JP2002518771A - 補強テープリールロックを有するデータ記憶テープカートリッジ - Google Patents

補強テープリールロックを有するデータ記憶テープカートリッジ

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Abstract

(57)【要約】 補強テープリールロックを有するデータ記憶テープカートリッジに関する。データ記憶テープカートリッジは、第1のハウジング部及び第2のハウジング部により画成されたハウジングと、第1のハウジング部の内面から延在するハブピンと、ハブピンにより回転自在に保持されたテープリール組立体と、テープリール組立体の周りに巻かれた記憶テープとを含む。テープリール組立体は、ハブと、対向するテープフランジと、ブレーキ本体とを含む。ハブは、ポストに固定されたテープ収容部を内側に含み、ポストがハブピンを収容するのにサイズ調整された軸方向孔を画成する。ブレーキ本体は、ハブの軸方向端部と後退自在に関連しており、ブレーキ面及び内側支持面を含む。ブレーキ面は、第2のハウジング部と選択的に係合するように構成されている。内側支持面は、ハブのポストに当接するように構成されている。ロック位置において、ブレーキ本体は、ハブの回転を防止し、ポストの横方向の動き、即ちハブピンの横方向のゆがみを制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景技術 本発明は、データ記憶テープカートリッジに関し、より詳しくは、データ記憶
テープカートリッジのテープリール部に関する。
【0002】 データ記憶テープカートリッジは、コンピュータ、オーディオ及びビデオ分野
で何十年間にもわたって使用されている。ディスクカートリッジなどの他の形態
の媒体記憶装置も使用可能であるが、前記データ記憶テープカートリッジは、以
後の検索及び使用のための大量の情報を記録する形態として非常に普及し続けて
いる。
【0003】 前記データ記憶テープカートリッジは通常、少なくとも1本のテープリールを
保持する外殻又はハウジングと1本の磁気記憶テープとから成る。この記憶テー
プは、前記テープリールのハブ部の周りに巻かれており、規定されたテープ経路
を介して駆動システムにより駆動される。前記ハウジングは通常、分離カバー及
びベースを含み、これらの組合せにより、テープ駆動機構に前記データ記憶テー
プカートリッジを挿入する際に読取/書込ヘッドにより前記記憶テープにアクセ
スできるある種の開口部(又は窓)が形成される。記憶テープとヘッドとの間の
この相互作用は前記ハウジング内で生じる場合があり(例えば、中テープロード
設計)、また前記記憶テープは、前記読取/書込ヘッドが位置する隣接領域へ前
記ハウジングから離れて向けられる場合もある(例えば、螺旋駆動設計やリーダ
ブロック設計)。前記テープカートリッジ/駆動システムが前記記憶テープを前
記ハウジングから遠ざけるように設計されている場合、1本テープリール構成が
通常用いられる。逆に、前記テープカートリッジ/駆動システムが前記ハウジン
グの内部又はすぐ近くでヘッド・記憶テープ相互作用を及ぼすように設計されて
いる場合、2本テープリール構成が通常用いられる。
【0004】 特定のデータ記憶テープカートリッジに伴うテープリールの本数に拘わらず、
前記ハウジング内のテープリールの組立はほぼ同様である。初めに、前記テープ
リールは通常、ハブ及び対向フランジを含む。前記フランジは、前記ハブの対向
端部に配置され、前記記憶テープの高さにほぼ近い間隔を置いて配置されている
。一旦組み立てると、テープリールはハウジング内に配置される。一般的な構成
方法の一つは、まずハブピンをハウジングの一部(例えば、カバー)に固定する
ことである。より詳しくは、前記ハブピンは、カバーの内面からほぼ垂直に延在
するよう位置決めされている。次に、テープリールはハブピンの上に置かれる。
この点に関して、軸孔が通常ハブに形成されている。前記軸孔は、ハブ、即ちテ
ープリールがハブピンを中心として自由に回転するようにハブピンの直径よりも
若干大きい直径を有する。使用中、前記テープ駆動機構の一部は、前記ベース内
の開口部を介してハブの一部に係合して、ハブ、即ちテープリールを回転させる
。例えば、テープリールの外面は、テープ駆動機構の逆歯部により係合するよう
にサイズ調整された歯を含んでもよい。
【0005】 使用中に前記テープリールが回転可能であることは明らかに必要であるが、前
記データ記憶テープカートリッジが使用中でない時にテープリールが相対的に静
止したままであることも同様に重要である。前記テープ駆動機構によりともすれ
ば係合されない時にテープリールが自由に回転可能であると、前記記憶テープが
前記ハウジング内で緩くなることがある。これは、記憶テープが望ましいテープ
経路から恒久的に外れてしわになるか、ともすれば傷つくことがあるという点で
非常に望ましくない状況である。このような状況下では、データが失われたり、
データ記憶テープカートリッジが使用できないようになる場合がある。
【0006】 上記の事を考えて、データ記憶テープカートリッジは、ロッキング機構又はテ
ープリール付きブレーキを含むように現在設計されている。前記データ記憶テー
プカートリッジが使用中でない場合、前記ロッキング機構は、テープリールがハ
ブピンを中心として回転するのを防止する。しかし、使用中、前記ロッキング機
構は、テープリールがテープ駆動機構により回転可能となるように解除される。
ロッキング機構の一般的なタイプの一つは、テープリール付きの圧縮ばねを含む
。データ記憶テープカートリッジが使用中でない場合、前記圧縮ばねはテープリ
ールの一部にバイアスをかけて前記ベースに係合する。この係合位置において、
テープリールはベースに有効に「ロック」される。使用中、テープ駆動機構のチ
ャック部は、前記圧縮ばねのバイアスに打ち勝つのに十分な力でテープリールに
対して押し付ける。その結果、テープ駆動機構は、テープリールが自由に回転す
るようにロッキング機構を移動させてベースから離脱させる。
【0007】 上述のブレーキ機構は不使用期間中の望ましくないテープリール回転の問題に
対処しているが、他の関心事がまだ残っている。テープ駆動機構及び読取/書込
ヘッドの技術の進歩と共に、データ記憶テープカートリッジの設計における種々
の進歩により、性能が大幅に向上している。例えば、磁気テープ媒体の発展によ
り、記憶テープの記憶容量及び製品寿命が増大した。同様に、読取/書込ヘッド
技術の進歩により、記憶テープの高さに沿って定義された益々小さいトラックに
一層大量の情報を読み書きできるようになった。これらの努力の成果は明らかに
有益であるが、データ記憶テープカートリッジの設計により強い要求がある。例
えば、より小さい情報トラックを使用するにつれて、極めて高精度の許容範囲内
に望ましいテープ経路を維持するようにデータ記憶テープカートリッジを構成す
る必要がある。望ましいテープ経路の僅かなずれでも、読取/書込エラーが生じ
る場合がある。
【0008】 データ記憶テープカートリッジの構造に伴うテープ経路のずれには幾つかの原
因が有り得る。一般的なものの一つとしては、前記ハブピンが前記カバーとの好
ましい垂直関係から無理やり外れた場合に生じる。例えば、ユーザがデータ記憶
テープカートリッジをうっかり落とした場合、その結果生じる衝撃により、ハブ
ピンがゆがむことがある。明らかに勧められないことであるが、不慮の落下又は
その他予期しないデータ記憶テープカートリッジへの衝撃は、起こる可能性があ
り、実際に起こるものである。ハブピンが、カバー、テープリール、ハブピンの
周りに配設された他のすべてに対して異なる向きに押しやられた場合、同様にそ
の位置も変わる。従って、ハウジング内のテープリールの位置により生成される
テープ経路が変わることになる。テープリールの角位置の僅かな変化でも、読取
及び書込エラーが生じる場合がある。
【0009】 データ記憶テープカートリッジは、大量の情報を保守するのに用いられる重要
なツールである。しかし、複雑な読取/書込及び磁気テープの技術が向上するに
つれて、データ記憶テープカートリッジの設計は、データ記憶テープカートリッ
ジがうっかり落とされたり別の方法で衝撃を受けたりした場合に、ハブピンのゆ
がみ、即ちその結果生じるエラーを防止するように発展させる必要がある。従っ
て、ハブピンを補強するように設計されたテープリール組立体を有するデータ記
憶テープカートリッジに対するニーズが存する。
【0010】 発明の開示 本発明の好ましい一実施形態では、ハウジング、ハブピン、テープリール組立
体及び記憶テープを含むデータ記憶テープカートリッジを提供する。前記ハウジ
ングは、第1のハウジング部及び第2のハウジング部により画成される。前記第
1及び第2のハウジング部は、互いに嵌合して、前記データ記憶テープカートリ
ッジの他の構成部品を内部に保持する筐体を形成する。前記ハブピンは、前記第
1のハウジング部の内面に取り付けられており、ほぼ垂直に延在している。前記
テープリール組立体は、ハブ、第1のテープフランジ、第2のテープフランジ及
びブレーキを含む。前記ハブは、ポストに固定されたテープ収容部を内側に含み
、前記ポストが前記ハブピンを収容するのにサイズ調整された軸方向孔を画成す
る。前記第1のテープフランジは、前記ハブの第1の軸方向端部に隣接して配置
されているのに対して、前記第2のテープフランジは、前記ハブの第2の軸方向
端部に隣接して配置されている。前記ブレーキは、前記ハブの前記第1の軸方向
端部と後退自在に関連しており、ブレーキ面及び内側支持面を含む。前記ブレー
キ面は、前記第2のハウジング部と選択的に係合するように構成されている。前
記内側支持面は、前記ハブの前記ポストに当接するように構成されている。最後
に、前記記憶テープは、前記ハブの前記テープ収容部により保持されている。
【0011】 上述のデータ記憶テープカートリッジは、まず前記ハブピンを前記第1のハウ
ジング部の前記内面に固定することにより組み立てられる。次に、前記テープリ
ール組立体を、前記ハブピンと回転自在に関連させる。特に、前記ハブピンを、
前記ハブの前記軸方向孔内に収容する。次いで、前記記憶テープを、前記ハブの
前記テープ収容部の周りに巻く。最後に、前記第2のハウジング部を前記第1の
ハウジング部に固定する。
【0012】 使用中、前記ブレーキは、第1のロック位置から第2のロック解除位置まで後
退可能である。前記ロック位置では、前記ブレーキの前記ブレーキ面が前記第2
のハウジング部に係合して前記ハブの回転を防止する。逆に、前記ロック解除位
置では、前記ハブが前記ハブピンの周りに自由に回転するように前記第2のハウ
ジング部から離れて前記ブレーキにバイアスをかける。重要なのは、少なくとも
前記ロック位置では、前記ブレーキの前記内側支持面が前記ハブの前記ポストに
当接することである。この当接関係により、前記ブレーキは、前記ポスト、即ち
前記ポストの前記軸方向孔内に別の方法で配置された前記ハブピンを効果的に補
強する。その結果、前記ブレーキは、前記ハブピンの横方向の動きを制限し、こ
れにより、前記データ記憶テープカートリッジが不意に衝撃を受けた場合に前記
ハブピンの望ましくないゆがみを防ぐ。
【0013】 本発明の別の態様は、データ記憶テープカートリッジ用のテープリール組立体
に関する。前記データ記憶テープカートリッジは、ベース及びカバーにより画成
されたハウジングと、前記カバーの内面からほぼ垂直に延在するハブピンと、前
記ハウジング内に保持された記憶テープとを含む。前記テープリール組立体は、
ハブ、上フランジ、下フランジ及びロッキング装置を含む。前記ハブは、上部及
び下部を画成し、ポスト及びテープ収容部を含む。前記ポストは、前記ハブピン
を収容するのにサイズ調整された軸方向孔を画成する。前記上フランジは、前記
ハブの前記上部に取り付けられている。前記下フランジは、前記ハブの前記下部
に取り付けられている。前記ロッキング装置は、ブレーキ本体及びバイアス手段
を含む。前記ブレーキ本体はディスクであることが好ましく、このディスクは、
前記ディスクの外周に沿って係合面を形成し、前記ディスクの内径に支持面を形
成する。前記バイアス手段(好ましい一実施形態では圧縮ばね)は、前記ブレー
キ本体を前記ハブの前記上部と後退自在に関連させる。前記支持面は、前記ハブ
の前記ポストに接触して其処に支持を与える。
【0014】 前記テープリール組立体を前記ハウジングに設置する際に、前記ロッキング機
構は、第1のロック位置から第2のロック解除位置まで後退可能である。前記ロ
ック位置では、前記ブレーキ本体の前記係合面が前記ベースに係合する。更に、
前記ブレーキの前記支持面が前記ポストに当接する。よって、前記ロック位置で
は、前記ブレーキ本体が前記ハブの回転を防止する。更に、前記ロック位置では
、前記ポストが前記ブレーキ本体により支持又は補強されるように前記ブレーキ
本体が前記ポストを前記ベースに接続する。前記ロック解除位置では、前記ブレ
ーキ本体の前記係合面が前記ベースから離脱する。その結果、前記ハブは前記ハ
ブピンの周りに自由に回転する。
【0015】 好ましい実施形態の詳細な説明 データ記憶テープカートリッジ10の好ましい一実施形態は、図1に示してあ
る。一般的に言えば、前記データ記憶テープカートリッジ10は、第1のハウジ
ング部14及び第2のハウジング部16により画成されたハウジング12を含む
。前記データ記憶テープカートリッジ10はベースプレート18を更に含み、こ
のベースプレートの一部が前記第1のハウジング部14の窪み20を通して露出
している。前記データ記憶テープカートリッジ10の残りの構成部品は、詳しく
後述されている。しかし、図1に関して、前記第1のハウジング部14及び前記
第2のハウジング部16が互いに嵌合し、前記ベースプレート18を含む他の各
種構成部品を内部に保持する筐体を形成するものとする。
【0016】 前記ハウジング12は、典型的なテープ駆動機構(図示せず)により収容され
るようサイズ調整されることが好ましい。よって、前記ハウジング12は、13
0mmの形状係数の駆動機構、90mmの形状係数の駆動機構又は他の有効なサ
イズ内で使用するためにサイズ調整してもよい。更に、前記第1のハウジング部
14及び前記第2のハウジング部16は一緒になって窓22を形成し、この窓を
通して、前記ハウジング12内に別の方法で保持された記憶テープを読取/書込
ヘッド(図示せず)によりアクセスすることができる。このため、前記データ記
憶テープカートリッジ10は、ドア24を含む。前記ドア24は、そのドア24
を選択的に動かして前記窓22にアクセスできるよう前記ハウジング12に摺動
自在に固定されている。前記ドア24は、閉鎖位置にバイアス、又はばね荷重を
かけられて、前記データ記憶テープカートリッジ10が使用されていない時に、
前記ハウジング12内に別の方法で保持された記憶テープ(図示せず)が汚れる
のを防ぐ。
【0017】 好ましい実施形態において、前記第1のハウジング部14はカバーであるのに
対し、前記第2のハウジング部16はベースである。図1に示す向きに関して、
前記データ記憶テープカートリッジ10は、前記カバー14が上方に向いた状態
で駆動機構(図示せず)に垂直に挿入されている。しかし、前記データ記憶テー
プカートリッジ10をあらゆる位置に向けることができるものとする。更に、前
記第1のハウジング部14がベースを構成し、前記第2のハウジング部16がカ
バーであるように、前記データ記憶テープカートリッジ10を設計することもで
きる。
【0018】 前記データ記憶テープカートリッジ10の残りの構成部品は、図2に示してあ
る。特に、説明し易いように、図2では、前記第1のハウジング部14を逆さの
位置にし、前記第2のハウジング部16(図1)を取り外して示してある。この
向きを念頭において、前記データ記憶テープカートリッジ10は、前記ベースプ
レート18、第1のテープリール組立体30、第2のテープリール組立体32、
第1のコーナガイド34(アイドラ軸受)、第2のコーナガイド36(d−軸受
)、第3のコーナガイド38(d−軸受)、ピンガイド40(ヘッドラップピン
)及び記憶テープ42を含む。詳しく後述するように、前記第1のテープリール
組立体30及び前記第2のテープリール組立体32は、前記ベースプレート18
の内面44から延在するそれぞれのハブピン(図示せず)の周りに回転自在に固
定されている。前記残りのガイド34〜40は、前記ベースプレート18の前記
内面44に固定されている。
【0019】 好ましい実施形態において、前記ベースプレート18は、アルミニウムなどの
硬質材料から成る。前記ベースプレート18は、前記第1のハウジング部14内
に入れ子式に入るようサイズ調整され、前記第1のハウジング部14の各種突起
48が通るように配置された窪み46を含む。前記突起48は、前記第2のハウ
ジング部16(図1)の延長部(図示せず)を摩擦により収容するように構成さ
れている。
【0020】 前記第1のテープリール組立体30及び前記第2のテープリール組立体32に
ついては、詳しく後述されている。しかし、一般的に見て、前記テープリール組
立体30、32は、実質的に同一であり、前記それぞれのハブピン(図示せず)
の周りに前記ベースプレート18に対して回転するよう配置されている。
【0021】 前記第1のコーナガイド34は、ピン54により前記ベースプレート18に固
定されており、第1の弓形面56(図2に部分的に図示)及び第2の弓形面(図
示せず)を含む。前記第2のコーナガイド36及び前記第3のコーナガイド38
は、ピン60により前記ベースプレート18に同様に固定されており、各々同様
に弓形面を設けてある。前記ピンガイド40は、前記窓22に隣接して前記ベー
スプレート18上に配置されている。
【0022】 最後に、前記記憶テープ42は、業界で周知のタイプの磁気テープであること
が好ましい。例えば、前記記憶テープ42は、適当なバインダ組織内に分散され
た磁気層が一方の面、適当なバインダ組織内に分散された導体が他方の面に塗布
された均等ポリエチレンナフタレート(PEN)の基材から構成してもよい。適
格のテープは、例えばImation Corp.,of Oakdale,M
N,U.S.Aから入手できる。
【0023】 図2に示すように、上記構成部品は、一緒になって前記記憶テープ42用のテ
ープ経路を規定する。詳しくは、前記記憶テープ42は、前記第1のテープリー
ル組立体30から延び、前記第1のコーナガイド34の前記第1の弓形面56の
周りに関着し、前記第2のコーナガイド36及び前記第3のコーナガイド38に
延在している。特に、前記ピンガイド40は、前記窓22において前記記憶テー
プ42の平面の位置決めを維持する。前記第3のコーナガイド38から、前記記
憶テープ42は、前記第2のテープリール組立体32の外部の周りに関着し、前
記第1のコーナガイド34の前記第2の弓形面(図示せず)に延び、最後に前記
第2のテープリール組立体32の周りに巻かれる。上述のテープ経路は多くの利
用可能な構成のほんの1つであることが当業者にわかるであろう。異なるガイド
を種々の位置に組み込むことにより、得られるテープ経路は図2に示すテープ経
路と実質的に違ってもよい。
【0024】 図3は、前記第1のテープリール組立体30をより詳細に示す。図示していな
いが、前記第2のテープリール組立体32(図2)の構造も同一である。好まし
い一実施形態において、前記第1のテープリール組立体30は、ブレーキ60、
バイアス手段62及びテープリール64を含む。詳しく後述するように、前記ブ
レーキ60及び前記バイアス手段62は、前記テープリール64の一部の内部に
後退可能に配置されている。
【0025】 前記ブレーキ60は、ブレーキ面66、中心部68及び内側支持面70を有す
るディスク状本体であることが好ましい。前記ブレーキ面66は、前記ブレーキ
60の外周囲の周りに形成されており、複数の歯の形状であることが好ましい。
前記中心部68は、前記ブレーキ面66から内側半径方向に延在しており、複数
の通路72を形成する。前記複数の通路72の各々は、対向する半径方向壁73
により画成されている。最後に、前記内側支持面70は、前記ブレーキ60の内
径で形成されている。好ましい実施形態において、前記内側支持面70は、軸方
向当接面74を形成するリングである。詳しく後述するように、前記内側支持面
70の直径は、前記テープリール64の一部の直径よりも若干大きい。
【0026】 前記ブレーキ60は、一体に形成された本体であることが好ましい。代わりに
、前記ブレーキ60の各種構成部品を別々に製造した後に組み立てることもでき
る。好ましい一実施形態において、前記ブレーキ60は、プラスチック材料から
成形されている。代わりに、アルミニウムやステンレス鋼などの他の硬質材料も
利用可能である。
【0027】 前記バイアス手段62は、第1の端部76及び第2の端部78を有する圧縮ば
ねであることが好ましい。前記第1の端部76は、前記ブレーキ60の前記中心
部68に当接するようにサイズ調整されている。逆に、前記第2の端部78は、
前記テープリール64の一部により収容され保持されるようにサイズ調整されて
いる。前記バイアス手段62は、ばねが好ましいように記載されているけれども
、他の形態も受け入れられる。例えば、前記バイアス手段62は、空気圧装置、
バイアス蝶番等でもよい。更に、前記ブレーキ60は、前記バイアス手段62を
全く無くすように前記テープリール64と関連させることもできる。
【0028】 前記テープリール64は、ハブ80、第1のテープフランジ82及び第2のテ
ープフランジ84を含む。特に、図3に示す向きに関して、前記第1のテープフ
ランジ82を上フランジと呼ぶのに対して、前記第2のテープフランジ84を下
フランジと呼ぶこともできる。しかし、用語「上」及び「下」の使用は単にわか
りやすくするためであり、前記データ記憶テープカートリッジ10(図1)、即
ち前記テープリール64の構成部品を一般に天地に対して何れの方向へ実際に向
けてもよいと了解すべきである。好ましい一実施形態において、前記ハブ80は
、後でそのハブ80に取り付けられる前記上フランジ82及び前記下フランジ8
4と別々に製造されている。代わりに、前記ハブ80及び前記フランジ82、8
4を一体に形成することもできる。
【0029】 前記ハブ80は、テープ収容部86(大部分を図3の破線で示す)及びポスト
88を含む。前記テープ収容部86は、ウェブ90により前記ポスト88へ内部
に取り付けられている。図3に示すように、ブレーキ収容ゾーン92は、前記テ
ープ収容部86及び前記ポスト88と前記ウェブ90との間に画成されている。
【0030】 前記テープ収容部86は、前記記憶テープ42(図2)を収容するのに形成さ
れた外周縁を有する円筒状であることが好ましい。更に、駆動手段94は、前記
テープ収容部86の上端に形成されている。好ましい一実施形態において、前記
駆動手段94は、複数組の歯96である。図3に示すように、前記複数組の歯9
6の各々は、互いに離れており、前記テープ収容部86の上面から軸方向に延在
している。前記複数組の歯96の各々は、対向する接触面98を形成する。特に
、前記複数組の歯96は、前記テープ収容部86から必ずしも延在する必要はな
く、代わりに前記ハブ80に沿ってあらゆる場所、又は前記上フランジ82でさ
え配置することもできる。前記複数組の歯96の各々の弧長及び幅は、前記ブレ
ーキ60内の前記複数の通路72の各々の弧長及び幅より若干短い。よって、最
終組立の際に、前記ブレーキ60が前記ハブ80の前記ブレーキ収容ゾーン92
内で入れ子式に入ることができるように、前記複数組の歯96の1つは各々、前
記複数の通路72の1つの中を通り抜けるようサイズ調整される。
【0031】 前記ポスト88は、前記ブレーキ60の前記内側支持面70の内径よりも若干
小さい外径を有する円筒であることが好ましい。前記ポスト88は、その上面か
ら延在する屈曲可能なタブ100を含む。前記屈曲可能なタブ100は、前記ポ
スト88の軸に平行な位置から前記ポスト88の軸に垂直な位置まで選択的に移
動できる。最後に、前記ポスト88は、このポスト88内に延在する軸方向孔(
図示せず)を画成する。詳しく後述するように、前記軸方向孔は、前記ハウジン
グ12(図1)内の前記テープリール組立体30の配置用のハブピンを収容する
ようにサイズ調整される。
【0032】 前記テープリール64は、前記第1のフランジ82及び前記第2のテープフラ
ンジ84を前記ハブ80に固定することにより組み立てられる。この点に関して
、前記第1のテープフランジ82及び前記第2のテープフランジ84は、前記記
憶テープ42(図2)の高さに対応するよう前記ハブ80に沿って離れている。
前記ハブ80及び前記フランジ82、84は、ステンレス鋼やアルミニウムなど
の他の材料も利用可能であるが、比較的硬質のプラスチック材料から成ることが
好ましい。
【0033】 前記テープリール組立体30は、まず前記バイアス手段62を前記ハブ80の
前記ブレーキ収容ゾーン92内に入れることにより構成される。この位置で、前
記バイアス手段62の前記第2の端部78を前記ハブ80の前記ウェブ90に対
して固定する。次に、前記バイアス手段62の前記第1の端部76が前記ブレー
キ60に接触するように前記ブレーキ60を前記バイアス手段62の上に置く。
次いで、前記ブレーキ60の前記複数の通路72が前記ハブ80の前記複数組の
歯96に揃うように前記ブレーキ60を向ける。その後、前記ブレーキ60を前
記ハブ80の前記ブレーキ収容ゾーン92の中へ(図3の向きに対して)下向き
に押し付ける。
【0034】 前記複数の通路72と前記複数組の歯96との間の関係は、図4に最もよく示
してある。もう一度、前記複数の通路72の各々は、収容するよう選択的にサイ
ズ調整されて、前記複数組の歯96の1つの通路となる。従って、図4に示すよ
うに、前記歯6は、最終組立時に前記通路72を通って延在することができる。
各々の前記複数の通路72は前記複数組の歯96の1つに対する通路となるよう
サイズ調整されるが、前記ブレーキ60と前記複数組の歯96との間の選択的接
触が生じることが好ましいことに留意すべきである。この関係は、前記ブレーキ
60内の前記通路72の1つを通って延在する前記複数組の歯96の1つの断面
図を示す図4aに一層はっきりと示してある。前記通路72の前記対向する半径
方向壁73は、前記歯96の前記対向する接触面98と選択的に係合可能である
。よって、前記ブレーキ60がロック位置にあり、かつ前記ハブ80を回転しよ
うとする試みが行われる場合、前記ハブ80の前記対向する接触面98の1つは
、前記対向する半径方向壁73のそれぞれ1つに係合することになる。前記ブレ
ーキ60、即ち前記対向する半径方向壁73がロックされるので、この係合は前
記ハブ80が更に回転するのを防ぐ。逆に、前記ブレーキ60が解除位置にある
場合、前記ハブ80の回転は、前記歯96の前記対向する接触面98の1つと前
記ブレーキ60の前記対向する半径方向壁73のそれぞれ1つとの間の相互作用
を介して前記ブレーキ60に回転運動を与える。よって、前記解除位置では、前
記ブレーキ60が前記ハブ80の回転と共に回転する。
【0035】 図5に示すように、前記ブレーキ60は、矢印Vで示すほぼ垂直方向に前記ハ
ブ80と摺動自在に関連している。この点に関して、前記バイアス手段62は、
(図5に示す)解除又は後退位置から前記ブレーキ60の前記ブレーキ面66が
(図5に示す向きに関して)軸方向上向きに延在するロック又は前進位置まで前
記ブレーキ60にバイアスをかける。特に、図5は前記ブレーキ60を保持する
前記屈曲可能タブ100の1つを示す。前記ブレーキ60を前記ハブ80の上に
置いてから前記屈曲可能タブ100を広げた後、前記ブレーキ60は前記方向V
に前記ハブ80に沿ってまだ自由に摺動するけれども、前記屈曲可能タブ100
は前記ブレーキ60が前記ハブ80を完全に外すのを防ぐ。
【0036】 図5は、前記ポスト88内に形成された前記軸方向孔104を示す。前記軸方
向孔104は、前記ポスト88の底から延在して半径方向壁106で終わる。よ
って、前記軸方向孔104は、前記ポスト88の底と前記半径方向壁106との
間で規定された高さを有する。
【0037】 最終組立の際に、前記ブレーキ60の前記内側支持面70は前記ポスト88の
外周に当接する。好ましい実施形態において、前記内側支持面70の少なくとも
一部は、前記半径方向壁106と前記ポスト88の底との間の前記ポスト88の
外周に当接する。正確な位置に拘わらず、前記ブレーキ60の前記内側支持面7
0は前記ポスト88の向かい側に当接する。重要なのは、前記ブレーキ60の前
記内側支持面70と前記ハブ80の前記ポスト88との間の当接又は接触領域が
、前記ハブ80に対して前記ブレーキ60の望ましい垂直スライド運動(又は後
退)を妨げないことである。
【0038】 前記ハウジング12内の前記テープリール組立体30、32の構造は、図6に
概ね示してある。詳しく後述するように、前記第1及び第2のテープリール組立
体30、32は、それぞれのハブピン(図示せず)の上に配置されている。前記
ハブピンは、前記第1のハウジング部(又はカバー)14内に別の方法で入れ子
式に入る前記ベースプレート18から延在している。前記各種ガイド34〜40
(図2)などの他の構成部品も、前記ベースプレート18に組み付ける。前記記
憶テープ42(図2)を、前述のテープ経路を通って関着する。次に、前記第2
のハウジング部(又はベース)16を前記カバー14に固定する。この点に関し
て、前記ベース16は、前記第1及び第2のテープリール組立体30、32にそ
れぞれアクセスできるようにサイズ調整された第1及び第2の開口部108、1
10を含む。前記データ記憶テープカートリッジ10をテープ駆動機構(図示せ
ず)に挿入する際に、前記テープ駆動機構の駆動システム(図示せず)は、前記
テープリール組立体30、32の駆動手段94に接触させて其処に回転力を与え
ることもできる。
【0039】 前記第1のテープリール組立体30の構造及び動作は、図7に詳しく示してあ
る。もう一度、図7は前記第1のテープリール組立体30を示すだけであるが、
前記第2のテープリール組立体32(図6)が同様にして機能するものとする。
初めに、図7は、前記ベースプレート18から延在する前記ハブピン120を示
す。前述のように、前記ベースプレート18は、前記第1のハウジング部(又は
カバー)14に対して入れ子式に入っている。この点に関して、前記ハブピン1
20は、前記ベースプレート18の前記内面44からほぼ垂直に延在している。
前記第1のテープリール組立体30は、前記ポスト88の前記軸方向孔104内
に前記ハブピン120を設置することにより前記ハブピン120の上に配置され
ている。更に、好ましい一実施形態において、球形スペーサ122が配設されて
いる。前記球形スペーサ122は、前記半径方向壁106と前記ハブピン120
との間の前記軸方向孔104内に配置されている。前記球形スペーサ122は、
必要な要素ではないが、改良スラスト面を与えると共に、前記ハブピン120の
延長部の変化の説明となる。
【0040】 図7に示すように、前記テープリール組立体30は、前記ベース16により前
記ハブピン120の上に保持されている。前記バイアス手段62は、前記ブレー
キ面66が前記ベース16の内面124に係合するように(図7に示す向きに関
して)上向きに前記ブレーキ60にバイアスをかける。好ましい実施形態におい
て、前記内面124は、前記ブレーキ面66の前記歯(図3に最もよく示す)と
嵌合するようにサイズ調整された歯を含む。この構成に関して、前記バイアス手
段62は、ロック位置へ前記ブレーキ60にバイアスをかける。前記ロック位置
において、前記ブレーキ60は、前記ベース16に対して「ロック」される。そ
して次に、前記ブレーキ60は、前記ブレーキ60の各々の前記複数の通路72
(図4)の前記対向する半径方向壁73(図4a)と前記ハブ80の各々の前記
複数組の歯96の前記対向する接触面98(図4a)との間の接触により前記ハ
ブ80を「ロック」する。この関係は、図4aを参照して前述した。よって、前
記ブレーキ60が前記ベース16にロックされた状態で、前記ハブ80は回転し
なくなる。
【0041】 更に、前記ロック位置において、前記ブレーキ60の前記内側支持面70は、
前記ポスト88の周りに緊密に嵌合する。図7に示すように、前記内側支持面7
0は、向かい側のポスト88に当接する。次いで効果的に、前記ポスト88は、
前記ブレーキ60を介して前記ベース16に接続される。その結果、前記ハブ8
0の横方向の動きは、前記ロック位置で前記ブレーキ60により制限される。前
記ポスト88が前記軸方向孔104で前記ハブピン120の上に配置されている
ことを覚えているであろう。よって、前記ロック位置で、前記ブレーキ60は、
前記ハブピン120の横方向の動きを制限することにより前記ハブピン120を
補強する。好ましい実施形態において、前記ハブピン120の補強は、前記内側
支持面70が前記軸方向孔104内の前記ハブピン120の高さより下で前記ポ
スト88に当接するように前記ブレーキ60を構成することにより増大される。
万一前記データ記憶テープカートリッジ10が落とされたり、衝撃を受けたりし
た場合にともすれば生じることがある前記ハブピン120への起り得る損傷又は
ゆがみは、実質的に解消される。
【0042】 前記ブレーキ60は、前記ブレーキ60に軸方向力を加えることによりロック
解除位置(図5)へ前記ブレーキ収容ゾーン92内で摺動自在に後退されること
もできる。例えば、前記テープ駆動機構(図示せず)の駆動機構は、前記ブレー
キ60に作用する突起を有し、前記ブレーキ60を前記ロック解除位置へ押し付
ける。前記ロック解除位置において、前記ブレーキ面66は、前記ベース16の
前記歯付き面124から離脱される。前記ロック解除位置において、前記ハブ8
0は、前記ハブピン120の周りを自由に回転する。特に、前記ハブ80の前記
複数組の歯96の前記対向する接触面98(図4a)と前記ブレーキ60の前記
対向する半径方向壁73(図4a)との間の選択的当接のために、前記ブレーキ
60は前記ハブ80の回転時に回転する。もう一度、この関係は図4aを参照し
て前述してある。この特徴により、前記駆動機構と前記ブレーキ60との間の相
対運動(望ましくない屑をともすれば生成することがある)が解消される。換言
すれば、前記ブレーキ60は、前記ハブ80により、前記駆動機構の回転と共に
回転する。前記ブレーキ60の前記内側支持面70は、前記ロック解除位置で前
記ポスト88と接触したままであることが好ましいように示してあるが、この関
係は必要でない。
【0043】 本発明の補強テープリールロックを有する前記データ記憶テープカートリッジ
は、従前使用された設計と比べて著しい向上をもたらす。本発明の前記テープリ
ールに伴う前記ブレーキ本体は、前記テープリール組立体の望ましくない回転を
防ぐだけでなく、前記ハブの支持も行い、よって、万一予期しない衝撃があった
場合に前記ハブピンを補強する。この支持を設けることにより、起り得る破滅的
なハブピンのゆがみが防止される。
【0044】 好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明の精神及び範囲
に反することなく形状及び詳細について変更を実行できることは当業者にわかる
であろう。例えば、前記データ記憶テープカートリッジは、前記第1のハウジン
グ部(又はカバー)内に入れ子式に入るベースプレートを含むことが好ましいよ
うに説明されている。しかし、前記ベースプレートは、必要な要素ではない。そ
の代わりに、前記ハブピンを前記第1又は第2のハウジング部の前記内面に固定
することもできる。同様に、前記データ記憶テープカートリッジは、二重テープ
リール設計を取り入れることが好ましいように示されているが、本発明の前記補
強ブレーキは一重テープリール設計にも同様に適用される。
【0045】 更に、前記ブレーキは、一体に形成されたディスクとして説明されているが、
他の形状も使用可能である。その上、前記ブレーキの前記内側支持面は、必ずし
もリングである必要はなく、代わりに向かい側の前記ハブの前記ポストと接触す
るようサイズ調整された一連の相隔たる支持フィンガーでもよい。最後に、前記
ブレーキは、前記ハブピンを補強する機能を個々に実行し前記テープリールの回
転を選択的に防ぐ構造の組合せでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 データ記憶テープカートリッジの斜視図である。
【図2】 ハウジングの一部を取り外した状態の図1の前記データ記憶テー
プカートリッジの斜視図である。
【図3】 本発明による前記データ記憶テープカートリッジのテープリール
組立体の分解図である。
【図4】 本発明による前記テープリール組立体の平面図である。
【図4a】 本発明による前記テープリール組立体の図4の線a−aに関す
る部分断面図である。
【図5】 本発明による前記テープリール組立体の図4の線5−5に関する
断面図である。
【図6】 ハウジングの組立体を示す前記テープカートリッジの分解図であ
る。
【図7】 前記テープリール組立体の設置を示す前記データ記憶テープカー
トリッジの断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月30日(2000.5.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ジェイ・バンダーハイデン アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ジョージ・ピー・ラムボセック アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 デイビッド・ティ・ホーグ アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のハウジング部及び第2のハウジング部を画成するハウ
    ジングと、 前記第1のハウジング部の内側からほぼ垂直に延在するハブピンと、 前記ハブピンと回転自在に関連しているテープリール組立体と、 前記テープリール組立体が、 ポストに固定されたテープ収容部を内側に含むハブであって、前記ポスト
    が前記ハブピンを収容するのにサイズ調整された軸方向孔を画成するハブと、 前記ハブの第1の軸方向端部に隣接して配置された第1のテープフランジ
    と、 前記ハブの第2の軸方向端部に隣接して配置された第2のテープフランジ
    と、 前記ハブの前記第1の軸方向端部と後退自在に関連しているブレーキ本体
    であって、前記第2のハウジング部と選択的に係合するブレーキ面と前記ポスト
    に当接するよう構成された内側支持面とを含むブレーキ本体と、を含み 前記ハブの前記テープ収容部により保持された記憶テープと、 を含む、データ記憶テープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記内側支持面が前記ハブピンの横方向の動きを制限するよ
    うに構成されている、請求項1記載のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記テープリール組立体が、前記ブレーキ面が前記第2のハ
    ウジング部に係合する位置へ前記ブレーキ本体にバイアスをかけるバイアス手段
    を更に含む、請求項1記載のカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ本体の前記内側支持面が、前記ポストの外径に
    近い内径を有するリングである、請求項1記載のカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ本体の前記内側支持面が向かい側の前記ポスト
    に当接するよう構成されており、前記内側支持面の少なくとも一部が前記ハブピ
    ンに隣接する前記ポストに当接する、請求項1記載のカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記ハブピンが前記ハブの第2の軸方向端部から端点まで前
    記軸方向孔内で延在しており、更に前記ブレーキ本体の前記内側支持面の少なく
    とも一部が前記端点と前記第2の軸方向端部との間で前記ポストに当接する、請
    求項1記載のカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記軸方向孔が前記ハブの前記第2の軸方向端部から延在し
    て半径方向壁における前記ポスト内で終了し、前記内側支持面の少なくとも一部
    が前記半径方向壁と前記第2の軸方向端部との間の位置へ前記ポストに沿って延
    在するように前記ブレーキ本体が構成されている、請求項1記載のカートリッジ
  8. 【請求項8】 前記ブレーキ本体の内側支持面が、軸方向に摺動するように
    前記ハブのポストを同軸状に収容するよう構成されている、請求項1記載のカー
    トリッジ。
  9. 【請求項9】 前記ブレーキ本体が前記ハブの回転と共に回転するように前
    記内側支持面から離れて前記ハブの一部に係合するよう構成されている、請求項
    1記載のカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記ハブが前記第1の軸方向端部から延在する接触面を更
    に含み、前記ハブの回転時に前記接触面が通路で前記ブレーキ本体に回転力を与
    えるように前記接触面を収容するのにサイズ調整された通路を前記ブレーキ本体
    が更に画成する、請求項9記載のカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記ハブが前記第1の軸方向端部に配置された駆動手段を
    更に含み、更に前記ハブに対する前記ブレーキ本体の軸方向設置時に前記駆動手
    段を収容するのにサイズ調整された通路を前記ブレーキ本体が含む、請求項1記
    載のカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記ブレーキ本体が前記ブレーキ面と前記内側支持面との
    間に延在する中心部を有するディスクであり、前記通路が前記中心部に形成され
    ており、更に前記駆動手段が前記ハブのテープ収容部の第1の軸方向端部から延
    在する歯付き面である、請求項10記載のカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記ブレーキ本体がロック位置からロック解除位置まで後
    退可能であり、前記ロック位置で前記ブレーキ本体が前記第2のハウジング部に
    係合して前記ハブの回転を防止し、更に前記ロック解除位置で前記ブレーキ本体
    が前記第2のハウジング部を外して前記ハブの回転を可能とした、請求項1記載
    のカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記ブレーキ本体が前記ロック位置で前記第2のハウジン
    グ部及び前記ポストと接触しているように構成されている、請求項13記載のカ
    ートリッジ。
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