロッド取付用ブラケット及びリジットアクスルの組付構造を示す分解斜視図、図3はアッパーロッド取付用ブラケットの斜視図、図4はサイドフレーム、エアスプリング、アッパーロッド取付用ブラケット及びリジットアクスルの組付状態を示す斜視図、図5はVロッド取付用ブラケットとリジットアクスルとの組付構造を示す分解斜視図、図6は従来のリーフ式サスペンション構造の分解斜視図である。なお、図中FRは車両前方を、UPは車両上方をそれぞれ示している。また、以下の説明における左右方向は、車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1〜図5に示すように、本実施形態に係る車両1(例えば、トラック)は、フロントにエンジン50が搭載された車両であり、フロントサスペンションとしてエアサスペンション構造2を備えている。このエアサスペンション構造2は、車幅方向両側で車両前後方向に延設されたサイドフレーム3と、サイドフレーム3の下方で車幅方向に沿って配設されたリジットアクスル4と、エアスプリング5と、アッパーロッド6と、スプリングシート7と、アッパーロッド取付用ブラケット8と、クロスメンバ9と、Vロッド10と、Vロッド取付用ブラケット(ブラケット)11とを有する。
サイドフレーム3は、略C形断面を有し、その内側面が車幅方向内側に向けて配設されている。サイドフレーム3の下面部の所定位置には、エアスプリング5を取り付けるためのボルト挿通用孔15と後述するアッパーロッド取付用部材21を取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)とがそれぞれ形成されている。また、サイドフレーム3の側面部の所定位置には、クロスメンバ9を取り付けるためのボルト挿通用孔16が形成されている。アッパーロッド取付用部材21は、略C形断面を有し、サイドフレーム3の下面部に対して取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)と、後述するアッパーロッド6の一端部6aを取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)とが上面部と両側面部とのそれぞれに形成されている。アッパーロッド取付用部材21は、その上面部とサイドフレーム3の下面部とを当接させた状態で、それぞれに形成されるボルト挿通用孔にボルト17を下方から挿通し、ナット18を蝶合して締め込むことにより、その内側面が下方となる向きでサイドフレーム3に対して固定される。
リジットアクスル4は、略レール状断面を有する逆ハット形状からなり、その両端にはそれぞれ前輪20が軸支されている。また、リジットアクスル4の上面部4aの車幅方向の略中央には、貫通しない略円形状の孔部22が形成されている。この孔部22は、後述するVロッド取付用ブラケット11に形成される突起部64と嵌合する。
エアスプリング5は、サイドフレーム3とリジットアクスル4との交差する位置で且つこれらの間に配置され、エアスプリング本体5aと、サイドフレーム取付用ボルト23と、取付座24と、リジットアクスル取付用ボルト25とを有する。エアスプリング本体5aは、略円柱形状からなり、その内部には、圧縮空気の給排をレベリングバルブ(図示省略)等で行うことにより支持荷重の調整が可能で且つ、上下方向の振動を吸収するベローズ(図示省略)等を有する。サイドフレーム取付用ボルト23は、エアスプリング本体5aの上端面の略中央の位置から上方に向けて突出する。エアスプリング5は、そのサイドフレーム取付用ボルト23をサイドフレーム3に形成されたボルト挿通用孔に対して下方から挿通し、ナット26を締め込むことにより、サイドフレーム3に締結固定される。これにより、エアスプリング5は、車両前後方向に配設されたサイドフレーム3の略真下に配置されるため、このエアスプリング5によって、サイドフレーム3を含めたサイドフレーム3上方の重量及び上下方向の振動が効率良く吸収される。取付座24は、エアスプリング本体5aの下方に設けられ、エアスプリング本体5aの直径寸法と略同一の略円盤板形状を有する。リジットアクスル取付用ボルト25は、取付座24の下面部から下方に向けて複数(本実施形態では、4本)突出する。エアスプリング5は、後述するアッパーロッド取付用ブラケット8とスプリングシート7とのそれぞれに形成されたボルト挿通用孔45とボルト挿通用孔32とに、エアスプリング5のリジットアクスル取付用ボルト25を上方から挿通し、スプリングシート7の下方の位置でナット28を締め込むことにより、リジットアクスル4に対して固定される。
アッパーロッド6は、略棒形状からなり、一端部6aと他端部6bとを有する。一端部6aには、ボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。一端部6aは、アッパーロッド取付用部材21の両側面部の間に設けられ、この両側面部と一端部6aとのそれぞれに形成されたボルト挿通用孔にボルト29を挿通し、ナット30を締め込むことによって回動自在に支持される。他端部6bには、ボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。この他端部6bは、後述するアッパーロッド取付用ブラケット8によって回動自在に支持される。
スプリングシート7は、リジットアクスル4の上面部4aの車両前後方向の幅よりも大きな略矩形板形状からなり、サイドフレーム3とリジットアクスル4との交差する位置で、リジットアクスル4の上面部4aに溶接等により接合されている。このスプリングシート7は、孔部31とボルト挿通用孔32とを有する。孔部31は、スプリングシート7の略中央の位置で略円形状に形成され、後述するアッパーロッド取付用ブラケット8の突起部44と嵌合する。ボルト挿通用孔32は、スプリングシート7の所定位置に複数(本実施形態では、4箇所)形成されている。
アッパーロッド取付用ブラケット8は、平板部40と、ロッド支持部41と、突起部44とを有し、これらは一体的に形成されている。平板部40は、上面部40aと下面部40bとを有する略矩形板形状からなり、所定位置にはボルト挿通用孔45が複数(本実施形態では、4箇所)形成されている。ロッド支持部41は、立上り部42と、アッパーロッド連結部43とを有する。立上り部42は、平板部40の車両前方の一端から上方へ向けて略鉛直に屈曲して延び、略矩形板形状を有する。アッパーロッド連結部43は、略C形断面を有し、その内側面が上方となる向きで立上り部42の車両前方側の面に対して、溶接等により接合されている。また、アッパーロッド連結部43の両側面部には、アッパーロッド6を取り付けるためのボルト挿通用孔46が形成されている。突起部44は、略円柱形状からなり、平板部40の下面部40bの略中央の位置から突出する。この突起部44は、スプリングシート7に形成された孔部31と嵌合する。このアッパーロッド取付用ブラケット8の突起部44をスプリングシート7の孔部22に挿入させることにより、スプリングシート7に対するアッパーロッド取付用ブラケット8の位置決めを容易に行うことができる。
アッパーロッド取付用ブラケット8の平板部40は、その突起部44とスプリングシート7の孔部31とを嵌合させた状態で、アッパーロッド6を取り付けるためのブラケット8とスプリングシート7とのそれぞれに形成されたボルト挿通用孔45とボルト挿通用孔32とのそれぞれに、エアスプリング5に形成されたリジットアクスル取付用ボルト25を上方から挿通し、スプリングシート7の下方からナット28を締め込むことにより、エアスプリング5の取付座24とスプリングシート7との間で締め付けられる。これにより、アッパーロッド取付用ブラケット8は、リジットアクスルに対して固定される。
アッパーロッド6の他端部6bは、アッパーロッド連結部43の両側面部の間に設けられ、この両側面部に形成されたアッパーロッド取付用ボルト挿通用孔46と他端6bとに形成されたボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト47を挿通し、ナット48を締め込むことにより回動自在に支持される。
アッパーロッド6は、車幅方向両側でサイドフレーム3に沿って配置されるため、このアッパーロッド6によって、リジットアクスル4の車両前後方向の移動が効果的に規制される。
なお、アッパーロッド取付用ブラケット8の突起部44を略円柱形状に形成すると共に、スプリングシート7の孔部31をこの突起部44に嵌合する形状としたが、これに限られず、突起部44に切欠部を設けると共に、孔部31をこの突起部44と嵌合する形状にしてもよい。これにより、突起部44と孔部31とを嵌合させた状態では、アッパーロッド取付用ブラケット8の回転方向の移動を防止することが可能となり、さらにアッパーロッド取付用ブラケット8の位置決めの容易化を図ることができる。
アッパーロッド取付用ブラケット8の平板部40は、エアスプリング5の取付座24とリジットアクスル4の上面部4aとの間に配置され、エアスプリング5のリジットアクスル取付用ボルト25にナット28を蝶合して締め込むことにより、リジットアクスル4に対して固定される。すなわち、エアスプリング5を取り付けるためのスプリングシート7にアッパーロッド取付用ブラケット8の平板部40を取り付けることが可能なため、新たにアッパーロッド取付用ブラケット8を取り付けるためのスペースを確保する必要がない。また、スプリングシート7に対するエアスプリング5の固定と、スプリングシート7に対するアッパーロッド取付用ブラケット8の平板部40の固定とは、共に同一の締結部材を用いて行われるため、エアスプリング5固定用と、アッパーロッド取付用ブラケット8固定用とに分けて締結部材を設ける必要がない。さらに、アッパーロッド取付用ブラケット8の平板部40は、リジットアクスル4とエアスプリング5との組付工程に、リジットアクスル4とエアスプリング5との間にアッパーロッド取付用ブラケット8の平板部40を介在させる作業工程を追加するのみで、リジットアクスル4に対して固定される。従って、エアスプリング5とリジットアクスル3のスプリングシート7との間にアッパーロッド取付用ブラケット8を配置することによって、部品点数の削減及び組付作業の簡略化を確実に図ることができる。
アッパーロッド6は、その他端部6bがアッパーロッド取付用ブラケット8のアッパーロッド連結部43に連結された状態では、車両高さ方向においてリジットアクスル4よりも上方の位置で且つサイドフレーム3の略真下に配置される。このため、サイドフレーム3とリジットアクスル4とにより区画形成された領域には、アッパーロッド6が横断して配置されることがないため、この広い領域にエンジン50を配置することができる。
リジットアクスル4のスプリングシート7の孔部22にアッパーロッド取付用ブラケット8の突起部44を挿入させることにより、スプリングシート7に対するアッパーロッド取付用ブラケット8の位置決めを容易に行うことができる。従って、エアスプリング5とスプリングシート7との間でアッパーロッド取付用ブラケット8を固定する際の取付作業性の向上を確実に図ることができる。
クロスメンバ9は、クロスメンバ本体9aと、一対の立上り部51と、後述するVロッド10の連結端部10bを連結する一対のVロッド取付用部材52とを有し、左右のサイドフレーム3の間で架設されている。クロスメンバ本体9aは、略C形断面を有し、その上面部が車両高さ方向においてリジットアクスル4の上面部4aよりもやや上方で、且つ、車両前後方向においてリジットアクスル4よりも前方の位置で、その内側面が下方となる向きで配設されている。また、クロスメンバ本体9aの車両後方の側面部には、後述するVロッド取付用部材52を取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)が複数形成されている。立上り部51は、略長方板形状からなり、その下端部がクロスメンバ本体9aの両端面に対し、それぞれ溶接等により接合されている。また、立上り部51の上端部には、サイドフレーム3を取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。クロスメンバ本体9aは、その左右の立上り部51の上端部と左右のサイドフレーム3の側面部とを当接させた状態で、それぞれに形成されたボルト挿通用孔にボルト(図示省略)を車幅方向外側から挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込むことにより、サイドフレーム3の間で締結固定される。Vロッド取付用部材52は、所定の角度を有する略C形断面を有し、その底面部と両側面部とのそれぞれにクロスメンバ本体9aを取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)とVロッド10を取り付けるためのボルト挿通用孔(図示省略)とが形成されている。Vロッド取付用部材52は、その底面部とクロスメンバ本体9aの側面部とを当接させた状態で、それぞれに形成されるボルト挿通用孔にボルト(図示省略)を挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込むことにより、その内側面が車両後方となる向きでそれぞれクロスメンバ9に固定される。後述するVロッド10の連結端部10b,10bは、Vロッド取付用部材52,52によって回動自在に支持される。
Vロッド10は、略V字状に曲折された棒状部材からなり、Vロッド取付用ブラケットに連結される中央の頂点部10aと、頂点部10aから左右に広がって延びVロッド取付用部材52に連結される一対の連結端部10bと、ボルト部(図示省略)とを有する。頂点部10aは、略中空球形状からなり、その下方には直径寸法より小さな略円状の孔(図示省略)が形成されている。連結端部10bには、ボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。この連結端部10bは、Vロッド取付用部材52の両側面部の間に設けられ、この両側面部と連結端部10bとのそれぞれに形成されたボルト挿通用孔にボルト56を挿通しナット57を締め込むことにより、回動自在に支持される。ボルト部は、頂点部10aの下方から突出するネジ部(図示省略)と、ネジ部の上端部に形成され頂点部10aと嵌合する略球形状の嵌合部(図示省略)とを有する。ボルト部は、その嵌合部を頂点部10aの内周面と嵌合させることにより、頂点部10aに対して揺動自在に連結される。
Vロッド取付用ブラケット11は、平板部60と、ロッド支持部61と、突起部64と、側面部65とを有し、これらは一体的に形成されている。平板部60は、略矩形板形状からなり、上面部60aと下面部とを有する。また、平板部60の所定位置にはリジットアクスル4に対して取り付けるためのボルト挿通用孔66が複数(本実施形態では、4箇所)形成されている。ロッド支持部61は、立下り部62と、Vロッド連結部63とを有する。立下り部62は、平板部60の車両前方の一端から下方へ向けて略鉛直に屈曲して延び、略矩形板形状を有する。Vロッド連結部63は、立下り部62の下端部から車両前方へ向けて略鉛直に屈曲して延び、略矩形板形状を有する。また、Vロッド連結部63の所定位置には、Vロッド10の頂点部10aを取り付けるためのボルト挿通用孔67が形成されている。突起部64は、略円柱形状からなり、平板部60の下面部の略中央の位置から突出する。この突起部64は、リジットアクスル4の上面部4aに形成された孔部22と嵌合する。側面部65は、略板形状からなり、立下り部62とVロッド連結部63とのそれぞれの両端面に対して溶接等により接合されている。
リジットアクスル4は、その上面部4aの略中央の位置に形成された孔部22とVロッド取付用ブラケット11の平板部60の突起部64とを嵌合させた状態で、平板部60に形成されたボルト挿通用孔66に2本のUボルト68をリジットアクスル4の下方から挿通し、ナット69を蝶合して締め込むことにより、アッパーロッド取付用ブラケット8の平板部60とUボルト68の底棒部との間で締め付けられる。これにより、アッパーロッド取付用ブラケット8は、リジットアクスル4に対して締結固定される。また、Vロッド10の頂点部10aは、Vロッド10のネジ部をVロッド取付用ブラケット11のVロッド連結部63に形成されたボルト挿通用孔に対して上方から挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込むことにより、揺動自在に支持される。
Vロッド10は、リジットアクスル4とクロスメンバ9との間をV字状に連結して配置されるため、このVロッド10によって、リジットアクスル4の車幅方向の移動が効果的に規制される。
サイドフレーム3に対してリジットアクスル4を組み付ける際、リジットアクスル4の孔部22とVロッド取付用ブラケット11の突起部64とを嵌合させることにより、リジットアクスル4のセンターの位置決めを容易に行うことができる。
なお、Vロッド取付用ブラケット11の突起部64を略円柱形状に形成すると共に、リジットアクスル4の孔部22をこの突起部64に嵌合する形状としたが、これに限られず、突起部64に切欠部を設けると共に、孔部22をこの突起部64と嵌合する形状にしてもよい。これにより、突起部64と孔部22とを嵌合させた状態では、リジットアクスル4の回転方向の移動を防止することが可能となり、さらにリジットアクスル4の位置決めの容易化を図ることができる。
アッパーロッド取付用ブラケット8とVロッド取付用ブラケット11とを介して、アッパーロッド6とVロッド10とのそれぞれを連結することにより、サイドフレーム3に対するリジットアクスル4の車両前後方向及び車幅方向の位置規制を確実に行うことができるると共に、エアスプリング本体5aの捩れを確実に防止することができる。
アッパーロッド6は、車両高さ方向においてリジットアクスル4よりも上方の位置で且つサイドフレーム3の略真下に配置されると共に、Vロッド10は、車両高さ方向においてリジットアクスル4の上面部4aよりも下方の位置で配置される。このため、サイドフレーム3とリジットアクスル4とにより区画形成された領域において十分な空間を確保することができる。
また、図6に示す従来のリーフスプリング用リジットアクスル72に、上述したアッパーロッド取付用ブラケット8を介してエアスプリング5を取り付けることも可能である。
リーフ式サスペンション構造70は、車幅方向両側で車両前後方向に配設される一対のリーフスプリング71と、リーフスプリング用リジットアクスル72と、リーフスプリング用リジットアクスル72の上面部の所定位置に固定されるスプリングシート73と、リーフスプリング71をリーフスプリング用リジットアクスル72に固定するUボルト74とを備えている。リーフスプリング71の底面部には、その略中央の位置から下方に突出するセンターボルト75が形成されている。スプリングシート73は、リーフスプリング用リジットアクスル72の車両前後方向の幅よりも大きな略矩形板形状からなり、その所定位置には、リーフスプリング用リジットアクスル72を取り付けるためのボルト挿通用孔76が複数(本実施形態では、4個所)形成されると共に、その略中央の位置には、リーフスプリング71のセンターボルト75に嵌合する孔部77が形成されている。
リーフスプリング71は、リーフスプリング71のセンターボルト75とスプリングシート73の孔部77とを嵌合させた状態で、2本のUボルト74をリーフスプリング71の上方からスプリングシート73のボルト挿通用孔76に挿通し、ナット78を蝶合して締め込むことにより、Uボルト74の底棒部とスプリングシート73との間で締め付けられ、リーフスプリング用リジットアクスル72に対して固定される。
このように、リーフ式サスペンション構造70のスプリングシート73は、上述したエアサスペンション構造2のスプリングシート7と同様の構成であるため、スプリングシート73の孔部77を上述したアッパーロッド取付用ブラケット8に形成された突起部44の嵌合用の孔として利用することが可能である。従って、スプリングシート73の上面部にアッパーロッド取付用ブラケット8を取り付けることが可能なため、リーフスプリング用リジットアクスル72にアッパーロッド取付用ブラケット8を介してエアスプリング5を取り付けることができる。
リーフ式サスペンション構造70のスプリングシート73の孔部77は、エアスプリング5とリーフスプリング71とのそれぞれに適用可能な孔であるため、リジットアクスルの変更を伴うことなく、エアスプリング5とリーフスプリング71との相互の変更を容易に行うことができる。また、リーフスプリング用リジットアクスル72とエアスプリング5用のリジットアクスル4との共通化が可能となるため、リジットアクスルの製造コストの低減を図ることができる。
また、上述のように、Vロッド取付用ブラケット11は、Uボルト68を用いることにより、エアスプリング5用のリジットアクスル4に対して取り付けることができるため、リーフスプリング用リジットアクスル72に対してもUボルト68と同様な部材によってVロッド取付用ブラケット11を取り付けることが可能である。
このように本実施形態によれば、Vロッド取付用ブラケット11は、その平板部60の下面部とリジットアクスル4の上面部4aとを当接させた状態で、Uボルト68をリジットアクスル4の下方から平板部60に形成されたボルト挿通用孔66に挿通し、ナット69を蝶合して締め込むことにより、リジットアクスル4に固定される。このため、リジットアクスル4の車幅方向の移動を規制するVロッド10からの荷重が、Vロッド取付用ブラケット11とUボルト68とによって、リジットアクスル4の全体にわたって良好に伝達される。従って、リジットアクスル4とVロッド10との連結剛性を確実に確保することができる。
また、Vロッド取付用ブラケット11は、Uボルト68をリジットアクスル4の下方から平板部60に形成されたボルト挿通用孔66に挿通し、ナット69を蝶合して締め込むことにより、リジットアクスル4に固定される。従って、ナット69を締め込むという極めて簡単な作業で、Vロッド取付用ブラケット11をリジットアクスル4に対して取り付けることが可能なため、組付作業の簡略化を確実に図ることができる。
Vロッド10は、その頂点部10aが平板部60の車両前方の一端から下方へ向けて略鉛直に屈曲して延びるロッド支持部61に連結されると共に、その頂点部10aがロッド支持部61に連結された状態で、複数のロッドの中で最も低い位置で配置される。すなわち、サイドフレーム3とリジットアクスル4とにより区画形成された領域にはVロッド10が配設されることがないため、この広い領域にエンジン50を配置することができる。
サイドフレーム3に対してリジットアクスル4を組み付ける際、リジットアクスル4の孔部22とVロッド取付用ブラケット11の突起部64とを嵌合させることにより、リジットアクスル4のセンターの位置決めを容易に行うことができる。従って、極めて簡単な作業で、サイドフレーム3に対してリジットアクスル4を適正な位置に取り付けることができる。
なお、本実施形態では、Vロッド10よりも高い位置に配設されるロッドとして、アッパーロッド6を用いたが、サイドフレーム3に対するリジットアクスル4の車両前後方向の移動を規制するロッドであれば、アッパーロッド6と異なるロッドを配設してもよい。
また、本実施形態では、フロントサスペンションにエアサスペンション構造2を採用したが、このエアサスペンション構造2をリアサスペンションに採用してもよい。
本実施形態のエアサスペンション構造を採用するトラックの要部拡大斜視図である。 サイドフレーム、エアスプリング、アッパーロッド取付用ブラケット及びリジットアクスルの組付構造を示す分解斜視図である。 アッパーロッド取付用ブラケットの斜視図である。 サイドフレーム、エアスプリング、アッパーロッド取付用ブラケット及びリジットアクスルとの組付状態を示す斜視図である。 Vロッド取付用ブラケットとリジットアクスルとの組付構造を示す分解斜視図である。 従来のリーフ式サスペンション構造の分解斜視図である。
符号の説明
1 車両
2 エアサスペンション構造
3 サイドフレーム
4 リジットアクスル
5 エアスプリング
6 アッパーロッド
6a 一端部
6b 他端部
7 スプリングシート
8 アッパーロッド取付用ブラケット
9 クロスメンバ
10 Vロッド
10a 頂点部
10b 連結端部
11 Vロッド取付用ブラケット(ブラケット)
22 孔部
25 リジットアクスル取付用ボルト
28 ナット
31 孔部
40 平板部
40a 上面部
40b 下面部
41 ロッド支持部
42 立上り部
43 アッパーロッド連結部
44 突起部
60 平板部
61 ロッド支持部
62 立下り部
63 Vロッド連結部
64 突起部
68 Uボルト
69 ナット
70 リーフ式サスペンション構造
71 リーフスプリング
73 スプリングシート
77 孔部

Claims (2)

  1. サイドフレームとリジットアクスルのスプリングシートとの間にエアスプリングを有し、前記リジットアクスルは、Vロッドを含む複数のロッドによって車体側に係止され、前記Vロッドは、前記リジットアクスル側に連結される中央の頂点部と前記頂点部から相反する方向に広がって延び前記サイドフレーム側に連結される一対の連結端部とを有し前記サイドフレームに対する前記リジットアクスルの車幅方向の位置規制を行う車両下部構造において、前記リジットアクスルと前記Vロッドの頂点部とを連結するブラケットであって、
    前記リジットアクスルの上面に接する下面を有し、前記リジットアクスルの下方から跨ぐ締結部材によって前記リジットアクスルの上面に固定される平板部と、
    前記平板部のうち前記Vロッドが配置される側の端部から下方に向かって延び前記Vロッドの頂点部が連結されるロッド支持部と、を備え、
    前記ロッド支持部に前記頂点部が連結された状態で、前記Vロッドは、前記複数のロッドの中で最も低い位置で配置される
    ことを特徴とするブラケット。
  2. 請求項1記載のブラケットであって、
    前記リジットアクスルに形成された孔部と、
    前記平板部の下面から突出し前記孔部に挿入される突起部と、を備え、
    前記孔部に前記突起部を挿入した状態で、前記平板部が前記リジットアクスルに対して位置決めされる
    ことを特徴とするブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212121A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 日野自動車株式会社 リーフサスペンション車の車高調整構造

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