JP2002521023A - 微生物を溶菌するための改善された装置、及び方法 - Google Patents
微生物を溶菌するための改善された装置、及び方法Info
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Abstract
Description
細胞内生物学的成分を放出することを可能にする新規の装置に関する。本発明は
また、上に定義する装置を利用した溶菌方法にも関する。
、溶菌しようとする微生物を含む液体媒体中の生物学的試料を容器中に配置する
ことから本質的になっている。次に、少なくとも1の粒子の形態にある物質であ
って、相対的に硬く、そして生物学的成分に関して実質的に不活性であるものを
当該容器に添加し、そして最終的には、当該生物学的試料と粒子の形態にある物
質とからなる混合物を、渦巻き運動にかける。
法は、十分には効率的ではなく、そして具体的には、細胞の溶菌は量及び質にお
いて不十分であることが分かっている。
れるもの、例えばマイコバクテリアの溶菌を必ずしも許容するとは限らない。
性剤を添加することを必要とする。
997年9月23日に行った。
させることを意図しているが、この方法は、 -溶菌しようとする当該微生物を含む、液体媒体中にある生物学的試料を容器内
に配置し、 -少なくとも1の粒子の形態にある物質であって、相対的に硬くそして当該生物
学的成分に関して実質的に不活性であるものを当該容器内に配置し、そして -当該生物学的試料と当該粒子の形態にある物質との混合物を、渦巻き運動にか
ける 溶菌工程を含むものである。
のビーズを含み、そして以下の方程式: Ve=αVb、 [ここで、Vbは当該ビーズの見かけ容量であり、Veは、当該液体試料の容量であ
り、αは、容器が管状の形状をとる場合には1.4乃至10の数であり、容器がディ
スク様の形状をとる場合には2.1以下の数である]を満たすものを使用する。
いて含まれるものと考える。
から単離することを許容する容器を提案している。そのため、この容器には、二
つのタイプのビーズが含まれているが、これはその直径において異なっている。
第一のタイプの小型のものは、直径が0.1乃至1mmのガラス又は金属製である。第
二のタイプの大型のものは、直径が3乃至5mmの、同じ物質、ガラス、又は金属で
できている。
であろうと、ビーズの運動が均一であるという事実にある。
究を渦巻きタイプ運動の溶菌分野につなげ、機械的渦巻きの場合のようにして容
器を機械的に振動させる必要のある容器がなくても、容器内で渦巻きタイプの振
動を許容する特性をつきとめることに成功した。したがって、本質的に二つの異
なる直径のビーズを添加することにより、溶菌効率をかなり上昇させ、細胞内成
分の放出を改善することが可能である。同等の溶菌効率でもって、溶菌にかかる
時間を短縮することも可能であるが、これは迅速に行う必要のある診断テストの
場合には特に有益であるものである。
の細胞内生物学的成分を放出するための装置であって、内部において、溶菌しよ
うとしている微生物を含む、液体媒体中の生物学的試料を一方では含み、少なく
とも1の粒子の形態にある物質であって、相対的に硬くそして当該試料の生物学
的成分に関して実質的に不活性であるものを他方において含む容器(2又は12)を
含み、当該粒子の形態にある物質は、異なるサイズの少なくとも二つのタイプの
粉砕手段: 磁場の動きに従う少なくとも1の大型の磁気的手段;及び 当該大型の粉砕手段により動きが定められる少なくとも1の小型の手段 を有することを特徴とする装置に関する。
ーズ、そして小型の粉砕手段を介して、少なくとも1の小径のビーズを含む。
0、好ましくは1/30乃至1/60、そしてより具体的にはこの比率は1/40である。
との比率は、1/10乃至1/100、好ましくは1/30乃至1/60、そしてより具体的には1
/50である。
生物を含む前記の生物学的試料の容積との比率は、1/2乃至1/5、そして好ましく
は1/3である。
は、前記の管の近傍で、少なくとも1の永久磁石の回転運動により動く。
永久磁石の回転運動により動く。
は、前記の容器の周辺に位置する概ね管状の通り道と共同して作用する。
とも1の細胞内生物学的成分を放出させる方法であって、容器中において少なく
とも1の粒子形態にある物質を使用して、相対的に硬く、そして当該試料中の生
物学的成分に関して実質的に不活性である粉砕手段を形成させるものであって、
-少なくとも1の大型の磁気的粉砕手段、少なくとも1の小型の非磁気的粉砕手
段、及び溶菌しようとする微生物を含む生物学的試料を容器内に配置し、 -当該磁気的粉砕手段を、変動する磁場中に配置して、当該混合物中に渦巻き運
動を生じさせ、そして -当該磁気的粉砕手段上への磁場の影響を停止する ことからなることを特徴とする方法に関する。
転してもよい。
してもよい。
気的粉砕手段に対して、交互に強くそして弱く適用される。
のである。これらにより、本発明のより良い理解が可能となる。
(カード:card)としても知られる容器2であって、その上面において溶菌を行
う窪みを必須としてなるものから本質的になっている。
辺に位置している。当該窪みの中央においては、スパイクがあり、その上面は、
図1乃至3に示される位置において、側端22の上面と同じレベルにある。中央の
スパイク6と通り道7との間に位置した中間領域8が存在している。スパイク6と通
り道7とにより形成される窪みは、仕切膜9としても知られる仕切手段に囲まれて
いる。
で作用する。第一の粉砕手段3は、大径の粉砕手段であり、一方、粉砕手段4は、
小径の粉砕手段である。実際に、当該粉砕手段3は磁気的ビーズ3からなり、一方
、当該粉砕手段4は、数多くの小径のビーズ4からなる。
間には比率があることが明らかである。したがって、大径ビーズ3が、通り道7か
ら離れることを防ぐため、直径Dは、高さHよりも大きい。
は、磁気的であり、そしてほぼ2ミリメートル(mm)の直径を有するが、一方、ビ
ーズ4は、ガラス製であり、そして50マイクロメートル(μm)の直径を有する。
したがってビーズ4のそれぞれと、ビーズ3との間には比率が有り、これは1対4
0である。
間にも比率があり、細菌とビーズ4との間の比率は1対50である。
く使用されていて、当該比率は1対200である。
がある。この特別の例においては、通り道7の幅は2.2mmである。
物学的試料の容量との間にも比率が存在することは重要である。一般的に言って
、この比率は1対2から1対5の間であるが、好ましくは1対3である。
一方、小径のビーズ4は数多くある。唯一の必須の特徴は勿論、ビーズ4の容量と
生物学的試料の容量との間に比率が存在することである。勿論、生物学的試料は
、これらの図には描かれていない。
手段23と、窪みが描かれている。この導入手段23は、前記の通り道における窪み
内へと広がっている。
運動が作り出される。この支持体10は、回転スピンドル21上にマウントされてい
る。この回転スピンドル21は、モータと連動しているが、これはこの図では示さ
ず、図5において20として記載していて、これは当該スピンドル21をF1に沿っ
て動か。この回転運動F1により、磁石5の運動が生じるが、これは図6に示す
ように二つあってもよい。しかし、その数は非限定的である。1若しくは3、又
は4以上とすることもできる。何れの場合においても、磁石5は、磁性物質でで
きている大径ビーズ3をそれ自身で、通り道7に沿って回転させる。このビーズ3
はまた、ガラス製の小径ビーズ4の動きを引き起こすであろうが、これはビーズ3
経由、そして当該ビーズ3の動きにより作り出される液体フローでもってのみ動
かされる。ビーズ4の直径がより小さければ、一方ではビーズ4と、通り道7の壁
との間、他方では小径のビーズ4と、大径のビーズ3と間の接触の表面積が増大す
るであろうが、したがってガラスビーズと細菌又は酵母との間の衝突と相互作用
の数(シェアリングの量)を顕著に増大させることが可能になるが、これにより
当該微生物の膜を破壊して細胞内生物学的成分の放出を促進することとなるが、
これは改善されたものである。
とも全く可能である。したがって、導入手段23は通り道7へと広がっているもの
であるが、この開口部の位置は、小型ビーズ4が当該手段23へと、単に重力によ
り落ちることを防ぐようにして配置することができる。
12を使用する。
ンからできている。
している。
の態様において確立された比率と同じ比率で、勿論小型の粉砕手段と関った大型
の粉砕手段13を介して、管12内で行われる。しかしながら、この操作は、この例
においては通り道が、管12の側面端で置き変わっていること以外においては同一
であることを理解するのはかなり容易であろう。この管12は、管12が正しく手段
へと位置づけられるようにするための支持体14内に配置されている。これらの手
段により、大径の磁気的ビーズ13が、磁場にかける容器12内に配置される。この
場合、永久磁石16の存在に気をつけるが、これは容器12の周辺に位置していて、
これ自身は互いに、図4に一部が示されるようにリング状支持体18によって固定
される。支持体18と磁石16の組み立て物は、管12の近傍で回転運動を、F3に沿
って付与されるが、そのため大径ビーズ13が動く。この具体例においては、この
ビーズは3つ存在する。5、10、又は15個のビーズを利用して試験を行った
。
管12の上側を保持するブラケット17からなる。この場合には実際に、磁石15は管
12の下側に位置していて、モータ20においてF2に沿って生じた回転運動がスピ
ンドル19を介して磁石15に伝達されるようになっているが、これによってビーズ
13での運動が引き起こされる。この図によれば、ビーズ13は、永久磁石を管12か
ら遠ざけるか、又は近づけることによって、強弱のある場の勾配にかけられるが
、これによって当該ビーズ13は小径のビーズによるシェアリング力を作り出す運
動が駆動される。これはこの図においては示されていない。この配置が最適の効
果を有するためには、管12の底と、磁石15との距離Eは、できる限り小さい必要
がある。0.5乃至4mmの距離Eを使用することができるが、この距離は好ましくは
1mmである。図4及び5からは、管12内にある生物学的試料に渦巻き運動を付与
して、液体上部の自由な部分において一種の円すい型が作り出されることに気づ
くであろう。図6に関する限り、この図ではスパイク6が、容器2の中央部分には
全くないことに気づくであろう。実際、このスパイクは完全に非本質的であるが
、それはこのシステムの溶菌機能においては全く役割がないからである。対照的
に、溶菌空間の境界を定める透明のポリプロピレン膜9を支持することの役割が
ある。
し、また、通常の機械的溶菌システムとの比較により、その効果を示すものであ
る。
態様は、これ自身としては側面渦巻きと呼び、そして図5の態様は縦軸渦巻きと
呼ぶ。
た二つの微生物:一方がスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococc
us epidermidis)、そして他方がカンディダ・クルゼイ酵母で行った。 使用したカード2は、以下の特徴を有している。側面は4センチメートル(cm)の
長さで、高さが0.4cmである。これは通り道又は溝7の底から上面端へと約0.37cm
の高さの、末端が閉じたウェルであって外径が3cmのものを備えている。鉄のビ
ーズ3が中で動く溝7の直径は、0.22cmである。この鉄のビーズ3は、約0.19cmの
小さい直径を有するが、このため非常に動きやすい。記述した試験においては、
一つの鉄のビーズ3を使用した。
の溶菌には直径が100マイクロメートル(μm)のガラス製のビーズ4を充填し、
酵母C.クルゼイの溶菌には直径が400乃至600μmのものを充填した。ガラス製
ビーズ4を動揺する(agitate)ために使用した鉄のビーズ3を、カード2の溝7に
予め配置した。このカード2を溶菌する微生物の懸濁液で満たし、最後に回転磁
石5のシステム上で水平に配置した。
で行った。それぞれの場合、鉄のビーズ3と、600μlの試料(S.エピデルミディ
ス、又はC.クルーガー)を使用した。ガラス製ビーズ4の見かけ容量は、30乃至1
80μlであった。(自己融着膜9の配置をより容易にする)中央のスパイク又は
ピップ(pip)6を有するか、又は有しないカード2を無差別に使用した。
菌ビーズ4(100及び500μm)の清浄さは、程度が低く、そして当該ビーズ4からの
顕著な放出が、溶菌中に生じているようであった。この放出はOD測定を顕著に
変化させ、したがって細菌の溶菌結果をゆがませた。そのため、最初はOD測定
を使用することはなかったが、記載した磁気的渦巻き方法の効率性を論証する必
要があった。
ルで分析した。ゲル(バンドの強度)により、溶菌で放出された核酸の量と、そ
の保存状態(当該バンド非常に狭くてシャープに定義されるか、又は非常に長く
て不鮮明であるかどうか)の評価が可能になった。ゲルの写真は、上の部分にお
いては放出されたS.エピデルミッディスの核酸の移動を示し、下の部分におい
ては放出された酵母の核酸の移動を示した。
一のウェルにロードした。ゲルを、両方の場合においてチェックして、溶菌前に
は核酸のバンドが全くないことを確かめた。溶菌の結果は更に、参照用の方法、
即ち方法において記載した機械的渦巻きでの結果とも比較した。
バンドの強度は弱く、そのDNAバンドと、二つのRNAバンドが見え、その強
度は実験条件により変動した。
るが、これらは、600μlの細菌懸濁液中において、直径が100μmである30μl
のVIAIビーズを使用して得られた。バンドが見えたが、強度は非常に弱いこ
とが分かったが、これは非常に少量の核酸しか放出されなかったことを意味する
。
えなかった。このことは、内部で鉄製のビーズ3が回転する溝7の大きさに対し
て過剰量のビーズ4が存在することにより説明がつく。ビーズ3の回転速度が低く
なるにつれて、ビーズ4の動揺はあまり効果的ではなくなり、従って核酸の放出
もあまり大きくない。
た。ゲルにおいては、バンドの強度は以前の試験よりも顕著に大きいことがはっ
きりと分かる。このゲルはまた、核酸が、機械的渦巻きで放出されたものと同じ
保存状態にあったことを示している。
常に依存していて、また、試料の容量と、ディスク様ウェル24の全容量との間の
比率にも依存する。
容器2の場合には90乃至180μlの範囲の何処かにある。ビーズの量、試料の量、
そしてウェルの容量についての正しい比率を選択することで、溶菌の効率を顕著
に改善することがかのうになり、機械的渦巻きと同等のパフォーマンスを得るこ
とができるが、ノイズや振動等の欠点は有していない。
即ち放出された物質の量は、実験条件に依存する。
μlのビーズ4を使用して行った。バンドが見えることがわかったが、強度は非
常に低く、これは非常に少量の核酸しか放出されなかったことを意味している。
したがってビーズ4の量は、溶菌する試料の容量に対して低すぎた。
ーズ4を使用して行った。核酸のバンドが若干多く見えたが、対照の機械的渦巻
きと比較してはあまり強度は高くなかった。これらの試験中、鉄製のビーズ3を
回転した場合には、顕著な阻害が見られたが、これは中央のピップ6における溶
菌用の懸濁液の、顕著な量のよどんだ部分のためである。このことは、参照番号
3及び4の試験と比較した差異を説明するものであるが、これらの試験ではDN
A/RNAのバンドは、他の試験と比較するとはっきりと見え、また、強度もよ
り強い。
ろう。
ズ4は、試料の容量と、ウェルの24の容量に関して最適化する必要がある。ビー
ズ3の回転速度と、渦巻き運動の長さは、放出する核酸の量に直接的に影響を与
える、非常に重要な二つの因子である。
径×高さ=12×75mm)内で、予め培養しておいた細菌S.エピデルミディスに対し
て行った。
ビーズ4で充填した。懸濁液を動揺する鉄製ビーズ4の数、直径が3mmのガラス製
ビーズ4、渦巻き運動の期間、及び回転速度に関しての種々の条件を試験した。
2であった。この点に関して、溶菌割合は、測定ODから寄生のOD値を差し引
いて計算した。しかしながらこれらの値は、単に指標的なものであり、考慮する
変数の最適条件を決定する基準として理解すべきではない。
ルでの評価のみを利用して、当該方法の有効性を論証したが、これはガラス製の
ビーズ4が放出する不純物によりOD測定に偏りが導入されていることを仮定し
ている。
った試験について、核酸の放出が生じたことを示している。
合と比較して、核酸の保存の質は同等であった。
大型のビーズ13や、図4には示されていない小型のビーズの数、磁石16の高さ、
回転速度)を定義することが可能になる。試験1乃至7、10、17乃至26、
29、及び30は、機械的渦巻きの場合と比較して、質と量において十分に満足
できるものであることに気づく。
にあると思われる: 180μlのVIAIガラス製ビーズ4(100μm)、 5つの鉄製ビーズ3(直径2mm)、 10分間(期間が長いほど、溶菌はよく起こる)、 管近傍の磁石の回転速度:2800乃至3700rpm、 例えばBinder MagneticのレファレンスEN 129-2のNdFeB磁石、 磁石16と管12との間の最短距離:約4mm 菅の被い(sheath)の底に対しての、管12の上昇。
%の飽和プラトーまでの核酸放出量に直接的な影響を与える。
12(直径x高さ= 12X75mm)内で、予め培養しておいた細菌S.エピデルミディスに
ついて行った。
mのVIAIビーズ(図5には示さない)とで満たし、次にストッパーで密封した。
管12をその上部で、アームが取り付けられた機械的支持体又はブラケット17に固
定し、磁石15の回転スピンドル19に対して非対称的に配置した。磁石15と管の外
底面との距離は、約2mmに設定した。機械的システムのロータに固定された永久
磁石15は、Binder MagneticのNdFeBタイプ、レファレンスNE 1 030であった。
動の期間(5又は10分間)、そして回転速度(2800rpm、1860rpm、そして930rpm)
に対して行った。振動を防ぐための管の固定又は非固定についても試験した。
あった。
ベースとする対照であって、磁気的渦巻きにより処理して、不純物の放出の結果
であるODのバックグラウンドノイズの増大を測定するためのものである。この
ODは、汚染物が全く無いのであれば0のはずである。これは3つの管で10分
間にわたる平均である。
ベースとする対照であって、磁気的渦巻きにより処理して、不純物の放出の結果
であるODのバックグラウンドノイズの増大を測定するためのものである。この
ODは、汚染物が全く無いのであれば0のはずである。これは3つの管で5分間
にわたる平均である。
が、ここではガラス製ビーズにより放出される不純物によるOD測定に導入され
た偏りを仮定している。
いての縦軸渦巻きの場合の試験で、核酸の放出が起きたことを示している。
。対照を意味するCで参照される機械的渦巻きの場合と比較して、核酸の保存の
質は同等であった。ほとんどの実験例において、DNA/RNAバンドの強度は
、機械的渦巻きに等しいか、又はより大きかった。もし最適の条件が、影響を及
ぼす変数について分かれば、この磁気的渦巻きの有効性は、参照例の機械的渦巻
きのものよりも大きいか又は等しいことになる。
石の高さ、回転速度)が定められる。試験9、9’、及び12乃至35は、機械
的渦巻きと比較して、放出される核酸の質及び量において十分に満足のゆくもの
であることがわかる。
にあると思われる: 180μlのVIAIガラス製ビーズ(100μm)、 5乃至10の鉄製ビーズ13(直径2mm)、 10分間の溶菌期間、 磁石の回転速度:930乃至2800rpm、 Binder MagneticのレファレンスEN 1 030のNdFeB磁石、 磁石15と管12との間の最短距離:約2mm。
りよくなること、そして、第二には、管12は、鉄製ビーズ13とガラス製ビーズと
がより大きく動揺するように自由に振動させられていることである。
く定義されていない場合であってもである。溶菌期間は、約90%の飽和プラト
ーまでの核酸放出量に直接的な影響を与える。
期的装置が備えられていて、装置が正しく作動するようになっているものの側面
の概略図である。
磁気的装置を備えていて、装置が正しく作動するようになっているものを示す。
て、装置が第三のタイプの磁気的装置を備えていて、溶菌装置が正しく作動する
ようになっているものを示す。
Claims (15)
- 【請求項1】 少なくとも1の微生物種を溶菌し、少なくとも1の細胞内生
物学的成分を放出するための装置(1又は11)であって、内部において、溶菌しよ
うとしている微生物を含む、液体媒体中の生物学的試料を一方では含み、少なく
とも1の粒子の形態にある物質であって、相対的に硬くそして当該試料の生物学
的成分に関して実質的に不活性であるものを他方において含む容器(2又は12)を
含み、当該粒子の形態にある物質は、異なるサイズの少なくとも二つのタイプの
粉砕手段: 磁場の動きに従う少なくとも1の大型の磁気的手段(3又は13);及び 当該大型の粉砕手段(3又は13)により動きが定められる少なくとも1の小型の
手段(4) を有することを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記の粒子の形態にある物質が、大型の粉砕手段(3又は13)
を介して、少なくとも1の大径ビーズ(3又は13)を含み、そして、小型の粉砕手
段(4)を介して、少なくとも1の小径のビーズ(4)を含むことを特徴とする請求項
1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記の小型粉砕手段(4)のサイズと、前記の大型の粉砕手段(
3又は13)のサイズの比率が、1/10乃至1/100、好ましくは1/30乃至1/60、そして
、より具体的には、この比率が1/40であることを特徴とする請求項1及び2の何
れか一項に記載の装置。 - 【請求項4】 前記の溶菌しようとする微生物のサイズと前記の小型の粉砕
手段(4)のサイズの比率が、1/10乃至1/100、好ましくは1/30乃至1/60、そしてよ
り具体的には1/50であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
装置。 - 【請求項5】 前記の小型の粉砕手段(4)の全容積と、前記の溶菌しようと
する微生物を含む前記の生物学的試料の容積との比率が、1/2乃至1/5、そして好
ましくは1/3であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の装置
。 - 【請求項6】 大型の粉砕手段(3又は13)の数が、1乃至10、そして好ましく
は1乃至4であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の装置。 - 【請求項7】 前記の容器(12)が、管状の形状をとることを特徴とする請求
項1乃至6の何れか一項に記載の装置。 - 【請求項8】 前記の容器(12)が、ディスク様形状であることを特徴とする
請求項1乃至6の何れか一項に記載の装置。 - 【請求項9】 大型の磁気的粉砕手段(3又は13)のそれぞれが、前記の容器(
2又は12)の近傍で、少なくとも1の永久磁石(16)の回転運動により動くことを特
徴とする請求項7又は8に記載の装置。 - 【請求項10】 大型の磁気的粉砕手段(3又は13)のそれぞれが、前記の容
器(2又は12)の下の少なくとも1の永久磁石(5又は15)の回転運動により動くこと
を特徴とする請求項7又は8に記載の装置。 - 【請求項11】 大型の磁気的粉砕手段(3)のそれぞれが、前記の容器(2)の
周辺に位置する概ね管状の通り道(7)と共同して作用することを特徴とする請求
項8、並びに請求項9及び10の何れか一方に記載の装置。 - 【請求項12】 生物学的試料中の少なくとも1の微生物種を溶菌して、少
なくとも1の細胞内生物学的成分を放出させる方法であって、容器中において少
なくとも1の粒子形態にある物質を使用して、相対的に硬く、そして当該試料中
の生物学的成分に関して実質的に不活性である粉砕手段を形成させるものであっ
て、 -少なくとも1の大型の磁気的粉砕手段、少なくとも1の小型の非磁気的粉砕手
段、及び溶菌しようとする微生物を含む生物学的試料を容器内に配置し、 -当該磁気的粉砕手段を、変動する磁場中に配置して、当該混合物中に渦巻き運
動を生じさせ、そして -当該磁気的粉砕手段上への磁場の影響を停止する ことからなることを特徴とする方法。 - 【請求項13】 前記の磁場が、前記の生物学的試料の高さにある容器の近
傍で回転することを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記の磁場が、前記の生物学的試料の高さにある容器の下
で回転することを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項15】 前記の回転する磁場が、前記の生物学的試料中にある磁気
的粉砕手段に対して、交互に強くそして弱く適用されることを特徴とする請求項
13及び14の何れか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
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