JP2002522806A - 自己接着性をもったエレクトロクロミック電極および該電極を含むアセンブリー - Google Patents

自己接着性をもったエレクトロクロミック電極および該電極を含むアセンブリー

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JP2002522806A
JP2002522806A JP2000564097A JP2000564097A JP2002522806A JP 2002522806 A JP2002522806 A JP 2002522806A JP 2000564097 A JP2000564097 A JP 2000564097A JP 2000564097 A JP2000564097 A JP 2000564097A JP 2002522806 A JP2002522806 A JP 2002522806A
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ベーアマン,ロルフ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は電気伝導性の被膜を有するガラスまたはプラスティックス材料からつくられた基質、エレクトロクロミック性をもつ重合体の有機材料および接着層を有する自己接着性のエレクトロクロミック電極、並びにこのような電極を取り付けたエレクトロクロミック・システムに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は結合層を含むエレクトロクロミック電極、および該電極を装着したエ
レクトロクロミック・アセンブリー並びにその使用に関する。
【0002】 エレクトロクロミック材料は酸化および還元過程により色を変化させる。或る
エレクトロクロミック・アセンブリーにおいてはエレクトロクロミック材料とイ
オンを貯蔵する対向電極とをイオン伝導性のゲル電解質で互いに連結し、層間に
電荷の輸送が起こるようにする。エレクトロクロミック材料の光学的性質は酸化
還元過程によって変化するが、これをイオンの交換、例えばプロトンまたはリチ
ウムイオンのようなな金属イオンの交換に結び付けることができる。このように
してイオンの貯蔵材料から出て来たイオンを、電場の影響の下に微小構造体から
放出させたりまたはその中に挿入したりすることができる。かける電場の極性を
変えるとこの効果は逆転し、その結果エレクトロクロミック材料は元の光学的な
状態に戻る。
【0003】 無機性の金属酸化物、例えばWO3をベースにしたエレクトロクロミックな応
用分野におけるエレクトロクロミック結合層は国際特許公開明細書97/404
19号に記載されている。
【0004】 本発明の目的は、製造するのが複雑な無機性のエレクトロクロミック金属酸化
物の代わりに、容易に使用できる有機性の重合体から成るエレクトロクロミック
層を含むエレクトロクロミック結合層を開発することである。またこれらの重合
体の層は、可撓性をもった基質の上で曲げた場合、無機性の金属酸化物の層の場
合に従来見られたような亀裂を生成してはならない。
【0005】 本発明においてはエレクトロクロミック重合体、例えばポリ(3,4−エチレ
ンジオキシチオフェン)を含む層はこれらの要求を満たすことが見出された。
【0006】 本発明によれば、剛性または可撓性をもち細片またはフィルムとしての形につ
くり得る電気伝導性の被膜を被覆されたガラスまたはプラスティックスの基質、
エレクトロクロミックな特性を示す重合体の有機材料、および結合層から成る自
己接着性のエレクトロクロミック電極が提供される。
【0007】 本発明のエレクトロクロミック電極は、結合層の上に連続的または不連続的に
被覆された取り外し得る保護層をもっていることが好ましい。
【0008】 結合層は、単一層または多重層の構造をもつようにつくることができ、周囲条
件下において接着性または結合性を示すか、或いは例えば溶媒で膨潤させるかま
たは高温または高圧を作用させるとこのような性質を発現する。結合層はイオン
貯蔵材料から成っていることが好ましい。
【0009】 イオン貯蔵材料は、イオン、好ましくはプロトンまたは金属イオン、特にリチ
ウムイオンを可逆的に挿入することができる微小構造をもつ材料であり、挿入ま
たは放出は電場をかけることによって行うことができる。
【0010】 結合層はそれ自身が接着性または結合性を示すイオン貯蔵材料、或いは別な層
の形の一つまたはそれ以上のイオン貯蔵層と組み合わせるか、或いはイオン貯蔵
材料と混合して組み合わされた構造が結合性または接着性を示すようにしたイオ
ン貯蔵材料によって得ることができる。
【0011】 好適な構造物においては、イオン貯蔵材料は基質と除去可能な保護層との間に
配置されている。他の好適な構造物においては、エレクトロクロミック材料およ
びイオン伝導性の重合体ゲル電解質が基質と除去可能な保護層との間に配置され
ている。保護層はそれぞれの場合下にある機能層を傷めることなく容易に取り外
し得る低エネルギーの表面を表すことができる。結合層は好ましくは圧感性の層
である。即ちこの層は基質に圧し付けた際に接着しなければならない。
【0012】 本発明の目的に対しては、「エレクトロクロミック材料」という言葉は還元お
よび酸化することができ挿入されたイオンを含み得る有機性の重合体材料(好ま
しくはポリジオキシチオフェン)を意味する。
【0013】 ポリジオキシチオフェンは好ましくは正に帯電しており、式(I)の構造単位
【0014】
【化1】
【0015】 ここで A1およびA2は互いに独立に置換基をもった或いはもたない(C1〜C4)−ア
ルキルを表すか、或いは一緒になって置換基をもった或いはもたない(C1〜C4 )−アルキレンを表し、 nは2〜10000の整数、好ましくは5〜5000である、 からつくられ、好ましくは対抗イオンとして多価陰イオンをもっている。
【0016】 好適な陽イオンのポリジオキシチオフェンは下記式(Ia)〜(Ib)の構造
単位からつくられている。
【0017】
【化2】
【0018】 ここで R1およびR2は互いに独立に水素、置換基をもちまたはもたない(C1〜C18
)−アルキル、好ましくは(C1〜C10)−、特に(C1〜C6)−アルキル、(
1〜C12)−アルケニル、好ましくは(C1〜C8)−アルケニル、(C3〜C7
)−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルまたはシクロヘキシル、(C7
〜C15)−アラルキル、好ましくはフェニル−(C1〜C4)−アルキル、(C6
〜C10)−アリール、好ましくはフェニルまたはナフチル、(C1〜C18)−ア
ルコキシ、好ましくは(C1〜C10)−アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ
、n−プロポキシまたはイソプロポキシ、或いは(C2〜C18)−アルコキシエ
ステルであり、 R3、R4は互いに独立に水素、ただし両方同時に水素であることはなく、或い
は(C1〜C18)−アルキル、好ましくは(C1〜C10)−、特に(C1〜C6)−
アルキル、(C2〜C12)−アルケニル、好ましくは(C2〜C8)−アルケニル
、(C3〜C7)−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルまたはシクロヘキ
シル、(C7〜C15)−アラルキル、好ましくはフェニル−(C1〜C4)−アル
キル、(C6〜C10)−アリール、好ましくはフェニルまたはナフチル、(C1
18)−アルコキシ、好ましくは(C1〜C10)−アルコキシ、例えばメトキシ
、エトキシ、n−プロポキシまたはイソプロポキシ、或いは(C2〜C18)−ア
ルコキシエステルであり、それぞれの場合少なくとも一つのスルフォン基によっ
て置換されており、 nは2〜10000、好ましくは5〜5000である。
【0019】 本発明のエレクトロクロミック装置は、下記式(I−a−1)および/または
(I−b−1)を有する少なくとも1種の電気伝導性のエレクトロクロミックな
陽イオンのまたは荷電していないポリジオキシチオフェンを含んでいることが極
めて好ましい。
【0020】
【化3】
【0021】 式中 R3は上記に定義した通りであり、 nは2〜10,000、好ましくは5〜5000の整数を表す。
【0022】 多価イオンとしては重合したカルボン酸、例えばポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、またはポリマレイン酸、並びに重合したスルフォン酸、例えばポリスチ
レンスルフォン酸およびポリビニルスルフォン酸の陰イオンが用いられる。これ
らのポリカルボン酸およびポリスルフォン酸はまたビニルカルボン酸およびビニ
ルスルフォン酸と他の重合可能な単量体、例えばアクリル酸エステルおよびスチ
レンとの共重合体であることができる。
【0023】 対抗イオンとしてはポリスチレンスルフォン酸の陰イオンが特に好適である。
【0024】 多価陰イオンを誘導する重合した酸の分子量は好ましくは1000〜2 00
0 000、特に好ましくは2000〜500 000である。重合した酸また
はそれらのアルカリ金属塩、例えばポリスチレンスルフォン酸およびポリアクリ
ル酸はは市販されているか、そうでない場合には公知方法で製造することができ
る(Houben Weyl,Methoden der organisch
en Chemie、E20巻、Makromolekulare Stoff
e、第2部(1987年)1141頁以降参照)。
【0025】 ポリジオキシチオフェンおよび多価陰イオンの分散物をつくるのに必要な遊離
の重合した酸の代わりに、重合した酸のアルカリ金属塩と適当な量の単量体の酸
との混合物を使用することもできる。
【0026】 式(Ib1)の場合には、ポリジオキシチオフェンは構造単位の中に正および
負の電荷をもっている。ポリジオキシチオフェンの製造法は例えばヨーロッパ特
許A−0 440 957号(米国特許A−5 300 575号)に記載され
ている。
【0027】 ポリジオキシチオフェンは酸化重合法によっ得られる。これによって正の電荷
が与えられるが、式の中にそれは示されていない。電荷の数および位置は明瞭に
は決定できないからである。
【0028】 従ってエレクトロクロミック材料は例えばポリ−(3,4−エチレンジオキシ
チオフェン)(PEDT)、ポリ−(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポ
リスチレンスルフォネート(PEDT/PSS)、またはこれら個々の形のもの
にイオン、好ましくはプロトンまたは金属イオン、特にリチウムイオンが挿入さ
れた材料から成ることができる。
【0029】 好適なエレクトロクロミック電極はエレクトロクロミック材料として電気伝導
性の重合体、好ましくはポリ(3,4−ジオキシチオフェン)から選ばれた該重
合体を含んでいる。
【0030】 他の好適なエレクトロクロミック電極はイオン貯蔵材料、好ましくはV25
Nb25、Lix25、LixNb25または酸化ニッケルを含んでいる。好適
な構成では、エレクトロクロミック材料またはイオン貯蔵材料はそれ自身結合性
または接着性をもたず、これにイオン伝導性のゲル電解質が被覆される。
【0031】 本発明において好適な可撓性をもった基質は、ポリエチレンテレフタレート(
PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)或いは可撓性をもったガラ
スであり、いずれの場合も透明な電気伝導性の被膜が備えられている。可撓性の
基質は反射性をもっていることもできる。従って例えば可撓性の基質は反射層と
して銀の層のような金属の層をもっていることができる。透明な電気伝導性の被
膜は酸化インジウム錫(ITO)、二酸化錫(SnO2)、またはフッ素をドー
ピングした二酸化錫(SnO2:F)、或いは例えば銀のような十分に薄い金属
の層から成っていることができる。
【0032】 また本発明によれば、本発明の自己接着性のエレクトロクロミック電極を含む
エレクトロクロミック・アセンブリーが提供される。このアセンブリーにおいて
は、第2の電気伝導性の層を上記の自己接着性の電極に接触させる。
【0033】 第2の電気伝導性のシステムは剛体の基質、例えばガラスから成り、これに透
明な電気伝導性の層が取り付けられたものであることが有利である。
【0034】 自己接着性の電極がエレクトロクロミック重合体、例えばPEDT/PSSお
よびイオン伝導性の重合体ゲル電解質から成っている場合には、第2の基質はイ
オン貯蔵材料、例えばV25、Lix25または酸化ニッケルを含んでいるこ
とが好ましい。自己接着性の電極がイオン貯蔵材料、例えばV25、Lix2 5 または酸化ニッケルおよび重合体のゲル電解質を含んでいる場合には、第2の
基質はエレクトロクロミック重合体、例えばPEDT/PSSを含んでいること
が好ましい。
【0035】 好適な具体化例においては、本発明により重合体のエレクトロクロミック材料
、好ましくはポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)から誘導された材料
、およびイオンを挿入するイオン貯蔵材料を含み、これらの材料がイオン伝導性
の重合体のゲル電解質の層によって互いに分離され、ここで一つの基質はガラス
からつくられ第2の基質は可撓性のプラスティックスからつくられているか、或
いはその逆の構成をもつか、または両方の基質がプラスティックスからつくられ
ているエレクトロクロミック・アセンブリーが提供される。この場合重合体のイ
オン伝導性をもったゲル電解質は結合層または接着層の機能を果たすことが好ま
しい。
【0036】 他の具体化例に従えば、本発明により (a)二つの電気伝導性の基質の一つは剛性であって透明であり、他の基質は
可撓性であって透明であり、これらの二つの基質の間にあるエレクトロクロミッ
ク層からつくられたエレクトロクロミック・アセンブリーを含むか、または (b)二つの可撓性をもった透明な電気伝導性の基質の間にあるエレクトロク
ロミック層からつくられ、剛体のまたは可撓性をもった透明な基質の間にある随
時カプセル化されたフィルム複合システムとして埋め込むことができるエレクト
ロクロミック・アセンブリーを含むか、或いは (c)上記(a)または(b)に記載したエレクトロクロミック・アセンブリ
ーであって、さらに第1または第2の基質のいずれにも接触しておらず、ガス層
または真空によって分離されて熱伝導に対する障壁層となっている第3の基質を
含むエレクトロクロミック・アセンブリーを含んでいる採光ユニット(glaz
ing unit)が提供される。
【0037】 (a)、(b)および(c)のすべての場合において、エレクトロクロミック
・アセンブリーは有機性の重合したエレクトロクロミック材料、好ましくはポリ
(3,4−ジオキシチオフェン)、特にポリ(3,4−エチレンジオキシチオフ
ェン)から得られる材料、イオンを挿入し得るイオン貯蔵材料、およびイオン伝
導性の重合体ゲル電解質を含み、該電解質は最初の二つの材料を互いに分離して
いる。この場合ゲル電解質は結合層または接着層の機能を果たすことが好ましい
【0038】 本発明のエレクトロクロミック・アセンブリーに使用される可撓性の接着片、
接着フィルム等は、完全なエレクトロクロミック・アセンブリーの製造に関し既
存のシステムに比べ多くの利点を提供する。即ち可撓性の細片またはフィルムは
ロールの形で供給され、現場で例えば切断して所望の寸法にされる。さらに本発
明の概念は大きな面積をもったアセンブリー、例えば建物または車両用の区画に
おけるエレクトロクロミックな性能をもった窓(スマート・ウィンドウ(sma
rt window))を製造する機械を提供する。
【0039】 図1Aは互いに部分的に分離された一つの剛体の基質と一つの可撓性の基質と
をもったエレクトロクロミック・アセンブリー10を示す。ここでは実際の機能
的なエレクトロクロミック層は詳細には示されていない。
【0040】 図1Bはすべての必要な層を有するエレクトロクロミック・アセンブリーの全
体的な構造に亙る拡大断面図である。
【0041】 添付図面は透明な電気伝導性の層18を有する可撓性の基質16の上にある細
片またはフィルム12を示す。ここで20はイオン貯蔵材料を示し、22はイオ
ン伝導性のゲル電解質を示す。可撓性の基質16は好ましくはPET、PENま
たは可撓性のガラスである。透明な電気伝導体18は好ましくは酸化インジウム
錫(ITO)、二酸化錫(SnO2)、フッ素をドーピングした二酸化錫(Sn
2:F)または金属、例えば銀である。伝導性の被膜を有するこの型の可撓性
の基質は公知であり、そのいくつかは市販されている。
【0042】 イオン貯蔵材料20は、イオン、好ましくはプロトンまたは金属イオン、特に
リチウムイオンを貯蔵し、電圧をかけるとこれらのイオンを再び放出するイオン
を挿入し得る材料である。この目的に適したイオン貯蔵材料はバナジンまたはニ
オブの酸化物、またはその混合物、或いは酸化ニッケルである。
【0043】 この場合V25、Nb25または酸化ニッケルが好適である。イオン伝導性の
ゲル電解質22としては、圧力をかけると結合または接着をする性質をもった重
合体の電解質を使用することが好ましい。
【0044】 電解質22はイオンを輸送する機能をもっているばかりでなく、細片またはフ
ィルム12を剛体の基質14に結合する役目をする。電解質は、かけた電圧の抑
制に依存して、イオン貯蔵材料20とエレクトロクロミック重合体材料との間で
金属イオンを移動させる。図1Bには示されていない障壁層はイオン貯蔵材料2
0から電解質22を分離し、このようにしてエレクトロクロミック・アセンブリ
ーの寿命を増加させることができる。適当な障壁層の例は酸化ニオブである。
【0045】 ゲル電解質22に対する極めて好適な基質材料はリチウムイオンを伝導する単
量体、オリゴマーまたは重合体の交叉結合した重合生成物である。この場合光の
作用で交叉結合させることが特に好適である。重合体は溶媒、特に好ましくはプ
ロピレンカーボネートによって膨潤させることができ、その結果交叉結合させた
後でも良好な接着を得るために表面を溶媒で濡らすことができる。金属イオン、
特に好ましくはリチウムイオンは交叉結合中既に電解質のシステムの中に存在す
ることができる。剛性をもった或いは可撓性をもった基質14は、24のように
ガラス、ポリカーボネートまたはPETをベースにしたものであることが非常に
好適であるが、電気伝導性の層26および重合体のエレクトロクロミック・材料
28、特に好ましくはポリ−(3,4−エチレンジオキシチオフェン)を含んで
いる。
【0046】 エレクトロクロミック材料28の光学的性質は層18および26に電圧をかけ
ることにより、またその極性を変えることにより変えることができる。
【0047】 エレクトロクロミック材料28としては、ポリ−(3,4−エチレンジオキシ
チオフェン)ポリスチレンスルフォン酸PEDT/PSSが極めて好適である。
この材料の水性分散液はBaytron P(R)(Leverkusen、Ba
yer AG)として市販されている。
【0048】 図2Bは本発明の接着片または接着フィルムを用いてエレクトロクロミック・
アセンブリーを製造する工程を模式的に示す。細片30は可撓性の基質32を含
み、これには透明な電気伝導性の層34、イオン貯蔵材料36、薄い障壁層38
および圧力をかけると結合または接着する重合体のイオン伝導性のゲル電解質4
0が備えられている。取り外し可能な保護層42は接着性をもった電解質の層4
0を保護し、可撓性または剛性の基質44の上に細片30を積層化する前に引き
出して取り去られる。基質46はガラスまたはプラスティックスであることがで
き、また剛性或いは可撓性をもっていることができる。基質44には電気伝導性
の被膜48および重合体のエレクトロクロミック層50が取り付けられ、被膜4
8は反射性をもっていることができる。
【0049】 本発明のエレクトロクロミック・アセンブリーの第2の構造物を図2Aに示す
。細片52は電気伝導性の被膜56が取り付けられた可撓性の基質54、エレク
トロクロミック重合体材料58および圧力をかけると結合または接着する重合体
のイオン伝導性のゲル電解質層60を含んでいる。ゲル電解質層60は取り外し
得る保護層62によって損傷から保護されており、該保護層は基質64の上に積
層化を行う前に引き出して取り去られる。基質64は可撓性または剛性をもつガ
ラスまたはプラスティックスの基質66を含み、この基質66には電気伝導性の
層68、イオン貯蔵材料70および障壁層72が取り付けられ、層68は反射性
をもっていることができる。
【0050】 イオン貯蔵材料およびエレクトロクロミック重合体材料の両方は、公知の方法
、例えば注型した後熱処理するか、或いはイオン貯蔵材料の場合にはまた蒸着、
スパッタリングまたは電気化学的方法でそれぞれの基質に被覆することができる
。イオン貯蔵層の製造に関してはドイツ特許A−19810931号を参照のこ
と。エレクトロクロミック層の製造についてはドイツ特許A−19810932
号を参照することができる。
【0051】 重合体電解質は光重合可能な単量体または予備重合体の形で細片の表面に被覆
し、次にこの細片を好ましくは第2の基質の上に積層化し、次いで光によって交
叉結合させることができる。しかし積層化を行う前に交叉結合反応を行うことも
できる。別法として、通常の方法、例えば注型または被覆法、例えばロール被覆
法により、結合用または接着用の重合体系の形で電解質を細片の表面に被覆する
ことができる。次いでこの細片を第2の基質の上に積層化する。
【0052】 上記方法で製造されたエレクトロクロミック・アセンブリーはこれを集積化し
て図3に示すような採光ユニットにすることができる。この採光ユニット80は
一対の剛性をもつ透明な基質、例えばガラスまたはプラスティックス、82およ
び84を含み、これらの基質はスペーサー86によって互いに一定の距離に保た
れている。基質82と84との間隙は熱的な障壁になり、これによって採光ユニ
ットの絶縁性が与えられる。2枚の基質の一つには透明な電気伝導性の層88が
取り付けられ、エレクトロクロミック重合体材料90(例えばポリ−(3,4−
エチレンジオキシチオフェン))およびイオン貯蔵材料94(例えばV25、N
25または酸化ニッケル)を含み、これらの材料が重合体ゲル電解質層92に
よって互いに分離されていることを特徴とするエレクトロクロミック・アセンブ
リーの一部をなしている。基質98は可撓性であることができ且つ透明な電気伝
導性の被膜96が取り付けられているが、イオン貯蔵材料94と接触しており、
最終的なエレクトロクロミック構造体を完成している。使用する際にはエレクト
ロクロミック・アセンブリーを伝導性の層88および86と接触させる公知の方
法によって電圧源に連結する。
【0053】 この採光ユニットはまた曲がった基質84および82を含むこともできるが、
基質98が可撓性をもち、基質84と82との間の間隙が非常に小さく中空の空
間がつくられないように構成することもできる。むしろ基質98は基質82と接
触していることができる。
【0054】 採光ユニット80の製造は例えば上記方法によって行うことができる。この場
合エレクトロクロミック重合体90を基質84の伝導性をもった側88に被覆し
、基質98、透明な伝導性の層96、イオン貯蔵材料94および重合体のゲル電
解質92を含む細片をエレクトロクロミック重合体層に積層化する。別法として
重合体ゲル電解質をエレクトロクロミック重合体層に被覆することができ、この
場合には電解質は細片の構成成分ではないであろう。他の変形法ではエレクトロ
クロミック重合体材料はイオン貯蔵材料の代わりに細片の構成成分であることが
できる。
【0055】 本発明の自己接着性電極は次の分野でエレクトロクロミック・アセンブリーの
構成に使用することができる。
【0056】 − 建築物の窓「スマートウィンドウ」、天窓。
【0057】 − 車両の区画の採光、例えば自動車のサンルーフ用の区画、窓覆いとしての
曇りガラス、後部の窓および側方の窓、積層化した安全ガラスシステム用の採光
【0058】 − 表示装置、例えば広告、プラカード用の表示装置。
【0059】 − スポーツ用のホールの可変競技区域の標識。
【0060】 下記実施例により本発明を例示する。
【0061】 実施例 実施例1 イオン貯蔵層(V25)の製造 (a)イオン貯蔵層を製造するためのゾル溶液の製造 バナジン酸アンモニウムNH4(VO3)2.5gを25gの水に溶解し、31
.5gのイオン交換樹脂(R)Lewatit S100(ドイツ、Leverk
usen、Bayer AG製)を加えた。次いでこの混合物を室温で10分間
撹拌する。迅速に撹拌しながら次に475gの水をさらに加え、この混合物をさ
らに10分間撹拌する。この混合物を濾過し、得られた溶液を24時間室温で放
置して熟成させる。最後に0.25gの湿潤剤Fluortensid(R)FT
248(Leverkusen、Bayer AG製)を加える。この溶液はす
ぐ使用できる。
【0062】 (b)ゲル工程 実施例(1a)で得られた溶液を酸化インジウム錫を被覆したポリエチレンテ
レフタレート(ITO−PET)の伝導性をもつ側に被覆し、回転被覆機を用い
(1000rpmで10秒)ゾルの均一な層をつくる。次いでこの被膜を60℃
で24時間熱処理する。プロファイルメータ(profilemeter)を用
いて層の厚さを測定し、厚さが10〜20mmであることが示された。
【0063】 実施例2 エレクトロクロミック・フィルム系の構築 ITO−PET基質に対するエレクトロクロミック重合体の被覆: 重合体Baytron P(伝導性重合体PEDT/PSS、ポリエチレンジ
オキシチオフェンポリスチレンスルフォネートの水性分散液、Leverkus
en、Bayer AG製)を回転被覆機によりそれぞれ回転速度1500rp
m、被覆時間15秒で4回、水性分散液からITO−PETフィルムの電気伝導
性の側に被覆する。被覆中ヘヤ・ドライヤーにより蒸発させる。
【0064】 これによって透明で非常に僅かに青味を帯びた重合体フィルムが得られる。プ
ロファイルメータにより層の厚さを測定し、0.6μmの値を得た。
【0065】 ゲル電解質の製造 不飽和脂肪族ウレタンアクリレートRoskydal(R)UA VPLS 2
258(Bayer AG製)7.7gを、0.1925gのDarmstad
tのMerck製の光反応開始剤Darocure 1173および0.3g(
3重量%)のAldrich製トリフルオロメタンスルフォン酸リチウムをAl
drich製の1,2−プロピレンカーボネート中に含む溶液と混合する。この
混合物は注ぎ出し可能であり、光化学的に交叉結合させて注ぎ出し不可能なゲル
電解質をつくることができる。
【0066】 ゲル電解質層の製造 まだ交叉結合していないゲル電解質を実施例1で得られたイオン貯蔵層に対し
湿潤したフィルムの厚さが200μmになるように被覆し、実施例2で得られた
エレクトロクロミックPEDTと接触させる。この複合体をテープ速度20m/
分で紫外線ランプ(ISTランプ)の下を通す。これによってゲル電解質が交叉
結合し、もはや流体でない透明なゲル電解質を含むフィルム・システムが生じる
【0067】 実施例3においてこのエレクトロクロミック・フィルム・システムをさらに検
査する。
【0068】 実施例3 エレクトロクロミック・フィルム・システムに関する機能試験 実施例2で得られたエレクトロクロミック電池のITO層に2.0Vの直流電
圧を短時間かけ、しかる後に電場の極性を逆転させる。この結果電池の周期的な
着色および脱色が起こる。同時に電池を通る透過光の変化を時間の関数として観
測する。
【0069】 実施例4 積層品の積層剥離 実施例2で得られた積層品中にPEDTを含むエレクトロクロミック電極をI
TO−PETと一緒に硬化したゲル電解質層から注意深く引き出す。積層剥離を
起こさせた後、ゲル電解質で被覆されたイオン貯蔵層を含む電極が残る。
【0070】 実施例5 積層品の積層化 二つの電極の側(ITO−PET/V25/ゲル電解質およびPEDT/IT
O−PET)を一緒にし僅かに圧力をかけ、ゲル電解質およびPEDT層の間に
再び接触させるのに十分な程度に丸められた本体と接触させる。実施例3と同様
な方法で積層品を接触させ、この複合体を通る透過光を測定する(図4参照)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD Fターム(参考) 2K001 AA01 AA08 BA01 BA07 CA01 CA02 CA08 CA22 CA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスまたはプラスティックスの電気伝導性の被膜を被覆さ
    れた基質、エレクトロクロミックな重合体の有機材料および結合層を含むことを
    特徴とする自己接着性エレクトロクロミック電極。
  2. 【請求項2】 基質は可撓性であることを特徴とする請求項1記載の電極。
  3. 【請求項3】 可撓性の基質として、酸化インジウム錫、二酸化錫、フッ素
    をドーピングした二酸化錫または金属の伝導性被膜が取り付けられたポリエチレ
    ンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフチレート(PEN)または可撓
    性のガラスが存在していることを特徴とする請求項1記載の電極。
  4. 【請求項4】 結合層はイオン伝導性の重合体ゲル電解質を含むことを特徴
    とする請求項1記載の電極。
  5. 【請求項5】 エレクトロクロミック材料は電気伝導性の重合体であること
    を特徴とする請求項1記載の電極。
  6. 【請求項6】 エレクトロクロミック材料はポリ(3,4−エチレンジオキ
    シチオフェン)であることを特徴とする請求項1記載の電極。
  7. 【請求項7】 結合層の上にさらに保護層が存在することを特徴とする請求
    項1記載の電極。
  8. 【請求項8】 細片またはフィルムの形をしていることを特徴とする請求項
    2記載の電極。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の電極が電気伝導性の被膜とイオン貯蔵層とを
    含む剛性または可撓性の基質と組み合わされて含まれていることを特徴とするエ
    レクトロクロミック・アセンブリー。
  10. 【請求項10】 建築物の採光における請求項9記載のエレクトロクロミッ
    ク・アセンブリーの使用。
  11. 【請求項11】 車両の窓における請求項9記載のエレクトロクロミック・
    アセンブリーの使用。
  12. 【請求項12】 表示装置における請求項9記載のエレクトロクロミック・
    アセンブリーの使用。
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