JP2002516956A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JP2002516956A
JP2002516956A JP2000551149A JP2000551149A JP2002516956A JP 2002516956 A JP2002516956 A JP 2002516956A JP 2000551149 A JP2000551149 A JP 2000551149A JP 2000551149 A JP2000551149 A JP 2000551149A JP 2002516956 A JP2002516956 A JP 2002516956A
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perforated
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injection valve
support
perforated disc
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ユアン ボー
ダンテス ギュンター
ハイゼ イェルク
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02M61/162Means to impart a whirling motion to fuel upstream or near discharging orifices

Abstract

(57)【要約】 本発明による燃料噴射弁は、弁座体(16)の弁座面(29)の下流側に孔付き円板(23)が配置されており、この孔付き円板が扁平な円板状の孔付き円板支持体(21)により弁座体(16)に保持されることを特徴とする。孔付き円板(23)は、流体のための完全な貫通部と、上側の機能平面もしくは層内の少なくとも1つの入口開口部と、下側の機能平面もしくは層内の少なくとも1つの出口開口部とを有している。これらの孔付き円板支持体(21)は貫通孔(20)を有しており、この貫通孔(20)は、孔付き円板支持体(21)のばね剛性を減少させる形状(38)を有する縁部範囲(35)によって直接取り囲まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来技術 本発明は、主請求項の上位概念部に記載の燃料噴射弁に関するものである。
【0002】 ドイツ連邦共和国特許公開第19639506号明細書に基づきすでに公知の
燃料噴射弁は、弁座面を備えた弁座体と、この弁座体に固定されている孔付き円
板支持体が公知である。孔付き円板支持体は、多層電気めっきによって形成され
た複数の層の孔付き円板を締付けにより弁座体に固定的かつ確実に保持するよう
に働く。そのために孔付き円板支持体は扁平かつ円板状に形成されており、全体
としてポット状の構造と、その全延在長さにわたって一定の厚さとを有している
。孔付き円板支持体は、環状に巡って延びている溶接継目によって弁座体に固定
される。しかし、孔付き円板支持体を溶接する際に、孔付き円板を弁座体に押し
付ける孔付き円板支持体の締付け力が減少する。これは予荷重が加えられている
孔付き円板支持体の材料の熱的緩和に起因する。さらに溶接継目の範囲には、弁
座体と孔付き円板支持体との間に隙間が残っており、この隙間が溶接継目の品質
を低下させて締付け効果を減少させる。
【0003】 燃料噴射弁または燃料噴射ノズルの孔付き円板のための孔付き円板支持体、支
持板、支持リングまたは保持ナットは、たとえばイギリス国特許第201556
号明細書、ドイツ連邦共和国特許公開第4123692号明細書、同第4446
241号明細書または同第19527626号明細書によっても既に公知である
が、ここではばね剛性を変えることによって締付け効果を改善するための手段は
講じられていない。
【0004】 発明の利点 請求項1の特徴部に記載の特徴を有する本発明による燃料噴射弁は、弁座体に
おける孔付き円板支持体の固定箇所の特に高い品質が達成されるという利点を有
しており、その結果としてまた孔付き円板に対して孔付き円板支持体の非常に良
好な保持作用が達成され、この保持作用は孔付き円板支持体の固定によってもほ
とんど損なわれないか、あるいは全く損なわれない。この目的のために、孔付き
円板支持体は、孔付き円板を直接保持する(締め付ける)ように働く、貫通孔を
取り囲んでいる縁部範囲が、孔付き円板支持体のばね剛性を減少させる形状を有
している。公差を考慮して、特殊に成形された縁部範囲を限定する直径を規定す
る際に、固定箇所(溶接継目)が常に孔付き円板支持体の縁部範囲の外部に設け
られることが確保される。
【0005】 貫通孔の縁部範囲では孔付き円板支持体のばね剛性が、薄肉部またはスリット
によって適当に減少させられるので、溶接する前に孔付き円板支持体を弁座体に
押し付けると、主としてこの剛性の小さい縁部範囲が曲がる。これにより溶接継
目の範囲では、公知の構造に比べて予荷重が減少している。さらに、孔付き円板
支持体は設けようとする溶接継目の範囲で、既にほとんど隙間なく弁座体の下側
の端面に当接しており、それにより溶接継目範囲における熱的緩和が減少してい
る。これに基づき、孔付き円板に対する締付け作用は溶接後も非常に良好に維持
される。
【0006】 従属請求項に記載の手段により、請求項1に記載の燃料噴射弁の有利な構成お
よび改善が可能である。
【0007】 特に有利には、縁部範囲の形状は薄肉加工するか、またはスリットを設けるこ
とによって形成される。孔付き円板支持体を薄肉にすることは、上側の端面また
は下側の端面の方から型押しすることにより円環状の段部が成形されることによ
って行われる。
【0008】 特に有利には、電気めっき的な金属析出によって作られ、一体的に形成された
孔付き円板を使用することであり、その際に個々の機能平面もしくは層は直接的
に連続する析出方法段階で互いに上下に積層される。金属析出の終了後に、孔付
き円板は一体的に存在している。したがって、個々のノズルプレートを結合する
ために時間またはコストのかかる方法段階は必要ない。
【0009】 慣用的でない奇抜な放射形状を形成できるようにするために、孔付き円板をい
わゆるS字板(板内部でS状に延びる流れ形状)の形で形成することが特に有利
である。この場合にS字板にとって最適なのは、入口開口部と出口開口部との間
にずれが存在することである。形成可能な慣用的でない放射形状により、与えら
れたジオメトリ(幾何学形状)、たとえば内燃機関の種々異なるサクションパイ
プ断面に、正確かつ最適に適合することが可能になる。これに基づき、均一に配
分されて排気を減少させるように働く混合気装入のために利用可能な断面を形状
に適合させて活用し、かつサクションパイプ壁体に排気の点で有害な壁膜堆積を
回避するという利点が生じる。
【0010】 図面 以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1には実施例として、混合気を圧縮して外部点火される内燃機関の燃料噴射
装置のための噴射弁が部分的に示されている。噴射弁は管状の弁座支持体1を有
しており、この弁座支持体1内に弁長手方向軸線2に対して同心的に長手方向孔
3が形成されている。長手方向孔3内には、たとえば管状の弁ニードル5が配置
されており、この弁ニードル5はその下流側端部6で、たとえば球状の弁閉鎖体
7と固定的に接続されており、弁閉鎖体7の外周面には、燃料を傍らを通して流
すための、たとえば5つの面取り部8が設けられている。
【0012】 噴射弁の操作は公知のように、たとえば電磁的に行われる。弁ニードル5を軸
方向に動かすために、ひいては戻しばね(図示しない)をばね力に抗して開き、
もしくは噴射弁を閉じるために、磁気コイル10、可動子11および鉄心12を
有する略示された電磁回路が働く。可動子11は、弁ニードル5の、弁閉鎖体7
とは反対に向けられた端部と、たとえばレーザーを用いた溶接継目によって接続
されていて、鉄心12に合わせて位置調整されている。
【0013】 軸方向運動の間、弁閉鎖体7を案内するために、弁座体16の案内開口部15
が働く。弁座体16は、弁長手方向軸線2に対して同心的に延びている長手方向
孔3内で、下流側に位置している、弁座支持体1の鉄心12とは反対に向けられ
た端部内に溶接により密に組み付けられている。弁座体16は、弁閉鎖体7とは
反対に向けられた下側の端面17で、たとえばポット状に形成され保持リングと
して働く孔付き円板支持体21と同心的かつ固定的に接続されている。これによ
り孔付き円板支持体21は、少なくとも外側の環状範囲22で弁座体16に当接
している。この場合、孔付き円板支持体21は既に公知のポット状の噴射孔付き
円板と類似の形状を有しており、孔付き円板支持体21の中央の範囲は配分機能
のない貫通孔20を備えている。
【0014】 たとえばいわゆる多層ガルバニック射出孔付き円板の形で形成されている一体
的な、しかし多層の孔付き円板23は、貫通孔20の下流側に、貫通孔20を完
全に覆うように配置されている。孔付き円板支持体21は内側の床部24と外側
の保持縁部26によって形成されている。保持縁部26は、弁座体16とは反対
に向けられ軸方向に延びていて、その端部に至るまで外方に向かって円錐状に曲
げられている。床部24は外側の環状範囲22と中央の貫通孔20とによって形
成される。
【0015】 弁座体16と孔付き円板支持体21との接続は、たとえばレーザーによって形
成された環状の密な第1の溶接継目25によって行われる。この形式の組付けに
より、貫通孔20とそこで下流側に配置されている孔付き円板23とを有してい
る中央の範囲において、孔付き円板支持体21の好ましくない変形の危険が回避
されている。さらに、孔付き円板支持体21は保持縁部26の範囲で、弁座支持
体1内の長手方向孔3の壁体と、たとえば環状の密な第2の溶接継目30によっ
て接続されている。
【0016】 貫通孔20の範囲で円形の溶接継目25の内部で孔付き円板支持体21と弁座
体16との間で締付け可能な孔付き円板23が、たとえば段付きで形成されてい
る。この場合、基部範囲32より小さい直径を有する上側の孔付き円板範囲33
が、弁座面29の下流側に続いている、弁座体16の円筒形の出口開口部31内
に正確な寸法で突入している。この孔付き円板範囲33/出口開口部31の範囲
に対して、プレスばめを設けることもできる。孔付き円板範囲33から半径方向
に突出している、それによって締付け可能な、孔付き円板23の基部範囲32が
弁座体16の下側の端面17に当接しているので、この箇所で孔付き円板支持体
21の床部24は端面17からわずかな間隔だけ離れて位置している。孔付き円
板範囲33が、孔付き円板23の、たとえば2つの機能平面、すなわち中央の機
能平面と上側の機能平面とを有しているのに対し、下側の機能平面は基部範囲3
2のみを形成している。この場合、機能平面は、その軸方向延在にわたって、そ
れぞれ1つのほぼ一定の開口輪郭を有している。
【0017】 本発明により、孔付き円板支持体21はその中央の貫通孔20の縁部範囲35
で薄肉にされている。このことは、孔付き円板支持体21が貫通孔20の縁部範
囲35で少なくとも部分的に、その他の延在長さ(環状範囲22、保持縁部26
)におけるよりも小さい厚さを有することを意味するものである。図1に示され
た例では、孔付き円板支持体21は溶接継目25の内部に位置している範囲で貫
通孔20に向かって、縁部範囲35が孔付き円板支持体21の残部のほぼ半分の
厚さしかないように薄肉加工されている。この場合、弁座体16の端面17とは
反対に向けられた、孔付き円板支持体21の下側の端面36に、段部38が設け
られていて、より薄い縁部範囲35を形成している。薄肉加工された、またはよ
り薄く形成された縁部範囲35は、孔付き円板23を直接締め付ける働きをする
。縁部範囲35の輪郭は、たとえば型押しによって達成される。
【0018】 公差を考慮して、薄肉加工された縁部範囲35を限定する直径を規定する際に
、溶接継目25が常に孔付き円板支持体21のより厚い範囲に設けられることが
確保される。縁部範囲35では孔付き円板支持体21のばね剛性が、薄肉加工に
よって適当に減少させられるので、溶接する前に孔付き円板支持体21を弁座体
16に押し付けると、主としてこの薄肉加工された縁部範囲35が曲がる。これ
により溶接継目25の範囲では、一定の厚さを有する公知の構造に比べて予荷重
が少なくなっている。しかも孔付き円板支持体21は、設けようとする溶接継目
25の範囲で既にほとんど隙間なく弁座体16の下側の端面17に当接しており
、それにより溶接継目範囲25における熱的緩和が減少している。これに基づき
、孔付き円板23に対する締付け作用は溶接後も非常に良好に維持されたままで
ある。
【0019】 弁座体16と、ポット状の孔付き円板支持体21と、孔付き円板23とから成
る弁座体部材の長手方向孔3内への挿入深さが、弁ニードル5の大きさを規定す
る。なぜならば、弁ニードル5の一方の最終位置は、励磁されない磁気コイル1
0において弁座体16の弁座面29に弁閉鎖体7が当接することによって規定さ
れているからである。弁ニードル5の他方の最終位置は、励磁された磁気コイル
10において、たとえば鉄心12における可動子11に当接することによって規
定される。したがって、弁ニードル5のこれらの両最終位置の間の距離が行程を
形成する。球状の弁閉鎖体7は、流動方向で円錐台状に細くなっている、弁座体
16の弁座面29と協働する。弁座面29は軸方向で弁座体16の案内開口部1
5と下側の出口開口部31との間に形成されている。
【0020】 弁座体16の出口開口部31内に配置されていて孔付き円板支持体21により
弁座体16の端面17に直接固持されている孔付き円板23が、図1では単純化
して例示されている。図示された孔付き円板23の代わりに、本発明に従い異な
る開口ジオメトリおよび外輪郭を有する孔付き円板の他の形態の孔付き円板も、
本発明によって成形された孔付き円板支持体21と固定することもできる。孔付
き円板23を弁座体16に間接的に固定するものとしてのこのような緊定は、孔
付き円板23を直接固定する際に溶接またはろう付けなどの方法において場合に
よっては発生することのある温度起因の変形が回避されるという利点を有してい
る。
【0021】 図1〜図6に示されている孔付き円板23は、電気めっき析出により複数の金
属的な機能平面に積層される(多層電気めっき)。深いリソグラフィ、電気めっ
き技術による形成に基づき、輪郭形成において特別の特徴が存在するが、以下に
これらを簡単にまとめる。
【0022】 −円板面にわたって一定の厚さを有する機能平面 −深いリソグラフィ的なパターン形成による機能平面内にほぼ垂直な切込み。こ
れらの切込みは、それぞれ貫流される中空室を形成する(最適な垂直の壁体に対
して製造技術に起因する約3°の誤差が発生し得る)。
【0023】 −個々にパターン形成された金属層の多層積層による所望のアンダーカットと切
込みの被覆 −ほぼ軸平行な任意の壁体を有する断面形状の切込み −個々に金属析出が直接相前後して行われるので、孔付き円板の一体的な形成 孔付き円板を形成するための電気めっき金属析出の方法段階は、既にドイツ連
邦共和国特許公開公報第19607288号明細書に詳しく記載されており、こ
こでは開示内容に属すべきものである。
【0024】 以下の図の別の実施例において、図1に示されている実施例と同じ部材もしく
は同じ作用をする部材は同じ参照符号で表示されている。図2は、孔付き円板支
持板21で締め付けられている孔付き円板23の第2の実施例を示す。孔付き円
板23はまたもや扁平かつ円板状の構成部材として形成されており、軸方向に連
続している複数の、たとえば3つの機能平面もしくは電気めっき析出された層を
有している。最初に積層された下側の両機能平面もしくは層が等しい外径を有す
る孔付き円板範囲33を形成するのに対し、最後に積層された孔付き円板23の
上側の機能平面はより大きい外径で形成されているので、外側に張り出している
締付け範囲34が形成されている。上側の機能平面内には、少なくとも1つの入
口開口部が設けられており、下側の機能平面内には少なくとも1つの出口開口部
が形成されていて、燃料のために完全な軸方向貫通路が存在するように互いに接
続されている。
【0025】 貫通孔20に向かう孔付き円板支持体21の縁部範囲35は、減らされたばね
剛性による上述の利点を達成するために、やはりまた薄肉に形成されている。第
1の実施例とは異なり、縁部範囲35は孔付き円板支持体21の上側の端面37
の方から薄肉加工されている。すなわち、たとえば型押しによって実現された段
部38を装備している。弁座体16に当接している孔付き円板支持体21におい
て薄肉加工に基づいて形成されている縁部範囲35の隙間は、たとえば孔付き円
板23の上側の層もしくはその締付け範囲34の軸方向厚さに正確に相応する軸
方向延在を有している。したがって縁部範囲35は、半径方向に張り出している
孔付き円板23の締付け範囲34を下方から把持する。さらに、正確な寸法で締
め付けられた孔付き円板23は、その下側の孔付き円板範囲33で正確に孔付き
円板支持体21の貫通孔20を通って延びている。
【0026】 溶接継目25を設ける前に、孔付き円板23は既に孔付き円板支持体21内に
あらかじめ組み付けられている。この場合、孔付き円板23は圧入、かしめ、縁
折り曲げまたは接着により正確に孔付き円板支持体21内に位置固定され得る。
【0027】 図3は、図2に示した孔付き円板23の、ねじれ防止を備えて形成された縁部
範囲35の平面図を示している。組み付けられた状態で孔付き円板23がねじれ
るのを防止し、かつ特殊な開口ジオメトリに基づいて一義的な組付け位置を保証
するために、単純なねじれ防止を最適に形成することができる。このねじれ防止
は、たとえば孔付き円板23の締付け範囲34と孔付き円板支持体21とに互い
に対応する面取り部39、39′を設けることによって保証されている。
【0028】 図4には、既に説明した実施例の混合形が示されている。図4に示す例で使用
されている孔付き円板23は、図1に示す孔付き円板にほぼ相応している。孔付
き円板支持体21は、図2に示す孔付き円板支持体にほぼ相応している。孔付き
円板23の上側の機能平面もしくは層から成る孔付き円板範囲33は、第2の実
施例と同様に、孔付き円板支持体21の貫通孔20を貫通している。孔付き円板
範囲33より大きい直径で形成されている、孔付き円板23の下側の基部範囲3
2が、孔付き円板支持体21の縁部範囲35を下方から把持している。孔付き円
板支持体21の縁部範囲35を有するこの構成においては孔付き円板23の締付
けが行われないので、孔付き円板23の確保は圧入、かしめ、縁折り曲げまたは
接着、あるいは場合によっては孔付き円板支持体21におけるろう付けまたは溶
接によって行われなければならない。
【0029】 図5には、図1に示した孔付き円板23を使用する組付け変化例が示されてい
る。孔付き円板23は上側の孔付き円板範囲33で、弁座体16の出口開口部3
1内に正確な寸法で突入している。孔付き円板支持体21により孔付き円板23
の下側の基部範囲32を締め付けるために、孔付き円板支持体21は図2の構成
で、すなわち上側の端面37の方から縁部範囲35に設けられた薄肉部(段部3
8)を備えて形成されている。弁座体16に当接している孔付き円板支持体21
で薄肉部に基づいて形成されている縁部範囲35における隙間はやはりまた、た
とえば孔付き円板23の締め付けられた上側の層もしくはその基部範囲32の軸
方向厚さに正確に相応する軸方向延在を有している。
【0030】 図6は、かしめによって達成されたねじれ防止を有する孔付き円板23を備え
た図5の一部を示している。孔付き円板支持体21を弁座体16に溶接した後で
、孔付き円板23の確実な規定の組付け位置を保証するためにねじれ防止を設け
ることが可能である。このねじれ防止は、たとえばラム状の工具40によって孔
付き円板支持体21の縁部範囲35を1箇所でかしめることによって非常に簡単
に形成できる。この場合、孔付き円板23が滑ったり、ねじれたりしないように
、材料がわずかな寸法でずらされる。ねじれ防止は、図6に示されたかしめの範
囲に、たとえばレーザポイントを設け、それによって孔付き円板23が外側基部
範囲32で孔付き円板支持体21に位置固定されることによっても達成できる。
【0031】 孔付き円板支持体21の別の実施例が、図7および図8に示されている。本発
明により孔付き円板支持体21の縁部範囲35のばね剛性を減少させることが、
ここでは薄肉加工によって達成されるのではなく、半径方向に延びているスリッ
ト42を設けることによって達成される。スリット42は、ほぼ星状に配置され
ていて、貫通孔20と直接連通している。
【0032】 孔付き円板支持体21のすべての構成は、打抜き、型押しおよび成形技術によ
って形成できる。縁部範囲35の薄肉形成は、たとえば型押しによって達成され
る。この場合は、型押し後に中央の貫通孔20が打ち抜かれる。択一的に、最初
に貫通孔20を打ち抜き、打抜きラムが貫通孔20内にある間に、縁部範囲35
を型圧しするために後から型押しラムを当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による孔付き円板と孔付き円板支持体との第1の固定を有する噴射弁を
示す部分図である。
【図2】 弁端部におけるそのような固定の第2の例を示す図である。
【図3】 図2に示した孔付き円板の、ねじれ防止を備えて形成された縁部範囲の平面図
である。
【図4】 弁端部における孔付き円板と孔付き円板支持体との固定の第3の例を示す図で
ある。
【図5】 弁端部におけるそのような固定の第4の例を示す図である。
【図6】 かしめによって達成されたねじれ防止を有する孔付き円板を備えた図5の抜粋
図である。
【図7】 別の孔付き円板支持体の断面図である。
【図8】 図7に示した孔付き円板支持体の平面図である。
【符号の説明】
1 弁座支持体、 2 弁長手方向軸線、 3 長手方向孔、 5 弁ニード
ル、 6 端部、 7 弁閉鎖体、 8 面取り部、 10 磁気コイル、 1
1 可動子、 12 鉄心、 15 案内開口部、 16 弁座体、 17 端
面、 20 貫通孔、 21 孔付き円板支持体、 22 環状範囲、 23
孔付き円板、 24 床部、 25 溶接継目、 26 保持縁部、 29 弁
座面、 30 溶接継目、 31 出口開口部、 32 基部範囲、 33 孔
付き円板範囲、 34 締付け範囲、 35 縁部範囲、 36 端面、 37
端面、 38 段部、 39 面取り部、 39′ 面取り部、 40 工具
、 42 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イェルク ハイゼ ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲン アイヒェンヴェーク 15 Fターム(参考) 3G066 AA01 AB02 AD10 BA02 BA23 BA46 BA54 BA61 CC06U CC11 CC14 CC15 CC18 CC20 CC24 CD04 CD21 CE22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料噴射装置のための燃料噴射弁であって、弁長
    手方向軸線と、弁座体に配属された弁座面と協働する弁閉鎖体と、弁座面の下流
    側に位置している孔付き円板とを有しており、該孔付き円板が流体のための完全
    な貫通部と上側の機能平面もしくは層内の少なくとも1つの入口開口部と下側の
    機能平面もしくは層内の少なくとも1つの出口開口部とを備えており、さらに当
    該燃料噴射弁は円板状の孔付き円板支持体を有しており、該孔付き円板支持体が
    弁座体と固定的に結合されていて、この孔付き円板支持体によって孔付き円板が
    弁座体に保持され、さらに孔付き円板支持体が貫通孔を有している形式のものに
    おいて、 孔付き円板支持体(21)が、貫通孔(20)を取り囲んでいる縁部範囲(3
    5)で、孔付き円板支持体(21)のばね剛性を減少させる成形部を有している
    ことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 縁部範囲(35)の形状が円環状の段部(38)として形成
    されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 段部(38)が、孔付き円板支持体(21)の、弁座体(1
    6)に向けられている上側の端面(37)の方から挿入されている、請求項2記
    載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 段部(38)が、孔付き円板支持体(21)の、弁座体(1
    6)とは反対に向けられている下側の端面(37)の方から挿入されている、請
    求項2記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 縁部範囲(35)の形状が貫通孔(20)を起点としている
    複数のスリット(42)として形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 スリット(42)が半径方向に星状に延びている、請求項5
    記載の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 孔付き円板(23)が軸方向で連続した、外径の異なる少な
    くとも2つの範囲(32、33、34)を有している、請求項1から6までのい
    ずれか1項記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 孔付き円板(23)の直径の大きい方の範囲(32、34)
    が、孔付き円板支持体(21)の縁部範囲(35)と弁座体(16)との間に締
    め付けられている、請求項7記載の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 孔付き円板(23)の直径の小さい方の範囲(33)が、孔
    付き円板支持体(21)の貫通孔(20)を完全に貫通している、請求項7また
    は8記載の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 孔付き円板(23)が孔付き円板支持体(21)内にねじ
    れないように配置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の燃料噴
    射弁。
  11. 【請求項11】 孔付き円板(23)が多層電気めっきにより析出した複数
    の積層によって形成可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載の燃
    料噴射弁。
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