JP2002520488A - 化学蒸着プロセスに好適なフッ素ドープ酸化スズ層の製造用液体コーティング組成物 - Google Patents

化学蒸着プロセスに好適なフッ素ドープ酸化スズ層の製造用液体コーティング組成物

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JP2002520488A
JP2002520488A JP2000559277A JP2000559277A JP2002520488A JP 2002520488 A JP2002520488 A JP 2002520488A JP 2000559277 A JP2000559277 A JP 2000559277A JP 2000559277 A JP2000559277 A JP 2000559277A JP 2002520488 A JP2002520488 A JP 2002520488A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
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Abstract

(57)【要約】 フッ素ドープ酸化スズコーティングのCVD生成に有用な塩素化された有機スズ誘導体およびポリフルオロアルキル化合物および/またはハロポリフルオロアルキル化合物を含有する組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 発明の分野 本発明は、化学蒸着プロセスにより好適に作製される、改良されたフッ素ドー
プ酸化スズ層を製造するために有用な新規な液体コーティング組成物に関するも
のである。そのようなコーティングは家屋用の絶縁性ガラス、プラズマテレビス
クリーン用の導電性ガラス、およびその他の用途を有する。得られたコーティン
グはまた、本発明の一部を構成するが、高い導電性、高い可視光透過性および低
いヘイズを有する。
【0002】関連技術の記載 フッ素ドープ酸化スズコーティングは導電性層であることが知られている。い
くつかの化学的組成物および製造方法が、そのような酸化スズコーティングの製
造に関する文献に記載されている。
【0003】 日本特許75−61,415号公報では大量の溶媒中に存在する化学品のスプ
レーが用いられているが、重大な技術的および環境上の問題をもたらし、CVD
(化学蒸着)プロセスには使用できない。
【0004】 欧州特許EP−A−0112780号明細書には、アルキルクロロスズおよび
気体状のアルキルクロロフルオロカーボンを用いる方法が開示されているが、気
体の取り扱いおよび制御が困難であるとともに、有毒な廃棄副生物に関する重大
な問題がある。
【0005】 米国特許第4,265,974号明細書には、極めて有毒であり空気中で爆発
性であるテトラメチルスズを用いる方法が開示されている。
【0006】 米国特許第4,293,594号明細書には、気化させることが非常に難しい
粉末である二フッ化ジメチルスズを用いる方法が開示されている。
【0007】 米国特許第4,601,917号明細書には、トリフルオロ酢酸、無水トリフ
ルオロ酢酸、トリフルオロアセト酢酸エチル、トリフルオロエタノール、トリフ
ルオロ酢酸エチルおよびペンタフルオロプロピオン酸から選択される有機フッ素
化合物がドープされたクロロスズ化合物を用いる方法が開示されている。フッ素
系ドーパント分子中に酸素化された官能基が存在すると、ガラス上での熱分解の
前に、酸化された蓄積物が生成することを促進する。
【0008】 米国特許第4,857,095号明細書には、トリフルオロ酢酸が加えられた
ジブトキシジブチルスズを用いる方法が開示されている。スズに結合した酸素が
存在すると、酸化スズ層の良好な生成が阻害され、排煙回路(フュームエバキュ
エーションサーキット)に無数の白色析出物が生じる。
【0009】 特開昭62−70247号公報には、トリクロロブチルスズまたはテトラクロ
ロスズが加えられたジフルオロ酢酸ジブチルスズ(もしくはジメチルスズ)また
はトリ−トリフルオロ酢酸ブチルスズを用いる方法が開示されている。全ての溶
液において、塩素化溶媒が存在すると、組成物は危険で有害なものとなる。さら
に、その存在により、排煙回路において、腐食性の緑色析出物の発生が促進され
る。
【0010】 仏国特許93−05245号明細書には、モノフルオロアルカン酸有機スズお
よびテトラオルガノスズがドープされた塩素化有機スズ化合物を用いる方法が開
示されている。そのような重いフッ素系ドーパントを使用すると、気化に高温を
要するため、蒸気回路において黒色の析出物の発生が促進される。
【0011】 従来技術についての上記の記載から、改善された気化条件をもたらし、環境に
有毒な廃棄物が生じることなく、例えばガラス上に高導電性で高可視光透過性の
コーティングを与える、CVDプロセスに有用な新規組成物が必要であることは
明白である。
【0012】 発明の要約 本発明は、 − ヘイズが少なく、可視光透過性が高い、導電性の高い膜を与え、 − 気化回路で実質的に析出物がない状態を保ちつつ、分解を回避する低温気化
性を有し、 − 危険なあるいは有害な化合物を必要とせず、また好ましくは一切含有しない
、 − 熱分解において、腐食性ダストおよび環境汚染物の有意な生成を回避する、
ガラス基体上にコーティングを化学蒸着するのに使用するために非常に好適に採
用される、新規な液体コーティング組成物を提供するものである。
【0013】 本発明の組成物は、塩素化有機スズ誘導体およびポリフルオロアルキルまたは
ハロポリフルオロアルキルドーパントを含んでなる。
【0014】 発明の詳細な説明 より詳細には、本発明の組成物は好ましくは、 − 70〜99重量%の、スズ原子が炭化水素鎖の少なくとも1個の炭素原子に
結合している少なくとも1種の有機スズ化合物、好ましくは塩素化有機スズ化合
物、 − 1〜30重量%の、少なくとも1種のポリフルオロアルキル、ハロポリフル
オロアルキル、ポリフルオロアルケニルまたはハロポリフルオロアルケニル化合
物(式中、「ハロ」はフッ素以外のハロゲン(Cl,Br,I)である)、およ
び − 任意に29重量%までの有機溶媒、 をともに混合することにより調製される混合物を含んでなる。
【0015】 有機スズ化合物の好ましい一般式は、 RSnCl(4−x) 化合物I である(式中、xは1〜4の間で変わりうる整数(つまり、1,2,3,4)で
あり、RはC1−8のアルキルもしくは1個またはそれより多い二重結合を有す
るアルケニル基またはフェニル基を表す)。好ましくは、毒性の問題を避けるた
めに、Rはブチル基である。層中の炭素の量を制限するために、xは好ましくは
1である。これらの化合物をまとめて、(塩素化)有機スズ化合物と呼ぶ。この
(塩素化)有機スズ化合物はまた、上記式の種々の化合物の混合物であってもよ
い。
【0016】 ポリフルオロアルキルまたはアルケニルおよびハロポリフルオロアルキルまた
はアルケニル化合物の好ましい一般式は、Cである(式中、nは
少なくとも4、好ましくは25未満、であり、mは1〜30、好ましくは2また
はそれを超え、Xはフッ素以外のハロゲンであり、oは0〜30であり、pは0
〜52である。oが0でないとき、この化合物はハロポリフルオロアルキル化合
物である。炭素鎖が1個またはそれより多い二重結合を有するとき、この化合物
はアルケニル化合物である。これらの化合物は中性の有機化合物であり、直鎖状
、分枝状および環状構造を含む。F、XおよびH原子は炭素原子上の置換基であ
る。簡単のために、これらのアルキルおよびアルケニル化合物は、本明細書中、
(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物と記述するものとし、好ましくは、少なく
とも50℃、好ましくは50〜200℃、の沸点を有する。
【0017】 好ましい種類の1群は、
【化2】 化合物II (式中、R,RおよびRは各々独立に、水素、ハロゲン、C2−9アルキ
ルまたはC2−9ハロアルキルである)。この化合物は、1個またはそれより多
いR,RおよびRのいずれかがフッ素以外のハロゲンであるか、またはそ
れを含む場合、ハロポリフルオロアルキルである。
【0018】 好ましくは、化合物IIは50〜200℃の沸点を有する。
【0019】 ポリフルオロアルキルまたはハロポリフルオロアルキル化合物は、1種または
それより多いこれら種々の化合物の混合物であってもよい。ポリフルオロまたは
ハロポリフルオロ化合物の双方が混在していてもよい。
【0020】 本発明の組成物は、任意にキシレン、メチルイソブチルケトン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、CCl等の有機溶媒を29重量%までの量含有していても
よい。溶媒は好ましくは、40〜100℃の沸点を有する。溶媒は、標準温度お
よび圧力下で液体である必要がある。本発明の有機溶媒には、塩素化有機スズ誘
導体、ポリフルオロアルキル化合物またはハロポリフルオロアルキル化合物は含
まれない。
【0021】 本発明の(塩素化)有機スズ化合物、(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物、
および有機溶媒は市販されおよび/または当業者が取得/合成しうる。
【0022】 本発明の組成物で基体上にフッ素ドープ酸化スズの薄膜を製造する好ましい方
法は、化学蒸着である。有用な基体として、ガラス、金属等が挙げられる。この
方法において、本発明の液体組成物は、好ましくは250℃未満の有効な温度で
連続的ボイラー中において気化される。次いで蒸気は、完全な蒸気相を保持する
ために、十分な温度で、酸素、空気(好ましくは加熱空気)および/または水蒸
気と混合されあるいは共に運び出される、。混合蒸気は熱分解するために基体上
に導かれる。基体の温度は400℃を超えていなくてはならず、好ましくはおよ
そ(±20℃)500℃〜700℃である。
【0023】 この方法で、下記の性質を有するフッ素ドープ酸化スズのコーティングを得る
ことができる。 厚さ: 500Å〜9000Å、例えば、1000、3000および5000
Å シート抵抗: 5〜250Ω/平方、例えば、15、25、50、100およ
び150Ω/平方 可視光透過性: >70%、例えば、>80%、>82%、>90%、およびそ
の他 ヘイズ: 0〜20%、例えば、0.5%未満(拡散光/全透過光)
【0024】 化学蒸着プロセスは当業者に公知であり、本発明の組成物を用いる本発明の方
法は、具体的に記述された例の方法に限定されるものではない。
【0025】 好ましい態様の記述 本発明の好ましい態様において、化合物Iは三塩化ブチルスズ(BuSnCl )である。ハロポリフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキルの好ましい
種類として、以下のものの1種またはそれより多くが挙げられる。 −C4F9I ヨウ化パーフルオロブチル 沸点:72℃ −C5F11I ヨウ化パーフルオロイソペンチル 沸点:89〜90℃ −C6F14 パーフルオロヘキサン 沸点:58〜60℃ −C6F13H 1H−パーフルオロヘキサン 沸点:71℃ −C6F13Cl 塩化パーフルオロヘキシル 沸点:84〜86℃ −C6F13I ヨウ化パーフルオロヘキシル 沸点:115〜117℃ −C7F16 パーフルオロヘプタン 沸点:80〜85℃ −C7F13H 1H−パーフルオロヘプタン 沸点:96〜97℃ −C7F15Br 臭化パーフルオロヘプチル 沸点:118〜119℃ −C7F15I ヨウ化パーフルオロヘプチル 沸点:137〜138℃ −C8F16 パーフルオロ−1,2−ジメチルシクロヘキサン 沸点:102℃ −C8F18 パーフルオロオクタン 沸点:99〜100℃ −C8F17H 1H−パーフルオロオクタン 沸点:110〜112℃ −C8F17Br 臭化パーフルオロオクチル 沸点:142℃ −C8F17I ヨウ化パーフルオロオクチル 沸点:160〜161℃ −C9F20 パーフルオロノナン 沸点:125〜126℃ −C9F19Br 臭化パーフルオロノニル 沸点:159℃ −C10F20 パーフルオロデカリン 沸点:142℃
【0026】 本発明の組成物は、当業者が作製し使用しうる範囲のものであり、好ましくは
重量で、化合物Iのような(塩素化)有機スズ化合物を70〜99%(例えば、
75,80,85、90および95%)と、化合物IIのような(ハロ)ポリフ
ルオリアルキル化合物を1〜30%(例えば、5%、10%、15%、20%お
よび25%)含んでなる。溶媒は29%以下で存在していてもよく、例えば、2
5%、20%、15%、10%、5%、0%より多い量、および0%である。本
発明の組成物は、必要な成分を共に混合することにより調製される。
【0027】 下記の化学蒸着装置および方法が、ガラス基体上にフッ素ドープ酸化スズ薄膜
を製造するために使用される。
【0028】 本発明の組成物を混合し、次いで225℃に固定された温度に加熱した液体を
用いて、タンクから所定の規則的な流速で連続的にボイラーにポンプで送る。
【0029】 ボイラーで生じた蒸気は、組成物および組成物の流速に応じて、約205℃の
温度でボイラーから出て行く。
【0030】 蒸気は次いで、加熱空気および水蒸気と混合される。最終混合物の温度は約2
05℃に維持される。
【0031】 この最終気体混合物は、次いで平板ガラスの連続製造ライン(フロートプロセ
ス)上のガラス表面上に導かれる。
【0032】 接触中のガラス温度は400℃〜700℃の間である。
【0033】 下記の溶液を、列挙した成分を記載の量(重量部)にて共に混合することによ
り調製した。溶液I,KおよびLは使用する前にかき混ぜる必要がある。略号M
BTCLは三塩化モノブチルスズを意味する。MIBKはメチルイソブチルケト
ンである。 A ヨウ化パーフルオロn−オクチル 11.7 MBTCL 58.7 キシレン 20.6 B ヨウ化パーフルオロn−オクチル 4.9 MBTCL 77.7 キシレン 17.4 C ヨウ化パーフルオロn−ブチル 12.1 MBTCL 84.9 MIBK 3.0 D ヨウ化パーフルオロn−ブチル 5.0 MBTCL 95.0 F ヨウ化パーフルオロn−ヘキシル 4.9 MBTCL 94.1 MIBK 1.0 G 臭化パーフルオロn−オクチル 2.36 MBTCL 49.32 ジクロロエタン 43.27 クロロホルム 5.05 I パーフルオロヘキサン 5.5 MBTCL 82.0 四塩化炭素 12.5 K パーフルオロヘキサン 10.0 MBTCL 90.0 L パーフルオロオクタン 10.0 MBTCL 90.0 F ヨウ化パーフルオロヘキシル 12.0 MBTCL 85.0 MIBK 3.0
【0034】 下記の表は、12回の試験のためのCVD実験室装置において使用した種々の
パラメーターを示す。 気体流速 気体温度 空気流速 水流速 溶液G 0.825L/mn 203℃ 60cfm 0.230L/mn 溶液F 0.680L/mn 204℃ 60cfm 0.205L/mn 溶液K 0.860L/mn 205℃ 60cfm 0.240L/mn 溶液L 0.640L/mn 204℃ 60cfm 0.190L/mn 溶液F 0.820L/mn 204℃ 60cfm 0.225L/mn 溶液F 0.580L/mn 206℃ 60cfm 0.185L/mn 溶液A 0.700L/mn 202℃ 60cfm 0.210L/mn 溶液B 0.575L/mn 204℃ 60cfm 0.190L/mn 溶液C 0.850L/mn 205℃ 60cfm 0.235L/mn 溶液C 0.630L/mn 206℃ 60cfm 0.200L/mn 溶液D 0.880L/mn 205℃ 60cfm 0.250L/mn溶液D 0.540L/mn 208℃ 60cfm 0.180L/mn
【0035】 下記の表は、パイロット試験CVD装置において使用したパラメーターを示す。溶液 試験 化学品流速 水流速 空気流速 蒸気温度 M 1 0.450L/mn 0.073L/mn 80cfm 150℃ M 2 0.724L/mn 0.147L/mn 90cfm 170℃M 3 0.870L/mn 0.176L/mn 80cfm 190℃
【0036】 下記の表は、実験室試験においてコーティングガラスについて測定した膜特性
と性能を示す。 膜厚 シート抵抗 可視光透過率 ヘイズ 試験1 3600Å 23Ω2 80% 0.6 試験2 2800Å 22Ω2 83% 0.4 試験3 4200Å 22Ω2 79% 0.6 試験4 2850Å 21Ω2 84% 0.4 試験5 4300Å 19Ω2 80% 0.5 試験6 2800Å 18Ω2 83% 0.3 試験7 2900Å 23Ω2 83% 0.3 試験8 2700Å 21Ω2 85% 0.2 試験9 4300Å 20Ω2 82% 0.4 試験10 2900Å 19Ω2 84% 0.3 試験11 4600Å 21Ω2 82% 0.5試験12 2800Å 17Ω2 85% 0.2
【0037】 下記の表は、パイロットCVD装置を用いて作製したコーティングガラスにつ
いて測定した膜特性と性能を示す。 溶液 試験 膜厚 シート抵抗 可視光 ヘイズ 放射率 (Ω/平方) 透過率 M 1 2300Å 31.6 83.2% 0.3% 0.2 M 2 2600Å 30 84.6% 0.4% 0.2M 3 2700Å 24.6 85.2% 0.6% 0.2
【0038】 上記の表に示された性能は、パシフィックサイエンス ヘイズガードXL−2
11、インテグレーティングスフェア付きパーキンエルマーラムダ−19、GE
XRD−6波長分散X線、パーキンエルマー983−G吸光計および四点プロ
ーブを用いて測定した。
【0039】 明らかに、本発明の数多くの変更、変形が、上記の教示から可能である。従っ
て、本発明は、添付の特許請求の範囲の範囲内で、本明細書中に具体的に示した
以外の形で実施しうるものである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月17日(2000.6.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R,RおよびRは各々独立に水素、ハロゲン、C2−9アルキル
またはC2−9ハロアルキルである)の化合物である、請求項1に記載の組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 4G059 AA01 AA08 AB14 AC11 AC14 BB01 EA02 4H049 VN03 VP01 VQ12 VR21 VR33 VU24 VW02 4K030 AA03 AA04 AA09 AA11 AA20 BA45 CA06 CA17 EA01 JA10 LA01 LA11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 70〜99重量%の少なくとも1種の(塩素化)有機スズ化合物、1〜30重
    量%の少なくとも1種の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物、および任意に2
    9重量%までの量の有機溶媒、 を含んでなる組成物。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも1種の(塩素化)有機スズ化合物が、式: RSnCl(4−x) (式中、xは1〜4の整数であり、RはC1−8のアルキルもしくはアルケニル
    基またはフェニル基である)の化合物である、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 Rがブチルであり、かつXが1である、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 上記の少なくとも1種の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が次の式: C (式中、nは4〜25であり、mは1〜30であり、oは0〜30であり、pは
    0〜52であり、かつxはフッ素以外のハロゲンである)の化合物である、請求
    項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 上記の少なくとも1種の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が、式: 【化1】 (式中、R,RおよびRは各々独立に水素、ハロゲン、C2−9アルキル
    またはC2−9ハロアルキルである)の化合物である、請求項1に記載の組成物
  6. 【請求項6】 有機溶媒を含んでなる、請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 上記の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が、ヨウ化パーフルオロブチル、
    ヨウ化パーフルオロイソペンチル、パーフルオロヘキサン、パールフオロヘキサ
    ン、塩化パーフルオロヘキシル、ヨウ化パーフルオロヘキシル、パーフルオロヘ
    プタン、臭化パーフルオロヘプチル、ヨウ化パーフルオロヘプチル、パーフルオ
    ロ−1,2−ジメチルシクロヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロオ
    クタン、臭化パーフルオロオクチル、ヨウ化パーフルオロオクチル、パーフルオ
    ロノナン、臭化パーフルオロノニルおよびパーフルオロデカリンからなる群から
    選択されるものである、請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 上記の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が、ヨウ化パーフルオロブチル、
    ヨウ化パーフルオロイソペンチル、パーフルオロヘキサン、パールフオロヘキサ
    ン、塩化パーフルオロヘキシル、ヨウ化パーフルオロヘキシル、パーフルオロヘ
    プタン、臭化パーフルオロヘプチル、ヨウ化パーフルオロヘプチル、パーフルオ
    ロ−1,2−ジメチルシクロヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロオ
    クタン、臭化パーフルオロオクチル、ヨウ化パーフルオロオクチル、パーフルオ
    ロノナン、臭化パーフルオロノニルおよびパーフルオロデカリンからなる群から
    選択されるものである、請求項2に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 上記の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が、ヨウ化パーフルオロブチル、
    ヨウ化パーフルオロイソペンチル、パーフルオロヘキサン、パールフオロヘキサ
    ン、塩化パーフルオロヘキシル、ヨウ化パーフルオロヘキシル、パーフルオロヘ
    プタン、臭化パーフルオロヘプチル、ヨウ化パーフルオロヘプチル、パーフルオ
    ロ−1,2−ジメチルシクロヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロオ
    クタン、臭化パーフルオロオクチル、ヨウ化パーフルオロオクチル、パーフルオ
    ロノナン、臭化パーフルオロノニル、パーフルオロデカリンからなる群から選択
    されるものである、請求項3記載の組成物。
  10. 【請求項10】 上記の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が、ヨウ化パーフルオロブチル、
    ヨウ化パーフルオロイソペンチル、パーフルオロヘキサン、パールフオロヘキサ
    ン、塩化パーフルオロヘキシル、ヨウ化パーフルオロヘキシル、パーフルオロヘ
    プタン、臭化パーフルオロヘプチル、ヨウ化パーフルオロヘプチル、パーフルオ
    ロ−1,2−ジメチルシクロヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロオ
    クタン、臭化パーフルオロオクチル、ヨウ化パーフルオロオクチル、パーフルオ
    ロノナン、臭化パーフルオロノニルおよびパーフルオロデカリンからなる群から
    選択されるものである、請求項4に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 上記の(ハロ)ポリフルオロアルキル化合物が、ヨウ化パーフルオロブチル、
    ヨウ化パーフルオロイソペンチル、パーフルオロヘキサン、パールフオロヘキサ
    ン、塩化パーフルオロヘキシル、ヨウ化パーフルオロヘキシル、パーフルオロヘ
    プタン、臭化パーフルオロヘプチル、ヨウ化パーフルオロヘプチル、パーフルオ
    ロ−1,2−ジメチルシクロヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロオ
    クタン、臭化パーフルオロオクチル、ヨウ化パーフルオロオクチル、パーフルオ
    ロノナン、臭化パーフルオロノニルおよびパーフルオロデカリンからなる群から
    選択されるものである、請求項6に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 加熱基体を蒸気状態にある請求項1の組成物と接触させることを含んでなり、
    上記基体が≧400℃の温度である、基体上にフッ素ドープ酸化スズ膜を作製す
    る方法。
  13. 【請求項13】 加熱基体を蒸気状態にある請求項2の組成物と接触させることを含んでなり、
    上記基体が≧400℃の温度である、基体上にフッ素ドープ酸化スズ膜を作製す
    る方法。
  14. 【請求項14】 加熱基体を蒸気状態にある請求項3の組成物と接触させることを含んでなり、
    上記基体が≧400℃の温度である、基体上にフッ素ドープ酸化スズ膜を作製す
    る方法。
  15. 【請求項15】 請求項12の方法に従って作製されたフッ素ドープ酸化スズ膜
  16. 【請求項16】 請求項13の方法に従って作製されたフッ素ドープ酸化スズ膜
  17. 【請求項17】 請求項14の方法に従って作製されたフッ素ドープ酸化スズ膜
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