JP2002517634A - 抄紙機または板紙抄紙機における新紙料と新紙料希釈用水の混合装置および方法 - Google Patents
抄紙機または板紙抄紙機における新紙料と新紙料希釈用水の混合装置および方法Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、抄紙機または抄板紙機において新紙料(M)を新紙料の希釈に用いられる水(V)と混合するための装置および方法に関する。希釈用の水と、パイプ(13)から流入する新紙料の混合点(K)において、パイプの断面においてパイプ部分に関して波型形状を含む少なくとも１つのパイプ部分がある。
Description
【０００１】 本発明は、抄紙機または板紙抄紙機において紙または板紙の製造に用いられる
新紙料と新紙料希釈用の水を混合するための装置および方法に関する。
新紙料と新紙料希釈用の水を混合するための装置および方法に関する。
【０００２】 従来技術から、抄紙機または板紙抄紙機において新紙料および戻り循環をワイ
ヤピットの後ろにある細いダクト内へ送る方式の装置が知られている。このシス
テムの重要な特徴は、紙料、白水、および戻り循環を良好に混合することである
。
ヤピットの後ろにある細いダクト内へ送る方式の装置が知られている。このシス
テムの重要な特徴は、紙料、白水、および戻り循環を良好に混合することである
。
【０００３】 抄紙機／板紙抄紙機において短路循環の白水と新紙料の良好な混合を得ること
を目的として、本特許出願においては、新紙料が導入されるワイヤピットの後ろ
のダクト内において、少なくとも１本のダクトの表面は、流れダクトの長手方向
の軸に垂直な断面が波型のダクト形状であることを提案する。この波型ダクト形
状は、流れの中に二次渦を発生し、これらの渦によって流れが効果的に混合する
。
を目的として、本特許出願においては、新紙料が導入されるワイヤピットの後ろ
のダクト内において、少なくとも１本のダクトの表面は、流れダクトの長手方向
の軸に垂直な断面が波型のダクト形状であることを提案する。この波型ダクト形
状は、流れの中に二次渦を発生し、これらの渦によって流れが効果的に混合する
。
【０００４】 本発明に係る装置は、希釈用の水と、パイプから送られてきた新紙料との混合
点において、少なくとも一本のパイプの部分は、パイプの断面が波型形状である
ことを特徴とする。
点において、少なくとも一本のパイプの部分は、パイプの断面が波型形状である
ことを特徴とする。
【０００５】 本発明に係る方法は、新紙料希釈用の水と、パイプから送られてきた新紙料と
の混合点において二次渦が形成され、この二次渦は、パイプの表面の波型形状に
よって形成することを特徴とする。
の混合点において二次渦が形成され、この二次渦は、パイプの表面の波型形状に
よって形成することを特徴とする。
【０００６】 以下本発明を、添付の図面中に図示されている本発明の好適な実施例の幾つか
を参照して記述する。しかし、本発明は当該実施例のみに限定されるものではな
い。
を参照して記述する。しかし、本発明は当該実施例のみに限定されるものではな
い。
【０００７】 図1Aは本発明の最も一般的な実施例を示し、この例では一般に新紙料Ｍを希釈
するために用いられる水Ｖがパイプ11を通って流れ、高濃度の新紙料Ｍがパイプ
13を通って流れる。パイプ13の末端において、および当該末端の後ろにおいて、
高濃度の紙料Ｍと紙料の希釈に用いられる水Ｖが、パイプ13の末端部に形成され
た本発明に係る波型構造により相互に混合される。図1Aに示された実施例におい
て、波型がパイプ13の内側および外表面の両方に延びており、この場合、新紙料
Ｍの希釈に用いられる水と新紙料Ｍの混合は効果的に行なわれる。パイプ11に沿
って流れる水は白水であることが望ましく、白水は、図1Aに示すようにタンク10
0から流出する。図に示すように、タンク100は抄紙機または板紙抄紙機内の短路
循環脱気タンクであって、タンク内に別の中間タンクからの白水Ｖが流入する。
このように、本発明の最も一般的な実施例においては、波型のパイプ構造13によ
って、一般に、高濃度の新紙料Ｍと、当該紙料を希釈する水Ｖが相互に効果的に
混合され、希釈用の水は抄紙機／板紙抄紙機内の短路循環の白水からなることが
望ましい。
するために用いられる水Ｖがパイプ11を通って流れ、高濃度の新紙料Ｍがパイプ
13を通って流れる。パイプ13の末端において、および当該末端の後ろにおいて、
高濃度の紙料Ｍと紙料の希釈に用いられる水Ｖが、パイプ13の末端部に形成され
た本発明に係る波型構造により相互に混合される。図1Aに示された実施例におい
て、波型がパイプ13の内側および外表面の両方に延びており、この場合、新紙料
Ｍの希釈に用いられる水と新紙料Ｍの混合は効果的に行なわれる。パイプ11に沿
って流れる水は白水であることが望ましく、白水は、図1Aに示すようにタンク10
0から流出する。図に示すように、タンク100は抄紙機または板紙抄紙機内の短路
循環脱気タンクであって、タンク内に別の中間タンクからの白水Ｖが流入する。
このように、本発明の最も一般的な実施例においては、波型のパイプ構造13によ
って、一般に、高濃度の新紙料Ｍと、当該紙料を希釈する水Ｖが相互に効果的に
混合され、希釈用の水は抄紙機／板紙抄紙機内の短路循環の白水からなることが
望ましい。
【０００８】 図1Bは、図1Aの線IV-IVに沿った断面図である。図に示すように、高濃度の紙
料の供給路は、望ましくはパイプ13であり、供給路の末端に波型構造を備えてい
る。波型はパイプ13の内側および外側の両方に延びており、この場合これらの波
型は、パイプ13内を流れる新紙料Ｍ、およびパイプ13の外側を流れる紙料希釈用
の水Ｖ、望ましくは白水、の両者に作用する。
料の供給路は、望ましくはパイプ13であり、供給路の末端に波型構造を備えてい
る。波型はパイプ13の内側および外側の両方に延びており、この場合これらの波
型は、パイプ13内を流れる新紙料Ｍ、およびパイプ13の外側を流れる紙料希釈用
の水Ｖ、望ましくは白水、の両者に作用する。
【０００９】 図1Cは、抄紙機または板紙抄紙機内でのリテンション水の収集および繊維質の
白水の再生において使用する短路循環の白水ピットの原理図であり、ここでは新
紙料Ｍと、戻り循環Ｏとが白水Ｖ中に流入し、さらに、この構成では結合され混
合された流れがワイヤピット10から抄紙機または板紙抄紙機のヘッドボックス10
0内へと送出される。図1Cに示すように、白水はワイヤからワイヤピット10内に
流入する。ワイヤピット10の底部に設置されたダクト11内には、ワイヤピット10
からの白水Ｖの他に、タンクＦからの戻り循環水Ｏおよび紙料タンクＳからの新
紙料Ｍも流入する。ポンプＰによって、結合された流れL1＋L2＋L3はさらにヘッ
ドボックス100へと送出される。
白水の再生において使用する短路循環の白水ピットの原理図であり、ここでは新
紙料Ｍと、戻り循環Ｏとが白水Ｖ中に流入し、さらに、この構成では結合され混
合された流れがワイヤピット10から抄紙機または板紙抄紙機のヘッドボックス10
0内へと送出される。図1Cに示すように、白水はワイヤからワイヤピット10内に
流入する。ワイヤピット10の底部に設置されたダクト11内には、ワイヤピット10
からの白水Ｖの他に、タンクＦからの戻り循環水Ｏおよび紙料タンクＳからの新
紙料Ｍも流入する。ポンプＰによって、結合された流れL1＋L2＋L3はさらにヘッ
ドボックス100へと送出される。
【００１０】 本発明においては、ワイヤピットの底部において白水が、紙料および戻り循環
水と混合されるが、当該水は、たとえば、ヘッドボックスからのバイパス循環流
または第二段の渦巻きクリーナからの受水である。濃度の順序は下記の通りであ
る。高濃度紙料の濃度が最も高く、戻り循環からの水の濃度がこれに次ぎ、白水
の濃度が最も低い(白水＜戻り循環＜高濃度紙料)。
水と混合されるが、当該水は、たとえば、ヘッドボックスからのバイパス循環流
または第二段の渦巻きクリーナからの受水である。濃度の順序は下記の通りであ
る。高濃度紙料の濃度が最も高く、戻り循環からの水の濃度がこれに次ぎ、白水
の濃度が最も低い(白水＜戻り循環＜高濃度紙料)。
【００１１】 図1Dは、本発明に係る装置を示し、ここでは、矢印L1で示すように、繊維質の
水が白水ピット10から、循環に戻ってパイプ11内へ送られる。パイプ11内には、
またパイプ13から新紙料Ｍ、パイプ12から、戻り循環水Ｏが流入する。パイプ12
は、パイプ11が曲げられかつその流れの断面積が細くなって行く領域内でパイプ
11の内側に通される。戻り循環、すなわち戻り循環水Ｏはパイプ12を通って、白
水Ｖに合流する(矢印L2)。パイプ12の内側の中央にパイプ13がある。パイプ13は
パイプ12の内側を同軸状に通る。パイプ13を通って(矢印L3)新紙料Ｍが、戻り循
環水Ｏ、およびワイヤピット10から流れ込む白水Ｖと合流する。このように、パ
イプ11内の次第に細くなる流路内、すなわち領域Ｋ内で、紙料Ｍと、戻り循環水
Ｏおよび白水Ｖが混合される。図に示すように、ポンプＰがパイプ11内に吸引力
を発生し、ポンプＰによって、成分V、M、Oが結合された流れL1＋L2＋L3は送られ
て、さらに抄紙機／板紙抄紙機のヘッドボックス100へ接続する。
水が白水ピット10から、循環に戻ってパイプ11内へ送られる。パイプ11内には、
またパイプ13から新紙料Ｍ、パイプ12から、戻り循環水Ｏが流入する。パイプ12
は、パイプ11が曲げられかつその流れの断面積が細くなって行く領域内でパイプ
11の内側に通される。戻り循環、すなわち戻り循環水Ｏはパイプ12を通って、白
水Ｖに合流する(矢印L2)。パイプ12の内側の中央にパイプ13がある。パイプ13は
パイプ12の内側を同軸状に通る。パイプ13を通って(矢印L3)新紙料Ｍが、戻り循
環水Ｏ、およびワイヤピット10から流れ込む白水Ｖと合流する。このように、パ
イプ11内の次第に細くなる流路内、すなわち領域Ｋ内で、紙料Ｍと、戻り循環水
Ｏおよび白水Ｖが混合される。図に示すように、ポンプＰがパイプ11内に吸引力
を発生し、ポンプＰによって、成分V、M、Oが結合された流れL1＋L2＋L3は送られ
て、さらに抄紙機／板紙抄紙機のヘッドボックス100へ接続する。
【００１２】 紙料Ｍと戻り循環水Ｏと白水Ｖとの混合を可能な限り効果的かつ完全にするた
めに、流れL1、L2およびL3の混合領域Ｋにおいてパイプ11、12または13のうちの
少なくとも１本には、流れダクトの長手方向の軸に垂直な断面内で波型の表面形
状を設ける。この波型の表面形状は、流れL1、L2およびL3の混合を促進する二次
渦と呼ばれるものを発生する。
めに、流れL1、L2およびL3の混合領域Ｋにおいてパイプ11、12または13のうちの
少なくとも１本には、流れダクトの長手方向の軸に垂直な断面内で波型の表面形
状を設ける。この波型の表面形状は、流れL1、L2およびL3の混合を促進する二次
渦と呼ばれるものを発生する。
【００１３】 図2Aは、本発明に係る第１の好適な実施例の混合領域Ｋの長手方向断面図であ
る。図2Bは、図2Aの線I-Iに沿った断面図である。図2Aおよび図2Bは、パイプ11
が形状要素ａ1、a2、ａ3…を有する実施例を示す。要素の外周は、くさび状に細く
なって行く。当該要素はパイプ11の内面上に取り付けられる。さらに当該要素は
、断面図に示すように、波型を作っているくさび状部材ａ1、ａ2…の中央にある
くさび状部材ａ1、a2、ａ3…の最高部が、戻り循環水Ｏを通すパイプ12の末端領域
に位置するように形作られる。紙料Ｍを通すパイプ13はパイプ12の内側から、さ
らに突き出ている。
る。図2Bは、図2Aの線I-Iに沿った断面図である。図2Aおよび図2Bは、パイプ11
が形状要素ａ1、a2、ａ3…を有する実施例を示す。要素の外周は、くさび状に細く
なって行く。当該要素はパイプ11の内面上に取り付けられる。さらに当該要素は
、断面図に示すように、波型を作っているくさび状部材ａ1、ａ2…の中央にある
くさび状部材ａ1、a2、ａ3…の最高部が、戻り循環水Ｏを通すパイプ12の末端領域
に位置するように形作られる。紙料Ｍを通すパイプ13はパイプ12の内側から、さ
らに突き出ている。
【００１４】 図3Aは、本発明の第２の実施例の長手方向断面図である。図3Bは、図3Aの線II
-IIに沿った断面図である。
-IIに沿った断面図である。
【００１５】 図3Aおよび図3Bに示す実施例においては、波型はパイプ12の内側にある中心の
パイプ13上に形成される。パイプ13はパイプ12から突き出ている。こうして、パ
イプ12内の戻り循環水Ｏの流れL2の中およびパイプ13内の新紙料Ｍの流れL3の中
の両方に二次渦が発生する。こうして、パイプ13の波型表面によって、二次渦を
発生させる作用が、パイプ12内を流れる戻り循環水Ｏおよびパイプ13内を流れる
紙料Ｍの両者に及ぶ。
パイプ13上に形成される。パイプ13はパイプ12から突き出ている。こうして、パ
イプ12内の戻り循環水Ｏの流れL2の中およびパイプ13内の新紙料Ｍの流れL3の中
の両方に二次渦が発生する。こうして、パイプ13の波型表面によって、二次渦を
発生させる作用が、パイプ12内を流れる戻り循環水Ｏおよびパイプ13内を流れる
紙料Ｍの両者に及ぶ。
【００１６】 図4Aは本発明の第３の好ましい実施例の長手方向断面図である。図4Bは、図4A
の線III-IIIに沿った断面図である。
の線III-IIIに沿った断面図である。
【００１７】 図4Aおよび図4Bに示される本発明の一実施例においては、波型がパイプ11内の
白水Ｖの流れL1およびパイプ12内の戻り循環水Ｏの流れL2に作用するように、波
型は、流れパイプ12上に形成される。
白水Ｖの流れL1およびパイプ12内の戻り循環水Ｏの流れL2に作用するように、波
型は、流れパイプ12上に形成される。
【図１Ａ】 図1Aは本発明の一般的な実施例を示し、この実施例では紙料に加えられる一般
の水と高濃度の紙料が、波型のパイプ形状を用いて混合される。
の水と高濃度の紙料が、波型のパイプ形状を用いて混合される。
【図１Ｂ】 図1Bは、図1Aの線IV-IVに沿っての拡大断面図である。
【図１Ｃ】 図1Cは抄紙機／板紙抄紙機内の短路循環の原理図であり、ここではリテンショ
ンとして回収された白水がワイヤピットへ送られ、白水は、戻り循環としてワイ
ヤピットの底部からヘッドボックスへ送られる。
ンとして回収された白水がワイヤピットへ送られ、白水は、戻り循環としてワイ
ヤピットの底部からヘッドボックスへ送られる。
【図１Ｄ】 図1Dは、本発明に係る装置の配列を拡大して示した図であり、紙料の供給パイ
プおよび戻り循環の供給パイプがワイヤピットの底部から送られてきた白水と合
流するように通される。
プおよび戻り循環の供給パイプがワイヤピットの底部から送られてきた白水と合
流するように通される。
【図２Ａおよび図２Ｂ】 図2Aは本発明の第１の実施例を示しており、ここでは波型形状がワイヤピット
に接続されたパイプ11の内壁上に形成される。図2Bは、図2Aの線I-Iに沿った断
面図である。
に接続されたパイプ11の内壁上に形成される。図2Bは、図2Aの線I-Iに沿った断
面図である。
【図３Ａおよび図３Ｂ】 図3Aは本発明の第２の実施例を示しており、ここでは波型形状がパイプ12の内
側を通るパイプ13の上に形成される。図3Bは、図3Aの線II-IIに沿った断面図で
ある。
側を通るパイプ13の上に形成される。図3Bは、図3Aの線II-IIに沿った断面図で
ある。
【図４Ａおよび図４Ｂ】 図4Aは本発明の実施例を示しており、ここでは波型形状がパイプ12の上に形成
される。図4Bは、図4Aの線III-IIIに沿った断面図である。
される。図4Bは、図4Aの線III-IIIに沿った断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ Ｆターム(参考） 4L055 EA16 FA23 【要約の続き】
Claims (14)
- 【請求項１】 抄紙機または板紙抄紙機における新紙料(M)と新紙料希釈用
水(V)の混合装置において、前記希釈用水(V)と、前記パイプ(13)から流入する前
記新紙料(M)との混合点(K)において、少なくとも一つのパイプ部分があり、該パ
イプ部分は、前記パイプの断面において該パイプ部分に関して波型形状を含むこ
とを特徴とする新紙料と新紙料希釈用水の混合装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の装置において、前記希釈用水(V)は白水で
あることを特徴とする装置。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の装置において、該装置は、戻り循
環水(O)を新紙料(M)と白水(V)の前記混合点(K)に送るためのパイプ(12)を含み、
前記紙料(M)が通過する前記パイプ(13)が前記パイプ(12)の内側に同軸状に通さ
れることを特徴とする装置。 - 【請求項４】 請求項１から３までのいずれかに記載の装置において、前記
パイプ(11)の壁面上に波型形状を備えていることを特徴とする装置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の装置において、前記パイプ(11)の内面上に
ある波型形状は形状要素(ａ1、ａ2、ａ3…)によって作られ、該形状要素は、曲状
断面を有し、かつ前記パイプ(11)の内面の円周上に、互いに離して取り付けられ
ることを特徴とする装置。 - 【請求項６】 請求項１から５までのいずれかに記載の装置において、前記
パイプ(12)の内側に設置された前記パイプ(13)は波型の表面形状を備えており、
この場合に、前記パイプ(12)内を通過する前記戻り循環水(O)が前記パイプ(13)
の波型の外面形状により制限され、前記パイプ(13)を通過する前記紙料(M)が前
記パイプ(13)の波型の内面形状により制限されることを特徴とする装置。 - 【請求項７】 請求項１から６までのいずれかに記載の装置において、前記
パイプ(12)を通じて前記戻り循環水(O)が前記パイプ(11)内に導入され、該パイ
プ(12)は波型形状を備えており、該波型形状は該パイプの内面上および外面上の
両方に設けられ、これによって前記パイプ(11)内を流れる前記白水(V)および前
記パイプ(12)内を通過する前記戻り循環水(O)が前記波型形状により制限される
ことを特徴とする装置。 - 【請求項８】 請求項７に記載の装置において、前記パイプ(12)および前記
パイプ(13)は、前記白水ピット(10)の下方に位置する前記曲状パイプ部分(11)を
通過して、該パイプ(12および13)が前記パイプ(11)の壁を通過し、かつ該パイプ
(13)が該パイプ(12)の末端から突き出し、かつ該パイプ(13)が該パイプ(12)の内
側の中央に位置することを特徴とする装置。 - 【請求項９】 請求項１から８までのいずれかに記載の装置において、前記
ダクト(11)は、前記白水、新紙料および循環水の混合点(K)の後に、該諸材料を
前記抄紙機／板紙抄紙機のヘッドボックス(100)へ送出するために設置されてい
るポンプ(P)を含むことを特徴とする装置。 - 【請求項１０】 請求項１から９までのいずれかに記載の装置において、前
記パイプ(11)は、前記流れ(L1＋L2＋L3)の流れ方向に次第に細くなることを特徴
とする装置。 - 【請求項１１】 請求項２に記載の装置において、前記希釈用水として用い
られる前記白水(V)が前記抄紙機／板紙抄紙機内の短路循環脱気タンク(100)から
送られてくることを特徴とする装置。 - 【請求項１２】 抄紙機または板紙抄紙機における新紙料(M)と新紙料希釈
用水(V)の混合方法において、前記新紙料(M)希釈用水(V)と、前記パイプ(13)か
ら流入する前記新紙料(M)との混合点(K)において、二次渦が形成され、該渦は、
前記パイプ(11および／または12および／または13)の波型表面形状によって形成
することを特徴とする方法。 - 【請求項１３】 請求項12に記載の方法において、前記希釈用水(V)として
白水を用いることを特徴とする方法。 - 【請求項１４】 請求項12または13に記載の方法において、前記白水が前記
抄紙機／板紙抄紙機内の前記白水の短路循環脱気タンク(100)から送られてくる
ことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FI981286 | 1998-06-05 | ||
| FI981286A FI104384B (fi) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | Laitteisto ja menetelmä viiraveden ja tuoremassan sekoittamiseksi viirakaivon jälkeisessä kanavassa |
| PCT/FI1999/000458 WO1999064666A1 (en) | 1998-06-05 | 1999-05-27 | Equipment and method in a paper or board machine for mixing of fresh stock and of water for dilution of fresh stock |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002517634A true JP2002517634A (ja) | 2002-06-18 |
| JP4279460B2 JP4279460B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=8551916
Family Applications (1)
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