JP2002520246A - 耕土からの硝酸塩流出の減少 - Google Patents

耕土からの硝酸塩流出の減少

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JP2002520246A
JP2002520246A JP2000559067A JP2000559067A JP2002520246A JP 2002520246 A JP2002520246 A JP 2002520246A JP 2000559067 A JP2000559067 A JP 2000559067A JP 2000559067 A JP2000559067 A JP 2000559067A JP 2002520246 A JP2002520246 A JP 2002520246A
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fatty
carbon atoms
soil
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ベッティナ・コップ−ホルトヴィーシェ
ドリス・ベル
シュテファン・フォン・タパヴィツァ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G3/00Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity
    • C05G3/70Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity for affecting wettability, e.g. drying agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G3/00Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity
    • C05G3/50Surfactants; Emulsifiers

Abstract

(57)【要約】 本発明は、散水および/または散水の際の黄土の植物の根の領域から硝酸塩が浸出するのを防止する添加剤として土壌表面に適用することによる、水溶性o/w型のアルキル(オリゴ)グリコシドコンパウンド(APG)からなるタイプの生態学的に適合性の界面活性剤コンパウンドの使用に関する。好適には、APGが、親油性飽和および/またはオレフィン性不飽和炭化水素基、ならびに脂肪構造を有する好気的性または嫌気的分解性有機化合物と一緒に、土壌に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、生態学的に安全な界面活性剤コンパウンドの使用に関する。
【0002】 (従来の技術) 一般に、窒素の適切な供給が、植物栄養および栽培に非常に重要であることが
知られている。使用条件において水に可溶性および/または不溶性の窒素化合物
は、有機および無機肥料の一般的な成分である。農業、林業、田園や園芸の管理
のような関連する全ての分野において、特に、窒素系の成長促進剤が耕土に対し
大量に採用されている。
【0003】 現在使用されている種々の窒素肥料の重要性および機能に関する情報は、関連
する化学文献、例えば「Agrarwirtschaft」、Grundstufe 1、Fachtheorie fuer
Bodenkunde、Chemie, Pflanzenernaehrung u.a., BLV Verlagsgesellschaft Mue
nchen, Landwirtschaftsverlag Muenster-Hiltrup、特にp.110〜113、サブチャ
プター3.1.3「Stickstoffduengemittel(Nitrogen Fertilizers)」、ならびにG
ARTENBAULICHE BERUFSSCHULE、第1巻、Gurndwissen des Gaertners, Verlag Eug
en Ulmer, Stuttgart、第7版、特にp.216〜219、サブチャプター「Stickstoffdu
enger(Nitrogen Fertilizers)」およびその引用文中のp.218の関連する表39に見
い出される。大部分の植物種は、主として、容易に水に溶解する(易水溶性)硝
酸イオン(NO3 )の形態で窒素を吸収する。他の易水溶性または低水溶性の組
成物は、耕土に導入された後に、特に細菌集団によって開始される複雑な硝化プ
ロセスを受け、それによって、最終的に全ての形態の窒素が、耕土の中で、ニト
レートまたは硝酸塩(しばしば、硝酸カリウム)に変換される。この容易溶解性
形態の窒素は、植物成長に非常に重要であるが、植物の根の領域から、耕土のよ
り深い層、最終的には地下水への硝酸塩の流出という問題も有する。既に深刻な
環境汚染となっており、従って望ましくないこのプロセスは、植物成長に重要な
植物の根の領域への降水や、灌漑の必然的結果である。
【0004】 本発明の開示は、以下に記載のごとく、選択された生態学的に安全な界面活性
剤成分を、好適には以下に記載の他の成分と共に混合して耕土内に導入すると、
植物の根の領域からの硝酸塩の流出を著しく減少することができるという、驚く
べき知見に基づく。本発明を詳細に開示する前に、先の未公開特許出願の技術的
開示を参照する。
【0005】 先の未公開ドイツ特許出願第197 01 127.6号は、植物成長促進用に使用される
低発泡性の界面活性剤濃縮物を開示している。特にこの特許出願は、高濃縮形態
の低発泡性湿潤剤を開示し、この湿潤剤の形態は、散水の間に、植物の根の中お
よび周囲において水の浸透および拡散を増強させることができるような流動性で
流出性の水性界面活性剤ベース濃縮物の形態である。低発泡性湿潤剤は、生態学
的に安全な界面活性剤成分として、o/w型のアルキル(ポリ)グリコシド(以下
、「APG」とも称する)を含むと共に、このAPGとの混合物の形態で、オレフィン
性不飽和脂肪アルコールおよび所望により脂肪酸と多価アルコールとの部分エス
テルを、消泡剤/脱泡剤として含み、さらに、低水溶性のアルコールを粘度調節
剤として含有する。
【0006】 本発明の好適な一具体例によれば、以下に説明するように、付加的な改善に関
する技術的開示は、上記ドイツ特許出願の原理を利用しており、このドイツ特許
出願の開示をもって、本発明の開示とする。
【0007】 上記ドイツ特許出願の技術的開示は、所定領域の地面、特に植物が密集してい
るような領域の地面に散水するような、表面的には簡単な散水方法が、著しく困
難となる問題がある。例えば、このような領域として、歩行および/または自動
車の往来に部分的に曝される芝生の領域があり、そこでは定期的な散水にもかか
わらず比較的狭い芝生領域や、比較的広い芝生の領域でさえ乾燥しうる。これら
の領域を散水しようと試みた場合に、水は地面に深く浸透せず、特に、芝生の根
の領域に浸透しない。その結果、芝生領域の植物は、過乾燥によって、栄養不足
になったり、根の生育が不良になったり、発育不全となる。耕土、特に植物の根
の領域への、水性相のより良好な拡散は、散水に使用される水の中に湿潤剤の性
質を有する補助剤を使用することによってなしうる。前記したドイツ特許出願の
開示によれば、界面活性助剤は、種々の分野において大規模に使用されているこ
とが既知のo/w型のAPGであると記載されている。APGは、洗剤、特に洗濯洗剤用
の界面活性助剤として使用される。
【0008】 前記ドイツ特許出願の開示は、APGをベースとする水性湿潤剤が、耕土灌漑に
おいて植物成長を刺激する有効な湿潤剤でもあるという知見に基づいている。し
かし、これに関し、解決すべき次のような課題が残されている。前記タイプのAP
G系非イオン性界面活性剤は、水性組成物において、特に高い発泡性を特徴とす
る。洗剤に使用する場合に、これは一般に消費者に歓迎される。しかし、本発明
が関係する適用分野においては、これは好ましくないだけでなく、明らかに不利
である。一般的な制泡剤が洗剤の分野において既知であるが、本発明が関係する
用途、即ち健全な植物成長には適していない。前記ドイツ特許出願の開示技術で
は、植物成長を阻害せずに実際にはむしろ促進するように選択した、脱泡剤また
は制泡剤を、APG系界面活性剤成分と共に使用している。選択された脱泡剤は、
前記したようた脂肪アルコールおよび/または脂肪酸と低級多価アルコールとの
部分エステルである。
【0009】 前記ドイツ特許出願に関する、他の課題は、前記多成分混合物を、水で簡単に
希釈しうるような濃縮物の形態で製造することであり、また、当該濃縮物は、常
温でも、確実に、充分な「分割性」を示す必要があった。前記ドイツ特許出願に
よる技術的解決策は、o/w型のAPGを含むと共に、前記タイプの選択された制泡剤
および水性濃縮物中の粘度を調節するための所定量の低水溶性アルコールを含有
する前記多成分混合物を提供することであった。
【0010】 以下に説明する、本発明の付加的な改善は、以下の知見に基づく。すなわち前
記タイプのAPGをベースとする湿潤剤は、土壌構造、従って特に、植物根の領域
への水分の浸透を促進するだけでなく、耕土に導入される多成分水性混合物およ
び/または地面よりも上方の植物部分に適用される多成分水性混合物は、硝酸塩
の地下水への望ましくない流出の問題解決を促進するような驚くべき作用をも示
すことが判明した。
【0011】 (発明の開示) したがって本発明は、o/w型の水溶性アルキル(オリゴ)グリコシド(APG)を
含んでなる、生態学的に安全な界面活性剤コンパウンドについての、 耕土表面への導入によって、降雨および/または散水の際に、耕土における植
物の根の領域から硝酸塩(ニトレート)が流出することをコントロールするため
の助剤としての使用を提供する。
【0012】 APG 本発明に使用されるタイプのAPGは、生態学的に安全な界面活性剤成分であり
、本発明の好適な一具体例によれば、通常の使用条件、特に通常の使用条件下に
遭遇する温度においてo/w型の界面活性剤成分であって、水と混合した際に、上
記温度範囲で流動する水不溶性有機成分がo/w型組成物の形態に変換するような
界面活性剤成分である。
【0013】 本発明の適用分野によれば、APG(特に、このような界面活性剤成分の水性組
成物)を、窒素含有無機肥料および/または有機肥料の導入時期と異なる時期お
よび/または同時期に、耕土表面または耕土内に導入することができる。本発明
の好適な実施態様においては、APGまたはその水性組成物を、土壌微生物集団の
増殖促進用、特に対応する生理的寄生菌の強化用の有機的結合炭素含有炭素源を
導入する時期と、異なる時期におよび/または好適には同時期に導入することが
できる。以下に詳細に説明するように、特に好適な炭素源は、脂肪構造の親油性
飽和および/またはオレフィン性不飽和炭化水素基を有し、前記o/wエマルジョ
ンおよび/または分散物の形態でAPGと一緒に耕土に導入される、好気的および
嫌気的分解性有機化合物である。本発明の1つの特に重要な実施態様においては
、APGを耕土(特に、耕土の上層)に、脂肪アルコールおよび/または脂肪酸と
低級多価アルコールとの部分エステルと共に混合した形態、特に水性組成物の形
態で適用する。これらの特定の実施態様について詳しく説明する前に、使用する
のが好適な多成分混合物の個々の成分を以下に詳細に記載する。
【0014】 o/w型のAPG APG、特に本発明に使用されるタイプのAPGに関し、その製造および特性につい
ての詳細な化学情報および文献、例えば、Hillらの著作、「Alkyl Polyglycosid
es」、VCH-Verlagsgesellschaft mbH, Weinheim 1997を参照されたし。EP 02305
98B1の開示も、APGの製造および特性についての詳細な情報を提供する。
【0015】 本発明の目的に好適なAPGは、アルキル(オリゴ)グルコシドであって、その
アルキル基が少なくとも主として直鎖脂肪アルコールから誘導されるアルキル(
オリゴ)グルコシドが、少なくとも部分的に、特に少なくとも主として使用され
ることを特徴とする。この種の化合物またはそのコンパウンドは、界面活性剤と
して、広範囲な用途に使用されている。界面活性剤が工業的規模で使用されるに
は、多くのファクターが重要である。APGをベースとする湿潤剤は、天然物質だ
けに基づきうることが知られている。APGをベースとする湿潤剤は、脂肪アルコ
ールと、単糖類、少糖類および/または多糖類との反応生成物として得られる。
多糖類および/または高級少糖類を、脂肪アルコールと一緒に使用する場合、必
要とされるAPGが形成される前、酸触媒反応の間に、加水分解および/またはア
ルコール分解によって先ず解重合が開始される。APGの形成に好適な糖成分は、
グルコースおよび対応するオリゴ−およびポリグルコースである。しかし、他の
好適な反応物は、マンノース、ガラクトース、アラビノースおよび他の匹敵しう
るモノ−、オリゴ−および/またはポリグリコシドをベースとする糖類である。
【0016】 本発明の目的に好適なタイプのAPGは、式:RO(G)xで示されるアルキルグリ
コシドが例示される。式中、Rは、一級直鎖で、少なくともC、好適にはC〜C 24 、より好適にはC〜C18脂肪族炭化水素基である。Gは、炭素数5または6の
グリコース単位(好適にはグルコース単位)である。オリゴマー化度xは、モノ
グリコシドおよびオリゴグリコシドの分布を示し、通常1〜10、例えば約1.2〜5
、好適には1.2〜4、より好適には1.2〜2の数値である。
【0017】 o/w型のAPGは、o/w型エマルジョンを形成可能な前記タイプの界面活性剤成分
であって、比較的高いHLB価を有することが知られており、そのHLB価は、7を超
える値、好適には8または9を超える値、特に10〜18である。
【0018】 脂肪アルコール 前記したように、脂肪アルコールは、本発明の多成分混合物中の一成分として
使用され、重要な多機能を示す。一方において、脂肪アルコールは、水希釈組成
物において、多成分混合物の実際の適用において制泡剤として有効であり、他方
において、脂肪アルコールは、微生物の増殖、および特に、耕土、特に植物の根
の付近に使用した際の有機栄養微生物の増殖を促進する炭素源として機能する。
脂肪アルコールは、自然プロセスによって、好気的および嫌気的に分解しうる。
本発明によれば、有機系栄養による生物増殖に重要な炭素源として、脂肪アルコ
ールは、それらの分子構造中に脂肪構造の親油性炭化水素基、従って比較的高濃
度のエネルギー供与CH基を有する。
【0019】 本発明によれば、多成分混合物中の好適な脂肪アルコールは、分子中の少なく
とも6〜8個の炭素原子を特徴とし、10〜28個の炭素原子を有するモノオレフィン
性および/またはポリオレフィン性不飽和脂肪アルコール、特に12〜24個の炭素
原子を有する対応する脂肪アルコールが好適である。好適な脂肪アルコールの選
択における他の好適なパラメーターは、多成分混合物中の脂肪アルコール成分の
凝固点範囲である。20℃またはそれ以下、特に10〜15℃またはそれ以下の凝固点
範囲を有する対応する成分が好適である。
【0020】 本発明によれば、本明細書に記載するタイプの天然物質をベースとする脂肪ア
ルコールを使用するのが好適であるが、本発明は、そのような脂肪アルコールに
限定されるわけではない。分岐鎖を有する場合もある合成脂肪アルコールも、本
発明に好適な混合成分である。特に、アルコール成分の凝固点範囲の指定は、こ
のように影響される。
【0021】 脂肪酸部分エステル 前記した脂肪アルコールに加え、そして/または前記脂肪アルコールに代えて
、脂肪酸部分エステル、特に一価の低級アルコールの脂肪酸部分エステルも、本
発明にとって、重要な混合成分になりうる。多価の低級アルコールの場合は、2
〜6個の炭素原子、特に3〜5個の炭素原子を有する対応する化合物が好適である
。これに関し、単に天然物質として容易に入手できるという理由から、対応する
グリセロール部分エステルが特に重要である。そのようなタイプの部分エステル
の脂肪酸は、一般に、10〜24個の炭素原子を有する対応する化合物であり、対応
するC12〜20モノカルボン酸が特に好適である。そのようなタイプの脂肪酸が、
自然源からの出発物質として大規模に商業的に入手しうることが知られている。
この場合も、モノオレフィン性および/またはポリオレフィン性不飽和脂肪酸を
使用することが特に有利である。特に好適なタイプの当該活性物質は、グリセロ
ールとオレフィン性不飽和C16/18モノカルボン酸との部分エステルであり、対応
するモノエステルが特に重要である。工業的に広く入手しうるこの種の脂肪酸エ
ステルはグリセロールモノオレエートである。
【0022】 前記した脂肪アルコールと同様に、本明細書に記載の構造を有する脂肪酸エス
テルも、自然プロセスによって土壌中で好気的および嫌気的に分解することがで
きる。脂肪酸エステルは、植物の根のすぐ付近における微生物の有機系栄養によ
る生物増殖の重要な炭素源でもある。脂肪酸エステルの使用は、土壌微生物の増
殖を促進することによって植物の成長をも間接的に向上させる。
【0023】 脂肪アルコールと脂肪酸部分エステルとの組み合わせ 本発明によれば、脂肪アルコールのみ、または脂肪酸部分エステルのみを、AP
Gと一緒に混合成分として使用することができる。しかし、1つの実施態様は、脂
肪アルコールと脂肪酸部分エステルとの組み合わせを使用することを特徴とする
。好適な混合比は、無水成分に対する重量部に基づいて、約1:1〜1:10である
。脂肪アルコールおよび脂肪酸部分エステルは、好適には1:1〜1:5、より好適
には1:1〜1:3の比率(無水成分に対する重量部に基づく)で混合する。
【0024】 APGの用量 本発明に使用される多成分混合物において、APGの用量は、脂肪アルコールお
よび/または部分エステルの重量と、少なくとも実質的に等しく、(APG):(
脂肪アルコールおよび/または部分エステル)の混合比は、1:1〜5:1、好適に
は1:1〜3:1、より好適には1.5〜2.5:1(重量部、無水混合物成分を基準)で
ある。これらの数値は、無水混合物成分に対する混合物の重量部を表す。
【0025】 しかし、本発明は、過剰のAPG成分の使用に限定されない。制泡剤として使用
される、対応する過剰の脂肪アルコールおよび/または脂肪酸部分エステルとの
混合物も、本発明に含まれる。
【0026】 前記したドイツ特許出願第19701127.6号によれば、本発明に関するタイプの多
成分混合物は一般に、流動性の水性濃縮物の形態で市販され、消費者に供給され
ている。次に、使用者は、土壌および植物に多成分混合物を供給するために、そ
の濃縮物を必要に応じて水でさらに希釈する。多成分混合物を、水で容易に希釈
しうる濃縮物の形態に製造するために、常温においてさえそれの充分な「分割性
」を確実なものにしなければならない。前記ドイツ特許出願の開示は、水性APG
濃縮物を、前記した脂肪アルコールおよび/または部分エステルベース制泡剤/
脱泡剤と、混合した場合に、増粘ゲル、即ち容易に流動しないゲルが容易に形成
されることを明らかにしている。従って、前記ドイツ特許出願において、所定量
の低級一価アルコール、特に所定量のエタノールを添加することによって、室温
においてさえ流動性および流出性を確実なものにすることが提案されている。同
じことが、本発明に使用されるこれらの混合物についても当てはまる。好適な低
級一価アルコールは、4個までの炭素原子を有する対応するものである。
【0027】 1つの重要な実施態様において、本発明は、多成分混合物中の前記成分に加え
て、室温において流動性の低級一価アルコール、特に低級多価アルコールを、混
合成分として使用する。従って、多成分混合物に関し、これらの多価アルコール
も重要な多機能を有する。比較的高い沸点を有する液体混合物成分として、それ
らは、濃縮物の取り扱い、および濃縮物の分割性に特に必要とされる流動性を促
進し、一方で、これらの成分は、耕土への導入後に、特に根茎領域および/また
は微小地下茎領域において、微生物増殖用の付加的な炭素源の形態の栄養分とし
て機能する。好適な多価アルコールは、2〜6個の炭素原子、好適には2〜4個の炭
素原子を有する対応するものであり、グリセロールおよび/またはグリコールが
特に重要である。当該成分の水中での高溶解性も、多成分混合物の実際の適用に
有効である。当該混合成分の好適な量は、一般に最大で30〜35重量%、好適には
最大で20〜25重量%、より好適には5〜15重量%である(処理される耕土領域に
適用するために後に水で希釈される前記濃縮物の形態の多成分混合物に基づく重
量%)。
【0028】 テルペンアルコール 混合物中の一成分として先に記載した不飽和脂肪アルコールに加えてまたはそ
れの代わりに、オレフィン性不飽和テルペンアルコールも、制泡剤/脱泡剤とし
て好適である。テルペンアルコールは、炭素原子10〜40個を有し植物に由来する
非環式または、単環式、二環式または三環式ポリオレフィン性不飽和アルコール
である。テルペンアルコールは、それらの天然混合物の形態で、制泡剤/脱泡剤
として使用するのが好適である。特に好適な例は、RoemppのChemielexikon、第3
451頁、第4巻、第9版、1991年に記載されているα−およびβ−テルピネオール
、α−フェンチルアルコール、ボルネオールおよびイソボルネオールのような種
々のテルピノールの混合物であるパイン油である。パイン油はさらに、少量の他
の非アルコール系化合物、例えば、樟脳、アネトールおよびエストラゴールも含
有する。パイン油は、種々のマツ種からの樹脂分を含む根株および樹根を、ホワ
イトスピリットまたはクロロホルムによって抽出し、次いで分別蒸留することに
よって得られる。
【0029】 脱泡剤の用量 前記したように、脱泡剤成分は一般に、活性物質量を基準に、APG成分よりも
少ない量で存在する。脱泡剤成分がかなり少ない量で使用される混合物が好適で
ある。従って、脱泡剤含有量が約10〜25重量%、好適には約15〜20重量%である
多成分濃縮物が、本発明の目的に適している。
【0030】 粘度調節剤の用量 粘度調節剤として使用される水溶性の低級一価アルコールに関し、そのタイプ
および量は、前記した主成分、所望により使用される水溶性の低級多価アルコー
ル、および多成分混合物中に存在する水の合計量に従い、決定される。少なくと
も約5〜7重量%を下限とし、12〜25重量%を上限として、粘度調節剤を添加する
のが特に好適である。約5〜20重量%、特に10〜15重量%のエタノールの添加が
一般に、室温においてさえ所望の流動性および流出性が得られるのに充分な効果
を奏する。
【0031】 含水量 多成分濃縮物中の含水量は、一般に最大で約50重量%であり、好適な実施態様
においては、それよりも低い値である。従って、約30〜45%の最大値が、多成分
混合物中の含水量として特に好適である。一般に、多成分混合物中の含水量はこ
れよりもかなり低く、例えば10〜20重量%、好適には10〜15重量%である。
【0032】 多成分混合物の用量 実際には、本発明の界面活性剤含有多成分混合物は、処理される耕土に対し、
当該APG含有多成分混合物が少なくとも約0.5〜1g/m2、好適には少なくとも約3〜
5g/m2(無水の混合物として算出)の量で当該耕土上または耕土内に導入される
ように、水希釈形態で、適用される。多成分混合物の用量の好適な上限は、25〜
30g/m2(無水の混合物として算出)であるが、より多くの量、例えば40g/m2まで
、さらに50g/m2までの量も、本発明の重要な実施態様である。
【0033】 多成分混合物の適用方法 本発明の界面活性剤含有多成分組成物は、特に成長段階の間に、1年につき1回
または数回、適用することができる。特に、本発明の多成分混合物の選択される
適用時期は、具体的な土壌への施肥法のタイプおよび施肥量に調和させる。本発
明の多成分組成物の使用による望ましくない硝酸塩流出の防止方法は、当業者の
一般的知識に基づいて、個々の場合において、流出する硝酸塩の量によって特に
影響されることが理解される。本発明が基づく技術的メカニズムに関して明確な
説明がまだなされていないが、本発明によって導入される界面活性剤ベース多成
分混合物の作用下に、土壌上層構造において、水溶性硝酸塩成分が水平方向に拡
散して微細に分布することが、所望のプラスの効果に寄与するものと考えられる
【0034】 (実施例) 以下の実施例において、比較試験を行い、農業用耕土からの硝酸塩流出に関す
る水溶液の溶出挙動を、同じ作業条件下に評価し、その試験の結果を示す。
【0035】 「Magic Wet」の登録商標でHenkel KGaAによって市販される製品の水性組成物
を、本発明のo/w型APGコンパウンドとして使用する。Magic Wetは、水性濃縮物
形態のo/w型界面活性剤APGコンパウンドの他に、粘度調節剤と共に、脂肪アルコ
ールおよび脂肪酸部分エステルから選択される制泡剤を含有する前記したタイプ
の多成分混合物である。
【0036】 比較試験において、種々のAPG濃度を有する水性APG組成物を用いることを除き
、同じ作業条件下に実施して、硝酸塩流出に関し、水性APG組成物の流出挙動を
評価した。また比較試験では、流出液として、APGを含まない水道水を使用した
【0037】 さらなる2つの試験は、水性流出液として、一方では、市販の液体肥料の水性
組成物、他方では、同様な組成でMagic Wetをさらに含有する水性組成物を使用
した。使用した液体肥料は、6:4:4のN:P2O5:K2Oの比率を有するSubstral(
登録商標)である。この液体肥料は、3重量%の水性組成物の形態で試験に使用
した。
【0038】 以下の手順を使用した。 新たに入手した湿潤農業用黄土を、乳鉢で均一にし、5mmメッシュの篩に通し
てふるい分けした。使用した黄土は、以前の履歴から、窒素、特に可溶性硝酸塩
を含有する。使用した黄土は、86.5重量%の乾燥重量を有する。50gの湿潤黄土
を、長さ10cmのガラスフリット(スタンドに垂直状態で固定)に導入した。なお
、使用した各試験用溶液は、各ガラスフリットに、その上方から、滴下または注
入した。蓄積した流出液を、ガラスフリットの下から回収した。
【0039】 各ガラスフリットに、その上方から、1 mlの試験用溶液を滴下すると共に、5
mlの水または多成分溶液を注入した。5〜10分以内に、この容量の液体がガラス
フリット中の黄土に浸透して吸収された。
【0040】 次に、水5 mlを、ガラスフリットの上部に適用して流出させ、次の流出処理を
行った。流出液を集め、集めた流出液の量、および流出液中の硝酸塩濃度( mg/
l)を求めた。
【0041】 以下の比較例1および実施例2〜6における一連の試験は、種々の試験時間で3回
繰り返す。第一系統の試験は、所定のガラスフリットに入れた黄土に対し使用し
た試験用溶液を適用および分布させた直後に、液体の流出を測定する。第二系統
の試験は、所定の試験用溶液の適用および導入から7日後に実施する。最後に、
第三系統の試験は、試験用溶液の黄土への導入と、その後の流出との期間を、14
日間に延長する。
【0042】 詳細は、次の通りである。 比較例1: ブランクテスト:純粋な水道水を試験用溶液として使用。 実施例2: 1.25重量%のMagic Wet水溶液を試験用溶液として使用。 実施例3: 2.5重量%のMagic Wet水溶液を試験用溶液として使用。 実施例4: 5.0重量%のMagic Wet水溶液を試験用溶液として使用。 実施例5: 3重量%のSubstral水溶液を試験用溶液として使用。 実施例6: 1.25重量%のMagic Wetを含有する、上記Substral水溶液を試験用
溶液として使用。
【0043】 比較例1および実施例2〜4においては、試験される所定の黄土のサンプルに、
追加の窒素を導入しないが、実施例5および6は、50mgの黄土に対して9mgの窒素
を添加する。
【0044】 第一系統の測定においては、流出挙動を、0日、7日および14日後に mlで測定
して、以下の結果を得た:
【表1】
【0045】 所定の試験用溶液の適用直後、流出水の容量、即ち黄土の保水性は、実施例2
〜6が、比較例1よりもわずかに高い。7日後および14日後は、この効果が顕著で
ない。
【0046】 表1のデータによって得られる流出液において、各事例において、流出した有
効硝酸塩含有量を分析によって測定した。下記表2は、表1と同じ順序で得た結果
をまとめた。
【表2】
【0047】 以上の結果を比較すると、流出水によって流出した硝酸塩の量は、Magic Wet
の添加によって顕著に減少することがわかる。例えば、硝酸塩の流出は、比較例
1(0日後)の対照サンプル0.2mgから、0.0065mgに減少し、従って、1.25重量%
のMagic Wetの使用によって当初の硝酸塩流出の32%に減少する。この効果は、
より多量のMagic Wetを使用することによってさらに増加し、例えば、2.5重量%
のMagic Wet溶液を使用することによって、当初の硝酸塩流出の6.5%に減少する
【0048】 液体肥料によって追加的に導入された窒素(50gの黄土に対して9mgのN、30.6m
gのNO3に相当)も、多成分混合物中へのMagic Wetの使用によってかなりの程度
で黄土中に保持される(実施例5および6の数値データを比較されたし)。
【0049】 実施例7 別の形式で、流出試験を行い、種々の肥料の窒素放出特性を実験し、流出の減
少に対する本発明の混合物の有効性を試験した。この目的のため、土壌をブロッ
ク(カラム)形態で農地からほぼそのままの状態で採取し、これを、砂利の排水
層と共に、長さ1メートルのライシメーター(浸漏計)内に入れて、地中に保存
した。土壌は、軽量土(light soil)(sl=砂質ローム)として分類された。従
来品である2つの粒状肥料(ニトロチョークおよびFloranid Master)を使用し
た。両者に関し、使用した量は、1ヘクタール当たり、純粋窒素200kgであった。
各変法を数回繰り返した。「Magic Wet」の商品名で出願人によって市販されて
いる、本発明の混合物を2 g/m2(20 kg/ha)の量で、その量の10倍の水と一緒に
適用した。天然窒素分を有する、施肥していないカラム形態の土壌を、対照とし
て使用した。全試験期間中、容器を自然の天候条件に曝露した。昼および夜の温
度はそれぞれ、15〜25℃および14〜18℃であった。試験の初めに、肥料および/
または本発明の試験物質を、土壌カラムの表面に適用し、注水した。これは、1
週間当たり4mmの降水量を模したものである。排水を集めた。試験開始から10日
、20日および30日後に、硝酸塩に関して排水を分析し(流動注入分析)(flow i
njection analysis)、平均硝酸塩放出量を測定した。
【0050】 ニトロチョーク施肥ブロック/カラムの排水は、Floranid Master施肥ブロッ
ク/カラムおよび非施肥カラムよりも著しく高い硝酸塩含有量を有していた(表
3)。
【0051】 いずれにしても、本発明の「Magic Wet」混合物の単独適用が、排水中の硝酸
塩レベルを顕著に減少させた。例えば、Floranid Masterを施肥したブロック/
カラムの硝酸塩流出量は、NO3 58 mg/l〜 NO345mg/lに減少した。
【0052】
【表3】
【0053】 以上の試験に用いた試験材料は、自然状態の農業用土壌である。したがって、
本発明の混合物は、農業用地における硝酸塩の流出を減少できることが、判明し
た。これは、一方で、地下水をさらなる硝酸塩汚染から保護でき、他方で、栽培
される植物の根の領域に高価格の肥料を保持し、より効果的な肥料の使用に寄与
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CN,HU,ID,IN,JP,KR,MX,NO ,NZ,PL,RU,SG,TR,UA,US,VN, ZA (72)発明者 ドリス・ベル ドイツ連邦共和国デー−40215デュッセル ドルフ、キルヒフェルトシュトラーセ104 番 (72)発明者 シュテファン・フォン・タパヴィツァ ドイツ連邦共和国デー−40699エルクラー ト、トマス−マン−シュトラーセ12番 Fターム(参考) 4H061 AA01 BB02 DD15 EE70 LL02 LL26 LL30

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 o/w型の水溶性アルキル(オリゴ)グリコシド(APG)を含ん
    でなる、生態学的に安全な界面活性剤コンパウンドについての、 耕土表面への導入によって、降雨および/または散水の際に、耕土における植
    物の根の領域から硝酸塩が流出することをコントロールするための助剤としての
    使用。
  2. 【請求項2】 APGを、窒素含有無機肥料および/または有機肥料の導入時
    期と異なる時期および/または同時期に、耕土表面または耕土内に導入する請求
    項1記載の使用。
  3. 【請求項3】 APGを、土壌微生物集団の増殖促進用、特に対応する生理的
    寄生菌の強化用としての有機的結合炭素含有炭素源を導入する時期と、異なる時
    期におよび/または好適には同時期に導入する請求項1または2記載の使用。
  4. 【請求項4】 APGと炭素源との水性組成物を、耕土表面に導入する請求項1
    〜3のいずれか1つに記載の使用。
  5. 【請求項5】 APGを耕土に、親油性飽和および/またはオレフィン性不飽
    和の脂肪系炭化水素基を有する、好気分解性および嫌気分解性の有機化合物と一
    緒に導入する請求項1〜4のいずれか1つに記載の使用。
  6. 【請求項6】 APGを耕土に、脂肪アルコールおよび/または脂肪酸と低級
    多価アルコールとの部分エステルと共に混合した形態、特に水性組成物の形態で
    適用する請求項1〜5のいずれか1つに記載の使用。
  7. 【請求項7】 APGは、少なくとも実質的に飽和した前留出物C8〜14脂肪ア
    ルコールをベースとし、好適には、APG分子構造において、少なくとも主としてC 8/10 脂肪アルコールを含有する請求項1〜6のいずれか1つに記載の使用。
  8. 【請求項8】 APGとして、アルキルオリゴグルコシド、好適にはDP値1.2〜
    5およびHLB値10〜18を有するアルキルオリゴグルコシドを使用する請求項1〜7の
    いずれか1つに記載の使用。
  9. 【請求項9】 APGを含有する多成分混合物において、分子中に少なくとも6
    〜8個の炭素原子を有する脂肪アルコール、好適には10〜28個の炭素原子、特に1
    2〜24個の炭素原子を有するモノおよび/またはポリオレフィン性不飽和脂肪ア
    ルコールを使用する請求項1〜8のいずれか1つに記載の使用。
  10. 【請求項10】 20℃またはそれ以下、好適には10〜15℃またはそれ以下の
    凝固点範囲を有する脂肪アルコールを使用する請求項1〜9のいずれか1つに記載
    の使用。
  11. 【請求項11】 前記多成分混合物において、2〜6個の炭素原子、好適には
    3〜5個の炭素原子を有する多価アルコールの脂肪酸部分エステル、特にグリセロ
    ール部分エステルを使用する請求項1〜10のいずれか1つに記載の使用。
  12. 【請求項12】 前記脂肪酸部分エステルは、C10〜24脂肪酸、特にC12〜20 脂肪酸、好適にはモノオレフィン性および/またはポリオレフィン性の不飽和脂
    肪酸から誘導される請求項1〜11のいずれか1つに記載の使用。
  13. 【請求項13】 グリセロールとオレフィン性不飽和C16/18モノカルボン酸
    との部分エステル、特にグリセロールモノオレエートを使用する請求項1〜12の
    いずれか1つに記載の使用。
  14. 【請求項14】 脂肪アルコールおよび部分エステルおよび好適にはAPGは
    、天然原料をベースとする請求項1〜13のいずれか1つに記載の使用。
  15. 【請求項15】 脂肪アルコールおよび脂肪酸部分エステルは、これらを同
    時に使用する場合、1:1〜1:10、好適には1:1〜1:5、より好適には1:1〜1:
    3の混合比(無水成分の重量部)で使用する請求項1〜14のいずれか1つに記載の
    使用。
  16. 【請求項16】 APGの用量は、脂肪アルコールおよび/または部分エステ
    ルの重量と、少なくとも実質的に等しく、 (APG):(脂肪アルコールおよび/または部分エステル)の混合比は、1:1
    〜5:1、好適には1:1〜3:1、より好適には1.5〜2.5:1(重量部、無水混合物
    成分を基準)である請求項1〜15のいずれか1つに記載の使用。
  17. 【請求項17】 前記多成分混合物に対し、好適には2〜6個の炭素原子、よ
    り好適には2〜4個の炭素原子を有する低級多価アルコール、特にグリセロールお
    よび/またはグリコールを添加する請求項1〜16のいずれか1つに記載の使用。
  18. 【請求項18】 付加的な粘度調節剤として、好適には1〜4個の炭素原子を
    有する低級一価アルコール、特にエタノールを含有する多成分混合物の流動性濃
    縮物から得られる希釈水性組成物を使用する請求項1〜17のいずれか1つに記載の
    使用。
  19. 【請求項19】 APG含有多成分混合物を、水性エマルジョン/分散液の形
    態にて、無水混合物を基準に1〜50g/m2、好適には3〜40g/m2の量で、好適には微
    粒子噴霧によって適用する請求項1〜18のいずれか1つに記載の使用。
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