JP2002520983A - Wcdmaシステムにおける送信電力の制御方法 - Google Patents
Wcdmaシステムにおける送信電力の制御方法Info
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Abstract
Description
方法であって、電力制御ステップによって送信電力を制御する方法に係る。この
システムでは、送信電力変化のステップサイズが、固定ステップサイズを用いて
調整されるか、又は可変ステップサイズを用いて動的に調整される。送信電力の
許容スレッシュホールド値は、各接続ごとに特有に変化させることができる。
データが周波数レンジに拡散されそしてコードを使用して識別される公知の拡散
スペクトル理論に基づく変調及び多重アクセス技術である。WCDMAシステム
の電力は、そのオペレーションを最大にするように制御されねばならない。第1
に、移動ステーションによって送信される全ての電力は、多経路伝播に関わりな
く、ベースステーションにおいてほぼ等しくなければならない。第2に、できる
だけ大勢のユーザが同じセルを共用できるように、確実なデータ送信に必要とさ
れる最小電力のみがベースステーション送信器から許される。
ステーションから移動ステーションへのダウンリンク電力制御においては、移動
ステーションがより多くの電力を要求するまで、ベースステーションがその出力
電力を一定に減少する。従って、ベースステーションの全電力を低く保つことが
でき、そして1つのセルの容量を、他のセルを妨げることなく、最大にすること
ができる。 移動ステーションからベースステーションへのアップリンク電力制御は、開ル
ープ電力制御及び閉ループ電力制御より成る。開ループ電力制御では、移動ステ
ーションは、無線チャンネルの信号減衰を推定し、そしてそれに基づいて、その
出力電力をおおまかに調整する。
ら、信号減衰に対する開ループ推定値は、アップリンク方向では必ずしも正確で
ない。閉ループ電力制御では、ベースステーションは、移動ステーション送信の
電力レベルを測定し、そして移動ステーションへコマンドビットを送信し、それ
に基づいて、移動ステーションは、送信電力を増加又は減少する。 閉ループ電力制御は、固定ステップサイズを用いて実行することもできるし、
又は可変ステップサイズを用いて動的に実行することもできる。固定ステップサ
イズの電力制御では、ベースステーションは、各移動ステーション信号の相対的
な電力レベルを測定し、そしてそれをスレッシュホールド値と比較する。電力制
御コマンドは、例えば、1.25msの間隔で移動ステーションへ送信され、こ
れに基づいて、移動ステーションは、所定量、例えば、0.5dBだけ送信電力
を増加又は減少する。
ではなく時々変化する状況において問題を引き起こす。無線システムの電力制御
が大きな固定ステップサイズを使用して実行される場合には、所望の電力レベル
の周りで使用される電力の強い変動が問題を生じさせる。電力制御のステップサ
イズが小さい場合には、電力制御アルゴリズムが、信号対干渉比の迅速な変化に
追従できないおそれがある。
smitting Power and a Radio System)」と題する国際特許出願PCT/WO97
/26716号は、公知の動的電力制御の一例である。この特許出願では、多数
の次々に受信される電力制御コマンドに基づいて動的な電力制御が行なわれ、2
つの次々の発散するコマンドの数が、検討されるべきコマンドの数に比例して、
検討されるべき電力制御コマンドから計算され、その計算された割合が1つ以上
の所定の基準値と比較され、この比較に基づいてステップサイズが調整される。 この動的な電力制御システムに関する問題は、移動ステーションの送信電力が
最適値を越えて、移動ステーションが周囲の移動ステーションを妨げると共に、
システムがセルの容量を最大にしないことである。
るようにWCDMAシステムにおいて送信電力を制御する方法、及びこの方法を
実施する装置を提供することである。本発明の目的は、独立請求項の特徴部分に
記載した動的な電力制御方法及びWCDMAシステムにより達成される。 この動的な電力制御方法及びWCDMAシステムに伴う効果は、第1無線ユニ
ットが移動ステーションである場合に、第1無線ユニットの電力消費が減少され
、それ故、第1無線ユニットのバッテリが節電されるとこである。というのは、
信号対干渉比(SIR)をベースとする動的な電力制御に基づく方法は、送信電
力変化を最適化し、そしてネットワークの状態及び加入者ターミナルのサービス
クラスに関わりなく送信電力の最適な電力レベルが達成されるからである。
より提供されるサービスを考慮に入れ、そして不必要なサイクルが除去されるた
めにシグナリングが減少されることである。更に、本発明の方法は、無線ネット
ワークの急速な変化に迅速に応答し、融通性があって、且つベースステーション
と移動ステーションとの間のエアインターフェイスに付加的なシグナリングを生
じさせず、しかも、マルチメディア転送要求を(例えば、サービスクオリティQ
oS)を考慮している。
れて、第2無線ユニット、例えばベースステーションにより受信された電力が、
電力余裕の上限及び下限と比較された後に、電力が電力余裕の上限を越えるか、
又は電力が電力余裕の下限より低くなったときに、第1レートで対応的に電力を
減少又は増加するコマンドが第1無線ユニットへ発生される。電力制御コマンド
は、例えば、1つ又は複数のコマンドビットである。又、第1無線ユニットは、
電力制御コマンドを第2無線ユニットへ送信することもできる。
を最適値と比較し、そして測定された信号強度がその最適値を越えるか又はそれ
より低くなった場合に、第2無線ユニットは、第1レートより低い第2レートで
送信信号の電力を対応的に減少又は増加するコマンドを第1無線ユニットへ発生
する。 本発明の別の好ましい実施形態では、第1無線ユニットの送信電力を増加又は
減少する電力量を計算するときに、来るべき及び以前の電力制御コマンド並びに
以前の電力制御ステップが考慮に入れられる。
制御コマンドとして電力制御コマンドが次々に繰り返される場合には電力レベル
が変更されない。電力を増加するか又は電力を減少するだけである電力制御コマ
ンドが電力制御シーケンスにおいて繰り返される場合には、電力制御サイクルを
遅延することができる。 本発明の更に別の好ましい実施形態では、第1無線ユニットの送信電力を増加
又は減少する電力量は、動的な可変ステップ及び予め計算された固定ステップの
和として計算される。
設定値に影響するような変化が無線ネットワークに生じるかどうかについて受け
入れ制御(AC)及び負荷制御(LC)パラメータ又はデータを比較し、そして
そのような変化が生じたとき、例えば、新たな高速接続が確立されたときに、既
存の接続の送信電力に対して理論的に適当なオフセットを決定することができ、
このオフセットは、変化したネットワークにおいて新たな接続の動作を開始した
後にも送信電力を適切なものとすることができる。AC及びLCデータを比較し
そして第1無線ユニットがもし希望すればソフトハンドオーバーを使用すること
により、バランスのとれた無線システム及び改善された容量が達成される。
な電力レベルは、各接続及びサービスクラスに特有に変化し得る。 又、本発明の技術は、第1無線ユニットが第2無線ユニットの送信電力を制御
するように逆に適用することもできるが、第2無線ユニットが第1無線ユニット
の送信電力を制御する状態のみについて詳細に説明する。
ーションBS1−36の構造を示す。図1は、ベースステーション1−36が、
移動ステーションにより送信された信号をいかに受信して、その受信した信号の
強度を、移動ステーションへ電力制御コマンドを送信することにより一定に保持
しようとするかを示す。図1において、電力制御コマンドは、ベクトル1−4に
組み立てられ、移動ステーションは、それらをコマンドビットレジスタ1−6に
登録する。デジタル信号プロセッサDSP1−8は、コマンドビットベクトル1
−4を分析し、そしてコントローラ1−10は、計算及び比較を実行する。次い
で、制御送信手段1−12、・・1−22が移動ステーションの電力を調整及び
制御する。
及び電力制御ステップを、動的なステップを計算するのに使用するためにコマン
ドビットレジスタ1−6に記憶する。 ベースステーションブロック1−36には、測定レジスタ1−25及び多数の
ブランチをもつレーキ(RAKE)受信器1−26を備えた構成が示されている。デー
タは、無線測定値、例えば、電力余裕を計算するためのEb/No(ビットエネル
ギー対ノイズ比)、SIR(信号対干渉比)及びFER(フレームエラー比)測
定値に基づいて、測定レジスタに組み立てられる。レーキ受信器は、受信信号の
種々のブランチを接続する。
信号対干渉比、SIR値1−30、及び行先の量、例えば、ビットエネルギー対
ノイズ比、即ちEb/No比1−28を比較する。その後、ベースステーション送
信器1−34は、電力を増加又は減少するために電力制御コマンドを移動ステー
ション1−2へ送信する。 図2は、移動ステーションの送信電力レベルが時間に対していかに制御される
かを示すグラフである。本発明のWCDMAシステムでは、一点の電力レベルや
スレッシュホールド値の電力レベルではなく、上限値及び下限値をもつ電力余裕
を決定することができる。更に、スピーチ、データ及びイメージのような各サー
ビスは、特定の最適な送信電力レベル、即ち移動ステーションが上又は下から接
近するところの最適な電力レベルを有する。
ルPopt1の、上及び下からの接近を示し、曲線2−4及び2−10は、サー
ビスクオリティクラスQoS2の最適電力レベルPopt2の、上及び下からの
接近を示し、そして曲線2−6及び2−12は、サービスクオリティクラスQo
S3の最適電力レベルPopt3の、上及び下からの接近を示している。電力余
裕の上限値(Pmax)は、2−14で示され、そして電力余裕の下限値(Pm
in)は、2−16で示されている。許容電力余裕2−18は、上限値と下限値
との間の差によって得られる。
SIR又はEb/No測定値、並びにAC及びLCパラメータと厳密に協働するネ
ットワークバランスパラメータを使用して決定することができる。公知のシステ
ムとは対照的に、本発明の無線送信器の送信電力を決定する際には、コマンドビ
ットレジスタ1−6に記憶された電力制御ステップの以前の値も考慮に入れられ
る。レジスタの変化経過は、電力を増加又は減少する最新の電力制御コマンドと
、この最新の電力制御コマンドに先行する2ないし8個の、好ましくは8個の電
力制御コマンドと、その最新の電力制御コマンドに先行する2ないし8個の、好
ましくは8個の電力制御ステップとに関するデータを含む。電力余裕の上限値は
、無線ネットワークの負荷及び干渉レベルに依存する。
プの平均値、又はAC及びLCパラメータと厳密に協働する信号対干渉比の測定
値(SIRreal)と目標値(SIRtarget)との比に基づいて決定することがで
きる。全てのデータモデルが移動ステーションの送信に含まれるかどうか又は移
動ステーションの送信がスピーチとデータとで異なるルート及びリソースを使用
するかどうかに関するデータも、最適な電力レベルの決定に影響する。従って、
異なる電力制御サービスクラスの最適な電力レベルは、ネットワークの状態、容
量及び送信信号に関するネゴシエーションの結果として決定され、そして最適な
電力レベルという用語が示すように、必ずしも考えられる最低の電力レベルでは
ない。このネゴシエーションは、接続の始めに行なわれるが、もし必要であれば
、接続中に再び行うこともできる。
接続及びサービスクラスに特有に変化してもよい。 図3Aは、ベースステーション側からの本発明の好ましい実施形態に基づく動
的な電力制御アルゴリズムを示すフローチャートである。ステップ3−2におい
て、ベースステーションBSは、移動ステーションMSにより送信された信号を
受信し、そしてその後、ステップ3−4において、信号電力(P)が電力余裕2
−18の上限値(Pmax)2−14と比較される。受信電力が電力余裕の上限
値2−14を越える(P>Pmax)場合には、ベースステーションは、ステッ
プ3−6において移動ステーションへ電力制御コマンドを送信して、送信電力を
減少する。受信電力が電力余裕の上限値より低い場合には、プロセスはステップ
3−8へ進み、その電力が電力余裕の下限値(Pmin)2−16と比較される
。受信電力が電力余裕2−18の下限値2−16より低い(P<Pmin)場合
には、ベースステーションは、ステップ3−10において、移動ステーションへ
電力制御コマンドを送信して、送信電力を増加する。
は、移動ステーションによって送信されてベースステーションにより受信される
電力が最適な電力レベルから所定の距離となるまで移動ステーションが上又は下
から接近するところの所望のサービスクラスの最適な電力レベル(Popt)と
比較される。 ステップ3−12において、移動ステーションの信号電力は、所望のサービス
クラス、例えば、QoS1、QoS2又はQoS3の最適電力レベル(Popt
1、Popt2又はPopt3、一般的にはPopt)と比較される。受信電力
が所望のサービスクラスの最適電力レベルを越える(P>Popt)場合には、
ベースステーションは、ステップ3−6において、移動ステーションへ電力制御
コマンドを送信して、送信電力を減少する。受信電力が所望のサービスクラスの
最適な電力レベルを越えない場合には、プロセスはステップ3−4へ進む。受信
電力が所望のサービスクラスの最適な電力レベルより低い(P<Popt>場合
には、ベースステーションは、ステップ3−10において、移動ステーションへ
電力制御コマンドを送信して、送信電力を増加する。さもなくば、移動ステーシ
ョンの送信レベルは、所望のサービスクラスの最適な電力レベルから所定の距離
にあり、そしてプロセスは、ステップ3−16へ進む。
御アルゴリズムを示すフローチャートである。ステップ3−18において、移動
ステーションは、ベースステーションから上記電力制御コマンドを受け取る。ス
テップ3−22において、移動ステーションは、来るべき電力制御コマンドをコ
マンドビットレジスタ1−6に登録する。そこには、上記変化経過も記憶するこ
とができ、これは、電力を増加又は減少する最新の電力制御コマンドと、この最
新の電力制御コマンドに先行する2ないし8個の、好ましくは8個の電力制御コ
マンドと、その最新の電力制御コマンドに先行する2ないし8個の、好ましくは
8個の電力制御ステップとに関するデータを含む。
力制御コマンド値又は電力制御コマンド流を通して進む。電力制御コマンド流が
均一であり、即ち電力制御コマンドが、例えば、10101010のように均一
に変化する場合には、電力レベルは変更されず、安定に保持され、そしてプロセ
スは、フローチャートのステップ3−20へ進む。電力制御コマンド流が均一で
ない場合には、プロセスがステップ3−26へ進み、そこで、電力制御コマンド
流が非均一であるかどうか、即ち電力制御コマンドの1つだけが頻繁に繰り返さ
れ、好ましくは1行に3回以上繰り返され、例えば、01000010であるか
どうかチェックされる。次いで、電力制御は、エアインターフェイスシグナリン
グを減少する外部の低速電力制御へ切り換えられる。低速電力制御は、フローチ
ャートに示されており、ステップ3−28の遅延より成る。
01000のように不規則に繰り返される場合には、プロセスがステップ3−2
6からステップ3−32へ直接進み、そこで、遅延を伴わない高速電力制御が行
なわれる。 高速及び低速の両電力制御は、移動ステーションが移動する速度を考慮する。
高速電力制御は、例えば、0.5msの長さであり、そして低速電力制御は、1
0−20msの長さである。電力制御の間に、低速電力制御から高速電力制御へ
又はそれとは逆の移行が生じてもよい。高速電力制御では、AC及びLCデータ
が考慮されないように電力制御を実行することができる。
対干渉比の測定値と目標値の比、Eb/Eo測定値、及び来るべき電力制御コマン
ドに基づいて、動的な可変ステップ(Pd)を計算する。計算に使用されるガン
マ係数(γ)、例えば、以前の電力制御コマンドで形成されたモデル、即ち電力
制御コマンド流、以前の電力制御ステップ、レーキ受信器の形式、及び種々のシ
ステムパラメータが考慮される。ネットワークの状態に基づいて常時変更できる
初期値は、ネットワークプランニング段階で係数として決定される。又、この係
数は、例えば、種々の電力制御ステップの平均値又はビット流の分布に基づいて
直接決定することができる。
計算される。
ップ3−34において、低速信号変化により生じる固定値及び電力制御の可変値
の合成作用に基づいて、全電力制御の値、即ち電力制御ステップを、次の式(2)
により決定する。 DSS=FSS±Pd (2)
し、FSS(固定ステップサイズ)は、電力制御の固定値を示し、そしてPd(
ステップサイズの動的部分)は、電力制御の動的可変値を示す。式(2)のFSS
値は、例えば、信号経路上における地域の障害物の影響及び近−遠現象を考慮す
るものである。FSS値は、ネットワークパラメータに基づいて決定され、そし
て通常は、例えば、0.5dBである。 式(1)及び(2)を結合することにより、電力制御ステップの値を、次の式(3)
を用いて計算することができる。
係数は、移動ステーションが最適レベルになるまで即ち測定値が目標値に等しく
なるまでゼロを越える値である。次いで、ガンマ係数は、値ゼロとなる。ガンマ
係数が値ゼロになると、電力制御ステップの値は、式(3)に基づきFSSとなる
。しかしながら、移動ステーションの電力制御は、同じ安定な状態が頻繁に再発
する場合、即ち移動ステーションの電力が最適レベルに保持される場合は、電力
を増加する必要がない。
ンドが移動ステーションに送信されるときには、負である。従って、ベースステ
ーションによって受信される移動ステーションの送信電力は、電力余裕の上限値
及び所望のサービスクラスの最適な電力レベルに対して高過ぎる。式(3)におけ
るSIR値間の比の符号は、電力を増加するための電力制御コマンドが移動ステ
ーションへ送信されるときには、正である。従って、ベースステーションにより
受信される移動ステーションの送信電力は、電力余裕の下限値及び所望のサービ
スクラスの最適な電力レベルに対して低過ぎる。
は、ステップ3−36、・・3−40において、送信されるべき電力に関してネ
ットワークとネゴシエーションする。ネットワークが、計算された電力制御ステ
ップを許さず、例えば、移動ステーションの電力増加が、他の移動ステーション
信号と干渉する場合には、ネットワークは、ステップ3−36において、例えば
、ACパラメータに基づいて電力の増加を防止することができる。次いで、プロ
セスは、ステップ3−38へ進み、電力増加に関するネゴシエーションが開始さ
れる。
トワークが計算された電力制御ステップを許す場合には、プロセスは、ステップ
3−42へ進む。移動ステーションは、計算された電力を、ステップ3−42に
おいてデフォールトにより他のブランチの電力と比較する。又、移動ステーショ
ンが別のセルの境界にあるか、又は特定のベースステーション以外のセルにあっ
て、別のブランチが電力余裕内でより良好な最適電力レベルを有する場合には、
移動ステーションは、ステップ3−44においてMEHO(移動評価ハンドオー
バー)要求を発して、ステップ3−46においてソフトハンドオーバーを行うこ
とができる。MEHO要求が送信されないか、又は他のブランチの電力レベルが
良好でない場合には、移動ステーションは、ステップ3−48において上述した
ように送信電力を調整する。
いてダウンリンク方向にAC及びLCパラメータを使用し、そしておそらくハン
ドオーバーコマンドを移動ステーションへ発生する。ベースステーションコント
ローラは、AC、LC、HC及びPCパラメータをダウンリンク方向に使用する
。アップリンク方向では、ベースステーションとネゴシエーションするために、
外部の低速な電力制御へ切り換わることができる。移動ステーションにAC及び
PCパラメータが得られる場合には、MEHO要求の間にもし必要であれば上記
データを使用することができる。
のベースステーションの作用下にある状況におけるハンドオーバー状態を示す。
移動ステーションが特定セルの境界エリア4−10にあるときには、その移動ス
テーションが他のセルの境界エリア4−12、4−14において他のセル内に入
ることもある。従って、移動ステーションは、特定のベースステーションBS4
及びその特定セル付近の他のベースステーションBS6、BS8を聴取する。各
セルが特定ブランチの電力を制御するための電力制御コマンドを送信するので、
移動ステーションは、送信電力を増加すべきか減少すべきか知らねばならない。
ットワークとネゴシエーションし、そしてハンドオーバーを最適化するために、
移動ステーションは、それが電力を増加する電力制御コマンドを受信したか電力
を減少する電力制御コマンドを受信したかに関わりなく、AC及びLCパラメー
タに基づいて電力を増加すべきか減少すべきか判断する。更に、電力制御判断が
AC及びLCパラメータに基づいてなされるときには、異なるブランチ間の電力
制御競合を排除することができる。
ースステーションの送信電力を調整するように本発明の技術を逆に適用するとき
には、移動ステーションMSが電力制御コマンド、例えば、ビットをベースステ
ーションBSに送信して、電力を増加又は減少する。ベースステーションセル5
−6は、SIR領域即ちSIRクラス5−8、・・5−14に分割される。次い
で、移動ステーションは、移動ステーションにおいてベースステーションの送信
信号がどんなSIR比でなければならないかを知る。従って、移動ステーション
は、ベースステーション信号を測定し、そしてそれを移動ステーションエリアに
おけるSIR値と比較する。ベースステーションの信号値がローカルSIR値よ
り下がるか又はそれを越えた場合には、移動ステーションは、それに対応するコ
マンドをベースステーションに送信して電力を増加又は減少する。従って、電力
レベルの分類は、セルの縮小及び拡大を制御できるようにする。 本発明の基本的な考え方は種々のやり方で実施できることが当業者に明らかで
あろう。従って、本発明及び好ましい実施形態は、上述した例に限定されるもの
ではなく、請求の範囲内で種々変更し得る。
図である。
トである。
である。
状態を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 第2無線ユニットを制御するときに第1無線ユニットの送信
電力を調整する方法であって、第2無線ユニットが第1無線ユニットの送信信号
を受信しそしてその信号強度を測定するような方法において、 第2無線ユニットは、測定された信号強度を所定の上限値と比較し、そしてそ
の測定された信号強度が上限値を越えた場合に、第2無線ユニットは、送信信号
電力を第1レートで減少するためのコマンドを第1無線ユニットに送信し、 第2無線ユニットは、測定された信号強度を所定の下限値と比較し、そしてそ
の測定された信号強度が下限値より低くなった場合には、第2無線ユニットは、
送信信号電力を第1レートで増加するためのコマンドを第1無線ユニットに送信
することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 第2無線ユニットは、測定された信号強度を最適値とも比較
し、そしてその測定された信号強度がその最適値を越えるか又はそれより低くな
った場合に、第2無線ユニットは、対応的に、上記第1レートより低い第2レー
トで送信信号電力を減少又は増加するコマンドを第1無線ユニットに送信する請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 第2無線ユニットを制御するときに第1無線ユニットの送信
電力を調整する方法であって、第1無線ユニットが第2無線ユニットの電力制御
コマンドを受信し、そしてそれに基づいて、送信電力を電力制御ステップで調整
するような方法において、 第1無線ユニットは、複数の最新の受信電力制御コマンド、及び複数の最新の
電力制御ステップより成る経過データを維持し、そして 第1無線ユニットは、上記経過データに基づいて電力制御ステップを形成する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項4】 上記経過データは、2ないし8の、好ましくは約8の、最新
の電力制御コマンド及び電力制御ステップより成る請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 上記経過データにおける電力制御ステップがアップ方向及び
ダウン方向に実質的に等しく変化する場合に、第1無線送信器は送信電力を変化
させない請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 上記経過データにおける電力制御ステップが、一方向に頻繁
に、好ましくは、逆方向より少なくとも3倍は頻繁に、次々にアップ方向及びダ
ウン方向に変化する場合には、第1無線送信器は、エアインターフェイスシグナ
リングを減少するように電力制御を遅延する請求項3ないし5のいずれかに記載
の方法。 - 【請求項7】 上記電力制御ステップは、可変部及び固定部の和として計算
される請求項3ないし6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 上記電力制御ステップは、信号対干渉比の測定値及び目標値
に基づいて計算される請求項3ないし7のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 上記電力制御ステップは、経過データの平均又は分布に基づ
いて計算される請求項3ないし8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 マルチブランチシステムにおける第1無線ユニットのアク
ティブなブランチの送信電力を他のブランチの送信電力と比較し、そして他のブ
ランチの送信電力レベルが良好な場合には、第1無線ユニットがハンドオーバー
要求を送信する請求項3ないし9のいずれかに記載の方法。 - 【請求項11】 上記第1無線ユニットは、移動ステーションに配置され、
そして上記第2無線ユニットは、移動ネットワークの固定部に配置される請求項
1ないし10のいずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 上記第1無線ユニットは、移動ネットワークの固定部に配
置され、そして上記第2無線ユニットは、移動ステーションに配置される請求項
1ないし10のいずれかに記載の方法。 - 【請求項13】 既に知られたAC(受け入れ制御)及びLC(負荷制御)
パラメータが維持され、そしてそれらのパラメータを比較することにより、第1
無線ユニットの電力制御の設定値に影響するような変化が無線ネットワークに生
じたかどうかのデータが得られ、そしてこのような変化が生じるときには、第1
無線ユニットの送信電力を修正するための修正係数が決定される請求項1ないし
12のいずれかに記載の方法。 - 【請求項14】 移動ステーションは、特定のベースステーションと、特定
セルの付近に位置する他のベースステーションとを聴取し、そしてハンドオーバ
ーを最適化するために、移動ステーションは、それが電力を増加するための電力
制御コマンドを受信したか電力を減少するための電力制御コマンドを受信したか
に関わりなく、ACパラメータに基づいて電力を増加又は減少するように判断す
る請求項1ないし13のいずれかに記載の方法。 - 【請求項15】 少なくとも幾つかのセル(5-6)は、SIR領域又はSIR
クラスに分割される請求項1ないし14のいずれかに記載の方法。 - 【請求項16】 移動ステーションは、移動ステーションにおけるベースス
テーション送信信号のSIR比の標準値を知っており、移動ステーションは、現
在値を標準値と比較し、ベースステーション信号の値が移動ステーションエリア
におけるSIR値より低いか又はそれを越える場合に、移動ステーションは、そ
れに対応する電力制御コマンドをベースステーションへ送信して、電力を増加又
は減少し、セルの縮小又は拡大を制御する請求項15に記載の方法。 - 【請求項17】 送信信号電力を増加及び/又は対応的に減少するコマンド
は、送信信号電力の下限及び上限を含む請求項1又は2に記載の方法。
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