JP2002522676A - 耐磨耗性輸送表面マーカー形成方法および材料 - Google Patents

耐磨耗性輸送表面マーカー形成方法および材料

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JP2002522676A JP2000565235A JP2000565235A JP2002522676A JP 2002522676 A JP2002522676 A JP 2002522676A JP 2000565235 A JP2000565235 A JP 2000565235A JP 2000565235 A JP2000565235 A JP 2000565235A JP 2002522676 A JP2002522676 A JP 2002522676A
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Abstract

(57)【要約】 アクリルポリマーおよびコポリマー、数平均分子量が約10,000より大きいオレフィンポリマーおよびコポリマー、ウレタンポリマーおよびコポリマー、硬化性エポキシ樹脂、エステルポリマーおよびコポリマー、ならびにそれらのブレンドから成る群から選択された、輸送表面に直接接着する結合剤材料(14)を反射要素(16)、耐滑り性粒子(18)、磁化性粒子およびそれらの混合物から成る群から選択された粒子状上塗膜または粒子状充填剤と合わせて用いる溶射輸送表面マーキングキット、マーカー(10)、マーキング付き輸送表面(13)および方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、輸送表面にマーキングする方法およびこうした方法において有用な
耐磨耗性組成物に関する。
【0002】 背景 特許文献に記載されているか、あるいは市販されている舗装マーキングシステ
ムには、溶媒性塗料および水性塗料、予備形成接着テープ、予備形成熱可塑性テ
ープ、二液型反応性熱硬化性系(例えば、エポキシおよびアクリレート)、ホッ
パー系溶融熱可塑性系および燃焼溶射熱可塑性粉末系が挙げられる。溶射熱可塑
性系は、特に塗布するのが迅速且つ容易であると共に(粗面またはひび割れ面上
でさえ、あるいは非常に低い温度下でさえ)、コストが比較的安い。しかし、市
販されている既存溶射系は、予備形成テープなどの市販されている幾つかの代替
品より耐久性がより低いようであり、従って、より頻度が多い更新および長期設
置に要するより高い労賃を必要とすることがある。
【0003】 Aznar,A.C.,Caprari,J.J.,Meda,J.F.,a
nd Slutzky,O.,「Study of Formulation Variables of Thermoplastic Reflectin
g Materials for Traffic Marking」,Jou
rnal of Coatings Technology,69,868,p
p.33−38(May 1997)には、代表的な熱可塑性舗装マーキング材
料および湿式および乾式テーバー磨耗試験を用いた該材料の耐磨耗性が記載され
ている。
【0004】 Andrady,A.L.,「National Cooporative Highway Reserch Program Report 392,P
avement Marking Materials:Assessing Environment−Frendly Performance」,Was
hington,D.C.(1997)には、市販されている舗装マーキング用
の代表的な配合物を含む舗装マーキング材料の幾つかのタイプが記載されている
(pp.9〜13および52〜57参照)。
【0005】 米国特許第3,410,185号(ハリントン(Harrington)’1
85号特許)、第3,664,242号(ハリントン(Harrington)
ら’242号特許)、第3,849,351号(ジョルガンセン(Jorgan
sen))、第3,914,468号(コンドン(Condon)ら)、および
第4,058,641号(ホノジェリ(Hnojewyj))ならびに「Gre
en Lite(登録商標)Striping Powder and GLG
−20 System」(publication 75−0299−7023
−5)および「Green Lite(登録商標)Striping Powd
er」(publication 75−0299−7789−1(120.5
)ii)と題する小冊子には、溶射舗装マーキング用途向けの機械および組成物
が記載されている。
【0006】 特開平9[1997]−第314032号には、防潮門、バルブおよび送水管
、ライナー、ベーンおよびゲートならびにその他の基材上で用いるための溶射性
コーティングが記載されているが、こうした材料の舗装マーキングとしての用途
は記載されていない。「アクリルタイプ樹脂粉末」およびより詳しくは「エチレ
ンアクリルアセテート」がアルミナ充填材料と合わせて用いられていると言われ
ている。
【0007】 プラスチックフレームコートシステムズ(Plastic Flamecoa
t Systems)からの「The 124System」および「Put on a PFS Coat」と題する小冊子には、アスファルト補修手順中に
、特に穴の内部に詰め込むと共に、割れ目を塞ぎ補修するために用いることがで
きる手持ち式溶射塗布機が記載されている。
【0008】 「Elvaloy(登録商標)AM」(publication H−376
22)と題する小冊子には、エチレン/グリシジル/アクリレートターポリマー
であると言われている反応性アスファルト添加剤が記載されている。
【0009】 米国特許第3,011,412号(ハリントン(Harrington)ら’
412号特許)には、熱硬化性または熱可塑性舗装マーキング塗料用のウレア系
溶融性仮保護コーティングが記載されている。
【0010】 特公平5[1993]−第33661号には、メタクリル酸含有率10〜15
重量%のエチレンメタクリル酸コポリマー樹脂を含む結合剤を含有する成形シー
トから製造され、使用前にテープに予備塗布されたホットメルト接着剤を用いて
舗装に接着される予備形成舗装マーキングテープが記載されている。舗装上にコ
ポリマー原料またはシート原料を溶射することについては言及されていない。
【0011】 米国特許第4,069,281号(エイゲンマン(Eigenman))、第
4,388,359号(エセン(Ethen)ら)、第4,490,432号(
ジョーダン(Jordan))、第5,127,973号(セングプタ(Sen
gupta)ら)、第5,194,13(ラシュ(Lasch)ら’113号特
許)、第5,374,465号(フルコマー(Fulcomer))および第5
,536,569号(ラシュ(Lasch)ら’560号特許)には、一般にマ
ーカーと舗装との間でプライマー、感圧接着剤または順応材料の形態を取った一
つ以上の層を有する種々の予備形成舗装マーキング材料が記載されている。
【0012】 発明の概要 本発明は、一つの態様において、結合剤がアクリルポリマーまたはコポリマー
、数平均分子量が約10,000より大きいオレフィンポリマーまたはコポリマ
ー、ウレタンポリマーまたはコポリマー、硬化性エポキシ樹脂、エステルポリマ
ーまたはコポリマー、あるいはそれらのブレンドであることを特徴とする、微細
分割された易流動性で且つ溶射可能な粉末結合剤材料と、反射要素、耐滑り性粒
子、磁化性粒子およびそれらの混合物から成る群から選択された粒子状上塗膜ま
たは粒子状充填剤とを含む一個以上の容器を含む新規の成分キットを提供する。
【0013】 本発明は、もう一つの態様において、輸送表面に直接接着する上述した結合剤
材料と粒子状上塗膜または粒子状充填剤とを含む新規輸送表面マーカーを提供す
る。
【0014】 本発明は、なおもう一つの態様において、こうしたマークを付したマーキング
付き輸送表面を提供する。
【0015】 本発明は、なおもう一つの態様において、 a)室温より高い温度に表面を加熱する工程と、 b)微細分割された易流動性で且つ溶射可能な粉末結合剤材料を溶融するか、
あるいは実質的に軟化させる工程と、 c)溶融した結合剤または軟化した結合剤を粒子状上塗膜または粒子状充填剤
と合わせて前記表面に塗布する工程と、 d)任意に、こうして塗布した材料を後加熱する工程と、 e)こうして塗布した材料を放置して冷却し、前記結合剤が前記表面に直接接
着するマーカーを形成する工程と、 を含み、前記結合剤および前記上塗膜または充填剤を上述したキットから提供で
きることを特徴とする輸送表面にマーキングする方法を提供する。
【0016】 本発明の材料および方法は、高い耐磨耗性、迅速なトラックフリー時間および
最小溶媒排出または無溶媒排出の輸送表面用のマーカー(例えば、交差点マーキ
ングおよび車線マーキング)を製造するために用いることができる。新規の成分
キットは、溶射装置を用いる塗布に特に適する。
【0017】 詳細な説明 本発明のマーカーを塗布できる輸送表面には、道路敷地、歩行路、自転車道、
縁石、交通防護壁(traffic barrier)、防護柵(barric
ade)、踏み板(step)、駐車場およびコンクリート、アスファルト、煉
瓦およびその他の硬材料から製造されたその他の輸送に関連した水平、傾斜また
は垂直表面が挙げられる。マーカーは、縞、活字、グラフィックスおよび他の符
号を含む必要なあらゆるしるしの形を取ることが可能である。
【0018】 図1を参照すると、逆反射舗装マーカー10は、固化結合剤材料14と舗装表
面13との間の粘着力によりコンクリート12の舗装表面13に直接接着されて
いる。この粘着力は、感圧接着剤などの中間接着剤層を必要とせずに得られる。
表面13が一般に平らでないので、表面13の隙間15a、15bおよび15c
への溶融結合剤材料14の浸透は、結合剤14の冷却後の表面13へのマーカー
10の接着の助けとなる。水平輸送表面上で、結合剤14の上面14aは、一般
に、隙間15a、15bおよび15cの形状に追随する。反射要素16および耐
滑り性粒子18は、マーカー10の頂上に置かれている。マーカー10は、比較
的単純な溶射装置を用いて形成することができ、マーカーの磨耗および要素16
と粒子18の最終的な喪失が不利益ではないと思われる仮設マーキングに特に適
する。結合剤14は、溶射装置(図示していない)の炎を通り抜け、よって表面
13上で融合して膜にするために十分に溶融するか、あるいは軟化するようにな
る易流動性固体粒子(図示していない)の形を取ってコンクリート12に塗布す
ることが可能である。要素16および粒子18は、結合剤14が軟化状態または
溶融状態のままである間に膜上に落とされる。
【0019】 図2におけるマーカー20はマーカー10に似ているが、反射要素26および
耐滑り性粒子28は、結合剤24全体を通してランダムに分配されており、結合
剤24は結合剤14よりも多少厚い。マーカー20は、固化結合剤24と舗装表
面13との間の粘着力により舗装表面13に直接接着されている。水平輸送表面
上で、結合剤24の上面24aは、一般に、隙間15aおよび15cなどの比較
的深い窪みの形状に追随するが、再固化の前に流れそれ自体で水平になる結合剤
24の傾向のために隙間15bなどの比較的浅い窪みにわたって平らである。マ
ーカー20は、反射要素26、耐滑り性粒子28および結合剤24の実質的に均
一な混合を達成した後に、その混合物が表面13に達する幾つかの異なる技術を
用いて製造することができる。例えば、反射要素26、耐滑り性粒子28および
結合剤24は、別個に、溶射装置に供給すると共に炎で混合または炎中で混合す
ることができる。これらの原料(ingredient)は、十分に前もって共
にドライブレンドし、容器に貯蔵し、その後、炎に混合物として供給することが
できる。別の例として、反射要素26または耐滑り性粒子28は、溶融結合剤2
4と混合することができ、得られた混合物を冷却し、粉砕し、あるいは別のやり
方で粉末状に変換することができる。得られた粉末ブレンドは、後で、溶射装置
内で残りのあらゆる必要な粒子と混合できる。マーカー20は、マーカーがすり
へる間に長期の逆反射性と耐滑り性の望ましい組合せをもつ。
【0020】 図3におけるマーカー30は、マーカー10と20の両方の特徴をもつ。反射
要素36および耐滑り性粒子38の比較的密な塗膜は、マーカー30の頂上に置
かれている。さらに、別の反射要素36および耐滑り性粒子38は、結合剤34
全体を通してランダムに分配されている。マーカー30は、固化結合剤34と舗
装表面13との間の接着力により舗装表面13に直接接着されている。マーカー
30は、マーカー10および20を製造するために用いられる技術を組み合わせ
ることにより製造できる。マーカー30は、初期の逆反射性と耐滑り性の良好な
レベルを、マーカー30が摩滅するにつれて、これらの特性の妥当なレベルと併
せて持つ。
【0021】 図4における磁化性逆反射マーカー40は、反射要素46が上塗りされ、結合
剤44全体を通してランダムに分配された磁化性粒子48を含有する。マーカー
40は、固化結合剤44と舗装表面43との間の接着力によりアスファルト42
の舗装表面43に直接接着されている。マーカー40は、反射要素46および磁
化性粒子48の存在のために自動車運転者と車両に視覚的情報および磁気感知情
報の両方を提供することが可能である。
【0022】 図5における耐滑り性マーカー50には、耐滑り性粒子58が上塗りされてい
る。マーカー50は、固化結合剤54と舗装表面13との間の接着力によりコン
クリート12の舗装表面13に直接接着されている。マーカー40は、湿った状
態または乾いた状態のマーカー50上を歩行するか、あるいは乗車している人が
滑らないようにすることにより歩行者およびサイクリストのために安全な状態を
提供するのを助ける。
【0023】 図面に示していないが、マーカーは、必要ならば一種以上の組合せ層から形成
することができる。例えば、図形記号(例えば、身体障害のある自動車運転者用
の駐車スペースマーカー)は、青い矩形背景を塗布し、その後、下方層の一部を
可視にしたまま矩形の中心に白い車椅子記号を塗布することによって形成するこ
とができる(例えば、耐熱性ステンシルまたは他の適する画像形成技術を用いて
)。別の例として、マーカーは、下方層よりも高い耐磨耗性をもつ上方層を上塗
りすることができる。好ましくは、この上方層は、本発明のマーカーにおいて用
いられるタイプの結合剤を含有する。但し、他の被覆性高分子材料、あるいはテ
ープ構造体でさえも必要ならば上方層のために用いることが可能である。
【0024】 本発明の方法は、米国特許第3,279,336号(エデン(Eden)ら)
、第3,393,615号(ミケルン(Micheln))、第3,874,8
01号(ホワイト(White))および「Information Fold
er 5.11 3M Green Lite(登録商標)Striper G
LG−30」(publication 75−0299−9287−4(52
.25)R1)と題する小冊子において記載された装置などの、舗装マーキング
用途のための市販されている代表的な溶射装置を用いて行うことができる。好ま
しくは、こうした装置は、空気プロパン燃焼システムを用い、機械速度、原料流
量、輸送表面加熱温度、炎のサイズと形状および炎中の材料の滞留時間などのプ
ロセス変数の確実な制御を提供するか、あるいは提供するように改良される。例
えば、TECFLO Model5102またはTECFLO3500 Mod
el E粉末送出システム(ユーテクティックコーポレーション(Eutect
ic Corporation)から市販されている)において用いられている
ものなどの流動化粉末供給機構を用いることによって、炎への結合剤粉末の送出
速度は確実に制御できる。
【0025】 通常の工業コーティング用途のための溶射装置も、特に厳密なコーティング厚
さの制御を要しない時に、必要ならば用いることができる。適する装置には、T
ERODYN/TECFLO Model3500空気/プロパン溶射システム
(ユーテクティックコーポレーション(Eutectic Corporati
on)から市販されている)およびModel124溶射システム(プラスチッ
クフレームコートシステムズ(Plastic Flamecoat Syst
ems)から市販されている)などの空気プロパン粉末コーティング塗布機が挙
げられる。
【0026】 好ましくは、輸送表面は、最初に、ばらばらに載っている埃、砂、砂利または
他の表面異物が存在するならば、それらを除去するために、圧縮空気流、ブラシ
、ワイアブラシまたは脱脂剤などの適するいずれかのクリーニング手段を用いて
清浄化される。新しいコンクリート舗装は、好ましくは、硬化接着剤残留物およ
び他の表面付着物を除去するために、摩擦装置または他の適する装置を用いて表
面を掻き取られる。
【0027】 輸送表面は、表面水分または他の流体(例えば、自動車潤滑剤および油圧油)
が存在するならばそれらを除去すると共に、結合剤膜の融着を助けるために、マ
ーカー原料を表面に塗布する前に予熱するのがよい。有用な予熱温度は、結合剤
粉末の融点範囲または軟化温度と同程度またはそれより高いことが可能であり、
好ましくは、約65℃〜300℃の間である。予熱は、代表的には、炎および赤
外線加熱エレメント、マイクロ波加熱エレメントまたは放射電気加熱エレメント
を含め、適するいずれかの熱源を用いて実行することができる。好ましくは、予
熱は、溶射機械からの一次炎(または必要ならば二次炎)を用いて実行される。
【0028】 代表的には、水平輸送表面上に形成される本発明のマーカーは、輸送表面にお
ける大きな隙間内の窪みによって乱されると共に、任意に、マーカー上に上塗り
することが可能であるあらゆる反射要素、耐滑り性粒子または磁化性粒子からの
突起によって乱される略平らな上方結合剤表面を有する。非水平輸送表面上に形
成されるマーカーは、溶融結合剤が冷える間に重力の作用に起因して厚さが変動
しうる。輸送表面が深い亀裂または他の窪みなどの大きな欠陥を含む時、こうし
た欠陥に順応するマーカーの能力は、予備形成接着剤テープに対して実質的な耐
久性の利点をもたらすことが可能である。
【0029】 マーカーを製造する粉末(複数を含む)は、好ましくは、少なくとも一シーズ
ンの代表的な屋外暴露に耐えるために十分な耐久性をもつコーティング厚さを得
るために十分な比率で塗布される。舗装マーキング用途の場合、本発明のマーカ
ーは、好ましくは、少なくとも約三シーズンの標準交通暴露、最も好ましくは約
五シーズン以上に耐える。寸法単位に変換すると、必要なマーカー厚さは、環境
および交通の条件および用いられる特定の配合に応じて異なるが、代表的には約
0.13〜約2mm、より好ましくは約0.25〜1.5mm、最も好ましくは
約0.5〜約0.75mmである。これらの厚さは、広く用いられている別の幾
つかの輸送表面マーキング材料のために一般に必要とされる厚さよりも薄いこと
が可能である。例えば、アルキッド熱可塑性交差点マーキング用に適切な耐磨耗
性をもたらすための推奨厚さは約2.3〜3mmである。
【0030】 本発明のマーカーの厚さは、主として、マーカーのサイズ(例えば、車線マー
キング用の縞幅)、粉末送出速度、および溶射機械が輸送表面を横切る速度に応
じて決まる。この横移動速度は「機械速度」と呼ばれる。好ましくは、機械速度
は、少なくとも約3メートル/分、より好ましくは約9〜約27メートル/分で
ある。例として、マーカーが1.5g/cm3の比重をもち、機械速度3メート
ル/分で幅300mmの縞にそれを塗布する場合、0.5〜0.75mmのマー
カー厚さが約41〜61Kg/時間の粉末送出速度で得られる。一般に、装置設
計者またはオペレータは、炎のサイズ、または炎中の粉末(複数を含む)の滞留
時間などの他の機械設定を最適化することが必要な場合がある。好ましくは、こ
れらの設定は、特定の配合に適合するように設計者によって最適化され、その後
オペレータによって調節される必要はない。多粉末フィーダーを使用すると、炎
への粉末送出速度を高めることが可能である。多炎ヘッドを使用すると、輸送表
面への粉末送出速度を高めることが可能である。こうした多炎ヘッドは、溶射機
械移動の方向に対して並列または直列に配置することが可能である。
【0031】 必要ならば、マーカーは、例えば、予熱のために用いられるものなどの熱源を
用いて輸送表面に塗布後にさらに加熱することが可能である。この後加熱の加熱
工程は、結合剤膜の融着、耐久性でよく接着したマーカーの形成、および上塗り
されたマーカー中の粒子/結合剤粘着力の改善を助けることが可能である。
【0032】 塗布後、マーカーは、固化結合剤材料が不粘着性になるように放置して冷却す
るのがよい。輸送表面へのマーカーの適切な粘着力は、種々の方法によって評価
することが可能である。一定の時間、例えば、一日以上にわたる標準環境条件ま
たは交通条件への暴露は最も確実な試験結果をもたらす。しかし、ブーツ歩行き
ず試験などの比較的単純な試験またはパテナイフを用いてマーカーを除去する試
みは、マーカーが輸送表面に適切に接着したか否かを判定するために十分である
ことが多い。マーカーをアスファルトに塗布する場合、粘着力を評価する前に数
時間以上にわたってアスファルトを放置して冷却することが必要な場合がある。
アスファルトは予熱工程からの相当な熱を保持することが可能であり、マーカー
を塗布した後にマーカー粘着力を余りに早く試験するならばアスファルト内で凝
集破壊を受けうる。
【0033】 本発明のキットは微細分割された形の原料の一個以上の容器を含む。容器の少
なくとも一つは、単独にせよ反射要素、耐滑り性粒子または磁化性粒子の一種以
上との混合にせよ、上述した溶射可能な結合剤粉末を含有する。マーカー全体を
通して原料を均一に分配するマーカーの場合、加えられたすべての原料は、好ま
しくは単一容器内に存在する。キットの原料は、一種以上の補助剤(より詳細に
以下で説明する)を含むことも可能である。これらの補助剤は、ばらばらの原料
またはドライブレンド原料として結合剤中に溶融配合でき、あるいはキット中に
含めることができる。
【0034】 本発明のマーカーは好ましくは溶射によって製造されるけれども、必要ならば
他の手段を用いてそれらを製造することができる。例えば、マーカー原料は、ケ
トルまたはその他の加熱容器内で混合し溶融し、塗布現場に必要ならば輸送し(
例えば、車輪付きホッパーを用いて)、従来の炭化水素熱可塑性長距離マーキン
グまたはアルキッド熱可塑性交差点マーキングを塗布するために用いられるもの
に似た技術を用いて輸送表面上に被覆することができる。また、マーカー原料は
、混合し溶融すると共にプレスして膜にすることができ、冷却し、後で再加熱し
、PREMARK予備形成マーキングテープ(フィラントトレーディング(Fi
lant Trading,Inc.)から市販されている)などの予備形成熱
可塑性交差点マーキングを貼り付けるために用いられるものに似た技術を用いる
トーチまたは他の局所加熱装置を用いて輸送表面に直接貼り付けることができる
【0035】 結合剤は、アクリルポリマーおよびコポリマー、数平均分子量が約10,00
0より大きいオレフィンポリマーおよびコポリマー、ウレタンポリマーおよびコ
ポリマー、硬化性エポキシ樹脂、エステルポリマーおよびコポリマー、ならびに
それらのブレンドから成る群から選択される。結合剤(および耐滑り性粒子また
は補助剤などの他のあらゆる混合原料)は使用前に易流動性であるのがよい。こ
れは、通常の倉庫および道端条件下で結合剤を貯蔵し用いる時に溶射機械の粉末
貯蔵ホッパー(複数を含む)に結合剤を注入でき、過度な凝結も、目詰りも、炎
からの溶射機械上流の部分への接着も伴わずに結合剤が機械および炎を通り抜け
ることを意味する。
【0036】 結合剤は溶射可能であるのがよい。これは、結合剤粒子が必要な溶射機械の炎
を通り抜ける時に燃焼せず、別に過度に劣化しないと共に、こうして通り抜ける
時に十分に溶融するか、あるいは軟化し、輸送表面に付着すると融着して膜にな
ることを意味する。溶射性は経験的に評価することができる。結合剤の分子量、
補助剤のタイプおよび添加レベル、粉末粒子サイズ、予備加熱温度、炎中の粉末
滞留時間、および後加熱の程度を含む多くの要素が関わる。メルトインデックス
の測定は、最終配合物を溶射する必要なしに結合剤を評価するために有用な技術
である。ASTM D−1238に記載された測定技術を用いて、好ましい溶射
性結合剤材料は、代表的には約80より大きい、より好ましくは約200より大
きい、最も好ましくは約500より大きいメルトインデックスを有する。
【0037】 結合剤は、好ましくは熱可塑性粉末である。明らかな熱硬化が起きる前に溶射
装置内で軟化でき、溶着して膜になることが可能であるならば、結合剤は熱硬化
性粉末であることが可能である。こうした熱硬化性結合剤は、二液型反応系、熱
活性架橋剤を含有する一液系、あるいは一旦結合剤粒子を炎中で加熱し、放置し
て融着し膜にし冷却し固化させてしまうと、結合剤がより高い融点、より低いメ
ルトインデックス、低い溶解性または熱硬化性の他の兆候をもつ他の手段を用い
て製造することができる。結合剤は、粉末であるかぎり熱可塑性材料と熱硬化性
材料(液体材料、例えば、液体熱硬化性材料)とのブレンドであることも可能で
ある。固体または液体熱硬化性材料のいずれかから製造される結合剤は、好まし
くは、結合剤の熱硬化を開始させずに原料の混合および溶射性粉体の生成を促進
するために十分に高い温度で溶融配合され粉砕される。これによって、輸送表面
上にマーカーを形成する直前に粉末を炎に送出するか、あるいは別のやり方で加
熱するまで、熱硬化反応を実質的に遅らせることが可能になる。その後、マーカ
ーが形を成し、こうした表面上で冷えるにつれて(またはその後で)、熱硬化が
起きることが可能である。
【0038】 適するアクリルポリマーおよびコポリマーは、アクリル酸またはメタクリル酸
から誘導できる反復単位を含むと共に、それらには、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、エ
チルヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、メチルスチレンおよび
グリシジルアクリレートなどのモノマーのポリマーが挙げられる。こうしたアク
リルポリマーおよびコポリマーの工業的に利用できる変種には、JONCRYL
SCX−815、−817および−819カルボキシル官能性アクリル樹脂(
エスシージョンソンポリマー(SC Johnson Polymer)から市
販されており、イーエムエスケミー(EMS Chemie)から市販されてい
るPRIMID XL−552などのヒドロキシアルキルアミド架橋剤を用いて
任意に架橋可能なもの)、ALMATEXエポキシ官能性熱硬化性アクリル樹脂
(アンダーソンディベラップメントカンパニー(Anderson Devel
opment Company)および三井東圧化学(Mitsui Toat
su Chemicals,Inc.)から市販されており、1,12−ドデカ
ン二酸を用いて任意に架橋可能なもの)、ELVACITEグレード2008、
2013、2016、2028および2043メタクリレート樹脂(アイシーア
イアクリリックス(ICI Acrylics)から市販されている)およびA
cryloid B−66メチル/ブチルメタクリレートポリマー(ロームアン
ドハース(Rohm & Haas)から市販されている)が挙げられる。
【0039】 適するオレフィンポリマーおよびコポリマーは、オレフィンモノマーから誘導
できる反復単位を含む非グリース、非ワックス材料であると共に、それらには、
エチレンアクリル酸コポリマー、エチレンメタクリル酸コポリマー(イオン架橋
性エチレンメタクリル酸コポリマーを含む)、ポリエチレンプラスチック、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー、ポリブチレン、エチ
レンn−ブチルアクリレート、エチレン無水マレイン酸コポリマー、エチレン酢
酸ビニルコポリマー、エチレンメチルアクリレートコポリマーおよびエチレンエ
チルアクリレートコポリマーが挙げられる。こうしたオレフィンポリマーおよび
コポリマーの工業的に利用できる変種には、PRIMACORエチレンアクリル
酸コポリマー(ダウケミカル(Dow Chemical Co.)から市販さ
れている)、NUCRELエチレンメタクリル酸コポリマー、SURLYNイオ
ン架橋性エチレンメタクリル酸コポリマー、およびELVALOY AMエチレ
ン/グリシジル/アクリレートターポリマー(すべてデュポン・ヌムール(E.
I. duPont de Nemours)から入手できる)ならびにA−C
573Aエチレン無水マレイン酸コポリマー(アライドシグナル(Allied
Signal)から市販されている)が挙げられる。
【0040】 適するウレタンポリマーおよびコポリマーは、反復ウレタン結合および芳香族
または脂肪族の基またはセグメントを含む。耐候性を必要とする場合、脂肪族(
および好ましくは脂環式)の基またはセグメントは好ましい。工業的に入手でき
るウレタンポリマーおよびコポリマーには、L−430.77−3および−4熱
可塑性ポリウレタン(モートンインターナショナル(Morton Inter
national,Inc.)から実験的に入手できる)が挙げられる。
【0041】 適する硬化性エポキシ樹脂は、エポキシ基および芳香族または脂肪族の基また
はセグメントを含む。耐候性を必要とする場合、脂肪族(および好ましくは脂環
式)の基またはセグメントは好ましい。工業的に入手できる硬化性エポキシ樹脂
には、SCOTCHKOTE413融着エポキシコーティング材料(スリーエム
(3M)から市販されている)およびEPON1001F芳香族固体エポキシ樹
脂(シェルケミカル(Shell Chemical Co.)から市販されて
いる)が挙げられる。
【0042】 適するエステルポリマーは、反復エステル単位および芳香族または脂肪族の基
またはセグメントを含む。エステルポリマーまたはコポリマーは、直鎖非架橋性
材料であることが可能である。必要ならば、エステルポリマーまたはコポリマー
は、一種以上の架橋性官能性基(カルボキシル基またはヒドロキシル基など)を
含むことが可能であり、トリグリシジルイソシアヌレート(「TGIC」)など
の架橋剤を用いて硬化させることが可能である。他の適する架橋剤には、メラミ
ンホルムアルデヒド、ブロックト脂肪族イソシアネートおよびn,n−テトラ(
アルコキシ)メチルビスアルキルアミドが挙げられる。工業的に入手できるエス
テルポリマーおよびコポリマーには、「Acrylic Resins for
Powder Coatings」,EuroCoat,1−2/1994,
pp14−23において記載されたものが挙げられる。ボスティックケミカルズ
(Bostic Chemicals)、イーストマンケミカルズ(Eastm
an Chemicals)、ディーエスエムレジン(DSM Resin U
S,Inc.)、ヘキスト(Hoechst)、マックホーターテクノロジーズ
(McWhorter Technologies,Inc.)、ライヒホルド
ケミカルズ(Reichhold Chemicals,Inc.)、ルコポリ
マー(Ruco Polymer Corp.)およびユーシービーケミカルズ
(UCB Chemicals Corp.)などの供給業者からの比較的多様
なポリエステル樹脂を用いることができる。
【0043】 結合剤材料のブレンドを用いることができる。これは、舗装表面接着力、溶射
性、結合剤メルトフロー、膜融着性およびマーカー耐磨耗性などの特性の最適化
を促進する。有用なブレンドには、アクリルポリマーまたはコポリマーとウレタ
ンまたはエステルのポリマーおよびコポリマーとの混合物、および熱硬化性結合
剤材料と熱可塑性結合剤材料との他の混合物が挙げられる。例えば、硬化性エポ
キシ樹脂は、一種以上の上述したポリマーまたはコポリマー、例えば、ポリプロ
ピレンなどのポリオレフィンと有益にブレンドすることが可能である。適するエ
ポキシ−オレフィンブレンドは、米国特許第5,709,948号(ペレス(P
erez)ら)にも記載されている。
【0044】 特に有用なブレンドは、硬化性エポキシ樹脂粉末とオレフィンポリマーまたは
コポリマーの粉末とをドライブレンドすることにより製造することができる。溶
射ホッパー内で粉末が分離しないようにするために、こうしたブレンドの粒子サ
イズ分布を調節するように注意すべきである。微細分割された補助剤(例えば、
TiO2)は、好ましくは、エポキシ粉末とオレフィン粉末をドライブレンドす
る前にエポキシまたはオレフィンに溶融配合される。これは、輸送表面上に溶射
できる粉末の費用効果に優れた混合物を形成させる。
【0045】 望ましい結合剤粒子サイズは、選ばれた結合剤に応じて多少異なる。一般的に
、結合剤粒子は、好ましくは約300μm未満、より好ましくは約200μm未
満、最も好ましくは約100〜約150μmの平均粒径を有する。但し、使用可
能な結合剤粒径の範囲は、これらの望ましい平均径範囲外であることが可能であ
る。
【0046】 結合剤粒子は、回転楕円体、フレーク、繊維または不規則粒体を含む望ましい
あらゆる形状をもつことが可能であり、形状は結合剤を粉末状に転換するために
用いられる方法に多少依存する。回転楕円粒子は、炎中の結合剤のより均一な溶
融または軟化を促進するために好ましい。通常は、結合剤は、極低温冷却または
結合剤を砕けやすくする他の粒子形成助剤を用いることにより任意に補助される
粉砕によって粉砕することができる。代表的な粉末形成放置には、ハンマーミル
および対向流体ジェットミルなどが挙げられる。
【0047】 約1.5以上、より好ましくは約1.5〜約2.26、最も好ましくは約1.
5〜約1.9の屈折率(n)をもつガラス材料から形成されるガラスビーズを含
む種々の反射要素を用いることができる。有用な別の逆反射要素には、米国特許
第4,564,556号(ランゲ(Lange)’556号特許)および米国特
許第4,758,469号(ランゲ(Lange)’469号特許)において開
示されたビーズが挙げられる。これらのビーズは、一般に、少なくとも一つの金
属酸化物相を有する固体透明非ガラス質セラミック回転楕円体として記載されて
いる。こうしたビーズは、非常に耐引っ掻き性で耐削れ性であり、全く硬く(例
えば、700ヌープより大きい)、比較的高い屈折率(例えば、1.4〜2.6
)で製造でき、好ましくは、ジルコニア−アルミナ−シリカ相またはジルコニア
−シリカ相から製造される。適する他の反射要素には、米国特許第5,417,
515号(ハチェイ(Hachy)ら’515号特許)、第5,571,362
号(ハチェイ(Hachy)ら’362号特許)および第5,750,191号
(ハチェイ(Hachy)ら’191号特許)に記載された反射要素、クラス「
A」およびクラス「B」ガラスビーズ(ポッターズ−バロティーニ(Potte
rs−Ballotini)から市販されている)ならびに「High Ind
ex」および「Traffic Marking」ガラスビーズ(フレックス−
オー−ライト(Flex−O−Lite,Inc.)から市販されている)が挙
げられる。反射要素の混合物は必要ならば用いることができる。反射要素は、任
意に、マーカー内での反射要素の保持を改善するために、カップリング剤(例え
ば、3−アミノプロピルトリエトキシシランまたはガンマ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン)で処理することができる。反射要素は、自動車運転者
またはマーカーに接近する他の人への必要な可視度をもたらすために十分な量で
用いるべきである。反射性能は、一般に、マーカーが老化しすりへるにつれて低
下する。マーカー全体を通して均一に反射要素を分配しているマーカーの場合、
40重量%以下、より好ましくは約5〜約35重量%、最も好ましくは約10〜
約30重量%の反射要素の量は好ましい。反射要素の特定の上塗膜を保持するマ
ーカーの場合、約0.2Kg/m2以下、より好ましくは約0.04〜約0.1
7Kg/m2、最も好ましくは約0.08〜約0.13Kg/m2の塗布量は好ま
しい。
【0048】 反射要素は、必要なあらゆる形状をもつことが可能であり、回転楕円形状は好
ましい。
【0049】 反射要素粒子がキットの別個の原料として存在する場合、それらは、好ましく
は、約1mm未満、より好ましくは約500μm未満、最も好ましくは約30〜
約350μmの平均粒径を有する。
【0050】 適する耐滑り性粒子には、融解酸化アルミニウム(アルミナ−ジルコニアを含
む)、セラミック酸化アルミニウム、石英(例えば、砂)、炭化珪素、ガーネッ
ト、ダイアモンド、立方晶窒化硼素、炭化硼素、酸化クロム、酸化セリウムおよ
びそれらの混合物が挙げられる。別の耐滑り性粒子には、米国特許第4,937
,127号(ヘンギ(Haenggi)ら’127号特許)および第5,049
,902号(ヘンギ(Haenggi)ら’902号特許)に記載された耐滑り
性セラミック回転楕円体が挙げられる。耐滑り性粒子の混合物を必要ならば用い
ることができる。耐滑り性粒子は、任意に、マーカー内での耐滑り性粒子の保持
を改善するために、前述したようなカップリング剤で処理することができる。
【0051】 耐滑り性粒子は、望ましいあらゆる形状をもつことが可能であり、不規則形状
が好ましい。
【0052】 耐滑り性粒子は、新しく溶射されたマーカー中で望ましい耐滑り性レベルをも
たらすために十分なサイズをもつのがよく、そのために十分な量で用いるのがよ
い。耐滑り性は、ASTM E−303−93に記載されたように評価できる。
耐滑り性粒子のタイプ、サイズおよび量は、こうして評価する時に少なくとも約
45の英国ペンジュラム数(BPN)の表面摩擦特性を有するマーカーを形成す
るように選択される。大多数の耐滑り性粒子は、150μmより大きい粒径をも
つのがよい。好ましくは、粒子は、約300〜約1500の間の粒径をもつ。ア
ルミナ粒子の場合、約300〜約1200μmの間の直径は好ましい。セラミッ
ク回転楕円体の場合、約420〜約1400μmの間の直径は好ましい。耐滑り
性は、一般に、マーカーが老化しすりへるにつれて低下する。マーカー全体を通
して均一に耐滑り性粒子を分配しているマーカーの場合、約15重量%以下、よ
り好ましくは約2〜約7重量%の耐滑り性粒子の量は好ましい。耐滑り性粒子の
特定の上塗膜を保持するマーカーの場合、約0.2Kg/m2以下、より好まし
くは約0.04〜約0.17Kg/m2、最も好ましくは約0.08〜約0.1
3Kg/m2の塗布量は好ましい。
【0053】 種々の磁化性粒子を用いることができる。粒子は、永久に磁化できるのがよく
、こうした多くの粒子は磁化材料技術に精通している者に対して知られている。
本発明において用いるために好ましい磁化性粒子の主軸長さ(いずれかの方向に
おける最大長さとして定義される)は、約1ミリメートル〜約10マイクロメー
トル、より好ましくは約200マイクロメートル〜約0.1マイクロメートルの
範囲である。磁気粒子の飽和磁化は、好ましくは約10〜約250emu/g(
電磁単位/グラム)の範囲であり、より好ましくは約50emu/gより大きい
。こうした粒子の保磁度は、好ましくは、約100〜約20,000エルステッ
ト、より好ましくは約200〜約5000エルステッドの範囲である。200エ
ルステッド未満の保磁度をもつ粒子は、あまりにも容易に偶発的に脱磁される一
方で、5000エルステッドより大きい保磁度をもつ粒子は、完全に磁化させる
ために比較的高価な装置を必要とする。
【0054】 希土類金属合金材料は、高性能永久磁化性粒子の一つの適するクラスである。
これらは、サマリウム−コバルト合金粒子の使用を記載している米国特許第4,
497,722号(ツチダ(Tsuchida)ら)、ネオジム−鉄−硼素合金
粒子の使用を記載している欧州特許出願第260,870号にさらに記載されて
いる。しかし、これらの合金は比較的高価であり、長い屋外暴露の条件下で過度
の腐蝕にあうことがあり、一般に5000エルステッドより大きい保磁度をもつ
【0055】 その他の磁化性粒子には、アルニコ(アルミニウム−ニッケル−コバルト−鉄
合金)、鉄、鉄−炭素、鉄−コバルト、鉄−コバルト−クロム、鉄−コバルト−
モリブデン、鉄−コバルト−バナジウム、銅−ニッケル−鉄、マンガン−ビスマ
ス、マンガン−アルミニウムおよびコバルト−白金合金が挙げられる。
【0056】 磁気フェライトは、磁化性粒子の一つの好ましいクラスである。磁鉛鉱構造(
バリウムヘキサフェライトとして一般に知られており、略平らな六角小板氷晶と
して産出する)の六方相は特に好ましい。ストロンチウムおよび鉛はバリウムの
部分的または完全に代用品であることが可能であり、他の多くの元素は、部分的
に鉄の代わりに用いることができる。従って、ストロンチウムへキサフェライト
も好ましい材料である。好ましい磁化性粒子のもう一つのクラスは立方晶フェラ
イトであり、それは場合によって立方晶粒子として産出されるが、より多くの場
合、長い針様粒子または針状粒子として産出される。その例には、磁鉄鉱(Fe 34)、マグネマイト(magnemite)またはガンマ酸化第二鉄(ガンマ
−Fe23)、これらの二つの化合物の中間体、および二つの化合物のコバルト
置換改良種またはそれらの中間体が挙げられる。これらの磁気フェライトのすべ
ては、比較的安いコストで大量に産出され、長い屋外暴露の条件下で安定である
。それらの保磁度は、一般に、200〜5000エルステッドの上述した最も好
ましい範囲内である。
【0057】 別の好ましい磁化性粒子には、酸化鉄、マンガン−ビスマスおよび酸化に対し
て保護された鉄が挙げられる。
【0058】 酸化クロムも、熱残留磁気法を促進するその低いキューリー温度のために磁化
性粒子として有用な場合がある。
【0059】 磁化性粒子を含有するマーカーの場合、粒子は、好ましくは、比較的高い添加
レベルでマーカー全体を通して均一に分配される。好ましい添加範囲は、約85
重量%以下、より好ましくは約65〜約85重量%、最も好ましくは約75〜約
85重量%である。最高残留磁気を得るには、磁化性粒子は、好ましくは、実質
的にドメインサイズの異方性粒子であり、好ましくは、マーカーを異方性にする
ために十分な数の粒子の好ましい磁気軸の実質的に平行の整列が存在する。磁化
性粒子の配向は、例えば、カレンダー加工によって、あるいは電磁石の使用を通
して、粒子を物理的にまたは磁気的に配向させることにより最適化することが可
能である。
【0060】 必要ならば、乾燥流動助剤(例えば、ヒュームドシリカ)、メルトフロー添加
剤(例えば、ベンゾイン)、顔料(例えば、酸化チタン、無鉛イエロー、カーボ
ンブラックおよび蛍光顔料)、分散助剤、耐衝撃性改良剤(例えば、ロームアン
ドハース(Rohm & Haas)から市販されている、ブチルアクリレート
またはメタクリレート/ブタジエン/スチレンコアをもつアクリルシェル耐衝撃
性改良剤のPARALOIDシリーズなどのコア−シェル材料)、増量剤および
強化充填剤(例えば、炭酸カルシウム、粒径150μm未満のアルミナ、ウォラ
ストナイト、ガラス繊維、米国特許第5,559,170号(キャッスル(Ca
stle))ならびに「3M and Zeelan Industries,
Inc.Microspheres」(Pubulication 70−07
05−7642−9,1994)および「3M and Zeelan Ind
ustries,Inc.Microspheres Performance
Enhancements」(Pubulication 70−0706−
5903−5,1995)と題する小冊子に記載された実質的にガラス質の粒子
)、酸化防止剤(例えば、チバガイギー(Ciba Geigy Inc.)か
ら市販されているIRGANOX1010)、難燃剤、接着助剤、UV吸収剤、
光安定剤(例えば、チバガイギー(Ciba Geigy Inc.)から市販
されているCHIMASSORB944ヒンダードアミン光安定剤)などの補助
剤を本発明のキット組成物に添加することができる。酸化チタンなどの極微細補
助剤は、一般に、粉末形状への結合剤の粉砕または他の粉末化を実施する前に結
合剤剤に添加される。乾燥流動助剤は、一般に粉末化後に結合剤に添加される。
その他の補助剤は、一般に粉末化の前または後に結合剤に添加でき、粉末化前の
添加が好ましい。補助剤の量およびタイプは経験的に決定することができ、一般
に、必要とされる最終用途、およびマーカーが受ける環境条件または交通条件に
応じて決まる。
【0061】 本発明のマーカーは、車線デバイダー用の仮設または常設マーキング、車線分
離マーキング、ストップバー(stop bar)、横断歩道レール(cros
swalk rail)、コンチネンタルブロック(continental block)、横断歩道縞(zebra stripe)、駐車場縞、カーブマ
ーカー、バイク路マーカー、ならびにその他の代表的な輸送表面記号および銘(
例えば、矢印および活字データまたは数字データ)を含む種々の輸送用途におい
て用いることが可能である。本発明の方法は、新規マーカーを形成すると共に、
既存マーカーの補修を行うために用いることができる。一般に、本発明のマーカ
ーは、交通交差点の約100メートル内に配置されるが、必要な時には長距離用
途および非道路敷地用途においても用いることができる。マーカーは、二つ以上
の層を含むことが可能であり、少なくとも輸送表面に隣接した層は、こうした表
面に直接接着した上述の一種以上の結合剤を含有する。
【0062】 本発明を以下の実施例においてさらに説明する。
【0063】 実施例1 76体積%エチレンアクリル酸コポリマー(ダウケミカル(Dow Chem
ical Co.)から市販されているPRIMACOR5990コポリマー)
、8体積%TiO2(デュポン・ヌムール(E.I.duPont de Ne
mours & Co.)から市販されている)、および17体積%アルカリア
ルミノシリケートセラミック微小球(スリーエム(3M)から市販されているN
o.W410ZEEOSPHERESセラミック微小球)の混合物を二軸スクリ
ュー押出機内で配合した。押出物を小片に破砕し、液体窒素で冷却し、No.8
8B Jacobson Mill(ジャコブソンマシンワークス(Jacob
son Machine Works,Inc.)内で粉砕した。粉砕した粒子
をスクリーンで分級して、約600μmより大きい直径を有する粒子を除去した
。得られた混合物の19.6体積%になるまで、ガラスビーズ(フレックス−オ
ー−ライト(Flex−O−Lite)製のTraffic Markingビ
ーズ、屈折率1.5)を分級した粉末にドライブレンドによって添加した。混合
物は計算比重1.64であり、60.8:19.6:13.3:6.4体積比に
おいて、コポリマー、ガラスビーズ、セラミック微小球およびTiO2を含有し
ていた。GREEN LITE Model GLG−20Striping Machine(スリーエム(3M)から市販されている)を用いて、混合物を
アルミニウムパネル上に約1.25mmの厚さに溶射した。
【0064】 一連の比較実験において、市販されている幾つかの舗装マーキング材料をアル
ミニウムパネルに塗布した。比較例1のマーカー材料は、ポリアミド系溶射粉末
(スリーエム(3M)から市販されているGREEN LITE2110粉末)
であった。比較例2のマーカー材料は、高温塗布ホッパー系用途のために意図さ
れたアルキッド熱可塑性交差点材料(モートンインターナショナル(Morto
n International,Inc.)から市販されているDURALI
NE熱可塑性樹脂)であった。この材料をホットプレート上で加熱し、シリコー
ン被覆剥離紙上に注いだ。得られた膜を放置して冷却し、約145℃の温度に加
熱されたIHI Model PW−2204プレスを用いて約1.27mmの
厚さにプレスし、アルミニウムパネルに高温で貼り付けた。比較例3〜8のマー
カーは、市販されている予備形成舗装マーキングテープであった。すべての比較
例材料は、交差点舗装マーキングのために米国全体を通して現在広く用いられて
いる。
【0065】 ASTM D4060−95に記載された手順に似た手順を用い、Taber
Abraser Tester,Model503(テーバーインダストリーズ
(Taber Ibndustries)を用いて各舗装マーカーの耐磨耗性を
評価した。しかし、促進磨耗結果に対応するためにテスターにH−22砥石車を
装着し、重量損失でなく体積損失を報告した。ASTM規格に記述されている通
り、テーバー磨耗試験法の結果は再現性が劣っており、数値の代わりにコーティ
ングの格付けを用いる時に試験所間一致が大幅に改善されることに留意するべき
である。
【0066】 500サイクルごとに、アルミニウムパネルをテスターから取り出し、マーカ
ー材料の磨耗損失の程度を決定するために秤量した。磨耗試験結果を表1におい
て以下で示している。マーカー上塗膜および他のマーカー層がすりへるにつれて
幾つかのマーカーに対する比重は変化したけれども、結果は試験全体を通して一
定の比重と仮定した。実施例1の舗装マーカーは、表1に示した市販されている
比較舗装マーキング材料の一つを除くすべてよりも、同等の全試験サイクルにお
いて低い体積損失を示した。この後者の比較マーカーは、試験の完了前にそのビ
ーズと上塗膜を失った。
【0067】 Model GLC−20溶射縞形成機を用いて実施例1の組成物を熟成アス
ファルトに塗布した。横切って秘密道路試験デッキの車線に縞を塗布し、11ヶ
月にわたりミネソタ州における屋外条件にそれを暴露した。11ヶ月後のマーカ
ーの目視観察によると、マーカーはタイア軌道領域において目に見える磨耗を示
さなかった。接着破壊による多少の損失が油滴下領域において発生したが、総合
的に、95%を超える元のマーカーが損なわれていないようであった。
【0068】
【表1】
【0069】 実施例2 実施例1の方法を用いて溶射によってアルミニウムパネルに塗布された一連の
舗装マーキング材料を製造し、Taber Abraser Testerを用
いて評価した。各材料は、PRIMACOR5990エチレンアクリル酸コポリ
マー(ダウケミカル(Dow Chemical Co.から市販されている)
、ガラスビーズおよびTiO2を含有していた。実験2−2の材料は、OMYA
CARB6炭酸カルシウム(オムヤ(Omya,Inc.)から市販されている
)も含有していた。結果を表2において以下に記載している。
【0070】
【表2】
【0071】 実施例3 実施例1の方法を用いてアルミニウムパネルに塗布された一連の舗装マーカー
を製造し評価した。実験3−1および3−2のマーカーは、実施例1において用
いたのと同じコポリマー、セラミック微小球、ガラスビーズおよびTiO2を光
安定剤(Chimassorb944)および酸化防止剤(IRGANOX10
10)と合わせて含有していた。それらの体積%比は、69/15/12/4.
3/0.27/0.11であった。実施例1の場合のようにアルミニウムパネル
上にこれらの原料を溶射することにより実験3−1のマーカーを製造した。比較
例2の方法を用いて実験3−2のマーカーを膜に形成し、アルミニウムパネルに
高温で貼り付けた。
【0072】 体積%比85/9.9/4.4/0.22/0.09においてNucrel6
99エチレンメタクリル酸ポリマー、ガラスビーズ、TiO2、UV吸収剤およ
び酸化防止剤を用いて実験3−3および3−4のマーカーを製造した。実験3−
3のマーカーを実施例1の場合のように溶射によって製造し、実験3−4のマー
カーを実験3−2のために用いたのと同じ方法を用いて高温貼り付けによって製
造した。実施例1に記載したようにTaber Abraser Tester
を用いてマーカーの耐磨耗性を評価した。結果を表3において以下に示しており
、その結果は、溶射を用いて製造されたマーカーが高温貼り付けを用いて製造さ
れたマーカーと比較すると、匹敵する格付け順(異なる体積損失値にもかかわら
ず)が得られたことを示している。
【0073】
【表3】
【0074】 実施例4 実験3−2の一般方法を用いて種々のタイプまたは量のアルミナを含有する一
連の舗装マーカーを製造した。タンブラミキサーを用いて、すべての成分(ガラ
スビーズを含む)をドライブレンドし十分に混合し、共回転二軸スクリュー押出
機を用いて押出配合し、シリコーン被覆剥離紙上に集め、冷却し、小片に破壊し
、より均一な混合を達成するために再押出した。得られた再押出材料をシリコー
ン被覆剥離紙上に集め、冷却し、その後、アルミニウムパネルに高温で貼り付け
た。実施例1の方法を用いてマーカーの耐磨耗性を評価した。結果を表4におい
て以下に示している。アルミナを含有するマーカー(実験4−1,4−2および
4−3)は、アルミナなしで製造したマーカー(実験4−4)と比べて改善され
た耐磨耗性を示した。
【0075】
【表4】
【0076】 実施例5 種々のタイプおよび量のセラミック微小球またはアルミナ充填剤を含有する一
連の舗装マーキング材料を製造し、感圧フィルム接着剤を用いてアルミニウムパ
ネルに塗布し、Taber Abraser Testerを用いて評価した。
材料がアルミニウムへの比較的劣った粘着力を示したので感圧フィルム接着剤を
用いた。代表的な舗装表面への材料の粘着力がずっと良いのであれば、フィルム
接着剤の使用を必要としないであろうと考えられる。各材料は、実施例1の場合
のようにTiO2およびガラスビーズと合わせて、ALMATEX PD−76
10エポキシ官能性アクリルコポリマー(アンダーソンディベラップメントカン
パニー(Anderson Development Co.)から市販されて
いる)を含有していた。
【0077】 結果を表5において以下に示しており、その結果は、改善された耐磨耗性がセ
ラミック微小球充填剤を用いることにより得られたことを示している。充填剤を
含有しなかった実験5−7は、1000サイクル未満でばらばらになった。実験
5−6におけるアルミナ(ワシントンミルズ(Washington Mill
s)から市販されているDURALUM Special White60粗粒
アルミナ)の添加は、測定された耐磨耗性において適度な改善をもたらした。セ
ラミック微小球(スリーエム(3M)から市販されている最大粒子サイズがそれ
ぞれ12、24および40グラムのNo.W210、W410およびW610の
ZEEOSPHERESセラミック微小球)の添加は、測定された耐磨耗性を著
しく改善した。
【0078】
【表5】
【0079】 実施例6 種々のタイプおよび量のセラミック微小球またはアルミナ充填剤を含有する一
連の舗装マーキング材料を製造し、実施例5の方法を用いてアルミニウムパネル
に塗布し、Taber Abraser Testerを用いて評価した。各材
料は、実施例1の場合のようにTiO2およびガラスビーズと合わせて、「Jo
ncryl(登録商標)」SCX−817カルボキシル官能性アクリル樹脂(エ
スシージョンソンポリマー(SC Johnson Polymer)から市販
されている)を含有していた。
【0080】 結果を表6において以下に示している。実験6−1〜6〜5は、耐磨耗性に及
ぼすアルミナ充填剤粒子のサイズおよび量の影響を示している。実験6−6は、
セラミック微小球(スリーエム(3M)から市販されている「Zeeosphe
re(登録商標)」Ceramic Microspheres W−410)
を用いた比較データを示している。
【0081】
【表6】
【0082】 実施例7 種々のエポキシ官能性アクリルコポリマーと一種以上の添加剤との混合物を含
有する一連の舗装マーキング材料を製造し、実施例5の方法を用いてアルミニウ
ムパネルに塗布し、Taber Abraser Testerを用いて評価し
た。添加剤は、ポリウレタン、カルボキシル官能性脂肪族ポリエステルおよび架
橋剤であった。各々は改善された性能を与えた。実験7−4、7−7および7−
9の材料を193℃〜200℃で12分にわたり加熱して、架橋を開始させた。
結果を表7において以下に記載している。
【0083】
【表7】
【0084】 実施例8 種々のポリプロピレンポリマーと硬化性エポキシ樹脂の混合物を含有する一連
の舗装マーキング材料を製造し、実験3−2の一般方法を用いてアルミニウムパ
ネルに塗布し、Taber Abraser Testerを用いて評価した。
各材料は、3重量%(ポリプロピレンの重量に対して)のマレェート化ポリプロ
ピレン(イーストマンケミカルズ(Eastman Chemicals)から
市販されているGXX15ポリプロピレン)および0.5重量%(ポリプロピレ
ンの重量に対して)のUV吸収剤(チバガイギー(Ciba Geigy In
c.)から市販されているTINUVIN770)と合わせてポリプロピレン結
合剤およびエポキシ添加剤(両方とも以下で特定する)を含有していた。シリコ
ーンライナー間でサンプルをプレスし、高温貼り付け工程中に3分にわたり20
0℃に維持して、エポキシの熱硬化を行った。結果を表8において以下に記載し
ている。
【0085】
【表8】
【0086】 実施例9 硬化性エポキシ樹脂粉末とポリプロピレンポリマー粉末との10:90重量比
のドライ粉末ブレンドを製造し、実施例1の一般方法を用いてアルミニウムパネ
ル上に溶射し、Taber Abraser Testerを用いて評価した。
硬化性エポキシ樹脂粉末は、シェルケミカル(Shell Chemical Co.)から市販されているEPON1001F芳香族固体エポキシ樹脂であっ
た。ポリプロピレン粉末は、アモコケミカル(Amoco Chemical Co.)から市販されているAMOCO1441 1200メルトフローインデ
ックスポリプロピレンであった。これらの二つの原料を回転によって混合した。
得られた混合物は、0.92g/cm3の計算比重をもっていた。Model1
24溶射システム(プラスチックフレームコートシステムズ(Plastic Flamecoat Systems)から市販されている)を用いてブレンド
を塗布した。溶射装置を用いて、得られたコーティングを零から約10秒の範囲
の異なる四つの長さの時間にわたり後加熱した。結果を表9において以下に記載
している。
【0087】
【表9】
【0088】 本発明の種々の修正および変更は、本発明の精神と範囲から逸脱せずに当業者
に対して明らかであろう。本発明が上述した実施例に限定されないことが理解さ
れるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンクリート上の本発明の耐滑り性逆反射マーカーを示す拡大横断面図である
【図2】 コンクリート上の本発明の耐滑り性逆反射マーカーを示す拡大横断面図である
【図3】 コンクリート上の本発明の耐滑り性逆反射マーカーを示す拡大横断面図である
【図4】 アスファルト上の本発明の磁化性逆反射マーカーを示す拡大横断面図である。
【図5】 コンクリート上の本発明の耐滑り性マーカーを示す拡大横断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月26日(2002.2.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記結合剤が熱硬化性であることをさらに特徴とする、請求
項1または2に記載のキット。
【請求項】 前記結合剤がブレンドを含むことをさらに特徴とする、請求
項1〜のいずれか1項に記載のキット。
【請求項】 前記ブレンドがオレフィンポリマーまたはオレフィンコポリ
マーと硬化性エポキシ樹脂とを含むことをさらに特徴とする、請求項に記載の
キット。
【請求項】 前記ブレンドがアクリルポリマーまたはアクリルコポリマー
と、ウレタンポリマーまたはエステルポリマーあるいはウレタンコポリマーまた
はエステルコポリマーの一種以上とを含むことをさらに特徴とする、請求項
記載のキット。
【請求項】 前記結合剤がエチレンアクリル酸コポリマーまたはエチレン
メタクリル酸コポリマーを含むと共に、前記粒子状充填剤または粒子状トップコ
ートが反射要素および耐滑り性粒子を含むことをさらに特徴とする、請求項1〜 のいずれか1項に記載のキット。
【請求項】 前記結合剤がASTM D−1238により決定して約20
0より大きいメルトインデックスを有することをさらに特徴とする、請求項1〜 のいずれか1項に記載のキット。
【請求項】 前記メルトインデックスが約500より大きいことをさらに
特徴とする、請求項に記載のキット。
【請求項10】 キット成分(component)が、一方が結合剤を含
み、他方が反射要素または耐滑り性粒子を含む二つの容器を含むことをさらに特
徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載のキット。
【請求項11】 反射要素、耐滑り性粒子、顔料と、炭酸カルシウム、粒径
150μm未満のアルミナ、ウォラストナイト、ガラス繊維および実質的にガラ
ス質の粒子から成る群から選択された増量充填剤または強化充填剤とを含むこと
をさらに特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のキット。
【請求項12】 前記キット成分が単一容器内の実質的に均一な粉末混合物
であることをさらに特徴とする、請求項1〜または11のいずれか1項に記載
のキット。
【請求項13】 輸送表面に直接接着する結合剤材料を粒子状トップコート
または粒子状充填剤と共に含み、 請求項1に記載のキットを用いて前記結合剤およびトップコートまたは充填剤
を形成できることを特徴とする、輸送表面マーカー。
【請求項14】 約0.13〜約2mm厚さであり、舗装表面における隙間
内の窪みによって乱された略平らな上方結合剤表面を有する、請求項13に記載
のマーカーを付したアスファルト舗装またはコンクリート舗装を含むことを特徴
とするマーキング付き輸送表面。
【請求項15】 前記マーカーが二つ以上の層を含み、少なくとも舗装表面
に隣接した層が舗装表面に結合剤を直接接着させていることをさらに特徴とする
、請求項14に記載のマーキング付き輸送表面。
【請求項16】 前記層が異なる色を持ち、前記下方層の一部が前記マーカ
ーの上から見えることをさらに特徴とする、請求項15に記載のマーキング付き
輸送表面。
【請求項17】 前記マーカーが約300〜1500μmの間の粒径を有す
る耐滑り性粒子を含み、前記マーカーがASTM E303−93により決定し
少なくとも約45の英国ペンジュラム数の表面摩擦特性を有することをさらに
特徴とする、請求項1416のいずれか1項に記載のマーキング付き輸送表面
【請求項18】 a)周囲温度より高い温度に表面を加熱する工程と、 b)微細分割された易流動性で且つ溶射可能な粉末結合剤材料を溶融するか、
あるいは実質的に軟化させる工程と、 c)前記溶融した結合剤または軟化した結合剤を粒子状トップコートまたは粒
子状充填剤と合わせて前記表面に塗布する工程と、 d)前記こうして塗布した材料を冷却し、前記結合剤が前記表面に直接接着
ているマーカーを形成する工程と、 を含み、前記結合剤および前記トップコートまたは充填剤を請求項1に記載のキ
ットから提供できることを特徴とする輸送表面にマーキングする方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 米国特許第4,069,281号(エイゲンマン(Eigenman))、第
4,388,359号(エセン(Ethen)ら)、第4,490,432号(
ジョーダン(Jordan))、第5,127,973号(セングプタ(Sen
gupta)ら)、第5,194,13(ラシュ(Lasch)ら’113号特
許)、第5,374,465号(フルコマー(Fulcomer))および第5
,536,569号(ラシュ(Lasch)ら’560号特許)には、一般にマ
ーカーと舗装との間でプライマー、感圧接着剤または順応材料の形態を取った一
つ以上の層を有する種々の予備形成舗装マーキング材料が記載されている。 米国特許第3,900,605号明細書は、舗装された交通発生表面に交通指
示マーカーを適用する方法を記載しており、この方法は、適用後約6分間以内に
本質的に非粘着性(タックフリー)に乾燥する顔料入り合成有機ビヒクル樹脂含
有コーティング組成物の湿潤未硬化膜を交通発生表面に適用すること、この湿潤
コーティング組成物に少なくとも単層の光反射性粒状材料を適用することを含み
、この粒状材料の粒子の優勢量はコーティング組成物の厚さよりも大きい直径を
有し、適用時にこの物体の少なくとも半分がコーティング組成物中に埋め込まれ
るようなサイズであり、前記粒子は湿潤コーティング組成物の深さに実質的に浸
入し、前記粒状材料は個々の粒子がコーティング膜中で互いに平均直径よりも小
さい距離で分離されているような割合で適用され、それにより、適用された樹脂
及び粒子のコーティングは数秒のオーダーのタックフリー時間を有する、方法で
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 発明の概要 本発明は、一つの態様において、結合剤がアクリルポリマーまたはコポリマー
好ましくは数平均分子量が約10,000より大きいオレフィンポリマーまた
はコポリマー、ウレタンポリマーまたはコポリマー、硬化性エポキシ樹脂、エス
テルポリマーまたはコポリマー、あるいはそれらのブレンドであることを特徴と
する、微細分割された易流動性で且つ溶射可能な粉末結合剤材料と、反射要素、
耐滑り性粒子、磁化性粒子およびそれらの混合物から成る群から選択された粒子
トップコート(上塗膜または粒子状充填剤とを含む一個以上の容器を含む新
規の成分キットを提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 結合剤は、アクリルポリマーおよびコポリマー、好ましくは数平均分子量が約
10,000より大きいオレフィンポリマーおよびコポリマー、ウレタンポリマ
ーおよびコポリマー、硬化性エポキシ樹脂、エステルポリマーおよびコポリマー
、ならびにそれらのブレンドから成る群から選択される。結合剤(および耐滑り
性粒子または補助剤などの他のあらゆる混合原料)は使用前に易流動性であるの
がよい。これは、通常の倉庫および道端条件下で結合剤を貯蔵し用いる時に溶射
機械の粉末貯蔵ホッパー(複数を含む)に結合剤を注入でき、過度な凝結も、目
詰りも、炎からの溶射機械上流の部分への接着も伴わずに結合剤が機械および炎
を通り抜けることを意味する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】 種々の磁化性粒子を用いることができる。粒子は、永久に磁化できるのがよく
、こうした多くの粒子は磁化材料技術に精通している者に対して知られている。
本発明において用いるために好ましい磁化性粒子の主軸長さ(いずれかの方向に
おける最大長さとして定義される)は、約1ミリメートル〜約10ナノメートル
、より好ましくは約200マイクロメートル〜約0.1マイクロメートルの範囲
である。磁気粒子の飽和磁化は、好ましくは約10〜約250emu/g(電磁
単位/グラム)の範囲であり、より好ましくは約50emu/gより大きい。こ
うした粒子の保磁度は、好ましくは、約100〜約20,000エルステット、
より好ましくは約200〜約5000エルステッドの範囲である。200エルス
テッド未満の保磁度をもつ粒子は、あまりにも容易に偶発的に脱磁される一方で
、5000エルステッドより大きい保磁度をもつ粒子は、完全に磁化させるため
に比較的高価な装置を必要とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ペイテル,サマン ケー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 クシレック,トーマス ブイ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 コーナーリパリ,ナグレイ アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 Fターム(参考) 2D053 AA09 AA28 CA01 CA03 EA11 EA21 EA22 2D064 AA05 AA22 BA06 CA03 CA04 DA06 EA01 EB22 JA02 4J038 CB021 CB031 CB081 CB101 CB121 CC061 CC071 CG031 CG141 CH031 CH041 CH121 CH171 DB001 DB221 DD001 DG001 DG111 GA03 GA06 GA07 HA216 HA286 HA486 HA556 KA08 KA19 KA20 MA14 MA15 NA19 PA19 PB05 PC04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細分割された易流動性で且つ溶射可能な粉末結合剤材料と
    、反射要素、耐滑り性粒子、磁化性粒子およびそれらの混合物から成る群から選
    択された粒子状上塗膜または粒子状充填剤とを含む一個以上の容器を含むキット
    であり、 結合剤がアクリルポリマーまたはコポリマー、数平均分子量が約10,000
    より大きいオレフィンポリマーまたはコポリマー、ウレタンポリマーまたはコポ
    リマー、硬化性エポキシ樹脂、エステルポリマーまたはコポリマー、あるいはそ
    れらのブレンドを含むことを特徴とする、キット。
  2. 【請求項2】 前記結合剤が熱硬化性であることをさらに特徴とする、請求
    項1に記載のキット。
  3. 【請求項3】 前記結合剤がブレンドを含むことをさらに特徴とする、請求
    項1〜2のいずれか1項に記載のキット。
  4. 【請求項4】 前記ブレンドがオレフィンポリマーまたはオレフィンコポリ
    マーと硬化性エポキシ樹脂とを含むことをさらに特徴とする、請求項3に記載の
    キット。
  5. 【請求項5】 前記ブレンドがアクリルポリマーまたはアクリルコポリマー
    と、ウレタンポリマーまたはエステルポリマーあるいはウレタンコポリマーまた
    はエステルコポリマーの一種以上とを含むことをさらに特徴とする、請求項3に
    記載のキット。
  6. 【請求項6】 前記結合剤がエチレンアクリル酸コポリマーまたはエチレン
    メタクリル酸コポリマーを含むと共に、前記粒子状充填剤または粒子状上塗膜が
    反射要素および耐滑り性粒子を含むことをさらに特徴とする、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載のキット。
  7. 【請求項7】 前記結合剤が約200より大きいメルトインデックスを有す
    ることをさらに特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のキット。
  8. 【請求項8】 前記メルトインデックスが約500より大きいことをさらに
    特徴とする、請求項7に記載のキット。
  9. 【請求項9】 キット成分(component)が、一方が結合剤を含み
    、他方が反射要素または耐滑り性粒子を含む二つの容器を含むことをさらに特徴
    とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のキット。
  10. 【請求項10】 反射要素、耐滑り性粒子、顔料と、炭酸カルシウム、粒径
    150μm未満のアルミナ、ウォラストナイト、ガラス繊維および実質的にガラ
    ス質の粒子から成る群から選択された増量充填剤または強化充填剤とを含むこと
    をさらに特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のキット。
  11. 【請求項11】 前記キット成分が単一容器内の実質的に均一な粉末混合物
    であることをさらに特徴とする、請求項1〜8または10のいずれか1項に記載
    のキット。
  12. 【請求項12】 輸送表面に直接接着する結合剤材料を粒子状上塗膜または
    粒子状充填剤と共に含み、 請求項1に記載のキットを用いて前記結合剤および上塗膜または充填剤を形成
    できることを特徴とする、輸送表面マーカー。
  13. 【請求項13】 約0.13〜約2mm厚さであり、舗装表面における隙間
    内の窪みによって乱された略平らな上方結合剤表面を有する、請求項12に記載
    のマーカーを付したアスファルト舗装またはコンクリート舗装を含むことを特徴
    とするマーキング付き輸送表面。
  14. 【請求項14】 前記マーカーが二つ以上の層を含み、少なくとも舗装表面
    に隣接した層が舗装表面に結合剤を直接接着させることをさらに特徴とする、請
    求項13に記載のマーキング付き輸送表面。
  15. 【請求項15】 前記層が異なる色を持ち、前記下方層の一部が前記マーカ
    ーの上から見えることをさらに特徴とする、請求項14に記載のマーキング付き
    輸送表面。
  16. 【請求項16】 前記マーカーが約300〜1500μmの間の粒径を有す
    る耐滑り性粒子を含み、前記マーカーが少なくとも約45の英国ペンジュラム数
    の表面摩擦特性を有することをさらに特徴とする、請求項13〜15のいずれか
    1項に記載のマーキング付き輸送表面。
  17. 【請求項17】 a)室温より高い温度に表面を加熱する工程と、 b)微細分割された易流動性で且つ溶射可能な粉末結合剤材料を溶融するか、
    あるいは実質的に軟化させる工程と、 c)前記溶融した結合剤または軟化した結合剤を粒子状上塗膜または粒子状充
    填剤と合わせて前記表面に塗布する工程と、 d)前記こうして塗布した材料を冷却し、前記結合剤が前記表面に直接接着す
    るマーカーを形成する工程と、 を含み、前記結合剤および前記上塗膜または充填剤を請求項1に記載のキットか
    ら提供できることを特徴とする輸送表面にマーキングする方法。
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