JP2002523240A - タービンロータの改造及び補修方法 - Google Patents
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Abstract
Description
滅又は損傷表面の補修方法に関する。本発明は、さらに詳細には、既存部品を改
造したり摩滅又は損傷表面を健全な金属溶着物で肉盛りする溶接技術に関する。
r−Mo−V及びCr−Mo−V合金より成る蒸気タービン部品は、最適の高温
疲労及びクリープ特性と中位温度−高サイクル疲労特性を有するが、溶接が困難
であると考えられている。しかしながら、摩滅又は侵食した若しくは割れのある
これら既存部品の更新又は交換に要する運転停止時間は、電力会社に1日につき
数十万ドルの損失を与えることが多いため、これら部品の更新又は補修を行うた
めに多くの溶接方法が試行されている。
接することより成る。しかしながら、本明細書で「スティープル(steeple)」と
呼ぶ単一のロータ動翼溝取付け部にこの種の補修法を施す際、溶接機のアクセス
に大きな制約がある。従って、このようにアクセスに大きな制約のある状況で溶
接による補修を行うと、ポロシティ、割れ、非融解部及びスラグ巻込みにより、
非破壊検査が不合格となる品質が生じることがある。
の間に低体積の溶接継目部分を形成した後行うことも知られている。このタイプ
の方法は、米国特許第4,213,025号(Kuhnen)及び4,219,717号(Kuhnen)に記載され
ている。かかる溶接法では、鍛造リングを摩滅ディスク又はロータに溶接するか
、又は全く新しいロータ鍛造品をロータ端部全体の交換用として溶接する。例え
ば、米国特許第4,633,554号(Clark et al.)は、この目的のため狭開先溶接によ
り根元部を形成した後ガス金属アークにより肉盛りを行う方法を開示している。
しかしながら、この方法により得られる低い張力及び疲労特性は、高応力のロー
タスティープル領域への使用には不充分である。
のあるロータ領域の肉盛り補修に、サブマージアーク溶接法を単独で用いること
がある。サブマージアーク溶接による肉盛り補修法の主要な利点は、溶着速度が
、溶接金属で通常毎時約15ポンドと非常に高いことである。溶着速度が大きい
ことは、稼働ロータの溶接による補修の多くがタービンの運転停止期間中に行わ
れるため、重要である。従って、時間が非常に重要である。しかしながら、この
方法では予熱することが必要であり、冶金的性質が劣る比較的大きい粒径が生じ
る。典型的には、低圧ロータ上のこれらサブマージアーク溶接による溶接部は、
降伏強度が約85乃至100 Ksi(586乃至689 MPa)及び室温シャルピー靭性が約100
乃至120フィート−ポンド(136乃至163 J)である。また、サブマージアーク溶
接物は、超音波検査により品質が劣っているとしてリジェクトされることが多く
、しばしば溶接金属中にスラグ巻込みやポロシティが存在することがわかってい
る。さらに、サブマージアーク溶接物から製造されるCr−Mo−Vの高圧ロー
タ補修溶接部には、クリープ破断及び切欠き感度の点で重大な問題がある。従っ
て、高応力集中半径が小さいCr−Mo−Vのロータスティープルの溶接による
補修にとって、サブマージアーク法は一般的に受け入れられない。
溶接法では通常、サブマージアーク法により得られる溶接物よりもわずかに良好
な特性の溶接金属が毎時8ポンドの速度で溶着される。Cr−Mo−Vのロータ
補修溶接では、蒸気タービン部品のガス金属アーク溶接物は一般的に、降伏強度
が約85乃至100 Ksi(586乃至689 MPa)及び室温シャルピー靭性が約110乃至130
フィート−ポンド(150乃至177 J)である。しかしながら、これら合金の溶接に
用いるガス金属アーク溶接法には、アークブロー(磁気)による方法の制約があ
ることが多く、これがこの方法の使用を制限する。
うためにガスタングステンアーク溶接法(GTAW)を使用することに注目が集
まっている。この点については、次の論文、R. E. Clark, et al. "Experiences
with Weld Repair of Low Pressure Steam Turbine Rotors", 47th American P
ower Conference, April 22-24, 1985, Chicago, Ill., printed by Westinghou
se Electric Corporation, Power Generation, Orlando, Floridaを参照された
い。ガスタングステンアーク溶接法は、個々のロータ取付け部の溝、表面的な、
又は浅い溝の補修をして小さな欠陥を除去するために使用されている。この方法
はまた、動翼又は部品取付け部若しくは溝のところで、すなわち360°に亘た
って、多数の肉盛り及び被覆を行って摩滅した材料を復元するために使用されて
いる。ガスタングステンアーク溶接法は、比較的高い超音波品質を与え、必要と
される予熱は少なくて済み、ロータ材料の仕様条件を越える張力及び衝撃特性を
有する溶接物を生成する。この方法により得られる低合金鋼溶接物は、一般的に
、降伏強度が約90乃至115 Ksi(621乃至793 MPa)及び室温シャルピー靭性が約1
60乃至210フィート−ポンド(218乃至286 J)である。さらに、この溶接法によ
ると、上述した方法のうちで最小粒径の微細組織が得られる。
機械的特性の応答のようなファクターに左右されることも知られている。タービ
ンロータの各領域はそれぞれ特異であり、異なる稼働任務を有する。溶接部及び
熱影響部に割れが存在せず欠陥を最小限に抑えることは、多数の溶接変数を注意
深く制御することにより達成可能である。ガスタングステンアーク溶接法におい
て、これらの変数にはアンペア数、合金の選択、接合部の幾何学的形状及び溶接
速度が含まれる。選択するパラメータは、再現性の高い均一な品質を得るために
自動溶接になじむものである必要がある。これらのパラメータは、ロータ及びデ
ィスクに考えられる全ての補修になじむだけでなく、ポロシティ、割れ及びスラ
グ同伴のないような優れた溶接特性を与えるものでなければならない。最後に、
選択する合金及び溶接パラメータは、母材金属の特性に良く似た溶接部を与える
ものでなければならない。
は、故障しにくいタービンロータ及び蒸気タービンの摩滅表面の補修方法を含め
て、当該技術分野において知られている。このタイプの方法は、米国特許第4,94
0,390号(Clark et al.)及び4,903、833号(Clark et al.)に記載されている。か
かる方法では、矩形の溶接体積部を形成した後、この体積部から複数のフィンガ
ー部が切削加工される。これらの方法には、溶接応力及び割れを最小限に抑える
溶接法及び熱処理が含まれる。制御された態様での溶接肉盛りは、蒸気タービン
に常用される高圧高温のロータ及びディスクの第一鉄Cr−Mo−V母材金属に
欠陥が発生する危険性を実質的に減少させる。この方法は、溶接機のアクセスを
改善し、溶接部の健全性を向上させるため、ロータへ鍛造取付け部を溶接する技
術の改良である。これらの特徴は、2400 psiを越える圧力と1000°Fを越え
る温度で運転されることが知られているロータのような高圧タービン部品にとっ
て特に重要である。
属層を溶着した後、高い適用温度で第1の層上に第2の溶接金属層を溶着して、
第1の層の溶着により母材金属に生じた熱影響部(HAZ)の少なくとも一部を
焼戻しすることより成る。本明細書中用語「熱影響部」は、溶接部の溶融領域の
すぐ近くの母材金属領域を意味する。このプロセス設は、熱影響部内における金
属組織上の問題の発生を克服する改良溶接法を用いる。溶接金属の第2の層の溶
着によりさらに熱が生じるが、この熱は熱影響部を直ちに熱処理して、母材金属
中の粗い粒子を再結晶させ焼戻しする。粗い粒子がより細かな粒子の組織に変化
すると、溶接補修部の近傍における応力除去割れを最小限に抑えることができる
ことがわかる。この制御された態様での溶接肉盛りは、溶接金属の第1の層を溶
接する熱により生じる母材金属の過剰な焼戻し又は軟化を回避させる。この強度
低下の大きい部分は、溶接部を横断する方向に応力が加わると生じるが、これは
、例えば高及び低疲労、張力又はクリープ破断である。溶接物の最初の層を適切
に制御すると、熱影響部の欠陥を著しく減少させ、熱に影響されない母材金属の
レベルより下の領域の強度低下を防ぐことができる。また、ビードシーケンシン
グを用いて母材金属への熱入力を最小限に抑えることも知られている。さらに、
溶接痕シールドを用いて、張力特性を低下させる可能性のある溶接金属中の炭素
の喪失を最小限に抑える。また、予熱−パス間温度、シールドガスの種類及び流
量、電流、電圧、タングステンのサイズ及び溶接速度のようなパラメータも、高
品質の溶接を行うためのパラメータとして知られている。単一「スティープル(s
teeple)」の補修及びロータの360°にわたる補修の方法も知られている。し
かしながら、このプロセスは、1つの溶接トーチにより1つの大きな溶接体積部
を一度に1つの溶接リードを用いて肉盛りした後、この1つの溶接体積部を切削
加工して個々のフィンガー部を形成しなければならない点で、非常に時間がかか
る。タービンロータ及び部品の補修又は交換に付随する運転停止時間又はサイク
ル時間は、コスト的に見て比較的高くつく。この方法はまた、補修すべき表面上
に溶接金属を最初に溶着させた後,1つの溶接体積部の一部を切削加工により除
去して個々のフィンガー部を形成するため、材料が無駄になる。
これら更新又は補修のためのサイクル時間を減少させる改良式溶接法に関する。
この改良式溶接法では、多数の溶接トーチにより多数の溶接体積部又はフィンガ
ー部を同時に形成するため、補修又はサイクル時間が節減される。溶接体積部を
それぞれ独立に溶接するため、補修に要する溶接金属の量及び溶接後に必要な切
削加工の作業量が減少するという利点が得られる。従って、本発明は、補修又は
サイクル時間の合計量を減少させると同時に溶接部の金属的性質を改善する。
複数のフィンガー部に対応する複数の溶接体積部を同時に溶着する。2又はそれ
以上の溶接トーチを同時に使用して多数の溶接ビードを同時に溶着する新しい方
法により、補修に要する時間又はサイクル時間が顕著に減少する。多数の溶接ト
ーチを互いにすぐ近傍で使用する場合、アークが不安定になるのが普通であるが
、本発明では、互いに離隔した溶接体積部の物理的及び磁気的距離により、アー
クの不安定性が減少する。この方法では、溶接金属を溶着して複数の溶接体積部
又は「フィンガー部」を形成するが、いくつかの利点が得られる。最も顕著な利
点は、従来技術のように溶着後切削除去しなければならない溶接金属の量が減少
することである。また、溶接体積部又は「フィンガー部」をそれぞれ別個に溶接
するため、母材金属上に1つの大きな溶接体積部を溶接する方法と比較すると、
母材金属中の残留応力が減少する。多数のフィンガー部があるため、磁界も減少
する。従って、溶接体積部又はフィンガー部の数が多ければ多いほど、磁界の磁
束密度が小さい。溶着中の溶接金属を、溶接ワイヤに電流を通して予熱すると、
融液プールの流動性が増加する。これにより、振動する1つの溶接ビードにより
互いに離隔した各溶接体積部の各層を形成するのが容易になる。この方法による
と良好な溶接特性も得られるが、その理由はワイヤ状溶接金属の予熱により各溶
接ビードの溶接高さが薄くなり、冷却速度が増加するからである。ワイヤ状溶接
金属の予熱により溶接金属の溶着速度も増加する。
溶接トーチの数を2倍にすると溶接時間が半分に短縮されるが、溶接トーチの数
をさらに増やすと、溶接時間がさらに短くなる。これは重要なことであるが、さ
らに別の改良が加えられている。この新しいプロセスは各層につき1つのビード
を使用するが、このビードはワイヤ状溶加材及び溶接トーチを振動させ、比較的
高いパルス電流を用いて溶着される。振動によりビードの形状が薄くなるが、こ
れは後の溶接パスでの細粒化により溶接特性を実際に改善する。溶接特性を犠牲
にせずにワイヤ状溶加金属の供給を増加できる。
により冷却されないようにすると、溶着がさらに改善される。かかる方法は「ホ
ットワイヤ」として知られている。溶接ビードが大きく冷却速度が非常に遅いと
大きな粒子が成長してシャルピー衝撃値が低くなるため、通常は「ホットワイヤ
」は切欠き靭性を非常に劣化させる。しかしながら、ビードを大量に又は大きく
振動させると(各溶接体積部又はフィンガー部を所要の幅にするため必要)、ホ
ットワイヤは実際、融液プールの流動性と溶接特性を改善する。これらのビード
は、直線状に溶接(ストリンガービードとして知られる)した場合、同様なホッ
トワイヤビードと比べると、依然として薄く、速く冷却する。ガスタングステン
アークとホットワイヤを用いる方式はこの方法に役立たないが、ワイヤの量を増
加させ、これは溶着量の増加と同じことである。
装置の機能的制約により、一度に2本のフィンガー部を形成する実験を行った。
理想的には、適切に設計した装置を用いて、4つの溶接体積部又はフィンガー部
を全て、もしくは任意所望の数の溶接体積部又はフィンガー部を同時に溶接する
ことが可能であった。本発明のその他の特徴は以下において説明する。
示する。タービンロータの改造又は補修にストリップを使用すると、作業を早い
速度で完了できるためコスト及びサイクル時間が減少し、作業スケジュールが圧
縮されるため、さらに余分のコストを払わずに部品を短時間で稼働状態に復帰さ
せることが可能になる。動翼には種々の設計のものがあるため、これらは溶着さ
せる溶接金属量がそれぞれ異なる。ストリップを用いると、溶着速度を増加でき
る。高純度のストリップ材を用いると、高品質の溶接部が得られる。
。図1Aは、元の動翼根元部が切削除去され、切削加工表面3が調製されている
タービンロータ5を示す。図1Aはまた、1つの溶接体積部1が調製済み表面3
上に形成された同じタービンロータ5を示す。溶接体積部1は、図1Aに示すよ
うに、複数の溶接ビード9より成る。図1Bに示すように、溶着により形成した
溶接体積部1の大きな部分を後で切削除去することにより、複数のフィンガー部
7を形成するが、これらのフィンガー部は交換用タービン動翼(図示せず)とイ
ンターフェイスするように形成されている。
ンロータ5を用意し、タービンロータ5上に溶接表面3を調製し、ワイヤ状溶接
金属27を溶着させて調製済み溶接表面3又は1つの溶接体積部若しくはバッフ
ァ2の上に複数の互いに離隔した溶接体積部11、13、15、17を形成する
ステップより成る。この1つの溶接体積部又はバッファ2は、従来法により個々
の突出部が延伸を開始する点まで肉盛りされている。この改造又は補修方法はさ
らに、複数の互いに離隔した溶接体積部11、13、15、17を加工して複数
のフィンガー部12、14、16、18を形成するステップより成る。本発明の
1つの好ましい実施例では、これらフィンガー部12、14、16、18は互い
に離隔した溶接体積部11、13、15、17を切削加工して形成される。ワイ
ヤ状溶接金属27を溶着するステップはさらに、少なくとも2つの互いに離隔し
た溶接体積部11、13、15、17を同時に、またそれら体積部間に空間19
を維持するように形成するステップを含む。ワイヤ状の溶接金属はまた、溶着時
に、このワイヤ状溶接金属27に電流26を通すかあるいは他の適当な手段によ
り予熱又は加熱してもよい。複数の互いに離隔した溶接体積部溶接金属はそれぞ
れ、複数層29のワイヤ状溶接金属27により形成される。各層29は、1つの
溶接ビード28から又はストリップタイプの溶接材を一回パスさせて形成される
。各溶接体積部11、13、15、17を、1つの層29づつ形成するこの溶着
ステップの間、溶接トーチ21、23を、溶接体積部に所定の幅Wを持たせるに
十分な振幅で振動させてもよい。また、溶接トーチは溶接体積部に所望の高さH
を与えるために補修表面に関して所定の速度で移動する。
翼根元部が切削除去され、切削済み表面3が調製されているタービンロータ5を
示す。溶接表面3の調製にあたり、ロータ5を旋盤にセットし、ロータ5の重要
な寸法を旋盤の基準点に関してチェックして記録し、古い動翼(未だ切断されて
いない場合)を除去し、スティープル又は動翼取付け部を除去し、熱影響部がど
こに位置するかに応じて動翼取付け部下方の別の材料を除去する。その後、溶接
表面3を溶媒及びリントなしのクロスで浄化して油、シェービング、埃などを取
り除く。その後、磁気粒子テスト(MT)を行って、表面又は表面近くの傷の存
否をチェックすることにより、溶接により傷に割れが生じないようにする。超音
波テスト(UT)を実施して、圧延機による表面の傷がないこと、又は稼働状態
による傷がないことを検証する。その後、溶接表面を再び浄化する。さらに、補
修中の部品の溶接領域及び隣接領域を溶接前に予熱するのが普通である。
始する点まで肉盛りされている1つの溶接体積部の上に複数の互いに離隔した溶
接体積部11、13、15、17が形成されているロータの調製済み溶接表面3
を示す。これら複数の互いに離隔した溶接体積部11、13、15、17は、溶
接体積部間の空間19により生じる溶接アーク間の物理的及び磁気的距離のため
、アークブロー及び近接溶接アークの相互作用の問題に妨げられることなく、同
時に形成できる。本発明の好ましい実施例によると、工場で「アークブロー」と
して知られるアークの不安定性が大きく減少するか、検知できないほどわずかな
ものになる。これは、アークをパルス状にすることにより達成される。アークの
このパルス化は、パルス化されないものと比べて激しいアークを発生させるパル
ス電流を流すことにより得られる。その結果、磁気的不安定性にそれほど感応し
ないアークが得られる。従って、アークの柱が激しくなればなるほど、アークの
不安定性に対する抵抗が大きくなる。しかしながら、最良の方策は溶接体積部1
1、13、15、17を別々に形成することであり、その理由は種々の突出部を
形成することにより電束界(electrical flux field)が破壊されるためである。
1つの大きなブロックが形成される旧い溶接補修方法によると、2又はそれ以上
のトーチの用いる場合、特にアークが互いに近接すると、アークブローが非常に
顕著である。この旧い方法では、唯一の解決法はトーチを或る距離分離すること
であった。本発明のこの新規な方法では、肉盛りを一旦開始すると電束界が破壊
されるためこの問題が解決される。突出部が高ければ高いほど、電束界が小さく
なる。アークの不安定性はまた、トーチ21、23が同一方向に移動し振動して
、それらの間の最大距離(D)が維持されるようにトーチの運動を協調させると
減少する。空間19により互いに離隔した複数の溶接体積部11、13、15、
17はまた、図1Aに示す従来法の1つの大きな溶接体積部1と比較すると、複
数の溶接体積部の溶接部に小さな残留応力を与える。これは、空間19が互いに
離隔した溶接体積部の間の逃げ場として働くからである。さらに、溶接ビードの
数が少ないと、溶接部への熱入力の合計量が少なくなる。
。しかしながら、特定の溶接補修条件に応じて任意の数のトーチを同時に使用す
ることができる。本発明の好ましい実施例では、4本のトーチを同時に使用する
。理想としては、使用するトーチの本数は補修済みの最終製品に必要な溶接体積
部の数に合致するであろう。2本のトーチを用いると、任意所与の溶接作業につ
き溶接時間を半分に短縮できる。また、図2Aに示すように空間19により分離
された個々の溶接体積部11、13、15、17を肉盛りにより形成すると、図
1Aに示す従来法の矩形溶接体積部1と比較して、溶着させる溶接金属の全体量
が減少する。複数本の溶接トーチ21、23により互いに離隔した溶接体積部1
1、13、15、17の溶着を行うと、溶接時間及びその後の切削加工時間が従
来法と比較して短縮される。
層29より成る溶着した溶接金属により形成される。第1の好ましい実施例では
、中実な母材となる溶接金属を所望の高さに溶着した後、全体の層29を形成す
るために単一パスで溶着される1つの溶接ビード28から、溶接トーチ21、2
3を溶接ビードを所望の幅Wにするに十分な所定の振幅で溶接方向に垂直な方向
に振動させることにより、互いに離隔した溶接体積部を形成する。溶接トーチ2
1、23は溶接トーチ間の最大距離Dを維持するために同一方向に振動させるの
が望ましく、これがアークの不安定性をさらに減少させるのに役立つ。大きなパ
ルス電流を流しながら溶接トーチを振動させると、大きな速度で溶接金属を溶着
させ、しかも溶接ビードの高さ(H)を薄くすることができる。この方法は、冷
却速度が速い、薄い溶接ビードを溶着するため優れた溶接特性を与え、溶接層を
後でパスさせるため細粒化を促進する。従って、溶接特性を犠牲にすることなく
、溶接金属供給速度を増加できる。第2の好ましい実施例では、「ストリンガー
」として知られる1つの大きなビードを溶着して1つの溶接ビード28を形成す
る。この方法の別の実施例では、ワイヤの代わりにストリップを用いるが、これ
によりビードの形状が変化し、異なる熱入力を使用する。新しいタイプのストリ
ップを用いて粒径又は層厚をさらに小さくできるが、これにより細粒化及び溶接
特性が改善される。また、ストリップを機械的に成形してその剛性を増加させる
新規な設計を用いることにより、特別長いスティックアウトが可能である。スト
リップ材料の使用及び特別長いスティックアウトの利用により、溶接金属の溶着
速度だけでなく溶接特性が改善される。
がら電源(図示せず)から電流25を流すことにより、このワイヤ状溶加材27
を加熱する。ワイヤを予熱するため溶加材に電流を流すこの方法は、融液プール
が低温のワイヤにより冷却されないように溶着プロセスをさらに改良したもので
ある。本発明の好ましい実施例において、このワイヤは一定電圧の電源からの交
流電流により、融液プールと接触する直前でその融点に近い温度まで抵抗加熱さ
れる。通常、このタイプの方法は、冷却が非常に遅い大きな溶接ビードを形成す
るためシャルピーV切欠き靭性を非常に劣化させる。このため、大きな粒子が成
長し、その後低いシャルピー衝撃値が得られる。また、これらの大きなビードは
その後の焼戻しを阻止する。しかしながら、上述したように、ビードを溶着しな
がら振動させると、ビードの高さ(H)は、図2Bに示すように、依然として比
較的薄く、この問題を回避するに十分な速さで冷却する。ワイヤ状溶加材27の
この予熱または加熱は融液プールの流動性を改善し、上述したように、所望のビ
ード幅(H)を有する溶接ビードの形成を容易にする。溶着時ワイヤ状溶加材に
電流を流すと、溶接金属供給速度が増加し、溶着速度の増加が可能になる。
数の互いに離隔した溶接体積部11、13、15、17を切削加工して形成する
。複数の互いに離隔した溶接体積部を切削加工して複数のフィンガー部を形成す
るこのステップは、補修を行うロータを旋盤にセットするステップと、その後の
3つの基本的切断ステップとより成る。工具で3つのパスを実行するが、これら
は粗切断、半仕上げ切断及び仕上げ切断として知られる。これら3つのケースで
は、最初の切断は外側直径部、その後の切断は内側及び外側表面(または左また
は右の外側表面)である。次に、フィンガー部の内側を、切削加工のセットアッ
プに応じて左から右へまたは右から左へ切削加工する。内側フィンガーの作業は
プランジカットとして知られる。その後、半径方向の切断、すなわち、各フィン
ガー部につき頂部及び底部半径の切断を行う。
が2つのトーチにより同時に形成されるが、各溶接部に約30乃至70アンペア
の予熱電流を流し、直径0.045乃至0.062インチの溶接ワイヤ27を毎
秒約0.4乃至0.8サイクルの振動速度で約0.4乃至1.2インチ振動させ
、毎分2.5乃至3.6インチの溶接速度、約65乃至250ipmのワイヤ供
給速度で、ほぼ約0.5乃至1.5インチ幅(W)の溶接ビードが形成される。
互いに離隔した溶接体積部11、13、15、17の間にほぼ0.1インチの間
隔19を維持すると、同時発生の溶接アーク間には認識可能な相互作用は認めら
れない。毎分約2.5乃至3.6インチの溶接速度を得るため溶接部の下方でロ
ータ表面3を回転することにより、溶接ビードの高さ(H)が約0.065乃至
0.080インチになる。別の実施例におけるワイヤ状溶接金属27は、米国特
許第4,897,519号に開示されるように9Crが変性されたものである。
説明する。タービンロータの改造または補修にストリップを使用すると、作業を
迅速に完了させ、部品を短時間で稼働状態に復帰させることができるため、コス
トとサイクル時間が減少する。動翼の設計にはそれぞれ相違点があるため、これ
ら種々の動翼に必要な溶着すべき溶接金属の量は異なる。ストリップを用いると
、溶着速度を増加させることができる。高純度のストリップ材料を用いると、高
品質の溶接が可能となる。
て、補修が行われる。広幅のストリップを必要とする形状のような特殊な用途で
は、必要な溶接幅を得るために多数のストリップを横に並べて用いる。多数のス
トリップを横に並べて用いるこの方法は、広幅のストリップの製造またはその入
手に制約があるためである。この改造または補修方法は、高圧または低圧ロータ
及びタービン部品の何れにも利用可能である。好ましくは、調製済み表面の上に
360°にわたり溶接部を肉盛りする。ロータの周りのパス回数は、実施する補
修及び動翼取付け部の所望の高さにより決まる。好ましい実施例では、ストリッ
プの1つのパスが1つの層に等しく、ストリップは、その幅が最終溶接部に所望
される幅を与えるように選択されるであろう。その後のパスはそれぞれ、前のパ
スを熱処理し焼き戻すように作用し、それにより溶接部の特性が改善される。
上で行われる。使用するストリップ材料及び溶接方法は、その結果得られる溶接
部の種々の特性を決定する要因である。関心のある溶接特性の一部には、高サイ
クル疲労、応力腐蝕割れ、靭性、破壊力学、溶接物の幾何学的形状がある。高圧
タービン用合金に対して行ったの補修の大部分は制御段の領域内であった。これ
らの改造または補修は通常、サイドエントリーまたはトリプルピン型への設計変
更を行うために行われた。ロータのこの領域は、高圧蒸気が通過するため高温及
び大きな応力に曝される。ストリップを使用し高圧ロータに対してこれらの補修
を行う際、動翼取付け領域のクリープを適正に補償するために熱影響部の応力及
び運転温度を考慮することが重要である。
加工して、所望の動翼取付け部を形成する。直線型または曲線型サイドエントリ
ーまたは反転Tスロットもしくは種々のピン構造を、この溶接体積部に切削加工
して、動翼取付け用の所望の手段を形成することが好ましい。
共に明らかにしたが、それらの説明は例示の目的を持つにすぎず、本発明の原理
の範囲内で、頭書の特許請求の範囲の用語の一般的な意味により決まる最大幅内
で、部品の形状、サイズ及び配置構成の変更が可能であることを理解されたい。
従来法の溶接肉盛りが行われた制御段のロータを示す横断面図である。
切削加工により形成されたフィンガー部を示す。
動翼根元部が切削加工により除去され、切削加工済み表面上の従来法による肉盛
り部上に複数の溶接トーチにより複数の互いに離隔した溶接体積部が溶着され、
また溶接金属の溶着時にワイヤ状溶加材を加熱するために電流を流す例を示す。
例に従って、互いに離隔した溶接体積部がそれぞれ溶接金属の複数層により形成
され、各層が単一の溶接ビードから形成される例を示す。
のあるロータ領域の肉盛り補修に、サブマージアーク溶接法を単独で用いること
がある。サブマージアーク溶接による肉盛り補修法の主要な利点は、溶着速度が
、溶接金属で通常毎時約15ポンド(6.75 Kg)と非常に高いことである。溶着速
度が大きいことは、稼働ロータの溶接による補修の多くがタービンの運転停止期
間中に行われるため、重要である。従って、時間が非常に重要である。しかしな
がら、この方法では予熱することが必要であり、冶金的性質が劣る比較的大きい
粒径が生じる。典型的には、低圧ロータ上のこれらサブマージアーク溶接による
溶接部は、降伏強度が約85乃至100 Ksi(586乃至689 MPa)及び室温シャルピー
靭性が約100乃至120フィート−ポンド(136乃至163 J)である。また、サブマー
ジアーク溶接物は、超音波検査により品質が劣っているとしてリジェクトされる
ことが多く、しばしば溶接金属中にスラグ巻込みやポロシティが存在することが
わかっている。さらに、サブマージアーク溶接物から製造されるCr−Mo−V
の高圧ロータ補修溶接部には、クリープ破断及び切欠き感度の点で重大な問題が
ある。従って、高応力集中半径が小さいCr−Mo−Vのロータスティープルの
溶接による補修にとって、サブマージアーク法は一般的に受け入れられない。
うためにガスタングステンアーク溶接法(GTAW)を使用することに注目が集
まっている。この点については、次の論文、R. E. Clark, et al. "Experiences
with Weld Repair of Low Pressure Steam Turbine Rotors", 47th American P
ower Conference, April 22-24, 1985, Chicago, Ill., printed by Westinghou
se Electric Corporation, Power Generation, Orlando, Floridaを参照された
い。ガスタングステンアーク溶接法は、個々のロータ取付け部の溝、表面的な、
又は浅い溝の補修をして小さな欠陥を除去するために使用されている。この方法
はまた、動翼又は部品取付け部若しくは溝のところで、すなわち360°(6.
3ラジアン)に亘たって、多数の肉盛り及び被覆を行って摩滅した材料を復元す
るために使用されている。ガスタングステンアーク溶接法は、比較的高い超音波
品質を与え、必要とされる予熱は少なくて済み、ロータ材料の仕様条件を越える
張力及び衝撃特性を有する溶接物を生成する。この方法により得られる低合金鋼
溶接物は、一般的に、降伏強度が約90乃至115 Ksi(621乃至793 MPa)及び室温
シャルピー靭性が約160乃至210フィート−ポンド(218乃至286 J)である。さら
に、この溶接法によると、上述した方法のうちで最小粒径の微細組織が得られる
。
は、故障しにくいタービンロータ及び蒸気タービンの摩滅表面の補修方法を含め
て、当該技術分野において知られている。このタイプの方法は、米国特許第4,94
0,390号(Clark et al.)及び4,903、833号(Clark et al.)に記載されている。か
かる方法では、矩形の溶接体積部を形成した後、この体積部から複数のフィンガ
ー部が切削加工される。これらの方法には、溶接応力及び割れを最小限に抑える
溶接法及び熱処理が含まれる。制御された態様での溶接肉盛りは、蒸気タービン
に常用される高圧高温のロータ及びディスクの第一鉄Cr−Mo−V母材金属に
欠陥が発生する危険性を実質的に減少させる。この方法は、溶接機のアクセスを
改善し、溶接部の健全性を向上させるため、ロータへ鍛造取付け部を溶接する技
術の改良である。これらの特徴は、2400 psi(168.8 Kg/cm2)を越える圧力と10
00°F(537.8℃)を越える温度で運転されることが知られているロータのよう
な高圧タービン部品にとって特に重要である。
属層を溶着した後、高い適用温度で第1の層上に第2の溶接金属層を溶着して、
第1の層の溶着により母材金属に生じた熱影響部(HAZ)の少なくとも一部を
焼戻しすることより成る。本明細書中用語「熱影響部」は、溶接部の溶融領域の
すぐ近くの母材金属領域を意味する。このプロセス設は、熱影響部内における金
属組織上の問題の発生を克服する改良溶接法を用いる。溶接金属の第2の層の溶
着によりさらに熱が生じるが、この熱は熱影響部を直ちに熱処理して、母材金属
中の粗い粒子を再結晶させ焼戻しする。粗い粒子がより細かな粒子の組織に変化
すると、溶接補修部の近傍における応力除去割れを最小限に抑えることができる
ことがわかる。この制御された態様での溶接肉盛りは、溶接金属の第1の層を溶
接する熱により生じる母材金属の過剰な焼戻し又は軟化を回避させる。この強度
低下の大きい部分は、溶接部を横断する方向に応力が加わると生じるが、これは
、例えば高及び低疲労、張力又はクリープ破断である。溶接物の最初の層を適切
に制御すると、熱影響部の欠陥を著しく減少させ、熱に影響されない母材金属の
レベルより下の領域の強度低下を防ぐことができる。また、ビードシーケンシン
グを用いて母材金属への熱入力を最小限に抑えることも知られている。さらに、
溶接痕シールドを用いて、張力特性を低下させる可能性のある溶接金属中の炭素
の喪失を最小限に抑える。また、予熱−パス間温度、シールドガスの種類及び流
量、電流、電圧、タングステンのサイズ及び溶接速度のようなパラメータも、高
品質の溶接を行うためのパラメータとして知られている。単一「スティープル(s
teeple)」の補修及びロータの360°(360ラジアン)にわたる補修の方法
も知られている。しかしながら、このプロセスは、1つの溶接トーチにより1つ
の大きな溶接体積部を一度に1つの溶接リードを用いて肉盛りした後、この1つ
の溶接体積部を切削加工して個々のフィンガー部を形成しなければならない点で
、非常に時間がかかる。タービンロータ及び部品の補修又は交換に付随する運転
停止時間又はサイクル時間は、コスト的に見て比較的高くつく。この方法はまた
、補修すべき表面上に溶接金属を最初に溶着させた後,1つの溶接体積部の一部
を切削加工により除去して個々のフィンガー部を形成するため、材料が無駄にな
る。
始する点まで肉盛りされている1つの溶接体積部の上に複数の互いに離隔した溶
接体積部11、13、15、17が形成されているロータの調製済み溶接表面3
を示す。当該技術分野で理解されるように、本発明の目的のためには、この1つ
の溶接体積部2は、ロータ表面の延長部であって、ステープルが延伸を開始する
点へロータ表面から半径方向に延伸させるためにのみ使用されるため、ロータの
調製済み溶接表面3と等価であると考えることができる。これら複数の互いに離
隔した溶接体積部11、13、15、17は、溶接体積部間の空間19により生
じる溶接アーク間の物理的及び磁気的距離のため、アークブロー及び近接溶接ア
ークの相互作用の問題に妨げられることなく、同時に形成できる。本発明の好ま
しい実施例によると、工場で「アークブロー」として知られるアークの不安定性
が大きく減少するか、検知できないほどわずかなものになる。これは、アークを
パルス状にすることにより達成される。アークのこのパルス化は、パルス化され
ないものと比べて激しいアークを発生させるパルス電流を流すことにより得られ
る。その結果、磁気的不安定性にそれほど感応しないアークが得られる。従って
、アークの柱が激しくなればなるほど、アークの不安定性に対する抵抗が大きく
なる。しかしながら、最良の方策は溶接体積部11、13、15、17を別々に
形成することであり、その理由は種々の突出部を形成することにより電束界(ele
ctrical flux field)が破壊されるためである。1つの大きなブロックが形成さ
れる旧い溶接補修方法によると、2又はそれ以上のトーチの用いる場合、特にア
ークが互いに近接すると、アークブローが非常に顕著である。この旧い方法では
、唯一の解決法はトーチを或る距離分離することであった。本発明のこの新規な
方法では、肉盛りを一旦開始すると電束界が破壊されるためこの問題が解決され
る。突出部が高ければ高いほど、電束界が小さくなる。アークの不安定性はまた
、トーチ21、23が同一方向に移動し振動して、それらの間の最大距離(D)
が維持されるようにトーチの運動を協調させると減少する。空間19により互い
に離隔した複数の溶接体積部11、13、15、17はまた、図1Aに示す従来
法の1つの大きな溶接体積部1と比較すると、複数の溶接体積部の溶接部に小さ
な残留応力を与える。これは、空間19が互いに離隔した溶接体積部の間の逃げ
場として働くからである。さらに、溶接ビードの数が少ないと、溶接部への熱入
力の合計量が少なくなる。
が2つのトーチにより同時に形成されるが、各溶接部に約30乃至70アンペア
の予熱電流を流し、直径0.045乃至0.062インチ(1.143乃至1.
575mm)の溶接ワイヤ27を毎秒約0.4乃至0.8サイクル(ヘルツ)の
振動速度で約0.4乃至1.2インチ(10.2乃至30.5mm)振動させ、
毎分2.5乃至3.6インチ(1.06乃至1.52mm/秒)の溶接速度、約
65乃至250ipm(2.75乃至10.6cm/秒)のワイヤ供給速度で、
ほぼ約0.5乃至1.5インチ(1.27乃至3.81cm)幅(W)の溶接ビ
ードが形成される。互いに離隔した溶接体積部11、13、15、17の間にほ
ぼ0.1インチ(2.54mm)の間隔19を維持すると、同時発生の溶接アー
ク間には認識可能な相互作用は認められない。毎分約2.5乃至3.6インチ(
1.06乃至1.52mm/秒)の溶接速度を得るため溶接部の下方でロータ表
面3を回転することにより、溶接ビードの高さ(H)が約0.065乃至0.0
80インチ(1.65乃至2.03mm)になる。別の実施例におけるワイヤ状
溶接金属27は、米国特許第4,897,519号に開示されるように9Crが
変性されたものである。
て、補修が行われる。広幅のストリップを必要とする形状のような特殊な用途で
は、必要な溶接幅を得るために多数のストリップを横に並べて用いる。多数のス
トリップを横に並べて用いるこの方法は、広幅のストリップの製造またはその入
手に制約があるためである。この改造または補修方法は、高圧または低圧ロータ
及びタービン部品の何れにも利用可能である。好ましくは、調製済み表面の上に
360°(6.3ラジアン)にわたり溶接部を肉盛りする。ロータの周りのパス
回数は、実施する補修及び動翼取付け部の所望の高さにより決まる。好ましい実
施例では、ストリップの1つのパスが1つの層に等しく、ストリップは、その幅
が最終溶接部に所望される幅を与えるように選択されるであろう。その後のパス
はそれぞれ、前のパスを熱処理し焼き戻すように作用し、それにより溶接部の特
性が改善される。
Claims (40)
- 【請求項1】 タービンロータの補修又は改造方法であって、 タービンロータ(5)を用意し、 タービンロータ(5)の上に溶接表面(3)を調製し、 溶接表面(3)の上にワイヤ状溶加材(27)を溶着させて複数の互いに離隔
した溶接体積部(11、13、15、17)を形成するステップより成り、 複数の互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)は複数のフィン
ガー部(12、14、16、18)を形成する、タービンロータの補修又は改造
方法。 - 【請求項2】 溶着ステップはさらに、少なくとも2つの互いに離隔した溶
接体積部を同時に形成するステップを含む請求項1の方法。 - 【請求項3】 溶着ステップの間に、電流(25)をワイヤ状溶加材(27
)に流すことにより該ワイヤ状溶加材(27)を加熱するステップをさらに含む
請求項1の方法。 - 【請求項4】 溶着ステップはさらに、 複数層(29)の溶加材(27)を有する複数の互いに離隔した溶接体積部(
11、13、15、17)をそれぞれ形成し、 各層(29)を単一の溶接ビード(28)で形成するステップを含む請求項1
の方法。 - 【請求項5】 溶着ステップはさらに、溶接体積部に所定の幅Wを、また溶
接ビードに所定の高さHを与えるに十分な振幅で溶接トーチ(21、23)を振
動させることにより単一の溶接ビード(28)をそれぞれ形成するステップを含
む請求項4の方法。 - 【請求項6】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を形
成するように溶着中のワイヤ状溶加材(27)は、従来の鍛錬加工型である請求
項1の方法。 - 【請求項7】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を形
成するように溶着中のワイヤ状溶加材(27)は、合金ストリップである請求項
1の方法。 - 【請求項8】 合金ストリップ(27)は、延長突出モードにより複数の互
いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を形成するように溶着され
る請求項7の方法。 - 【請求項9】 溶接金属(27)はサブマージアーク溶接により溶着される
請求項1の方法。 - 【請求項10】 溶接金属(27)はガス金属アーク溶接により溶着される
請求項1の方法。 - 【請求項11】 溶接金属(27)はガスタングステンアーク溶接又はプラ
ズマアーク溶接により溶着される請求項1の方法。 - 【請求項12】 溶接金属(27)はエレクトロスラグ溶接により溶着され
る請求項1の方法。 - 【請求項13】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
切削加工して複数のフィンガー部(12、14、16、18)を形成するステッ
プをさらに含む請求項1の方法。 - 【請求項14】 タービンロータ(5)を用意し、 タービンロータ(5)の上に溶接表面(3)を調製し、 溶接表面(3)の上にワイヤ状溶加材(27)を溶着させて複数の互いに離隔
した溶接体積部(11、13、15、17)を形成するするステップより成り、 複数の互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)は複数のフィン
ガー部(12、14、16、18)を形成し、 溶着ステップは、少なくとも2つの互いに離隔した溶接体積部(11、13、
15、17)を同時に形成するステップを含む、タービンロータの補修又は改造
方法。 - 【請求項15】 溶着ステップの間に、電流(25)をワイヤ状溶加材(2
7)に流すことにより該ワイヤ状溶加材(27)を加熱するステップをさらに含
む請求項14の方法。 - 【請求項16】 溶着ステップはさらに、 複数層(29)の溶加材(27)を有する複数の互いに離隔した溶接体積部(
11、13、15、17)をそれぞれ形成し、 各層(29)を単一の溶接ビード(28)で形成するステップを含む請求項1
4の方法。 - 【請求項17】 溶着ステップはさらに、溶接体積部に所定の幅Wを、また
溶接ビードに所定の高さHを与えるに十分な振幅で溶接トーチ(21、23)を
振動させることにより単一の溶接ビード(28)をそれぞれ形成するステップを
含む請求項16の方法。 - 【請求項18】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
形成するように溶着中のワイヤ状溶加材(27)は、従来の鍛錬加工型である請
求項14の方法。 - 【請求項19】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
形成するように溶着中のワイヤ状溶加材(27)は、合金ストリップである請求
項14の方法。 - 【請求項20】 合金ストリップ(27)は、延長突出モードにより複数の
互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を形成するように溶着さ
れる請求項19の方法。 - 【請求項21】 溶接金属(27)はサブマージアーク溶接により溶着され
る請求項14の方法。 - 【請求項22】 溶接金属(27)はガス金属アーク溶接により溶着される
請求項14の方法。 - 【請求項23】 溶接金属(27)はガスタングステンアーク溶接又はプラ
ズマアーク溶接により溶着される請求項14の方法。 - 【請求項24】 溶接金属(27)はエレクトロスラグ溶接により溶着され
る請求項14の方法。 - 【請求項25】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
切削加工して複数のフィンガー部(12、14、16、18)を形成するステッ
プをさらに含む請求項14の方法。 - 【請求項26】 タービンロータ(5)を用意し、 タービンロータ(5)の上に溶接表面(3)を調製し、 溶接表面(3)の上にワイヤ状溶加材(27)を溶着させて複数の互いに離隔
した溶接体積部(11、13、15、17)を形成するするステップより成り、 複数の互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)は複数のフィン
ガー部(12、14、16、18)を形成し、 溶着ステップは、少なくとも2つの互いに離隔した溶接体積部(11、13、
15、17)を同時に形成するステップを含み、 さらに、溶着ステップの間に、電流(25)をワイヤ状溶加材(27)に流す
ことにより該ワイヤ状溶加材(27)を加熱するステップを含む、タービンロー
タの補修又は改造方法。 - 【請求項27】 溶着ステップはさらに、 複数層(29)の溶加材(27)を有する複数の互いに離隔した溶接体積部(
11、13、15、17)をそれぞれ形成し、 各層(29)を単一の溶接ビード(28)で形成するステップを含む請求項2
6の方法。 - 【請求項28】 溶着ステップはさらに、溶接体積部に所定の幅Wを、また
溶接ビードに所定の高さHを与えるに十分な振幅で溶接トーチ(21、23)を
振動させることにより単一の溶接ビード(28)をそれぞれ形成するステップを
含む請求項27の方法。 - 【請求項29】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
形成するように溶着中のワイヤ状溶加材(27)は、従来の鍛錬加工型である請
求項26の方法。 - 【請求項30】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
形成するように溶着中のワイヤ状溶加材(27)は、合金ストリップである請求
項26の方法。 - 【請求項31】 合金ストリップ(27)は、延長突出モードにより複数の
互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を形成するように溶着さ
れる請求項30の方法。 - 【請求項32】 溶接金属(27)はサブマージアーク溶接により溶着され
る請求項26の方法。 - 【請求項33】 溶接金属(27)はガス金属アーク溶接により溶着される
請求項26の方法。 - 【請求項34】 溶接金属(27)はガスタングステンアーク溶接又はプラ
ズマアーク溶接により溶着される請求項26の方法。 - 【請求項35】 溶接金属(27)はエレクトロスラグ溶接により溶着され
る請求項26の方法。 - 【請求項36】 互いに離隔した溶接体積部(11、13、15、17)を
切削加工して複数のフィンガー部(12、14、16、18)を形成するステッ
プをさらに含む請求項26の方法。 - 【請求項37】 溶着ステップはさらに、ワイヤ状溶加材(27)と溶接ト
ーチ(21,23)を約0.4乃至1.2インチで毎秒0.4乃至0.8サイク
ルの振動速度で振動させるステップを含む請求項1の方法。 - 【請求項38】 溶着ステップはさらに、溶接ビードに所定の高さHを与え
るに十分な溶接速度とワイヤ状溶加材(27)供給速度を用いる請求項1の方法
。 - 【請求項39】 溶着ステップはさらに、約65乃至250ipmのワイヤ
状溶加材(27)供給速度と、毎分約2.5乃至3.6インチの溶接速度を用い
る請求項28の方法。 - 【請求項40】 溶着ステップはさらに、互いに離隔した溶接体積部(11
、13、15、17)の間に約0.1インチの空間(19)を維持するステップ
より成る請求項1の方法。
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