JP2002050996A - 整数倍相互関係を有するブロック長を用いて符号化された信号を通信伝送路を介して送信する通信システム - Google Patents

整数倍相互関係を有するブロック長を用いて符号化された信号を通信伝送路を介して送信する通信システム

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JP2002050996A
JP2002050996A JP2000231826A JP2000231826A JP2002050996A JP 2002050996 A JP2002050996 A JP 2002050996A JP 2000231826 A JP2000231826 A JP 2000231826A JP 2000231826 A JP2000231826 A JP 2000231826A JP 2002050996 A JP2002050996 A JP 2002050996A
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transmission line
transmission path
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Robert Morelos Zaragoza
モレロス−ザラゴザ ロバート
Schwartz Francis
シュワルツ フランシス
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Sony Corp
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    • H04L1/0026Transmission of channel quality indication

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期をとるための複雑な処理や、通信レート
を一定にするためのシンボルスタッフィングや長大なフ
レームを必要としない、通信伝送路を介して信号を送信
する送信機、受信機、通信システム、送信方法、及び、
受信方法の提供。 【解決手段】 通信伝送路を介して信号を送受信する通
信システムは、通信伝送路の状態を評価し、伝送路状態
情報を作成する。ブロック長選択手段は、整数相互関係
を有する複数のブロック長からなるグループから、伝送
路状態情報に依存した複数のブロック長を選択して、ブ
ロック長スケジュールを作成する。符号化及び復号化
が、ブロック長スケジュールに基づき行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化された信号を、
ノイズ及びフェージングのある通信伝送路を介して送信
する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムは、通信伝送路を介して接
続された送信機と受信機とを有している。無線通信シス
テム、特に、モバイル無線通信システムにおいては、通
信伝送路のコンディションは時々刻々変化する。通信伝
送路の情報伝達容量は、通信伝送路のコンディションの
変化に伴い変化する。即ち、伝送路のコンディションが
良好であるときには、より多くの情報を送信することが
でき、伝送路のコンディションが良くないときには、少
ない情報しか送信することができない。仮に、送信機と
受信機とにおける情報量のパラメータを、通信伝送路の
状態が最も良い状態のときの値よりも低い値に固定して
しまった場合には、通信伝送路のコンディションが最も
良い状態に近づいたときには、通信伝送路が有する最大
の情報伝達容量を十分に活用することができない。
【0003】送信機と受信機との間では、受信機におい
て受信される信号のレベルが絶えず変動するように、電
波が伝達されている。これは、フェージングとして知ら
れているものである。フェージングによって、伝送路に
おける信号対ノイズの比(SNR)は変化する。伝送路
における伝送路容量は、SNRの変化に伴い変化する。
即ち、SNRが改善されると伝送路容量は増加するが、
SNRが悪化すると伝送路容量は減少する。
【0004】伝送路容量を最大限に利用するためには、
情報率、即ち、伝送される情報自体のレートを伝送路容
量に一致させることが必要である。情報率が固定された
システムにおいては、情報を取りこぼしてしまう不具合
を回避するため、低い伝送路容量を仮定して、情報率は
低い値に固定されている。その結果、伝送路のフェージ
ングの状態が、仮定した悪い伝送路状態からより良好な
状態へと変化したときは、伝送路の全容量の内の幾らか
が、有効に利用されずに無駄になってしまうのである。
【0005】伝送路の状態変化に適応性のあるシステム
は幾つか提案されている。これらのシステムでは、伝送
路の状態を瞬時にモニターし、送信を最も効率良く行う
ために、現在の伝送路の状態に応じて様々の送信パラメ
ータを変化させている。
【0006】例えば、特願平8−078157号を基礎
とする優先権主張を伴う米国特許第5,907,563
号公報には、伝送路の状態に基づいてエラー制御方法を
変える無線データ通信装置が記載されている。即ち、こ
の装置は、通信が行われているときには、無線通信伝送
路の状態を判断するために、フェージング周期やディレ
イの分散、ラインオブサイトとトランスホリゾンの伝搬
レベル比等の様々な状態パラメータを監視する。この装
置は、伝送路の状態に応じて、プロトコル、ブロック
長、パリティ長等のエラー制御方法を選択する。
【0007】例えば、通信伝送路の状態が、フェージン
グ周期:20、ディレイの分散:0.5、伝搬レベル
比:100であることをシステムが検出したときには、
このシステムは、プロトコルとしてBose Chau
dhuri Hocquenghem(BCH)を選択
し、ブロック長を100シンボルとし、パリティ長を1
0シンボルに設定する。通信伝送路の状態が、フェージ
ング周期:50、ディレイの分散:0.1、伝搬レベル
比:0であることを検出したときには、プロトコルとし
てリードソロモン(RS)符号、ブロック長150シン
ボル、パリティ長30シンボルのエラー制御方法を選択
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第5,90
7,563号公報記載の装置では、データ通信を行って
いるときに、上記の前者の状態から後者の状態へと通信
伝送路の状態が変化したときには、送信装置はブロック
長を100から150へと変える。
【0009】しかし、ブロック長が変化するのに伴って
送信レートも変化する。受信側にとってみれば、送信さ
れてくるデータ中の、連続する情報の列の境界線のタイ
ミングにずれが生じたようになる。例えば、受信機は、
フレームのヘッダーを受信するはずであると認識してい
るタイミングとは異なったタイミングでヘッダーを受信
してしまう。
【0010】受信機が、期待したタイミングで特定の情
報を得ることができない場合には、同期をとるための処
理が複雑になり、時間を浪費してしまう。代わりに、フ
レーム長を所定の値に保ち送信レートを一定に保つよう
に、シンボルスタッフィング型(a type of “symbol s
tuffing”)の冗長シンボルをフレーム中に追加するこ
とも可能である。しかし、冗長シンボルを多く送信する
よりは、有用なデータのみを送信することが望ましい。
【0011】フレーム長を、使用可能な全てのブロック
のブロック長の公倍数に一致させるようにシステムを設
計することも考えられ得る。しかし、この場合には、シ
ステムで使用できるフレームのサイズがかなり制限され
る。例えば、米国特許第5,907,563号公報に
は、100、150、200シンボルの3つの異なるブ
ロック長を使用可能であることが記載されているが、こ
の場合には、フレームサイズは、全てのブロック長の公
倍数、例えば、600シンボル又は1200シンボル等
に限定されてしまうのである。しかも、このシステムに
おいてこれらのような大きなフレームを扱うため、大量
のメモリーが必要となる。
【0012】そこで、本発明は、現在の送信リンクの状
況に応じて、ブロック長を様々に変えることができ、再
び同期をとるための複雑な処理や、通信レートを一定に
するためのシンボルスタッフィングや長大なフレームを
必要としない、通信システム、送信機、受信機、及び、
方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の送信機は、ブロック長選択手段、符号化手
段、及び、インターフェース手段を備えている。ブロッ
ク長選択手段は、通信伝送路の状態についての伝送路状
態情報を受信し、整数倍相互関係(integral multiple
relationship)を有する複数のブロック長からなるグル
ープから、伝送路状態情報に依存する複数のブロック長
を選択し、ブロック長スケジュールを作成する。符号化
手段は、入力信号源からの情報と該ブロック長選択手段
からの該ブロック長スケジュールとを受信し、該ブロッ
ク長スケジュールを利用して該入力信号源からの情報を
符号化された信号へと符号化する。インターフェース手
段は、該符号化された信号を通信伝送路を介して送信す
る。
【0014】この構成によれば、整数倍相互関係を有す
る複数のブロック長からなるグループからブロック長を
選択するため、情報率とブロック長とを容易に変えるこ
とができる。このため、フェージングが生ずる伝送路を
介して送信する全情報の中の信頼性の高い情報の割合を
最大にすることができる。
【0015】また、伝送路情報率を一定に維持しなが
ら、ブロック長を変えることができるため、複雑で時間
のかかる同期をとるための処理を減じることができる。
【0016】また、各々のブロック長は多くの異なる情
報率を採ることができる。ブロック長を選択可能とした
ことにより、選択可能な情報率の選択肢を増やすことが
でき、全体として、符号情報の精度(granularity)を
改善することができる。即ち、情報率の精度をよくする
ことができる。
【0017】また、該ブロック長選択手段は、複数のフ
レーム中にブロック長スケジュール中のブロック長を並
べて、各フレームが最大ブロック長となるようにするこ
とが好ましい。この構成によれば、フレームを同期させ
ることを容易とすることができる。
【0018】また、本発明の別の観点によれば、通信伝
送路を介して信号を受信するための受信機は、ブロック
長選択手段、インターフェース手段、及び、復号手段を
備えている。ブロック長選択手段は、通信伝送路の状態
についての伝送路状態情報を受信し、整数倍相互関係を
有する複数のブロック長からなるグループから、伝送路
状態情報に依存する複数のブロック長を選択し、ブロッ
ク長スケジュールを作成する。インターフェース手段
は、該通信伝送路を介して伝達されてきた信号を受信す
る。復号手段は、該インターフェース手段から出力され
た信号と該ブロック長選択手段によって作成された該ブ
ロック長スケジュールとを受信し、該ブロック長スケジ
ュールを用いて該信号を復号する。
【0019】この構成によれば、整数倍相互関係を有す
る複数のブロック長からなるグループからブロック長を
選択するため、情報率とブロック長とを容易に変えるこ
とができる。このため、フェージングが生ずる伝送路を
介して送信する情報の中の信頼性の高い情報の割合を最
大にすることができる。
【0020】ブロック長が変わっても、伝送路送信レー
トは一定に維持される。このため、受信機は送信レート
を固定として信号を受信する。受信機を、ブロック長の
不一致により生じる送信レートの変化に合わせて調整可
能とする必要がないため、受信機をより簡単な構成とす
ることができ、より安価とすることができる。また、複
雑で時間のかかる同期をとるための処理を減じることが
できる。
【0021】また、各々のブロック長は多くの異なる情
報率を採ることができる。ブロック長を選択可能とした
ことにより、選択可能な情報率の選択肢を増やすことが
でき、全体として、符号情報の精度を改善することがで
きる。即ち、情報率の精度をよくすることができる。
【0022】また、受信機は、該通信伝送路を介して伝
達されてきた信号に基づき伝送路の状態を評価し、もっ
て該伝送路状態情報を作成する伝送路状態推定手段を更
に有していることが好ましい。この構成によれば、伝送
路状態情報を供給する別個の装置を設けずに済むことが
できる。
【0023】また、受信機は、該伝送路状態推定手段か
らの該伝送路状態情報に基づき、通信伝送路の今後の状
態を予測するための伝送路状態予測手段を更に有するこ
とが好ましい。この場合には、ブロック長選択手段は該
予測に基づきブロック長スケジュールを作成するため、
ブロック長スケジュールを伝送路の状態により適合した
ものとすることができる。
【0024】また、本発明の別の観点によれば、通信伝
送路を介して信号を送受信するための通信システムは、
伝送路状態推定手段、ブロック長選択手段、送信手段、
受信手段、符号化手段、送信インターフェース手段、受
信インターフェース、及び、復号手段を備えている。伝
送路状態推定手段は、通信伝送路の状態を判断するため
に設けられ、伝送路状態情報を作成する。ブロック長選
択手段は、伝送路状態推定手段から通信伝送路の状態に
ついての伝送路状態情報を受信し、整数倍相互関係を有
する複数のブロック長からなるグループから、伝送路状
態情報に依存する複数のブロック長を選択し、ブロック
長スケジュールを作成する。該送信手段は、符号化手段
と送信インターフェース手段とを有している。符号化手
段は、入力信号源からの情報と該ブロック長選択手段か
らのブロック長スケジュールとを受信し、該ブロック長
スケジュールを利用して入力信号源からの情報を符号化
された信号へと符号化する。送信インターフェース手段
は、符号化された信号を該通信伝送路を介して送信す
る。該受信手段は、受信インターフェース手段と復号手
段とを有している。該受信インターフェース手段は、該
送信インターフェースから通信伝送路を介して送られて
きた符号化信号を受信する。該復号手段は、該受信イン
ターフェース手段から出力された符号化信号と該ブロッ
ク長選択手段によって作成された該ブロック長スケジュ
ールとを受信し、該ブロック長スケジュールを用いて該
信号を復号する。
【0025】この構成によれば、整数倍相互関係を有す
る複数のブロック長からなるグループからブロック長を
選択するため、情報率とブロック長とを容易に変えるこ
とができる。このため、フェージングが生ずる伝送路を
介して送信する情報の中の信頼性の高い情報の割合を最
大にすることができる。
【0026】伝送路送信レートを一定に維持しながらブ
ロック長を変えることができるため、受信機は送信レー
ト可変な構成としなくて済む。ブロック長の不一致によ
り生じる送信レートの変化に対応して調整可能とする必
要がないため、受信機をより簡単な構成とすることがで
き、より安価とすることができる。また、複雑で時間の
かかる同期をとるための処理を減じることができる。
【0027】また、各々のブロック長は多くの異なる情
報率を採ることができる。プロック長を選択することに
より、選択可能な情報率の選択肢を増やすことができ、
全体として、符号情報の精度を改善することができる。
即ち、情報率の精度をよくすることができる。
【0028】また、通信システムの該伝送路状態推定手
段は受信手段に設けられ、該ブロック長選択手段は該送
信手段と該受信手段とに設けられているのが好ましい。
この場合、該伝送路状態推定手段はフィードバック伝送
路を介して該伝送路状態情報を該送信手段に設けられた
該ブロック長選択手段へと送信し、該伝送路状態情報を
該送信手段に設けられた該ブロック長選択手段へと送信
する。この構成によれば、フィードバック伝送路を介し
て送信されるデータの量を減ずることができる。
【0029】また、通信システムの送信手段、受信手段
の両方が該伝送路状態推定手段からの伝送路状態情報に
基づき通信伝送路の今後の状態を予測するための伝送路
状態予測手段を更に有していることが好ましい。この場
合には、送受信手段に設けられたブロック長選択手段は
該予測に基づきブロック長スケジュールを作成するよう
に構成される。この構成によれば、フィードバック伝送
路を介して送信されるデータの量を減ずることができ
る。
【0030】また、該ブロック長選択手段は、複数のフ
レーム内にブロック長スケジュール中のブロック長を並
べ、各フレームが最大ブロック長となるようにすること
が好ましい。この構成によれば、フレームの同期を採る
ことを容易に行うことができる。
【0031】また、本発明の別の観点によれば、通信伝
送路を介して送信する送信方法は、通信伝送路の状態に
ついての伝送路状態情報を受信する工程と、整数倍相互
関係を有する複数のブロック長からなるグループから、
伝送路状態情報に依存する複数のブロック長を選択して
ブロック長スケジュールを作成する工程と、入力信号源
からの情報を受信する工程と、該ブロック長スケジュー
ルを利用して該入力信号源からの情報を符号化された信
号へと符号化する工程と、該符号化された信号を該通信
伝送路を介して送信する工程とを有する。
【0032】この方法により送信することによって、整
数倍相互関係を有する複数のブロック長からなるグルー
プからブロック長を選択するため、情報率とブロック長
とを容易に変えることができる。このため、フェージン
グが生ずる伝送路を介して送信する情報の中の信頼性の
高い情報の割合を最大とすることができる。
【0033】また、ブロック長が変わっても、伝送路情
報率が一定に維持されるため、複雑で時間のかかる同期
をとるための処理を減じることができる。
【0034】また、各々のブロック長は多くの異なる情
報率を採ることができる。ブロック長を選択可能とする
ことにより、選択可能な情報率の選択肢を増やすことが
でき、全体として、符号情報の精度を改善することがで
きる。即ち、情報率の精度をよくすることができる。
【0035】また、本発明の別の観点によれば、通信伝
送路を介して信号を受信する受信方法は、通信伝送路の
状態についての伝送路状態情報を受信する工程と、整数
倍相互関係を有する複数のブロック長からなるグループ
から、伝送路状態情報に依存する複数のブロック長を選
択してブロック長スケジュールを作成する工程と、該通
信伝送路を介して伝達されてきた信号を受信し、該ブロ
ック長スケジュールを用いて該信号を復号する工程とを
有する。
【0036】この方法により受信することによって、整
数倍相互関係を有する複数のブロック長からなるグルー
プからブロック長を選択するため、情報率とブロック長
とを容易に変えることができる。このため、フェージン
グが生ずる伝送路を介して送信する情報の中の信頼性の
高い情報の割合を最大とすることができる。
【0037】ブロック長が変わっても、伝送路送信レー
トが一定に維持される。このため、この方法によって動
作する受信機は送信レートを固定として信号を受信する
ことができる。ブロック長の不一致により生じる送信レ
ートの変化に対応して調整可能とする必要がないため、
受信機をより簡単な構成とすることができ、より安価と
することができる。また、複雑で時間のかかる同期をと
るための処理を減じることができる。
【0038】また、各々のブロック長は多くの異なる情
報率を採ることができる。ブロック長を選択可能とする
ことにより、選択可能な情報率の選択肢を増やすことが
でき、全体として、符号情報の精度を改善することがで
きる。即ち、情報率の精度をよくすることができる。
【0039】また、本発明の別の観点によれば、通信伝
送路を介した信号の送受信は、通信伝送路の状態を評価
して伝送路状態情報を作成する工程と、整数倍相互関係
を有するブロック長からなるグループから、伝送路状態
情報に依存する複数のブロック長を選択してブロック長
スケジュールを作成する工程と、入力信号源からの信号
を受信する工程と、該ブロック長スケジュールを利用し
て該入力信号源からの情報を符号化された信号へと符号
化する工程と、該符号化された信号を該通信伝送路を介
して送信する工程と、該通信伝送路を介して送られてき
た符号化された信号を受信する工程と、符号化された信
号を該ブロック長スケジュールを用いて復号する工程と
によって行われる。
【0040】送受信をこの方法によって行うことによ
り、整数倍相互関係を有する複数のブロック長からなる
グループからブロック長を選択するため、情報率とブロ
ック長とを容易に変えることができる。このため、フェ
ージングが生ずる伝送路を介して送信する情報の中の信
頼性の高い情報の割合を最大とすることができる。
【0041】ブロック長が変わっても、伝送路送信レー
トが一定に維持される。このため、この方法によって動
作する受信機は送信レートを固定として信号を受信する
ことができる。ブロック長の不一致により生じる送信レ
ートの変化に対応して調整可能とする必要がないため、
受信機をより簡単な構成とすることができ、より安価と
することができる。また、複雑で時間を要していた同期
をとるための処理を減じることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による通信シ
ステムついて、添付の図面に基づき説明する。図1は、
第1の実施の形態による送信システム1のブロック図で
ある。送信システム1は、送信機10と受信機20とを
有している。送信機10は、ノイズやフェージングが生
ずる通信伝送路30を介して情報を受信機20へと送信
する。
【0043】送信機10は、符号器11、変調器12、
伝送路状態予測器14、及びブロック長選択器15を有
している。符号器11は情報を入力信号源から入力し、
情報を符号化する。符号器11は、入力信号源からの情
報を符号化した形で、変調器12へ出力する。変調器1
2は、この符号化された信号をベースバンドからキャリ
アバンドへ変調し、通信伝送路30を介して送信する。
【0044】受信機20は、復号器21、復調器22、
伝送路状態推定器23、伝送路状態予測器24、ブロッ
ク長選択器25を有している。復調器22は、送信機1
0から送信された信号を受信し、キャリア信号からベー
スバンドへ復調する。復号器21は、復調器22からの
復調信号を受信し、復号し、復号信号を出力先へと出力
する。
【0045】受信機20の伝送路状態推定器23は、送
信機20から通信伝送路30を介して送信された信号を
受信し、それを通信伝送路30の現在の状態を判断する
ために使用する。本実施の形態による装置の伝送路状態
推定器23は、最小二乗平均(LMS)フィルターであ
る。LMSを用いたのは、これが、伝送路状態について
の情報を抽出し、抽出した情報を用いて伝送路の状態を
予測するのに最も簡単な方法だからである。伝送路の状
態についての情報を抽出でき、伝送路の状態を予測でき
るのであれば、他の構成、方法を採ってもよい。
【0046】本実施の形態においては、システムが動作
し始めたとき、送信機10は、変調されていないキャリ
ア信号(パイロットキャリア)のみを、短い同期獲得期
間だけ送信する。この間、受信機20の伝送路状態推定
器23は、パイロットキャリアを監視し、伝送路のフェ
ージングの状態についての情報を収集する。フェージン
グについての情報及びLMSフィルターの重みに基づ
き、今後のフェージングの状態を予測することができ
る。
【0047】伝送路状態推定器23は、フェージングの
深さとフェージングのレートという2つのパラメータに
基づき評価を行う。フェージングの深さ、即ち、SNR
の瞬間値は、受信機20において信号のレベルがどのよ
うに減衰するかを示している。フェージングの深さは、
情報率を決定するのに用いられる。即ち、フェージング
の深さの値が大きいとき、多くのエラーが発生するであ
ろうと予測できる。従って、この場合には、より多くの
冗長シンボルを含むより高いコーディングレートが要求
される。フェージングの深さは、受信機20のアンテナ
における信号強度の測定により求めることができる。
【0048】フェージングレートは、フェージングの深
さがどのくらいの速さで変化するかを示しており、ブロ
ック長を決定するのに用いられる。フェージングのレベ
ルがゆっくりと変化するのであれば、より長いブロック
長を用いても通信に支承をきたさない。しかし、フェー
ジングのレベルが早く変化するときには、より短いブロ
ック長が要求される。長いブロック長の場合には、符号
語の中程でフェージングの深さが変化してしまい、情報
が欠落してしまうからである。フェージングレートを決
定する方法は、従来より多くのものが知られている。例
えば、フーリエ変換を、送信フレームのヘッダー中に含
まれるトーン(正弦波)上に施すことが考えられる。ド
ップラー周波数はフェージングレートを示す。
【0049】伝送路状態推定器23は、フェージングと
LMSフィルターの重みとに関する情報を、フィードバ
ック伝送路40を介してそのまま伝送路状態予測器13
へ送信する。本実施の形態では、フィードバック伝送路
40は通信伝送路30とは独立したサイド伝送路であ
り、時分割マルチプレクシング又は周波数分割マルチプ
レクシングによって構成されている。フィードバック伝
送路40を介して送信される伝送路状態情報は極めて重
要であるため、伝送路40は、強固なコーディングによ
る低いエラーレートの通信を行いフェージング等に対し
て強い伝送路であることが要求される。フィードバック
伝送路40は、無線、有線を問わず、送信伝送路であれ
ばどのようなタイプでもよい。
【0050】伝送路状態予測器14は推定器23からの
情報をそのまま受け取り、ある時点における、通信伝送
路30の今後の状態を予測する。伝送路状態予測器14
は、ブロック長選択器15へこれらの予測結果を送出す
る。
【0051】ブロック長選択器15は、予測器14から
送出される予測結果を受け取り、予測結果に対応するブ
ロック長を選択し、ブロック長スケジュールと情報率ス
ケジュールとを含む符号スケジュールを作成する。ブロ
ック長選択器15は、互いに整数相互関係(integral r
elationship)を有する複数のブロック長からなるグル
ープから、複数のブロック長を選択する。グループは、
L個のブロック長、即ち、n、n、…、nからな
り、整数関係を有し、これらは以下のL−1個の条件を
満たしているときに、長さが適合性(compatible)を有
すると考えられる。
【0052】 ここで、aとbとは2つの正の整数であり、b|aは、
正の整数mに対してa=mbの関係に拘束される値を採
る。
【0053】この定義より、複数のブロック長を要素に
持つ様々に異なる複数のグループを、長さ適合性を有す
るものとして考えることができる。例えば、ブロック長
が5、15、45からなるグループは長さに適合性を有
しており、ブロック長が8、16、32、64、128
からなるグループも同様である。図2には、それぞれ、
ブロック長が8、16、32、64、128ビットの符
号語から作成されたフレームN、N16、N32、N
64、N128が示されており、これらは上記の後者の
整数相互関係を有している。
【0054】ブロック長はぞれぞれ、lを3、4、5、
6、7として、2ビットを有している。各符号語のビ
ットの総数には、情報ビットの数kと情報ビットに続く
パリティビットの数Pとが含まれる。各符号語の情報率
は、符号語中の情報ビットの数kを増やしたり減らした
りすることによって変えることができ、各ブロック長
は、多くの異なる情報率の値を採ることを可能としてい
る。“kxy”は、現在作成中のフレームN中の、y番
目のブロックを符号xの符号語を用いて作成し送信する
際の情報ビットkの数を表している。
【0055】図2には、情報ビットkとパリティービッ
トpとの総和が128ビットの符号語であって、最大ブ
ロック長がNである例が図示されている。最大ブロック
長Nは、伝送路の状態が最良のときに送信することがで
きるブロック長である。フレームは、最大ブロック長N
に等価な数の連続する符号化ビットの送信を意味する。
【0056】ブロック長の長い符号語は、ブロック長の
短い符号語と比較して、パリティPに対する実際の情報
kの比率を高くすることができる。送られる情報のレー
ト、即ち、情報率(k/N)を高い値とするために、よ
り長いブロック長を用いることが望ましい。ブロック長
選択器14は、可能であれば常に、予測された伝送路状
態で安全に使用することができる最も長いブロック長を
選択する。
【0057】本実施の形態では、付加パリティビットA
PBを符号語に付加して、巡回ブロック制御符号の符号
語を拡張することにより、8、16、32、64、12
8のブロック長を作成している。ブロック誤り制御符号
は、mを3以上の連続する整数、即ち、3、4、5、
…、mとして、n=2−1のブロック長を有してい
る。パリティビットを付加することによって各ブロック
長を拡張することで、ブロック長が2倍という好まし
い整数関係になっている。図2に示される例では、ブロ
ック長2−1、m=3、4、…、7のハミング符号
が、1つのパリティビットAPBが付加されることによ
って拡張されており、ブロック長は適合性を有してい
る。拡張は、エラー制御コーディングにおいて、特定の
コンピュータ構造にブロック長を一致させるために一般
に用いられる手法である。図2では、ブロック長が12
8ビットと64ビットのブロックにのみ、付加されたパ
リティビットAPBが示されているが、他のブロック
も、同様に付加されたパリティビットAPBを有してい
る。
【0058】ブロック長選択器15は、伝送路の状態と
ブロック長の最大値Nとに基づき、ブロック長を選択し
フレームを作成する。ブロック長選択器15は、図2に
示すフレームN、N16、N32、N64、N128
を作成する。各フレームにおいてはブロック長は1種類
のみ用いられているが、ブロック長選択器15は、予測
した伝送路状態に最も相応しくなるように、様々なブロ
ック長を組合わせて各フレームを作成することができ
る。例えば、伝送路状態予測器14が、フレームN
mixを送信中に伝送路状態が悪化するであろうと予測
したときには、ブロック長選択器15は、図3に示すよ
うなフレームNmixを作成する。即ち、ブロック長選
択器15は、伝送路状態が良好であると予測されている
フレームNmi の先頭の期間に対しては、64ビット
の長いブロックを選択し、伝送路状態が悪化すると予測
された期間に対しては、16、8ビットといった、より
短いブロック長を選択する。そして、伝送路状態が良く
なってくると予想したフレームN mixの最後の期間に
対しては、ブロック長として32ビットを選択する。こ
のように、組合せが最大ブロック長Nを超えない限り、
どのような符号語の組合せによってフレームを作成して
もよいことが分かる。
【0059】このようにして、ブロック長選択器15
は、整数関係を有する複数のブロック長からなるグルー
プからブロック長を選択するので、情報率とブロック長
とを容易に変えることができる。このため、フェージン
グが生ずる伝送路を介して送信される情報に対する信頼
性の高い情報の全体的な比率を最大とすることができる
のである。
【0060】伝送路送信レートを一定に維持しながらブ
ロック長を変化させることができるため、受信機20の
側においては、伝送レートを可変にする必要がなくな
る。このため、受信機20を、ブロック長の不一致によ
りが生じる、送信レートの変化に応じて調整可能とする
必要がないため、受信機20をより簡単な構成とするこ
とができ、より安価とすることができる。また、同期を
とるための複雑で時間のかかる処理を低減することがで
きる。
【0061】また、各々のブロック長が、異なる多くの
情報率を採ることができる。ブロック長の選択が可能で
あることにより、選択可能な情報率の選択肢を増やすこ
とができる。このため、全体として、符号情報の精度を
よりよくすることができ、情報率の精度をよくすること
ができる。
【0062】符号器15は、送信フレームの基礎として
最大ブロック長Nを用いる。図4に示されるように、送
信フレームは、ヘッダーH、パリティを含む通信内容部
(payload with parity)PL、トレーラー(trailer)
Tを含んでいる。符号器15は、有効荷重PLが最大ブ
ロック長Nの整数倍となるように(mを正の整数とし
て、PL=mNとなるように)、送信フレームを作成す
る。図4に示される例では、mは4である。mは1であ
ってもよく、この場合には、フレームの有効荷重PLは
最大ブロック長Nに等しい。
【0063】複数の互いに整数関係にあるブロック長か
らなるグループは、例えば、伝送路に生じ得る複数の異
なった状態毎に関係付けられて、ROMやRAMといっ
たメモリ内にテーブル形式で記憶される。テーブル形式
で記憶されている場合には、ブロック長選択器15は、
予測器14から受け取った伝送路状態の予測結果に一致
する伝送路状態に対応して、複数のテーブルを検索す
る。そして、ブロック長選択器15は、予測した伝送路
状態と関係付けられたブロック長を選択し、符号器11
に選択したブロック長を出力する。
【0064】表1乃至5は、ブロック長選択器15が、
予測器14からの情報に基づいて、符号スケジュールを
決定するのに用いる複数のテーブルの例を示している。
表1乃至5は、それぞれ8、16、32、64、128
の長さを持つ拡張Bose−Chaudhuri−Ho
c1uenghem(eBCH)符号に関係付けられて
いる。各表は、対応する長さの全てのeBCH符号に対
して符号エラーレートを10−4とするのに必要な、情
報率と瞬時SNR状態とを示している。テーブル1乃至
5は、全て、軟判定最ゆう復号(SD−MLD)が使用
されている場合を示している。図6は、表1乃至5と同
一の情報をグラフで示したものである。ここで、縦軸は
情報率を、横軸はSNRを示しており、このグラフは、
2進移相(BPSK)変調による加算白色ガウス雑音
(AWGN)伝送路のカットオフレート(cutoff rat
e)を参照している。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】本実施の形態では、特定のブロック又はフ
レームに対して予測されたフェージングの深さ(SNR
レベル)とフェージングレートとが、予測器14からブ
ロック長選択器15へと送出されると、ブロック長選択
器15は複数のテーブルを探して、予測されたSNRよ
りも小さい値の全てのSNRを見つけ出す。ブロック長
選択器15は、これら全てのテーブルから探し出された
複数のSNRの中から、予測したSNRに最も近い値の
SNRを各々のテーブルより抽出する。ブロック長選択
器15は、フェージングレートを使用して、伝送路状態
を考慮に入れた場合に安定した通信が行える最も長いブ
ロック長を決定する。そして、ブロック長選択器15
は、特定のブロック又はフレームを作成する際に、その
最も長いブロック長を求めるために抽出されたSNRに
対応する情報率を選択する。
【0071】例えば、特定のブロック又はフレームの期
間、SNRが0デシベルであり、フェージングがゆっく
りと変化するとの予測結果をブロック長選択器15が受
信した場合には、ブロック長選択器15は複数のテーブ
ルを検索し、0デシベルよりも小さい値のSNR、即
ち、負の値のSNRを全て抽出する。具体的には、ブロ
ック長選択器15は、ブロック長8に対してはSNR−
0.6326を抽出し、ブロック長16に対してはSN
R−3.6429を抽出し、ブロック長32に対しては
SNR−3.6532を抽出し、ブロック長64に対し
てはSNR−0.2561を抽出し、ブロック長128
に対してはSNR−0.3673を抽出する。ブロック
長選択器15が、最大ブロック長128を使用できる程
度にフェージングレートが十分スローであると判断した
場合には、ブロック長128のSNR−0.3673に
対応する値である57/128を、情報率として選択す
る。フェージングレートがより速いと予測した場合に
は、ブロック長選択器15は、より短いブロック長を選
択し、対応する情報率を選択する。
【0072】表6乃至10及び図6は、軟判定最ゆう復
号(SD−MLD)の代わりに、硬判定限界距離復号
(HD−BDD)、例えば、バーレカンプ−マッシーア
ルゴリズムを使用したときの場合を示している。表6乃
至10に示される結果は、復号ワードのエラー確率につ
いての、次の公知の式を使って求められた。
【0073】
【数1】
【0074】ここで、
【数2】
【0075】
【表6】
【0076】
【表7】
【0077】
【表8】
【0078】
【表9】
【0079】
【表10】
【0080】受信機20の復号器21は、符号器11か
ら送出され受信する情報に対して、同期している必要が
ある。このため、伝送路状態推定器23からの情報は、
送信機10の伝送路状態予測器14のみならず、同時
に、受信機20の伝送路状態予測器24にも送出され
る。伝送路状態予測器14、24は、同一のアルゴリズ
ムを有し、係数を用いて全く同じ計算を行い、伝送路状
態の予測について同一の結果を得る。伝送路状態予測器
24はブロック長選択器25へ予測の結果を出力し、ブ
ロック長選択器25は、ブロック長選択器25と同様に
動作して、復号器21へ符号スケジュールを付与する。
復号器21は、符号スケジュールを用いて、変調器22
から送出されてくる信号の予想されるブロック長を決定
する。
【0081】送信機の符号器と受信機の復号器とは、入
力信号源からの情報を圧縮するために設けられているの
ではない。しかしながら、かかる入力信号源からの情報
を圧縮するための入力信号源圧縮アルゴリズムを設けて
もよい。
【0082】フィードバック伝送路の信頼性が極めて高
い場合には、受信機20において圧縮アルゴリズムを用
い、重みと入力ベクトルとを、フィードバック伝送路4
0を介して送信する前に圧縮するようにしてもよい。こ
の場合には解凍アルゴリズムを送信機10において用い
て、LMSフィルターより送出されたフェージングと重
みとに関する情報を解凍し、その解凍した情報を伝送路
状態予測器14へ送出する。
【0083】図7には、本発明の第2の実施の形態によ
る放送システム101が示されている。放送システム1
01は、放送送信機110と、モニター受信機125
と、複数の放送受信機120とを有している。放送送信
機110は、ノイズやフェージングを伴う通信伝送路1
30を介して、信号をモニター受信機125と放送受信
機120とに送信する。図7には、1つの放送受信機1
20のみが図示されているが、放送システム101内の
他の放送受信機120も構成は同一であるため、説明は
省略する。
【0084】モニター受信機125は、第1の実施の形
態による伝送路状態推定器23、伝送路状態予測器1
4、24、ブロック長選択器15、25と同一の機能を
もつ、伝送路の状態を予測しブロック長の選択を行う符
号スケジュール作成器126を有している。符号スケジ
ュール作成器126は、ブロック長と情報率とを含む符
号スケジュールを作成し、例えば、光ファイバーリンク
140等の信頼性の高い伝送路を介して、放送送信機1
10へ送出する。
【0085】放送送信機110は、符号器111と変調
器112とを有している。符号器111は、モニター受
信機125から送出された符号スケジュールを受信し、
その符号スケジュール内に指定されたブロック長とタイ
ミングとを用いて、入力信号源からの情報を符号化す
る。また、符号器111は、符号化された信号中に、復
号情報を挿入する。例えば、特定のフレームのヘッダー
中に、特定のフレームの符号についての情報を追加する
のである。変調器112は、符号化された信号をベース
帯域からキャリア帯域へ変調し、通信伝送路130を介
して送信する。
【0086】放送受信機120は復調器122と復号器
121とを有している。復調器122は、送信機110
から送出された信号を受信し、キャリア信号からベース
帯域へ復調する。復号器121では、信号中に挿入され
た復号情報を用いて、復調器22からの信号中に、どの
ようなタイミングでどのような符号語が存在しているの
かが分かる。
【0087】本発明について、具体的な実施の形態を参
照しながら詳細にわたり説明してきたが、本発明は、特
許請求の範囲に記載した本発明の範囲で種々の変形や改
良が可能である。
【0088】例えば、上述の実施の形態では、ブロック
長を拡張する手法を用いることによって、整数相互関係
にある複数の符号からなるグループを作成したが、拡張
しなくとも、もともと整数相互関係を有しているブロッ
ク長を含む様々な符号がある。例えば、疑似巡回符号
は、もともと整数相互関係を有するブロック長を有して
いる。
【0089】本発明は、上述の実施の形態の符号ファミ
リーに限定されず、いかなる線形ブロック符号にも適用
できる。
【0090】本発明は、どのようなタイプの通信システ
ムにも応用が可能である。例えば、セルラー通信システ
ムにも応用可能である。この場合、基地局は、伝送路状
態をモニターするために、自らが送信した信号を受信す
るか、又は、伝送路状態をモニターするために別個に、
固定の、又は移動の受信機を設ける構成とする。
【0091】本実施の形態では、フェージングの深さと
フェージングレートとに基づき、伝送路状態を判断した
が、送信された信号中に含まれる、様々な異なる情報に
基づいて、伝送路状態を判断してもよい。
【0092】本実施の形態では、本発明を無線の伝送路
を介して通信を行うためのシステムに応用したが、代わ
りに有線伝送路を介して行われる通信システムに、本発
明を応用してもよい。固定した有線を介する場合には、
SNRは、無線通信システムの場合よりも変化が少ない
が、それでもなお、固定した有線中のSNRに応じてブ
ロック長を変えることで、本発明の効果を得ることがで
きるのである。従って、互いに整数倍となるブロック長
を用いることにより効果が得られる。
【0093】変調器と復調器とは、システムには特に必
要なものではない。通常では、変調器はベースバンド信
号をキャリア周波数に変調する。復調器は、信号をベー
スバンドへと復調する。通信システム1が、ベースバン
ドで通信を行う固定有線通信システムの場合には、変調
器や復調器を備える必要はない。変調器や復調器は、ベ
ースバンド情報をパスバンド情報へと変換するためのイ
ンターフェースとして機能する。この観点からすると、
符号化された情報と送信媒体との間のインターフェース
であれば、変調器、復調器に代えてどのようなものを設
けてもよい。
【0094】本実施の形態では、本発明をブロック符号
に応用しているが、コンボリューション符号に用いても
よい。この場合には、コンボリューション符号を、終端
符号を用いてブロック符号へ変換する必要がある。符号
器の情報ビットの数に依存して定められる個数の複数の
ゼロが、情報ビットの後に配置される。しかし、終端符
号はコンボリューション符号の誤り訂正機能を低下させ
る。また、ブロック長を非常に長くする必要があるた
め、伝送路が、フェージングの変化がスローであるよう
な極めてよい状態であることが要求される。
【0095】第1の実施の形態による伝送路状態推定器
23を、第2の実施の形態における中心に集められて編
成された符号スケジュール作成器126に代えてもよ
い。この場合には、伝送路状態推定器23、伝送路状態
予測器14、24は不要となる。変更された伝送路状態
推定器23が、ブロック長と情報率とを含む符号スケジ
ュールを作成し、その符号スケジュールを、フィードバ
ック伝送路40を介して符号器11に送出し、同時に復
号器21にも送出する。符号器11は、符号スケジュー
ルによって定められたブロック長とタイミングとを用い
て、入力信号源からの情報を符号化する。復号器21で
は、符号スケジュールに基づき、復調器22から送出さ
れてくる信号中の、どこにどういう符号語が存在してい
るのかが分かる。但し、この構成の場合には、フィード
バック伝送路40を介して送信される情報量が非常に多
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による通信システム
を示すブロック図。
【図2】図1に示される通信システムの符号器における
ブロック長の整数相互関係を示す概略図。
【図3】整数相互関係を有する、より小さいブロック長
から構成される最大のブロック長を示す概略図。
【図4】複数の最大のブロック長から決定されるフレー
ムを示す概略図。
【図5】8、16、32、64、128ビット長の拡張
BCH符号による軟判定MLDを用いて実現し得る情報
率を示すグラフ。
【図6】8、16、32、64、128ビット長の拡張
BCH符号による硬判定MLDを用いて実現し得る情報
率を示すグラフ。
【図7】本発明の第2の実施の形態による放送システム
を示すブロック図。
【符号の説明】
1 送信システム 10 送信機 11 符号器 14 伝送路状態予測器 15 ブロック長選択器 20 受信機 21 復号器 23 伝送路状態推定器 24 伝送路状態予測器 25 ブロック長選択器 30 通信伝送路 40 フィードバック伝送路 101 放送システム 110 放送送信機 111 符号器 120 放送受信機 121 復号機 126 符号スケジュール作成器 130 通信伝送路 140 光ファイバ―リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 FA13 GA01 5K034 AA05 MM02 MM39 NN22 5K060 BB04 BB08 CC04 DD04 FF09 GG03 PP03 PP06 5K067 AA02 AA13 AA41 DD44

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信伝送路の状態についての伝送路状態
    情報を受信し、整数倍相互関係を有する複数のブロック
    長からなるグループから、伝送路状態情報に依存する複
    数のブロック長を選択し、ブロック長スケジュールを作
    成するブロック長選択手段と、 入力信号源からの情報と該ブロック長選択手段からの該
    ブロック長スケジュールとを受信し、該ブロック長スケ
    ジュールを利用して該入力信号源からの情報を符号化さ
    れた信号へと符号化する符号化手段と、 該符号化された信号を通信伝送路を介して送信するイン
    ターフェース手段とを有することを特徴とする、通信伝
    送路を介して信号を送信するための送信機。
  2. 【請求項2】 該ブロック長選択手段は、複数のフレー
    ム中にブロック長スケジュール中のブロック長を並べ
    て、各フレームが最大ブロック長となるようにすること
    を特徴とする請求項1記載の送信機。
  3. 【請求項3】 通信伝送路の状態についての伝送路状態
    情報を受信し、整数倍相互関係を有する複数のブロック
    長からなるグループから、伝送路状態情報に依存する複
    数のブロック長を選択し、ブロック長スケジュールを作
    成するブロック長選択手段と、 該通信伝送路を介して伝達されてきた信号を受信するイ
    ンターフェース手段と、 該インターフェース手段から出力された信号と該ブロッ
    ク長選択手段によって作成された該ブロック長スケジュ
    ールとを受信し、該ブロック長スケジュールを用いて該
    信号を復号する復号手段とを有することを特徴とする、
    通信伝送路を介して信号を受信するための受信機。
  4. 【請求項4】 該通信伝送路を介して伝達されてきた信
    号に基づき伝送路の状態を評価し、もって該伝送路状態
    情報を作成する伝送路状態推定手段を更に有しているこ
    とを特徴とする請求項3記載の受信機。
  5. 【請求項5】 該伝送路状態推定手段からの該伝送路状
    態情報に基づき、通信伝送路の今後の状態を予測するた
    めの伝送路状態予測手段を更に有し、該ブロック長選択
    手段は該予測に基づきブロック長スケジュールを作成す
    ることを特徴とする請求項4記載の受信機。
  6. 【請求項6】 通信伝送路の状態を評価し、伝送路状態
    情報を作成する伝送路状態推定手段と、 伝送路状態推定手段から通信伝送路の状態についての伝
    送路状態情報を受信し、整数倍相互関係を有する複数の
    ブロック長からなるグループから、伝送路状態情報に依
    存する複数のブロック長を選択し、ブロック長スケジュ
    ールを作成するブロック長選択手段と、 送信手段と、 受信手段とを有し、 該送信手段は、入力信号源からの情報と該ブロック長選
    択手段からのブロック長スケジュールとを受信し、該ブ
    ロック長スケジュールを利用して入力信号源からの情報
    を符号化された信号へと符号化する符号化手段と、符号
    化された信号を該通信伝送路を介して送信する送信イン
    ターフェース手段とを有し、 該受信手段は、該送信インターフェースから通信伝送路
    を介して送られてきた符号化信号を受信するための受信
    インターフェースと、該受信インターフェース手段から
    出力された符号化信号と該ブロック長選択手段によって
    作成された該ブロック長スケジュールとを受信し、該ブ
    ロック長スケジュールを用いて該信号を復号する復号手
    段とを有することを特徴とする、通信伝送路を介して信
    号を送受信するための通信システム。
  7. 【請求項7】 該伝送路状態推定手段は受信手段に設け
    られており、該ブロック長選択手段は該送信手段と該受
    信手段とに設けられており、該伝送路状態推定手段はフ
    ィードバック伝送路を介して該伝送路状態情報を該送信
    手段に設けられた該ブロック長選択手段へと送信し、該
    伝送路状態情報を該送信手段に設けられた該ブロック長
    選択手段へと送信することを特徴とする請求項6記載の
    通信システム。
  8. 【請求項8】 該受信手段は、該伝送路状態推定手段か
    らの該伝送路状態情報に基づき該通信伝送路の今後の状
    態を予測するための伝送路状態予測手段を更に有し、該
    受信手段に設けられた該ブロック長選択手段は該予測に
    基づきブロック長スケジュールを作成し、 該送信手段は、該伝送路状態推定手段からの該伝送路状
    態情報に基づき通信伝送路の今後の状態を予測するため
    の伝送路状態予測手段を更に有し、該送信手段に設けら
    れた該ブロック長選択手段は該予測に基づきブロック長
    スケジュールを作成することを特徴とする請求項7記載
    の通信システム。
  9. 【請求項9】 該ブロック長選択手段は、複数のフレー
    ム内にブロック長スケジュール中のブロック長を並べ、
    各フレームが最大ブロック長となるようにすることを特
    徴とする請求項6記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 通信伝送路の状態についての伝送路状
    態情報を受信する工程と、 整数倍相互関係を有する複数のブロック長からなるグル
    ープから、伝送路状態情報に依存する複数のブロック長
    を選択してブロック長スケジュールを作成する工程と、 入力信号源からの情報を受信する工程と、 該ブロック長スケジュールを利用して該入力信号源から
    の情報を符号化された信号へと符号化する工程と、 該符号化された信号を該通信伝送路を介して送信する工
    程とを有することを特徴とする、通信伝送路を介して信
    号を送信するための送信方法。
  11. 【請求項11】 通信伝送路の状態についての伝送路状
    態情報を受信する工程と、 整数倍相互関係を有する複数のブロック長からなるグル
    ープから、伝送路状態情報に依存する複数のブロック長
    を選択してブロック長スケジュールを作成する工程と、 該通信伝送路を介して伝達されてきた信号を受信する工
    程と、 該ブロック長スケジュールを用いて該信号を復号する工
    程とを有することを特徴とする、通信伝送路を介して信
    号を受信するための受信方法。
  12. 【請求項12】 通信伝送路の状態を評価して伝送路状
    態情報を作成する工程と、 整数倍相互関係を有するブロック長からなるグループか
    ら、伝送路状態情報に依存する複数のブロック長を選択
    してブロック長スケジュールを作成する工程と、 入力信号源からの信号を受信する工程と、 該ブロック長スケジュールを利用して該入力信号源から
    の情報を符号化された信号へと符号化する工程と、 該符号化された信号を該通信伝送路を介して送信する工
    程と、 該通信伝送路を介して送られてきた符号化された信号を
    受信する工程と、 符号化された信号を該ブロック長スケジュールを用いて
    復号する工程とを有することを特徴とする、通信伝送路
    を介して信号を送受信するための方法。
JP2000231826A 2000-07-31 2000-07-31 整数倍相互関係を有するブロック長を用いて符号化された信号を通信伝送路を介して送信する通信システム Pending JP2002050996A (ja)

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