JP2002517130A5 - - Google Patents

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JP2002517130A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 主信号及び補助信号を送信するための伝送システム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送チャンネルを介して送信機から受信機に信号を送信する伝送システムであって
前記送信機が
コード化特性により記述されるやり方で主信号をコード化するためのエンコーダと、
補助信号を前記受信機に伝送するため、該補助信号に依存する所定の系列に従って、前記コード化特性を変更するためのコード化特性系列化手段と、
前記主信号および前記コード化特性を、前記受信機に送信する送信手段とを有し、
前記受信機が
前記主信号および前記コード化特性を、前記送信機から受信する受信手段と、
前記コード化特性により記述されるやり方で前記主信号をデコードするためのデコーダと、
前記コード化特性の前記所定の系列を検出することにより、前記送信機から前記補助信号を受け取るための系列検出手段とを有することを特徴とする伝送システム。
【請求項2】
前記伝送システムが前記伝送チャンネルの伝送品質を特定するための伝送品質特定手段及び前記伝送品質に依存して前記コード化特性を適応させるための適応手段を有し、前記コード化特性系列化手段が前記伝送品質特定手段により特定された前記伝送品質より低い伝送品質に対応する値にのみ前記コード化特性を変更するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
【請求項3】
コード化特性により記述されるやり方で主信号をコード化するためのエンコーダと、
補助信号を受信機に伝送するため、該補助信号に依存する所定の系列に従って、前記コード化特性を変更するためのコード化特性系列化手段と、
前記主信号および前記コード化特性を、前記受信機に送信する送信手段とを有することを特徴とする送信機。
【請求項4】
主信号およびコード化特性を、送信機から受信する受信手段と、
前記コード化特性により記述されるやり方で前記主信号をデコードするためのデコーダと、
前記コード化特性の所定の系列を検出することにより、前記送信機から補助信号を受け取るための系列検出手段とを有することを特徴とする受信機。
【請求項5】
信号を送受信するための方法において、
送信側において、コード化特性により記述されるやり方で主信号をコード化するステップと、
送信側において、補助信号を受信側に伝送するため、該補助信号に依存する所定の系列に従って、前記コード化特性を変更するステップと、
前記主信号および前記コード化特性を、送信側から受信側に送信するステップと、
受信側において、前記コード化特性により記述されるやり方で前記主信号をデコードするステップと、
受信側において、前記コード化特性前記所定の系列を検出することにより、前記補助信号を受け取るステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項6】
信号を送信するための方法において、
コード化特性により記述されるやり方で主信号をコード化するステップと、
補助信号を受信側に伝送するため、該補助信号に依存する所定の系列に従って、前記コード化特性を変更するステップと、
前記主信号および前記コード化特性を、送信するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項7】
信号を受信するための方法において、
主信号およびコード化特性を受信するステップと、
前記コード化特性により記述されるやり方で前記主信号をデコードするステップと、
前記コード化特性の所定の系列を検出することにより、補助信号を受け取るステップとを有することを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝送チャンネルを介して受信機に結合された送信機を有する伝送システムであって、前記送信機は、主信号及び補助信号を受信機に送信するように構成されており、前記受信機は、主信号及び補助信号を受信するように構成されている伝送システムに関する。
【0002】
本発明は、上記伝送システムに使用するための送信機及び受信機にも関する。更に、本発明は、伝送方法及び信号にも関する。
【0003】
【背景技術】
伝送システムでは、主信号に加えて補助信号を送信することがしばしば望まれる。主信号は、例えば、移動電話システムの無線リンクを介して送信される音声(スピーチ)信号である。補助信号は、例えば、受信機の受信しなければならない信号の変化に適応するために受信機の再構成を要求するための制御信号である。
【0004】
このような補助信号のために伝送フレーム中に特殊なフィールドを含めることは可能であるが、もし、補助信号が稀にしか用いられないのであれば、前記のように伝送フレーム中に特殊フィールドを含ませることは、非常に効率が悪い。前記補助信号が送信されるべき時に変更されるフレーム構造を用いることも可能である。様々なフレーム構造の使用は、伝送システムの複雑さをかなり増大させることになる。
【0005】
【発明の開示】
本発明の目的は、上記の非効率及び複雑さの追加を回避できる、伝送チャンネルを介して受信機に結合された送信機を有する伝送システムであって、前記送信機は、主信号及び補助信号を受信機に送信するように構成されており、前記受信機は、主信号及び補助信号を受信するように構成されている伝送システムを提供することである。
【0006】
この目的を達成するために、本発明による伝送システムは、前記送信機がコード化特性により記述されるやり方で主信号をコード化するためのエンコーダを有し、前記受信機がコード化特性により記述されるやり方で前記主信号をデコードするためのデコーダを有し、前記送信機が前記補助信号に依存する所定の系列(シーケンス)に従って前記コード化特性を変更するためのコード化特性系列化手段を有し、前記受信機が前記コード化特性前記の所定の系列を検出するための系列検出器を有することを特徴とする。
【0007】
本発明による伝送システムでは、主信号がしばしばコード化されるという事実を利用している。一般的には、主信号は、そのビットレートを削減するためのソースコード化方式及び/又は伝送チャンネルにわたって主信号の高信頼度伝送を可能にするチャンネルコード化方式に従ってコード化される。ソースコード化方式は、音声信号に対してCELPコード化の使用を含むことが出来、ソースコードは、たたみ込みエンコーダ又はリードソロモンブロックコードのようなエラー訂正コードの使用を含むことが出来る。コード化特性は、音声エンコーダの出力ビットレート又はたたみ込みエンコーダのレートであり得る。いくつかの伝送システムにおいて、伝送チャンネル容量の変化に応答して、コード特性は進行中変更される。この伝送チャンネル容量は、減少される若しくは増大される信号強度及び/若しくは無線リンクから受信される干渉、又はインターネットのような伝送ネットワークのより多くの若しくはより少ない混雑により変化する。
【0008】
目的によって、所定の系列に従ってコード化特性を変更することで、フレーム構造中に余分なスペースを確保することなしに、又は可変フレーム構造を使用する必要なしに、補助信号を受信機に送信することが可能である。
【0009】
本発明の1つの実施例は、前記伝送システムが前記伝送チャンネルの伝送品質を特定するための伝送品質特定手段及び伝送品質に依存して前記コード化特性適応させるための適応手段を有し、前記コード化特性系列化手段が前記伝送品質特定手段により特定された前記伝送品質より低い伝送品質に対応する値にのみコード化特性を変更するように構成されていることを特徴とする。
【0010】
この方策によれば、コード化特性系列化手段の作用のおかげで、もはや高信頼度伝送が実行できなくなるようなコード化特性の選択がなされることを防止する。この問題は、コード化特性系列化手段が、現在の伝送品質より良い伝送品質に対してのみ適応するコード化特性に切り換える時に起こり得る
【0011】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明を説明していく。
【0012】
図1による伝送システムは3つの重要な構成要素を有し、これらはTRAU(トランスコーダ及びレートアダプタユニット)2、BTS(基地送受信局)4及び移動局6である。TRAU2は、Aビス(A-bis)インターフェース8を介してBTS4に結合されている。該BTS4は、大気インターフェース10を介して移動ユニット6に結合されている。
【0013】
ここでは移動ユニット6に送信されるべき音声信号である主信号は、音声エンコーダ12に供給される。ソースシンボルとも呼ばれるコード化された音声信号を帯びる該音声エンコーダ12の第1出力端は、上記Aビスインターフェース8を介してチャンネルエンコーダ14に結合されている。背景雑音レベル指示子Bを帯びる音声エンコーダ12の第2出力端は、システムコントローラ16の入力端に結合されている。ここではダウンリンクレート割当信号Rであるようなコード化特性を伝送する該システムコントローラ16の第1出力端は、音声エンコーダ12に結合されると共に、前記Aビスインターフェースを介して、チャンネルエンコーダ14内のコード化特性設定手段25と、ここではブロックコーダ18である他のチャンネルエンコーダとに結合されている。アップリンクレート割当信号Rを伝送するシステムコントローラ16の第2出力端は、チャンネルエンコーダ14の第2入力端に結合されている。2ビットのレート割当信号Rは、2つの連続するフレームにわたり1ビットづつ伝送される。レート割当信号R及びRは、ダウンリンク及びアップリンク伝送系をR及びRにより表されるコード化特性で各々動作させるためのリクエストを構成する。
【0014】
移動局6に伝送されるRの値は、コード化特性系列化手段13により覆すことができることが分かる。このコード化特性系列化手段13は、レート割当信号Rにより表される所定の系列のコード化特性をブロックエンコーダ18、チャンネルエンコーダ14及び音声エンコーダ12に強制することができる。この所定の系列は、伝送フレームに追加スペースを要することなく、移動局6に追加情報を伝送するために使用することができる。2以上の所定の系列のコード化特性を使用することが可能である。これら所定の系列のコード化特性の各系列は、別々の補助信号値に対応する。
【0015】
システムコントローラ16はAビスインターフェースからアップリンク及びダウンリンクに関する大気インターフェース10(無線チャンネル)の品質を示す品質尺度Q及びQ'を受信する。品質尺度Qは複数の閾レベルと比較され、この比較の結果はシステムコントローラ16により、アップリンクの音声エンコーダ36とチャンネルエンコーダ38との間で、利用可能なチャンネル容量を分割するために使用される。信号Q'はローパスフィルタ22によりフィルタされ、続いて複数の閾値と比較される。該比較の結果は、音声エンコーダ12とチャンネルエンコーダ14との間利用可能なチャンネル容量を分割するために使用される。アップリンク及びダウンリンクに関しては、音声エンコーダ12とチャンネルエンコーダ14との間のチャンネル容量の4つの異なる分割の組合せが可能である。これらの可能性が下表に示される。
【表1】
Figure 2002517130
表1から、音声エンコーダ12に割り当てられるビットレート及び前記チャンネルエンコーダのレートはチャンネル品質に伴い増加することが分かる。これは、より良好なチャンネル条件においては、上記チャンネルエンコーダは低いビットレートを用いて所要の伝送品質(フレームエラー率)を得ることができる故に可能となる。上記チャンネルエンコーダの大きなレートにより節約されたビットレートは、より良好な音声品質を得るために、該ビットレートを音声エンコーダ12に割り当てることにより利用される。ここでは、前記コード化特性がチャンネルエンコーダ14のレートであることが分かる。コード化特性設定手段25は、チャンネルエンコーダ14のレートを、システムコントローラ16により供給されるコード化特性に従って設定するよう構成されている。
【0016】
悪いチャンネル条件の下では、上記チャンネルエンコーダは、所要の伝送品質を得るために、より低いレートを有する必要がある。該チャンネルエンコーダは、8ビットのCRCが付加される音声エンコーダ12の出力ビットをコード化するような可変レートのたたみ込みエンコーダであろう。該可変レートは、異なる基本レートを有する異なるたたみ込みコードを用いることにより、又は一定の基本レートのたたみ込みコードのパンクチャ処理(puncturing)を用いることにより得ることができる。好ましくは、これらの方法の組合せが使用される。
【0017】
下に示す表2には、表1に示したたたみ込みコードの特性が示されている。これらの全てのたたみ込みコードは5に等しい値νを有している。
【表2】
Figure 2002517130
表2において、値Gは生成多項式を表している。生成多項式G(n)は:
【数1】
Figure 2002517130
により定義される。式(A)において、丸で囲む十字記号はモジュロ2加算である。また、iは系列g,g,…gν−1,gνの8進表記である。
【0018】
異なるコードの各々に関して、当該コードに使用される生成多項式が、対応するセル内の数により示されている。該対応するセル内の数は、ソースシンボルのうちのどれに関して対応する生成多項式が考慮されているかを示す。更に、上記数は、上記多項式を使用することにより導出されるソースシンボルの系列におけるコード化されたシンボルの位置を示す。各桁は、指示された生成多項式を用いて導出されたチャンネルシンボルの、チャンネルシンボルの系列における位置を示す。レート1/2コードに関しては、生成多項式57及び65が使用される。各ソースシンボルに関しては、先ず多項式65により計算されたチャンネルシンボルが送信され、次いで生成多項式57によるチャンネルシンボルが送信される。同様の方法により、レート1/4コードに対するチャンネルシンボルを決定するために使用されるべき多項式は、表2から決定することができる。その他のコードは、パンクチャ処理されたたたみ込みコードである。該表において桁が0に等しい場合は、対応する生成多項式が上記特別のソースシンボルに対しては使用されないことを意味する。表2から、生成多項式の幾つかはソースシンボルの各々に対しては使用されないことが分かる。該テーブルにおける数の系列は、1、3、5又は6より長い入力シンボルの系列に対して各々周期的に継続されることが分かる。
【0019】
表1が全レートチャンネル及び半レートチャンネルに関して音声エンコーダ12のビットレート及びチャンネルエンコーダ14のレートの値を示すことが分かる。どのチャンネルが使用されるかについての判断はシステム操作者によりなされ、別の制御チャンネル上で伝送することが可能な帯域外制御信号によりTRAU2、BTS4及び移動局6に通知される。チャンネルエンコーダ14にも、信号Rが供給される。
【0020】
ブロックコーダ18は、選択されたレートRdを移動局6へ送信すべくコード化するために存在する。このレートRdは、2つの理由により別のエンコーダにおいてコード化される。第1の理由は、上記移動局におけるチャンネルデコーダ28に対し、新たなレートRdによりコード化されたデータが該チャンネルデコーダ28に到達する前に、該新たなレートを通知するのが望ましいということである。第2の理由は、値Rdが、チャンネルエンコーダ14を用いて可能であるよりも、伝送エラーに対して一層良好に保護されるのが望ましいということである。コード化されたRdのエラー訂正特性を、より一層向上させるために、コードワードは別々のフレームで送信される2つの部分に分割される。コードワードの斯かる分割は、より長いコードワードが選択されるのを可能にし、結果としてエラー訂正能力が更に改善される。
【0021】
全レートチャンネルが使用される場合、ブロックコーダ18は2ビットにより表されるコード化特性Rdを、16ビットのコードワードを持つブロックコードによりコード化されるコード化されたコード化特性にコード化する。半レートチャンネルが使用される場合は、8ビットのコードワードを持つブロックコードが、上記コード化特性をコード化するために使用される。使用されるコードワードは下記の表3及び表4に示される。
【表3】
Figure 2002517130
【表4】
Figure 2002517130
表3及び表4から、全レートチャンネル用に使用されるコードワードは、半レートチャンネルに使用されるコードワードを繰り返すことにより得られ、結果としてエラー訂正特性が改善されることが分かる。半レートチャンネルでは、シンボルCないしCが最初のフレームで送信され、ビットCないしCは後続のフレームで送信される。全レートチャンネルにおいては、シンボルCないしCが最初のフレームにおいて送信され、ビットCないしC15は後続のフレームで送信される。
【0022】
チャンネルエンコーダ14及びブロックエンコーダ18の出力は、大気インターフェース10を介して時間分割多重で送信される。しかしながら、幾つかの信号を大気インターフェース10を介して送信するためにCDMAを使用することもできる。移動局6においては、大気インターフェース10から受信された信号は、チャンネルデコーダ28と、ここではブロックデコーダ26である他のチャンネルデコーダとに供給される。ブロックデコーダ26は、前記Rビットにより表されるコード化特性を、コードワードC…Cにより表されるコード化されたコード化特性をデコードすることによって導出するように構成されており、ここで、半レートチャンネルに対してはNは7であり、全レートチャンネルに対してはNは15である。
【0023】
ブロックデコーダ26は、4つの可能性のあるコードワードと、その入力信号との間の相関を計算するように構成されている。これは2つの処理でなされる。何故なら、上記コードワードは2つの連続したフレームで、部分に分けられて送信されるからである。上記コードワードの最初の部分に対応する入力信号が受信された後、可能性のあるコードワードの最初の部分と入力値との間の相関値が計算され且つ記憶される。後続のフレームにおいて、上記コードワードの2番目の部分に対応する入力信号が受信されると、可能性のあるコードワードの2番目の部分と該入力信号との間の相関値が計算されて、先に記憶された相関値に加算され、これにより最終的相関値を得る。全入力信号に対して最大の相関値を有するようなコードワードに対応するRの値が、上記コード化特性を表す受信されたコードワードとして選択され、当該ブロックデコーダ26の出力端に受け渡される。ブロックデコーダ26の出力端は、チャンネルデコーダ28における特性設定手段27の制御入力端と音声デコーダ30の制御入力端とに対し、チャンネルデコーダ28のレート及び音声デコーダ30のビットレートを前記信号Rに対応する値に設定するために接続されている。
【0024】
チャンネルデコーダ28は該デコーダの入力信号をデコードし、第1出力端において、コード化された音声信号を音声デコーダ30の入力端に供給する。
【0025】
チャンネルデコーダ28は、第2出力端に、フレームの誤った受信を示す信号BFI(不良フレーム指示子)を供給する。このBFI信号は、該チャンネルデコーダ28内のたたみ込みデコーダによりデコードされた信号の一部にわたりチェックサムを計算すると共に、該計算されたチェックサムと大気インターフェース10から受信されたチェックサムの値とを比較することにより得られる。
【0026】
音声デコーダ30は、前記音声エンコーダ12の音声信号の複製をチャンネルデコーダ28の出力信号から導出するように構成されている。音声デコーダ30は、チャンネルデコーダ28からBFI信号が受信された場合は、先のフレームに対応する先に受信されたパラメータに基づいて音声信号を導出するように構成されている。該音声デコーダ30は、複数の連続するフレームが不良フレームとして示される場合は、該デコーダの出力をミュートするように構成することができる。
【0027】
チャンネルデコーダ28は、第3の出力端にデコードされた信号Rを供給する。該信号Rは、ここではアップリンクのビットレート設定であるようなコード化特性を表している。該信号Rはフレーム当たりに1ビット(RQIビット)を有している。逆フォーマッタ34において、連続するフレームにおいて受信された2つのビットを、2ビットにより表されるアップリンク用のビットレート設定R'に合成する。表1に従う、アップリンクに使用されるべき可能性のうちの1つを選択する該ビットレート設定R'は、音声エンコーダ36の制御入力端と、チャンネルエンコーダ38の制御入力端と、ここではブロックエンコーダ40であるような他のチャンネルエンコーダの入力端とに供給される。前記チャンネルデコーダ28がBFI信号を送出することにより不良フレームを通知する場合は、デコードされた信号Rはアップリンクレートを設定するためには使用されない。何故なら、それは信頼性がないと見なされるからである。
【0028】
チャンネルデコーダ28は、更に、第4出力端に品質尺度MMDdを供給する。この尺度MMDは、該チャンネルデコーダでビタビデコーダが使用される場合は、容易に導出することができる。この品質尺度は、処理ユニット32において一次フィルタによりフィルタされる。処理ユニット32における該フィルタの出力信号に関しては:
【数2】
Figure 2002517130
と書くことができる。
【0029】
チャンネルデコーダ28のビットレート設定がRの変化された値に応じて変化された後では、MMD'[n-1]の値は、新たに設定されビットレート及び典型的なダウンリンクチャンネル品質に対する、上記フィルタされたMMDの長時間平均に対応するような典型的な値に設定される。これは、異なる値のビットレートの間で切り換える場合に、過渡現象を低減するためになされる。
【0030】
上記フィルタの出力信号は、2ビットを用いて品質指示子Qに量子化される。該品質指示子Qはチャンネルエンコーダ38の第2入力端に供給される。該2ビットの品質指示子Qは、2フレーム毎に一度、各フレームの1つのビット位置を用いて伝送される。
【0031】
移動局6における音声エンコーダ36に供給される音声信号は、コード化されてチャンネルエンコーダ38に受け渡される。チャンネルエンコーダ38は該エンコーダの入力ビットにわたりCRC値を計算し、このCRC値を該エンコーダの入力ビットに付加し、該入力ビットとCRC値との合成を、信号R'により表1から選択されたたたみ込みコードに従ってコード化する。
【0032】
ブロックエンコーダ40は、2ビットにより表される信号R'を、半レートチャンネル又は全レートチャンネルが使用されるかに応じて表3又は表4に従いコード化する。ここでも、コードワードの半分のみが1つのフレーム内で送信される。
【0033】
移動局6内のチャンネルエンコーダ38及びブロックエンコーダ40の出力信号は、大気インターフェース10を介してBTS4に送信される。該BTS4においては、上記のブロックコード化された信号R'は、ここではブロックデコーダ42であるような他のチャンネルデコーダによりデコードされる。該ブロックデコーダ42の動作は、前記ブロックデコーダ26の動作と同一である。ブロックデコーダ42の出力端には、信号R"により表されるデコードされたコード化特性が得られる。このデコードされた信号R"は、チャンネルデコーダ44内のコード化特性設定手段43の制御入力端に供給され、Aビスインターフェースを介して音声デコーダ48の制御入力端に受け渡される。
【0034】
BTS4においては、大気インターフェース10を介して受信されたチャンネルエンコーダ38からの信号は、チャンネルデコーダ44に供給される。チャンネルデコーダ44は、該デコーダの入力信号をデコードし、該デコードされた信号をAビスインターフェース8を介してTRAU2に受け渡す。チャンネルデコーダ44は、アップリンクの伝送品質を表す品質尺度MMDuを処理ユニット46に供給する。該処理ユニット46は、前記処理ユニット32及び22において実行されるものと同様のフィルタ処理を実行する。次いで、該フィルタ処理の結果は、2ビットに量子化され、Aビスインターフェース8を介してTRAU2に送信される。
【0035】
システムコントローラ16においては、判定ユニット20が、アップリンクに使用されるべきビットレート設定Rを上記品質尺度Qから決定する。通常の環境下では、音声エンコーダに割り当てられるチャンネル容量の部分は、チャンネル品質の増加に伴い増加するであろう。レートRuは2フレーム毎に一度送信される。
【0036】
チャンネルデコーダ44から受信された信号Q'は、システムコントローラ16内の処理ユニット22に受け渡される。該処理ユニット22においては、2つの連続するフレームで受信されるQ'を表すビットが組み立てられ、該信号Q'は前記処理ユニット32内のローパスフィルタと同様の特性を持つ一次ローパスフィルタによりフィルタされる。
【0037】
該フィルタされた信号Q'は、ダウンリンクレートRの実際の値に依存する2つの閾値と比較される。該フィルタされた信号Q'が上記閾値の最低のものより低い場合は、当該信号品質はレートRに対しては低過ぎ、該処理ユニットは現在のレートよりも1段低いレートに切り換える。上記のフィルタされた信号Q'が上記閾値の最高のものを越える場合は、当該信号品質はレートRにとっては高過ぎるので、該処理ユニットは現在のレートよりも1段高いレートに切り換える。アップリンクレートRに関して採る判定も、上記ダウンリンクレートRに関して採る判定と同様である。
【0038】
ここでも、通常の環境下では、音声エンコーダに割り当てられるチャンネル容量の部分は、チャンネル品質の増加に伴い増加するであろう。特別な環境下では、信号Rは移動局に対して再構成信号を送信するために使用することもできる。この再構成信号は、例えば、別の音声コード化/デコード及び/又はチャンネルコード化/デコードアルゴリズムが使用されるべきであることを示すことができる。この再構成信号は、R信号の特別な所定の系列(シーケンス)を用いてコード化することができる。R信号の該特別な所定の系列は、移動局内のエスケープ系列デコーダ31により認識される該デコーダは所定の(エスケープ)系列が検出された場合に、有効化された装置に再構成信号を発するように構成されている。該エスケープ系列デコーダ31は、Rの連続する値がクロックされるシフトレジスタを有することができる。該シフトレジスタの内容を上記所定の系列と比較することにより、何時エスケープ系列が受信されたか、及び可能性のあるエスケープ系列のどれが受信されたかを容易に検出することができる。
【0039】
コード化された音声信号を表すチャンネルデコーダ44の出力信号は、Aビスインターフェースを介してTRAU2に送信される。該TRAU2においては、上記コード化された音声信号は音声デコーダ48に供給される。チャンネルデコーダ44の出力端におけるCRCエラーの検出を示す信号BFIは、Aビスインターフェース8を介して音声デコーダ48に受け渡される。音声デコーダ48は、前記音声エンコーダ36の音声信号の複製をチャンネルデコーダ44の出力信号から導出するように構成されている。該音声デコーダ48は、チャンネルデコーダ44からBFI信号が受信され場合は、前記音声デコーダ30において実行されたのと同様に、先のフレームに対応する先に受信された信号に基づいて音声信号を導出するように構成されている。該音声デコーダ48は、複数の連続するフレームが不良フレームとして示される場合は、より進んだエラー隠蔽処理を実行するように構成することができる。
【0040】
図2は、本発明による伝送システムにおいて使用されるフレームフォーマットを示している。音声エンコーダ12又は36は、伝送エラーに対して保護されるべきCビットの群60と、伝送エラーに対して保護する必要のないUビットの群64とを供給する。前記他の系列が該Uビットを有する。判定ユニット20及び処理ユニット32は、前述したような通知の目的で、フレーム毎に1ビットのRQI62を供給する。
【0041】
ビットの上記組合せはチャンネルエンコーダ14又は38に供給され、該エンコーダは先ず上記RQIビットとCビットとの組合せにわたってCRCを算出し、8つのCRCビットをCビット60及びRQIビット62の後に付加する。前記Uビットは上記CRCビットの算出には関与されない。Cビット60とRQIビット62との組合せ66及びCRCビット68は、たたみ込みコードに従ってコード化された系列70にコード化される。前記コード化されたシンボルは、該コード化された系列70を構成する。上記Uビットは変化されないままである。
【0042】
上記組合せ66のビット数は、下記の表5に示されるように、当該たたみ込みエンコーダのレートと、使用されるチャンネルの型式とに依存する。
【表5】
Figure 2002517130
コード化特性を表す2つのRビットは、コード化されたコード化特性を表すコードワード74に、利用可能な伝送容量(半レート又は全レート)に応じて表3又は4に示されたコードに従ってコード化される。このコード化は2つのフレームにおいて一度だけ実行される。上記コードワード74は2つの部分76及び78に分割され、現フレーム及び次のフレームにおいて送信される
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による伝送システムを示す。
【図2】 図2は、図1に従う伝送システムに使用されるフレーム構造を示す。
【符号の説明】
2 トランスコーダ及びレートアダプタユニット
4 基地送受信局
6 移動局
8 Aビスインターフェース
10 大気インターフェース
12 音声エンコーダ
13 コード化特性系列化手段
14 チャンネルエンコーダ
16 システムコントローラ
18 ブロックエンコーダ
20 判定ユニット
22 処理ユニット
25 コード化特性設定手段
26 ブロックデコーダ
28 チャンネルデコーダ
30 音声デコーダ
31 エスケープ系列デコーダ
32 処理ユニット
36 音声エンコーダ
38 チャンネルエンコーダ
40 ブロックエンコーダ
42 ブロックデコーダ
43 コード化特性設定手段
44 チャンネルデコーダ
46 処理ユニット
48 音声デコーダ
60 Cビットの群
62 RQIビット
64 Uビットの群
66 たたみ込みコードに従ってコード化された系列
68 CRCビット
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