JP2002517120A - 簡単化されたチャンネルデコーダを有する伝送システム - Google Patents

簡単化されたチャンネルデコーダを有する伝送システム

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Abstract

(57)【要約】 しっぽ食い畳み込みエンコーダにおいて、このエンコーダ(12)は、符号化されるべき系列の最終シンボルに対応するシンボル列で初期化され、エンコーダの最初の状態と最後の状態とが同じになる。このようなコーダ(符号化器)により得られる畳み込みコードの問題は、それを復号するためにかなりの計算リソースが必要であることである。本発明により簡単化されたデコーダにおいては、長さN+νまで複数の格子(トレリス)セクションにより復号処理が延ばされる。最後の格子セクションでは、最大パスメトリックを有する状態が最良状態として選択される。この最良状態は、最終格子セクションの前におけるN個の格子のセクションにおける前の状態を見つけるためトレースバック動作の開始ポイントとして用いられる。見つけられた当該前の状態は、正しいものとして、前記状態においても当該格子が終了すべきであるという帰結を持つものとしてみなされる。当該状態からトレースバックをなすことにより、ソースシンボルが見知されうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送システムに関する。かかる伝送システムは、ソースシンボル系
列をチャンネルシンボル系列に符号化するチャンネルエンコーダを備える送信機
を有し、そのチャンネルエンコーダが当該ソースシンボル系列を符号化した後に
当該チャンネルエンコーダの最終状態に対応する状態に初期化され、当該送信機
がチャンネルシンボルを表すチャンネル信号を受信機に送信するように構成され
、この受信機が、複数の状態シーケンスを当該状態シーケンスの可能性を表す対
応確度又はゆう度の尺度又は程度で追跡監視することによって、チャンネルシン
ボルを表すチャンネル信号からソースシンボル系列を得るチャンネルデコーダを
有するようなものである。
【0002】
【従来の技術】
このような伝送システムは、受信機に対しての確実な形態での伝送ソースシン
ボル系列のために使用される。このような伝送システムの応用技術として、符号
化された音声信号を有するフレームが基地局から移動端末機へと或いはその反対
に伝送されなければならない移動電話システムがある。
【0003】 確実性のある伝送を達成するために、ソースシンボル系列は、チャンネルエン
コーダによってチャンネルシンボル系列に符号化される。このチャンネルエンコ
ーダは、例えば、所定の状態に初期化される畳み込みエンコーダとすることがで
きる。この所定の状態は、ソースシンボル系列において当該ν個の最終シンボル
に対応するゼロ状態とされることがある。これの不利な点は、ソースシンボルの
当該最終シンボルがゼロに設定すべきであることである。これにより、1つのチ
ャンネルシンボル系列で伝送されることの可能なソースシンボルの数が減少する
【0004】 ソースシンボルの数の減少は、ソースシンボル系列における最終ソースシンボ
ルにより規定される状態にチャンネルエンコーダを初期化することによって回避
することができる。当該最終ソースシンボルの符号化の後にチャンネルエンコー
ダの状態と同じ状態にチャンネルエンコーダを初期化することは知られている。
上記メカニズムを用いたコードは、「テイルバイティング: tail biting」(し
っぽ食い)コードとして知られている。「ゼロテイリング」コードと「テイルバ
イティング」との組み合わせも考えられうる。
【0005】 しかしながら、当該最終ソースシンボルの符号化の後に当該チャンネルエンコ
ーダの状態とは異なる状態にチャンネルエンコーダが初期化される場合が考えら
れうる。但し、このような場合は、当該最終ソースシンボルの符号化後のチャン
ネルエンコーダの状態と復号(デコード)開始前にチャンネルエンコーダが初期
化される状態との間で1対1の関係があるべきものとなっている。
【0006】 テイルバイティングコードの不利な点は、理論上はそれぞれ予想される(可能
性のある)初期状態毎に復号化がなされるべきであるので、復号処理の複雑性が
相当に増すという点である。かかるコードが32個の予想される状態(ν=5)
を持つ場合、係数32の分だけその復号処理の複雑性は増すことになる。循環的
な態様で繰り返しチャンネル信号を復号化することによりその複雑性を低減させ
ることができることは示されているが、その複雑性は、なおも、当該チャンネル
デコーダに対して知られた状態に初期化されたコードのためのデコーダの複雑さ
の幾倍かは増大したものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記前提事項による伝送システムのようなものであって、当
該チャンネルデコーダの複雑さが相当に低減された伝送システムを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による伝送システムは、前記チャンネルデ
コーダは、前記チャンネル信号が少なくとも1回処理された後に適正状態シーケ
ンスを選択し、前記適正状態シーケンスから前記適正状態シーケンスにおける以
前の状態を判定するよう構成され、前記チャンネルデコーダは、最終状態シーケ
ンスとして前記以前の状態に対応する状態で終了する状態シーケンスを選択する
よう構成されている、ことを特徴としている。
【0009】 本発明は、当該適正状態シーケンスから判定された前の状態は概ね常時正しい
ものであるという認識に基づいている。当該前の状態と当該適正終了状態との間
の知られた関係を用いることにより、高い確実性でその終了状態を選択すること
が可能となる。上述のように、終了状態は前の状態と同じになりうるが、その終
了状態と前の状態との間に別の所定の関係もありうる。この適正状態シーケンス
は、最も可能性のある状態シーケンスであることが好ましい。この状態は、最大
の可能性又は見込みを示す確度の尺度又は大きさを有するものである。当該最終
状態と前の状態との間における状態数が十分大きいのであれば、各状態は、当該
前の状態を検索するための開始ポイントとしての適正状態である。
【0010】 本発明の一実施例は、前記チャンネルデコーダは、循環的に延長されたチャン
ネル信号に基づいて、ソースシンボルの系列においてソースシンボルの数と等し
い状態の数を超えて当該状態シーケンスを延長するように構成され、前記チャン
ネルデコーダは、当該延長された状態シーケンスの終了状態に基づいて前記最終
状態シーケンスを選択するよう構成されている、ことを特徴としている。
【0011】 状態シーケンスを延長することにより、その状態シーケンスの少しの延長だけ
で十分に当該検出の確実性を向上させることが可能となる。シミュレーションで
は、本発明による伝送システムにおいては状態シーケンスの少しの延長だけで十
分に検出信頼性を増すことができることを示している。本発明による手段を用い
なければ、当該延長された状態シーケンスの長さは、基本的状態シーケンスの長
さの幾倍かのものとなることが観察される。
【0012】 本発明の他の実施例は、前記チャンネルデコーダは、前記チャンネルデコーダ
は、前記状態シーケンスがソースシンボル系列におけるソースシンボルの数と等
しい状態の数を有するときに前記適正状態シーケンスを判定するよう構成されて
いる、ことを特徴としている。
【0013】 シミュレーションでは、最も可能性のある状態を判定するのに適した瞬間又は
時点は、状態シーケンスにおける状態数がソースシンボルの数に等しいときであ
ることが示されている。
【0014】 本発明の好ましい実施例は、前記チャンネルエンコーダは、前記延長された状
態シーケンスの終了状態から前記適正状態シーケンスを判定するように構成され
ている、ことを特徴としている。
【0015】 シミュレーションでは、最も可能性のある状態を当該延長された状態シーケン
スの終了状態から判定することにより、何の複雑さを加えることなくデコーダの
性能を少し増強することができることが示されている。
【0016】 本発明のさらに他の実施例は、前記チャンネルデコーダは、当該状態において
終了する複数の候補状態シーケンスの確度尺度を比較することによって前記状態
シーケンスを選択することにより前記状態シーケンスを判定するように構成され
、前記チャンネルデコーダは、当該選択された候補シーケンスの確度尺度と当該
否認された候補シーケンスの確度尺度との間における差の尺度を判定するように
構成され、前記チャンネルデコーダは、前記最終状態シーケンスに対して前記差
の尺度の最小値を判定するように構成されている、ことを特徴としている。
【0017】 本発明によるチャンネルデコーダにおいては、各状態シーケンスから複数の候
補状態シーケンスを作ることにより実際の状態シーケンスに新しい状態が加えら
れる。ここで当該候補状態シーケンスは、可能性のある新しい状態のうち1つに
おいて終了するものである。新しい状態の各々につき当該新しい状態へと至る新
しい状態シーケンスの可能性(確度)を比較することにより、最も可能性の大き
な新しい状態シーケンスを選択することができる。この選択された状態シーケン
スは、残存物又は生き残り(サーバイバ)と呼ばれる。この選択の確実性の尺度
は、その残存物の可能性と他の状態シーケンスの可能性との差である。
【0018】 最終的に選択された状態シーケンスに対応する前記の差の最小値を選択するこ
とにより、チャンネルシンボルの当該系列に対する伝送品質尺度又は程度が得ら
れる。
【0019】 本発明のまたさらに他の実施例は、前記チャンネルデコーダは、前記状態シー
ケンス毎に前記差の尺度の最小値を追跡するように構成されている、ことを特徴
としている。
【0020】 上記最小の差を追跡監視することにより、この最小の差の尺度又は程度は、簡
単な方法で利用されるようになる。何故なら、かかる差情報は、最終的に選択さ
れた状態に関連付けられたメモリ要素に既に存在するからである。最小の差を追
従するのに、可能性のある状態の各々につき1つのメモリ要素だけで済む。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面を参照して説明する。
【0022】 図1による伝送システムは3つの重要な構成要素を有し、これらはTRAU(
トランスコーダ及びレートアダプタユニット)2、BTS(基地送受信局)4及
び移動局6である。TRAU2は、Aビス(A-bis)インターフェース8を介し
てBTS4に結合されている。該BTS4は、大気インターフェース10を介し
て移動ユニット6に結合されている。
【0023】 移動ユニット6に送信されるべきここでは音声信号である主信号は、音声エン
コーダ12に供給される。ソースシンボルとも呼ばれる符号化すなわちコード化
された音声信号を搬送する該音声エンコーダ12の第1出力端は、上記Aビスイ
ンターフェース8を介してチャンネルエンコーダ14に結合されている。背景雑
音レベル指示子Bを搬送する音声エンコーダ12の第2出力端は、システムコ
ントローラ16の入力端に結合されている。ここではダウンリンク(下り結合)
レート割当信号Rであるようなコード化特性を伝送する該システムコントロー
ラ16の第1出力端は、音声エンコーダ12に結合されると共に、前記Aビスイ
ンターフェースを介して、チャンネルエンコーダ14内のコード化特性設定手段
25と、ここではブロックコーダ18である他のチャンネルエンコーダとに結合
されている。アップリンクレート割当信号Rを伝送するシステムコントローラ
16の第2出力端は、チャンネルエンコーダ14の第2入力端に結合されている
。2ビットのレート割当信号Rは、2つの連続するフレームにわたり1ビット
ずつ伝送される。レート割当信号R及びRは、ダウンリンク及びアップリン
ク(上り結合)伝送系をそれぞれR及びRにより表されるコード化特性で動
作させるためのリクエスト(命令)を構成する。
【0024】 移動局6に伝送されるRの値は、上記レート割当信号Rにより表されるよ
うな所定の系列又は順序のコード化特性をブロックエンコーダ18、チャンネル
エンコーダ14及び音声エンコーダ12に強制することのできるコード化特性系
列化手段13により覆すことができることが分かる。この所定の系列は、伝送フ
レームに追加スペースを要することなく、移動局6に追加情報を伝送するのに使
用することができる。2以上の所定の系列のコード化特性を使用することが可能
である。これら所定系列のコード化特性の各系列は、別々の補助信号値に対応す
る。
【0025】 システムコントローラ16は、Aビスインターフェースからアップリンク及び
ダウンリンクに関する大気インターフェース10(無線チャンネル)の品質を示
す品質尺度又は程度Q及びQ’を受信する。この品質尺度Qは、複数の閾
値レベルと比較され、この比較結果は、システムコントローラ16により、アッ
プリンクの音声エンコーダ36とチャンネルエンコーダ38との間において利用
可能なチャンネル容量を分割するために使用される。信号Q’は、ローパスフ
ィルタ22によりフィルタされ、続いて複数の閾値と比較される。この比較結果
は、音声エンコーダ12とチャンネルエンコーダ14との間において利用可能な
チャンネル容量を分割するために使用される。アップリンク及びダウンリンクに
関しては、音声エンコーダ12とチャンネルエンコーダ14との間においてチャ
ンネル容量につき4つの異なる分割の組合せが可能である。これらの可能性が下
表に示される。
【表1】 表1から、音声エンコーダ12に割り当てられるビットレート及び前記チャン
ネルエンコーダのレートはチャンネル品質に伴い増加することが分かる。これは
、より良好なチャンネル条件においては、上記チャンネルエンコーダは低いビッ
トレートを用いて所要の伝送品質(フレームエラー率)を得ることができる故に
可能となる。上記チャンネルエンコーダの大きなレートにより節約されたビット
レートは、より良好な音声品質を得るために、該ビットレートを音声エンコーダ
12に割り当てることにより活用される。ここでは、前記コード化特性がチャン
ネルエンコーダ14のレートであることが分かる。コード化特性設定手段25は
、チャンネルエンコーダ14のレートを、システムコントローラ16により供給
されるコード化特性に従って設定するよう構成されている。
【0026】 悪いチャンネル条件の下では、上記チャンネルエンコーダは、当該所要の伝送
品質を得ることを可能とするために、より低いレートを有する必要がある。この
チャンネルエンコーダは、8ビットのCRCが付加される音声エンコーダ12の
出力ビットをコード化する可変レートの畳み込みエンコーダとしうる。該可変レ
ートは、異なる基本レートを有する異なる畳み込みコードを用いることにより、
又は一定の基本レートの畳み込みコードのパンクチャ処理(puncturing)を用い
ることにより得ることができる。好ましくは、これらの方法の組合せが使用され
る。
【0027】 下に示す表2には、表1に示した畳み込みコードの特性が示されている。これ
らの全ての畳み込みコードは、5に等しい値νを有している。
【表2】 表2において、値Gは生成多項式を表している。生成多項式G(n)は:
【数1】 により定義される。式(A)において、丸で囲まれた十字記号はモジュロ2加算
である。また、iは系列(数列)g,g,…gν−1,gνの8進表記であ
る。
【0028】 異なるコードの各々に関して、当該コードに使用される生成多項式が、対応す
るセル内の数により示されている。該対応するセル内の数は、ソースシンボルの
うちのどれに関して当該対応する生成多項式が考慮されているかを示す。更に、
上記の数は、上記多項式を使用することにより導出されるコード化されたシンボ
ルのソースシンボルの系列における位置を示す。各桁は、示された生成多項式を
用いて導出されたチャンネルシンボルの、チャンネルシンボルの系列における位
置を示す。レート1/2コードに関しては、生成多項式57及び65が使用される
。各ソースシンボルに関しては、先ず多項式65により計算されたチャンネルシ
ンボルが送信され、次いで生成多項式57によるチャンネルシンボルが送信され
る。同様の方法により、レート1/4コードに対するチャンネルシンボルを決定す
るために使用されるべき多項式は、表2から決定することができる。その他のコ
ードは、パンクチャ処理された畳み込みコードである。この表において桁が0に
等しい場合は、対応する生成多項式が上記特定のソースシンボルに対しては使用
されないことを意味する。表2からは、生成多項式の幾つかは当該ソースシンボ
ルの各々に対しては使用されないことが分かる。該テーブルにおける数の系列は
、それぞれ1、3、5又は6より長い入力シンボルの系列に対して周期的に継続
されることが分かる。
【0029】 表1が全レートチャンネル及び半レートチャンネルに関して音声エンコーダ1
2のビットレート及びチャンネルエンコーダ14のレートの値を示すことが分か
る。どのチャンネルが使用されるかについての判断は、システム操作者によりな
され、別の制御チャンネル上で伝送可能な帯域外制御信号によりTRAU2、B
TS4及び移動局6に通知される。チャンネルエンコーダ14にも、信号R
供給される。
【0030】 ブロックコーダ18は、選択されたレートRを移動局6へ送信すべくコード
化するために存在する。このレートRは、2つの理由により個別のエンコーダ
においてコード化される。第1の理由は、上記移動局におけるチャンネルデコー
ダ28に対し、新たなレートRによりコード化されたデータが該チャンネルデ
コーダ28に到達する前に、該新たなレートを通知するのが望ましいということ
である。第2の理由は、値Rが、チャンネルエンコーダ14を用いて可能であ
るよりも、伝送エラーに対して一層良好に保護されるのが望ましいということで
ある。コード化されたRのエラー訂正特性を、より一層向上させるために、コ
ードワードは別々のフレームで送信される2つの部分に分割される。こうしたコ
ードワードの分割は、より長いコードワードが選択されるのを可能にし、結果と
してエラー訂正能力が更に改善される。
【0031】 全レートチャンネルが使用される場合、ブロックコーダ18は、2ビットによ
り表されるコード化特性Rを、16ビットのコードワードを持つブロックコー
ドによりコード化されるコード化されたコード化特性にコード化する。半レート
チャンネルが使用される場合は、8ビットのコードワードを持つブロックコード
が、上記コード化特性をコード化するために使用される。使用されるコードワー
ドは下記の表3及び表4に示される。
【表3】
【表4】 表3及び表4から、全レートチャンネルに使用されるコードワードは、半レー
トチャンネルに使用されるコードワードを繰り返すことにより得られ、結果とし
てエラー訂正特性が改善されることが分かる。半レートチャンネルでは、シンボ
ルCないしCが最初のフレームで送信され、ビットCないしCは後続の
フレームで送信される。全レートチャンネルにおいては、シンボルCないしC が最初のフレームにおいて送信され、ビットCないしC15は後続のフレー
ムで送信される。
【0032】 チャンネルエンコーダ14及びブロックエンコーダ18の出力は、大気インタ
ーフェース10を介して時間分割多重で送信される。しかしながら、幾つかの信
号を大気インターフェース10を介して送信するためにCDMAを使用すること
もできる。移動局6においては、大気インターフェース10から受信された信号
は、チャンネルデコーダ28と、ここではブロックデコーダ26である他のチャ
ンネルデコーダとに供給される。ブロックデコーダ26は、前記Rビットによ
り表されるコード化特性を、コードワードC…Cにより表されるコード化さ
れたコード化特性をデコードすることによって導出するように構成されている。
ここで、半レートチャンネルに対してNは7であり、全レートチャンネルに対し
てはNは15である。
【0033】 ブロックデコーダ26は、4つの可能性のあるコードワードとその入力信号と
の間の相関を計算するように構成されている。これは2つの処理(パス)でなさ
れる。何故なら、上記コードワードは2つの連続したフレームにおける部分にお
いて送信されるからである。上記コードワードの最初の部分に対応する入力信号
が受信された後、可能性のあるコードワードの最初の部分と入力値との間の相関
値が計算され且つ記憶される。後続のフレームにおいて、上記コードワードの2
番目の部分に対応する入力信号が受信された場合は、可能性のあるコードワード
の2番目の部分と該入力信号との間の相関値が計算されて、先に記憶された相関
値に加算され、これにより最終的相関値を得る。全入力信号との最大の相関値を
有するコードワードに対応するRの値は、上記コード化特性を表す受信された
コードワードとして選択され、当該ブロックデコーダ26の出力端に受け渡され
る。ブロックデコーダ26の出力端は、チャンネルデコーダ28のレート及び音
声デコーダ30のビットレートを前記信号Rに対応する値に設定するために、
チャンネルデコーダ28における特性設定手段27の制御入力端と音声デコーダ
30の制御入力端とに接続されている。
【0034】 チャンネルデコーダ28は、該デコーダの入力信号をデコードし、第1出力端
において音声デコーダ30の入力となるコード化された音声信号を供給する。
【0035】 チャンネルデコーダ28は、第2出力端に、フレームの誤った受信を示す信号
BFI(不良フレーム指示子)を供給する。このBFI信号は、該チャンネルデ
コーダ28内の畳み込みデコーダによりデコードされた信号の一部にわたりチェ
ックサムを計算すると共に、該計算されたチェックサムと大気インターフェース
10から受信されたチェックサムの値とを比較することにより得られる。
【0036】 音声デコーダ30は、前記音声エンコーダ12の音声信号の複製(再生信号)
をチャンネルデコーダ28の出力信号から導出するように構成されている。音声
デコーダ30は、チャンネルデコーダ28からBFI信号が受信された場合は、
先のフレームに対応する先に受信されたパラメータに基づいて音声信号を導出す
るように構成されている。該音声デコーダ30は、複数の連続するフレームが不
良フレームとして示される場合は、該デコーダの出力信号をミュートするように
構成することができる。
【0037】 チャンネルデコーダ28は、第3の出力端にデコードされた信号Rを供給す
る。該信号Rは、ここではアップリンクのビットレート設定であるようなコー
ド化特性を表している。該信号Rはフレーム当たり1ビット(RQIビット)
を有している。逆フォーマッタ34において、連続するフレームにおいて受信さ
れた2つのビットを、2ビットにより表されるアップリンク用のビットレート設
定R’に合成する。アップリンクに使用されるべき表1による可能性のうちの
1つを選択する該ビットレート設定R’は、音声エンコーダ36の制御入力端
と、チャンネルエンコーダ38の制御入力端と、ここではブロックエンコーダ4
0である他のチャンネルエンコーダの入力端とに供給される。前記チャンネルデ
コーダ28がBFI信号を送出することにより不良フレームを通知する場合は、
デコードされた信号Rはアップリンクレートを設定するためには使用されない
。何故なら、それは信頼性がないと見なされるからである。
【0038】 チャンネルデコーダ28は、更に、第4出力端に品質尺度又は程度MMDdを
供給する。この尺度又は程度MMDは、該チャンネルデコーダにビタビデコーダ
が使用される場合は、容易に導出することができる。この品質尺度は、処理ユニ
ット32において一次フィルタによりフィルタされる。処理ユニット32におけ
る該フィルタの出力信号に関しては:
【数2】 と書くことができる。
【0039】 チャンネルデコーダ28のビットレート設定がRの変化された値に応じて変
化された後では、MMD’[n-1]の値は、新たに設定されるビットレート及び典型的
なダウンリンクチャンネル品質のために、上記フィルタされたMMDの長時間平
均に対応するような典型的な値に設定される。これは、異なる値のビットレート
の間で切り換える場合に、過渡現象を低減するためになされる。
【0040】 上記フィルタの出力信号は、2ビットを用いて品質指示子Qに量子化される
。該品質指示子Qはチャンネルエンコーダ38の第2入力端に供給される。該
2ビットの品質指示子Qは、2フレーム毎に一度、各フレームにおける1つの
ビット位置を用いて伝送される。
【0041】 移動局6における音声エンコーダ36に供給される音声信号は、コード化され
てチャンネルエンコーダ38に受け渡される。チャンネルエンコーダ38は、該
エンコーダの入力ビットにわたりCRC値を計算し、このCRC値を該エンコー
ダの入力ビットに付加し、該入力ビットとCRC値との合成を、信号R’によ
り表1から選択された畳み込みコードに従ってコード化する。
【0042】 ブロックエンコーダ40は、2ビットにより表される信号R’を、半レート
チャンネル又は全レートチャンネルが使用されるかどうかに応じて表3又は表4
に従いコード化する。ここでも、コードワードの半分のみが1つのフレーム内で
送信される。
【0043】 移動局6内のチャンネルエンコーダ38及びブロックエンコーダ40の出力信
号は、大気インターフェース10を介してBTS4に送信される。該BTS4に
おいては、上記のブロックコード化された信号R’は、ここではブロックデコ
ーダ42であるような他のチャンネルデコーダによりデコードされる。該ブロッ
クデコーダ42の動作は、前記ブロックデコーダ26の動作と同一である。ブロ
ックデコーダ42の出力端には、信号R”により表されるデコードされたコー
ド化特性が得られる。このデコードされた信号R”は、チャンネルデコーダ4
4内のコード化特性設定手段43の制御入力端に供給され、Aビスインターフェ
ースを介して音声デコーダ48の制御入力端に受け渡される。
【0044】 BTS4においては、大気インターフェース10を介して受信されたチャンネ
ルエンコーダ38からの信号は、チャンネルデコーダ44に供給される。チャン
ネルデコーダ44は、該デコーダの入力信号をデコードし、該デコードされた信
号をAビスインターフェース8を介してTRAU2に転送する。チャンネルデコ
ーダ44は、アップリンクの伝送品質を表す品質尺度MMDuを処理ユニット4
6に供給する。この処理ユニット46は、前記処理ユニット32及び22におい
て実行されるものと同様のフィルタ処理を実行する。次いで、該フィルタ処理の
結果は、2ビットに量子化され、Aビスインターフェース8を介してTRAU2
に送信される。
【0045】 システムコントローラ16においては、判定ユニット20が、アップリンクに
使用されるべきビットレート設定Rを上記品質尺度又は程度Qから決定する
。通常の環境下では、音声コーダに割り当てられるチャンネル容量の部分は、チ
ャンネル品質の向上に伴い増加するであろう。レートRは2フレーム毎に一度
送信される。
【0046】 チャンネルデコーダ44から受信された信号Q’は、システムコントローラ
16内の処理ユニット22に受け渡される。該処理ユニット22においては、2
つの連続するフレームで受信されるQ’を表すビットが構築され、該信号Q ’は、前記処理ユニット32内のローパスフィルタと同様の特性を持つ一次ロー
パスフィルタによりフィルタ処理される。
【0047】 このフィルタ処理された信号Q’は、ダウンリンクレートRの実際の値に
依存する2つの閾値と比較される。このフィルタ処理された信号Q’が上記閾
値の最低のものより低い場合は、当該信号品質はレートRに対しては低過ぎ、
該処理ユニットは現在のレートよりも1段低いレートに切り換える。上記のフィ
ルタ処理された信号Q’が上記閾値の最高のものを越える場合は、当該信号品
質はレートRにとっては高過ぎるので、該処理ユニットは現在のレートよりも
1段高いレートに切り換える。アップリンクレートRに関してなされる判定も
、上記ダウンリンクレートRに関してなされる判定と同様である。
【0048】 ここでも、通常の環境下では、音声エンコーダに割り当てられるチャンネル容
量の部分は、チャンネル品質の増加に伴い増加するであろう。特別な環境下では
、信号Rは移動局に対して再構成信号を送信するために使用することもできる
。この再構成信号は、例えば、別の音声コード化/デコード及び/又はチャンネ
ルコード化/デコードアルゴリズムが使用されるべきであることを示すことがで
きる。この再構成信号は、R信号の特別な所定の系列を用いてコード化するこ
とができる。R信号のこの特別な所定の系列は、移動局内のエスケープ系列デ
コーダ31により認識されるが、かかるデコーダは、所定の(エスケープ)系列
が検出された場合に、被作用装置に再構成信号を送出するように構成されている
。該エスケープ系列デコーダ31は、Rの連続する値がクロック同期入力せし
められるシフトレジスタを有することができる。該シフトレジスタの内容を上記
所定の系列と比較することにより、何時エスケープ系列が受信されたか、及び可
能性のあるエスケープ系列のどれが受信されたかを容易に検出することができる
【0049】 コード化された音声信号を表すチャンネルデコーダ44の出力信号は、Aビス
インターフェースを介してTRAU2に送信される。該TRAU2においては、
上記コード化された音声信号が音声デコーダ48に供給される。CRCエラーの
検出を示すチャンネルデコーダ44の出力端における信号BFIは、Aビスイン
ターフェース8を介して音声デコーダ48に受け渡される。音声デコーダ48は
、前記音声エンコーダ36の音声信号の複製をチャンネルデコーダ44の出力信
号から導出するように構成されている。チャンネルデコーダ44からBFI信号
が受信される場合、該音声デコーダ48は、前記音声デコーダ30において実行
されたのと同様に、先のフレームに対応する先に受信された信号に基づいて音声
信号を導出するように構成される。複数の連続するフレームが不良フレームとし
て示される場合、該音声デコーダ48は、より進んだエラー隠蔽処理を実行する
ように構成することができる。
【0050】 図2は、本発明による伝送システムにおいて使用されるフレームフォーマット
を示している。音声エンコーダ12又は36は、伝送エラーに対して保護される
べきCビットのグループ60と、伝送エラーに対して保護する必要のないUビッ
トのグループ64とを供給する。前記他の系列が該Uビットを有する。判定ユニ
ット20及び処理ユニット32は、前述したような通知の目的で、フレーム毎に
1ビットのRQI62を供給する。
【0051】 ビットの上記組合せはチャンネルエンコーダ14又は38に供給され、該エン
コーダは先ず、上記RQIビットとCビットとの組合せにわたってCRCを算出
し、8つのCRCビットをCビット60及びRQIビット62の後に付加する。
前記Uビットは上記CRCビットの算出には関与されない。Cビット60とRQ
Iビット62との組合せ66及びCRCビット68は、畳み込みコードに従って
コード化された系列70にコード化される。前記コード化されたシンボルは、該
コード化された系列70を有する。上記Uビットは変化されないままである。
【0052】 上記組合せ66のビット数は、下記の表5に示されるように、当該畳み込みエ
ンコーダのレートと、使用されるチャンネルの型式とに依存する。
【表5】 コード化特性を表す2つのRビットは、コード化されたコード化特性を表す
コードワード74に、利用可能な伝送容量(半レート又は全レート)に応じて表
3又は表4に示されたコードに従ってコード化される。このコード化は2つのフ
レームにおいて一度だけ実行される。上記コードワード74は2つの部分76及
び78に分割され、現フレーム及び次のフレームにおいて送信される。
【0053】 図3は、チャンネルデコーダ28及び44において使用されるべき、チャンネ
ルシンボルの系列からソースシンボルの系列を判定するための格子(trellis)
の一例を示している。上記ソースシンボルは、畳み込みチャンネルエンコーダを
用いてコード化されると仮定する。
【0054】 畳み込みエンコーダにおいては、ソースシンボルの系列は長さνを持つシフト
レジスタにクロック同期で入力される。該畳み込みエンコーダの状態は、このシ
フトレジスタの内容により規定される。二進畳み込みエンコーダが使用される場
合は、該畳み込みエンコーダの可能な状態の数は2νに等しい。チャンネルシン
ボルは、上記シフトレジスタの異なるタップにおいて得られる幾つかのシンボル
をモジュロ2演算を用いて合成することにより得られる。
【0055】 チャンネルデコーダは、エンコーダにおけるコード化処理の間に存在するよう
な状態系列を推定するように構成されている。この推定は、以下経路距離(パス
メトリック:path metric)と呼ばれる尤度の尺度又は程度若しくは大きさに基
づいて候補状態系列を決定することにより実行される。この経路距離は、チャン
ネル信号と上記候補状態系列とから決定される。候補系列の数は、チャンネルエ
ンコーダにおける状態の数に等しい。
【0056】 当該デコード処理の開始においては、上記候補系列の各々は2νの異なる状態
のうちの1つからなっている。全ての状態の尤度尺度は、等しい値に設定される
。当該チャンネルエンコーダの初期状態に対応するチャンネル信号を受信した後
、上記候補系列は、延長された候補系列を構築することにより延長される。延長
された各候補系列は、可能性のある新たな状態の1つが付加された元の候補系列
を有している。各々の新たな状態に対して、該新たな状態へ繋がる全ての経路(
パス)に関する経路距離(パスメトリック)が、元の状態の経路距離と、上記チ
ャンネル信号及び上記元の状態と当該新たな状態との間の遷移に対応するチャン
ネルシンボルから決定される枝路距離(ブランチメトリック)とから計算される
【0057】 当該デコード処理は、上記新たな状態に繋がる最良経路の経路と、それに対応
する経路距離とを保持することにより終了される。
【0058】 図3による格子により示されるチャンネルデコーダにおいては、デコード処理
は、該格子がN回延長されるまで継続される。ここでNはソースシンボルの数で
ある。その時点で、最大の経路距離を持つ状態が、以前の状態を見付けるための
逆辿り(トレースバック)処理の始点として使用され、該状態は、ここでは、当
該状態系列のν番目の延長(t=ν)における状態204である。図3による格
子からは、t≦νに対する経路は合流されていることが分かる。状態204は後
の使用のために記憶される。t=Nにおける状態の後、当該デコード処理はt=
N+νまで継続される。t=N+νにおいては、状態206が、t=Nにおいて
記憶された以前の状態204に対応する状態として選択される。状態206にお
いては、最良の経路が選択され、該経路は各遷移におけるソースシンボルを決定
するために状態204まで逆に辿られる。ソースビットは正しい順番では見つか
らず、ν個のシンボルにわたり巡回的にシフトされていることが分かる。これら
をν個のシンボルにわたりシフト戻しすることにより、正しい順番が回復される
【0059】 以前の状態204を見付けるための逆辿りを、当該状態系列がt=N+νまで
延長されるまで遅らせることが好ましい。t=N+νにおいては、最大の経路距
離を持つ状態が選択され、t=νにおける以前の状態204を見付けるための逆
辿り動作のための始点として使用される。続いて、状態206が、ソースシンボ
ルの系列を決定するために使用される最終状態として選択される。
【0060】 図4には、僅かに変更されたデコーダの格子が示されている。この格子は、図
3による格子とはt>Nに関してのみ相違する。t=Nにおける最もありそうな
状態の選択及び以前の状態204を見付けるための続いての逆辿りの後、当該デ
コーダは該格子を状態206において強制的に終了させる。状態208及び21
0は、状態206に繋がり得ないので、もはや含まれることはない。同じ理由に
より、状態212、214及び216の経路距離は決定されない。
【0061】 図5のフローチャートにおいては、番号の振られたブロックは次のような意味
を有している。
【表6】 図5のフローチャートによるプログラムにおいては、チャンネル信号がチャン
ネルシンボル周期でサンプルされ、これらチャンネルシンボルサンプルが後の用
途のために記憶されると仮定する。更に、パンクチャ処理された畳み込みコード
が使用されることも可能であることが分かる。パンクチャ処理された畳み込みコ
ーダにおいては、所定の位置のチャンネルシンボルが単に削除される。対応する
デコーダにおいては、チャンネル信号値は零に設定される。
【0062】 命令220においては、ソースシンボルポインタiとチャンネルシンボルイン
デックスjとが0なる値に設定される。命令222では、ソースシンボルポイン
タiがNと比較される。iがNに等しい場合は、長さNの状態系列が決定されて
おり、且つ、全てのチャンネル信号サンプルが一度使用されている。コード化処
理を延長するためには、チャンネル信号の最初のサンプルが再使用されねばなら
ない。これは、チャンネルシンボルインデックスを0にリセットすることにより
得られる。命令226においては、次に実行されるべき枝路距離計算と共に使用
されるべきチャンネル信号サンプルが決定される。パンクチャ処理された畳み込
みコードが使用される場合は、送信されないチャンネルシンボルに対応するチャ
ンネル信号サンプルが零なる値に設定される。
【0063】 命令228においては、枝路距離が計算される。新たな状態と以前の状態との
可能性のある各組合せに対して、対応するチャンネルシンボルがテーブルから読
み出される。新たな状態と以前の状態との上記組合せに対応する枝路距離が、チ
ャンネル信号サンプルと上記テーブルから読み出されたチャンネルシンボルとの
間の相関値を計算することにより決定される。該相関値の計算に関しては、0な
るシンボル値は−1により表され、1なるシンボル値は+1により表されること
が分かる。何故なら、チャンネル信号サンプルの理想値は+a及び−aであるか
らである。逆パンクチャ処理されたシンボルに対応するチャンネル信号サンプル
は、0に設定され、消去を示す。
【0064】 命令230においては、ソースシンボルポインタがmmdstartとmmdstopとの間
の入るかどうかがチェックされる。これら値mmdstart及びmmdstopは、品質尺度
又は程度が決定される格子内の範囲を規定する。iが該範囲を外れる場合は、当
該プログラムは、加算比較選択処理を実行するために、命令234で継続する。
【0065】 新たな各状態に対して、当該新たな状態において終了する全ての経路の経路距
離が計算される。これは、命令234で計算された枝路距離を、対応する以前の
状態の状態距離に加算することにより実行される。続いて、上記の新たな状態で
終了する別々の経路の経路距離が比較され、最大の経路距離を持つ経路が選択さ
れる。その他の経路は捨てられる。1/n基本コードから導出される二進畳み込み
コードの場合は、2つのみの経路が新たな各状態で終了する。この加算比較選択
処理は、新たな各状態に対して実行される。
【0066】 命令232においては、命令234におけるのと同様の処理が実行されるが、
ここではMMD値も計算される。距離差(MD)は、新たな状態で終了する競い
合う経路の2つの経路距離の間の差である。或る経路のMMD値は、該経路上で
生じる距離差(MD)の最小値である。最終的に選択される該経路のMMD値は
、伝送品質に関する良好な尺度又は値に相当する。該MMDを決定するための実
施化努力は、充分に穏当なものである。各状態に関してMMDを追跡するための
メモリのみは追加しなければならない。実行されるべき計算も、上記加算比較選
択処理に必要とされる。伝送品質の尺度又は程度としてのMMDの使用は、広く
適用可能である。その使用は、ここで述べた“しっぽ食い”又は“零テイリング
(zero tailing)”コードに限定されるものではない。
【0067】 命令236においては、生き残り(残存)状態系列が記憶される。これは、各
状態に対し、各状態遷移につき1つのシンボル(或る状態において終了する2つ
の可能性のある経路の場合は1ビット)を記憶することによりなされる。このシ
ンボルは当該状態遷移を固有に規定する。該シンボルの値は、上記遷移に対応す
るソースシンボルに等しいと見なすことができる。
【0068】 命令238では、当該格子の次段の処理の準備ために、ソースシンボルポイン
タがインクリメントされる。
【0069】 命令240においては、ソースシンボルポインタiの値がN+εなる値と比較
される。εの値は、デコード処理の複雑さとデコード品質との間の妥協として選
択される。実験では、εの好適な値がνであることを示している。複雑さの低減
のために、εを当該畳み込みコードのパンクチャ処理の周期の倍数に等しくする
ことが有利となる。模擬実験されたシステムにおいては、2νと2ν+2との間
のεの値が使用された。
【0070】 iの値がN+εより小さい場合は、当該プログラムは、該格子の次段を処理す
るために、命令222で継続される。それ以外の場合、当該プログラムは命令2
42で継続される。該命令242では、最大の経路距離を持つ状態が最良の最終
状態として選択される。
【0071】 命令244においては、以前の状態を見付けるために逆辿り動作が実行される
。これは、選択された経路により通過された状態を、上記の以前の状態に到達す
るまで繰り返し再生することによりなされる。このために、上記の選択された経
路と共に記憶された(ソース)シンボルが利用される。該経路に沿って記憶され
たこれらのシンボルは別に記憶される。
【0072】 命令246では、命令242において選択された最良の最終状態が、命令24
4で見付けられた以前の状態と比較される。両状態が同じである場合は、当該プ
ログラムは命令250で継続される。両状態が相違する場合は、命令248にお
いて当該以前の状態として見付けられた状態が最終状態として選択され、全ての
ソースシンボルを決定するために、該以前の状態までの逆辿りが実行される。
【0073】 命令250においては、再生されたソース系列が、最終的に選択された最終状
態に関連するMMD値と一緒に当該ソースデコーダの出力端に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明が使用されうる伝送システムを示す。
【図2】 図2は、図1による伝送システムに使用されるフレームフォーマ
ットを示す。
【図3】 本発明によるデコーダにおいて使用される第1格子(トレリス)
を示す。
【図4】 本発明によるデコーダに用いられる第2格子を示す。
【図5】 本発明によるチャンネルデコーダを実現するためのプログラマブ
ルプロセッサのためのプログラムのフロー図を示す。
【符号の説明】 2 トランスコーダ及びレートアダプタユニット 4 基地送受信局 6 移動局 8 Aビスインターフェース 10 大気インターフェース 12 音声エンコーダ 13 コード化特性系列化手段 14 チャンネルエンコーダ 16 システムコントローラ 18 ブロックコーダ 20 判定ユニット 22 音声エンコーダ 25 コード化特性設定手段 26 ブロックデコーダ 28 チャンネルデコーダ 30 音声デコーダ 31 エスケープ系列デコーダ 32 処理ユニット 34 逆フォーマッタ 36 音声エンコーダ 38 チャンネルエンコーダ 40 ブロックエンコーダ 42 ブロックデコーダ 44 チャンネルデコーダ 46 処理ユニット 48 音声デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 コッペラール アリー ジー シー オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5J065 AA01 AB01 AC02 AD04 AD10 AH15 AH23 5K014 AA01 BA06 BA10 FA11 GA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースシンボルの系列をチャンネルシンボルの系列に符号化
    するチャンネルエンコーダを具備する送信機を有する伝送システムであって、こ
    のチャンネルエンコーダは、前記ソースシンボルの系列を符号化した後に当該チ
    ャンネルエンコーダの最終状態に対応する状態に初期化され、前記送信機は、受
    信機へ前記チャンネルシンボルを表すチャンネル信号を送信するよう構成され、
    この受信機は、複数の状態シーケンスを当該状態シーケンスの可能性を表す対応
    確度尺度で追跡することによって前記チャンネルシンボルを表すチャンネル信号
    から前記ソースシンボルの系列を得るためのチャンネルデコーダを有する、伝送
    システムにおいて、 前記チャンネルデコーダは、前記チャンネル信号が少なくとも1回処理された
    後に適正状態シーケンスを選択し、前記適正状態シーケンスから前記適正状態シ
    ーケンスにおける以前の状態を判定するよう構成され、 前記チャンネルデコーダは、最終状態シーケンスとして前記以前の状態に対応
    する状態で終了する状態シーケンスを選択するよう構成されている、 ことを特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伝送システムにおいて、前記チャンネルデ
    コーダは、循環的に延長されたチャンネル信号に基づいて、ソースシンボルの系
    列においてソースシンボルの数と等しい状態の数を超えて当該状態シーケンスを
    延長するように構成され、前記チャンネルデコーダは、当該延長された状態シー
    ケンスの終了状態に基づいて前記最終状態シーケンスを選択するよう構成されて
    いる、ことを特徴とする伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の伝送システムにおいて、前記チャンネルデ
    コーダは、前記チャンネルデコーダは、前記状態シーケンスがソースシンボル系
    列におけるソースシンボルの数と等しい状態の数を有するときに前記適正状態シ
    ーケンスを判定するよう構成されている、ことを特徴とする伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の伝送システムにおいて、前記チャンネルエ
    ンコーダは、前記延長された状態シーケンスの終了状態から前記適正状態シーケ
    ンスを判定するように構成されている、ことを特徴とする伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし5のうちいずれか1つに記載の伝送システム
    において、前記チャンネルデコーダは、当該状態において終了する複数の候補状
    態シーケンスの確度尺度を比較することによって前記状態シーケンスを選択する
    ことにより前記状態シーケンスを判定するように構成され、 前記チャンネルデコーダは、当該選択された候補シーケンスの確度尺度と当該
    否認された候補シーケンスの確度尺度との間における差の尺度を判定するように
    構成され、 前記チャンネルデコーダは、前記最終状態シーケンスに対して前記差の尺度の
    最小値を判定するように構成されている、ことを特徴とする伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の伝送システムにおいて、前記チャンネルデ
    コーダは、前記状態シーケンス毎に前記差の尺度の最小値を追跡するように構成
    されている、ことを特徴とする伝送システム。
  7. 【請求項7】 ソースシンボルから得られるチャンネルシンボルの系列を受
    信する受信機であって、前記受信機は、複数の状態シーケンスを当該状態シーケ
    ンスの可能性を表す対応確度尺度で追跡することにより前記チャンネルシンボル
    を表すチャンネル信号から前記ソースシンボルを得るためのチャンネルデコーダ
    を有する、受信機において、 前記チャンネルデコーダは、少なくとも1回当該チャンネル信号が処理された
    後に適正状態シーケンスを選択し、この適正状態シーケンスから、前記状態シー
    ケンスにおける前の状態を判定し、 前記チャンネルデコーダは、前記前の状態に対応する状態において終了する状
    態シーケンスを最終状態シーケンスとして選択するように構成されている、 ことを特徴とする受信機。
  8. 【請求項8】 複数の状態シーケンスを当該状態シーケンスの可能性を表す
    対応確度尺度で追跡することによりチャンネルシンボル系列を表すチャンネル信
    号からソースシンボルを得るためのチャンネルデコーダにおいて、 前記チャンネルデコーダは、少なくとも1回当該チャンネル信号が処理された
    後に前記確度尺度に基づいて適正状態シーケンスを選択し、この適正状態シーケ
    ンスから、前記状態シーケンスにおける前の状態を判定し、 前記チャンネルデコーダは、前記前の状態に対応する状態において終了する状
    態シーケンスを最終状態シーケンスとして選択するように構成されている、 ことを特徴とするチャンネルデコーダ。
  9. 【請求項9】 ソースシンボル系列からチャンネルシンボル系列に符号化し
    、チャンネルエンコーダを初期化してそのソースシンボル系列が符号化された後
    に当該チャンネルエンコーダの最終状態にし、受信機に前記チャンネルシンボル
    を表すチャンネル信号を伝送し、チャンネル信号を受信し、複数の状態シーケン
    スを当該状態シーケンスの可能性を表す対応確度尺度で追跡することによりチャ
    ンネルシンボル系列を表す当該チャンネル信号から前記ソースシンボルを得る、
    送信方法において、 当該方法は、少なくとも1回当該チャンネル信号が処理された後に適正状態シ
    ーケンスを選択し、この適正状態シーケンスから、前記状態シーケンスにおける
    前の状態を判定し、 前記前の状態に対応する状態において終了する状態シーケンスを最終状態シー
    ケンスとして選択する、 ことを特徴とする送信方法。
  10. 【請求項10】 複数の状態シーケンスを当該状態シーケンスの可能性を表
    す対応確度尺度で追跡することによりチャンネルシンボル系列を表すチャンネル
    信号からソースシンボルを得る、復号方法において、 当該復号方法は、 少なくとも1回当該チャンネル信号が処理された後に適正状態シーケンスを選
    択し、その最も可能性のある状態から、当該状態シーケンスにおける前の状態を
    判定し、 前記前の状態に対応する状態において終了する状態シーケンスを最終状態シー
    ケンスとして選択する、 ことを特徴とする復号方法。
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