JP2002516682A - 反転式ヒンジ刷毛クランプパネル付ペイントブラシ、着脱式刷毛パック、及びパネルヒンジ可拡部材 - Google Patents

反転式ヒンジ刷毛クランプパネル付ペイントブラシ、着脱式刷毛パック、及びパネルヒンジ可拡部材

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明は、反転式刷毛クランプパネルと、着脱式の刷毛パック(6)と、着脱機構を具える新規なペイントブラシ(2)に関する。このブラシ(2)は、反転式ヒンジ刷毛クランプパネル(10)を解放し、刷毛を取り外して刷毛全体を洗浄液に浸すことにより使用後すぐに洗浄可能とする。前記パネルは刷毛に対し反転式ヒンジパネルに過度の力が加わった場合に僅かに撓む弾性解放機構を有する。ペイントブラシは、a)刷毛の束(6)を収容する空洞が形成されたペイントブラシ本体及び取っ手と、b)前記空洞に近接して設けられ、閉位置に回動すると刷毛を空洞内に保持すべく力を加え、開位置に回動すると空洞(14)内に保持された刷毛を取り外せるようにする回動式刷毛押圧部材と、c)ペイントブラシ本体と回動式刷毛押圧部材に連結され、刷毛押圧部材を閉位置に回動させる際に過度の力が加わった場合に回動式刷毛押圧部材の変位を許容する弾性可拡部位とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は反転式の刷毛クランプパネルを有する新規なペイントブラシと、着脱
式の刷毛パックと、パネルヒンジの可拡機構に関する。このペイントブラシは、
反転式ヒンジ刷毛クランプパネルを解放し、刷毛を取り外して刷毛全体を洗浄液
に浸すことにより、使用後に簡単に洗浄することができる。前記パネルは、反転
式ヒンジパネルに対し刷毛と反対方向に過度の力が加わった場合に僅かに拡がる
弾性リリース機構を有する。
【0002】 発明の背景 工業用および家庭用の塗装作業に用いられているペイントブラシの永年の課題
は、期間および反復使用に伴い、刷毛とペイントブラシの取っ手及び本体とを連
結するフェルールクランプにより刷毛が保持されている部分においてブラシの刷
毛の中に塗料が蓄積してしまうことにある。この部分に蓄積した塗料を洗い流す
のは困難である。通常、使用済みのブラシを洗浄してもフェルールとの接合部の
刷毛内に塗料が残留する。ペイントブラシの反復使用に伴いこの部分に乾燥した
塗料が集積し蓄積する。これによりブラシの刷毛が広がり、ブラシの能率が低減
してしまう。また、乾燥した塗料の蓄積は刷毛を摩損させ、乾燥塗料の部分でブ
ラシを痛めてしまう。このことはペイントブラシの寿命を縮めることとなる。
【0003】 洗浄する人物が注意深ければ、ペイントブラシの適切な洗浄には十分な量の溶
剤を必要とする。塗料が水性であれば、ブラシを完全に洗浄するのに大量の水が
浪費される。塗料が油性であれば、洗浄には高価な石油系塗料溶剤またはシンナ
ーが必要となる。石油系溶剤の使用はコスト高な溶剤の浪費となるとともに、環
境汚染の原因となる。殆どの商業画家は、溶剤の使用量とペイントブラシの使用
回数のバランスをとることによりコストの低減を図ろうとしている。これは、例
えば、ブラシを使用する毎にコストをかけ相当量の溶液を費やしこせこせと洗浄
してペイントブラシの寿命を長引かせるより、ペイントブラシを廃棄するまでに
半ダースの回数しか使用しない場合には経済的といえる。
【0004】 ペイントブラシにおいて刷毛が取っ手にセットされ又は連結される箇所におけ
る塗料の蓄積を減少あるいは排除できる構造のペイントブラシがあれば便利であ
る。また、ペイントブラシの洗浄に要する溶剤の量を減少させる機構が開発され
たら便利である。また、洗浄の際に刷毛をペイントブラシの取っ手から簡単に取
り外し、次回の塗装にあたり洗浄後の刷毛を再装填できれば便利である。さらに
、刷毛を保持する機構が破損しにくければ便利である。
【0005】 1994年3月1日にブレイク.A.レディンガムに発行された米国特許第5,289,60
6には、ペイントブラシ本体が取っ手に連結された一体型のペイントブラシが開
示されている。この本体は刷毛の束を収容しうる空洞を形成している。開放可能
な一対の蝶番式フラップが空洞の上に突出しており、閉位置において刷毛に当接
する。このフラップを開位置に動かすことにより刷毛が解放される。この蝶番式
フラップは、フラップ開位置からフラップ閉位置へ、またはその逆方向へ回動可
能なバネにより刷毛パックの根本上に保持されている。このバネは別部材である
ため、扱いづらく、製造コストがかかるという問題がある。
【0006】 1994年5月31日にブレイク.A.レディンガムに発行された米国特許5,315,733
には、使用前のペイントブラシのフェルール及び刷毛の一部の上から取り付ける
ことができ、刷毛の自由端からフェルールに塗料が移動するのを防止するペイン
トブラシの刷毛クランプが開示されている。このクランプをブラシの使用後に取
り外すことにより、フェルール部分の刷毛が露出する。クランプを取り外した後
は刷毛を容易に洗浄することができる。
【0007】 1978年12月19日にロバート.リーに特許された米国特許第4,129,918号には、
ブラシの刷毛の有効長さを調整できるようにした美術用ペイントブラシの調節式
スリーブが開示されている。この調節式スリーブは先端が管状であり毛や刷毛を
収容する。このスリーブは先端の上の部分で分かれブラシのフェルールにバネで
バイアスしたグリップが設けられている。この調節式スリーブはフェルールのテ
ーパ形状に適合するテーパ形をなし、フェルールに対し縦方向に調節可能であり
毛や刷毛の有効長さを変えることができる。このスリーブは、刷毛部分が先細の
円柱状をなす美術ブラシ用に設計されている。このスリーブは刷毛と基部の接合
部においてブラシの基部に適合するものではない。
【0008】 1980年12月9日にジョナサン.H.サーモンに特許された米国特許第4,237,579
号には、平坦面に木目効果を与える液体染料を塗布するためのツールが開示され
ている。このツールはペイントブラシと、ブラシの一方の側にあるスライド式刷
毛保持プレートと、ブラシの他方の側にあるスライド式櫛プレートとを具えてい
る。これらプレートはペイントブラシを貫通するボルトと嵌合する細長いスロッ
トを具えている。櫛はブラシの刷毛を調節可能に束に分離し、染料を塗布して塗
装面を木目パターンにするようにしている。このツールは、ペイントブラシの両
側に刷毛を基部に固定するための適切な保持部を開示するものではない。このツ
ールは刷毛の基部側に塗料が移動するのを防ぐ構成ではない。
【0009】 1982年6月20日にクリスチャン.リーバーグに特許された米国特許第4,339,837
号には、ペイントブラシにフィットして刷毛を収容するスライド式箱形ガードル
が開示されている。このガードルはハンガーのように作用しペイントブラシを壁
に掛けることができる。このガードルはまた陳列時や保管時にブラシの刷毛を保
護する。さらに、このガードルは特定の塗装作業の際に刷毛端部の有効長さを調
整するのに用いられる。このガードルは塗料缶に刷毛を浸した後に余剰の塗料を
しぼる働きもする。このガードルはペイントブラシの基部であって刷毛がペイン
ト基部に取付けられる箇所を取囲んで、塗料が刷毛に沿って基部に移動して刷毛
と基部の接合面に蓄積するのを防ぐといった働きはしない。
【0010】 発明の概要 本発明は、(a)刷毛の束を収容する空洞を設けて形成されたペイントブラシ
本体及び取っ手と;(b)前記空洞に近接して設けられ、閉位置に回動したとき
に前記空洞に保持されるよう前記刷毛に対し力を加え、開位置に回動したときに
前記空洞に保持されている刷毛を取外せるようにする回動式刷毛押圧部材と;(
c)前記ペイントブラシ本体及び回動式刷毛押圧部材に連結され、前記刷毛押圧
部材を閉位置に回動する際に過度の力が加わったときに刷毛押圧部材の変位を許
容する弾性可拡部位と、を具えるペイントブラシの構造に関する。
【0011】 このペイントブラシは、前記空洞に保持される平行な刷毛の束であって、当該
刷毛の空洞に保持される一方の端部にグリューキャップを有し、前記刷毛の自由
端部が前記空洞の内側から延在している刷毛の束を具えても良い。前記回動式刷
毛押圧部材は、平面構成を有し弾性ヒンジ部の周りを回動可能なパネルとして構
成できる。この回動式刷毛押圧部材はペイントブラシ本体の取っ手と反対側の端
部において回動可能である。
【0012】 前記パネルにおいて前記刷毛を押圧する側に形成される凸部を前記空洞の幅方
向にわたって延在させることにより、パネルが閉位置に回動すると前記凸部から
前記空洞内部に刷毛を押しつけて保持する力が加わり、パネルが開位置に回動す
ると凸部が刷毛から離れる。この凸部は回動点から半径が増大するよう形状とし
てもよく、この構成により前記パネルが開位置から閉位置に回動したときに前記
凸部から刷毛にかかる圧力が徐々に増大する。
【0013】 前記弾性可拡部位は、前記刷毛押圧部材をペイントブラシ本体に回動可能に連
結する弾性ヒンジとしても良い。この弾性ヒンジは、ペイントブラシ本体の相対
向する側部に配置された一対のバネとして構成することができる。この一対のバ
ネはそれぞれV字型の中心部と、この中心部から延在する自由端部とを設けて構
成できる。前記弾性ヒンジは、基部と、基部の両端部から延在する一対のV字型
の翼部と、この翼部の前記基部と反対側の両端部から延在する一対の自由端部を
具えても良い。
【0014】 前記弾性可拡部位は、ペイントブラシ本体に形成された1あるいはそれ以上の
スロットとしても良い。
【0015】 前記刷毛押圧部材は、取っ手と反対側の端部におけるペイントブラシ本体の両
側部に前記弾性ヒンジにより回動可能に連結されたパネルとしても良い。
【0016】 本発明はさらに、(a)平行な刷毛のパックの一端を収容する空洞を具える本
体及び取っ手と、(b)刷毛の一端が前記空洞内に保持される平行な刷毛のパッ
クと、(c)刷毛に近接する側に凸部を有し、第1の閉位置において前記凸部が
前記刷毛のパックに力を加え、第2の開位置において前記凸部が前記刷毛のパッ
クに力を加えるのを止める刷毛押圧部材と、(d)前記本体に連結され、前記回
動式部材を前記第1の閉位置から前記第2の開位置に相互に可拡的に回動させる
弾性バネと、を具えるペイントブラシの構造に関する。
【0017】 本発明の特定の実施例についての詳細な説明を図示するが、本発明の範囲は何
らこれに限定されるものではない。
【0018】 発明の特定の実施例の詳細な説明 木製の取っ手と、フェルールと、刷毛分離部材と、爪部と、刷毛とを通常具え
る従来のペイントブラシとは異なり、本発明に係るペイントブラシホルダの主要
部は4つの要素、すなわち刷毛ホルダガードルの基部に連結され一体をなす取っ
手と、反転式ヒンジ刷毛グリップパネルと、着脱式の刷毛パックと、パネル付勢
可拡バネとで構成される。パネル付勢可拡バネはグリップパネルを刷毛ホルダに
蝶番式に連結しており、ホルダ及び刷毛パックに対しパネルが全閉位置から全開
位置に回動できるようにしている。さらに可拡バネはパネルに過度の力が加わっ
たときに反転式刷毛グリップパネルの変位を許容し、パネルヒンジ部の損傷を防
ぐ。
【0019】 図1はペイントブラシの等角投影図であり、半開位置にある反転式ヒンジ刷毛
クランプパネルと、着脱式の刷毛パックと、パネル付勢可拡バネを示している。
より厳密には、このペイントブラシ2は取っ手4と、取っ手4に取り付けられた
刷毛ホルダ8内に上端部が保持された着脱式の刷毛パック6と、を具えている。
反転式ヒンジ刷毛パネル10の一端は、パネル付勢可拡バネ12により、ホルダ
8の前側基部に回動式かつ可拡的に保持されている。図1では見えないが、対応
する可拡バネがパネル10の反対側の端部を蝶番式に保持している。ヒンジパネ
ル10のすぐ後ろは空洞14であり、図1に示すように、刷毛6の近い側を露出
している。反転式パネル10掴みやすくするため、ヒンジパネル10のバネ12
と反対側の自由端側の中間部に、湾曲したフィンガーグリップ16が形成されて
いる。図1に示すパネルのデザインは、内側に刷毛押圧用凸部が設けられており
、これによってパネル10が閉(上側)位置にあるときにパネル10の刷毛と直
面する側が刷毛6に近づき、刷毛6をしっかりとつかむ。
【0020】 図2はペイントブラシの分解等角投影図であり、刷毛クランプパネル10と取
り外した刷毛パック6を示している。より厳密には、図2に示すように、取っ手
4はその基部に設けられた刷毛ホルダ8を具えている。刷毛パック6は、図2に
示すように、ホルダ8内から下側に取り外されている。この刷毛パック6は完全
にむきだしとなり、この刷毛パック6をホルダ8内から取り外すとすぐに刷毛パ
ック全体を洗浄することができる。刷毛パック6の上端部(ホルダ8内に固定さ
れる部分)は、厚みのある接着剤の基層32によりまとめて固定されている。刷
毛パック6がホルダ8内に挿入されると、グリューベース32がホルダ8内の空
洞14の上端部にフィットし、ホルダ8内の取っ手4の基部に当接する。
【0021】 図2はまた、半開位置にあり、可拡バネ12を中心に回動されホルダ8から水
平方向に延在している反転式ヒンジパネル10を示している。図2では見えない
が、対応する同じバネ12がホルダ8の反対側に設けられている。フィンガーグ
リップ16は、ユーザがパネル10の上部を容易に摘んで下側に押すことにより
、刷毛パック6を解放できるようにしている。反転式パネル10は、ペイントブ
ラシのユーザがハンドル4を掴んで彼又は彼女の親指をグリップ16にかけパネ
ル10を押し開くことにより刷毛パック6を解放するのを容易にしている。反転
式パネル10は、ホルダ8から離れる方向に回動すると、図2に示すようにその
下の空洞14が露出する。この空洞14は必要に応じて洗浄することができる。
【0022】 図3はペイントブラシの正面図であり、反転式クランプパネル10を下側位置
まで全開状態とし、内部の刷毛6を露出させた状態を示す。図3に示すように、
フィンガーグリップ16を有するパネル10は、全開かつ完全に下側の垂直位置
にあり、空洞14を露出している。例えば乾燥した塗料などにより着脱式刷毛パ
ック6がホルダ8内に固着してしまった場合は、ドライバー等の適切な道具でか
ぎ出すことができる。このパネル10は曲面の角部26を有し、パネル10が鋭
い縁を有する場合の潜在的な危険を回避している。パネル10が図3に示すよう
に下側に全開状態にあると、刷毛パック6には何の力も加わらず、ホルダ8内か
ら刷毛パック6を簡単に取り外すことができる(図2参照)。
【0023】 図4はペイントブラシ2の正面図であり、反転式クランプパネル10が最上位
置まで閉じられ、ペイントブラシの空洞14及び刷毛6の上部が完全に覆われた
状態を示している。パネル10が図4に示すように最上位置にある場合には、以
下により詳細に説明するように、刷毛押圧用凸縁22(点線で示す)(より詳細
には図8参照)がその下の刷毛6を完全に押圧し、刷毛6をホルダ8内の位置に
確実に固定し、さらにエッジ22が刷毛6を押圧している線を越えて塗料が移動
するのを防ぐ。
【0024】 図5はペイントブラシの側面図であり、ホルダ8の側部のV字型のパネル付勢
可拡バネ12と、全開位置に対し3/4開状態とした反転式グリップパネル10
を示している。フィンガーグリップ16を有するパネル10は、一対のパネル付
勢可拡バネ12(図5には一方のみを図示)の自由端部に蝶番式に取り付けられ
これを中心に回動する。各バネ12の後部は、両側においてホルダ8の後部に設
けられた適切な溝内に延在している。図5はさらに、パネル10の一部であって
、ヒンジバネ12と、ブラシの作業を容易にするため通常刷毛パック6内に設け
られる塗装業界では公知の塗料保持用刷毛ギャップ20と、の近傍に形成される
くさび形刷毛押圧用エッジ22を明確に示している。
【0025】 図6はペイントブラシの刷毛ホルダを示す側部断面図であり、フィンガーグリ
ップ16を用いて刷毛6から離して半開状態とした側部反転式グリップパネルを
示している。この反転式パネル10は一対の可拡ヒンジバネ12(図5に一方を
示す)を中心に回動する。図6はくさび形刷毛エッジ22の構成を十分に示して
いる。これは半径が増大する曲面構成を有し、パネル10を上側の閉位置に回動
させると、くさび形刷毛エッジ12の曲面くさび部分が刷毛6の当接部分に加え
る力が増大する。この動作はくさび22との当接部分において刷毛6を圧迫し、
塗料が刷毛6の下側自由端からホルダ8内へ上に移動するのを防ぐ。図6はさら
に、刷毛6の頂部内側に配置された刷毛セパレータ18を示す。刷毛セパレータ
18は、刷毛セパレータ18及び刷毛パック6の頂部のグリューベース32の下
側に刷毛ギャップ20を形成する。この刷毛セパレータ18の下側エッジはくさ
び22が刷毛6を圧迫する箇所より高い位置にあるのが好ましい。これにより、
くさび22が刷毛6のセパレータ18の基部近くを圧迫するため刷毛6のグリッ
プ動作が強くなる。図6に完全には示さないが、V字型の弾性可拡バネ12(一
部を図示)がパネル10を刷毛6から僅かに離別可能とし、これにより乾燥した
塗料などの支障が生じた場合や刷毛パック6が不適切に装填されパネル10が正
しく閉じない場合に、ヒンジ部の損傷を防ぐことができる。押圧くさび22の上
にパネル10を設けたことの機械的利点は非常に大きく、パネル10に強い回動
力を加えることによりパネル10をはずすのは難しくない。
【0026】 図7はペイントブラシの刷毛ホルダを示す側部断面図であり、刷毛6に対し閉
位置にある側部反転式ヒンジ刷毛グリップパネル10を示している。ヒンジパネ
ル10が上側の閉位置に完全に上げられると、図7に示すように、パネル10は
空洞14(図3参照)を完全に覆い、刷毛くさびエッジ22が刷毛6の弾性ヒン
ジバネ12(一部のみ図示)の近接位置を完全に圧迫する。エッジ22は刷毛6
の束の幅全体に亘って、刷毛セパレータ18の基底部のすぐ下を圧迫する。刷毛
セパレータ18の基底部のすぐ下を線状に圧迫することにより刷毛6がその位置
に保持される。この線状圧迫構造により、通常の塗装形態において刷毛6の下側
自由端部にある塗料が毛細管現象により上側に移動し、圧迫線を越えてホルダ8
内に移動するのが防止される。くさびエッジ22による水平にかかる力は刷毛パ
ック6をすぐ後ろの内方へ(図6及び図7に示すように右側へ)変形させること
がある。従って刷毛6は取っ手4及びホルダ8から真っ直ぐ(直線的に)飛び出
すことがない。この刷毛6の角度傾向は、ホルダ8の空洞の内側後部を適切な角
度にすることにより相殺できる。
【0027】 図8は、ペイントブラシの反転式刷毛グリップパネル10の側面図である。こ
の拡大側面図を参照すると、平坦な刷毛パネル10は、その上端部に湾曲したフ
ィンガーグリップ16を有し、取っ手4を把持したままユーザが指でパネル10
の上部を簡単に掴むことができるようにしている。このパネル10の下端部には
、刷毛くさびエッジ22の領域のパネルの両側に内側に延在する第1及び第2の
可拡バネ用の穴24が形成されている(図9により詳細に示す)。刷毛くさびエ
ッジ22の曲面は半径が増大するよう形成され、パネル10が2つのバネ穴24
に収納されたヒンジバネ12の自由端部を中心に(上側)閉位置に回動するに伴
い、くさびエッジ22の曲面が刷毛6の側面に徐々に増大する圧力をかける(図
8に図示しないが、図6及び図7に図示あり)。この作用は、図3から図7に図
示するように、パネル10が全開状態から全閉状態に上げられたときに生じる。
【0028】 図9は、反転式刷毛グリップパネル10の正面図である。この反転式刷毛パネ
ル10の拡大図には、人間工学的に設計されたフィンガーフリップ16の凹面形
状が図示されている。この湾曲構造はユーザの指先に快適にフィットする。代替
的に、図12及び図14に示すように、パネル10の全体を平坦とし、ホルダ8
の前面の溝としてフィンガーグリップを形成しても良い。パネル10の上側角部
26は丸く構成し、ユーザに切り傷や問題が生じないよう潜在的に危険な鋭利形
状がさらされないようにしている。パネル10の基部両脇から内側に延在する2
つのバネ穴24を図9に点線で示す。これら2つのバネ穴は、図4に示すように
、一対の可拡バネ12の自由端をそれぞれ収容する。刷毛くさびエッジ22の上
縁も図9に示されている。
【0029】 図10は刷毛ホルダ8の一部を拡大した等角投影図であり、部分的に開いた位
置にある反転式ヒンジグリップパネル10と、側部のパネル付勢可拡バネ12を
示している。この拡大図は、図10に示すように、V字型の弾性パネル付勢可拡
バネ12がホルダ8の側部にどのように取り付けられているかを明確に示してお
り、後ろ側自由端部13(図10の最下部に示す)がホルダ8の基部内側へ延在
し、前側に出ている自由端部15がホルダ8の前面のスロット17に収まってい
る。パネル10の刷毛に当接するくさびエッジ22の一部も図示されている。図
10はさらに、オプションでホルダ8の端部に形成されたスロット21も示して
いる。このスロット21により、パネル10に過度の力が加わったときにホルダ
8の端部が僅かに広がり、可拡許容量が大きくなる。スロット21の底部は曲面
とされ、ホルダ8が割れるのを防止している。
【0030】 図10はまた、ホルダ8の側部に形成され、ペイントブラシ2及びホルダ8の
グリップ性を向上させるオプションのフィンガーリブ28を図示している。パネ
ル10の下に刷毛6の手元側領域を露出している空洞14も図10に示されてい
る。
【0031】 V字型の弾性パネル付勢可拡バネ12と、ホルダ8の前面のスロット17の目
的及び機能は、空洞14内に刷毛パック6が正しく装填されていない場合(例え
ば、固いグリューベース32が空洞内に十分に押し込まれていなかったり、空洞
内に障害物があったり、刷毛6が使用により膨張している場合)や、パネル10
を刷毛の方へ閉じる際に過度の力が加わった場合にある程度の「撓み」を許容す
ることである。これにより、固定式のヒンジピンを有する従来のペイントブラシ
構造の課題であったヒンジ機構の損壊が防止される。オプションで設けられるス
ロット21は、ホルダ8とパネル10の組み合わせに更なる可拡性を付与する。
【0032】 図11は刷毛ホルダ8の一部を拡大した等角投影図であり、反転式ヒンジグリ
ップパネル10を縦方向に全開状態としてその下の刷毛6が露出されている状態
を示す。図11に示すようにパネル10を実質的に全開状態とすると、刷毛くさ
びエッジ22が下の刷毛6から完全に離れる。従って、上述の図2に示すように
、刷毛パック6をホルダ8の内部から簡単に取り去ることができる。空洞14は
必要に応じて洗浄される。
【0033】 図12はペイントブラシの正面図であり、先端に角度を設けた着脱式の刷毛パ
ック6と、一対のパネル付勢可拡バネ12を示す。図12に示すように、フィン
ガー溝19がパネル10内ではなくホルダ8の前面に形成されている。従って、
パネル10の自由端に突出したフィンガーグリップ16はない。さらに、図12
に示すように、一対のV字型の弾性パネル付勢可拡バネ12がホルダ8の両側に
取り付けられ、2つの自由先端部15がスロット17を介し、点線24で示すよ
うにパネル10の両側から内側に延在している。
【0034】 図13はペイントブラシの側面図であり、先端に角度を設けた着脱式刷毛パッ
ク6と、パネル付勢可拡バネ12を示す。図13に示すように、V字型の弾性付
勢可拡バネ12は、スロット17を通りパネル10の穴24(図12参照)に収
容されるパネル側の自由先端部15と、ホルダ8の後ろ側の穴の中に延在するバ
ネ12の自由基端部13とを具える。図13は特に、パネル8(図示せず)を刷
毛6側に閉じる際に過度の力が加わった場合に、可拡バネ12の前側自由先端部
15がどのようにしてスロット17内で左に撓むのかを示す。このV字型の弾性
付勢可拡バネ12がなく、その代わりに常に固定された可拡性のないヒンジピン
を用いた場合は、パネル10を刷毛6に対し全閉状態とする際に過度の力が加わ
った場合に破損してしまう。
【0035】 図14はペイントブラシ4の分解等角投影図であり、取り外した反転式ヒンジ
パネル10と、取り外した刷毛パック6と、ホルダ8の両側に取り付けられた1
対のパネル付勢可拡バネ12を示す。図14は特に、V字型付勢可拡バネ12が
どのようにホルダ8の両側に取り付けられているかを示している。可拡バネ12
の自由基端部13はホルダ8の後ろ側の穴24に挿入されている。1対のバネ1
2の前側先端部15はホルダ8の両側部の前側エッジに設けられた各スロット1
7に収まっている。パネル10の2つの開口24は一対のバネ12の2つの自由
先端部15を収容し、可拡ヒンジ機構を構成する。
【0036】 図14はまた、ホルダ8の両側部の前(底)面に形成されたオプションのスロ
ット21を示している。これらスロット21は、パネル10を閉じる際に過度の
力がかかった場合にペイントブラシ2に更なる「可拡部位」を提供するものであ
る。スロット21の底部は曲面としてホルダ8が割れるのを抑止している。
【0037】 図15は、一対のパネル付勢可拡バネ12を示す等角投影図である。1対のバ
ネの各々が自由基端部13と自由先端部15とを具える。バネ12の側部形状は
「V字型」でなくても良いことは自明である。バネの胴体部を湾曲させても良い
。この形状により、自由端部15と基端部13の間に可拡機構が構成される。
【0038】 図16は、パネル付勢可拡バネ34の別の実施例を示す等角投影図である。こ
のバネ34の実施例では、一対のV字型の側部が、正面の自由先端部35と、こ
の2つの端部35に平行な単一の連結基部36とを連結している。このように設
計したバネ34を用いた場合は、基部36が空洞14の後ろ側を貫通する。ある
いは、ホルダ8の後面に亘って溝を設けて、基部36を収容しても良い。バネ3
4の利点は一体であることであり、一方あるいは双方のV字型端部が失われると
いった危険が生じない。
【0039】 図17は、反転式ヒンジクランプパネル10と、着脱式刷毛パック6と、一対
のパネル付勢可拡バネ12(一方しか図示せず)を具えるバーベキュー型ブラシ
の等角投影図である。ホルダ8の前面にはフィンガー溝19が形成されている。
このバーベキュー型ブラシは、手に把持し易いよう、また隅に届くよう人間工学
的に湾曲させて形成されている。図18は図17に示すバーベキュー型ブラシの
刷毛保持端部8の拡大等角投影図である。ホルダの2つの側部の前側端部には一
対のスロット21が設けられ更なる可拡性を提供している。
【0040】 上述した説明に鑑みて、当業者であれば本発明の意図又は範囲を逸脱すること
なく本発明の実施例に様々な変更及び改良を行うことが可能である。すなわち、
本発明の範囲は添付の請求の範囲に規定される本質に基づいて解釈されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はペイントブラシの等角投影図であり、半開位置にある反転式ヒンジ刷毛
クランプパネルと、着脱式刷毛パックと、パネル付勢可拡バネを示す。
【図2】 図2はペイントブラシの分解等角投影図であり、半開位置にある反転式ヒンジ
刷毛クランプパネルと取り外した刷毛パックを示す。
【図3】 図3はペイントブラシの正面図であり、反転式クランプパネルを下側位置まで
全開状態とし、刷毛用空洞内の刷毛の一側面を露出させた状態を示す。
【図4】 図4はペイントブラシの正面図であり、反転式クランプパネルを最上位置まで
閉じて刷毛ホルダ内の着脱式刷毛を隠した状態を示す。
【図5】 図5はペイントブラシの側面図であり、片側のパネル付勢可拡バネと下側に3
/4開状態にした反転式ヒンジグリップパネルを示す。
【図6】 図6はペイントブラシの刷毛ホルダを示す側部断面図であり、半開位置にある
側部反転式ヒンジグリップパネルを示す。
【図7】 図7はペイントブラシの刷毛ホルダを示す側部断面図であり、刷毛に対し閉位
置にある反転式ヒンジ刷毛グリップパネルの側部を示す。
【図8】 図8は、反転式刷毛グリップパネルの側面図である。
【図9】 図9は、反転式刷毛グリップパネルの正面図である。
【図10】 図10は刷毛ホルダの一部を拡大した等角投影図であり、部分的に開いた反転
式ヒンジグリップパネルと、側部のパネル付勢可拡バネを示す。
【図11】 図11は刷毛ホルダの一部を拡大した等角投影図であり、反転式ヒンジグリッ
プパネルを全開状態としてその下の空洞内の刷毛と、側部のパネル付勢可拡バネ
を示す。
【図12】 図12はペイントブラシの正面図であり、先端に角度を設けた着脱式刷毛パッ
クと、前部の反転式刷毛保持パネルと、パネル付勢可拡バネとを示す。
【図13】 図13はペイントブラシの側面図であり、先端に角度を設けた着脱式刷毛パッ
クと、パネル付勢可拡バネを示す。
【図14】 図14はペイントブラシの分解等角投影図であり、反転式ヒンジパネルと、刷
毛パックと、パネル付勢可拡バネを示す。
【図15】 図15は、一対のパネル付勢可拡バネの等角投影図である。
【図16】 図16は、別の実施例である連結基部付パネル付勢可拡バネを示す等角投影図
である。
【図17】 図17は、反転式ヒンジクランプパネルと、着脱式刷毛パックと、パネル付勢
可拡バネを具えるバーベキュー型ブラシの等角投影図である。
【図18】 図18は、図17に示すバーベキュー型ブラシの保持端部を示す拡大等角投影
図である。
【符号の説明】
2 ペイントブラシ 4 取っ手 6 刷毛パック 10 クランプパネル 12 パネル付勢可拡バネ 16 フィンガーグリップ 21 スロット 22 くさびエッジ
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月6日(2000.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 1994年3月1日にブレイク.A.レディンガムに発行された米国特許第5,289,60
6には、ペイントブラシ本体が取っ手に連結された一体型のペイントブラシが開
示されている。この本体は刷毛の束を収容しうる空洞を形成している。開放可能
な一対の蝶番式フラップが空洞の上に突出しており、閉位置において刷毛に当接
する。このフラップを開位置に動かすことにより刷毛が解放される。この蝶番式
フラップは、フラップ開位置からフラップ閉位置へ、またはその逆方向へ回動可
能なバネにより刷毛パックの根本上に保持されている。このバネは別部材である
ため、扱いづらく、製造コストがかかるという問題がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 1994年5月31日にブレイク.A.レディンガムに発行された米国特許5,315,733
には、使用前のペイントブラシのフェルール及び刷毛の一部の上から取り付ける
ことができ、刷毛の自由端からフェルールに塗料が移動するのを防止するペイン
トブラシの刷毛クランプが開示されている。このクランプをブラシの使用後に取
り外すことにより、フェルール部分の刷毛が露出する。クランプを取り外した後
は刷毛を容易に洗浄することができる。 WO96/17536で公開されたブレイク.A.レディンガムによる国際特許出願第
PCT/CA95/00677号には、(a)一方の端部に刷毛の束を収容する空洞が形成され
たペイントブラシ本体及びハンドルを具えるペイントブラシの構造と、(b)前
記空洞の脇に設けられ、蝶番を中心に閉位置に回動された場合に刷毛を空洞内に
保持されるよう力を加え、蝶番を中心に開位置に回動された場合に前記空洞内に
保持された刷毛を取り外せるようにする蝶番式刷毛押圧部材と、が開示されてい
る。しかしながら、この蝶番式刷毛押圧部材は固定された回動軸の周りを移動す
ることしかできない。この回動軸は、刷毛押圧部材に過度の力が加わった場合に
も変位しないため、壊れやすい構造となっている。 ドイツ特許第86377号には、固定ピンfを中心に回動して刷毛を突出部hに固
定する回動式正面フラップを介してほうきやブラシの刷毛を着脱する機構が開示
されている。しかしながら、このほうきの構造も固定回動軸fに過度の力がかか
ると壊れやすいものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 1978年12月19日にロバート.リーに特許された米国特許第4,129,918号には、
ブラシの刷毛の有効長さを調整できるようにした美術用ペイントブラシの調節式
スリーブが開示されている。この調節式スリーブは先端が管状であり毛や刷毛を
収容する。このスリーブは先端の上の部分で分かれブラシのフェルールにバネで
バイアスしたグリップが設けられている。この調節式スリーブはフェルールのテ
ーパ形状に適合するテーパ形をなし、フェルールに対し縦方向に調節可能であり
毛や刷毛の有効長さを変えることができる。このスリーブは、刷毛部分が先細の
円柱状をなす美術ブラシ用に設計されている。このスリーブは刷毛と基部の接合
部においてブラシの基部に適合するものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 3B202 AA32 AB30 BA13 BB07 DB04 EF10 EG20 4F042 FA24 FA28 FA29

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)刷毛の束を収容する空洞を設けて形成されたペイント
    ブラシ本体及び取っ手と、 (b)前記空洞の近傍に設けられた回動式刷毛押圧部材であって、閉位置に回
    動したときに前記空洞に保持されている刷毛に対し力を加え、開位置に回動した
    ときに前記空洞に保持されている刷毛を取外せるようにする回動式刷毛押圧部材
    と、 (c)前記ペイントブラシ本体及び回動式刷毛押圧部材に連結され、前記刷毛
    押圧部材に過度の力が加わったときに前記回動式刷毛押圧部材の変位を許容する
    弾性可拡部位と、を具える構造のペイントブラシ。
  2. 【請求項2】 前記可拡部位は、弾性ヒンジであることを特徴とする請求項
    1に記載のペイントブラシ。
  3. 【請求項3】 前記可拡部位は、前記ペイントブラシ本体の端部に設けたス
    ロットであることを特徴とする請求項1に記載のペイントブラシ。
  4. 【請求項4】 前記空洞に保持される平行な刷毛の束であって、前記空洞に
    保持される前記刷毛の一方の端部にグリューキャップを有し、前記刷毛の自由端
    部が前記空洞の内側から延在している刷毛の束を具えることを特徴とする請求項
    1に記載のペイントブラシ。
  5. 【請求項5】 前記回動式刷毛押圧部材は、前記弾性ヒンジの周りを回動す
    るパネルであることを特徴とする請求項2に記載のペイントブラシ。
  6. 【請求項6】 前記パネルの刷毛押圧側に形成された凸部を前記空洞の幅方
    向にわたって延在させることにより、前記パネルが閉位置に回動すると前記凸部
    が前記空洞内の刷毛に対し力を加え、前記パネルが開位置に回動すると前記凸部
    が刷毛から離れることを特徴とする請求項5に記載のペイントブラシ。
  7. 【請求項7】 前記凸部を回動点からの半径が増大するように形成すること
    により、前記パネルが開位置から閉位置に回動されたときに前記凸部から徐々に
    増大する圧力が前記刷毛にかかるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の
    ペイントブラシ。
  8. 【請求項8】 前記弾性ヒンジは、前記刷毛押圧部材を前記ペイントブラシ
    本体に回動可能に連結していることを特徴とする請求項2に記載のペイントブラ
    シ。
  9. 【請求項9】 前記弾性ヒンジは、前記ペイントブラシ本体における前記取
    っ手と反対側の端部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のペイン
    トブラシ。
  10. 【請求項10】 前記弾性ヒンジは、前記本体の相対向する側部に配置され
    た一対のバネであることを特徴とする請求項8に記載のペイントブラシ。
  11. 【請求項11】 前記一対のバネがそれぞれV字型の中心部と、この中心部
    から延在する自由端部とを具えることを特徴とする請求項10に記載のペイント
    ブラシ。
  12. 【請求項12】 前記弾性ヒンジは、基部と、当該基部の両端から延在する
    一対のV字型の翼部と、前記翼部における前記基部と反対側の端部からそれぞれ
    延在する一対の自由端部とを具えることを特徴とする請求項8に記載のペイント
    ブラシ。
  13. 【請求項13】 前記刷毛押圧部材は、前記弾性ヒンジにより前記ペイント
    ブラシ本体の両側の前記取っ手と反対側の端部に回動可能に取り付けられたパネ
    ルであることを特徴とする請求項10に記載のペイントブラシ。
  14. 【請求項14】 (a)平行な刷毛のパックの一端を収容する空洞を具える
    本体及び取っ手と、 (b)刷毛の一端が前記空洞内に保持される平行な刷毛のパックと、 (c)刷毛に近接する側に凸部を有し、第1の閉位置において前記凸部が前記
    刷毛のパックに力を加え、第2の開位置において前記凸部が前記刷毛のパックに
    力を加えるのを止める刷毛押圧部材と、 (d)前記本体に連結され、前記回動式部材を前記第1の閉位置から前記第2
    の開位置に相互に可拡的に回動させる弾性バネと、を具える構造のペイントブラ
    シ。
  15. 【請求項15】 前記弾性ヒンジは、前記本体の相対向する側部に配置され
    た一対のバネであることを特徴とする請求項14に記載のペイントブラシ。
  16. 【請求項16】 前記一対のバネがそれぞれ、V字型の中心部と、当該中心
    部から延在する自由端部とを具えることを特徴とする請求項15に記載のペイン
    トブラシ。
  17. 【請求項17】 前記弾性ヒンジが、基部と、当該基部の両端から延在する
    一対のV字型の翼部と、当該翼部の前記基部と反対側の端部からそれぞれ延在す
    る自由端部とを具えることを特徴とする請求項14に記載のペイントブラシ。
  18. 【請求項18】 前記刷毛押圧部材は、前記弾性ヒンジにより前記ペイント
    ブラシ本体の両側に回動可能に連結されたパネルであることを特徴とする請求項
    14に記載のペイントブラシ。
  19. 【請求項19】 前記ペイントブラシ本体の前記弾性ヒンジの近接位置に可
    拡スロットを具えることを特徴とする請求項14に記載のペイントブラシ。
JP2000551640A 1998-06-01 1999-05-28 反転式ヒンジ刷毛クランプパネル付ペイントブラシ、着脱式刷毛パック、及びパネルヒンジ可拡部材 Expired - Fee Related JP4271372B2 (ja)

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