JP2002517296A - 改良された中間層を有するゴルフボール - Google Patents

改良された中間層を有するゴルフボール

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JP2002517296A
JP2002517296A JP2000553177A JP2000553177A JP2002517296A JP 2002517296 A JP2002517296 A JP 2002517296A JP 2000553177 A JP2000553177 A JP 2000553177A JP 2000553177 A JP2000553177 A JP 2000553177A JP 2002517296 A JP2002517296 A JP 2002517296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初速度および距離上の改善を図ると共に、既知のゴルフボールのスピン率およびプレイ性を少なくとも実質的に維持する構造および組成を採用するゴルフボールを提供すること 【解決手段】 ゴルフボールは、改善された性能特性を生じさせるマントル組成を有する。この組成は、エラストマーのような柔軟で可撓性のある樹脂と、ある量のガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、金属繊維または繊維要素のようなある量の少なくとも1つの硬度増大材料と、選択的に少なくとも1つのイオノマーとを含む。硬度増大材料は、この中間層の約1から30重量パーセントを構成する。中間層の組成は、ゴルフボールが、公知のゴルフボールの初速度および距離を維持する一方でスピン率およびプレイ特性を改善することを可能にする。選択的に、スピン率およびプレイ特性を維持し、その一方で、初速度および距離を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、一般的には、構造および組成を含むゴルフボールに関する。より詳
細には、ゴルフボールのマントルまたは中間層、すなわちカバーと最深部のコア
との間に配置された中間層の使用に適する特別な組成を有する多層構造のゴルフ
ボールに関する。好ましい実施の態様によれば、前記中間層はガラス繊維、炭素
繊維、アラミド繊維、金属繊維または他の繊維を含む。
【0002】 さらに、本発明は、スピン特性およびプレイ性を維持または少なくとも実質的
に維持すると共に初速または距離を改善するマントル組成、逆に言えば、初速お
よび距離を維持しまたは少なくとも実質的に維持すると共にスピン特性およびプ
レイ性を改善する組成に関する。
【0003】 背景技術 現在のゴルフボールは、一般的に、糸巻きボールおよびバラタ被覆ボールを含
むツーピースまたはスリーピースのボールのような多層構造を有する。ツーピー
スソリッドボールは、典型的には、ゴム製のワンピース球状コアと硬質アイオノ
マー(またはイオノマー)樹脂熱可塑性カバーとを含む。これらのボールは比較
的高い初速度を与えるため、ロングウッドによるドライブやショットに最適であ
る。しかし、これらのゴルフボールには、典型的に、そのカバーの剛性のために
衝突時の硬質感があり、また、ショートアイアンで採用されているような短いシ
ョット性能が比較的低いスピン率のために最適ではない。
【0004】 典型的には伸長状態の弾性糸で巻かれ、アイオノマー樹脂、バラタまたはエラ
ストマーブレンドのいずれかからなる外層で被覆されたソリッドまたはリキッド
のコアを含む糸巻きボールは、例えば、衝突時の軟質感を有し、また、比較的高
いスピン率を有する。前述したツーピースボールについては距離が幾分犠牲にさ
れるが、糸巻きボールは、このため、特に経験豊富なプレイヤーには改善された
プレイ性を与える。
【0005】 英国特許出願第2 278 609号は、アイオノマー樹脂を採用する既知の
ボールのある長所、すなわち、プレイ性のような糸巻きボールまたは多層ボール
の他の長所を犠牲にすることのない改善された距離を含む長所を提供することを
意図した多層ゴルフボールを開示する。最後に、英国特許出願第2 278 6
09号は、高級酸アイオノマーまたはアイオノマーブレンドを採用する内部カバ
ー層と、軟質で、非常に低モジュラスのアイオノマー/アイオノマーブレンドま
たは非アイオノマー熱可塑性エラストマーを採用する外層とを有するボールを開
示する。
【0006】 共有米国特許第5,253,871号は、糸巻きボールのようにショートアイ
アンのプレイ中に良好な触感を有し、また、良好なコントロールまたはプレイ性
を与えると共に、ロングウッドでのドライブおよびショットに好成績を与える相
当な初速度であって前記したツーピースボールのような高速ボールのそれに近い
初速度を有するように企図された多層ゴルフボールを開示する。最後に、米国特
許第5,253,871号は、エラストマー製のコアと、熱可塑性のカバーと、
少なくとも10重量パーセントのアミドブロックコポリエーテルからなる中間の
熱可塑性層とを有するボールを開示する。米国特許第5,253,871号に述
べられているように、アミドブロックコポリエーテルの注目すべき特性は、アイ
オノマー樹脂と比較して、硬度およびモジュラスを下げると、反発弾性が高くな
ることである。アイオノマー樹脂のように、アミドブロックコポリエーテルは広
範囲の硬度および撓み度において利用可能である。米国特許第5,253,87
1号は、また、構成物の硬度を維持すると共に、衝突時におけるボールの変形を
制限するためにエーテルブロック共重合体構成物にイオノマーを選択的に添加す
ることを開示する。
【0007】 米国特許第5,253,871号のボールの中間層またはマントルは、ボール
に良好な耐久性を付与するため、カバーにより、切断および剥皮しないように保
護されている。カバーについての比較的広範な材料選択について開示されている
。好ましい材料として、イオノマーと、マントルに使用されるタイプの、より高
硬度なアミドブロック共重合体と、イオノマーおよびアミドブロック共重合体の
化合物と、熱可塑性ポリウレタンと、これらの材料の組み合わせとが挙げられて
いる。
【0008】 米国特許第5,253,871号の特許時には、高級酸イオノマーは公然とは
知られていなかった。しかし、1997年8月20日出願の共有米国特許出願第
08/915,081号は、ここに参照のためにそのまま組み入れた、柔軟なア
ミドブロック共重合体と高級酸イオノマーのようなより高硬度のイオノマーとを
含むカバーのための新しい構成物を提案している。コントロールを良くする高い
値のスピン率達成に寄与し、ボールの感触を改善するカバー構成物が発見され、
さらに、ボールの初速度および距離の増大に寄与するカバー構成物が発見されて
いた。ツーピースボール、スリーピースソリッドボールおよび糸巻きボールを含
む全てのタイプのゴルフボールに適するカバーが開示されている。
【0009】 さらに、1998年1月5日出願の共有米国仮特許出願第60/070,49
7号は、ここに参照のためにそのまま組み入れた米国特許出願第08/915,
081号に従って構成されたボールの耐久性を改善するための構成物を開示する
。特に、イオノマーとポリアミドエラストマーとの境界面における低温破壊およ
び層間剥離の発生を低減するため、前記構成中のポリアミドエラストマーとイオ
ノマーとの相溶化剤が記載されている。
【0010】 現在、様々な構造および組成を採用するゴルフボールが知られているが、この
ようなボールの使用によって得られる初速度したがって距離は、スピン率したが
ってこのようなボールのプレイ性が否定的な影響を受けない場合、制限されやす
い。同様に、ゴルフボールのスピン率およびプレイ性は、初速度および距離が他
の構造および組成によって否定的な影響を受けない場合、制限されやすい。
【0011】 発明の開示 本発明の目的は、初速度および距離上の改善を図ると共に、前記した共有の特
許および出願に従って製造されるゴルフボールを含む既知のゴルフボールのスピ
ン率およびプレイ性を少なくとも実質的に維持する構造および組成を採用するゴ
ルフボールを提供することにある。
【0012】 本発明の他の目的は、初速度および距離上の改善を図ると共に、既知のゴルフ
ボールのスピン率およびプレイ性を少なくとも実質的に維持する構造および組成
を採用するゴルフボールを提供することにある。
【0013】 この点については、最近、特別なカバーの組成によるゴルフボールの特性改善
の進歩が見られ、加えて、本発明に従う中間層により、本発明の前記した目的に
適合することを含む、このような改善のための進歩をなし得る。
【0014】 本発明のさらに他の目的は、前記した共有米国特許第5,253,871号の
ゴルフボールの構造および組成上の改良にあり、特に、マントルの組成に関連す
る。好ましい実施例では、マントルの組成は、前記した米国特許出願第08/9
15,081号および第60/070,497号に開示されたカバーの組成を利
用すると共に、改善されたボール特性を提供する。
【0015】 最後に、米国特許第5,253,871号のゴルフボールのマントルは、エー
テルブロック共重合体と、マントルの硬度を高めるための選択的に追加される1
またはそれ以上のイオノマーのような少なくとも10重量パーセントの熱可塑性
エラストマーとを含むが、本発明は、柔軟で可撓性のある樹脂に添加された少な
くとも1つの非イオノマーの繊維状硬度増大材料を含む、熱可塑性エラストマー
および硬度増大材料のような、少なくとも10重量パーセント、好ましくは10
−99重量パーセントの柔軟で可撓性のある樹脂を考慮する。
【0016】 好ましい実施の態様では、本発明係るゴルフボールは、コアと、カバーと、少
なくとも1つの硬度増大材料で補強された柔軟で可撓性のある樹脂を含む少なく
とも1つの中間層とを含み、前記硬度増大材料は、前記カバーと前記コアとの間
に配置された少なくとも1つの不連続繊維要素を含む。
【0017】 本発明に係るボールのカバーは熱可塑性材料を含むことができ、また、前記コ
アはエラストマーを含むことができるが、前記コアおよびカバーの組成は、本発
明に従い、制限されるものではない。
【0018】 前記中間層に使用可能である繊維要素は、ガラス繊維要素、炭素繊維要素、ア
ラミド繊維要素および金属繊維要素のカテゴリーから選ばれた繊維要素を含み得
る。最後のものは、銅、高張力鋼およびステンレス鋼の繊維要素を含み得る。
【0019】 好ましい実施の態様では、繊維要素の量が前記中間層の約1重量パーセントか
ら約30重量パーセントであり、好ましくは前記中間層の約5重量パーセントか
ら約20重量パーセントであり、より好ましくは前記中間層の約7重量パーセン
トから約15重量パーセントであり、より一層好ましくは、前記中間層の約10
重量パーセントである。
【0020】 さらに、前記中間層の柔軟で可撓性のある樹脂は、好ましい実施の態様によれ
ば、アミドブロックポリエーテルのようなエラストマーを含み得る。前記エラス
トマーは、ポリアミドエラストマーまたはポリエステルエラストマーを含み得る
。パバックス2533およびペバックス3533は、本発明に適すると考えられ
るエラストマーの例である。
【0021】 さらに、本発明に係るゴルフボールの中間層は、前記硬度増大材料として、少
なくとも1つの高級酸イオノマーのような少なくとも1つのイオノマーを追加的
に含み得る。
【0022】 本発明のゴルフボール用中間層の好ましい実施の態様では、前記繊維要素はガ
ラス繊維および/または炭素繊維要素を含む。
【0023】 前記中間層の重量パーセントの例として、前記ガラス繊維要素が約10重量パ
ーセントであり、また、前記柔軟で可撓性のある樹脂が前記中間層の約90重量
パーセントである。選択的に、本発明の他の実施の態様によれば、前記ガラス繊
維要素が前記中間層の約20重量パーセントであり、前記柔軟で可撓性のある樹
脂が約80重量パーセントである。
【0024】 しかし、他の実施の態様によれば、前記ガラス繊維要素が前記中間層の約10
重量パーセントであり、また、前記中間層の約85重量パーセントが前記柔軟で
可撓性のある樹脂であり、約5重量パーセントが少なくとも1つのイオノマーで
ある。
【0025】 本発明に係るゴルフボールの特別な実施態様の他の特徴によれば、前記柔軟で
可撓性のある樹脂は約25ショアD以下の硬度を有し、前記中間層は約63.6
から約73.5ショアCの硬度を有する。他の特別な実施態様によれば、前記柔
軟で可撓性のある樹脂は約35ショアD以下の硬度を有する樹脂を有し、前記中
間層は約70.8から75.1ショアCの硬度を有する。
【0026】 好ましくは、本発明によれば、前記繊維要素は、繊維状の材料であってその直
径の少なくとも100倍の制限された長さを有する繊維状材料からなり、前記直
径は典型的には約0.10から0.13mmである。これらの繊維は連続するも
の、または3.2mm以上の特別な短い長さを有するものとすることができる。
【0027】 本発明の最良の実施の態様 本発明は、構造および組成を含むゴルフボールに向けられている。特に、本発
明は多層のゴルフボールに関し、その代表的な実施例が図示されている。このゴ
ルフボールは、コア1と、外側のカバー3と、中間層2とを含む。中間層すなわ
ちマントル2は、前記外側の層すなわちカバー3の直下に示されている。しかし
、本発明は、カバー層下の複数の層の一つであり得る中間層を含む。
【0028】 本発明に係るゴルフボールのコア1は、任意の公知の形態を取り得る。非限定
の一例として、コア1の組成は、米国特許第5,253,871号に記載されて
いるようなそれとすることができ、これに開示のものはこの目的のための参照と
して組み入れられている。特に、この例によれば、また、本発明に包含される受
け入れ可能の組成として、前記コアは、熱可塑性または熱硬化性または硫化エラ
ストマーを含み、約34.0mm(約1.34インチ)から約38.1mm(約
1.5インチ)の範囲の外径を有する。前記コアの密度は約1および1.3g/
cm3の間である。前記コアのショアD硬度は、好ましくは、約40および50
の範囲内にあり、PGA圧縮は約40から約90の範囲、好ましくは約65−7
0の範囲にある。
【0029】 前述の実施例によれば、コア1のエラストマーは、酸化亜鉛とジアクリル酸亜
鉛(zinc diacrylate)との反応生成物を含むポリブタジエン
シス−1,4タイプの架橋ジエンエラストマーからなる。また、組成は、例えば
、ジクミルパーオキサイドのような架橋剤を含む。
【0030】 ゴルフボールカバー3は、好ましくは、約0.635mm(約0.025イン
チ)から約2.794mm(約0.110インチ)、好ましくは、約1.016
−1.524mm(約0.04−0.06インチ)、より好ましくは約1.27
mm(約0.05インチ)の厚さを有し、また、組成であって好ましくはこのよ
うな組成を開示する目的のために参照として組み入れた米国特許出願第08/9
15,081号および60/070,497号に開示された1以上の組成に従う
組成を有する。
【0031】 また、マントル2は、約0.330mm(約0.013インチ)から約1.7
78mm(約0.070インチ)、好ましくは、約1.016−1.524mm
(約0.04−0.06インチ)、より好ましくは約1.27mm(約0.05
インチ)の厚さを有し、また、好ましくは約10−99の範囲内の重量パーセン
トを有する、熱可塑性エラストマーのような柔軟で可撓性のある樹脂からなる。
【0032】 樹脂 可撓性のある樹脂の例として、アイオノマー樹脂、ポリエーテルエステルエラ
ストマー、ポリエーテルアミドエラストマー、ポリエチレン−ブタジエン共重合
体、エチレンおよびプロピレンの修正された共重合体、スチレン系共重合体であ
ってスチレン系ブロック共重合体、およびスチレン−イソブチレン共重合体、ポ
リエテレン−酢酸ビニル(EVA)、1,2−ポリブタジエンおよびスチレン−
ブタジエン共重合体のようなランダム分散型スチレン系共重合体、機能的に硫化
されたPP/EPDM、ポリエステルまたはポリエステル熱可塑性ウレタン、お
よび、熱硬化性ポリウレタンのような、熱可塑性エラストマー、いろいろな官能
基または極性基で修正された熱可塑性エラストマー、熱可塑性ゴム、熱硬化性ゴ
ム、熱硬化性エラストマー、機能的に加硫された熱可塑性エラストマー、メタロ
センポリマーまたはこれらの混合物を含む。
【0033】 考えられるポリエステルエラストマーの中に、ポリエーテルエステルブロック
共重合体、ポリラクトンエステルブロック共重合体、脂肪族および芳香族ジカル
ボン酸共重合ポリエステル等がある。ポリエーテルエステルブロック共重合体は
、ジカルボン酸から重合されたポリエステルハードセグメントと、低分子量のジ
オールと、2から10の炭素原子を有するアルキレングリコールから重合された
ポリエーテルソフトセグメントとを含む共重合体である。前記ポリラクトンエス
テルブロック共重合体は、前述したポリエーテルエステルブロック共重合体構造
中の前記ソフトセグメントとして前記ポリエーテルのためのポリラクトンを有す
る共重合体である。共重合された脂肪族および芳香族のジカルボン酸は、一般的
に、テレフタル酸のような芳香族ジカルボン酸と、イソフタル酸と、2から10
の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸とから選ばれた酸成分の共重合体である
が、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエステルとのブレンドも同様にここで使用
可能である。これらの例として、デュポン社のハイトレル樹脂(Hytrel
resin)と、スンキョン社(SunKyuong Industries)
のスカイペル(Skypel)とがある。
【0034】 考えられるスチレン系共重合体には、シェル ケミカル社(Shell Ch
emical Company)製の商品名クラトンDゴム(Kraton D
rubber)(スチレン−ブタジエン−スチレンおよびスチレン−イソプレ
ン−スチレンのタイプ)およびクラトンGゴム(Kraton G rubbe
r)(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンおよびスチレン−エチレン−プ
ロピレン−スチレンのタイプ)、あるいは、エクソン ケミカル社(Exxon
Chemical Company)により開発されたパラメチルスチレン−
イソブチレン(イソブテン)を含む、任意に供給されたスチレン系共重合体があ
る。
【0035】 考えられる官能基または極性基を有する熱可塑性エラストマーとして、カルボ
ン酸、無水マレイン酸、グリシジル、ノルボルナおよび水酸基のような官能基を
有する熱可塑性エラストマーがある。例として、シェル ケミカル社のクラトン
FG 1901Xのような、ポリスチレンエンドブロックとポリ(エチレン/
ブチレン)とからなる無水マレイン酸機能化トリブロック共重合体、デュポン社
によるフサボンド(Fusabond)のような、無水マレイン酸修正ポリエチ
レン−酢酸ビニル、デュポン社のヌクレル(Nucrel)のような、エチレン
−イソブチル アクリラート−酸ターポリマー、住友化学工業株式会社のボンダ
イン(Bondine) AX 8390のようなエチレン−エチル アクリラ
ート−無水マレイン酸およびボンダイン AX 8060のようなエチレン−エ
チル アクリラート−無水マレイン酸、エクソン社によるブロモ(Bromo)
XP−50のようなブロモネートされた(bromanated)スチレン−
イソブチレン共重合体、フランス パリに所在のエルフ アトヘン社(Elf
Atochem Company)によるグリシジルまたは無水マレイン酸官能
基を有するロテイダー樹脂(Lotader resin)、および、前記樹脂
の混合物がある。
【0036】 考えられる機能的に硫化された熱可塑性エラストマーとして、商品名サントプ
レン(Santoprene)、ディトロン(Dytron)、ヴィラム(Vy
ram)、ヴィスタフレックス(Vistaflex)およびサーリンク(Sa
rlink)の機能的に硫化されたPP/EPDMがある。
【0037】 前記柔軟で可撓性のある樹脂要素として、エラストマーに関してより具体的に
いえば、本発明は、1もしくはそれ以上のポリアミドエラストマー、および/ま
たは、1もしくはそれ以上のポリエステルエラストマーを含む。本発明の好まし
いポリアミドエラストマーまたはポリエステルエラストマーは、軟らかいポリア
ミドエラストマーおよび軟らかいポリエステルエラストマーを含む。本発明の目
的達成のためには、約35−40ショアDまたはそれ以下、好ましくは約25−
35(ASTM D−2240による)の硬度を有する軟らかいエラストマーま
たは軟らかい樹脂が望ましい。
【0038】 本発明の好ましいポリアミドエラストマーは、反応鎖末端を有するポリアミド
ブロックと反応鎖末端を有するポリエーテルブロックとの共重縮合の結果得られ
たブロックアミドポリエステルを含む。 1)ジカルボン酸鎖末端のポリオキシアルキレン配列を有するジアミン鎖末端の
ポリアミドブロック 2)ポリエーテルジオールとして知られているポリオキシアルキレン アルファ
−オメガ ジハイドロキシレート 脂肪族のシアノエチル化および加水素により
得られたジアミン鎖末端のポリオキシアルキレン配列を有するジカルボキシル鎖
末端のポリアミドブロック、および 3)ポリエーテルジオールを有するジカルボキシル鎖末端のポリアミドブロック
であって、得られる産物は、この特別な場合においては、ポリエーテルエステル
アミドである。
【0039】 例えば、ジカルボキシル鎖末端のポリアミドブロックは、鎖長を制限するカル
ボキシル二酸の存在下でラクタム、または、カルボキシル二酸およびジアミンの
アルファ−オメガ アミノカルボン酸の濃縮により生じる。好ましくは、ポリア
ミドブロックはポリアミド−12である。
【0040】 ポリアミド配列の分子量は、好ましくは、約300および15,000の間、
より好ましくは約600および5,000の間である。ポリエーテル配列の分子
量は、好ましくは、約100および6,000の間、より好ましくは約200お
よび3,000の間である。
【0041】 また、アミドブロックポリエーテルは、任意に分配されたユニットを含む。こ
れらのポリマーは、ポリエーテルとポリアミドブロックの前駆物質との並発反応
によって作成される。
【0042】 例えば、ポリエーテルジオールは、ラクタム(またはアルファ−オメガ アミ
ノ酸)と、水の存在下で鎖を制限する二酸と反応する。さまざまの長さのポリエ
ーテルブロック、ポリアミドブロックを主に有するポリマーが得られるが、また
、さまざまな反応基がランダムにに反応しまたポリマー鎖に沿って統計学的に分
配される。
【0043】 適当なアミドブロックポリエーテルは、米国特許第4,331,786号、第
4,115,475号、第4,195,015号、第4,839,441号、第
4,864,014号、第4,230,838号および第4,332,920号
に記載されたものを含む。これらの特許は、参照のためにその全部がここに組み
入れられている。
【0044】 例えば、ポリエーテルは、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレ
ングリコール(PPG)またはポリテトラメチレングリコール(PTMG)から
なり、また、ポリテトラハイドロフラン(PTHF)と呼ばれている。
【0045】 ポリエーテルブロックは、ジオールまたはジアミンの形をとってポリマー鎖に
沿って存在する。しかし、単純化のため、これらはPEGブロック、PPGブロ
ック、あるいはまたPTMGブロックと呼ばれる。
【0046】 また、エチレングリコール、プロピレングリコールまたはテトラメチレングリ
コールから得られたユニットのような異なるユニットを含むことも、本発明の範
囲内である。
【0047】 好ましくは、アミドブロックポリエーテルは、ポリアミドブロックの唯一のタ
イプと、ポリエーテルブロックの1のタイプとを含む。2またはそれ以上のポリ
マーと、ポリアミドブロックおよびポリエーテルブロックとの混合もまた用いら
れる。
【0048】 好ましくは、アミドブロックポリエーテルは、これが重量において主要な構成
要素にあたるようなものである。すなわち、ブロックの形態下にありまた結局は
鎖内に統計学的に分配されたポリアミドの量が、アミドブロックポリエーテルの
50重量パーセントまたはそれ以上に相当する。ポリアミドの量とポリエーテル
の量とが、1/1から3/1の比率(ポリアミド/ポリエーテル)であると有利
である。
【0049】 また、本発明のポリアミドエラストマーとして好ましいのものは、ポリエーテ
ルアミドエラストマーである。これらのうち、適当な熱可塑性ポリエーテルアミ
ドがエルフ アトヘン社から入手可能である一群のペバックスから選択される。
好ましくは、この選択は、ペバックス 2533、3533、4033および1
205の中から行う。ペバックス 2533、3533、4033および120
5のブレンドまたは組み合わせもまた同様に用意することができる。ペバックス
2533は、約25ショアDの硬度(ASTM D−2240による)、2.
1kpsiの曲弾性率(ASTM D−790による)および約62パーセント
のベイショア弾力性(Bayshore resilience)(ASTM
D−2632による)を有する。ペバックス 3533は、約35ショアDの硬
度(ASTM D−2240による)、2.8kpsiの曲弾性率(ASTM
D−790による)および約59パーセントのベイショア弾力性(ASTM D
−2632による)を有する。ペバックスは、硬度が低下すると弾性が増大する
という注目すべきまたおそらくは唯一の特性を持っている。ペバックス 403
3は、約40ショアDの硬度(ASTM D−2240による)、13kpsi
の曲弾性率(ASTM D−790による)および約51パーセントのベイショ
ア弾力性(ASTM D−2632による)を有する。また、ペバックス 12
05は、約40ショアDの硬度(ASTM D−2240による)および1.1
3kpsiの曲弾性率(ASTM D−790による)を有する。しかし、少量
のペバックス 4033または1205と、低硬度の他のペバックスとは、全体
の硬度に限り、決められた制限内にあると考えられる。ペバックスのショア硬度
が−40℃および80℃間の温度ではほとんど変化しないことに特に言及してお
く。任意の値は、約18℃および23℃間の室温において決定される。
【0050】 本発明の適当なポリエステルエラストマーは、ポリエーテルエステルエラスト
マーと、ポリエステルエーテルエラストマーとを含む。これらのうちでは、ポリ
エーテルエステルエラストマーが好ましい。使用される商業的に入手可能のポリ
エーテルエステルエラストマーとして、大韓民国ソウルのスンキョン社のスカイ
ペルG130D、G135DおよびG140Dと、デュポン社のハイトレルG3
078、G3548およびG4074とがある。
【0051】 樹脂の硬度増大 ゴルフクラブのヘッドから衝撃を受けたときのマントルの変形の程度を低減し
、また、ドライバーのようなゴルフクラブから衝撃を受けたときの速度を維持す
るため、硬度増大材料が柔軟で可撓性のある樹脂または熱可塑性エラストマーに
添加される。硬度増大材料は、好ましい実施の態様に従い、繊維または繊維要素
すなわちガラス、炭素、アラミドおよび金属の4つの広いカテゴリーのうちのい
ずれかを含む。しかし、他の繊維を含む他の材料も、また、考慮の内にある。例
えば、繊維と、イオノマー、特に1またはそれ以上の高級酸イオノマーとの組み
合わせがある。
【0052】 本発明において使用可能であると考えられる繊維は、1983年にオランダ国
アムステルダムで出版社のエルサビア サイエンス(Elsevier Sci
ence Publishers)から発行されたエイ キリー(A. Kel
ly)およびエフ ティー ミレコ(F.T. Mileiko)による、ハン
ドブック オブ コンポジット(Handbook of Composite
s)巻4の「複合材料の製作」に記載されたものを含む。
【0053】 本発明に係るゴルフボールのマントルに適当な非イオノマー硬度増大材料とし
て使用に適する材料は、E繊維、セミ−フィル フィラメント繊維(Cem−F
il filament fibers)および204フィラメントストランド
繊維のようなガラス繊維と、黒鉛繊維、高弾性率炭素繊維および高力炭素繊維の
ような炭素繊維と、クリソタイルおよび青石綿のような石綿繊維と、アセテート
繊維と、タイプPRD 29およびPRD 49を含むケブラーのようなアラミ
ド繊維と、銅、高張力鋼およびステンレス鋼のような金属繊維とを含む。加えて
、単結晶繊維と、チタン酸カリウム繊維と、硫酸カルシウム繊維と、テリレン、
ダクロン、パーロン、オーロン、ナイロンタイプ242を含むナイロンのような
1もしくはそれ以上の糸状合成高分子からなる繊維またはフィラメントとが考え
られる。
【0054】 本発明の目的上、用語「繊維」は、アメリカ合衆国オハイオ州のメタルパーク
のエイ エス エム インターナショナル(A.S.M. Internati
onal)から発行された特注品ハンドブック(Engineered Mat
erials Handbook)巻2の「エンジニアリングプラスチック」に
おいて与えられている定義が、少なくともその直径、典型的には0.10から1
.13mm(0.004から0.005インチ)の100倍の限定長を有する繊
維状の材料に関して信頼性のある一般的な用語である。繊維は連続した又は特定
の短い長さ(不連続)があり、通常、3.2mm(1/8インチ)より短いもの
ではない。この定義に従って繊維が準備されるが、繊維要素すなわち前記したよ
り短い長さを有する繊維の一部も、また、本発明に含まれるべきであると考える
。したがって、用語「繊維」および「繊維要素」がここで使用される。特に請求
の範囲において、表現「繊維または繊維要素」と、「繊維要素」とは、繊維およ
び繊維要素の双方を含むように用いられている。
【0055】 ポリマーへのガラス繊維、炭素繊維、無機または高力有機繊維の添加がその性
質に劇的な効果を与えることは知られている。これらの性質は、低充填でベース
ポリマーのそれに類似であるものから、高充填で補強材のそれに近づくものに変
化する。繊維または繊維要素の形態は非常に重要であり、また、製品である複合
材料の最終的な物理的性質に対する重大な影響を有する。繊維または繊維要素の
形態は、長さが0.5mm(0.02インチ)より短いであろう、挽いて粉にさ
れた繊維、約2mm(0.08インチ)に短く切断された繊維および10から5
0mm(0.4から2インチ)に長く切断された繊維のように非常に短いものと
することができる。無機繊維またはさまざまな有機繊維あるいは様々な形態の炭
素繊維または有機繊維はより良好な性質を付与する。一般的に、補強材の添加は
、プラスチック部分の硬度を増大させる。繊維の含有量が多いほど、曲弾性率は
大きい。この効果は、どのような形態の繊維要素を使用する場合でも当てはまる
。長い繊維長の利点は、高繊維充填の場合、引張力や曲げ強さのような物理的特
性が補強のそれに関してより大きくなる。本発明に使用される繊維要素は、表面
処理繊維または非処理繊維のいずれでもよい。金属繊維要素、特にステンレス鋼
繊維要素のような比較的高密度の繊維要素には、例えば、重量が慣性効果モーメ
ントを増大させるようにゴルフボールの外側に移り得る利点がある。
【0056】 本発明の好ましい実施例によれば、ガラス繊維要素が熱可塑性エラストマーま
たは他の柔軟で可撓性のある樹脂に添加される硬度増大材料として用いられる。
さらに、米国特許第5,253,871号のマントルのように、この特に好まし
い実施例において使用されるエラストマーは、エルフ−アトヘン社のペバックス
のような商業的に知られたアミドブロックコポリエーテルである。
【0057】 ガラス繊維は、硬度増大材料として、公知の独占イオノマーより低廉であるこ
とがわかった。さらに、また、より重要なことに、このようなマントル層すなわ
ちこの中にイオノマーの代わりに等重量パーセントのガラス繊維要素が使用され
ているものを有するゴルフボールの性能が改善されることがわかった。より具体
的には、ボールの反発係数(COR)および初速度がより大きく、その一方でス
ピン率が維持されまたは少なくとも実質的に維持されることがわかった。
【0058】 ある実施の態様では、ガラス繊維要素の好ましい重量パーセントが10重量パ
ーセントおよび20重量パーセントであることがわかった。炭素繊維要素につい
ても、また、10重量パーセントおよび20重量パーセントが好ましいことがわ
かった。他の繊維要素については、他の量が好ましいということがわかった。例
えば、ステンレス鋼繊維のような金属繊維要素については、約10またはそれ以
下の重量パーセントが好ましいということがわかった。一般的に、本発明によれ
ば、全ての繊維のタイプについて、マントル組成に含まれる繊維要素の量は、約
1重量パーセントから約30重量パーセント、好ましくは約5重量パーセントか
ら約20重量パーセント、より好ましくは、約7重量パーセントから約15重量
パーセントの範囲、また、なお一層好ましくは約10重量パーセントであると考
えられる。
【0059】 本発明の好ましい実施の態様によれば、ガラス繊維要素が熱可塑性エラストマ
ーまたは他の柔軟で可撓性のある樹脂に添加される硬度増大材料として用いられ
る。さらに、米国特許第5,253,871号におけるように、この好ましい実
施の態様で使用されるエラストマーは、フランス国パリのエルフ−アトヘン社の
ペバックスとして商業的に知られたアミドブロックコポリエーテルである。より
具体的には、ペバックス3533がこの好ましい実施態様において使用される。
【0060】 ガラス繊維要素の重量パーセントは、好ましくは、約10パーセントから約2
0パーセントの範囲、または前記したような範囲とする。ガラス繊維の量が増大
すると、マントルは脆くなりまた亀裂を生じ始める傾向がある。
【0061】 加工 繊維要素が、マントル塗布のための使用に先立ち、任意のドライミキサーまた
はドライミキシング、2つのロールミルまたは押出機を有するバンバリータイプ
のミキサーにより、エラストマーまたは他の柔軟で可撓性のある樹脂と混合され
る。また、ポリマー/繊維混合物に、染料、酸化防止剤、安定剤、加工助剤、可
塑剤および他の補強材料のような追加の材料が添加される。
【0062】 圧縮成形法、伸縮自在ピン射出成形法、固定ピン射出成形法、熱成形法、トラ
ンスファ成形法またはこれらの方法の組み合わせのようなさまざまな従来の成形
法を用いることができる。
【0063】 実例−表1 表1に、本発明に従って構成されたゴルフボールの実例の第1のセットが示さ
れている。
【0064】 本発明に係るゴルフボールの実例は、GF−10、GF−20、CF−10お
よおびCF−20のように、表1で特定されている。3つの比較例または対照が
、Peb−100、Peb−90およびPeb−80として特定されている。
【0065】 カバーの組成、表1 各実例において、本発明(GF−10, GF−20, CF−10, CF
−20)および対照目的(Peb−100, Peb−90, Peb−80)
の双方のため、同一のカバー組成が用いられている。このカバー組成は、前記し
た米国特許出願第60/070,497号に開示されており、また、後述する、
その優れた性能のために両実例のためおよびさまざまな実例の比較を容易にする
目的のために利用される。
【0066】 しかし、本発明の範囲は、以下に記載された特別の組成および前記した出願に
開示された組成以外のカバー組成を含むことが意図されている。
【0067】 表1で特定された実例で用いられた特別のカバー組成は以下の通りである。
【0068】 ペバックス2533:40重量パーセント サーリン8140 :30重量パーセント サーリン9120 :25重量パーセント ロテイダー(Lotader)AX8900 : 5重量パーセント 前記したように、ペバックス2533は、25ショアDの硬度(ASTM D
−2240による)、2.1kpsiの曲弾性率(ASTM D−790による
)および約62パーセントのベイショアレジリエンス(ASTM D−2632
による)を有するアミドブロックポリエーテルである。
【0069】 サーリン8140は、イー アイ デュポン ド ヌムール社(E.I. D
uPont de Nemours & Company)により販売されてい
る高級酸イオノマー樹脂であり、以下のような特性と性質とを有する。
【0070】 カチオンタイプ :Na メルトフローインデックス:2.6g/10分(ASTM D−1238) 比重 :0.95 (ASTM D−792) 引張り強さ :34.5 Mpa (ASTM D638) 降伏強さ :I9.3 MPa (ASTM D638) 伸び :340 % (ASTM D638) 硬度 :70ショア D (ASTM D−2240) 曲弾性率 :545 MPa (ASTM D−790) ベイショアレジリエンス : 62 % (ASTM D−2632)
【0071】 サーリン9120は、イー アイ デュポン ド ヌムール社により販売され
ている高級酸イオノマー樹脂であり、以下のような特性と性質とを有する。
【0072】 カチオンタイプ :Zn メルトフローインデックス:1.3g/10分(ASTM D−1238) 比重 :0.97 (ASTM D−792) 引張り強さ :3.8 kpsi (ASTM D638) 降伏強さ :2.4 kpsi (ASTM D638) 伸び :280 % (ASTM D638) 硬度 :69ショア D (ASTM D−2240) 曲弾性率 :64kpsi (ASTM D−790) ベイショアレジリエンス : 64 % (ASTM D−2632)
【0073】 ロテイダーAX8900は、エルフ−アトヘム社により製造されているエチレ
ン、n−ブチルアクリラート、およびグリシジルメタクリル酸塩のターポリマー
である。
【0074】 コアの組成 表1 表1に示すように、本発明の実例(GF−10, GF−20, CF−10
, CF−20)において用いられているコア組成は、比較目的(Peb−10
0, Peb−90, Peb−80)のために同一に維持されている。直径は
37.592mm(1.48インチ)であり、70のPGA圧縮を有し、また、
過酸化物加硫システムを有するポリブタジエンゴムを含む。また、コアは、ヘテ
ロ架橋剤を有する亜鉛アクリラートを含む。充填材として酸化亜鉛が用いられる
【0075】 マントルの組成 表1 マントル組成は、表1に示すように、実例の間で異なる。エラストマー成分に
関して、例えば実例GF−10、CF−10およびPeb−90では、ペバック
ス成分はマントルの90重量パーセントを示し、例えば実例GF−20、CF−
20およびPeb−80では、ペバックス成分はマントルの80重量パーセント
を示し、また、例えば実例Peb−100では、ペバックス成分はマントルの全
体、100重量パーセントを示している。
【0076】 表1の実例において用いられているガラス繊維について、オーエンズ コーニ
ング(Owens Corning)によって製造されたガラス繊維が用いられ
ている。より具体的には、オーエンズ コーニング繊維番号144Aが用いられ
ている。この繊維のタイプは、4.0mm(5/32インチ)の公称チョップ長
を有する。公称により、144Aについて、それは、コンテナー中において重量
で1.99パーセントより多くはない繊維ストランドがオーエンズ−コーニング
試験方法D−12E(パーセント長繊維)により定められているような特定の長
さより大きいことを意味する。さらに、繊維144Aは最大0.05パーセント
の含水量を有し、ストランドの固形体は、最小0.70パーセントおよび最大1
.10パーセントで、通常は0.90パーセントであり、また、完全なストラン
ドは最大30.0パーセントである。
【0077】 表1の実例で用いられている炭素繊維について、アメリカ合衆国 テネシー州
ロックウッドのアクゾ ノーベル(AKZO NOBEL)により製造された
炭素繊維を使用した。より具体的には、切断されたフォルミル3(C)炭素繊維
を使用した。この繊維は高強力であり、大量の炭素繊維の効率的使用を要求する
、フィラメントのワインディング、引出成形またはプリプレギングのような工程
において、メーカーに従って、使用を意図された50,000フィラメント連続
トウとして供給された標準モジュラス繊維である。この繊維は、繊維対樹脂の界
面付着強さを改善するために表面処理がなされている。この繊維の適用について
は、一般的な工業、スポーツ製品および航空宇宙市場を含む。
【0078】 さらにより具体的には、これらの実例で使用されるフォータフィル3(C)(
Fortafil 3(C))炭素繊維は、次の特性を備える。
【0079】 フォータフィル3(C)炭素繊維の代表的な特性
【0080】 引張り強さ* 550 ksi 3800 MPa 引張弾性率* 33 Msi 227 GPa 伸びの極限* 1.7 % 1.7 % 密度 0.065 lb/in3 1.8 g/cm3 横断面積 6.4 x 10-8 in2 4.1 x 10-5 mm2 フィラメント形状 円形 フィラメントの直径 0.28 X 10-3 7.0μ デニール/フィラメント(dpf) 0.70 比熱 @ R.T. 0.22 cal/g/℃ 軸方向熱伝導率 0.20 W/cm−℃ 軸方向熱膨張 −0.1 x 104/℃ 電気抵抗率 1679μΩ−cm pH(蒸留水) 中性 * 含浸ストランド試験
【0081】 フォータフィル3(C)炭素繊維の元素分析
【0082】 炭素 95.0 % 窒素 3.6 % 水素 0.4 % 酸素 0.4 % 灰 0.6 %
【0083】 フォータフィル3(C)炭素繊維の代表的なトウ特性
【0084】 トウ当たりのフィラメント数 50,000 歩留まり 400 ft/lb 0.
27 m/g 横断面積 3.2 x 10-3in2 2.1 mm2 デニール(g/9000m) 35,000 撚り 無し
【0085】 フォータフィル3(C)炭素繊維の代表的なパネル特性 (250°Fエポキシ中で単一方向の60体積パーセント繊維充填)
【0086】 引張り強さ 265 ksi 1820 MPa 引張弾性率 19 Msi 130 GPa 曲げ強さ 300 ksi 2070 MPa 曲弾性率 18 Msi 125 GPa 剪断強さ 15 ksi 100 Mpa
【0087】 表1に現れたデータは、各実例のための最小で12個のゴルフボールから24
個ものゴルフボール、すなわち実例GF−10、GF−20、CF−10、CF
−20、Peb−100、Peb−90およびPeb−80の各々に従って構成
されたゴルフボールについて行われた試験を示す。反発係数についての値は、従
来の手法に従ってエアカノン(air cannon)を使用して得られた。試
験を行ったゴルフボールのアウトバウンド速度(outbound speed
)は、少なくともほぼドライバーの速度に対応した、毎秒125フィートに設定
した。他の性能データを得るため、試験を行った全てのボールをゴルフラボラト
リーズ社(Golf Labs, Inc.)のスイングロボットで打った。
【0088】 表1の性能データを分析のため、3つのすべのボールが同量のペバックスすな
わち80重量パーセントを有することから、照査基準ボールPeb−80と実例
GF−20およびCF−20とを比較することは適切であろう。同様に、3つの
すべのボールが同量のペバックスすなわち90重量パーセントを有することから
、照査基準ボールPeb−90と実例GF−10およびCF−10とを比較する
ことも適切であろう。もちろん、照査基準ボールPeb−100も、マントル自
体が100パーセントのペバックスで構成されている限り、適切な比較対象を提
供する。
【0089】 硬化剤成分も、また、表1に示すように異なる。例えば、GF−10では10
重量パーセントのガラス繊維が用いられている。実例GF−20は20重量パー
セントのガラス繊維を含む。実例CF−10は10重量パーセントの炭素繊維を
含む。実例CF−20は20重量パーセントの炭素繊維を含む。実例Peb−1
00は硬化剤成分を含んでいない。実例Peb−90は、5重量パーセントのサ
ーリン8140と5重量パーセントのサーリン9120とを含む。実例Peb−
80は、10重量パーセントのサーリン8140と10重量パーセントのサーリ
ン9120とを含む
【0090】
【表1】
【0091】 さまざまな試験の結果から、表1に示されているように、ある所見を出すこと
ができる。
【0092】 第1に、同等の重量パーセントの硬度増大材料を有する各実例が検査される、
すなわち繊維がイオノマーと比べられるとき、本発明の実例のマントルの硬度値
が、比較例または照査基準と比べて、大きいことが見て取れよう。例えば、GF
−10ボールは、Peb−90照査基準ボールのマントル硬度58.6と比べて
、63.6のマントル硬度(ショアC)を有する。同様に、GF−20ボールは
、Peb−80照査基準ボールのマントル硬度61.3と比べて、69.4のマ
ントル硬度(ショアC)を有する。
【0093】 加えて、反発係数の結果は、本発明のある実例のボールについて、イオノマー
樹脂を硬化剤成分に利用した照査基準のそれと比較して、より大きい。例えば、
実例GF−10に関して、一定のプレイ性またはスピン率を維持するために柔軟
で可撓性のある樹脂に対して照査基準Peb−90と共に同じ重量パーセントの
ペバックス2533が使用されたが、少なくとも前記照査基準の代表の予め定め
られたまたは認められたレベルまで発射速度を戻すためにガラス繊維が添加され
た。しかし、比較的少ない重量パーセントすなわち10重量パーセントのガラス
繊維が実際に利用されたものの、反発係数(COR)が照査基準(Peb−90
)の0.772から本発明の実例(GF−10)の0.778に増大したことは
見て取れよう。その結果、発射速度も、ドライバーについては154.9 mp
hから155.5 mphに、また、8番アイアンについては107.4 mp
hから108.3 mphに増大した。
【0094】 他の興味ある結果を、実例GF−10と照査基準Peb−80との比較におい
て、特に言及することができる。実例GF−10は、照査基準Peb−80の8
0に比べてより多くの重量パーセントのペバックスを含むが、マントル硬度はよ
り大きいことを証明している。その結果、少なくとも8番アイアンで打たれると
き、実例のスピン率が改善されているだけでなく、発射速度もまた少なくとも維
持されまたはわずかに改善されている。
【0095】 一般的に、ボールのプレー性を改善する目的をもってガラス繊維が硬化剤とし
て添加されるとき、一つは柔軟な樹脂またはペバックスの重量パーセントを増大
させることができ、同時に前記ボールにより達成される発射速度または距離を下
げないことを見て取ることができる。
【0096】 次の表は、ガラス繊維とエラストマー(ペバックス2533)との混合物を有
するマントル層を備えるゴルフボールの3つの実例と、サーリン(AD 855
2)とエラストマー(ペバックス3533)との混合物を有するマントル層を備
えるゴルフボールの3つの実例とについて、あるデータ、特にヤング係数を要約
している。
【0097】
【0098】 上の表は、与えられた重量パーセントの硬度増大材料(すなわち5パーセント
、10パーセントまたは20パーセント)について、ガラス繊維を有するペバッ
クス2533が、高率のサーリンを有するペバックス3533より高いヤング係
数を表すことを示す。
【0099】 可撓率は、反発係数(COR)の直接の指示である。典型的には、高可撓率の
イオノマー(サーリン)が反発係数に関して非常に速いが、低可撓率のイオノマ
ー(VLMIサーリン)はかなり遅い。したがって、ガラス繊維は高可撓率を有
するブレンドを産し、また、上のデータは、反発係数の表1において反発係数が
増大した理由を説明するのに役立つ。
【0100】 実例−表2
【0101】 表2に、本発明に従って構成されたゴルフボールの実例の第2のセットが示さ
れている。
【0102】 本発明に係るゴルフボールの実例は、表2に、GF10−35、GF10−8
5およびGF10−90として特定されている。比較例または照査基準は、この
表の右端に特定されている。
【0103】 カバーの組成 表2
【0104】 各実例では、本発明(GF10−35, GF10−85, GF10−90
)および照査基準について、同一のカバー組成が用いられている。前述したよう
に、本発明は、以下に説明する特別な組成以外の他の組成を含み、それらは前述
した適用例に開示されている。
【0105】 表2に示された実例中で使用された特定のカバー組成は、次のとおりである。
【0106】 ペバックス2533 : 40重量パーセント サーリンAD8552 : 55重量パーセント ロテイダーAX8900: 5重量パーセント
【0107】 ペバックス2533とロテイダーAX8900とは、表1の実例に関して上に
記載されている。
【0108】 サーリンAD8552は、イー アイ デュポン ド ヌムール社により販売
されている高級酸イオノマーと同一であり、以下の特性を有する。
【0109】 カチオンタイプ :Mg メルトフローインデックス:1.3g/10分(ASTM D−1238) 比重 :0.95 (ASTM D−792) 引張り強さ :5.2 kpsi (ASTM D638) 降伏強さ :2.9 kpsi (ASTM D638) 伸び :270 % (ASTM D638) 硬度 :67ショア D (ASTM D−2240) 曲弾性率 :75 kpsi (ASTM D−790) ベイショアレジリエンス :65 % (ASTM D−2632)
【0110】 コアの組成 表2
【0111】 表2における本発明の実例で使用されたコア組成は、表1の実例におけるそれ
と同一である。
【0112】 マントルの組成 表2
【0113】 表2の実例におけるマントルについて、ペバックス2533とは別のペバック
ス3533が使用されている。前記したように、ペバックス3533は、35シ
ョアDの硬度(ASTM D−2240による)、2.8kpsiの曲弾性率(
ASTM D−790による)および59パーセントのベイショアレジリエンス
(ASTM D−2632による)を有するアミドブロックポリエーテルと同一
のものである。
【0114】 表2に示す実例間では、マントル組成が異なる。エラストマー成分に関し、例
えば実例GF10−35ではペバックス3533成分がマントルの90重量パー
セントを示し、例えばGF10−85ではペバックス3533成分がマントルの
85重量パーセントを示し、例えばGF10−90ではペバックス3533成分
がマントルの80重量パーセントを示し、また、前記照査基準ではペバックス3
533がマントルの70パーセントを示す。
【0115】 硬化剤成分も、また、表2に示すように異なる。実例GF10−35では、硬
化剤成分が10重量パーセントのガラス繊維からなる。実例GF10−85では
、硬化剤成分が10重量パーセントのガラス繊維と5パーセントのサーリン81
40とからなる。実例GF10−90では、硬化剤成分が10パーセントのガラ
ス繊維と10パーセントのサーリン8140とからなる。前記照査基準では、硬
化剤成分が15パーセントのサーリン8140と15パーセントのサーリン91
20とからなる。したがって、表2の実例では、表1におけるそれとは違い、本
発明に従う2つの実例が、繊維に加えて、一定量のイオノマーを用いている。ま
た、本発明によれば、10パーセントのサーリン8140成分が5パーセントの
サーリン8140成分と5パーセントのサーリン9120成分で置き換えられる
ことを除いて、GF10−90に似た実例が考えられる。
【0116】 表2の実例で使用されるガラス繊維は、表1の実例で使用されまた前記したも
のと同一である。
【0117】
【表2】
【0118】 さまざまな試験の結果から、表2に示すように、ある所見が見いだされる。
【0119】 表1に示す性能の結果のように、本発明に従う実例は、ガラス繊維の使用が、
使われるペバックスの量を増大させ得る。すなわち、比較的少ないガラス繊維の
重量パーセントは初速度または発射速度を維持する目的に使用され、その結果、
より多量の重量パーセントのペバックスは、ボールのスピン率およびプレイ特性
を増大させるために用いられ得る。この点については、実例GF10−35のス
ピン率が8番アイアンで9000rpmまで非常に増大したが、その一方、初速
度は維持され、実際には111.1mphで、わずかに増大した。
【0120】 ここには好ましい実施の態様を記載したが、請求の範囲に含まれる本発明の範
囲から逸脱することなく、当業者によって他の変更例を想定することができよう
【図面の簡単な説明】
本発明の他の利点および特徴は、実施の態様において、コアを取り巻きかつカ
バーの下にある単一のマントル層を含む本発明に係るゴルフボールの一例により
、前記した説明と単一の添付図面とをもって理解されよう。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月11日(2000.1.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベノイト ヴィンセント アメリカ合衆国 92024 カリフォルニア 州 レウカディア ホーク ビュー ドラ イヴ 1845

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアと、カバーと、少なくとも1つの硬度増大材料で補強され
    た柔軟で可撓性のある樹脂を有する少なくとも1つの中間層とを含み、前記硬度
    増大材料が、少なくとも、前記カバーと前記コアとの間に配置された不連続な繊
    維要素を含む、ゴルフボール。
  2. 【請求項2】前記繊維要素は、ガラス繊維要素、炭素繊維要素、アラミド繊
    維要素および金属繊維要素からなるグループから選択された1要素を含む、請求
    項1に記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】前記繊維要素の量は、前記中間層の約1重量パーセントから約
    30重量パーセントである、請求項1に記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】前記繊維要素の量は、前記中間層の約5重量パーセントから約
    20重量パーセントである、請求項1に記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】前記繊維要素の量は、前記中間層の約7重量パーセントから約
    15重量パーセントである、請求項1に記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】前記柔軟で可撓性のある樹脂はエラストマーを含む、請求項1
    に記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】前記エラストマーは、アミドブロックポリエーテルを含む、請
    求項6に記載のゴルフボール。
  8. 【請求項8】前記エラストマーは、ポリアミドエラストマーおよびポリエス
    テルエラストマーからなるグループから選択された少なくとも1つの要素を含む
    、請求項6に記載のゴルフボール。
  9. 【請求項9】前記エラストマーは、ペバックス2533およびペバックス3
    533からなるグループから選ばれた1つの要素を含む、請求項6に記載のゴル
    フボール。
  10. 【請求項10】前記少なくとも1つの硬度増大材料は、さらに、少なくとも
    1つのイオノマーを含む、請求項1に記載のゴルフボール。
  11. 【請求項11】前記少なくとも1つのイオノマーは、少なくとも1つの高級
    酸イオノマーを含む、請求項10に記載のゴルフボール。
  12. 【請求項12】前記繊維要素は、ガラス繊維要素を含む、請求項1に記載の
    ゴルフボール。
  13. 【請求項13】前記ガラス繊維要素は、前記中間層の約10重量パーセント
    をなす、請求項12に記載のゴルフボール。
  14. 【請求項14】前記柔軟で可撓性のある樹脂は、前記中間層の約90重量パ
    ーセントをなす、請求項13に記載のゴルフボール。
  15. 【請求項15】前記柔軟で可撓性のある樹脂が前記中間層の約85パーセン
    トをなし、また、前記少なくとも1つの硬度増大材料が、さらに、前記中間層の
    約5重量パーセントをなす少なくとも1つのイオノマーを含む、請求項13に記
    載のゴルフボール。
  16. 【請求項16】前記柔軟で可撓性のある樹脂が前記中間層の約80重量パー
    セントをなし、また、前記少なくとも1つの硬度増大材料が、さらに、前記中間
    層の約10重量パーセントをなす少なくとも1つのイオノマーを含む、請求項1
    3に記載のゴルフボール。
  17. 【請求項17】前記ガラス繊維要素が前記中間層の約20重量パーセントを
    なす、請求項12に記載のゴルフボール。
  18. 【請求項18】前記繊維要素が炭素繊維要素を含む、請求項1に記載のゴル
    フボール。
  19. 【請求項19】前記炭素繊維要素が前記中間層の約10重量パーセントをな
    す、請求項18に記載のゴルフボール。
  20. 【請求項20】前記柔軟で可撓性のある樹脂が前記中間層の約90重量パー
    セントをなす、請求項19に記載のゴルフボール。
  21. 【請求項21】前記炭素繊維要素が前記中間層の約20重量パーセントをな
    す、請求項18に記載のゴルフボール。
  22. 【請求項22】前記柔軟で可撓性のある樹脂が前記中間層の約80重量パー
    セントをなす、請求項21に記載のゴルフボール。
  23. 【請求項23】前記繊維要素が金属繊維要素を含む、請求項1に記載のゴル
    フボール。
  24. 【請求項24】前記金属繊維要素が銅繊維要素を含む、請求項23に記載の
    ゴルフボール。
  25. 【請求項25】前記金属繊維要素が高張力鋼繊維要素を含む、請求項23に
    記載のゴルフボール。
  26. 【請求項26】前記金属繊維要素がステンレス鋼繊維要素を含む、請求項2
    3に記載のゴルフボール。
  27. 【請求項27】前記ステンレス鋼繊維要素が前記中間層の約10重量パーセ
    ント以下をなす、請求項26に記載のゴルフボール。
  28. 【請求項28】前記金属繊維要素が前記中間層の約10重量パーセント以下
    をなす、請求項23に記載のゴルフボール。
  29. 【請求項29】前記柔軟で可撓性のある樹脂が約25ショアD以下の硬度を
    有する樹脂を含み、また、前記中間層が約63.6から約73.5までのショア
    C硬度を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
  30. 【請求項30】前記柔軟で可撓性のある樹脂が約35ショアD以下の硬度を
    有する樹脂を含み、また、前記中間層が約70.8から約75.1までのショア
    C硬度を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
  31. 【請求項31】前記コアがエラストマーを含む、請求項1に記載のゴルフボ
    ール。
  32. 【請求項32】前記カバーが熱可塑性樹脂材料を含む、請求項1に記載のゴ
    ルフボール。
  33. 【請求項33】前記繊維要素が本質的に繊維を含み、該繊維がその直径の少
    なくとも100倍の長さを有する、請求項1に記載のゴルフボール。
  34. 【請求項34】前記繊維の長さが少なくとも約1/8インチである、請求項
    33に記載のゴルフボール。
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