JP2002518646A - 6速オーバードライブ自動二輪車変速機 - Google Patents

6速オーバードライブ自動二輪車変速機

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JP2002518646A
JP2002518646A JP2000555015A JP2000555015A JP2002518646A JP 2002518646 A JP2002518646 A JP 2002518646A JP 2000555015 A JP2000555015 A JP 2000555015A JP 2000555015 A JP2000555015 A JP 2000555015A JP 2002518646 A JP2002518646 A JP 2002518646A
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shaft
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JP2000555015A
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ネガーボン、マシュー・スティーブン
ボスラー、ロバート・バーンズ・ジュニア
ウィリアムズ、アーサー・カール
スターン、ダニエル
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カスタム クロム インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 メインシャフト、カウンタシャフト、メインシャフト1−6速ギヤ、カウンタシャフト1−6速ギヤ及び第4/6速ギヤシフト部材を備えた6速ギヤアセンブリが提供される。シフトアセンブリは、シフトカムフォロワにより係合されるべく、均一に分布し且つ均一な形状を備えたディテントを有するシフトカムを備えている。6速ギヤアセンブリは、第1速から第6速まで6種の速度に対応する作動モード及び中立位置を提供する。第6速は、変速機からの出力が、変速機への入力よりも高速回転であるようなオーバードライブ速度からなり、第1及び第5速は、従来の変速比に対応する。6速ギヤアセンブリ及びシフトアセンブリは、変速機ケースを変更することなく、標準装備のハーレーダビッドソン(登録商標)Big Twinの5速変速機内に組み込むことができる。そのため、変速機ケースを取り外したり或いは交換したりする必要なく、又最小限の数の部品の交換を必要とするのみで、Big Twinの5速変速機を6速変速機に変換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の属する技術分野 本発明は、自動二輪車用変速機に関し、特にハーレーダビッドソン(登録商標
)のBig Twin自動二輪車に用いられる自動二輪車用変速機に関する。こ
のような変速機は、エンジンケースと別体であって、変速機の同じ側に配置され
た互いに同心をなす入力及び出力部材を有することを特徴とする変速機ケースを
備えている。背景技術 異なる製造者により製造された自動二輪車や、同一の製造者による異なるモデ
ルの自動二輪車は、それぞれ異なる形式及び形状の自動変速機を使用している。
使用される特定の自動変速機のタイプは、特定の自動二輪車の開発の歴史や、そ
の目的、或いはその物理的な特性などに依存する。ハーレーダビッドソン(登録
商標)Big Twin自動二輪車は、変速機ケースがエンジンケースに対して
完全に別体であるという点でユニークな変速機を使用している。
【0002】 ハーレーダビッドソン(登録商標)Big Twinの5速変速機を簡単に説
明しておくことは、本発明の理解を助けることになろう。
【0003】 図1Aには、従来技術に基づくBig Twinの5速変速機の主要部品が一
部分解して示されている。小さな部品の多くは当業者によく知られており、図示
を容易にするために図示省略されている。Big Twinの5速変速機ケース
10が示されている。符号10により示された変速機ケースは、1989年から
少なくとも1998年までのSoftail(登録商標)モデルのためのもので
ある。しかしながら、(Softail、Dyna、FXR或いはFLTなど、
)他のBig TwinやSoftailのビンテージモデル等も、概ね同様な
変速機ケースを用いていることから、本発明は、このようなモデルについても等
しく適用可能である。様々なBig Twinモデルの変速機ケースは、特定の
Big Twinの特定のフレームやその周囲の部品に適合されたり、それらに
取り付けるために、外形寸法がわずかに異なるのみである。様々なBig Tw
inの変速機の内側キャビティや部品は、それ以外の点についてはほぼ同様のも
のからなる。
【0004】 変速機ケース10は、中央部14を備えたハウジング12と、左側壁16と、
キャビティ20を画定する取り外し可能な右側壁即ちトラップドア18とを有す
る。凹部22が左側壁16に設けられ、左側メインシャフトケース軸受42を受
容し、この凹部22に隣接するように別の凹部28が、左側カウンタシャフトケ
ース軸受44を受容するために設けられている。トラップドア18に設けられた
凹部30は、右側メインシャフトトラップドア軸受46を受容するためのもので
、凹部30に隣接して設けられた凹部36は、右側カウンタシャフトラップドア
軸受48を受容するためのものである。
【0005】 同じく図1Aに示されるように、5速ギヤセット60は、メインシャフト即ち
ドライブシャフト62と、カウンタシャフト64と、(ドライブシャフトドライ
ブギヤ或いはドライブシャフト出力ギヤとも呼ばれる)メインシャフト第5速ギ
ヤ66と、メインシャフト第2速ギヤ68と、メインシャフト第3速ギヤ70と
、メインシャフト第1速ギヤ72と、メインシャフト4速ギヤ4と、カウンタシ
ャフト第5速ギヤ76と、カウンタシャフト第2速ギヤ78と、カウンタシャフ
ト第3速ギヤ80と、カウンタシャフト第1速ギヤ82と、カウンタシャフト4
速ギヤ84とを有する。5速ギヤセット60の部品のいくつかのものは図示省略
され、或いは見えない位置にあるが、そのようなものとしてはスプリットケース
軸受や、保持リングや、スラストワッシャ或いはスペーサ等がある。
【0006】 変速機ケース10に5速ギヤセット60を組み込むために、メインシャフト6
2及びカウンタシャフト64を、先ず6角ナット52によりトラップドア18に
固定する。右側のメインシャフトトラップドア軸受46はメインシャフト62の
右端を支持する。右側カウンタシャフトトラップドア軸受48はカウンタシャフ
ト64の右端を支持する。次に、ギヤや、スプリットケース軸受、保持リング、
スラストワッシャ、スペーサ等の関連するハードウエアを、メインシャフト62
及びカウンタシャフト64の周りに配置する。続いて、5速ギヤセット60が固
定されたトラップドア18を、図示されない従来形式の締結具によりハウジング
に固定する。
【0007】 5速ギヤセット60が変速機ケース10に組み付けられると、メインシャフト
第5速ギヤ66の外側軸受面86は、左側メインシャフトケース軸受42により
固定される。図1Aには図示されていないが、関連産業ではよく知られているメ
インシャフト第5速ギヤ軸受50は、メインシャフト62をメインシャフト第5
速ギヤ66に対して同軸に保持する。メインシャフト第5速ギヤ66の外側スプ
ライン部88及びメインシャフト62の左端は変速機ケース10の外側に突出す
る。カウンタシャフト64の左端は、左側カウンタシャフトケース軸受44によ
り受容される。
【0008】 同じく図1Aには、シフトアセンブリ94が図示されている。シフトアセンブ
リ94は左右シフトカムサポートタワー110、112により支持されたシフタ
カム96を有する。シフト溝98、100、102が示されているが、これらは
すべてよく知られているもので、図示の便宜上正確に図示されていない。左右シ
フトカムサポートタワー110、112はハウジング12の上部に結合されてい
る。シフタフォーク114、116、118はシフトフォークシャフト120に
より支持され、該シャフトはシフトフォークシャフトサポート孔122、124
により支持されている。
【0009】 作動に際して、ライダーが図示されないシフトレバーを操作するのに応じて、
シフタシャフト(図示せず)が回転し、図示されないシフタポールが、シフトピ
ン104に対して作用し、シフタカム96を回転させる。シフトカムフォロワ1
08とディテント106との相互作用により、シフタカム96を所定の角度位置
に向けて付勢する。シフタカム96の回転は、シフタフォーク114、116、
118の1つ又は複数を、シフトフォークシャフト120に沿って軸線方向に駆
動し、これによって所定のギヤ部材がメインシャフト62又はカウンタシャフト
64に沿って軸線方向に移動し、ギヤ比を変化させる。
【0010】 図1Bでは、内部が空の状態の変速機ケース10の模式的水平断面図によって
軸受42、44、46、48の位置及び相対的間隔が示されている。左側カウン
タシャフトケース軸受44は、凹部(又は孔)28内に圧入されている。左側メ
インシャフトケース軸受42は、軸受肩部24及びスナップリング溝26内に保
持された図示されないスナップリングによって凹部22内に固定されている。右
側カウンタシャフトトラップドア軸受48は、軸受肩部38及びスナップリング
溝40内に保持された図示されないスナップリングによって凹部36内に固定さ
れている。右側メインシャフトトラップドア軸受46は、軸受肩部32及びスナ
ップリング溝34内に保持された図示されないスナップリングによって凹部30
内に固定されている。
【0011】 軸受肩部24の外側即ち左側メインシャフトケース軸受42の内側から軸受肩
部32の外側即ち右側メインシャフトトラップドア軸受46の内側との間の距離
は5.97インチである。この距離は、Big Twinの5速変速機に固有の
ものである。このような変速機ケースに用いられるべきメインシャフトは、変速
機ケース又はトラップドアを変更不要とするためには、左側メインシャフトケー
ス軸受42及び右側メインシャフトトラップドア軸受46とそれぞれ整合し、且
つ互いに5.97インチ離れた軸受面を有するものでなければならない。このよ
うな変速機ケースに用いられるべきカウンタシャフトについても同様であって、
変速機ケース又はトラップドアを変更不要とするためには、(左側カウンタシャ
フトケース軸受44の内側と右側カウンタシャフトトラップドア軸受48の内側
との間で測定した場合)互いに6.10インチ離れた左側カウンタシャフトケー
ス軸受44及び右側カウンタシャフトトラップドア軸受48に整合する軸受面を
有するものでなければならない。
【0012】 再び図1Aに示されるように、組み付けられた状態にあっては、5速ギヤセッ
ト60はハウジング12の内部に位置し、トラップドア18はハウジング12の
右側に固定され、シフトアセンブリ94はハウジング12の上部に固定され、ト
ランスミッショントップカバー、トランスミッションエンドカバー等、適切なカ
バー及びその他の部品が取り付けられた状態にある。
【0013】 変速機ケースがエンジンケースと別体であるような最新型の自動二輪車は極め
て少ない。例えば、BMW自動二輪車は、エンジンケースにボルト結合されてい
るが、保守作業時には分解し得る変速機ケースを用いている。歴史的に見て、多
くの自動二輪車に於いては、エンジン及び変速機ケースは別体であるものが多か
った。しかしながら、Big Twinのような自動二輪車以外に於いては、エ
ンジン及び変速機ケースを一体化する傾向がある。
【0014】 一般に、自動二輪車の変速機ケースは、重量及びサイズの観点から可及的に小
型となるように設計される。特に、変速機ケースが別体であって、エンジンケー
スに一体化されていないために、既にかなりの重量増を来しているような場合に
特にそれが言える。このように、変速機ケース内のキャビティは一般に小さい。
【0015】 ハーレーダビッドソン(登録商標)Big Twin自動二輪車のトランスミ
ッションがユニークであるもう一つの理由は、この自動二輪車に於いては、エン
ジンが大きなトルクを発生し得るため、ギヤ変速機を最適化しようとする努力が
比較的払われていなかったことである。ハーレーダビッドソン(登録商標)は、
例えば1930年代に4速変速機を導入し、1980年代には5速変速機を導入
するようなある程度の改善を行ってきた。更に変速比を増すことにより、狭いパ
ワーバンドをより効果的に生かすことが可能となる。しかしながら、ハーレーダ
ビッドソン(登録商標)のBig Twin自動二輪車は、あまりにも大きなト
ルクを発生し得るものであるため、しかもパワーバンドが広いことから、追加の
変速比を追加することがあまり重要視されていなかった。自動二輪車レースに於
いては、レーシング用にチューニングされたエンジンに於ける狭いパワーバンド
をよりよく利用するために変速比を追加することが一般的であるが、Big T
winについてはそのようなことは行われなかった。
【0016】 Big Twinに於けるより一般的な考慮点としては、巡航速度に於けるエ
ンジンの回転速度を低くすることがある。これは、しばしば、標準的な後輪プー
リを、より小型なものと交換することにより達成される。これは、与えられたエ
ンジン回転速度についての自動二輪車の速度を増大させ、或いは逆に、与えられ
た自動二輪車の速度についてのエンジン回転速度を減少させる効果をもたらす。
後輪プーリのサイズを小さくすることは、巡航時のエンジンの回転速度を低下さ
せるが、その影響はすべての変速比に於いて現れる。
【0017】 標準的な変速比をある程度変更するためのカスタムメイド或いは交換部品とし
てのギヤセットが市販されている。例えば、本件特許の譲受人であるカスタムク
ローム社は、標準的な3.24:1或いはクロースレシオの2.94:1の第1
速ギヤを備えたBig Twin用5速変速機のためのRevTech(登録商
標)ギヤセットを提供している。しかしながら、変速機ケースキャビティのサイ
ズの制約のために、交換部品としてのギヤセットにより達成し得る変更は極めて
限られたものとなっている。
【0018】 変速機ケースキャビティのサイズの制約により許容される範囲外の、より大き
な変更が必要な場合のために、しばしば標準よりも大きな、完全にカスタムメイ
ドされた変速機も市販されている。しかしながら、変速機ケースの交換には、経
験を積んだメカニックであっても8時間以上の時間が必要である。それほど経験
を積まない、趣味として自動二輪車を愛好する者がそのような作業を行ったとす
ると、分解された自動二輪車をガレージ或いはショップに数日間放置する破目に
陥る。
【0019】 このように、変速機の他の特性に対して影響を及ぼすことなく、Big Tw
in自動二輪車のために、巡航速度に於けるエンジンの回転速度を低下し得るよ
うな方法又は装置に対する必要が存在していた。
【0020】 また、変速機の他の特性に対して影響を与えることなく、Big Twin自
動二輪車の最高速度を増大させたいという必要も存在していた。
【0021】 Big Twin変速機内に於いてギヤをよりコンパクトに配置し得るような
ギヤ構造に対する必要も存在していた。
【0022】 さらに、より頑丈であって、耐久性に富むギヤセットに対する必要も存在して
いた。
【0023】 さらに、Big Twin変速機に於いて、シフトポールを、第3速ばかりで
なく複数の変速比に於いて調整し得るようにする必要が存在していた。
【0024】 Big Twin用の変速機に於いて、どの変速比を選択する場合でも、レバ
ーの移動量が一定であって、より円滑且つ均一なシフト作用を提供する必要も存
在していた。
【0025】 上記したような必要を、組み立てられた自動二輪車の外観からは見分けられな
いようにして達成し得るようにするための方法及び装置に対する必要も存在して
いた。
【0026】 自動二輪車の所有者又はメカニックにとって最小限の作業且つ最小限の費用を
もって上記したような必要を満たし得るような方法及び装置に対する必要も存在
していた。発明の開示 本発明の一般的な目的は、変速機の他の特性に対して影響を及ぼすことなくB
ig Twin自動二輪車に於いて巡航速度に於けるエンジンの回転速度を低下
し得るような方法及び装置を提供することにある。
【0027】 本発明の別の目的は、エンジンの回転速度を最適な範囲内に維持しつつトップ
ギヤに於けるBig Twin自動二輪車の速度を増大し得るような方法及び装
置を提供することにある。
【0028】 本発明の更に別の目的は、Big Twin変速機内のギヤをよりコンパクト
に配置し得るようなギヤ構造を提供することにある。
【0029】 本発明の更に別の目的は、より頑丈且つ耐久性に富むギヤセットを提供するこ
とにある。
【0030】 本発明の更に別の目的は、第3速ばかりでなく複数の変速比に於いてシフトポ
ールを調整し得るようなBig Twin用変速機を提供することにある。
【0031】 本発明の更に別の目的は、より円滑且つ一様なシフトが可能であって、どの変
速比についてもレバーの変位量が一定であるようなBig Twin用変速機を
提供することにある。
【0032】 本発明の更に別の目的は、組み立てられた自動二輪車の外観からは見分けられ
ないように上記した目的を達成し得るような方法及び装置を提供することにある
【0033】 本発明の更に別の目的は、自動二輪車の所有者或いはメカニックが、最小限の
作業量及びコストをもって上記したような目的を達成し得るような方法及び装置
を提供することにある。
【0034】 上記した或いは他の目的がどのようにして達成されるかを以下に述べる。
【0035】 メインシャフト、カウンタシャフト、メインシャフト1−6速ギヤ、カウンタ
シャフト1−6速ギヤ及び第4/6速ギヤシフト部材を備えた6速ギヤアセンブ
リが提供される。シフトアセンブリは、シフトカムフォロワにより係合されるべ
く、均一に分布し且つ均一な形状を備えたディテントを有するシフトカムを備え
ている。6速ギヤアセンブリは、第1速から第6速まで6種の速度に対応する作
動モード及び中立位置を提供する。第6速は、変速機からの出力が、変速機への
入力よりも高速回転であるようなオーバードライブ速度からなり、第1速から第
5速は、従来の変速比に対応する。
【0036】 6速ギヤアセンブリ及びシフトアセンブリは、変速機ケースを変更することな
く、標準装備のハーレーダビッドソン(登録商標)Big Twinの5速変速
機内に組み込むことができる。そのため、変速機ケースを取り外したり或いは交
換したりする必要なく、又最小限の数の部品の交換を必要とするのみで、Big
Twinの5速変速機を6速変速機に変換することができる。上記した或いは
他の目的、特徴及び利点は、以下の記述から明らかとなろう。発明を実施する最良の形態 以下本発明の好適実施例を、それを図示する添付の図面と共に以下に詳しく説
明する。
【0037】 図2は、本発明のギヤアセンブリ及びその他の部品並びにこれらの部品をどの
ように利用して、図1Aの5速変速機を6速変速機に変換し得るかを、一部分解
して示す分解図である。
【0038】 図2には、本発明に基づく6速ギヤ及びシフトアセンブリが5速変速機用のケ
ースと共に一部分解して示されている。図2の変速機ケースは、ハウジング12
、左側壁16、トラップドア18を含む図1Aの変速機ケースと同様であって、
同様に軸受42、44、46、48、凹部22、28、32、36、6角ナット
52、左側シフトカムサポートタワー110及びシフトフォークシャフト120
を備えている。
【0039】 先ず、6速ギヤセット又はアセンブリ132に着目する。図3はこのギヤセッ
ト132の分解図である。主に図2及び3に注目すると、6速ギヤセット132
は、メインシャフト即ちドライブシャフト134と、カウンタシャフト144と
、ドライブシャフトドライブギヤ或いはドライブシャフト出力ギヤとも呼ばれる
メインシャフト第5速ギヤ156と、メインシャフト第1速ギヤ176と、メイ
ンシャフト第3速ギヤ206と、メインシャフト第2速ギヤ216と、メインシ
ャフト4速ギヤ224と、第4/6速ギヤシャフト部材234と、メインシャフ
ト第6速ギヤ或いはメインシャフトオーバードライブギヤ252と、カウンタシ
ャフト第5速ギヤ262と、カウンタシャフト第1速ギヤ270と、カウンタシ
ャフト第3速ギヤ280と、カウンタシャフト第2速ギヤ298と、カウンタシ
ャフト4速ギヤ308と、カウンタシャフト第6速ギヤ即ちカウンタシャフトオ
ーバードライブギヤ316とを備えている。6速ギヤセット132は又、必要な
スプリットケース軸受、保持リング、スラストワッシャ或いはスペーサ等も備え
ているが、図示を明瞭にするために、これらの部品のすべてが必ずしも図示され
ていない。
【0040】 図4は6速ギヤセット132の断面を示す。主に図3及び4に示されるように
、メインシャフト134はスプライン部136a、136b、136c及び軸受
領域138a、138b、138c、138d、138eを有する。メインシャ
フト134上のギヤ及びシフト部材並びにそれらの配置を次に説明する。
【0041】 メインシャフト第6速ギヤ252は、メインシャフト134の軸受領域138
a上にて、スプリットケース軸受322により回転自在に支持されている。メイ
ンシャフト第6速ギヤ252は、ダイヤメトラルピッチ8の26個の歯及び0.
531インチの歯幅を有する。メインシャフト第6速ギヤ252の左側面254
にはドッグ凹部256が設けられ、第4/6速ギヤシフト部材234の以下に説
明する右側ドッグ244を受容するように適合されている。
【0042】 メインシャフト第6速ギヤ176の別の設計によれば、ダイヤメトラルピッチ
が8で、27個の歯を有するものとされる。
【0043】 第4/6速ギヤシフト部材234は、メインシャフト134上のスプライン部
136a及び第4/6速ギヤシフト部材234のスプライン部236を介して、
メインシャフト134に対して回転可能に且つ軸線方向に移動可能に結合されて
いる。第4/6速ギヤシフト部材234は、保持リング334aにより部分的に
保持されている。第4/6速ギヤシフト部材234は、その左側面328から突
出する左側ドッグ240及び右側面242から突出する右側ドッグ244を有す
る。フォーク溝246が、第4/6速ギヤシフト部材234の左側面238と右
側面242との間に設けられている。
【0044】 メインシャフト4速ギヤ224は、メインシャフト134の軸受領域138b
上にスプリットケース軸受324により回転自在に支持されている。メインシャ
フト4速ギヤ224は、ダイヤメトラルピッチ8の23個の歯及び0.531イ
ンチの歯幅を有する。メインシャフト4速ギヤ224の右側面226には、ドッ
グ凹部228が設けられ、第4/6速ギヤシフト部材234の左側ドッグ240
を受容するべく適合されている。
【0045】 メインシャフト第2速ギヤ216は、メインシャフト134のスプライン部1
36b及びメインシャフト第2速ギヤ216のスプライン部218によりメイン
シャフト134に対して回転可能に結合されている。メインシャフト第2速ギヤ
216は、ダイヤメトラルピッチ8の18個の歯及び0.531インチの歯幅を
有する。
【0046】 メインシャフト第3速ギヤ206は、メインシャフト134の軸受領域138
c上にスプリットケース軸受326を介して回転自在に支持されている。メイン
シャフト第3速ギヤ206は、ダイヤメトラルピッチ8の21個の歯及び0.5
31インチの歯幅を有する。メインシャフト第3速ギヤ206の左側面208に
は、ドッグ凹部210が設けられ、メインシャフト第1速ギヤ176の(後記す
る)右側ドッグ194を受容するべく適合されている。
【0047】 メインシャフト第1速ギヤ176は、メインシャフト134上のスプライン部
136c及びメインシャフト第1速ギヤ176のスプライン部178を介して、
メインシャフト134に対して回転可能に且つ軸線方向に移動可能に結合されて
いる。メインシャフト第1速ギヤ176は、保持リング334bにより部分的に
保持されている。
【0048】 主に、図3、4及び5A〜5Cに示されるように、メインシャフト第1速ギヤ
176は、中央部180と、半径方向に延出する左側フランジ184を備える左
端部182と、半径方向に延出する右側フランジ188を有する右端部186と
を有する。メインシャフト第1速ギヤ176の外周には、0.750インチの歯
幅を有し、ダイヤメトラルピッチ7.8154の歯190が14個設けられてい
る。左側フランジ184からは、左側ドッグ192が中央部180から離反する
向きに軸線方向に延出している。右側フランジ188からは、右側ドッグ194
が中央部180から離反する向きに軸線方向に延出している。図4の断面がドッ
グ192、194を通過しないように選択されているため、これらのドッグは図
面の紙面に対して後方に位置しており、そのためにメインシャフト134により
近く見える。左側フランジ184とギヤ歯190との間に左側環状溝196が設
けられている。右側フランジ188とギヤ歯190との間に右側環状溝(フォー
ク溝)198が設けられている。環状溝196、198は、歯190の歯元と同
一の深さに至るまで延在している。環状溝196、198は、メインシャフト第
1速ギヤ176を、カウンタシャフト第1速ギヤ270と干渉することなくメイ
ンシャフト134に沿って軸線方向に変位可能にしている。
【0049】 別の設計によるメインシャフト第1速ギヤ176は、15個の歯及び8.46
6のダイヤメトラルピッチを有する。
【0050】 主に図3及び4に示されるように、ドライブシャフトドライブギヤ或いはメイ
ンシャフトドライブギヤとも呼ばれるメインシャフト第5速ギヤ156は、出力
スプロケット取付部材164に固着されたギヤ部158を有する。ギヤ部158
は、ダイヤメトラルピッチ8の歯25個と歯幅0.857インチとを有する。メ
インシャフト第5速ギヤ156は、左側メインシャフトケース軸受42により回
転自在に支持され、ケース軸受42はメインシャフト第5速ギヤ156の外側軸
受面162を支持する。メインシャフト第5速ギヤ軸受50は、メインシャフト
第5速ギヤ156の内側とメインシャフト134の軸受面138d、138eと
の間に位置し、メインシャフト134をメインシャフト第5速ギヤ156に対し
て同軸に維持する。
【0051】 メインシャフト第5速ギヤ156の右側面164にはメインシャフト第1速ギ
ヤ176の最大アデンダム直径よりも大きい直径を有するギヤ凹部166が設け
られている。ギヤ凹部166は、メインシャフト第1速ギヤ176の左側フラン
ジ184、左側環状溝196及び歯190の一部を受容するべく適合されている
。ギヤ凹部166は、歯190の一部を含めてメインシャフト第1速ギヤ176
の一部を、メインシャフト第5速ギヤ156内に嵌入し得るようにするもので、
これによって6速ギヤセット132の軸線方向の寸法を大幅に短縮することがで
きる。ギヤ凹部136の左端168にはドッグ凹部170が設けられている。
【0052】 同じく、主に図3及び4に示されるように、カウンタシャフト144は、スプ
ライン部146a、146b、146c、軸受領域148a、148b、148
c及び圧入領域150を有する。
【0053】 カウンタシャフト第6速ギヤ316は、カウンタシャフト144の圧入領域1
50、カウンタシャフト第6速ギヤ316の内側面318及びキー320間の圧
入結合によりカウンタシャフト144に対して回転可能に結合されている。カウ
ンタシャフト第6速ギヤ316は、ダイヤメトラルピッチ8の13個の歯及び0
.531インチの歯幅を有する。
【0054】 別の設計に基づくカウンタシャフト第6速ギヤ176は、ダイヤメトラルピッ
チ8の歯13個を有する。
【0055】 カウンタシャフト4速ギヤ308はカウンタシャフト144上のスプライン部
146a及びカウンタシャフト4速ギヤ308上のスプライン部310により、
カウンタシャフト144に対して、回転可能に結合されている。保持リング33
2は、カウンタシャフト4速ギヤ308が、スプライン部146aの右側に軸線
方向に変位するのを阻止する。カウンタシャフト4速ギヤ308は、ダイヤメト
ラルピッチ8の16個の歯及び0.531インチの歯幅を有する。
【0056】 カウンタシャフト第2速ギヤ298はカウンタシャフト144上の軸受領域1
48a上のスプリットケース軸受328により回転自在に支持されている。カウ
ンタシャフト第2速ギヤ298は、ダイヤメトラルピッチ8の21個の歯及び0
.531インチの歯幅を有する。カウンタシャフト第2速ギヤ298の左側面3
00には、カウンタシャフト第3速ギヤ280の(後記する)右側ドッグ292
を受容するべきドッグ凹部302が設けられている。
【0057】 カウンタシャフト第3速ギヤ280は、カウンタシャフト144上のスプライ
ン部146b及びカウンタシャフト第3速ギヤ280のスプライン部282を介
して、カウンタシャフト144に対して回転可能に且つ軸線方向に移動可能に結
合されている。カウンタシャフト第3速ギヤ280は、保持リング332b、3
32cにより部分的に保持されている。カウンタシャフト第3速ギヤ280は、
ダイヤメトラルピッチ8の18個の歯及び0.531インチの歯幅を有する。カ
ウンタシャフト第3速ギヤ280は、その右側面290から突出する右側ドッグ
280、歯の左側に位置するフォーク溝284及びその左側面286から突出す る左側ドッグ288を有する。図4の断面がドッグ288、292を通過しない ように選択されているため、これらのドッグは図面の紙面に対して後方に位置し ており、そのためにカウンタシャフト144により近く見える。
【0058】 カウンタシャフト第1速ギヤ270はカウンタシャフト144上の軸受領域1
48b上のスプリットケース軸受330により回転自在に支持されている。カウ
ンタシャフト第1速ギヤ270は、ダイヤメトラルピッチ7.8154の23個
の歯及び0.670インチの歯幅を有する。カウンタシャフト第1速ギヤ270
の右側面272には、カウンタシャフト第3速ギヤ280の左側ドッグ288を
受容するべきドッグ凹部274が設けられている。
【0059】 別の設計に基づくカウンタシャフト第1速ギヤ176は、ダイヤメトラルピッ
チ8.466の歯27個を有する。
【0060】 カウンタシャフト第5速ギヤ262は、カウンタシャフト144上のスプライ
ン部146c及びカウンタシャフト第5速ギヤ262のスプライン部264を介
して、カウンタシャフト144に対して回転可能に結合されている。カウンタシ
ャフト第5速ギヤ262は、ダイヤメトラルピッチ8の14個の歯及び0.93
7インチの歯幅を有する。
【0061】 6速ギヤセット132は、5速変速機ケースに対して何らの変更を加えること
なく、変速機ケース10(ハウジング10及びトラップドア18)内に組み込み
得るようにその寸法が定められている。これは、上記したギヤの配置、形状及び
構造を適切に定めることにより達成されるもので、Big Twinの5速変速
機と同様に、メインシャフトトラップドア軸受46の内側と左側メインシャフト
ケース軸受42の内側との間の距離が5.97インチとなるように右側メインシ
ャフトトラップドア軸受46を支持する軸受領域140がメインシャフト134
に設けられるようにしたことによるものである。同様に、上記したようなギヤの
構成から、カウンタシャフト144が、右側カウンタシャフトトラップドア軸受
48を支持する軸受領域148c及び軸受領域148dを有するようになり、そ
れによって、カウンタシャフトトラップドア軸受48の内側と左側カウンタシャ
フトケース軸受44の内側との間の距離が、Big Twinの5速変速機のも
のと同一となる。このようにして、変速機ケース10に対して変更を加えること
なく、6速ギヤセット132を、変速機ケース10内に組み込むことができる。
このように、変速機ケース9に対して変更を加えないことから、組み付けられた
自動二輪車の外観からは、6速ギヤセット132が組み付けられていることを見
分けることが出来ない。
【0062】 次に、主に図1及び2に示されるシフトアセンブリ346に着目すると、シフ
ターカム348、シフターフォーク368、370、372、右側シフトカムサ
ポートタワー366及びシフトカムフォロワ356が、図1Aの対応する部品に
対して変更が加えられており、その内容について以下に詳しく述べる。シフトフ
ォークシャフト120、左側シフトカムサポートタワー110等のようなシフト
アセンブリ346のそれ以外の部品は、図1Aに対応する符号が付された部品と
同様である。
【0063】 シフタカム348は、左右シフトカムサポートタワー110、366により支
持されている。シフト溝358、360、362が図2に示されているが、便宜
上図面中に於いては正確に図示されておらず、そのより正確な構造は以下に説明
する。左右シフトカムサポートタワー110、366は、ハウジング12の上部
に結合されている。シフタフォーク368、370、372はシフトフォークシ
ャフト120により支持され、該シフトフォークシャフト120は、シフトフォ
ークシャフト支持孔374、376により支持されている。
【0064】 第3/5速シフタフォーク368(図2)の一端は、第3/5速ギヤシフト溝
358(図6C)に係合し、シフタフォークの他端は、メインシャフト第1速ギ
ヤ176上のフォーク溝198(図3)に係合する。第1/2速ギヤシフタフォ
ーク370の一端は、第1/2速ギヤシフト溝360に係合し、その他端はカウ
ンタシャフト第3速ギヤ280上のフォーク溝284に係合する。第4/6速シ
フタフォーク372の一端は、第4/6速ギヤシフト溝362に係合し、シフタ
フォークの他端は、第4/6速ギヤシフト部材234上のフォーク溝246に係
合する。
【0065】 作動に際して、ライダーが図示されないシフトレバーを操作するのに応じて、
図示されないシフタシャフトが回転すると、図示されないシフタポールがシフト
ピン364に対して作用し、シフタカム348が回転する。シフタカム348の
回転は、1つ又は複数のシフタフォーク368、370、372をシフトフォー
クシャフト120に沿って軸線方向に移動させ、この運動が対応するギヤ部材の
メインシャフト134又はカウンタシャフト144に沿う軸線方向の運動を引き
起こす。シフタアセンブリ346の詳細について以下に説明する。
【0066】 主に図7A〜7Gは、6速ギヤセット132により各速度比を達成するために
、必要な軸線方向運動をメインシャフト第1速ギヤ176、カウンタシャフト第
3速ギヤ280、第4/6速ギヤシフト部材234が行う様子を示している。図
7Aは中立位置にある6速ギヤセット132を示す。即ち、メインシャフト第1
速ギヤ176、カウンタシャフト第3速ギヤ280或いは、第4/6速ギヤシフ
ト部材234のドッグが、いずれも隣接するギヤのドッグ凹部によって係合され
ていない。従って、各スプライン結合されたギヤは、自由に回転するギヤと歯合
し、何らトルクを伝達しない。
【0067】 図7Bに示されるように、6速ギヤセット132を第1速にシフトするために
は、カウンタシャフト第3速ギヤ280が矢印386により左側に移動し、そこ
でカウンタシャフト第3速ギヤ280の左側ドッグ288がカウンタシャフト第
1速ギヤ270のドッグ凹部274に係合する。これによって、カウンタ軸第1
速ギヤ270を回転方向についてカウンタシャフト144に結合し、トルクが矢
印388に示されるように伝達されるようにする。6速ギヤセット132が第1
速にある場合、ギヤセットはどのギヤ比よりも強い応力を受けることになる。こ
れが、ギヤ176、270、262、156が広い歯幅を有する理由である。メ
インシャフト第5速ギヤ156とメイシャフト第1速ギヤ176とを互いに隣接
させ、カウンタシャフト第5速ギヤ262と、カウンタシャフト第1速ギヤ27
0とを隣接させることにより、カウンタシャフト144に沿うトルクの経路が短
縮し、第1速ギヤ構造の強度が向上する。
【0068】 図7Cは、6速ギヤセット132を第2速にシフトするためには、カウンタシ
ャフト第3速ギヤ280が矢印390により示されるように右側に移動し、そこ
でカウンタシャフト第3速ギヤ280の右側ドッグ292がカウンタシャフト第
2速ギヤ298のドッグ凹部302に係合する様子を示している。これにより、
カウンタシャフト第2速ギヤ298は、カウンタシャフト144に対して回転可
能に結合され、トルクが矢印392により示されるように伝達されるようになる
【0069】 図7Dは、6速ギヤセット132を第3速にシフトするためには、メインシャ
フト第1速ギヤ176が矢印394により示されるように右側に移動し、そこで
メインシャフト第1速ギヤ176の右側ドッグ194がメインシャフト第3速ギ
ヤ206のドッグ凹部210に係合する様子を示している。これにより、メイン
シャフト第3速ギヤ206は、メインシャフト134に対して回転可能に結合さ
れ、トルクが矢印396により示されるように伝達されるようになる。
【0070】 図7Eは、6速ギヤセット132を第4速にシフトするためには、第4/6速
ギヤシフト部材234が矢印398により示されるように左側に移動し、そこで
第4/6速ギヤシフト部材234の左側ドッグ240がメインシャフト第4速ギ
ヤ224のドッグ凹部228に係合する様子を示している。これにより、メイン
シャフト4速ギヤ224は、メインシャフト134に対して回転可能に結合され
、トルクが矢印400により示されるように伝達されるようになる。
【0071】 図7Fは、6速ギヤセット132を第5速にシフトするためには、メインシャ
フト第1速ギヤ176が矢印402により示されるように左側に移動し、そこで
メインシャフト第1速ギヤ176の左側ドッグ192がメインシャフト第5速ギ
ヤ156のドッグ凹部170に係合する様子を示している。これにより、メイン
シャフト第5速ギヤ156は、メインシャフト134に対して回転可能に結合さ
れ、トルクが矢印404により示されるように伝達されるようになる。
【0072】 図7Gに示されるように、6速ギヤセット132を第6速にシフトするために
は、第4/6速ギヤシフト部材234が矢印406により示されるように右側に
移動し、そこで第4/6速ギヤシフト部材234の右側ドッグ244がメインシ
ャフト第6速ギヤ252のドッグ凹部256に係合する。これによって、メイン
シャフト第6速ギヤ252を回転方向についてメインシャフト134に結合し、
トルクが矢印408に示されるように伝達されるようにする。メインシャフト第
6速ギヤ252及びカウンタシャフト第6速ギヤ316が、変速機ケース10内
で対向するように配置される。そのため、第6速のギヤの位置が、カウンタシャ
フト144に沿って最も長いトルク伝達経路を有することになる。第6速に於い
て伝達されるトルクが最も小さいことから、より高いトルクが伝達されるような
変速位置に於けるカウンタシャフト144に沿うトルクの伝達経路を短縮するこ
とが可能となる。
【0073】 上記した6速ギヤセットによれば、次のようなギヤ比が達成される。
【0074】 ギヤ 入出力比 第1速 2.94:1 第1速(別案)3.21:1 第2速 2.082:1 第3速 1.531:1 第4速 1.242:1 第5速 1.00:1 第6速 0.893:1 第6速(別案)0.860:1 上記したギヤ比は、メインシャフト134の回転速度を入力とし、メインシャ
フト第5速ギヤ156の回転速度を出力とすることにより測定されたものである
【0075】 図6A〜6Cには、シフタカム348の詳細が示されている。図6Aは、図2
Aの線6A−6Aについて見たシフタカム348の断面図である。図6Bは、図
2Aの線6B−6Bについて見たシフタカム348の断面図で、ピン364の構
成を示している。図6Cは、シフタカム348の円筒面の展開図で、シフト溝3
58、360、362を示す。図6Cに於いて、第1速として示された線は図6
Aの0度カムリード角に対応し、図6Cのそれ以外の部分は、シフタカム348
を時計回り方向に巻く。谷350a〜350gは、シフトカムフォロワ356と
協働してシフタカム348を、7つの所定位置の1つに向けて付勢する。
【0076】 シフトカムフォロワ356が谷350gにある時、シフトフォーク386、3
70、372は、図6Cの線Nに沿って位置し、メインシャフト第1速ギヤ17
6、カウンタシャフト第3速ギヤ280或いは第4/6速ギヤシフト部材234
は、隣接したギヤに何ら係合しておらず、そのため6速ギヤセット132は、図
7Aに示された状態にあって、中立位置が実現する。
【0077】 シフトカムフォロワ356が谷350aに位置している場合、シフトフォーク
368、370、372は図6Cの第1速の線に沿って位置し、第1/2速ギヤ
シフト溝360は、第1/2速ギヤシフタフォーク370をカウンタシャフト第
3速ギヤ280に沿って左側に移動させ、6速ギヤセット132を図7Bに示さ
れた状態、即ち第1速の状態とする。
【0078】 シフトカムフォロワ356が谷350bに位置している場合、シフトフォーク
368、370、372は図6Cの第2速の線に沿って位置し、第1/2速ギヤ
シフト溝360は、第1/2速ギヤシフタフォーク370をカウンタシャフト第
3速ギヤ280に沿って右側に移動させ、6速ギヤセット132を図7Cに示さ
れた状態、即ち第2速の状態とする。
【0079】 同様に、カムフォロワ365が谷350c、350d、350e及び350f
にある時、シフトフォーク368、370、372は、それぞれ第3速、4速、
第5速及び第6速の線に沿って位置し、6速ギヤセット132が第3速、4速、
第5速及び第6速の状態となるように、メインシャフト第1速ギヤ176、カウ
ンタシャフト第3速ギヤ280或いは第4/6速ギヤシフト部材234の対応す
る運動を引き起こす。
【0080】 図6Aは、シフトカムフォロワ356がフォローすべきカム面の山及び谷を示
している。谷350a〜350fは、互いに60度間隔で均等に配置されている
。また、各谷350a〜350fは0.125インチの半径を有し、各山352
b〜352fは0.25インチの半径を有し、各谷から隣接する2つの山に導く
斜面は、例えば符号354により示されるように、120度の角度をなしている
。山352a′、352a″及び谷350gは例外であって、谷350gは、中
立位置に対応し、その他の点では均等に配置された谷の間に位置する。谷の間隔
及び形状が均一であって、谷と山との間の斜面の角度が特定の値に定められてい
ることにより、各変速比についてシフトレバーの変位量を均一とし、円滑かつ均
一なシフト動作が可能となる。また、これによって、第2速、第3速、第4速及
び第5速といった幾つかの変速状態のいずれにギヤが選択された状態であっても
、シフトポールが調節することが可能となる。
【0081】 Big Twinの5速変速機を、本発明に基づく6速変速機に変換するため
に5速変速機の部品で変更を要するものは、メインシャフト62、カウンタシャ
フト64、メインシャフト第5速ギヤ66、メインシャフト第2速ギヤ68、メ
インシャフト第3速ギヤ70、メインシャフト第1速ギヤ72、メインシャフト
第4速ギヤ74、カウンタシャフト第5速ギヤ76、カウンタシャフト第2速ギ
ヤ78、カウンタシャフト第3速ギヤ80、カウンタシャフト第1速ギヤ82、
カウンタシャフト第4速ギヤ84、シフタカム96、右側シフトカムサポートタ
ワー112、シフトカムフォロワ108、シフトフォーク114、シフトフォー
ク116、シフトフォーク118及びスプリット係数ケース、保持リング、スラ
ストワッシャ及びスペーサである。
【0082】 以上、本発明を特定の実施例について説明したが、当業者であれば本発明の概
念から逸脱することなく様々な変形変更に思い至ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 従来技術のハーレーダビッドソン(登録商標)Big Twin5速変速機の
主要部品を示す分解図である。
【図1B】 図1Aに示された従来技術の変速機を、更にそのケース及びトラップドア軸受
と共に示す模式的水平断面図である。
【図2】 本発明に基づくBig Twin変速機ケース、6速ギヤおよびシフトアセン
ブリの分解図。
【図3】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリの分解図。
【図4】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリの断面図。
【図5A】 本発明に基づくメインシャフト第1速ギヤを示す図。
【図5B】 本発明に基づくメインシャフト第1速ギヤを示す図。
【図5C】 本発明に基づくメインシャフト第1速ギヤを示す図。
【図6A】 それぞれ図2Aの線6A−6A及び6B−6Bについて見た本発明に基づくシ
フトカムの断面図。
【図6B】 それぞれ図2Aの線6A−6A及び6B−6Bについて見た本発明に基づくシ
フトカムの断面図。
【図6C】 本発明に基づくシフトカムの円筒面を示す展開図。
【図7A】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
【図7B】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
【図7C】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
【図7D】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
【図7E】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
【図7F】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
【図7G】 本発明に基づく6速ギヤアセンブリに於いて、各変速比を達成するための各部
の動きを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 16100 Jacqueline Cour t, Morgan Hill,Cali fornia 95037, U.S.A. (72)発明者 ボスラー、ロバート・バーンズ・ジュニア アメリカ合衆国カリフォルニア州91754・ ハシエンダハイツ・アパートメント ジェ イ−7・サウスハシエンダブールバード 2408 (72)発明者 ウィリアムズ、アーサー・カール アメリカ合衆国カリフォルニア州91504・ バーバンク・ノースキーストーンストリー ト 2616 (72)発明者 スターン、ダニエル アメリカ合衆国カリフォルニア州95119・ サンノゼ・カミノベルデドライブ 6410 Fターム(参考) 3J028 EA07 EB08 EB31 EB35 EB42 EB62 FA06 FB02 FC32 FC42 FC63 GA10 3J030 EA02 EC06 3J067 AC05 BA12 DA32 DA33 FB81 GA05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5速自動二輪車変速機を改造するための方法であって、 前記変速機が、 左右側壁を有するオリジナルの変速機ハウジングと、 両端にて軸受を介して前記左右壁により支持され、前記左側壁を越えて前記オ
    リジナル変速機ハウジングから外向きに延出する端部を有し、該端部が自動二輪
    車エンジンの出力に回転可能に結合されるべく適合されたオリジナルのドライブ
    シャフトと、 前記オリジナルドライブシャフトに対して水平方向に平行に間隔をおいて前記
    オリジナル変速機ハウジングに取り付けられ、前記右側壁により回転可能に支持
    された右端と、左側壁により回転可能に支持された左端とを有するオリジナルカ
    ウンタシャフトと、 前記オリジナル変速機ハウジングの外側にて前記ドライブシャフト端部の周り
    に同心的に配置され、前記オリジナル変速機ハウジング内のギヤに剛結された出
    力スプロケット取付部材と、 前記オリジナルドライブシャフトの周りに配置された5つのオリジナルドライ
    ブシャフトギヤと、 前記オリジナルカウンタシャフトの周りに配置された5つのオリジナルカウン
    タシャフトギヤとを有し、 前記オリジナルドライブシャフトギヤ及びカウンタシャフトギヤが、5つの変
    速比及びアイドル変速比のいずれかを選択的に提供し得るように選択的に配置可
    能にされており、 このような5速変速機を6速変速機に変換する方法であって、 前記オリジナル変速機ハウジングを自動二輪車に取り付けられたままにする過
    程と、 前記オリジナル変速機ハウジングを開く過程と、 前記オリジナル変速機ハウジングから、前記オリジナルドライブシャフト、前
    記オリジナルカウンタシャフト、前記5つのオリジナルドライブシャフトギヤ及
    び前記5つのオリジナルカウンタシャフトギヤを取り外す過程と、 前記オリジナルドライブシャフトを、6つの交換ギヤを取り付けるべく適合さ
    れ、かつ前記オリジナル変速機ハウジング内に取り付け可能な交換ドライブシャ
    フトと交換する過程と、 前記オリジナルカウンタシャフトを、6つの交換ギヤを取り付けるべく適合さ
    れ、かつ前記オリジナル変速機ハウジング内に取り付け可能な交換カウンタシャ
    フトと交換する過程と、 6つの交換ドライブシャフトギヤを前記交換ドライブシャフトの回りに配置す
    る過程と、 6つの交換カウンタシャフトギヤを前記交換カウンタシャフトの回りに配置す
    る過程と、 前記交換メインシャフト、交換カウンタシャフト及び交換ギヤを、前記オリジ
    ナル変速機ハウジング内に配置する過程と、 前記オリジナル変速機ハウジングを閉じる過程とを有することにより、 前記5速自動二輪車変速機を、ハウジングを変更することなく6速自動二輪車
    変速機に変換するようにしたことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記出力スプロケット取付部材が、少なくとも1つの変速
    位置に於いて前記ドライブシャフトより速く回転して、オーバードライブ変速比
    を提供するように、前記6つの交換ドライブシャフトギヤ及び6つの交換カウン
    タシャフトギヤが選択されかつ配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 どの変速比位置に於いても前記出力スプロケット取付部材
    が前記ドライブシャフトよりも速く回転することがないように、前記5速変速機
    が非オーバードライブ変速機からなるものとし、前記出力スプロケット取付部材
    が、少なくとも1つの変速位置に於いて前記ドライブシャフトより速く回転して
    、オーバードライブ変速比を提供するように、前記6つの交換ドライブシャフト
    ギヤ及び6つの交換カウンタシャフトギヤが選択されかつ配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 左右側壁を有する変速機ハウジングと、 両端にて、所定の軸受間距離を有する軸受を介して前記左右壁により支持され
    、前記左側壁を越えて前記変速機ハウジングから外向きに延出する端部を有し、
    該端部が自動二輪車エンジンの出力に回転可能に結合されるべく適合されたドラ
    イブシャフトと、 前記ドライブシャフトに対して水平方向に平行に間隔をおいて前記変速機ハウ
    ジングに取り付けられ、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側壁
    により回転可能に支持された左端とを有するカウンタシャフトと、 前記変速機ハウジングの外側にあって前記ドライブシャフト端部の周りに同心
    的に配置され、前記変速機ハウジング内のギヤに剛結された出力スプロケット取
    付部材とを有する形式の自動二輪車変速機であって、 前記ドライブシャフトの周りに配置された6つのドライブシャフトギヤと、 前記カウンタシャフトの周りに配置された6つのカウンタシャフトギヤとを有
    し、 前記ギヤが、6つの変速比及び中立変速比のいずれかを選択的に提供し得るよ
    うに選択的に配置可能にされたことを特徴とする自動二輪車変速機。
  5. 【請求項5】 前記軸受間距離が、ハーレーダビッドソンBig Twi
    n自動二輪車の5速変速機の軸受間距離と等しくされていることを特徴とする請
    求項4に記載の変速機。
  6. 【請求項6】 前記軸受間距離が5.97インチであることを特徴とする
    請求項4に記載の変速機。
  7. 【請求項7】 前記6つの変速比のうちの少なくとも1つが、前記出力ス
    プロケット取付部材を前記ドライブシャフトよりも速く回転させる、オーバード
    ライブ変速比を提供するものであることを特徴とする請求項4に記載の変速機。
  8. 【請求項8】 左右側壁を有する変速機ハウジングと、 両端にて、所定の軸受間距離を有する軸受を介して前記左右壁により支持され
    、前記左側壁を越えて前記変速機ハウジングから外向きに延出する端部を有し、
    該端部が自動二輪車エンジンの出力に回転可能に結合されるべく適合されたドラ
    イブシャフトと、 前記ドライブシャフトに対して水平方向に平行に間隔をおいて前記変速機ハウ
    ジングに取り付けられ、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側壁
    により回転可能に支持された左端とを有するカウンタシャフトと、 前記変速機ハウジングの外側にあって前記ドライブシャフト端部の周りに同心
    的に配置され、前記変速機ハウジング内のギヤに剛結された出力スプロケット取
    付部材とを有する形式の自動二輪車変速機アセンブリであって、 ドライブシャフトドライブギヤと、 ドライブシャフトオーバードライブギヤと、 カウンタシャフトオーバードライブギヤと、 カウンタシャフトドライブギヤとを有し、 当該変速機アセンブリが、ハーレーダビッドソンBig Twinの非オーバ
    ードライブ変速機ハウジング内に組み込むべく適合されており、 前記ドライブシャフトドライブギヤ、ドライブシャフトオーバードライブギヤ
    、カウンタシャフトオーバードライブギヤ及びカウンタシャフトドライブギヤを
    利用する変速比に於いて、前記ドライブシャフトからの入力トルクが、前記ドラ
    イブシャフトに沿って、前記ドライブシャフトオーバードライブギヤ及びカウン
    タシャフトオーバードライブギヤへと伝達され、前記カウンタシャフトに沿って
    、前記カウンタシャフトドライブギヤ、ドライブシャフトドライブギヤ及び出力
    スプロケット取付部材へと伝達され、前記出力スプロケット取付部材が前記ドラ
    イブシャフトより速く回転する、オーバードライブ変速比を提供するようにした
    ことを特徴とする自動二輪車変速機。
  9. 【請求項9】 前記軸受間距離が、ハーレーダビッドソンBig Twi
    n自動二輪車の5速変速機の軸受間距離と等しくされていることを特徴とする請
    求項8に記載の変速機。
  10. 【請求項10】 前記軸受間距離が5.97インチであることを特徴とす
    る請求項8に記載の変速機。
  11. 【請求項11】 或る動作モードを有する自動二輪車の改良された変速機
    システムであって、 左右側壁により画定されたハウジングと、 前記ハウジング内にて、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側
    壁により回転可能に支持された左端とを有し、前記左側壁を越えて前記変速機ハ
    ウジングから外向きに延出する端部を有し、該端部が自動二輪車エンジンの出力
    に回転可能に結合されるべく適合されたドライブシャフトと、 前記ドライブシャフトに対して水平方向に平行に間隔をおいて前記変速機ハウ
    ジングに取り付けられ、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側壁
    により回転可能に支持された左端とを有するカウンタシャフトと、 前記ハウジング内にて前記左側壁に隣接するように前記ドライブシャフトに回
    転自在に取り付けられたドライブシャフトドライブギヤと、 前記変速機ハウジングの外側にあって、前記ドライブシャフトドライブギヤに
    剛結された出力スプロケット取付部材と、 前記ハウジング内にて前記右側壁に隣接するように前記ドライブシャフトに取
    り付けられ、かつそれに回転可能に結合されたドライブシャフトオーバードライ
    ブギヤと、 前記カウンタシャフトに取り付けられ、かつそれに回転可能に結合され、前記
    ドライブシャフトオーバードライブギヤに噛合するカウンタシャフトオーバード
    ライブギヤとを有し、 前記ドライブシャフトへの入力トルクが、前記ドライブシャフトに沿って、前
    記ドライブシャフトオーバードライブギヤ及びカウンタシャフトオーバードライ
    ブギヤへと伝達され、前記カウンタシャフトに沿って、前記カウンタシャフトド
    ライブギヤ、ドライブシャフトドライブギヤ及び出力スプロケット取付部材へと
    伝達され、前記出力スプロケット取付部材が前記ドライブシャフトより速く回転
    するようにしたことを特徴とする改良された変速機システム。
  12. 【請求項12】 メインシャフト第1速ギヤが前記ドライブシャフトドラ
    イブギヤに隣接して配置され、カウンタシャフト第1速ギヤが前記カウンタシャ
    フトドライブギヤに隣接して配置されていることを特徴とする請求項11に記載
    の変速機システム。
  13. 【請求項13】 メインシャフト第1速ギヤが前記ドライブシャフトドラ
    イブギヤに隣接して配置され、カウンタシャフト第1速ギヤが前記カウンタシャ
    フトドライブギヤに隣接して配置され、メインシャフト第3速ギヤが前記メイン
    シャフト第1速ギヤに隣接して配置され、カウンタシャフト第3速ギヤが前記カ
    ウンタシャフト第1速ギヤに隣接して配置され、メインシャフト第2速ギヤが前
    記メインシャフト第3速ギヤに隣接して配置され、カウンタシャフト第2速ギヤ
    が前記カウンタシャフト第3速ギヤに隣接して配置され、メインシャフト第4速
    ギヤが前記メインシャフト第2速ギヤに隣接して配置され、カウンタシャフト第
    4速ギヤが前記カウンタシャフト第2速ギヤに隣接して配置されていることを特
    徴とする請求項11に記載の変速機システム。
  14. 【請求項14】 或る動作モードを有する自動二輪車の改良された変速機
    システムであって、 左右側壁により画定されたハウジングと、 前記ハウジング内にて、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側
    壁により回転可能に支持された左端とを有し、前記左側壁を越えて前記変速機ハ
    ウジングから外向きに延出する端部を有するドライブシャフトと、 前記ドライブシャフトに対して水平方向に平行に間隔をおいて前記変速機ハウ
    ジングに取り付けられ、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側壁
    により回転可能に支持された左端とを有するカウンタシャフトと、 前記ハウジング内にて前記左側壁に隣接するように前記ドライブシャフトに回
    転自在に取り付けられたドライブシャフトドライブギヤと、 前記変速機ハウジングの外側にあって、前記ドライブシャフトドライブギヤに
    剛結された出力スプロケット取付部材と、 前記ハウジング内にて前記ドライブシャフトドライブギヤに隣接するように前
    記ドライブシャフトに取り付けられ、かつそれに回転可能に結合されたドライブ
    シャフト第1速ギヤと、 前記カウンタシャフトに取り付けられ、かつそれに回転可能に結合され、前記
    ドライブシャフト第1速ギヤに噛合するカウンタシャフト第1速ギヤと、 前記カウンタシャフトに取り付けられ、かつそれに回転可能に結合され、前記
    ドライブシャフトドライブギヤに噛合するカウンタシャフトドライブギヤとを有
    し、 前記ドライブシャフトへの入力トルクが、前記ドライブシャフトに沿って、前
    記ドライブシャフト第1速ギヤ及びカウンタシャフト第1速ギヤへと伝達され、
    前記カウンタシャフトに沿って、前記カウンタシャフトドライブギヤ、ドライブ
    シャフトドライブギヤ及び出力スプロケット取付部材へと伝達され、それにより
    得られる変速比が、当該変速機により提供されるどの変速比よりも、前記出力ス
    プロケット取付部材と前記ドライブシャフトとの間に大きな回転速度差を生じさ
    せるようにしたことを特徴とする改良された変速機システム。
  15. 【請求項15】 前記ドライブシャフトドライブギヤが、前記ドライブシ
    ャフト第1速ギヤに隣接する右側面及び同右側面に設けられた凹部を有し、 別の動作モードに於いては、前記ドライブシャフト第1速ギヤの歯部が、少な
    くとも部分的に前記ドライブシャフトドライブギヤに嵌入するように、前記凹部
    が前記ドライブシャフト第1速ギヤを受容するべく適合されていることを特徴と
    する請求項14に記載の変速機システム。
  16. 【請求項16】 自動二輪車変速機のギヤアセンブリのためのギヤであっ
    て、 左右端部間に位置する中央部を有し、軸線周りに回転可能にするべく適合され
    たギヤ本体と、 前記中央部の外周に配置された外歯ギヤ歯と、 前記左端部から半径方向に延出する左側フランジと、 前記左側フランジから軸線方向に、前記中央部から離反する向きに延出する左
    側ラグと、 前記右端部から半径方向に延出する右側フランジと、 前記右側フランジから軸線方向に、前記中央部から離反する向きに延出する右
    側ラグと、 前記ギヤ歯と前記左側フランジとの間に画定された左側環状溝と 前記ギヤ歯と前記右側フランジとの間に画定された右側環状溝とを有すること
    を特徴とするギヤ。
  17. 【請求項17】 当該ギヤが、メインシャフト第1速ギヤからなることを
    特徴とする請求項16に記載のギヤ。
  18. 【請求項18】 前記左側及び右側環状溝が、前記ギヤ歯の歯元に至る深
    さを有することを特徴とする請求項16に記載のギヤ。
  19. 【請求項19】 前記両環状溝の一方が、フォーク溝からなることを特徴
    とする請求項16に記載のギヤ。
  20. 【請求項20】 当該ギヤが、前記ドライブシャフトドライブギヤに隣接
    して組み付けられるべく適合されていることを特徴とする請求項16に記載のギ
    ヤ。
  21. 【請求項21】 当該ギヤが、前記ドライブシャフトドライブギヤに隣接
    して組み付けられるべく適合されており、少なくとも1つの動作モードに於いて
    は、歯を有する前記中央部が、前記ドライブシャフトドライブギヤの凹部に嵌入
    し得ることを特徴とする請求項16に記載のギヤ。
  22. 【請求項22】 左右側壁により画定されたハウジングと、 前記ハウジング内にて、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側
    壁により回転可能に支持された左端とを有し、前記左側壁を越えて前記変速機ハ
    ウジングから外向きに延出する端部を有し、該端部が自動二輪車エンジンの出力
    に回転可能に結合されるべく適合されたドライブシャフトと、 前記ドライブシャフトに対して水平方向に平行に間隔をおいて前記変速機ハウ
    ジングに取り付けられ、前記右側壁により回転可能に支持された右端と、左側壁
    により回転可能に支持された左端とを有するカウンタシャフトと、 前記変速機ハウジングの外側にあって前記ドライブシャフト端部の周りに同心
    的に配置され、前記変速機ハウジング内のギヤに剛結された出力スプロケット取
    付部材とを有する形式の自動二輪車変速機であって、 前記ドライブシャフトの周りに配置された複数のドライブシャフトギヤと、 前記カウンタシャフトの周りに配置された複数のカウンタシャフトギヤとを有
    し、 前記ドライブシャフトギヤ及びカウンタシャフトギヤが、該変速機に於いて複
    数の変速比を実現し得るように、複数の配置に選択的に移動可能であって、 前記変速機ハウジング内にて、前記ドライブシャフト及びカウンタシャフトに
    対して、平行に間隔をおいてシフタカム部材が回転可能に取り付けられ、 複数のシフタフォークが、前記ドライブシャフト及びカウンタシャフトに対し
    て平行に横方向に動き得るように、前記シフタカム部材が複数のシフタ溝を有し
    、 前記シフタカム部材を、それぞれ特定の変速比に対応する複数の位置に付勢す
    るように、カムフォロワに係合するべく複数の谷を有するカム面が、前記シフタ
    カム部材に設けられており、 前記カム面の谷が、前記シフタカム部材の周りに均等に配置され、 前記ギヤが複数の配置状態にあるときにシフトポールを調節可能としたことを
    特徴とする自動二輪車変速機。
  23. 【請求項23】 中立変速位置以外の変速位置に対応する前記谷が、互い
    に60度間隔に設けられ、より円滑かつ均一なシフト動作が可能となるようにし
    たことを特徴とする請求項22に記載の自動二輪車変速機。
  24. 【請求項24】 中立変速位置以外の変速位置に対応する前記谷が、12
    0度の角度をなす斜面により形成され、より円滑かつ均一なシフト動作が可能と
    なるようにしたことを特徴とする請求項22に記載の自動二輪車変速機。
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US09/098,014 1998-06-15
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