JP2002521411A - アスコルビル−ホスホリル−コレステロールの新規な用途及びそれを実施するための組成物 - Google Patents

アスコルビル−ホスホリル−コレステロールの新規な用途及びそれを実施するための組成物

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JP2002521411A JP2000561948A JP2000561948A JP2002521411A JP 2002521411 A JP2002521411 A JP 2002521411A JP 2000561948 A JP2000561948 A JP 2000561948A JP 2000561948 A JP2000561948 A JP 2000561948A JP 2002521411 A JP2002521411 A JP 2002521411A
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カラフスキー,ロバート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚、毛、唇及び爪の外観及び健康を改善し、例えば皮膚を清浄しメーキャップを除き、皮膚を保湿し、爪コーティングの輝き及び耐久性を増大し、顔料及び/又は鉄酸化物を有する組成物を改善し、異常なエラスチンの表皮の合成、特にUV照射への曝露から生ずる異常なエラスチンの表皮の合成を低下させ、トリグリセリドのケラチン生成細胞形成を刺激し、皮膚の抗酸化活性を達成する方法を提供する。 【解決手段】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール及びそれらの誘導体(APC化合物類)を局所的に適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、新規な局所組成物に関する。さらに特に、本発明は、3´−(L−
アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール、3´−(L−アスコル
ビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール、及びそれらの誘導体(以下、一
緒にして「APC化合物」又は「APC化合物類」と呼ぶ)を有する局所組成物
に関する。本発明は、また皮膚、唇及び爪の外観及び健康を増大させるAPC化
合物類の新規な用途に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
Katoらの米国特許第4939128号は、化粧品、局所の皮膚科学的又は
皮膚の使用ではなく、全身的な疾患の治療のために、アスコルビン酸の燐酸エス
テルを使用することに関する。この特許は、アスコルビン酸のある燐酸エステル
が改善された酸素スカベンジング性を発揮することを明らかにする。しかし、コ
レステニル基に関する特別な言及は、L−アスコルビン酸とコレステロールとの
共役物が実際的でも望ましいものでもないことを示唆している。Katoらの特
許は、アスコルビン酸とコレステロールとの燐酸ジエステルを開示していないし
、有効な量のAPC化合物類の配合による局所組成物で得ることのできる相乗的
な結果も開示していない。
【0003】 Ptchelintsevの米国特許第5607968号は、直鎖(C−C 18 )アルキル基を配合するアスコルビン酸−ホスホリル誘導体を製造する方法
を提供している。 現在まで、消費者は、そのなかにAPC化合物類を配合することにより相乗的
に改善された化粧品組成物を望んでいた。消費者は、またこれらAPC化合物を
使用してかれらの皮膚、爪及び唇の健康及び外観を改善する追加の方法を望んで
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、新規な局所組成物に関する。さらに特に、本発明は、3´−(L−
アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール、3´−(L−アスコル
ビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール、及びそれらの誘導体(以下、一
緒にして「APC化合物」又は「APC化合物類」と呼ぶ)を有する局所組成物
に関する。本発明は、また皮膚、唇及び爪の外観及び健康を増大させるAPC化
合物類を有する局所組成物の新規な用途に関する。本発明は、また代表的な化粧
品助剤例えば日焼け止め剤及び顔料の活性及び利点を相乗的に増大させるのに十
分な量でAPC化合物を有する新規な組成物に関する。本発明は、さらに、口紅
又は皮膚パッチによるような、APC化合物類を有する組成物を局所的に投与す
る新規な方法に関する。本発明は、また、異常なエラスチンの表皮合成、特にU
V照射に曝されることにより生ずる異常なエラスチンの表皮合成を低下させる方
法を含む、本発明により提供されるAPC化合物の新規な用途に関する。また、
本発明に開示されそして含まれているのは、APC化合物類を局所的に適用する
ことにより、トリグリセリドのケラチン生成細胞の形成を促進させ、そして皮膚
における抗酸化活性を達成する新規な方法である。 本発明は、要するに、APC化合物類を有する局所組成物であり、そして皮膚
、毛及び爪並びにそれらの外観の状態を改善するためにこれらの局所組成物を投
与する方法である。
【0005】 図1は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール
が培養されたヒトのケラチン生成細胞のトリグリセリド合成を有意に増大させる
ことを説明する。 アスコルビン酸及びコレステロールの個々の利点は周知であるが、L−アスコ
ルビン酸とコレステロールとの機械的な混合は、L−アスコルビン酸の不安定さ
により不安定な生成物を生ずる。局所製剤中の遊離のL−アスコルビン酸は、不
十分な安定性を示し、そして酸化及び/又は非酸化の劣化により破壊され勝ちで
ある。劣化したアスコルビン酸は、活性を失い、そして残存生成物は、それが化
粧品としては望ましくない褐色を呈するために審美的な外観を失う。
【0006】 しかし、APC化合物類は、アスコルビン酸に伴う不利益なしに、アスコルビ
ン酸とコレステロールとの簡単な混合から利用できない有利さをもたらす。AP
C化合物類では、共役したアスコルビン酸は、劣化に対して抵抗するようになる
。これは、さらに安定な、さらに有効なそしてさらに審美的に喜ばしい生成物を
提供することにより、消費者に利点をあたえる。 アスコルビン酸よりもむしろAPC化合物類を有する局所組成物により示され
る増大した安定性に加えて、APC化合物類はまた他の利点をもたらす。例えば
、APC化合物類は、コレステリル基が担体基として働き、さらに皮膚の非極性
の最も外側の保護層(即ち、角質層)を通る極性のアスコルビン酸の伝達を助け
、そして局所組成物中のアスコルビン酸のバイオアベイラビリティを増大させる
【0007】 L−アスコルビン酸は、ホスホリル又はホスフェート基によりコレステロール
に共有結合的に結合しているが、皮膚に存在する天然の酵素例えばホスファター
ゼは、コレステロールとアスコルビン酸との間のホスホリル又はホスフェート結
合を次第に開裂して、角質層中への遊離のL−アスコルビン酸とコレステロール
との徐放を生じさせる。放出されたコレステロールは、皮膚への天然の基質であ
り、身体によりさもなければ生成されたサプリメントである。局所的に適用され
るコレステロールは、弾性、張りそして乾燥に対する抵抗性を改善する。
【0008】 米国特許第5866147、5922335号並びに公開PCT出願WO98
/50004号は、それらの記述の全部は本明細書に参考として引用されるが、
APC化合物類、即ち3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレ
ステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロー
ル、及びそれらの誘導体を含む安定な局所組成物を提供する。局所組成物中のA
PC化合物類は、異常なエラスチン生成を低下させ、フリーラジカルの形成を減
少させ、そしてケラチン生成細胞のトリグリセリド合成を増大させることにより
、皮膚へ有益な効果をもたらす。APC化合物類は、アスコルビン酸に伴う増大
したコラーゲン生成及び皮膚の輝きをもたらし、そしてコレステロールに伴う皮
膚の弾性、抵抗性、張り及び保湿を改善することにより、皮膚上のL−アスコル
ビン酸及びコレステロールの両者の有利な効果をもたらす。
【0009】 APC化合物は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレス
テロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール
、それらの官能性或いは構造異性体及びそれらの塩(「APC化合物類」)を含
む。化合物の例は、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレス
テロール(式II)のような3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)
−コレステロール(式I)の官能性又は構造異性体を含む。両者の式は以下の通
りである。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】 好ましいAPC化合物は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−
コレステロール、その塩及びその誘導体である。 APC化合物の塩の例は、アンモニウム、カルシウム、リチウム、カリウム又
はナトリウムの塩を含む。APC化合物類の塩は、局所媒体中に、個々に又はL
−アスコルビン酸誘導体とともに配合できる。有機アミン例えばエタノールアミ
ンとの塩も、APC化合物と組み合わせて使用できる。 APC化合物類のいくつかの有利さは開示されたが、本明細書に開示されてい
る周知の化粧品成分とのAPC化合物類の相乗的な組合せは、新規である。
【0013】 親水性部分(アスコルビル基)と親油性部分(コレステリル基)との両者の存
在は、皮膚、毛及び爪から化粧品、汚物及び油の除去を助ける表面活性剤の活性
をもたらすものと考えられる。さらに、APC化合物類は、皮膚科学上の老化の
徴候、例えば眼の回りのしわ即ち「目尻のしわ(crows feet)」又は
口の回りの細かいしわを改善するために局所製剤又は組成物に有用であるため、
特に眼及び口の回りの感じやすい皮膚の箇所における、化粧品の清浄又はメーキ
ャップ除去剤組成物のAPC化合物類の使用は、皮膚科学的な健康を改善し清浄
にする二重の利点を有する単一の生成物を消費者に提供するだろう。化粧品の清
浄組成物は、クリーム、ローション、エマルション、ゲル、軟膏、フォーム、ス
プレイ又はムースの形である。しかし、化粧品の清浄組成物がクリーム、ローシ
ョン又はエマルションであることが好ましい。
【0014】 APC化合物類を有する局所組成物は、ドライスキンを解消するためのモイス
チュアライザー(保湿剤)にできる。なにか理論に束縛されることを望まないが
、APC化合物類が二つのやり方の少なくとも一つで保湿の利点をもたらすもの
と考えられる。コレステリル基がAPC化合物から開裂するとき、コレステリル
基は皮膚にとり天然の基質であり、そして皮膚により示される増大した柔軟さ及
び増大した保湿性を伴う。また、APC化合物類は、ケラチン生成細胞のトリグ
リセリド合成を増大させることが分かった。増大したトリグリセリド合成は、皮
膚により示される柔軟さ及び保湿を増加するものと思われる。恐らく、前記のフ
ァクターの両者は、保湿効果に寄与する。
【0015】 本発明の保湿局所組成物は、約0.1−約20重量%のAPC化合物を有する
。さらに好ましくは、本発明の保湿局所組成物は、約1−約10重量%のAPC
化合物を有する。米国特許第5866147号及びPCT出願WO98/500
4号は、それらの記述の全部は本明細書に挿入されるが、APC化合物類を有す
る組成物を局所的に適用することにより皮膚を保湿する方法を行うのに有用なロ
ーション、エマルション及びミクロエマルションの例を提供する。
【0016】 モイスチュアライザーとして使用される本発明の局所組成物の好ましい例は、
適当な媒体中に約2−約5重量%、さらに好ましくは約2.5重量%のAPC化
合物を有する。もしモイスチュアライザーが日中に塗るために適用されるならば
、モイスチュアライザーは、好ましくは約0.1−約25重量%の日焼け止め剤
を有する。さらに、媒体は、以下に述べる追加の従来の添加物及び助剤を含むこ
とができる。
【0017】 開示されたように、APC化合物類の局所的適用は、コラーゲン合成を改善す
る。唇への直接的なAPC化合物類の局所的適用は、コラーゲン合成を増加させ
ることが予想され、そのため、唇の外観を改善する。コラーゲン合成の増加は、
またよりふっくらした唇を生成することが予想される。APC化合物類は、唇の
化粧品例えば口紅、唇バルム(balm)及びポマードであるか又はそれらのな
かに配合されるが、APC化合物が口紅組成物であるか又はそのなかに配合され
ることが好ましい。口紅は消費者に唇の領域に正確に容易に適用できる。本発明
の唇の化粧品に、顔料が入れられるか又は入れられない。しかし、以下に述べる
ように、顔料入り化粧品例えば唇の化粧品におけるAPC化合物類の使用は、顔
料入り化粧品の外観及び性能を改善する新規な方法を提供する。
【0018】 化粧品組成物は、しばしば、そのなかに顔料を配合する。これら顔料の例は、
鉄酸化物である。従来、鉄酸化物を有する局所組成物中へのアスコルビン酸の配
合は、通常、酸化の増大を生ずる。(用語「鉄酸化物」は、本明細書で使用され
るとき、1種以上の鉄酸化物を示す。)増加した酸化は、次に、化粧品組成物を
着色させ、有用にさせず、従って消費者に魅力的でなくする。APC化合物が.
鉄酸化物を含む化粧品組成物中に配合されるとき、アスコルビン酸に概して伴う
酸化を予想されないほどほとんど又は全く増大させない。従って、鉄酸化物を含
む化粧品組成物中へのAPC化合物の配合は、皮膚の外観を改善する新規な方法
であり、一方アスコルビン酸と鉄酸化物との両者の利点をもたらす。
【0019】 これら局所組成物の例は、APC化合物に加えて約0.2−約20重量%の鉄
酸化物を有することができる。この局所組成物の一つの好ましい例は、適当な媒
体中の約5−約7重量%の鉄酸化物と約1重量%のAPC化合物を有する。好ま
しい例では、鉄酸化物は、酸化鉄レッド2259−プリザーブド、鉄酸化物(黄
)、鉄酸化物(黒)、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる。 組成物への1種以上のAPC化合物の添加は、顔料の表面分散を増大させる。
上述のように、APC化合物類は、親水性基と親油性基との両者を有する。その
結果、APC化合物類は、顔料をして有効に「水に浸す」又は分散させる表面張
力を低下するのを助ける。顔料成分とともに使用されるとき、APC化合物類は
、顔料湿潤剤、顔料の結合剤及び分散剤として作用する。
【0020】 APC化合物が局所の顔料入り組成物の展着性を増大するばかりか、本発明の
局所の顔料入り組成物が自己平坦(self−leveling)効果を示すこ
とが分かった。この自己平坦効果は、適用された顔料入り局所組成物の層の厚さ
に関してより大きな均一性をもたらす。この自己平坦効果はすべての顔料入り組
成物に有利であるが、それは、局所の顔料入り組成物例えば口紅、ファンデーシ
ョン及びネイルエナメル/ポリシュに特に有用である。従って、顔料添加物とし
てAPC化合物類を有する局所組成物は、適用すると優れた適用範囲を示すこと
が予想される。さらに、本発明の局所の顔料入り組成物が化粧品例えばファンデ
ーションであるとき、APC化合物類の添加は、皮膚に適用するとき優れた触感
をもたらすことが予想される。
【0021】 APC化合物類のこの分散を助ける性質は、また爪組成物のコーティングの特
徴を改善することが考えられる。さらに、爪コーティング組成物例えばネイルエ
ナメル又はポリシュとして又はそのなかに使用することは、一度爪コーティング
組成物が硬化されると、示される光沢/輝きを増し、さらに割れ、はがれ及び磨
耗による磨滅に対する抵抗性を増大させることが予想される。爪の健康及び外観
を改善する利点は、上記のように爪コーティング組成物例えばネイルエナメル中
へのAPC化合物類の配合に限らない。事実、APC化合物類がそれら自体爪コ
ーティング組成物であると考えられる。上記のPCT WO98/50004号
では、APC化合物類が爪及び小皮に伴う障害を治療するのに有用であることが
開示された。爪全体の健康は、APC化合物類の局所適用により改善される。従
って、APC化合物類は、爪の健康を増進する組成物例えばモイスチャアライザ
ー中そしてネイルポリシュ除去剤中にすら配合できる。
【0022】 爪組成物中で、APC化合物は、成分、例えばフィルム形成剤、日焼け止め剤
、可塑剤、溶媒、沈澱防止剤、顔料及び保存料と一緒にできる。フィルム形成剤
の限定されないリストは、ニトロセルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリウレタ
ン、及びポリウレタンと酢酸酪酸セルロースとの混合物、又はポリウレタンとニ
トロセルロース、アクリル酸、アクリレート、ポリウレタン、アクリル酸ビニル
及びポリエステルとの混合物を含む。
【0023】 APC化合物類は、また爪コーティング組成物に使用される水性及び非水性の
両者の溶媒と一緒にできる。溶媒の例は、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、カルボニル含有溶媒例えばアセトン及びブテノン、アセテート
例えば酢酸エチル、及び塩素化炭化水素例えば塩化メチレンを含む。 本発明の爪組成物は透明である即ち顔料が入っていないが、爪コーティング組
成物が顔料成分(「爪顔料成分」)を含むことが好ましい。適当な有機又は無機
の顔料成分の制限されない例は、カルミン、ビスマスオキシクロリド、酸化亜鉛
、酸化第二鉄、酸化第一鉄、カオリン、ウルトラマリンバイオレット、ウルトラ
マリンブルー、タルク、雲母、二酸化チタン、そしてタルク、雲母又は二酸化チ
タンの表面上に存在する任意の前記のもの、又はこれらの混合物を含む。
【0024】 PCT WO98/50004号及び米国特許第5922335号(これらの
記述の全部は本明細書に引用される)は、APC化合物類が日焼け止め剤と一緒
にできる。APC化合物と日焼け止め剤との両者を有する局所の日焼け止め剤組
成物が相乗的結果をもたらすものと考えられる。日焼け止め剤は、ベンゾフェノ
ン−3及びその誘導体、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(その制限されない
例は、商品名「PARSOL−1789」の下でRoche Inc.から入手
できる)及びその誘導体、テレフタリリデンジカンファースルホン酸(その制限
されない例は、商品名「MEXORYL SX」の下でL´Orealから入手
できる)及びその誘導体、二酸化チタン、エチルメチルシンナメート、エチルヘ
キシルメトキシシンナメート、オクトクリレン並びにこれらの組合せでもよい。
前記の日焼け止め剤の誘導体は、それらの無機又は有機の塩でもよい。
【0025】 日焼け止め剤とAPC化合物類との組合せは、APC化合物類が異常なエラス
チン(また「弾力線維症(elastosis)」として知られている)の増加
した生成を阻害することが分かっている。UV照射が弾力線維症の一つの原因で
あるので、APC化合物と日焼け止め剤との組合せは、生ずる相乗作用から優れ
た局所の日焼け止め剤組成物を提供するだろう。
【0026】 好ましくは、日焼け止め剤とAPC化合物との両者を有する局所組成物は、約
0.1−約20重量%の少なくとも1種のAPC化合物と約0.1−約25重量
%の少なくとも1種の日焼け止め剤を有するだろう。日焼け止め剤は、好ましく
は、上記の日焼け止め剤の一つである。日焼け止め剤は、さらに好ましくは、2
種以上の日焼け止め剤の混合物であり、そして最も好ましくはUVA及びUVB
の両者の保護をもたらす。
【0027】 本発明の化粧品清浄組成物、保湿組成物及び日焼け止め剤組成物は、さらに、
脂肪、有機溶媒、イオン性又は非イオン性の濃厚剤、軟化剤、抗酸化剤そして特
に抗フリーラジカル抗酸化剤、不透明化剤、安定化剤、エモリエント、シリコー
ン、アルファ−ヒドロキシ酸、泡消去剤、水和剤、ビタミン、香料、保存料、界
面活性剤、充填剤、昆虫忌避剤、金属イオン封鎖剤、ポリマー、推進剤、アルキ
ル化又は酸性化剤、染料及び着色剤又は上記の化粧品の態様で通常使用される任
意の他の成分のなかから特に選択される化粧品の添加物及び助剤を有することが
できる。 APC化合物類は、当業者に周知の皮膚透過パッチ中に配合できる。皮膚透過
パッチをへてAPC化合物類を局所的に投与される予想される利点は、APC化
合物類の局在した正確な伝達を含む。APC化合物類の正確な伝達は、APC化
合物がその皮膚を輝かせる効果について使用されるとき、特に望ましい。
【0028】 APC化合物類は、上記の有利な効果をもたらすために多数の他の成分と組み
合わせることができる。例えば、APC化合物類は、オキサジ酸、オキサ酸、ア
ルファ−ヒドロキシ酸、レチノイド、ホルモン性化合物及び前記のものとの混合
物と組み合わされる。好ましいレチノイドは、レチノール及びレチノール誘導体
である。好ましいホルモン性化合物は、エストリオール、エストラジオール、エ
ストロン、及び共役エストロゲンである。好ましい組合せの一つの例は、APC
化合物、ホルモン性化合物とオキサ酸、オキサジ酸、又はオキサ酸/オキサジ酸
の組合せを含む。好ましい組合せの他の例は、APC化合物及びレチノイドとオ
キサ酸、オキサジ酸又はオキサ酸/オキサジ酸の組合せを含む。
【0029】 APC化合物がオキサジ酸と組み合わされるとき、オキサジ酸が3、6、9−
トリオキサウンデカンジオ(trioxaundecanedioic)酸であ
るのが好ましい。しかし、他のオキサ酸及びオキサジ酸は本発明に使用して適当
であり、米国特許第5834513及び5847003号並びにPCT出願WO
97/39726及び97/46231号に開示されている。前記の米国特許及
びPCT特許出願の記述の全部は、それらの全体を本明細書に引用される。米国
特許第5834513号は、式
【0030】
【化3】
【0031】 (式中、Rは(CR−CR−X−CR10−C(=X )X11であり、nは1−18の整数であり、R、R、R、R
、R、R、R、R10、及びR11は、独立して水素又は非水素置換
基であり、好ましい非水素置換基はアルキル、アルケニル、オキサ−アルキル、
アラルキル及びアリールを含み、そしてX、X、X、X、Y及びZは独立
してO、NH又はSである) を有するさらなる好ましいオキサジ酸を開示しており、好ましい化合物は、X、
、X、X、Y及びZがそれぞれ酸素であり、そしてR、R、R
、R、R、R、R、R10、及びR11がそれぞれ水素であるもの
を含む。 米国特許第5847003号は、式
【0032】
【化4】
【0033】 を有するさらなる好ましいオキサ酸を開示している。式中、(CR−CR −X−CR1011であり、nは1−18の整数であり、R 、R、R、R、R、R、R、R、R10、及びR11は、独立
して水素又は非水素置換基である。X、X、Y及びZは独立してO、NH又は
Sである。好ましいのは、X、X、Y及びZがすべて酸素である化合物である
。最も好ましいのは、X、X、Y及びZがそれぞれ酸素であり、そしてR
、R、R、R、R、R、R、R10、及びR11がそれぞれ水
素である化合物である。好ましい非水素置換基は、アルキル、アルケニル、オキ
サアルキル、アラルキル及びアリールを含む。非水素置換基の例は、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、ドデカニル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、シ
クロヘキセニル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、
シクロブチル及びシクロヘキサニルを含む。 APC化合物類は、亜硫酸塩と混合できる。局所組成物中のAPC化合物類と
亜硫酸塩との組合せは、組成物の色を特有的に維持する。 APC化合物類は、抗菌性系として使用でき、ヘアコンディショナーとして又
はそのなかに、そしてヘアシャンプーとして又はそのなかに、さらにふけ防止剤
或いは組成物として又はそのなかに使用できる。
【0034】
【実施例】
本発明の好適な局所組成物の一つの例は、実施例1として以下に示される。 実施例 1 成分 全組成物の重量% ナトリウムアスコルビル/コレステロールホスフェート 0.75−6 3、6、9−トリオキサウンデカンジオ酸 2−12 エチルヘキシルメトキシシンナメート 2−7.5 ベンゾフェノン−3 2−6 ブチルメトキシジベンゾイルメタン 2−3 テトラナトリムEDTA 0.05−0.25 グリセリン 2−5 ヒドロキシエチルセルロース 0.1−1.0 水酸化アンモニウム30% 0.5−4.0 ソルビタントリステアレート 0.5−3.0 セテアリールグルコシド 0.5−4.0 POE(100M)6000モノステアレート 0.5−4.0 メチルパラベン 0.1−0.4 亜硫酸ナトリウム 0.05−0.5 ベンジルアルコール 0.1−1.0 シクロメチコン 1−10 脱ミネラル水 100とする
【0035】 実施例 2 この実施例は、エラスチン遺伝子プロモータ活性により測定して表皮のエラス
チン生成を阻害するアスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールの能
力を立証する検討を要約する。増大したエラスチン生成に伴う分子の事象を評価
する当業者に認められた方法は、エラスチン遺伝子転写の活性化に関係のあるエ
ラスチン遺伝子プロモータの活性を測定することにより行われた。(Berns
tein,E.ら、1995、Jour.Invest.Dermatol.1
05:269−273)。
【0036】 ヒトのエラスチンプロモータ分子をレポータ分子に結合した。プロモータ−レ
ポータ結合分子を次に培養した表皮の線維芽細胞中にトランスフェクションした
。従来の研究は、UVB照射への培養された線維芽細胞の曝露が、エラスチンプ
ロモータ活性のアップレギュレーション(upregulation)をもたら
すことを示す。しかし、UVAの照射が太陽光線による弾力線維症に間接的な作
用を有するかもしれないと考えられている。そのため、エラスチンプロモータ活
性の程度は、エラスチン生成の指標と考えることができる。
【0037】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール及びアス
コルビン酸のそれぞれの1−1000μMの溶液を作った。これらの溶液を次に
培養された線維芽細胞に供給した。コントロールは、3´−(L−アスコルビル
−2−o−ホスホリル)−コレステロール又はアスコルビン酸の何れも含まない
媒体中の培養された線維芽細胞からなった。
【0038】 培養された線維芽細胞を、FS−40光源を使用して単一の投与のUVB照射
(5.5mJ/cm)により照射した。FS−40光源の有効性のスペクトル
は、UVBに起因する80−90%で測定される。FS−40光源の有効性の1
0−20%は、UVCに起因する。UVAに起因する活性は、無視してよいもの
と考えられる。
【0039】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールが、投与
量依存の関係で培養された線維芽細胞のエラスチンプロモータ活性を低下させた
ことが分かった。エラスチンプロモータ活性に対するアスコルビン酸の効果は、
3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールによる生ず
る結果と比較するとき、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コ
レステロールが遥かに優れた程度のエラスチンプロモータ阻害従ってエラスチン
形成を示すことを立証する。
【0040】 さらに、テストの結果は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)
−コレステロールが、アスコルビン酸より有意により長い期間エラスチンプロモ
ータ活性を阻害することを立証する。以下の表1は、アスコルビン酸と3´−(
L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールとの相対的活性を説
明する。
【0041】
【表1】
【0042】 実施例 3 正常なヒトの角化細胞(以下、「NHK」)を培養し、次に三つの群に分割し
た。三つの群のそれぞれを18.5時間種々の培地で成長させたが、種々の培地
は以下の通りであった。 群1 KGM 0.07mMカルシウム 0.05重量%エタノール 0.25重量%メタノール 1μg/mLビタミンE 1mM「コールド(cold)」酢酸ナトリウム 群2 KGM 0.07mMカルシウム 0.05重量%エタノール 0.25重量%メタノール 1μg/mLビタミンE 1mM「コールド(cold)」酢酸ナトリウム 10mMコレステリルモノホスフェート(CMP) 群3 KGM 0.07mMカルシウム 0.05重量%エタノール 0.25重量%メタノール 1μg/mLビタミンE 1mM「コールド(cold)」酢酸ナトリウム 10mM3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレ ステロール
【0043】 18.5時間の終わりに、3H−アセテートナトリウム塩(製品ナンバーNE
N#003H、6.08ci/mモル)を、3uCi/mLで各群に添加した。
三つの群をさらに3時間37℃でインキュベートした。 インキュベーションの終わりに、各群を氷冷したPBSにより3回洗った。細
胞を次に集め、超音波処理し、そしてBligh/Dyer方法を使用してリピ
ド抽出、及び蛋白定量のために分けた。リピド抽出物を薄層クロマトグラフィー
により分別した。蛋白をBradfordアッセイにより定量した。トリグリセ
リド合成の測定は、3−Hアセテート1mg当たりの1分当たりカウントとして
表示される。
【0044】 培養されたヒトの角化細胞におけるトリグリセリド生合成を3−Hアセテート
の組み込みの関数として測定する。3−Hアセテートの組み込みは、3−Hアセ
テート1mg当たりの1分当たりカウント(cpm/mg蛋白)として表示され
る。結果を図1に示す。図1に示されるように、3´−(L−アスコルビル−2
−o−ホスホリル)−コレステロールは、培養された角化細胞のトリグリセリド
合成を有意に増大させる。
【0045】 実施例 4 ヒドロキシラジカルスカベンジャー活性を当業者に認められた方法に従って測
定した。(Liuら、Antioxidant Action of Guil
ingji in the Brain of Rats with FeCl −induced Epilepsy、Free Radical Biol
& Med.9:451−545、1990。)種々の濃度の3´−(L−ア
スコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールのサンプル溶液は、3´−
(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールを0.1M燐酸カ
リウム緩衝液に溶解することにより調製された(pH=7.4)。以下の溶液も
調製した。0.1M燐酸カリウム緩衝液中の0.18M5、5−ジメチル−1−
ピロリン−N−オキシド(以下「DMPO」);0.1M燐酸カリウム緩衝液中
の2mM過酸化水素(以下「H」);蒸留水中の0.2mM硫酸鉄(II
)(以下「FeSO」)。上記の溶液のそれぞれ50mL及びサンプル溶液5
0mLを30秒間混合し、次に平底セルに入れた。電子スピン共鳴を、次にJE
OL、東京、日本により製造されたFree Radical Monitor
JES−FR30(以下「FRM」)を使用して測定した。FRMは、二酸化
マンガン(以下「MnO」)の内部標準を使用することにより計算のためにす
べてのスペクトルを標準化した。すべてのピークの高さを、発生した一定のMn
信号と比較した。各サンプルのピークの高さを次にMnOのピークの高さ
で割って、相対的なピークの高さ(以下「RPH」)を得た。結果を表2に示す
【0046】
【表2】
【0047】 表2に示された結果により立証されるように、3´−(L−アスコルビル−2
−o−ホスホリル)−コレステロールはヒドロキシルラジカルの有効なスカベン
ジャーである。
【0048】 実施例 5 スーパーオキシドアニオンスカベンジングの能力を、上記のLiuらの文献に
記載された方法により評価した。スーパーオキシドアニオンは、ヒポキサンチン
(以下「HPX])−キサンチンオキシダーゼ(以下「XOD」)系により生じ
た。以下の溶液を調製した。0.1M燐酸カリウム緩衝液中の4mMHPX50
μL;ジメチルスルホキシド30μL、サンプル50μL;0.1M燐酸カリウ
ム緩衝液中の4.5mLDMPO20μL;0.1M燐酸カリウム緩衝液中のX
OD(0.4ユニット/mL)50μL。0.1M燐酸カリウム緩衝液のpHは
7.4であった。HPX、DMSO、DMPO、XOD及びサンプルの溶液を混
合し、200μL容平底セル中に移した。電子スピン共鳴スペクトルを分析した
。約2.5mg/mLの濃度で、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリ
ル)−コレステロールがスーパーオキシドの形成を50%阻害したことが立証さ
れた。 本発明にとり種々の変化及び変更は、この記述の内容に基づいて理解できるだ
ろう。これらの変化及び追加は、請求の範囲により規定される本発明の範囲及び
趣旨内にあることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロールが培養さ
れたヒトのケラチン生成細胞のトリグリセリド合成を有意に増大させることを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/704 A61K 31/704 A61P 17/16 A61P 17/16 39/06 39/06 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ダフィー,ジョン エイ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07480 ウエスト ミルフォード ヨーク シャ アベニュー 17 (72)発明者 カラフスキー,ロバート アメリカ合衆国ニュージャージー州 07439 オグデンスバーグ ウィロー グ ローブ コート 24 (72)発明者 パールク,ハロルド イー アメリカ合衆国ニュージャージー州 07463 ワルドウィック レオナード ド ライブ 36 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB241 AB352 AC122 AC211 AC212 AC292 AC301 AC312 AC341 AC342 AC402 AC442 AC482 AC532 AC791 AD172 AD282 AD392 AD491 AD621 AD642 BB25 BB48 CC13 CC19 CC23 CC28 DD11 DD27 DD32 DD41 EE12 EE17 4C086 AA01 AA02 DA34 MA01 MA02 MA03 MA04 MA05 MA63 NA14 ZA89

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適当な局所媒体中の3´−(L−アスコルビル−2−o−ホ
    スホリル)−コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル
    )−コレステロール、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる
    群から選ばれる化合物の有効量を含む局所組成物を皮膚に適用する段階、そして
    該局所組成物を除く段階 からなる、皮膚を清浄しそして皮膚から化粧品を除く方法。
  2. 【請求項2】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレス
    テロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール
    、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化合
    物の有効量を含む局所組成物を局所的に適用する段階を含む皮膚を保湿する方法
  3. 【請求項3】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレス
    テロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール
    、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化合
    物の有効量を含む局所組成物を唇に適用する段階を含む唇の外観を改善する方法
  4. 【請求項4】 該局所組成物が媒体をさらに含む請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 該局所組成物が口紅又はリップバルムの形である請求項3の
    方法。
  6. 【請求項6】 該局所組成物が顔料をさらに含む請求項3の方法。
  7. 【請求項7】 鉄酸化物成分、そして 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール、3´−(
    L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール、それらの異性体、
    それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化合物の有効量 を含む組成物を皮膚に適用する段階からなる皮膚の外観を改善する方法。
  8. 【請求項8】 顔料を有する局所組成物の人体の表面上の分散を増大する方
    法であって、該方法は、 該表面上に該局所組成物を適用することからなり、 該局所組成物が、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステ
    ロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール、
    それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化合物
    の有効量をさらに含む方法。
  9. 【請求項9】 爪に未硬化の爪コーティング組成物を適用し、そして 爪コーティング組成物を硬化させる ことからなる爪コーティング組成物の光沢を増大する方法であって、 爪コーティング組成物が、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−
    コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステ
    ロール、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれ
    る化合物の有効量を含む方法。
  10. 【請求項10】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレ
    ステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロー
    ル、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化
    合物を含む組成物を局所的に投与する方法であって、該方法は そのなかに該組成物を配合させた皮膚透過パッチを皮膚の領域に適用することか
    らなる方法。
  11. 【請求項11】 適当な媒体中の3´−(L−アスコルビル−2−o−ホス
    ホリル)−コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)
    −コレステロール、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群
    から選ばれる化合物の有効量を含む組成物であって、組成物が、唇化粧品、爪コ
    ーティング組成物、ネイルエナメル、メーキャップ除去剤、顔料添加物及び光保
    護局所組成物からなる群から選ばれる組成物。
  12. 【請求項12】 唇化粧品が口紅である請求項11の組成物。
  13. 【請求項13】 唇化粧品が鉄酸化物成分を含む請求項11の組成物。
  14. 【請求項14】 組成物がネイルエナメルである請求項11の組成物。
  15. 【請求項15】 顔料添加物が顔料湿潤剤である請求項11の組成物。
  16. 【請求項16】 顔料添加物が顔料結合剤である請求項11の組成物。
  17. 【請求項17】 顔料添加物が顔料分散剤である請求項11の組成物。
  18. 【請求項18】 光保護局所組成物が、ベンゾフェノン−3及びその誘導体
    、ブチルメトキシジベンゾイルメタン及びその誘導体、テレフタリリデンジカン
    ファースルホン酸及びその誘導体、二酸化チタン、エチルメチルシンナメート、
    エチルヘキシル−メトキシシンナメート、オクトクリレン、並びにこれらの混合
    物から選ばれる日焼け止め剤を含む請求項11の組成物。
  19. 【請求項19】 3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレ
    ステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロー
    ル、それらの異性体、それらの塩及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化
    合物、そして オキサジ酸、オキサ酸及びこれらの混合物からなる群から選ばれる第二の化合物
    を含む局所組成物。
  20. 【請求項20】 アルファ−ヒドロキシ酸、レチノイド、ホルモン性化合物
    及びこれらの混合物からなる群から選ばれる第三の化合物をさらに含む請求項1
    9の局所組成物。
  21. 【請求項21】 レチノイドがレチノールを含む請求項20の組成物。
  22. 【請求項22】 ホルモン性化合物が、エストリオール、エストラジオール
    、エストロン、共役エストロゲン及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請
    求項20の組成物。
  23. 【請求項23】 異常なエラスチンの表皮合成を低下させる方法であって、
    該方法が、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−コレステロール
    、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステロール、それら
    の塩、官能性或いは構造異性体、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化
    合物の治療上有効量を局所的に適用する段階を含む方法。
  24. 【請求項24】 該塩が、アンモニウム、カルシウム、リチウム、カリウム
    、ナトリウム、及び有機アミンからなる群から選ばれる請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 皮膚に適用する前に局所処方物を形成するために適当な局
    所媒体中に該化合物を配合する段階をさらに含む請求項23の方法。
  26. 【請求項26】 該媒体が、ローション、溶液、クリーム及びゲルからなる
    群から選ばれる請求項25の方法。
  27. 【請求項27】 該組成物が、約0.05−約50重量%の該化合物を含む
    請求項25の方法。
  28. 【請求項28】 該組成物が、約0.10−約20重量%の該化合物を含む
    請求項25の方法。
  29. 【請求項29】 該組成物が、約1.0−約10重量%の該化合物を含む請
    求項25の方法。
  30. 【請求項30】 該局所処方物のpHが、水酸化アンモニウム、水酸化カル
    シウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、エタノールアミ
    ン、ジエタノールアミン及び尿素からなる群から選ばれる第二の化合物の十分な
    量により生理学的に許容できるレベルに調節される請求項25の方法。
  31. 【請求項31】 該処方物が、角質溶解薬、色素脱失剤、日焼け止め剤、レ
    チノイド、ホルモン性化合物、アルファ−ヒドロキシ酸、ポリヒドロキシアルフ
    ァ−ヒドロキシ酸、アルファ−ケト酸、ビタミン、抗マイコバクテリア剤、鎮痛
    薬、リピド性化合物、抗アレルギー薬/H1又はH2抗ヒスタミン薬、抗炎症薬
    、抗酸化剤、昆虫忌避剤、皮膚冷感化合物、剥脱剤、潤滑剤及び抗かび薬からな
    る群から選ばれる少なくとも1種の追加の成分を含む請求項25の方法。
  32. 【請求項32】 ヒトのケラチン生成細胞におけるトリグリセリド合成を促
    進する方法であって、該方法は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリ
    ル)−コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コ
    レステロール、それらの塩、官能性或いは構造異性体、及びそれらの混合物から
    なる群から選ばれる化合物の治療上有効量を局所的に適用する段階を含む方法。
  33. 【請求項33】 該塩が、アンモニウム、カルシウム、リチウム、カリウム
    、ナトリウム、及び有機アミンからなる群から選ばれる請求項32の方法。
  34. 【請求項34】 該化合物が、局所適用の該段階前に局所組成物を形成する
    のに有効な媒体中にさらに配合される請求項32の方法。
  35. 【請求項35】 該局所組成物が、約0.05−約50重量%の該化合物を
    含む請求項32の方法。
  36. 【請求項36】 該組成物が、約0.10−約20重量%の該化合物を含む
    請求項32の方法。
  37. 【請求項37】 該組成物が、約1.0−約10重量%の該化合物を含む請
    求項32の方法。
  38. 【請求項38】 該媒体が、ローション、溶液、クリーム及びゲルからなる
    群から選ばれる請求項32の方法。
  39. 【請求項39】 該局所組成物が、角質溶解薬、色素脱失剤、日焼け止め剤
    、レチノイド、ホルモン性化合物、アルファ−ヒドロキシ酸、ポリヒドロキシア
    ルファ−ヒドロキシ酸、アルファ−ケト酸、ビタミン、抗マイコバクテリア剤、
    鎮痛薬、リピド性化合物、抗アレルギー薬/H1又はH2抗ヒスタミン薬、抗炎
    症薬、抗酸化剤、昆虫忌避剤、皮膚冷感化合物、剥脱剤、潤滑剤及び抗かび薬か
    らなる群から選ばれる成分をさらに含む請求項32の方法。
  40. 【請求項40】 局所組成物のフリーラジカル種の形成及び増殖を阻害する
    方法であって、該方法は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−
    コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステ
    ロール、それらの塩、官能性或いは構造異性体、及びそれらの混合物からなる群
    から選ばれる化合物の阻害有効量を局所組成物中に配合する段階を含む方法。
  41. 【請求項41】 ヒトの皮膚のフリーラジカル種の形成及び増殖を阻害する
    方法であって、該方法は、3´−(L−アスコルビル−2−o−ホスホリル)−
    コレステロール、3´−(L−アスコルビル−3−o−ホスホリル)−コレステ
    ロール、それらの塩、官能性或いは構造異性体、及びそれらの混合物からなる群
    から選ばれる化合物の阻害有効量を前記のヒトの皮膚に局所的に適用する段階を
    含む方法。
  42. 【請求項42】 該局所組成物が、約0.05−約50重量%の該化合物を
    含む請求項41の方法。
  43. 【請求項43】 該組成物が、約0.10−約20重量%の該化合物を含む
    請求項41の方法。
  44. 【請求項44】 該組成物が、約1.0−約10重量%の該化合物を含む請
    求項41の方法。
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