JP2002519143A - 吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料、その製造方法、及びかかる表面材料を有する吸収性使い捨て製品 - Google Patents

吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料、その製造方法、及びかかる表面材料を有する吸収性使い捨て製品

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JP2002519143A
JP2002519143A JP2000557782A JP2000557782A JP2002519143A JP 2002519143 A JP2002519143 A JP 2002519143A JP 2000557782 A JP2000557782 A JP 2000557782A JP 2000557782 A JP2000557782 A JP 2000557782A JP 2002519143 A JP2002519143 A JP 2002519143A
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ビョルン クリスチャンセン,
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エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー
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Abstract

(57)【要約】 本発明はおむつ、失禁パッド、衛生ナプキン、パンティライナーなどの吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料に関する。また、本発明はかかる表面材料の製造方法及びかかる表面材料を利用する吸収性使い捨て製品に関する。液体透過性表面材料(21)は多くの細孔(23,23′,23″)を微小スケールで持つ材料構造体(22)を含む。多くの細孔の各々は表面材料の平面において第1細孔横断面寸法(2a)、第2細孔横断面寸法(2b)、細孔横断面積及び細孔円周を有し、第2細孔横断面寸法(2b)が第1細孔横断面寸法(2a)に対して本質的に直角である。本発明によれば、吸収性製品における使用前に液体透過性表面材料(21)は液体通過時に低い圧力低下を得るために延伸工程に供される。延伸工程の結果として第1細孔横断面寸法(2a)は第2細孔横断面寸法(2b)よりかなり大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野: 本発明はおむつ、失禁パッド、衛生ナプキン、パンティライナーなどの吸収性
使い捨て製品のための液体透過性表面材料に関する。また、本発明はかかる表面
材料の製造方法及びかかる表面材料を利用する吸収性使い捨て製品に関する。
【0002】 従来技術: 様々なタイプの液体透過性表面材料が使用時に装着者の股領域に隣接するよう
に設計される吸収性使い捨て製品の表面上に使用するために既に知られている。
【0003】 一般的な液体透過性表面材料は様々な繊維材料及び不織布材料、有孔プラスチ
ックフィルム及びメッシュ材料である。
【0004】 吸収性使い捨て製品上の液体透過性表面材料は幾つかの機能を有する。
【0005】 一つの重要な機能は排出された体液が下にある吸収芯に迅速に通過できること
である。それ故、ある場合には液体透過性表面材料と吸収芯の間に分散層又は間
隔層が存在する。
【0006】 液体透過性材料のもう一つの重要な機能は装着者の皮膚に対して乾燥していて
快適に感じることである。この理由のため多くの液体透過性表面材料は一般に疎
水性である。
【0007】 液体透過性表面材料の第3の重要な機能は使用後であっても審美的に満足する
表面を与えることであり、それは下にある吸収芯によって吸収される排出された
体液を隠すことである。
【0008】 極めて薄い疎水性材料、例えばプラスチックメッシュは液体を迅速に通過させ
皮膚との接触のために乾燥した快適な表面を与えることに関する条件を満たすこ
とができるけれども、かかる材料は排出された体液を隠す機能をほとんど満たす
ことができない。
【0009】 それ故、吸収性使い捨て製品のための一般的な液体透過性表面材料は一般に極
めて密であり、それは液体が通過できる速度をある用途(例えば瞬間的に高い流
出量の尿が存在する失禁パッド)に対して不十分なレベルまで減少させることが
ある。
【0010】 この理由のため、とりわけ吸収性使い捨て製品は多量の体液が捕捉されること
ができかつ装着者の衣服を汚さないことを確実にするために吸収性使い捨て製品
の表面上に様々なタイプの突出するバリヤー手段などを与えられるようになり始
めた。
【0011】 液体が相対的に密な液体透過性表面材料をどのように通過するかを改良する別
の提案される方法は容量を作るために液体透過性表面材料の下に多孔質繊維詰綿
層を与えることである。多孔質詰綿層を導入する欠点はもちろんそれが追加コス
トを伴うことである。
【0012】 液体透過性表面材料を通る液体の移動をより有効にするために、孔サイズ勾配
又は親水性/疎水性勾配が液体透過性表面材料の下の多孔質詰綿の厚さを通して
作られるべきであることが提案されている。しかしながら、かかる解決策は実際
に行うことが難しい。
【0013】 発明の記述: 本発明の第1目的は使用時に装着者に隣接する吸収性使い捨て製品の表面上に
使用するための液体透過性表面材料を提供することであり、その表面材料は簡単
な製造方法によって得られることができ、それは不十分な液体透過に関する上述
の問題を避けると同時に下にある吸収芯に吸収される体液を隠すことができる。
【0014】 この目的は多くの細孔を微小スケールで持つ材料構造体を含む液体透過性表面
材料によって請求項1に従って達成される。細孔の各々は表面材料の平面におい
て第1細孔横断面寸法、第2細孔横断面寸法、細孔横断面積及び細孔円周を有し
、第2細孔横断面寸法が第1細孔横断面寸法に対して本質的に直角である。本発
明によれば、吸収性使い捨て製品における使用前、液体透過性表面材料は延伸工
程に供され、それによって第1細孔横断面寸法が前記延伸工程の結果として第2
細孔横断面寸法よりかなり大きくされる。
【0015】 “多くの細孔を微小スケールで持つ材料構造体”という用語は例えば不織布材
料を通常構成する繊維から形成される細孔を持つ材料構造体のタイプであるとこ
こでは理解される。この用語はせん孔、結合パターン、型押しなどによって形成
される肉眼で見ることができる“微小スケール”の細孔構造体をカバーしない。
用語“微小スケール”によって意味される細孔のサイズの表示は1μm−150
μmの範囲の細孔横断面寸法(外部細孔直径)を持つ細孔である。
【0016】 本発明の第2目的は不十分な液体通過に関する上述の問題を避けると同時に吸
収された体液を隠すための最適な能力を有する液体透過性表面材料を提供するこ
とである。
【0017】 この第2目的は延伸工程の結果として、液体透過性表面材料の細孔横断面積が
減少され、細孔円周が延伸工程前と比較して本質的に変わらないままに保持され
ることによって請求項2に従って達成される。
【0018】 本発明の第3目的は本発明による液体透過性表面材料の製造方法を提供するこ
とである。
【0019】 本発明のこの第3目的は多くの細孔を微小スケールで持つ材料構造体を有する
液体透過性材料ウエブを与えることを含む方法によって請求項6に従って達成さ
れる。多くの細孔の各々はそれによって第1細孔横断面寸法、第2細孔横断面寸
法、細孔横断面積及び細孔円周を持ち、第2細孔横断面寸法は第1細孔横断面寸
法に対して本質的に直角であり、材料ウエブは縦方向及び横方向を持つ。本発明
によれば材料ウエブは第1細孔横断面直径が第2細孔横断面直径よりかなり大き
くなるように前記縦方向又は前記横方向のいずれかに少なくとも20%張力下で
延伸工程に供され、その後得られた材料構造体は液体通過時に減少した圧力低下
を有する吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料を提供するために固定
される。
【0020】 本発明の第4目的は本発明による液体透過性表面材料を利用する吸収性使い捨
て製品を提供することである。
【0021】 本発明のこの第4目的は吸収性使い捨て製品が縦方向及び横方向を持ち、前部
分、後部分及びそれらの間の股部分を含むことによって請求項11に従って達成
される。また、使い捨て製品は使用時に装着者の皮膚に接触することを意図され
る前面材料、使用時に装着者の衣服と接触することを意図される後面材料、及び
前面材料と後面材料の間に横たわる吸収芯を含む。前面材料は少なくとも股部分
との関連において多くの細孔を微小スケールで持つ材料構造体を含む液体透過性
表面材料を含む。多くの細孔の各々は表面材料の平面において第1細孔横断面寸
法、第2細孔横断面寸法、細孔横断面積及び細孔円周を持ち、第2細孔横断面寸
法が第1細孔横断面寸法に対して本質的に直角である。本発明によれば液体透過
性表面材料は液体通過時に低い圧力低下を得るために吸収性使い捨て製品におけ
る使用前に延伸工程に供され、それによって第1細孔横断面寸法は前記延伸工程
の結果として第2細孔横断面寸法よりかなり大きくなる。
【0022】 本発明のさらなる目的はこの記載から明らかであり、一方さらなる目的を達成
できる特別な特徴は従属請求項に規定されている。
【0023】 図面の簡単な説明: 以下において、本発明は添付図面を参照してより詳細に記載されるだろう。 図1は本発明による液体透過性表面材料の製造のための原材料も含むことがで
きる従来の液体透過性表面材料を概略的にかつ微小スケールで大きく簡略化して
示す。 図2は本発明による方法に供される図1の原材料から生じる、本発明による液
体透過性表面材料を概略的にかつ微小スケールで大きく簡略化して示す。 図3は使用時に装着者の股領域に面することを意図される製品の面上に本発明
による液体透過性表面材料を利用する吸収性使い捨て製品の透視図を示す。
【0024】 好ましい例の詳細な記述 吸収構造体を通る流れに対する圧力低下(ΔP)は下記式を使用して一般に
計算されることができる: (1) ΔP=1/2ξ・ω 式中、ξは抵抗係数であり、ωは通過液体の流れの速度である。
【0025】 薄い層の材料、例えば吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料の場合
には、表面材料を通る圧力低下(ΔP)は下記式によって近似される: (2) ΔP≒2d 式中、dは液圧直径(hydraulic diameter)に関する。
【0026】 液圧直径dは下記式を使用して計算されることができる: (3) d=4A/S 式中、Aは平均横断面積であり、Sは材料の層における毛管/細孔の平均円周
である。
【0027】 従って液体透過性の薄い材料を通る圧力低下は下記式を使用して近似されるこ
とができるはずである: (4) ΔP≒8A/S この式は上の式(2)及び(3)から導かれることができる。
【0028】 実際にはこれは円周に関して大きな横断面積を持つ細孔/毛管を有する液体透
過性表面材料は高い圧力低下を与え、一方円周に関して小さな横断面積を持つ細
孔/毛管を有する液体透過性表面材料は低い圧力低下を与えることを意味する。 この事実に以下の二つの実施例によって示される。
【0029】実施例1 図1は従来の液体透過性表面材料11を概略的にかつ微小スケールで大きく簡
略化して示し、その材料は本発明による液体透過性表面材料のための原材料を含
むこともできる。
【0030】 従来の表面材料11は多くの貫通細孔13,13′,13″を含む材料構造体
12を含み、それらの細孔は図1に概略的に示された理想的な場合では表面材料
の平面において円形横断面を有する。
【0031】 材料構造体12における細孔13,13′,13″の表面材料の平面における
横断面積Aは下記式を使用して計算されることができる: (5) A=π・d/4 また円周Sは下記式を使用して計算されることができる: (6) S=π・d
【0032】 もし細孔13,13′,13″の円周が例えば平均で20μmであるなら、表
面材料の平面における平均直径dは式(6)d=S/π=20/π≒6.4μm
から得られることができ、平均横断面積は式(5)A=π・d/4=π・6
.4/4≒32.2μmに従うだろう。
【0033】 上述の式(4)によれば実施例における従来の表面材料11を横切る圧力低下
の近似値は表面材料11を通る液体の流れに対してΔP=8A/S≒8・3
2.2/20≒12.9であるだろう。
【0034】実施例2 図2は本発明による方法に供された本発明による液体透過性表面材料21を概
略的にかつ微小スケールで大きく簡略化して示す。この実施例では、図1に示さ
れた従来の表面材料は表面材料の長さXが約30%増加され、一方幅Yが対応す
る程度に減少されるように本発明による方法を使用する延伸工程によって永久に
変形される。
【0035】 図2に示された本発明による液体透過性表面材料21は多くの貫通細孔23,
23′,23″を含む材料構造体22を含み、それらの細孔は図2に概略的に示
された理想的な場合では本発明による方法によって表面材料21の平面において
長くされた本質的に長円の横断面を与えられている。
【0036】 図2に示された細孔23,23′,23″の各々の円周は下記式を使用して近
似されることができる: (7) S≒2π・(1/2・(a+b))0.5 一方細孔23,23′,23″の各々についての表面材料の平面における横断
面積は下記式を使用して計算されることができる: (8) A=π・a・b
【0037】 本発明による液体透過性表面材料21は材料の長さXが約30%増加され、一
方材料の幅Yが対応する程度に減少されるように上述のように延伸される。
【0038】 この事実に基づいて表面材料の平面における細孔23,23′,23″の横断
面はほぼ同じ程度に変形されることが仮定されることができる。実施例2に述べ
られた従来の表面材料11における平均細孔直径6.4に基づいてこれは図2に
示された本発明による表面材料21における細孔23について2a≒1.3・6
.4≒8.3であることを意味するだろう。bはaが増加されるように対応する
程度に減少されると仮定されうるので、2b≒4.5であり、従ってa≒4.1
5でb≒2.25であると見積もられることができる。
【0039】 図2の本発明による液体透過性表面材料における細孔の長円横断面についての
a及びbのこれらの近似値に基づいて、式(8)による表面材料の平面における
横断面はA=π・4.15・2.25≒29.3として計算される。
【0040】 もし細孔円周Sが変わらないままであると仮定されるなら、図2に示された本
発明による液体透過性表面材料は式(4)によると見積もられた圧力低下ΔP ≒8A/S≒8・29.3/20≒11.7を持ち、それは実施例1で得られ
た12.1の値より低い。
【0041】 この驚くべき結果(即ち液体透過性表面材料を横切る圧力低下が表面材料の細
孔に細長い形状を与えることによって減少されることができること)は本発明の
基本部分を形成する。
【0042】 この関係は表面材料の平面における表面材料の各細孔が互いに本質的に直角で
ある第1及び第2細孔横断面寸法を有すること、及び各細孔が表面材料の平面に
おいてさらに細孔横断面積及び細孔円周を有することとして表現されることもで
きる。本発明による表面材料では従来の表面材料と比較すると、第1細孔横断面
寸法は第2細孔横断面寸法よりかなり大きくなる。
【0043】 上述の関係のおかげで本発明による表面材料は従来の表面材料より液体の流れ
について低い圧力低下を与え、さらに審美的な利点を与える。なぜならばその細
孔横断面積は例えば吸収性使い捨て製品の下にある吸収芯に吸収される体液が良
好に隠されることができるように従来の表面材料におけるそれより小さいからで
ある。
【0044】 本発明による表面材料の特に好ましい例では表面材料における細孔は本質的に
変わらない円周を有する表面材料の平面において小さな横断面積を与えられる。
これは上述のように表面材料が表面材料の下の吸収芯に吸収される体液を装着者
に見られることを防ぐことに関する最適な隠蔽効果を与えることを可能にする。
【0045】 本発明の基本部分を形成する上記効果を明確な方法で示す目的のため、下記表
1は本発明による多数の様々な液体透過性表面材料(INVENTION)につ
いて及び従来の液体透過性表面材料の形の三つの参照材料(REFERENCE
)について式(4)に従って見積もられた圧力低下値を示す。さらに表1は請求
項3に述べられた限界値に近い本発明による表面材料(INVENTION II
)について見積もられた圧力低下値を示す。表1の圧力低下値は上の実施例1及
び2と同じ計算方法を使用して計算される。
【0046】
【表1】
【0047】 上記表1は見積もられた圧力低下が三つの従来の表面材料に対してより本発明
による液体透過性表面材料に対しての方が低いことを示す。
【0048】 本発明に従って圧力低下の減少を最適化し、表面材料の審美的/隠蔽特性を改
良するとき、変形の程度は例えば本発明による方法に供されることになる原材料
に依存して各個々の場合に適応されなければならない。
【0049】 本発明による液体透過性表面材料は原則として例えばスパンボンド材料又は引
っ張られた熱結合不織材料の如き吸収性製品のためのいかなる好適な従来の表面
材料から本発明による方法に従って製造されることができる。有孔プラスチック
フィルム又は他の好適な原材料を本発明による表面材料の製造のために使用する
こともできる。さらに、親水性及び疎水性の材料を本発明による液体透過性表面
材料の製造のための表面材料として考えることができる。
【0050】 しかしながら、本発明による表面材料のために使用される原材料が極めて疎水
性である場合には、原材料が実際にはどのくらい大きく変形に供されるべきかに
ついて制限がある。この理由は疎水性材料を通る液体の流れは親水性材料と違っ
て架橋圧力と称されるものにも依存し、それはとりわけ関連する疎水性材料の細
孔寸法、疎水性及び厚さに依存する。かかる場合には本発明による表面材料にお
ける細孔の第2の小さい細孔横断面寸法に対して最小値が存在する。もし第2の
細孔横断面寸法が最小値より小さいなら、疎水性表面材料は液体に対して視覚的
に不透過性になるだろう。その理由のため上述の最小値は本発明による方法に従
って疎水性原材料を延伸するときに適用されることになる変形の量を選択すると
き考慮されなければならない。
【0051】 望ましくない多くの場合において本発明による方法中に起こる細孔円周の一定
の増加を避けることが困難である場合がある。表1(INVENTION II)
に示されているように本発明による方法は第1細孔横断面寸法と第2細孔横断面
寸法の間の比率が本発明による完成された表面材料において少なくとも1.8で
あり、細孔円周が延伸工程前の細孔円周の最大110%であるような方法で実施
されることが好ましい。これは本発明による方法が液体透過性表面材料を横切る
圧力低下の減少を与えると同時に下にある吸収芯に吸収される体液を隠すための
適切な能力を材料に与えることを保証する。
【0052】 さらに、最大の実際に使用可能な量の変形は使用される原材料の強度及び弾性
に依存し、それゆえ各個々の場合に適するように適応されなければならない。
【0053】 本発明による方法は適用可能な場合には、添付の図1及び2を参照して以下に
記載される。
【0054】 本発明による方法はそれ自体公知の構成要素、例えば好適に配置された巻出及
び巻取手段、送りローラ、ピンチローラなどを備えたフレームを含む装置を使用
して実施されることができ、それによって適切なウエブ張力が液体透過性原材料
の材料ウエブにおいて達成され、材料ウエブを延伸して永久に変形し、それをこ
の状態で固定し、それによって本発明による液体透過性表面材料を得ることがで
きる。
【0055】 本発明による方法は第1の好ましい例では多くの細孔13,13′,13″を
微小スケールで持つ材料構造体12を液体透過性材料ウエブ11に与えることを
含む。本発明による方法のための原材料を構成する液体透過性材料ウエブ11は
前述のように原則としてそれ自体公知のいかなる液体透過性材料からなり、好ま
しくは液体透過性不織布材料からなる。
【0056】 材料ウエブ11における多くの細孔13,13′,13″のうち細孔13の各
々は第1細孔横断面寸法d、第2細孔横断面寸法d′、細孔横断面積及び細孔円
周を有し、第2細孔横断面寸法d′は第1細孔横断面寸法dに対して本質的に直
角であり、本発明による方法に供されることになる材料ウエブ11は縦方向及び
横方向を有する。
【0057】 本発明による方法では、材料ウエブ11は前記縦方向又は前記横方向のいずれ
かに少なくとも20%張力下で延伸される。
【0058】 これは記載された例では第1細孔横断面寸法2aが第2細孔横断面寸法2bよ
りかなり大きくなるので細孔横断面積が小さくなり(図2)、一方材料ウエブに
おける細孔の細孔円周は本質的に変わらないままであることに導く。しかしなが
ら、これがもちろん完成された表面材料を体液を隠す効果を劣らせるにしても細
孔円周がある程度増加される本発明の例であることができる。
【0059】 材料ウエブで得られた材料構造体22は次いで液体が通って流れる圧力低下の
減少を吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料21に与えるために好適
な方法で固定される。
【0060】 本発明の好ましい例によれば、原材料ウエブ11は軟化温度を有する熱可塑性
材料を含む。材料ウエブ11は延伸工程前又は中に軟化温度より高い温度まで加
熱され、その後延伸工程後に得られた材料構造体22はウエブ張力を保持しなが
ら軟化温度より低い温度に冷却されることによって固定される。
【0061】 方法のさらに好ましい例では材料ウエブはセルロースベースの繊維を含む。こ
の例では材料ウエブ11は水の適用によって延伸工程前又は中に湿潤され、その
後延伸工程後に得られた材料構造体22は紙結合の固定が材料構造体22に形成
されるようにウエブ張力を保持しながら水を蒸発することによって固定される。
【0062】 方法のさらに好ましい例は延伸工程前、中又は後に材料ウエブに適用される結
合剤の使用を含み、その後材料ウエブ22が結合剤を架橋することによって延伸
工程後に固定される。
【0063】 以下において本発明による吸収性使い捨て製品の第1の好ましい例を添付図面
3を参照して記載する。
【0064】 第1例による使い捨て製品34は縦方向及び横方向を有し、前部分35、後部
分36及びそれらの間の股部分37を含む。
【0065】 また、使い捨て製品34は記載された例では使用時に装着者の皮膚に接触する
ことを意図される前面材料38を含む。前面材料38は記載された例では本発明
による液体透過性表面材料39によってカバーされる開口を有する液体反発性不
織布材料からなる。
【0066】 また、使い捨て製品34は使用時に装着者の衣服と接触することを意図される
後面材料40を含む。後面材料40はいかなる公知の技術によるいかなる好適な
材料であることもできるが、好ましくは液体不透過性プラスチックフィルムであ
り、記載された例ではポリエチレンフィルムである。
【0067】 また、使い捨て製品34は前面材料38と後面材料40の間に横たわる吸収芯
41を含む。吸収芯41はいかなる従来のタイプのものであることもできるが、
記載された例ではセルロース詰綿とスターチベースタイプの超吸収性材料の混合
物を含む。
【0068】 記載された例によれば本発明による液体透過性表面材料39は吸収芯41に面
している側上で前面材料38に付着され、それによって液体透過性表面材料39
は液体が使い捨て製品の股領域37を通過できる領域を形成する。記載された例
では液体透過性表面材料39は吸収芯41に面している前面材料38の側の一部
をカバーするにすぎない。
【0069】 しかしながら、本発明の他の例として、前面材料38の全体が本発明による液
体透過性表面材料からなる場合、又は開口の縁が弾性バリヤ(図3には示さず)
を与えられ、それが液体透過性表面材料39によってカバーされる開口のまわり
で前面材料38の平面から突出する場合がある。
【0070】 本発明による吸収性使い捨て製品34における前面材料38は少なくとも股部
分37と関連して上記タイプの本発明による液体透過性表面材料39を含む。
【0071】 吸収性使い捨て製品34は本発明の記載された例において液体通過時に低い圧
力低下を与えるために吸収性使い捨て製品34上に適用される前に液体透過性表
面材料39が延伸工程に供されることを特徴とする。延伸工程は結果として第1
細孔横断面寸法を第2細孔横断面寸法よりかなり大きくする。
【0072】 本発明による吸収性使い捨て製品34の特に好ましい例では延伸工程前と比較
して細孔横断面積は減少され、細孔円周は本質的に変わらないままである。
【0073】 本発明による吸収性使い捨て製品34の別の好ましい例では液体透過性表面材
料39を通る圧力低下は細孔円周によって割り算された細孔横断面積の8倍の式
によって見積もられる。この例によれば吸収性使い捨て製品34上の液体透過性
表面材料39における第1細孔横断面寸法は第2細孔横断面寸法より少なくとも
1.8倍大きく、一方細孔円周は吸収性使い捨て製品34上に適用される前に液
体透過性表面材料39が供される延伸工程前の細孔円周の最大110%である。
この例は吸収性使い捨て製品34に改良された体液取込能力を与えると同時に吸
収性使い捨て製品34が使用されているときに製品の内側の吸収芯41によって
吸収された体液を有効に隠すことができる。
【0074】 本発明による吸収性使い捨て製品34の別の好ましい例では、吸収性使い捨て
製品34上に適用される前に、液体透過性表面材料39は縦方向及び横方向を持
ち、軟化温度を有する熱可塑性材料を含む。この例によれば吸収性使い捨て製品
34上に適用される前に液体透過性表面材料39は軟化温度より高い温度まで加
熱され、次いで縦又は横方向のいずれかに少なくとも20%張力下で延伸される
。この例では液体透過性表面材料39は次いで張力を保持しながら軟化温度より
低い温度に冷却される。
【0075】 本発明による吸収性使い捨て製品のさらに好ましい例では、液体透過性表面材
料39が吸収性使い捨て製品34上に適用される前、液体透過性表面材料39の
材料構造体は水で湿らせ乾燥することによって、又は結合剤の適用及び結合剤の
硬化によって延伸された状態で固定される。
【0076】 本発明は上で記載されかつ図面に示された例に制限されないが、多数のさらな
る変形及び修正も特許請求の範囲の構成内で可能である。
【0077】 例えば、本発明による吸収性使い捨て製品は製品が使用時にパンティ形状に固
定され、再び取りはずすことができるために公知の技術による好適な取付手段を
もちろん与えられることができる。
【0078】 本発明による吸収性使い捨て製品の前面材料上に使用されるいかなる弾性手段
ももちろん要求されるなら本発明による液体透過性表面材料が前面材料の少なく
とも一部を構成する吸収性使い捨て製品上で他の弾性手段と共に作用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による液体透過性表面材料の製造のための原材料も含むことができる従
来の液体透過性表面材料を概略的にかつ微小スケールで大きく簡略化して示す。
【図2】 本発明による方法に供される図1の原材料から生じる、本発明による液体透過
性表面材料を概略的にかつ微小スケールで大きく簡略化して示す。
【図3】 使用時に装着者の股領域に面することを意図される製品の面上に本発明による
液体透過性表面材料を利用する吸収性使い捨て製品の透視図を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月15日(2000.7.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 本発明のこの第3目的は多くの細孔を微小スケールで持つ液体透過性材料を与
えることを含む方法によって請求項6に従って達成される。多くの細孔の各々は
それによって第1細孔横断面寸法、第2細孔横断面寸法、細孔横断面積及び細孔
円周を持ち、第2細孔横断面寸法は第1細孔横断面寸法に対して本質的に直角で
あり、材料ウエブは縦方向及び横方向を持つ。本発明によれば材料ウエブは第1
細孔横断面寸法が第2細孔横断面寸法よりかなり大きくなるように前記縦方向又
は前記横方向のいずれかに少なくとも20%張力下で延伸工程に供され、その後
得られた材料構造体は液体通過時に減少した圧力低下を有する吸収性使い捨て製
品のための液体透過性表面材料を提供するために固定される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 もし細孔円周Sが変わらないままであると仮定されるなら、図2に示された本
発明による液体透過性表面材料は式(4)によると見積もられた圧力低下ΔP ≒8A/S≒8・29.3/20≒11.7を持ち、それは実施例1で得られ
た12.9の値より低い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 5/18 A61F 13/18 360 Fターム(参考) 3B029 BB03 BB08 BF04 4C003 BA03 HA00 HA05 HA06 4C098 AA09 CC03 CC05 CC08 CC10 DD06 DD10 DD25 4F100 AJ04B AJ07 AK01 AK04 AR00C AT00D BA02 BA04 BA10A BA10D CA02 DC12A DG06B EJ052 EJ372 EJ422 EJ502 EJ822 EJ862 GB66 GB72 JA04A JA04B JB16A JB16B JD05A JD05B JD14C YY00A

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料であって、
    前記表面材料(21)が多くの細孔(23,23′,23″)を微小スケールで
    持つ材料構造体(22)を含み、前記細孔の各々(23)が表面材料(21)の
    平面において、第1細孔横断面寸法(2a)、第2細孔横断面寸法(2b)、細
    孔横断面積及び細孔円周を持ち、前記第2細孔横断面寸法(2b)が前記第1細
    孔横断面寸法(2a)に対して本質的に直角である場合において、吸収性使い捨
    て製品における使用前に液体透過性表面材料(21)が延伸工程に供されている
    こと、及び第1細孔横断面寸法(2a)が前記延伸工程の結果として第2細孔横
    断面寸法(2b)よりかなり大きくなることを特徴とする液体透過性表面材料。
  2. 【請求項2】 延伸工程の結果として細孔横断面積が減らされ、細孔円周が
    前記延伸工程の前と比較して本質的に変わらないままであることを特徴とする請
    求項1記載の液体透過性表面材料。
  3. 【請求項3】 圧力低下が細孔円周によって割り算された細孔横断面積の8
    倍の式によって見積もられる請求項1又は2記載の液体透過性表面材料において
    、吸収性使い捨て製品における液体透過性表面材料(21)の適用時の第1細孔
    横断面寸法(2a)が第2細孔横断面寸法(2b)より少なくとも1.8倍大き
    いこと、及び細孔円周が延伸工程前の細孔円周の最大110%であることを特徴
    とする液体透過性表面材料。
  4. 【請求項4】 前記表面材料(21)が軟化温度を有する熱可塑性材料を含
    みかつ縦方向(X)及び横方向(Y)を持つ請求項1〜3のいずれか記載の液体
    透過性表面材料において、前記延伸工程中、液体透過性表面材料(21)が前記
    軟化温度より高い温度まで加熱され、前記縦方向(X)又は前記横方向(Y)の
    いずれかに少なくとも20%張力下で延伸されること、及び前記延伸工程と関連
    して液体透過性材料(21)が前記張力を保持しながら前記軟化温度より低い温
    度まで冷却されることを特徴とする液体透過性表面材料。
  5. 【請求項5】 前記延伸工程と関連して液体透過性表面材料(21)の材料
    構造体(22)が水で湿らせ乾燥するか、又は結合剤の適用及び結合剤の硬化に
    よって延伸された状態で固定されることを特徴とする請求項1−3のいずれか記
    載の液体透過性表面材料。
  6. 【請求項6】 吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料を製造する
    ための方法であって、前記方法が多くの細孔(13,13′,13″)を微小ス
    ケールで持つ材料構造体(12)を液体透過性材料ウエブ(11)に与えること
    を含み、前記多くの細孔の各々(13)が第1細孔横断面寸法(d)、第2細孔
    横断面寸法(d′)、細孔横断面積及び細孔円周を持ち、前記第2細孔横断面寸
    法(d′)が前記第1細孔横断面寸法(d)に対して本質的に直角であり、材料
    ウエブ(11)が縦方向及び横方向を持つ場合において、第1細孔横断面寸法(
    2a)が第2細孔横断面寸法(2b)よりかなり大きくなるように材料ウエブ(
    11)が前記縦方向又は前記横方向のいずれかに少なくとも20%張力下で延伸
    工程に供されること、及びその後得られた材料ウエブの材料構造体(2b)が液
    体通過時に減少された圧力低下を有する吸収性使い捨て製品のための液体透過性
    表面材料(21)を与えるために固定されることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 前記延伸及び固定工程後、細孔横断面積が減少され、細孔円
    周が本質的に変わらないままであることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 材料ウエブ(11)が軟化温度を有する熱可塑性材料を含む
    請求項6又は7記載の方法において、前記延伸工程前又は中、材料ウエブが前記
    軟化温度より高い温度まで加熱されること、及び延伸工程後、材料構造体(22
    )が前記張力を維持しながら前記軟化温度より低い温度に冷却することによって
    固定されることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 材料ウエブ(11)がセルロースベース繊維を含む請求項6
    又は7記載の方法において、前記延伸工程前又は中、材料ウエブが水の適用によ
    って湿潤されること、及び延伸工程後、紙結合の固定が前記材料構造体(22)
    に形成されるように前記張力を維持しながら乾燥することによって前記水を蒸発
    することによって前記構造体(22)が固定されることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 結合剤の使用を含む請求項6又は7記載の方法において、
    前記結合剤が前記延伸工程前、中又は後に材料に適用されること、及び延伸工程
    後、材料構造体(22)が前記結合剤を架橋することによって固定されることを
    特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 吸収性使い捨て製品であって、前記使い捨て製品(34)
    が縦方向及び横方向を持ちかつ前部分(35)、後部分(36)及びそれらの間
    の股部分(37)を含み、使い捨て製品が使用時に装着者の皮膚に接触すること
    を意図される前面材料(38)、及び使用時に装着者の衣服と接触することを意
    図される後面材料(40)を含み、使い捨て製品(34)が前記前面材料(38
    )と後面材料(40)の間に横たわる吸収芯(41)を含み、前面材料(38)
    が少なくとも股部分(37)と関連して液体透過性表面材料(39)を含み、前
    記表面材料(39)が多くの細孔を微小スケールで持つ材料構造体を含み、多く
    の細孔の各々が表面材料(39)の平面において第1細孔横断面寸法、第2細孔
    横断面寸法、細孔横断面積及び細孔周囲を持ち、前記第2細孔横断面寸法が前記
    第1細孔横断面寸法に対して本質的に直角である場合において、吸収性使い捨て
    製品(34)上への適用前に液体透過性表面材料(39)が液体が通って流れる
    ときに低い圧力低下を得るために延伸工程に供され、それによって第1細孔横断
    面寸法が前記延伸工程の結果として第2細孔横断面寸法よりかなり大きくなるこ
    とを特徴とする吸収性使い捨て製品。
  12. 【請求項12】 前記延伸工程前と比べると、細孔横断面積が減少され、細
    孔円周が本質的に変わらないままであることを特徴とする請求項11記載の吸収
    性使い捨て製品。
  13. 【請求項13】 液体透過性表面材料(39)を横切る圧力低下が細孔円周
    によって割り算された細孔横断面積の8倍の式によって見積もられる請求項11
    又は12記載の吸収性使い捨て製品において、吸収性使い捨て製品(34)の液
    体透過性表面材料(39)における第1細孔横断面寸法が第2細孔横断面寸法よ
    り少なくとも1.8倍大きく、細孔円周が液体透過性表面材料(39)が吸収性
    使い捨て製品(34)上に適用される前に液体透過性表面材料(39)が供され
    る延伸工程前の細孔円周の最大110%であることを特徴とする吸収性使い捨て
    製品。
  14. 【請求項14】 吸収性使い捨て製品(34)上に適用される前に液体透過
    性表面材料(39)が軟化温度を有する熱可塑性材料を含みかつ縦方向及び横方
    向を持つ請求項11−13のいずれか記載の吸収性使い捨て製品において、吸収
    性使い捨て製品(34)に適用される前に液体透過性表面材料(39)が前記軟
    化温度より高い温度まで加熱され、次いで前記縦方向又は前記横方向のいずれか
    に少なくとも20%張力下で延伸されること、及び液体透過性材料(39)が前
    記張力を保持しながら前記軟化温度より低い温度に冷却されることを特徴とする
    吸収性使い捨て製品。
  15. 【請求項15】 液体透過性表面材料(39)が吸収性使い捨て製品(34
    )上に適用される前に液体透過性表面材料(39)の材料構造体が水で湿らせ乾
    燥するか、又は結合剤の適用及び結合剤の硬化によって延伸された状態で固定さ
    れることを特徴とする請求項11−13のいずれか記載の吸収性使い捨て製品。
JP2000557782A 1998-07-02 1999-07-01 吸収性使い捨て製品のための液体透過性表面材料、その製造方法、及びかかる表面材料を有する吸収性使い捨て製品 Withdrawn JP2002519143A (ja)

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